JP4967911B2 - 光源装置およびその製造方法、プロジェクタ、モニター装置 - Google Patents

光源装置およびその製造方法、プロジェクタ、モニター装置 Download PDF

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Description

この発明は、光源装置およびその製造方法、プロジェクタ、モニター装置に関するものである。
従来から、プロジェクタ等の小型・高出力化を目的として、光源に半導体レーザチップ等の光素子を用いた光源装置が知られている。このような光源装置として、光素子が、埃や湿気等、外部環境の影響を受けて劣化することを防止するために、光素子がパッケージ内に密閉封止されたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、半導体レーザチップは、高出力化のために発光面の複数のエミッタをアレイ状に配列したものが使用される場合がある。
特表2002−534813号公報
しかしながら、上記従来の光源装置は、光素子と、光素子から射出される光の光路上に配置する光学部品との位置合わせが困難であるという課題がある。
光素子を、例えば、光ファイバ等の他のデバイスと光結合させる際に、高い結合効率を得るためには、光素子と光素子の光軸方向に配置するプリズム等の光学部品との相対位置関係を精密に調整し、位置合わせしなければならない。しかし、上記従来の光源装置では、光素子を収容するパッケージ自体の構造が精密に形成されていないため、光素子と光学部品との相対位置関係を精密に調整することが困難であった。
また、光源装置の半導体レーザチップは、上述のように複数のエミッタがアレイ状に配列されるため、レーザチップと光学部品との相対位置関係が精密に位置合わせされていないと、光源装置から射出されるレーザ光の出力が十分に得られないという問題がある。
そこで、この発明は、レーザチップと、レーザチップから射出される光の光路上に配置する光学部品との位置合わせを容易にし、レーザチップと光学部品との相対位置関係を精密に位置合わせすることができる光源装置およびその製造方法と、その光源装置を用いたプロジェクタ、モニター装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の光源装置は、複数のエミッタがアレイ状に配列されたレーザチップと、前記エミッタから射出される光の光路に配置された光学部品と、を有する光源装置であって、前記レーザチップを収容する支持部材を含み、前記支持部材は前記レーザチップの前記エミッタを有しない面と固定され、前記レーザチップは前記支持部材と前記光学部品とを接合することにより封止されることを特徴とする。
このように構成することで、レーザチップを封止する際に、光学部品をレーザチップが固定された支持部材に固定することで、光学部品とレーザチップとの位置合わせを行うことができる。これにより、レーザチップから射出される光の光路上に配置する光学部品との位置合わせを容易にし、レーザチップと光学部品との相対位置関係を精密に位置合わせすることができる。
また、レーザチップは光学部品と支持部材とによって外部の環境から隔離される。これにより、レーザチップが埃や空気中の水分等の影響により劣化することを防止できる。さらに、光学部品を、レーザチップを封止するための封止部材として利用することで、光源装置の部品点数を削減し、構造を簡略化することができる。
したがって、本発明の光源装置によれば、レーザチップの性能の劣化を防止しつつ、レーザチップと光学部品との相対位置関係を精密に位置合わせして、光源装置のレーザ出力を向上させることができる。
また、本発明の光源装置は、前記レーザチップと前記光学部品との間隔を規定するスペーサを備えていることを特徴とする。
このように構成することで、レーザチップの発光面と光学部品のレーザチップに対向する面との間隔がスペーサによって一定になる。これにより、レーザチップの発光面と光学部品のレーザチップに対向する面とが平行になり、発光面の複数のエミッタから射出されたレーザ光を互いに平行な状態で光学部品のレーザチップに対向する面に入射させることができる。
また、本発明の光源装置は、前記光学部品の前記レーザチップに対向する面に嵌合部が形成され、前記嵌合部は、前記スペーサの外形に対応した形状に形成され、前記スペーサは、前記レーザチップの前記発光面に接合材を介して固定された発光面支持部材の少なくとも一部として形成され、前記スペーサが前記嵌合部に嵌合していることを特徴とする。
このように構成することで、嵌合部にスペーサを嵌合させて、光学部品をレーザチップに対して位置決めすることができる。また、嵌合部に嵌合したスペーサによって、光学部品とレーザチップとの相対的な位置のずれが防止される。したがって、光学部品をレーザチップに対して精密に位置合わせした状態で固定することができる。
また、本発明の光源装置は、前記発光面支持部材の前記レーザチップに対向する面に、前記接合材の流動を規制する隔壁が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、発光面支持部材のレーザチップとの接合面に配置した接合材が、接合面以外の領域に流出することを防止できる。
また、本発明の光源装置は、前記発光面支持部材に前記レーザチップの端子を引き出す配線層が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、レーザチップの端子を発光面支持部材の配線層を介して外部に電気的に接続することができる。そのため、レーザチップの発光面の端子の形成領域を含む領域を発光面支持部材によって覆うことができる。
また、本発明の光源装置は、前記光学部品の前記レーザチップに対向する面に嵌合部が形成され、前記嵌合部は、前記レーザチップの外形に対応した形状に形成され、前記レーザチップは、前記嵌合部に嵌合していることを特徴とする。
このように構成することで、嵌合部にレーザチップを嵌合させて、光学部品をレーザチップに対して位置決めすることができる。また、嵌合部にレーザチップが嵌合することによって、光学部品とレーザチップとの相対的な位置のずれが防止される。したがって、光学部品をレーザチップに対して精密に位置合わせした状態で固定することができる。
また、本発明の光源装置は、前記支持部材に前記レーザチップの端子を引き出す配線層が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、レーザチップに形成された端子を支持部材の配線層を介して外部に電気的に接続することができる。そのため、レーザチップの支持部材に対応する面の端子の形成部を含む領域を支持部材によって覆うことができる。
また、本発明の光源装置は、前記光学部品はシール材を介して前記支持部材に接合され、前記支持部材の前記レーザチップとの接合面から前記光学部品との接合面までの高さが、前記支持部材の前記レーザチップとの接合面から前記スペーサの前記光学部品に対向する面までの高さよりも小さいことを特徴とする。
このように構成することで、光学部品をシール材によって支持部材に接合する際に、光学部品のレーザチップに対向する面が支持部材に直接接することなく、スペーサの光学部品に対向する面に当接した状態で、シール材を介して支持部材に固定される。したがって、レーザチップと光学部品との間隔を、スペーサの高さによって精密に規定することができる。
