JP6485508B2 - 車両におけるトランスファ装置の組付方法 - Google Patents
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Description
本発明は、車両におけるトランスファ装置、特に、四輪駆動車に適用されるトランスファ装置の組付方法に関する。
四輪駆動車として、車体前部にエンジンなどの駆動源と変速機とを軸心が車体前後方向に延びるように配置し、該変速機から出力される駆動力を車体後方に延びる後輪用出力軸から後輪用プロペラシャフトおよび後輪用差動装置を介して主駆動輪としての後輪に伝達するとともに、前記後輪用出力軸上に、補助駆動輪としての前輪に出力する駆動力を取り出すトランスファ装置を設け、該トランスファ装置の前輪用出力軸によって取り出された駆動力を車体前方に延びる前輪用プロペラシャフトおよび前輪用差動装置を介して前輪に伝達し、後輪に加えて前輪も駆動可能に構成した所謂FR(フロントエンジン・リヤドライブ)ベースの車両が知られている。
従来、このようなトランスファ装置としては、後輪用出力軸上に前輪用駆動力を取り出すカップリングを配設し、該カップリングによって取り出した駆動力を、前記後輪用出力軸上に設けられた駆動側回転部材としてのドライブスプロケットと、前記後輪用出力軸に平行に設けられた前輪用出力軸上に設けられた被駆動側回転部材としてのドリブンスプロケットと、両スプロケットに巻きかけられたチェーンとで構成された動力伝達機構を介して前記前輪用出力軸に伝達し、後輪に加えて前輪も駆動可能に構成されたものが知られている。また、このチェーン式のもののほかに、駆動側回転部材としての駆動側ギヤと、該駆動側ギヤに噛み合わされた被駆動側回転部材としての被駆動ギヤとで構成されるギヤ式の動力伝達機構も知られている。
なお、前記前輪用および後輪用プロペラシャフトにおける軸部の前後両端部には、トランスファ装置と差動装置との軸心のずれを許容するための自在継手がそれぞれ設けられるのが通例である。
ところで、乗員の車室内空間の拡大要求から、前記トランスファ装置が配置される車体フロアのトンネルを小さくすることが求められている。
これに対して、トランスファ装置における後輪用出力軸と前輪用出力軸との軸間距離を短縮し、トランスファ装置を小型化することが検討されており、例えば特許文献1には、前述のようなギヤ式の動力伝達機構を用いたFRベースの四輪駆動車に適用されるトランスファ装置として、前記前輪用プロペラシャフトにおけるトランスファ装置側の自在継手が、前記前輪用出力軸上に配置された被駆動ギヤの内側に設けられたものが開示されている。これによれば、軸間距離を短縮することによる変速機と自在継手との干渉を回避しつつ、前記後輪用出力軸と前記前輪用出力軸との軸間距離を短縮できる可能性がある。
ところが、上述の特許文献1に記載のトランスファ装置では、前記被駆動側ギヤの内側に前記前輪用プロペラシャフトのトランスファ装置側の自在継手が配置されるので、該自在継手に熱がこもり、熱負荷が高まって耐久性等に対する悪影響が考えられるため、効率よく冷却することが必要となる場合がある。
上述のような自在継手の冷却性の問題に対しては、前輪用プロペラシャフトのトランスファ装置側の自在継手をトランスファ装置の前方に配置し、走行風を積極的に当てることで、冷却性を改善することができるが、この場合、前述の軸間距離短縮の要求が満足されなくなる。つまり、前記軸間距離を大きくすることなく、冷却性を向上させることが課題となる。
ところで、変速機のケースにおけるトランスファ装置が結合される後端部は、歯車機構等の変速機構構成部材が内蔵された大径部より小径に構成されるのが通例である。また、トランスファ装置のケースの前端部も、前記動力伝達機構が収納された部分よりも小径となる。
したがって、前記変速機と前記トランスファ装置の合わせ部の外周側には、その前後の部位よりも窪んだスペースが設けられることになる。そして、このスペースに着目し、ここに前記前輪用プロペラシャフトの自在継手を配置することで、スペースを有効活用して、該自在継手に対する走行風による冷却性を確保しながら、前記後輪用出力軸と前輪用出力軸との軸間短縮を図ることが考えられる。
ところで、前記合せ部における窪んだスペースは軸方向寸法が限られており、前輪用プロペラシャフトのトランスファ装置への組付け性が問題となる。
つまり、前輪用プロペラシャフトに設けられた自在継手は、例えば、前輪用出力軸側に延び、外周面または内周面に前輪用出力軸前端のスプラインに嵌合されるスプラインが形成された軸状部が設けられた外側継手部材と、中間軸部の先端に設けられた内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に介設されて両部材間でトルクを伝達する中間継手部材と、これらの部材でなるトルク伝達部を外部に対して密閉するブーツと、該ブーツの外周を保持する円筒状の保持器とで構成されており、径方向寸法が中間軸部に比べて大径であるとともに軸方向寸法も比較的長いものとなる。
