JP6945110B2 - 面光源 - Google Patents

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この発明は、光源の技術分野に属し、特に、面光源に関するものである。
現在、使用者が面光源に対する要求はますます高まっている。一つ目は発光の均等性の向上と色域(Color Gamut)の向上を求めることであり、二つ目は面光源の軽量化と薄型化を求めることである。常用の方法において、LEDで構成されるマトリックスをモジュールのフレームの底部に位置させ、発光面と対向する位置に拡散シートを取り付ける。拡散シートは光線を拡散させることによりLED点光源を均等の面光源に変化させる。均等の視覚の効果を獲得するため、LEDマトリックスの密度を増加させるか或いは拡散シートとLEDとの間の距離を増加させることができるが、それにより面光源モジュールの厚さが厚くなり、表示パネルの薄型化に影響を与えるおそれがある。また、前記構造を有している面光源の色域は不充分であるので、それを一層向上させる必要がある。
この発明において、前記従来の面光源の色域が不充分である技術的問題等を解決するため下記の面光源を提供する。
この発明の実施例に係る面光源は、光学シート、反射層、クァンタム層および発光ユニットを含む。前記光学シートは光線入射面と光線出射面を含み、前記光線入射面と前記光線出射面は前記光学シートの両側に位置し、前記光学シートの前記光線入射面の一側には凹型槽が間隔を空いて形成されている。前記反射層は前記光学シートの前記凹型槽内に形成される。前記クァンタム層は前記光学シートの前記凹型槽内に形成されかつ前記光線出射面から離れている前記反射層の一側に位置し、前記クァンタム層の側壁と前記凹型槽の側壁との間には隙間が形成される。前記クァンタム層はコロイドと複数個のクァンタムドットナノストラクチャーを含み、前記複数個のクァンタムドットナノストラクチャーは前記コロイド内に分散されている。前記クァンタムドットナノストラクチャーは、内部コア、リガンド層、疎水層、実装層およびバリヤー層を含み、前記リガンド層は前記内部コアを包む。前記疎水層は前記内部コアから離れている前記リガンド層の一側に形成され、前記実装層は前記リガンド層から離れている前記疎水層の一側に形成され、前記バリヤー層は堆積される複数個の微小球形構造を含み、前記バリヤー層は前記疎水層から離れている前記実装層の一側に形成されている。前記発光ユニットは光源を含み、前記光源は前記凹型槽内に取り付けられ、前記光源の光線出射面が前記クァンタム層に近づいていることにより前記光源の少なくとも一部分の光線は前記クァンタム層に投射される。
この発明の他の実施例に係る面光源は発光ユニットと光学シートを含む。前記光学シートは光線入射面と光線出射面を含み、前記光線入射面と前記光線出射面は前記光学シートの両側に位置し、前記光学シートの前記光線入射面の一側には凹型槽が間隔を空いて形成されている。前記凹型槽内にはクァンタム層が形成され、前記クァンタム層はコロイドと複数個のクァンタムドットナノストラクチャーを含み、前記複数個のクァンタムドットナノストラクチャーは前記コロイド内に分散されている。前記クァンタムドットナノストラクチャーは、内部コア、リガンド層、疎水層、実装層およびバリヤー層を含み、前記リガンド層は前記内部コアを包む。前記疎水層は前記内部コアから離れている前記リガンド層の一側に形成され、前記実装層は前記リガンド層から離れている前記疎水層の一側に形成され、前記バリヤー層は前記疎水層から離れている前記実装層の一側に形成されている。前記発光ユニットは光源を含み、前記光源は前記凹型槽内に取り付けられ、前記光源の光線出射面が前記クァンタム層に近づいていることにより前記光源の少なくとも一部分の光線は前記クァンタム層に投射される。
この発明の一実施例において、前記面光源は前記凹型槽内に形成される反射層を更に含み、前記クァンタム層は前記凹型槽内に形成されかつ前記光線出射面から離れている前記反射層の一側に位置する。
この発明の一実施例において、前記クァンタム層の両側の側壁と前記凹型槽の両側の側壁との間には隙間が形成されている。
この発明の一実施例において、前記光源は発光ダイオードである。
この発明の一実施例において、前記コロイドの材料は、エポキシ樹脂、シリカ樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニール、ポリスチレンおよびポリメチルメタクリレートのうちいずれかの一種である。
この発明の一実施例において、前記隙間の幅は5〜15マイクロメートルである。
この発明の一実施例において、前記バリヤー層は多層構造であり、各構造層の材料は異なっている。
この発明の一実施例において、前記バリヤー層は堆積される複数個の微小球形構造を含み、隣接する前記微小球形構造の間には隙間が形成され、前記隙間によって前記バリヤー層内には非貫通孔が形成される。
