JP6480364B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やイメージスキャナなどに用いられる、原稿からの光学像を撮像素子に結像して読み取る画像読取装置に関する。
複写機やイメージスキャナに代表される原稿を光学的に読み取る装置では、LED(Light Emitting Diode)光源などで原稿を照射し、原稿からの反射光を、レンズを介して撮像素子の受光面で結像して読み取る。撮像素子は、受光した光を光電効果により電気信号に変換する素子である。固体撮像素子としては、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが主流である。
画像の読み取り速度として中速から高速と呼ばれる45PPM(Page Per Minute)以上を実現する画像読取装置には、一般的にCCDが用いられている。CCDは、高速動作が可能である一方で、動作の高速化に伴い発熱量が増大する。また、CCDが出力するアナログ電気信号を増幅してデジタル電気信号に変換するAFE(Analog Front End)も、動作の高速化に伴い発熱量が増大する。CCDとAFEはアナログ信号を処理するため、他のデジタル信号のノイズを受けないようにするために、短い配線長で近接して配置される必要がある。そのため、両者は同一の基板上に実装されることが多い。
CCDとAFEとを実装した基板(以下、CCD基板と呼ぶ)は、レンズや光源が実装されている基板に、レンズの光軸とCCDの受光面の位置とを調整してネジなどで固定される。しかしながら、CCDやAFEの動作に伴う発熱や環境温度の変化により、CCD基板が伸縮することによって撓むと、レンズの光軸方向でのCCDの位置が変動する。その結果、CCDの受光面がレンズの解像能力範囲から外れてMTF(Modulation Transfer Function)特性が劣化する問題が生じる。
この問題に対処するために、特許文献1や特許文献2や特許文献3の技術が開示されている。
特許文献1によれば、CCD基板を矯正手段によって予め撓ませて支持固定する。これにより、画像読取装置内で温度上昇または温度低下が生じても、その撓み量を超えて、あるいはその撓みに対抗して基板に反りや変形等が生じてしまう可能性を低くし、CCDの位置の変動を抑制する。
特許文献2によれば、CCD基板を、CCDを挟む2箇所でネジ固定する際に、一方のネジ穴を大きくして温度変化による基板の伸縮を吸収できるようにすることで、CCDの位置の変動を抑制する。
特許文献3によれば、CCD基板を保持部材に固定保持させて剛性を上げる。さらに、保持部材に熱伝導性の高い剛性部材を使用し、保持部材が一面上に設けられたバネ材によりCCDラインセンサを保持部材方向に付勢し押圧保持する。これにより、CCDラインセンサの位置の変動を抑制する。
特開2003−115978号公報 特開2005−176267号公報 特開2002−171387号公報
しかしながら、特許文献1−3に開示された方法は、各々、以下の課題を有している。
特許文献1の技術では、CCD基板に常にストレスをかけて撓ませている。そのため、CCDを回路に導通させて固定するハンダに、クラックなどの不具合が発生しやすい。また、製造に際して、CCD基板の撓みには個体差が生じやすく、組み付けの方法や支持部材の角度による撓みの管理が難しい。そのため、製品ごとにばらつきが生じ、得られる効果が安定しない。
特許文献2の技術では、CCD基板を一方のネジで固定し、他方のネジはネジ穴の大きい不完全ネジとなる。そのため、基板の伸縮の吸収は可能であるが、読み取り動作の際にCCD基板に発生する、レンズの光軸方向や光軸に垂直方向の振動を抑制することはできない。
特許文献3の技術では、CCD基板は剛性部材により振動の抑制が可能である。しかしながら、熱伝導性の高い剛性部材によるCCD基板の熱膨張の抑制効果は限定的であり、CCDやAFEにより発熱量が大きくなる場合には熱膨張が顕著となる。そして、この熱膨張によるCCDの撓みをバネ材だけで抑制することはできない。そのため、CCDの受光面のレンズの光軸方向へのずれは大きくなる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿からの光学像を撮像素子に結像して読み取る画像読取装置において、撮像素子への熱膨張による撓みや読み取り時の振動の影響を低減することによって、安定した読み取りを実現することにある。
