JP6475530B2 - 配車装置、配車システム、配車方法及びプログラム - Google Patents

配車装置、配車システム、配車方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、旅客を運送する車両を管理する技術に関する。
特許文献1(特表2014−517374号公報)には、ユーザーからの要求に応じてタクシーを配車するシステムが開示されている。このシステムは、乗車場所及び降車場所を含む要求をユーザーの装置から取得すると、タクシーを選択し、選択したタクシーをユーザーの装置と関連付ける。関連付けられたタクシーが乗車場所でユーザーを乗せると、タクシーは、ユーザーからの要求に含まれていた降車場所へ移動する。
特表2014−517374号公報
複数のユーザーが、例えば乗車場所として同じ場所を指定してタクシーを要求した場合、タクシーを要求したユーザーが同じ場所に複数存在し、タクシーも同じ場所に複数存在する場合がある。このような場合、ユーザーは、関連付けられたタクシーとは異なるタクシーに乗ってしまう懸念がある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、配車された車両に対応するユーザーが配車された車両に乗車したか判定できるようにすることを目的とする
本発明は、車両が配車されたユーザーの端末装置から当該端末装置の移動に応じて変化する情報として、当該端末装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記車両に搭載された情報処理装置から当該情報処理装置の移動に応じて変化する情報として、当該情報処理装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記端末装置から受信した前記識別情報と前記情報処理装置から受信した前記識別情報との類似度を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定手段とを有する配車装置を提供する。
本発明においては、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車していないと前記判定手段が判定した場合、当該車両に搭載された前記情報処理装置が送信した前記識別情報との類似度が予め定められた閾値以上の前記識別情報を送信した端末装置を特定し、特定した端末装置から送信された目的地情報を、当該車両に搭載された前記情報処理装置へ送信する送信手段を有する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記端末装置が計る時刻と前記情報処理装置が計る時刻が同期し、前記端末装置が自装置の移動に応じて変化する前記識別情報を取得する時刻と、前記情報処理装置が自装置の移動に応じて変化する前記識別情報を取得する時刻が同じである構成としてもよい。
また、本発明においては、前記端末装置から出発地を示す出発地情報と目的地を示す目的地情報を受信し、受信した出発地情報及び目的地情報を送信した端末装置のユーザーへ車両を配車する配車手段を有する構成としてもよい。
また、本発明においては、前記配車手段により前記ユーザーへ配車された車両に搭載された前記情報処理装置の識別子を当該ユーザーの端末装置へ送信する識別子送信手段を有し、当該ユーザーの端末装置は、前記識別子送信手段から送信された識別子を受信する識別子受信手段を有し、前記識別子受信手段で受信した識別子と、前記情報処理装置から近距離無線通信により取得した識別子との比較結果により、当該ユーザーに配車された車両の近接を検知する構成としてもよい。
また、本発明は、自装置の移動に応じて変化する情報として、自装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を所定の周期で送信する第1通信手段を有する複数の端末装置と、自装置の移動に応じて変化する情報として、自装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を所定の周期で送信する第2通信手段を有し、複数の車両のそれぞれに搭載される情報処理装置と、前記第1通信手段が送信した前記識別情報と、前記第2通信手段が送信した前記識別情報を受信し、前記第1通信手段から送信された前記識別情報と前記第2通信手段から送信された前記識別情報との類似度を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて、前記情報処理装置が搭載された車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定手段とを有する配車装置とを備える配車システムを提供する。
また、本発明は、車両が配車されたユーザーの端末装置から当該端末装置の移動に応じて変化する情報として、当該端末装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記車両に搭載された情報処理装置から当該情報処理装置の移動に応じて変化する情報として、当該情報処理装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記端末装置から受信した前記識別情報と前記情報処理装置から受信した前記識別情報との類似度を演算する演算ステップと、前記演算ステップの演算結果に応じて、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定ステップとを有する配車方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータを、車両が配車されたユーザーの端末装置から少なくとも、当該端末装置の移動に応じて変化する情報として、当該端末装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記車両に搭載された情報処理装置から当該情報処理装置の移動に応じて変化する情報として、当該情報処理装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記端末装置から受信した前記識別情報と前記情報処理装置から受信した前記識別情報との類似度を演算する演算手段と、前記演算手段の演算結果に応じて、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定手段として機能させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、配車された車両に対応するユーザーが配車された車両に乗車したか判定できる。
本発明の一実施形態に係る装置を示した図。 端末装置20のハードウェア構成を示した図。 端末装置20の機能ブロック図。 情報処理装置50のハードウェア構成を示した図。 情報処理装置50の機能ブロック図。 配車装置10のハードウェア構成を示した図。 タクシーデータベースDB1の内容の一例を示した図。 配車データベースDB2の内容の一例を示した図。 位置データベースDB3の内容の一例を示した図。 配車装置10の機能ブロック図。 ユーザーの位置、出発地、目的地の一例を示した図。 端末装置20に表示される画面の一例を示した図。 実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。 実施形態の動作例を説明するための図。 実施形態の動作例を説明するためにシーケンス図。
図1は、本発明の一実施形態に係る装置と、各装置間で行われるデータ通信を中継する通信網2を例示した図である。通信網2は、データ通信のサービスを提供する通信網である。通信網2は、インターネットや固定電話網、移動体通信網などを含む。
