JP6483675B2 - 表示アセンブリおよび投薬デバイス - Google Patents

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Description

本開示は表示アセンブリに関する。さらに、本開示は投薬デバイスに関する。好都合には、表示アセンブリは投薬デバイスに使用される。さらに、表示アセンブリを含む投薬デバイスが開示される。
表示アセンブリは、例えば、ユーザにより表示から取得可能な情報を表示するために使用される。
本開示の目的は、新規の、または改良された表示アセンブリを提供することである。特に、投薬デバイスに適した表示アセンブリが提供されるべきである。
本目的は、例えば独立請求項により達成される。さらなる利点、発展、および改良点は従属請求項の主題である。しかしながら、特許請求される主題に加えて、本開示は、現在特許請求されていないが、希望に応じて特許請求するように容易に開示される有利な実施形態を含んでもよい。
本開示の態様は、表示アセンブリに関する。
別の態様は、投薬デバイス、例えば医療用投薬デバイスに関する。投薬デバイスは、流体ディスペンサであってよい。好ましくは、表示アセンブリは投薬デバイスに使用されるものであり、または投薬デバイスは表示アセンブリを含む。
したがって、表示アセンブリが投薬デバイスと共に使用されるとき、および投薬デバイスが表示アセンブリを含み得るとき、表示アセンブリに関連した前述および後述する特徴は、投薬デバイスにも関連し得、逆も同様であり得る。
投薬デバイスは、作動されたときに、物質、例えば流体を投薬するように設計される。投薬デバイスは投薬端を有してよい。デバイスが物質を投薬するように動作されると、デバイスから投薬される物質は、その投薬端を介してデバイスから出ることができる。投薬デバイスは、殺菌クリーム、鎮痛クリーム、洗浄剤などのディスペンサのような医療デバイスであってよい。特に、投薬デバイスは、投薬される物質が薬物、好ましくはある疾患を治療するための薬物を含む、薬物送達デバイスであってよい。薬物送達デバイスは、自動注射器または手動注射器などの注射器であってよい。薬物送達デバイスは、ペン注射器などのペン型デバイスであってよい。さらに、非医療デバイスを投薬デバイスに使用してもよい。投薬デバイスは、接着剤、潤滑剤、塗料、洗浄剤などを定量供給するためのデバイスであってよい。
投薬デバイスは、医学的に訓練された専門家などの専門家による操作を必要とするデバイスであっても、そうでなくてもよい。例えば、デバイスは、消費者デバイス、例えば、訓練されていない人も操作でき、訓練されていない人により操作されるように特に設計されたデバイスであってもよい。
投薬デバイスは、食品ディスペンサ、特に、トマトソース、チーズ、バター、ジュース、スムージー、スープ、コーヒー、茶、ジャム、ピーナッツバターなどの軟質食品を定量供給するためのディスペンサであってよい。また、例えば潰したニンニクなどの硬質物質を、投薬デバイスを用いて定量供給することができる。
実施形態では、表示アセンブリを使用して、投薬デバイスにより投薬すべき物質の用量の大きさを表示する。表示アセンブリは用量表示機構を提供することができる。投薬デバイスは、デバイスにより投薬予定の用量の大きさを変更可能、特にデバイスのユーザにより変更可能なデバイスであってよい、用量が設定されると、表示アセンブリに表示される情報は連続して変わり、所望の大きさに達するまで、現在設定されている用量の大きさが常に表示されるようにすることができる。用量が投薬されると、表示される情報も変わり、例えば、予め設定された全用量の投薬を完了するために投薬予定の物質の残りの量を示すことができる。
実施形態では、表示アセンブリは本体を含む。本体は、表示アセンブリのハウジングであってよい。特に、本体は投薬デバイスの外側ハウジングであってよい。表示アセンブリの本体は窓を画成することができる。窓を通して、情報を表示アセンブリにより表示することができる。窓は軸方向伸長部、好ましくは別個の軸方向伸長部を有することができる。特に、軸方向伸長部は窓の主伸長部であってよい。主伸長部は、窓が有する最大伸長部であってよい。窓の軸方向伸長部は、窓軸を画成することができる。表示アセンブリがデバイスに組み込まれたときに、窓軸は投薬デバイスの主長手方向軸と一直線になることができる。
実施形態では、表示アセンブリは標示部材を含む。標示部材は、窓に表示予定の情報を投薬デバイスのユーザなどに提示するために設けられる。標示部材は、窓に表示される情報を変更するために本体に対して可動、好ましくは回転可能であってよい。したがって、標示部材が動くと、表示される情報が変わることにより、窓に表示可能な情報の量を増加させることができる。標示部材のセクションは、表示アセンブリの窓を通して表示される。
実施形態では、標示部材は複数の情報を含む。複数の情報は、視覚インジケータ、例えば色、ならびに/または数字、数、文字、単語、文章、図形、アイコン、および/もしくはこれらの組合せなどの印により提示される。情報は、標示部材に沿った螺旋経路上に提示される。経路は、標示部材の外周に延びることができる。
実施形態では、表示アセンブリは選択部材を含む。選択部材は、窓に表示予定の標示部材によって提示される複数の情報から情報の1つを選択するように設けられる。選択部材は、遮蔽セクションおよび非遮蔽セクションを画成することができる。遮蔽セクションは、標示部材により提示される情報を遮蔽するように構成され配置されるが、非遮蔽セクションは、非遮蔽セクションを通して標示部材から情報を伝えるように構成される。遮蔽セクションは、標示部材のセクションを遮蔽するように配置されることにより、これらのセクションが窓に表示されないようにする。標示部材および選択部材を、重なるように配置してもよい。選択部材は、窓と重なると好都合である。
特に、遮蔽セクションおよび非遮蔽セクションは、標示部材に提示された情報に重なることができる。非遮蔽セクションに重なる情報は窓を通して見ることができるが、遮蔽セクションと重なる情報は、好ましくは、遮蔽セクションによって遮蔽されると、窓を通して見ることができない。
非遮蔽セクションおよび窓は、特に遮蔽セクションと共に、標示部材の表示セクションを画成することができる。このために、非遮蔽セクションおよび遮蔽セクションは、部分的に、好ましくは部分的にのみ窓と重なって、標示部材の表示セクションを画成することができる。遮蔽セクションも窓および非遮蔽セクション部分的に重なるため、標示部材の選択された部分のみが窓を通して表示されることが保証される。窓が大きな軸方向伸長部を有することができるため、窓の中に見える標示部材の残りの部分が、選択部材の遮蔽
セクションにより遮蔽される。
遮蔽セクションを選択部材の本体によって形成してもよい。選択部材本体は、半透明または不透明であってよい。半透明の本体は、光が本体に貫入しても、半透明の本体の後方に提示された情報を視覚的にはっきり見せる(resolve)ことができない。したがって、半透明の本体は、不透明な本体と同様に遮蔽セクションに略適している。不透明な本体は、情報がその本体の後方に隠されていることを示唆することさえないため、不透明な本体は、半透明の本体よりも選択部材本体に多少有利であり得る。非遮蔽セクションを、選択部材本体の開口部または切取部により形成してもよい。
