JP6477349B2 - ニッケル酸化鉱の製錬方法 - Google Patents

ニッケル酸化鉱の製錬方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6477349B2
JP6477349B2 JP2015157994A JP2015157994A JP6477349B2 JP 6477349 B2 JP6477349 B2 JP 6477349B2 JP 2015157994 A JP2015157994 A JP 2015157994A JP 2015157994 A JP2015157994 A JP 2015157994A JP 6477349 B2 JP6477349 B2 JP 6477349B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellets
nickel
metal
pellet
reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015157994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017036474A (ja
Inventor
高橋 純一
純一 高橋
岡田 修二
修二 岡田
幸弘 合田
幸弘 合田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2015157994A priority Critical patent/JP6477349B2/ja
Publication of JP2017036474A publication Critical patent/JP2017036474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477349B2 publication Critical patent/JP6477349B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

本発明は、ニッケル酸化鉱の製錬方法に関し、より詳しくは、原料鉱石であるニッケル酸化鉱からペレットを形成し、そのペレットを製錬炉にて還元加熱することによって製錬するニッケル酸化鉱の製錬方法に関する。
リモナイトあるいはサプロライトと呼ばれるニッケル酸化鉱の製錬方法として、熔錬炉を使用してニッケルマットを製造する乾式製錬方法、ロータリーキルンあるいは移動炉床炉を使用して鉄−ニッケル合金(フェロニッケル)を製造する乾式製錬方法、オートクレーブを使用してミックスサルファイドを製造する湿式製錬方法等が知られている。
ニッケル酸化鉱の乾式製錬としては、ロータリーキルンにて焙焼を行い、その後電気炉にて焼鉱を熔融することでフェロニッケルメタルを得るとともにスラグを分離する処理が一般的に行われている。このとき、鉄の一部をスラグに残留させることによって、フェロニッケルメタル中のニッケル濃度を高濃度に保っている。しかしながら、ニッケル酸化鉱の全量を熔融してスラグとフェロニッケルとを生成させる必要があることから、多大な電気エネルギーを必要とするという欠点を有している。
ここで、特許文献1には、ロータリーキルンにニッケル酸化鉱と還元剤(無煙炭)とを投入して半熔融状態で還元することによって、ニッケルと鉄の一部をメタルまで還元した後に、比重分離や磁選によってフェロニッケルを回収する方法が提案されている。この方法によれば、電気を用いた熔融を行わずにフェロニッケルメタルを得ることができるため、消費エネルギーが小さいという利点を有する。しかしながら、半熔融状態での還元であるため、生成するメタルが小粒で分散してしまい、また比重分離や磁選分離でのロス分と相まって、ニッケルメタルの収率が相対的に低くなるという問題がある。
また、特許文献2には、移動炉床炉を利用してフェロニッケルを製造する方法が開示されている。この文献には、酸化ニッケル及び酸化鉄を含有する原料と炭素質還元剤とを混合してペレットを形成し、その混合物を移動炉床炉内で加熱還元して還元混合物を得るというものであり、その還元混合物を別の炉で熔融することによってフェロニッケルを得ることが示されている。もしくは、移動炉床炉内でスラグとメタルの両方、または一方を熔融させることが示されている。しかしながら、還元混合物を別の炉で熔融させることは、電気炉での熔融プロセスと同様に多大なエネルギーを必要とする。また、炉内で熔融させた場合には、熔融したスラグやメタルが炉床と融着してしまい、炉外への排出が困難になるという問題がある。
このような問題を解決する方策、すなわち熔融してもスラグやメタルが炉床に付着(以下、「融着」ともいう)しないようにするために、例えば、炉床の上に石炭を敷き、その上にペレットを載置するという方法が採られている。この方式によれば、熔融時の付着を防ぐことができる。
