JP6476453B2 - 光通信システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システム及びプログラムに関する。
商業施設等の駐車場において、車両の運転手は、どこに空きスペースがあるかを把握することは困難であり、案内情報が必要とされている。
駐車場内の空きスペースを案内するシステムとして、駐車場内のスペース(カースペース)毎に複数のセンサと、駐車場内に複数設置されているアンテナと、駐車場内に複数設置されている場内カメラと、情報処理装置とがネットワークで接続されているシステムが提案されている。このシステムにおいて、情報処理装置は、複数のセンサから駐車場内の各空きスペースの位置を示す情報である空きスペース情報を受信し、複数の場内カメラから撮影された画像を受信する。情報処理装置は、場内カメラから受信した画像に基づいて車両の位置及び向きを取得する。なお、場内カメラには、設置されている場所情報が関連付けられている。そして、情報処理装置は、複数のセンサから受信した空きスペース情報と、駐車場内の車両の位置及び向きと、記憶装置に記憶されている駐車場マップとに基づいて、車両の進行方向に存在する空きスペースを特定する。情報処理装置は、特定した空きスペースの場所に応じて、空きスペースを示す駐車場内の仮想空間画像を生成し、生成した仮想空間画像を車両に送信する(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−227874号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、1スペース毎に一つのセンサ及びセンサ毎の送信機と、駐車場内に複数の場内カメラ及び場内カメラ毎の送信機と、さらに情報処理装置とが必要なので、システムが複雑になる。このため、特許文献1に記載の技術では、センサ、送信機、及び場内カメラの電源配線工事のための費用、設備のための費用が高くなる。また、特許文献1に記載の技術では、広範囲の情報を収集するためには、駐車場の空き情報を統括するための掲示板などのターミナルセンター設置が必須となり、情報処理装置毎に情報共有ができなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、駐車場の空き情報を共有することができる光通信システム及びプログラムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る光通信システムは、第1所定範囲に設置される第1光通信装置と、第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、を備え、前記第1光通信装置は、第1光通信データに含まれる前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を記憶させる記憶部と、第2光通信データに含まれる前記第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を記憶させる記憶部と、を備え、前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信し、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信し、生成した前記第1の駐車区画情報が、前記記憶部に記憶されている前記第1の駐車区画情報に対して変化している場合、前記第1の駐車区画情報を更新して、更新した第1の駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信し、前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報が、前記記憶部に記憶されている前記第2の駐車区画情報に対して変化している場合、前記第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した前記第1光通信データに含まれる前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する。
(2)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る光通信システムは、第1所定範囲に設置される第1光通信装置と、第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、第3所定範囲が有する駐車区画に関する第3の駐車区画情報を含む第3光通信データであって、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した前記第3光通信データを他の光通信装置に送信し、第3所定範囲に設置される第3光通信装置と、を備え、第1光通信データは、前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を含み、第2光通信データは、前記第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を含み、前記第1光通信装置は、前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信し、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信し、前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信装置から受信した第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とを比較して、前記第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とが一致していない場合、更新条件に基づいて前記第2の駐車区画情報を更新し、更新した光通信データに生成した前記第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づいて生成した光通信データを新たな第1光通信データとして他の光通信装置へ送信し、前記第2光通信装置は、前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第3光通信データを前記第3光通信装置から受信し、生成した前記第2の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第3の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第2光通信データとして他の光通信装置へ送信し、前記第3光通信装置は、前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第3の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第2の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第3光通信データとして他の光通信装置へ送信する。
)また、本発明の一態様に係る光通信システムにおいて、前記駐車区画情報は、前記駐車区画情報が更新された時刻情報、前記駐車区画情報が前記光通信装置を経由した回数を示すホップ数情報、同じ駐車区画情報の受信回数を示す更新回数情報、及び前記光通信装置間の距離に基づいて設定される等級を示す距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報を含み、前記更新条件は、前記時刻情報、前記ホップ数情報、前記更新回数情報、及び距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報に基づく条件である。
)また、本発明の一態様に係る光通信システムにおいて、前記距離等級情報は、複数の前記光通信装置のうち、各々の前記光通信装置自身を基準に設定される等級であり、前記車両の進行方向、または前記光通信装置が設置されている駐車場の順路のうち、少なくとも1つに応じて設定される情報である。
)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプログラムは、第1所定範囲に設置され、第2光通信データに含まれる第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を記憶させる記憶部を備える第1光通信装置と、第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、を備える光通信システムのプログラムであって、前記第1光通信装置が、前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信する手順と、前記第1光通信装置が、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信する手順と、前記第1光通信装置が、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する手順と、前記第1光通信装置が、前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報が、前記記憶部に記憶されている前記第2の駐車区画情報に対して変化している場合、前記第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した前記第1光通信データに含まれる前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する手順と、を実行させる。
(6)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプログラムは、第1所定範囲に設置される第1光通信装置と、第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、第3所定範囲が有する駐車区画に関する第3の駐車区画情報を含む第3光通信データであって、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した前記第3光通信データを他の光通信装置に送信し、第3所定範囲に設置される第3光通信装置と、を備え、第1光通信データが前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を含み、第2光通信データが前記第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を含む光通信システムのプログラムであって、前記第1光通信装置が、前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信する手順と、前記第1光通信装置が、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信する手順と、前記第1光通信装置が、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する手順と、前記第2光通信装置が、前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第3光通信データを前記第3光通信装置から受信し、生成した前記第2の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第3の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第2光通信データとして他の光通信装置へ送信する手順と、前記第3光通信装置が、前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第3の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第2の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第3光通信データとして他の光通信装置へ送信する手順と、前記第1光通信装置が、前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信装置から受信した第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とを比較して、前記第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とが一致していない場合、更新条件に基づいて前記第2の駐車区画情報を更新し、更新した光通信データに生成した前記第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づいて生成した光通信データを新たな第1光通信データとして他の光通信装置へ送信する手順と、を実行させるプログラム。