また、前輪用プロペラシャフトのトランスファ装置への組付けにおいては、前記自在継手を前記合せ部における窪んだスペース内に径方向の外側から侵入させ、前記前輪用プロペラシャフトの軸心と前記前輪用出力軸の軸心とを一致させた状態で、或いは、一致させつつ軸方向に移動させ、前記自在継手の構成部材に設けられた軸状部のスプラインを前記前輪用出力軸のスプラインに所定深さまで嵌合する。
このとき、前記窪んだスペースの軸方向寸法は限られているので、前記自在継手の軸方向寸法との関係では、前記自在継手を前記窪んだスペース内に径方向の外側から侵入させようとするとき、例えばブーツの保持器が変速機ケースにおける合せ部前方の大径部の角と干渉し、前記前輪用プロペラシャフトと前記前輪用出力軸のスプラインを嵌合可能な状態にできないことがありうる。
この問題を回避するために、前記前輪用プロペラシャフトと前記トランスファ装置とを組付けた後に変速機に組付けることが考えられるが、この場合、前記前輪用プロペラシャフトが組付けられたトランスファ装置を持ち上げる大きな設備が必要となる上、従来の設備を活用することができなくなるという課題が生じる。
そこで、本発明は、例えばエンジン縦置き式の車両であって、トンネル内部にトランスファ装置が配置される車両において、トランスファ装置の軸間距離の短縮と自在継手の冷却性を両立させながら、トランスファ装置側の補助駆動輪用プロペラシャフトの自在継手の組付性を確保することを課題とする。
なお、以上のような課題は、四輪駆動車として、駆動源と変速機とを軸心が車体前後方向に延びるように配置される構成において生じる課題であり、例えば、所謂RF(リアエンジン・フロントドライブ)ベースの車両においても生じる課題である。
前記課題を解決するため、本発明に係る車両におけるトランスファ装置の組付方法は、次のように構成したことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明は、
変速機と、
該変速機の出力側端部に取り付けられ、該変速機の出力軸から車体前後方向の一方側に延びる主駆動輪用出力軸に平行な補助駆動輪用出力軸を有するトランスファ装置と、
前記補助駆動輪用出力軸に連結される自在継手を有する補助駆動輪用プロペラシャフトと、を備え、
前記補助駆動輪用プロペラシャフトの自在継手は、前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面との合わせ部と、軸方向に直交する方向にみて少なくとも一部がオーバラップするように配置された車両におけるトランスファ装置の組付け方法であって、
前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させた仮組み状態で固定する仮組み工程と、
前記仮組み状態で、前記補助駆動輪用プロペラシャフトを前記トランスファ装置の補助駆動輪用出力軸に組付ける補助駆動輪用プロペラシャフト組付け工程と、
その後、前記変速機と前記トランスファ装置とを軸方向に相対的に移動させて、前記トランスファ装置の合わせ面と、前記変速機の合わせ面とを対面させて固定する本組み工程とを有することを特徴とする。
変速機と、
該変速機の出力側端部に取り付けられ、該変速機の出力軸から車体前後方向の一方側に延びる主駆動輪用出力軸に平行な補助駆動輪用出力軸を有するトランスファ装置と、
前記補助駆動輪用出力軸に連結される自在継手を有する補助駆動輪用プロペラシャフトと、を備え、
前記補助駆動輪用プロペラシャフトの自在継手は、前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面との合わせ部と、軸方向に直交する方向にみて少なくとも一部がオーバラップするように配置された車両におけるトランスファ装置の組付け方法であって、
前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させた仮組み状態で固定する仮組み工程と、
前記仮組み状態で、前記補助駆動輪用プロペラシャフトを前記トランスファ装置の補助駆動輪用出力軸に組付ける補助駆動輪用プロペラシャフト組付け工程と、
その後、前記変速機と前記トランスファ装置とを軸方向に相対的に移動させて、前記トランスファ装置の合わせ面と、前記変速機の合わせ面とを対面させて固定する本組み工程とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記仮組み工程では、前記トランスファ装置と、前記変速機とのうちの一方に保持され、他方が係合される仮組み部材を用いることを特徴とする。
前記仮組み工程では、前記トランスファ装置と、前記変速機とのうちの一方に保持され、他方が係合される仮組み部材を用いることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、
前記仮組み工程では、前記仮組み部材として、本組み状態で前記変速機と前記トランスファ装置とが固定された後、前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させて、再度仮組み状態にすることができるように構成されたものを用いることを特徴とする。