さて、フェロニッケルを販売する際には、そのフェロニッケル中のニッケル品位が高い方が好ましい。ところが、ニッケル酸化鉱中に含まれるニッケルと鉄を全量還元すると、例えば、ニッケル酸化鉱の1つであるリモナイトでは得られるフェロニッケル中のニッケル品位は3%未満と低くなる。高いニッケル品位を有するフェロニッケルを得るためには、鉄の一部を酸化物のまま残留させてメタル化させないことが必要となるが、炉床の上に炭素質還元剤である石炭を敷いて還元させた場合には、多量の炭素質還元剤がペレットに接触することになるため、鉄のメタルへの還元の抑制が非常に困難となり、フェロニッケル中のニッケル品位が低下し、またその品位がばらつくという問題がある。
特公平01−21855号公報 特開2004−156140号公報
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、ニッケル酸化鉱からペレットを形成し、そのペレットを製錬炉にて還元加熱することによって鉄−ニッケル合金を得るニッケル酸化鉱の製錬方法において、製錬工程(還元工程)での製錬反応を効果的に進行させて、ペレットの融着を防止し、また安定的にばらつきのないニッケル品位を有する鉄−ニッケル合金を得ることができる製錬方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上述した課題を解決するために鋭意検討を重ねた。その結果、原料としてニッケル酸化鉱と共に炭素質還元剤を混合してペレットを製造し、そのペレットを、金属製炉床を有する製錬炉内に載置して還元加熱処理を施すことで、還元反応を効果的に進行させ、ペレットの融着を防止し、また、ばらつきのないニッケル品位を有する鉄−ニッケル合金が得られることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の発明は、ニッケル酸化鉱からペレットを形成し、該ペレットを還元加熱することによって、鉄−ニッケル合金を得るニッケル酸化鉱の製錬方法であって、前記ニッケル酸化鉱からペレットを製造するペレット製造工程と、得られたペレットを製錬炉にて還元加熱する還元工程とを有し、前記ペレット製造工程では、少なくとも、前記ニッケル酸化鉱と、炭素質還元剤とを含む原料を混合して混合物とし、該混合物を塊状化してペレットを形成し、前記還元工程では、前記ペレット製造工程にて得られたペレットを、金属製の炉床を有する製錬炉の該炉床上に載置して還元加熱処理を施すことを特徴とするニッケル酸化鉱の製錬方法である。
(2)本発明の第2の発明は、第1の発明において、前記金属製炉床の金属がニッケルであることを特徴とするニッケル酸化鉱の製錬方法である。
(3)本発明の第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記ペレットを前記製錬炉に装入する際の温度を600℃以下とすることを特徴とするニッケル酸化鉱の製錬方法である。
(4)本発明の第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記ペレット製造工程では、形成されるペレット内に含まれる酸化ニッケルをニッケルメタルに還元するのに必要な化学当量と、該ペレット内に含まれる酸化第二鉄を金属鉄に還元するのに必要な化学当量との合計値を100%としたときに、5%以上60%以下の炭素量の割合となるように前記炭素質還元剤の混合量を調整することを特徴とするニッケル酸化鉱の製錬方法である。
本発明によれば、還元反応を効果的に進行させることができ、ペレットの融着を防止しながら、安定的にばらつきのないニッケル品位を有する鉄−ニッケル合金を効果的に得ることができる。
ニッケル酸化鉱の製錬方法の流れの一例を示す工程図である。 ニッケル酸化鉱の製錬方法におけるペレット製造工程での処理の流れの一例を示す処理フロー図である。 金属のエリンガム図である。 還元工程において還元加熱処理を施したときのペレットにおける還元反応の様子を模式的に示す図である。
以下、本発明の具体的な実施形態(以下、「本実施の形態」という)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。また、本明細書において、「X〜Y」(X、Yは任意の数値)との表記は、「X以上Y以下」の意味である。
≪ニッケル酸化鉱の製錬方法≫
本実施の形態に係るニッケル酸化鉱の製錬方法は、原料鉱石であるニッケル酸化鉱のペレットを用い、そのペレットを製錬炉(還元炉)に装入して還元加熱することによって、ニッケル品位が例えば4%以上である鉄−ニッケル合金(フェロニッケル)を得るものである。
以下では、原料鉱石であるニッケル酸化鉱をペレット化し、そのペレット中のニッケルと鉄を還元処理することで鉄−ニッケル合金のメタルを生成させ、さらに、そのメタルを分離することによってフェロニッケルを製造する製錬方法を例に挙げて説明する。
具体的には、本実施の形態に係るニッケル酸化鉱の製錬方法は、図1に示すように、ニッケル酸化鉱からペレットを製造するペレット製造工程S1と、得られたペレットを還元炉にて所定の還元温度で還元加熱する還元工程S2と、還元工程S2にて生成したメタルを分離してメタルを回収する分離工程S3とを有する。なお、分離回収したメタルを熔融してフェロニッケルを熔融物とする熔融工程をさらに有していてもよい。
<1.ペレット製造工程>
