JP6479267B2 - 固定子、電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置 - Google Patents

固定子、電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置 Download PDF

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Description

本発明は、固定子、電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置に関するものである。
電動機に使用される固定子鉄心は、巻線が巻回されるティース部とティース部の径方向外側にティース部に連続して形成されたヨーク部とを有する。特許文献1に記載の回転機用コアは、ティース部とコアバック部(ヨーク部)とを有し、ティース部は、方向性珪素鋼板(方向性電磁鋼板)で形成され、コアバック部(ヨーク部)は、無方向性珪素鋼板(無方向性電磁鋼板)で形成されている。
特開2000−341889号公報(例えば、請求項1、段落0031)
しかしながら、方向性電磁鋼板は、磁化容易方向と磁束の流れる方向が一致した場合、低鉄損な特性が得られるが、磁化容易方向と磁束の流れる方向にずれが生じた場合、逆に鉄損が大幅に増加するという特性がある。特許文献1に記載の回転機用コアは、ティース部内径側のティース先端部において、磁束は斜めに湾曲して流れるため、ティース先端部を流れる磁束の向きと、方向性電磁鋼板の磁化容易方向の向き(鉄損が最小となる方向)とにずれが生じることにより、鉄損が増加するという課題があった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、鉄損を低減した高効率な固定子、この固定子を有する電動機、この電動機を有する圧縮機、及びこの圧縮機を有する冷凍空調装置を得ること目的とする。
本発明の一態様に係る固定子は、積層された複数の無方向性電磁鋼板を有し、前記複数の無方向性電磁鋼板を固定子の軸方向に貫通する挿入孔を有する第1の鉄心と、前記挿入孔内に配置され、積層された複数の方向性電磁鋼板を有する第2の鉄心と、を備え、前記第1の鉄心は、前記第2の鉄心に隣接する薄肉部を有し、taを前記第1の鉄心を前記軸方向に見たときの前記薄肉部の厚さとし、tmを前記複数の無方向性電磁鋼板の内の1枚の無方向性電磁鋼板の板厚としたときに、条件式0.5tm≦ta≦2tmを満たす。
本発明の他の態様に係る電動機は、上述した固定子と、回転子と、前記固定子が固定され、前記回転子を回転可能に支持する支持部とを有する。
本発明の他の態様に係る圧縮機は、上述した電動機を有する。
本発明の他の態様に係る冷凍空調装置は、上述した圧縮機を有する。
本発明に係る固定子及び電動機によれば、鉄損を低減した高効率な電動機を得ることができるという効果を得ることができる。また、本発明に係る圧縮機及び冷凍空調装置によれば、高効率な電動機の使用により、電力消費を抑制できるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る固定子を備えた電動機の概略的な構成を示す断面図である。 実施の形態1における第1の鉄心の概略的な構成を示す断面図である。 (a)は、実施の形態1における第2の鉄心である第1の方向性鉄心の概略的な構成を示す断面図であり、(b)は、第1の方向性鉄心の概略的な斜視図である。 実施の形態1における固定子鉄心(第1の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)を流れる磁束の向きを示す図である。 実施の形態1における固定子鉄心(第1の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における固定子鉄心(第2の鉄心である第1の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態3における固定子鉄心(第2の鉄心である第2の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態4における固定子鉄心(第2の鉄心である第2の方向性鉄心及び第3の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態5における固定子鉄心(第2の鉄心である第1の方向性鉄心及び第2の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態6における固定子鉄心(第2の鉄心である第1の方向性鉄心、第2の方向性鉄心、及び第3の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態7における第1の鉄心の概略的な構成を示す斜視図である。 実施の形態7における第2の鉄心である第1の方向性鉄心の概略的な構成を示す斜視図である。 実施の形態7における固定子鉄心(第2の鉄心である第1の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態8における第1の鉄心の概略的な構成を示す斜視図である。 実施の形態8における第2の鉄心である第1の方向性鉄心、第2の方向性鉄心、及び第3の方向性鉄心の概略的な構成を示す斜視図である。 