JP6485002B2 - 光源装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ光源ユニットとコリメートレンズとを備えた光源装置に関する。
従来、プロジェクタ等のディスプレイ装置に含まれる光源には、ハロゲンランプやメタルハライドランプを用いた光源ユニットが使用されている。近年、長寿命・低消費電力・高輝度・高色純度という特徴を有するレーザ光源を用いたレーザ光源ユニットのディスプレイ装置への応用が盛んである。
レーザ光源ユニットをプロジェクタに使用するには、RGB(3原色)それぞれのレーザ光源ユニットから出射される光束をそれぞれレンズによって平行化し、複数のレーザ光を空間的に結合させ、プロジェクタデバイスに入射してプロジェクタ映像を表示させる方法がある。
特許文献1には、半導体発光チップを内蔵したレーザ光源ユニットとレンズとをホルダーによって接続した光源装置が開示されている。
特開平5−235484号公報(段落[0011])
しかしながら、特許文献1に記載の方法ではレーザ光源ユニットとレンズとを接続するためにホルダーが必要となり、部品点数が多くなってしまうという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、従来よりも部品点数を低減した光源装置を提供するものである。
本発明に係る光源装置は、光源部、光源部が設置されるステム、光源部を内包し、ステムに設置され、開口部が設けられたキャップ及び開口部に設置された透過部を備えたレーザ光源ユニットと、レーザ光源ユニットの外側で透過部に接着剤により接着されたコリメートレンズと、を備え、コリメートレンズは、光源部から出射した光が入射する入射面と、入射面に入射した光が出射される出射面と、入射面を挟むように設けられた第1の凸部および第2の凸部と、を備え、第1の凸部は、透過部に接着される面を有し、第2の凸部は、第1の凸部の接着される面と同一の平面上に存在する面を有し、透過部に接着されないものである。
また、本発明に係る光源装置は、光源部、光源部が設置されるステム、光源部を内包し、ステムに設置され、開口部が設けられたキャップ及び開口部に設置された透過部を備えたレーザ光源ユニットと、レーザ光源ユニットの外側でキャップに接着剤により接着されたコリメートレンズと、を備え、コリメートレンズは、光源部から出射した光が入射する入射面と、入射面に入射した光が出射される出射面と、入射面を挟むように設けられた第1の凸部および第2の凸部と、を備え、第1の凸部は、キャップに接着される面を有し、第2の凸部は、第1の凸部の接着される面と同一の平面上に存在する面を有し、キャップに接着されないものである。
本発明に係る光源装置によれば、従来よりも部品点数を低減した光源装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る光源装置の断面図を概略的に示した図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置の断面図を概略的に示した図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置の変形例の断面図を概略的に示した図である。 本発明の実施の形態1に係る光源装置の効果を示すための比較例となる光源装置を概略的に示したものである。 本発明の実施の形態1に係るコリメートレンズを出射面側から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコリメートレンズの設置位置の調整を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係るコリメートレンズを入射面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る光源装置の断面図の一部を概略的に示した図である。 本発明の実施の形態2に係るコリメートレンズを出射面側から見た斜視図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る光源装置100を概略的に示したものである。図1において、紙面の奥方向をX軸の正方向、紙面左方向をY軸の正方向、紙面上の上方向をZ軸の正方向とする。図2は、図1に示したA−B断面を概略的に示したものである。図1を用いて本発明の実施の形態1に係る光源装置100の構成を説明する。なお、図2において、図1と同符号はそれぞれ同一の構成を示しているので、図2については詳細な説明を省略する。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る光源装置100は、レーザ光源ユニット30と、当該レーザ光源ユニット30に接着されたコリメートレンズ12とを含む。レーザ光源ユニット30は、光源素子1及び波長変換素子4,7を含む光源部20と、光源部20が設置されたステム13と、光源部20を内包しステム13に設置されたキャップ11と、キャップ11に設けられた開口部22に設置された透過部10と、ステム13を貫通し光源部20に電力を供給するピン14とを含む。光源部20の詳細な構成については、後述する。