上述した(1)、(2)、(5)及び(6)によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、光通信装置間で光通信データを送受信することができる。また、光通信装置は、上述した(1)、(2)、(5)及び(6)によれば、駐車場の空き情報を共有することができる。
上述した(1)によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、自駐車区画内に関する情報を隣接する他駐車区画にタイムリーに送信することができる。
上述した(及び(5)によれば、隣接する他駐車区画を自装置によって更新することができる。そして、上述した(及び(5)によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、他駐車区画に関する情報を隣接する他駐車区画に、情報経由地点としてタイムリーに送信することができる。
上述した(及び(6)によれば、隣接する他駐車区画を異なる光通信装置から受信した情報によって更新することができる。そして、上述した(及び(6)によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、他駐車区画に関する情報を隣接する他駐車区画に、情報経由地点としてタイムリーに送信することができる。
上述した(3)によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、誤検知の場合においても更新データを送信しないので、通信データの増加を抑制できる。
上述した(4)によれば、車両の進行方向、駐車場の構成に応じて、情報に重み付けを行うことで、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、車両にとって不必要な更新データを送信しないので、通信データの増加を抑制できる。
第1実施形態に係る情報共有型駐車支援システムの構成を表すシステム構成図である。 第1実施形態に係る情報共有型駐車支援システムの全体構成の一例を説明する図である。 第1実施形態に係る光通信装置10A〜10Fの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る光通信装置10Gの構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報表示端末の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報表示端末の表示パネル上に表示される画像の一例を説明する図である。 第1実施形態に係る撮像部によって撮像された画像例の説明する図である。 第1実施形態に係る光通信装置間で行われる通信について説明する図である。 第1実施形態に係る3つの光通信装置10間の時刻毎の通信例を説明する図である。 第1実施形態に係る光パルス信号opの構成例を説明する図である。 第1実施形態に係る光通信装置の動作手順のフローチャートである。 第1実施形態に係る駐車区画情報の更新例について説明する図である。 第2実施形態に係る光通信装置の動作手順のフローチャートである。 第3実施形態に係る光通信装置の動作手順のフローチャートである。 第3実施形態に係る距離等級の一例を示す図である。 第3実施形態に係る光パルス信号opの構成例を説明する図である。 第3実施形態の第1の変形例に係る光通信装置の動作手順のフローチャートである。 第3実施形態に係る駐車場全体を複数のブロックに分ける例を説明する図である。 第3実施形態に係る駐車場が広い場合の駐車区画情報群の構成例を説明する図である。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(情報共有型駐車支援システム1の概略構成の説明)
図1は、本実施形態に係る情報共有型駐車支援システム1(光通信システム)の構成を表すシステム構成図である。図1に示すように、情報共有型駐車支援システム1は、光通信装置10A(第1光通信装置)、光通信装置10B(第2光通信装置)、車両20に搭載される情報表示端末30、反射マーク43(マーカー)を含んで構成される。図1に示した例では、光通信装置が2つの例を示したが、光通信装置は2つ以上であればよい。また、以下の説明では、複数の光通信装置10A、・・・のうちの1つを特定しない場合、単に光通信装置10という。また、車両についても、複数の車両20−1、・・・のうちの1つを特定しない場合、単に車両20という。
図1において、符号40−1、40−2、及び40−3それぞれは駐車区画を表す。以下、複数の駐車区画40−1、・・・のうちの1つを特定しない場合、単に駐車区画40という。駐車区画40には、車止め42が設置されている。車止め42には、反射マーク43が取り付けられている。反射マーク43は、光通信装置10から送信された光パルス信号opを所定の反射率以上で反射できるものであればよく、例えばシールである。なお、図1に示す例では、車止め42が、車両20の駐車方向の左右に2つ設置されている例を示したが、車止め42は1つ以上であればよい。また、図1に示した例では、反射マーク43(反射塗料、発光源含む)が、車止め42の2つうちの一方に取り付けられている例を示したが、両方の車止め42に取り付けられていてもよい。
図1に示す例は、3つの駐車区画40−1〜駐車区画40−3が駐車場内にあり、駐車区画40−1と駐車区画40−2それぞれに車両20が駐車し、駐車区画40へ新たな車両20−3が向かってきていることを示す図である。
光通信装置10は、例えば駐車場内の天井や壁等に取り付けられている。
光通信装置10Aは、駐車区画それぞれに関する駐車区画情報を含む光パルス信号opを、所定の領域と隣接する光通信装置10Bとに向けて送信する。なお、所定の領域とは、少なくとも2台以上の車両20が駐車できる駐車区画を含む領域を含む領域である。光通信装置10Aは、後述するように反射マーク43に反射して戻ってきた光通信の結果の画像を撮像し、撮像した画像に基づいて駐車区画情報を含む光通信データを生成する。なお、駐車区画情報については後述する。また、光通信装置10Aは、光通信装置10Bから送信された光パルス信号opを受信し、受信した光パルス信号opを撮像する。光通信装置10Aは、撮像した画像に基づいて、光通信装置10Bから受信した光パルス信号opに対して復調及び復号を行う。また、光通信装置10Aは、隣接する光通信装置10Bから受信した光パルス信号opに基づいて、駐車区画情報を更新する。
図1に示す例では、光通信装置10Aは、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号op(1)を光通信装置10Bに送信する。また、光通信装置10Bは、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号op(2)を光通信装置10Aおよび所定の領域内に存在する車両20−3に搭載されている情報表示端末30に送信する。なお、光通信装置10の構成については後述する。
情報表示端末30は、光通信装置10から送信された光パルス信号opを受信して、受信した信号に基づいて、駐車場内の空きスペースを含む情報を報知する。
(情報共有型駐車支援システム1の全体構成の一例の説明)
次に、情報共有型駐車支援システム1の全体構成の一例を説明する。
図2は、本実施形態に係る情報共有型駐車支援システム1の全体構成の一例を説明する図である。図2に示す例は、情報共有型駐車支援システム1が、7つの光通信装置10A〜10Gを備える例である。図3は、本実施形態に係る光通信装置10A〜10Fの構成を示すブロック図である。図4は、本実施形態に係る光通信装置10Gの構成を示すブロック図である。図5は、本実施形態に係る情報表示端末30の構成を示すブロック図である。
図2の光通信装置10A〜10Fは、図3に示すように通信器11と投光器12とを備える。また、光通信装置10Gは、図4に示すように通信器11Gと投光器12と画像表示パネル13とを備える。光通信装置10Gは、例えば、駐車場内の駐車状態が掲示される掲示板である。
図2に示す例において、駐車場内の駐車区画は、領域(エリアともいう)A〜Fの6つの所定の領域に予め分割されている。例えば、領域Aには、6つの駐車区画A11〜A13、A21〜A23が含まれている。駐車区画A11〜A13、A21〜A23それぞれの車止め42(図1参照)には、反射マーク43(図1参照)が取り付けられている。
同様に、領域C及びEにも6つずつの駐車区画が含まれている。また、領域B、D、及びFには、4つずつの駐車区画が含まれている。
図2において、光通信装置10Aは、領域Aに光パルス信号opを送信する。そして、光通信装置10Aは、光パルス信号opを送信したとき、領域Aの反射マーク43と光通信した結果を含む領域を撮像し、撮像した画像に基づいて、駐車場の空車情報、車両20の場所、光通信装置10と車両20との距離情報、ズレ量などの情報を生成する。なお、撮像された画像からの各情報の生成方法については後述する。図2に示す例では、例えば、駐車区画A22が空きスペースである。
次に、光通信装置10Aは、生成した空車情報を含む駐車区画情報を生成し、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号opを領域Aと光通信装置10Bとに送信する。さらに、光通信装置10Aは、光通信装置10Bから送信された光パルス信号opを受信する。光通信装置10Aは、受信した光パルス信号opに含まれる駐車区画情報に基づいて、駐車区画情報を更新する。そして、光通信装置10Aは、更新した駐車区画情報を含む光パルス信号opを領域Aと光通信装置10Bとに再送信する。なお、光パルス信号opの構成、空車情報の構成、及び駐車区画情報の更新等については、後述する。
光通信装置10Bは、領域Bと、光通信装置10A、10C、10F、10Gとに光パルス信号opを送信する。また、光通信装置10Bは、光通信装置10A、10C、10F、及び10Gそれぞれから送信された光パルス信号opを受信する。光通信装置10Bは、受信した光パルス信号opに含まれる駐車区画情報に基づいて、駐車区画情報を更新する。
光通信装置10Cは、領域Cと、光通信装置10B、10Dとに光パルス信号opを送信する。また、光通信装置10Cは、光通信装置10B及び10Dそれぞれから送信された光パルス信号opを受信する。光通信装置10Cは、受信した光パルス信号opに含まれる駐車区画情報に基づいて、駐車区画情報を更新する。
光通信装置10Dは、領域Dと、光通信装置10Cとに光パルス信号opを送信する。また、光通信装置10Dは、光通信装置10Cから送信された光パルス信号opを受信する。光通信装置10Dは、受信した光パルス信号opに含まれる駐車区画情報に基づいて、駐車区画情報を更新する。
なお、光パルス信号opには、空車情報に加えて、駐車場のマップを示す情報が含まれている。駐車場のマップ情報は、記憶部111に予め記憶されていてもよく、または撮像部101によって撮像された画像に基づいて、画像処理部106や演算部108が生成するようにしてもよい。撮像された画像に基づいて、駐車場のマップを生成する場合、演算部108は、例えば複数の光通信装置10から受信した光パルス信号opに含まれる領域毎の駐車場の画像を周知の手法を用いてつなぎ合わせることで、駐車場全体のマップ、または所定の範囲のマップを生成するようにしてもよい。また、空車情報には、駐車区画の反射マーク43の位置を、空車状態の駐車区画の位置を示す画像に重ねて光通信装置10Gまたは情報表示端末30に表示させることで、駐車可能な空きスペースを示すことができる。
光通信装置10Gは、光通信装置10Bから送信された光パルス信号opを受信し、受信した光パルス信号opに基づいて、駐車場内の空きスペースを示す情報を、画像表示パネル13上に表示させる。なお、光通信装置10Gは、受信した光パルス信号opを、所定の領域に向けて再送信するようにしてもよい。これにより、車両20に情報表示端末30が搭載されていない場合であっても、車両20の運転者は、光通信装置10Gの画像表示パネル32上に表示される情報を確認することで、駐車場のどこに空きスペースがあるかを知ることができる。
情報表示端末30は、図5に示すように、通信器31と画像表示パネル32とを備えている。情報表示端末30は、光通信装置10Dから送信された光パルス信号opを受信し、受信した光パルス信号opに基づいて、駐車場内における車両の駐車状態を示す情報を、図6に示すように画像表示パネル32上に表示させる。なお、車両の駐車状態とは、駐車区画に車両が駐車している状態、または駐車区画に車両が駐車していない状態のいずれかの状態である。
図6は、本実施形態に係る情報表示端末30の画像表示パネル32上に表示される画像の一例を説明する図である。図6に示す画像g101は、図2に示した駐車場内の駐車状態を示す例である。図6において、符号g103は、駐車区画に車両が駐車している状態を示す画像であり、符号g104は、駐車区画に車両が駐車していない状態を示す画像である。また、画像g105は、情報表示端末30を搭載している車両20を表す画像である。さらに、符号g106が示す領域は領域Aを表し、符号g107は符号g106の領域が領域Aであることを表している。
