JP6484811B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本開示は、トッププレート上に載置された金属製の調理用鍋などの被加熱物を誘導加熱する誘導加熱装置に関する。
誘導加熱装置として一般的に用いられている誘導加熱調理器においては、例えば1つ又は2つの加熱コイルがトッププレートの直下に配設されており、当該加熱コイルによりトッププレート上に載置された被加熱物である金属製の調理用鍋などを誘導加熱するよう構成されている。
また、誘導加熱調理器において、トッププレートの直下に複数の加熱コイルを配設したマルチコイル構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示された加熱調理器は、トッププレートの下に敷き詰められた複数の加熱コイルが近接して配置されており、調理用鍋などの被加熱物をトッププレートのいずれの位置に載置しても誘導加熱可能な構成を有している。
さらに、複数の加熱コイルにより被加熱物である調理用鍋を加熱するマルチコイル構成が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2に開示された加熱調理器は、加熱された調理用鍋を複数の加熱ユニットにより加熱調理する構成である。特許文献2に開示された加熱調理器における加熱ユニットとしては、輻射加熱器および誘導加熱器の2種類の加熱ユニットが用いられており、それぞれの加熱ユニットの外縁部に沿ってハニカム形状(六角形状)に照明セグメントが設けられている。
スペイン特許出願公開第2366511号明細書 特表2008−527294号公報
前述のように特許文献1に開示された加熱調理器においては、被加熱物をトッププレートのいずれの位置に載置しても誘導加熱可能な構成を有しているが、使用者にとっては加熱コイルが設けられている位置が不明であるため、被加熱物を効率よく加熱するために載置すべき適切な位置を特定できず、使用者にとっては確実に加熱されているかが不安であるという課題を有する。
特許文献2に開示された加熱調理器においては、被加熱物である調理用鍋がトッププレート上に載置されたとき、当該調理用鍋の鍋底により覆われた加熱ユニットの外縁部に沿って照明セグメントが起動される構成である。
しかしながら、特許文献2に開示された加熱調理器においては、当該調理用鍋の鍋底により覆われたハニカム形状の実際に加熱動作を行っている加熱ユニットの照明セグメントが起動するため、使用者においては、当該調理用鍋の鍋底や、取っ手や、蓋などにより遮られて、起動している照明セグメントを容易に確認できる構成ではなく、視認性において問題があった。また、特許文献2に開示された加熱調理器では、トッププレートにおけるいずれの領域が加熱可能な領域であるかを示すような構成がなく、また加熱動作時における加熱領域の確認が容易ではないため、使用者にとっては被加熱物が確実に加熱されてい
るか否か、あるいは想定外の被加熱物が加熱されていないか否かが、不安であるという課題を有していた。
上記のように、トッププレートの下に複数の加熱コイルが敷き詰められるように設けられたマルチコイル構成の場合、使用者にとってはトッププレートのいずれの領域に被加熱物を載置して加熱調理すべきかが不明であり、加熱調理動作が効率高く実行されているかが不安な構成である。したがって、マルチコイル構成の誘導加熱装置では、トッププレートにおいて最も効率の高い誘導加熱を行うことができる最適位置を使用者に知らせ、使用者がその最適位置を確認しつつ被加熱物に対して最適な誘導加熱を容易に行うことができき、かつ不要な被加熱物を加熱させないことが重要である。
本開示は、トッププレートの下に複数の加熱コイルが配設されたマルチコイル構成において、使用者にとって使い勝手の良い誘導加熱装置を提供することを目的とするものであり、トッププレート上において複数の被加熱物を加熱する際に加熱領域及び加熱可能領域を使用者に対して明確に表示して、使いやすい誘導加熱装置を構築するとともに、高い信頼性と安全性を有する誘導加熱装置を示すものである。
