JP6472718B2 - ブレーキ装置 - Google Patents

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本発明は、車両に制動力を付与するブレーキ装置に関する。
一般に、自動車等の車両に設けられるブレーキ装置は、車両の非回転部に固定されロータの外周側を跨いで形成される取付部材と、前記取付部材に前記ロータ軸方向へ移動可能に設けられたキャリパと、前記キャリパの両端に設けられ、該キャリパを移動可能にする一対のスライドピンと、前記取付部材に移動可能に取り付けられ、前記キャリパにより前記ロータの両面に押圧される一対のパッドとを備えている。そして、キャリパに設けられたピストンがパッドを押圧することにより、車両に制動力を付与している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−340056号公報
ところで、特許文献1によれば、パッドをロータの回出側に移動させて、ロータの回出側でのピストンとパッドとの接触面積をロータの回入側でのピストンとパッドとの接触面積よりも大きくすることで、ブレーキ鳴きを低減している。
しかし、パッドとピストンとの接触面圧をロータ回出側と回入側とで異ならせているので、ピストンに偏力が生じることになる。その結果、パッド、ピストン、シリンダ、シリンダ内部の部品等に圧痕および偏摩耗が生じる虞がある。
本発明の目的は、ブレーキ鳴きおよびパッドの偏摩耗を低減することができるブレーキ装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明のブレーキ装置は、車両の非回転部に固定されロータの外周側を跨いで形成される取付部材と、前記取付部材にロータ軸方向へ移動可能に設けられたシリンダボディと、前記シリンダボディの両端に設けられ、該シリンダボディを移動可能にする一対のスライドピンと、前記取付部材に移動可能に取り付けられ、前記シリンダボディにより前記ロータの両面に押圧される一対のパッドと、前記シリンダボディを該シリンダボディが前記一対のパッドを押圧するのに先立って、前記車両の進行方向に応じたロータ回転方向へ移動させる移動手段とを備えている。
本発明によれば、ブレーキ鳴きを低減させることができると共に、パッドの寿命を向上させることができる。
本実施形態によるディスクブレーキを一部破断して示す平面図。 図1中のディスクブレーキを矢示II−II方向からみた背面図。 図1中のディスクブレーキを矢示III−III方向からみた側面図。 図1中の取付枠を一部破断して示すブレーキシステムの構成図。 車両が前進しているときのキャリパの位置を示す一部破断の正面図。 車両が後進しているときのキャリパの位置を示す一部破断の正面図。 ディスクブレーキを分解して示す分解斜視図。 変形例によるブレーキシステムの構成図。
以下、本実施形態によるブレーキ装置としてのディスクブレーキを図1ないし図7に従って詳細に説明する。
図1に示すロータ(ディスク)1は、例えば、車両が前進方向に走行するときに車輪(図示せず)と共に図1中の矢示A方向に回転し、車両が後進するときには矢示B方向に回転する。なお、本実施形態では、図1中の左,右方向をロータ回転方向、上,下方向をロータ軸方向、紙面に対して垂直な方向(図2中の上,下方向)をロータ径方向として説明する。
取付部材2は、車両の非回転部に固定されロータ1の外周側を跨いで形成されている。図1ないし図3、図7に示すように、取付部材2は、ロータ回転方向(周方向)に離間してロータ1の外周を跨ぐようにロータ軸方向に延びた一対の腕部2Aと、該各腕部2Aの基端側を一体化するように連結して設けられ、ロータ1のインナ側となる位置で車両の非回転部に固定される厚肉の支承部2B等とを含んで構成されている。
また、取付部材2には、ロータ1のアウタ側となる位置で腕部2Aの先端側を互いに連結する補強ビーム2Cが形成されている。これにより、取付部材2の各腕部2Aは、ロータ1のインナ側で支承部2Bにより一体的に連結されると共に、アウタ側で補強ビーム2Cにより一体的に連結されている。また、各腕部2Aには、ロータ軸方向に延びるピン穴2Dがそれぞれ設けられている。これらのピン穴2D内には、スライドピン10が摺動可能に挿嵌される。
