JP6478473B2 - 除菌浄化装置および洗濯機 - Google Patents

除菌浄化装置および洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP6478473B2
JP6478473B2 JP2014076112A JP2014076112A JP6478473B2 JP 6478473 B2 JP6478473 B2 JP 6478473B2 JP 2014076112 A JP2014076112 A JP 2014076112A JP 2014076112 A JP2014076112 A JP 2014076112A JP 6478473 B2 JP6478473 B2 JP 6478473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sterilization
ultraviolet
sterilization container
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014076112A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015195994A (ja
Inventor
勉 畑山
勉 畑山
翔悟 山村
翔悟 山村
具典 内山
具典 内山
小嶋 健司
健司 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2014076112A priority Critical patent/JP6478473B2/ja
Priority to KR1020150007147A priority patent/KR20150114883A/ko
Priority to CN201510059580.6A priority patent/CN104975473A/zh
Publication of JP2015195994A publication Critical patent/JP2015195994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6478473B2 publication Critical patent/JP6478473B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F39/00Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00 
    • D06F39/08Liquid supply or discharge arrangements
    • D06F39/088Liquid supply arrangements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F39/00Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00 
    • D06F39/10Filtering arrangements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/32Details relating to UV-irradiation devices
    • C02F2201/322Lamp arrangement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

本発明の実施形態は、除菌浄化装置および洗濯機に関する。
例えば洗濯機においては、除菌浄化装置を備えたものが提案されている。この除菌浄化装置は例えば風呂水を除菌するために用いられる。その風呂水は、除菌することで衣類を洗うための水として、また衣類をすすぐための水として利用することができ、これにより水道水の使用量を抑えることが可能となる。この種の除菌浄化装置としては、例えば除菌容器内に紫外線ランプを配設し、除菌容器内へ通水中の風呂水に紫外線ランプによる紫外線を照射することで除菌する構成のものが知られている。
特開2004−25072号公報 特開2002−86145号公報
ところで、除菌容器に通水する風呂水中には雑菌以外に、入浴で発生した皮脂などの汚れ成分も含まれている。このため、除菌浄化装置を長年使用すると、その汚れ成分が除菌容器の内周面などの水と接触する部分に付着して蓄積することになる。これに伴い、除菌性能の低下を招くことになる。
そこで、除菌容器内の水と接触する部分に汚れ成分が付着蓄積することを極力防止することができて、除菌容器内部を極力清潔に保つことができるとともに、除菌性能の低下を極力防止できる除菌浄化装置および洗濯機を提供する。
本実施形態の除菌浄化装置は、除菌容器と、この除菌容器内を通過する水に紫外線を照射する紫外線ランプと、前記除菌容器内に備えられ紫外線を反射する紫外線反射部と、前記除菌容器内に備えられ前記紫外線ランプを覆う保護管と、を備える。除菌容器の内部にあって当該除菌容器内を通過する水が接触する部位である前記紫外線反射部および前記保護管に防汚機能部を設け、前記紫外線反射部の前記防汚機能部は前記紫外線反射部の内面に形成した10μm以下の厚さの無機系の材料からなるものであって親水性であり、前記保護管の前記防汚機能部は前記保護管の外面に形成したフッ素系の樹脂からなるものであって撥水性である。
また、本実施形態の除菌浄化装置は、除菌容器と、この除菌容器内を通過する水に紫外線を照射する紫外線ランプと、前記除菌容器内に備えられ紫外線を反射する紫外線反射部と、を備える。前記除菌容器の内部にあって当該除菌容器内を通過する水が接触する部位である前記紫外線反射部および前記紫外線ランプのガラス管表面に防汚機能部を設け、前記紫外線反射部の前記防汚機能部は前記紫外線反射部の内面に形成した10μm以下の厚さの無機系の材料からなるものであって親水性であり、前記紫外線ランプのガラス管表面の前記防汚機能部は前記紫外線ランプのガラス管表面に形成したフッ素系の樹脂からなるものであって撥水性である。

