JP6482351B2 - 螺合部材締付け工具 - Google Patents

螺合部材締付け工具 Download PDF

Info

Publication number
JP6482351B2
JP6482351B2 JP2015066621A JP2015066621A JP6482351B2 JP 6482351 B2 JP6482351 B2 JP 6482351B2 JP 2015066621 A JP2015066621 A JP 2015066621A JP 2015066621 A JP2015066621 A JP 2015066621A JP 6482351 B2 JP6482351 B2 JP 6482351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screwing member
rotation
engaging portion
driving
rotation amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015066621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016185581A5 (ja
JP2016185581A (ja
Inventor
浩和 肥田
浩和 肥田
賢二 大塚
賢二 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kohki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kohki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kohki Co Ltd filed Critical Nitto Kohki Co Ltd
Priority to JP2015066621A priority Critical patent/JP6482351B2/ja
Priority to TW105109244A priority patent/TWI597134B/zh
Priority to KR1020177029228A priority patent/KR102006094B1/ko
Priority to PCT/JP2016/059537 priority patent/WO2016158712A1/ja
Priority to EP16772593.6A priority patent/EP3275596B1/en
Priority to CN201680018648.9A priority patent/CN107405760B/zh
Publication of JP2016185581A publication Critical patent/JP2016185581A/ja
Publication of JP2016185581A5 publication Critical patent/JP2016185581A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6482351B2 publication Critical patent/JP6482351B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/141Mechanical overload release couplings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/145Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers specially adapted for fluid operated wrenches or screwdrivers
    • B25B23/1456Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers specially adapted for fluid operated wrenches or screwdrivers having electrical components
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/147Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers specially adapted for electrically operated wrenches or screwdrivers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

本発明は、螺合部材締付け工具に関し、より詳細には、ネジ等の螺合部材の仮締め機能を備えた螺合部材締付け工具に関する。
例えば製造ラインにおける組み立て作業において、ネジやナットなどの螺合部材を被締結部材に対して完全には締付けない仮締め状態とすることがある。例えば、被締結部材が複数のネジによって締結される場合には、これらネジを一旦仮締め状態として、被締結部材の最終的な位置調整を行った後にこれらネジの本締めを行うことで正確な位置に被締結部材を締結固定することができるようになる。また、端子台における端子を固定するためのネジは、ユーザーが端子を接続して最終的に締付けるものであるため、製品出荷時においては仮締め状態とするのが通常である。