端末装置20A、20Bは、本実施形態においてはスマートフォンであり、通信網2を介してデータ通信を行う。端末装置20A、20Bは、同じ構成であるため、以下、両者を区別する必要がない場合には、端末装置20と称する。本実施形態においては、端末装置20はスマートフォンであるが、スマートフォンに限定されるものではなく、タブレットPC(Personal Computer)、フィーチャーフォン又はPDA(Personal Digital Assistant)など、通信網2を介してデータ通信を行う機能を備えているコンピュータ装置であればよい。端末装置20は、出発地を示す情報及び目的地を示す情報をユーザーの操作に応じて配車装置10へ送信し、タクシー40A、40Bの配車を配車装置10へ要求する。なお、端末装置20は、多数存在するが、図面が繁雑になるのを防ぐために、図1においては端末装置20A、20Bのみを示している。
配車装置10は、タクシー40A、40Bを使用した交通サービスを提供する装置である。タクシー40A、40Bは、同じ構成であるため、以下、両者を区別する必要がない場合には、タクシー40と称する。配車装置10は、出発地を示す出発地情報及び目的地を示す目的地情報を端末装置20から取得する。配車装置10は、取得した情報が示す出発地から目的地へ運送するタクシー40を複数のタクシー40の中から選択し、選択したタクシー40をユーザーへ配車する。
タクシー40は、情報処理装置50を備えている。情報処理装置50は、衛星測位システムを利用して位置を計測し、計測した位置を配車装置10へ送信する。
(端末装置20の構成)
図2は、端末装置20のハードウェア構成を示した図である。記憶部22は、不揮発性メモリを有しており、オペレーティングシステムのプログラムや複数のアプリケーションプログラムなどを記憶する。本実施形態においては、記憶部22は、配車装置10が提供する交通サービスを利用するためのアプリケーションプログラム(以下、タクシーアプリと称する)を記憶する。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ブートローダーを記憶したROM(Read Only Memory)を備えている。制御部21のCPUがROMに記憶されているブートローダーを実行すると、記憶部22に記憶されているオペレーティングシステムのプログラムが実行され、端末装置20は、音声通信や通信網2を介したデータ通信、近距離無線通信などを行うことが可能となる。また、制御部21がオペレーティングシステムのプログラムを実行すると、アプリケーションプログラムを実行することが可能となる。ユーザーの操作に応じて制御部21がタクシーアプリを実行すると、端末装置20は、配車装置10や情報処理装置50との間でデータ通信を行い、各種情報の授受を行う。
通話部29は、マイクとスピーカ(いずれも図示略)を有している。通話部29は、マイクに音声が入力されると、入力された音声を表す音声信号を通信部28へ出力する。また、通話部29では、通信部28から音声信号が供給されると、この音声信号がアナログ信号に変換されてスピーカへ出力され、スピーカから音声が出力される。
通信部28は、通信網2が備える無線基地局(図示略)と無線通信を行うインターフェースとして機能する。通信部28は、制御部21により制御され、図示を省略したアンテナを介して、無線通信によって音声通信やデータ通信を行う。通信部28は、無線基地局から音声通信に係る音声信号を受信すると、受信した音声信号を通話部29へ出力し、無線基地局からデータ通信に係るデータ信号を受信すると、受信したデータ信号を制御部21へ出力する。また、通信部28は、制御部21からデータ通信に係るデータ信号を取得すると、このデータ信号を無線基地局へ送信し、通話部29から音声通信に係る音声信号を取得すると、この音声信号を無線基地局へ送信する。
近距離通信部26は、近距離無線通信の機能を有している。本実施形態においては、近距離通信部26は、Bluetooth(登録商標)の通信規格に従った通信を行う。また、近距離通信部26は、無線LANの通信規格に従った通信を行う機能を有する。
タッチパネル23は、表示装置(例えば液晶ディスプレイ)と、表示装置の表示面において指の接触を検出するセンサーとを組み合わせた装置であり、ユーザーにより操作される操作部の一例である。タッチパネル23は、文字やGUI(Graphical User Interface)などを液晶表示パネルに表示する。また、タッチパネル23は、ユーザーが指で触れた位置をセンサーで検出する。制御部21は、タッチパネル23が検出した位置と、タッチパネルに表示されている画面に応じてユーザーの操作を特定し、特定した操作に応じて各部の制御や各種処理を実行する。
操作部24は、端末装置20を操作するための複数のボタンを有している。ユーザーが、操作部24のボタンを操作すると、操作されたボタンを示す信号が操作部24から制御部21へ出力される。制御部21は、操作部24が出力した信号を取得すると、操作されたボタンを取得した信号に基づいて特定し、特定したボタンに応じて各部を制御する。
測位部27は、人工衛星を用いた衛星測位システムを利用して端末装置20の位置を測位する。測位部27は、衛星測位システムの人工衛星から発信される位置測定用の電波を受信すると、それぞれの人工衛星から発信される電波の位相差を基にして端末装置20の位置の緯度及び経度を演算する。測位部27は、演算により得られた緯度及び経度を表す位置情報を生成する。なお、測位部27は、車載用のナビゲーション装置のように、さらにジャイロセンサーや加速度センサーの測定結果も利用して位置を測位する構成であってもよい。また、測位部27は、衛星からの電波に含まれる時刻の情報を取得し、取得した情報を制御部21へ出力する。制御部21は、測位部27から出力される情報により、時刻を得る。
図3は、端末装置20において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。第1送信部201は、タッチパネル23に入力された出発地情報及び目的地情報を配車装置10へ送信する。第2送信部202は、測位部27が生成した位置情報や近距離通信部26が検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスを配車装置10へ送信する。第3受信部203は、配車装置10から送信される情報処理装置50のBDアドレスを受信する。BDアドレスは、Bluetoothの通信を行う機器に与えられたBD(Bluetooth Device)アドレスである。第4受信部204は、情報処理装置50から送信されるBDアドレスを受信する。報知部205は、第3受信部203が受信したBDアドレスと第4受信部204が一致した場合、ユーザーに配車されたタクシー40が近くにあることを報知する。
(情報処理装置50の構成)
図4は、情報処理装置50のハードウェア構成を示した図である。測位部57は、人工衛星を用いた衛星測位システムを利用して情報処理装置50の位置を測位する。測位部57は、衛星測位システムの人工衛星から発信される位置測定用の電波を受信すると、それぞれの人工衛星から発信される電波の位相差を基にして情報処理装置50の位置の緯度及び経度を演算する。測位部57は、演算により得られた緯度及び経度を表す位置情報を生成する。なお、測位部57は、車載用のナビゲーション装置のように、さらにジャイロセンサーや加速度センサーの測定結果も利用して位置を測位する構成であってもよい。
なお、情報処理装置50は、タクシー40に搭載されているため、換言すると、情報処理装置50の位置は、タクシー40の位置と言うことができる。また、測位部57は、衛星からの電波に含まれる時刻の情報を取得し、取得した情報を制御部51へ出力する。制御部51は、測位部57から出力される情報により、時刻を得る。測位部57から出力される情報と測位部27から出力される情報は同じとなるため、制御部51が得る時刻と、制御部21が得る時刻は同期することとなる。
記憶部52は、不揮発性メモリを有しており、オペレーティングシステムのプログラムや複数のアプリケーションプログラムなどを記憶する。本実施形態においては、記憶部52は、配車装置10や端末装置20と通信を行い、各種情報の授受を行う機能を実現するアプリケーションプログラムを記憶する。また、記憶部52は、情報処理装置50を備えるタクシーを一意に識別するタクシーIDを予め記憶する。
