JP6480818B2 - 新設建物の基礎構造 - Google Patents

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本発明は、既設建物の解体時に発生するコンクリートがらを再利用した新設建物の基礎構造に関する。
例えば、特許文献1には、既設建物の解体時に発生したコンクリートがらを既設建物の地下躯体の上に埋め戻して締固め層を構築した後、当該締固め層の上に新設建物を構築する技術が開示されている。また、特許文献2には、既設建物の地下躯体の上に埋め戻したコンクリートがらにモルタルを打設し、混合攪拌することにより改良体層を形成する技術が開示されている。
特開2006−124962号公報 特開平11−336335号公報
特許文献1に記載されているように、コンクリートがらのみを使用して締固め層を構築すると、新設建物を支持する地盤支持力を確保することが困難になるという問題がある。また、コンクリートがらのみの締固め層であると締固め層の強度のバラツキが大きくなるという問題がある。一方、特許文献2に記載されているように、埋め戻したコンクリートがらにモルタル又はセメントミルク等を打設し、混合攪拌して改良体層を構築すると、モルタル等を製造する工程が生じたり、地下躯体上に滞留する雨水等が混入して改良体層の強度が低下することが懸念される。
このような観点から、本発明は、鉛直支持力を高めることができるとともに、鉛直支持力のバラツキを小さくすることができ、さらには経済性に優れた新設建物の基礎構造を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明は、既設建物の地下躯体と、前記地下躯体の上方又は側方に設けられ、前記既設建物の解体時に発生したコンクリートがらとセメント固化材とで構成された改良体と、前記改良体の上に形成された新設建物の基礎部と、を有し、前記コンクリートがらは、所定の粒度以下となるように粒度調整されているとともに前記コンクリートがらの含水率及び所定量が前記セメント固化材に合わせて現場で調整されており、前記改良体は、当該コンクリートがらと前記セメント固化材とを攪拌した後に転圧して形成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、コンクリートがらとセメント固化材とを攪拌した後に転圧して改良体を構築するため鉛直支持力を高めることができるとともに、鉛直支持力のバラツキを小さくすることができる。また、既設建物の解体時に発生したコンクリートがらを用いて改良体を構築するため、材料コスト及び廃棄コストを低減することができる。また、コンクリートがらの未水和成分の硬化作用によって、少ないセメント固化材で所定の鉛直支持力を発現することができるため、より材料コストを低減することができる。
また、前記既設建物の地下躯体は、地下底板と当該地下底板から立ち上る基礎梁及び/又は地下山留壁とを含んで形成されており、前記改良体は、前記地下底板と隣り合う前記基礎梁同士とで構成された空間、前記地下底板と隣り合う地下山留壁同士とで構成された空間、及び、前記地下底板と隣り合う前記基礎梁と前記地下山留壁とで構成された空間の少なくともいずれかに密実に形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、地下躯体の一部を改良体と一体に利用できるため、新設建物の基礎構造の安定性を高めることができる。また、地下躯体の一部を止水壁、山留壁等に利用できるため、滞留水の混入防止と施工地盤の安定を図ることができ、改良体の品質の安定性も高めつつ、施工コストをより低減することができる。
また、前記既設建物の地下躯体は、地下底板と当該地下底板から立ち上る複数の基礎梁とを含んで形成されており、前記改良体の設計圧縮強度は、前記セメント固化材の量を調整することにより、当該改良体の上に構築された新設建物の単位面積当りの質量に応じて、前記基礎梁を境に部分的に異なるように形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、基礎梁を利用して改良体の鉛直支持力を容易に変更することができる。また、改良体の上に構築された新設建物の単位面積当りの質量が小さい箇所では、改良体のセメント固化材を少なくすることができるため、材料コストを一層低減することができる。