第1実施形態による洗濯機の概略構成を示す図 除菌浄化装置を示すもので、(a)は縦断正面図、(b)は左側面図 一方の蓋部を示すもので、(a)は縦断正面図、(b)は左側面図、(c)は右側面図 第2実施形態による除菌浄化装置の縦断正面図 第3実施形態による洗濯機の概略構成を示す図 除菌浄化装置の縦断正面図 第4実施形態による洗濯機の概略構成を示す図
以下、複数の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図3を参照して説明する。まず、図1において、洗濯機1はいわゆる縦軸形の全自動洗濯機であり、その外殻は、外箱2と、この外箱2の上部に装着されたトップカバー3により構成されている。外箱2内には、槽4が配設されている。槽4は、水槽5と、この水槽5内に収容された回転槽6により構成されている。このうち、水槽5は、外箱2に図示しない弾性吊持機構により弾性的に吊持されていて、水を貯留することが可能とされている。回転槽6は、洗濯物を収容するもので、洗濯槽および脱水槽として機能する。この回転槽6は、底部の槽軸6aを中心にして回転可能とされている。槽軸6aは中央部に貫通孔を有している。回転槽6の周壁部には、図示はしないが脱水孔が多数形成されている。回転槽6内の底部には、撹拌体7が回転可能に配設されている。
水槽5の外下部には、洗濯モータとクラッチを備えた駆動機構8が配設されている。この駆動機構8における洗濯機モータの回転軸8aが前記槽軸6aを貫通していて、その回転軸8aの先端部に前記撹拌体7が取着されている。駆動機構8は、クラッチの切り替えにより、撹拌体7を単独で回転駆動する場合と、撹拌体7と回転槽6を一体的に回転駆動させる場合とに切り替えが可能な構成となっている。水槽5の底部の排水口9には、接続管10を介して排水弁11が設けられていて、排水弁11には排水管12が接続されている。排水弁11が閉鎖した状態では、槽4内に水を貯留することができ、排水弁11が開放されると、槽4内の水は排水口9から排水管12を通して機外へ排出される。
前記トップカバー3内には、給水弁14と、注水ケース15と、風呂水吸水用の吸水ポンプ16と、除菌浄化装置17などが配設されている。このうち給水弁14は、入水口19と、それぞれ出水口となる給水用出口20および呼び水用出口21を備えている。入水口19は、図示しない給水ホースを介して水道の蛇口に接続される。給水用出口20の先端部は注水ケース15に接続されている。呼び水用出口21の先端部は2つに分岐していて、一方の分岐部は注水ケース19に接続され、他方の分岐部は呼び水用接続管22を介して前記吸水ポンプ16の呼び水用入口23に接続されている。呼び水用接続管22の途中部には逆止弁24が設けられている。この逆止弁24は、呼び水用出口21から呼び水用入口23側への水の流れは許容するが、呼び水用入口23から呼び水用出口21側への水の流れは阻止する構成となっている。注水ケース15は、給水管25を介して水槽5の上部に接続されている。
給水弁14は、給水状態と、呼び水給水状態と、閉鎖状態とに切り替えられる。このうち、給水状態では、給水用出口20を開放させることで、水道からの水道水が注水ケース15、給水管25を通して槽4内に供給される。この場合、給水弁14の給水用出口20、注水ケース15、給水管25は、水道水を槽4内へ供給する水道水用給水路26を構成している。呼び水給水状態では、呼び水用出口21を開放させることで、水道水の一部が、呼び水用接続管22を介して吸水ポンプ16に呼び水として供給される。このとき、水道水の一部は、注水ケース15および給水管25を通して槽4内に供給されることになる。閉鎖状態では、給水用出口20および呼び水用出口21は共に閉鎖され、水道水はどちらにも供給されず、給水停止状態となる。
吸水ポンプ16は、水道とは別の外部貯水源となる浴槽27に貯留された風呂水27aを汲み上げるもので、ポンプモータを駆動源としている。この吸水ポンプ16は、入水口28と、出水口29と、前記呼び水用入口23を備えている。入水口28には、風呂水用ホース30の一端部が接続される。風呂水用ホース30の他端部には吸水部31が設けられていて、この吸水部31が、浴槽27の風呂水27a中に挿入されている。吸水ポンプ16を駆動すると、浴槽27内の風呂水27aが吸水部31から風呂水用ホース30を介して吸水ポンプ16側に吸い上げられ、その吸い上げられた風呂水27aは、出水口29から吐出される。吸水ポンプ16の出水口29は、接続管33を介して除菌浄化装置17の入水口34に接続されている。次に、この除菌浄化装置17の構成について、図2および図3も参照して説明する。
除菌浄化装置17の除菌容器35は、横方向に長い円筒状をなす容器本体36と、この容器本体36の長手方向の両端部の開口部を閉塞するように配置された蓋部37,37を組み合わせることにより、円筒容器状をなしている。容器本体36および左右の両蓋部37は、例えば合成樹脂により形成されている。左右の両蓋部37の外周部寄りには、ねじ挿通孔38が複数箇所に形成されていて、これら両蓋部37は、それらねじ挿通孔38に挿通したねじ39を容器本体36のねじ孔にねじ込むことにより、容器本体36の端部に固定されている。容器本体36と各蓋部37との間には、ゴム製のシール部材40が配置されている。
容器本体36の内周部には、反射板41が固定状態に設けられている。この反射板41は、金属例えばステンレス製の板を円筒状に形成したもので、紫外線を反射する紫外線反射部として機能する。左右の各蓋部37の内面側(容器本体36側)には、容器本体36の内側へ向けて突出する凸部37aが一体に設けられていて、これら凸部37aの外周部が容器本体36の内部に挿入され反射板41を介して嵌合している。各凸部37aの内側には、環状の凹部42が形成されている。各凸部37aの先端部には、凹部42の外側に位置させて反射板43が固定状態に設けられている。この反射板43も、前記反射板41と同様に金属例えばステンレス製の板により形成したもので、紫外線を反射する紫外線反射部として機能する。この場合、反射板43は、凹状の曲面状に形成されている。
