JP6487245B2 - 持出し部の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、持出し部の支持構造に関する。
従来より、建物の壁体から持出した造作棚などの持出し部が知られている。この持出し部に照明器具を設置して、コーブ照明とする技術が、例えば、特開2014−145164号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1には、コーブを形成するコーブ形成部と、壁部に取り付けられ、コーブ形成部を支持する支持ブラケットとを備え、支持ブラケットは、壁部に固定された壁固定部と、壁固定部から壁部と反対側に向けて延びる腕木部とを有し、コーブ形成部は、壁面に沿って延びる幕板部と、腕木部を上方及び下方から覆う被覆部とを有している建物の内部構造が開示されている。特許文献1の建物の内装構造によれば、被覆部が支持ブラケットの腕木部を上下方向から覆っているため、人の視界に腕木部が入ることを被覆部が抑制するので、意匠性を好適にできることが開示されている。
特開2014−145164号公報
上記特許文献1では、支持ブラケットの壁固定部は、壁部の正面に固定され、支持ブラケットの腕木部は、被覆部の上板部及び下板部を連結する連結部に固定されている。特許文献1の建物の内装構造と異なり、持出し部に横桟を用いる構造において、壁体に追加する下地材を少なく、または、壁体に下地材を追加することなく持出し部を支持する構造を本発明者は検討し、これを課題とした。
このように、本発明は、壁体内に取り付けられる下地材を削減した持出し部の支持構造を提供することを課題とする。
本発明の持出し部の支持構造は、建物の壁体に設けられる持出し部の支持構造であって、縦桟を含む壁体と、記壁体から突出して、横方向に延びる持出し部と、縦桟に固定されるとともに、持出し部を支持する支持具とを備えている。支持具は、正面視において縦桟の側部と固定される縦桟固定部と、この縦桟固定部と連なる横桟固定部と、この横桟固定部と連なり、かつ壁体と反対側に延在する腕部とを含んでいる。持出し部は、複数の部材が接続されてなる横桟を含んでいる。横桟の接続部分において、一方は支持具の横桟固定部に固定され、他方は縦桟に固定されている。
本発明の持出し部の支持構造において好ましくは、壁体は、縦桟と横桟との間に設けられたボードをさらに含み、持出し部は、横桟上に設けられた上板部と、横桟下に設けられた下板部と、上板部及び下板部の前端と連結され、壁体と間隔を隔てて設けられた前板部とをさらに含んでいる。
本発明の持出し部の支持構造において好ましくは、持出し部は、壁体と間隔を隔てて設けられる第2の横桟をさらに含んでいる。
本発明の持出し部の支持構造において好ましくは、第2の横桟は、複数の部材が接続されてなり、腕部は、第2の横桟を固定するための載置部を有し、第2の横桟の複数の部材は、載置部上で接続される。
本発明の持出し部の支持構造において好ましくは、縦桟固定部と横桟固定部とは、側面視において略L字状であり、腕部は、横桟固定部と同一平面上に連なる平板部をさらに有し、載置部は、平板部から水平方向に延出している。
本発明の持出し部の支持構造において好ましくは、持出し部には、照明器具が載置される。
本発明は、壁体内に取り付けられる下地材を削減した持出し部の支持構造を提供できる。
本発明の実施の形態1における持出し部の支持構造を概略的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1における持出し部の支持構造を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態1における持出し部の支持構造を概略的に示す斜視図であり、ボード、前板部及び下板部を省略している図である。 本発明の実施の形態1における持出し部の支持構造を構成する支持具を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における持出し部の支持構造の施工方法を説明するための図であり、縦桟に支持具を取り付けた状態を概略的に示す正面図である。 図5における側面図である。 図5及び図6の状態からボードをさらに取り付けた状態を概略的に示す断面であり、図6と同様の位置からの断面である。 