JP6490521B2 - 油水分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水産加工工場、食品加工工場、オイルを用いる作業場などのグリストラップのように、油水分離を必要とする施設に好適な油水分離装置に関する。
水産加工工場や食品加工工場、飲食店などや、車体、工作機械等の機械装置関連の切削油や解体時の廃油のようなオイルが発生する作業場など、油脂分を廃液として出す施設においては、グリストラップと言われる、油脂(グリス)を含んだ排水を、そのまま流さず一時せき止め(トラップ)溜めておく設備が必要とされている。グリストラップは、通常いくつかのブロックに分かれ、油水の混濁した廃液から徐々に浮遊した油脂分を分離している。この油脂分の処理は日常的に浮遊した油脂分を汲み取り、専門業者による定期的な清掃を必要とし管理コストがかさむものである。さらに、その清掃を怠ると、悪臭や害虫の発生が起こり、不衛生である課題を抱えていた。
このグリストラップ等に用いることができる油水分離装置が従来から提案されているが、油水分離や油脂分の除去の短時間化、取り除く油脂分において油脂分率を高くするといった油水分離能力の向上と、メンテナンスしやすい油水分離装置とすることとの両立には課題があった。例えば、特許文献1において、ベルト部材がステンレス製のメッシュ材をベルト状に形成した構造を有し、駆動ローラーの下方に油の回収用の樋が配設してあり、メッシュベルトに付着し上面に浮遊する浮上油がバケットに収容され樋上に落下し回収される、浮上油を回収する装置が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の装置は、比較的小型化しやすい単純な構造をしているが、ベルトに浮遊する油を付着させているだけであり、油脂分の除去能力は低く、油脂分を取り除くのに時間がかかりやすいという問題があった。
また、特許文献2には、水面に浮上可能な部材からなり、油を吸着する油吸着材と、水面に対して略垂直方向に延びる孔部を有し、かつ水面に浮遊可能なフロートと、水中ポンプと、水中ポンプを駆動させる電池と、電池ボックスとを備え、フロートは、フロートを水面に浮かべた際に外部の水を孔部に流入させる水路を有し、水中ポンプは、孔部内の水を送り出し、外部からの水が孔部に流入することによって水対流を発生させ、油吸着材は水対流の経路上に配置されている、浮上油を回収する装置が開示されている。
しかしながら、特許文献2に記載の装置は、油吸着材を回転体にしており、油吸着材の機能の継続に限界がある。また、油水分離槽の水の流入方向など、油水分離装置全体としての工夫がさらに必要なため、油水分離装置全体の構造を複雑にするものであった。従って、浮上油の回収に問題があるため、長時間使用時の油水分離機能の効率が悪く、一方でメンテナンスや設置を簡素にすることが難しいものであった。また、油吸着材を用いているため油吸着にかかる時間が油脂分の除去速度の律速となるため、その最適化の検討が必要であった。また、グリストラップの油脂分と油吸着剤との吸着性が適切ではない場合、条件をその場で変更しにくく、油脂分の回収に時間がかかるままとなっていた。
また、特許文献3において、凝集剤を添加し、更に攪拌手段によって凝集剤が添加された油分混合水を攪拌し、その油分混合水を濾過手段によって凝集物と水を分離する油水分離装置が開示されている。この油水分離装置においても、濾過や凝集剤添加といった手段が必要となり、油水分離能力の向上と、油水分離装置の構成を単純化することとの両立には問題があった。
特開2003−39276号公報 特開2011−245427号公報 特開2014−144419号公報
グリストラップからの油脂分の除去は様々な施設で求められるが、特に小規模な施設のグリストラップの油水は、作業内容や、時間、時期、季節などによっては、その油水濃度比が変動したり、油水の流動性が大きく変化することが多い。よって、このような施設で用いられるための油水分離装置には、現場で速やかに除去対象となる油水中の油脂分の分離性や処理能力を調整できることが求められる。
