JP6487593B1 - 転倒防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転倒防止装置1は、家具Fが傾くことにより天井Cと家具Fとの位置関係が変化することによって、第一移動部材22の一部が第一シリンダ21内を移動する第一移動機構20と、第二液体室30Aの容積を小さくする方向に第二移動部材32を移動させる力を付与する付勢部材33を有する第二移動機構30と、第一液体室20Aから第二液体室30Aへの作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部50と、を備えている。転倒防止装置1は、第二移動部材32が付勢部材33からの力の付与によって移動し、第二液体室30Aに充填された作動流体が第一液体室20Aに流入することで、第一移動機構20が伸長する。
【選択図】図1
Description
本発明の第2態様の転倒防止装置は、天井と物品との間に設けられる。転倒防止装置は、第一シリンダと、第一シリンダ内に一部が配置され、第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、物品が傾くことにより天井と物品との位置関係が変化することによって、第一移動部材の一部が第一シリンダ内を移動する第一移動機構を備えている。転倒防止装置は、第二シリンダと、第二シリンダ内に配置され、第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、第二シリンダ内に配置され、第二液体室の容積を小さくする方向に第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構を備えている。転倒防止装置は、第一液体室と第二液体室とを接続し、第一液体室から第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部を備えている。転倒防止装置は、第二移動部材が付勢部材からの力の付与によって移動し、第二液体室に充填された作動流体が第一液体室に流入することで、第一移動機構が伸長する。第一移動部材は、第一シリンダ内を移動自在に配置されたピストンと、ピストンに連結した第二シリンダと、を有する。
本発明の第3態様の転倒防止装置は、天井と物品との間に設けられる。転倒防止装置は、第一シリンダと、第一シリンダ内に一部が配置され、第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、物品が傾くことにより天井と物品との位置関係が変化することによって、第一移動部材の一部が第一シリンダ内を移動する第一移動機構を備えている。転倒防止装置は、第二シリンダと、第二シリンダ内に配置され、第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、第二シリンダ内に配置され、第二液体室の容積を小さくする方向に第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構を備えている。転倒防止装置は、第一液体室と第二液体室とを接続し、第一液体室から第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部を備えている。転倒防止装置は、第二移動部材が付勢部材からの力の付与によって移動し、第二液体室に充填された作動流体が第一液体室に流入することで、第一移動機構が伸長する。第二シリンダは、第一シリンダの外周に設けられる。第二移動部材は、第二液体室側にテーパ部を有する環状であり、第一シリンダと第二シリンダとの間を移動自在である。
本発明の第4態様の転倒防止装置は、天井と物品との間に設けられる。転倒防止装置は、第一シリンダと、第一シリンダ内に一部が配置され、第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、物品が傾くことにより天井と物品との位置関係が変化することによって、第一移動部材の一部が第一シリンダ内を移動する第一移動機構を備えている。転倒防止装置は、第二シリンダと、第二シリンダ内に配置され、第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、第二シリンダ内に配置され、第二液体室の容積を小さくする方向に第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構を備えている。転倒防止装置は、第一液体室と第二液体室とを接続し、第一液体室から第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部を備えている。転倒防止装置は、第二移動部材が付勢部材からの力の付与によって移動し、第二液体室に充填された作動流体が第一液体室に流入することで、第一移動機構が伸長する。転倒防止装置は、第一シリンダに設けられ、天井または物品の他方に当接する第一取付座と、第一移動部材に設けられ、天井または物品の一方に当接する第二取付座と、をさらに有する。転倒防止装置は、第二移動機構が第一取付座内に設けられ、第一移動機構の第一液体室と第二移動機構の第二液体室とは連通路により連通される。