ステム13は、板状に形成された部材である。ステム13は、光源部20を固定するとともに、光源部20で発生した熱を光源装置100の外部に逃す役割を担っている。また、ステム13は、表面にAuメッキが施された金属材料を用いることができる。
キャップ11は円筒状の中空構造で、一方は閉鎖され他方は開放されている。閉鎖された側の表面中央部には開口部22が設けられており、開放された側においてステム13に、例えば、プロジェクション溶接等によってロウ付け(接合)されている。キャップ11は、表面にNiメッキが施されたものを用いることができる。なお、図1に示すように、ステム13からのZ軸正方向へのキャップ11の長さを、キャップ11の高さHとする。
透過部10は、キャップ11に設けられた開口部22を塞ぐように設置されている。すなわち、キャップ11は透過部10およびステム13により封止されている。透過部10には、例えば、石英ガラスを用いることができる。
コリメートレンズ12は、入射面26および出射面24を有している。入射面26の外側に、レーザ光源ユニット30の外側で透過部10に接着剤によって接着される第1の凸部27が設けられている。コリメートレンズ12には、例えば、石英ガラスを用いることができる。コリメートレンズ12が透過部10に直接接着されていることにより、例えば、コリメートレンズ12を接着しないで保持部材等を用いて透過部10に固定されている場合よりも部品点数を低減できるとともに経時変化によるコリメートレンズ12の光学的なズレを低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、光源部20、光源部20が設置されるステム13、光源部20を内包し、ステム13に設置され、開口部22が設けられたキャップ11及び開口部22に設置された透過部10を備えたレーザ光源ユニット30と、レーザ光源ユニット30の外側で透過部10に接着剤23により接着されたコリメートレンズ12と、を備えるので、従来よりも部品点数を低減した光源装置を得ることができる。
コリメートレンズ12を透過部10の表面に接着するための接着剤23としては、例えば、紫外線硬化接着剤を用いることができる。紫外線硬化型接着剤を用いることにより、熱硬化性樹脂等を用いる場合よりも短時間でコリメートレンズ12を透過部10の表面に接着することができる。
本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、接着剤23は、紫外線硬化接着剤であるので、熱硬化性樹脂を用いた場合よりも短時間でコリメートレンズ12の接着が可能となる。
なお、実施の形態1では、コリメートレンズ12は、透過部10に接着されている例を示しているが、例えば、図3に示すように、コリメートレンズ12を、キャップ11に接着したものでもよい。ただし、コリメートレンズ12および透過部10が共に同一の材料、例えば、共に石英ガラスを用いている場合には、同一材料同士、すなわち、コリメートレンズ12と透過部10とを互いに接着することが望ましい。同一材料同士は、線膨張係数が同一であるため、接着面にかかる力のばらつきを回避できコリメートレンズ12の位置ずれおよび剥落等のリスクを回避することができる。ただし、透過部10およびコリメートレンズ12の材料は必ずしも同一でなくともよく、線膨張係数が近い値を有していればよい。
本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、光源部20、光源部20が設置されるステム13、光源部20を内包し、ステム13に設置され、開口部22が設けられたキャップ11及び開口部22に設置された透過部10を備えたレーザ光源ユニット30と、レーザ光源ユニット30の外側でキャップ11に接着剤23により接着されたコリメートレンズ12と、を備えるので、従来よりも部品点数を低減した光源装置を得ることができる。