前記仮組み工程では、前記仮組み部材として、本組み状態で前記変速機と前記トランスファ装置とが固定された後、前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させて、再度仮組み状態にすることができるように構成されたものを用いることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のうち1項に記載の発明において、
前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面とに、前記変速機内部と前記トランスファ装置内部とをそれぞれシールするシール部材が設けられ、
前記両シール部材は、前記変速機と前記トランスファ装置とに跨がって前後方向に延びる軸に摺接され、
前記仮組み工程では、前記両シール部材の前記軸に対する摺接状態が維持される範囲で前記両合わせ面を離間させることを特徴とする。
前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面とに、前記変速機内部と前記トランスファ装置内部とをそれぞれシールするシール部材が設けられ、
前記両シール部材は、前記変速機と前記トランスファ装置とに跨がって前後方向に延びる軸に摺接され、
前記仮組み工程では、前記両シール部材の前記軸に対する摺接状態が維持される範囲で前記両合わせ面を離間させることを特徴とする。
上記の構成により、本願の請求項1に記載の発明によれば、変速機の合わせ面と、トランスファ装置の合わせ面とを対面させて固定される本組み工程の前に、仮組み工程において、前記変速機と前記トランスファ装置とを軸方向に所定距離離間させた状態とするので、前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面との間の軸方向の寸法が広がった状態となる。これにより、前記トランスファ装置の補助駆動輪用出力軸に前記補助駆動輪用プロペラシャフトを組み付けるときに、前記自在継手を径方向に侵入させてその軸心を前記補助駆動輪用出力軸と一致させた状態で、或いは、一致させつつ軸方向に移動させ、前記補助駆動輪用プロペラシャフトを組付けることができる。
例えば、変速機のケースにおけるトランスファ装置が結合される後端部は、歯車機構等が内蔵された部分よりも小径に構成され、トランスファ装置のケースの前端部も、動力伝達機構が収納された部分よりも小径に構成されている。これにより、前記変速機と前記トランスファ装置の合わせ部の外周側に設けられたその前後の部位よりも窪んだスペースに前記前輪用プロペラシャフトの自在継手を配置することができるので、前記主駆動輪用出力軸と前記補助駆動輪用出力軸との軸間距離の短縮が可能となる。
そして、前記窪んだスペースの限られた空間に、前記前輪用プロペラシャフトの自在継手を組み付ける場合、前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを対面させて固定する本組み状態では、前記トランスファ装置の後端部の歯車機構等が内蔵される大径部と干渉する。しかし、本組み状態の前に、前記変速機と前記トランスファ装置とを離間させて保持する仮組み状態とすることにより、前記自在継手を径方向に侵入させてその軸心を前記補助駆動輪用出力軸と一致させるための軸方向寸法が確保できる。
その結果、前記トランスファ装置の主駆動輪用出力軸と前記補助駆動輪用出力軸との軸間距離の短縮と、前記前輪用プロペラシャフトの自在継手の冷却性を両立させながら、前記補助駆動輪用プロペラシャフトの自在継手の組付性を確保することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記仮組み工程では、前記トランスファ装置と、前記変速機とのうちの一方に保持され、他方に係合される仮組み部材を用いることで、前記仮組み状態を簡素な構造かつ容易な動作で実現できる。
また、請求項3に記載の発明によれば、前記仮組み工程では、前記仮組み部材として、本組み状態で前記変速機と前記トランスファ装置とが固定された後、前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させて、再度仮組み状態にすることで、市場に出た後のサービス時等に前記補助駆動輪用プロペラシャフトを前記トランスファ装置の補助駆動輪用出力軸に組付および取り外しすることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面とに、前記変速機内部と前記トランスファ装置内部とをそれぞれシールするシール部材が設けられ、前記両シール部材は、前記変速機と前記トランスファ装置とに跨がって前後方向に延びる軸に摺接され、前記仮組み工程でも、前記両シール部材の前記軸に対する摺接状態が維持される範囲で前記両合わせ面を離間させるので、例えば、サービス時のオイル漏れを回避できる。
まず、本実施形態の方法に係る車両のトランスファ装置について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、前記トランスファ装置10が搭載された車両1は、フロントエンジン・リヤドライブ車ベースの四輪駆動車であり、車体前部に動力源としてのエンジン2と変速機3とが軸心を車体前後方向に向けて延びるように配置されている。