左右の両蓋部37の中央部には、左右方向に貫通するランプ挿入孔44が形成されている。除菌容器35の内部には、紫外線ランプ45が収納されている。この紫外線ランプ45は、除菌容器35の長手方向に沿って延びていて、その長手方向の両端部が、ランプ挿入孔44に挿入された環状のシール部材46を介して両蓋部37に保持されている。紫外線ランプ45は、殺菌用の紫外線を照射するもので、ガラス管を有している。紫外線ランプ45の長手方向の両端部には、給電部47が設けられている。
左右の各蓋部37における前記各凹部42には、環状をなす保護管保持部材48が収容配置されている。これら保護管保持部材48は、例えばゴム製で弾性を有していて、スリット状の保護管挿入部49を有している。左右の保護管保持部材48間には、円筒状をなす保護管50が設けられている。この保護管50は、長手方向の左右両端部が左右の保護管挿入部49に挿入された状態で両保護管保持部材48に保持されていて、除菌容器35の内部において紫外線ランプ45を外側から覆う状態で当該紫外線ランプ45と同心状に配置されている。保護管50は、紫外線を透過可能な例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)により形成したものである。除菌容器35の内部において、前記反射板41と保護管50と左右の反射板43とで囲まれた部分に空間状の除菌室51が形成されている。
容器本体36において、図2(a)の左側下部に位置させて、前記入水口34が下向きに設けられている。この入水口34は円筒状をなしていて、その基端部となる上端開口部は除菌室51に連通している。また、容器本体36において、図2(a)の右側上部に位置させて、出水口52が上向きに設けられている。この出水口52も円筒状をなしていて、その基端部となる下端開口部は除菌室51に連通している。出水口52の上端部には、接続ホース53の一端部が接続されていて、この接続ホース53の他端部は、前記注水ケース15に接続されている。
この場合、吸水ポンプ16が駆動されて浴槽27内の風呂水27aが出水口29から接続管33側へ吐出されると、その風呂水27aは、除菌浄化装置17における入水口34から除菌容器35内部の除菌室51内に供給され、当該除菌室51内を通り、出水口52から吐出される。このとき、紫外線ランプ45が点灯されていると、当該紫外線ランプ45から放射された紫外線が、保護管50を透過して除菌室51内を通過する風呂水27aに照射されることで、風呂水27aが除菌、浄化される。また、紫外線ランプ45から放射された紫外線が反射板41および43にて反射されることによって、風呂水27aに対する紫外線の紫外線照射効率が向上し、除菌浄化作用が向上する。したがって、出水口53からは、除菌、浄化された風呂水27aが注水ケース15側へ吐出されることになる。注水ケース15側は吐出された風呂水27aは、給水管25を通して槽4内へ供給される。
この場合、風呂水用ホース30、吸水ポンプ16、接続管33、除菌浄化装置17の除菌容器35、接続ホース53、注水ケース15、および給水管25は、外部貯水源である浴槽27の風呂水27aを槽4へ供給する外部貯水源用給水路54を構成している。したがって、除菌浄化装置17は、この外部貯水源用給水路54中に配設されている。
ここで、除菌容器35の内部にあって除菌室51に臨む前記反射板41および43の内面には、防汚機能部の一例である親水性能膜55を設けている。この親水性能膜55について、詳細に説明する。親水性能膜55は、例えばシリカ系の無機塗料など親水性能を有する塗料(以下、「親水性材料」と称する)を反射板41,43の内面に吹き付けてコーティングしたものである。
この場合、反射板41,43は金属製であるから、反射板41,43の内面に親水性材料を吹き付け、これを焼き付けることによりコーティングすることができ、コーティングを強固にすることができる。なお、親水性材料の焼き付け温度は、一般的に有機物が分解する温度であると考えられている250℃よりも高い温度で設定することが好ましく、例えば300℃、500℃といった温度で設定するとよい。このような高温で親水性材料を焼き付けることにより、当該親水性材料に含まれる有機物を殆どあるいは完全に分解することができ、殆どあるいは完全に無機化された親水性能膜55を形成することができる。
また、この種の材料をコーティングする際には、基材に材料を吹き付ける前に当該基材の表面を脱脂する脱脂処理を行うことが一般的である。本実施形態では、基材である反射板41,43はステンレス製であるから、親水性材料の吹き付け前に行う脱脂処理において、例えばPH14の強アルカリ性の脱脂剤を用いて脱脂を行うことができる。よって、基材である反射板41,43の表面から殆どあるいは確実に油脂成分を除去した上で親水性材料を吹き付けることができ、反射板41,43の表面に対して親水性材料が馴染みやすくなる。
また、本実施形態では、少なくとも以下の性能を有する親水性能膜55を形成する親水性材料が適用される。即ち、本実施形態の親水性能膜55は、水の接触角が、ガラスに対する水の接触角の下限値未満となる親水性能を有する。一般的に、ガラスに対する水の接触角の下限値は20度と考えられている。従って、本実施形態では、水の接触角が20度未満である例えば13度となる親水性能膜55を形成する親水性材料が適用されている。
また、本実施形態では、親水性能膜55を形成する親水性材料としてケイ素酸化物を含む材料が適用されており、この親水性材料により形成される親水性能膜55は、少なくとも鉛筆硬度が5H以上となる硬度特性を有する。即ち、本実施形態の親水性能膜55には、いわゆるシロキサン骨格とアルカリ金属あるいはアルカリ土類金属とからなる強固な構造が形成されており、これにより、親水性能膜55は、鉛筆硬度が5H以上という強固な構造を有している。