また、コリメートレンズ12は、キャップ11の外側で透過部10の表面に接着されていることによりコリメートレンズ12をキャップ11の内側に設置した場合よりも、キャップ11の高さを低減することもできる。図4は、キャップ201の内部にコリメートレンズ12を配置するとともに、例えば、第3ブロック9にコリメートレンズ12を接着した場合の光源装置200を示したものである。ただし、図4において図1と同符号の構成は同一であるため説明を省略する。なお、図4は、コリメートレンズ12をキャップ201の内部に配置した場合の模式的な構成を示しているので、コリメートレンズ12の形状の詳細は省略して示している。
図4に示すように、コリメートレンズ12をキャップ201の内部に配置した場合、キャップ201の高さはHとなる。図1に示した高さHと図4に示した高さHとを比較すると、ステム13と第3ブロックとの距離は等しいので、H>Hである。従って、コリメートレンズ12をキャップ11の外部に設置することで、コリメートレンズ12をキャップ11の内部に設置する場合よりも、キャップ11の高さHを低くすることができる。
キャップ11の高さHを低くできることで、キャップ11の製造に係るコストを低減することができるとともに、光源装置100の小型化が実現できる。光源装置100の小型化は、光源装置100の外部に設置される放熱機構の小型化も可能にするため、光源装置100を利用した装置全体の小型化も実現できる。
さらに、コリメートレンズ12をキャップ11の外部に配置することによって、第三ブロック9の上にコリメートレンズ12を固定した場合の振動によるモーメント力がより大きくかかりることを回避することができ、コリメートレンズ12が外れるなどのリスクを低減することも可能である。
光源装置100の製造過程においては、キャップ11内の封止工程と光源部20とコリメートレンズ12との光軸合わせ(調芯)工程を行う必要がある。仮に、コリメートレンズ12をキャップ11の内部に設置する場合、キャップ11内の封止工程と光源部20とコリメートレンズ12との光軸合わせ工程とを同時に行う必要があり作業工程が複雑なものとなる。一方、コリメートレンズ12をキャップ11の外部に設置することによって、上記キャップ11内の封止工程および光源部20とコリメートレンズ12との光軸合わせ工程を個別に行うことができるので、出射光の光軸ずれや焦点位置のブレなどのリスクが軽減されることで歩留まりを向上させるという効果がある。
次に、光源部20について図1を用いて詳しく説明する。図1に示すように、光源部20は、基本波レーザ光を発する光源素子1(励起光源)と、光源素子1から出射した基本波レーザ光を発振する第1の波長変換素子4(固体レーザ素子)と、第1の波長変換素子4によって発振されたレーザ光の波長を変換する第2の波長変換素子7と、光源素子1、第1の波長変換素子4および第2の波長変換素子7をそれぞれ設置する第1サブマウント2、第2サブマウント5、第3サブマウント8と、第1サブマウント2、第2サブマウント5および第3サブマウント8をそれぞれ設置する第1ブロック3、第2ブロック6、第3ブロック9とを含む。
第1ブロック3は、ステム13に設置されている。第1ブロック3のステム13の反対側には第2ブロック6が接続されている。また、第2ブロック6の第1ブロック3と接続されている側の反対側には第3ブロック9が接続されている。なお、図示しないが、ピン14は、光源素子1に電力を供給可能なように接続されている。第1ブロック3とステム13との接続、上記第1〜第3ブロック3,6,9同士の接続、上記第1〜3サブマウント2,5,8と上記第1〜第3ブロック3,6,9それぞれの接続および上記第1〜3サブマウント2,5,8と上記光源素子1,第1の波長変換素子4,第2の波長変換素子7それぞれの接続において接続剤として、はんだ、導電性接着剤、非導電性接着剤等を用いることができる。
光源素子1、第1の波長変換素子4および第2の波長変換素子7はステム13側からこの順序で直線状に配置されており、レーザ光を発生する。そして、第2の波長変換素子7から出射したレーザ光は、キャップ11に設けられた開口部22に向かって入射する。
光源素子1には、例えば、GaAsを材料として用いることができる。第1の波長変換素子4の光導波路には、例えば、Nd:YVO、Nd:YAGを材料として用いることができる。第2の波長変換素子7には、例えば、iNbO、LiTaOを材料として用いることができる。第1の波長変換素子4の光導波路が、Nd:YVOにより形成されている場合、光源素子1としては、波長800nm帯の近赤外レーザ光を発するものを用いることができる。
より具体的には、波長808nmの基本波レーザ光を発するレーザ光源を光源素子1として用いた場合、第1の波長変換素子4から出射されるレーザ光の波長は1064nmとなる。第1の波長変換素子4から出射された波長1064nmのレーザ光を第2の波長変換素子7に入射することにより、第2の波長変換素子7からは波長532nmのレーザ光が出射される。すなわち、Gのレーザ光を出射する光源装置を得ることができる。
