JP6485071B2 - ノイズ対策部品 - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズ対策部品に関し、特に、電子機器などに用いられる巻き線型のノイズ対策部品に関する。
従来から電子機器などに内蔵されるEMI(Electromagnetic Interference;電磁障害)除去用の電子部品では、コモンモードノイズに加えて、ノーマルモードノイズも除去したいという要求があった。そこで、単一のコアでコモンモードチョークコイルとノーマルモードチョークコイルとを備えたノイズ対策部品が提供されている。たとえば、特許文献1(特開2014−139973号公報)には、そのようなノイズ対策部品(デュアルモードチョークコイル)が開示されている。図7に、特許文献1に開示された従来のノイズ対策部品を示す。
このノイズ対策部品は、柱状部と、該柱状部の両端に該柱状部から張り出して形成された上鍔部、下鍔部とを有する磁性体コアと、一対の巻線が柱状部に同一方向に巻回されて形成されたコモンモードチョークコイル部と、コモンモードチョークコイル部から引き出された一対の巻線が上鍔部に互いに反対方向に巻回されて形成されたノーマルモードチョークコイル部とを備えている。すなわち、このノイズ対策部品においては、単一の磁性体コアでコモンモードチョークコイルとノーマルモードモードチョークコイルが形成されている。このノイズ対策部品では、ノーマルモードチョークコイル部が形成されることで、インピーダンスの周波数特性において共振点ができ、この共振周波数付近でのノーマルモードノイズを除去できる。
特開2014−139973号公報
しかしながら、上述した従来のノイズ対策部品(デュアルモードチョークコイル)の構成では、上鍔部から引き出された巻線が下鍔部に形成されている外部電極に、直接接続されるため、巻線の上鍔部からの引き出し部の距離が長くなり、この引き出し部によって断線しやすくなるおそれがある。例えば、プリント基板の製造工程では、プリント基板に部品が実装された後に、基板を洗浄する工程があるが、その洗浄工程時に巻線が断線する不良が発生しやすい。また、部品を樹脂でモールドして、固着力を強化する実装方法がとられることもある。その際、固定用の樹脂が巻線に入り込み、樹脂が固まるときの樹脂と巻線の収縮率の違いによって断線する不良が発生しやすい。従って、断線しにくいノイズ対策部品が強く要望されている。
そこで本発明においては、上述の問題を解決し、より断線を生じ難くすることが可能な巻き線型のノイズ対策部品を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のノイズ対策部品は、巻芯部、及び、該巻芯部の両端部にそれぞれ設けられ、本体部と該本体部から連続して伸びる一対の柱状の脚部とをそれぞれ含む第1の鍔部並びに第2の鍔部を有して成る磁性コアと、巻芯部に同一方向に螺旋状に巻回される1対の巻線と、柱状の脚部それぞれについて、該脚部の少なくとも底面に形成された外部電極とを備え、上記1対の巻線が、該1対の巻線を構成する一方の巻線の一方の端部が、第1の鍔部を構成する一方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続され、一方の巻線の他方の端部が、第2の鍔部を構成する一方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続されるとともに、1対の巻線を構成する他方の巻線の一方の端部が、第1の鍔部を構成する他方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続され、他方の巻線の他方の端部が、第2の鍔部を構成する他方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続されていることを特徴とする。
本発明に係るノイズ対策部品によれば、巻芯部から引き出された1対の巻線の両端部それぞれが、1対の柱状の脚部に巻回され、さらにその端部が脚部底面に形成された外部電極に接続される。そのため、外部電極への引回し部分が短くなり、より断線を生じ難くすることが可能となる。
また、本発明に係るノイズ対策部品では、上記脚部が、該脚部の軸線方向に沿って径が異なる部分を有することが好ましい。