車両20の運転者は、画像表示パネル32上に表示される画像g101を見ることで、駐車場内のどの駐車区画が空いているのかを知ることができる。
なお、図6に示した例では、情報表示端末の画像表示パネル32上に空車状況等を報知する例を示したが、音声による報知であってもよい。この場合、音声による報知情報が、光パルス信号opに含まれていてもよい。
また、光通信装置10は、光パルス信号opを送信する車両の位置を、撮像部101によって撮像した画像に基づいて算出する。なお、光通信装置10は、光パルス信号opを送信する車両の位置を、投光部121が送信した光パルス信号opが車両に反射して戻ってくるまでの往復に要した時間に基づいて算出してもよい。
(光通信装置10A〜10Fの構成の一例の説明)
次に、図2における光通信装置10A〜10Fの構成を、図3を用いて説明する。なお、図3に示す例では、光通信装置10A〜10Fの構成が同じである例を説明するが、光通信装置10A〜10Fの構成は異なっていてもよい。また、以下の説明では、光通信装置10を例に説明する。
図3に示すように、光通信装置10の通信器11は、撮像部101、発振部102、復調器103、復号器104、画像処理部106、空車情報処理部107、演算部108、符号器109、変調器110、及び記憶部111を備える。また、投光器12は、投光部121を備える。
撮像部101は、TOF(Time Of Flight)方式のカメラが好ましい。撮像部101は、他の光通信装置10から送信された光パルス信号opを受光し、受光した光パルス信号opの信号パターンを撮像する。撮像部101は、投光器12から送信された光パルス信号opが測定対象物に反射して、撮像部101に入射されるまでに係る時間から、測定対象物と光通信装置10との距離を画像処理部106によって測定される。例えば、送信される光パルス信号op(照射光)と、反射光との位相差から、往復に要した時間を画像処理部106によって算出される。また、撮像素子の画素毎に距離を求めることで、奥行き方向の距離も、撮像された画像から画像処理部106によって算出される。撮像部101は、撮像した画像を画像処理部106に出力する。撮像部101は、例えば、結像レンズと、撮像素子とで構成される。結像レンズは、例えば全周魚眼レンズである。撮像素子は、例えばCCD(電荷結合素子)イメージセンサまたはCMOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサである。また、撮像部101は、例えば、200μ秒間、露光し、200μ秒間、読み出しを行う。
発振部102は、復調器103及び変調器110が用いるクロック信号を生成し、生成したクロック信号を復調器103及び変調器110に出力する。
復調器103は、画像処理部106から入力された受信信号に対して、変調器110で用いる変調方式に応じた復調を行い、復調した受信信号を復号器104に出力する。変調器110で行う変調方式は、例えば、DBPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)、DQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)、8DPSK、π/2−DBPSK、π/4−DQPSK等の方式である。
復号器104は、復調器103によって復調された受信信号を、符号器109で用いる符号化に応じて復号し、復号した受信信号を演算部108に出力する。
画像処理部106は、撮像部101から入力された画像を、周知の手法を用いて画像処理する。周知の手法とは、例えば二値化処理、微分処理、点滅周辺部分を検出するROI(Region Of Interest;関心領域)検出等である。画像処理部106は、画像処理後の画像を空車情報処理部107に出力する。撮像された画像は、例えば図2の領域Aの場合、駐車区画A11、A12、A13、A21、及びA23の反射マーク43が車両によって遮られている。一方、駐車区画A22には車両が駐車していないため、反射マーク43が遮られていない。このため、撮像部101によって撮像された画像には、駐車区画A22の反射マーク43による反射光による画像が含まれている。画像処理部106は、この反射光による画像を抽出するための画像処理を行う。
空車情報処理部107は、画像処理部106から入力された画像処理後の画像に基づいて駐車区画情報を生成し、生成した駐車区画情報を演算部108に出力する。なお、駐車区画情報には、後述するように、エリア情報と、更新した時刻を示す時刻情報と、光通信装置10を経由した回数を示すホップ数と、車両20の位置情報等が含まれている。また、空車情報には、空車情報が変化せずに継続した回数を表す更新回数が含まれる。
演算部108は、空車情報処理部107から入力された駐車区画情報を、復号器104から入力された受信信号を用いて更新する。演算部108は、生成または更新した空車情報と、エリア情報と、生成または更新した時刻情報と、ホップ数と、車両20の位置情報と、を駐車区画情報としてエリア毎に生成し、生成した駐車区画情報を記憶部111に記憶させる。演算部108は、生成したエリア毎の駐車区画情報を符号器109に出力する。また、演算部108は、時間を計時する計時部を有している。演算部108は、光通信装置10の電源がオン状態にされたとき、現在時刻を設定する。現在時刻は、不図示の接続端子を介して、外部装置から取得するようにしてもよい。または、演算部108は、外部装置から送信された現在時刻の情報を含む光パルス信号opを受信することで、現在時刻情報を取得するようにしてもよい。
符号器109は、演算部108から入力された駐車区画情報を、所定の符号化手法で符号化してビット列を生成し、生成したビット列を変調器110に出力する。
変調器110は、符号器109から入力されたビット列を、例えばDBPSK方式に従って、発振部102から入力されたクロック信号を用いて変調して搬送波を生成する。変調器110は、生成した搬送波を投光器12に出力する。
記憶部111には、生成した駐車区画情報、受信した駐車区画情報、及び駐車場マップ情報等が記憶される。
投光器12の投光部121は、通信器11の変調器110によって生成された搬送波に基づいて強度変調された光(強度変調光)を発光することで送信する。投光部121は、例えば高レート(繰り返し周波数)の例えば可視光パルスを送信することのできる発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)又はレーザダイオードを用いて構成される。また、投光部121は、高レートの赤外線パルスを送信する発光ダイオードを用いて構成されてもよい。なお、投光部121は、広範囲に光パルス信号opを照射するように、例えば拡散板や周囲360度の範囲を照射できる回転式光源を有している。
なお、図3に示した例では、通信器11が、投光器12以外の光通信装置10の構成要素を備える例を示したが、これに限られない。投光器12が、撮像部101、発振部102、復調器103、復号器104、演算部108、符号器109、及び変調器110のうちのいずれか1つ以上を備えていてもよい。
また、通信器11と投光器12とは、同じ筐体に組み込まれていてもよい。
(光通信装置10の撮像部101によって撮像された画像例の説明)
次に、撮像部101によって撮像された画像例を説明する。
図7は、本実施形態に係る撮像部101によって撮像された画像例の説明する図である。円画像g120は、撮像部101が有する魚眼レンズを介して撮像された画像である。画像g121は、駐車区画に駐車している車両の画像である。画像g122は、反射マーク43(図1)によって反射された画像である。なお、画像g121において、各車両の下にも反射マーク43があるが、車両によって遮られている。また、画像g123は、隣接する光通信装置10の投光器12から送信された光パルス信号opによる画像である。隣接する光通信装置10から送信された光パルス信号opは、例えば図1に示したように、レンズの周辺部に入射する。この結果、図7に示したように、自装置が送信した光パルス信号opの反射による画像g122と、隣接する光通信装置10から送信された光パルス信号opによる画像g123とは、画像において空間的に分離されている。従って、光通信装置10の画像処理部106は、撮像された画像から、自装置が照射した照射した光パルス信号opの反射による画像g122と、隣接する光通信装置10から照射された光パルス信号opによる画像g123と、を画像処理によって分離して抽出することができる。
(光通信装置10Gの構成の一例の説明)
次に、図2における光通信装置10Gの構成を、図4を用いて説明する。なお、光通信装置10と同じ機能を有する構成要素については、図3と同じ符号を用いて説明を省略する。
図4に示すように、光通信装置10Gは、通信器11G、投光器12、及び画像表示パネル13を備える。
通信器11Gは、通信器11の演算部108の代わりに演算部108Gを備え、さらに画像生成部112を備える。
演算部108Gは、演算部108の処理に加えて、生成したエリア毎の駐車区画情報を画像生成部112に出力する。
画像生成部112は、演算部108Gから入力された駐車区画情報に基づいて、駐車場内の空車状況を示す画像を生成し、生成した画像を画像表示パネル13に表示させる。
画像表示パネル13は、例えばバックライト装置、画像駆動装置を含む液晶パネルである。画像表示パネル13は、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル等であってもよい。また、画像表示パネル13上に表示される画像は、情報表示端末30の画像表示パネル32上に表示される画像(図6参照)と同じであってもよく、異なっていてもよい。
(情報表示端末30の構成の一例の説明)
次に、図2における情報表示端末30の構成を、図5を用いて説明する。なお、図3及び図4の光通信装置10Gと同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を用いて説明を省略する。また、情報表示端末30は、例えばカーナビゲーションシステムの端末、スマートフォン、ETC端末(Electronic Toll Collection System;電子料金収受システム)、光ビーコン受信器、専用端末等である。
図5に示すように、情報表示端末30は、通信器31及び画像表示パネル32を備える。
画像表示パネル32は、例えばバックライト装置、画像駆動装置を含む液晶パネルである。画像表示パネル13は、有機ELパネル等であってもよい。また、画像表示パネル32上に表示される画像は、光通信装置10Gの画像表示パネル13上に表示される画像と同じであってもよく、異なっていてもよい。
(光通信装置10間の通信の説明)
次に、光通信装置10間で行われる通信について説明する。
図8は、本実施形態に係る光通信装置10間で行われる通信について説明する図である。なお、図8に示す例では、3つの光通信装置10A、10B、および10Gとの通信例を説明する例の図である。
光通信装置10Aの投光器12Aは、通信器11Aから入力された搬送波に基づく光パルス信号opを、領域Aの各駐車区画と、光通信装置10Bと光通信装置10Gとに向けて送信する。また、通信器11Aは、光通信装置10B及び光通信装置10Gそれぞれが送信した光パルス信号opを受信する。通信器11Aは、投光器12Aから送信された光パルス信号opの反射光rfを含む画像を撮像し、撮像した画像に基づいて駐車区画情報を生成する。また、通信器11Aは、光通信装置10B及び光通信装置10Gそれぞれから受信した光パルス信号opに基づいて、駐車区画情報を更新する。そして、通信器11Aは、生成した領域Aの駐車区画情報と更新した駐車区画情報とに基づく搬送波を投光器12Aに出力する。投光器12Aは、光パルス信号opを、領域Aの各駐車区画と、光通信装置10Bと光通信装置10Gとに向けて送信する。光通信装置10Aは、以後、この処理を繰り返す。
光通信装置10Bの投光器12Bは、通信器11Bから入力された搬送波に基づく光パルス信号opを、領域Bの各駐車区画と、光通信装置10Aと光通信装置10Gとに向けて送信する。また、通信器11Bは、光通信装置10A及び光通信装置10Gそれぞれが送信した光パルス信号opを受信する。通信器11Bは、投光器12Bから送信された光パルス信号opの反射光rfを含む画像を撮像し、撮像した画像に基づいて駐車区画情報を生成する。また、通信器11Bは、光通信装置10A及び光通信装置10Gそれぞれから受信した光パルス信号opに基づいて、駐車区画情報を更新する。そして、通信器11Bは、生成した領域Bの駐車区画情報と更新した駐車区画情報に基づく搬送波を投光器12Bに出力する。投光器12Bは、光パルス信号opを、領域Bの各駐車区画と、光通信装置10Aと光通信装置10Gとに向けて送信する。光通信装置10Bは、以後、この処理を繰り返す。