また、本実施形態の親水性能膜55はシラノール基を有しており、その親水性能が極めて高いものとなっている。具体的には、親水性能膜55は、当該親水性能膜55に付着した一般的な油性インクを、水を接触させるだけで取り除くことが可能なほどの親水性能を有する。よって、親水性能膜55に一般的な油性ペンのインクを付着させたとしても、その部分に水を接触させることにより、当該インクが水によって浮き上がるようにして剥離し、除去される。
また、本実施形態の親水性能膜55は、10μm以下の厚さであり、その膜厚が極めて薄いものとなっている。即ち、一般的に親水性能を高めたい場合には、親水性材料のコーティングを繰り返す必要があり、従って、得られる親水性能部の膜厚が厚くなってしまう傾向がある。本実施形態では、1回の親水性材料のコーティングおよび焼き付けにより、極めて高い親水性能を有する親水性能膜55が形成される親水性材料が適用されている。従って、親水性材料のコーティングを繰り返さなくとも、極めて高い親水性能を有する親水性能膜55を形成することができ、これにより、親水性能膜55の膜厚を10μm以下という薄さに抑えることができる。なお、図面では、便宜上、親水性能膜55の膜厚を実際よりも厚くして示している。
また、本実施形態の親水性能膜55は、いわゆる表面粗さが2μm以内である。本実施形態では、このように極めて平滑な表面を有する親水性能膜55が形成される親水性材料が適用されている。また、本実施形態で適用される親水性材料は、吹き付け前の状態では乳白色であるが、吹き付けた後には乳白色が殆ど認識できないほど透明となり、焼き付けた後には殆どあるいは完全に透明となる。
一方、前記除菌室51に臨む保護管50の外面には、これも防汚機能部の一例である撥水性能膜56を設けている。この撥水性能膜56は、この場合、フッ素系の樹脂材料を保護管50の外面にコーティングしたものである。撥水性能膜56を形成するフッ素系の樹脂は、紫外線の透過率が高く、保護管50の外面にコーティングしても、紫外線ランプ45から放射される紫外線の透過性の低下を極力防止できる。保護管50の外面に撥水性能膜56を設けておくことで、保護管50の外面に汚れ成分が付着することを防止できることが期待できる。
なお、洗濯機1のトップカバー3には、図示はしないが操作パネルおよび制御装置が設けられている。制御装置は、操作パネルにおける操作と、予め備えた制御プログラムに基づき、駆動機構8、排水弁11、給水弁14、吸水ポンプ16、除菌浄化装置17の紫外線ランプ45などを制御する機能を備えている。
次に上記構成の作用を説明する。
洗濯機1を使用して洗濯をする場合において、使用者が操作パネルで、洗いあるいはすすぎの際に風呂水を使用するコースを設定した場合には、使用者は風呂水用ホース30を図1に示すようにセットする。そして、洗濯機1の制御装置は、吸水ポンプ16を駆動する前に、給水弁14を呼び水給水状態とする。すると、給水弁14の呼び水用出口21が開放され、水道水が、呼び水用接続管22を介して呼び水用入口23から吸水ポンプ16に呼び水として供給される。この後、制御装置は、吸水ポンプ16を駆動させる。
吸水ポンプ16が駆動すると、浴槽27内に貯留された風呂水27aが風呂水用ホース30を通して吸水ポンプ16に吸い上げられ、その吸い上げられた風呂水27aは、出水口29から接続管33側へ吐出される。接続管33側へ吐出された風呂水27aは、除菌浄化装置17の入水口34から除菌容器35内の除菌室51内に供給される。除菌室51内に供給された風呂水27aは、当該除菌室51内を通り、出水口52から接続ホース53側へ吐出される。
このとき、紫外線ランプ45が点灯されていて、当該紫外線ランプ45から放射された紫外線が、除菌室51内を通過する風呂水27aに照射されることで、風呂水27aが除菌、浄化される。また、紫外線ランプ45から放射された紫外線が反射板41および43にて反射されることによっても、風呂水27aに対する紫外線の紫外線照射効率が向上し、除菌浄化作用が向上する。このようにして除菌浄化された風呂水27aは、出水口52から接続ホース53、注水ケース15を通り、給水管25から槽4内へ供給されて貯留され、洗い用の水として、あるいはすすぎ用の水として使用される。
なお、風呂水27aを使用せず、水道水を使用する場合には、制御装置は、給水弁14を給水状態とすることで、水道水が給水用出口20、注水ケース15、給水管25を通して槽4内に供給される。
ここで、風呂水27a中には雑菌以外に、入浴で発生した皮脂などの汚れ成分も含まれている。このため、除菌浄化装置17を長年使用すると、その汚れ成分が除菌容器35の内部における除菌室51の水と接触する部分に付着して蓄積しやすくなる。これに伴い、除菌性能の低下を招くことになる。具体的には、除菌室51に臨む反射板41,43の表面に汚れ成分が付着して蓄積すると、当該反射板41,43の紫外線反射効率が低下し、除菌性能が低下することになる。また、除菌室51に臨む保護管50の外面に汚れ成分が付着して蓄積すると、当該保護管50の紫外線透過率が低下し、やはり除菌性能が低下することになる。
この点、本実施形態においては、反射板41,43の内面には防汚機能部として親水性に優れた親水性能膜55が設けられているとともに、保護管50の外面には防汚機能部として撥水性に優れた撥水性能膜56が設けられているので、それら反射板41,43の内面および保護管50の外面に皮脂などの汚れ成分が付着し難いとともに、仮に付着したとしても流れる風呂水27aにより汚れ成分が剥がされやすくなり、汚れ成分が蓄積することを極力防止できるようになる。これにより、除菌容器35の内部を極力清潔に保つことができるとともに、除菌性能が低下することを極力防止できるようになる。
また、親水性能膜55を設けた反射板41,43は合成樹脂製ではなく金属製であるから、その反射板41,43に親水性材料を焼き付けによりコーティングすることができる。これにより、高度に無機化された強固で耐久性を有する親水性能膜55を形成することができる。
また、親水性能膜55は、水の接触角がガラスに対する水の接触角の下限値未満であり、また、シラノール基を有している。そのため、親水性能膜55は、極めて高い親水性能を発揮する。これにより、親水性能膜55の表面と当該親水性能膜55に付着した汚れとの間に水が浸入しやすくなり、親水性能膜55に付着した汚れを浮き上がらせるようにして除去することができる。