このようにすれば、脚部に巻回される巻線の径が変化することにより、複数の自己共振周波数を持つことになる。したがって、共振幅を広くすることができ、広帯域での高周波帯のノイズを除去できる。
また、本発明に係るノイズ対策部品では、第1の鍔部及び第2の鍔部の上端面に設けられた磁性板をさらに備えることが好ましい。
この場合、第1及び第2の鍔部と磁性板とで閉磁路が構成されるため、インピーダンスの周波数特性が良くなり、より効率的にノイズを除去できる。
本発明によれば、巻芯部から引き出された1対の巻線の両端部が1対の柱状の脚部にそれぞれ巻回され、さらにその端部が脚部底面の外部電極にそれぞれ接続される構成としたため、外部電極への引回し部分が短くなり、より断線を生じ難くすることが可能となる。
(a)は、第1実施形態に係るノイズ対策部品のLT面を示す図(正面図)である。(b)は、WT面を示す図(左側面図)である。(c)は、WT面を示す図(右側面図)である。 第1実施形態に係るノイズ対策部品の等価回路を示す図である。 従来のコモンモードチョークコイル(比較例)、及び第1実施形態に係るノイズ対策部品のノーマルモードノイズの挿入損失特性を示すグラフである。 (a)は、第2実施形態に係るノイズ対策部品のLT面を示す図(正面図)である。(b)は、WT面を示す図(左側面図)である。(c)は、WT面を示す図(右側面図)である。 第1実施形態に係るノイズ対策部品と第2実施形態に係るノイズ対策部品とのノーマルモードノイズの挿入損失特性を比較したグラフである。 (a)は、第3実施形態に係るノイズ対策部品のLT面を示す図(正面図)である。(b)は、WT面を示す図(左側面図)である。(c)は、WT面を示す図(右側面図)である。 従来のデュアルモードチョークコイルを示す部分断面図である。
以下、図面とともに、本発明を実施するための形態について説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図3を併せて用いて、第1実施形態に係る巻き線型のノイズ対策部品(デュアルモードチョークコイル)1について説明する。図1に、第1実施形態に係るノイズ対策部品1の構成を示す。ただし、同図(a)は、LT面を示す図(正面図)である。また、(b)は、WT面を示す図(左側面図)であり、(c)は、WT面を示す図(右側面図)である。図2は、ノイズ対策部品1の等価回路を示す。図3は、従来のコモンモードチョークコイル(比較例)、及びノイズ対策部品1それぞれのノーマルモードノイズの挿入損失特性を示すグラフである。
図1(a)〜(c)に示すように、ノイズ対策部品1は、磁性コア2と1対の巻線3及び4と磁性板15とを備えている。磁性コア2は、円柱状の巻芯部5と、巻芯部5の両端にそれぞれ形成された第1の鍔部7と第2の鍔部8とで構成されている。
第1の鍔部7は、板状本体部9と1対の脚部10a、10bとから構成されている。1対の脚部10a,10bそれぞれは、角柱形状であり、板状本体部9の下面から下方に伸びるように形成されている。脚部10aの底面には外部電極12aが形成されている。同様に、脚部10bの底面には外部電極12bが形成されている。なお、外部電極12a,12bは脚部10a,10bの少なくとも底面に形成されていればよく、側面に及んで形成されていてもよい。
同様に、第2の鍔部8は、本体部11と1対の脚部10c,10dとから構成されている。1対の脚部10c,10dそれぞれは、角柱形状であり、板状本体部11の下側一側面に形成されている。脚部10cの底面には外部電極12cが形成されている。同様に、脚部10dの底面には外部電極12dが形成されている。なお、外部電極12c,12dは脚部10c,10dの少なくとも底面に形成されていればよく、側面に及んで形成されていてもよい。
磁性コア2には例えばフェライトなどが使用され、外部電極12a,12b,12c,12dには例えば銀が用いられる。
巻線3は、巻芯部5、脚部10a、脚部10cに巻回されている。巻線4は、巻芯部5、脚部10b、脚部10dに巻回されている。巻芯部5においては、巻線3,4が同一方向に螺旋状に巻回されている。より具体的には、巻芯部5から一方の側に引き出された巻線3の一方の端部3aは、角柱形状の脚部10aに螺旋状に巻回され、さらに一方の端部3aの先端が、角柱形状の脚部10aの底面に形成された外部電極12aに熱圧着にて接続されている。巻芯部5から他方の側に引き出された巻線3の他方の端部3cは角柱形状の脚部10cに螺旋状に巻回され、さらに他方の端部3cの先端が、脚部10cの底面に形成された外部電極12cに熱圧着にて接続されている。