本発明の第5態様の転倒防止装置は、天井と物品との間に設けられる。転倒防止装置は、第一シリンダと、第一シリンダ内に一部が配置され、第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、物品が傾くことにより天井と物品との位置関係が変化することによって、第一移動部材の一部が第一シリンダ内を移動する第一移動機構を備えている。転倒防止装置は、第二シリンダと、第二シリンダ内に配置され、第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、第二シリンダ内に配置され、第二液体室の容積を小さくする方向に第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構を備えている。転倒防止装置は、第一液体室と第二液体室とを接続し、第一液体室から第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部を備えている。転倒防止装置は、第二移動部材が付勢部材からの力の付与によって移動し、第二液体室に充填された作動流体が第一液体室に流入することで、第一移動機構が伸長する。第一シリンダまたは第二シリンダに、第一大気室と第二大気室とを連通するエア抜き通路が開口される。
実施形態1の転倒防止装置1は、図1に示すように、ダンパ10、第一取付座41、及び第二取付座42を備えている。転倒防止装置1は、壁面Wの近傍に設置された家具Fの転倒を防止する。この転倒防止装置1は、家具Fの上面と天井Cとの間に少なくとも1個以上が取り付けられる。この家具Fは、床面(図示せず)から鉛直方向に伸びた壁面Wに背面を対向させて床面上に設置されている。また、この家具Fは、直方体形状であり、正面(図1における右側面)に図示しない扉や引き出し等を有し、内部に衣類や装身具等を収納することができる。家具Fは、水平断面形状が左右方向(図1において奥行き方向)に長い直方体形状である。この家具Fは、転倒防止装置1が取り付けられていない場合、地震等の揺れによって、前方向(図1において右方向)に傾いて転倒する虞がある。
まず、転倒防止装置1の収縮動作について説明する。上記のようにして家具Fと壁面Wに取り付けられた転倒防止装置1は、地震等の揺れによって、家具Fが前方向(図1において右方向)に傾こうとする。すると、第一移動部材22は、図2(A)に示す伸長状態から、第二取付座42によって押圧されることで、図2(B)に示すように第一シリンダ21内に侵入していく。第一移動部材22が第一シリンダ21内に侵入していくと、第一液体室20A内の作動油Yが減衰力発生部50を通過して第二液体室30Aへと導かれる。このとき、減衰力発生部50は、逆止弁52が第一液体室20Aから第二液体室30Aへの作動油Yの流れを阻止するため、減衰力を発生させる。そして、第二液体室30Aが拡大することになり、第二移動部材32は、付勢部材33を第一シリンダ21の底部側に押圧して圧縮する。
を有する。このため、転倒防止装置1は、第二移動部材32および付勢部材33が内部に配置される第二シリンダ31を、第一移動部材22の一部として構成されるため、より一層小型化を実現できる。
次に、実施形態2に係る転倒防止装置について、図3を用いて説明する。実施形態2では、第一移動機構及び第二移動機構の構成が実施形態1と異なっている。なお、実施形態2に係る転倒防止装置1において、上記実施形態1の転倒防止装置と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。
まず、転倒防止装置1の収縮動作について説明する。上記のようにして家具Fと壁面Wに取り付けられた転倒防止装置1(図1参照)は、地震等の揺れによって、家具Fが前方向(図1において右方向)に傾こうとする。すると、第一移動部材222は、図3(A)に示す伸長状態から、第二取付座42によって押圧されることで、図3(B)に示すように第一シリンダ221内に侵入していく。第一移動部材222が第一シリンダ221内に侵入していくと、第一液体室220A内の作動油Yが減衰力発生部250を通過して第二液体室230Aへと導かれる。このとき、減衰力発生部250は、逆止弁252が第一液体室220Aから第二液体室230Aへの作動油Yの流れを阻止するため、減衰力を発生させる。そして、第二液体室230Aが拡大することになり、第二移動部材232は、付勢部材233を第一シリンダ221の開口部側(ロッドガイド223側)に押圧して圧縮する。ここで、第二移動部材232は、第二液体室230A側にテーパ部232A,232Bを有するため、第二移動部材232の第二液体室230A側が第二シリンダ231の内壁(底部)に当接した場合でも、作動油Yから圧力を受ける受圧面を確保することができるため、第二移動部材232の往復移動を安定して行わせることができる。
次に、実施形態3に係る転倒防止装置について、図4を用いて説明する。実施形態3では、第一移動機構及び第二移動機構の構成が実施形態1と異なっている。なお、実施形態3に係る転倒防止装置1において、上記実施形態1の転倒防止装置と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。
まず、転倒防止装置1の収縮動作について説明する。上記のようにして家具Fと壁面Wに取り付けられた転倒防止装置1(図1参照)は、地震等の揺れによって、家具Fが前方向(図1において右方向)に傾こうとする。すると、第一移動部材322は、図4(A)に示す伸長状態から、第二取付座42によって押圧されることで、図4(B)に示すように第一シリンダ321内に侵入していく。第一移動部材322が第一シリンダ321内に侵入していくと、第一液体室320A内の作動油Yが連通路355及び減衰力発生部350を通過して第二液体室330Aへと導かれる。このとき、減衰力発生部350は、逆止弁352が第一液体室320Aから第二液体室330Aへの作動油Yの流れを阻止するため、減衰力を発生させる。そして、第二液体室330Aが拡大することになり、第二移動部材332は、付勢部材333を第二シリンダ331の他端側(第二大気室330B側)に押圧して圧縮する。