上述のように特許文献1記載の装置は、比較的装置構成を変更しやすい構造だが、上澄みの油脂分の除去能力が低いという問題があった。また、特許文献2および3に記載された浮上油脂分の回収装置及び油水分離装置は、構造や構成が複雑になる一方で、対象となるグリストラップの環境が変わると上澄みの油脂分を除去しにくく油水分離能力が低くなったり、時間がかかるという課題を抱えていた。また、小規模な施設のように、油水分離装置のメンテナンスや設置、移動の手間がかかりやすいものであった。
本発明が解決しようとする課題は、グリストラップのある施設に適応しやすいように小型化しやすい構成であり、かつ油水分離の能力が高く、油水分離処理に時間がかからず、油水濃度比が変動したり、油脂分の流動性が大きく変化する場合に除去対象となる油脂分の分離性や処理能力の調整を行い易い油水分離装置を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。
本発明の油水分離装置は、混濁した油水を内部に滞留させて分離し、分離された前記油水が溢れ出す油水分離槽と、油水貯蔵槽から油水を前記油水分離槽へ供給する油水供給手段と、前記油水分離槽から溢れ出る油水の水量を調節する水量調節手段と、前記油水分離槽の水面に浮上した油脂分を除去する油脂分除去手段とを有し、前記油脂分除去手段は、ローラーを有し、前記ローラーは、前記油水分離槽の水面に浮上させた油脂分が回転時に前記ローラーの周面に乗るように、油水分離槽の水面の高さに合わせて前記油水分離槽の外側に設置され、前記ローラーの下部には、前記油水分離槽から溢れ出て前記油脂分が除かれた水分を受け入れて回収する水分回収手段が備えられていることを特徴とする油水分離装置を提供するものである。
この構成により、油水供給手段がグリストラップ等である油水貯蔵槽の混濁した油水を油水分離槽に送り込み、水量調節手段によって調節された流量で油水分離槽から油水分離槽で分離された油水が溢れ出し、油水分離槽において浮遊するように分離された油脂分を、油脂分除去手段であるローラーで除去しつつ、ローラー下部にある水分回収手段により油脂分が分離された水分を回収することによって、油水貯蔵槽の油水に含まれる除去対象となる油脂分の除去を行うことができる。また、ここで、油脂分除去手段にローラーを用いて、油水供給手段にポンプを用いるといった構成とすることで、装置全体において駆動する部分は、少なくとも1つのローラーと1つのポンプの単純なものとした油水分離装置とすることができる。よって、メンテナンスが容易で装置全体を既存の装置と比べて小型化しやすい。この装置は食品加工工場などの施設のグリストラップの油脂分除去に好適に用いることが可能である。さらに、ローラーとポンプの起動と停止や、流量調節のみの単純な操作でも、油水分離装置の油脂分除去能力を調節することができ、油水濃度比や油脂の流動性が変動する場合も、油脂分の分離性や処理能力の調整が行い易い。
この調整を行うにあたっては、油水中の油脂分濃度が高いときは、油水分離槽の上部にも油脂分が多く浮上するため、ローラー側に溢れ出る液量を多くし、水回収手段側にほとんど水を流出させることなく、溢れ出る液量をほぼそのまま油脂分として除去できるため、油水分離槽とローラーの隙間を狭くし、水量調節手段の水位も高くして運転することができる。一方、油脂分が少ない油水から油脂分を除去する場合、油水分離槽の上部から溢れ出る油脂分も少ないため、水量調節手段の水位を低めに設定し、油水分離槽から溢れ出る液量を少なくし、かつ、ローラーとの隙間を広げて、水が水回収手段側に落下しやすいように調節する。さらに、油脂分の粘度や、ローラーへの密着性に応じて、ローラー高さを変更することができ、粘度が高かったり密着性が高い油脂分の場合ローラー高さを高めに設定し、粘度が低かったり密着性が低い油脂分の場合ローラー高さを低めに設定するといった調整を行うことが好ましい。
また、前記ローラーの回転軸は、前記油水分離槽の水面と平行であり、前記ローラーの回転方向は、前記油水分離槽を左側、前記ローラーを右側とする側面から見た場合、時計回りとすることが好ましい。このようなローラーの配置とすることで、ローラーが安定して油水分離槽の上澄みとなっている油脂分を除去し易い。