また、本発明の光源装置は、前記スペーサが、前記光を透過する材料によって形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、スペーサがレーザチップから射出される光の光路上に配置された場合であっても、エミッタから射出された光をスペーサに透過させて光学部品に入射させることができる。したがって、スペーサをエミッタの形成領域上に配置することが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記スペーサが、複数に分割された柱状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、分割された各スペーサ間に空間が形成され、スペーサを一体的に形成した場合と比較して、スペーサの体積を減少させることができる。したがって、スペーサを軽量化するとともに、材料コストを低減することができる。
また、本発明の光源装置は、前記光学部品は、透明基板と、前記透明基板に固定されたフレームと、前記フレームに固定された選択反射膜と、によって構成されていることを特徴とする。
このように構成することで、光学部品としてプリズム等を用いる場合と比較して、光学部品を軽量化することができる。
また、本発明の光源装置の製造方法は、複数のエミッタがアレイ状に配列されたレーザチップと、前記エミッタから射出される光の光路に配置された光学部品と、を有する光源装置の製造方法であっ前記レーザチップの前記エミッタを有しない面と前記レーザチップを収容する支持部材とを固定する工程と、前記支持部材と前記光学部品とを接合し、前記レーザチップを封止する工程と、を有することを特徴とする。
このように製造することで、光学部品をレーザチップから射出される光の光路上に位置決めして固定する工程と、レーザチップを封止する工程とを同時に行うことができる。これにより、光源装置の製造における工程数を削減し、生産性を向上させることができる。
したがって、本発明の光源装置の製造方法によれば、レーザチップが封止され、レーザチップと光学部品との相対位置関係が精密に位置合わされた光源装置を、容易かつ低コストに製造することができる。
また、本発明の光源装置の製造方法は、前記レーザチップの前記エミッタを有しない面と前記レーザチップを収容する支持部材とを固定する工程に先立ち、前記支持部材に収容部を形成する工程と、前記レーザチップを前記収容部に収容する工程と、前記レーザチップの前記エミッタが形成された面にスペーサを配置する工程と、を含み、前記支持部材と前記光学部品とを接合し、前記レーザチップを封止する工程に先立ち、前記支持部材の前記光学部品との接合面にシール材を配置する工程と、前記光学部品の前記レーザチップに対向する面に形成された嵌合部に前記スペーサまたは前記レーザチップを嵌合させる工程と、を含むことを特徴とする。
このように製造することで、レーザチップは支持部材の収容部に収容され、支持部材と光学部品とによって外部環境から隔離される。また、レーザチップのエミッタが形成された面と、光学部品との間隔がスペーサによって精密に規定される。また、嵌合部に前記スペーサまたは前記レーザチップを嵌合させることで、光学部品とレーザチップとの相対位置関係が精密に位置合わせされる。
また、本発明の光源装置の製造方法は、前記収容部を形成する工程において、前記支持部材の前記レーザチップとの接合面から前記光学部品との接合面までの高さが、前記支持部材の前記レーザチップとの接合面から前記スペーサの前記光学部品に対向する面までの高さよりも小さくなるように形成し、前記レーザチップを封止する工程において、前記光学部品を前記スペーサに押圧した状態で前記光学部品を前記支持部材に接合し、前記光学部品と前記レーザチップとの間隔を前記スペーサによって規定することを特徴とする。
このように製造することで、支持部材に光学部品を接合する際に、スペーサの高さによってレーザチップと光学部品との間隔が規定され、レーザチップの発光面と光学部品のレーザチップに対向する面との間隔を一定にすることができる。また、スペーサの高さを精密に規定しておくことで、支持部材に光学部品を接合する際に、レーザチップの発光面と光学部品のレーザチップに対向する面との間隔を精密に規定することができる。
また、本発明の光源装置の製造方法は、前記レーザチップに前記支持部材を固定する工程において、前記スペーサとして機能する発光面支持部材を前記レーザチップの前記発光面に対向させて配置し、前記発光面支持部材と、前記レーザチップと、前記支持部材とを、一括して接合することを特徴とする。
このように製造することで、発光面支持部材と支持部材のレーザチップへの接合時の温度等の条件を同等にして、レーザチップの反りを防止することができる。また、発光面支持部材と支持部材をそれぞれ個別に半導体レーザチップに接合する場合と比較して、工程数を減少させ、生産性を向上させることができる。
また、本発明のプロジェクタは、上述の光源装置と、前記光源装置から射出されたレーザ光を画像情報に応じて変調する光変調素子と、前記光変調素子によって形成された画像を投射する投射装置と、を備える。
また、本発明のモニター装置は、上述の光源装置と、前記光源装置により照射された被写体を撮像する撮像手段と、を備える。
このようなプロジェクタおよびモニター装置は、上述の光源装置を備えているので、プロジェクタおよびモニター装置のレーザ出力を向上させることができる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図面では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに縮尺を適宜変更している。
(光源装置)
図1に示すように、本実施形態の光源装置100は、光源として半導体レーザチップ1を備えている。半導体レーザチップ1は、レーザ光L1を射出する複数のエミッタ2を備えている。半導体レーザチップ1は、図2に示すように、平面視矩形状に形成されている。エミッタ2は半導体レーザチップ1の発光面3の長手方向にアレイ状に配列されている。半導体レーザチップ1は、例えば、GaAs等の材料を用いて形成されている。
半導体レーザチップ1の発光面3とは反対側の底面4は、図1に示すように、接合材5を介して支持部材10に固定されている。
ここで、支持部材10は、例えば、AlN、SiC、AlSiC等のセラミック材料、Cu−W、Cu−Mo、BeO等のコンポジット材料、または、カーボン(C)、グラファイト、ダイヤモンド等の炭素系材料等の熱伝導率が大きな材料により形成されている。
また、接合材5としては、例えば、In、Pb,Sn等の低融点材料を単独で用いることができる。また、例えば、AuSn、AgSn、InAg、InSn、PbSn、SnBi、AnAgCu等の合金状の低融点材料を用いてもよい。
支持部材10は、光源装置100のレーザ光LZの射出方向に沿って延設された板状のベース部11を備えている。ベース部11の表面には、波長変換素子20と外部共振器30とが、半導体レーザチップ1側から光源装置100のレーザ光LZの射出方向に順に配置されている。波長変換素子20は、ベース部11に固定された光学部品保持部材21によって、レーザ光L1(LZ)の光路上に配置されている。また、ベース部11の表面11aには、枠状の枠部12が形成されている。
枠部12は、図3(a)および図3(b)に示すように、半導体レーザチップ1を囲繞するように形成され、この枠部12とベース部11とによって、半導体レーザチップ1を収容する収容部13が形成されている。
収容部13内のベース部11の表面11aには、配線層14および電極部15が形成されている。配線層14および電極部15は、コンタクトホール16,17を介してベース部11の内部に形成された配線層18に接続されている。配線層14,18および電極部15は、例えば、Ti、Pt、Au等の導電性材料によって形成されている。