図7の状態から第1の横桟をさらに取り付けた状態を概略的に示す平面図である。 図8における線分IX−IXに沿った断面図である。 図8及び図9の状態から上板部をさらに取り付けた状態を概略的に示す断面図である。 図10の状態から第2の横桟をさらに取り付けた状態を概略的に示す平面図である。 図11における矢印XIIから見た時の正面図である。 図11における線分XIII−XIIIに沿った断面図である。 図11〜図13の状態から第3の横桟をさらに取り付けた状態を概略的に示す正面図である。 図14における線分XV−XVに沿った断面図である。 図14及び図15の状態から下板部をさらに取り付けた状態を概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態2における持出し部の支持構造を概略的に示す斜視図であり、ボード、前板部及び下板部を省略している図である。 本発明の実施の形態2における持出し部の支持構造を構成する支持具を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態3における持出し部の支持構造を概略的に示す斜視図であり、ボード、前板部及び下板部を省略している図である。 本発明の実施の形態3における持出し部の支持構造を構成する支持具を概略的に示す斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1〜図16を参照して、本発明の一実施形態の持出し部の支持構造について説明する。なお、本実施の形態では、天井5側を上(図1及び図2における上)、床6側を下(図1及び図2における下)、壁体10側を後(図1における紙面奥、図2における右)、持出し部20側を前(図1における紙面手前、図2における左)としている。つまり、上下方向とは鉛直方向であり、左右方向とは水平方向である。本明細書では、上下方向を縦方向とも言い、左右方向を横方向とも言う。
図1〜図3に示すように、本実施の形態の持出し部の支持構造1は、建物の壁体10に設けられる持出し部20を支持する構造である。建物の壁体10は室内であってもよく、室外であってもよいが、図1では室内の部屋を構成する内壁の天井近傍から、造作棚である持出し部20が突出している。
持出し部の支持構造1は、壁体10と、この壁体10から突出して、横方向に延びる持出し部20と、壁体10に設けられるとともに、持出し部20を支持する支持具30とを備えている。
図2に示すように、壁体10は、縦桟11と、ボード12とを含む。縦桟11は、壁体10を構成し、柱などを含む。この縦桟11は、上下方向に延在し、互いに間隔を隔てて複数配置されている。この縦桟11の前に、ボード12が設けられている。詳細には、図2及び図3に示すように、ボード12は、持出し部20を構成する第1の横桟21と、縦桟11との間に設けられ、壁体10の壁面を構成する。ボード12は、例えば石膏ボードである。
壁体10を構成する縦桟11に、図4に示す支持具30が固定されている。支持具30は、縦桟固定部31と、横桟固定部32と、腕部33とを含んでいる。縦桟固定部31と横桟固定部32と腕部33とは、一体成形されていてもよく、分離した部材が連結されていてもよい。
図2及び図3に示すように、縦桟固定部31は、正面視において縦桟11の側部11aと固定される。側部11aとは、前方から見たときに見える正面11b(図3参照)と連なる面の少なくとも一部を含む部分であり、正面視において視認されない部分(図3では四角柱の縦桟11の側面)である。縦桟固定部31には、ビスなどの固定具を用いて縦桟11と連結されるために、固定具を通す貫通孔31aが設けられている。この貫通孔31aは、図4では上下方向に複数形成されているが、前後方向に複数設けられていてもよく、1つであってもよい。
横桟固定部32は、この縦桟固定部31と連なり、持出し部20を構成する第1の横桟21(図3では第1の横桟21の第2の部材21b)と固定される。横桟固定部32は、縦桟固定部31とで、側面視において略L字状をなす。横桟固定部32には、ビスなどの固定具を用いて第1の横桟21と連結されるために、固定具を通す貫通孔32aが設けられている。図4では貫通孔32aが1つであるが、貫通孔32aの数は複数であってもよい。