製造ラインにおけるネジ締め作業には、通常、特許文献1のような電動ドライバが使用される。このような電動ドライバでネジの仮締め作業を行う場合、作業者がレバーを操作してネジが完全に締付けられる前に電動ドライバを停止するようにしている場合が多い。
特許第3992676号公報
しかしながら、上述のように作業者の感覚的な操作に依存して螺合部材の仮締め作業を行うと、誤って螺合部材が締付けられた状態となる虞がある。螺合部材が締付けられてしまったときには、電動ドライバなどの螺合部材締付け工具を逆転させるように正転逆転スイッチを切り替えてから螺合部材を緩めるようにする必要があり面倒である。また、例えば座金として菊座を使用している場合には、一旦螺合部材を締付けてしまうと容易には螺合部材を緩めることができなくなり、実質的に仮締め状態とすることができなくなる。
本発明はこのような点に鑑み、作業者の感覚的操作に依存せずに螺合部材の仮締め作業を行うことができるような、螺合部材の仮締め機能を備えた螺合部材締付け工具を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
螺合部材を仮締めする機能を有する螺合部材締付け工具であって、
該螺合部材と係合する螺合部材係合部と、
該螺合部材係合部を回転駆動する駆動部と、
該駆動部の駆動を制御する制御部と、を備え、
該制御部が、該駆動部を制御して、該螺合部材係合部を第1回転量だけ正転させた後に該第1回転量よりも小さい第2回転量だけ自動的に逆転させるようにされた、螺合部材締付け工具を提供する。
当該螺合部材締付け工具においては、螺合部材係合部が第1回転量だけ正転した後に第2回転量だけ自動的に逆転するようになっているので、第1及び第2回転量を使用する螺合部材に合わせて適切に設定しておくことで、作業者の感覚的操作に依らずに螺合部材を仮締め状態とすることが可能となる。
好ましくは、該制御部が、該駆動部の駆動時間を制御することによって該螺合部材係合部の回転量を制御するようにされ、該駆動部を第1時間だけ正転駆動させることにより該螺合部材係合部を該第1回転量だけ正転させ、該駆動部を第2時間だけ逆転駆動させることにより該螺合部材係合部を該第2回転量だけ逆転させるようにされており、該第1回転量が、該螺合部材が被締結部材に着座しない量となるように該第1時間が設定されているようにすることができる。
第1回転量が螺合部材が被締結部材に着座しない量となるように第1時間が設定されているので、例えば菊座を使用している場合にも、螺合部材が菊座に着座して固定されてしまうことがない。また、螺合部材がネジやボルトである場合において、第1回転量をネジ等の頭が菊座に接触する直前の量となるように第1時間を設定することにより、雌ねじが奥まで形成されているかを確認した上でネジ等の頭が所定量だけ浮いた仮締め状態とすることも可能となる。
好ましくは、
該螺合部材係合部に所定値以上の負荷トルクがかかったことを検知するトルク検知手段をさらに備え、
該螺合部材係合部を該第1回転量だけ正転させるように該駆動部が制御されている最中に該トルク検知手段によって該所定値以上の負荷トルクが検知されたときに、該制御部が該駆動部を停止させるようにすることができる。
好ましくは、
該第1回転量が、該螺合部材が被締結部材に着座してからさらに所定の締め付けトルクによって締付けられるまでに回転する量であり、
該制御部が、該螺合部材係合部を該第1回転量だけ回転させることで該螺合部材を該被締結部材に着座させて該着座した螺合部材に対して所定の締付トルクをかけてから、該螺合部材係合部を該第2回転量だけ自動的に逆転させるようにすることができる。
螺合部材を一旦着座させるので、螺合部材の長さのばらつきや螺合部材の初期配置のばらつきに影響を受けることなく、仮締め後の螺合部材の位置を均等にそろえることが可能となる。また、着座した螺合部材に対して所定の締付けトルクをかけることにより、座面の状態を安定させ、仮締め後の本締め時により安定した螺合部材の締付けを行うことが可能となる。すなわち、例えば座面にバリが存在する場合には、仮締め時に所定の締付けトルクをかけることにより座面のバリをつぶすことができるので、本締め時にはバリにより生じる負荷を低減させることができる。また、例えば座面が柔らかい場合には、仮締め時に所定の締付けトルクをかけることにより座面が一度つぶされた状態になるので、本締め時には座面をつぶす必要がなくなり、ねじが浮くことがなく確実な本締めを行うことができる。
好ましくは、
該駆動部と該螺合部材係合部とを駆動連結するクラッチ機構であって、該螺合部材係合部に該所定の締付トルク以上のトルクがかかったときに該駆動部と該螺合部材係合部との間の駆動連結が解除されるようにされたクラッチ機構と、
該クラッチ機構による該駆動連結が解除されたことを検知するクラッチセンサと、
をさらに備え、
該制御部が、該クラッチセンサが該駆動連結の解除を検知したときに該螺合部材係合部が該第1回転量だけ正転したと判断するようにすることができる。
クラッチ機構により、螺合部材及び被締結部材に過大な負荷がかかるのを防止することが可能となる。