図7に示すように、取付部材2の各腕部2Aのうちロータ軸方向の中間部には、ロータ1の外周(回転軌跡)に沿って弧状に延びるディスクパス部2Eが形成されている。そして、取付部材2のうちディスクパス部2Eの両側(ロータ軸方向に関する両側)には、インナ側,アウタ側のパッドガイド2Fがそれぞれ形成されている。各パッドガイド2Fは、断面コ字形状をなす凹溝として形成され、パッド12が摺動変位する方向、即ち、ロータ軸方向に延びている。この場合、各パッドガイド2Fには、パッド12の各耳部13Aが例えばパッドスプリング(図示せず)を介してそれぞれ嵌合される。
キャリパ3は、取付部材2にロータ軸方向へ移動可能に設けられている。このキャリパ3は、本発明のシリンダボディを構成している。キャリパ3は、ロータ1のインナ側に設けられたインナ脚部3Aと、取付部材2の各腕部2A間でロータ1の外周側を跨ぐようにインナ脚部3Aからロータ1の他側であるアウタ側へと延設されたブリッジ部3Bと、該ブリッジ部3Bの先端側であるアウタ側からロータ径方向内向きに延びたアウタ脚部3Cと、インナ脚部3Aに形成されたシリンダ部3Dと、インナ脚部3Aのシリンダ部3Dから両側に突出した2個のピン取付部3Eとにより構成されている。
シリンダ部3Dには、ロータ軸方向に摺動可能に挿嵌されたピストン4が設けられている。また、シリンダ部3Dは、油圧管路5を介してブレーキマスタシリンダ6に接続されている(図4参照)。ピストン4は、ブレーキマスタシリンダ6からシリンダ部3Dに圧油が供給されることにより、アウタ脚部3C側に向けて突出してアウタ側のパッド12を押圧する。
図4に示すように、シリンダ部3Dの外周側で車両前進時におけるロータ回転方向の回出側には、プッシャ受け3D1が形成されている。プッシャ受け3D1は、後述のプッシャ21に対応する位置に形成され、プッシャ21により押圧される部分である。また、シリンダ部3Dの外周側で車両前進時におけるロータ回転方向の回入側には、ばね受け3D2が形成されている。ばね受け3D2は、シリンダ部3Dからロータ回転方向外側に向けて突出し、後述のばね26が取付けられる部分である。
キャリパ3は、各ピン取付部3Eとスライドピン10とを介して取付部材2の各腕部2Aにロータ軸方向に移動可能に支持されている。また、各ピン取付部3Eには、ロータ回転方向に延びる長孔3Fがロータ軸方向に貫通して形成されている。長孔3F内には、ブッシュ7が圧入等により設けられている。キャリパ3は、長孔3Fに挿通されたボルト8、カラー9に対してロータ回転方向に相対移動可能となっている。この場合、カラー9は、内側に挿通されたボルト8と一緒に長円形状をなすブッシュ7内をロータ回転方向に摺動状態に移動する。これにより、キャリパ3をロータ回転方向に滑らかに移動させることができる。即ち、キャリパ3は、ロータ軸方向およびロータ回転方向に移動可能となっており、ロータ径方向の移動が規制されている。
スライドピン10は、キャリパ3の両端側に設けられ、キャリパ3をロータ軸方向に移動可能に支持するものである。各スライドピン10は、キャリパ3の各ピン取付部3Eにそれぞれボルト8を用いて締結されている。各スライドピン10の先端側は、取付部材2の各腕部2Aのピン穴2Dに向けて延びており、取付部材2の各ピン穴2D内に摺動可能に挿嵌されている。この場合、スライドピン10は、車両のブレーキ操作時にピン穴2D内をインナ側に向けてスライド移動し、キャリパ3全体を取付部材2の腕部2Aに対してインナ側に摺動変位させる。
保護ブーツ11は、各腕部2Aと各スライドピン10との間にそれぞれ取付けられ、例えばゴム等の弾性材料により蛇腹状の筒体として形成されている。保護ブーツ11は、ピン穴2Dとスライドピン10との摺動面を保護する。また、保護ブーツ11は、スライドピン10の外周側に弾性的に摺接し、これにより、ピン穴2D内でのスライドピン10のがたつき等を抑制している。
インナ側のパッド12とアウタ側のパッド12は、ロータ1の両面に対向して配置され取付部材2に移動可能に取り付けられている。各パッド12は、ロータ1の回転方向(周方向)に略扇形状をなして延びる平板状の裏板13と、該裏板13の表面に固着して設けられロータ1の表面に摩擦接触する摩擦材としてのライニング14(図1でインナ側のみ図示)等とにより構成されている。