変速機3から車体後方に延びる主駆動輪用出力軸としての後輪用出力軸11上には、変速機3から出力される駆動力を主駆動輪である後輪と、補助駆動輪である前輪とに配分するためのトランスファ装置10が設けられている。
トランスファ装置10には、後輪用出力軸11と平行に配置されて駆動力を前輪に出力する補助駆動輪用出力軸としての前輪用出力軸12が設けられている。後輪用出力軸11上には、カップリング13と、このカップリング13の車体前方側に配置されるとともにカップリング13から取り出された駆動力を前輪用出力軸12に伝達する駆動ギヤ21と、カップリング13と駆動ギヤ21との間に配置されてエンジンで発生する共振周波数を常用域外へ移動させるためのダンパ14とが設けられている。
また、前輪用出力軸12上には、駆動ギヤ21に噛み合う被駆動ギヤ22が設けられ、カップリング13によって取り出された前輪用の駆動力は、駆動ギヤ21と被駆動ギヤ22を介して前輪用出力軸12に伝達される。なお、駆動ギヤ21と被駆動ギヤ22とは、動力伝達機構20を構成している。
前輪用出力軸12の前端部には、前輪用プロペラシャフト40が連結されている。この前輪用プロペラシャフト40の前後両端部には、前側および後側自在継手41、42がそれぞれ設けられている。そして、後側自在継手(特許請求の範囲における自在継手に相当する)42は、前輪用出力軸12と連結されている。なお、連結構造については後述する。
また、前輪用プロペラシャフト40は、前側自在継手41を介して前輪用差動装置60の入力軸61に連結され、この入力軸61は、左右の前輪にそれぞれ連結された車軸62、62に連結されている。
これにより、カップリング13によって取り出された駆動力は、駆動ギヤ21および被駆動ギヤ22を介して前輪用出力軸12に伝達され、この前輪用出力軸12から前輪用プロペラシャフト40および前輪用差動装置60を介して前輪に伝達される。四輪駆動車1では、カップリング13は、前輪と後輪とのトルク配分を前輪:後輪=0:100〜50:50の範囲で可変できるようになっている。なお、カップリング13の作動は、図示しない制御ユニットによって制御される。
次に、図2を参照しながら、本実施形態におけるトランスファ装置10をさらに詳しく説明する。
トランスファ装置10のトランスファケース70は、図2に示すように、本体部71と、該本体部71の変速機3側を覆うカバー部72とが図示しないボルトで締結されて形成されている。
トランスファケース70の内部には、変速機3の出力軸3aに連結された後輪用出力軸11と、該後輪用出力軸11と平行に設けられた前輪用出力軸12が回転可能に支持されている。
後輪用出力軸11上には、中空軸状の駆動ギヤ21が設けられており、中空軸状の前輪用出力軸12上には、被駆動ギヤ22が前輪出力軸12に一体的に設けられている。また、駆動ギヤ21と被駆動ギヤ22とは互いに噛み合った状態で配置されている。
駆動ギヤ21は、外周面に斜歯が形成された歯部21aと、該歯部21aの内周側から一体的に車体前方側および車体後方側にそれぞれ延びる円筒状の前方側円筒部21bおよび後方側円筒部21cとが備えられている。駆動ギヤ21は、前方側円筒部21bおよび後方側円筒部21cの外周側に設けられた軸受81、82を介してトランスファケース70に回転支持されている。
被駆動ギヤ22は、外周面に斜歯が形成された歯部22aが備えられており、該歯部22aの内周側には、車体前方側に開いた凹部22bが設けられている。そして、被駆動ギヤ22が一体的に設けられている前輪用出力軸12の前端側は、凹部22bに設けられた軸受83を介して、トランスファケース70のカバー部72に回転支持されている。また、前輪用出力軸12の後端側は、該前輪用出力軸12の外周に設けられた軸受84を介して、トランスファケース70の本体部71に回転支持されている。
前輪用プロペラシャフト40の後側自在継手42は、プロペラシャフト40の軸部43に結合された内側継手部材42aと、該内側継手部材42aの外側に設けられた外側継手部材42bと、これらの継手部材42a、42bとの間に介装されて内側継手部材42aの外周面と外側継手部材42bの内周面との間に配置されるとともに両者の間で動力を伝達するボール42cと、該ボール42cを保持するケース42dとを備えている。そして、外側継手部材42bには、反軸部43側に延びる円筒状の軸状部42eが一体的に設けられている。
さらに、後側自在継手42の内部には、グリース等の潤滑剤が封入されており、この内部を密封するために、外側継手部材42bと軸部43の外周面との間には、弾性部材からなるブーツ42fと、該ブーツ42fの外周を保持する円筒状の保持器42gが設けられている。
また、後側自在継手42の軸状部42eの外周に設けられたスプラインと、前輪用出力軸12の被駆動ギヤ22が設けられている部分よりも軸部43側の内周に設けられたスプラインとがスプライン嵌合されている。