本発明の画像読取装置は、レンズユニットが搭載され、前記レンズユニットの光軸に垂直な面を有する基板と、中央部に前記レンズユニットに対向する撮像素子が実装され、前記光軸に垂直な長手方向の一端部が前記面に固定されている撮像素子基板と、前記撮像素子基板の前記長手方向の他端部を、前記光軸方向および前記光軸と前記長手方向とに直交する幅方向の位置を拘束し、前記長手方向には移動できるように押さえる第1の弾性手段を有して、前記面に固定されている第1のブラケットと、を有する。
本発明によれば、原稿からの光学像を撮像素子に結像して読み取る画像読取装置において、撮像素子への熱膨張による撓みや読み取り時の振動の影響を低減することができ、安定した読み取りを実現することができる。
本発明の第1の実施形態の画像読取装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の画像読取装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の画像読取装置の構造を示す正面図と側面図である。 本発明の第2の実施形態の画像読取装置のブラケットの構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態の画像読取装置の熱膨張時の動作を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態の画像読取装置の構造を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の画像読取装置のブラケットの構造を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態の画像読取装置の熱膨張時の動作を説明するための図である。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の画像読取装置の構成を示す斜視図である。本実施形態の画像読取装置1は、レンズユニット10が搭載され、前記レンズユニット10の光軸(z軸)に垂直な面11を有する基板12を有する。さらに、中央部に前記レンズユニット10に対向する撮像素子13が実装され、前記光軸に垂直な長手方向(x軸)の一端部が前記面11に固定されている撮像素子基板14を有する。さらに、前記撮像素子基板14の前記長手方向の他端部を、前記光軸方向および前記光軸と前記長手方向とに直交する幅方向(y軸)の位置を拘束して前記長手方向には移動できるように押さえる第1の弾性手段15を有して、前記面11に固定されている第1のブラケット16を有する。
画像読取装置1によれば、第1の弾性手段15を有する第1のブラケット16により、撮像素子基板14の熱膨張による光軸方向の撓みや、撮像素子基板14への読み取り時の振動の影響が抑制される。
以上のように、本実施形態によれば、原稿からの光学像を撮像素子に結像して読み取る画像読取装置において、撮像素子への熱膨張による撓みや読み取り時の振動の影響を低減することができ、安定した読み取りを実現することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態の画像読取装置の構造を示す斜視図である。また、図3は、本実施形態の画像読取装置の構造を示す正面図と側面図である。本実施形態の画像読取装置2は、複写機やイメージスキャナなどの画像読み取り用のスキャナユニットとすることができる。
画像読取装置2は、レンズユニット20と、レンズユニット20の光軸(z軸)に垂直な面を有する板材21とが搭載されている基板22を有する。さらに、中央部にレンズユニット20に対向するCCD23が実装され、光軸と直交する長手方向(x軸)の一端部が板材21に固定されているCCD基板24を有する。さらに、CCD基板24の長手方向の他端部を、光軸および光軸と長手方向とに直交する幅方向(y軸)の位置を拘束し、長手方向には移動できるように押さえる第1の弾性手段25を有し、板材21に固定されている第1のブラケット26を有する。