パッド12の裏板13は、ロータ1の回転方向両側に位置する側面部に凸形状をなした耳部13Aを有している。各耳部13Aは、取付部材2のパッドガイド2Fに凹凸嵌合されるものであり、これにより、パッド12は、ロータ1の軸方向に移動可能となり、キャリパ3およびピストン4によりロータ1の両面に押圧される。換言すると、一対のパッド12は、シリンダボディによりロータ1の両面に押圧される。
次に、本実施形態で用いられるキャリパ3の移動手段15について説明する。
移動手段15は、キャリパ3を車両の進行方向に応じたロータ回転方向へ移動させるものである。この場合、移動手段15は、キャリパ3およびピストン4がパッド12をロータ1に向けて押圧するのに先立ってキャリパ3を移動させる。即ち、移動手段15は、キャリパ3およびピストン4がパッド12をロータ1に向けて押圧させるよりも前に、キャリパ3をロータ1の回出側に向けて移動させるものである。そして、移動手段15は、取付枠16、プッシャ21、切換弁23、アキュムレータ24、指令装置25、ばね26等を含んで構成されている。
アーチ状の取付枠16は、各ピン取付部3Eよりもインナ側に配設されている。この取付枠16は、ボルト8によりピン取付部3Eを介してスライドピン10に支持されている。そして、図2、図7に示すように、取付枠16は、ばね支持部17と、プッシャ支持部18と、連結部19とにより略アーチ状に形成されている。
ばね支持部17は、車両前進時のロータ回入側に配設されている。このばね支持部17は、ボルト8を用いてスライドピン10に連結された状態で、ワッシャ20を介してピン取付部3Eに対してロータ回転方向に摺接する。ばね支持部17は、ロータ径方向に延びる柱状体に形成され、ピン取付部3Eの長孔3Fに対応する位置にボルト8が挿通するボルト挿通孔17Aが設けられている。ばね支持部17のロータ回転方向内面17Bには、ロータ回転方向に凹設されたスプリング取付穴17Cがシリンダ部3Dのばね受け3D2に対応する位置に形成されている。
プッシャ支持部18は、車両前進時のロータ回出側に配設されている。このプッシャ支持部18は、ボルト8を用いてスライドピン10に連結された状態で、ワッシャ20を介してピン取付部3Eに対してロータ回転方向に摺接する。プッシャ支持部18は、ロータ径方向に延びる柱状体に形成され、ピン取付部3Eの長孔3Fに対応する位置にボルト8が挿通するボルト挿通孔18Aが設けられている。プッシャ支持部18のうちボルト挿通孔18Aよりもロータ径方向内側でキャリパ3のプッシャ受け3D1に対応する位置には、ロータ回転方向に開口するプッシャ摺動穴18Bが設けられている。
連結部19は、シリンダ部3Dのロータ回転方向外側を跨いだ状態でばね支持部17とプッシャ支持部18との間を連結している。この連結部19は、略円弧状に形成され、取付枠16を補強する補強部材として構成されている。
プッシャ21は、プッシャ支持部18のプッシャ摺動穴18Bに摺動可能に挿嵌されている。このプッシャ21は、プッシャ摺動穴18Bと共にロータ1が車両の後進方向へ回転している場合に、キャリパ3を後進方向へ移動させる機構である。即ち、プッシャ21は、伸長側に作動することによりキャリパ3のプッシャ受け3D1を押圧し、キャリパ3を車両後進時のロータ回出側に向けて移動させるものである。プッシャ21は、プッシャ支持部18、プッシャ摺動穴18Bと共に油圧シリンダ(リニアアクチュエータ)を構成している。
図4に示すように、切換弁23は、油圧管路22を介して取付枠16のプッシャ摺動穴18Bに接続されている。切換弁23は、例えば電磁式切換弁からなり、後述の指令装置25からの指令信号により、プッシャ摺動穴18Bを図示しないリザーバタンクまたはアキュムレータ(蓄圧器)24に接続させる。
指令装置25は、切換弁23に対する切換指令を出力するものである。一例として、指令装置25は、例えば運転者がシフトレバー(図示せず)をバックギヤ(後進側)に入れたときに、切換弁23を切換える指令信号を出力してアキュムレータ24からの圧油を取付枠16のプッシャ摺動穴18Bに供給させる。これにより、プッシャ支持部18に設けられたプッシャ21は、キャリパ3のプッシャ受け3D1に向けて突出するように作動され、キャリパ3をばね26に抗して図1中の矢示B方向に移動させることができる。