そして、後側自在継手42の軸状部42eの内周側には、ねじ部が設けられており、該軸状部42eと、前輪用出力軸12とは、該前輪用出力軸12の車体後方側の端部から挿通されるボルト44によって、連結されている。なお、ボルト44には、頭部44aと、首下部44bと、先端側のねじ部44cとが設けられており、該ボルト44を所定の締め付けトルクで締め付けることで、ボルト44のねじ部44cが軸状部42eに螺合して締め付けられる。このとき、首下部44bは、前輪用出力軸12の内周に隙間無く嵌合され、頭部44aはワッシャ44dを介して前輪用出力軸12の後端に圧接されている。
すなわち、ボルト44の締め付けによって、前輪用出力軸12は、その先端部12aが後側自在継手42の外側継手42bの外周面の後端部42b’に押し付けられ、前輪用出力軸12の後端部12bがワッシャ44dに押し付けられ、外側継手42bとワッシャ44dとの間に挟み込まれる。これにより、前輪用出力軸12と軸状部42eとが強固に連結されることになる。
なお、本体部71のボルト44が挿入される箇所には、穴部71aが設けられており、該穴部71aからボルト44が挿通されている。
また、後側自在継手42の軸状部42eのスプラインと、前輪用出力軸12のスプラインとが、圧入される場合は、ボルト44の締め込みによって、軸状部42eを前輪用出力軸12の所定の位置まで嵌まり込ませるようにしても良い。
トランスファケース70にはまた、複数のシール部材91、92、93、94が配設され、該トランスファケース70の内の潤滑油が外部に漏洩することが防止されている。
トランスファケース70のカバー部72側には、該カバー部72の変速機3側の端部と後輪用出力軸11の外周面との間に設けられたシール部材91と、カバー部72の後側自在継手42側のボス部75と前輪用出力軸12の外周面との間に設けられたシール部材92とが備えられている。
トランスファケース70の本体部71側には、該本体部71の駆動ギヤ21の軸受82の後方側とダンパ14から延びる動力伝達部材14aとの間に設けられたシール部材93と、本体部71の前輪用出力軸12の軸受84の後方側と前輪用出力軸12の後端部との間に設けられたシール部材94とが備えられている。
また、トランスファケース70のカバー部72に配置されたシール部材91は、カバー部72における前端側(変速機3側)の内周部に嵌合されるとともに、後輪用出力軸11に摺接されている。
ここで、前記トランスファ装置10が連結される変速機3について説明する。
トランスファ装置10の車体前方側には、変速機3が配置されており、変速機ケース31の後端およびトランスファケース70のカバー部72の前端には、それぞれフランジ部31a、72aが設けられている。両者は、前記両フランジ部31a、72aにおいて、図示しない複数のボルトによって連結されている。また、両フランジ部31a、72aにおいて互いに対面する、変速機3の合わせ面31bと、トランスファ装置10の合わせ面72bとが、両者の合わせ部Xとなっている。
また、変速機3の変速機ケース31内には、変速機構として複数の摩擦締結要素や複数の歯車機構が収納されている。そして、変速機ケース31の後部には、変速機構のうち、最も後ろに配置された歯車機構32と、その後方にはパーキングブレーキ用のパーキングギヤ33とが内蔵されている。
また、変速機ケース31の変速機構32、33が内蔵されている部分の後方側には、前述のように、変速機3からの駆動力をトランスファ装置10に伝達するための出力軸3aが車体前後方向に延びており、該出力軸3aを変速機ケース31に回転自由に支持するための軸受34が設けられている。
そして、この軸受34が配置される変速機ケース31後部の合わせ部Xは、変速機ケース31の変速機構32、33が内蔵されている部分に比べて小径に構成されている。また、トランスファケース70のカバー部72の合わせ部Xも、動力伝達機構20が収納された部分よりも小径に構成されている。
これによって、合わせ部Xの外周側には、その前後の変速機ケース31の変速機構32、33が内蔵されている部分と、トランスファケース70のカバー部72の動力伝達機構20が収納されている部分との間に、窪んだスペースSが形成される。そして、前述の後側自在継手42は、この窪んだスペースSに嵌まり込むように配置されている。
また、出力軸3aの車体後方側の端部には、後輪用出力軸11がスプライン嵌合されている。後輪用出力軸11の車体前方側の端部の外周面には、変速機ケース31の合わせ面31bの内周部かつトランスファ装置10側の端部に嵌合されたシール部材95が摺接されている。
これにより、トランスファケース70のカバー部72に設けられたシール部材91と、変速機ケース31の後端部に設けられたシール部材95とは、後輪用出力軸11上に隣接して配置されている。
また、変速機3およびトランスファ装置10は、フランジ部31a、72aの車体上方側で前記複数のボルトによる固定部を避けた互いに対応する位置に孔31c、72cがそれぞれ設けられている。
そして、これらの孔31c、72cには、仮組み部材として、合成樹脂製で円筒状に形成されたピンPが挿通されている。
ここで、図3を用いて、本実施形態におけるピンPの一例について詳しく説明する。なお、図3(a)は、図2におけるピンPの断面を示しており、(b)は、ピンの単体図を示している。