本発明の新設建物の基礎構造によれば、鉛直支持力を高めることができるとともに、鉛直支持力のバラツキを小さくすることができ、さらには経済性に優れる。
本発明の第一実施形態に係る新設建物の基礎構造を示す側断面図である。 (a)は第一実施形態に係る解体工程を示す側断面図であり、(b)は粒度調整工程を示す概略図である。 第一実施形態に係る埋戻し工程を示す側断面図である。 第一実施形態に係る新設建物の基礎構造の構築方法を示す側断面図であって、(a)、(b)は掘削工程を示す。 (a)は第一実施形態に係る計量部材を示す斜視図であり、(b)、(c)は攪拌工程を示す概略図である。 (a)は第一実施形態に係る敷均し工程を示す側断面図であり、(b)は積層工程を示す側断面図である。 (a)は第一実施形態に係る積層工程を示す側断面図であり、(b)は改良体の完成状態を示す側断面図である。 本発明の第二実施形態に係る新設建物の基礎構造を示す側断面図である。 本発明の第三実施形態に係る新設建物の基礎構造の構築方法を示す図であって、(a)は試験用型枠を示す斜視図であり、(b)は敷均し工程を示す側断面図であり、(c)は積層工程を示す側断面図である。 (a)は、室内試験における改良体の材齢7日一軸圧縮強度試験の結果を示す表であり、(b)は含水率と改良体の材齢7日一軸圧縮強度との関係を示すグラフである。 現場施工試験Aにおける改良体の材齢28日一軸圧縮強度を示す表である。 (a)は、現場施工試験Bにおける改良体の材齢28日一軸圧縮強度試験の結果を示す表であり、(b)は、現場施工試験Bにおける平板載荷試験の結果を示すグラフである。
本発明は、建物解体時のコンクリートがらの再利用方法に関するもので、建物解体時のコンクリートがらと、セメント固化材とを攪拌し、複数層に亘って転圧を行って改良体(がら改良体)を構築し、その改良体上に設ける新設建物の基礎構造である。
具体的には、新設建物の基礎構造として、新設建物の基礎部の下方に、一様に改良体を設けた場合(第1実施形態)と、部分的に異なる鉛直支持力を備えた改良体を設けた場合(第2実施形態)である。また、第3実施形態は、本発明の新設建物の基礎構造を実現するための改良体の構築方法と性能確認方法である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る新設建物の基礎構造について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る新設建物の基礎構造1は、既設建物の地下躯体2と、改良体3と、新設建物の基礎部4とで主に構成されている。
地下躯体2は、既設建物の地下部の構造躯体である。地下躯体2は、地下底板11と、複数の基礎梁12と、地下山留壁13とで主に構成されている。地下躯体2は、例えば、RC造又はSRC造である。基礎梁12は、地下底板11から所定の間隔をあけて複数本立ち上がっている。地下山留壁13は、地下底板11の周縁から立ち上る壁である。
改良体3は、基礎部4を支持する部位であり、後記するコンクリートがらFとセメント固化材Jとで主に構成されている。
基礎部4は、新設建物Mの基礎に相当する部位である。基礎部4は、地面Gよりも上側に構築されていてもよいが、本実施形態ではその全体が地面Gよりも下側に構築されている。基礎部4は、底板31と、底板31から間隔をあけて複数本立ち上る基礎梁32とで主に構成されている。基礎部4の上側には地上部33が構築されている。本実施形態では、地上部33の荷重が基礎部4に略均等に作用する。
次に、本実施形態に係る新設建物の基礎構造の構築方法について説明する。本実施形態に係る新設建物の基礎構造の構築方法は、解体工程と、破砕工程と、粒度調整工程と、埋戻し工程と、掘削工程と、含水率調整工程と、攪拌工程と、敷均し工程と、積層工程とを行う方法である。なお、当該新設建物の基礎構造の構築方法は、例示であって本発明を限定するものではない。
解体工程は、図2の(a)に示すように、地下躯体2の一部を残して既設建物Nを解体する工程である。既設建物Nは、RC造又はSRC造の建物であって、地下躯体(地下部)2と、地上部16とで構成されている。既設建物Nの地下躯体2は、地下底板11と、複数の基礎梁12と、地下山留壁13と、スラブ14と、柱15等で構成されている。解体工程では、地下躯体2の地下底板11、基礎梁12及び地下山留壁13を残して、既設建物Nを解体する。本実施形態では、地下底板11、基礎梁12及び地下山留壁13を残して他を解体したが、少なくとも地下底板11又は地下山留壁13を残して解体するようにしてもよい。