前記従来の課題を解決するために、本開示における誘導加熱装置は、
載置された被加熱物を誘導加熱可能な領域を有するトッププレートと、
前記トッププレートにおける誘導加熱可能な領域の直下に並設され、前記被加熱物を加熱するために誘導磁界を発生させる複数の加熱コイルと、
前記複数の加熱コイルのそれぞれの周りに配置され、前記トッププレートを通して目視可能に発光する複数の発光部と、
前記複数の加熱コイルのそれぞれの実質的な上方の位置に被加熱物が配置されたことを検出する被加熱物検出部と、
前記被加熱物検出部による検出結果に基づいて、前記加熱コイルの動作状態および前記発光部の発光状態を制御する加熱制御部と、を備え、
前記加熱制御部は、前記トッププレートにおける誘導加熱可能な領域に被加熱物が載置された際に、前記被加熱物検出部による検出結果に基づいて、当該被加熱物を誘導加熱するために動作している加熱コイルの周囲に配置された前記発光部、及び前記動作している2つの加熱コイルのそれぞれに隣接する動作していない加熱コイルの周囲に形成された前記発光部を枠体状に発光表示するよう構成されている。
本開示における誘導加熱装置は、複数の被加熱物を加熱する際に、トッププレート上において使用できる加熱領域及び加熱可能領域を明確に表示することができるため、使いやすく、信頼性および安全性の高い誘導加熱装置を提供するものである。
本発明の実施の形態1の誘導加熱装置におけるトッププレートを示す平面図 本発明の実施の形態1の誘導加熱装置における複数の加熱コイルと発光部を示す平面図 本発明の実施の形態1の誘導加熱装置を示すブロック図 本発明の実施の形態1の誘導加熱装置を示す平面図 本発明の実施の形態1の誘導加熱装置におけるトッププレートに被加熱物が載置されたときの状態を示す平面図 本発明の実施の形態1の誘導加熱装置におけるトッププレートに被加熱物が載置されたときの加熱領域の状態を示す平面図 本発明の実施の形態1の誘導加熱装置におけるトッププレートに複数の被加熱物が載置されたときの状態を示す平面図 本発明の実施の形態2の誘導加熱装置においるトッププレートに被加熱物が載置されたときの状態を示す平面図
本開示に係る第1の態様の誘導加熱装置は、
載置された被加熱物を誘導加熱可能な領域を有するトッププレートと、
前記トッププレートにおける誘導加熱可能な領域の直下に並設され、前記被加熱物を加熱するために誘導磁界を発生させる複数の加熱コイルと、
前記複数の加熱コイルのそれぞれの周りに配置され、前記トッププレートを通して目視可能に発光する複数の発光部と、
前記複数の加熱コイルのそれぞれの実質的な上方の位置に被加熱物が配置されたことを検出する被加熱物検出部と、
前記被加熱物検出部による検出結果に基づいて、前記加熱コイルの動作状態および前記発光部の発光状態を制御する加熱制御部と、を備え、
前記加熱制御部は、前記トッププレートにおける誘導加熱可能な領域に被加熱物が載置された際に、前記被加熱物検出部による検出結果に基づいて、当該被加熱物を誘導加熱するために動作している加熱コイルの周囲に配置された前記発光部、及び前記動作している2つの加熱コイルのそれぞれに隣接する動作していない加熱コイルの周囲に形成された前記発光部を枠体状に発光表示するよう構成されている。
このように構成された第1の態様の誘導加熱装置は、複数の被加熱物を加熱する際に、トッププレート上において、加熱領域を明確に表示することができ、複数の被加熱物が同じ加熱コイルに配置されることで予期せず被加熱物が加熱されることを避けることができるため、使いやすく、信頼性および安全性の高い誘導加熱装置となる。
本開示に係る第2の態様の誘導加熱装置は、特に、第1の態様における加熱制御部は、被加熱物が載置された際に誘導加熱可能な領域にある発光部の一部を発光させて更に異なる被加熱物の搭載が可能となる加熱可能領域を表示するよう構成されている構成としている。
このように構成された第2の態様の誘導加熱装置は、複数の被加熱物を加熱する際にトッププレート上において、新たに使用できる加熱可能領域を明確に表示することができるため、複数の被加熱物が同じ加熱コイルに配置されることで予期せず被加熱物が加熱されることを避けることができるため、使いやすく、信頼性および安全性の高い誘導加熱装置となる。