図に示すように、ピンPの一端には、該ピンPの一端側から他端側に向けて径が大きくなる円錐状の第1突出部P1が設けられ、ピンPにおける軸方向の中間部には、該ピンPの径方向外側に突出する円盤状の鍔部P2が設けられ、ピンPの他端部には、該ピンPの他端側から一端側に向けて傾斜が大きくなる断面三角状の第2突出部P3、P3が車体上下方向にそれぞれ設けられている。
また、図3(a)に加えて図3(b)に示すように、ピンPの鍔部P2よりも第1突出部P1側には、舌片P4、P4が設けられている。該舌片P4、P4は、鍔部P2側の基端部P41が繋がった状態で、その先端部P42が自由端となっている。舌片P4、P4の第1突出部P1側の端部には、ピンPの外周方向に向かって突出する凸部P43、P43が設けられている。
ピンPの構成を詳しく説明するために、該ピンPと、変速機ケース31のフランジ部31aおよびトランスファケース70のフランジ部72aとの関係を用いる。
トランスファケース70のフランジ部72aには、孔72cの変速機3側の端面で該孔72cの外周を取り囲む前側凹部72dと、孔72cの反変速機3側の端面で該孔72cの外周を取り囲む後側凹部72eとが設けられている。
そして、図3(c)の矢印aで示すように、ピンPが、該ピンPの他端側からトランスファケース70の孔72cに挿通されると、第2突出部P2が、後側凹部72eに嵌まり込む。これにより、ピンPは、鍔部P2と第2突出部P3、P3との間に固定されるようになっている。
また、矢印bで示すように、トランスファケース70の孔72cに保持されたピンPが、該ピンPの一端側から変速機ケース31の孔31cに挿通されると、図3(a)に示すように、変速機ケース31のフランジ部31aの合わせ面31bと、トランスファケース70のフランジ部72aの合わせ面72bとが対面する。このとき、ピンPの舌片P4、P4は、変速機ケース31の孔31cによって、ピンPの内側に押し込まれた状態に維持される。
なお、変速機ケース31の合わせ面31bとトランスファケース70の合わせ面72bとが対面した状態では、ピンPの舌片P4、P4の凸部P43、P43が、ピンPの外周面よりも突出する自然状態に回復することはない。
一方、変速機ケース31のフランジ部31aとトランスファケース70のフランジ部72aとが所定寸法d離間した状態では、図3(c)に示すように、ピンPの舌片P4、P4がピンPの内側に押し込まれた状態が解除されて、ピンPの舌片P4、P4の凸部P43、P43が、ピンPの外周面よりも突出する自然状態に回復する。
次に、本発明の実施形態に係る車両のトランスファ構造の組付方法について、図2〜図4を参照しながら詳細に説明する。
まず、図3(c)および図4に示すように、ピンPの他端部が、車体前方側からトランスファケース70のフランジ部72aの孔72cへ差し込まれて、エンジン2に組付けられた変速機3にトランスファ装置10を組み付ける準備がされる。このとき、トランスファケース70の孔72cは、ピンPの他端部(車体後方側)の第2突出部P3、P3の傾斜を乗り越えて挿通される。そして、第2突出部P3、P3が、トランスファケース70の後側凹部72eに嵌まり込むとともに、鍔部P2が、前側凹部72dに嵌まり込むことで、ピンPはトランスファケース70のフランジ部72aに保持される。
次に、トランスファ装置10を変速機3に組み付ける、その際に、変速機3の出力軸3aと、トランスファ装置10の後輪用出力軸11とがスプライン嵌合されると同時に、ピンPの一端部(車体前方側)が、変速機ケース31の孔31cへ差し込まれて、仮組み状態となる。このとき、変速機ケース31の孔31cは、ピンPの一端部(車体前方側)の第1突出部P1の傾斜を乗り越えて、舌片P4、P4の凸部P43、P43に当接するまで挿通される。
これにより、変速機3とトランスファ装置10とは、ピンPを用いて軸方向に所定寸法d離間した状態の仮組み状態に維持される。このとき、ピンPは、トランスファケース70の孔72cに保持されるとともに、変速機ケース31の孔31cに係合された状態となり、仮組み工程が終了する。
そして、図4に示すように、仮組み工程によって、変速機3の合わせ面31bとトランスファ装置10の合わせ面72bとが所定寸法d離間した状態となっているので、変速機3とトランスファ装置10との合わせ部Xの径方向外側の窪んだスペースSの軸方向寸法においても、変速機3とトランスファ装置10の組み付け後の軸方向寸法に比べて、所定寸法d広がった仮組み状態となっている。
図4の矢印cで示すように、前輪用プロペラシャフト40の後側自在継手42が、傾けられた状態で、前述の軸方向に所定寸法d広がった状態の窪んだスペースSに、車体前方下方側の径方向外側から斜めに侵入させられる。そして、後側自在継手42は、該後側自在継手42の軸心を前輪用出力軸12の軸心に一致させつつ、軸方向に移動される。
このとき、後側自在継手42と、変速機ケース31の変速機構が内蔵された部分の角部は干渉すること無く、後側自在継手42の軸心と前輪用出力軸12の軸心とを合わせることができる。そして、後側自在継手42は、軸状部42eのスプラインを前輪用出力軸12の前端部の内周面のスプラインに所定深さまで嵌合させる。