破砕工程は、既設建物Nを解体することによって発生したコンクリート体(図示省略)を破砕する工程である。また、破砕工程では、既設建物Nを解体することによって発生するコンクリート体以外のもの(鉄骨、鉄筋及び設備部材等)を除去する。
粒度調整工程は、コンクリート体の粒度を調整して所定の粒度のコンクリートがらFを形成する工程である。コンクリートがらFは、複数のコンクリート片で構成された再生砕石である。コンクリートがらFの粒径(コンクリート片の粒径)は、粒径が大きくなると分離しやすくなることから、例えば、100mm以下に設定し、好ましくは80mm以下に設定する。ここで、粒径が小さいコンクリートがらFは、粒径が大きなコンクリートがらF間の空隙を充填し、改良体を密実化する役割を果たす。
コンクリートがらFの粒度調整は、例えば、図2の(b)に示すように、掘削機Kのアームの先端に設けられた粒度調整部K1で篩分けして行われる。粒度調整部K1は、掘削機Kのバケットに換えて取り付けられるアタッチメント部材である。粒度調整部K1には、所定の間隔で形成された網状の篩部K2が形成されている。篩部K2を通過したコンクリート片はコンクリートがらFとなる。篩部K2を通過しなかったコンクリート片については再度破砕して粒度調整を行う。
なお、粒度調整工程は、例えば、破砕部と篩部とを両方備えたアタッチメント部材を掘削機Kのアームの先端に取り付けて粒度調整を行ってもよい。また、人力で篩分けをして粒度調整を行ってもよい。
埋戻し工程は、図3に示すように、粒度調整されたコンクリートがらFを地下躯体2の内部に埋め戻す工程である。コンクリートがらFが埋め戻されることにより、地下躯体2の内部に埋戻し部20が形成される。埋戻し部20の上面20aは、後記する攪拌工程で使用するため、平坦に均すことが好ましい。
掘削工程は、図4の(a)に示すように、埋戻し部20の一部の領域のコンクリートがらFを掘り出して、埋戻し部20の上面20aに山部21を形成する工程である。ここで、地下躯体2を隣り合う基礎梁12,12ごとに区切って形成された領域を領域A,B,C,Dとする。本実施形態では、領域Bの埋戻し部20を掘削して、山部21を形成している。ここで、基礎梁12を山留に利用することで施工地盤となる埋戻し部20の安定性を高めている。さらに領域Bにコンクリートがらが残存しないことを目視にて確認することができ、改良体3内にセメント固化材と混合されていないコンクリートがらFが残存するおそれがない。
また、掘削工程では、図4の(b)に示すように、地下躯体2の底部に雨水又は地下水等(以下滞留水と称する)が溜まった場合は、ポンプ等を用いて当該滞留水Wを排出する。このとき基礎梁12を利用して当該領域外からの滞留水の流入を防ぐことにより、滞留水の排出量を抑制することができる。
含水率調整工程は、図4の(b)に示すように、山部21のコンクリートがらFの含水率を調整する工程である。コンクリートがらFの含水率は、改良体3の設計圧縮強度に応じて適宜設定すればよいが、好ましくは15〜22%となるように調整し、より好ましくは17.5〜20.0%となるように調整する。含水率調整工程では、埋戻し部20の上面20aにおいて、散水、シート養生、通気等を適宜行ってコンクリートがらFの含水率を調整する。コンクリートがらFの含水率は、山部21より採取した少量のコンクリートがらを、電子レンジを用いて乾燥させ、乾燥により減少した重量(含水量)を乾燥前重量で除して算定する。このとき電子レンジの代わりに恒温乾燥炉を用いてもよい。
攪拌工程は、図5の(a)〜(c)に示すように、改良体3(図1参照)の材料となる混合材料を埋戻し部20の上面20aで形成する工程である。攪拌工程では、所定量のコンクリートがらFと所定量のセメント固化材Jとを攪拌して、混合材料を形成する。攪拌工程には、本実施形態では、計量工程と、混合攪拌工程が含まれている。
計量工程は、コンクリートがらFを計量する工程である。コンクリートがらFの計量は、どのような方法で行ってもよいが、本実施形態では図5の(a)に示す計量部材41を用いる。計量部材41は、平面視矩形状の枠部42と、枠部42の隣り合う壁部を連結する4つの連結部材43とで構成されている。計量部材41は上下が開口する筒状に形成されている。連結部材43は、枠部42の角部を補強する部位である。枠部42の上部には、計量部材41を吊持するための4つの係止部44が形成されている。なお、計量部材41に底板を設けてもよい。