さらに好ましくは、該螺合部材係合部が該第1回転量だけ正転されて更に該第2回転量だけ自動的に逆転されたときの回数を数えるカウンタ部をさらに備えるようにすることができる。
カウンタ部により、正常に仮締めを完了した螺合部材の数が分かるようになる。
好ましくは、該制御部と無線通信をして該第1及び第2回転量の設定値を変更する遠隔設定器をさらに備えるようにすることができる。
以下、本発明に係る螺合部材締付け工具の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の実施形態に係る電動ドライバの外観図である。 図1の電動ドライバの回路ブロック図である。 仮締めモードにおけるトルク制御モードの制御フローである。 仮締めモードにおける時間制御モードの制御フローである。
本発明の一実施形態に係る電動ドライバ1は、図1に示すように、電動ドライバ本体10と遠隔設定器12とからなる。
電動ドライバ本体10は、ハウジング14と、ネジと係合するドライバビット16と、ドライバビット16を取外し可能に固定保持するビットホルダ18と、ビットホルダ18の駆動の開始と停止を操作するトリガレバー20と、ビットホルダ18の回転方向を切り替えるための正転逆転スイッチ22と、ハウジング14に固定された操作表示部24とを備える。また、ハウジング14の内部には、図2に示すように、メイン制御部26及びモータ制御部28からなる制御部30と、モータ制御部28によって駆動制御される駆動モータ32とがある。ビットホルダ18は、モータ制御部28によって駆動制御される駆動モータ32によって回転駆動される。また、ビットホルダ18の回転方向は、正転逆転スイッチ22を、正転(R)、ニュートラル、逆転(L)の間で切り替えて駆動モータ32の回転方向を変更することにより変更可能となっている。駆動モータ32とビットホルダ18との間には、これらを駆動連結するクラッチ機構(図示しない)が設けられており、ビットホルダ18にネジを本締めするときの所定の締め付けトルク以上のトルクが加わったときにこのクラッチ機構が作用して駆動モータ32とビットホルダ18との間の駆動連結が解除されるようになっている。ハウジング14の内部にはさらに、クラッチ機構の駆動連結が解除されたことを検知するクラッチセンサ34と、本締め及び仮締めをしたネジの本数を数えるカウンタ部36と、遠隔設定器12からの赤外線信号を受信する赤外線受信部38とがある。
操作表示部24には、図1に示すように、LED表示部40、7セグメント表示部42、及び各種操作ボタン44等が配置されている。LED表示部40は、当該電動ドライバ1の動作状態をその色で表示する。7セグメント表示部42は、設定時には設定パラメータを表示し、何らかのエラーが発生したときにはそのエラーに対応する番号等を表示する。各種操作ボタン44により、当該電動ドライバ本体10の設定を変更したり、当該電動ドライバ本体10を、後述する、通常駆動モード、仮締めモード、赤外線通信モード、本体設定モード、及びネジ締め時間計測モードの間で切り替えたりすることができる。
遠隔設定器12は、電動ドライバ本体10の赤外線受信部38に対して赤外線信号を送信する赤外線送信部46と、ボタン操作部48と、液晶表示部50と、これらの制御を行う制御部52と、を備えている。遠隔設定器12は、電動ドライバ本体10が赤外線通信モードに切り替わっているときに、赤外線通信によって電動ドライバ本体10のメイン制御部26と通信して電動ドライバ本体10の各種設定を変更するようになっている。遠隔設定器12では、電動ドライバ本体10の操作表示部24によって行える設定項目に比べてより詳細な設定が行えるようになっている。
電動ドライバ本体10は、電源を入れるとパスワード入力状態となり、予め設定されているパスワードを入力することで駆動可能な状態である通常駆動モードに移行する。なお、パスワードの設定は任意であり、パスワードの入力なしですぐに通常駆動モードとなるようにすることもできる。
通常駆動モードにおいては、正転逆転スイッチ22を正転(R)又は逆転(L)の意位置としドライバビット16をネジに押しつけた状態でトリガレバー20をONにすることにより、正転逆転スイッチ22で選択している方向にビットホルダ18が回転するように駆動モータ32が制御される。また、トリガレバー20をOFFにすることにより駆動モータ32が停止されてビットホルダ18の回転が停止される。ただし、トリガレバー20をON状態に維持している場合でも、駆動モータ32に過電流が流れていることが検知されたり、正転逆転スイッチ22が操作されたり、所定の最大駆動時間を越えて駆動が続けられていたりした場合には、エラーが発生したと判断して、駆動モータ32を強制的に停止してビットホルダ18の回転を停止するようになっている。また、所定の最小駆動時間が経過する前にトリガレバー20がOFFにされた場合にもエラー信号が発せられて駆動モータ32は強制的に停止される。エラーが発生した場合には、そのエラーに応じた表示が7セグメント表示部に表示される。エラーが発生することなく正常に駆動モータ32が停止されると、ネジの本締めが正常に完了したと判断してカウンタ部36が本締めしたネジの数を更新する。