光通信装置10Gは、通信器11Gから入力された搬送波に基づく光パルス信号opを、光通信装置10Aと光通信装置10Bとに向けて送信する。また、通信器11Gは、光通信装置10A及び光通信装置10Bそれぞれが送信した光パルス信号opを受信する。また、通信器11Gは、光通信装置10A及び光通信装置10Bそれぞれから受信した光パルス信号opに基づいて、受信した駐車区画情報を更新する。そして、通信器11Gは、駐車区画情報に基づく搬送波を投光器12Gに出力する。投光器12Gは、光パルス信号opを、光通信装置10Aと光通信装置10Bとに向けて送信する。光通信装置10Gは、以後、この処理を繰り返す。
図9は、本実施形態に係る3つの光通信装置10A、10B、10C間の時刻毎の通信例を説明する図である。光通信装置10A、10B、及び10Cそれぞれは隣接して設置され、例えば図2のように設置されているとする。また、光通信装置10A、10B、及び10Cそれぞれは、電源がオン状態にされた後またはリセット後に一度も光パルス信号opの送受信を行っていないとする。
(ステップS1)時刻T1のとき、光通信装置10Aは、撮像した画像に基づいて領域Aの駐車区画情報を生成し、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号opを、領域Aを含む領域及び隣接する光通信装置10Bに送信する。また、光通信装置10Bは、光通信装置10Aから送信された領域Aの駐車区画情報を含む光パルス信号opを受信する。
(ステップS2)時刻T2のとき、光通信装置10Bは、撮像した画像に基づいて領域Bの駐車区画情報を生成し、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号opを、領域Bを含む領域、隣接する光通信装置10A及び光通信装置10Cに送信する。また、光通信装置10A及び10Cは、光通信装置10Bから送信された領域Bの駐車区画情報を含む光パルス信号opを受信する。
(ステップS3)時刻T3のとき、光通信装置10Cは、撮像した画像に基づいて領域Cの駐車区画情報を生成し、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号opを、領域Cを含む領域及び隣接する光通信装置10Bに送信する。また、光通信装置10Bは、光通信装置10Cから送信された領域Cの駐車区画情報を含む光パルス信号opを受信する。
(ステップS4)時刻T4のとき、光通信装置10Aは、撮像した画像に基づいて領域Aの駐車区画情報を更新し、更新した駐車区画情報に、受信した領域Bの駐車区画情報を連結する。続けて、光通信装置10Aは、連結した駐車区画情報を含む光パルス信号opを、領域Aを含む領域及び光通信装置10Bに送信する。また、光通信装置10Bは、光通信装置10Aから送信された領域A及び領域Bの駐車区画情報を含む光パルス信号opを受信する。
(ステップS5)時刻T5のとき、光通信装置10Bは、撮像した画像に基づいて領域Bの駐車区画情報を更新し、更新した駐車区画情報に、受信した領域A及び領域Cの駐車区画情報を連結する。続けて、光通信装置10Bは、連結した駐車区画情報を含む光パルス信号opを、領域Bを含む領域、光通信装置10A及び光通信装置10Cに送信する。また、光通信装置10A及び10Cそれぞれは、光通信装置10Bから送信された領域A、領域B、及び領域Cの駐車区画情報を含む光パルス信号opを受信する。
(ステップS6)時刻T6のとき、光通信装置10Cは、撮像した画像に基づいて領域Cの駐車区画情報を更新し、更新した駐車区画情報に、受信した領域A及び領域Bの駐車区画情報を連結する。続けて、光通信装置10Cは、連結した駐車区画情報を含む光パルス信号opを、領域Cを含む領域及び光通信装置10Bに送信する。また、光通信装置10Bは、光通信装置10Cから送信された領域A、領域B、及び領域Cの駐車区画情報を含む光パルス信号opを受信する。
このように、各光通信装置10Aで生成された領域毎の駐車区画情報が、隣接する光通信装置10Bに送信され、さらに光通信装置10Bを介して光通信装置10Cに送信(転送)される。時間が経過するに従って、各領域の駐車区画情報は、他の光通信装置10に送信されることで共用される。また、各光通信装置10は、生成した駐車区画情報に、受信した駐車区画情報を連結していく。すなわち、光パルス信号opは、送受信を繰り返すことで、駐車区画情報の数が増えていくことになる。この結果、図9に示した例では、時刻T7以降、光通信装置10A、10B、及び10Cそれぞれが、領域A〜領域Cの駐車区画情報を共有している状態となる。
また、上述したように、生成または更新された駐車区画情報は、複数の光通信装置10を経由して、他の光通信装置10へ辿り着く。このため、例えば、時刻T6において、領域Cの駐車区画情報が更新された場合、光通信装置10Bは時刻T6のとき更新された領域Cの駐車区画情報を入手できるが、光通信装置10Aは時刻T8のとき更新された領域Cの駐車区画情報を入手できることになる。すなわち、光通信装置10間で、更新された駐車区画情報を入手できるタイミングが異なる。
これらの理由により、本実施形態では、図10に示すように、駐車区画情報が、空車情報を更新した回数、駐車情報を更新した時刻情報t、経由した装置数であるホップ数等を有している。
(光パルス信号opの構成例の説明)
次に、光パルス信号op、駐車区画情報の構成例を説明する。
図10は、本実施形態に係る光パルス信号opの構成例を説明する図である。
図10において、符号g201が示す図は、駐車区画情報の配列の一例を示す図である。符号g201が示す図において、セット1は、例えば領域Aの駐車区画情報であり、セット2は、例えば領域Bの駐車区画情報であり、セット3は、例えば領域Cの駐車区画情報であり、セット4は、例えば領域Dの駐車区画情報である。このように、異なる領域の駐車区画情報を連結したものを、以下、駐車区画情報群という。また、符号g201が示す図の駐車区画情報群が光通信装置10A(図9等)によって生成された情報群である場合、セット1は自装置によって生成された自装置領域データであり、セット2、セット3、及びセット4は、他装置から受信した他装置領域データである。
なお、演算部108は、受信した駐車区画情報群に、自装置の記憶部111に記憶されていない新たな領域の駐車区画情報が含まれていた場合、新たな領域の駐車区画情報を抽出して、抽出した新たな領域の駐車区画情報を駐車区画情報群に連結して更新する。
また、符号g211が示す図は、1つのセットの駐車区画情報の構成例を示す図である。符号g211の図が示すように、駐車区画情報は、エリア情報g213、時刻情報g214、空車情報g215、ホップ数g216、及び車両位置情報g217を含んで構成されている。
また、前述した駐車場のマップを示す情報は、1つのセットの駐車区画情報に含まれ、例えばホップ数g216に含まれるようにしてもよい。
エリア情報g213とは、例えば図2に示した領域A、B、・・のいずれか1つの領域を表す情報である。
時刻情報g214とは、空車情報が更新された時刻を表す情報である。
空車情報g215とは、エリア情報g213の領域における駐車区画の空き状態を示す情報であり、駐車区画に予め割り当てられている識別子の集合である。例えば、図2において、領域AのA11には1の識別子が割り当てられ、A12には2の識別子が割り当てられ、A13には3の識別子が割り当てられ、A21には4の識別子が割り当てられ、A22には5の識別子が割り当てられ、A23には6の識別子が割り当てられている。例えば、A11とA12とが空車状態の場合、空車情報には、1と2とが含まれる。また、空車情報g215には、空車情報が更新された回数を示す情報が含まれる。
ホップ数g216とは、通信相手に到達するまでに経由した光通信装置10の数である。
車両位置情報g217とは、駐車場へ入ってきた車両20−3(図1参照)と空いている駐車区画との距離等の情報である。空車可能な位置を示す情報を生成して、生成した空車可能な位置を示す情報を駐車区画情報に含めて、情報表示端末30に送信するようにしてもよい。
(光通信装置10の動作手順の説明)
次に、光通信装置10の動作手順について説明する。なお、光通信装置10Gについても、以下の処理手順と同様の処理を行う。
図11は、本実施形態に係る光通信装置10の動作手順のフローチャートである。
(ステップS101)演算部108は、光通信装置10の電源がオン状態にされたとき、現在時刻Tを設定する。続けて、演算部108は、更新時刻tと更新回数nとをリセットする。演算部108は、ステップS102に処理を進める。
(ステップS102)演算部108は、駐車区画情報を生成し、生成した駐車区画情報を、符号器109、変調器110、及び投光部121を介して光パルス信号opを所定の領域に送信する。電源がオン状態にされた後、一回目に放射される駐車区画情報は、例えば所定の領域内における全ての駐車区画が空車であることを示すようにしてもよい。演算部108は、ステップS103に処理を進める。
(ステップS103)撮像部101は、投光部121によって送信された光パルス信号opによる反射及び他の光通信装置10が送信した光パルス信号opを含む画像を撮像する。演算部108は、撮像部101によって撮像された画像に基づいて、駐車区画情報を生成する。ここで、自装置が駐車区画情報を生成するエリアをエリア内と定義し、他の光通信装置10が駐車区画情報を生成するエリアを外部エリアと定義する。演算部108は、ステップS104に処理を進める。
(ステップS104)演算部108は、記憶部111に記憶されているエリア内の駐車区画情報と、ステップS103で生成された駐車区画情報とを比較して、エリア内の駐車区画の状態が変化したか否かを判別する。例えば、図7において、光通信装置10Aの演算部108(図3参照)は、記憶部111に記憶されている領域Aの駐車区画情報と、ステップS103で生成された領域Aの駐車区画情報とを比較する。ここで、駐車区画の状態とは、駐車区画に車両が駐車している状態、または駐車区画が空いている状態である。演算部108は、エリア内の駐車区画の状態が変化していると判別した場合(ステップS104;YES)、ステップS105に処理を進める。または、演算部108は、エリア内の駐車区画の状態が変化していないと判別した場合(ステップS104;NO)、外部エリアの駐車区画情報のうち更新回数nのみ更新を行って、ステップS105に処理を進める。すなわち、演算部108は、エリア内の空車情報が変化していない状態が継続している場合に、更新回数nに1を加算して更新回数nのカウント数を増加させる。一方、演算部108は、空車情報が変化していた場合に、ステップS105において、更新回数nを0にリセットする。
(ステップS105)演算部108は、時刻情報tが新しい方の駐車区画情報へ、エリア内の駐車区画情報を更新する。更新される情報は、例えば時刻情報t、空車情報(除く更新回数n)である。また、演算部108は、エリア内の駐車区画の状態が変化してない場合、エリア内の駐車区画情報のうち更新回数nのみ更新する。演算部108は、ステップS106に処理を進める。
(ステップS106)演算部108は、記憶部111に記憶されている他の光通信装置10から受信した外部エリアの駐車区画情報と、ステップS103で受信した光パルス信号opから抽出した外部エリアの駐車区画情報とをエリア毎に比較する。または、演算部108は、複数の光通信装置10から受信した光パルス信号opから抽出した外部エリアの駐車区画情報をエリア毎に比較する。
続けて、演算部108は、比較した結果に基づいて、外部エリアの駐車区画の状態が変化したか否かを判別する。例えば、図8において、光通信装置10Aの演算部108(図3参照)は、記憶部111に記憶されている領域Bの駐車区画情報と、光通信装置10B及び光通信装置10Gから受信した光パルス信号opから抽出した領域Bの駐車区画情報とを比較する。演算部108は、外部エリアの駐車区画の状態が変化していると判別した場合(ステップS106;YES)、ステップS107に処理を進め、外部エリアの駐車区画の状態が変化していないと判別した場合(ステップS106;NO)、ステップS102に処理を戻す。
(ステップS107)演算部108は、外部エリアの駐車区画情報の更新を行う。演算部108は、送信後、ステップS102に処理を戻す。なお、更新された駐車区画情報群は、ステップS102において、演算部108によって所定の領域と隣接する光通信装置10とに送信する。
以下、演算部108は、所定のタイミング毎に、ステップS102〜ステップS107の処理を繰り返す。なお、所定のタイミングとは、例えば予め定められている周期の時刻である。
なお、演算部108は、光パルス信号opを送信できる距離に制限を設けるために、所定の条件を越えた光パルス信号opを削除するようにしてもよい。ここで、所定の条件とは、例えば、現在時刻Tに対して予め定められている時刻よりも古い情報である。なお、一定条件の例については、第2実施形態及び第3実施形態で説明する。