ベース部11内部に形成された配線層18の一部は、ベース部11の表面11aから段差状に一段低く形成された部分に露出され、配線接続部18aが形成されている。配線層18は、配線接続部18aにおいて半導体レーザチップ1を駆動する駆動回路や、半導体レーザチップ1に電力を供給する電源供給回路等を備えた回路基板(図示省略)に接続されている。
収容部13内の配線層14上には、半導体レーザチップ1の側面6に沿うように形成されたガイド壁19が固定されている。ガイド壁19は、平面視矩形状の半導体レーザチップ1の外形に対応した矩形の枠状に形成され、半導体レーザチップ1の各辺に沿って、半導体レーザチップ1を取り囲むように形成されている。収容部13内におけるガイド壁19の形成位置は、半導体レーザチップ1と光学部品、あるいは、後述の波長変換素子20、外部共振器30との光学的設計位置の関係から決定される。ガイド壁19の内側の配線層14上には、上述の接合材5が配置されている。配線層14は、この接合材5を介して半導体レーザチップ1の底面4に形成された端子(図示省略)に電気的に接続されている。
ガイド壁19の内側には半導体レーザチップ1が配置され、半導体レーザチップ1の底面4は接合材5を介してベース部11に固定されている。半導体レーザチップ1の発光面3には端子1aが設けられている。半導体レーザチップ1の端子1aはワイヤ7を介してベース部11の表面11aの電極部15に接続されている。半導体レーザチップ1の発光面3の端子およびエミッタ2の形成領域を除く領域には、発光面支持部材40が接合材45を介して固定されている。
発光面支持部材40は、図2および図3(a)に示すように、半導体レーザチップ1のエミッタ2の配列方向に沿って延設され、全てのエミッタ2に亘る長さLに形成されている。発光面支持部材40のエミッタ2に対応する位置には、エミッタ2の形状に対応する開口部41が形成されている。発光面支持部材40は、図2に示すように、開口部41および外縁42を半導体レーザチップ1のエミッタ2および外縁8にそれぞれ位置合わせすることで、半導体レーザチップ1上に精密に位置決めされて固定されている。
枠部12上には、図1に示すように、半導体レーザチップ1から射出されるレーザ光L1の光路を変換する光学部品として、選択反射膜51を備えたプリズム50が配置されている。選択反射膜51は、例えば、誘電体多層膜によって構成され、特定の波長を透過させ、それ以外の波長を反射させるように構成されている。
プリズム50は、半導体レーザチップ1の発光面3に対向する底面52が枠部12の接合面12aにシール材60を介して固定され、半導体レーザチップ1が収容された収容部13を封止している。
プリズム50の底面52には、図4(a)および図4(b)に示すように、嵌合部53が形成されている。
プリズム50の底面52における嵌合部53の形成位置は、半導体レーザチップ1とプリズム50との光学的設計位置の関係から決定される。
嵌合部53は、プリズム50の底面52に線状に連続して形成された凸部54によって形成されている。凸部54は底面視で枠状に連結され、発光面支持部材40の外縁42の形状に対応した矩形状に形成されている。嵌合部53の各辺は、嵌合部53に発光面支持部材40が嵌合した際に、図2に示す発光面支持部材40の各辺42a〜42dと、図4(a)に示すプリズム50の底面52の各辺52a〜52dがそれぞれ平行になるように精密に形成されている。
嵌合部53には、図1に示すように、発光面支持部材40の一部が嵌合している。発光面支持部材40は、半導体レーザチップ1の発光面3とプリズム50の底面52との間隔Sを規定するスペーサとして機能するように、高さH(図3(b)参照)が所定の値に精密に規定されている。
ここで、発光面支持部材40および枠部12は、図3(b)に示すように、ベース部11の表面11aから枠部12のプリズム50との接合面12aまでの高さH1が、ベース部11の表面11aから発光面支持部材40のプリズム50に対向する上面43までの高さH2よりも小さくなるように形成されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、配線接続部18aから配線層18,14、電極部15、ワイヤ7等を介して半導体レーザチップ1の端子1aに電流を供給すると、半導体レーザチップ1の複数のエミッタ2からレーザ光L1が射出される。エミッタ2から射出されたレーザ光L1は、プリズム50の底面52からプリズム50に入射する。
このとき、プリズム50は、嵌合部53に発光面支持部材40が嵌合した状態で、枠部12に固定されている。ここで、発光面支持部材40は、上述のように、半導体レーザチップ1に対して精密に位置決めされて固定されている。また、嵌合部53は、発光面支持部材40が嵌合したときに、発光面支持部材40の各辺42a〜42dと、プリズム50の底面52の各辺52a〜52dがそれぞれ平行になるように精密に形成されている。このため、プリズム50は、半導体レーザチップ1の発光面3に平行な方向に対して、精密に位置合わせされた状態で支持部材10に固定されている。また、嵌合部53に嵌合した発光面支持部材40によって、プリズム50と半導体レーザチップ1との相対的な位置のずれが防止される。
また、発光面支持部材40は、上述のように高さHが所定の値に精密に規定されている。さらに、ベース部11の表面11aからの高さH1、H2が、枠部12のプリズム50との接合面12aまでの高さH1よりも、発光面支持部材40の上面43までの高さH2の方が大きくなるように形成されている。このため、プリズム50は、枠部12には直接接することなく、発光面支持部材40に当接している。これにより、半導体レーザチップ1とプリズム50との間隔Sは、スペーサとして機能する発光面支持部材40によって精密に規定されている。
したがって、複数のエミッタ2から射出されたレーザ光L1は、互いに平行に射出され、プリズム50の底面52に略垂直に入射する。そして、複数のエミッタ2から射出されたレーザ光L1は、図1に示すように、プリズム50の反射面55に均一に入射する。
プリズム50の反射面55に均一に入射したレーザ光L1は、光源装置100のレーザ光LZの射出方向に均一に反射される。プリズム50の反射面55によって反射されたレーザ光L1は、選択反射膜51を透過して波長変換素子20に入射する。
波長変換素子20に入射したレーザ光L1の一部は、波長変換素子20を透過する際に所定の波長のレーザ光L2に変換され、外部共振器30を透過して光源装置のレーザ光LZとして外部に射出される。
波長変換素子20を透過する際に所定の波長に変換されなかったレーザ光L1は、外部共振器30によって反射され、再び波長変換素子20に入射する。再び波長変換素子20に入射したレーザ光L1の一部は、波長変換素子20を透過する際に所定の波長のレーザ光L2に変換され、選択反射膜51によって反射される。選択反射膜51によって反射された所定の波長のレーザ光L2は、プリズム50の反射面55によって反射され、波長変換素子20を透過することなく、光源装置100のレーザ光LZとして外部に射出される。
外部共振器30によって反射され、再び波長変換素子20を透過する際に、所定の波長に変換されなかったレーザ光L1は、選択反射膜51を透過する。選択反射膜51を透過したレーザ光L1は、プリズム50の反射面55によって反射され、エミッタ2に入射する。エミッタ2に入射したレーザ光L1は、エミッタ2において反射され、エミッタ2から新たに射出されるレーザ光L1とともに、プリズム50の底面52に入射する。
