JP6481545B2 - モータ - Google Patents
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Description
この構成によれば、ステータの同相の巻線(同一励磁タイミングの巻線)と対向するロータの第1及び第2磁極部が周方向等間隔に交互に設けられるため、ロータを磁気的に、また機械的にバランスの優れた構成とすることができる。
この構成によれば、上記のように巻線に生じる誘起電圧が小さく抑えられることによって、巻線に供給する弱め界磁電流を小さく抑えることが可能となる。そして、弱め界磁電流を小さくできることで、弱め界磁制御時に永久磁石が減磁しづらくなり、また、巻線の銅損を抑えることができる。また、換言すると、同等の弱め界磁電流量で低減できる鎖交磁束量が増加するため、弱め界磁制御による高回転化をより効果的に得ることができる。
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ブラシレスモータとして構成され、円環状のステータ11の内側にロータ21が配置されて構成されている。
ステータ11は、ステータコア12と、該ステータコア12に巻装された巻線13とを備えている。ステータコア12は、磁性金属にて略円環状に形成され、その周方向の等角度間隔においてそれぞれ径方向内側に延びる12個のティース12aを有している。
図1に示すように、ステータ11(ティース12a)の径方向内側の空間に収容されるロータ21は、ロータコア22と、ロータコア22の外周面に固着された8個の永久磁石23とを備えている。なお、永久磁石23は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばネオジム磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、SmFeN系磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石等で構成される。
図示しない駆動回路からそれぞれ120°の位相差を持つ3相の駆動電流(交流)がU相巻線U1〜U4、V相巻線V1〜V4及びW相巻線W1〜W4にそれぞれ供給されると、各巻線U1〜W4が相毎に同一タイミングで励磁されてステータ11に回転磁界が発生し、その回転磁界に基づいてロータ21が回転する。このとき、3相の駆動電流の供給によってステータ11側に形成される磁極は、各相の巻線U1〜W4毎で同極となる。
(1)ステータ11の巻線13は、供給される3相の駆動電流に応じた、それぞれ4つのU相巻線U1〜U4、V相巻線V1〜V4及びW相巻線W1〜W4からなり、各相の4つの巻線はそれぞれ直列接続されている。つまり、ステータ11の巻線13は、各相において、直列接続された少なくとも2つの巻線(第1の巻線及び第2の巻線)を備える。
・上記実施形態では特に言及していないが、ロータ21の高回転時において弱め界磁制御を行ってもよい。上記実施形態では、ロータ21に第2N極部25b(第2S極部26b)が設けられることによって、巻線13に供給する弱め界磁電流を小さく抑えることが可能となる。そして、弱め界磁電流を小さくできることで、弱め界磁制御時に永久磁石N1,N2,S1,S2が減磁しづらくなり、また、巻線13の銅損を抑えることができる。また、換言すると、同等の弱め界磁電流量で低減できる鎖交磁束量が増加するため、弱め界磁制御による高回転化をより効果的に得ることができる。
・上記実施形態では、ロータ21を8極とし、ステータ11の巻線13の個数を12個とした(つまり、8極12スロットのモータ構成とした)が、ロータ21の極数と巻線13の個数は構成に応じて適宜変更可能である。例えば、ロータ21の極数と巻線13の個数との関係が2n:3n(ただし、nは2以上の整数)となるように、ロータ21の極数と巻線13の個数を適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ロータ21をステータ11の内周側に配置したインナロータ型のモータ10に具体化したが、これに特に限定されるものではなく、ロータをステータの外周側に配置したアウタロータ型のモータに具体化してもよい。
Claims (8)
- ステータの巻線に駆動電流が供給されることで生じる回転磁界を受けてロータが回転するモータであって、
前記巻線は、前記駆動電流によって互いに同一のタイミングで励磁され、かつ、直列接続された第1の巻線と第2の巻線とを備え、
前記ロータは、
永久磁石を有する第1磁極部と、
前記第1磁極部が前記第1の巻線と対向するロータの回転位置で前記第2の巻線と対向し、前記ステータ側に与える磁力が前記第1磁極部よりも弱い第2磁極部と
を備えていることを特徴とするモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記巻線は、供給される3相の駆動電流に応じた、それぞれ2n(nは2以上の整数)個のU相巻線、V相巻線及びW相巻線からなり、
前記第1及び第2磁極部のそれぞれの個数がn個で構成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項2に記載のモータにおいて、
前記第1磁極部及び前記第2磁極部は、周方向等間隔に交互に設けられていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2磁極部は、永久磁石をそれぞれ有して構成され、
前記第2磁極部の外周面が前記第1磁極部の外周面よりも径方向内側に位置するように構成されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2磁極部は、永久磁石をそれぞれ有して構成され、
前記第2磁極部の永久磁石のロータ軸線を中心とする開角度が、前記第1磁極部の永久磁石のロータ軸線を中心とする開角度よりも狭く設定されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2磁極部は、永久磁石をそれぞれ有して構成され、
前記第2磁極部の永久磁石の径方向厚さが前記第1磁極部の永久磁石の径方向厚さよりも薄く設定されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
前記第1及び第2磁極部は、永久磁石をそれぞれ有して構成され、
前記第2磁極部の永久磁石の残留磁束密度が前記第1磁極部の永久磁石の残留磁束密度よりも小さく設定されていることを特徴とするモータ。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のモータにおいて、
弱め界磁制御を実行可能に構成されたことを特徴とするモータ。
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