仮締めモードにおいては、トリガレバー20をONにすることにより、ビットホルダ18が所定の第1回転量だけ正転した後に第1回転量よりも小さい所定の第2回転量だけ自動的に逆転するように、制御部30によって駆動モータ32が制御される。この仮締めモードはより詳細にはさらに2つの制御モードに分かれている。その一つは、ネジが被締結部材に着座し更に着座したネジに所定の締め付けトルクが加えられて、クラッチ機構が解除されそれをクラッチセンサ34によって検知したことを以てビットホルダ18が第1回転量だけ正転したと判断するトルク制御モードである(図2)。もう一つは、所定時間だけ駆動モータ32を駆動したことを以てビットホルダ18が第1回転量だけ正転したと判断する時間制御モードである(図3)。
仮締めモードにおけるトルク制御モードにおいては、図3に示すように、トリガレバー20がONにされると(S10)、制御部30によって駆動モータ32の正転方向での駆動が開始されてビットホルダ18が正転を開始する(S12)。ビットホルダ18の正転中にトリガレバー20がOFFにされると(S14)、駆動モータ32は徐々に停止される(S16)。ネジが着座するとビットホルダ18には負荷トルクがかかるが、この負荷トルクが所定の締め付けトルク以上となりクラッチ機構が解除されるとともにクラッチセンサ34によってクラッチ機構の解除が検知されたときに、制御部はビットホルダ18が第1回転量だけ回転したものとする(S18)。クラッチ機構が解除されると、制御部30は駆動モータ32の駆動を一定時間、例えば0.5秒間停止する(S20)。一定時間の停止が終わると、駆動モータ32の逆転方向での駆動が開始されて、ビットホルダ18が自動的に逆転を始める(S22)。制御部30は、逆転開始から所定時間経過した時点でビットホルダ18が第2回転量だけ回転したものと判断する(S28)。所定の逆転駆動時間が経過する前に、例えば、ネジが噛み込み状態にあったために逆転されずビットホルダ18に所定値以上の負荷トルクが加わりクラッチ機構が解除されてクラッチセンサ34がこれを検知すると(S24)、エラー信号を発して駆動モータ32が停止される(S26)。逆転を開始してから所定の逆転駆動時間が経過すると(S28)、駆動モータ32が停止されてそれに伴いビットホルダ18の回転駆動も停止される(S30)。これにより、ネジはその頭が被締結部材から所定量だけ浮いている仮締め状態となる。このようにして、一旦ネジを締付けてから所定量(第2回転量)だけ戻すようにしているため、ネジの長さのばらつきや、ネジの初期配置状態(ネジの先端を雌ネジに係合させてネジ締めが行われる前の状態)のばらつきに影響を受けることなく、複数のネジの頭をほぼ均等な量だけ浮かせた状態とすることができる。正常にネジの仮締めが完了すると、カウンタ部36が仮締めしたネジの本数を更新する(S32)。この実施例では、逆転開始からの所定時間の経過をもって第2回転量だけ逆転がされたものとしているが、第2回転量としての所定回転数をあらかじめ設定しておき、この所定回転数をカウントして第2回転量だけ逆転したものとすることもできる。
仮締めモードにおける時間制御モードにおいては、図4に示すように、トリガレバー20がONにされると(S50)、制御部30によって駆動モータ32の正転方向での駆動が開始されてビットホルダ18が正転を始める(S52)。トリガレバー20がONにされてから所定の正転駆動時間(第1時間)が経過する前にトリガレバー20がOFFにされると(S56)、駆動モータ32は徐々に停止される(S58)。また、雌ネジの形成が完全になされていないなどして正転駆動中にビットホルダ18に所定値以上の負荷トルクがかかりクラッチ機構が解除されてクラッチセンサ34によりこれが検知されると(S60)、エラー信号が発せられ、駆動モータ32は停止される(S62)。所定の正転駆動時間が経過すると(S54)、駆動モータ32が一旦停止されて、0.5秒間待機する(S64)。待機が終わると、制御部によって駆動モータ32の逆転方向での駆動が開始されてビットホルダ18が自動的に逆転を始める(S66)。逆転駆動中にビットホルダ18に所定値以上の負荷トルクがかかりクラッチ機構が解除されてクラッチセンサ34によりこれが検知されると(S68)、エラー信号が発せられ、駆動モータ32は停止される(S70)。逆転を開始してから正転駆動時間よりも短い所定の逆転駆動時間(第2時間)が経過すると(S72)、駆動モータ32が停止される(S74)。これにより、ビットホルダ18は所定の第1回転量だけ正転した後に第1回転量よりも小さい第2回転量だけ逆転することになるため、ネジはその頭が被締結部材から所定量だけ浮いている仮締め状態となる。この時間制御モードを選択する場合には、第1回転量はネジが被締結部材に着座しない量となるように正転駆動時間(第1時間)を設定する。こうすることで、ネジを被締結部材に着座させることなく仮締め状態にできるので、例えば一旦ネジを締付けると容易には緩めることができなくなる菊座のような部材を使用している場合においてもネジを仮締め状態とすることが可能となる。また、第1回転量をネジが着座する直ぐ手前となる量に設定することで、ネジが螺合される雌ねじ部のより深い位置までのネジ形成の確認を行うこともできる。正常にネジの仮締めが完了すると、カウンタ部36が仮締めしたネジの数を更新する(S76)。
電動ドライバ本体10を赤外線受信モードに切り替えると、遠隔設定器12との赤外線通信が可能となり、該遠隔設定器12によって、駆動モータ32の駆動速度や正転駆動時間(第1時間)及び逆転駆動時間(第2時間)の設定変更を行うことが可能となる。また、電動ドライバ本体10を本体設定モードに切り替えると、電動ドライバ本体10の操作表示部24によって、上述の各種設定変更を行うことが可能となる。