この発明の一実施例において、前記バリヤー層の材料はシリコンまたは金属酸化物であり、前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化チタニウム、チタン酸ストロンチウムまたはチタン酸バリウムのうちいずれかの一種である。
この発明の一実施例において、前記内部コアは、II−VIファミリーのクァンタムドット、III−Vファミリーのクァンタムドット、シェル―コア構造を有しているII−VIファミリーのクァンタムドット、シェル―コア構造を有しているIII−Vファミリーのクァンタムドット、合金の構造を有している非球形のII−VIファミリーのクァンタムドットのうち任意の2種または2種以上で構成される組み合わせである。
この発明の前記技術的事項により下記の一つまたは複数の発明の効果を獲得することができる。光学シートにクァンタム層が形成されることによりクァンタムドットナノストラクチャーは発光ユニットの照射によって所定の波長の光線を出射し。それにより光学モジュールの色域レベルを向上させ、表示パネルの色彩表現力を改善することができる。また、クァンタム層が光学シートの凹型槽内に形成されることにより、光学シートの厚さと体積を増加させず、光学シートの薄型化と小型化に役に立つことができる。また、クァンタム層の側壁と凹型槽の側壁との間に隙間が形成されることことによりクァンタムドットナノストラクチャーと光学シートとの間のオプティカルカップリングの効果を向上させ、光学シートから出射する光線の色域レベルを効率的に向上させることができる。また、凹型槽内に反射層が形成され、クァンタム層が反射層上に形成されることにより出射の光線を均等にすることができる。また、バリヤー層は堆積される複数個の微小球形構造で構成され、バリヤー層内に非貫通孔が形成されることにより出射の光線の均等性を改善することができる。
この発明の技術的事項をより詳細に説明するため、以下、この発明の実施例に係る図面を簡単に説明する。注意されたいことは、下記の図面はこの発明の一部分の実施例に過ぎないものであるため、この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記の図面により他の図面を想到することができ、それらがあってもこの発明に含まれることは勿論である。
この発明の一実施例に係る面光源の構造を示す図である。 この発明の一実施例に係る面光源を示す構造図においてB―B断面の構造を示す断面図である。 この発明の一実施例に係る面光源を示す構造図においてA―A断面の構造を示す断面図である。 この発明の一実施例に係るクァンタムドットナノストラクチャーの構造を示す図である。 この発明の一実施例に係る他のクァンタムドットナノストラクチャーの構造を示す図である。
以下、この発明の実施例に係る図面によりこの発明の実施例に係る技術的事項をより詳細に、より充分に説明する。注意されたいことは、下記の実施例は、この発明の一部分の実施例に過ぎないものであり、この発明のすべての実施例を示すものでない。この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくてもこの発明の実施例により他の実施例を想到することができ、それらがあってもこの発明に含まれることは勿論である。
図1aはこの発明の一実施例に係る面光源10の構造を示す構造図である。図1bと図1cはB―B断面とA―A断面の構造を示す断面図である。
具体的に、図1a、図1bおよび図1cに示すとおり、面光源10は発光ユニット11と光学シート12を含む。光学シート12は光線入射面121と光線出射面122を含み、光線入射面121と光線出射面122は光学シート12の両側に位置し、光学シート12の光線入射面121の一側には凹型槽123が間隔を空いて形成されている。凹型槽123内にはクァンタム層124が形成され、クァンタム層124はコロイド(colloid)1241と複数個のクァンタムドット(quantum dot)ナノストラクチャー(nanostructure)1242を含み、複数個のクァンタムドットナノストラクチャー1242はコロイド1241内に配列されている。発光ユニット11は光源111を含み、光源111は凹型槽123内に取り付けられる。光源111の光線出射面1111がクァンタム層124に近づいていることにより光源111の少なくとも一部分の光線はクァンタム層124に投射されることができる。
注意されたいことは、前記面光源10の構造は反射層125を更に含み、反射層125は凹型槽123内に形成されることができる。クァンタム層124は凹型槽123内に形成されかつ光線出射面122から離れている反射層125の一側に位置している。前記クァンタム層124の両側の側壁と凹型槽123の両側の側壁との間には隙間126が形成される。隙間126の幅は5〜15マイクロメートルである。