これを繰り返すことにより、レーザ光L1は外部共振器30とエミッタ2の間で共振して増強され、最終的に所定の波長のレーザ光L2に変換されて光源装置100のレーザ光LZとして外部に射出される。
ここで、本実施形態の光源装置100によれば、上述のように半導体レーザチップ1とプリズム50との相対位置関係を精密に位置合わせし、複数のエミッタ2からレーザ光L1を互いに平行に射出させ、プリズム50の反射面55に均一に入射させることができる。したがって、レーザ光L1を外部共振器30とエミッタ2との間で確実に共振させ、レーザ出力の低下を防止し、レーザ光源装置100のレーザ光LZの出力を向上させることができる。
また、半導体レーザチップ1は、プリズム50とシール材60によって封止された収容部13内に収容され、外部環境から隔離されている。これにより、半導体レーザチップ1が埃や空気中の水分等、外部環境の影響により劣化することが防止される。
また、半導体レーザチップ1を支持部材10とプリズム50とによって封止する為、半導体レーザチップ1を封止するための封止部材等を用いる必要がない。したがって、従来の光源装置と比較して部品点数を削減し、光源装置100の構造を簡略化することができる。
以上説明したように、本発明の光源装置100によれば、半導体レーザチップ1の性能の劣化を防止しつつ、半導体レーザチップ1とプリズム50との相対位置関係を精密に位置合わせして、光源装置100のレーザ光LZの出力を向上させることができる。
(光源装置の製造方法)
次に、本実施形態の光源装置100の製造方法について説明する。
図1に示すように、まず、配線層14,18、電極部15および収容部13を備えた支持部材10を形成する。支持部材10は、例えば、未焼成セラミックのグリーンシートを複数用いて形成する。
ベース部11は、例えば、表面に配線層18を形成した第一のグリーンシートと、表面に配線層14および電極部15を形成し、グリーンシートを貫通するコンタクトホール16,17に導電性材料を充填させた第二のグリーンシートとを積層させ、これらを焼成することにより一体化して形成する。
枠部12は、例えば、打ち抜き型やパンチングマシーンにより枠状に成型したグリーンシートの単層、または複数積層させたものを用いて形成する。まず、これら枠状に成型されたグリーンシートを、ベース部11を構成する第二のグリーンシート上に積層する。そして、枠状のグリーンシートを、ベース部11を構成する上述の第一のグリーンシートおよび第二のグリーンシートと同時に焼成する。これにより、ベース部11と枠部12を一体的に形成することができる。また、ベース部11上に、枠部12と同様に、ガイド壁19を形成する。
ここで、図3(b)に示すように、ベース部11の表面11aから枠部12のプリズム50との接合面12aまでの高さH1は、ベース部11の表面11aから半導体レーザチップ1に固定される発光面支持部材40の上面43までの高さH2を予め想定して決定する。
具体的には、ベース部11の表面11aから枠部12のプリズム50との接合面12aまでの高さH1が、ベース部11の表面11aから発光面支持部材40の上面43までの高さH2よりも小さくなるように形成する。
次に、半導体レーザチップ1を収容部13に収容し、半導体レーザチップ1の側面6をガイド壁19に沿わせて、半導体レーザチップ1をガイド壁19の内側のベース部11の表面11aに配置する。ここで、ガイド壁19によって囲まれた領域には、シート状に成型された接合材5を予め配置しておく。これにより、半導体レーザチップ1は、ガイド壁19によってベース部11の表面11aに精密に位置決めされた状態で配置される。
次いで、半導体レーザチップ1の発光面3側に発光面支持部材40を配置する。ここで、図3(b)に示すように、発光面支持部材40の半導体レーザチップ1に対向する底面44には、発光面支持部材40の形状に対応してシート状に成型された接合材45を予め貼付しておく。発光面支持部材40は、図2に示すように、開口部41および外縁42を半導体レーザチップ1のエミッタ2および外縁8に、それぞれ精密に位置合わせした状態で配置する。
次に、発光面支持部材40と、半導体レーザチップ1と、支持部材10とを、治具等により挟み込み、接合材5,45を加熱することで溶融させ、発光面支持部材40と、半導体レーザチップ1と、支持部材10とを、一括して接合する。
これにより、発光面支持部材40と支持部材10の半導体レーザチップ1への接合時の温度等の条件を同等にして、半導体レーザチップ1の反りを防止することができる。また、発光面支持部材40と支持部材10をそれぞれ個別に半導体レーザチップ1に接合する場合と比較して、工程数を減少させ、生産性を向上させることができる。
次に、図1に示すように、プリズム50の底面52に形成された嵌合部53に、半導体レーザチップ1に固定された発光面支持部材40を嵌合させる。このとき、図3(b)に示すように、枠部12のプリズム50との接合面12aに、予めシール材60を配置しておく。シール材60の高さは、ベース部11の表面11aからシール材60の上部までの高さH3が、ベース部11の表面11aから発光面支持部材40の上面43までの高さH2と等しいか、やや大きくなるように配置する。
これにより、発光面支持部材40をプリズム50の嵌合部53に嵌合させて位置決めする工程と同時に、プリズム50をシール材60によって枠部12に接合し、収容部13内の半導体レーザチップ1を封止することができる。
また、半導体レーザチップ1の発光面3と、プリズム50の底面52との間隔Sが発光面支持部材40の高さHによって精密に規定される。また、嵌合部53に発光面支持部材40を嵌合させることで、プリズム50と半導体レーザチップ1との相対位置関係が精密に位置合わせされる。
また、上述のようにプリズム50を枠部12に接合する際には、プリズム50を発光面支持部材40に押圧した状態で接合する。
これにより、シール材60の高さH3が、発光面支持部材40の高さH2と等しい高さまで圧縮され、シール材60がプリズム50と枠部12との間に隙間なく充填された状態で、プリズム50と枠部12とを接合することができる。また、枠部12の高さH1およびシール材60の高さH3に関係なく、プリズム50と半導体レーザチップ1との間隔Sを発光面支持部材40の高さHによって規定することができる。
次に、ベース部11の表面11aに、波長変換素子20および外部共振器30を、半導体レーザチップ1側から光源装置100のレーザ光LZの射出方向に順に固定する。
まず、光学部品保持部材21上に波長変換素子20を精密に位置決めした状態で、接着剤等により固定する。次いで、ベース部材11上に光学部品保持部材21と一体に形成した波長変換素子20を、プリズム50に対して精密に位置合わせし、接着剤等により固定する。次いで、光源装置100のレーザ光LZの射出方向に、外部共振器30をプリズム50および波長変換素子20に対して精密に位置合わせし、ベース部材11上に接着剤等により固定する。
以上により、図1に示すような光源装置100を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態の光源装置100の製造方法によれば、支持部材10の枠部12にプリズム50を接合する際に、スペーサとして機能する発光面支持部材40の高さHによって半導体レーザチップ1とプリズム50との間隔Sが規定され、半導体レーザチップ1の発光面3とプリズム50の底面52とを平行にすることができる。