次に、実施形態4に係る転倒防止装置について、図5を用いて説明する。実施形態4では、第一移動機構及び第二移動機構の構成が実施形態1と異なっている。なお、実施形態4に係る転倒防止装置1において、上記実施形態1の転倒防止装置と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。
まず、転倒防止装置1の収縮動作について説明する。上記のようにして家具Fと壁面Wに取り付けられた転倒防止装置1は、地震等の揺れによって、家具Fが前方向(図1において右方向)に傾こうとする。すると、第一移動部材422は、図5(A)に示す伸長状態から、第二取付座442によって押圧されることで、図5(B)に示すように第一シリンダ421内に侵入していく。第一移動部材422が第一シリンダ421内に侵入していくと、第一液体室420A内の作動油Yが減衰力発生部450を通過して第二液体室430Aへと導かれる。このとき、減衰力発生部450は、逆止弁452が第一液体室420Aから第二液体室430Aへの作動油Yの流れを阻止するため、減衰力を発生させる。そして、第二液体室430Aが拡大することになり、第二移動部材432は、付勢部材433を第二シリンダ431の底部側に押圧して圧縮する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上述の実施形態1では、ピストン24が第二シリンダ31と一体に形成されていたが、第二シリンダ31と別体に形成されていてもよい。
(2)上述の実施形態1では、エア抜き通路31Aが第二シリンダ31に形成されていたが、第一シリンダ21側に外部とつながるエア抜き通路が形成されていてもよい。
(3)上述の実施形態2では、エア抜き通路221Aが第一シリンダ221に形成されていたが、第二シリンダ231側に外部とつながるエア抜き通路が形成されていてもよい。
(4)上述の実施形態3では、減衰力発生部350が連通路355に設けられていたが、連通路355以外の箇所に設けられていてもよい。例えば、減衰力発生部350は、第一シリンダ321や第二シリンダ331における連通路355に隣接する位置に設けられていてもよい。
(5)上述の実施形態3では、第二移動機構330は、第一取付座41内に設けられていたが、第一取付座41内以外の箇所に設けられていてもよい。例えば、第二移動機構330は、第一取付座41の外面や、第一シリンダ321の外面に隣接すように設けられていてもよい。
(6)上述の実施形態1〜4では、物品の上面と壁面Wとの間に取り付ける転倒防止装置1の数は、特に限定されず、物品の種類に応じて適宜選択される。
(7)上述の実施形態1〜4では、第一取付座41は、家具F(物品)の上面に直接的に当接した形態を示したが、第一取付座41は、かさ上げ部材等を介して間接的に家具F(物品)の上面に当接してもよい。この場合、かさ上げ部材等も天井Cの一部として、転倒防止装置1を用いることができる。
Claims (6)
- 天井と物品との間に設けられる転倒防止装置であって、
第一シリンダと、前記第一シリンダ内に一部が配置され、前記第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、前記第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、前記物品が傾くことにより前記天井と前記物品との位置関係が変化することによって、前記第一移動部材の一部が前記第一シリンダ内を移動する第一移動機構と、
第二シリンダと、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、前記第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二液体室の容積を小さくする方向に前記第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構と、
前記第一液体室と前記第二液体室とを接続し、前記第一液体室から前記第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部と、
を備え、
前記第二移動部材が前記付勢部材からの力の付与によって移動し、前記第二液体室に充填された作動流体が前記第一液体室に流入することで、前記第一移動機構が伸長し、
前記減衰力発生部は、前記第一シリンダまたは前記第二シリンダのいずれか一方に収容され、前記第一液体室と前記第二液体室とを区画することを特徴とする転倒防止装置。 - 天井と物品との間に設けられる転倒防止装置であって、
第一シリンダと、前記第一シリンダ内に一部が配置され、前記第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、前記第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、前記物品が傾くことにより前記天井と前記物品との位置関係が変化することによって、前記第一移動部材の一部が前記第一シリンダ内を移動する第一移動機構と、
第二シリンダと、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、前記第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二液体室の容積を小さくする方向に前記第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構と、
前記第一液体室と前記第二液体室とを接続し、前記第一液体室から前記第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部と、
を備え、
前記第二移動部材が前記付勢部材からの力の付与によって移動し、前記第二液体室に充填された作動流体が前記第一液体室に流入することで、前記第一移動機構が伸長し、