実施形態では、選択部材が、本体に対して、および/または標示部材に対して可動、好ましくは回転可能である。選択部材は、回転軸の周りを回転可能であってよい。回転軸は、窓の軸伸長方向(axial extension direction)と一直線であってよい。選択部材が標示部材に対して回転可能であることにより、選択部材と標示部材との間に相対回転があるため、選択部材によって標示部材に提示される異なる情報の選択が容易になる。軸方向運動と比較して、選択部材の軸方向行程のために軸方向行程空間がデバイス内に設けられないため、回転運動はより省スペースである。
選択要素、窓、および標示部材が協働して標示部材の表示セクションを画成すると、非常にコンパクトな表示アセンブリの提供が容易になるため、特に有利である。特に、表示される情報を変更するために、要素間、特に標示部材と選択部材との互いに対する、および/または窓に対する回転相対運動のみが必要である表示アセンブリを提供することができる。このために軸方向変位は必要ない。したがって、設計をコンパクトに維持することができる。
実施形態では、選択部材と標示部材とが連結され、特に動作可能に連結される。選択部材と標示部材とを、これらの部材の一方の動きがこれらの部材の他方の動きに変換されるように連結することができる。例えば、本体に対する標示部材の動き、特に回転運動を、標示部材に対する選択部材の動き、特に回転運動に変換することができる。あるいは、または加えて、選択部材と標示部材とを、本体に対する選択部材の動き、特に回転運動が、選択部材に対する標示部材の動き、特に回転運動に変換されるように連結してもよい。選択部材と標示部材との連結により、標示部材の表示セクションを窓内で変位させることができる。
選択部材と標示部材とを、標示部材の表示セクションが窓内で軸方向に変位するように連結してもよい。これは、選択部材および標示部材のみが回転する場合でも達成することができる。さらなる詳細について以下でさらに説明する。
投薬デバイスでは、用量の設定中、標示部材の表示セクションを投薬端から離して、特に近位方向に変位させてもよい。投薬動作中、標示部材を投薬端に向けて、特に遠位方向に変位させてもよい。窓の遠位端からの表示セクションの距離は、現在の用量の大きさを示唆することができる。距離は、用量の設定中に増加し、用量の投薬中に減少し得る。したがって、窓内の標示部材の表示セクションの位置により、現在設定されている用量の大きさ、または全用量についての投薬動作を完了するために投薬予定の物質の残りの量についての視覚的な合図を与える。
実施形態では、非遮蔽セクションは、特に窓軸に沿って見られるように、遮蔽セクションの2つの部分間に配置される。遮蔽セクションの部分の一方が他方よりも遠位に配置されると好都合である。部分は、非遮蔽セクションを区切ることができる。遮蔽セクションのこれらの部分は、異なるマーキング、例えば異なる色を備えてもよい。したがって、窓に表示された遮蔽セクションの部分を介して、情報をユーザに伝えることができる。例えば、投薬端により近い遮蔽セクションの部分を赤にし、投薬端からさらに離れた部分を緑にしてもよい。投薬デバイスにより投薬予定の用量が設定されると、窓に表示された赤の長さが増加し、緑の長さが減少する。用量が投薬されると、緑の長さは再び増加し、最大長さに達したときに、用量が完全に順調に投薬されたことがユーザに示される。勿論、赤と緑の色を、黒と白などの他の色に置き換えてもよい。加えて、またはあるいは、遮蔽セクションに設けられたアイコン、図形、材料、質感(texture)などを使用して、情報をユーザに伝えてもよい。非遮蔽セクションが間に配置される遮蔽セクションの近位部分および遠位部分を、異なって印付けてもよい。
実施形態では、選択部材は、窓に対する各回転位置において、非遮蔽セクションの1つの連続部分のみが窓と重なるように構成される。したがって、標示部材の1つのセクションのみ、例えば非遮蔽セクションおよび窓に重なるセクションが、表示アセンブリにより表示される。複数の表示セクションに関する混乱をこのようにして避けることができる。
実施形態では、標示部材は本体に対して回転可能である。
実施形態では、標示部材は、本体に対して軸方向に拘束される。標示部材を本体に対する軸方向運動に対抗してロックしてもよい。その結果、標示部材の軸方向運動を防止することができる。したがって、選択部材および標示部材は、本体に対する、およびしたがって窓に対する軸方向運動が防止される。窓、標示部材、および/または選択部材間の相対回転が可能であると好都合である。
実施形態では、選択部材を本体に対して軸方向に拘束してもよい。選択部材を本体に対する軸方向運動に対抗してロックしてもよい。その結果、選択部材の軸方向運動を防止することができる。
実施形態では、標示部材および選択部材がいずれも回転軸の周りを回転可能である。これにより、表示アセンブリの部品の特にコンパクトな配置が容易になる。
実施形態では、非遮蔽セクションは角度方向に延びる。非遮蔽セクションは、軸方向に延びることができる。好ましくは、非遮蔽セクションは、軸方向および角度方向に延びる。非遮蔽セクションは、特に回転軸の周りで螺旋状に延びることができる。軸方向および角度方向に延びる非遮蔽セクションにより、選択部材と標示部材との相対回転を、標示部材の表示セクションの軸方向変位に比較的簡単な方法で変換することができる。非遮蔽セクションの螺旋および標示部材上の情報の螺旋は、異なるピッチを有してよい。非遮蔽セクションの螺旋のピッチは、情報の螺旋のピッチより大きくてよい。それぞれの螺旋のピッチは、螺旋に沿って見られるように一定であってよい。標示の突然の変更がある場合、非遮蔽セクションの螺旋と情報の螺旋とが交差し、前記螺旋の一方が時計方向に延び、他方が反時計方向に延びるように、表示アセンブリを構成してもよい。標示の突然の変更が少ない場合、前記螺旋が同一方向に延びるように表示アセンブリを構成してもよい。
実施形態では、標示部材に提示される情報は、標示部材に沿って最大軸方向伸長部を有する。最大軸方向伸長部は、情報を標示部材に沿って提示する、螺旋経路などの経路の2つの端部の軸方向距離によって与えられる。好都合には、窓および/または非遮蔽セクションの軸方向伸長部が最大軸方向伸長部よりも大きいかまたは等しい。このようにして、特に標示部材、窓、および/または選択部材の必要な軸方向変位なしで、標示部材に提示されたすべての情報が窓に表示されることを確認することができる。
実施形態では、標示部材は標示スリーブである。代替実施形態またはさらなる実施形態では、選択部材は選択スリーブである。標示スリーブを選択スリーブ内で保持してもよい。
実施形態では、標示部材と選択部材とは、特にこれらの部材の一方がこれらの部材の他方に対して動くときに、同一方向または反対方向に回転するように連結される。
実施形態では、表示アセンブリは表示ドライバを含む。表示ドライバは、標示部材または選択部材に連結されて、本体に対するそれぞれの部材の動きを駆動することができる。表示ドライバは、投薬デバイス、特に薬物送達デバイスの駆動機構の部材であってよい。駆動機構は、投薬動作を駆動して、物質をデバイスから投薬するように動作可能であってよい。
実施形態では、選択部材と標示部材とが連結部材または連結機構により連結される。連結部材は、連結部材窓を画成することができる。連結機構は、例えば、平歯車列機構であってよい。連結により、標示部材の動きを選択部材の動きに変換することができ、その逆も可能である。
表示アセンブリにより表示された標示部材の表示セクションを、連結部材窓および窓を通して表示することができる。したがって、連結部材窓は、非遮蔽セクション、遮蔽セクション、および、該当する場合には窓に加えて、標示部材の表示セクションをさらに制限することができる。あるいは、または表示セクションの制限に加えて、連結部材は、選択部材と標示部材との連結を行って、選択部材および標示部材の一方の動きが他方の動きに変換されるようにすることもできる。