レンズユニット20は、複数枚のレンズとそれらを保持する鏡筒とを有し、原稿面で反射した光をCCD23の受光面で結像させる。レンズユニット20は、基板22に固定されるが、これには限定されない。レンズユニット20は、基板22上で、x軸方向やy軸方向やz軸方向に移動可能としてもよい。
板材21は、金属板とすることができる。板材21は、その面が基板22の面(x−z平面)に対して垂直(x−y平面)になるように基板22に組み込まれる。また、板材21は、基板22上で光軸方向の移動が可能である。例えば、板材21をネジで基板22に組み込む場合、ネジ穴をz軸方向に長穴とすることで、板材21の光軸方向の移動を可能とすることができる。
基板22は、金属板とすることができる。基板22には、レンズユニット20と板材21とが実装されている。基板22は、レンズユニット20と板材21の双方または一方を移動可能として、レンズユニット20の光軸とCCD23の受光面との位置関係を調整し、レンズユニット20がCCD23の受光面に結像する光学像の解像度を調整することができる。
CCD基板24は、配線などの回路が形成されている回路基板とすることができる。CCD基板24の中央部には、CCD23がレンズユニット20と対向して実装される。CCD基板24にはまた、CCD23が出力するアナログ電気信号を増幅してデジタル電気信号に変換するAFE28が、CCD23の近傍に実装されていてもよい。
CCD基板24は、CCD23の受光面の位置と、レンズユニット20が結像する光学像の位置とを調整して、板材21に組み合わされる。CCD基板24の長手方向の一方の端部は、ネジ27aで板材21に固定される。CCD基板24のネジ穴は、x軸方向とy軸方向とにCCD基板24の位置を1mm程度微調整することが可能な径を有することができる。CCD基板24の長手方向の他方の端部は、第1のブラケット26で板材21に組み合わされる。
CCD基板24を第1のブラケット26と組み合わせる部分には、切り欠き部分を設けておくことで、組み合わせの位置を容易に分かるようにすることができる。切り欠き部分の幅は、組み立て時の調整量と温度変化によるCCD基板24の長手方向の伸び縮みを考慮した幅とすることができる。例えば、切り欠き部分とブラケット26との間に、1mm程度の可動範囲の余長を持った長さを有することができる。また、第1のブラケット26と組み合わされる切り欠き部分の側面は、ミシン目のように丸みを帯びた断面ではなく、ルータで切断したときのような矩形な断面とすることが好ましい。
図4は、第1のブラケット26の構造を示す斜視図である。第1のブラケット26は、金属板とすることができる。第1のブラケット26は、前記切り欠き部分でCCD基板24の幅方向の位置を拘束する第1のバネ25aと第2のバネ25bを有する。さらに、第1のブラケット26は、CCD基板24の光軸方向の位置を拘束する第3のバネ25cを有する。第1のバネ25aと第2のバネ25bと第3のバネ25cの組が第1の弾性手段25を構成する。
第1の弾性手段25は前記のバネの組には限定されない。第1の弾性手段25は、CCD基板24の端部を、光軸および光軸と長手方向とに直交する幅方向の位置を拘束し、長手方向には移動できるように押さえることができれば、例えば、ゴムなどの弾性体でもよい。
また、第3のバネ25cを導電性とすることで、第3のバネ25cをCCD基板24上に設けられたグランドプレート(接地板)にz軸方向に押し付けるようにすることで、CCD基板24の接地を強化することもできる。
第1のブラケット26は、ネジ27bとネジ27cで板材21に固定される。このとき、第1のブラケット26は、前記切り欠き部分で第1のバネ25aと第2のバネ25bによりCCD基板24の幅方向の位置を拘束する。さらに、第1のブラケット26は、第3のバネ25cでCCD基板24の光軸方向の位置を拘束する。これに対して、CCD基板24は、長手方向には移動できるように押さえられている。CCD基板24の長手方向の移動をスムースにするためには、第1のバネ25aと第2のバネ25bと第3のバネ25cが各々CCD基板24に接する接点を、y軸上に並ぶように配置させることが好ましい。
なお、第1のブラケット26のネジ穴は、x軸方向とy軸方向とに第1のブラケット26の位置を1mm程度微調整することが可能な径を有することができる。また、ネジ27aとネジ27bとネジ27cとは、同じ径のネジとすることができるが、これには限定されない。