制御部51は、CPUやRAM、ブートローダーを記憶したROMを備えている。制御部51のCPUがROMに記憶されているブートローダーを実行すると、記憶部52に記憶されているオペレーティングシステムのプログラムが実行され、情報処理装置50は、通信網2を介したデータ通信や近距離無線通信を行うことが可能となる。また、制御部51がオペレーティングシステムのプログラムを実行すると、アプリケーションプログラムを実行することが可能となる。制御部51が上述のアプリケーションプログラムを実行すると、情報処理装置50においては、配車装置10や端末装置20と通信を行い、各種情報の授受を行う機能や、測位部57が生成する位置情報を予め定められたタイミング(例えば、計時している時刻の秒が0秒になるタイミングと30秒となるタイミング)で、記憶部52に記憶し、記憶した位置情報を記憶部52に記憶されているタクシーIDと共に配車装置10へ送信する機能などが実現する。
通信部58は、通信網2が備える無線基地局と無線通信を行うインターフェースとして機能する。通信部58は、制御部51により制御され、図示を省略したアンテナを介して、無線通信によってデータ通信を行う。通信部58は、無線基地局からデータ通信に係るデータ信号を受信すると、受信したデータ信号を制御部51へ出力する。また、通信部58は、制御部51からデータ通信に係るデータ信号を取得すると、このデータ信号を無線基地局へ送信する。
近距離通信部56は、近距離無線通信の機能を有している。本実施形態においては、近距離通信部56は、Bluetoothの通信規格に従った通信を行う。また、近距離通信部56は、無線LANの通信規格に従った通信を行う機能を有する。
タクシーメーター60は、運賃の計算や運賃の表示を行う機能、タクシー40の状態(空車や賃走、迎車など)を表示する機能を備えた装置である。タクシーメーター60は、タクシー40の状態を示す情報を制御部51へ出力する。
タッチパネル53は、表示装置(例えば液晶ディスプレイ)と、表示装置の表示面において指の接触を検出するセンサーとを組み合わせた装置であり、ユーザーにより操作される操作部の一例である。タッチパネル53は、文字やGUIなどを液晶表示パネルに表示する。また、タッチパネル53は、ユーザーが指で触れた位置をセンサーで検出する。制御部51は、タッチパネル53が検出した位置と、タッチパネルに表示されている画面に応じてユーザーの操作を特定し、特定した操作に応じて各部の制御や各種処理を実行する。
操作部54は、情報処理装置50を操作するための複数のボタンを有している。ユーザーが、操作部54のボタンを操作すると、操作されたボタンを示す信号が操作部54から制御部51へ出力される。制御部51は、操作部54が出力した信号を取得すると、操作されたボタンを取得した信号に基づいて特定し、特定したボタンに応じて各部を制御する。
図5は、情報処理装置50において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。第3送信部501は、測位部57が生成した位置情報や近距離通信部56が検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスを配車装置10へ送信する。第2受信部502は、配車装置10が送信した目的地情報を受信する。表示制御部503は、第2受信部502が受信した目的地情報が示す目的地がタッチパネル53に表示されるようにタッチパネル53を制御する。第6送信部504は、近距離通信部56のBDアドレスを端末装置20へ送信する。
(配車装置10の構成)
図6は、配車装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。通信部18は、データ通信を行うための通信インターフェースである。通信部18は、図示を省略した通信ケーブルにより通信網2に接続されている。操作部14は、ユーザーにより操作されるキーボード(図示略)及びマウス(図示略)を有している。配車装置10は、キーボードやマウスに行われた操作に応じて動作する。表示部13は、液晶ディスプレイを有しており、配車装置10を操作するための画面や記憶部12に記憶されている情報などを表示する。
記憶部12は、データを永続的に記憶する装置(例えばハードディスク装置)を有しており、オペレーティングシステムのプログラムや複数のアプリケーションプログラムなどを記憶する。記憶部12は、タクシー40を配車する機能や情報処理装置50へユーザーの出発地及び目的地を通知する機能、配車したタクシー40へユーザーが乗車したか判断する機能、運賃の決済を行う決済機能などを実現するプログラムを記憶している。
また、記憶部12は、交通サービスを提供するための情報として各種情報を記憶する。具体的には、記憶部12は、配車装置10が提供する交通サービスを利用可能なユーザーの情報として、配車装置10が提供する交通サービスの利用契約を結んだユーザーのユーザーIDやパスワード、ユーザーの位置情報や位置情報の履歴などを記憶する。また、記憶部12は、タクシー40の運賃をオンライン決済で行うための情報として、交通サービスを利用可能なユーザーのクレジットカードに関する情報をユーザーIDに対応付けて記憶する。
また、記憶部12は、タクシー40に係る情報を格納したタクシーデータベースDB1と、配車データベースDB2と、端末装置20の位置や端末装置20が検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスの履歴を格納した位置データベースDB3を記憶する。
図7は、タクシーデータベースDB1の内容の一例を示した図である。タクシーデータベースDB1においては、タクシーIDフィールド、BDアドレスフィールド、状態フィールド、位置フィールドが設けられており、複数のタクシー40毎にレコードが設けられている。タクシーIDフィールドには、タクシー40を一意に識別する識別子であるタクシーIDが格納される。BDアドレスフィールドは、Bluetoothの通信を行う機器に与えられたアドレスを格納するフィールドであり、デバイスを一意に識別する識別子(例えば、Bluetoothデバイスとして割り当てられたMACアドレス、IPV6アドレス等)を格納する。本実施形態では、BDアドレスフィールドには、タクシー40が備える情報処理装置50の近距離通信部56に与えられているBDアドレスが格納される。状態フィールドは、タクシーの状態を示す情報が格納されるフィールドである。状態フィールドには、タクシー40のタクシーメーター60の状態が格納される。位置フィールドは、タクシーの最新の位置情報が格納されるフィールドである。位置フィールドには、タクシー40が備える情報処理装置50から送信された最新の位置情報が格納される。
図8は、配車データベースDB2の内容の一例を示した図である。配車データベースDB2においては、ユーザーIDフィールド、タクシーIDフィールド、出発地フィールド、目的地フィールドが設けられており、ユーザーに配車されたタクシー40毎にレコードが設けられる。ユーザーIDフィールドは、タクシー40が配車されたユーザーのユーザーIDを格納する。タクシーIDフィールドは、ユーザーに配車されたタクシー40のタクシーIDが格納される。出発地フィールドは、ユーザーが指定した出発地を示す情報が格納される。目的地フィールドは、ユーザーが指定した目的地を示す情報が格納される。
図9は、位置データベースDB3の内容の一例を示した図である。位置データベースDB3においては、ユーザーIDフィールド、日時フィールド、位置フィールド、MACアドレスフィールドが設けられている。ユーザーIDフィールドには、位置情報を配車装置10へ送信した端末装置20のユーザーのユーザーIDが格納される。日時フィールドには、配車装置10が端末装置20から位置情報を受信した日時が格納される。位置フィールドには、配車装置10が端末装置20から受信した位置情報が格納される。MACアドレスフィールドには、配車装置10が端末装置20から受信したMACアドレスが格納される。