腕部33は、この横桟固定部32と連なり、壁体10と反対側に延在している。腕部33は、平板部34と、載置部35とを有している。平板部34は、横桟固定部32と同一平面上に連なる。平板部34と横桟固定部32とで形成される平板は、縦桟固定部31とで側面視において略L字状をなす。この平板部34の上端から水平方向に延出するように載置部35が形成されている。載置部35は、持出し部20を構成する第2の横桟22を載置する。このため、載置部35には、ビスなどの固定具を用いて第2の横桟22と連結されるために、第1及び第2の貫通孔35a、35bが設けられている。この第1及び第2の貫通孔35a、35bは、横方向に複数形成されている。第2の横桟22が複数の部材からなる場合、複数の貫通孔の少なくとも1つの貫通孔35aは第1の部材22aを固定し、複数の貫通孔の他の少なくとも1つの貫通孔35bは第2の部材22bを固定する。
この支持具30は、持出し部20を支持する。持出し部20は、壁体10と間隔を隔てて前方に突出し、壁体10の壁面に沿って左右方向に延在している。持出し部20は、壁体10に片側支持され、壁体10から持ち出された棚であり、天井5近くの壁体に設けられていてもよく、床6近くの壁体に設けられていてもよい。持出し部20は、第1の横桟21と、第2の横桟22と、第3の横桟23と、上板部24と、下板部25と、前板部26とを含んでいる。
第1の横桟21は、ボード12を介して縦桟11と対向するように配置され、水平方向に延在している。図3に示すように、第1の横桟21は、複数の部材が接続されてなり、具体的には、縦桟11に連結される第1の部材21aと、支持具30に連結される第2の部材21bとを含んでいる。第1の横桟21の接続部分において、一方は支持具30の横桟固定部32に固定され、他方は縦桟11に固定される。具体的には、第1の部材21aと縦桟11とは、前後方向に延びる固定具により連結され、第2の部材21bと支持具30の横桟固定部32とは左右方向に延びる固定具により連結される。横桟固定部32と連結される第1の横桟21の第2の部材21bは、側方に位置する面から連結されている。なお、図3においては、第1の部材21aの一端が縦桟11と連結され、第2の部材21bの他端が支持具30と連結されているが、第1の部材21aの他端は別の支持具と連結されていてもよく、第2の部材21bの他端は別の縦桟と連結されていてもよい。
第2の横桟22は、壁体10と間隔を隔てて設けられ、支持具30の載置部35上に載置され、水平方向に延在している。第2の横桟22は、複数の部材が接続されてなり、支持具30の載置部35上で接続されている。具体的には、図3に示すように、第2の横桟22は、載置部35の第1の貫通孔35aに固定される第1の部材22aと、第2の貫通孔35bに固定される第2の部材22bとを含んでいる。第1の部材22aと第2の部材22bとの継ぎ目は、載置部35の2つの貫通孔35a、35bの中間であり、載置部35には第1の部材22a及び第2の部材22bの両方が載置されているので、第1の部材22aと第2の部材22bとを用いることによる横方向の撓みや垂れを防止でき、精度を向上できる。
第3の横桟23は、第2の横桟22の下に配置され、水平方向に延在している。第3の横桟23は、複数の部材で構成されており、具体的には、図3に示すように、第2の横桟22の第1の部材22aと連結される第1の部材23aと、第2の横桟22の第2の部材22bと連結される第2の部材23bとを含んでいる。第2の横桟22の第1の部材22aと第3の横桟23の第1の部材23aとは、上下方向に延びる固定具により連結され、第2の横桟22の第2の部材22bと第3の横桟23の第2の部材23bとは上下方向に延びる固定具により連結されている。図3では第3の横桟23の第1の部材23aと第2の部材23bとは支持具30を避けて配置されているが、第2の部材23bの端部を支持具30に合わせた形状として、支持具30の平板部34と第2の部材23bとが接するように配置されてもよい。第3の横桟23の第1の部材23aと第2の部材22bとの継ぎ目は、第2の横桟22の第1の部材22aと第2の部材22bとの継ぎ目と、横方向において異なる位置である。