ペレット製造工程S1では、原料鉱石であるニッケル酸化鉱からペレットを製造する。図2は、ペレット製造工程S1における処理の流れの一例を示す処理フロー図である。この図2に示すように、ペレット製造工程S1は、ニッケル酸化鉱を含む原料を混合する混合処理工程S11と、得られた混合物を塊状物に形成(造粒)する塊状化処理工程S12と、得られた塊状物を乾燥する乾燥処理工程S13とを有する。
(1)混合処理工程
混合処理工程S11は、ニッケル酸化鉱を含む原料粉末を混合して混合物を得る工程である。この混合処理工程S11では、原料鉱石であるニッケル酸化鉱のほか、バインダー等の、例えば粒径が0.2mm〜0.8mm程度の原料粉末を混合して混合物を得る。
原料鉱石であるニッケル酸化鉱としては、特に限定されないが、リモナイト鉱、サプロライト鉱等を用いることができる。また、バインダーとしては、例えば、ベントナイト、多糖類、樹脂、水ガラス、脱水ケーキ等を挙げることができる。
ここで、本実施の形態においては、ペレットを製造するにあたり、所定量の炭素質還元剤を混合して混合物とし、その混合物によりペレットを形成する。炭素質還元剤としては、特に限定されないが、例えば、石炭粉、コークス粉等が挙げられる。なお、この炭素質還元剤は、原料のニッケル酸化鉱の粒度と同等のものであることが好ましい。
また、炭素質還元剤の混合量としては、例えば、形成されるペレット内に含まれる酸化ニッケルの全量をニッケルメタルに還元するのに必要な化学当量と、ペレット内に含まれる酸化第二鉄を金属鉄に還元するのに必要な化学当量との両者の合計値(便宜的に「化学当量の合計値」ともいう)を100%としたときに、5%以上60%以下の炭素量の割合となるように調整することができる。
このように、炭素質還元剤の混合量を所定の割合、すなわち上述とした化学当量の合計値100%に対して5%以上60%以下の割合の炭素量となるように調整してペレットを製造することで、詳しくは後述するが、次の還元工程S2における還元加熱処理において、より効果的に、3価の鉄酸化物を2価の鉄酸化物に還元するとともにニッケル酸化物をメタル化し、さらに2価の鉄酸化物をメタルに還元させてメタルシェルを形成させることができ、その一方で、シェルの中に含まれる鉄酸化物の一部を酸化物として残留させるといった部分還元処理を施すことができるようになる。これにより、より効果的に、1個のペレット中において、例えば4%以上の高いニッケル品位を有し、しかもニッケルのフェロニッケルへの回収率が90%以上であるフェロニッケルメタル(メタル)と、フェロニッケルスラグ(スラグ)とを分けて生成させることができる。
(2)塊状化処理工程
塊状化処理工程S12は、混合処理工程S11にて得られた原料粉末の混合物を塊状物に形成(造粒)する工程である。具体的には、混合処理工程1にて得られた混合物に、塊状化に必要な水分を添加して、例えば転動造粒機、圧縮成形機、押出成形機などの塊状物製造装置等を使用し、あるいは人の手によってペレット状の塊に形成する。
ペレットの形状としては、特に限定されないが、例えば球状とすることができる。また、ペレット状にする塊状物の大きさとしては、特に限定されないが、例えば、後述する乾燥処理、予熱処理を経て、還元工程S2における製錬炉等に装入されるペレットの大きさ(球状のペレットの場合には直径)で10mm〜30mm程度となるようにする。
(3)乾燥処理工程
乾燥処理工程S13は、塊状化処理工程S12にて得られた塊状物を乾燥処理する工程である。塊状化処理によりペレット状の塊となった塊状物は、その水分が例えば50重量%程度と過剰に含まれており、べたべたした状態となっている。このペレット状の塊状物の取り扱いを容易にするために、乾燥処理工程S13では、例えば塊状物の固形分が70重量%程度で、水分が30重量%程度となるように乾燥処理を施す。
より具体的に、乾燥処理工程S13における塊状物に対する乾燥処理としては、特に限定されないが、例えば300℃〜400℃の熱風を塊状物に対して吹き付けて乾燥させる。なお、この乾燥処理時における塊状物の温度は100℃未満である。
下記表1に、乾燥処理後のペレット状の塊状物における固形分中組成(重量%)の一例を示す。なお、乾燥処理後の塊状物の組成としては、これに限定されるものではない。
Figure 0006477349
ペレット製造工程S1においては、上述したように原料鉱石であるニッケル酸化鉱を含む原料粉末を混合させ、得られた混合物をペレット状に造粒(塊状化)し、それを乾燥させることによってペレットを製造する。このとき、原料粉末の混合に際しては、上述したように組成に応じて炭素質還元剤を混合し、その混合物を用いてペレットを製造する。得られるペレットの大きさとしては、10mm〜30mm程度であり、形状を維持できる強度、例えば1mの高さから落下させた場合でも崩壊するペレットの割合が1%以下程度となる強度を有するペレットが製造される。このようなペレットは、次工程の還元工程S2に装入する際の落下等の衝撃に耐えることが可能であってそのペレットの形状を維持することができ、またペレットとペレットとの間に適切な隙間が形成されるので、還元工程S2における製錬反応が適切に進行するようになる。
