JP6482225B2 - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents
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特許文献1(特開平9−227331号公報)には、紫外線防御効果およびその持続効果が高いとともに、撥水・撥油性に優れ、使用感も良好で、しかも安全性及び安定性に優れた紫外線防御化粧料に関する技術として、紫外線防御剤およびポリ(N−アシルアルキレンイミン)変性シリコーンを含む紫外線防御化粧料が記載されている。
そこで、本発明は、紫外線防御効果に優れているとともに、べたつきのなさ、さらさら感、化粧のりの良さ、油っぽさのなさ、粉っぽさのなさおよび化粧持続性の効果のバランスに優れた化粧料を提供するものである。
次の成分(A)〜(G):
(A)有機紫外線防御剤 9〜20質量%、
(B)酸化亜鉛 9.5〜20質量%、
(C)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、オルガノポリシロキサンセグメントとを構成単位とするポリマー 0.1〜1.5質量%、
(D)下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である球状の架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体 3〜25質量%、
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT-M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
(E)シリコーン樹脂粒子 0.1〜2質量%、
(F)シリコーン油 10〜50質量%、および
(G)水
を含む、油中水型乳化化粧料が提供される。
(A)有機紫外線防御剤 9〜20質量%、
(B)酸化亜鉛 9.5〜20質量%、
(C)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、オルガノポリシロキサンセグメントとを構成単位とするポリマー 0.1〜1.5質量%、
(D)下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である球状の架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体 3〜25質量%、
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT-M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
(E)シリコーン樹脂粒子 0.1〜2質量%、
(F)シリコーン油 10〜50質量%、および
(G)水。
また、本実施形態において、使用感とは、化粧料を使用した場合に、べたつきがなく、さらさら感、化粧のりの良さ、油っぽさのなさ、粉っぽさのなさおよび化粧持続性を感じることを意味する。
成分(A)は、有機紫外線吸収剤である。
成分(A)としては、油溶性のものが好ましく、安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤等が挙げられる。
安息香酸系紫外線吸収剤として、パラアミノ安息香酸(para-aminobenzoic acid:PABA)、グリセリルPABA、エチルジヒドロキシプロピルPABA、N−エトキシレートPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAエチルエステル、N−ジメチルPABAブチルエステル、N−ジメチルPABAアミルエステル、オクチルジメチルPABA、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル等が挙げられる。紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、パラアミノ安息香酸、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸へキシルが好ましく、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸へキシルがより好ましい。
アントラニル酸系紫外線吸収剤として、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等が挙げられる。
サリチル酸系紫外線吸収剤として、アミルサリチレート、メンチルサリチレート、ホモメンチルサリチレート、オクチルサリチレート、フェニルサリチレート、ベンジルサリチレート、p−イソプロパノールフェニルサリチレート等が挙げられる。
桂皮酸系紫外線吸収剤として、オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイルジパラメトキシシンナメート等が挙げられる。これらの中で、紫外線吸収効果を高めつつ、べたつきを抑制する観点から、オクチルシンナメート、2−エチルへキシル−p−メトキシシンナメートが好ましく、2−エチルへキシル−p−メトキシシンナメートがより好ましい。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤として、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒドロキシ−4,4'−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4'−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4'−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等が挙げられる。
トリアジン系紫外線吸収剤としては、2,4,6−トリス[4−(2−エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス−[{4−(2−エチルへキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
その他のものとして、3−(4'−メチルベンジリデン)−dl−カンファー、3−ベンジリデン−dl−カンファー、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、2,2'−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール、2−(2'−ヒドロキシ−5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−ジメチル−2−ノルボニリデン)−3−ペンタン−2−オン、特開平2−212579号公報記載のベンゼン・ビス−1,3−ジケトン誘導体、特開平3−220153号公報記載のベンゾイルピナコロン誘導体等が挙げられる。