実施の形態8における固定子鉄心(第2の鉄心である第1の方向性鉄心、第2の方向性鉄心、及び第3の方向性鉄心が第1の鉄心に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態9に係る電動機の概略的な構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態10に係る圧縮機の概略的な構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態11に係る冷凍空調装置の概略的な構成を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る固定子、電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置を、図を参照しながら説明する。図には、図相互の関係を理解し易くするために、xyz直交座標系が示されている。図において、x軸は、電動機の回転軸に平行な座標軸として示されている。また、図において、y軸は、図1における左右方向に平行な座標軸として示されている。また、図において、z軸は、図1における上下方向に平行な座標軸として示されている。
《1》実施の形態1
《1−1》構成
図1は、本発明の実施の形態1に係る固定子100を備えた電動機300の概略的な構成を示す断面図である。図1に示されるように、電動機300は、固定子100と回転子200とを有する。固定子100は、特定形状に打ち抜かれた電磁鋼板を積層してなる固定子鉄心1と、図示しない絶縁材料からなる絶縁部と、固定子鉄心1のティース部11に絶縁部を介して巻かれる巻線2とを有している。固定子100の内径側には、空隙3を介して回転子200が回転可能に挿入されている。電動機300は、固定子100を囲うハウジング4を有している。ハウジング4は、例えば、円筒状である。ハウジング4内には、固定子100が焼嵌、圧入、溶接等によって保持されている。また、ハウジング4内には、回転子200が、軸受けを介して回転可能に支持されている。
図1に示されるように、固定子鉄心1は、第1の鉄心10と、第1の鉄心10の鉄心挿入孔11d(第1の挿入孔)に挿入された第1の方向性鉄心20(第2の鉄心)とを有する。第1の鉄心10は、環状のヨーク部12と、ヨーク部12の内径側にヨーク部12に連続して配置されたティース部11とを有する。ティース部11は、回転子200の回転方向に一定間隔で配置され、ヨーク部12から固定子鉄心1の中心に向かう方向に伸びている。図1に示される例では、実施の形態1に係る固定子100は、9個のティース部11を有している。但し、ティース部11の数は、これに限定されるものではない。固定子鉄心1には、ティース部11に巻回された巻線2により区画される空間である9個のスロット19が形成されている。
上述したように、固定子鉄心1のティース部11には、回転磁界を発生させる巻線2が巻かれている。巻線2は、例えば、マグネットワイヤを、絶縁部を介してティース部11に直接巻き付けられる集中巻で形成され、3相Y結線に結線される。巻線2の巻数及び線径は、要求される特性(回転数及びトルク等)、電圧仕様、スロットの断面積に応じて定められる。ここでは、巻線しやすいように1つのティース部11を含むようにヨーク部12を帯状に展開し、線径φ1.0mm程度のマグネットワイヤを各ティース部11に80ターン程度巻き付け、巻き付け線後に、帯状のヨーク部12を環状に丸め、ヨーク部12の両端が溶接されることにより環状の固定子100が構成される。
回転子200は、永久磁石埋込型(IPM:Interior Permanent Magnet)であり、回転子鉄心部201を有する。図1に示されるように、回転子200は、中心にシャフト204を有する。回転子鉄心部201の内部には、周方向に配置され、磁極数に対応した数の磁石挿入孔202が設けられている。複数の磁石挿入孔202には、複数の永久磁石203がそれぞれ挿入され、固定される。永久磁石203は、平板の幅広面の方向に磁化されるよう着磁されており、各磁極で回転子の径方向に同一極が向くように配置されている。なお、図1には、回転子200の磁極数が6極の場合を例示しているが、回転子200の磁極数は、2極以上の偶数であればいくつでもよい。永久磁石203には、ネオジウム、鉄、ボロンを主成分とする希土類磁石を用いることができる。
図1に示されるように、磁石挿入孔202は、空隙で構成されており、空隙の中に永久磁石203が挿入されている。また、磁石挿入孔202の周方向両端部には、互いに隣り合う異なる磁極間での漏れ磁束を低減するために、フラックスバリア205(漏れ磁束抑制穴)が設けられている。また、回転子鉄心部201は、フラックスバリア205と回転子200の外周との間の隣接する永久磁石203間で磁束が短絡しないようにするため、磁路が狭くなるように薄肉設計された回転子薄肉部206を有している。回転子薄肉部206の幅は、電磁鋼板と同程度の厚さであり、例えば、0.35mmである。
図2は、実施の形態1における第1の鉄心10の概略的な構成を示す断面図である。図3(a)は、実施の形態1における第2の鉄心である第1の方向性鉄心20の概略的な構成を示す断面図であり、図3(b)は、実施の形態1における第1の方向性鉄心20の概略的な構成を示す斜視図である。図4は、実施の形態1における固定子鉄心1(第1の方向性鉄心20が第1の鉄心10に埋め込まれた状態)を流れる磁束(代表的な磁束)の向きを示す図である。図5は、実施の形態1における固定子鉄心1(第1の方向性鉄心20が第1の鉄心10に埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。実施の形態1における固定子鉄心1は、図2に示される第1の鉄心10と、図3(a)及び(b)に示される第2の鉄心である第1の方向性鉄心20とを有している。第1の鉄心10は、例えば、積層された複数の無方向性電磁鋼板で形成される。第1の方向性鉄心20は、方向性電磁鋼板(例えば、積層された複数の方向性電磁鋼板)で形成されている。無方向性電磁鋼板とは、特定の方向に磁化しないよう、結晶軸の方向が無秩序に構成された電磁鋼板である。方向性電磁鋼板とは、結晶軸の方向が特定の方向に揃えられ、特定の方向の磁化容易方向を有する電磁鋼板である。