また、親水性能膜55は、ケイ素酸化物を有し、鉛筆硬度が5H以上となる硬度特性を有している。よって、親水性能膜55に傷が付いたり、親水性能膜55が剥がれたりしてしまうことを防止することができる。また、親水性能膜55は、10μm以下の厚さであり、極めて薄い親水性能膜55が実現されている。これにより、反射板41,43の表面に親水性能膜55を設けても、紫外線の反射性能の低下を極力防止できる。親水性能膜55は、その表面粗さが2μm以内であり、極めて平滑な親水性能膜55が実現されている。さらに、金属製の反射板41,43の表面に親水性能膜55を設けることで、親水性能膜55による防錆効果も期待することができる。また、保護管50の外面にフッ素系の樹脂材料からなる撥水性能膜56を設けたことで、保護管50の割れを防止できる利点もある。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について図4を参照して説明する。この第2実施形態は、上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、除菌浄化装置17において、除菌容器35の内部に、紫外線ランプ45を覆う前記保護管50が設けられていない。これに伴い、除菌容器35における左右の蓋部37の凸部37aには、前記保護管保持部材48および凹部42が設けられておらず、ランプ挿入孔44に挿入されたシール部材46の先端部は、凸部37aの先端部まで延びている。また、凸部37aの先端部に設けられた反射板43は、これの内周部がシール部材46付近まで延びている。
そして、紫外線ランプ45におけるガラス管の外面には、防汚機能部の一例である撥水性能膜56を設けている。この撥水性能膜56は、前記保護管50の外面に設けたものと同じで、フッ素系の樹脂材料を紫外線ランプ45のガラス管の外面にコーティングしたものである。この場合、除菌容器35の内部において、反射板41と紫外線ランプ45と左右の反射板43とで囲まれた部分を空間状の除菌室58としている。
そして、反射板41および43の内面には、第1実施形態と同様に防汚機能部の一例である親水性能膜55が設けられている。したがって、除菌容器35の内部において、除菌室58内を通過する水(風呂水27a)と接触する部分となる反射板41,43、および紫外線ランプ45の表面にはそれぞれ防汚機能部が設けられている。
このような構成を採用した第2実施形態においては、基本的に第1実施形態と同様な作用効果を得ることができ、加えて次のような利点もある。すなわち、紫外線ランプ45のガラス管の表面に、フッ素系の樹脂材料からなる撥水性能膜56を設けた構成としているので、紫外線ランプ45の表面に汚れ成分が付着および蓄積することを防止できるとともに、紫外線の透過性を維持でき、しかも紫外線ランプ45のガラス管が割れることを防止できる利点がある。これに伴い、紫外線ランプ45を保護する保護管を不要にすることが可能となる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について図5および図6を参照して説明する。この第3実施形態は、上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。まず、図5において、排水弁60には、前記排水管12と、循環ポンプ61の吸込み口62が接続されている。循環ポンプ61の吐出口63には、循環用ホース64の一端部である下端部が接続されている。循環用ホース64の他端部が、上方に延びていて、前記接続管33の中間部に設けられた切替弁65の循環用入口66に接続されている。接続管33の先端部は、後述する除菌浄化装置67の入水口34に接続されている。
排水弁60は、排水状態と、循環状態と、閉鎖状態と、に切り替え可能な構成となっている。このうち排水状態では、槽4内の水を排水管12を通して機外へ排出する。循環状態では、槽4内の水を循環ポンプ61側へ案内する。閉鎖状態では、槽4内の水を排水管12側にも循環ポンプ61側へも排出しない。
切替弁65は、風呂水通水状態と、循環水通水状態とに切り替え可能な構成となっている。このうち風呂水通水状態では、吸水ポンプ16の駆動時に出水口29から吐出される風呂水27aを除菌浄化装置67側へ案内する。循環水通水状態では、循環ポンプ61の駆動時に吐出口63から循環用ホース64側へ吐出された水を、除菌浄化装置67側へ案内する。
次に、除菌浄化装置67について、図6を参照して説明する。除菌浄化装置67の除菌容器68は、図6中、左右方向に長い円筒容器状をなす容器本体69と、この容器本体69の左右両端部に装着された蓋部70,71により構成されている。左右の蓋部70,71のうち、左側の蓋部70には入水口34が下向きに設けられ、右側の蓋部71には出水口52が上向き設けられている。この場合、容器本体69と、左右の蓋部70,71は、抗菌剤を練り込んだ合成樹脂により形成している。
除菌容器68の内部には、左右方向に長い紫外線ランプ72と、この紫外線ランプ72を外側から覆う円筒状をなす保護管73が同心状に設けられている。これら紫外線ランプ72と保護管73は、それぞれの左右の両端部が蓋部70,71により保持されている。紫外線ランプ72は、左右両端部に給電部74を有している。保護管73は、第1実施形態の保護管50と同様に、紫外線を透過可能な例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)により形成したものである。容器本体69の内周部には、反射板75が固定状態に設けられている。この反射板75も、第1実施形態の反射板41と同様に、金属例えばステンレス製の板を円筒状に形成したもので、紫外線を反射する紫外線反射部として機能する。そして、この反射板75と保護管73と左右の蓋部70,71で囲まれた部分に空間状の除菌室76が形成されている。