連結部材を、標示部材にねじ連結、好ましくはねじ係合することができる。あるいは、または加えて、連結部材を、本体に対して、もしくは本体に沿って、および/または窓に対して案内、特に軸方向に案内することができる。あるいは、または加えて、連結部材を選択部材の非遮蔽セクションに沿って案内することができる。窓に対する軸方向の案内により、連結部材の可能な動きを、本体に対する軸方向運動に制限する。この軸方向運動は、非遮蔽セクションおよび/または標示部材との連結により、連結部材が標示部材または選択部材に対して軸方向に動いた場合に、これらの部材の回転運動を生じさせる。
標示部材は、表示アセンブリにより表示された情報を変更するように駆動され、ねじ連結のため、本体に対する標示部材の回転を、本体に対する連結部材の軸方向運動に変換することができ、連結部材が選択部材の非遮蔽セクションに沿って案内されるため、この軸方向運動を再び選択部材の回転運動に変換することができる。選択部材が駆動されると、選択部材の回転運動が連結部材の軸方向運動に変換され、この軸方向運転が再び標示部材の回転運動に変換される。
実施形態では、窓が本体の開口部によって形成される。開口部を、本体に連結された窓部材、特に好ましくは窓インサートによって覆うことができる。あるいは、または加えて、開口部を、ラベル、好ましくは、少なくとも窓に重なる部分が透明なラベルで覆ってもよい。ラベルは、例えば、窓部材と比較して、より可撓性の高いものであってよい。ラベルを、例えば接着剤により本体に貼ることができる。特に薬物送達デバイス、他の投薬デバイスも、しばしば外側にラベルを貼る必要があり、このラベルは、投薬予定の物質、販売期限などのデバイスについての情報を提示する。ラベルまたは窓部材は、窓を通して表示された情報をユーザが取得できるように透明であると好都合である。
規制上の理由で、いずれにしても、デバイスにはラベルが存在しなければならない。本体の開口部を覆う同一のラベルを使用すると、別個の部材を設ける必要がないため、表示アセンブリに有利である。
覆われた開口部により、表示アセンブリの内部を周囲に対して封止してもよい。これにより、埃などの周囲からのごみが窓を通して入らないようにするため、窓に表示された情報の可読性または表示アセンブリの機能を損なうことがない。
実施形態では、投薬デバイスが薬物送達デバイスであり、本体が薬物送達デバイスのハウジングである。表示アセンブリは用量表示機構を提供することができる。用量表示機構は、薬物送達デバイスにより投薬されるように設定された用量の大きさを、窓を通してユーザに表示するために提供される。
特に有利な実施形態では、
軸方向伸長部を有する窓を画成する本体と、
窓に表示予定の情報を提示し、窓に表示される情報を変更するために本体に対して可動である標示部材と、
選択部材(3)とを含み、ここで、
選択部材(3)は、遮蔽セクションおよび非遮蔽セクションを画成し、
選択部材(3)は、本体に対して、および標示部材に対して回転軸の周りを回転可能であり、
非遮蔽セクションおよび遮蔽セクションは、窓部分的に重なり、標示部材の表示セクションを画成し、
選択部材と標示部材とは、
a)本体に対する標示部材の動きが標示部材に対する選択部材の回転運動に変換され、および/または
b)本体に対する選択部材の回転運動が選択部材に対する標示部材の動きに変換されるように連結され、
a)およびb)において、標示部材の表示セクションが窓内で軸方向に変位する表示アセンブリが提供される。
提案された表示アセンブリは、選択部材の回転運動に依拠して、標示部材により窓に表示された情報を選択する。従来の薬物送達デバイスは、しばしば、ねじ付数字スリーブ(threaded number sleeve)を標示部材として使用し、このスリーブは、用量が設定されたときに、デバイスのハウジングに対して軸方向に表示され、変位の距離は設定用量の大きさに比例する。したがって、「用量設定」状態におけるデバイスの長さはこのようにして増加する。本表示アセンブリは、回転選択部材により、標示部材の軸方向変位を必要とすることなく表示された情報の選択を有効にするため、投薬デバイスの長さを必ずしも増加させない表示アセンブリを提供する。
異なる態様または実施形態と共に前述した特徴を、互いに、および以下でさらに説明する特徴と組み合わせてもよい。
本開示のさらなる特徴および利点が、図面と併せた例示的な実施形態の説明から明らかになろう。表示アセンブリについて薬物送達デバイスと共に以下で説明するが、投薬デバイスがさらに前述したデバイスなどの非薬物送達医療デバイスまたは非医療デバイスであってもよいことが、上記開示から容易に明らかである。したがって、薬物送達デバイスについて以下で開示される特徴は、医療デバイスであれ非医療デバイスであれ、投薬デバイス一般に関するものでもあり得る。
駆動機構を含む薬物送達デバイスの断面側面図である。 薬物送達デバイスの近位端の一部の斜視図である。 薬物送達デバイスのハウジングの近位端の断面斜視図である。 薬物送達デバイスの内部部材の断面図である。 薬物送達デバイスの内部部材の断面斜視図である。 薬物送達デバイスの選択部材の斜視図である。 薬物送達デバイスの標示部材の斜視図である。 薬物送達デバイスの表示アセンブリの斜視図である。 薬物送達デバイスの内部部材の断面図である。 薬物送達デバイスの内部部材の断面斜視図である。
図中、同様の要素、同一の種類の要素、および等しく動作する要素には、同一の参照符号を付すことができる。加えて、図は縮尺通りでないことがある。むしろ、重要な原理をよりよく示すために、ある特徴を誇張して示すことがある。
図1は、駆動アセンブリを含む薬物送達デバイス100を示す。本明細書で説明する複数の部材および機能は、前記駆動アセンブリに関連する。駆動アセンブリは、以下でさらに説明する主駆動機構および補助駆動機構を含む。
薬物送達デバイス100は、近位端18および遠位端19を含む。薬物送達デバイス100は、近位端18と遠位端19との間に配置された主長手方向軸xをさらに含む。薬物送達デバイス100はハウジング4をさらに含む。ハウジング4は、薬物送達デバイス100のさらなる部材を収納または保持することができる。ハウジング4は本体であってよい。薬物送達デバイス100は窓17をさらに含む。窓17は、長手方向軸が長手方向軸xと一直線になった細長形状を含むことができる。薬物送達デバイス100は、薬物送達デバイス100の窓17を通して表示予定の情報を提示する標示部材2をさらに含む。標示部材2は標示スリーブであってよい。前記表示予定の情報は、薬物送達デバイス100から投薬予定の薬物35の用量の大きさに関連し得る。したがって、標示部材2は、薬物35の単位または量を示す印(図7の28を参照)をさらに含むことができる。薬物送達デバイス100は、選択スリーブであり得る選択部材3をさらに含む。選択部材3は、窓17を通して表示予定の標示部材2により与えられる情報を遮蔽することができる。好ましくは、標示部材2および選択部材3が細長形状を含む。好ましくは、標示部材2および選択部材3が、ハウジング4に対して長手方向軸xの周りを回転可能である。標示部材2の長手方向軸および選択部材3の長手方向軸は、好ましくは長手方向軸xと一直線である。さらに好ましくは、前記部材がハウジングに対して軸方向に動くことができない。