また、発光面支持部材40の高さHを精密に規定しておくことで、支持部材10の枠部12にプリズム50を接合する際に、半導体レーザチップ1の発光面3とプリズム50の底面52との間隔Sを精密に規定することができる。
また、プリズム50を半導体レーザチップ1から射出されるレーザ光L1の光路上に位置決めする工程と、プリズム50を固定する工程と、半導体レーザチップ1を封止する工程とを同時に行うことができる。これにより、光源装置100の製造における工程数を削減し、生産性を向上させることができる。したがって、半導体レーザチップ1が封止され、半導体レーザチップ1とプリズム50との相対位置関係が精密に位置合わされた光源装置100を、容易かつ低コストに製造することができる。
(変形例1)
次に、本実施形態の光源装置100の変形例について、図5を用いて説明する。本変形例の光源装置101では、上述の光源装置100と、光学部品50Aの構成、半導体レーザチップ1と波長変換素子20および外部共振器30との相対位置関係等が異なっている。その他の点は上述の光源装置100と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図5に示すように、本変形例の光源装置101は、半導体レーザチップ1のレーザ光L1の射出方向と、光源装置101のレーザ光LZの射出方向が一致したタワー型の構成を採用している。
支持部材10Aは、断面形状が略L字形状に形成されたベース部11Aと、ベース部11Aの表面11aに枠状に形成された枠部12によって形成されている。枠部12上には上述のプリズム50と同様の選択反射膜51を備えた光学部品50Aが固定されている。
光学部品50Aは、例えば、ガラス等の透明材料からなる透明基板56を備えている。透明基板56の底面56aには、上述のプリズム50と同様の嵌合部53が形成されている。透明基板56の上面56bには、枠状のフレーム57が形成されている。フレーム57は、例えば、樹脂材料や金属材料等により形成されている。
選択反射膜51は、断面V字形状に構成されたフレーム57に固定された透明板58の表面に形成されている。選択反射膜51はレーザ光L1の光路に対して精密に位置決めされ、レーザ光L1の射出方向に対して所定の角度を有して固定されている。また、選択反射膜51に所定の角度を有して対向する透明板58の表面には、反射膜59が形成されている。
次に、本変形例の光源装置101の作用について説明する。
上述の光源装置100と同様に、半導体レーザチップ1のエミッタ2から射出されたレーザ光L1は光学部品50Aの透明基板56の底面56aから光学部品50Aに入射する。
このとき、光学部品50Aは、上述のプリズム50と同様に、嵌合部53に発光面支持部材40が嵌合した状態で、枠部12に固定されている。
したがって、本変形例の光源装置101によれば、上述の光源装置100と同様の効果を得ることができる。加えて、光学部品50Aを薄い透明基板56と軽量のフレーム57によって形成することができるので、プリズム50を用いる場合と比較して、光源装置101を軽量化することができる。
(変形例2)
次に、本実施形態の光源装置100の別の変形例について、図1および図5を援用して説明する。本変形例の光源装置は、上述の光源装置100,101と、発光面支持部材40が透明材料によって形成され、発光面支持部材40に開口部41が形成されていない点で異なっている。その他の点は上述の光源装置100,101と同様であるので、説明は省略する。
本変形例では、図1および図5に示す光源装置100,101において、例えば、プリズム50および透明基板56と同一の透明材料によって形成され、開口部41が形成されていない発光面支持部材40を用いる。また、半導体レーザチップ1と発光面支持部材40とを接合する接合材45は、例えば、プリズム50および透明基板56がプラスチック材料である場合には、エポキシ系、アクリル系の接着剤を用いる。また、上述の光源装置100,101と同様に開口部が形成されたシート状の接合材45を用いることもできる。
本変形例によれば、上述の光源装置100,101と同様の効果が得られるだけでなく、エミッタ2から射出されたレーザ光L1を発光面支持部材40に透過させてプリズム50に入射させることができる。したがって、透明材料をエミッタ2から射出されるレーザ光L1の光路上に配置することが可能となり、レーザ光L1が発光面支持部材40の開口部41の空気層を透過することによるレーザ光L1の減衰を防止することができる。
また、発光面支持部材40に開口部41を形成する必要が無いので、発光面支持部材40の製造工程を簡略化し、光源装置100,101の生産性を向上させることができる。
また、本変形例の光源装置の製造方法においては、発光面支持部材40と支持部材10はそれぞれ個別に半導体レーザチップ1に接合することが好ましい。これにより、発光面支持部材40とその他の材料の熱膨張係数の差異による半導体レーザチップ1の反りを防止することができる。
また、半導体レーザチップ1と発光面支持部材40の接合材45として、半導体レーザチップ1の発光面3に、接着剤をスクリーン印刷法やディスペンス法により塗布してもよい。これにより、接合材の塗布領域を精密に管理することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図1、図2および図4を援用し、図6(a)、図6(b)、図7(a)〜図7(c)を用いて説明する。本実施形態では、上述の第一実施形態で説明した光源装置100と、発光面支持部材40Aに、第一隔壁46a、第二隔壁46b、配線層47およびスペーサ70等が形成されている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
本実施形態の光源装置200は、図1に示す第一実施形態の光源装置100と同様に、半導体レーザチップ1と、支持部材10と、波長変換素子20と、外部共振器30と、発光面支持部材40Aと、プリズム50とを備えている。半導体レーザチップ1およびプリズム50は、図2および図4(a)、図4(b)に示すように、第一実施形態と同様に形成されている。
発光面支持部材40Aは、図6(a)および図6(b)に示すように、半導体レーザチップ1の発光面3の略全面を覆うように、半導体レーザチップ1の発光面3に接合材45を介して固定されている。
発光面支持部材40Aのプリズムに対向する上面43には、スペーサ70が固定されている。スペーサ70は、図7(a)および図7(b)に示すように、断面が矩形の柱状に分割され、上面43上に複数設けられている。スペーサ70は、開口部41側の側面71を内側としたときに、外側の側面72がプリズム50の嵌合部53の内縁に沿うように形成され、嵌合部53の形状に対応して配置されている。
図6(b)に示すように、スペーサ70は、ベース部11の表面11aからスペーサ70のプリズムに対向する上面73までの高さH2よりも、枠部12のプリズム50との接合面12aまでの高さH1のほうが小さくなるように形成されている。
図7(b)に示すように、各スペーサ70の高さH4は、プリズム50と半導体レーザチップ1との間隔S(図1参照)を精密に規定するように、精密に規定されている。
プリズム50は、これらのスペーサ70が嵌合部53に嵌合した状態で、図1に示すように、枠部12にシール材60を介して固定されている。
発光面支持部材40Aの底面44には、図7(b)および図7(c)に示すように、第一隔壁46aおよび第二隔壁46bが設けられている。第一隔壁46aは開口部41の周縁部に、開口部41を取り囲んでリング状に形成されている。第二隔壁46bは、発光面支持部材40Aの外縁42に沿って矩形の枠状に形成されている。第二隔壁46bの高さH6は第一隔壁46aの高さH5よりもやや低くなるように形成されている。