図2で示されるように、第1の鉄心10は、連続して一体で形成されたティース部11とヨーク部12とを有し、実施の形態1における固定子鉄心1の輪郭を画定している。図2に示されるように、ティース部11は、巻線2が巻回される巻線部11aと、個々のティース部11の内径側に形成され、周方向に広がる回転子対向面を含むティース先端部11bとを有する。また、ティース部11にはティースカシメ部11cが形成され、電磁鋼板を軸方向に固定している。
図2に示されるように、ヨーク部12は、ヨーク中央部12d及びヨーク端部12eを有する。ヨーク中央部12dは、ヨーク部12におけるティース部11との連続部分である中央部分を指す。ヨーク端部12eは、ヨーク部12においてヨーク中央部12dの周方向における両端側に形成されている。ヨーク部12には、ヨークカシメ部12aが形成され、ヨーク部12を構成する電磁鋼板を、軸方向に固定している。ティースカシメ部11c及びヨークカシメ部12aの数は、図示の数に限定されない。ヨーク部12の周方向における右端部(+y方向側の端部)には、互いに隣り合う第1の鉄心10のヨーク部12同士を連結するためのヨーク連結部12bが形成されている。
図2に示されるように、第1の鉄心10のティース部11と鉄心挿入孔11dの間には、ティース部11の側壁部としての薄肉部11eが形成される。薄肉部11eは、第1の鉄心10のティース部11の側面を薄く形成した部分である。薄肉部11eは、実施の形態1における固定子鉄心1の軸方向(x方向)に向かって連続的に形成されている。薄肉部11eの厚さta(ほぼ固定子の周方向の厚さ)は、強度が確保できる範囲で極力薄くすることが望ましい。薄肉部11eの厚さを薄くすることで、薄肉部11eに流れる磁束を抑制でき、磁束を、第2の鉄心である第1の方向性鉄心20に積極的に流すことができる。これにより、電動機300の固定子100における鉄損を低減することができる。薄肉部11eの厚さをtaとして、第1の鉄心を構成する電磁鋼板の1枚の厚さ(板厚)をtmとしたとき、以下の条件式
0.5tm≦ta≦2tm
が成り立つことが望ましい。薄肉部11eの厚さtaは、例えば、0.2mm〜1mmである。
また、ティース先端部11bの固定子100の径方向における厚さtbは、ティース部11に設けた薄肉部11eの厚さよりも大きくなるように構成される。例えば、厚さtbは、薄肉部11eの厚さtaの5倍程度である。このように、ティース先端部11bの径方向における厚さtbを薄肉部11eの厚さtaよりも大きく構成することで、ティース先端部11bを湾曲して流れる磁束が第1の鉄心10に流れるため、第2の鉄心である第1の方向性鉄心20の磁化容易方向と異なる向きの磁束が第1の方向性鉄心20に流れるのを抑制することができる。これにより、ティース先端部11bの鉄損の増加を抑制し効率の良い固定子100が得られる。
図3(a)及び(b)に示されるように、第1の方向性鉄心20は径方向に長い長方形状の上面を有する直方体状であり、磁化容易方向c1は、固定子100の径方向(z方向)と平行な方向となるように形成される。第1の方向性鉄心20の磁化容易方向c1は、破線の矢印により図示される。
図4に示されるように、回転子200から発生した磁束は、ティース先端部11bの外側からティース部11の内側に向けて回り込むように第1の鉄心内に流入し(磁束d1)、ティース部11の中央部分では径方向(+z方向)に向けて流れ(磁束d2)、ヨーク部12の中央部分ではティース部の中央部分からヨーク部の両端部に向けて湾曲して流れ(磁束d3)、ヨーク部12の両端部では周方向(+y方向及び−y方向)に向けて流れる(磁束d4)。この磁束の流れる向き(磁束d1,d2,d3,d4)は、実施の形態1における第1の鉄心10について説明しているが、後述する実施の形態2以降の実施の形態についても同様である。
図5に示されるように、第1の鉄心10のティース部11には、鉄心挿入孔11dが形成され、第1の方向性鉄心20が、すきまばめ(隙間嵌め)、しまりばめ(締り嵌め)、中間ばめ(中間嵌め)等の嵌め合いによって、鉄心挿入孔11d内に埋め込まれている。図5において、回転子200から生じた磁束であって、第1の方向性鉄心20を流れる磁束の向きは、一点鎖線の矢印(磁束d2)にて図示される。図5に示されるように、第2の鉄心である第1の方向性鉄心20の磁化容易方向c1と、第1の方向性鉄心20を流れる磁束d2の向きは、一致している。ここで、「一致している」とは、第1の方向性鉄心20の主要な(代表的な)磁化容易方向c1が、第1の方向性鉄心20を流れる主要な(代表的な)磁束の向きとが同じ(概ね一致、又は、ほぼ同じ)である場合を含む。
《1−2》効果
実施の形態1に係る固定子100によれば、固定子鉄心1は、積層された複数の無方向性電磁鋼板で形成された第1の鉄心10と、方向性電磁鋼板で形成された第2の鉄心である第1の方向性鉄心20とを備え、第1の方向性鉄心20は、第1の鉄心10のティース部11に形成された鉄心挿入孔11dに挿入されている。また、第1の方向性鉄心20の磁化容易方向c1と、第1の方向性鉄心20を流れる磁束d2の向きとは、概ね一致する。これにより、固定子鉄心1で生じる鉄損を低減することができ、効率の良い固定子100を得ることができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、第1の鉄心10のティース部11と鉄心挿入孔11dの間には、薄肉部11eが形成される。薄肉部11eは、薄肉部11eの厚さをtaとして、電磁鋼板の一枚の厚さをtmとしたとき、0.5tm≦ta≦2tmの関係が成り立つような厚みで形成される。これにより、第1の鉄心10である薄肉部11eに流れる磁束を抑制でき、磁束を方向性電磁鋼板により構成された第2の鉄心である第1の方向性鉄心20に積極的に流すことができる。従って、鉄損を低減することができる高効率な固定子100を得ることができる。