計量工程では、図5の(b)に示すように、まず、埋戻し部20の上面20aに設定した攪拌ヤードYに計量部材41を載置する。そして、計量部材41の所定の高さまで、つまり、予め設定した量となるまでコンクリートがらFを投入する。コンクリートがらFの投入が完了したら、計量部材41を吊持して攪拌ヤードY以外の場所まで計量部材41を移動させる。計量部材41は無底の部材であるため、計量されたコンクリートがらFは攪拌ヤードY上に残存する。
混合攪拌工程では、図5の(c)に示すように、攪拌ヤードY上でコンクリートがらFに所定量の粉状のセメント固化材Jを投入し攪拌混合する。セメント固化材Jの種類は特に制限されないが、例えば、高炉セメント又は普通ポルトランドセメント等を用いる。混合攪拌工程では、本実施形態では、掘削機Kのアームの先端に攪拌部材K3を取り付けて、コンクリートがらFとセメント固化材Jとを混ぜ合わせ、混合材料を形成する。攪拌混合時間はコンクリートがらF1mに対して0.5分以上とすることが好ましい。混合攪拌工程は混合材料が少量の場合には人力で行ってもよい。なお、混合攪拌工程後に、フェノールフタレイン溶液を散布して、コンクリートがらFとセメント固化材Jとの混合状態を確認することが好ましい。
敷均し工程は、図6の(a)及び(b)に示すように、混合材料を地下躯体2の上に敷き均して転圧し、改良体層3Bを構築する工程である。敷均し工程では、掘削機K等で掘削を行った領域Bに混合材料を投入(打設)した後、転圧機T等を用いて転圧し、締固める。つまり、敷均し工程では、地下底板11と隣り合う基礎梁12とで構成された空間に混合材料を密実に敷き均す。これにより改良体層3Bが形成される。改良体層3Bの厚さは特に制限されないが、例えば、30〜75cmの間で適宜設定する。敷均し工程は改良体層が少量の場合には人力で行ってもよい。
積層工程は、図6の(b)に示すように、攪拌工程及び敷均し工程を複数回繰り返し行って、複数の改良体層3Bを積層して改良体3Bを形成する工程である。本実施形態では、改良体層3Bを7層(n=7)積層させているが、積層数を限定するものではない。
さらに、図7の(a)に示すように、掘削工程、含水率調整工程、攪拌工程、敷均し工程及び積層工程を行って、領域Cに改良体3Cを形成する。同様に、領域A及び領域Dにも同じ工程を行って、図7の(b)に示すように、改良体3が形成される。最後に、図1に示すように、改良体3の上に新設建物Mの基礎部4を構築して新設建物の基礎構造1が完成する。このとき、既に形成された改良体3の一部を施工地盤として利用してもよい。
以上説明した新設建物の基礎構造1及び新設建物の基礎構造の構築方法によれば、コンクリートがらFとセメント固化材Jとを攪拌した後に転圧して改良体3を構築するため鉛直支持力を高めることができるとともに、改良体3の鉛直支持力のバラツキを小さくすることができる。また、既設建物Nの解体時に発生したコンクリートがらFを用いて改良体3を構築するため、材料コスト及び廃棄コストを低減することができる。また、コンクリートがらFの未水和成分の硬化作用によって、少ないセメント固化材Jで所定の鉛直支持力を発現することができるため、材料コストをより低減することができる。
また、本実施形態によれば、地下躯体2の地下底板11、基礎梁12及び地下山留壁13を改良体3と一体に利用できるため新設建物の基礎構造1の安定性を高めることができる。また、これらを山留め及び止水等に利用できるため施工性がよく、攪拌工程及び敷均し工程において滞留水の混入を防ぐことで改良体3の品質の安定性も高めることができる。
また、本実施形態に係る新設建物の基礎構造の構築方法によれば、攪拌工程と敷均し工程とを複数回繰り返し行い、混合材料を層状に目視にて確認しながら敷き均していくため、改良体3の水平方向及び深さ方向の鉛直支持力のバラツキをより小さくすることができる。
また、コンクリートがらを場外に搬出せずに現場で粒度調整工程、含水率調整工程及び攪拌工程を行うので、現場以外の場所で形成されたモルタルを打設する場合に比べて、モルタルの製造・運搬工程が不要になり、工期を短縮することができるとともに施工コストを低減することができる。
また、コンクリートがらFの粒径を80mm以下に設定すれば、改良体3の均一性をより高めることができる。