前記水分回収手段により回収された水分が、前記油水貯蔵槽に還流されることが好ましい。油水分離槽における滞留によって油脂分が完全に分離されていなくても、その油水を還流させることができるので、水分回収手段により回収された水分に含まれていた油脂分は、油水貯蔵槽から油水分離装置に再度供給され、分離除去される。このような構成とすることで、油水分離槽での滞留時間を極端に長くすることなく、油水分離装置を運転することができるため、単位時間あたりの油脂分除去能力を向上させることができる。
また、前記水量調節手段は、前記油水分離槽に設けられたオーバーフロー管を有し、前記オーバーフロー管の一端は、前記油水分離槽に接続され、前記オーバーフロー管の他端から流れる油水は、前記油水貯蔵槽に還流されると好ましい。この構成にすると単純な配管によるオーバーフロー方式で油水分離槽から溢れ出させる水量の調節を行える。上述の水分回収手段における還流に加え、さらに、油水分離槽における滞留によって油脂分が油水分離槽の上部に分離されて、水分が多い状態の油水をオーバーフロー管側から還流させることができるので、油水分離槽の上澄みにおける油脂分率を効率よく高くすることができる。また、前述の水分回収手段により回収された水分と同様に、還流された水分中の油脂分は油水分離装置に再度供給され、装置としての油脂分除去能力を向上させることができる
前記油水供給手段は逆止弁を有し、前記逆止弁は前記油水分離槽の内部に設置されていることが好ましい。油水分離槽に油水供給手段よって油水の混濁液を送り込み、逆止弁を用いることによって、逆流を防ぐことができる。本発明の油水分離装置は、処理すべきグリストラップの排液量によって運転時間が変わったり、油水供給手段による水流を停止し油水分離槽での油水分離を促すために、油水供給手段を適宜、停止しながら非連続的に運転する場合があり、逆止弁を設けて停止時の逆流などを防止することが好ましい。
前記油水分離槽の内部には、複数段に設けられた棚板を有するラックが備えられ、前記棚板には、水流を通す孔が前記棚板の端側に形成されていると好ましい。このように構成すると、油水分離槽内の油水の流れが、ラックの棚板によって隔てられた孔を通過するようになる。油水の流れる移動距離が長くなる。これにより水流の距離が長くなり、油水がより分離し易くなる。また、前記棚板の端側に設けられた孔の位置が、それぞれ相上下する段の棚板とで異なるように配置すると、さらに水流が槽内の全体をより長く通液するため、より油水が分離しやすくなる。
本発明の油水分離装置には、油水分離槽内の油水を温めるヒーターが設けることが好ましい。ヒーターによって、温度が低い場合などに油脂分が固まることを防止して流動性を高める、あるいは固まった油水中の油脂分を溶かすことができる。
前記油水供給手段には、前記油水供給手段の起動及び停止を切り替えるタイマーが設けられていることが好ましい。前記油水供給手段が停止された待機時間に、前記油水分離槽に油水が供給されないため、撹拌する力が働かず滞留した油水が分離しやすくなる。一方、前記油水供給手段が起動された油水供給時間に前記油水分離槽の水面に浮上した油脂分はローラー側に溢れ出て除去される。このように構成することにより、油水分離によって油脂分の浮上の時間を把握し、タイマーによる切替で自動的に油水を滞留させる時間と、油脂分を除去する時間を切り替えることができる。
本発明によれば、グリストラップのある食品加工工場や飲食店、作業場など多様な施設に適応でき、小型化等の装置のサイズを変更しやすい構成であり、かつ油水分離処理の時間が短く、油水濃度比や流動性が変動しても速やかに対応できる油水分離装置を提供することができる。
本発明に係る油水分離装置の実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る油水分離装置の実施形態を示す部分拡大図である。 本発明の油脂分除去手段のローラーの固定部分を示す拡大断面図である。 本発明に係る油水分離装置の実施形態を示す部分断面図である。 図3Aにおける矢印D方向から見た水位調調整板の周辺を示す部分拡大図である。 本発明に係る油水分離装置にラックの実施形態を示す斜視図である。
以下、図1〜図4に基づいて、本発明の実施形態である油水分離装置1について説明する。なお、本発明について図面を示して実施形態を詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変更して実施できる。