上板部24は、第1の横桟21及び第3の横桟23上であって、第2の横桟22下に設けられている。図2に示すように、上板部24は、ボード12から前方に突出して横方向に延びている。上板部24は、第1の横桟21及び第3の横桟23を被覆している。本実施の形態の持出し部20においては、上板部24の上に照明器具などの載置物を載置可能に構成されている。
下板部25は、第1の横桟21及び第3の横桟23下に設けられている。下板部25は、ボード12から前方に突出して横方向(上板部24と平行)に延びている。下板部25は、第1の横桟21及び第3の横桟23を被覆している。
前板部26は、上板部24及び下板部25の前端と連結され、壁体10と間隔を隔てて設けられている。前板部26は、第2の横桟22及び第3の横桟23を被覆している。
上板部24、下板部25及び前板部26は、持出し部20の外観を構成し、視認される部分である。上板部24、下板部25及び前板部26は、例えば石膏ボード、木質ボードなどである。
続いて、図1〜図16を参照して、本実施の形態の持出し部の支持構造1の施工方法について説明する。
まず、図5及び図6に示すように、壁体を構成する縦桟11の側部11aと、支持具30の縦桟固定部31とを連結する。この工程では、縦桟固定部31の貫通孔31a(図4参照)に固定具を挿通して、縦桟11と縦桟固定部31とを連結する。この工程により、縦桟11と支持具30とを固定することができる。
次に、図7に示すように、壁体の壁面となるボード12を縦桟11の前に配置する。この工程では、例えば、予め支持具30の腕部33及び横桟固定部32が貫通するような貫通穴をボード12に形成し、その貫通穴を腕部33及び横桟固定部32に挿通する。この工程により、縦桟11前にボード12を取り付けることで、壁体10の壁面を形成することができる。
次に、図8及び図9に示すように、第1の横桟21の第2の部材22bを支持具30の横桟固定部32に連結するとともに、第1の横桟21の第1の部材21aを縦桟11に連結する。この工程では、支持具30の横桟固定部32の貫通孔32aに固定具を挿通して、第1の横桟21の第2の部材21bを支持具30に連結する。このため、第1の横桟21の第2の部材22bは、支持具30を介して縦桟11に連結される。また、第1の横桟21の第1の部材21aを前方から固定具を用いて縦桟11に連結する。このため、第1の横桟21の第1の部材21aは、直接縦桟11に連結される。この工程により、第1の部材21a及び第2の部材21bを含む第1の横桟21を縦桟11に固定することができる。
次に、図10に示すように、第1の横桟21及び支持具30の載置部35上に、上板部24を配置する。この工程では、第1の横桟21と上板部24とを固定具を用いて連結する。
次に、図11〜図13に示すように、上板部24の前端部上に、第2の横桟22を配置する。この工程では、図11に示すように、支持具30の載置部35の第1の貫通孔35a上に第1の部材22aを配置し、第2の貫通孔35b上に第2の部材22bを配置する。そして、図12に示すように、下方から固定具を第1の貫通孔35aに挿通させて第1の部材22aと支持具30とを連結し、下方から固定具を第2の貫通孔35bに挿通させて第2の部材22bと支持具30とを連結する。この工程により、第2の横桟22と支持具30とを連結することができる。なお、第2の横桟22が1つの部材である場合には、第1及び第2の貫通孔35a、35bに固定具を挿通してその1つの部材と連結してもよく、貫通孔が1つの載置部を用いてもよい。
次に、図14及び図15に示すように、上板部24の前端部下に、第3の横桟23を配置する。この工程では、第2の横桟22の第1の部材22a下に、第3の横桟23の第1の部材23aを配置して、下方から固定具を用いて第2及び第3の横桟22、23の第1の部材22a、23aを連結する。また、第2の横桟22の第2の部材22b下に第3の横桟23の第2の部材23bを配置して、下方から固定具を用いて第2及び第3の横桟22、23の第2の部材22b、23bを連結する。この工程により、支持具30と固定された第2の横桟22と第3の横桟23とを固定することができる。
次に、図16に示すように、第2の横桟22及び第3の横桟23下に、下板部25を配置する。この工程では、第3の横桟23と下板部25とを固定具を用いて連結する。この工程により、支持具30と第2の横桟22を介して固定された第3の横桟23と、下板部25とを固定することができる。