各構成部材の組み立てに際しては、レンズユニット20を基板22に取り付ける。一方、CCD基板24を板材21にネジ27aで取り付ける。次に、第1のブラケット26をCCD基板24の切り欠き部分に合わせてはめ込み、第1のブラケット26を板材21にネジ27bとネジ27cで取り付ける。CCD基板24を取り付けた板材21を、基板22にネジ(図示省略)で取り付ける。なお、板材21を基板22に取り付けた後に、CCD基板24を板材21に取り付けてもよい。
組み立てに際しては、板材21の位置を光軸方向に移動することで、CCD基板24が光軸方向に移動することとなり、レンズユニット20がCCD23の受光面に結像する光学像の解像度を調整することができる。また、CCD基板24を長手方向に移動することで、主走査方向の読取基準位置調整を行うことができる。また、CCD基板24を幅方向に移動することで、副走査方向の読取位置調整を行うことができる。また、光軸周りでCCD基板24を回転させることで、読み取り画像傾き調整を行うことができる。
図5は、本実施形態の画像読取装置2の熱膨張時の動作を説明するための図である。
CCD23の動作時の発熱によるCCD基板24の温度上昇に伴い、CCD基板24には、CCD基板24の熱膨張係数と寸法に比例した長手方向の膨張が発生する。CCD23の近傍にAFE28が配置されていて温度上昇を増す場合、膨張はさらに大きくなる。また一般に、図5のように、CCD基板24の幅方向への寸法の制約が強くCCDとAFEとを長手方向に並んで配置させる場合は、膨張を拡大することとなる。また逆に、環境温度の低下などでCCD基板24の温度が下がる場合は、CCD基板24は収縮する。
仮にCCD基板24の両端がネジなどで固定されている場合、CCD基板24の長手方向の膨張は行き場をなくし、光軸方向への撓みとなる。画像読取装置2では、CCD基板24は、幅方向と光軸方向は、第1のブラケット26の第1の弾性手段25で拘束され、長手方向の膨張/収縮は可能なため、光軸方向への撓みの発生は抑制される。
なお、x軸方向の読取画像の基準位置をCCD23のネジ27a側の画素と定めると、長手方向の膨張/収縮による画像への影響をより低減できる。
また、ADF(Auto Document Feeder)などへ画像読取装置2を搭載する際には、読み取り動作中のモータの振動や紙の搬送の振動による画質への影響が問題になる場合がある。この場合にも、第1のブラケット26によってCCD基板24は幅方向と光軸方向の位置を拘束されているので、振動のCCD23への影響を抑制することができる。このとき、画像への振動の影響の程度に応じて、第1の弾性手段25の弾性体の弾性率を適正に選定することで、CCD基板24の浮きや振動を抑えることが可能である。
以上のように、画像読取装置2によれば、第1の弾性手段25を有する第1のブラケット26により、CCD基板24の熱膨張による光軸方向の撓みや、CCD基板24への読み取り時の振動の影響が抑制される。これにより、熱膨張や振動による画像の劣化、特にMTF特性の劣化を抑制することができる。さらに、第1のブラケット26によるCCD基板24の接地の強化が可能であるため、CCD23やAFE28が発生するノイズの低減が可能である。
以上のように、本実施形態によれば、原稿からの光学像を撮像素子に結像して読み取る画像読取装置において、撮像素子への熱膨張による撓みや読み取り時の振動の影響を低減することができ、安定した読み取りを実現することができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態の画像読取装置の構造を示す斜視図である。本実施形態の画像読取装置3は、レンズユニット30と、レンズユニット30の光軸(z軸)に垂直な面を有する板材31とが搭載されている基板32を有する。さらに、中央部にレンズユニット30に対向するCCD33が実装され、光軸と直交する長手方向(x軸)の一端部が板材31にネジ37aで固定されているCCD基板34を有する。
さらに、第1の弾性手段35を有し、板材31にネジ37bとネジ37cで固定されている第1のブラケット36を有する。第1の弾性手段35は、CCD基板34の長手方向の他端部を、光軸方向、及び光軸方向と長手方向とに直交する幅方向(y軸)の位置を拘束し、長手方向には移動できるように押さえる。