制御部11は、CPU、ブートローダーを記憶したROM及びRAMを備えている。制御部11のCPUがROMに記憶されているブートローダーを実行すると、CPUは、記憶部12に記憶されているオペレーティングシステムのプログラムを実行する。CPUがオペレーティングシステムのプログラムを実行すると、配車装置10は、クライアントサーバーシステムのサーバーとしての機能し、端末装置20や情報処理装置50とデータ通信を行うことが可能となる。また、制御部11がオペレーティングシステムのプログラムを実行すると、アプリケーションプログラムを実行することが可能となる。
図10は、配車装置10において実現する機能の構成を示した機能ブロック図である。
第1受信部101は、端末装置20が送信した出発地情報及び目的地情報を受信する。配車部102は、第1受信部101が受信した出発地情報及び目的地情報を送信した端末装置20のユーザーへ配車するタクシー40を選択する。演算部103は、端末装置20から送信されるMACアドレスと、情報処理装置50から送信されるMACアドレスの類似度を演算する。判定部104は、演算部103の演算結果に応じて、配車部102が選択したタクシー40へ当該タクシー40に対応したユーザーが乗車したか判定する。第4送信部105は、判定部104の判定結果が、ユーザーが乗車していないとの判定結果であった場合、配車されたタクシー40に乗車しているユーザーの端末装置20を特定し、特定した端末装置から受信した目的地情報を、配車されたタクシー40に搭載された情報処理装置50へ送信する。第5送信部106は、配車されたタクシー40に搭載された情報処理装置50のBDアドレスを端末装置20へ送信する。なお、BDアドレスの代わりにタクシーIDを送信して実現する構成も可能である。
(実施形態の動作例)
次に、図11〜図14を用いて本実施形態の動作例について説明する。なお、以下の説明においては、配車装置10が提供するサービスの利用契約を端末装置20AのユーザーXと、端末装置20BのユーザーYが行ったことにより、ユーザーX及びユーザーYのユーザーIDやパスワード、クレジットカードに関する情報などが予め配車装置10に記憶されている状態を想定して動作例の説明を行う。また、以下の説明においては、図11に例示したように、端末装置20AのユーザーXと端末装置20BのユーザーYが出発地として同じ位置Sを設定してタクシーの配車を要求し、ユーザーXに対してタクシー40Aが配車され、ユーザーYに対してタクシー40Bが配車される場合を想定して動作例の説明を行う。
(ユーザーに対して配車されたタクシーにユーザーが乗車した場合の動作例)
タクシーの配車を希望するユーザーXは、まず、タクシーアプリの起動を指示する操作を端末装置20Aにおいて行う。端末装置20Aは、ユーザーXの操作に応じてタクシーアプリを起動する(図13:ステップSA1)。端末装置20Aがタクシーアプリを起動すると、ユーザーID及びパスワードを入力する画面が端末装置20Aにおいて表示される(ステップSA2)。ユーザーXが、自身に付与されたユーザーID及びパスワードを表示された画面で入力した後、入力されたユーザーID及びパスワードを送信する操作を行うと、端末装置20Aは、入力されたユーザーIDを記憶し(ステップSA3)、入力されたユーザーID及びパスワードを配車装置10へ送信する(ステップSA4)。
配車装置10は、端末装置20Aから送信されたユーザーID及びパスワードを受信すると、ユーザーの認証を行う(ステップSA5)。配車装置10は、受信したユーザーID及びパスワードの組が記憶部12に記憶されている場合、端末装置20AのユーザーXが、配車装置10が提供する交通サービスを利用可能なユーザーであると判断する。配車装置10は、端末装置20AのユーザーXが、配車装置10が提供する交通サービスを利用可能なユーザーであると判断すると、ユーザーXを認証したことを通知するメッセージを端末装置20Aへ送信する(ステップSA6)。
端末装置20Aは、ユーザーXを認証したことを通知するメッセージを受信すると、タクシーの出発地と目的地をユーザーXに入力させるための画面(図12)を表示する(ステップSA7)。ユーザーXは、図12に例示した画面において、出発地の位置を表す文字列をテキストボックスBX1に入力し、目的地の位置を表す文字列をテキストボックスBX2に入力する。ここでユーザーXは、テキストボックスBX1及びテキストボックスBX2に、例えば、地名、住所又は緯度及び経度などを入力する。
ユーザーXが、端末装置20Aにおいて、出発地及び目的地を入力した後、表示されている画面にある送信ボタンB1をタップする操作を行うと、端末装置20Aは、記憶したユーザーIDや測位部27が生成した位置情報と共に、テキストボックスBX1に入力された文字列を、出発地を表す出発地情報として配車装置10へ送信し、テキストボックスBX2に入力された文字列を、目的地を表す目的地情報として配車装置10へ送信する(ステップSA8)。
配車装置10は、端末装置20Aが送信したユーザーID、位置情報、出発地情報及び目的地情報を受信する。配車装置10は、出発地情報及び目的地情報を受信すると、タクシーデータベースDB1を参照し、ユーザーXへ配車するタクシーを選択する処理を行う(ステップSA9)。
具体的には、まず、配車装置10は、タクシーデータベースDB1を参照し、状態フィールドに空車の情報が格納されているレコードを特定する。配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、空車の情報が格納されているレコードが複数ある場合には、複数のレコードを特定する。次に配車装置10は、特定したレコードのうち、端末装置20Aから受信した出発地情報が示す位置に最も近い位置の位置情報を格納しているレコードを特定し、特定したレコードに格納されているタクシーIDのタクシー40を、ユーザーXへ配車するタクシーとして選択する。配車装置10は、ユーザーXへ配車するタクシーとして、例えばタクシー40Aを選択すると、受信したユーザーIDと、受信した出発地情報と、受信した目的地情報と、選択したタクシー40AのタクシーIDを対応付けて配車データベースDB2に格納する。
次に、配車装置10は、選択したタクシー40Aが備える情報処理装置50へ、受信した出発地情報及び目的地情報を含み、出発地情報の位置へ移動するよう指示する移動指示メッセージを送信する(ステップSA10)。また、配車装置10は、選択したタクシー40AのタクシーIDが格納されているレコードからBDアドレスを取得し、取得したBDアドレスを含み、タクシーが配車されたことを通知する配車メッセージを端末装置20Aへ送信する(ステップSA11)。
タクシー40Aの情報処理装置50は、配車装置10から送信された移動指示メッセージを受信する。情報処理装置50は、移動指示メッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれている出発地情報が示す出発地や目的地情報が示す目的地、出発地への移動を指示するメッセージなどをタッチパネル53に表示する(ステップSA12)。このメッセージを見たタクシー40Aの運転手は、タクシーメーター60を操作してタクシー40Aの状態を「迎車」とし、表示された出発地へタクシー40Aを運転して移動する。
端末装置20Aは、配車装置10から送信された配車メッセージを受信すると、検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスや位置情報の送信を開始する(ステップSA13)。端末装置20Aは、MACアドレスや位置情報の送信を開始すると、測位部27が生成する位置情報や、近距離通信部26が検知したMACアドレスを予め定められたタイミング(例えば、計時している時刻の秒が0秒になるタイミングと30秒になるタイミング)で取得して記憶部22に記憶させ、記憶部22に記憶された位置情報やMACアドレスをユーザーIDと共に配車装置10へ送信する。なお、情報処理装置50も同じタイミング(時刻)で位置情報やMACアドレスを取得するため、端末装置20が位置情報やMACアドレスを取得するタイミングと、情報処理装置50が位置情報やMACアドレスを取得するタイミングは同期している。