その後、前輪用出力軸12の反軸部43側から、後側自在継手42を固定するためのボルト44を挿通させ、該ボルト44の先端部のねじ部44cが軸状部42eの内周に螺合して締め付けられる。このとき、ボルト44の締め付けによって、前輪用出力軸12は、その先端部12aが後側自在継手42の外側継手42bの外周面の後端部42b’に押し付けられ、前輪用出力軸12の後端部12bがワッシャ44dに押し付けられ、外側継手42bとワッシャ44dとの間に挟み込まれる。これにより、前輪用出力軸12と軸状部42eとが強固に連結され、プロペラシャフト組付工程を終了する。
そして、図3(a)に示すように、プロペラシャフト組付工程が完了すると、変速機3とトランスファ装置10とを複数のボルトで締結することで、仮組み状態で保持されていたピンPが本組み状態とされる。このとき、変速機ケース31の孔31cは、ピンPの凸部P43を乗り越えて、トランスファ装置10の合わせ面72bと、変速機ケース31の合わせ面31bが対面する状態となる。また、ピンPの舌片P4、P4は、凸部P43、P43が変速機ケース31の孔31cの内周によってピンPの内部へ押し込まれた状態で維持され、本組み工程を終了する。
次に、前輪用プロペラシャフト40を交換や点検のために取り外す場合について説明する。
また、プロペラシャフト交換時には、本組み状態の変速機3とトランスファ装置10とを固定する複数のボルトを非締結状態にする。その後、トランスファ装置10を反変速機3側に移動させて、変速機3の合わせ面31bとトランスファ装置10の合わせ面72bとが、所定寸法d離間した状態の仮組み状態とする。
このとき、ピンPは、トランスファ装置10とともに移動するので、変速機ケース31のフランジ部31aはピンPの第1突出部P1と当接する位置まで移動し、舌片P4、P4は、変速機ケース31の孔31cによって押し込まれた状態から解放され、自然状態に復帰する。これにより、変速機ケース31の孔31cが、第1突出部P1と凸部P43、P43との間に配置されるので、仮組み状態を維持することができる。
その後、後側自在継手42の軸状部42eに螺合されたボルト44を非締結状態とし、後側自在継手42を車体前方側に移動させて、前輪用出力軸12のスプラインから取り外されることで、前輪用プロペラシャフト40がトランスファ装置10から取り外される。
なお、図4に示すように、前記仮組み状態において、変速機ケース31の合わせ部31bの内周側に設けられたシール部材95は、後輪用出力軸11上を軸方向に移動することになるが、後輪用出力軸11は、変速機3のシール部材95が仮組み状態においても摺接できるような軸方向寸法であるので、変速機3のシール部材95からの潤滑油の漏出が防止されている。
また、本実施形態では、ピンPは、トランスファケース70に保持され、変速機ケース31に係合される構成とされているが、例えば、ピンPが変速機ケース31に保持され、トランスファケース70に係合される構成とされてもよい。
なお、仮組み工程のためのピンPの形状は本実施形態に限定されるものではなく、前述のような変速機とトランスファ装置の仮組み状態を実現できる構成であればよい。例えば、トランスファケースに保持される構成に代えて、ピンPがトランスファケースに圧入、或いは、ねじ込みによって保持されてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、変速機3の合わせ面31bと、トランスファ装置10の合わせ面72bとを対面させて固定される本組み工程の前に、仮組み工程において、変速機3とトランスファ装置10とを軸方向に所定距離離間させた状態とするので、変速機3の合わせ面31bとトランスファ装置10の合わせ面72bとの間の軸方向の寸法が広がった状態となる。これにより、トランスファ装置10の前輪用出力軸12に前輪用プロペラシャフト40を組み付けるときに、前輪用プロペラシャフト40の後側自在継手42を径方向に侵入させてその軸心を前輪用出力軸12と一致させつつ軸方向に移動させて、前輪用プロペラシャフト40を組付けることができる。
具体的には、変速機ケース31におけるトランスファケース70のカバー部72が結合される後端部は、歯車機構32、33等が内蔵された部分よりも小径に構成され、トランスファケース70のカバー部72の前端部も、動力伝達機構20が収納された部分よりも小径に構成されている。これにより、変速機3とトランスファ装置10の合わせ部Xの外周側に設けられたその前後の部位よりも窪んだスペースSに、後側自在継手42を配置することができるので、後輪用出力軸11と前輪用出力軸12との軸間距離の短縮が可能となる。
そして、前述の窪んだスペースSの限られた空間に、後側自在継手42を組み付ける場合、変速機3の合わせ面31bと、トランスファ装置10の合わせ面72bとを対面させて固定する本組み状態では、トランスファ装置10の後端部の歯車機構等が内蔵される部分と干渉する。しかし、本組み状態の前に、変速機3とトランスファ装置10とを離間させて保持する仮組み状態とすることにより、後側自在継手42を径方向に侵入させてその軸心を前輪用出力軸12と一致させるための軸方向寸法が確保できる。