実施の形態1に係る固定子100によれば、ティース先端部11bの径方向における厚さtbは、ティース部11に設けられた薄肉部11eの厚さtaよりも大きくなるように構成される。このように、ティース先端部11bの径方向における厚さtbを薄肉部11eの厚さよりも大きく構成することで、ティース先端部を湾曲して流れる磁束d1が無方向性電磁鋼板で形成された第1の鉄心10に流れるため、方向性電磁鋼板で形成された第1の方向性鉄心20の磁化容易方向c1と異なる向きの磁束が第1の方向性鉄心20に流れるのを抑制することができる。これにより、ティース先端部11bにおける鉄損の増加を抑制し高効率な固定子100を得ることができる。
《2》実施の形態2
図6は、本発明の実施の形態2における固定子鉄心1a(第2の鉄心である第1の方向性鉄心20aが第1の鉄心10aに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。図6において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態2における固定子鉄心1aは、第1の鉄心10aと第1の方向性鉄心20aとの間を径方向(z方向)に分ける境界部に、第1の鉄心10aと第1の方向性鉄心20aを嵌合するための凹凸部21が設けられている点において、実施の形態1における固定子100の固定子鉄心1と異なる。
図6に示されるように、第1の鉄心10aと第1の方向性鉄心20aとの間の境界部には、第1の鉄心10aと第1の方向性鉄心20aを嵌合させるための嵌合部である凹部と凸部が設けられている。図6では、第1の方向性鉄心20aは、径方向外側に凸部21aを有し、径方向内側に凹部21bを有している。また、第1の鉄心10aの鉄心挿入孔の径方向(z方向)の長さに対し、第1の方向性鉄心20aの径方向(z方向)の長さは短く設定される。
実施の形態2に係る固定子100によれば、第1の鉄心10aと第1の方向性鉄心20aとの間の境界部に凸部と凹部を設け、第1の鉄心10aと第1の方向性鉄心20aとは、圧入等により嵌合されている。これにより、固定子鉄心1aの剛性を高めることができ、電動機300の振動及び騒音の増加を抑制できる。
実施の形態2に係る固定子100によれば、第1の鉄心10aの鉄心挿入孔の径方向(z方向)の長さに対し、第1の方向性鉄心20aの径方向(z方向)の長さは僅かに短く設定される。これにより、第1の鉄心と第1の方向性鉄心とを嵌合させた際に、第1の方向性鉄心20aに磁化容易方向c1と同じ向きの引っ張り荷重を印加することができる。第1の方向性鉄心20aの磁化容易方向c1と同じ向きに引っ張り荷重を印加することで、第1の方向性鉄心20aの磁気特性が改善し、第1の方向性鉄心20aの鉄損を更に低減することができる。
《3》実施の形態3
図7は、本発明の実施の形態3における固定子鉄心1b(第2の鉄心である第2の方向性鉄心30が第1の鉄心10bに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。図7において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態3における固定子鉄心1bは、第1の方向性鉄心20の代わりに第2の方向性鉄心30(第2の鉄心)が第1の鉄心10bのヨーク端部12eに設けられている点において、実施の形態1における固定子鉄心1と異なる。
図7に示されるように、実施の形態3における固定子鉄心1bのヨーク端部12eには、第2の方向性鉄心30が埋め込まれている。第2の方向性鉄心30は、第1の方向性鉄心20と同様に方向性電磁鋼板により形成される。ここで、固定子鉄心1bのヨーク端部12eを流れる磁束の方向を1点鎖線の矢印(磁束d4)にて示す。破線の矢印により示されるように、固定子鉄心のヨーク部においては、磁束は周方向に流れる。第2の方向性鉄心の磁化容易方向c2は、破線の矢印により示される。図7に示されるように、固定子鉄心1bのヨーク端部12eを流れる磁束d4の方向と、第2の方向性鉄心30の磁化容易方向c2は概ね一致している。
また、第1の鉄心10bの第2の方向性鉄心30が挿入される鉄心挿入孔12c(第2の挿入孔)の内径側には、第1の鉄心の薄肉部12fが形成されている。薄肉部12fの厚さをtcとして、第1の鉄心を構成する複数の電磁鋼板の内の1枚の電磁鋼板の厚さ(板厚)をtmとしたとき、0.5tm≦tc≦2tmの関係が成り立つことが望ましい。薄肉部12fの厚さtcは、例えば、0.2mm〜1mmである。また、厚さtcは、実施の形態1及び2における厚さtaと等価であり、taと表記してもよい。
実施の形態3に係る固定子100によれば、固定子鉄心1bは第2の鉄心としての第2の方向性鉄心30を有し、固定子鉄心1bのヨーク端部12eを流れる磁束d4の方向と、第2の方向性鉄心30の磁化容易方向c2は概ね一致している。これにより、鉄損を抑制した高効率な固定子を得ることができる。
実施の形態3に係る固定子100によれば、第1の鉄心10bの、第2の鉄心としての第2の方向性鉄心30が挿入される鉄心挿入孔12cの内径側には、第1の鉄心の側壁部としての薄肉部12fが形成されている。薄肉部12fの厚さをtcとして、電磁鋼板の1枚の厚さ(板厚)をtmとしたとき、0.5tm≦tc≦2tmの関係が成り立つ。これにより、第1の鉄心の一部である薄肉部12fに流れる磁束を減らし、方向性電磁鋼板により構成された第2の方向性鉄心30に磁束を積極的に増やすことができる。従って、鉄損を低減した高効率な固定子100を得ることができる。