<油水分離装置>
以下、本実施形態の油水分離装置1について、各構成を含めて詳述する。図1において、混濁した油水100を滞留させて分離し油脂分101を除去する油水分離装置1は、混濁した油水100を内部に滞留させて分離し、分離された前記油水100が溢れ出る油水分離槽3と、油水100を貯蔵した油水貯蔵槽15から混濁した油水100を油水分離槽3へ供給する油水供給手段25と、油水分離槽3の開口3C(図2A参照)から溢れ出る油水100の量を調節する水量調節手段5と、油水分離槽3の水面に浮上させた油脂分を除去する油脂分除去手段2としてのローラー22を有している。
(油水分離槽)
図1において、油水分離槽3の形状は、略直方体で縦長のボックス状であり、その上面は開放されている。油水分離槽3には、油水供給手段25のポンプ4によって汲み上げられた油水100が滞留している。
(油水供給手段)
油水供給手段25は、油水貯蔵槽15に接続された給水管27と、ポンプ4と、油水分離槽3側の内部に設置された逆止弁17と、連結管16とで構成されている。ポンプ4としては、油水100を吸い上げられるものを適宜選択できるが、逆止弁17を用いる上では、ダイヤフラムポンプが好ましい。この実施形態では、ポンプ4の上方に、ポンプ4を駆動するための動力の調節や運転切り替えのためのポンプ制御部14が設けられている。ポンプ制御部14、ポンプ4とは電気的に接続されている。なお、ポンプ4による水量調節によっても、油水分離槽3から溢れ出る流量は調節することができる。ポンプ4は、ポンプ制御部14に組み込まれたタイマー(図示しない)を設定することにより、作動と停止を繰り返す。すなわち、タイマーのオン−オフ時間を設定することにより、自動的に油水100を油水分離槽3に滞留させる時間と、油脂分101を除去する時間を設定することができる。
(油水貯蔵槽)
なお、油水貯蔵槽15は、処理すべき油水100が溜められているもので、例えば、上述したグリストラップにおける油水が溜められた槽があげられる。なお、油水貯蔵槽15でも油脂分はある程度上部に浮上するため、油水貯蔵槽15の上部から油水100を吸い取り油水分離装置1に供給した方が効率がよいため、油水供給手段25の油水貯蔵槽側15の吸入口は油水貯蔵槽15で液面に浮上する構造とした方がよい。
図2Aおよび図3Aに油脂分除去手段等の油水分離装置1の水面102付近の構成を示す。油水分離槽3のローラー22側の側面3Aの上部中央には、開口3Cが設けられている。開口3Cは、略U字状であり、その下辺3Dが直線状をしている。開口3Cから、油水100は溢れ出し、ローラー22は、この開口3Cの下辺3Dの高さにも合わせて備えられている。この実施形態では、下辺3Dから、円柱状のローラー22における断面の円上側に3分の1程度の高さが出る程度の位置になっている。ローラー22の中心軸方向の長さは、開口3Cの下辺3Dの幅より長くなっている。この開口3Cにより、油水分離槽3の油水の上澄みは、開口3Cの下辺3Dから溢れだし、ローラー22の方へと流れる。油水100が油水分離槽3の外部に漏れ出ないように、側面3Aから突出部3Bがローラー22側に突出している。この突出部3Bと、ローラー22との隙間を調整することにより、水分回収手段19の方に流れる油水100の量を調整することができる。
図2Aおよび図3Aにおいて、水分のみが流れやすいように下辺3Dの位置からボックス20内側斜め下方向に飛び出した長方形板状である水受けとなる凸部20Aが折り曲げられている。凸部20Aのローラー22側の端辺と、ローラー22とは、幅Bを設けている。上述の凸部20Aのローラー22側の端辺は、下辺3Dと平行になっている。この構成により、ローラー22によって、分離された水分がボックス20に流れやすくなっている。なお、凸部20Aは、ボックス20Aの上端部をボックス20内側から斜め下方向に折り曲げる以外にも、凸部20Aとなるものを接続してもよい。