薬物送達デバイス100は、薬物35を含むカートリッジ1をさらに含む。カートリッジは、1.5mlカートリッジまたは3.0mlカートリッジであってよい。カートリッジは、異なる量の薬物を含んでもよい。プランジャ16は、カートリッジ1の近位端に保持される。図示した状況では、薬物35は薬物送達デバイス100からまだ投薬されていない。薬物送達デバイス100は、投薬動作中、すなわち、薬物35の設定用量が薬物送達デバイス100から投薬されるときに、ピストンロッド7を駆動するように設けられた駆動部材5をさらに含む。駆動部材5は、長手方向軸が長手方向軸xと一直線である細長形状を含む。好ましくは、駆動部材5は、ハウジング4に対して第1の方向に回転可能である。
薬物送達デバイス100は、ピストンロッド7をさらに含む。ピストンロッド7は、ピストンロッド7に対して回転可能であり得、好ましくはプランジャ16の隣に軸方向に配置される遠位末端50を含む。駆動部材5は、ピストンロッド7に対して回転ロックされる。両部材は、長手方向軸が好ましくは長手方向軸xと一直線である細長形状を含む。好ましくは、駆動部材5は回転可能であるが、ハウジング4に対して軸方向に拘束される。ピストンロッド7は、ハウジング4に固定された、またはハウジング4により一体形成されたナット部材15にねじ係合される。この目的で、ピストンロッドは、ナット部材15の内ねじ山(明示せず)に一致する外ねじ山36(図10を参照)を含む。薬物35の設定用量の投薬中に、駆動部材5は、好ましくはピストンロッド7と相互作用して、ナット部材15とのねじ係合によりピストンロッド7が遠位に動くようにする。その結果、プランジャ16はカートリッジ1に対して遠位方向に前進する。これにより、好ましくは、薬物35が薬物送達デバイス100から投薬される。
薬物送達デバイス100は、針またはニードルアセンブリ(明示せず)をさらに含んでよい。前記針またはニードルアセンブリは、好ましくは、カートリッジ1に流体連結されて、投薬動作中に、針またはニードルアセンブリを通して薬物35を投薬できるようにする。
薬物送達デバイス100は、例えば針を取り付け可能な遠位端19および/またはニードルハブを覆うキャップ(図示せず)をさらに含むことができる。キャップは、薬物送達デバイス100の遠位端19を汚染から保護するように設けられてよい。
薬物送達デバイス100は、スリーブ形状を含むラチェット部材8をさらに含む。ラチェット部材8は、外ねじ山31を含み、外ねじ山31によりハウジング4にねじ係合される。薬物送達デバイス100は弾性部材13をさらに含む。弾性部材13はねじりばねである。好ましくは、弾性部材は、ハウジング4およびラチェット部材8の遠位端に連結される。ハウジング4に対するラチェット部材8の回転(図2の下方および39の第2の方向を参照)により、弾性部材13が付勢される。ラチェット部材8は、解放可能な一方向連結を介してハウジング4にさらに連結される。
ラチェット部材8は、ハウジング4とのねじ係合により、弾性部材13をラチェットで動かして、設定動作中、すなわち設定動作モードにおいて薬物35の用量が設定されたときに、弾性部材13のばねエネルギーが蓄積されるようにする。ラチェット部材8は、用量が設定されたときに弾性部材13の弛緩を防止することができる。好ましくは、弾性部材13は、駆動アセンブリの主駆動機構に関連する。特に、弾性部材13は、主駆動機構を駆動することができる。
ラチェット部材8は、駆動アセンブリの動作(例えば、設定または投薬動作)中に標示部材2を駆動する表示ドライバであってよい。この目的で、標示部材2は、軸方向リブ38を介して、ラチェット部材8に対して回転ロックされる。
薬物送達デバイス100は、駆動部材5に対して回転ロックされた用量部材9をさらに含む。用量部材9は、長手方向軸が長手方向軸xと一直線である細長形状を含む。好ましくは、用量部材9がハウジング4に対して軸方向に可動である。用量部材9は、薬物送達デバイス100の動作中に、トルクまたは回転を駆動部材5に伝達するように設けられる。特に、投薬動作モードにおいて、用量部材9は、駆動部材5と共にハウジング4に対して第1の方向に回転する。
薬物送達デバイス100は、薬物送達デバイス100の近位端18に配置された作動部材12をさらに含む。作動部材12は、ハウジング4に対して軸方向に可動である。特に、ユーザは、作動部材12をハウジング4に対して押し下げることができる。作動部材12はボタンであってよい。作動部材12が、ユーザにより押し下げられるなどして、ハウジングに対して遠位に動くと、薬物送達デバイス100の駆動アセンブリが、好ましくは設定動作モードから投薬動作モードに切り替えられる。
薬物送達デバイス100は、薬物送達デバイス100のユーザが、薬物送達デバイス100から投薬予定の薬物35の用量を設定できる用量設定部材11をさらに含む。この目的で、ユーザは、用量設定部材11をハウジング4に対して第1の方向とは反対の第2の方向に手動で回転させることができる。設定動作モードにおいて、用量設定部材11は、ラチェット部材8に対して回転ロックされる。
作動部材12は、用量設定部材11内に部分的に保持される。作動部材12は回転ロックされるが、用量設定部材11に対して軸方向に可動である。
薬物送達デバイス100は、補助駆動機構の一部を形成する補助駆動部材26をさらに含む。補助駆動部材は、長手方向軸が長手方向軸xと一直線である細長形状を有する。駆動アセンブリは、設定動作モードにおいて、用量が設定されたときに、補助駆動部材26が駆動部材5に対して第2の方向に回転するように構成される。投薬動作モードにおいて、好ましくは、補助駆動部材が駆動部材5の回転を機械的に補助し、これにより、ピストンロッド7が、ナット部材15との前記ねじ係合によってハウジング4に対して遠位に動く。この目的で、駆動部材5は、補助駆動部材26にねじ係合される。
作動部材12が押し下げられると、用量設定部材11とラチェット部材8との回転連結が解放される。
作動部材12は、少なくとも1つの作動ピン49を有することができ、この作動ピン49は、クラッチ要素10と相互作用して、クラッチ要素10を用量設定部材11に対して軸方向に動かすことにより、近位歯51を遠位歯53から係合解除する。
薬物送達デバイス100は、クラッチ要素10およびクラッチばね14をさらに含む。クラッチばね14は、ラチェット部材8とクラッチ要素10との間に保持され、これにより、ラチェット部材8とクラッチ要素10とを互いから離して動かす傾向がある。設定動作モードにおいて、作動部材12がハウジング4に対して近位に動くときに、クラッチ要素10がハウジング4に対して遠位に動くことにより、解放可能な一方向連結を係合解除する。
図2は、ハウジング4のない、薬物送達デバイス100の近位端18の一部を示す。ラチェット部材8がラチェット機能21(図2に1つだけ示す)を含み、このラチェット機能21が、薬物送達デバイス100(図1を参照)に組み付けられたときに、ハウジング4の歯22(図3を参照)に係合することにより、ラチェット部材8とハウジング4との解放可能な一方向連結を形成することが示される。さらに、作動部材12は作動機能20を含む。駆動アセンブリは、設定動作モードにおいて、作動部材12がハウジング4に対して遠位に動くときに、作動機能20が用量設定部材11のスロット(明示せず)を通して半径方向外方に押されるように構成される。その結果、作動機能20はハウジング4の内側の歯22に係合する(図3を参照)。これにより、作動部材12は、用量設定部材をハウジング4に対して回転ロックする。
設定動作中に、ラチェット機能21は歯22の歯の上を摺動することができる。これにより、ラチェット機能21は、それぞれの歯を通過するまでわずかに内方に偏向される。好ましくは、解放可能な一方向連結が係合された場合、ラチェット部材8がハウジング4に対して一方向にのみ回転することができるように、歯22が構成される。好ましくは、歯22のうちの1つの歯を通過するラチェット機能21の動きに対応するラチェット部材8の動きは、薬物35の最小設定可能用量の設定に関連する。