発光面支持部材40Aの底面44の第一隔壁46aおよび第二隔壁46bによって囲まれた領域には、配線層47が形成されている。配線層47は、上述の第一実施形態の配線層14,18と同様の材料によって形成されている。配線層47は発光面支持部材40Aを貫通するコンタクトホール48を介して、発光面支持部材40Aの上面43に形成された電極部49に接続されている。また、配線層47と半導体レーザチップ1の発光面3との間には、図6(b)に示すように、接合材45が配置されている。
電極部49は、図6(a)および図6(b)に示すように、ベース部11の表面11aの電極部15にワイヤ7を介して接続されている。また、発光面支持部材40Aの配線層47は、接合材45を介して半導体レーザチップ1の発光面3の端子1aに接続されている。すなわち、半導体レーザチップ1の発光面3の端子1aは、発光面支持部材40Aの配線層47および電極部49によって、発光面支持部材40Aの上面43に引き出された状態となっている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、配線接続部18aから配線層14,18を介して半導体レーザチップ1の端子1aに電流を供給すると、半導体レーザチップ1の複数のエミッタ2からレーザ光L1が射出される。エミッタ2から射出されたレーザ光L1は、プリズム50の底面52からプリズム50に入射する。
このとき、プリズム50は、嵌合部53に発光面支持部材40Aに固定されたスペーサ70が嵌合した状態で、枠部12に固定されている。ここで、スペーサ70は、開口部41側の側面71を内側としたときに、外側の側面72がプリズム50の嵌合部53の内縁に沿うように形成されている。また、第一実施形態と同様に、発光面支持部材40Aは半導体レーザチップ1に対して精密に位置決めされて固定され、嵌合部53は、発光面支持部材40Aに固定されたスペーサ70が嵌合したときに、発光面支持部材40Aの各辺と、プリズム50の底面52の各辺が平行になるように精密に形成されている。このため、プリズム50は、半導体レーザチップ1の発光面3に平行な方向に対して、半導体レーザチップ1に精密に位置合わせされた状態で固定されている。
また、嵌合部53に嵌合したスペーサ70によって、プリズム50と半導体レーザチップ1との相対的な位置のずれが防止される。
また、スペーサ70は、上述のように高さH4が所定の値に精密に規定されている。さらに、ベース部11の表面11aからの高さH1,H2が、枠部12のプリズム50との接合面12aまでの高さH1よりも、スペーサ70の上面73までの高さH2の方が大きくなるように形成されている。このため、プリズム50は、枠部12には直接接することなく、スペーサ70に当接している。これにより、半導体レーザチップ1とプリズム50との間隔S(図1参照)は、スペーサ70によって精密に規定されている。
したがって、本実施形態の光源装置200によれば、第一実施形態の光源装置100と同様の効果を得ることができる。
加えて、発光面支持部材40Aの底面44に、上述のように第一隔壁46aおよび第二隔壁46bが形成されているので、接合材45を溶融させて発光面支持部材40Aを半導体レーザチップ1に接合する際に、接合材45がエミッタ2の形成領域に流出することを防止することができる。したがって、エミッタ2から射出されるレーザ光L1の出力が低下することを防止することができる。
また、半導体レーザチップ1の発光面3の端子は、発光面支持部材40Aの配線層47および電極部49によって、発光面支持部材40Aの上面43に引き出された状態となっている。これにより、発光面支持部材40Aの配線層47および電極部49を介して半導体レーザチップ1の端子を支持部材10の電極部15に電気的に接続することができる。そのため、半導体レーザチップ1の端子の形成領域を発光面支持部材40Aによって覆うことができる。したがって、半導体レーザチップ1の放熱性を向上させ、半導体レーザチップ1の自己発熱によるレーザ出力特性の変化や劣化を抑えることができ、高品質で長寿命な光源装置200を得ることができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図1および図2を援用し、図8および図9を用いて説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した光源装置100と、発光面支持部材40を用いず、プリズム50Bにスペーサ70Aが固定されている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
(光源装置)
本実施形態の光源装置300は、図1に示す第一実施形態の光源装置100と同様に、半導体レーザチップ1と、支持部材10と、波長変換素子20と、外部共振器30と、プリズム50Bとを備えている。半導体レーザチップ1は、図2に示すように、第一実施形態と同様に形成されている。
プリズム50Bの底面52には、図8および図9に示すように、円柱状のスペーサ70Aが複数固定されている。スペーサ70Aは、プリズム50Bの底面52に接着剤78を介して固定された枠状の基部74に固定されている。基部74の開口部75は、半導体レーザチップ1のエミッタ2の形成領域に対応して開口されている。
スペーサ70Aは、図8に示すように、ベース部11の表面11aから基部74のプリズム50Bに対向する上面76までの高さH7が、ベース部11の表面11aから枠部12のプリズム50Bとの接合面12aまでの高さH1よりも大きくなるように形成されている。また、スペーサ70Aは、基部74の上面76から半導体レーザチップ1の発光面3に当接する面77までの高さH8が精密に規定されて形成されている。
基部74には、スペーサ70Aと同じく円柱状に形成された複数の凸部80が固定されている。基部74における複数の凸部80の形成位置は、半導体レーザチップ1とプリズム50Bとの光学的設計位置の関係から決定される。
凸部80は、図9に示すように、半導体レーザチップ1の外形に対応して配置され、図2に示すように、半導体レーザチップ1の各辺8a〜8dに沿って配置されている。この複数の凸部80によって囲まれた領域が嵌合部81となっている。嵌合部81には、図8に示すように、半導体レーザチップ1の一部が嵌合している。
嵌合部81は、半導体レーザチップ1が嵌合したときに、半導体レーザチップ1の各辺8a〜8dと、プリズム50Bの底面52の各辺52a〜52dがそれぞれ平行になるように精密に形成されている。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、配線接続部18aから配線層14,18を介して半導体レーザチップ1の端子1aに電流を供給すると、半導体レーザチップ1の複数のエミッタ2からレーザ光L1が射出される。エミッタ2から射出されたレーザ光L1は、プリズム50Bの底面52からプリズム50Bに入射する。
このとき、プリズム50Bは、嵌合部81に半導体レーザチップ1の一部が嵌合した状態で、枠部12に固定されている。ここで、嵌合部81は、半導体レーザチップ1が嵌合したときに、半導体レーザチップ1の各辺8a〜8dと、プリズム50Bの底面52の各辺52a〜52dがそれぞれ平行になるように精密に形成されている。このため、プリズム50Bは、半導体レーザチップ1の発光面3に平行な方向に対して、半導体レーザチップ1に対して精密に位置合わせされた状態で固定されている。