その結果、後輪用出力軸11と前輪用出力軸12との軸間距離の短縮と、前輪用プロペラシャフト40の後側自在継手42の冷却性を両立させながら、後側自在継手42の組付性を確保することができる。
また、前記仮組み工程では、トランスファ装置10に保持され、変速機3に係合されるピンPを用いることで、前記仮組み状態を簡素な構造かつ容易な動作で実現できる。
さらに、前記仮組み工程では、ピンPによって、前記本組み状態で変速機3とトランスファ装置10とが固定された後、変速機3の合わせ面31bと、トランスファ装置10の合わせ面72bとを軸方向に所定寸法d離間させて、再度仮組み状態にすることで、市場に出た後のサービス時等に前輪用プロペラシャフト40を組付および取り外しすることができる。
また、後輪用出力軸11は、変速機3とトランスファ装置10とに跨がって前後方向に延び、それぞれに固定されて、変速機3内部とトランスファ装置10内部とをそれぞれシールするシール部材91、95が、変速機3の合わせ面31bと、トランスファ装置10の合わせ面72bとに摺接され、前記仮組み工程でも、両シール部材91、95の摺接状態が維持できる範囲で合わせ面を離間させるので、例えば、サービス時のオイルの漏れを回避できる。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、ギヤ式の動力伝達機構を有するトランスファ装置について説明したが、これに限定されるものではなく、チェーンを介して連絡されたドライブスプロケット及びドリブンスプロケットを用いて駆動力を伝達するチェーン式の動力伝達機構にも適用することができる。
以上のように、本発明によれば、トンネル内部にトランスファ装置が配置される車両において、トンネルの空間の大型化を回避しながら、プロペラシャフトの自在継手の組付性を確保するので、この種の車両のトランスファ装置又はこれが搭載される車両の製造産業分野において、好適に利用される可能性がある。
3 変速機
3a 変速機の出力軸
10 トランスファ装置
11 後輪用出力軸(主駆動輪用出力軸)
12 前輪用出力軸(補助駆動輪用出力軸)
31b 変速機の合わせ面
40 前輪用プロペラシャフト(補助駆動輪用プロペラシャフト)
42 後側自在継手(自在継手)
72b トランスファ装置の合わせ面
91、95 シール部材
X 合わせ部
P 仮組み部材
3a 変速機の出力軸
10 トランスファ装置
11 後輪用出力軸(主駆動輪用出力軸)
12 前輪用出力軸(補助駆動輪用出力軸)
31b 変速機の合わせ面
40 前輪用プロペラシャフト(補助駆動輪用プロペラシャフト)
42 後側自在継手(自在継手)
72b トランスファ装置の合わせ面
91、95 シール部材
X 合わせ部
P 仮組み部材
Claims (4)
- 変速機と、
該変速機の出力側端部に取り付けられ、該変速機の出力軸から車体前後方向の一方側に延びる主駆動輪用出力軸に平行な補助駆動輪用出力軸を有するトランスファ装置と、
前記補助駆動輪用出力軸に連結される自在継手を有する補助駆動輪用プロペラシャフトと、を備え、
前記補助駆動輪用プロペラシャフトの自在継手は、前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面との合わせ部と、軸方向に直交する方向にみて少なくとも一部がオーバラップするように配置された車両におけるトランスファ装置の組付け方法であって、
前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させた仮組み状態で固定する仮組み工程と、
前記仮組み状態で、前記補助駆動輪用プロペラシャフトを前記トランスファ装置の補助駆動輪用出力軸に組付ける補助駆動輪用プロペラシャフト組付け工程と、
その後、前記変速機と前記トランスファ装置とを軸方向に相対的に移動させて、前記トランスファ装置の合わせ面と、前記変速機の合わせ面とを対面させて固定する本組み工程とを有することを特徴とする車両におけるトランスファ装置の組付方法。 - 前記仮組み工程では、前記トランスファ装置と、前記変速機とのうちの一方に保持され、他方が係合される仮組み部材を用いることを特徴とする請求項1に記載の車両におけるトランスファ装置の組付方法。
- 前記仮組み工程では、前記仮組み部材として、本組み状態で前記変速機と前記トランスファ装置とが固定された後、前記変速機の合わせ面と、前記トランスファ装置の合わせ面とを軸方向に離間させて、再度仮組み状態にすることができるように構成されたものを用いることを特徴とする請求項2に記載の車両におけるトランスファ装置の組付方法。
- 前記変速機の合わせ面と前記トランスファ装置の合わせ面とに、前記変速機内部と前記トランスファ装置内部とをそれぞれシールするシール部材が設けられ、
前記両シール部材は、前記変速機と前記トランスファ装置とに跨がって前後方向に延びる軸に摺接され、
前記仮組み工程では、前記両シール部材の前記軸に対する摺接状態が維持される範囲で前記両合わせ面を離間させることを特徴とする請求項1から請求項3のうち1項に記載の車両におけるトランスファ装置の組付方法。
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