駆動アセンブリは、設定動作モードにおいて、解放可能な一方向連結が確立され、投薬動作モードにおいて、解放可能な一方向連結が係合解除され、ラチェット部材8がハウジング4に対して第1の方向に回転して、駆動部材5もハウジング4に対して第1の方向に回転するように構成される。矢印39は第2の方向を示し、これに従って、設定動作中に用量設定部材11がハウジング4に対して回転することにより、薬物送達デバイス100の薬物35の用量が設定される。
図3は、ハウジング4の近位端18の横断面を示す。ハウジング4の内側にある歯22が見られる。前述したように、解放可能な一方向連結を形成するために、歯22はラチェット機能21と相互作用する。
設定動作モードにおいて、作動ボタン12がハウジングに対して押し下げられると、ラチェット機能21はクラッチ要素10上にあるフィンガ(図示せず)により半径方向内方に引かれ、付勢された弾性部材13の駆動力によってラチェット部材8が回転することができる。ラチェット機能21はループの形を取ることができ、クラッチ要素10上のフィンガは前記ループの内面と相互作用して、ラチェット機能21を半径方向に内方に引き、歯22から係合解除することができる。
ハウジング4は、設定止め具23および投薬止め具24をさらに含む。ある条件下で、これらの部材は、ハウジング4に対して近位方向および遠位方向のそれぞれへのラチェット部材8の回転を防止する。前記止め具は、ラチェット部材8の対応する止め具のそれぞれに係合することができる。対応する設定止め具は、例えば、ラチェット部材8の外ねじ山31の近位端に配置され、対応する投薬止め具は、外ねじ山31の遠位端に配置される。したがって、ある限度間で、ラチェット部材8はハウジング4に対して回転可動である。
図4は、薬物送達デバイス100の内部部材を示す。特に、ピストンロッド7のピストンロッド機能43に係合するように配置された、用量部材9の最終用量機能25が示される。設定動作中に、好ましくは、用量部材9が、ハウジング4に対しておよび駆動部材5に対して第2の方向に回転する。設定動作モードにおいて、用量部材9が遠位端19から離れて軸方向に動くと、薬物35の最大設定可能用量に到達する。設定動作モードにおいて、用量部材が近位に動くことのできる軸方向距離は、最終用量機能25とピストンロッド機能43との間の軸方向距離以下である。ピストンロッド機能43と最終用量機能25との間の軸方向距離は、薬物送達デバイス100から投薬予定の残りの薬物35の量を示す。最終用量機能25とピストンロッド機能43とが係合すると、用量部材9はさらに近位に動くことが防止される。最終用量機能25は、ユーザがカートリッジ1内の使用可能な量に対応する用量よりも多い用量を設定できないようにする。
駆動アセンブリは、設定動作モードにおいて、ラチェット部材8が用量部材9に対して自由に回転するように構成された駆動連結を含む。この状況において、駆動連結は、好ましくは係合解除される。駆動連結は、投薬動作モードにおいて、ラチェット部材8が用量部材9に対して回転ロックされて、投薬動作中に、用量部材がハウジング4に対して第1の方向に回転するようにさらに構成される。この状況で、駆動連結は、好ましくは係合される。
駆動連結を達成するために、ラチェット部材8は、作動部材12が押し下げられたときに用量部材9の対応する用量部材スプライン33に係合するラチェットスプライン27を含む。
図5は、薬物送達デバイス100の選択された部材を断面斜視図で示す。図示した状況において、作動部材12は設定動作モードを示すように押されていない。特に、投薬動作モードに切り替えられたときに用量部材スプライン33に係合するように構成された、ラチェット部材8のラチェットスプライン27が示される。作動部材12は作動ピン49を含み、この作動ピン49により、作動部材12および用量設定部材11が回転ロックされる。作動部材12が押されると、作動ピン49はクラッチ要素10を遠位方向に押すことにより、クラッチ要素10を遠位に変位させて、ラチェットスプライン27が用量部材9の用量部材スプライン33に係合解除し、解放可能な一方向連結が解放されるようになっている。
図6は、薬物送達デバイス100の一部および表示アセンブリを形成する選択部材3を示す(図8を参照)。選択部材3は、非連続の螺旋状切取部を含む選択スリーブである。
図7は、印28をさらに含む標示部材2を示す。標示部材2も同様に、図8の前記表示アセンブリの一部を形成する。印28は、薬物送達デバイス100から投薬予定の薬物35の量または単位を示す用量数を含むことができる。印28は、標示部材2の周囲に沿って螺旋状に配置される。印は、例えば、標示部材2の遠位端の「ゼロ」から最大許容用量、例えば標示部材2の近位端の「120」まで延びることができる。薬物送達デバイス100は連結部材29をさらに含む。標示部材2は、連結部材29(図8を参照)をねじ係合することのできる標示部材のねじ山48をさらに含む。連結部材29は、窓17に沿って軸方向に摺動する摺動窓であってよい。標示部材2は軸方向リブ38をさらに含み、この軸方向リブ38により、標示部材2をラチェット部材8に対して回転ロックすることができる。したがって、ラチェット部材8は、軸方向リブ38に係合する対応する切欠き(明示せず)を含むことができる。
図8は、標示部材2、選択部材3、および連結部材29を含む薬物送達デバイス100の表示アセンブリの少なくとも一部を示す。連結部材29は標示部材のねじ山48にねじ係合される。連結部材29は、さらに回転ロックされるが、ハウジング4に対して軸方向に可動である。薬物送達デバイス100の動作中に、標示部材2がラチェット部材8の回転により回転すると、連結部材29はハウジングに対して軸方向に動くことにより、選択部材3を標示部材2に対して駆動し、または回転させる。選択部材3の前記回転は、標示部材2が前にも回転された方向と同一の方向に行われる。
静止時または初期位置で、表示アセンブリは、好ましくは「0」または同等のマーキングを表示して、用量が全く設定されていないことを示す。
表示アセンブリの適用は、薬物送達デバイス向けのものではないが、考えられる送達デバイスまたはさらなる適用に関連し得る。
選択部材3は、遮蔽セクション45および非遮蔽セクション46を画成する。非遮蔽セクション46および遮蔽セクション45は、図8に破線で示す窓17部分的に重なる。標示部材2のハウジング4に対する動きが、標示部材2に対する選択部材3の回転運動に変換される。
表示アセンブリは、標示部材2と選択部材3とが連結されて、特にこれらの部材の一方がこれらの部材の他方に対して動くときに、同一方向または反対方向に回転するように構成される。
連結部材29は連結部材窓47を含む。標示部材、選択部材、および連結部材の相互作用により、限定された量の情報のみがユーザに表示されて、薬物送達デバイス100の操作中の混乱を防止する。遮蔽セクション45を、選択部材3の本体により形成してもよい。
好ましくは、選択部材3と標示部材2とは、ハウジング4に対する標示部材の動きが標示部材2に対する選択部材3の回転運動に変換されるように連結される。
あるいは、好ましくは、選択部材3と標示部材2とは、ハウジング4に対する選択部材3の回転運動が選択部材3に対する標示部材2の動きに変換されるように連結される。