同様に、巻芯部5から一方の側に引き出された巻線4の一方の端部4bは角柱形状の脚部10bに螺旋状に巻回され、さらに一方の端部4bの先端が、脚部10bの底面に形成される外部電極12bに熱圧着にて接続されている。巻芯部5から他方の側に引き出された巻線4の他方の端部4dは角柱形状の脚部10dに螺旋状に巻回され、さらに他方の端部4dの先端が、脚部10dの底面に形成された外部電極12dに熱圧着にて接続されている。
巻線3、4の材料としては、例えばポリウレタン樹脂等の絶縁材料で被膜された銅線等が使用される。磁性板15は、第1の鍔部7と第2の鍔部8の上端面に磁性材料の接着剤により接着されている。磁性板15の材料としては、例えばフェライト等が用いられる。
巻芯部5と、巻芯部5に同一方向に螺旋状に巻回された巻線3の中間部3e及び巻線4の中間部4eとによって、コモンモードチョークコイル部13(図2参照)が構成されている。また、脚部10aに巻線部3a、脚部10bに巻線部4b、脚部10cに巻線部3c、脚部10dに巻線部4dがそれぞれ巻回されることによって、それぞれノーマルモードチョークコイル部14a、14b、14c、14d(図2参照)が構成されている。
ノイズ対策部品1は、図2に示すような等価回路となる。すなわち、コモンモードチョークコイル部13を構成する巻線3の中間部3eの両端にノーマルモードチョークコイル部14a、14cが直列に接続されると共に、コモンモードチョークコイル13部を構成する巻線4の中間部4eの両端にノーマルモードチョークコイル部14b、14dが直列に接続されている。
上述した第1実施形態のノイズ対策部品1は、たとえば次の方法で製造される。まず、磁性コア2が作製される。具体的には、磁性コア2の形状を備えた金型内に、フェライトなどの磁性体粉末が充填され、加圧されて成型される。そして、得られた成型体が焼成されて磁性コア2が得られる。
次に、外部電極12a、12b、12c、12dが形成される。具体的には、第1の鍔部7に形成された脚部10a、10b、および第2の鍔部8に形成された10c、10dの底面にそれぞれ銀ペーストが塗布され、焼付けられる。これにより、外部電極12a、12b、12c、12dが形成される。
次に、磁性コア2に巻線3と巻線4が巻回される。具体的には、脚部10aの底面に形成された外部電極12aに巻線3の一方の端部3aの先端が接続され、圧着されて固定され、巻線3の一方の端部3aが脚部10aに巻芯部5に向かって巻線4bと同一方向に巻回される。同様に、脚部10bの底面に形成された外部電極12bに巻線4の一方の端部4bの先端が接続され、圧着されて固定され、巻線4の一方の端部4bが脚部10bに巻芯方部5に向かって巻線3aと同一方向に巻回される。
続けて、巻芯部5に巻線3、4の中間部分である巻線3eと4eがまとめて同一方向に巻回される。そして、巻芯部5から他方側に引き出された巻線3の他方の端部3cが、外部電極12c側に向かって脚部10cに螺旋状に巻回される。そして、他方の端部3cの先端が脚部10cの底面に形成された外部電極12cに接続され、圧着されて固定される。同様に、巻芯部5から他方側に引き出された巻線4の他方の端部4dが、脚部10dに螺旋状に巻回される。そして、他方の端部4dの先端が脚部10dの底面に形成された外部電極12dに接続され、圧着されて固定される。次に、磁性板15が磁性コア2(第1、第2鍔部の本体部9、11)の上端面に接着接合され固定される。
以上のような構成からなるノイズ対策部品1で得られる、ノーマルモードの周波数−挿入損失特性について、図3を参照しながら説明する。
図3において、グラフ(1)は、比較のために一般的なコモンモードチョークコイルのノーマルモードノイズの挿入損失特性を示したものである。ここで、一般的なコモンモードチョークコイルとして、上述した図1に示すノイズ対策部品1の脚部10a〜10dに巻線の端部4a〜4dが巻回されていないものを用いた。
グラフ(2)は、ノイズ対策部品1においてノーマルモードチョークコイル部14a、14b、14c、14dのリアクタンス値を3nHに設定したもののノーマルモードの挿入損失特性を示すグラフである。