一方、指令装置25は、上記以外のとき、例えば運転者がシフトレバーをドライブ(前進側)に入れたときに、切換弁23を初期の戻り位置に復帰させ、プッシャ21側の圧油をタンク(リザーバタンク)へと排出させる。これにより、プッシャ21は、ばね26によりプッシャ摺動穴18B内へと押戻され、キャリパ3が図1中の矢示A方向に移動するのを許す。
ばね26は、キャリパ3のばね受け3D2と取付枠16のスプリング取付穴17Cとの間に設けられたものである。このばね26は、ロータ1が車両の前進方向へ回転している場合に、キャリパ3を前進方向(図1中の矢示A方向)へ移動させるもので、本発明の弾性体を構成している。即ち、ばね26は、キャリパ3を車両前進時のロータ回出側(図1中の矢示A方向)に常時付勢している。なお、ばね26に代えて、例えばゴム等の弾性体、空気ばね等を用いてもよい。
本実施形態によるブレーキ装置は、上述の如き構成を有するもので、次にその作動について説明する。
まず、車両のブレーキ操作時には、キャリパ3のシリンダ部3Dにブレーキマスタシリンダ6からブレーキ液圧を供給することによりピストン4をロータ1に向けて摺動変位させ、これにより、インナ側のパッド12をロータ1の一側面に押圧する。このときに、キャリパ3はロータ1からの押圧反力を受けるため、キャリパ3全体が取付部材2の腕部2Aに対してインナ側に摺動変位し、アウタ脚部3Cがアウタ側のパッド12をロータ1の他側面に押圧する。
これにより、インナ側とアウタ側のパッド12は、図1中の矢示A方向(車両の前進時)に回転しているロータ1を、両者の間で軸方向両側から強く挟持することができ、このロータ1に制動力を与えることができる。そして、ブレーキ操作を解除したときには、シリンダ部3Dへの液圧供給が停止され、インナ側とアウタ側のパッド12がロータ1から離間し、再び非制動状態になる。
ところで、上述した特許文献1では、パッドをロータの回出側に移動させることにより、ロータ回出側でのパッドとロータとの接触面圧をロータ回入側よりも大きくしてブレーキ鳴きを低減している。この場合、パッドとピストンとの接触面圧をロータ回出側と回入側とで異ならせているので、ピストンに偏力が生じることになる。その結果、パッド、ピストン、シリンダ等に圧痕および偏摩耗が生じる虞がある。
そこで、本実施形態によるブレーキ装置は、キャリパ3およびピストン4が一対のパッド12を押圧するのに先立って、キャリパ3を車両の進行方向に応じたロータ回転方向へ移動させる移動手段15を備えることとした。以下、キャリパ3の移動について説明する。
図5に示すように、ロータ1が車両の前進方向へ回転している場合(車両の前進時)には、プッシャ21は作動せず、ばね26がキャリパ3を押圧する。この場合、キャリパ3は、ピン取付部3Eに形成された長孔3Fに挿通されたボルト8、カラー9に対して車両前進時のロータ回出側(図1中の矢示A方向)へと相対移動し、その状態が保持される。従って、車両の前進時には、ピストン4がパッド12のロータ回転方向の中心よりもロータ回出側にずれている。
一方、図6に示すように、ロータ1が車両の後進方向へ回転している場合(車両の後進時)には、指令装置25から切換弁23を切換える指令信号が出力される。切換弁23は、この指令信号によりアキュムレータ24と取付枠16のプッシャ摺動穴18Bとを接続する。これにより、アキュムレータ24からプッシャ摺動穴18Bに圧油が供給され、プッシャ21をばね26の付勢力に抗して伸長させることができる。
その結果、キャリパ3は、ピン取付部3Eに形成された長孔3Fに挿通されたボルト8、カラー9に対して車両後進時のロータ回出側(図1中の矢示B方向)へと相対移動し、その状態が保持される。従って、車両の後進時におけるピストン4の位置は、車両の前進時におけるピストン4の位置(図6中の二点鎖線で示した位置)から寸法Lだけ車両後進時のロータ回出側に移動される。その結果、車両後進時には、ピストン4がパッド12のロータ回転方向の中心よりもロータ回出側にずれている。
そして、運転者がブレーキ操作をすると、ブレーキマスタシリンダ6からキャリパ3のシリンダ部3Dに圧油が供給され、ピストン4をロータ1に向けて摺動変位させることができる。
ところで、ピストン4がパッド12の中央部を押圧している場合には、パッド12の回入側に強い力がかかり、パッド12の回出側が揺れてブレーキ鳴きが発生する虞がある。特に、緩制動時には、パッド12の状態が不安定となり、ブレーキ鳴きが発生しやすくなる。