非遮蔽セクション46および窓17は、特に遮蔽セクション45と共に、標示部材2の表示セクション52を画成することができる。このために、非遮蔽セクション46および遮蔽セクション45は、部分的に、好ましくは部分的にのみ窓17と重なって、標示部材2の表示セクション52を画成することができる。遮蔽セクション45も窓17および非遮蔽セクション46部分的に重なるため、標示部材2の選択された部分のみが窓17を通して表示されることが保証される。窓17が大きな軸方向伸長部を有することができるため、窓17の中に見える標示部材2の残りの部分が、選択部材3の遮蔽セクション45により遮蔽される。
標示部材2の表示セクション52を、窓17内で軸方向に変位させてもよい。
好ましくは、非遮蔽セクション46は、特に窓軸に沿って見られるように、遮蔽セクション45の2つの部分の間に配置される。遮蔽セクション45の部分の一方が他方よりも遠位に配置されると好都合である。部分は、非遮蔽セクション46を区切ることができる。遮蔽セクション45のこれらの部分に、異なるマーキング、例えば異なる色を設けてもよい。
図8に示す状況では、数「10」が連結部材窓47および窓17を通して表示される。窓17を、本体に連結された窓インサートまたはラベル、好ましくは透明ラベルによって覆うことができる。標示部材2の印28の目に見える大きさを拡大または増大させるために、前記本体インサートを拡大インサートとし、レンズ状に形成してもよい。
連結部材の代わりとして、選択部材3を、例えば平歯車列により標示部材2に対して駆動することもできる。
前述したように、表示アセンブリは、好ましくは標示部材2および選択部材3がハウジングに対して軸方向に動かないように構成される。これにより、例えば、それぞれの標示スリーブの大きな軸方向変位を必要とするデバイスと比較して、コンパクトな薬物送達デバイス100の実施形態の利点が得られる。提示された概念では、印の形状は駆動アセンブリの形状に直接関連付けられていない。これにより、印をかなり大きく具体化することができる。
前述した表示アセンブリの別の利点は、デバイスを操作するときに連結部材窓47の位置が軸方向に動くことに関連する。これは、特に、設定動作中に設定用量が増加したこと、および投薬動作中に投薬予定の用量が減少したことの視覚的な合図をユーザに与える。
印28は必ずしも数を含まない。印は、視覚インジケータ、例えば色、数字、数、文字、単語、文章、図形、アイコン、および/またはこれらの組合せを含んでもよい。印28により提示される情報に加えて、標示部材2の外面を、例えば遠位領域を赤で、近位領域を緑で着色してもよい。設定用量が増加したときに、窓17を通して見える赤の領域の長さが増加し、緑の領域の長さが減少するように、標示部材2を構成してもよい。また、前記色は変化または変更可能である。
図9は、投薬動作モードにおける、薬物送達デバイス100の内部部材を示し、ここでは、作動部材12が押し下げられ、すなわちハウジング4に対して遠位に動いている。設定動作モードから、作動部材12がハウジング4に対して遠位に動くときに、作動部材12は作動部材スプライン32を介して補助駆動部材26内に回転ロックする。クラッチ要素10は、設定動作モードにおいて、クラッチばね14により用量設定部材11の遠位歯53に係合する近位歯51を含んでよい。したがって、設定動作モードにおいて、用量設定部材11とクラッチ要素10とは、近位歯51と遠位歯53とにより回転ロックされる。
用量設定部材11とラチェット部材8との回転ロッキングについて、用量設定部材11は、クラッチ要素10により設けられた近位歯51に係合する遠位歯53を有する。クラッチ要素10は、ラチェット部材8に係合するように構成された用量設定フィンガ(明示せず)を有することができる。
設定動作モードにおいて、ラチェット部材8は用量部材9に対して自由に回転する。ラチェット部材8は、用量設定部材11に対してさらに回転ロックされる。用量の設定中、クラッチ要素10はラチェット部材8および用量設定部材11と共に回転する。用量の送達中、クラッチ要素10は、ハウジング4に対して回転固定された用量設定部材11と共に回転することなく、ラチェット部材8と共に回転する。ユーザが用量を設定するために用量設定部材11を回転させると、ラチェット部材8がハウジング4に対して第2の方向に回転し、同時にハウジング4とのねじ係合(ねじ山30、31を参照)によりハウジング4に対して近位に動く。これにより、弾性部材13は付勢され、ラチェット部材8とハウジング4との解放可能な一方向連結により、弾性部材の弛緩または逆回転が防止される。
その後、ユーザが作動部材12をハウジング4に対して押すと、作動部材12は例えば1mmの小さい行程を有することになり、ここでは動作が全く行われない。作動部材12がハウジング4に対して遠位方向に全距離(図1を参照)を移動すると、前述したように設定動作モードから投薬動作モードに切り替えられる。さらに、解放可能な一方向連結が解放され、ラチェット部材8がハウジング4に対して自由に回転するようになる。同時に、ラチェット部材8は、前記駆動連結を介して用量部材9に回転ロックされる。さらに、用量設定部材11は、作動部材12の作動機能20を介して、ハウジング4に対して回転ロックされる。その結果、用量設定中に蓄積される弾性部材13のばねエネルギーが、ラチェット部材8に及ぼされ、これにより、ラチェット部材8は、ハウジング4に対して第1の方向に回転する。用量部材9に対して回転ロックされたラチェット部材8の前記回転が駆動部材5およびピストンロッド7にさらに伝達されるため、前記ピストンロッド7は第1の方向に回転する。ナット部材15とのピストンロッド7のねじ係合により、プランジャ16は、薬物送達デバイス100から薬物35の設定用量を投薬するためにカートリッジ1内で前進する。
加えて、ユーザにより作動部材12に及ぼされる圧力は、補助駆動部材26を介して駆動部材5に直接及ぼされてもよい。ユーザが作動部材12を押し下げると、補助駆動部材26は作動部材スプライン32により作動部材12に対して回転ロックされ、補助駆動部材26と駆動部材5とのねじ係合により、圧力がハウジング4に対する駆動部材5の回転に移行または変換される。したがって、ユーザが作動部材12を強く押すほど、より多くのトルクが駆動部材5に及ぼされ、ピストンロッド7がより速く回転し、これにより、投薬動作中のカートリッジ1内でのプランジャ16の前進を補助する。この機能は補助駆動機構を特徴とする。作動部材12の軸方向行程中に作動部材12が用量設定部材9の近位面に当接するとき、または当接する前に、補助駆動部材26は、軸方向力を補助駆動部材26に及ぼすことができるように作動止め具(明示せず)に当接することができる。
ばね駆動の薬物送達デバイスに関する問題は、ユーザが投薬または注射の速度を制御することができず、好ましくは提示された概念に従って作動部材12を作動させる親指が動かないため、注射または投薬の進行の触覚フィードバックをユーザがほとんど有していないことである。提示された概念は、120単位のインスリン製剤または異なる薬物の投薬に適したものであってよく、これにより、ユーザが投薬を制御することができ、作動部材12の動きから触覚フィードバックが与えられる。
投薬動作の終了時に2つの部材が互いに対して動くときに、例えば音響フィードバックをもたらす機能によって、投薬または注射動作の終了をユーザに示すことができる。表示アセンブリがゼロ用量を表示するたびに音響フィードバックが必要な場合には、例えば標示部材、選択部材、連結部材、またはラチェット部材によって前記機能をもたらすことができる。投薬動作の終了時(設定動作中ではなく)に1度だけ音響フィードバックが必要な場合には、前記機能を駆動部材または用量部材に設けて、これらの部材間の相対運動が音響フィードバックをもたらすようにする。