除菌室76に臨む反射板75の内面には、防汚機能部一例である親水性能膜55を設けている。また、除菌室76に臨む保護管73の外面には、これも防汚機能部の一例である撥水性能膜56を設けている。そして、除菌室76内において、入水口34寄りの部位には、抗菌剤77を収容配置している。抗菌剤77は、通水性を有する袋またはケースからなる容器77aに収容されている。
ここで、抗菌剤77について、その組成や機能などの特徴について説明する。抗菌剤77は、多数個の粒状をなしていて、水に浸すと抗菌成分を徐々に溶出するもので、所謂水に対する徐溶性を有するもので、抗菌性を有する金属元素と、リン酸系ガラスとからなるものである。例えば、本実施形態では所望の抗菌成分を溶出するに好適とする銀酸化物が約3重量パーセント、酸化亜鉛が約27重量パーセント、酸化コバルトが約1重量パーセント、およびリン酸カルシウムが約69重量パーセントから構成されている。
上記各成分のうち銀酸化物は、抗菌性を有する銀イオンを抗菌成分として水中に溶出し、抗菌効果を発揮する。酸化亜鉛は、主として銀酸化物の褐色化を防止する機能を担うものである。なお、この酸化亜鉛から溶出される亜鉛イオンにも、銀イオンほどではないが抗菌作用が認められることから、抗菌成分としての機能も担う。酸化コバルトは、抗菌剤77自体を青色に着色するための金属酸化物として添加されるもので、極めて少ない含有量でも抗菌剤77を鮮やかな青色に着色することができる。そして、上記リン酸系ガラスは、溶解性ガラスとしてリン酸成分(P205)を主成分としているが、このリン酸成分(P205)は、ガラスの透明性を維持したり、銀イオンを水中に徐溶させたりする効果を有する。
上記構成において、吸水ポンプ16を用いて風呂水27aを槽4内へ供給する場合には、排水弁60を閉鎖状態にするとともに、切替弁65を風呂水通水状態とした状態で、吸水ポンプ16を駆動させる。すると、吸水ポンプ16により吸い上げられた風呂水27aが、接続管33、切替弁65を通して入水口34から除菌浄化装置67の除菌容器68内に供給される。除菌容器68内に供給された風呂水27aは、除菌室76内を通り、この後、出水口52、接続ホース53、注水ケース15を通り、給水管25から槽4内に供給されて貯留される。
このとき、紫外線ランプ72を点灯させ、当該紫外線ランプ72から放射される紫外線が、除菌室76内を通過する風呂水27aに照射されることで、除菌される。また、紫外線は反射板75で反射することによっても風呂水27aに照射される。また、除菌室76内には抗菌剤77が配置されていて、風呂水27aは抗菌剤77に接触するから、その抗菌剤77が抗菌作用を発揮する。さらに、除菌容器68を形成する容器本体69および蓋部70,71は、抗菌剤を練り込んだ合成樹脂により形成しているので、その抗菌剤による抗菌作用も期待できる。
一方、洗い時やすすぎ時において、槽4内に供給された風呂水または水道水を循環ポンプ61により循環させる場合には、排水弁60を循環状態に切り替えるとともに、切替弁65を循環水通水状態に切り替えた状態で、循環ポンプ61を駆動させる。すると、槽4内の水が排水弁60を通して循環ポンプ61側に吸い込まれ、その吸い込まれた水は、吐出口63から循環用ホース64側に吐出される。循環用ホース64側に吐出された水は、循環用ホース64内を上昇し、切替弁65、接続管33を通り、入水口34から除菌浄化装置67の除菌室76内に供給される。除菌室76内に供給された水は、ここを通る過程で除菌浄化された後、出水口52から接続ホース53、注水ケース15を通り、給水管25から槽4内へ戻されるように循環する。
このように水が除菌浄化装置67を通して循環することで、その循環する水は一層除菌されるようになる。この場合、槽4、排水弁60、循環ポンプ61、循環用ホース64、切替弁65、接続管33、除菌浄化装置67の除菌容器68、接続ホース53、注水ケース15、および給水管25は、槽4内の水を循環させる循環水路78を構成する。そして、この循環水路78中に除菌浄化装置67が配設されている。このように槽4内の水が循環水路78を通して循環する際に、除菌浄化装置67の紫外線ランプ72を点灯させることで、除菌室76を通過する水は、上記したように除菌、浄化される。
このような実施形態においては、除菌浄化装置67において水と接触する部位となる反射板75の内面には防汚機能部として親水性に優れた親水性能膜55が設けられているとともに、保護管73の外面には防汚機能部として撥水性に優れた撥水性能膜56が設けられているので、それら反射板75の内面および保護管73の外面に皮脂などの汚れ成分が付着し難いとともに、仮に付着したとしても流れる風呂水27aにより汚れ成分が剥がされやすくなり、汚れ成分が蓄積することを極力防止できるようになる。これにより、除菌容器68の内部を極力清潔に保つことができるとともに、除菌性能が低下することを極力防止できるようになる。
また、除菌容器68を構成する容器本体69および左右の蓋部70,71は、これを形成する材料に抗菌剤を練り込んだ構成としているので、紫外線ランプ72が消灯している場合においても、その抗菌剤による抗菌作用により、これらの水と接触する部分にカビやヌメリが発生することを防止でき、これによっても除菌容器68の内部や外部を極力清潔に保つことができる。さらに、除菌室76内に、水に対する徐溶性を有する抗菌剤77を配置しているので、紫外線ランプ72が消灯している場合においても、この抗菌剤77による抗菌作用により、水の除菌効果や、水と接触する部分にカビやヌメリが発生することを防止でき、これによっても除菌容器68の内部を極力清潔に保つことができる。
(第4実施形態)
次に第4実施形態について図7を参照して説明する。この第4実施形態は、上記した第3実施形態とは次の点が異なっている。すなわち、水に対する徐溶性を有する前記抗菌剤77を、水道水用給水路26中における注水ケース15内に収容配置している。この場合、除菌浄化装置67の除菌室76には抗菌剤77を設けなくてよいが、設けてもよい。
上記構成において、例えば、最終すすぎの際に水道水を使った場合でも、槽4内に貯留した水(水道水)を、循環ポンプ61を駆動して循環水路78を通して循環させることで、注水ケース15に配置した抗菌剤77から溶けた抗菌成分を含む水が除菌浄化装置67に供給され、貯留されることになる。このため、その抗菌成分を含む水の抗菌作用により、除菌容器68の内部を清潔に保つことが期待できる。