なお、油水分離槽3を構成する各板の素材としては、油水分離を行い油水100を滞留させることができるものを適宜選択でき、例えば、素材としてサビの防止を考慮してステンレス製のものを用いることができる。また、この油水分離槽3の容量は処理対象となるグリストラップの液量等にもよるが、数十L〜数百L程度の大きさの、比較的小型の形状に設計することができる。
(油脂分除去手段)
図1、図2Aに示すように、本実施形態において油脂分除去手段2は、ローラー22と、動力源7によって構成されている。ローラー22は、その下部に設置された動力源7にチェーン8で連結され回転駆動する。動力源7はギアモーターであり、それを電動式で回転させている。なお、ローラー22の材質としては、油脂分101を除去する効果を損なわない限りは、適宜のものを選択することができ、例えば、硬質の塩化ビニールなどを用いることができる。
図2Aに示すように、円柱状のローラー22は、開口3Cの下辺3Dと、回転軸6の中心線Aとを平行にして、側面3Aの外側に設置されている。ローラー22の回転方向は、油水分離槽3を左側、ローラー22を右側とする側面Cから見た場合、時計回りとなっている。ローラー22の下部には、ローラー22によって油脂分101が除かれて油水分離槽3から溢れ出る水分を回収する水分回収手段19が備えられている。
この円柱状のローラー22の油水分離槽3に対する位置は、ローラー22の軸受部22Aの固定位置を変更することで変えることができる。一部、前述したように、油水分離槽3から溢れ出る油水100中の油水濃度比や粘度等の油水分離性は、油水貯蔵槽15の廃液の種類や、装置の運転条件によって変わる場合がある。この溢れ出る油水100から、油脂分101として除去する液量と、水分として水分回収手段にて回収する液量の比を適宜変更するときに、ローラー22の位置を変更することで、ローラー22と油水分離槽3の側面3Aとの隙間の幅B(図3中)を変え(凸部20Aを設ける場合は、凸部20Aのローラー22側の端部と、ローラー22との水面102の方向における隙間の幅)、この油脂分101と水分との液量比を調整することができるため、油水100の状態に応じた分離除去条件の変化に対する対応力を高めることができる。
この隙間の幅Bを変えるより具体的な形態として、図2Aに示すローラー22の端面22B側には、円柱状の軸受部22Aが設けられている。軸受部22Aの端辺の一方がリング状の固定器具18に嵌合し、固定器具18が固定台29に固定されているので、ローラー22が安定的に回転できる。図示しない他方側も同様である。固定台29は、水平になるようにボックス20の側面に設置されている。図示しないボックス20の側面側も同様である。
図2Bで示すように、固定器具18の両側に設けたボルト33を固定台の孔29Aに通し、ナット34を締め付けることによって、固定器具18を固定台29に固定する。その際、ローラー22と下辺3Dは、平行になるように調節して固定する。固定台の孔29Aは長孔になっているので、ボルト33で固定器具18を固定する位置をずらすことで、ローラー22と凸部20Aとの図3Bにおける幅Bを調整することができる。図示しない他端側も同様に調節可能である。また、ローラー22の高さは、例えば固定台29と固定器具18との間に板を挟むなどの調節をすれば、調節可能である。
図1および図2Aで示すように、ローラー22から油脂分101を受け取る油脂分受け9は台形板状で、ローラー22側に位置する端辺は、ローラー22の回転の邪魔をしない程度にローラー22の周面近く、ボックス20の側面20B側に位置し、この油脂分受け9のローラー側の端辺は、回転軸6の中心線Aと、下辺3Dと平行になっている。
油脂分受け9は、その台形のローラー22側と反対の端部側が、ボックス20の側面20Bから離れる斜め下方向に向くように設置されている。これにより、油脂分101は油脂分受け9から滑り落ち、油脂分受け9の下に設けた廃棄物貯蔵手段に油脂分101を回収・廃棄できる。台形状の油脂分受け9の両サイドには、油脂分101が両サイドからこぼれ落ちにくいよう、台形の脚に相当する側壁9Aが垂直に折り曲げられて設けられている。