(駐車区画情報の更新例の説明)
次に、外部エリアの駐車区画情報の更新例について説明する。
図12は、本実施形態に係る駐車区画情報の更新例について説明する図である。
図12において、符号g231と符号g232が示す画像は、更新前の駐車区画情報群の例であり、符号233が示す画像は、更新後の駐車区画情報群の例である。また、符号g231が示す画像は、更新前の第1情報の駐車区画情報群であり、例えば、光通信装置10Aが光通信装置10Bから受信した情報である。符号g231が示す画像は、更新前の第2情報の駐車区画情報群であり、例えば、光通信装置10Aが光通信装置10Cから受信した情報である。なお、図12では、駐車区画情報のうち、エリア情報と時刻情報と空車情報とを抜き出して表している。
演算部108は、エリア毎に、空車情報を比較する。換言すると、演算部108は、同じ領域の駐車区画情報同士を比較して、更新時刻が最も新しい駐車区画情報を選択し、選択した駐車区画情報を送信する情報として更新する。
図12に示した例の場合、演算部108は、符号g231と符号g232との領域A(ただし、自領域を除いてもよい)の空車情報を比較する。空車情報が一致していないため、演算部108は、符号g233が示す画像のように、時刻情報が新しい符号g231の空車情報に更新する。また、演算部108は、符号g231と符号g232との領域Bの空車情報を比較する。空車情報が一致していないため、演算部108は、符号g233が示す画像のように、時刻情報が新しい符号g231の空車情報に更新する。さらに、演算部108は、符号g231と符号g232との領域Cの空車情報を比較する。空車情報が一致していないため、演算部108は、符号g233が示す画像のように、時刻情報が新しい符号g232の空車情報に更新する。
そして、演算部108は、更新後、符号g233に示す画像の駐車区画情報を含む光パルス信号opを、符号器109、変調器110、及び投光部121を介して所定の領域と隣接する光通信装置10とに送信する。
すなわち、演算部108は、図11を用いて説明したように、受信した他の領域の駐車区画情報を、記憶部111に記憶されている過去の他の領域の駐車区画情報と比較して、他の領域の駐車区画情報が一致していない場合に、時刻情報tの新しい方の駐車区画情報に更新するようにしてもよい。または、演算部108は、図12を用いて説明したように、例えば領域Bの駐車区画情報を複数の光通信装置10から受信した場合、受信した駐車区画情報同士を比較して、他の領域の駐車区画情報が一致していない場合に、時刻情報tの新しい方の駐車区画情報に更新するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)は、第1所定範囲(例えば図2の領域A、B、C、D、E、Fのうち、いずれか1つの領域)に設置される第1光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、いずれか1つ)と、第2所定範囲(例えば図2の領域A、B、C、D、E、F等のうち、第1領域以外のいずれか1つの領域)に設置される第2光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置以外のいずれか1つ)と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカー(例えば反射マーク43)と、を備え、第1光通信装置は、第1所定範囲において、マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データ(例えば図9においてステップS1で送信される光パルス信号)を第2光通信装置へ送信し、第2所定範囲において、マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データ(例えば図9において、ステップS2で送信される光パルス信号)を第2光通信装置から受信し、生成した第1光通信データに受信した第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして第2光通信装置へ送信する。
この構成によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1では、光通信装置10の間で光パルス信号opを送受信することで、光通信装置は、駐車場の空き情報を共有することができる。また、本実施形態によれば、反射マーク43は、電源が不要であるため、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、情報共有型駐車支援システム1を設置、運用することができる。
また、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、第1光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、いずれか1つ)は、第1光通信データに含まれる第1所定範囲(例えば図2の領域A、B、C、D、E、Fのうち、いずれか1つの領域)が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報(自装置領域データ)を記憶させる記憶部111、を備え、生成した第1の駐車区画情報が、記憶部に記憶されている第1の駐車区画情報に対して変化している場合、第1の駐車区画情報を更新して、更新した第1の駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして第2光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置以外のいずれか1つ)へ送信する。
この構成によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1では、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、自駐車区画内に関する情報を隣接する他駐車区画にタイムリーに送信することができる。
また、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、第1光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、いずれか1つ)は、第2光通信データ(例えば図9において、ステップS2で送信される光パルス信号)に含まれる第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報(例えば、他装置領域データのセット2、セット3、・・)を記憶させる記憶部111、を備え、第2光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置以外のいずれか1つ)から受信した第2光通信データに含まれる第2の駐車区画情報が、記憶部に記憶されている第2の駐車区画情報に対して変化している場合、第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した第1光通信データに含まれる第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして第2光通信装置へ送信する。
この構成によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1では、隣接する他駐車区画を自装置によって更新することができる。そして、上述した構成によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、他駐車区画に関する情報を隣接する他駐車区画に、情報経由地点としてタイムリーに送信することができる。
また、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、第3所定範囲(例えば図2の領域A、B、C、D、E、F等のうち、第1領域及び第2領域以外のいずれか1つの領域)が有する駐車区画に関する第3の駐車区画情報を含む第3光通信データ(例えば図9において、ステップS3で送信される光パルス信号)であって、マーカー(例えば反射マーク43)との間で行った光通信の結果に基づいて生成した第3光通信データを他の光通信装置に送信し、第3所定範囲に設置される第3光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置及び第2光通信装置以外のいずれか1つ)、を備え、第1光通信データ(例えば図9においてステップS1で送信される光パルス信号)は、第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を含み、第2光通信データ(例えば図9においてステップS2で送信される光パルス信号)は、第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を含み、第2光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置及び第3光通信装置以外のいずれか1つ)は、第1光通信データを第1光通信装置から受信し、第3光通信データを第3光通信装置から受信し、生成した第2の駐車区画情報に、第1の駐車区画情報及び第3の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第2光通信データとして他の光通信装置へ送信し、第3光通信装置は、第1光通信データを第1光通信装置から受信し、第2光通信データを第2光通信装置から受信し、生成した第3の駐車区画情報に、第1の駐車区画情報及び第2の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第3光通信データとして他の光通信装置へ送信し、第1光通信装置は、第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる第2の駐車区画情報と、第3光通信装置から受信した第3光通信データに含まれる第2の駐車区画情報とを比較して、第2光通信データに含まれる第2の駐車区画情報と、第3光通信データに含まれる第2の駐車区画情報とが一致していない場合、更新条件に基づいて第2の駐車区画情報を更新し、更新した光通信データに生成した第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づいて生成した光通信データを新たな第1光通信データとして他の光通信装置へ送信する。
この構成によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1では、隣接する他駐車区画を異なる光通信装置から受信した情報によって更新することができる。そして、上述した構成によれば、低コスト(設備コスト、運用コスト)かつ簡素な構成で、他駐車区画に関する情報を隣接する他駐車区画に、情報経由地点としてタイムリーに送信することができる。
また、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、駐車区画情報は、駐車区画情報が更新された時刻情報、駐車区画情報が光通信装置を経由した回数を示すホップ数情報、同じ駐車区画情報の受信回数を示す更新回数情報、及び光通信装置間の距離に基づいて設定される等級を示す距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報を含み、更新条件は、時刻情報に基づく条件である。
この構成によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1では、駐車区画情報が更新されたことを時刻情報に基づいて更新できるので、更新の演算量を削減できる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、図11を用いて説明したように、光通信装置10の演算部108が、領域の空車情報が変化しているときに、駐車区画情報を更新する例を説明した。本実施形態では、領域の駐車区画情報を、駐車区画情報に含まれる時刻情報に基づいて更新する例を説明する。
なお、情報共有型駐車支援システム1の構成、光通信装置10、10G、情報表示端末30の構成は、第1実施形態と同様である。
(光通信装置10の動作手順の説明)
光通信装置10の動作手順について説明する。なお、光通信装置10Gについても、以下の処理手順と同様の処理を行う。
図13は、本実施形態に係る光通信装置10の動作手順のフローチャートである。なお、図11と同様に行われる処理については、同じ符号を用いて説明を省略する。
(ステップS101〜ステップS104)演算部108は、ステップS101〜ステップS104の処理を行う。演算部108は、エリア内の駐車区画の状態が変化していると判別した場合(ステップS104;YES)、ステップS201に処理を進め、エリア内の駐車区画の状態が変化していないと判別した場合(ステップS104;NO)、ステップS107に処理を進める。