なお、このペレット製造工程S1においては、上述した乾燥処理工程S13にて乾燥処理を施した塊状物であるペレットを所定の温度に予熱処理する予熱処理工程を設けるようにしてもよい。このように、乾燥処理後の塊状物に対して予熱処理を施してペレットを製造することで、還元工程S2にてペレットを例えば1300℃程度の高い温度で還元加熱する際にも、ヒートショックによるペレットの割れ(破壊、崩壊)をより効果的に抑制することができる。例えば、製錬炉に装入した全ペレットのうちの崩壊するペレットの割合を僅かな割合とすることができ、ペレットの形状をより効果的に維持することができる。
具体的に、予熱処理においては、乾燥処理後のペレットを350℃〜600℃の温度に予熱処理する。また、好ましくは400℃〜550℃の温度に予熱処理する。このように、350℃〜600℃、好ましくは400℃〜550℃の温度に予熱処理することによって、ペレットを構成するニッケル酸化鉱に含まれる結晶水を減少させることができ、例えば1300℃程度の製錬炉に装入して急激に温度を上昇させた場合であっても、その結晶水の離脱によるペレットの崩壊を抑制することができる。また、このような予熱処理を施すことによって、ペレットを構成するニッケル酸化鉱、炭素質還元剤、バインダー等の粒子の熱膨張が2段階となってゆっくりと進むようになり、これにより、粒子の膨張差に起因するペレットの崩壊を抑制することができる。なお、予熱処理の処理時間としては、特に限定されずニッケル酸化鉱を含む塊状物の大きさに応じて適宜調整すればよいが、得られるペレットの大きさが10mm〜30mm程度となる通常の大きさの塊状物であれば、10分〜60分程度の処理時間とすることができる。
<2.還元工程>
還元工程S2では、ペレット製造工程S1で得られたペレットを所定の還元温度で還元加熱する。この還元工程S2におけるペレットの還元加熱処理により、製錬反応(還元反応)が進行して、メタルとスラグとが生成する。
具体的に、還元工程S2における還元加熱処理は、製錬炉(還元炉)等を用いて行われ、ニッケル酸化鉱を含むペレットを、所定の温度に加熱した製錬炉に装入することによって還元加熱する。なお、還元温度としては、800℃〜1500℃程度とすることができる。
ペレットを製錬炉内に装入する際における温度としては、特に限定されないが、600℃以下であることが好ましい。また、炭素質還元剤が燃えてしまう可能性をより効率的に抑制する観点から、550℃以下とすることがより好ましい。
ペレットを製錬炉内に装入する際の温度が600℃を超えると、ペレットに含まれる炭素質還元剤の燃焼が始まってしまう可能性がある。一方で、連続的に還元加熱処理を施すプロセスの場合には、温度を下げすぎると昇温コストの点で不利になるため、下限値としては特に限定されないが500℃以上とすることが好ましい。なお、ペレットの装入時における温度を上述した温度に制御しない場合であっても、燃焼や焼結の影響が生じないほどの短時間でペレットを製錬炉内に装入すれば、特に問題はない。
さて、本実施の形態においては、その得られたペレットを製錬炉にて処理するにあたって、金属製の炉床を有する製錬炉のその炉床の上にペレットを載置し、その状態で還元加熱処理を施すことを特徴とする。このことにより、還元加熱処理後のペレットが炉床に融着することを防止できるとともに、得られるメタル中のニッケル品位のばらつきを抑制することができる。金属製の炉床を構成する金属としては、例えば、ニッケルやコバルトを使用することができる。
ここで、製錬炉の炉床としては、金属の他に、アルミナや煉瓦などのセラミックス、あるいは炭素質還元剤を敷き詰める等の方法がある。しかしながら、製錬炉の炉床として、セラミックスを用いた場合、ペレット中のスラグ成分との濡れ性が、両者とも酸化物であるが故に高く、ニッケルメタルの還元を促進させる条件下では、融着が進行してしまう。このため、還元反応後にペレットが炉床から剥離できなくなってしまう。
また、炭素質還元剤を敷き詰めてその炭素質還元剤上でペレットを還元加熱するという方法では、還元反応終了後の剥離は容易にできるものの、敷き詰めた炭素質還元剤により、ペレット内部のニッケル及び鉄の還元が進行することになる。すると、ペレットと炭素質還元剤との接触の仕方で還元の進み方が変わり、還元度の制御が困難になるという問題を有する。例えば、炭素質還元剤として石炭を敷き詰めた場合、ペレットが半分ほど石炭に埋もれた場合と、ペレットと石炭とが点接触に近い状態で接触した場合とでは、明らかにペレットが石炭に埋もれた場合の方の鉄のメタル化の割合が高くなり、ペレット中に生成する金属中のニッケル品位が低くなるという現象が発生する。このように、ペレット中のニッケル品位がばらつくことで、安定した製品を得るための操業が困難になる。
上述したように、金属製の炉床のその材料(以下、「床敷き材」ともいう)としては、還元処理の処理温度で熔融しない金属あるいは合金である限り限定されず、例えばニッケルやコバルトを例示できるが、その中でもニッケルメタルであることが特に好ましい。