《4》実施の形態4
図8は、本発明の実施の形態4における固定子鉄心1c(第2の鉄心としての第2の方向性鉄心30及び第2の鉄心としての第3の方向性鉄心40が、第1の鉄心10cに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。図8において、図7に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図7に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態4における固定子鉄心1cは、第3の方向性鉄心40(第2の鉄心)が第1の鉄心10cのヨーク中央部12dに設けられている点において、実施の形態3における固定子鉄心1bと異なる。
図8に示されるように、実施の形態4における固定子鉄心1cのヨーク中央部12dには、概ね直角三角形状の上面を有する三角柱状の第3の方向性鉄心40が、2箇所の鉄心挿入孔に埋め込まれている。第2の鉄心としての第3の方向性鉄心40は、第1の方向性鉄心20と同様に方向性電磁鋼板により形成される。ここで、固定子鉄心1cのヨーク中央部12dを流れる磁束d3の方向を1点鎖線の矢印にて示す。
図8に示されるように、実施の形態4における固定子鉄心1cのヨーク中央部12dを流れる磁束d3の方向は、第1の鉄心挿入孔11dの中央部分から、第2の鉄心挿入孔12cの中央部分に向かって湾曲した方向である。第3の方向性鉄心40の磁化容易方向c3は、点線の矢印により示される。図8に示されるように、第3の方向性鉄心40の磁化容易方向c3は、第1の鉄心挿入孔11dの中央部分から、第2の鉄心挿入孔12cの中央部分に向かう斜めの方向である。図8に示されるように、実施の形態4における固定子鉄心1cの第3の方向性鉄心40部分を流れる磁束d3の方向と、第3の方向性鉄心40の磁化容易方向c3とは概ね一致している。
実施の形態4に係る固定子100によれば、固定子鉄心1cは第3の方向性鉄心40を有し、固定子鉄心1cの第3の方向性鉄心40部分を流れる磁束の方向d3と、第3の方向性鉄心40の磁化容易方向c3とは概ね一致している。これにより、鉄損を抑制した高効率な固定子100を得ることができる。
《5》実施の形態5
図9は、本発明の実施の形態5における固定子鉄心1d(第1の方向性鉄心20及び第2の方向性鉄心30が第1の鉄心10dに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。図9において、図5及び図7に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5及び図7に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態5における固定子鉄心1dは、第1の鉄心10d及び第1の方向性鉄心20に加えて、第2の方向性鉄心30を更に有する点において実施の形態1における固定子鉄心1と異なる。言い換えれば、実施の形態5に係る固定子鉄心1dは、実施の形態1における固定子鉄心1と実施の形態3における固定子鉄心1bとを組み合わせた形態を示している。
実施の形態5における固定子鉄心1dによれば、固定子鉄心1dは第1の鉄心10d、第1の方向性鉄心20及び第2の方向性鉄心30を有し、固定子鉄心1dのティース部11及びヨーク端部12eを流れる磁束d2,d4の方向と、第1の方向性鉄心20及び第2の方向性鉄心30の磁化容易方向c1,c2とは概ね一致している。これにより、実施の形態1における固定子鉄心1及び実施の形態3における固定子鉄心1bを用いた固定子100と比較して、更に鉄損を抑制した高効率な固定子100を得ることができる。
《6》実施の形態6
図10は、本発明の実施の形態6における固定子鉄心1e(第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40が第1の鉄心10eに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す断面図である。図10において、図5及び図8に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5及び図8に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態6における固定子鉄心1dは、第1の鉄心10d及び第1の方向性鉄心20に加えて、第2の方向性鉄心30及び第3の方向性鉄心40を更に有する点において実施の形態1における固定子鉄心1と異なる。言い換えれば、実施の形態6における固定子鉄心1eは、実施の形態1における固定子鉄心1と実施の形態4における固定子鉄心1cとを組み合わせた形態を示している。
実施の形態6における固定子鉄心1eによれば、固定子鉄心1eは第1の鉄心10e、第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40を有し、固定子鉄心1eのティース部11及びヨーク部12を流れる磁束d2,d3,d4の方向と、第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40の磁化容易方向c1,c2,c3とは概ね一致している。これにより、実施の形態1における固定子鉄心1、実施の形態3における固定子鉄心1b、及び実施の形態4における固定子鉄心1cを用いた固定子100と比較して更に鉄損を抑制した高効率な固定子100を得ることができる。
《7》実施の形態7