作動部材12が押されたときに作動部材12に加わる軸方向または遠位の力が除去されると、作動部材12は用量設定部材11に対して初期の軸方向位置に戻る。これにより、ラチェット部材8は解放可能な一方向連結を介してハウジング4に再び係合することにより、さらなる投薬を防止する。作動機能20は、用量設定部材11がハウジング4に対して再び回転可能であるように、半径方向内方にさらに引かれる。
図10は、薬物送達デバイス100の内部部材をそれぞれの断面図により示す。特に、図10は、ねじ山36を含むピストンロッド7をより詳細に示す。ピストンロッド7および駆動アセンブリまたは薬物送達デバイス100のさらなる部材も断面でのみ示される。ねじ山36がピストンロッド7の全周にわたって延びていないことがわかる。代わりに、ねじ山36は、ピストンロッド7の対向する面(断面図であるため、一方の面のみが示される)にのみ形成され、または具体化される。本実施形態によれば、ピストンロッド7を薄板金から形成することができる。例えば、成形された熱可塑性物質から作られたピストンロッドと比較して、薄板金を使用することにより、公差をより小さくすることができる。他方では、熱可塑性物質は、負荷が長時間与えられると、クリープしやすい。さらに、プラスチックのプランジャロッドを通して伝達される力の大きさは、材料強度によって限定される。実際に、高密度の鋼は、落下試験中に破損につながるおそれがある。しかしながら、従来のプランジャロッドと比較して、薄板金から製造されたプランジャロッドの質量が減少することにより、例えば落下試験中の破壊の数および重大度が低下すべきである。
さらに、薄板金の使用に付随する質量の減少により、材料費を節約することができる。加えて、薄板金の製造に伴うプロセスは、一般的に時間がかからず、したがって、より安価である。加えて、従来の機械加工プロセスと比較して、生み出される材料の廃棄物が少ない。
薄板金から製造された2つまたはそれ以上のプランジャロッドを積み重ねて、例えば「従来の」大量生産されたプランジャロッドを作成することができる。例えば、薄板金から作製された2つまたはそれ以上のプランジャロッドを互いに対して軸方向にはね返らせて、これらのプランジャロッドがバックラッシュ防止機能をもたらすようにしてもよい。
駆動部材5は、駆動部材支持部34をさらに含むことにより、ナット部材15の支承部内にねじ山36を含まないピストンロッド7の側面でピストンロッド7を支持する。支持部34により、駆動部材5は、薬物送達デバイス100の主軸から離れて動くことができず、ピストンロッド7の半径方向の動きが防止される。
薬物送達デバイス100は、プライミング、すなわち最初の使用のためにデバイスを準備する動作が必要であり得る。プライミングは、1つまたはそれ以上の小用量の設定および空気中への送達に関するものであってよく、薬物送達デバイス100の遊び、間隙、または公差を除去し、部材を適切に圧縮または緊張させるようにする。最初の使用後、および次の各使用前に、「安全注射(safety shot)」を空気中に投薬して、確実に針が詰まっていないようにする。
薬物送達デバイス100を使用して、液体薬剤などの薬物、物質を投薬または注射することができる。これに関してユーザが行わなければならない工程は、キャップの取外し、針の装着、用量設定部材11を回転することによる、ダイヤル設定またはプライミング用量(2単位のインスリン製剤を含み得る)の設定、作動ボタン12を押すことによる、設定されたプライミング用量の投薬、用量設定部材11を回転することによる、薬物送達デバイス100について実際に投薬予定の用量の設定、針の挿入、作動部材12を押すことによる設定用量の投薬、デバイスからの針の取外し、および薬物送達デバイス100に対するキャップの交換を含む。
実際には、駆動アセンブリの配置、機能、および部材の数は、図に示す例とは異なっていてもよい。
薬物送達デバイス100は、カートリッジ1を交換できないように使い捨てであってもよい。あるいは、薬物送達デバイス100は再利用可能であってもよく、カートリッジ1を交換するか、または薬物送達デバイス100のカートリッジホルダもしくは薬物送達デバイス100から取り外すことができる。さらに、駆動アセンブリを、ピストンロッド7がリセット可能であるように構成してもよく、これは、薬物送達デバイス100が再利用可能である場合に好都合であり得る。
好ましくは、表示アセンブリは、最小設定可能用量が設定されるときに、設定動作中に蓄積された弾性部材13のばねエネルギーが前記最小用量を送達するのに十分であるように構成される。
明示せず説明しないが、駆動アセンブリを、例えば、用量が設定されたときに用量設定部材11を第1の方向に回転することにより、設定用量を変更または減少させることができるように構成してもよい。この目的で、歯22およびラチェット機能21をそれに応じて構成することができる。この場合、解放可能な一方向連結を、例えば解放可能な二方向連結に置き換える。
「保持時間」は、駆動機構および/または補助駆動機構が動きを停止したとき(これは、表示アセンブリが「0」を表示したときの状況であり得る)から、容量が完全に投薬されるときまでの時間である。ユーザが薬物を投薬するのが速すぎると、正確な量の薬物35が送達されるように駆動アセンブリの部材の弾性が釣り合うまでに時間がかかるため、保持時間が必要である。
モータ駆動の薬物送達デバイスは、モータが高価であり、モータが大型で、モータがさらなる費用を追加するバッテリなどの電源を必要とするため、およびモータがかなりの重量を含み、廃棄の際に環境に影響を与えるため、しばしば問題を生じさせる。さらに、モータは通常、費用、複雑さ、規制上の課題を増加させる電子制御システムを必要とする。
前述した表示アセンブリは、特に部材が互いに対して回転する場合に、部材の相対位置を表示することが有効であるデバイスで使用することができる。最も関連のある適用は、ペン型デバイスまたは注射型デバイスなどの薬物送達デバイス、殺菌クリーム、鎮痛クリーム、洗浄剤などのディスペンサのような医療デバイスなどの投薬機構におけるものである。さらに、これは、接着剤、潤滑剤、塗料、洗浄剤などを定量供給するためのデバイスにおける適用にも当てはまる。別の例は、例えば、トマトソース、潰したニンニク、チーズ、バター、ジュース、スムージー、スープ、コーヒー、茶、ジャム、ピーナッツバターなどの軟質食品の食品ディスペンサに関するものであってよい。
前記親ねじは、現在プランジャロッドを使用している適用に関連するものであってよい。
本明細書で使用する用語「薬物」、「物質」および/または「液体薬剤」は、好ましくは少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、例えば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(例えば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、例えば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、例えば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、例えば、アルカリまたはアルカリ土類、例えば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、例えば、水和物である。
本発明の保護の範囲は、前述した例に限定されない。本発明は、特許請求の範囲に記載される特徴のあらゆる組合せを特に含む、新規な各特徴および特徴の各組合せにおいて(この特徴または特徴の組合せが特許請求の範囲または例に明記されていないとしても)具体化される。