図3に、金属のエリンガム図を示す。図3に示すエリンガム図では、上部に位置するものほど還元され難いことを示すものである。例えば、ペレット中の主成分である鉄をメタル化する際に、処理温度が例えば1300℃であれば(図3中に点線で示す温度ライン)、鉄の2価から0価への還元あるいは鉄の3価から2価への還元において、それより酸化されやすいメタルでは、鉄の酸化物との酸素の置換が生じ、床敷き材が酸化されて消耗するという現象が生じる。図3に示すように、例えば処理温度1300℃においては、『4Fe+O→6Fe』の反応を避けることはできないものの、その他の鉄の還元反応を見ると、例えば銅、鉛、ニッケル、コバルトであれば鉄との酸素の置換を避けることができることが分かる。なお、銅や鉛は、いずれも融点がニッケルよりも著しく低いことから、処理温度条件によっては還元反応時に熔融してしまう可能性がある。また、コバルトは、例えば1200℃を超えるあたりから鉄との酸素の置換が始まる可能性があるため、処理温度条件をより適切に調整することが必要となる。かかる理由より、上述した金属の中でも、ニッケルメタルを床敷き材として使用することが特に好ましい。
ここで、図4に、還元工程S2において還元加熱処理を施したときのペレットにおける還元反応の様子を模式的に示す。なお、図4の模式図において、符号「10」は金属製の炉床を示し、符号「15」はペレットに含まれる炭素質還元剤を示し、符号「20」はペレットを示す。また、符号「30」はメタルシェルを示し、符号「40」はメタル粒を示し、符号「50」は半熔融状態のスラグを示す。
先ず、本実施の形態においては、上述したように、金属製の炉床10を有する製錬炉を使用して、その金属製炉床10上にペレット20を載置して、その状態で還元加熱処理を開始する。この還元加熱処理では、ペレット20の表面(表層部)20aから熱が伝わり、ペレット20に含まれる炭素質還元剤15に基づいて、例えば下記反応式(i)に示すような還元反応が進む(図4(A))。
Fe+C → Fe+CO ・・・(i)
ペレット20の表層部20aにおける還元が進行してFeOまでの還元が進むと(Fe+C→FeO+CO)、NiO−SiOとして結合していたニッケル酸化物(NiO)とFeOとの置換が進み、その表層部20aにおいて例えば下記反応式(ii)で示すようなNiの還元が始まる(図4(B))。そして、外部からの熱伝播と共に、このNiの還元反応と同様の反応が次第に内部においても進行していく。
NiO+CO → Ni+CO ・・・(ii)
このようにして、ペレット20の表層部20aにおいてニッケル酸化物の還元反応と共に、例えば下記反応式(iii)に示すような鉄酸化物の還元反応が進行していくことにより、例えば数分程度の僅かな時間で、その表層部20aにおいてメタル化が進んで鉄−ニッケル合金(フェロニッケル)となり、メタルの殻(メタルシェル)30が形成されていく(図4(C))。なお、この段階で形成されているメタルシェル30は薄く、CO/COガスは容易に通過するため、外部からの熱伝播と共に次第に内部への反応が進行していく。
FeO+CO → Fe+CO ・・・(iii)
内部への反応の進行によりペレット20の表層部20aにおけるメタルシェル30が次第に厚くなると、ペレット20の内部20bが徐々にCOガスで充満していく。すると、ペレット20の内部20bにおける還元雰囲気が高まり、NiとFeのメタル化が進行してメタル粒40が生成する(図4(D))。一方で、そのメタルシェル30の内側、すなわちペレット20の内部20bでは、ペレット20に含まれるスラグ成分が徐々に熔融して液相(半熔融状態)のスラグ50が生成する。
ペレット20に含まれる炭素質還元剤15が消費され尽くすと、Feのメタル化が止まり、メタル化しなかったFeはFeO(一部はFe)の形態で残留し、またメタルシェル30の内側の半熔融状態のスラグ50は半熔融のままで留まるか、全熔融する。
このようにして、メタル粒40が、熔融したスラグ50内に分散した状態で回収され、粉砕等の処理の後に磁選処理等によりスラグを分離することで、鉄−ニッケル合金を得ることができる。
以上のように、ペレット中に混合させた炭素質還元剤により、3価の鉄酸化物を2価の鉄酸化物に還元させるとともにニッケル酸化物をメタル化し、さらに2価の鉄酸化物をメタルに還元させていき、メタルシェルとメタル粒とを形成させることができる。
そして特に、本実施の形態に係るニッケル酸化鉱の製錬方法では、ニッケル等の金属製の炉床を有する製錬炉を使用し、その金属製の炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を施していることにより、処理後にペレットが炉床に融着することを防止できるとともに、得られるメタル中のニッケル品位のばらつきを抑制することができる。
また、ペレット中に混合する炭素質還元剤の量を所定の割合、すなわち、炭素質還元剤の混合量を上述した化学当量の合計値100%に対して5%以上60%以下の割合の炭素量となるように調整し、それを他の原料と混合してペレットを製造することで、還元反応において、形成されたメタルシェルの中における鉄酸化物の全量を還元させずに、いわゆる部分還元させて一部を酸化物として残留させることができる。これにより、1個のペレット中では、より一層にニッケル品位が高く、しかも、高いニッケル回収率でフェロニッケルメタルと、フェロニッケルスラグとを分けて生成させることができる。具体的には、4%以上の高いニッケル品位を有し、ニッケルのフェロニッケルへの回収率が90%以上でフェロニッケルを製造することができる。