G以外の原色の光源装置では、光源装置に含まれる各種素子の数が少ない。このため、Gレーザのように複数の光源素子をキャップ11内に含む構造の場合、コリメートレンズ12をキャップ11の外部に配置することは有効である。
本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、光源部20は、光源素子1と、波長変換素子4,7とを備えているので、Gレーザのような高背構造の場合においても光源装置100の小型化を実現できる。
次に、コリメートレンズ12の形状について詳しく説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係るコリメートレンズ12を出射面24側から見た斜視図を示したものである。上述のとおり、コリメートレンズ12は、光源部20から出射した光が入射するレーザ光路部としての入射面26及び入射面26に入射した光を出射する出射面24を有している。なお、図5には図示しないが、コリメートレンズ12は透過部10と入射面26側で接着されている。
コリメートレンズ12は、入射面26を挟むように設けられた第1の凸部27および第2の凸部28を含む。第1の凸部27および第2の凸部28はそれぞれ、同一の平面上に存在する面をそれぞれ有しており、第1の凸部27および第2の凸部28のそれぞれの面において透過部10と接着または接している。
コリメートレンズ12において、出射面24はレンズ面の凸形状である。光源部20から出射した光が、入射面26に入射し出射面24から出射されることにより、光源部20から出射した光はコリメート(平行化)される。光源部20に含まれる第2の波長変換素子7から出射されるレーザ光の広がり角度は50〜100mradであり、この角度では、例えば、プロジェクタデバイスに用いる表示素子にレーザ光を入射させることが技術的に困難であるが、コリメートレンズ12を用いることによって20〜30mradの広がり角度にすることが可能となる。コリメートレンズ12に入射する光の広がり角とコリメートレンズ12から出射する光の広がり角との比を角倍率とすると、実施の形態1に示すコリメートレンズ12の角倍率は0.3〜0.4倍であることが望ましい。
本発明の実施の形態1の光源装置100によればコリメートレンズ12は、光源部20から出射した光の広がり角度を0.3倍〜0.4倍に変換するので、Gのレーザ光のコリメート化を効率的に行うことができる。
コリメートレンズ12の周囲部でかつ、出射面24の両端部には位置決め部16が設けられている。位置決め部16は、コリメートレンズ12を透過部10に設置して、接着する際の位置決めのマーキングとして用いられる。
図6は、本発明の実施の形態1に係るコリメートレンズ12の透過部10への設置位置の調整を説明するための図である。図6は、図1に示した光源装置100をZ軸上側(以降、上部と称す)から見た際の光源装置100の構成の一部について示したものである。図6に示すように、光源装置100のキャップ11の開口部22に設置された透過部10にコリメートレンズ12が設置されている。
図6中央部に示す点線長方形は、キャップ11の内部に設置された第2の波長変換素子7を示しており、当該第2の波長変換素子7は光源装置100の製造の過程でコリメートレンズ12および透過部10を通して上部から観測可能である。キャップ11内に設置されている第2の波長変換素子7以外の構成は簡略のために図示していない。それ以外の構成は、図1および図5で示したものと同一であるため説明を省略する。
図6に示すように、コリメートレンズ12を透過部10へ接着する際に、上部から位置決め部16と第2の波長変換素子7の端部とを画像認識等の方法によって合わせることにより、光源部20の光が出射される領域にコリメートレンズ12の入射面26および出射面24のレンズ面を対応させる(光軸合わせを行う)ことができる。なお、位置決め部16の形状、位置および第2の波長変換素子7との位置の関係は上記のような構成に限られない。第2の波長変換素子7とコリメートレンズ12の入射面26および出射面24のレンズ面が対応するように調整できればどのような構成であっても構わない。
実施の形態1に係る光源装置100によれば、コリメートレンズ12は、出射面24に位置決め部16が設けられているので、光源部20の光が出射される領域にコリメートレンズ12の入射面26および出射面24のレンズ面を対応させることができる。