配車装置10は、端末装置20Aから位置情報やMACアドレス、ユーザーIDの送信が開始されると、位置情報やMACアドレスの記録を開始する(ステップSA14)。配車装置10は、位置情報やMACアドレス、ユーザーIDを受信する毎に、情報を受信した日時と受信した位置情報が表す緯度及び経度やMACアドレスを、受信したユーザーIDと対応付けて位置データベースDB3に蓄積する。これにより、ユーザーXの位置の履歴や端末装置20Aが検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスの履歴が記録される。
また、端末装置20Aは、配車メッセージを受信すると、タクシーが配車されたことを知らせるメッセージをタッチパネル23に表示する(ステップSA15)。また、端末装置20Aは、配車メッセージに含まれているBDアドレスを取得し、Bluetoothの通信規格に従った通信を行う情報処理装置50の探索を開始する(ステップSA16)。ここで端末装置20Aは、アドバタイズメントパケットを送出し、送出したアドバタイズメントパケットを受信した装置から、接続要求が送信されるのを待つ。
接続要求が送信されるのを端末装置20Aが待っている状態において、タクシー40Aが端末装置20Aへ近づくと、タクシー40Aが備える情報処理装置50が、端末装置20Aが送信したアドバタイズメントパケットを受信する。情報処理装置50は、アドバタイズメントパケットを受信すると、アドバタイズメントパケットを送出した装置への接続要求を送信する(ステップSA17)。情報処理装置50が送信した接続要求を端末装置20Aが受信すると、端末装置20Aと情報処理装置50は接続状態へ移行する。
もしくは、BDアドレスをMACアドレス等のBluetoothのスキャン処理にて得られる情報にて実現する場合において、端末装置20Aが、定期的に周辺のBluetoothデバイスをスキャンし、スキャン結果のBluetoothデバイスが、取得したBDアドレスと一致した場合に接続状態に移行する。接続状態への移行においてBluetoothのペアリング処理が必要な場合は、事前に共通パスキーを規定することで対応する。
端末装置20Aは、接続状態へ移行すると、接続した情報処理装置50へBDアドレスを要求する(ステップSA18)。タクシー40Aの情報処理装置50は、BDアドレスを要求されると、近距離通信部56に与えられているBDアドレスを、接続されている端末装置20Aへ送信する(ステップSA19)。端末装置20Aは、情報処理装置50から送信されたBDアドレスを受信する。BDアドレスを受信した端末装置20Aは、情報処理装置50から受信したBDアドレスと、配車装置10から受信したBDアドレスとを比較する。
なお、端末装置20Aが、定期的に周辺のBluetoothデバイスをスキャンし、スキャン結果のBluetoothデバイスが、取得したBDアドレスと一致した場合に接続状態に移行した場合には、BDアドレスの比較処理は行わない構成も可能である。
端末装置20Aは、情報処理装置50から受信したBDアドレスと、配車装置10から受信したBDアドレスとが異なる場合、情報処理装置50との接続を切断する。また、端末装置20Aは、情報処理装置50から受信したBDアドレスと、配車装置10から受信したBDアドレスとが同じである場合、ユーザーXへ配車されたタクシー40Aがユーザーの近くに存在することを報知するメッセージをタッチパネル23に表示する(ステップSA20)。
タッチパネル23に表示されたメッセージを見たユーザーは、近くに存在するタクシー40Aに乗車する。タクシー40Aの運転手は、ユーザーXが乗車すると、タクシーメーター60を操作してタクシー40Aの状態を「賃走」とし、情報処理装置50に表示された目的地である位置G1への移動を開始する。
タクシーメーター60が賃走の状態になると、賃走の状態であることを示す情報がタクシーメーター60から制御部51へ出力される。制御部51は、タクシーメーター60から供給される情報の内容が、「迎車」から賃走へ変化すると、予め記憶部52に記憶されているタクシー40AのタクシーIDを含み、賃走を開始したことを通知するメッセージを配車装置10へ送信する(ステップSA21)。
配車装置10は、賃走を開始したことを通知するメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれているタクシーIDを抽出し、タクシーデータベースDB1を更新する(ステップSA22)。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、賃走を表す情報を格納する。
この後、配車装置10は、端末装置20Aと同期した予め定められたタイミングで記憶され、情報処理装置50から送信される位置情報やMACアドレス、タクシーIDを受信する。配車装置10は、位置情報やMACアドレス、タクシーIDを受信する毎に、位置情報やMACアドレスを受信した日時と、受信した情報が表す緯度及び経度やMACアドレスを、受信したタクシーIDと対応付けて記憶する(ステップSA23)。これにより、賃走しているタクシー40Aの位置やタクシー40Aが備える情報処理装置50が検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスの履歴が記録される。
配車装置10は、賃走を開始したことを通知するメッセージを受信してから予め定められた時間が経過すると、賃走をしているタクシー40Aに、当該タクシー40Aを配車されたユーザーXが乗車しているか判定する(ステップSA24)。なお、ステップS24の判定は、タクシー40Aが出発地Sの近辺に停車した後、出発地Sから移動したこと判別してから開始する構成としてもよい。
タクシー40Aに、当該タクシー40Aを配車されたユーザーXが乗車しているか判定する際には、例えば、賃走をしているタクシー40Aの情報処理装置50から得られた周辺の無線LAN基地局のスキャン結果のMACアドレスの履歴と、当該タクシー40Aが配車されたユーザーXの端末装置20Aから得られた周辺の無線LAN基地局のスキャン結果のMACアドレスの履歴を用いて判定する。また、無線LAN以外にも周辺のBluetoothデバイスをスキャンする構成も可能である。
例えば、配車装置10は、図14に示したように、最新の分を含めて端末装置20Aと情報処理装置50から過去10回受信したMACアドレスの履歴について、受信した日時毎に類似度を判定し、類似度の平均を算出する。配車装置10は、算出した類似度の平均が予め定められた値(例えば75%)以上である場合、賃走をしているタクシー40Aに、当該タクシー40Aが配車されたユーザーXが乗車していると判定する。
配車装置10は、賃走をしているタクシー40Aに、当該タクシー40Aが配車されたユーザーXが乗車していると判定すると、当該タクシー40Aが備える情報処理装置50から決済指示が送信されるのを待つ。
この後、タクシー40Aが目的地である位置G1に到着すると、タクシー40Aの運転手は、タクシーメーター60を操作してタクシー40Aの状態を「支払」にする。タクシーメーター60が「支払」の状態になると、支払の状態であることを示す情報がタクシーメーター60から制御部51へ出力される。制御部51は、タクシーメーター60から供給される情報の内容が「賃走」から「支払」へ変化すると、予め記憶部52に記憶されているタクシーIDを含み、賃走を終了したことを通知するメッセージを配車装置10へ送信する(ステップSA25)。
配車装置10は、賃走を終了したことを通知するメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれているタクシーIDを抽出し、タクシーデータベースDB1を更新する(ステップSA26)。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、「支払」を表す情報を格納する。