なお、ペレット中のスラグは半熔融状態、あるいは熔融しているが、分かれて生成したメタルとスラグとは混ざり合うことがなく、その後の冷却によってメタル固相とスラグ固相との別相として混在する混合物となる。この混合物の体積は、装入するペレットと比較すると、50%〜60%程度の体積に収縮している。
<3.分離工程>
分離工程S3では、還元工程S2にて生成したメタルとスラグとを分離してメタルを回収する。具体的には、ペレットに対する還元加熱処理によって得られた、メタル相(メタル固相)とスラグ相(炭素質還元剤を含むスラグ固相)とを含む混合物からメタル相を分離して回収する。なお、上述したように、還元加熱処理により熔融して液相となったスラグは、冷却によって固相となり、メタル固相とは別相として存在する。
固体として得られたメタル相とスラグ相との混合物からメタル相とスラグ相とを分離する方法としては、例えば、粗砕あるいは粉砕後に篩い分けによって大粒径のメタルを分離する方法のほか、比重による分離や、磁力による分離等の方法を利用することができる。得られたメタル相とスラグ相とは、濡れ性が悪いことから容易に分離することができる。
このようにしてメタル相とスラグ相とを分離することによって、メタル相を回収する。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
原料鉱石としてのニッケル酸化鉱と、バインダーと、さらに炭素質還元剤とを混合して混合物を得た。混合物中に含ませた炭素質還元剤の混合量としては、形成されるペレット中に含まれる酸化ニッケルをニッケルメタルに還元するのに必要な化学当量と、ペレット内に含まれる酸化第二鉄を金属鉄に還元するのに必要な化学当量との合計値(化学当量の合計値)を100%としたときに、それに対して炭素量で10%の割合となる分量とした。
次に、得られた原料粉末の混合物に適宜水分を添加して手で捏ねることによって球状の塊状物に形成した。そして、得られた塊状物の固形分が70重量%程度、水分が30重量%程度となるように、300℃〜400℃の熱風を塊状物に吹き付けて乾燥処理を施し、球状のペレット(サイズ(直径):17mm)を製造した。なお、下記表2に、乾燥処理後のペレットの固形分組成を示す。
Figure 0006477349
次に、製錬炉において、ニッケルメタルで作製した皿状の炉床の上に、製造したペレット25個を載置させて装入した。製錬炉へのペレットの装入に際しては、600℃の温度条件で行った。
そして、還元温度を1300℃として、製錬炉内で、ニッケルメタルの炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行った。
還元加熱処理の開始から5分後に炉内からペレットを取り出した。炉内から取り出した後1分以内で、500℃以下にまで冷却されていることを確認した。
このような還元加熱処理により、鉄−ニッケル合金(フェロニッケルメタル)とスラグとが得られた。下記表3に、得られたフェロニッケルメタルのニッケル品位と鉄品位を示す。質量バランスから計算して、ニッケルのメタル中への回収率(ニッケル回収率)としては90%以上であった。
Figure 0006477349
[実施例2]
実施例1と同様の方法により原料を混合して混合物を得た後、乾燥ペレットを製造した。このとき、実施例2では、原料としての炭素質還元剤の混合量を、上述した化学当量の合計値100%に対して炭素量で25%の割合となる分量とした。
次に、製錬炉において、ニッケルメタルで作製した皿状の炉床の上に、製造したペレット25個を載置させて装入した。製錬炉へのペレットの装入に際しては、600℃の温度条件で行った。
そして、還元温度を1300℃として、製錬炉内で、ニッケルメタルの炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行った。
還元加熱処理の開始から5分後に炉内からペレットを取り出した。炉内から取り出した後1分以内で、500℃以下にまで冷却されていることを確認した。
このような還元加熱処理により、フェロニッケルメタルとスラグとが得られた。下記表4に、得られたフェロニッケルメタルのニッケル品位と鉄品位を示す。質量バランスから計算して、ニッケルの回収率としては90%以上であった。
Figure 0006477349
[実施例3]
実施例1と同様の方法により原料を混合して混合物を得た後、乾燥ペレットを製造した。このとき、実施例3では、原料としての炭素質還元剤の混合量を、上述した化学当量の合計値100%に対して炭素量で50%の割合となる分量とした。
次に、製錬炉において、ニッケルメタルで作製した皿状の炉床の上に、製造したペレット25個を載置させて装入した。製錬炉へのペレットの装入に際しては、600℃の温度条件で行った。
そして、還元温度を1300℃として、製錬炉内で、ニッケルメタルの炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行った。