次に、コリメートレンズ12を透過部10へ接着するための接着面について説明する。図7は、本発明の実施の形態1に係るコリメートレンズ12の入射面26側から見た斜視図を示したものである。図7において、楕円点線は接着剤23の塗布位置15を示している。それ以外の構成は図7と同一であるため説明を省略する。
図7に示すように、第1の凸部27および第2の凸部28は同一平面上に存在する平面をそれぞれ有している。コリメートレンズ12を透過部10へ接着する際、第1の凸部27に含まれる面にのみ接着剤23が塗布される。接着剤23を塗布位置15に塗布することにより、接着剤23が入射面26を避けて塗布されるので、接着剤23にレーザ光が漏れ込むことによる焼けおよびアウトガスの発生を低減することができる。
また、第1の凸部27および第2の凸部28のうち、第1の凸部27にのみ接着剤23を塗布することにより、光源部20の発熱によるコリメートレンズ12自身の膨張による、コリメートレンズ12および接着剤23の透過部10からの剥落、破損等を防ぐことができるとともに、コリメートレンズ12の位置ずれを低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、コリメートレンズ12は、光源部20から出射した光が入射する入射面26と、入射面26に入射した光が出射される出射面24とを有し、入射面26の外側には透過部10に接着される第1の凸部27が設けられているので、接着剤23にレーザ光が漏れ込むことによる焼けおよびアウトガスの発生を低減することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、第2の凸部は、前記透過部に接着されないので、コリメートレンズ12および接着剤23の透過部10からの剥落、破損等を防ぐことができるとともに、コリメートレンズ12の位置ずれを低減することができる。
第2の凸部28は、第1の凸部27と対応した大きさ(入射面26から突出している高さが同一)であり、コリメートレンズ12が透過部10に接着された際のスペーサとして働くので、コリメートレンズ12と透過部10との距離の均衡度を維持することができる。以上のことから、第1の凸部27は接着面を確保し第2の凸部28はスペーサとしての役割を確保するため、例えば、同一平面上にある第1の凸部27および第2の凸部28のそれぞれの平面について、第1の凸部27に含まれる平面の面積を第2の凸部28に含まれる平面の面積よりも大きくすることが設計上望ましい。
本発明の実施の形態1に係る光源装置100によれば、コリメートレンズ12は、入射面26の外側で、第1の凸部27とは異なる位置に第1の凸部27に対応した第2の凸部28が設けられているので、コリメートレンズ12と透過部10との距離の均衡度を維持することができる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る光源装置101の断面図を概略的に示したものである。図8は、図2に示した光源装置100の断面図に対応するものであり、簡略化のため図2におけるキャップ11およびピン14を省略して示している。実施の形態2に係る光源装置101に含まれる、光源部32は、複数のレーザ光17を出射するための光源素子33(励起光源)と、第1の波長変換素子(固体レーザ光源)34と、第2の波長変換素子35とを含む。また、実施の形態2に係る光源装置101のコリメートレンズ31は、光源部32から出射される複数のレーザ光18に対応したコリメートレンズ31を含む。
実施の形態2に係る光源装置101の光源部32は、実施の形態1の光源装置100の光源部20における光源素子1、第1の波長変換素子4、第2の波長変換素子7をそれぞれ、光源素子33、第1の波長変換素子34、第2の波長変換素子35に置き換えたものである。また、実施の形態2における光源装置101は、実施の形態1におけるコリメートレンズ12をコリメートレンズ31に置き換えたのである。それ以外の構成は、実施の形態1と同一であるため説明を省略する。
図8に示すように、実施の形態2に係る光源装置101の光源部32は、複数のレーザ光18を出射するマルチエミッタである。第2の波長変換素子35は複数の光を出射する。すなわち、実施の形態2に係る光源部32は、第2の波長変換素子35の複数の光が出射される位置に対応した複数の光出射部36を含む。複数の光出射部36はそれぞれ図8についてのX軸方向に配列している。図8では光出射部36が5つ配列した例を示しているが、光出射部36の配列数は限定されず、光源部32の特性に基づいて適宜調整すればよい。また、光源部32が波長変換素子34,35を含まない構成の場合、光源部32は、光源素子1が複数の光を出射する位置と対応した位置に光出射部36を有する。