また、本実施形態に係る解体工程では、既設建物Nの地下躯体2のうち、地下底板11及び複数の基礎梁12を残して解体するとともに、敷均し工程では、露出した地下底板11と隣り合う基礎梁12とで構成された空間に混合材料を敷き均して密実に転圧する。このため、地下底板11及び基礎梁12に改良体3を確実に定着させることができるため、鉛直支持力をより高めることができる。また、掘削工程を省略し、埋戻し部20にセメント固化材又はモルタル等を直接投入して混合攪拌する場合に比べて、例えば地下底板11と基礎梁12の接合部付近の狭隘部の状態を目視にて確認してから作業が行えるので、改良体3を均一に形成することがより確実になる。
また、コンクリートがらFを地下躯体2に埋め戻して、地下躯体2に埋戻し部20を形成し、当該埋戻し部20上で含水率調整工程、攪拌工程等を行うことができる。また、埋戻し部20上の攪拌ヤードYで混合材料を形成することができるため、現場のスペースを有効利用して作業を行うことができる。
また、本実施形態では、コンクリートがらFを計量する計量工程を計量部材41(図5の(a)、(b)参照)を用いて行うため、コンクリートがらFを容易に計量することができる。また、計量後は計量部材41を上方に引き上げるだけで、攪拌ヤードYにコンクリートがらFを集めることができる。これにより、混合材料を形成する作業時間を短くすることができる。
また、粒度調整工程、埋戻し工程、攪拌工程及び敷均し工程では、掘削機Kを用いるとともに、各工程に応じてアームの先端のアタッチメントを交換するだけであるため、使用する機械を少なくすることができる。
[第二実施形態]
次に、図8に示すように、本発明の第二実施形態に係る新設建物の基礎構造1Aについて説明する。本実施形態に係る新設建物の基礎構造1Aは、地下躯体2と、改良体3と、基礎部4とで構成されている。第二実施形態では新設建物NAの単位面積当りの荷重が均一ではなく、かつ、改良体3の設計圧縮強度が部分的に異なる点で第一実施形態と相違する。なお、第二実施形態の説明においては、第一実施形態と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の新設建物NAは、中央部NA1と、側部NA2,NA2とで構成されている。中央部NA1は、側部NA2に比べて単位面積当りの荷重が大きくなっている。改良体3は、地下躯体2の領域A,B,C,Dに対応して、改良体3A,3B,3C,3Dで形成されている。改良体3B,3Cの設計圧縮強度は、改良体3A,3Dの設計圧縮強度に比べて大きくなるように形成されている。つまり、本実施形態に係る改良体3では、新設建物NAのように荷重が部分的に異なる場合、当該荷重に応じて改良体3の設計圧縮強度を変更している。
言い換えると、新設建物NAは、単位面積当りの質量が大きい一の部分(中央部NA1)と、一の部分(中央部NA1)よりも単位面積当りの質量が小さい他の部分(側部NA2)とを有している。改良体3は、新設建物NAの一の部分(中央部NA1)に応じて改良体3の一の部位(改良体3B,3C)が形成されるとともに、他の部分(側部NA2)に応じて改良体3の他の部位(改良体3A,3D)が形成されている。改良体3の一の部位(改良体3B,3C)の設計圧縮強度は、改良体3の他の部位(改良体3A,3D)の設計圧縮強度よりも大きく形成されている。
以上説明した第二実施形態に係る新設建物の基礎構造1Aによれば、改良体3の上に構築された新設建物NAの質量が小さい領域A,Dでは、改良体3A,3Dのセメント固化材Jの量を、改良体3B,3Cよりも少なくすることができるため、材料コストをより低減することができる。また、基礎梁12を利用して各改良体の設計圧縮強度を変更することで、改良体3の設計圧縮強度を部分的に容易に変更することができる。
[第三実施形態]
次に、図9の(a)、(b)及び(c)を用いて新設建物の基礎構造の性能試験方法について説明する。新設建物の基礎構造の性能試験方法は、解体工程と、破砕工程と、粒度調整工程と、攪拌工程と、敷均し工程と、積層工程とを少なくとも含み、混合材料を打設する箇所に試験用型枠Pを予め配置して改良体層3Bごとに供試体を採取して圧縮強度(鉛直支持力)を確認するものである。
図9の(a)に示すように、試験用型枠Pは、供試体を採取するための型枠である。試験用型枠Pは、枠部材P1,P2で構成されている。枠部材P1,P2は結合又は分離可能になっている。試験用型枠Pは、内部が中空になっており、円柱状の供試体が得られるようになっている。試験用型枠Pの内径はコンクリートがらFの最大径の2.5〜3.0倍以上で、高さは内径の2倍程度が好ましい。コンクリートがらFの最大径を80mmとする場合には、試験用型枠Pの高さは400〜480mm以上とすればよい。