本開示に係る第3の態様の誘導加熱装置は、特に、第2の態様における加熱制御部は、被加熱物が載置された際に誘導加熱可能な領域を発光部を発光させて表示する際に、誘導加熱可能な領域が所定の枠体形状を満たさない領域では、発光部による加熱可能領域としての発光表示を行わないように構成されている。
このように構成された第3の態様の誘導加熱装置は、複数の被加熱物を加熱する際にトッププレート上において、加熱領域及び使用できる加熱可能領域を明確に表示することができるため、複数の被加熱物を加熱する際にどこの領域に置けば良いかがわかりやすくなるため、使いやすく、信頼性および安全性の高い誘導加熱装置となる。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下の実施の形態の誘導加熱装置においては誘導加熱調理器について説明するが、この構成は例示であり、本発明は、以下の実施の形態において説明する構成に限定されるものではなく、本開示の技術的特徴を有する誘導加熱装置を含むものである。また、本発明には、以下に述べる各実施の形態において説明する任意の構成を適宜組み合わせることを含むものであり、組み合わされた構成においてはそれぞれの効果を奏するものである。
(実施の形態1)
図1は、本開示に係る実施の形態1の誘導加熱装置であるビルトインタイプの誘導加熱調理器において、調理用鍋などの被加熱物が載置されるトッププレートを示す平面図である。図2は、本開示に係る実施の形態1の誘導加熱調理器におけるトッププレートの直下に設けられている複数の加熱コイルなどを示す平面図である。
図1に示す誘導加熱調理器におけるトッププレート1は、当該誘導加熱調理器が起動していないときの状態を示している。図1に示すように、当該誘導加熱調理器が起動していないときにおいて、トッププレート1の全面は、操作領域4aの枠線を示す以外は表示のない無表示状態である。なお、当該誘導加熱調理器が起動していないとき、操作領域4aの枠線もなく、トッププレート1の全面が全く表示のない無表示状態としても良い。このように、トッププレート1の全面が殆ど表示のない無表示状態とすることにより、美的外観を有する誘導加熱調理器を構築することが可能となり、商品価値を高めることが可能な構成となる。
図2は、トッププレート1の直下に配置された複数の加熱コイル2などを示す配置図である。加熱コイル2はトッププレート1上に載置された被加熱物を加熱するために誘導磁界を発生させるように所望の高周波電流が供給される構成である。図2に示すように、トッププレート1の直下においては、縦横のそれぞれの列に複数個の加熱コイル2が直線上に配設されている。図2に示す誘導加熱調理器においては、例示として、縦に5個、横に9個の加熱コイル2を並設した構成を示している。また、実施の形態1の誘導加熱調理器においては、各加熱コイル2を取り囲むように格子状に構成された発光部3が設けられている。即ち、発光部3により構成された略正方形の枠体の中にそれぞれの加熱コイル2が配置されている。なお、加熱コイル2はリング状の形状で表している。
上記のように、発光部3は、複数の加熱コイル2のそれぞれの周りに枠体状に配置されており、トッププレート1を通して目視可能に発光するよう構成されている。発光部3の構成としては、例えば発光素子としてLEDが用いられており、その発光素子からの光が導光板に入射して、枠体を構成する導光板のそれぞれが発光するよう構成されている。
なお、トッププレート1における操作領域4aの直下には、液晶表示部にタッチパネルを重ねて構成された操作部4が設けられており、当該誘導加熱調理器が起動したとき、操作部4における操作ボタンが表示されると共に、操作内容や動作内容が発光して操作領域4aにおいて表示されるよう構成されている。