また、配車装置10は、配車データベースDB2において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードに格納されているユーザーIDを抽出する。配車装置10は、ユーザーIDを抽出すると、抽出したユーザーIDに対応付けて記憶しているクレジットカードに関する情報を記憶部12から取得する。配車装置10は、クレジットカードに関する情報を取得すると、取得した情報を用いてオンライン決済を行う(ステップSA27)。
次に、タクシー40Aの運転手は、ユーザーXがタクシー40Aから降りると、タクシーメーター60を操作してタクシー40Aの状態を「空車」にする。タクシーメーター60が「空車」の状態になると、空車の状態であることを示す情報がタクシーメーター60から制御部51へ出力される。制御部51は、タクシーメーター60から供給される情報の内容が「空車」に変化すると、予め記憶部52に記憶されているタクシーIDを含み、空車となったことを通知するメッセージを配車装置10へ送信する(ステップSA28)。
配車装置10は、空車となったことを通知するメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれているタクシーIDを抽出し、タクシーデータベースDB1を更新する(ステップSA29)。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、「空車」を表す情報を格納する。また、配車装置10は、配車データベースDB2において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードを削除する(ステップSA30)。
(ユーザーに対して配車されたタクシーとは異なるタクシーにユーザーが乗車した場合の動作例)
次に、ユーザーXが目的地として位置G1を設定し、ユーザーYが目的地として位置G2を設定し、ユーザーXとユーザーYが出発地として同じ位置Sを設定してタクシーの配車を要求し、ユーザーXに対してタクシー40Aが配車され、ユーザーYに対してタクシー40Bが配車された場合に、ユーザーXがタクシー40Bに乗車し、ユーザーYがタクシー40Aに乗車した場合の動作例について説明する。なお、ユーザーXがタクシーアプリの実行を指示してからタクシー40AがユーザーXの近くに存在することを報知するメッセージが表示されるまでの動作は、上述した動作例のステップSA1からステップSA20までの動作と同じであるため、その説明を省略する。
ユーザーXに配車されたタクシー40Aと、ユーザーYに対して配車されたタクシー40Bが位置Sにあり、ユーザーXが、配車されたタクシー40Aではなく、近くにあるタクシー40Bに乗車すると、タクシー40Bの運転手は、タクシーメーター60を操作してタクシー40Bの状態を「賃走」とし、情報処理装置50に表示されている目的地である位置G2への移動を開始する。
タクシーメーター60が賃走の状態になると、賃走の状態であることを示す情報がタクシーメーター60から制御部51へ出力される。制御部51は、タクシーメーター60から供給される情報の内容が、「迎車」から賃走へ変化すると、予め記憶部52に記憶されているタクシー40BのタクシーIDを含み、賃走を開始したことを通知するメッセージを配車装置10へ送信する(図15:ステップSB1)。
配車装置10は、賃走を開始したことを通知するメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれているタクシー40BのタクシーIDを抽出し、タクシーデータベースDB1を更新する(ステップSB2)。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、賃走を表す情報を格納する。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、賃走を表す情報を格納する。
この後、配車装置10は、予め定められたタイミングで情報処理装置50から送信される位置情報やMACアドレス、タクシーIDを受信する。配車装置10は、位置情報やMACアドレス、タクシーIDを受信する毎に、位置情報やMACアドレスを受信した日時と受信した情報が表す緯度及び経度やMACアドレスを、受信したタクシーIDと対応付けて記憶する(ステップSB3)。これにより、賃走しているタクシー40Bの位置やタクシー40Bが備える情報処理装置50が検知した無線LANのアクセスポイントのMACアドレスの履歴が記録される。
配車装置10は、賃走を開始したことを通知するメッセージを受信してから予め定められた時間が経過すると、賃走をしているタクシー40Bに、当該タクシー40Bが配車されたユーザーYが乗車しているか判定する(ステップSB4)。なお、ステップSB4の判定は、タクシー40Bが出発地Sの近辺に停車した後、出発地Sから移動したこと判別してから開始する構成としてもよい。ここで、ユーザーYは、タクシー40Bに乗車しておらず、ユーザーXがタクシー40Bに乗車しているため、端末装置20Bが検知したMACアドレスの履歴と、タクシー40Bが備える情報処理装置50が検知したMACアドレスの履歴の類似度は、予め定められた閾値未満となる。配車装置10は、端末装置20Bが検知したMACアドレスの履歴と、タクシー40Bが備える情報処理装置50が検知したMACアドレスの履歴の類似度が予め定められた閾値未満の場合、賃走をしているタクシー40Bに、当該タクシー40Bが配車されたユーザーYが乗車していないと判定する。
配車装置10は、賃走をしているタクシー40Bに、当該タクシー40Bが配車されたユーザーYが乗車していないと判定した場合、賃走をしているタクシー40Bに乗車しているユーザーのユーザーIDを特定する(ステップSB5)。
具体的には、配車装置10は、タクシーが配車されたユーザーの位置データベースDB3のうち、賃走をしているタクシー40Bが検知したMACアドレスの履歴と類似度の高いMACアドレスを格納している位置データベースDB3を特定する。ユーザーXとユーザーYにタクシーが配車された場合、ユーザーXの位置データベースDB3とユーザーYの位置データベースDB3が配車装置10にある。ユーザーXは、タクシー40Bに乗車したため、タクシー40Bが検知したMACアドレスの履歴と、ユーザーXの位置データベースDB3から得られるMACアドレスの履歴の類似度が高くなる。配車装置10は、タクシーが配車されたユーザーの端末装置20が検知したMACアドレスの履歴のうち、賃走をしているタクシー40Bが検知したMACアドレスの履歴と類似度の高い履歴を特定すると、特定した履歴に対応付けられているユーザーXのユーザーIDを、賃走をしているタクシー40Bに乗車しているユーザーのユーザーIDとして特定する。
配車装置10は、タクシー40Bに乗車しているユーザーのユーザーIDとして、ユーザーXのユーザーIDを特定すると、配車データベースDB2を更新する(ステップSB6)。具体的には、配車装置10は、配車データベースDB2において、特定したユーザーXのユーザーIDに対応付けて記憶されているタクシー40AのタクシーIDを、ユーザーXが乗車しているタクシー40BのタクシーIDに更新する。
また、配車装置10は、ユーザーXのユーザーIDを特定すると、配車データベースDB2において、特定したユーザーXのユーザーIDに対応付けて記憶している目的地情報を取得し、取得した目的地情報を含み、目的地情報の位置G1へ移動するよう指示する移動指示メッセージを、タクシー40Bの情報処理装置50へ送信する(ステップSB7)。
ユーザーXが乗車しているタクシー40Bの情報処理装置50は、配車装置10から送信された移動指示メッセージを受信する。情報処理装置50は、移動指示メッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれている目的地情報が示す目的地と、当該目的地への移動を指示するメッセージをタッチパネル53に表示する(ステップSB8)。ここで、タッチパネル53に表示される目的地は、ユーザーYの目的地である位置G2からユーザーXの目的地である位置G1に更新され、このメッセージを見たタクシー40Bの運転手は、表示された目的地へタクシー40Bを運転して移動する。
