JP6488654B2 - ドア開閉装置及びこれを使用した盤フレーム - Google Patents
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Description
このドア用ストッパーは、ドアを開閉操作するレバーハンドルに一体的に形成された操作円板にロッド部材を介してドア下端から突出して床面を押圧しドアを所定開度で位置保持するストッパー部材を固着するようにしている。したがって、レバーハンドルをロック位置としたときにストッパー部材が床面を押圧してドアの開位置が保持される。
このため、例えば特許文献2に記載されたドア固定装置のように、ドアの上面に摺動可能に設けた移動板にドア枠に摺動及び回動可能に案内されたアーム部材を連結し、移動板の係合部に係合離脱する係合部を備えた制動部材をドアのサムターンあるいはドア把持具に連動する操作杆によって上昇させて移動板に係合させることにより、ドアを任意の開位置で固定するようにしている。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、簡易な構成で開き戸式ドアを任意の開位置に保持することができるドア開閉装置及びこれを使用した盤フレームを提供することを目的としている。
また、本発明の一態様に係る盤フレームは、開口部を有する筐体と、この筐体の開口部を開閉する開き戸式ドアと、少なくとも上記構成を有するドア開閉装置とを備えている。
図1に示すように、本発明の一の実施の形態に係るドア開閉装置を有する盤フレーム10は、例えば電気機器や電力制御機器を収容する筐体11と、この筐体11の開口部11aを開閉する開き戸式ドア20と、この開き戸式ドア20を開閉するドア開閉装置40とを備えている。
ドア開閉装置40は、筐体11の開口部11aの右側に形成されたドア取付部12を有し、このドア取付部12に開き戸式ドア20が、図2に示すように開閉可能に取付けられている。すなわち、筐体11には、図1に示すように、開口部11aの側縁部に内側に折曲げられ枠状板部11bが形成され、この枠状板部11bの右側表面にドア取付部12が形成されている。
また、ドア開閉装置40は、開き戸式ドア20のドア用軸受部21の内側面に形成された支持ブラケット20cに回動可能に取付けられた筐体11内に延長する延長部材としてのスライドステー23を有する。このスライドステー23には、中央部に長手方向に延長する長孔23aが形成されている。
そして、外側のアーム部材28aの枠状板部11bより内側に延長する端部にスライドステー23の長孔23aに挿通されるガイドピン29が形成されているとともに、ガイドピン29を囲むように制動パッド30aが形成されている。また、内側のアーム部材28bにはガイドピン29を挿通する挿通孔又は挿通溝が形成されているとともに、ガイドピン29を囲むように制動パッド30bが形成されている。
このブレーキワイヤ32の他端は、開き戸式ドア20の裏面側におけるドアハンドル31直上部に配置されたリング状のガイド部材33と、このガイド部材33のドア取付部12側で枢軸22の中心線上に配置されたリング状のガイド部材34とを挿通し、さらに枠状板部11bに配置されたリング状のガイド部材35を挿通してアーム部材28bの制動パッド30bとは支持軸27を挟んで反対側の端部に固定されている。
したがって、ドアハンドル31のロック解除位置からロック位置へ移動させるロック操作がブレーキワイヤ32を介して開位置保持部25の挟持部26に伝達される。このとき、ドアハンドル31がロック位置にある状態では、開位置保持部25のアーム部材28bが図4で見て反時計方向に回動されてアーム部材28aと協働してスライドステー23を挟持することにより、スライドステー23の移動を規制してそのときの開き戸式ドア20の開位置を保持する。この状態からドアハンドル31をロック解除位置に回動させることにより、アーム部材28bが図4で見て時計方向に回動されてアーム部材28aとの協働によるスライドステー23の挟持を解除する。
今、開き戸式ドア20が図2で破線図示のように盤フレーム10の筐体11における開口部11aを覆って閉じており、ドアハンドル31がロック位置にあるものとする。この状態では、ドアハンドル31の図示しない係止片が盤フレーム10に形成した図示しない受座部材に係止されて固定された状態にある。
その後、開き戸式ドア20を所望の開位置まで開いた状態で、開位置を保持したい場合には、ドアハンドル31をロック解除位置からロック位置に戻す。
これによって、ブレーキワイヤ32が再度ドアハンドル31によって巻き上げられることにより、開位置保持部25のアーム部材28bが制動解放ばね36に抗して図4で見て反時計方向に回動して自身の制動パッド30bとアーム部材28aの制動パッド30aとでスライドステー23を挟持し、スライドステー23の軸方向への移動を拘束する。
その後、開き戸式ドア20の開閉を行う場合には、再度ドアハンドル31をロック位置からロック解除位置に回動させることにより、ブレーキワイヤ32によるアーム部材28bの保持力が解除される。これによって、アーム部材28bが制動解除バネ36の弾発力によって時計方向に回動してアーム部材28a及び28bの制動パッド30a及び30bによるスライドステー23の挟持状態が解除される。これによって、開き戸式ドア20の所望の開位置あるいは閉位置への回動が可能となる。
しかも、開き戸式ドア20の開位置を保持するための構成が、ブレーキワイヤ32を有する開位置保持部25を設けるだけで良いので簡易化することができるとともに、組立も容易に行うことができる。