実施の形態1においては、1つの加熱コイル2と、その加熱コイル2の四方を囲む枠体状の発光部3により1つの加熱セグメント10が構成されている。加熱セグメント10を図2中、点線で囲う範囲で示した。したがって、隣り合う加熱セグメント10においては、その間に配置された発光部3が共有される構成となる。
実施の形態1の誘導加熱調理器においては、当該誘導加熱調理器が起動したとき、最も外側の枠体で構成される発光部3のみが発光して、トッププレート1における金属製の調理用鍋などの被加熱物7を載置することができる加熱可能領域9を表示し、使用者が加熱
可能領域9を確実に認識できる構成となっている。したがって、実施の形態1の誘導加熱調理器では、トッププレート1における操作領域4aの左右の領域が加熱可能領域ではないことを使用者に対して確実に認識させることができる構成となる。
また、実施の形態1の誘導加熱調理器では、それぞれの加熱セグメント10において被加熱物7の有無が検出されるよう構成されており、被加熱物7が加熱可能領域内に載置されたとき、当該被加熱物7が載置された加熱セグメント10が被加熱物7の存在を検出して、当該加熱セグメント10における発光部3が発光する構成である。
それぞれの加熱セグメント10において、被加熱物7が載置されたか否かを検出する被加熱物検出部5は、当該誘導加熱調理器が起動したとき、それぞれの加熱セグメント10における加熱コイル2に微弱電流である検出電流を流し、その検出電流の変化に基づいて当該加熱コイル2に対する負荷の有無を検出する構成である。したがって、検出電流を比較する閾値を調整することにより、加熱セグメント10を覆う領域が小さい負荷の場合でも、当該加熱セグメントの加熱コイル2により検出することが可能となる。被加熱物検出部5は、加熱コイル2における実質的な上方の位置に被加熱物が配置されたとき、検出信号を加熱制御部6に出力するよう構成されている。ここで、加熱コイル2における実質的な上方の位置とは、載置された被加熱物により当該加熱コイル2において流れる電流が変化して、設定された閾値を越える領域の位置をいう。
図3は、実施の形態1の誘導加熱調理器における特に、加熱可能領域および誘導加熱動作中である加熱領域の表示機能を構成する要素を示すブロック図である。図3において、使用者が操作部4における調理開始操作により、当該誘導加熱調理器が起動したとき、操作部4から加熱制御部6に起動信号が入力される。加熱制御部6は、起動信号が入力されたとき、トッププレート1の直下に設けられた発光部3における最も外側に位置する枠体を構成する発光部3のみを発光させて、トッププレート1における加熱可能領域を表示する。図4は、実施の形態1の誘導加熱調理器における特に、トッププレート1の直下に配置された加熱コイル2と発光部3において、最も外側に位置する枠体の発光部3が発光して、加熱可能領域9aが表示された状態を示す平面図である。図4に示すように、トッププレート1に被加熱物が載置される前の状態においては、トッププレート1において最も外側に位置する枠体の発光部3が発光して、加熱可能領域9aが表示されている。ここで、図4において、トッププレート1における最も外側に位置する枠体の発光部3が発光した状態を発光部3にハッチングを付与して表示されている。よって、この状態での加熱可能領域9aは、トッププレート1における最も外側に位置する枠体の発光部3で囲まれた範囲である。したがって、使用者は、トッププレート1上において加熱可能領域9aを認識することが可能となり、被加熱物である調理用鍋をトッププレート1上の加熱可能領域に確実に載置することが可能な構成となる。このため、実施の形態1の誘導加熱調理器においては、被加熱物である調理用鍋をトッププレート1における誘導加熱を行えない誤った領域に載置することが確実に防止される。
また、加熱制御部6は、起動信号が入力されたとき、被加熱物検出部5に対して各加熱セグメント10において被加熱物7が載置されたか否かを検出する検出動作を実行させる。この検出動作は、各加熱セグメント10における加熱コイル2に検出電流を流し、その検出電流の変化により、被加熱物7の有無を検出するものである。