また、側壁9Aから、固定台29側に向けて接続部9Bが設けられている。固定台29と、油脂分受け9が雄螺子37と図示しないナットによって固定されている。側壁9Aのもう一方の接続部9B(図示なし)も固定台29(図示なし)に同様に固定されている。この構成により、例えば、固定台29と接続部9Bとの固定位置を調節することによって、ローラー22と、ローラー22側に位置する油脂分受け9の端辺との間隔を調節することができる。特に図3Aにおける間隔Bを調整する場合には、この間隔の調整も必要となる。
なお、油脂分101をローラー22から受けて廃棄する方法としては、例えば、油脂分受け9をボックス状にして、そこに直接油脂分101が溜まるものに変更してもよい。
(水分回収手段)
図3Aに示すように、ローラー22の下部に油水分離槽3から溢れでた水分を受け止めて回収する水分回収手段19は、排水口10と、ボックス状で上面が開放されたボックス20と、排水口10に接続された排水管21によって構成されている。この構成により、ボックス20に流れた水分は、排水口10から排水管21に流れ、図1における油水貯蔵槽15に還流する。ボックス20は、図3Aのように、ローラー22の下部を収納するように構成されている。ボックス20には、ローラー22の回転軸6を入れるために、ローラー22の軸方向側の側面にU字状の切込み(図示しない)が設けられている。
(水量調節手段)
本実施形態において、水量調節手段5は、図3Aに示すようにオーバーフロー管11と第一の受け部23と、水位調節板26と第二の受け部24により、油水分離槽3から溢れ出る油水100の量を調節する構成である。ここで、オーバーフロー管11の一端を介して第一の受け部23にくる油水分離槽3の油水100を、水位調節板26の高さを油水分離装置1が動作する前に調節することで、第二の受け部24側に流れる油水100の水位Hを変えることができる。ここで、水位Hは、第一の受け部23の底から、水面までの高さのことである。図3Bのように、水位調節板26は、第一の受け部23と、第二の受け部24との境界の側面に設けられたコの字状の止め具35に両端が挿入されている。所定の水位を確保するために、水位調節板26の高さを調節し、調整が終わった後に、水位調節板26をネジ36で締め付けて第一の受け部23側に固定する。なお、水漏れ防止のために、水位調節板26と、止め具35、ゴム(図示しない)などを挟むこともできる。
図3Aに示すように、水位調節板26で調節する水位Hは、油水分離槽3の水面102の水位と連動したものとなり、この水面102に応じた液量で、油脂分除去手段2のローラー22側に溢れ出る。すなわち、水位Hを高くすることで、ローラー22側に溢れ出る油水100は多くなり、水位Hを低くするとローラー22側に溢れ出る油水は少なくなる。
この実施形態においては、オーバーフロー管11の油水分離槽3側の端部は、油水分離槽3の下部に設けたものである。下部に設けることで、油水分離槽3の下部は水分濃度が高い油水として滞留しているため、この下部の水分濃度が高い油水100を油脂分除去手段2側に溢れ出させることなく排出させることができる。特に、図3Aに示すように、油水供給手段25からの油水の流入口となる逆止弁17よりも下部は、極めて水分濃度が高くなっているため、ここにオーバーフロー管11側の端部を設けることで、より水分濃度が高い油水100を排出することができる。
(ラック)
図4において、油水分離槽3の内部には、多段に設けられた棚板32を有するラック30を備えることができる。ラック30は、多段に設けられた棚板32と、各棚板32の四隅を貫通して棚板32を支えているラック30の脚31で構成されている。長方形の形状をした各棚板32には、水流を通す長方形状の孔32Aが端側に形成されている。また、棚板32の端側に設けられた孔32Aの位置は、それぞれ相上下する段の棚板32とで異なるように配置されている。なお、ラック30は必ずしも設ける必要はないが、このようにすることにより、ラック30の棚板によって隔てられた孔を通過し、これにより水流の距離が長くなり、油水100が分離されやすくなる。
なお、棚板32の孔32Aの形成の方法としては、棚板32に切り込みをU字状に入れ上方に曲げ加工を施すようなものにすると、曲げ加工により突出した部分がさらに水流の方向に影響を与えることができ、より油水分離の効果が高くなる。なお、孔32Aの開け方としては単純に適宜の手段で棚板32に孔を開けてもよい。
(ヒーター)