さらに、第2の弾性手段39を有し、板材31にネジ37dとネジ37eで固定されている第2のブラケット40を有する。第2の弾性手段39は、CCD基板34の長手方向の前記一端部と前記他端部との中間の部分を、光軸方向の位置を拘束し、長手方向には移動できるように押さえる。
本実施形態の画像読取装置3と第2の実施形態の画像読取装置2との異なる点は、画像読取装置3では、第2のブラケット40を有し、板材31が第2のブラケット40を取り付ける構造を有していることである。板材31は、CCD33がレンズユニット30に対向する窓を有している(図6の記載省略)。その他の構造は第2の実施形態の画像読取装置2と同じであるため、重複する構造の説明は省略する。
図7は、第2のブラケット40の構造を示す斜視図である。第2のブラケット40は、金属板とすることができる。第2のブラケット40は、CCD基板34のCCD33の近辺で、CCD基板34の光軸方向の位置を拘束する第2の弾性手段39を有する。第2の弾性手段39は、CCD基板34を光軸方向に押す第4のバネ39aと第5のバネ39bとを有するが、これには限定されない。第2の弾性手段39は、CCD基板34を光軸方向に押すことができれば、第4のバネ39aと第5のバネ39bとを一体化した構造であってもよい。また、第2の弾性手段39は、バネには限定されず、例えば、ゴムなどの弾性体であってもよい。
また、第4のバネ39aと第5のバネ39bを導電性とすることで、第4のバネ39aと第5のバネ39bを、CCD基板34上に設けられたグランドプレート(接地板)にz軸方向に押し付けるようにして、CCD基板34の接地を強化することもできる。
第2のブラケット40は、ネジ37dとネジ37eで板材31に固定される。このとき、第2のブラケット40は、第4のバネ39aと第5のバネ39bでCCD基板34の光軸方向の位置を拘束する。これに対して、CCD基板34は、長手方向には移動できるように押さえられている。CCD基板34の長手方向の移動をスムースにするためには、第4のバネ39aと第5のバネ39bが各々CCD基板34に接する接点を、y軸上に並ぶように配置させることが好ましい。
なお、第2のブラケット40のネジ穴は、x軸方向とy軸方向とに第2のブラケット40の位置を1mm程度微調整することが可能な径を有することができる。また、ネジ37aとネジ37bとネジ37cとネジ37dとネジ37eは、同じ径のネジとすることができるが、これには限定されない。
図8は、本実施形態の画像読取装置3の熱膨張時の動作を説明するための図である。図8の画像読取装置3の熱膨張時の動作の、図5の第2の実施形態の画像読取装置2の熱膨張時の動作との差分は、第2のブラケット40の分であるため、重複する部分の説明は省略する。
CCD33やAFE38の動作時の発熱によるCCD基板34の温度上昇に伴い、CCD基板34には長手方向の膨張が発生する。また逆に、環境温度の低下などでCCD基板34の温度が下がる場合は、CCD基板34は収縮する。CCD基板34は、第2のブラケット40の第2の弾性手段39によって、光軸方向には拘束され、長手方向には移動できるように押さえられている。よって、画像読取装置3は第2のブラケット40によって、CCD基板34の光軸方向への撓みの発生を、第2の実施形態の画像読取装置2以上に抑制することができる。
また、画像読取装置3では、画像読取装置3の組み立ての段階で、CCD基板34が光軸方向に撓みを有する場合であっても、第2のブラケット40により、この光軸方向の撓みを低減させることができる。CCD基板34の組み立て時の撓みの量は、個体ごとにばらついている場合があるため、組み立て時にこの撓みを低減することで、画像読取装置3の性能ばらつきを低減することができる。
また、ADFなどへ画像読取装置3を搭載する際には、読み取り動作中のモータの振動や紙の搬送の振動による画質への影響が問題になる場合がある。この場合にも、第1のブラケット36と第2のブラケット40によって、CCD基板34は光軸方向と幅方向の位置を拘束されているので、振動のCCD33への影響を抑制することができる。このとき、画像への振動の影響の程度に応じて、第1の弾性手段35と第2の弾性手段39の弾性体の弾性率を適正に選定することで、CCD基板34の浮きや振動を抑えることが可能である。そして、画像読取装置3は第2のブラケット40によって、振動のCCD33への影響を、第2の実施形態の画像読取装置2以上に抑制することができる。