還元加熱処理の開始から5分後に炉内からペレットを取り出した。炉内から取り出した後1分以内で、500℃以下にまで冷却されていることを確認した。
このような還元加熱処理により、フェロニッケルメタルとスラグとが得られた。下記表5に、得られたフェロニッケルメタルのニッケル品位と鉄品位を示す。質量バランスから計算して、ニッケルの回収率としては90%以上であった。
Figure 0006477349
[実施例4]
実施例1と同様の方法により原料を混合して混合物を得た後、乾燥ペレットを製造した。このとき、実施例4では、原料としての炭素質還元剤の混合量を、上述した化学当量の合計値100に対して炭素量で3%の割合となる分量とした。
次に、製錬炉において、ニッケルメタルで作製した皿状の炉床の上に、製造したペレット25個を載置させて装入した。製錬炉へのペレットの装入に際しては、600℃の温度条件で行った。
そして、還元温度を1300℃として、製錬炉内で、ニッケルメタルの炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行った。
還元加熱処理の開始から5分後に炉内からペレットを取り出した。炉内から取り出した後1分以内で、500℃以下にまで冷却されていることを確認した。
このような還元加熱処理により、フェロニッケルメタルとスラグとが得られた。下記表6に、得られたフェロニッケルメタルのニッケル品位と鉄品位を示す。質量バランスから計算して、ニッケルの回収率としては70%であった。
Figure 0006477349
[実施例5]
実施例1と同様の方法により原料を混合して混合物を得た後、乾燥ペレットを製造した。このとき、実施例5では、原料としての炭素質還元剤の混合量を、上述した化学当量の合計値100に対して炭素量で70%の割合となる分量とした。
次に、製錬炉において、ニッケルメタルで作製した皿状の炉床の上に、製造したペレット25個を載置させて装入した。製錬炉へのペレットの装入に際しては、600℃の温度条件で行った。
そして、還元温度を1300℃として、製錬炉内で、ニッケルメタルの炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行った。
還元加熱処理の開始から5分後に炉内からペレットを取り出した。炉内から取り出した後1分以内で、500℃以下にまで冷却されていることを確認した。
このような還元加熱処理により、フェロニッケルメタルとスラグとが得られた。下記表7に、得られたフェロニッケルメタルのニッケル品位と鉄品位を示す。質量バランスから計算して、ニッケルの回収率としては90%以上であった。
Figure 0006477349
[比較例1]
製錬炉において、アルミナで作製した皿状の炉床を使用し、そのアルミナ材からなる炉床上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行ったこと以外は、実施例1と同様にして処理を行った。なお、アルミナ材としては純度の異なる3種の板及び皿を用いた。
その結果、アルミナとペレットとが反応し、ペレットがアルミナ材に融着してしまった。ペレットの剥離を試みたが、ペレットは剥離できないか、もしくはペレットのかなりの部分がアルミナ上に残留してしまい、効果的にメタルを回収することができなかった。
[比較例2]
製錬炉において、炭素質還元剤である石炭粉(炭素含有量:85重量%、粒度:0.4mm)を炉床に敷き詰め、その炭素質還元剤の上にペレットを載置した状態で還元加熱処理を行ったこと以外は、実施例1と同様にして処理を行った。
その結果、炉床に対してペレットの融着はほとんど生じず、容易に剥離することができたが、得られたメタル中のニッケル品位は低下してしまったとともに、大きくばらつく結果となった。参考として、下記表8に、ニッケルメタルの炉床を使用して処理したときのメタル中のニッケル品位の範囲と、炉床に石炭粉を敷いて処理したときのメタル中のニッケル品位の範囲とを示す。
Figure 0006477349
10 金属製の炉床
15 炭素質還元剤
20 ペレット
30 メタルシェル(メタルの殻)
40 メタル粒
50 スラグ

Claims (2)

  1. ニッケル酸化鉱からペレットを形成し、該ペレットを還元加熱することによって、鉄−ニッケル合金を得るニッケル酸化鉱の製錬方法であって、
    前記ニッケル酸化鉱からペレットを製造するペレット製造工程と、
    得られたペレットを製錬炉にて還元加熱する還元工程と
    を有し、
    前記ペレット製造工程では、少なくとも、前記ニッケル酸化鉱と、炭素質還元剤とを含む原料を、形成されるペレット内に含まれる酸化ニッケルをニッケルメタルに還元するのに必要な化学当量と、該ペレット内に含まれる酸化第二鉄を金属鉄に還元するのに必要な化学当量との合計値を100%としたときに、5%以上60%以下の炭素量の割合となるように前記炭素質還元剤の混合量を調整して混合物とし、該混合物を塊状化してペレットを形成し、
    前記還元工程では、前記ペレット製造工程にて得られたペレットを、ニッケルメタルを床敷き材とする炉床を有する製錬炉の該炉床上に載置して還元加熱処理を施す