(ステップS201)演算部108は、現在時刻Tと、測定する領域の駐車区画情報に含まれる更新時刻t(時刻情報)とを比較する。演算部108は、現在時刻Tと時刻情報tとの差が、予め定められている更新継続時間ΔT以下の場合(ステップS201;ΔT≧T−t)、ステップS107に処理を進める。または、演算部108は、現在時刻Tと時刻情報tとの差が、予め定められている更新継続時間ΔTより大きい場合(ステップS201;ΔT<T−t)、ステップS105に処理を進める。
このステップS201の処理によって、情報共有型駐車支援システム1は、予め定められている更新継続時間ΔTより長く継続して空車状態が変化している場合に、エリア内の空車情報を更新することで、空車情報を生成するときのノイズによる影響を低減することができる。
(ステップS105)演算部108は、エリア内の駐車区画情報の更新を行う。演算部108は、駐車区画情報(除く更新回数n)の更新を行い、ステップS107に処理を進める。
(ステップS107)演算部108は、外部エリアの駐車区画情報の更新を行い、ステップS102に処理を戻す。
なお、図13では、エリア内についてのみ更新時刻tに基づいて駐車区画情報を更新するか否か判別し、判別した結果に応じて駐車区画情報を更新する例を説明したが、これに限られない。演算部108は、ステップS105の処理後、ステップS107の処理において、ステップS106(図11参照)、S201を実行して外部エリアについても更新時刻tに基づいて駐車区画情報を更新するか否か判別し、判別した結果に応じて駐車区画情報を更新するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、第1光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、いずれか1つ)は、第2光通信データ(例えば図9において、ステップS2で送信される光パルス信号)に含まれる第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を記憶させる記憶部111、を備え、第2光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置以外のいずれか1つ)から受信した第2光通信データに含まれる第2の駐車区画情報が、記憶部に記憶されている第2の駐車区画情報に対して変化している場合、第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した第1光通信データ(例えば図9においてステップS1で送信される光パルス信号)に含まれる第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして第2光通信装置へ送信する。
また、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、駐車区画情報は、駐車区画情報が更新された時刻情報、駐車区画情報が光通信装置を経由した回数を示すホップ数情報、同じ駐車区画情報の受信回数を示す更新回数情報、及び光通信装置間の距離に基づいて設定される等級を示す距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報を含み、更新条件は、時刻情報、に基づく条件である。
この構成によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1は、現在時刻Tと更新時刻tとの差と、予め定められている更新継続時間ΔTとの差に基づいて、エリア内の空車情報を更新することで、空車情報を生成するときのノイズによる影響を低減することができる。
[第3実施形態]
第2実施形態では、図13を用いて説明したように、光通信装置10の演算部108が、現在時刻Tと更新時刻tとの差と、予め定められている更新継続時間ΔTとの差に基づいて、駐車区画情報を更新する例を説明した。本実施形態では、領域の駐車区画情報を、駐車区画情報に含まれる更新回数、ホップ数等に基づいて更新する例を説明する。
なお、情報共有型駐車支援システム1の構成、光通信装置10、10G、情報表示端末30の構成は、第1実施形態と同様である。
(光通信装置10の動作手順の説明)
光通信装置10の動作手順について説明する。なお、光通信装置10Gについても、以下の処理手順と同様の処理を行う。
図14は、本実施形態に係る光通信装置10の動作手順のフローチャートである。なお、図11または図13と同様に行われる処理については、同じ符号を用いて説明を省略する。
(ステップS101〜ステップS104)演算部108は、ステップS101〜ステップS104の処理を行う。演算部108は、エリア内の駐車区画の状態が変化していると判別した場合(ステップS104;YES)、ステップS301に処理を進め、エリア内の駐車区画の状態が変化していないと判別した場合(ステップS104;NO)、ステップS302に処理を進める。
(ステップS301)演算部108は、エリア内の空車情報が変化していたため、更新回数nを0にリセットする。演算部108は、ステップS303に処理を進める。
(ステップS302)演算部108は、エリア内の空車情報が変化していないため、更新回数nに1を加算して更新回数nのカウント数を増加させる。演算部108は、ステップS303に処理を進める。
(ステップS303)演算部108は、更新回数nが、予め定められている最大連続情報更新回数m以上であるか否かを判別する。演算部は、更新回数nが最大連続情報更新回数m以上である場合(ステップS303;YES)、ステップS105に処理を進め、更新回数nが最大連続情報更新回数m未満である場合(ステップS303;NO)、ステップS107に処理を進める。
以下、演算部108は、ステップS105とS107の処理を行う。
なお、図14では、エリア内についてのみ更新情報nに基づいて駐車区画情報を更新するか否か判別し、判別した結果に応じて駐車区画情報を更新する例を説明したが、これに限られない。演算部108は、ステップS105の処理後、ステップS107の処理において、ステップS106(図11参照)、S201を実行して外部エリアについても更新回数nに基づいて駐車区画情報を更新するか否か判別し、判別した結果に応じて駐車区画情報を更新するようにしてもよい。
図14の処理によって、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1は、更新回数nが最大連続情報更新回数m未満の場合に駐車区画情報を更新せず、更新回数nが最大連続情報更新回数m以上の場合に駐車区画情報を更新する。これにより、本実施形態の情報共有型駐車支援システム1は、空車情報を生成するときのノイズによる影響を低減することができる。
なお、図14に示した処理に加えて、図13を用いて説明した更新時刻tに基づく判別も行うようにしてもよい。
<第1の変形例>
次に、第3実施形態における第1の変形例を説明する。
まず、距離等級Lについて説明する。図15は、本実施形態に係る距離等級Lの一例を示す図である。図15に示す例では、車両20が、光通信装置10A〜10Eのうち、光通信装置10Cの付近を通過または付近に停止している状態を示している。また、光通信装置10A、10B、10C、10D、及び10Eそれぞれは、対応する領域A、B、C、D、Eに関する駐車区画情報を生成して、生成した駐車区画情報を含む光パルス信号opを隣接する光通信装置10へ送信する。
本実施形態では、演算部108が、自身の光通信装置10Cに、距離等級として0を設定する。このため、情報表示端末30は、距離等級が0の光通信装置10Cから、光パルス信号opを受信する。そして、演算部108が、光通信装置10を1つ経由してホップ数Hが1の光通信装置10Bと10Dとに、距離等級Lとして1を設定する。さらに、演算部108が、光通信装置10を2つ経由してホップ数Hが2の光通信装置10Aと10Eとに、距離等級Lとして2を設定する。すなわち、距離等級は、光通信装置10自身を基準に設定される値である。
また、距離等級Lは、車両20の進行方向に応じたものであってもよい。例えば、図15において、車両20が通過した光通信装置10D及び10Eによる領域Dと領域Eとの空車情報は、車両20の運転者にとって不要の場合がある。このため、光通信装置10Dと10Eとの距離等級Lを、所定値dより大きな値、例えば10等に設定するようにしてもよい。同様に、駐車場内において、すでに車両20が通過したブロックや領域の光通信装置10の距離等級Lを10等に設定するようにしてもよい。すなわち、車両20の進行方向や、駐車場内のルートに応じて、距離等級Lに重み付けを行うようにしてもよい。ここで、所定値dは、自装置が受信できる他の光通信装置10の最大距離等級である。なお、所定値dは、例えば、光通信装置10同士の距離、片道または往復の通信に要する通信時間等に基づいて、大小関係や値を決定する。また、距離等級Lは、予め定められた値であってもよく、例えば駐車場の面積、構成、光通信装置10の配置等に応じて、予め情報共有型駐車支援システム1の提供者等が設定した値である。
(光パルス信号opの構成例の説明)
次に、光パルス信号op、駐車区画情報の構成例を説明する。
図16は、本実施形態に係る光パルス信号opの構成例を説明する図である。図10との差異は、符号g252が示す空車情報と、符号g253が示す遠方エリア情報とである。
符号g252が示すように、空車情報には、更新回数及び距離等級Lを示す情報が含まれる。
遠方エリア情報とは、所定値dより大きい値の領域の駐車区情報を1つにまとめた情報である。遠方エリア情報には、例えば遠方エリアを示す情報、まとめられた領域の空車区画の数を示す情報等が含まれている。
ここで、遠方エリア情報の具体例を説明する。駐車場内に光通信装置10が20個設置されているとする。駐車場の奥から入り口に向かって、光通信装置10A、10B、・・・、10S、10Tとする。自身の光通信装置10Eの距離等級は0であり、光通信装置10A及び10Jの距離等級Lは4であり、以下、光通信装置10J、10K、・・・、10Tそれぞれの距離等級Lは、5、6、・・・、15である。単純に連結した場合、駐車区画情報群は、セット1〜セット20の20個が連結されていることになる。このようにデータ量が大きくなった光パルス信号opを逐次、全ての光通信装置10の間で送受信すると、データ処理に時間がかかり、さらに光通信装置10の間のデータの送受信に発生する遅延量が大きくなる。このため、本実施形態では、所定値dより大きな値の光通信装置10の駐車区間情報を1つにまとめて、遠方エリア情報とする。例えば、所定値dが10の場合、距離等級Lが11以上の光通信装置10P〜10Tの駐車区画情報がまとめられた情報が遠方エリア情報である。
(光通信装置10の動作手順の説明)
光通信装置10の動作手順について説明する。なお、光通信装置10Gについても、以下の処理手順と同様の処理を行う。
図17は、本実施形態の第1の変形例に係る光通信装置10の動作手順のフローチャートである。なお、図17に示した処理は、例えば図11に示したステップS106及びS107、または図13、図14に示したステップS107の処理の代わりに行われる。
(ステップS401)演算部108は、自装置に対する他の光通信装置10の距離等級Lを領域毎に算出する。なお、記憶部111(図3参照)には、所定値d及びhと、光通信装置10の駐車場内の設置位置と、または自装置との距離を示す情報とが予め記憶されている。演算部108は、ステップS402に処理を進める。
(ステップS402)演算部108は、記憶部111に記憶されている所定値dと、ステップS401で算出した距離等級Lとをエリア(領域)毎に比較する。演算部108は、距離等級Lが所定値d未満かつ全ての領域の中で最小値の場合(ステップS402;L<dかつ最小値)、ステップS403に処理を進める。あるいは、演算部108は、距離等級Lが所定値d以上または全ての領域の中で最小値以外の場合(ステップS402;L≧dまたは最小値以外)、ステップS405に処理を進める。
(ステップS403)演算部108は、記憶部111に記憶されている所定値hと、ホップ数Hとをエリア毎に比較する。演算部108は、ホップ数Hがh未満かつ全ての領域の中で最小値の場合(ステップS403;H<hかつ最小値)、ステップS404に処理を進める。あるいは、演算部108は、ホップ数Hが所定値h以上または全ての領域の中で最小値以外の場合(ステップS404;H≧hまたは最小値以外)、ステップS405に処理を進める。ここで、所定値hは、エリア(領域)間の最大移動可能な回数である。
(ステップS404)演算部108は、ホップ数Hに1を加算して、ホップ数のカウント値を増加させる。演算部108は、ステップS406に処理を進める。
(ステップS405)演算部108は、距離等級Lが所定値d以上または全ての領域の中で最小値以外の領域の駐車区間情報、またはホップ数Hが所定値h以上または全ての領域の中で最小値以外の領域の駐車区間情報を、駐車区間情報群から削除し、削除した駐車区間情報を1つにまとめて遠方エリア情報を生成する。演算部108は、ステップS406に処理を進める。