本発明の油水分離装置1には、油水分離槽3内の油水100を温めるヒーター(図示しない)を備えることができる。ヒーターを設ける位置は、油水分離槽3内の油水100を暖められる位置であればよく、例えば、油水分離槽3における水面102の近辺や、油水分離槽の中央付近や底部でもよい。ヒーターが備えられることにより、気温が低い場合において、油脂分101が固まり流動性が低下することを防止することができる。ヒーターの温度設定は、環境条件や油脂分の性状に合わせて、適宜選択することできるが、特に油水分離槽3の水面102付近の液温が30℃〜60℃程度に管理できるようにセンサ管理することが好ましい。なお、このヒーターは、油水供給手段25(特にそのポンプ4)の起動および停止を切り替えるタイマーが設けられている場合、油水供給手段25が停止しているとき運転するものとすることが好ましい。タイマーで管理する運転を行う場合、油水供給手段25が停止しているとき油水分離槽3には新たに供給された油水100が滞留して分離されやすい時間となる。この時間における分離性を高めるために油水100の流動性を高めることが特に有効である。さらに、このような運転であれば、ポンプ、モーターおよびヒーターといった電力等を利用して駆動する構成のうち、同時に運転している構成を減らすことができるため、少ない電力源からの電力で運転することができ、いわゆるピークカットする運転ができる。なお、油脂分受け9から油脂分は除去されるが、この油脂分受け9の上で、固化することもあるため、油脂分受け9が温められるように、その裏等にもヒーター(図示しない)を設けることがより有効である。
<油水分離装置の動作>
図1における油水分離装置の動作の概要を、以下に説明する。
図1において、ポンプ制御部14から油水供給手段として機能するポンプ4(図示しない)のスイッチを入れると、油水貯蔵槽15から油水分離槽3に油水100が吸い上げられる。油水分離槽3に油水100が滞留する間に、油脂分101が水面102に浮上する。なお、ポンプ4は、タイマー(図示しない)により、例えば5分から60分程度の運転時間の切替えが設定できる。安定した条件設定としておくことで、夜間のみや、より長時間の自動運転とすることもできる。
ポンプ4が運転して油水分離槽3に油水を供給することで、水面102が油水分離槽3における側面3Aの図2における開口3Cの高さを超えると油水100がローラー22側に溢れ出る。この溢れ出る油水100の水量は、水量調節手段5によって水面102の水位を変更することで調節できる。ローラー22の動力源7のスイッチを入れると、それと連結するチェーン8によってローラー22は回転する。油水100が溢れ出ることによって油水分離槽3の上澄みにある油脂分101は、回転するローラー22側に移動し、ローラーの周面上に乗る。ローラー22が回転することで、油脂分受け9側へ油脂分101は移動させられ、油脂分受け9から油脂分101が落下し、油脂分受け9の下に適宜設けられた廃棄物入れの中に収まる。なお、ローラー22にも、ポンプ4の運転に合わせて、駆動するようにタイマーを設けることができる。水面102から溢れ出た油水100中の水分は、ローラー22の周面に移動せずに、油水分離槽3とローラー22との隙間から、ローラー22の下部に設けられた水分回収手段19のボックス20に流出して回収され、ボックス20の下部に設けられた排水口10に接続された排水管21から油水貯蔵槽15に還流される。
油水分離槽3に設けられた水量調節手段5のオーバーフロー管11から流れ出る油水は、第一の受け部23を経て第二の受け部24へ移動し、第二の受け部24からの配管12を経由して混濁油水貯蔵槽15に還流される。この管12と、水分回収手段19に設けられた排水管21は、接続部13にて連結されており、還流管28を通って油水貯蔵槽15に還流される。ポンプ4の起動と停止を繰り返されることで、この油水分離装置1の動作は繰り返される。
油水分離装置1によって上述の動作が継続することにより、グリストラップなどの油水貯蔵槽15にある油水100から油脂分101が除かれ続け、油脂分101を油水100から除くことができる。
本発明は、油水の分離能力が高く、小型化しやすい構成であり、分離対象となる油水の条件変更に対する対応力に優れた油水分離装置であり、グリストラップのある食品加工工場などに好適に利用することができる。