また、嵌合部81に嵌合した半導体レーザチップ1によって、プリズム50Bと半導体レーザチップ1との相対的な位置のずれが防止される。
また、スペーサ70Aは、上述のように高さH8が所定の値に精密に規定されている。さらに、ベース部11の表面11aからの高さが、枠部12のプリズム50Bとの接合面12aまでの高さH1よりもスペーサ70Aの基部74のプリズム50Bに対向する上面76までの高さH7が大きくなるように形成されている。このため、プリズム50Bは、枠部12には直接接することなく、スペーサ70Aを介して半導体レーザチップ1に当接している。これにより、半導体レーザチップ1とプリズム50Bとの間隔は、スペーサ70Aによって精密に規定されている。
したがって、本実施形態の光源装置300によれば、第一実施形態の光源装置100と同様の効果を得ることができる。
加えて、発光面支持部材40を半導体レーザチップ1の発光面3に固定することなく、プリズム50Bの嵌合部81に半導体レーザチップ1を直接嵌合させて、半導体レーザチップ1をプリズム50Bに対して位置決めすることができる。また、嵌合部81に半導体レーザチップ1が嵌合することによって、プリズム50Bと半導体レーザチップ1との相対的な位置のずれが防止される。したがって、半導体レーザチップ1をプリズム50Bに対して精密に位置合わせした状態で固定することができる。
また、複数の円柱状の各スペーサ70A間に空間が形成され、スペーサ70Aを一体的に形成した場合と比較して、スペーサ70Aの体積を減少させることができる。したがって、スペーサ70Aを軽量化し、材料コストを低減することができる。
また、光源装置300の製造時に、発光面支持部材40を半導体レーザチップ1に固定する工程を省略することができる。
(光源装置の製造方法)
次に、本実施形態の光源装置300の製造方法について説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した光源装置100の製造方法と、発光面支持部材40等を用いず、嵌合部81に半導体レーザチップ1を直接嵌合させる点で異なっている。その他の工程は第一実施形態と同様であるので、説明は省略する。
プリズム50Bを枠部12に接合する際には、図8に示すように、プリズム50Bの嵌合部81に、半導体レーザチップ1を嵌合させる。このとき、図3(b)に示すように、枠部12のプリズム50Bとの接合面12aに、予めシール材60を配置しておく。シール材60の高さは、ベース部11の表面11aからシール材60の上部までの高さH3が、図8に示すベース部11の表面11aから基部74のプリズム50Bに対向する上面76までの高さH7と等しいか、やや大きくなるように配置する。
これにより、半導体レーザチップ1をプリズム50Bの嵌合部81に嵌合させて位置決めする工程と同時に、プリズム50Bをシール材60によって枠部12に接合し、収容部13内の半導体レーザチップ1を封止することができる。
また、半導体レーザチップ1の発光面3と、プリズム50Bの底面52との間隔S(図1参照)が、スペーサ70Aの高さH8によって精密に規定される。また、嵌合部81に半導体レーザチップ1を嵌合させることで、プリズム50Bと半導体レーザチップ1との相対位置関係が精密に位置合わせされる。
したがって、本実施形態の製造方法によれば、第一実施形態の製造方法と同様の効果が得られるだけでなく、発光面支持部材40を用いる必要が無いので、部品点数を削減し、製造工程を容易にし、生産性を向上させることができる。
<光源装置の応用例>
以上に述べたような光源装置100,101,200,300を画像表示装置やモニター装置に応用することにより、これらの装置におけるレーザの出力を向上させることが可能である。以下、画像表示装置とモニター装置への応用例について説明する。
(応用例1:プロジェクタ)
次に、第一実施形態に係る光源装置100を応用した画像表示装置の一例として、プロジェクタ3000の構成について説明する。図10は、プロジェクタ3000の光学系の概略を示す模式図である。
図10において、プロジェクタ3000は、レーザ光源装置100、光変調装置としての液晶パネル320、偏光板331及び332、クロスダイクロイックプリズム340、投射レンズ350などを備えている。なお、液晶パネル320と、その光入射側に設けられた偏光板331及び光射出側に設けられた偏光板332によって液晶ライトバルブ330が構成される。
光源装置100は、赤色レーザ光を射出する赤色光用光源装置100Rと、青色レーザ光を射出する青色光用光源装置100Bと、緑色レーザ光を射出する緑色光用光源装置100Gを備えている。これらの光源装置100(100R,G,B)は、それぞれクロスダイクロイックプリズム340の側面三方にそれぞれ対向するように配置されている。図11では、クロスダイクロイックプリズム340を挟んで、赤色光用光源装置100Rと青色光用光源装置100Bとが互いに対向し、投射レンズ350と緑色光用光源装置100Gが互いに対向しているが、これらの位置は、適宜入れ替えることが可能である。
液晶パネル320は、例えば、ポリシリコンTFT(Thin Film Transistor)をスイッチング素子として用いたものである。各レーザ光源装置100から射出された色光は、入射側偏光板331を介して液晶パネル320に入射する。液晶パネル320に入射した光は、画像情報に応じて変調されて、液晶パネル320から射出される。液晶パネル320によって変調された光のうち、特定の直線偏光だけが、射出側偏光板332を透過して、クロスダイクロイックプリズム340に向かう。
クロスダイクロイックプリズム340は、各液晶パネル320によって変調された各色光を合成して、カラー画像CIを形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム340は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなしている。そして、これら4つの直角プリズムの界面には、2種類の誘電体多層膜がX字状に設けられている。これら誘電体多層膜は、互いに対向する各液晶パネル320から射出された各色光を反射し、投射レンズ350に対向する液晶パネル320から射出された色光を透過する。このようにして、各液晶パネル320にて変調された各色光が合成されて、カラー画像CIが形成される。
投射レンズ350は、複数のレンズが組み合わされた組レンズとして構成される。この投射レンズ350は、カラー画像CIを拡大投射する。
以上説明したように、プロジェクタ3000は、第一実施形態において説明した光源装置100を用いているため、レーザの出力が低下することを防止して十分なレーザの出力を得ることが可能である。
なお、この応用例では、第一実施形態に係る光源装置100(100R,G,B)を用いているが、これらのうち一部もしくは全部を、第一実施形態の変形例に係る光源装置101、第二実施形態に係る光源装置200、あるいは第三実施形態に係る光源装置300に置き換えても良い。
(応用例2:モニター装置)
次に、第一実施形態に係る光源装置100を応用したモニター装置4000の構成例について説明する。図11は、モニター装置の概略を示す模式図である。モニター装置4000は、装置本体410と、光伝送部420とを備える。装置本体410は、前述した第一実施形態の光源装置100を備える。