(ステップS404)演算部108は、外部エリアの駐車区画情報の更新を行い、ステップS102(図11、図13、または図14)に処理を戻す。
以上のように、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、第1光通信装置例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、いずれか1つ)は、第2光通信データ(例えば図9において、ステップS2で送信される光パルス信号)に含まれる第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を記憶させる記憶部111、を備え、第2光通信装置(例えば図2の光通信装置10A、10B、10C、10D、10E、10F、10Gのうち、第1光通信装置以外のいずれか1つ)から受信した第2光通信データに含まれる第2の駐車区画情報が、記憶部に記憶されている第2の駐車区画情報に対して変化している場合、第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した第1光通信データ(例えば図9においてステップS1で送信される光パルス信号)に含まれる第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして第2光通信装置へ送信する。
また、本実施形態の光通信システム(情報共有型駐車支援システム1)において、駐車区画情報は、駐車区画情報が更新された時刻情報、駐車区画情報が光通信装置を経由した回数を示すホップ数情報、同じ駐車区画情報の受信回数を示す更新回数情報、及び光通信装置間の距離に基づいて設定される等級を示す距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報を含み、更新条件は、時刻情報、ホップ数情報、更新回数情報、及び距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報に基づく条件である。
この構成によって、本実施形態では、距離等級L、ホップ数Hに基づいて、遠方エリアの駐車区画情報を、駐車区画情報群から削除し、削除した駐車区画情報を1つにまとめて遠方エリア情報を生成する。そして、演算部108は、生成した遠方エリア情報を、駐車区画情報の後に連結して駐車区画情報群を生成して、生成した駐車区画情報群を含む光パルス信号opを、所定の領域と隣接する光通信装置10に送信する。同様に、隣接している光通信装置10から受信する光パルス信号opにおいても、遠方エリアの駐車区間情報が削除され、遠方エリア情報として連結されている。そして、本実施形態では、受信した光パルス信号opのうち、自装置から距離の離れた領域の駐車区間情報が削除される。また、自装置から距離の離れた領域の駐車区間情報は、自装置に到達するまでに時間を要するため、古い駐車区間情報も削除されることになる。これにより、本実施形態では、古い駐車区間情報、自装置から距離の離れた駐車区間情報が削除され、最新の駐車区間情報が更新されることになる。
この結果、本実施形態によれば、精度の良い駐車区間情報を生成することができる。さらに、本実施形態によれば、光通信装置10の間の通信量を低減でき、通信量を低減できるので通信による遅延量も低減することができる。
なお、第1実施形態においても、駐車区画情報群が、所定のデータ量より大きな場合、自装置から距離が所定の値以上離れている領域の駐車区画情報、更新時刻tが現在時刻Tより所定の時間以上古い駐車区画情報を削除するようにしてもよい。
なお、図16に示した例では、駐車区画情報群の一番後ろに遠方エリア情報が構成される例を説明したが、遠方エリア情報の位置は、例えばセット1の前、セット同士の間等であってもよい。
また、図16に示した例では、駐車区画情報群の一番後ろに遠方エリア情報が構成される例を説明したが、遠方エリアの駐車区画情報は、ステップS405において全て削除されるようにしてもよい。この場合、駐車区間情報群は、所定値dより大きな値の距離等級Lの駐車区画情報のみで構成されていてもよい。
また、遠方エリア情報は、ブロック毎にまとめるようにしてもよい。
(駐車場を複数のブロックに分ける例)
次に、駐車場が広い場合に、駐車場全体を複数のブロックに分ける例を説明する。
図18は、本実施形態に係る駐車場全体を複数のブロックに分ける例を説明する図である。図18において、符号g301は第1ブロックを表し、符号g302は第2ブロックを表し、符号g303は第3ブロックを表し、符号g304は第4ブロックを表している。また、各ブロックには、それぞれ領域A〜領域Dが含まれている。
図18に示すように、領域それぞれに1つの光通信装置10が設置され、さらにブロックそれぞれに駐車区画情報群を統括する光通信装置10G−1〜10G−4がそれぞれ設置されている。なお、駐車区画情報を統括する光通信装置10G−1〜10G−4は、例えば掲示板である。また、以下の説明において、光通信装置10G−1〜10G−4のうちの1つを特定しない場合、単に光通信装置10Gという。
例えば、第1のブロックに設置されている光通信装置10G−1は、他のブロックに設置されている光通信装置10G−2〜10G−4それぞれに、光通信、無線通信、及び有線通信のうちのいずれかの通信方式で、第1のブロックの駐車区画情報群を送信する。また、光通信装置10G−1は、他のブロックの光通信装置10G−2〜10G−4それぞれが送信したブロック毎の駐車区画情報群を受信する。
このように、ブロックごとに集約された駐車区画情報群を、ブロックごとに設置されている光通信装置10Gの間で送受信するようにしてもよい。
また、図18に示した例では、駐車場が1つのフロアの例を示したが、これに限られない。複数のフロアに駐車場が構成されていてもよい。この場合、例えば、フロア毎に、駐車区画情報群を集約する光通信装置10Gを設け、フロア毎の光通信装置10Gの間で、集約された駐車区画情報群の送受信を行うようにしてもよい。
<第2の変形例>
次に、第3実施形態における第2の変形例を説明する。
第2の変形例では、第1の変形例で設けた距離等級Lに加えて、さらに距離等級Lの優先度数Pを設ける。
まず、距離等級Lの優先度数Pについて説明する。
優先度数Pとは別に設定される距離等級Lに対する閾値である。
光通信装置10の間に柱等の光パルス信号opを遮るような障害物がある場合、光通信装置10同士の距離を表す距離等級が同じ値でも、送受信される光パルス信号opの精度が変わってくる場合もある。
例えば、図2において、光通信装置10Bと10Fとの間に柱等の障害物がある場合、光通信装置10Bから見たときの優先度数Pが変わってくる。例えば、間に障害物の無い領域Aと領域Cとの優先度数Pが1に設定され、間に障害物のある領域Fの優先度数Pが5に設定される。そして、演算部108は、距離級数L、優先度数P、及びホップ数Hに基づいて、駐車区間情報群から削除するか否かを判別する。
なお、例えば駐車場に複数のフロアがあり、複数のフロア間で駐車区間情報を共有する場合にも、フロア間で優先度数Pが異なるように予め設定されていてもよい。
(光通信装置10の動作手順の説明)
光通信装置10の動作手順について説明する。なお、光通信装置10Gについても、以下の処理手順と同様の処理を行う。
図19は、本実施形態の第1の変形例に係る光通信装置10の動作手順のフローチャートである。なお、図17に示した処理は、例えば図11に示したステップS106及びS107、または図13、図14に示したステップS107の処理の代わりに行われる。また、図17と同じ処理については、同じ符号を用いて説明を省略する。
(ステップS402)演算部108は、所定値dと距離等級Lとをエリア(領域)毎に比較する。演算部108は、距離等級Lが所定値d未満かつ全ての領域の中で最小値の場合(ステップS402;L<dかつ最小値)、ステップS501に処理を進める。あるいは、演算部108は、距離等級Lが所定値d以上または全ての領域の中で最小値以外の場合(ステップS402;L≧dまたは最小値以外)、ステップS405に処理を進める。
(ステップS501)演算部108は、距離等級Lと優先度数Pとを、エリア毎に比較する。演算部108は、優先度数Pが距離等級Lより大きい場合(ステップS501;P>L)、ステップS403に処理を進める。あるいは、演算部108は、優先度数Pが距離等級L以下の場合(ステップS501;P≦L)、ステップS405に処理を進める。
以下、演算部108は、ステップS403〜S406の処理を行う。
図19に示した処理によって、演算部108は、優先度数Pが距離等級Lより大きい領域に属する駐車区間情報のみによって駐車区間情報群を生成して、生成した駐車区間情報群を含む光パルス信号opを所定の領域と隣接する光通信装置10とに送信する。この結果、本実施形態によれば、光通信装置10の間の通信量を低減でき、通信量を低減できるので通信による遅延量も低減することができる。
以上のように、第1実施形態〜第3実施形態によれば、光通信装置10の間で光通信を行うので、駐車区間情報を、光通信装置10の間で共有することができる。また、光通信装置10は、空車情報を生成するために所定の領域に送信する光パルス信号opと、隣接する光通信装置10に送信する光パルス信号opと、車両20に搭載されている情報表示端末30へ送信する光パルス信号opとが同一のため、所定の領域と隣接する光通信装置10と情報表示端末30とに光パルス信号opを同時に送信することができる。
また、第1実施形態〜第3実施形態によれば、掲示板である光通信装置10Gがブロック毎の空車情報と駐車情報とを集約して管理することもできる。この結果、第1実施形態〜第3実施形態によれば、少ない管理装置で、駐車場の空車情報や駐車情報を管理することができる。
また、第1実施形態〜第3実施形態によれば、光通信装置10の間で光通信を行うので、仮に光通信装置10の間を電波で通信させる場合と比べ、壁、床、天井、車両20等による反射の影響を低減することができる。
さらに、反射マーク43の代わりに、仮に車止め42等に発光源を設置する場合、発光源へ電力を供給する必要があるので、駐車場路面に新たに配線を行う必要が生じる。この場合、設置費用、運用費用がかさむことになる。
一方、1実施形態〜第3実施形態によれば、車止め42に取り付けられる反射マーク43は反射シール等であればよいので、反射マーク43への電力供給の必要がない。このように、反射マーク43を車止め42に取り付け、または駐車区画40に直接取り付けるようにしてもよいので、反射マーク43の設置費用、運用費用が従来技術と比較して低減することができる。
また、第1実施形態〜第3実施形態によれば、光通信装置10を天井や壁等に設置できるので、光通信装置10の電源は、照明装置(不図示)の電力と共用することができる。さらには、光通信装置10が照明装置に組み込まれていてもよい。この場合、演算部108は、照明装置のランプの点滅を制御して、光パルス信号opを送信するようにしてもよい。なお、光パルス信号opの点滅周期は、照影装置の点滅周期、例えば60Hzより高い周波数であるようにすることで、運転者等から光パルス信号opの点滅が知覚されない周波数に設定される。
なお、第1実施形態の例えば図9に示した例では、各光通信装置10が、隣接する1つの光通信装置10とのみ光パルス信号opの送受信を行う例を示したが、これに限られない。光パルス信号opが届く、または受信できる範囲に設置されている光通信装置10との間でも光パルス信号opの送受信を行うようにしてもよい。
例えば、図2において、光通信装置10Aが送信した光パルス信号opを、光通信装置10B、10C、10D、及び10Eが受信するようにしてもよい。同様に、光通信装置10Aは、光通信装置10B、10C、10D、及び10Eが送信した光パルス信号opを受信するようにしてもよい。この場合、光通信装置10Aは、更新時刻t、更新回数n、ホップ数H、距離等級L、優先度数Pのうち、少なくとも1つを用いて更新に用いる情報を選択、削除するようにしてもよい。
なお、第1実施形態〜第3実施形態に示した例では、駐車区間情報に空車情報を含む例を説明したが、空車情報の代わりに駐車情報であってもよい。ここで、駐車情報とは、車両20が駐車している駐車区画を示す情報である。また、領域毎の全ての駐車区画の空車情報と駐車情報とを、駐車区画情報に含めるようにしてもよい。