次に、図2に示すように、下板部25と、この下板部25上に配置された第3の横桟23と、この第3の横桟23上に配置された上板部24と、この上板部24上に配置された第2の横桟22との前端に、前板部26を配置する。この工程では、下板部25、上板部24、第2の横桟22及び第3の横桟23の少なくともいずれかと、前板部26とを固定具を用いて連結する。
以上の工程を実施することにより、建物の壁体10から前方に突出して横方向に延びる持出し部20を支持具30を介して壁体10に取り付けることができるので、図1〜図3に示す持出し部の支持構造1を施工することができる。なお、工程順は、上記説明に限定されず、任意の順序を選択できる。
以上説明したように、本実施の形態の持出し部の支持構造1は、縦桟11を含む壁体10と、壁体10から突出して、横方向に延びる持出し部20と、縦桟11に固定されるとともに、持出し部20を支持する支持具30とを備え、支持具30は、正面視において縦桟11の側部11aと固定される縦桟固定部31と、この縦桟固定部31と連なる横桟固定部32と、この横桟固定部32と連なり、かつ壁体10と反対側に延在する腕部33とを含み、持出し部20は、複数の部材が接続されてなる第1の横桟21を含み、第1の横桟21の接続部分において、一方(第2の部材21b)は支持具30の横桟固定部32に固定され、他方(第1の部材21a)は縦桟11に固定される。
本発明者は、持出し部20の下地材である第1の横桟21を縦桟11近傍に配置した構造において、壁体10内に下地材を追加することなく持出し部20を支持する構造を鋭意検討した結果、第1の横桟21の1つの部材を支持具30の横桟固定部32に固定し、他の部材を縦桟11に固定して、複数の部材を接続することに想到した。このように、壁体10手前の第1の横桟21の接続部分において、それぞれの部材を異なる箇所に固定することで、壁体10内に別の桟などの下地材を追加する必要がない。つまり、通常の縦桟11の配置のみで第1の横桟21を取り付けることができる。このため、壁体10内に下地材の取り付けを要せずに、持出し部20を支持することができる。したがって、本実施の形態の持出し部の支持構造1は、壁体内に取り付けられる下地材を削減できるので、手間を低減することができる。
ここで、本実施の形態では、壁体に追加する下地材を追加することなく持出し部を支持する構造を例に挙げて説明したが、本発明は、壁体内に少ない下地材を追加して持出し部を支持してもよい。つまり、本発明は、壁体に追加する下地材を少なくして持出し部を支持する構造と、壁体に下地材を追加することなく持出し部を支持する構造とを含む。
なお、支持具30の縦桟固定部31は縦桟11の側部11aと連結されるので、外観上、視認されにくい。したがって、意匠性を向上することができる。
本実施の形態の持出し部の支持構造1において好ましくは、壁体10は、縦桟11と第1の横桟21との間に設けられ、壁体10を構成するボード12をさらに含み、持出し部20は、第1の横桟21上に設けられた上板部24と、第1の横桟21下に設けられた下板部25と、上板部24及び下板部25の前端と連結され、壁体10と間隔を隔てて設けられた前板部26とをさらに含んでいる。
支持具30の横桟固定部32及び腕部33上には上板部24が配置され、横桟固定部32及び腕部33の下には下板部25が配置され、腕部33の前には前板部26が配置されているので、支持具30の横桟固定部32及び腕部33は外観上、視認されない。そして、ボード12により、支持具30がより視認されにくくなるので、意匠性をより向上することができる。したがって、持出し部20の位置によらずに、支持具30を視界から隠すことができるので、意匠性を向上することができる。
本実施の形態の持出し部の支持構造1において好ましくは、持出し部20は、壁体10と間隔を隔てて設けられる第2の横桟22をさらに含んでいる。本実施の形態の持出し部の支持構造1では、持出し部20は、前板部26と連結され、かつ上板部24上に設けられた第2の横桟22と、前板部26と連結され、かつ上板部24と下板部25との間に設けられた第3の横桟23とをさらに含んでいる。
これにより、持出し部20の外観を構成する上板部24、下板部25及び前板部26を備える持出し部の支持構造1を容易に実現できる。