図11は、本発明の実施の形態7における第1の鉄心10fの概略的な構成を示す斜視図である。図12は、実施の形態7における第1の方向性鉄心20の概略的な構成を示す斜視図である。図13は、実施の形態7における固定子鉄心1f(第2の鉄心である第1の方向性鉄心20が第1の鉄心10fに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す斜視図である。図11において、図2に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図2に示される符号と同じ符号が付される。図12において、図3に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図3に示される符号と同じ符号が付される。図13において、図5に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図5に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態7に係る固定子の固定子鉄心1fは、第1の鉄心10fの薄肉部11fの軸方向の側面に開口部120f,121fが形成されている点において実施の形態1における固定子鉄心1と異なる。図13において、固定子鉄心1fを流れる磁束の方向は図4に示された方向と同じであるため記載を省略する。
上述したように、実施の形態1における第1の鉄心10の薄肉部11eは、固定子100の軸方向(x方向)に向かって連続的に形成されていた。これに対して、実施の形態7における第1の鉄心10fの薄肉部11fは、薄肉部11fの軸方向の側面に開口部120f,121fが形成されている。図11に示されるように、実施の形態7における第1の鉄心10fの薄肉部11fは、上部、中部、下部に分断されて形成された上部の薄肉部110f、中部の薄肉部111f、及び下部の薄肉部112fを有する。言い換えれば、実施の形態7における第1の鉄心10fのティース部11の側面は、連続した形状を有していない。
実施の形態7に係る固定子鉄心1fによれば、第1の鉄心10fの薄肉部11fは、薄肉部11fの軸方向の側面に開口部120f,121fを有し、上部、中部、下部に分断されて形成された上部の薄肉部110f、中部の薄肉部111f、及び下部の薄肉部112fを有する。これにより、実施の形態1に係る固定子鉄心1を用いた固定子100と比較して、薄肉部11fに流入する磁束を更に抑制することができ、磁束を第1の方向性鉄心20に積極的に流すことができる。従って、鉄損を更に抑制した高効率な固定子100を得ることができる。
《8》実施の形態8
図14は、本発明の実施の形態8における第1の鉄心10gの概略的な構成を示す斜視図である。図15は、実施の形態8における第2の鉄心である第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40の概略的な構成を示す斜視図である。図16は、実施の形態8における固定子鉄心1g(第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40が第1の鉄心10gに埋め込まれた状態)の概略的な構成を示す斜視図である。図14において、図11に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図11に示される符号と同じ符号が付される。図15において、図12に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図12に示される符号と同じ符号が付される。図16において、図13に示される構成要素と同一又は対応する構成要素には、図13に示される符号と同じ符号が付される。実施の形態8に係る固定子100の固定子鉄心1gは、第1の鉄心10g及び第1の方向性鉄心20に加えて、第2の方向性鉄心30及び第3の方向性鉄心40を有する点において、実施の形態7における固定子鉄心1fと異なる。言い換えれば、実施の形態8における固定子鉄心1gは、実施の形態6における固定子鉄心1eと、実施の形態7における固定子鉄心1fとを組み合わせた形態を示している。
図13及び図14に示されるように、実施の形態8における第1の鉄心10gのヨーク部12の薄肉部11gは、薄肉部11gの軸方向(x方向)の側面に開口部120g,121gを有している。また、ヨーク部12の薄肉部11gは、上部、中部、下部に分断されて形成された上部の薄肉部110g、中部の薄肉部111g、及び下部の薄肉部112gを有する。また、図14及び図15に示されるように、実施の形態8における固定子鉄心1gは、第1の鉄心10g及び第1の方向性鉄心20に加えて、第2の方向性鉄心30及び第3の方向性鉄心40を有する。図15において、第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40の磁化容易方向は、図10に示された磁化容易方向と同じであるため、記載を省略する。また、固定子鉄心1gを流れる磁束の方向についても、図4に示された方向と同じであるため記載を省略する。
実施の形態8における固定子鉄心1gによれば、固定子鉄心1gは第1の鉄心10g、第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40を有し、固定子鉄心1gのティース部11及びヨーク部12を流れる磁束の方向d2,d3,d4と、第1の方向性鉄心20、第2の方向性鉄心30、及び第3の方向性鉄心40の磁化容易方向c1,c2,c3とは概ね一致している。これにより、実施の形態7における固定子鉄心1fを用いた固定子100と比較して更に鉄損を抑制した高効率な固定子100を得ることができる。