次に、トッププレート1に被加熱物7aが載置された状態を図5と図6に基づいて説明する。図5は、本発明の実施の形態1の誘導加熱装置におけるトッププレートに被加熱物が載置されたときの状態を示す平面図であり、図6は、本発明の実施の形態1の誘導加熱装置におけるトッププレートに被加熱物が載置されたときの加熱領域の状態を示す平面図である。
図5に示すように、被加熱物7aがトッププレート1における加熱可能領域9上に載置されて、加熱コイル2における実質的な上方に配置されたとき、当該加熱コイル2の検出電流に基づいて被加熱物検出部5は検出結果である検出信号を加熱制御部6に出力する。被加熱物検出部5がトッププレート1における加熱可能領域9上に被加熱物7aが載置されたことを検出したとき、加熱制御部6は、誘導加熱を行う各加熱セグメント10及び誘導加熱を行う複数の加熱セグメントに隣接した加熱を行わない加熱セグメント10の発光部3を加熱領域8aとして枠体状に発光させるとともに、加熱領域8a以外の発光部3を加熱可能領域9bとして発光表示させる。この際、加熱可能領域9bの最も外側の枠体のみが発光することで、加熱可能領域9bをより明確に示すことができる。なお、被加熱物7aは図5中に円形で表示している。また、加熱領域8aは図5中に点線で囲う範囲で表示しており、9個の加熱コイル2が集合した領域である。したがって、加熱可能領域9bは36個の加熱コイル2が集合した領域である。
図6に、被加熱物7aに対応した加熱領域8aを示す。加熱コイル2の上方に配置され誘導加熱を行う動作加熱コイル2aと、複数の動作加熱コイル2aに隣接し直上に被加熱物7aがなく誘導加熱を行わない非動作加熱コイル2bが、枠体をなすように加熱領域8aを構成し、加熱領域8a内の全ての発光部3を発光させている。
ここで、非動作加熱コイル2bの発光部3が、動作加熱コイル2aと連動して発光する条件は、非動作加熱コイル2bを中心とした縦横に配置された加熱コイル2の内、対象加熱コイルの縦及び横方向に隣接した加熱コイルが2個以上動作している場合である。この様に動作させることで、発光部3は枠体状に発光することになる。
加熱領域8aをこのように構成することで、複数の被加熱物を加熱する際に複数の被加熱物が同一の加熱コイル上に配置されることを抑制することができ、本来加熱を行いたくない被加熱物が加熱されることを抑制することが可能となる。
また、加熱領域8a内の発光部3を全て発光させることで、加熱領域8aと外周部が発光する加熱可能領域9bを明確にすることも可能となる。
図7に更に2つめの被加熱物7bがトッププレート1における加熱可能領域9b上に載置された場合を示す。図7中、点線で示す加熱領域8aと同様に点線で示す加熱領域8bが更に表示されるとともに、加熱可能領域9cが新たに表示されることになる。
このように構成された誘導加熱調理器においては、被加熱物に対して誘導加熱するための加熱領域8a、8bが被加熱物7a、7bの周りで四角い枠体状に発光しており、例えば、鍋底や、取っ手や、蓋などにより加熱領域8a、8bが遮られることがなく、当該加熱領域8a、8bを使用者が確実に認識することが可能となるとともに、加熱可能領域9a、9b、9cが直線で囲まれた形状に表示されるため、使用者が配置しやすい構成となる。
上記のように構成された本開示に係る実施の形態1の誘導加熱装置においては、トッププレート1における誘導加熱可能な領域に被加熱物7が載置された際、当該被加熱物を誘導加熱する動作加熱コイル2aの周囲に配置された前記発光部3及び隣接する非動作加熱コイル2bの配置された前記発光部3を枠体状に発光表示するとともに、被加熱物が更に載置された際に誘導加熱可能な領域にある発光部3を発光させて加熱可能領域を表示することにより、複数の調理鍋を加熱する際に、トッププレート上において、使用できる加熱域を明確に表示することができ、複数の調理鍋が同じ加熱コイルに配置されることで予期せず調理鍋が加熱されることを避けることができるため、使いやすく、信頼性および安全
性の高い加熱装置となる。
(実施の形態2)
以下、本開示に係る実施の形態2の誘導加熱装置について説明する。実施の形態2の誘導加熱装置において、前述の実施の形態1の誘導加熱装置と同一の構成である。