ネジ締め時間計測モードにおいては、製造ラインで実際に使用されるネジを締付けるのに要する時間を計測することにより、上述の最大駆動時間と最小駆動時間の設定を行うことができる。具体的には、トリガレバー20をONにしてからネジを実際に締付けるのに要する時間を自動で計測し、その計測した時間が既に設定されている最大駆動時間よりも大きければ最大駆動時間をその計測した時間に更新し、最小駆動時間よりも小さければ最小駆動時間をその計測した時間に更新するようにする。このような作業を複数のネジに対して行うことにより、通常駆動モードにおいて正常に本締めが完了したと判断される駆動時間の範囲を適切に設定することができる。
上記実施形態においては、ビットホルダ18にかかるトルクを検知するためのトルク検知手段としてクラッチ機構とクラッチセンサ34を用いているが、トルクセンサによってトルクを測定したり、駆動モータ32に流れる電流を測定することでトルクを求めるようにしたりしてもよい。また、制御部30及びカウンタ部36は、電動ドライバ本体10の外部に配置して、電動ドライバ本体10と配線接続するようにしてもよい。また、遠隔設定器12は赤外線よる光無線通信によって電動ドライバ本体10の制御部30と通信するようにしているが、他の周波数帯の電磁波を使用して無線通信をするようにしてもよい。
上記実施形態では、ビットホルダ18を回転駆動する駆動部として電動の駆動モータ32を用いた電動ドライバを示しているが、圧縮空気を駆動源とするエアモータを用いた空気式のドライバとし、エアモータに供給する圧縮空気の制御をする電磁弁を設けて、制御部でこの電磁弁を制御するようにすることもできる。また、仮締めや本締めをする対象は十字穴を有するネジに限られず、六角ボルトやナットなどの他の螺合部材を対象とすることもできる。このときには、対象となる螺合部材に合わせて、螺合部材係合部としてのドライバビット16をソケットなどの他のものに交換する。または螺合部材係合部を工具本体に固定保持されて取り外せないようにしてもよい。
電動ドライバ1;電動ドライバ本体10;遠隔設定器12;ハウジング14;ドライバビット16;ビットホルダ18;トリガレバー20;正転逆転スイッチ22;操作表示部24;メイン制御部26;モータ制御部28;制御部30;駆動モータ32;クラッチセンサ34;カウンタ部36;赤外線受信部38;LED表示部40;7セグメント表示部42;操作ボタン44;赤外線送信部46;ボタン操作部48;液晶表示部50;制御部52;

Claims (7)

  1. 螺合部材を仮締めする機能を有する螺合部材締付け工具であって、
    該螺合部材と係合する螺合部材係合部を回転駆動する駆動部と、
    該駆動部の駆動を制御する制御部と、を備え、
    該制御部が、該駆動部を制御して、該螺合部材係合部を第1回転量だけ正転させた後に該第1回転量よりも小さい第2回転量だけ自動的に逆転させるようにされ
    該制御部が、該駆動部の駆動時間を制御することによって該螺合部材係合部の回転量を制御するようにされ、該駆動部を第1時間だけ正転駆動させることにより該螺合部材係合部を該第1回転量だけ正転させ、該駆動部を第2時間だけ逆転駆動させることにより該螺合部材係合部を該第2回転量だけ逆転させるようにされており、該第1回転量が、該螺合部材が被締結部材に着座しない量となるように該第1時間が設定されている、螺合部材締付け工具。
  2. 該螺合部材係合部に所定値以上の負荷トルクがかかったことを検知するトルク検知手段をさらに備え、
    該螺合部材係合部を該第1回転量だけ正転させるように該駆動部が制御されている最中に該トルク検知手段によって該所定値以上の負荷トルクが検知されたときに、該制御部が該駆動部を停止させるようにされた、請求項に記載の螺合部材締付け工具。
  3. 螺合部材を仮締めする機能を有する螺合部材締付け工具であって、
    該螺合部材と係合する螺合部材係合部を回転駆動する駆動部と、
    該駆動部の駆動を制御する制御部と、を備え、
    該制御部が、該駆動部を制御して、該螺合部材係合部を第1回転量だけ正転させた後に該第1回転量よりも小さい第2回転量だけ自動的に逆転させるようにされ、
    該制御部が、
    該駆動部の駆動時間を制御することによって該螺合部材係合部の回転量を制御するようにされ、該駆動部を第1時間だけ正転駆動させることにより該螺合部材係合部を該第1回転量だけ正転させ、該駆動部を第2時間だけ逆転駆動させることにより該螺合部材係合部を該第2回転量だけ逆転させる時間制御モードであって、該第1回転量が、該螺合部材が被締結部材に着座しない量となるように該第1時間が設定されている時間制御モードと、
    該第1回転量を、該螺合部材が被締結部材に着座してからさらに所定の締め付けトルクによって締付けられるまでに回転する量とし、該螺合部材係合部を該第1回転量だけ回転させることで該螺合部材を該被締結部材に着座させて該着座した螺合部材に対して所定の締付トルクをかけてから、該螺合部材係合部を該第2回転量だけ自動的に逆転させるトルク制御モードと、
    を選択可能とされている、螺合部材締付け工具。
  4. 該駆動部と該螺合部材係合部とを駆動連結するクラッチ機構であって、該螺合部材係合部に該所定の締付トルク以上のトルクがかかったときに該駆動部と該螺合部材係合部との間の駆動連結が解除されるようにされたクラッチ機構と、