本実施形態に係る新設建物の基礎構造の性能試験方法では、解体工程と、破砕工程と、粒度調整工程と、埋戻し工程と、掘削工程と、含水率調整工程と、攪拌工程と、敷均し工程と、積層工程とを行う。このうち、解体工程から攪拌工程までは、第一実施形態と同一なので説明を省略する。
敷均し工程では、図9の(b)に示すように、まず、地下底板11の上に複数の試験用型枠Pを配置する。そして、領域Bに混合材料を投入(打設)して、転圧機Tを用いて転圧し、改良体層3Bを形成する。試験用型枠Pの内部にも混合材料を投入する。改良体層3Bの厚さは、試験用型枠Pが転圧中に覆われるように、転圧による圧縮分を見込んで試験用型枠Pの高さと同等以上に設定する。
所定回数の転圧を行った後、クレーン又は人力で試験用型枠Pを改良体層3Bから取り出す。試験用型枠Pを取り出した際に形成された抜き穴には、改めて混合材料を投入して転圧する。
次に、積層工程では、図9の(c)に示すように、改良体層3Bの上に改良体層3Bを構築する。つまり、改良体層3Bの上面に、複数の新たな試験用型枠Pを配置するとともに、混合材料を投入し、転圧機Tで転圧する。転圧を所定回数行った後、試験用型枠Pを改良体層3Bから取り出す。試験用型枠Pを取り除いた後に形成された抜き穴には、改めて混合材料を投入して転圧する。このように、積層工程では、攪拌工程及び敷均し工程を所定回数繰り返し、改良体層3Bごとの供試体を採取する。
以上説明した新設建物の基礎構造の性能試験方法では、得られた供試体を用いて外観検査、圧縮試験等を行うことで、改良体層3Bごとの均一性、性能を確認することができる。
また、第二実施形態のように、改良体3の部位(改良体3A〜3D)ごとに設計圧縮強度を変更する場合は、部位ごとに改良体3の性能を正確に確認できるため有効である。また、改良体層3Bの水平方向及び深さ方向の両方の性能を確認することができる。
また、試験用型枠Pを用いることにより、混合材料のコンクリートがらFの粒径が大きい場合でも、コアボーリングのようにカッターが接触するときの振動によって乱されて供試体が崩れるのを防ぐことができる。また、試験用型枠Pを用いることにより、コアボーリングに比べて供試体を容易に採取できるとともに、試験費用も平板載荷試験に比べて安くすることができる。また、試験用型枠Pを取り出したら次の改良体層を形成するため、平板載荷試験のように新設建物の基礎構造が強度発現するのを待つ必要が無い。そのため、本実施形態によれば、平板載荷試験に比べて短期間で改良体各層の性能試験を行うことができる。
また、本実施形態では、供試体の高さ及び改良体単層の高さはいずれも500mm程度以下で済むため、一体の供試体の採取が、単層の敷均し工程で可能となる。したがって、試験用型枠Pが改良体層を転圧する際の支障とならない。また、本実施形態では、供試体の採取、運搬、試験等の手間を少なくすることができる。なお、新設建物の基礎構造の性能試験方法においては、必要に応じて改良体層ごと又は改良体3に対して六価クロム溶出試験を行ってもよい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない範囲において適宜設計変更が可能である。例えば、本実施形態では積層工程を行って改良体層を複数層積層させて改良体を構築したが、改良体層を積層させずに、混合材料を一度に投入するとともに転圧して改良体3を構築してもよい。
また、解体工程では、地下躯体2の地下底板11と地下山留壁13の両方を残して解体するようにしたが、地下底板11及び地下山留壁13の少なくとも一方を残して解体してもよい。地下山留壁13のみを残して既設建物Nを解体した場合は、露出した地盤の上であり、かつ、地下山留壁13の側方に混合材料を敷き均して、改良体を構築する。
実施例では、下記の室内試験、現場施工試験A、現場施工試験Bを行って、新設建物の基礎構造の構築方法における好ましいコンクリートがらFの含水率や各種条件等を確認した。コンクリートがらの既設建物での設計基準強度は24N/mm、セメント固化材には高炉セメントB種を用いた。
[試験1:室内試験]