1 油水分離装置
2 油脂分除去手段
3 油水分離槽
3A 側面
3B 突出部
3C 開口
3D 下辺
4 ポンプ
5 水量調節手段
6 回転軸
7 動力源
8 チェーン
9 油脂分受け
9A 側壁
9B 接続部
10 排水口
11 オーバーフロー管
12 配管
13 接続部
14 ポンプ制御部
15 油水貯蔵槽
16 連結管
17 逆止弁
18 固定器具
19 水分回収手段
20 ボックス
20A 凸部
20B ボックス20の側面
21 排水管
22 ローラー
22A 軸受部
22B ローラー22の端面
23 第一の受け部
24 第二の受け部
25 油水供給手段
26 水位調節板
27 給水管
28 還流管
29 固定台
29A 固定台の孔
30 ラック
31 脚
32 棚板
32A 孔
33 ボルト
34 ナット
35 止め具
36 ネジ
37 雄螺子
100 油水
101 油脂分
102 水面
A 回転軸6の中心線
B 油水分離槽3とローラー22との幅
C 油水分離槽3を右、ローラー22を左とした場合の側面
D 水位調節板22側の方向
H 水位

Claims (9)

  1. 混濁した油水を内部に滞留させて分離し、分離された前記油水が溢れ出す油水分離槽と、
    油水貯蔵槽から油水を前記油水分離槽へ供給する油水供給手段と、
    前記油水分離槽の上部から溢れ出る油水の水量を調節する水量調節手段と、
    前記油水分離槽の水面に浮上し前記油水分離槽から溢れ出た油脂分を除去する油脂分除去手段とを有し、
    前記油脂分除去手段は、ローラーを有し、
    前記ローラーは、前記油水分離槽の水面に浮上させた油脂分が回転時に前記ローラーの周面に乗るように、前記油水分離槽の水面の高さに合わせて前記油水分離槽の外側に設置され、
    前記ローラーの下部には、前記油水分離槽から溢れ出て前記油脂分が除かれた水分を受け入れて回収する水分回収手段が備えられ
    前記水量調節手段は、前記油水分離槽の上部から、前記油脂分除去手段及び前記水分回収手段側に溢れ出る油水の水量を調節するものであり、
    前記油水供給手段は、逆止弁を有し、前記逆止弁は前記油水分離槽の内部に設置され、
    前記水量調節手段は、オーバーフロー管を有し、前記オーバーフロー管の一端は、前記油水分離槽の内部に設置され前記油水分離槽への流入口となる前記逆止弁より下部に接続されることを特徴とする油水分離装置。
  2. 前記油水分離槽と前記油脂分除去手段のローラーとの隙間及び/又は前記ローラーの高さを調整することができる前記ローラーの固定器具を有する請求項1記載の油水分離装置。
  3. 前記ローラーの回転軸は、前記油水分離槽の水面と平行であり、前記ローラーの回転方向は、前記油水分離槽を左側、前記ローラーを右側とする側面から見た場合、時計回りである請求項1または2に記載の油水分離装置。
  4. 前記水分回収手段により回収された水分が、前記油水貯蔵槽に還流される請求項1〜3のいずれかに記載の油水分離装置。
  5. 前記水量調節手段は、水位調節板を有し、前記水位調節板の高さを調節することで前記油水分離槽の水位を調節し、前記油水分離槽から溢れ出る油水の水量を調節する請求項1〜4のいずれかに記載の油水分離装置。
  6. 記オーバーフロー管の他端から流れる油水は、前記油水貯蔵槽に還流される請求項1〜のいずれかに記載の油水分離装置。
  7. 前記油水分離槽の内部には、複数段に設けられた棚板を有するラックが備えられ、前記棚板には、水流を通す孔が前記棚板の端側に形成されており、
    前記棚板の端側に設けられた孔の位置が、それぞれ相上下する段の前記棚板とで異なるように配置されている請求項1〜のいずれかに記載の油水分離装置。
  8. 前記油水分離槽内の油水を温めるヒーターが設けられている請求項1〜7のいずれかに記載の油水分離装置。
  9. 前記油水供給手段には、前記油水供給手段の起動および停止を切り替えるタイマーが設けられている請求項1〜8のいずれかに記載の油水分離装置。
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