以下の実施の形態2の誘導加熱装置の説明においては、実施の形態1の誘導加熱装置における構成要素と同じ機能、構成を有するものには同じ符号を付し、その詳細な説明は実施の形態1の説明を適用する。また、実施の形態2における基本的な動作は、前述の実施の形態1における動作と同様であるので、以下の実施の形態2の説明においては、実施の形態1と異なる点について主として説明する。
図8は、トッププレート1の直下に配置された加熱コイル2と発光部3において、加熱領域8aを除いた加熱可能領域9dにおいて、加熱可能領域の中で所定の枠体形状を満たさない領域を除いた領域を一点鎖線で示す加熱可能領域9dとして発光部3を発光させて表示している。所定の枠体形状は、本実施の形態では加熱セグメントが縦方向2個以上かつ横方向2個以上で形成できる領域または相当の面積としているが、例えば加熱可能領域の加熱コイルと2面以上接していることなど、一定の基準であれば特に限定しない。但し、被加熱物7の最小加熱径よりも大きな形状に設定しておくことが望ましい。
このように加熱可能領域9dを示すことにより、使用者は新たな被加熱物7をどこに置けばよいか、あるいは既に置いている被加熱物7をその程度移動させれば充分な加熱可能領域を明確に知ることができるため、複数の被加熱物7をトッププレート1における誘導加熱を行えない誤った領域に載置することが確実に防止される。
上記のように構成された本開示に係る実施の形態2の誘導加熱装置においては、実施の形態1の誘導加熱装置における効果と同様の効果を奏するとともに、さらに確実に複数の被加熱物7をトッププレート1における誘導加熱を行えない誤った領域に載置することがないものである。
本開示は、優れた商品価値を有し、信頼性および安全性の高い誘導加熱装置を提示するものであり、例えば誘導加熱調理器などの誘導加熱を行う各種機器において適用可能である。
1 トッププレート
2 加熱コイル
2a 動作加熱コイル
2b 非動作加熱コイル
3 発光部
4 操作部
4a 操作領域
5 被加熱物検出部
6 加熱制御部
7、7a、7b 被加熱物
8、8a,8b 加熱領域
9,9a,9b,9c、9d 加熱可能領域
10 加熱セグメント

Claims (3)

  1. 載置された被加熱物を誘導加熱可能な領域を有するトッププレートと、
    前記トッププレートにおける誘導加熱可能な領域の直下に並設され、前記被加熱物を加熱するために誘導磁界を発生させる複数の加熱コイルと、
    前記複数の加熱コイルのそれぞれの周りに配置され、前記トッププレートを通して目視可能に発光する複数の発光部と、
    前記複数の加熱コイルのそれぞれの実質的な上方の位置に被加熱物が配置されたことを検出する被加熱物検出部と、
    前記被加熱物検出部による検出結果に基づいて、前記加熱コイルの動作状態および前記発光部の発光状態を制御する加熱制御部と、を備え、
    前記加熱制御部は、前記トッププレートにおける誘導加熱可能な領域に被加熱物が載置された際に、前記被加熱物検出部による検出結果に基づいて、当該被加熱物を誘導加熱するために動作している加熱コイルの周囲に配置された前記発光部、及び前記動作している2つの加熱コイルのそれぞれに隣接する動作していない加熱コイルの周囲に形成された前記発光部を枠体状に発光表示する誘導加熱装置。
  2. 加熱制御部は、被加熱物が載置された際に誘導加熱可能な領域にある発光部の一部を発光させて更に異なる被加熱物の搭載が可能となる加熱可能領域を表示するよう構成された請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 加熱制御部は、被加熱物が載置された際に誘導加熱可能な領域を発光部を発光させて表示する際に、誘導加熱可能な領域が所定の枠体形状を満たさない領域では、発光部による加熱可能領域としての発光表示を行わないように構成された請求項2記載の誘導加熱装置。
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