図3のグラフ(1)とグラフ(2)に示すように、本実施形態のノイズ対策部品1は、一般的なコモンモードチョークコイルと比べて、5GHzの周波数帯での挿入損失が47dB大きくなる特性を示した。よって、本実施形態のノイズ対策部品1は、角柱形状の脚部10a、10b、10c、10dにてノーマルモードチョークコイル部14a、14b、14c、14dが形成されるためノーマルモードノイズの除去が可能であることが確認された。
以上、説明したように、本実施形態によれば、巻線3及び巻線4が巻芯部5から引き出され、角柱形状の脚部10a、10b、10c、10dにそれぞれ螺旋状に巻回されているため、引き回し部の距離が短くなり、断線防止の効果を奏することが可能となる。
また、巻芯部5と本体部9、11と磁性板15によって閉磁路が形成されるため、コモンモードチョークコイル部のインダクタンスを高くすることができる。
[第2実施形態]
次に、図4,5を併せて用いて、第2実施形態に係るノイズ対策部品(デュアルモードチョークコイル)21について説明する。
図4は、第2実施形態に係るノイズ対策部品21の構成を示す。ただし、同図(a)は、LT面を示す図(正面図)である。また、(b)は、WT面を示す図(左側面図)であり、(c)は、WT面を示す図(右側面図)である。図5においてグラフ(2)は、ノイズ対策部品21で得られるノーマルモードノイズの挿入損失特性を示す。なお、同図のグラフ(1)は、参考にノイズ対策部品1のノーマルモードノイズの挿入損失特性を示したものである。なお、図中、上述したノイズ対策部品1と同一な構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。以下ノイズ対策部品1と異なる構成について説明する。
図4に示すように、ノイズ対策部品21は、ノイズ対策部品1と基本的な構成は同様であり、磁性コア2と1対の巻線3及び4と磁性板15とを備えている。磁性コア2は、巻芯部5と、巻芯部5の両端にそれぞれ形成された第1の鍔部7と第2の鍔部8とで形成されている。
ノイズ対策部品21とノイズ対策部品1との相違点は、ノイズ対策部品1では、脚部10a、10b、10c、10dが角柱状に形成されているのに対して、ノイズ対策部品21おいては脚部22a、22b、22c、22dが、上下が逆にされた角錐台形状に形成されていることである。そのため、角錐台形状の脚部22aに巻回される巻線部3a、角錐台形状の脚部22bに巻回される巻線部4b、角錐台形状の脚部22cに巻回される巻線部3c、及び角錐台形状の脚部22dに巻回される巻線部4dは、それぞれ軸線方向に沿って底面側にいくにしたがって径が小さくなる。すなわち、ある部分の径が他の部分の径と異なるコイル部によってノーマルモードチョークコイル部が形成されている。
以上のような構成からなるノイズ対策部品21の電気的特性について図5を参照しつつ説明する。図5において、グラフ(2)は、ノイズ対策部品21で得られるノーマルモードノイズの挿入損失特性を示すグラフである。なお、同図においてグラフ(1)は、参考にノイズ対策部品1のノーマルモードノイズの挿入損失特性をあわせて示したものである。
軸線方向に沿って径の異なる各脚部22a、22b、22c、22dに巻線3、4を巻回すことで、軸線方向に沿って径の異なるコイル部が形成され、そのため複数の自己共振周波数を持つことになる。この結果により、図5のグラフ(2)に示すように、角柱状の脚部10a〜10dに形成されたノーマルモードチョークコイル部14a〜14dを有するノイズ対策部品1よりも広い高周波帯域でのノイズを除去することが可能となる。
[第3実施形態]
続いて、図6を用いて、第3実施形態に係るノイズ対策部品(デュアルモードチョークコイル)30について説明する。
図6は、本発明の第3実施形態に係るノイズ対策部品30の構成を示す。ただし、同図(a)は、LT面を示す図(正面図)である。また、(b)は、WT面を示す図(左側面図)であり、(c)は、WT面を示す図(右側面図)である。なお、図中、上述したノイズ対策部品1と同一な構成には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。以下ノイズ対策部品1と異なる構成について説明する。