本実施の形態の持出し部の支持構造1において好ましくは、第2の横桟は、複数の部材が接続されてなり、腕部33は、第2の横桟22を固定するための載置部35を有し、第2の横桟22の複数の部材は、載置部35上で接続される。具体的には、載置部35は、第2の横桟22の第1の部材22aを固定するための第1の貫通孔35aと、第2の横桟22の第2の部材22bを固定するための第2の貫通孔35bとを有している。
これにより、持出し部20が横方向に長く、複数の部材からなる第2の横桟22を用いる場合であっても、複数の部材を載置部35上で接続できるので、接続部分において持出し部20に垂れが発生することを抑制できる。したがって、本実施の形態の持出し部の支持構造1は、横方向のスパンが長い持出し部20、重量の重い持出し部20を支持する支持構造に特に効果的である。
本実施の形態の持出し部の支持構造1において好ましくは、縦桟固定部31と、横桟固定部32とは、側面視において略L字状であり、腕部33は、横桟固定部32と同一平面上に連なる平板部34をさらに有し、載置部35は、平板部34から水平方向に延出している。
これにより、第2の横桟22の接続部分において垂れが発生することを抑制できる構造を容易に実現できる。
本実施の形態における持出し部の支持構造1は、上述したように、壁体10内に要する下地材が少ない、または、下地材を必要としない省施工が可能であり、省施工であっても持出し部20に種々のものを載置可能である。したがって、持出し部の支持構造1は、例えば、持出し部20に照明器具が載置される建築化照明に好適に用いられる。
(実施の形態2)
本実施の形態の持出し部の支持構造2は、実施の形態1の持出し部の支持構造1と基本的には同様の構成を備えているが、支持具40の形状において異なっている。
具体的には、本実施の形態の支持具40は、図17及び図18に示すように、縦桟固定部31と、横桟固定部32と、腕部43とを含んでいる。縦桟固定部31と横桟固定部32と腕部43とは、一体成形されていてもよく、分離した部材が連結されていてもよい。
縦桟固定部31は、略L字状であり、実施の形態1と同様に縦桟11と連結する固定具を通す貫通孔31aが設けられている。縦桟固定部31の縦桟11と反対側の端部から、横方向に延出するように、横桟固定部32が設けられている。つまり、横桟固定部32は、縦桟11から前方に突出した位置に配置されている。この横桟固定部32には、第1の横桟21を固定するために貫通孔32aが設けられている。この貫通孔32aは、図17では、横方向に複数形成されているが、1つであってもよい。第1の横桟21の第2の部材21bは、前方から固定具を介して横桟固定部32と連結されている。
この横桟固定部32と連なり、壁体10と反対側に延出するように腕部43が設けられている。腕部43は、載置部35と、側部36と、前部37とを有している。載置部35は、横桟固定部32の上端から前方に向けて延出している。載置部35には、第2の横桟22の第1の部材22aを固定するための第1の貫通孔35aと、第2の横桟22の第2の部材22bを固定するための第2の貫通孔35bとが形成されている。側部36は、この載置部35における縦桟固定部31側の端部から下方に延出し、縦桟固定部31及び横桟固定部32と連なっている。前部37は、載置部35の前端から下方に延出している。
以上説明したように、実施の形態2の持出し部の支持構造2は、図18に示すような支持具40を用いて、持出し部20を支持している。このように、本発明の持出し部の支持構造において、支持具40の横桟固定部32と連結される第1の横桟21の第2の部材21bは、前方に位置する支持具40の横桟固定部32から連結されてもよい。つまり、図3に示すように第1の横桟21の側面から支持具30で固定されてもよく、図17に示すように第1の横桟21の正面から支持具40で固定されてもよい。本実施の形態の持出し部の支持構造2においても、壁体10手前の第1の横桟21の接続部分において、それぞれの部材を縦桟11及び支持具40の横桟固定部32に固定することで、壁体10内に別の桟など追加する下地材を削減することができる。また、本実施の形態の持出し部の支持構造2においても、縦桟固定部31は、正面視において縦桟11の側部11aと連結されているので、意匠性を向上することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態の持出し部の支持構造3は、実施の形態1の持出し部の支持構造1と基本的には同様の構成を備えているが、支持具50の形状及び持出し部20の構成部材において異なっている。