    ことを特徴とするニッケル酸化鉱の製錬方法。
  2. 前記ペレットを前記製錬炉に装入する際の温度を600℃以下とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のニッケル酸化鉱の製錬方法。
JP2015157994A 2015-08-10 2015-08-10 ニッケル酸化鉱の製錬方法 Active JP6477349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015157994A JP6477349B2 (ja) 2015-08-10 2015-08-10 ニッケル酸化鉱の製錬方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015157994A JP6477349B2 (ja) 2015-08-10 2015-08-10 ニッケル酸化鉱の製錬方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017036474A JP2017036474A (ja) 2017-02-16
JP6477349B2 true JP6477349B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=58049182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015157994A Active JP6477349B2 (ja) 2015-08-10 2015-08-10 ニッケル酸化鉱の製錬方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6477349B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6809603B2 (ja) * 2017-04-20 2021-01-06 住友金属鉱山株式会社 金属酸化物の製錬方法
JP6809377B2 (ja) * 2017-05-24 2021-01-06 住友金属鉱山株式会社 酸化鉱石の製錬方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE354297B (ja) * 1971-07-16 1973-03-05 Avesta Jernverks Ab
JPS5213170Y2 (ja) * 1972-10-20 1977-03-24

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017036474A (ja) 2017-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6477371B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP5975093B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP6314781B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP5958576B1 (ja) サプロライト鉱の製錬方法
JP5842967B1 (ja) ペレットの製造方法、鉄−ニッケル合金の製造方法
JP6179478B2 (ja) ペレットの製造方法、鉄−ニッケル合金の製造方法
JP6447429B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP2018127695A (ja) 金属酸化物の製錬方法
JP6477349B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP6900699B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP5839090B1 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法、ペレットの装入方法
JP6428528B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP6455374B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP6455359B2 (ja) ニッケル酸化鉱の製錬方法
JP2018127694A (ja) 金属酸化物の製錬方法
JP2021021090A (ja) 酸化鉱石の製錬方法
JP7172330B2 (ja) 酸化鉱石の製錬方法
JP7124588B2 (ja) 酸化鉱石の製錬方法
JP2024082533A (ja) ニッケル酸化鉱石の製錬方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6477349

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150