また、開き戸式ドア20の開位置を保持する場合に、ドアハンドル31をロック位置とするだけでよく、別途開位置を保持するための部材を必要としないので、開位置を保持するためのストッパーの掛け忘れや解除忘れを生じることがなく、安全性を向上させることができる。そのうえ、ドアハンドル31の位置を外部から視認するだけで、開位置が保持されているか否かを容易に確認することができる。
なお、上記実施形態においては、盤フレーム10内に電気機器や電力制御機器を収容する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、建築物で構成される筐体の開き戸式ドアや、一般的な収納用ラックのドア等にも本発明の一態様であるドア開閉装置40を適用することができる。
さらに、挟持部26を構成するアーム部材28a及び28bは、アーム部材28bを回動可能とする場合に限らず、アーム部材28aを回動可能とすることができ、また固定側のアーム部材に代えてスライドステー23を支持する支持板部とすることもでき、要はスライドステー23に圧接して拘束できればよいものである。なお、アーム部材28aを回動可能とする場合には、アーム部材28aの下側にリング状のガイド部材を設けてブレーキワイヤ32を下側から接続する。
また、ドア取付部12の構成も上記実施形態に限定されるものではなく、蝶番等の他の回動支持部材を適用することができる。この場合、開き戸式ドア20の開位置によってドアハンドル31と開位置保持部25との間のブレーキワイヤ32の長さが変化するので、ブレーキワイヤ32と開位置保持部25のアーム部材28bとの連結部あるいはブレーキワイヤ32を途中で分割して長さ調節用のコイルばね等の弾性伸縮部材を介挿することが好ましい。
Claims (10)
- 筐体の開口部を開閉する開き戸式ドアに設けられ、前記開き戸式ドアを任意の開位置でロックするロック操作部と、
前記開き戸式ドアに取付けられて開閉動作に伴い前記筐体内を移動する延長部材と、
前記筐体側に設けられ少なくとも前記ロック操作部の前記開き戸式ドアの開位置でのロック動作時に前記延長部材を拘束して前記開き戸式ドアの開位置を保持する開位置保持部とを備え、
前記開位置保持部は、前記ロック操作部に一端が連結されて当該ロック操作部のロック動作を伝達する線状体と、該線状体の他端が連結されて前記ロック操作部のロック動作が伝達されたときに前記延長部材の拘束を行う拘束操作部材とで構成され、
前記線状体は、前記開き戸式ドアの回動中心を通って前記筐体側に案内されることを特徴とするドア開閉装置。 - 前記拘束操作部材は、前記線状体によって前記ロック操作部のロック動作が伝達されたときに前記延長部材に圧接するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のドア開閉装置。
- 前記延長部材は、前記開き戸式ドアの最大開位置を規制するスライドステーで構成され、
前記拘束操作部材は、前記筐体に設けられ、前記スライドステーを案内するとともに、前記線状体によって前記ロック操作部のロック動作が伝達されたときに当該スライドステーを挟持する挟持部で構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のドア開閉装置。 - 前記挟持部は、互いに連結されて前記スライドステーを挟むように配置された一対のアーム部材を有し、前記一対のアーム部材の一方が固定され、前記一対のアーム部材の他方が前記線状体に連結されていることを特徴とする請求項3に記載のドア開閉装置。
- 筐体の開口部を開閉する開き戸式ドアに設けられ、前記開き戸式ドアを任意の開位置でロックするロック操作部と、
前記開き戸式ドアに取付けられて開閉動作に伴い前記筐体内を移動する延長部材と、
前記筐体側に設けられ少なくとも前記ロック操作部の前記開き戸式ドアの開位置でのロック動作時に前記延長部材を拘束して前記開き戸式ドアの開位置を保持する開位置保持部とを備え、
前記開位置保持部は、前記ロック操作部に一端が連結されて当該ロック操作部のロック動作を伝達する連繋部材と、該連繋部材の他端が連結されて前記ロック操作部のロック動作が伝達されたときに前記延長部材の拘束を行う拘束操作部材とで構成され、
前記延長部材は、前記開き戸式ドアの最大開位置を規制するスライドステーで構成され、
前記拘束操作部材は、前記筐体に設けられ、前記スライドステーを案内するとともに、前記連繋部材によって前記ロック操作部のロック動作が伝達されたときに当該スライドステーを挟持する挟持部で構成されていることを特徴とするドア開閉装置。 - 前記挟持部は、互いに連結されて前記スライドステーを挟むように配置された一対のアーム部材を有し、前記一対のアーム部材の一方が固定され、前記一対のアーム部材の他方が前記連繋部材に連結されていることを特徴とする請求項5に記載のドア開閉装置。
- 前記ロック操作部はドアハンドルで構成されていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のドア開閉装置。
- 前記筐体は、電気機器及び電力制御機器の少なくとも一方を収容する盤フレームで構成されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のドア開閉装置。
- 前記筐体は、建築物であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のドア開閉装置。
- 開口部を有する筐体と、
前記筐体の開口部を開閉する開き戸式ドアと、
請求項1から9の何れか1項に記載のドア開閉装置と
を備えたことを特徴とする盤フレーム。
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