光学シート12は、拡散の特性を有しているガラスまたはプラスチック等の材料、例えば、ポリメチルメタクリレート(Polymethyl Methacrylate、PMMAと略称)、ポリスチレンプラスチック(PS)、ポリカーボネート(Polycarbonate、PC)またはポリプロピレン(Polypropylene、PP)のうちいずれかの一種の材料で製造され、その厚さは0.3〜3mmである。この実施例の凹型槽123の形状は直方体であるが、この発明は凹型槽の形状を限定しない。凹型槽の形状は例えば円柱体、円錐体または円錐台(Frustum of a cone)のうちいずれかの一種であることができる。コロイド1241の材料は、例えば、エポキシ樹脂、シリカ樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニール(polyvinyl chloride)、ポリスチレンおよびポリメチルメタクリレートのうちいずれかの一種である。反射層125の材料は、例えば、1つまたは1つ以上の光線透過型のエポキシ樹脂、シリコン樹脂、ポリイミド樹脂、尿素樹脂またはアクリル樹脂を含む材料であり、その厚さは通常、100〜300umである。光源111は、例えば発光ダイオードであり、青色のダイオードまたはバイオレット・ブルー色のダイオードであることができる。
クァンタム層124中の複数個のクァンタムドットナノストラクチャー1242の構造は図2に示されるクァンタムドットナノストラクチャー1242Aを参照することができる。具体的に、クァンタムドットナノストラクチャー1242Aは、内部コア20、リガンド層21、疎水層22、実装層23およびバリヤー層24を含み、リガンド層21は内部コア20を包む。疎水層22は内部コア20から離れているリガンド層21の一側に形成され、実装層23はリガンド層21から離れている疎水層22の一側に形成され、バリヤー層24は疎水層22から離れている実装層23の一側に形成されている。
クァンタムドットナノストラクチャー1242A中の内部コア20は、半導体材料で製造されるクァンタムドット、例えば、II−VIファミリーのクァンタムドット、III−Vファミリーのクァンタムドット、シェル―コア構造を有しているII−VIファミリーのクァンタムドット、シェル―コア構造を有しているIII−Vファミリーのクァンタムドット、合金の構造を有している非球形のII−VIファミリーのクァンタムドットのうち任意の2種または2種以上で構成される組み合わせであることができる。II−VIファミリーのクァンタムドットは例えばCdSeまたはCdSであることができる。III−Vファミリーのクァンタムドットは例えば(Al、In、Ga)P、(Al、In、Ga)Asまたは(Al、In、Ga)Nであることができる。シェル―コア構造を有しているII−VIファミリーのクァンタムドットは例えばCdSeまたはZnSであることができる。シェル―コア構造を有しているIII−Vファミリーのクァンタムドットは例えばInPまたはZnSであることができる。合金の構造を有している非球形のII−VIファミリーのクァンタムドットは例えばZnCdSeSであることができる。注意されたいことは、前記材料は内部コア20の種類を限定するものでない。クァンタムドットの発光構造の設計と製造を把握しているエンジニアが知っているように、クァンタムドットのサイズが異なる場合、クァンタムドットは短波のカラーライト(例えば青色光線)の激発により所定の色の光線を出射することができる。この発明は内部コア20のサイズが所定の範囲内に入らなければならないと限定しない。エンジニアは内部コア20が激発によって出射するライトカラーを決め、半導体材料を選択することにより内部コア20の適当なサイズを決めることができる。例えば、内部コア20が激発によって出射するライトカラーが青色であるとき内部コアのサイズは2〜7nmであり、ライトカラーが緑色であるとき内部コアのサイズは3〜10nmであり、ライトカラーが黄色であるとき内部コアのサイズは4〜12nmであり、ライトカラーがオレンジ色であるとき内部コアのサイズは4〜14nmであり、ライトカラーが赤色であるとき内部コアのサイズは5〜20nmである。リガンド層21は内部コア20を包むことにより内部コア20の表面を装飾するとともに粒径を調節する。常用のリガンド層21の材料はアルキルホスフィン(Alkyl phosphines)、ホスフィンオキシド(Phosphine oxides)、ホスホン酸(Phosphonic acids)またはカルボキシル酸(Carboxylic acid)のうちいずれかの一種であることができる。アルキルホスフィンは例えばトリオクチルホスフィン(trioctylphosphine)であり、ホスフィンオキシドは例えばトリオクチルホスフィン・オキサイド(Trioctylphosphine oxide)であり、ホスホン酸は例えばオクタデシルホスホン酸(Octadecyl phosphonic acid)であり、カルボキシル酸は例えばオレイン酸(Oleic acid)、ジヒドロリポ酸(Dihydrolipoic acid)、チオク酸(Thioctic acid)またはエチル酸(Ethylic acid)であることができる。