図9は、実施の形態2に係るコリメートレンズ31の斜視図を示したものである。図9に示す斜視図は、実施の形態1における図5に対応したものである。図9に示すように、実施の形態2に係るコリメートレンズ31は、出射面24が複数のマイクロレンズ38を含むマイクロレンズアレイ37となっている。マイクロレンズ38は、実施の形態1で説明した角倍率をそれぞれ有していることが望ましい。それ以外の構成は、実施の形態1の構成と同一であるため説明を省略する。
複数のマイクロレンズ38は、図9に示した光源部32の複数の光出射部36にそれぞれ対応した数だけ出射部24の長手方向に配置されている。マイクロレンズ38の数は、光源部32が有する光出射部36の数に応じて調節することができる。
本発明の実施の形態2に係る光源装置101によれば、光源部32は、複数の光出射部36を有し、コリメートレンズ31は、複数の光出射部36にそれぞれ対応した複数のマイクロレンズ38が配置されたマイクロレンズアレイ37を備えるので、光源部32がマルチエミッタである場合にも効率よく光源部32から出射した光をコリメートすることが可能となる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その発明の範囲において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜変更、省略したりすることができる。
4,7,34,36 波長変換素子
11 キャップ
12,31 コリメートレンズ
13 ステム
16 位置決め部
20,32 光源部
22 開口部
23 接着剤
24 出射面
26 入射面
27 第1の凸部
28 第2の凸部
30 レーザ光源ユニット
36 光出射部
37 マイクロレンズアレイ
38 マイクロレンズ
100,101 光源装置

Claims (7)

  1. 光源部、前記光源部が設置されるステム、前記光源部を内包し、前記ステムに設置され、開口部が設けられたキャップ及び前記開口部に設置された透過部を備えたレーザ光源ユニットと、
    前記レーザ光源ユニットの外側で前記透過部に接着剤により接着されたコリメートレンズと、
    を備え、
    前記コリメートレンズは、
    前記光源部から出射した光が入射する入射面と、
    前記入射面に入射した光が出射される出射面と、
    前記入射面を挟むように設けられた第1の凸部および第2の凸部と、
    を備え、
    前記第1の凸部は、前記透過部に接着される面を有し、
    前記第2の凸部は、前記第1の凸部の前記接着される面と同一の平面上に存在する面を有し、前記透過部に接着されないことを特徴とする光源装置。
  2. 前記コリメートレンズは、前記出射面に位置決め部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光源部は、光源素子と、波長変換素子とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記光源部は、複数の光出射部を有し、
    前記コリメートレンズは、複数の前記光出射部にそれぞれ対応した位置に複数のマイクロレンズが配置されたマイクロレンズアレイを含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 前記コリメートレンズは、前記光源部から出射した光の広がり角度を0.3倍〜0.4倍に変換することを特徴とする請求項〜請求項4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記接着剤は、紫外線硬化接着剤であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 光源部、前記光源部が設置されるステム、前記光源部を内包し、前記ステムに設置され、開口部が設けられたキャップ及び前記開口部に設置された透過部を備えたレーザ光源ユニットと、
    前記レーザ光源ユニットの外側で前記キャップに接着剤により接着されたコリメートレンズと、
    を備え、
    前記コリメートレンズは、
    前記光源部から出射した光が入射する入射面と、
    前記入射面に入射した光が出射される出射面と、
    前記入射面を挟むように設けられた第1の凸部および第2の凸部と、
    を備え、
    前記第1の凸部は、前記キャップに接着される面を有し、
    前記第2の凸部は、前記第1の凸部の前記接着される面と同一の平面上に存在する面を有し、前記キャップに接着されないことを特徴とする光源装置。
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