JP6491268B2 - 蛍光体含有粒子およびそれを用いた発光装置、蛍光体含有シート - Google Patents
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Description
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−はアニオンであることが好ましい。
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+はカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンであることが好ましい。
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンであることが好ましい。この場合、前記イオン性液体におけるカチオンが脂肪族四級アンモニウムイオンであることがより好ましい。また、この場合、前記イオン性液体におけるアニオンがビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオンであることがより好ましい。
(第1の実施態様の蛍光体含有粒子)
図1は、本発明の第1の実施態様の蛍光体含有粒子(マイクロビーズ)1を模式的に示す図である。本発明の第1の実施態様の蛍光体含有粒子1は、半導体ナノ粒子蛍光体3が分散された、イオン性液体に由来する構成単位を含む樹脂4の粒状物2と、前記樹脂4の粒状物2の少なくとも一部を覆う金属酸化物層5とを備えることを特徴とする。
X+Y− (I)
で示されるものが好ましい。
図2は、本発明の第2の実施態様の蛍光体含有粒子(マイクロビーズ)11を模式的に示す図である。本発明の第2の実施態様の蛍光体含有粒子においては、金属酸化物層が、金属酸化物の粒状物の積層物であってもよい。図2に示す例の蛍光体含有粒子11は、金属酸化物層5を覆うようにさらに金属酸化物層6を備えること以外は図1に示した例の蛍光体含有粒子1と同様であり、同一の構成を有する部分については同一の参照符を付して説明を省略する。図2に示すように、金属酸化物層が金属酸化物の粒状物の積層物であることによって、樹脂の粒状物の全面を確実に被覆することができ、より高い耐水性およびガスバリア性を有する蛍光体含有粒子を提供することができるという利点がある。
上述した本発明の一態様の蛍光体含有粒子は、たとえば、半導体ナノ粒子蛍光体が分散された、イオン性液体(好ましくは、重合性官能基を有するイオン性液体)に由来する構成単位を含む樹脂の粒状物と、金属酸化物とを分散媒中に分散させ、30℃以上150℃以下の温度で分散媒を蒸発させることで、前記樹脂の粒状物に金属酸化物を付着させて金属酸化物層を形成することで、好適に製造することができる。
図3は、本発明の一態様における好ましい例の発光装置21を模式的に示す図である。図3(a)は、発光装置21の全体を模式的に示しており、図3(b)は、発光装置21に含まれる蛍光体含有粒子1を模式的に示している。本発明の一態様は、図3に示すように、光源22と、上述した本発明の一態様の蛍光体含有粒子1が透光性を有する媒体23中に分散された波長変換部とを備える発光装置(LEDパッケージ)21についても提供する。上述のように、本発明の一態様の蛍光体含有粒子は取扱い性(ハンドリング性)がよく、現在利用されている蛍光体と同程度の大きさに作製することによって、現在商業利用されている蛍光体と同じような形態で、現行のプロセスを変更することなく利用することができる。図3に示す発光装置において、蛍光体含有粒子1以外の光源22、透光性を有する媒体23、さらには図示しない枠体、リード線などは、従来公知の適宜のものを特に制限なく用いることができる。
図4は、本発明の一態様における好ましい例の蛍光体含有シート31を模式的に示す図である。図4(a)は、蛍光体含有シート31の全体を模式的に示しており、図4(b)は、蛍光体含有シート31に含まれる蛍光体含有粒子1を模式的に示している。本発明の一態様は、図4に示すように、本発明の一態様の蛍光体含有粒子1が、シート状の透光性を有する媒体32中に分散された蛍光体含有シート31についても提供する。上述したように、本発明の一態様の蛍光体含有粒子は、取扱い性(ハンドリング性)がよく、現在利用されている蛍光体と同程度の大きさに作製することによって、現在商業利用されている蛍光体と同じような形態で、現行のプロセスを変更することなく利用することができる。したがって、図4に示す蛍光体含有シート31のように、従来の蛍光体の場合と同様の製造プロセスで蛍光体含有シートを製造することができる。このような本発明の一態様の蛍光体含有シートは、従来と同様に、液晶バックライト、白色LEDデバイスなどの用途に好適に用いることができる。
Claims (15)
- 半導体ナノ粒子蛍光体が分散された、イオン性液体に由来する構成単位を含む樹脂の粒状物と、
前記樹脂の粒状物の少なくとも一部を覆う金属酸化物層とを備える、蛍光体含有粒子。 - 前記金属酸化物層は、前記樹脂の粒状物の全面を覆う、請求項1に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−はアニオンである、請求項1または2に記載の蛍光体含有粒子。 - 前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+はカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンである、請求項1または2に記載の蛍光体含有粒子。 - 前記イオン性液体が、下記一般式(I)
X+Y− (I)
で示され、一般式(I)中、X+は、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン、ホスホニウムイオン、脂肪族四級アンモニウムイオン、ピロリジニウム、スルホニウムから選択されるカチオンであり、Y−は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオン、過塩素酸イオン、トリス(トリフルオロメチルスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、カルボン酸イオン、ハロゲンイオンから選択されるアニオンである、請求項1または2に記載の蛍光体含有粒子。 - 前記イオン性液体におけるカチオンが脂肪族四級アンモニウムイオンである、請求項5に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記イオン性液体におけるアニオンがビストリフルオロメチルスルホニルイミド酸イオンである、請求項5または6に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記イオン性液体が重合性官能基を有するものである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記イオン性液体が2−(メタクリロイロキシ)−エチルトリメチルアンモニウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドまたは1−(3−アクリロイルオキシ−プロピル)−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記金属酸化物層が、SiO2、ZnO、TiO2、CeO2、SnO2、ZrO2、Al2O3、ZnO:Mg、Y2O3、MgOのうちいずれかの材料またはこれらの組み合わせで形成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記樹脂の粒状物が、粒径1μm以上50μm以下の真球状である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記金属酸化物層が、粒径1nm以上1μm以下の金属酸化物の粒状物で形成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子。
- 前記金属酸化物層が、前記金属酸化物の粒状物の積層物である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子。
- 光源と、請求項1〜13のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子が透光性を有する媒体中に分散された波長変換部とを備える、発光装置。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の蛍光体含有粒子が、シート状の透光性を有する媒体中に分散された、蛍光体含有シート。
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