以上のように、画像読取装置3によれば、第1のブラケット36と第2のブラケット40により、CCD基板34の熱膨張による光軸方向の撓みや、CCD基板34への読み取り時の振動の影響が抑制される。これにより、熱膨張や振動による画像の劣化、特にMTF特性の劣化を抑制することができる。さらに、第2のブラケット40により、組み立て時のCCD基板34の撓みの低減が可能である。これにより画像読取装置3の性能ばらつきを低減することができる。さらに、第1のブラケット36や第2のブラケット40によるCCD基板34の接地の強化が可能であるため、CCD33やAFE38が発生するノイズの低減が可能である。
以上のように、本実施形態によれば、原稿からの光学像を撮像素子に結像して読み取る画像読取装置において、撮像素子への熱膨張による撓みや読み取り時の振動の影響を低減することができ、安定した読み取りを実現することができる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものである。
1、2、3 画像読取装置
10、20、30 レンズユニット
11 面
21、31 板材
12、22、32 基板
13 撮像素子
23、33 CCD
14 撮像素子基板
24、34 CCD基板
15、25、35 第1の弾性手段
25a 第1のバネ
25b 第2のバネ
25c 第3のバネ
16、26、36 第1のブラケット
27a、27b、27c、37a、37b、37c、37d、37e ネジ
28、38 AFE
39 第2の弾性手段
39a 第4のバネ
39b 第5のバネ
40 第2のブラケット

Claims (6)

  1. レンズユニットが搭載され、前記レンズユニットの光軸に垂直な面を有する基板と、
    中央部に前記レンズユニットに対向する撮像素子が実装され、前記光軸に垂直な長手方向の一端部が前記面に固定されている撮像素子基板と、
    前記撮像素子基板の前記長手方向の他端部を、前記光軸方向および前記光軸と前記長手方向とに直交する幅方向の位置を拘束し、前記長手方向には移動できるように押さえる第1の弾性手段を有して、前記面に固定されている第1のブラケットと、
    を有し、
    前記撮像素子基板は、部分的に幅方向が狭くなる切り欠き部分を有し、
    前記第1のブラケットは前記切り欠き部分に対応して配置され
    前記切り欠き部分が、撮像素子基板の幅方向の両側に存在し、かつ、当該切り欠き部分の撮像素子基板長手方向の両側における撮像素子基板が、幅方向に狭くなっていない前記切り欠き部分であって、
    かつ、前記第1のブラケットが、前記切り欠き部分が存在する、撮像素子基板の部分のみに対応して配置されている
    画像読取装置。
  2. 前記撮像素子基板の前記一端部と前記他端部との中間の部分を、前記光軸方向の位置を拘束して前記長手方向には移動できるように押さえる第2の弾性手段を有して、
    前記面に固定されている第2のブラケットを有する、
    請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記面は導電性を有し、
    前記第1のブラケットと前記第1の弾性手段、もしくは前記第2のブラケットと前記第2の弾性手段は導電性を有し、
    導電性を有する前記第1の弾性手段もしくは前記第2の弾性手段は、
    前記撮像素子基板に設けられたグランドプレートを押し付ける、
    請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記面は、
    前記光軸方向の位置が調整可能である、
    請求項1から3の内の1項記載の画像読取装置。
  5. 前記撮像素子は、
    CCDを有する、
    請求項1から4の内の1項記載の画像読取装置。
  6. 前記撮像素子基板には、
    AFEが実装されている、
    請求項1から5の内の1項記載の画像読取装置。
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