室内試験では、第一実施形態と略同等の方法にて、含水率を調整した少量のコンクリートがらFに所定量のセメント固化材Jを添加し、人力にて攪拌したものを試験用型枠内に投入した後、突き固めて改良体(供試体)を作製した。このとき、コンクリートがらFの含水率を17.5%〜30.0%に変化させて好ましい含水率の範囲を確認した。コンクリートがらFの最大径は40mm、供試体の形状は直径が125mm、高さが250mm、セメント固化材Jの添加量は(コンクリートがらF1mあたり)50,60,70,100kg/mとした。作製した供試体について標準養生を行い、材齢7日時に一軸圧縮強度試験を行った。図10の(a)は、室内試験における改良体の材齢7日一軸圧縮強度試験の結果を示す表であり、(b)は含水率と改良体の材齢7日一軸圧縮強度との関係を示すグラフである。
図10の(a)に示すように、セメント固化材Jの添加量が50kg/mの場合、コンクリートがらFの含水率が17.5%、20.0%、25.0%、30.0%に増加すると、改良体の材齢7日一軸圧縮強度は1.50N/mm、1.16N/mm、0.42N/mm、0.24N/mmに減少した。この傾向はセメント固化材Jの添加量が60,70kg/mの場合も同様であり、改良体の水セメント比が関係していると考えられる。また、図10の(b)に示すように、セメント固化材Jの添加量が50kg/mの場合(図中□印)にコンクリートがらFの含水率が20.0%から25.0%に増加すると改良体の一軸圧縮強度は0.36倍と大幅に低下したのに対し、含水率が20.0%から17.5%に減少するとセメント固化材Jの添加量によらず強度増加は1.13〜1.33倍に留まることが分かった。
[試験2:現場施工試験A]
現場施工試験Aでは、第一実施形態と略同等の方法にて、層厚約2mの改良体をセメント固化材Jの添加量を変えて4体構築し、改良体の均一性,一軸圧縮強度とともに、施工条件の妥当性を確認した。ここで、コンクリートがらFの含水率は20%、最大径は40mm、セメント固化材Jの添加量は50,60,70,100kg/m、改良体単層の層厚は約500mm、転圧回数は4回とした。計量部材41(図5の(a)参照)の寸法は縦2.0m×横2.5m×高さ1.0mとした。敷き均し工程では、第三実施形態と同じ要領で複数本の試験用型枠P(図9の(a)参照)を予め設置して転圧した後に掘り出し、硬化後に脱型して、直径125mm、高さ250mmの供試体を作製した。この供試体に湿空養生を行うことによって硬化後にコアボーリングによって採取する場合と施工条件と養生条件が概ね同等の供試体を作製した。
図11は、現場施工試験Aにおける改良体の材齢28日一軸圧縮強度(湿空養生)を示す表である。材齢28日一軸圧縮強度の3体の平均値は、セメント固化材Jの添加量が50kg/mで1.57N/mm、60kg/mで1.86N/mm、70kg/mで2.95N/mm、100kg/mで4.95N/mmとなり、セメント固化材の添加量Jに応じて増加することが分かった。また全ての試験結果は平均値の0.93〜1.06倍の範囲内に収まっており、コンクリートがらの含水率を20%に調整したこともあり、改良体の強度のバラツキはかなり小さくできていた。
なお、現場施工試験Aでは、改良体を形成するためのセメント固化材量として50〜100kg/mをパラメータ量として性能確認を行ったが、一般に、コンクリート体に投入される最小セメント量は270kg/m程度(非特許文献1:日本建築学会:建築工事標準仕様書・同解説5 鉄筋コンクリート工事、第12版第2刷、2003年6月30日)であり、コンクリートがらと僅かなセメント固化材とを攪拌して、改良体を形成した。
一方、砂質土にセメント固化材を混合攪拌して地盤改良体を形成する場合がある。改良厚さが厚い(例えば2m以上)場合の現場コア強度の目安として、セメント固化材の添加量200〜300kg/mに対して1.5〜4.0N/mmが示されている(非特許文献2:日本建築学会:建築基礎のための地盤改良設計指針案、表4.1.3)。現場施工試験Aの結果より、本発明によれば地盤改良体の半分以下のセメント固化材の添加量にて、強度が同程度の改良体を形成できることが分かった。
[試験3:現場施工試験B]