(その他の実施形態)
除菌浄化装置17,67において、除菌容器の内部に、紫外線を受けて活性化して汚れ成分を分解する光触媒を設けるようにしてもよい。
洗濯機としては、縦軸形の洗濯機1に限られず、回転槽となるドラムの回転軸が横向きとなるドラム式洗濯機にも適用できる。
以上説明したように、本実施形態の除菌浄化装置によれば、除菌容器の内部にあって当該除菌容器内を通過する水が接触する部位に防汚機能部を設けたので、除菌容器内の水と接触する部分に汚れ成分が付着蓄積することを極力防止することができて、除菌容器内部を極力清潔に保つことができるとともに、除菌性能の低下を極力防止できるようになる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、4は槽、14は給水弁、16は吸水ポンプ、17は除菌浄化装置、26は水道水用給水路、27は浴槽(外部貯水源)、27aは風呂水、30は風呂水用ホース、35は除菌容器、41,43は反射板(紫外線反射部)、45は紫外線ランプ、50は保護管、51は除菌室、54は外部貯水源用給水路、55は親水性能膜(防汚機能部)、56は撥水性能膜(防汚機能部)、58は除菌室、61は循環ポンプ、64は循環用ホース、65は切替弁、67は除菌浄化装置、68は除菌容器、72は紫外線ランプ、73は保護管、75は反射板、76は除菌室、77は抗菌剤、78は循環水路を示す。

Claims (9)

  1. 除菌容器と、この除菌容器内を通過する水に紫外線を照射する紫外線ランプと、前記除菌容器内に備えられ紫外線を反射する紫外線反射部と、前記除菌容器内に備えられ前記紫外線ランプを覆う保護管と、を備え、前記除菌容器の内部にあって当該除菌容器内を通過する水が接触する部位である前記紫外線反射部および前記保護管に防汚機能部を設け、
    前記紫外線反射部の前記防汚機能部は前記紫外線反射部の内面に形成した10μm以下の厚さの無機系の材料からなるものであって親水性であり、
    前記保護管の前記防汚機能部は前記保護管の外面に形成したフッ素系の樹脂からなるものであって撥水性であることを特徴とする除菌浄化装置。
  2. 前記紫外線反射部は金属製であり、前記紫外線反射部の前記防汚機能部は、前記紫外線反射部の表面に前記無機系の材料を焼き付けることにより設けられて親水性を有する構成とされていることを特徴とする請求項1記載の除菌浄化装置。
  3. 除菌容器と、この除菌容器内を通過する水に紫外線を照射する紫外線ランプと、前記除菌容器内に備えられ紫外線を反射する紫外線反射部と、を備え、前記除菌容器の内部にあって当該除菌容器内を通過する水が接触する部位である前記紫外線反射部および前記紫外線ランプのガラス管表面に防汚機能部を設け、
    前記紫外線反射部の前記防汚機能部は前記紫外線反射部の内面に形成した10μm以下の厚さの無機系の材料からなるものであって親水性であり、
    前記紫外線ランプのガラス管表面の前記防汚機能部は前記紫外線ランプのガラス管表面に形成したフッ素系の樹脂からなるものであって撥水性であることを特徴とする除菌浄化装置。
  4. 前記除菌容器を構成する材料に抗菌剤を練り込んだことを特徴とする請求項1または2記載の除菌浄化装置。
  5. 前記除菌容器内に、水に対する徐溶性を有する抗菌剤を配置したことを特徴とする請求項1,2,4のいずれか一項記載の除菌浄化装置。
  6. 請求項1からのいずれか一項記載の除菌浄化装置を備えたことを特徴とする洗濯機。
  7. 水道とは別の外部貯水源からの水を、洗濯物を収容する槽内に供給する外部貯水源用給水路を備え、前記外部貯水源用給水路中に前記除菌浄化装置が配設されていることを特徴とする請求項記載の洗濯機。
  8. 洗濯物を収容する槽内の水を循環させる循環水路中に前記除菌浄化装置が配設され、前記循環水路中に、水に対する徐溶性を有する抗菌剤が配置されていることを特徴とする請求項記載の洗濯機。
  9. 洗濯物を収容する槽内の水を循環させる循環経路中に前記除菌浄化装置が配設され、水道水を前記槽内に供給する水道水用給水路中に、水に対する徐溶性を有する抗菌剤が配置されていることを特徴とする請求項記載の洗濯機。
JP2014076112A 2014-04-02 2014-04-02 除菌浄化装置および洗濯機 Expired - Fee Related JP6478473B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014076112A JP6478473B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 除菌浄化装置および洗濯機
KR1020150007147A KR20150114883A (ko) 2014-04-02 2015-01-15 제균정화장치 및 세탁기
CN201510059580.6A CN104975473A (zh) 2014-04-02 2015-02-04 除菌净化装置以及洗衣机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014076112A JP6478473B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 除菌浄化装置および洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015195994A JP2015195994A (ja) 2015-11-09
JP6478473B2 true JP6478473B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=54272412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014076112A Expired - Fee Related JP6478473B2 (ja) 2014-04-02 2014-04-02 除菌浄化装置および洗濯機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6478473B2 (ja)