この後、タクシー40Bが目的地である位置G1に到着すると、タクシー40Bの運転手は、タクシーメーター60を操作してタクシー40Bの状態を「支払」にする。タクシーメーター60が「支払」の状態になると、支払の状態であることを示す情報がタクシーメーター60から制御部51へ出力される。制御部51は、タクシーメーター60から供給される情報の内容が、「賃走」から「支払」へ変化すると、予め記憶部52に記憶されているタクシー40BのタクシーIDを含み、賃走を終了したことを通知するメッセージを配車装置10へ送信する(ステップSB9)。
配車装置10は、賃走を終了したことを通知するメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれているタクシー40BのタクシーIDを抽出し、タクシーデータベースDB1を更新する(ステップSB10)。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、「支払」を表す情報を格納する。
また、配車装置10は、配車データベースDB2において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードに格納されているユーザーXのユーザーIDを抽出する。配車装置10は、ユーザーIDを抽出すると、抽出したユーザーIDに対応付けて記憶しているクレジットカードに関する情報を記憶部12から取得する。配車装置10は、クレジットカードに関する情報を取得すると取得した情報を用いてオンライン決済を行う(ステップSB11)。
次に、タクシー40Bの運転手は、ユーザーXがタクシー40Bから降りると、タクシーメーター60を操作してタクシー40Bの状態を「空車」にする。タクシーメーター60が「空車」の状態になると、空車の状態であることを示す情報がタクシーメーター60から制御部51へ出力される。制御部51は、タクシーメーター60から供給される情報の内容が、「空車」に変化すると、予め記憶部52に記憶されているタクシー40BのタクシーIDを含み、空車となったことを通知するメッセージを配車装置10へ送信する(ステップSB12)。
配車装置10は、空車となったことを通知するメッセージを受信すると、受信したメッセージに含まれているタクシーIDを抽出し、タクシーデータベースDB1を更新する(ステップSB13)。具体的には、配車装置10は、タクシーデータベースDB1において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードの状態フィールドに、「空車」を表す情報を格納する。また、配車装置10は、配車データベースDB2において、抽出したタクシーIDが格納されているレコードを特定し、特定したレコードを削除する(ステップSB14)。
なお、ユーザーYとタクシー40Aについても、ユーザーXがタクシー40Bに乗車した場合と同様に各データベースに格納する情報の更新や目的地の更新が行われる。
以上説明したように本実施形態によれば、配車されたタクシー40に対応したユーザーが配車されたタクシー40に乗車したか判定することができる。また、本実施形態においては、配車されたタクシー40に対応するユーザーが乗車しなかった場合でも、タクシー40の目的地が自動的に変更されるため、ユーザーは指定した目的地へタクシー40で移動することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した各実施形態及び以下の変形例は、一つ又は複数を適宜組み合わせて実施してもよい。
上述した実施形態においては、端末装置20は、配車装置10から受信したBDアドレスと、情報処理装置50から受信したBDアドレスとが同じであると、ユーザーへ配車されたタクシー40がユーザーの近くに存在することを報知するメッセージを表示するが、ユーザーに配車されたタクシーがユーザーの近くに存在することを報知する構成は、この構成に限定されるものではない。
例えば、配車装置10は、タクシー40が配車されたユーザーの端末装置20の位置情報と、ユーザーに配車したタクシー40が搭載する情報処理装置50の位置情報を所定の周期で取得する。配車装置10は、取得した位置情報により、ユーザーの端末装置20の位置からタクシー40に搭載された情報処理装置50までの距離を演算し、演算で得られた距離が予め定められた距離未満となった場合、ユーザーに配車されたタクシー40がユーザーの近くに存在することを通知するメッセージを端末装置20へ送信する。このメッセージを受信した端末装置20は、ユーザーへ配車されたタクシー40がユーザーの近くに存在することを報知するメッセージを表示する。
この構成によれば、端末装置20及び情報処理装置50に近距離無線通信の機能がなくても、ユーザーへ配車されたタクシー40がユーザーの近くに存在することを報知することができる。
上述した実施形態においては、近距離通信部26と近距離通信部56は、Bluetoothの通信規格に従った通信を行うが、近距離通信部26と近距離通信部56が従う通信規格は、Bluetoothの規格に限定されるものではない。例えば、IEEE802.11の通信規格に従った通信を行うものであってもよい。
近距離通信部26と近距離通信部56がIEEE802.11の通信規格に従った通信を行うものである場合、近距離通信部56は、無線LANのアクセスポイントとして機能する。この場合、配車装置10は、ユーザーに配車するタクシー40を選択すると、配車したタクシー40が搭載する情報処理装置50の近距離通信部56のssidを、配車メッセージに含めて端末装置20へ送信する。端末装置20は、受信した配車メッセージからssidを取得する。端末装置20は、アクセスポイントの探索を行い、アクセスポイントを見つけると、アクセスポイントである近距離通信部56のssidを取得する。端末装置20は、配車装置10から受信したssidと、近距離通信部56から受信したssidが一致すると、ユーザーへ配車されたタクシー40がユーザーの近くに存在することを報知するメッセージを表示する。
この構成でも、ユーザーへ配車されたタクシー40がユーザーの近くに存在することを報知することができる。
本発明においては、タクシー40に、当該タクシー40を配車されたユーザーが乗車しているか判定する際には、配車装置10は、賃走をしているタクシー40の位置の履歴から得られる移動軌跡と、当該タクシー40が配車されたユーザーの位置の履歴から得られる移動軌跡との類似度を求め、求めた類似度を用いて判定を行うようにしてもよい。なお、二つの移動軌跡の類似度を求める方法としては、例えば、https://www.ipsj.or.jp/award/9faeag0000004f4v-att/D_19.pdfに記載されている方法などがある。
配車装置10がユーザーに対して配車したタクシー40にユーザーが乗車していると、賃走しているタクシー40の移動軌跡と、位置データベースDB3から得られるユーザーの移動軌跡の類似度は、値が大となる。配車装置10は、求めた類似度が予め定められた閾値以上の場合、賃走をしているタクシー40に、当該タクシー40が配車されたユーザーXが乗車していると判定する。この方法によっても、ユーザーへ配車されたタクシー40にユーザーが乗車しているか判定することができる。
また、加速度を測定するセンサーを端末装置20と情報処理装置50が備える場合、端末装置20と情報処理装置50は、自装置の加速度(自装置の移動に関する物理量)を測定し、位置情報に替えて測定した加速度の情報を予め定められたタイミングで配車装置10へ送信する。配車装置10は、端末装置20から送信される加速度の情報を端末装置20のユーザーのユーザーID及び情報を受信した日時と対応付けて記憶し、情報処理装置50から送信される加速度の情報を、情報処理装置50を備えるタクシー40のタクシーID及び情報を受信した日時に対応付けて記憶する。そして、配車装置10は、ユーザーIDに対応付けて記憶した加速度の情報の履歴と、タクシーIDに対応付けて記憶した加速度の情報の履歴の類似度を求め、求めた類似度により、ユーザーへ配車されたタクシー40にユーザーが乗車しているか判定するようにしてもよい。