なお、第1実施形態〜第3実施形態に示した例では、自装置領域データの更新と他装置領域データ(図10参照)の更新との両方を行う例を説明したが、これに限られない。光通信装置10は、自装置領域データの更新のみ、例えば図11においてステップS101〜S105を繰り返すようにしてもよい。これにより、光通信装置10の演算量を削減することができる。光通信装置10の間の遅延の影響の少ない面積または構成の駐車場などにおいて、各光通信装置10が、自装置領域データの更新のみを行うようにしてもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態において、光通信装置10が自装置領域データの更新するタイミングまたは頻度と、他装置領域データ(図10参照)の更新するタイミングまたは頻度とが、異なっていてもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態に示した例では、車両20に最も近い光通信装置10が、車両20に搭載されている情報表示端末30へ光通信によって駐車区画情報群を送信する例を説明したが、これに限られない。車両20に最も近い光通信装置10が、車両20に搭載されている情報表示端末30へ、例えば無線通信によって駐車区画情報群を送信するようにしてもよい。
また、第1実施形態〜第3実施形態に示した例では、車止め42に反射マーク43を取り付ける例を説明したが、これに限られない。例えば、駐車場の入り口等で反射マーク43を配布し、運転者はこの反射マーク43を自分の車両20に貼るようにしてもよい。
この場合、光通信装置10は、駐車区画に駐車している車両20に貼られた反射マーク43との光通信を行うことで、車両20が駐車している駐車区画を検出することができる。検出された結果に基づいて、光通信装置10の演算部108は、空車情報または駐車情報を生成するようにしてもよい。
なお、本発明における光通信装置10の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理等を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…情報共有型駐車支援システム、10、10A〜10G…光通信装置、11、11G…通信器、12…投光器、13…画像表示パネル、20、20−1〜20−3…車両、30…情報表示端末、31…通信器、32…画像表示パネル、43…反射マーク、101…撮像部、102…発振部、103…復調器、104…復号器、106…画像処理部、107…空車情報処理部、108、108G…演算部、109…符号器、110…変調器、111…記憶部、112…画像生成部、121…投光部、op…光パルス信号

Claims (6)

  1. 第1所定範囲に設置される第1光通信装置と、
    第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、
    車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、
    を備え、
    前記第1光通信装置は、
    第1光通信データに含まれる前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を記憶させ、第2光通信データに含まれる前記第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を記憶させる記憶部と、を備え、
    前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信し、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信し、
    生成した前記第1の駐車区画情報が、前記記憶部に記憶されている前記第1の駐車区画情報に対して変化している場合、前記第1の駐車区画情報を更新して、更新した第1の駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信し、
    前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報が、前記記憶部に記憶されている前記第2の駐車区画情報に対して変化している場合、前記第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した前記第1光通信データに含まれる前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する光通信システム。
  2. 第1所定範囲に設置される第1光通信装置と、
    第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、
    車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、
    第3所定範囲が有する駐車区画に関する第3の駐車区画情報を含む第3光通信データであって、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した前記第3光通信データを他の光通信装置に送信し、第3所定範囲に設置される第3光通信装置と、
    を備え、
    第1光通信データは、
    前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を含み、
    第2光通信データは、
    前記第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を含み、
    前記第1光通信装置は、
    前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信し、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信し、
    前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信装置から受信した第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とを比較して、前記第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とが一致していない場合、更新条件に基づいて前記第2の駐車区画情報を更新し、更新した光通信データに生成した前記第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づいて生成した光通信データを新たな第1光通信データとして他の光通信装置へ送信し、
    前記第2光通信装置は、
    前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第3光通信データを前記第3光通信装置から受信し、生成した前記第2の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第3の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第2光通信データとして他の光通信装置へ送信し、
    前記第3光通信装置は、
    前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第3の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第2の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第3光通信データとして他の光通信装置へ送信する光通信システム。
  3. 前記駐車区画情報は、
    前記駐車区画情報が更新された時刻情報、前記駐車区画情報が前記光通信装置を経由した回数を示すホップ数情報、同じ駐車区画情報の受信回数を示す更新回数情報、及び前記光通信装置間の距離に基づいて設定される等級を示す距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報を含み、
    前記更新条件は、
    前記時刻情報、前記ホップ数情報、前記更新回数情報、及び距離等級情報のうち、少なくとも1つの情報に基づく条件である請求項または請求項に記載の光通信システム。
  4. 前記距離等級情報は、
    複数の前記光通信装置のうち、各々の前記光通信装置自身を基準に設定される等級であり、前記車両の進行方向、または前記光通信装置が設置されている駐車場の順路のうち、少なくとも1つに応じて設定される情報である請求項に記載の光通信システム。
  5. 第1所定範囲に設置され、第2光通信データに含まれる第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を記憶させる記憶部を備える第1光通信装置と、第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、を備える光通信システムのプログラムであって、
    前記第1光通信装置が、前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信する手順と、
    前記第1光通信装置が、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信する手順と、
    前記第1光通信装置が、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する手順と、
    前記第1光通信装置が、前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報が、前記記憶部に記憶されている前記第2の駐車区画情報に対して変化している場合、前記第2の駐車区画情報を更新条件に基づいて更新して、更新した第2の駐車区画情報に、生成した前記第1光通信データに含まれる前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する手順と、
    を実行させるプログラム。
  6. 第1所定範囲に設置される第1光通信装置と、第2所定範囲に設置される第2光通信装置と、車両が駐車する駐車区画それぞれに設けられるマーカーと、第3所定範囲が有する駐車区画に関する第3の駐車区画情報を含む第3光通信データであって、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した前記第3光通信データを他の光通信装置に送信し、第3所定範囲に設置される第3光通信装置と、を備え、第1光通信データが前記第1所定範囲が有する駐車区画に関する第1の駐車区画情報を含み、第2光通信データが前記第2所定範囲が有する駐車区画に関する第2の駐車区画情報を含む光通信システムのプログラムであって、
    前記第1光通信装置が、前記第1所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成した第1光通信データを前記第2光通信装置へ送信する手順と、
    前記第1光通信装置が、前記第2所定範囲において、前記マーカーとの間で行った光通信の結果に基づいて生成された第2光通信データを前記第2光通信装置から受信する手順と、
    前記第1光通信装置が、生成した前記第1光通信データに受信した前記第2光通信データを連結して、連結した光通信データを新たな第1光通信データとして前記第2光通信装置へ送信する手順と、
    前記第2光通信装置が、前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第3光通信データを前記第3光通信装置から受信し、生成した前記第2の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第3の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第2光通信データとして他の光通信装置へ送信する手順と、
    前記第3光通信装置が、前記第1光通信データを前記第1光通信装置から受信し、前記第2光通信データを前記第2光通信装置から受信し、生成した前記第3の駐車区画情報に、前記第1の駐車区画情報及び前記第2の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づき生成した光通信データを新たな第3光通信データとして他の光通信装置へ送信する手順と、
    前記第1光通信装置が、前記第2光通信装置から受信した第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信装置から受信した第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とを比較して、前記第2光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報と、前記第3光通信データに含まれる前記第2の駐車区画情報とが一致していない場合、更新条件に基づいて前記第2の駐車区画情報を更新し、更新した光通信データに生成した前記第1の駐車区画情報を連結して、連結した駐車区画情報に基づいて生成した光通信データを新たな第1光通信データとして他の光通信装置へ送信する手順と、
    を実行させるプログラム。
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