リガンド層21の材料が親水性を有しているので、クァンタムドットは酸素気体と水分に浸食されるおそれがある。そのためリガンドエクスチェンジ(Ligand exchange)方法によって少なくとも一種の疎水性材料をリガンド層21上に塗布することにより、疎水層22をリガンド層21の表面上に形成する必要がある。疎水層22の材料はシリコンベースモノマー、例えば、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(3−Mercaptopropyltrimethoxysilane、3−MPS)、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(3−Aminopropyltriethoxysilane、APTMS)または3−メタクリル酸プロピル(3−propylmethacrylate、TMOPMA)のうちいずれかの一種であることができる。実装層23の材料は例えば、テトラトキシシラン(Tetracthoxysilane、TEOS)またはオルトケイ酸テトラメチル(Tetramethyl orthosilicate、TMOS)のうちいずれかの一種であることができる。実装層23が形成されているので、クァンタムドットが激励によって光線を出射する強度は低下する。また、実装層23がTEOSまたはTMOSで製造されることにより、固化高分子材料中のクァンタムドットナノストラクチャー1242Aの分散性は悪くなるおそれがある。そのため実装層23の表面上にバリヤー層24を形成する。そのバリヤー層24は多層構造であり、その材料はシリコンまたは金属酸化物である。金属酸化物は例えば、酸化アルミニウム、酸化チタニウム、チタン酸ストロンチウム(Strontium Titanate、SrTiO)またはチタン酸バリウム(Barium titanate、BaTiO)のうちいずれかの一種であることができる。バリヤー層24の多層構造は異なる材料の堆積で構成されるか或いは一種の材料の堆積で構成されることができる。図2に示すとおり、バリヤー層24は2層の構造で構成され、第一バリヤー層241と第二バリヤー層242を含む。第一バリヤー層241の材料はシリコンであり、第二バリヤー層242の材料は金属酸化物例えば、酸化アルミニウム、酸化チタニウム、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)またはチタン酸バリウム(BaTiO)のうちいずれかの一種であることができる。第一バリヤー層241と第二バリヤー層242は同一の材料で構成されることもできる。前記クァンタムドットナノストラクチャー1242Aのライトカラーは、純度が高く、発光量子の効率が高く、出射光線のカラーを調節することができ、使用の寿命が長いという利点を有している。また、バリヤー層24が形成されることによりコロイド1241中のクァンタムドットナノストラクチャー1242Aの分散性を増加させ、面光源10の発光の強度を向上させることができる。
前記クァンタムドットナノストラクチャー1242Aの製造方法は具体的に下記のステップを含む。
(1)5ミリグラムのクァンタムドットを3ミリリットルの非極性の溶液(例えばメチルベンゼン)に分散させ、各クァンタムドットは内部コア20とリガンド層21を含む。
(2)0.3ミリリットルの3−メルカプトプロピルトリメトキシシランの溶液と0.1ミリリットルの水酸化テトラメチルアンモニウム(Tetramethyl Ammonium Hydroxide、TMAH)を非極性の溶液に入れ、室温において5分間かき混ぜることにより表面のシラン化(silanizing)が実施されるクァンタムドットを製造する。
(3)0.1ミリリットルのテトラトキシシラン(TEOS)と20ミリリットルのメチルアルコールをステップ(2)において獲得した溶液に入れ、その溶液の濃度を希釈する方法により実装層13の実装構造の緊密程度を制御する。
(4)前記ステップ(3)を3〜5回繰り返す。
(5)0.1ミリリットルのチタンイソプロポキシド(titanium isopropoxide、TTPI)と20ミリリットルのプロピルアルコールをステップ(4)において獲得した溶液に入れ、その溶液の濃度を希釈する方法によりバリヤー層24の包装構造の緊密程度を制御する。
(6)前記ステップ(5)を3〜5回繰り返す。
図3に示すとおり、この発明の実施例において前記クァンタムドットナノストラクチャー1242の他の構造1242Bを更に提供する。注意されたいことは、この発明のクァンタムドットナノストラクチャー1242はこの明細書の2つの構造1242Aと1242Bにのみ限定されるものでなく、他の構造を用いることもできる。
