JP6486232B2 - ヒートポンプユニット - Google Patents
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Description
また、同0071には、「また、インバータモジュール15あるいはダイオードモジュール16から支持部材35を外部に引き出すとともに、当該階段状の部分で下方に向かって放熱フィン35dを複数枚配設すること、または横方向に向かって放熱フィン35dを複数枚配設することができる。横方向の放熱フィンまたは下方の放熱フィンの何れか一方で十分な伝熱面積を確保することができれば双方に設ける必要はないが、双方に設ければ十二分な電熱面積を確保することできる。」と記載されている。
ところで、ヒートポンプ式給湯機は、冷媒を圧縮する圧縮機、冷媒を通過させる熱交換器、熱交換器に送風する送風機等を備える点で、空気調和機の室外機に類似した構成を有している。そこで、ヒートポンプ式給湯機の電気品ケースも、特許文献1のものと同様に構成することが考えられる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、電気部品を適切に冷却できるヒートポンプユニットを提供することを目的とする。
次に、本発明の一実施形態のヒートポンプ式給湯機について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態のヒートポンプ式給湯機Sの概略構成図である。図1に示すように、ヒートポンプ式給湯機Sは、ヒートポンプユニット1とタンクユニット2とを備えている。
次に、図2を参照し、ヒートポンプユニット1の機械的構造を説明する。なお、図2は、開扉状態のヒートポンプユニット1の正面図である。図2において、ヒートポンプユニット1の中央やや右寄りには、鉛直方向(縦方向)に仕切板102が延設されており、これによってヒートポンプユニット1の内部の空間は、送風室104と、機械室106とに区切られている。そして、仕切板102の上端部には、各種電気部品を収納した電気品ケース20が固定されている。これにより、電気品ケース20は、仕切板102から送風室104および機械室106の双方の上部に向かって突出している。送風室104においては、その背面から左側面に渡って熱交換器6が配置されており、熱交換器6の前方には送風機7が配置されている。また、機械室106には、圧縮機3、液体熱交換器4等が配置されている。
次に、電気品ケース20の回路構成を図3に示すブロック図を参照し説明する。電気品ケース20の受電端子202,204には、単相の商用電源である交流電源22から電力が供給される。受電端子202と交流電源22との間には、リアクトル24が挿入されている。なお、リアクトル24は、発熱量が大きいため、電気品ケース20の外部に設置される。ダイオードモジュール(整流回路モジュール)220は、ブリッジ接続された4個のダイオード222を有し、全波整流回路として機能する。すなわち、受電端子202,204における交流電圧はダイオードモジュール220によって直流に変換され、電解コンデンサ240,242に印加される。
次に、図4を参照し、電気品ケース20の外観構成を説明する。なお、図4は、電気品ケース20の分解斜視図である。電気品ケース20は、略矩形状の底板262を有している。底板262の後端部からは上方向に背面板263が突出している。背面板263は、矩形板の左上部分を矩形状に切り欠いた形状を有しており、この切り欠いた部分を切欠部263aという。また、底板262の前端部からは上方向に前面板266が突出している。前面板266は、背面板263に対称な形状を有し、その左上部分には矩形状の切欠部266aが形成されている。
上述したように、ヒートシンク280は電気品ケース20に装着されている。また、電気品ケース20の上面の開口部は、蓋292によって塞がれている。ここで、電気品ケース20の下面に沿って流れるエアフローをF1とし、ヒートシンク280に沿って流れるエアフローをF2とする。送風機7(図2参照)を回転駆動させると、電気品ケース20の下面は送風機7に対向しているため、エアフローF1の速度は、エアフローF2の速度よりも速くなる。このように、速度が低い側のエアフローF2に向けてヒートシンク280のフィン284を突出させたことも本実施形態の特徴の一つである。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
2 タンクユニット
3 圧縮機
4 液体熱交換器(第2の熱交換器)
5 減圧弁
6 熱交換器(第1の熱交換器)
7 送風機
8 温度センサ
20 電気品ケース
24 リアクトル
32 モータ
102 仕切板
104 送風室
106 機械室
202,204 受電端子
210 ダイオード複合モジュール(短絡モジュール)
210a,220a,230a 貫通孔
220 ダイオードモジュール(整流回路モジュール)
230 インバータモジュール
240,242 電解コンデンサ
256 制御回路
270 貫通孔
280 ヒートシンク
282 ベース板
284 フィン
290 回路基板
292 蓋
S ヒートポンプ式給湯機
F1,F2 エアフロー
Claims (3)
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、この圧縮機によって圧縮された冷媒とタンクからの水とを熱交換する液体熱交換器と、この液体熱交換器からの冷媒を減圧する減圧弁と、この減圧弁からの冷媒を蒸発させる熱交換器と、この熱交換器に送風する送風機と、を有するヒートポンプと、
筐体の内部空間を仕切ることによって前記熱交換器および前記送風機が収容された送風室と、前記圧縮機が収容された機械室と、を形成する仕切板と、
前記筐体の内部において前記仕切板の上部に固定された電気品ケースと、を備え、
前記電気品ケースは、
底板と、背面板と、前面板と、側面板と、上面に設けられる蓋と、によって囲まれた第1の内部空間と、
前記送風室に配置され、少なくとも前記蓋には面していない第2の内部空間と、
前記第2の内部空間に配置され、前記圧縮機を駆動するインバータモジュールと、
前記第1の内部空間に配置された前記インバータモジュール以外の電気部品と、
ベース板と、前記ベース板から上方向に突出する複数のフィンと、を備え、前記ベース板の下面は前記第2の内部空間に対向して、前記インバータモジュールが装着されているヒートシンクと、を有し、
前記第2の内部空間の下面が前記送風機に対向するように、前記仕切板に装着されている
ことを特徴とするヒートポンプユニット。 - 外気温度が高くなるほど、前記送風機の回転速度を低くする制御回路
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプユニット。 - 前記電気品ケースは、
前記送風室と前記機械室との双方に突出し、
受電端子に供給された交流電圧を整流する整流回路モジュールと、
前記受電端子を適宜短絡状態にする短絡モジュールと、
前記整流回路モジュールの出力電圧によって充電される電解コンデンサと
をさらに有し、
前記ヒートシンクは、前記整流回路モジュールと前記短絡モジュールとをさらに装着するものであり、
前記電解コンデンサは、前記電気品ケースの前記送風室に突出している部分に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプユニット。
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JP2015146448A JP6486232B2 (ja) | 2015-07-24 | 2015-07-24 | ヒートポンプユニット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015146448A JP6486232B2 (ja) | 2015-07-24 | 2015-07-24 | ヒートポンプユニット |
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ID=57945936
Family Applications (1)
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JP2015146448A Active JP6486232B2 (ja) | 2015-07-24 | 2015-07-24 | ヒートポンプユニット |
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