実施の形態8に係る固定子鉄心1gによれば、第1の鉄心10gの薄肉部11gは、薄肉部11gの軸方向の側面に開口部120g,121gを有し、上部、中部、下部に分断されて形成された上部の薄肉部110g、中部の薄肉部111g、及び下部の薄肉部112gを有する。これにより、実施の形態7に係る固定子鉄心1fを用いた固定子100と比較して、薄肉部11gに流入する磁束を更に抑制することができ、磁束を第1の方向性鉄心20に積極的に流すことができる。従って、鉄損を更に抑制した高効率な固定子100を得ることができる。
《9》実施の形態9
図17は、本発明の実施の形態9に係る電動機300の概略的な構成を示す側面図である。図17に示されるように、実施の形態2に係る電動機300は、実施の形態1から実施の形態8のいずれかに係る固定子100と、回転子200と、固定子100が固定され、回転子200を回転可能に(例えば、軸受によって回転可能に)支持する支持部とを有している。回転子200は、軸線AXを中心に回転する。支持部は、例えば、回転子200を回転可能に支持するブラケット111と、フレーム(本体枠)とから構成される。電動機300は、軸受等に水が浸入するのを抑制する防水キャップ112を有している。
実施の形態9に係る電動機300によれば、実施の形態1から実施の形態8のいずれかに記載された固定子100によって得られる効果に加えて、電動機300の効率を高める効果を得ることができる。
《10》実施の形態10
図18は、本発明の実施の形態10に係る圧縮機400の概略的な構成を示す断面図である。実施の形態10に係る圧縮機400は、上述した実施の形態9に係る電動機300を搭載したロータリ圧縮機である。なお、本発明は、上述した実施の形態何れかの永久磁石埋込型電動機を搭載した圧縮機を含むものであるが、圧縮機の種別は、ロータリ圧縮機に限定されるものではない。また、電動機300についても永久磁石埋込型電動機に限定されるものではない。なお、図18において、図1から図17に記載された構成と同一又は対応する構成には、同一の符号が付される。
圧縮機400は、密閉容器408内に、電動機300(永久磁石埋込型電動機)と、圧縮要素401とを備えている。図示はしないが、密閉容器の底部に、圧縮要素各摺動部を潤滑する冷凍機油が貯留されている。圧縮要素401は、主な要素として、上下積層状態に設けられたシリンダ402と、電動機300(永久磁石埋込型電動機)により回転するシャフトである回転軸403と、回転軸403に嵌挿されるピストン404と、シリンダ内を吸入側と圧縮側に分けるベーン(図示せず)と、回転軸403が回転自在に嵌挿され、シリンダ402の軸方向端面を閉塞する上下一対の上部フレーム405及び下部フレーム406と、上部フレーム405及び下部フレーム406にそれぞれ装着されたマフラ407とを含んでいる。
電動機300の固定子100は、密閉容器408に焼嵌または溶接等の方法により直接取り付けられ保持されている。固定子100のコイルには、密閉容器408に固定されるガラス端子から電力が供給される。回転子200は、固定子100の内径側に、空隙3を介して配置されており、回転子200の中心部の回転軸204(シャフト)を介して圧縮要素401の軸受け部(上部フレーム405及び下部フレーム406)により回転自在な状態で保持されている。
次に、かかる圧縮機400の動作について説明する。アキュムレータ409から供給された冷媒ガスは、密閉容器408に固定された吸入パイプ410よりシリンダ内へ吸入される。インバータの通電によって電動機300が回転されていることで、回転軸204に嵌合されたピストン404がシリンダ402内で回転される。それにより、シリンダ402内では冷媒の圧縮が行われる。冷媒は、マフラ407を経た後、密閉容器408内を上昇する。このとき、圧縮された冷媒には冷凍機油が混入している。この冷媒と冷凍機油との混合物は、ロータ鉄心に設けた風穴を通過する際に、冷媒と冷凍機油との分離を促進され、冷凍機油が吐出パイプ411へ流入するのを防止できる。このようにして、圧縮された冷媒が、密閉容器408に設けられた吐出パイプ411を通って冷凍サイクルの高圧側へと供給される。
なお、圧縮機400の冷媒には、既知の冷媒であるHFC(ハイドロ フルオロカーボン)であるR410A及びR407C、HCFC(ハイドロ クロロフルオロカーボン)であるR22等を用いてもよいが、低GWP(地球温暖化係数)の冷媒等いかなる冷媒も適用できる。地球温暖化防止の観点からは、低GWP冷媒が望まれている。低GWP冷媒の代表例として、以下の冷媒がある。
(1)組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素:例えば、HFO−1234yf(CFCF=CH)である。HFOは、Hydro−Fluoro−Olefinの略であり、Olefinは、二重結合を一つ持つ不飽和炭化水素のことである。なお、HFO−1234yfのGWPは、4である。
(2)組成中に炭素の二重結合を有する炭化水素:例えば、R1270(プロピレン)である。なお、GWPは3で、HFO−1234yfより小さいが、可燃性はHFO−1234yfより大きい。
(3)組成中に炭素の二重結合を有するハロゲン化炭化水素または組成中に炭素の二重結合を有する炭化水素の少なくともいずれかを含む混合物:例えば、HFO−1234yfとR32との混合物等である。HFO−1234yfは、低圧冷媒のため圧損が大きくなり、冷凍サイクル(特に、蒸発器において)の性能が低下しやすい。そのため、HFO−1234yfより高圧冷媒であるR32又はR41等との混合物が実用上は有力になる。
このように電動機300を圧縮機400に組込んで構成することで、効率、信頼性に優れた圧縮機400を提供できる。
《11》実施の形態11
図19は、本発明の実施の形態11に係る冷凍空調装置500の概略的な構成を示す図である。本発明は、上述した圧縮機400を冷凍回路の構成要素として含む、冷凍空調装置500として実施することも可能である。以下、圧縮機400を搭載した冷凍空調装置500について説明する。