ノイズ対策部品30とノイズ対策部品1との相違点は、ノイズ対策部品1では、脚部10a、10b、10c、10dが角柱状に形成されているのに対して、ノイズ対策部品30では脚部31a、31b、31c、31dが角錐台形状に形成されていることである。そのため、角錐台形状の脚部31aに巻回される巻線部3a、角錐台形状の脚部31bに巻回される巻線部4b、角錐台形状の脚部31cに巻回される巻線部3c、及び角錐台形状の脚部31dに巻回される巻線部4dは、それぞれ底面側にいくにしたがって径が大きくなる。すなわち、ある部分の径が他の部分の径と異なるように形成されるコイル部によってノイズ対策部品30のノーマルモードチョークコイル部がそれぞれ形成されている。
以上のような構成からなるノイズ対策部品30は、上述した第2実施形態と同様に、軸線方向に沿って径の異なる各脚部31a,31b,31c,31dに巻線3,4を巻回すことで、軸線方向に沿って径の異なるコイル部が形成され、そのため複数の自己共振周波数を持つことになる。この結果により、角柱形状の脚部10a〜10dに形成されたノーマルモードチョークコイル部14a〜14dを有するノイズ対策部品1よりも広い高周波帯域でのノイズを除去することが可能となる。加えて、脚部の底面積が広いことから部品の安定性が優れているという効果も奏する。
以上、本発明の第1〜第3実施形態に係るノイズ対策部品の構造、製造方法について説明した。しかしながら、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、発明の趣旨に沿って、種々の変形をなすことができる。例えば、上記実施形態では、脚部を角柱形状又は角錐台形状に形成していたが、例えば、円柱形状や円錐台形状等としてもよい。また、磁性板15はなくてもよい。
1,21,30 ノイズ対策部品(デュアルモードチョークコイル)
2 磁性コア
3,4 巻線
5 巻芯部
7 第1の鍔部
8 第2の鍔部
9,11 本体部
10a,10b,10c,10d 脚部
22a,22b,22c,22d 脚部
31a,31b,31c,31d 脚部
12a,12b,12c,12d 外部電極
15 磁性板

Claims (3)

  1. 巻芯部、及び、該巻芯部の両端部にそれぞれ設けられ、本体部と該本体部から連続して伸びる一対の柱状の脚部とをそれぞれ含む第1の鍔部並びに第2の鍔部を有して成る磁性コアと、
    前記巻芯部に同一方向に螺旋状に巻回される1対の巻線と、
    前記柱状の脚部それぞれについて、該脚部の少なくとも底面に形成された外部電極と、を備え、
    前記1対の巻線は、前記1対の巻線を構成する一方の巻線の一方の端部が、前記第1の鍔部を構成する一方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続され、前記一方の巻線の他方の端部が、前記第2の鍔部を構成する一方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続されるとともに、前記1対の巻線を構成する他方の巻線の一方の端部が、前記第1の鍔部を構成する他方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続され、前記他方の巻線の他方の端部が、前記第2の鍔部を構成する他方の脚部に外部電極まで巻回されて該外部電極に接続されており、
    前記巻芯部に同一方向に螺旋状に巻回された前記1対の巻線の中間部によって、コモンモードチョークコイル部が構成されるとともに、前記第1の鍔部を構成する一方の脚部に巻回された前記一方の巻線の一方の端部、前記第2の鍔部を構成する一方の脚部に巻回された前記一方の巻線の他方の端部、前記第1の鍔部を構成する他方の脚部に巻回された前記他方の巻線の一方の端部、及び、前記第2の鍔部を構成する他方の脚部に巻回された前記他方の巻線の他方の端部それぞれによって、ノーマルモードチョークコイル部が構成されていることを特徴とするノイズ対策部品。
  2. 前記脚部は、該脚部の軸線方向に沿って径が異なる部分を有することを特徴とする請求項1に記載のノイズ対策部品。
  3. 前記第1の鍔部及び第2の鍔部の上端面に設けられた磁性板をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のノイズ対策部品。
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