具体的に、図3に示すとおり、クァンタムドットナノストラクチャー1242Bは、内部コア30、リガンド層31、疎水層32、実装層33およびバリヤー層34を含み、リガンド層31は内部コア30を包む。疎水層32は内部コア30から離れているリガンド層31の一側に形成され、実装層33はリガンド層31から離れている疎水層32の一側に形成され、バリヤー層34は疎水層32から離れている実装層33の一側に形成される。クァンタムドットナノストラクチャー1242B中の内部コア30、リガンド層31、疎水層32および実装層33の材料は前記クァンタムドットナノストラクチャー1242A中の内部コア20、リガンド層21、疎水層22および実装層23と一致するので、ここでは再び説明しない。クァンタムドットナノストラクチャー1242B中のバリヤー層34は堆積される複数個の微小球形構造341を含む。この発明は3層に堆積される図3の微小球形構造にのみ限定されるものでない。隣接する微小球形構造の間には隙間342が形成され、隙間342によってバリヤー層34内に非貫通孔が形成される。前記バリヤー層34内の各微小球形構造341の材料は一致することができる。例えば各微小球形構造の材料はいずれも、シリコンまたは金属酸化物であることができる。金属酸化物は例えば、酸化アルミニウム、酸化チタニウム、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)またはチタン酸バリウム(BaTiO)のうちいずれかの一種であることができる。前記バリヤー層34内の各微小球形構造341の材料は異なることもできる。例えば各微小球形構造の材料はそれぞれ、シリコンと金属酸化物であることができる。金属酸化物は例えば、酸化アルミニウム、酸化チタニウム、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)またはチタン酸バリウム(BaTiO)のうちいずれかの一種であることができる。この実施例のクァンタムドットナノストラクチャー1242Bの製造方法は前記クァンタムドットナノストラクチャー1242Aの製造方法を参照することができるので、ここでは再び説明しない。クァンタムドットナノストラクチャー1242Bにおいて、バリヤー層34内に非貫通孔が形成されることにより出射の光線の均等性を改善することができる。
以上のとおり、この実施例に係る面光源10において、光学シート12に凹型槽123を形成し、凹型槽123内にクァンタム層124を形成することによりクァンタムドットナノストラクチャー1242が光源の照射によって所定の波長の光線を出射するようにすることができる。それにより面光源10の色域レベルを向上させ、表示パネルの色彩表現力(color expressive force)を改善することができる。また、クァンタム層124が光学シート12の凹型槽123内に形成されることにより、光学シート12の厚さと体積を増加させず、光学シート12の薄型化と小型化に役に立つことができる。また、クァンタム層124の両側の側壁と凹型槽123の両側の側壁との間に隙間が形成されること、すなわちクァンタム層124と光学シート12との間に気体インターフェースが形成されることによりクァンタム層124と光学シート12との間のオプティカルカップリングの効果を向上させることができる。それにより光学シート12から出射する光線の色域レベルを効率的に向上させることができる。また、凹型槽123内に反射層125が形成され、クァンタム層124が反射層125上に形成されかつクァンタムドットナノストラクチャーのバリヤー層内に非貫通孔が形成されることにより出射の光線を均等にすることができる。
注意されたいことは、以上、この発明の実施例によりこの発明の技術的事項を詳述してきたが、前記実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであり、この発明は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。前記実施例によりこの発明の技術的事項を詳述してきたことにより、この技術分野の技術者は前記各実施例に記載れている技術的事項を変更させるか或いは一部分の技術的事項を取り替えることができる。この発明の要旨を逸脱しない範囲内において実施されるそのような設計の変更、取り替え等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
10 面光源、
11 発光ユニット、
111 光源、
12 光学シート、
121 光線入射面、
122 光線出射面、
123 凹型槽、
124 クァンタム層、
1241 コロイド、
1242 クァンタムドットナノストラクチャー、
1242A クァンタムドットナノストラクチャー、
1242B クァンタムドットナノストラクチャー、
125 反射層、
126 隙間、