KR (1) KR20150114883A (ja)
CN (1) CN104975473A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6900654B2 (ja) * 2016-04-22 2021-07-07 株式会社ノーリツ 除菌装置及び温水装置
JP7043172B2 (ja) * 2017-02-02 2022-03-29 日機装株式会社 照射装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3923663A (en) * 1974-07-22 1975-12-02 William P Reid Fluid purification device
JPH02218491A (ja) * 1989-02-20 1990-08-31 Matsushita Electric Works Ltd 紫外線殺菌装置
JP2002301295A (ja) * 2001-04-09 2002-10-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2002322367A (ja) * 2001-04-24 2002-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 耐水防汚性樹脂およびその耐水防汚性樹脂を有する成形体
US20040245164A1 (en) * 2001-07-02 2004-12-09 Sellner Harvey R. Fluid purification system
CA2480256C (en) * 2002-03-27 2011-09-13 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Hydrophilic film, process for producing same, and coating material for forming hydrophilic film
JP4454330B2 (ja) * 2004-01-30 2010-04-21 芳聰 前田 水殺菌装置
JP2007089663A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Toshiba Corp 洗濯機
JP4364256B2 (ja) * 2007-05-10 2009-11-11 株式会社東芝 衣類洗濯機
JP2010119633A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Panasonic Corp 洗濯機の銀イオン溶出装置
CN201620282U (zh) * 2010-01-05 2010-11-03 胡积献 一种洗衣机用的杀菌装置
JP2014014798A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Toshiba Corp 除菌浄化装置
JP5881488B2 (ja) * 2012-03-22 2016-03-09 株式会社東芝 除菌浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20150114883A (ko) 2015-10-13
JP2015195994A (ja) 2015-11-09
CN104975473A (zh) 2015-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3318065B2 (ja) 内視鏡洗浄装置
JP6232361B2 (ja) 紫外線殺菌装置
KR100922670B1 (ko) 세탁기 및 세탁 방법
JP2013043143A (ja) バラスト水処理装置
CN101608387B (zh) 一种可紫外杀菌洗涤的全自动洗衣机及其洗涤方法
JP6478473B2 (ja) 除菌浄化装置および洗濯機
JP2008119287A (ja) 洗濯機
JP4876876B2 (ja) 洗濯機
JP2007267974A (ja) 内視鏡用洗浄消毒装置
KR101324485B1 (ko) Uv 엘이디모듈을 이용한 살균장치가 구비된 드럼 세탁기
JP6271199B2 (ja) 洗濯機
KR20120045871A (ko) 변기 세척장치 및 이를 구비한 변기
WO2018050540A1 (en) Household appliance with an aerosol generator and method for operating the same
JP2018187102A (ja) 洗濯機
JP2015136424A (ja) 洗濯機
KR20150145252A (ko) 세탁기 및 세탁기의 제조방법
JP2014014798A (ja) 除菌浄化装置
CN204864186U (zh) 浸泡止血带消毒桶
CN210621215U (zh) Uv灯杀菌洗衣机
KR101811639B1 (ko) 자외선 반사부를 이용한 수용액 살균장치 및 방법
KR20200109193A (ko) 살균 성능을 향상한 세탁장치
WO2018210140A1 (zh) 衣物处理装置
KR20090006557A (ko) 세탁기용 살균 세탁볼
CN215082658U (zh) 一种基于防护服快速杀菌消毒装置
CN211637478U (zh) 一种用于内分泌护理的医疗器械消毒装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6478473

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees