JP6480819B2 - 新設建物の基礎構造の構築方法及び新設建物の基礎構造の性能試験方法 - Google Patents
新設建物の基礎構造の構築方法及び新設建物の基礎構造の性能試験方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6480819B2 JP6480819B2 JP2015126475A JP2015126475A JP6480819B2 JP 6480819 B2 JP6480819 B2 JP 6480819B2 JP 2015126475 A JP2015126475 A JP 2015126475A JP 2015126475 A JP2015126475 A JP 2015126475A JP 6480819 B2 JP6480819 B2 JP 6480819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- stirring
- improved body
- underground
- new building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
一方、基礎構造の支持性能を平板載荷試験で確認する場合、基礎構造が強度発現した後に実施する必要があり、平板載荷試験を行うまでに時間がかかるという問題がある。また、平板載荷試験の費用が高いという問題がある。
他方、基礎構造が完成した後に、コアボーリングにより供試体を採取して、基礎構造の性能試験を行う場合がある。しかし、コンクリートがらの粒径が大きいと、コアカッターがコンクリートがらに接触したときの振動により乱され、供試体(固化体)の一部が崩れてしまうため、供試体の採取が困難になるという問題がある。
このような観点から、本発明は、鉛直支持力を高めることができるとともに、鉛直支持力のバラツキを小さくすることができ、さらには経済性に優れた新設建物の基礎構造の構築方法を提供することを課題とする。また、本発明は、供試体を容易に採取することができるとともに品質を容易に確認することができる新設建物の基礎構造の性能試験方法を提供することを課題とする。
かかる方法によれば、コンクリートがらとセメント固化材とを攪拌した後に、所定の位置に敷き均し、転圧して改良体を構築するため鉛直支持力を高めることができるとともに、鉛直支持力のバラツキを小さくすることができる。また、既設建物の解体時に発生したコンクリートがらを用いて改良体を構築するため、材料コスト及び廃棄コストを低減することができる。また、コンクリートがらの未水和成分の硬化作用によって、少ないセメント固化材で所定の鉛直支持力を発現することができるため、より材料コストを低減することができる。また、コンクリートがらを場外に搬出せずに現場で粒度調整工程、含水率調整工程及び攪拌工程を行うので工期を短縮することができるとともに施工コストを低減することができる。
かかる方法によれば、試験用型枠を予め配置した後に敷均し工程を行うため、供試体を容易に採取することができ、品質を容易に確認することができる。また、試験用型枠を用いれば、コンクリートがらの粒径が大きい場合でも、供試体(固化体)が破壊されるのを防ぐことができる。
具体的には、新設建物の基礎構造として、新設建物の基礎部の下方に、一様に改良体を設けた場合(第1実施形態)と、部分的に異なる鉛直支持力を備えた改良体を設けた場合(第2実施形態)である。また、第3実施形態は、本発明の新設建物の基礎構造を実現するための改良体の構築方法と性能確認方法である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る新設建物の基礎構造について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る新設建物の基礎構造1は、既設建物の地下躯体2と、改良体3と、新設建物の基礎部4とで主に構成されている。
地下躯体2は、既設建物の地下部の構造躯体である。地下躯体2は、地下底板11と、複数の基礎梁12と、地下山留壁13とで主に構成されている。地下躯体2は、例えば、RC造又はSRC造である。基礎梁12は、地下底板11から所定の間隔をあけて複数本立ち上がっている。地下山留壁13は、地下底板11の周縁から立ち上る壁である。
改良体3は、基礎部4を支持する部位であり、後記するコンクリートがらFとセメント固化材Jとで主に構成されている。
基礎部4は、新設建物Mの基礎に相当する部位である。基礎部4は、地面Gよりも上側に構築されていてもよいが、本実施形態ではその全体が地面Gよりも下側に構築されている。基礎部4は、底板31と、底板31から間隔をあけて複数本立ち上る基礎梁32とで主に構成されている。基礎部4の上側には地上部33が構築されている。本実施形態では、地上部33の荷重が基礎部4に略均等に作用する。
破砕工程は、既設建物Nを解体することによって発生したコンクリート体(図示省略)を破砕する工程である。また、破砕工程では、既設建物Nを解体することによって発生するコンクリート体以外のもの(鉄骨、鉄筋及び設備部材等)を除去する。
コンクリートがらFの粒度調整は、例えば、図2の(b)に示すように、掘削機Kのアームの先端に設けられた粒度調整部K1で篩分けして行われる。粒度調整部K1は、掘削機Kのバケットに換えて取り付けられるアタッチメント部材である。粒度調整部K1には、所定の間隔で形成された網状の篩部K2が形成されている。篩部K2を通過したコンクリート片はコンクリートがらFとなる。篩部K2を通過しなかったコンクリート片については再度破砕して粒度調整を行う。
なお、粒度調整工程は、例えば、破砕部と篩部とを両方備えたアタッチメント部材を掘削機Kのアームの先端に取り付けて粒度調整を行ってもよい。また、人力で篩分けをして粒度調整を行ってもよい。
また、掘削工程では、図4の(b)に示すように、地下躯体2の底部に雨水又は地下水等(以下滞留水と称する)が溜まった場合は、ポンプ等を用いて当該滞留水Wを排出する。このとき基礎梁12を利用して当該領域外からの滞留水の流入を防ぐことにより、滞留水の排出量を抑制することができる。
攪拌工程は、図5の(a)〜(c)に示すように、改良体3(図1参照)の材料となる混合材料を埋戻し部20の上面20aで形成する工程である。攪拌工程では、所定量のコンクリートがらFと所定量のセメント固化材Jとを攪拌して、混合材料を形成する。攪拌工程には、本実施形態では、計量工程と、混合攪拌工程が含まれている。
混合攪拌工程では、図5の(c)に示すように、攪拌ヤードY上でコンクリートがらFに所定量の粉状のセメント固化材Jを投入し攪拌混合する。セメント固化材Jの種類は特に制限されないが、例えば、高炉セメント又は普通ポルトランドセメント等を用いる。混合攪拌工程では、本実施形態では、掘削機Kのアームの先端に攪拌部材K3を取り付けて、コンクリートがらFとセメント固化材Jとを混ぜ合わせ、混合材料を形成する。攪拌混合時間はコンクリートがらF1m3に対して0.5分以上とすることが好ましい。混合攪拌工程は混合材料が少量の場合には人力で行ってもよい。なお、混合攪拌工程後に、フェノールフタレイン溶液を散布して、コンクリートがらFとセメント固化材Jとの混合状態を確認することが好ましい。
積層工程は、図6の(b)に示すように、攪拌工程及び敷均し工程を複数回繰り返し行って、複数の改良体層3Bnを積層して改良体3Bを形成する工程である。本実施形態では、改良体層3Bnを7層(n=7)積層させているが、積層数を限定するものではない。
また、本実施形態によれば、地下躯体2の地下底板11、基礎梁12及び地下山留壁13を改良体3と一体に利用できるため新設建物の基礎構造1の安定性を高めることができる。また、これらを山留め及び止水等に利用できるため施工性がよく、攪拌工程及び敷均し工程において滞留水の混入を防ぐことで改良体3の品質の安定性も高めることができる。
また、本実施形態に係る新設建物の基礎構造の構築方法によれば、攪拌工程と敷均し工程とを複数回繰り返し行い、混合材料を層状に目視にて確認しながら敷き均していくため、改良体3の水平方向及び深さ方向の鉛直支持力のバラツキをより小さくすることができる。
また、コンクリートがらを場外に搬出せずに現場で粒度調整工程、含水率調整工程及び攪拌工程を行うので、現場以外の場所で形成されたモルタルを打設する場合に比べて、モルタルの製造・運搬工程が不要になり、工期を短縮することができるとともに施工コストを低減することができる。
また、本実施形態に係る解体工程では、既設建物Nの地下躯体2のうち、地下底板11及び複数の基礎梁12を残して解体するとともに、敷均し工程では、露出した地下底板11と隣り合う基礎梁12とで構成された空間に混合材料を敷き均して密実に転圧する。このため、地下底板11及び基礎梁12に改良体3を確実に定着させることができるため、鉛直支持力をより高めることができる。また、掘削工程を省略し、埋戻し部20にセメント固化材又はモルタル等を直接投入して混合攪拌する場合に比べて、例えば地下底板11と基礎梁12の接合部付近の狭隘部の状態を目視にて確認してから作業が行えるので、改良体3を均一に形成することがより確実になる。
また、粒度調整工程、埋戻し工程、攪拌工程及び敷均し工程では、掘削機Kを用いるとともに、各工程に応じてアームの先端のアタッチメントを交換するだけであるため、使用する機械を少なくすることができる。
次に、図8に示すように、本発明の第二実施形態に係る新設建物の基礎構造1Aについて説明する。本実施形態に係る新設建物の基礎構造1Aは、地下躯体2と、改良体3と、基礎部4とで構成されている。第二実施形態では新設建物NAの単位面積当りの荷重が均一ではなく、かつ、改良体3の設計圧縮強度が部分的に異なる点で第一実施形態と相違する。なお、第二実施形態の説明においては、第一実施形態と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の新設建物NAは、中央部NA1と、側部NA2,NA2とで構成されている。中央部NA1は、側部NA2に比べて単位面積当りの荷重が大きくなっている。改良体3は、地下躯体2の領域A,B,C,Dに対応して、改良体3A,3B,3C,3Dで形成されている。改良体3B,3Cの設計圧縮強度は、改良体3A,3Dの設計圧縮強度に比べて大きくなるように形成されている。つまり、本実施形態に係る改良体3では、新設建物NAのように荷重が部分的に異なる場合、当該荷重に応じて改良体3の設計圧縮強度を変更している。
次に、図9の(a)、(b)及び(c)を用いて新設建物の基礎構造の性能試験方法について説明する。新設建物の基礎構造の性能試験方法は、解体工程と、破砕工程と、粒度調整工程と、攪拌工程と、敷均し工程と、積層工程とを少なくとも含み、混合材料を打設する箇所に試験用型枠Pを予め配置して改良体層3Bnごとに供試体を採取して圧縮強度(鉛直支持力)を確認するものである。
図9の(a)に示すように、試験用型枠Pは、供試体を採取するための型枠である。試験用型枠Pは、枠部材P1,P2で構成されている。枠部材P1,P2は結合又は分離可能になっている。試験用型枠Pは、内部が中空になっており、円柱状の供試体が得られるようになっている。試験用型枠Pの内径はコンクリートがらFの最大径の2.5〜3.0倍以上で、高さは内径の2倍程度が好ましい。コンクリートがらFの最大径を80mmとする場合には、試験用型枠Pの高さは400〜480mm以上とすればよい。
敷均し工程では、図9の(b)に示すように、まず、地下底板11の上に複数の試験用型枠Pを配置する。そして、領域Bに混合材料を投入(打設)して、転圧機Tを用いて転圧し、改良体層3B1を形成する。試験用型枠Pの内部にも混合材料を投入する。改良体層3B1の厚さは、試験用型枠Pが転圧中に覆われるように、転圧による圧縮分を見込んで試験用型枠Pの高さと同等以上に設定する。
所定回数の転圧を行った後、クレーン又は人力で試験用型枠Pを改良体層3B1から取り出す。試験用型枠Pを取り出した際に形成された抜き穴には、改めて混合材料を投入して転圧する。
また、第二実施形態のように、改良体3の部位(改良体3A〜3D)ごとに設計圧縮強度を変更する場合は、部位ごとに改良体3の性能を正確に確認できるため有効である。また、改良体層3Bnの水平方向及び深さ方向の両方の性能を確認することができる。
また、試験用型枠Pを用いることにより、混合材料のコンクリートがらFの粒径が大きい場合でも、コアボーリングのようにカッターが接触するときの振動によって乱されて供試体が崩れるのを防ぐことができる。また、試験用型枠Pを用いることにより、コアボーリングに比べて供試体を容易に採取できるとともに、試験費用も平板載荷試験に比べて安くすることができる。また、試験用型枠Pを取り出したら次の改良体層を形成するため、平板載荷試験のように新設建物の基礎構造が強度発現するのを待つ必要が無い。そのため、本実施形態によれば、平板載荷試験に比べて短期間で改良体各層の性能試験を行うことができる。
室内試験では、第一実施形態と略同等の方法にて、含水率を調整した少量のコンクリートがらFに所定量のセメント固化材Jを添加し、人力にて攪拌したものを試験用型枠内に投入した後、突き固めて改良体(供試体)を作製した。このとき、コンクリートがらFの含水率を17.5%〜30.0%に変化させて好ましい含水率の範囲を確認した。コンクリートがらFの最大径は40mm、供試体の形状は直径が125mm、高さが250mm、セメント固化材Jの添加量は(コンクリートがらF1m3あたり)50,60,70,100kg/m3とした。作製した供試体について標準養生を行い、材齢7日時に一軸圧縮強度試験を行った。図10の(a)は、室内試験における改良体の材齢7日一軸圧縮強度試験の結果を示す表であり、(b)は含水率と改良体の材齢7日一軸圧縮強度との関係を示すグラフである。
現場施工試験Aでは、第一実施形態と略同等の方法にて、層厚約2mの改良体をセメント固化材Jの添加量を変えて4体構築し、改良体の均一性,一軸圧縮強度とともに、施工条件の妥当性を確認した。ここで、コンクリートがらFの含水率は20%、最大径は40mm、セメント固化材Jの添加量は50,60,70,100kg/m3、改良体単層の層厚は約500mm、転圧回数は4回とした。計量部材41(図5の(a)参照)の寸法は縦2.0m×横2.5m×高さ1.0mとした。敷き均し工程では、第三実施形態と同じ要領で複数本の試験用型枠P(図9の(a)参照)を予め設置して転圧した後に掘り出し、硬化後に脱型して、直径125mm、高さ250mmの供試体を作製した。この供試体に湿空養生を行うことによって硬化後にコアボーリングによって採取する場合と施工条件と養生条件が概ね同等の供試体を作製した。
なお、現場施工試験Aでは、改良体を形成するためのセメント固化材量として50〜100kg/m3をパラメータ量として性能確認を行ったが、一般に、コンクリート体に投入される最小セメント量は270kg/m3程度(非特許文献1:日本建築学会:建築工事標準仕様書・同解説5 鉄筋コンクリート工事、第12版第2刷、2003年6月30日)であり、コンクリートがらと僅かなセメント固化材とを攪拌して、改良体を形成した。
一方、砂質土にセメント固化材を混合攪拌して地盤改良体を形成する場合がある。改良厚さが厚い(例えば2m以上)場合の現場コア強度の目安として、セメント固化材の添加量200〜300kg/m3に対して1.5〜4.0N/mm2が示されている(非特許文献2:日本建築学会:建築基礎のための地盤改良設計指針案、表4.1.3)。現場施工試験Aの結果より、本発明によれば地盤改良体の半分以下のセメント固化材の添加量にて、強度が同程度の改良体を形成できることが分かった。
現場施工試験Bでは、第一実施形態と略同等の方法にて、層厚約4mの改良体を、高さ約2mの基礎梁に囲まれた幅7m×奥行3m内外の3つの領域に構築し、改良体の必要強度2.2N/mm2(長期設計地耐力は300kN/m2)を施工性とともに確保できるか等を確認した。ここで、セメント固化材Jの添加量は70kg/m3、コンクリートがらFの最大径は80mm、含水率は17.8〜19.6%、攪拌混合時間はコンクリートがらF1m3につき30秒以上とした。改良体単層の層厚、転圧回数は現場施工試験Aと同様である。また、第三実施形態と同じ要領にて、各領域の改良体から3深度(計9体)の供試体(直径250mm、高さ500mm)を採取し、湿空養生を行って、一軸圧縮強度試験を行った。また、改良体層の上面にて平板載荷試験を行い、支持力を確認した。
図12(b)は、現場施工試験Bにおける平板載荷試験の結果を示すグラフである。想定する設計極限支持力度(900kN/m2)を超える荷重度1103kN/m2を載荷しても、変位は4.1mm2と限界値30mmより小さく、剛性低下を示さなかった。改良体層の支持力度は1103kN/m2以上と必要値を満足し、かなり余力があることが分かった。ここで、砂質土にセメント固化材を混合攪拌(混合時間1分/m3)して敷き均し、振動ローラーにて転圧することによって(転圧回数8、仕上り厚さ25cm)層厚1mの改良体を形成した後、その一軸圧縮強度を調べた報告がある。(非特許文献3:日本建築センター:改訂版建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針、第1版第1刷、平成14年11月30日、図資3.2.2)これによると、二重管式サンプラーにて採取した21体の改良体の材齢28日一軸圧縮強度の平均値が0.367N/mm2、標準偏差が0.140N/mm2が得られており、これより変動係数は0.37となる。現場施工試験Bの結果より、適切な配合と施工条件等を採用することによって、一般的な地盤改良(浅層混合)に比べて、一軸圧縮強度のバラツキが小さな改良体を形成できることが分かった。
2 地下躯体
3 改良体
3Bn 改良体層
4 基礎部
11 地下底板
12 基礎梁
13 地下山留壁
F コンクリートがら
J セメント固化材
P 試験用型枠
T 転圧機
Claims (3)
- 地下躯体の一部を残して既設建物を解体する解体工程と、
解体された材料から得られるコンクリートがらの粒度調整を現場で行う粒度調整工程と、
前記コンクリートがらの含水率を現場で調整する含水率調整工程と、
前記コンクリートがらを現場で計量する計量工程と、
計量された前記コンクリートがらにセメント固化材を現場で添加して攪拌し混合材料を得る攪拌工程と、
残存した前記地下躯体の上方又は側方に、前記混合材料を敷き均した後に転圧して改良体を構築する敷均し工程と、を含み、
前記攪拌工程の前に、前記コンクリートがらを前記地下躯体に埋め戻す埋戻し工程と、前記コンクリートがらを掘り出す掘削工程と、をさらに含み、
前記含水率調整工程、前記計量工程及び前記攪拌工程は、前記掘削工程で掘り出されたコンクリートがらに対して行うことを特徴とする新設建物の基礎構造の構築方法。 - 前記攪拌工程は、前記埋戻し工程で形成された埋戻し部の上に設けられた攪拌ヤードで行うことを特徴とする請求項1に記載の新設建物の基礎構造の構築方法。
- 地下躯体の一部を残して既設建物を解体する解体工程と、
解体された材料から得られるコンクリートがらの粒度調整を現場で行う粒度調整工程と、
前記コンクリートがらの含水率を現場で調整する含水率調整工程と、
前記コンクリートがらを現場で計量する計量工程と、
計量された前記コンクリートがらにセメント固化材を現場で添加して攪拌し混合材料を得る攪拌工程と、
残存した前記地下躯体の上方又は側方に前記混合材料を敷き均した後に転圧して改良体層を構築する敷均し工程と、
前記攪拌工程及び前記敷均し工程を繰り返し行って複数の改良体層を積層させて改良体を構築する積層工程と、を含み、
前記攪拌工程の前に、前記コンクリートがらを前記地下躯体に埋め戻す埋戻し工程と、前記コンクリートがらを掘り出す掘削工程と、をさらに含み、
前記含水率調整工程、前記計量工程及び前記攪拌工程は、前記掘削工程で掘り出されたコンクリートがらに対して行い、
各前記敷均し工程前に、前記混合材料を打設する箇所に試験用型枠を配置して前記改良体層ごとに供試体を採取して圧縮強度を確認することを特徴とする新設建物の基礎構造の性能試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015126475A JP6480819B2 (ja) | 2015-06-24 | 2015-06-24 | 新設建物の基礎構造の構築方法及び新設建物の基礎構造の性能試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015126475A JP6480819B2 (ja) | 2015-06-24 | 2015-06-24 | 新設建物の基礎構造の構築方法及び新設建物の基礎構造の性能試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017008629A JP2017008629A (ja) | 2017-01-12 |
JP6480819B2 true JP6480819B2 (ja) | 2019-03-13 |
Family
ID=57762923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015126475A Active JP6480819B2 (ja) | 2015-06-24 | 2015-06-24 | 新設建物の基礎構造の構築方法及び新設建物の基礎構造の性能試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6480819B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7382292B2 (ja) * | 2020-07-07 | 2023-11-16 | 鹿島建設株式会社 | 構造物の品質測定方法 |
CN113897843B (zh) * | 2021-09-08 | 2023-11-17 | 浙江华坤地质发展有限公司 | 基于原位固化和dcm钢结构铺设的吹填软土上快速修筑临时便道的方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR7705555A (pt) * | 1977-08-19 | 1979-03-20 | Promon Engenharia Sa | Processo para construcao de uma galeria pre-moldada |