しかし、本実施形態では、車両の前進時および後進時に基づいて、キャリパ3をロータ回出側に移動させているので、ピストン4をパッド12のロータ回出側に押圧させることができる。これにより、ピストン4は、パッド12全体を均一に押圧することができるので、パッド12の揺れ(がたつき)を抑制することができ、ひいてはブレーキ鳴きを低減させることができる。
また、ロータ1とパッド12(ライニング14)との面圧を均一にすることができるので、ライニング14の偏摩耗を抑制することができる。これにより、ライニング14の寿命を向上させることができる。さらに、ピストン4は、パッド12全体を均一に押圧するので、キャリパ3のシリンダ部3D、ピストン4等に偏力による圧痕等が生じるのを低減することができる。
なお、上述した実施形態では、アキュムレータ24から取付枠16のプッシャ摺動穴18Bに圧油を供給することにより、プッシャ21を作動させてキャリパ3を押圧した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図8に示すように、指令装置31と電気的に接続されたプッシャとしての電磁ソレノイド32(リニアアクチュエータ)によりキャリパ3を押圧させてもよい。また、モータとボールねじとによるリニアアクチュエータの直動作動によりキャリパ3を押圧させてもよい。
また、上述した実施形態では、運転者がシフトレバーをバックギヤに入れたときに、プッシャ21を伸長側に作動させる場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば運転者がシフトレバーをバックギヤに入れ、かつブレーキストロークセンサにより運転者がブレーキペダル(いずれも図示せず)を操作したことを検出することによりプッシャ21を伸長側に作動させてもよい。また、車体にロータ1の回転方向を検出可能な回転センサを設けて、この回転センサの検出値により車両の後進状態を検出して、プッシャ21を作動させてもよい。
また、上述した実施形態では、車両の前進時には、ばね26によりキャリパ3をロータ回出側に位置させ、車両の後進時には、プッシャ21を伸長側に作動させてキャリパ3を移動させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば車両の前進時には、プッシャを伸長側に作動させてキャリパをロータ回出側に位置させ、車両の後進時には、ばねによりキャリパを移動させてもよい。
さらに、上述した実施形態では、車両の後進時にプッシャ21を伸長側に作動させてキャリパ3を移動させた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば車両の速度に応じてプッシャ21の作動量(伸縮量)を変化させてもよい。これにより、ピストン4がパッド12を押圧する位置を車両の速度により制御することができ、種々の車両の状態に対応することができる。
1 ロータ
2 取付部材
3 キャリパ(シリンダボディ)
10 スライドピン
12 パッド
15 移動手段
16 取付枠
21 プッシャ
26 ばね

Claims (2)

  1. 車両の非回転部に固定されロータの外周側を跨いで形成される取付部材と、
    前記取付部材にロータ軸方向へ移動可能に設けられたシリンダボディと、
    前記シリンダボディの両端に設けられ、該シリンダボディを移動可能にする一対のスライドピンと、
    前記取付部材に移動可能に取り付けられ、前記シリンダボディにより前記ロータの両面に押圧される一対のパッドと、
    前記シリンダボディを該シリンダボディが前記一対のパッドを押圧するのに先立って、前記車両の進行方向に応じたロータ回転方向へ移動させる移動手段と、を備えるブレーキ装置。
  2. 前記移動手段は、前記ロータが前記車両の前進方向へ回転している場合に前記シリンダボディを該前進方向へ移動させる弾性体と、前記ロータが前記車両の後進方向へ回転している場合に前記シリンダボディを該後進方向へ移動させる機構と、を備える請求項1に記載のブレーキ装置。
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