光伝送部420は、光を送る側と受ける側の2本のライトガイド421,422を備える。各ライトガイド421,422は、多数本の光ファイバを束ねたもので、レーザ光を遠方に送ることができる。光を送る側のライトガイド421の入射側には光源装置100が配設され、その出射側には拡散板423が配設されている。光源装置100から出射したレーザ光は、ライトガイド421を伝って光伝送部420の先端に設けられた拡散板423に送られ、拡散板423により拡散されて被写体を照射する。
光伝送部420の先端には、結像レンズ424も設けられており、被写体からの反射光を結像レンズ424で受けることができる。その受けた反射光は、受け側のライトガイド422を伝って、装置本体410内に設けられた撮像手段としてのカメラ411に送られる。この結果、光源装置100により出射したレーザ光により被写体を照射したことで得られる反射光に基づく画像をカメラ411で撮像することができる。
以上のように構成されたモニター装置4000によれば、高出力の光源装置100により被写体を照射することができることから、カメラ411により得られる撮像画像の明るさを高めることができる。
なお、この応用例では、第一実施形態に係る光源装置100を用いているが、これらのうち一部もしくは全部を、第一実施形態の変形例に係る光源装置101、第二実施形態に係る光源装置200、あるいは第三実施形態に係る光源装置300に置き換えても良い。
なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば上述の応用例では、光変調素子を3つ用いたプロジェクタの例について説明したが、第一および第二実施形態の光源装置は、光変調装置を1つ、2つ、あるいは4つ以上用いたプロジェクタにも適用することができる。また、上述の応用例では、透過型のプロジェクタについて説明したが、第一および第二実施形態の光源装置は、反射型プロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、光変調素子が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、光変調素子が光を反射するタイプであることを意味している。
また、光源装置から射出されたレーザ光をスクリーンに向かってMEMSミラー等により走査する走査型のプロジェクタにも、この発明の光源装置を適用することができる。
本発明の第一実施形態に係る光源装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る半導体レーザチップの平面図である。 本発明の第一実施形態に係る光源装置の要部拡大図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第一実施形態に係るプリズムを示す図であり、(a)は底面図、(b)は(a)のB−B線に沿う側面断面図である。 本発明の第一実施形態に係る光源装置の変形例の全体構成を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る光源装置の要部拡大図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第二実施形態に係る発光面支持部材を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D線に沿う断面図、(c)は底面図である。 本発明の第三実施形態に係る光源装置の要部拡大断面図である。 本発明の第三実施形態に係るプリズムの底面図である。 本発明の実施形態に係るプロジェクタの概略構成図である。 本発明の実施形態に係るモニター装置の概略構成図である。
符号の説明
1 半導体レーザチップ(レーザチップ)、2 エミッタ、3 発光面、4 底面(反対側の面)、5,45 接合材、10,10A 支持部材、11a 表面(接合面)、12a 接合面、13 収容部、14,18,47 配線層、
40,40A 発光面支持部材(スペーサ)、43 上面(対向する面)、44 底面(対向する面)、46a 第一隔壁(隔壁)、46b 第二隔壁(隔壁)、50,50B プリズム(光学部品)、50A 光学部品、51 選択反射膜、53,81 嵌合部、56 透明基板、57 フレーム、60 シール材、70,70A スペーサ、73 上面(対向する面)、100,101,200,300 光源装置、330 液晶ライトバルブ(光変調素子)、350 投射レンズ(投射装置)、3000 プロジェクタ、4000 モニター装置、411 カメラ(撮像手段)、H1,H2 高さ、L1,LZ レーザ光(光)、S 間隔

Claims (10)

  1. 複数のエミッタがアレイ状に配列されたレーザチップと、前記エミッタから射出される光の光路に配置された光学部品と、を有する光源装置であって、
    前記レーザチップを収容する支持部材と、
    前記レーザチップと前記光学部品との間隔を規定するスペーサと、
    を含み、
    前記支持部材は前記レーザチップの前記エミッタを有しない面と固定され、
    前記レーザチップは前記支持部材と前記光学部品とを接合することにより封止され
    前記光学部品の前記レーザチップに対向する面に嵌合部が形成され、
    前記嵌合部は、前記スペーサの外形に対応した形状に形成され、
    前記スペーサは、前記レーザチップの前記発光面に接合材を介して固定された発光面支持部材の少なくとも一部として形成され、
    前記スペーサが前記嵌合部に嵌合していることを特徴とする光源装置。
  2. 前記発光面支持部材の前記レーザチップに対向する面に、前記接合材の流動を規制する隔壁が形成されていることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 前記発光面支持部材に前記レーザチップの端子を引き出す配線層が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記支持部材に前記レーザチップの端子を引き出す配線層が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記光学部品はシール材を介して前記支持部材に接合され、
    前記支持部材の前記レーザチップとの接合面から前記光学部品との接合面までの高さが、前記支持部材の前記レーザチップとの接合面から前記スペーサの前記光学部品に対向する面までの高さよりも小さいことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記スペーサが、前記光を透過する材料によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 前記スペーサが、複数に分割された柱状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記光学部品は、透明基板と、前記透明基板に固定されたフレームと、前記フレームに固定された選択反射膜と、によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の光源装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出されたレーザ光を画像情報に応じて変調する光変調素子と、
    前記光変調素子によって形成された画像を投射する投射装置と、を備えるプロジェクタ。
  10. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置により照射された被写体を撮像する撮像手段と、を備えるモニター装置。
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