1 カートリッジ
2 標示部材
3 選択部材
4 ハウジング
5 駆動部材
7 ピストンロッド
8 ラチェット部材
9 用量部材
10 クラッチ要素
11 用量設定部材
12 作動部材
13 弾性部材
14 クラッチばね
15 ナット部材
16 プランジャ
17 窓
18 近位端
19 遠位端
20 作動機能
21 ラチェット機能
22 歯
23 設定止め具
24 投薬止め具
25 最終用量機能
26 補助駆動部材
27 ラチェットスプライン
28 印
29 連結部材
30 内ねじ山(ハウジング)
31 外ねじ山(ラチェット部材)
32 作動部材スプライン
33 用量部材スプライン
34 駆動部材支持部
35 薬物
36 ねじ山(ピストンロッド)
38 軸方向リブ
39 第2の方向
43 ピストンロッド機能
45 遮蔽セクション
46 非遮蔽セクション
47 連結部材窓
48 標示部材のねじ山
49 作動ピン
50 遠位末端
51 近位歯
52 表示セクション
53 遠位歯
100 薬物送達デバイス
x 長手方向軸

Claims (16)

  1. 表示アセンブリであって、
    軸方向伸長部を有する窓(17)を画成する本体(4)と、
    窓(17)に表示予定の情報を提示するための標示部材(2)であって、窓(17)に表示される情報を変更するために本体(4)に対して可動である該標示部材(2)と、
    選択部材(3)とを含み、ここで、
    該選択部材(3)は、遮蔽セクション(45)および非遮蔽セクション(46)を画成し、
    選択部材(3)は、本体(4)に対して、および標示部材(2)に対して回転軸(x)の周りを回転可能であり、
    非遮蔽セクション(46)および遮蔽セクション(45)は、窓(17)部分的に重なって、標示部材(2)の表示セクション(52)を画成し、
    選択部材(3)と標示部材(2)とは、
    体(4)に対する選択部材(3)の回転運動が、選択部材(3)に対する標示部材(2)の動きに変換されるように連結され、および
    示部材(2)の表示セクション(52)が窓(17)内で軸方向に変位する、前記表示アセンブリ。
  2. 標示部材(2)は軸方向に拘束されるが、本体(4)に対して回転可能である、請求項1に記載の表示アセンブリ。
  3. 選択部材(3)は本体(4)に対して軸方向に拘束される、請求項1または2に記載の表示アセンブリ。
  4. 標示部材(2)および選択部材(3)はいずれも回転軸(x)の周りを回転可能である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  5. 非遮蔽セクション(46)は軸方向および角度方向に延びる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  6. 回転軸(x)と窓(17)の軸伸長方向とは一直線である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  7. 標示部材(2)は複数の情報を備え、前記複数の情報は標示部材(2)に沿って最大軸方向伸長部を有し、窓(17)の軸方向伸長部および/または非遮蔽セクション(46)は、最大軸方向伸長部よりも大きいかまたは等しい、請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の表示アセンブリ。
  8. 標示部材(2)は標示スリーブであり、選択部材(3)は選択スリーブであり、標示スリーブは選択スリーブ内に保持される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  9. 標示部材(2)と選択部材(3)とは、同一方向または反対方向に回転するように連結される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  10. 選択部材(3)と標示部材(2)とは連結部材(29)により連結される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  11. 連結部材(29)は連結部材窓(47)を画成し、標示部材(2)の表示セクション(52)は連結部材窓(47)および窓(17)を通して表示される、請求項10に記載の表示アセンブリ。
  12. 連結部材(29)は標示部材(2)にねじ連結され、本体(4)に対して軸方向に案内され、選択部材(3)の非遮蔽セクション(46)に沿って案内される、請求項10または11に記載の表示アセンブリ。
  13. 標示部材(2)または選択部材(3)に連結されて、本体(4)に対するそれぞれの部材の動きを駆動する表示ドライバ(8)を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  14. 窓(17)は本体(4)の開口部によって形成され、開口部は、本体(4)に連結された窓インサートまたはラベルによって覆われる、請求項1〜13のいずれか1項に記載の表示アセンブリ。
  15. 薬物送達デバイス(100)であって、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の表示アセンブリを含み、
    ここで、本体(4)は該薬物送達デバイス(100)のハウジングであり、表示アセンブリは、該薬物送達デバイス(100)により投薬されるように設定された用量の大きさを、窓(17)を通してユーザに表示するための用量表示機構を提供する、前記薬物送達デバイス。
  16. 表示アセンブリを含む薬物送達デバイス(100)であって、
    前記表示アセンブリは、
    軸方向伸長部を有する窓(17)を画成する本体(4)と、
    窓(17)に表示予定の情報を提示するための標示部材(2)であって、窓(17)に表示される情報を変更するために本体(4)に対して可動である該標示部材(2)と、
    選択部材(3)とを含み、ここで、
    該選択部材(3)は、遮蔽セクション(45)および非遮蔽セクション(46)を画成し、
    選択部材(3)は、本体(4)に対して、および標示部材(2)に対して回転軸(x)の周りを回転可能であり、
    非遮蔽セクション(46)および遮蔽セクション(45)は、窓(17)と部分的に重なって、標示部材(2)の表示セクション(52)を画成し、
    選択部材(3)と標示部材(2)とは、
    a)本体(4)に対する標示部材(2)の動きが標示部材(2)に対する選択部材(3)の回転運動に変換され、そして標示部材(2)の表示セクション(52)が窓(17)
    内で軸方向に変位する、および/または
    b)本体(4)に対する選択部材(3)の回転運動が、選択部材(3)に対する標示部材(2)の動きに変換されるように連結され、そして標示部材(2)の表示セクション(52)が窓(17)内で軸方向に変位する、
    表示アセンブリであり、
    ここで、本体(4)は該薬物送達デバイス(100)のハウジングであり、表示アセンブリは、該薬物送達デバイス(100)により投薬されるように設定された用量の大きさを、窓(17)を通してユーザに表示するための用量表示機構を提供し、
    そしてここで、前記薬物送達デバイスは、
    i)ピストンロッド;および/または
    ii)薬物送達デバイスの遠位端を覆うキャップ
    をさらに含む、
    前記薬物送達デバイス。
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