この方法によっても、ユーザーへ配車されたタクシー40にユーザーが乗車しているか判定することができる。
また、端末装置20や情報処理装置50は、加速度だけでなく、自装置の移動に関する物理量である速度や移動方向を測定し、速度や移動方向の履歴の類似度も用いて、ユーザーへ配車されたタクシー40にユーザーが乗車しているか判定するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、タクシー40が賃走を開始して予め定められた時間が経過した後、賃走をしているタクシー40に、当該タクシー40を配車されたユーザーが乗車しているか判定しているが、タクシー40が賃走を開始してからタクシー40が予め定められた距離を走行した後に、賃走をしているタクシー40に、当該タクシー40を配車されたユーザーが乗車しているか判定するようにしてもよい。
本発明においては、賃走をしているタクシー40に、当該タクシー40を配車されたユーザーが乗車しているか否か判定する処理は、賃走を開始してから予め定められた時間が経過するまでは実行しないようにしてもよい。また、賃走をしているタクシー40に、当該タクシー40を配車されたユーザーが乗車しているか否か判定する処理は、賃走を開始してからタクシー40が予め定められた距離を走行するまでは実行しないようにしてもよい。
各装置のプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、インストールしてもよい。また、通信回線を介してプログラムをダウンロードしてインストールしてもよい。
10…配車装置、11…制御部、12…記憶部、18…通信部、20、20A、20B…端末装置、21…制御部、22…記憶部、26…近距離通信部、27…測位部、28…通信部、40、40A、40B…タクシー、50…情報処理装置、51…制御部、52…記憶部、56…近距離通信部、57…測位部、58…通信部、60…タクシーメーター、101…第1受信部、102…配車部、103…演算部、104…判定部、105…第4送信部、106…第5送信部、201…第1送信部、202…第2送信部、203…第3受信部、204…第4受信部、205…報知部、501…第3送信部、502…第2受信部、503…表示制御部、504…第6送信部

Claims (8)

  1. 車両が配車されたユーザーの端末装置から当該端末装置の移動に応じて変化する情報として、当該端末装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記車両に搭載された情報処理装置から当該情報処理装置の移動に応じて変化する情報として、当該情報処理装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記端末装置から受信した前記識別情報と前記情報処理装置から受信した前記識別情報との類似度を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に応じて、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定手段と
    を有する配車装置。
  2. 前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車していないと前記判定手段が判定した場合、当該車両に搭載された前記情報処理装置が送信した前記識別情報との類似度が予め定められた閾値以上の前記識別情報を送信した端末装置を特定し、特定した端末装置から送信された目的地情報を、当該車両に搭載された前記情報処理装置へ送信する送信手段を有する
    請求項1に記載の配車装置。
  3. 前記端末装置が計る時刻と前記情報処理装置が計る時刻が同期し、
    前記端末装置が自装置の移動に応じて変化する前記識別情報を取得する時刻と、前記情報処理装置が自装置の移動に応じて変化する前記識別情報を取得する時刻が同じである
    請求項1又は請求項2に記載の配車装置。
  4. 前記端末装置から出発地を示す出発地情報と目的地を示す目的地情報を受信し、受信した出発地情報及び目的地情報を送信した端末装置のユーザーへ車両を配車する配車手段
    を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配車装置。
  5. 前記配車手段により前記ユーザーへ配車された車両に搭載された前記情報処理装置の識別子を当該ユーザーの端末装置へ送信する識別子送信手段を有し、
    当該ユーザーの端末装置は、前記識別子送信手段から送信された識別子を受信する識別子受信手段を有し、前記識別子受信手段で受信した識別子と、前記情報処理装置から近距離無線通信により取得した識別子との比較結果により、当該ユーザーに配車された車両の近接を検知する
    請求項4に記載の配車装置。
  6. 自装置の移動に応じて変化する情報として、自装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を所定の周期で送信する第1通信手段を有する複数の端末装置と、
    自装置の移動に応じて変化する情報として、自装置が受信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を所定の周期で送信する第2通信手段を有し、複数の車両のそれぞれに搭載される情報処理装置と、
    前記第1通信手段が送信した前記識別情報と、前記第2通信手段が送信した前記識別情報を受信し、前記第1通信手段から送信された前記識別情報と前記第2通信手段から送信された前記識別情報との類似度を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に応じて、前記情報処理装置が搭載された車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定手段と
    を有する配車装置と
    を備える配車システム。
  7. 車両が配車されたユーザーの端末装置から当該端末装置の移動に応じて変化する情報として、当該端末装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記車両に搭載された情報処理装置から当該情報処理装置の移動に応じて変化する情報として、当該情報処理装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記端末装置から受信した前記識別情報と前記情報処理装置から受信した前記識別情報との類似度を演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの演算結果に応じて、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定ステップと
    を有する配車方法。
  8. コンピュータを、
    車両が配車されたユーザーの端末装置から少なくとも、当該端末装置の移動に応じて変化する情報として、当該端末装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記車両に搭載された情報処理装置から当該情報処理装置の移動に応じて変化する情報として、当該情報処理装置が通信した無線通信のアクセスポイントを識別する識別情報を受信し、前記端末装置から受信した前記識別情報と前記情報処理装置から受信した前記識別情報との類似度を演算する演算手段と、
    前記演算手段の演算結果に応じて、前記車両へ前記端末装置のユーザーが乗車しているか判定する判定手段
    として機能させるためのプログラム。
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