前記第一移動部材は、
前記第一シリンダ内を移動自在に配置されたピストンと、
前記ピストンに連結した前記第二シリンダと、
を有することを特徴とする転倒防止装置。 - 天井と物品との間に設けられる転倒防止装置であって、
第一シリンダと、前記第一シリンダ内に一部が配置され、前記第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、前記第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、前記物品が傾くことにより前記天井と前記物品との位置関係が変化することによって、前記第一移動部材の一部が前記第一シリンダ内を移動する第一移動機構と、
第二シリンダと、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、前記第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二液体室の容積を小さくする方向に前記第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構と、
前記第一液体室と前記第二液体室とを接続し、前記第一液体室から前記第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部と、
を備え、
前記第二移動部材が前記付勢部材からの力の付与によって移動し、前記第二液体室に充填された作動流体が前記第一液体室に流入することで、前記第一移動機構が伸長し、
前記第二シリンダは前記第一シリンダの外周に設けられ、
前記第二移動部材は、前記第二液体室側にテーパ部を有する環状であり、前記第一シリンダと前記第二シリンダとの間を移動自在であることを特徴とする転倒防止装置。 - 天井と物品との間に設けられる転倒防止装置であって、
第一シリンダと、前記第一シリンダ内に一部が配置され、前記第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、前記第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、前記物品が傾くことにより前記天井と前記物品との位置関係が変化することによって、前記第一移動部材の一部が前記第一シリンダ内を移動する第一移動機構と、
第二シリンダと、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、前記第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二液体室の容積を小さくする方向に前記第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構と、
前記第一液体室と前記第二液体室とを接続し、前記第一液体室から前記第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部と、
を備え、
前記第二移動部材が前記付勢部材からの力の付与によって移動し、前記第二液体室に充填された作動流体が前記第一液体室に流入することで、前記第一移動機構が伸長し、
前記第一シリンダに設けられ、前記天井または前記物品の他方に当接する第一取付座と、
前記第一移動部材に設けられ、前記天井または前記物品の一方に当接する第二取付座と、をさらに有し、
前記第二移動機構は前記第一取付座内に設けられ、前記第一移動機構の前記第一液体室と前記第二移動機構の前記第二液体室とは連通路により連通されていることを特徴とする転倒防止装置。 - 天井と物品との間に設けられる転倒防止装置であって、
第一シリンダと、前記第一シリンダ内に一部が配置され、前記第一シリンダ内を第一液体室と第一大気室とに区画し、前記第一シリンダ内を往復移動する第一移動部材と、を有し、前記物品が傾くことにより前記天井と前記物品との位置関係が変化することによって、前記第一移動部材の一部が前記第一シリンダ内を移動する第一移動機構と、
第二シリンダと、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二シリンダ内を第二液体室と第二大気室とに区画し、前記第二シリンダ内を往復移動する第二移動部材と、前記第二シリンダ内に配置され、前記第二液体室の容積を小さくする方向に前記第二移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有した第二移動機構と、
前記第一液体室と前記第二液体室とを接続し、前記第一液体室から前記第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰力発生部と、
を備え、
前記第二移動部材が前記付勢部材からの力の付与によって移動し、前記第二液体室に充填された作動流体が前記第一液体室に流入することで、前記第一移動機構が伸長し、
前記第一シリンダまたは前記第二シリンダには、第一大気室と前記第二大気室とを連通するエア抜き通路が開口されていることを特徴とする転倒防止装置。 - 前記減衰力発生部は、前記第一液体室から前記第二液体室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰部と、
前記第二液体室から前記第一液体室への作動流体の流れを許容する逆止弁と、を有し、
前記減衰部と前記逆止弁とは並列に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の転倒防止装置。
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