20 内部コア、
21 リガンド層、
22 疎水層、
23 実装層、
24 バリヤー層、
30 内部コア、
31 リガンド層、
32 疎水層、
33 実装層、
34 バリヤー層、
341 微小球形構造、
342 隙間。

Claims (8)

  1. 面光源であって、光学シート、反射層、クァンタム層および発光ユニットを含み、
    前記光学シートは光線入射面と光線出射面を含み、前記光線入射面と前記光線出射面は前記光学シートの両側に位置し、前記光学シートの前記光線入射面の一側には凹型槽が間隔を空いて形成され、
    前記反射層は前記光学シートの前記凹型槽内に形成され、
    前記クァンタム層は前記光学シートの前記凹型槽内に形成されかつ前記光線出射面から離れている前記反射層の一側に位置し、前記クァンタム層の側壁と前記凹型槽の側壁との間には隙間が形成され、前記クァンタム層はコロイドと複数個のクァンタムドットナノストラクチャーを含み、前記複数個のクァンタムドットナノストラクチャーは前記コロイド内に分散され、前記クァンタムドットナノストラクチャーは、内部コア、リガンド層、疎水層、実装層およびバリヤー層を含み、前記リガンド層は前記内部コアを包み、前記疎水層は前記内部コアから離れている前記リガンド層の一側に形成され、前記実装層は前記リガンド層から離れている前記疎水層の一側に形成され、前記バリヤー層は堆積される複数個の微小球形構造を含み、前記バリヤー層は前記疎水層から離れている前記実装層の一側に形成され、
    前記発光ユニットは光源を含み、前記光源は前記凹型槽内に取り付けられ、前記光源の光線出射面が前記クァンタム層に近づいていることにより前記光源の少なくとも一部分の光線は前記クァンタム層に投射されることを特徴とする面光源。
  2. 発光ユニットと光学シートを含む面光源であって、
    前記光学シートは光線入射面と光線出射面を含み、前記光線入射面と前記光線出射面は前記光学シートの両側に位置し、前記光学シートの前記光線入射面の一側には凹型槽が間隔を空いて形成され、
    前記凹型槽内にはクァンタム層が形成され、前記クァンタム層はコロイドと複数個のクァンタムドットナノストラクチャーを含み、前記複数個のクァンタムドットナノストラクチャーは前記コロイド内に分散され、前記クァンタムドットナノストラクチャーは、内部コア、リガンド層、疎水層、実装層およびバリヤー層を含み、前記リガンド層は前記内部コアを包み、前記疎水層は前記内部コアから離れている前記リガンド層の一側に形成され、前記実装層は前記リガンド層から離れている前記疎水層の一側に形成され、前記バリヤー層は前記疎水層から離れている前記実装層の一側に形成され、
    前記発光ユニットは光源を含み、前記光源は前記凹型槽内に取り付けられ、前記光源の光線出射面が前記クァンタム層に近づいていることにより前記光源の少なくとも一部分の光線は前記クァンタム層に投射され
    前記面光源は前記凹型槽内に形成される反射層を更に含み、前記クァンタム層は前記凹型槽内に形成されかつ前記光線出射面から離れている前記反射層の一側に位置しおり、
    前記バリヤー層は堆積される複数個の微小球形構造を含み、隣接する前記微小球形構造の間には隙間が形成され、前記隙間によって前記バリヤー層内には非貫通孔が形成されることを特徴とする面光源。
  3. 前記クァンタム層の側壁と前記凹型槽の側壁との間には隙間が形成されることを特徴と
    する請求項に記載の面光源。
  4. 前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1または2に記載の面光源。
  5. 前記コロイドの材料は、エポキシ樹脂、シリカ樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニール、ポリスチレンおよびポリメチルメタクリレートのうちいずれかの一種であることを特徴とする請求項1または2に記載の面光源。
  6. 前記隙間の幅は5〜15マイクロメートルであることを特徴とする請求項に記載の面光源。
  7. 前記バリヤー層の材料はシリコンまたは金属酸化物であり、前記金属酸化物は、酸化アルミニウム、酸化チタニウム、チタン酸ストロンチウムまたはチタン酸バリウムのうちいずれかの一種であることを特徴とする請求項に記載の面光源。
  8. 前記内部コアは、II−VIファミリーのクァンタムドット、III−Vファミリーのクァンタムドット、シェル―コア構造を有しているII−VIファミリーのクァンタムドット、シェル―コア構造を有しているIII−Vファミリーのクァンタムドット、合金の構造を有している非球形のII−VIファミリーのクァンタムドットのうち任意の2種または2種以上で構成される組み合わせであることを特徴とする請求項1または2に記載の面光源
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