具体的には、本実施の形態の支持具50は、図19及び図20に示すように、縦桟固定部31と、横桟固定部32と、腕部53とを含んでおり、縦桟固定部31と横桟固定部32と腕部53とは、一体成形されていてもよく、分離した部材が連結されていてもよい。縦桟固定部31、横桟固定部32、腕部53の平板部34は、実施の形態1の支持具30と同様であり、腕部53の載置部55が平板部34の下端から水平方向に延出するように形成されている点において異なっている。載置部55には、第2の横桟22と連結するために、第1及び第2の貫通孔55a、55bが形成されている。
載置部55の前端上には、第2の横桟22が載置される。第2の横桟22の第1の部材22aは、第1の貫通孔35aで固定され、第2の横桟22の第2の部材22bは、第2の貫通孔55aで固定される。平板部34の高さ(平板部34の上端と載置部55との距離)は、第2の横桟22の高さと略同じである。第2の横桟22の上面及び平板部34上には、上板部24が設けられる。載置部55の下面には、下板部25が設けられる。第2の横桟22前には、前板部26が設けられる。
以上説明したように、実施の形態3の持出し部の支持構造3は、図20に示すような支持具50を用いて、持出し部20を支持している。このため、実施の形態3の持出し部の支持構造3は、第3の横桟23を省略できるので、手間をさらに低減することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 支持構造、5 天井、6 床、10 壁体、11 縦桟、11a,36 側部、11b 正面、12 ボード、20 持出し部、21 第1の横桟、21a,22a,23a 第1の部材、21b,22b,23b 第2の部材、22 第2の横桟、24 上板部、25 下板部、26 前板部、30,40 支持具、31 縦桟固定部、31a,32a、35a,35b 貫通孔、32 横桟固定部、33,43,53 腕部、34 平板部、35 載置部、37 前部。

Claims (6)

  1. 建物の壁体に設けられる持出し部の支持構造であって、
    縦桟を含む壁体と、
    前記壁体から突出して、横方向に延びる持出し部と、
    前記縦桟に固定されるとともに、前記持出し部を支持する支持具とを備え、
    前記支持具は、正面視において前記縦桟の側部と固定される縦桟固定部と、前記縦桟固定部と連なる横桟固定部と、前記横桟固定部と連なり、かつ前記壁体と反対側に延在する腕部とを含み、
    前記持出し部は、複数の部材が接続されてなる横桟を含み、
    前記横桟の接続部分において、一方は前記支持具の前記横桟固定部に固定され、他方は前記縦桟に固定される、持出し部の支持構造。
  2. 前記壁体は、前記縦桟と前記横桟との間に設けられたボードをさらに含み、
    前記持出し部は、前記横桟上に設けられた上板部と、前記横桟下に設けられた下板部と、前記上板部及び前記下板部の前端と連結され、前記壁体と間隔を隔てて設けられた前板部とをさらに含む、請求項1に記載の持出し部の支持構造。
  3. 前記持出し部は、前記壁体と間隔を隔てて設けられる第2の横桟をさらに含む、請求項1または2に記載の持出し部の支持構造。
  4. 前記第2の横桟は、複数の部材が接続されてなり、
    前記腕部は、前記第2の横桟を固定するための載置部を有し、
    前記第2の横桟の複数の部材は、前記載置部上で接続される、請求項3に記載の持出し部の支持構造。
  5. 前記縦桟固定部と、前記横桟固定部とは、側面視において略L字状であり、
    前記腕部は、前記横桟固定部と同一平面上に連なる平板部をさらに有し、
    前記載置部は、前記平板部から水平方向に延出する、請求項4に記載の持出し部の支持構造。
  6. 前記持出し部には、照明器具が載置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の持出し部の支持構造。
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