油中水型乳化化粧料の紫外線防御効果をより発現させる観点から、成分(A)の含有量は、油中水型乳化化粧料の全体に対して9質量%以上であり、好ましくは9.5質量%以上であり、より好ましくは9.8質量%以上とする。また、油中水型乳化化粧料の使用感をさらに向上させる観点からは、すなわち、べたつきの抑制およびさらさら感を付与する観点から、成分(A)の配合量は、油中水型乳化化粧料の全体に対して20質量%以下であり、好ましくは18質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下である。
成分(B)は、酸化亜鉛である。成分(B)の酸化亜鉛は、化粧料に通常用いられている酸化亜鉛であってよい。好ましくはより分散性に優れたもの、たとえば必要に応じて公知の方法で表面を疎水化処理したものを用いることができる。
成分(C)は、N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、オルガノポリシロキサンセグメントとを構成単位とするポリマーである。
なお、本明細書において、上記質量比は、本実施形態のオルガノポリシロキサンを重クロロホルム中に5質量%溶解させ、核磁気共鳴(1H−NMR)分析により、オルガノポリシロキサンセグメント中のアルキル基またはフェニル基と、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメント中のメチレン基の積分比より求めた値をいう。
なお、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンは、原料化合物である変性オルガノポリシロキサンと共通の骨格を有するため、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンの重量平均分子量は変性オルガノポリシロキサンの平均分子量と略同一である。
ここで、変性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量は、ゲルパーミエションクロマトグラフィ(GPC)により下記条件で測定されたポリスチレン換算の重量平均分子量である。
カラム:Super HZ4000 + Super HZ2000(東ソー社製)
溶離液:1mMトリエチルアミン/THF
流量:0.35mL/min
カラム温度:40℃
検出器:UV検出器
サンプル:50μL
なお、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量は、N−アシルアルキレンイミン単位の分子量と重合度とから算出する方法または上記GPC測定法により測定することが可能であるが、本実施形態においてはGPC測定法により測定される数平均分子量をいう。
重合開始剤としては、ジエチル硫酸、ジメチル硫酸、塩酸、ヨウ化水素、硫酸、p−トルエンスルホン酸、過塩素酸等が用いられ、これらの残基が重合後のN−末端に結合する。
成分(D)は、圧縮強度について特定の条件を満たす球状の架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体である。
さらに具体的には、成分(D)は、下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である。
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT-M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
樹脂粒子の圧縮強度は、樹脂粒子を構成する単量体と架橋剤の種類と配合量を制御する
ことにより、適宜調節することができる。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及びメタクリルの両方を含む概念である。
また、さらさら感およびその持続性を向上させる観点から、油中水型乳化化粧料中の成分(D)の含有量は、油中水型乳化化粧料の全体に対し、25質量%以下であり、好ましくは22質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下である。
成分(E)は、シリコーン樹脂粒子である。
成分(E)の具体例として、メチルシロキサン網状重合体、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重体またはポリオルガノシルセスキオサン(ポリメチルシルセスキオサン)硬化物等のシリコーン樹脂粒子を用いることができる。
成分(E)の数平均粒子径は、化粧料を塗布した際にさらさらした感触に優れる点で、すなわち、さらさら感を向上させる観点、および、べたつきおよび油っぽさを抑制する観点から、1μm以上であり、好ましくは3μm以上、さらに好ましくは4μm以上である。また、上記観点から、数平均粒子径は、10μm以下であり、好ましくは8μm以下、さらに好ましくは6μm以下である。
ここで、成分(E)の平均粒子径とは光散乱法により測定される数平均粒子径である。なお、数平均粒子径とは、各粒子の粒径を算術平均した値を意味する。
メチルシロキサン網状重合体として、トスパール120A(2μm)、トスパール145A(4.5μm)(以上、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製);
トレフィルE506S(4μm)、トレフィルE508(4μm)、BY29−129(4μm)(以上、東レ・ダウコーニング社製)
等の市販品を用いることができる。
中でも、X−52−1621(5μm)(信越化学工業社製)や、トスパール145A(4.5μm)(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)が、塗布時にさらさらとした感触が得られる、すなわち、より優れたさらさら感を得ることができる点、および、白浮きしない仕上がりになる点で好ましい。
また、使用感を向上させる観点、および、化粧のりを良くする観点から、油中水型乳化化粧料中の成分(E)の含有量は、油中水型乳化化粧料の全体に対し、2質量%以下であり、好ましくは1.8質量%以下、さらに好ましくは1.5質量%以下である。
成分(F)は、シリコーン油である。
成分(F)としては、直鎖状ポリオルガノシロキサン、環状ポリシロキサン等が挙げられる。
このうち、直鎖状ポリオルガノシロキサンとしては、炭素数が1〜5のアルキル基を有する直鎖状アルキルポリシロキサン、炭素数が1〜5のアルキル基及び炭素数が6〜10のアリール基を有する直鎖状アルキルアリールポリシロキサン等が挙げられ、具体的には、直鎖状ジメチルポリシロキサン、直鎖状メチルフェニルポリシロキサン等が挙げられる。これら直鎖状オルガノポリシロキサンのうち、20℃における粘度が1〜1000mPa・s、さらに5〜10mPa・sのものが好ましい。
環状ポリシロキサンとしては、炭素数が1〜5のアルキル基を置換基として有する4〜6員環の環状シロキサンが挙げられ、具体的には、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。
成分(G)は、水である。
水の含有量は、たとえば油中水型乳化化粧料中の水以外の成分を除いた残部とすることができる。
(H)酸化チタン