    該クラッチ機構による該駆動連結が解除されたことを検知するクラッチセンサと、
    をさらに備え、
    該制御部が、該トルク制御モードにおいて、該クラッチセンサが該駆動連結の解除を検知したときに該螺合部材係合部が該第1回転量だけ正転したと判断するようにされた、請求項に記載の螺合部材締付け工具。
  5. 該制御部が、該トルク制御モードにおいて、該逆転を開始してからの一定時間の経過をもって該螺合部材係合部が該第2回転量だけ回転されたものと判断するようにされた、請求項3又は4に記載の螺合部材締付け工具。
  6. 該螺合部材係合部が該第1回転量だけ正転されて更に該第2回転量だけ自動的に逆転されたときに、正常な仮締めが一回なされたものとして計数するカウンタ部をさらに備える、請求項1乃至の何れか一項に記載の螺合部材締付け工具。
  7. 該制御部と無線通信をして該第1及び第2回転量の設定値を変更する遠隔設定器をさらに備える、請求項1乃至の何れか一項に記載の螺合部材締付け工具。
JP2015066621A 2015-03-27 2015-03-27 螺合部材締付け工具 Active JP6482351B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066621A JP6482351B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 螺合部材締付け工具
TW105109244A TWI597134B (zh) 2015-03-27 2016-03-24 Screwing components locking tools
PCT/JP2016/059537 WO2016158712A1 (ja) 2015-03-27 2016-03-25 螺合部材締付け工具
EP16772593.6A EP3275596B1 (en) 2015-03-27 2016-03-25 Threaded member tightening tool
KR1020177029228A KR102006094B1 (ko) 2015-03-27 2016-03-25 나사 결합 부재 체결 공구
CN201680018648.9A CN107405760B (zh) 2015-03-27 2016-03-25 螺合构件紧固工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015066621A JP6482351B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 螺合部材締付け工具

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016185581A JP2016185581A (ja) 2016-10-27
JP2016185581A5 JP2016185581A5 (ja) 2017-11-02
JP6482351B2 true JP6482351B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=57004311

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015066621A Active JP6482351B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 螺合部材締付け工具

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP3275596B1 (ja)
JP (1) JP6482351B2 (ja)
KR (1) KR102006094B1 (ja)
CN (1) CN107405760B (ja)
TW (1) TWI597134B (ja)
WO (1) WO2016158712A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019066230A1 (ko) 2017-09-30 2019-04-04 주식회사 부강테크 단축질소제거 및 아질산 산화 미생물 활성 저해를 위한 장치 및 방법
CN108107933B (zh) * 2017-12-13 2020-06-19 北京小米移动软件有限公司 螺丝刀控制方法及装置
US11326706B2 (en) 2020-02-14 2022-05-10 Illinois Tool Works Inc. Portable valve operating machine for use in exercising valves
US11920695B2 (en) 2020-02-14 2024-03-05 Illinois Tool Works, Inc. Portable valve operating machine for use in exercising valves having a torque management system
US20210254746A1 (en) * 2020-02-14 2021-08-19 Illinois Tool Works Inc. Portable valve operating device for use in exercising valves