冷凍空調装置500は、主たる要素として、圧縮機400と、四方弁501と、圧縮機400において圧縮された高温高圧の冷媒ガスの熱を空気と熱交換して凝縮し液冷媒にする凝縮器502と、液冷媒を膨張させて低温低圧の液冷媒にする膨張器503と、低温低圧の液冷媒から吸熱して低温低圧のガス冷媒にする蒸発器504と、圧縮機400、膨張器503、及び四方弁501を制御する制御部506とで構成される。圧縮機400、四方弁501、凝縮器502、膨張器503、及び蒸発器504は、各々冷媒配管505により接続され冷凍サイクルを構成する。
このように圧縮機400を冷凍空調装置500に組み込んで構成することで、効率及び信頼性に優れた冷凍空調装置500を提供できる。なお、冷凍空調装置500の冷凍回路における、圧縮機400以外の構成要素の構成は、特に、限定されるものではない。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、上記の実施の形態同士を組み合わせることも可能であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 固定子鉄心、 2 巻線、 3 空隙、 4 ハウジング、 10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g 第1の鉄心、 11 ティース部、 11a 巻線部、 11b ティース先端部、 11c ティースカシメ部、 11d 鉄心挿入孔、 11e 薄肉部、 12 ヨーク部、 12a ヨークカシメ部、 12b ヨーク連結部、 20,20a,20b 第1の方向性鉄心(第2の鉄心)、 30 第2の方向性鉄心(第2の鉄心)、 40 第3の方向性鉄心(第2の鉄心)、 100 固定子、 111 ブラケット、 112 防水キャップ、 200 回転子、 201 回転子鉄心部(ヨーク部)、 202 磁石挿入孔、 203 永久磁石、 204 回転軸(シャフト)、 205 フラックスバリア(漏れ磁束抑制穴)、 206 回転子薄肉部、 300 電動機、 400 圧縮機、 401 圧縮要素、 402 シリンダ、 403 回転軸、 404 ピストン、 405 上部フレーム、 406 下部フレーム、 407 マフラ、 408 密閉容器、 500 冷凍空調装置、 501 四方弁、 502 凝縮器、 503 膨張器、 504 蒸発器、 505 冷媒配管。

Claims (11)

  1. 積層された複数の無方向性電磁鋼板を有し、前記複数の無方向性電磁鋼板を固定子の軸方向に貫通する挿入孔を有する第1の鉄心と、
    前記挿入孔内に配置され、積層された複数の方向性電磁鋼板を有する第2の鉄心と、
    を備え、
    前記第1の鉄心は、前記第2の鉄心に隣接する薄肉部を有し、
    taを前記第1の鉄心を前記軸方向に見たときの前記薄肉部の厚さとし、tmを前記複数の無方向性電磁鋼板の内の1枚の無方向性電磁鋼板の板厚としたときに、
    条件式0.5tm≦ta≦2tmを満たす
    固定子。
  2. 前記第1の鉄心は、ティース部を有し、
    前記挿入孔は、前記ティース部に形成された第1の挿入孔を有し、
    前記第2の鉄心は、前記ティース部の前記第1の挿入孔内に備えられた第1の方向性鉄心を有し、前記第1の方向性鉄心の前記方向性電磁鋼板の磁化容易方向は、前記第1の挿入孔を通過する前記固定子の径方向に平行である
    請求項1に記載の固定子。
  3. 前記第1の挿入孔と前記第2の鉄心の前記径方向の境界部には、前記第1の鉄心と前記第2の鉄心とを嵌合する嵌合部が備えられる
    請求項2に記載の固定子。
  4. 前記第1の鉄心は、ヨーク中央部とヨーク端部とを含むヨーク部を更に有し、
    前記挿入孔は、前記ヨーク端部に形成された第2の挿入孔を更に有し、
    前記第2の鉄心は、前記第2の挿入孔内に備えられた第2の方向性鉄心を更に有し、前記第2の方向性鉄心の前記方向性電磁鋼板の磁化容易方向は、前記第1の挿入孔を通過する前記固定子の径方向に直交する方向に平行である
    請求項2又は3に記載の固定子。
  5. 前記挿入孔は、前記ヨーク中央部に形成された第3の挿入孔を更に有し、
    前記第2の鉄心は、前記ヨーク中央部の前記第3の挿入孔内に備えられた第3の方向性鉄心を更に有し、前記第3の方向性鉄心の前記方向性電磁鋼板の磁化容易方向は、前記第1の挿入孔の中心と前記第2の挿入孔の中心とを結ぶ直線の方向と平行な方向である
    請求項4に記載の固定子。
  6. 前記第1の鉄心は前記ティース部の内周側に形成されたティース先端部を有し、前記第1の鉄心を前記軸方向に見たときの前記ティース先端部の前記径方向における厚さは、前記薄肉部の厚さtaよりも大きい請求項2から5のいずれか1項に記載の固定子。
  7. 前記薄肉部は、前記薄肉部における前記固定子の軸方向の側面に、前記第2の鉄心の側面を露出させる開口部を有する請求項1から6のいずれか1項に記載の固定子。
  8. 前記第1の鉄心の前記ティース部を覆う絶縁部と、
    前記絶縁部を介して前記ティース部に巻回された巻線と、
    を更に有する請求項2から6のいずれか1項に記載の固定子。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の固定子と、
    回転子と、
    前記固定子が固定され、前記回転子を回転可能に支持する支持部と
    を有する電動機。
  10. 請求項9に記載の電動機を備えた圧縮機。
  11. 請求項10に記載の圧縮機を備えた冷凍空調装置。
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