成分(H)の酸化チタンは、化粧料に通常用いられている酸化チタンであってよい。また、成分(H)として、適宜アルミナ、シリカ、亜鉛華処理されたものやシリーン等で疎水処理したものが用いられる。
また、本実施形態により得られる油中水型乳化化粧料としては、化粧下地、乳化ファンデーション、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料;サンスクリーンクリーム等の日焼け止め化粧料等が含まれる。また、剤型としては、たとえば乳液類、クリーム類等とすることができる。
このため、本実施形態により、たとえばPA++++化のように高PA化された場合であっても、べたつきを抑制し、好ましい使用感を与えることも可能となる。
また、本実施形態の油中水型乳化化粧料は、紫外線防御化粧料、日焼け止め化粧料等として好適に用いることができる。たとえば、本実施形態により、SPF値が50以上であり、PA値が++++以上である日やけ止め化粧料を得ることも可能となる。
製造例1(N−プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体の製造
1)
硫酸ジエチル0.8g(0.005モル)と2−エチル−2−オキサゾリン12.8g(0.14モル)、脱水した酢酸エチル29gから、数平均分子量2700のポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)を得た。更に、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量100000、アミン当量20000)100gを用いて、N−プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状固体(111g、収率98%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は88質量%(a/b=88/12)であり、オルガノポリシロキサン(Mwt)の重量平均分子量は114000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、アミノ基は残存していないことがわかった。
2)
製造例1に準じた方法により、硫酸ジエチル3.2g(0.021モル)と2−エチル−2−オキサゾリン92.8g(0.98モル)、脱水した酢酸エチル205gから、数平均分子量5200のポリ(N−プロピオニルエチレンイミン)を得た。更に、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量50000、アミン当量3800)100gを用いて、N−プロピオニルエチレンイミン−ジメチルシロキサン共重合体を、淡黄色ゴム状固体(188g、収率96%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は51質量%(a/b=51/49)であり、オルガノポリシロキサン(Mwt)の重量平均分子量は98000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果、約24質量%のアミノ基が残存していることがわかった。
表1および表2に示す組成の油中水型乳化化粧料を製造し、後述する方法で、べたつきのなさ、さらさら感、化粧のりの良さ、油っぽさのなさ、粉っぽさのなさ、化粧持続性(5時間後のてかりのなさ)、SPF値およびUVA値(PA値)を評価した。結果を表1および表2に併せて示す。
(紫外線防御能)
SFP値については、ISO24444のSF測定方法に準じて測定した。
また、PA値については、ISO24442のUVA防止効果の測定方法に準じて測定した。
10名の専門パネラーにより、各化粧料を皮膚に適用したときのべたつきのなさ、さらさら感、化粧のりの良さ、油っぽさのなさ、粉っぽさのなさ、および、化粧持続性(5時間後のてかりのなさ)を官能評価した。評価基準を以下に示す。
専門パネラー3名が各エアゾール製品を腕に1秒間噴射したとき、べたつきのなさを以下の基準で評価し、平均値を求めた。
A:10名が、べたつきがない、さらさら感がある、化粧のりが良い、油っぽさがない、粉っぽさがない、または、5時間後も「てかり」がない、と評価した。
B:7−9名が、べたつきがない、さらさら感がある、化粧のりが良い、油っぽさがない、粉っぽさがない、または、5時間後も「てかり」がない、と評価した。
C:4−6名が、べたつきがない、さらさら感がある、化粧のりが良い、油っぽさがない、粉っぽさがない、または、5時間後も「てかり」がない、と評価した。
D:1−3名が、べたつきがない、さらさら感がある、化粧のりが良い、油っぽさがない、粉っぽさがない、または、5時間後も「てかり」がない、と評価した。
E:べたつきがない、さらさら感がある、化粧のりが良い、油っぽさがない、粉っぽさがない、または、5時間後も「てかり」がない、と評価したものがいなかった。
表3に示す処方の油中水型乳化化粧料を調製した。得られた化粧料について、いずれも、紫外線防御能およびべたつきのなさ、さらさら感、化粧のりの良さ、油っぽさのなさ、粉っぽさのなさ、化粧持続性の効果のバランスについて、前述した各実施例のものと同程度の良好な評価結果が得られた。
Claims (5)
- 次の成分(A)〜(G):
(A)有機紫外線防御剤 9〜20質量%、
(B)酸化亜鉛 9.5〜20質量%、
(C)N−アシルアルキレンイミンを繰り返し単位とする親水性セグメントと、オルガノポリシロキサンセグメントとを構成単位とするポリマー 0.1〜1.5質量%、
(D)下記試験方法および式から求められる圧縮強度が0.7〜10kgf/mm2である球状の架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体 3〜25質量%、
圧縮強度(kgf/mm2)=2.8×荷重(kgf)/{π×粒子径(mm)×粒子径(mm)}
(上記式中、圧縮強度は、前記樹脂粉体の粒子について島津製作所社製微小圧縮試験機MCT-M200を用いて25℃にて圧縮試験を行った場合に、粒子径の10%変形時の荷重と粒子径とから上記式によって算出される値である。)
(E)シリコーン樹脂粒子 0.1〜2質量%、
(F)シリコーン油 10〜50質量%、および
(G)水
を含む、油中水型乳化化粧料。 - 当該油中水型乳化化粧料中の前記成分(D)と前記成分(E)との質量比が、(成分(D)/成分(E))=25/1〜2/1である、請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
- 次の成分(H):
(H) 酸化チタン
をさらに含む、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。 - 前記成分(B)が、数平均粒子径5〜500nmの粒子状である、請求項1乃至3いずれか一項に記載の油中水型乳化化粧料。
- 当該油中水型乳化化粧料中の前記成分(A)と前記成分(C)との質量比が、(成分(A)/成分(C))=60/1〜5/1である、請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
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