現場施工試験Bでは、第一実施形態と略同等の方法にて、層厚約4mの改良体を、高さ約2mの基礎梁に囲まれた幅7m×奥行3m内外の3つの領域に構築し、改良体の必要強度2.2N/mm(長期設計地耐力は300kN/m)を施工性とともに確保できるか等を確認した。ここで、セメント固化材Jの添加量は70kg/m、コンクリートがらFの最大径は80mm、含水率は17.8〜19.6%、攪拌混合時間はコンクリートがらF1mにつき30秒以上とした。改良体単層の層厚、転圧回数は現場施工試験Aと同様である。また、第三実施形態と同じ要領にて、各領域の改良体から3深度(計9体)の供試体(直径250mm、高さ500mm)を採取し、湿空養生を行って、一軸圧縮強度試験を行った。また、改良体層の上面にて平板載荷試験を行い、支持力を確認した。
図12(a)は、現場施工試験Bにおける改良体の材齢28日一軸圧縮強度試験の結果を示す表である。改良体9体の一軸圧縮強度は2.91〜3.89(平均3.37N/mm2)を示し、必要強度を満足していた。いずれも平均値の0.86〜1.15倍の範囲内にあり、変動係数は0.10であった。
図12(b)は、現場施工試験Bにおける平板載荷試験の結果を示すグラフである。想定する設計極限支持力度(900kN/m)を超える荷重度1103kN/mを載荷しても、変位は4.1mmと限界値30mmより小さく、剛性低下を示さなかった。改良体層の支持力度は1103kN/m以上と必要値を満足し、かなり余力があることが分かった。ここで、砂質土にセメント固化材を混合攪拌(混合時間1分/m)して敷き均し、振動ローラーにて転圧することによって(転圧回数8、仕上り厚さ25cm)層厚1mの改良体を形成した後、その一軸圧縮強度を調べた報告がある。(非特許文献3:日本建築センター:改訂版建築物のための改良地盤の設計及び品質管理指針、第1版第1刷、平成14年11月30日、図資3.2.2)これによると、二重管式サンプラーにて採取した21体の改良体の材齢28日一軸圧縮強度の平均値が0.367N/mm、標準偏差が0.140N/mmが得られており、これより変動係数は0.37となる。現場施工試験Bの結果より、適切な配合と施工条件等を採用することによって、一般的な地盤改良(浅層混合)に比べて、一軸圧縮強度のバラツキが小さな改良体を形成できることが分かった。
以上の各試験の結果をまとめると、コンクリートがらFの含水率は17.5〜20.0%、コンリートがらの最大径は40〜80mm、改良体単層の厚さは500mm程度、転圧回数は層ごとに4回、攪拌混合時間はコンクリートがらF1mにつき30秒以上とすることが好ましい。また、セメント固化材Jの添加量は、改良体の必要強度に応じて、コンクリートがらFに対して50〜100kg/mの範囲で設定することが好ましい。
1 新設建物の基礎構造
2 地下躯体
3 改良体
3Bn 改良体層
4 基礎部
11 地下底板
12 基礎梁
13 地下山留壁
F コンクリートがら
J セメント固化材
P 試験用型枠
T 転圧機

Claims (3)

  1. 既設建物の地下躯体と、
    前記地下躯体の上方又は側方に設けられ、前記既設建物の解体時に発生したコンクリートがらとセメント固化材とで構成された改良体と、
    前記改良体の上に形成された新設建物の基礎部と、を有し、
    前記コンクリートがらは、所定の粒度以下となるように粒度調整されているとともに前記コンクリートがらの含水率及び所定量が前記セメント固化材に合わせて現場で調整されており、
    前記改良体は、当該コンクリートがらと前記セメント固化材とを攪拌した後に転圧して形成されていることを特徴とする新設建物の基礎構造。
  2. 前記既設建物の地下躯体は、地下底板と当該地下底板から立ち上る基礎梁及び/又は地下山留壁とを含んで形成されており、
    前記改良体は、前記地下底板と隣り合う前記基礎梁同士とで構成された空間、前記地下底板と隣り合う地下山留壁同士とで構成された空間、及び、前記地下底板と隣り合う前記基礎梁と前記地下山留壁とで構成された空間の少なくともいずれかに密実に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の新設建物の基礎構造。
  3. 前記既設建物の地下躯体は、地下底板と当該地下底板から立ち上る複数の基礎梁とを含んで形成されており、前記改良体の設計圧縮強度は、前記セメント固化材の量を調整することにより、当該改良体の上に構築された新設建物の単位面積当りの質量に応じて、前記基礎梁を境に部分的に異なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の新設建物の基礎構造。
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