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810194B2 (ja) * 1975-10-13 1983-02-24 サンヨウキコウ カブシキガイシヤ ボルトシメツケホウホウ
JPH06285B2 (ja) * 1988-12-28 1994-01-05 日東精工株式会社 自動部品締結機
JPH02269579A (ja) * 1989-04-11 1990-11-02 Daihatsu Motor Co Ltd ボルト締付方法
JP2697240B2 (ja) * 1990-04-10 1998-01-14 トヨタ自動車株式会社 ねじ締付方法
JP2658487B2 (ja) * 1990-04-10 1997-09-30 トヨタ自動車株式会社 ねじ締付方法
JPH0475879A (ja) * 1990-07-12 1992-03-10 Hayashi Tokei Kogyo Kk 電動ドライバ
JPH07308865A (ja) * 1994-05-13 1995-11-28 Nissan Motor Co Ltd インパクト式ねじ締め装置
JP2003191174A (ja) * 2001-12-26 2003-07-08 Fujitsu Ten Ltd ネジ締め装置
JP3992676B2 (ja) 2003-11-20 2007-10-17 日東工器株式会社 電動ドライバ
WO2008093418A1 (ja) * 2007-01-31 2008-08-07 Fujitsu Limited ネジ締め装置
WO2008105057A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Fujitsu Limited ネジ締め装置
JP2010125565A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nitto Seiko Co Ltd ねじ部品仮締め機およびねじ部品仮締め方法
JP2014018868A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3275596A1 (en) 2018-01-31
CN107405760A (zh) 2017-11-28
TW201703939A (zh) 2017-02-01
CN107405760B (zh) 2019-07-05
KR102006094B1 (ko) 2019-07-31
EP3275596A4 (en) 2018-12-05
JP2016185581A (ja) 2016-10-27
EP3275596B1 (en) 2021-07-14
KR20170128467A (ko) 2017-11-22
WO2016158712A1 (ja) 2016-10-06
TWI597134B (zh) 2017-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6482351B2 (ja) 螺合部材締付け工具
EP3332914B1 (en) Threaded member tightening tool, and counting device
US10322498B2 (en) Electric power tool
JP6245943B2 (ja) 締付装置
US11130218B2 (en) Electric quick action wrench with settable torque
US20030173096A1 (en) Rotary motor driven tool
US11077539B2 (en) Electric motor-driven tool, and control device and control circuit therefor
US20170348835A1 (en) Electric torque tool with ramping effect
JP2016185581A5 (ja)
US10661418B2 (en) Threaded member tightening tool and drive time setting method for threaded member tightening tool
JP2011206872A (ja) 半自動式のトルクレンチ
JP5415689B2 (ja) トルクレンチ
JP4295063B2 (ja) 電動ドライバーのネジ締め付け忘れ防止装置
JP3945129B2 (ja) 動力駆動回転工具
KR20180000686U (ko) 전동 스크류드라이버를 위한 작동 검출 장치
JP3110344U (ja) 電動スパナ
JP7325001B2 (ja) インパクト回転工具
JP2020082241A (ja) 電動工具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170922

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6482351

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150