JPH11336335A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建造物の建て替え方法 |
JP2006124962A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-05-18 | Fujita Corp | 直接基礎工法及びそれを用いた建造物並びに直接基礎構造 |
JP2007154528A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Shimizu Corp | 補強埋戻し地盤及びその造成方法 |
JP5015551B2 (ja) * | 2006-11-06 | 2012-08-29 | 株式会社Wasc基礎地盤研究所 | 改良地盤の品質確認方法、及び品質確認用器具 |
-
2015
- 2015-06-24 JP JP2015126475A patent/JP6480819B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017008629A (ja) | 2017-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6480818B2 (ja) | 新設建物の基礎構造 | |
CN109235493A (zh) | 一种逆作法中地下室梁板超挖与短支模施工方法 | |
CN102071679A (zh) | 一种既有建筑物地基加固方法 | |
RU2392387C2 (ru) | Устройство и способ усиления основания мачты | |
JP6480819B2 (ja) | 新設建物の基礎構造の構築方法及び新設建物の基礎構造の性能試験方法 | |
Lilley et al. | Ultimate strength of rammed earth walls with openings. | |
US7665710B2 (en) | Contoured concrete form | |
JPH11336335A (ja) | 建造物の建て替え方法 | |
JP2009167651A (ja) | 地盤改良工法 | |
CN105908738B (zh) | 大尺寸钢与混凝土组合空心抗滑桩及其施工方法 | |
RU2037604C1 (ru) | Способ усиления фундамента здания, сооружения | |
JP2006348531A (ja) | 建築基礎工法および建築基礎構造 | |
JP2003268771A (ja) | 乾式ブロック、その成形型枠、その成形方法、乾式ブロックを用いた補強土構造 | |
KR100695877B1 (ko) | 탈착형 코너폼이 장착된 거푸집 및 그 사용공법 | |
JP2742862B2 (ja) | 低層構築物基礎地盤改良工法 | |
CN110387938A (zh) | 室内排水沟施工工艺 | |
JP2004225453A (ja) | 土木構造物の施工方法 | |
JP4363597B2 (ja) | ベタ基礎工法 | |
JP4170955B2 (ja) | 残存型枠並びにソイルコンクリートを使用したコンクリート構造物の施工方法 | |
CN109667278A (zh) | 地下车库独立基础下设置塔吊基础防裂防渗施工方法 | |
JP6378873B2 (ja) | 人工地盤及び人工地盤の構築工法 | |
JP7426287B2 (ja) | 基礎構造体 | |
JP2020517844A (ja) | 現場打設コマ型杭基礎及びその施工方法 | |
JP3292996B2 (ja) | 鉄骨建屋内における土間床の施工方法 | |
JP2008075374A (ja) | ベタ基礎工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181120 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190208 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6480819 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |