JP6472360B2 - ワーク組立方法 - Google Patents

ワーク組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6472360B2
JP6472360B2 JP2015185216A JP2015185216A JP6472360B2 JP 6472360 B2 JP6472360 B2 JP 6472360B2 JP 2015185216 A JP2015185216 A JP 2015185216A JP 2015185216 A JP2015185216 A JP 2015185216A JP 6472360 B2 JP6472360 B2 JP 6472360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust port
core
workpiece
port core
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015185216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017056484A (ja
Inventor
智樹 清岡
智樹 清岡
真一 栗山
真一 栗山
荘一郎 ▲高▼橋
荘一郎 ▲高▼橋
悠介 三穂
悠介 三穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015185216A priority Critical patent/JP6472360B2/ja
Publication of JP2017056484A publication Critical patent/JP2017056484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6472360B2 publication Critical patent/JP6472360B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

本発明は、被挿入ワークの内部に形成される空間を通して挿入ワークを目標位置に配置するワーク組立方法に関する。
従来から、ロボット等によりワークを目標位置に自動で配置する技術が知られている。この種の技術を開示するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、自動組付け装置において、部品およびワークの少なくとも一方を、部品とワークとが接触した状態で移動させる移動部と、ワークに対する部品の接触圧を検出する接触圧検出部と、接触圧に基づいて部品の組付けの進捗度を評価する評価部と、評価の結果に基づき、移動部による移動の量を設定する設定部とを備える構成が開示されている。
特開2012−86341号公報
ところで、被挿入ワークの内部空間の目標位置まで挿入ワークを挿入する場合、挿入ワークが被挿入ワークの内部に接触するおそれがある。そのため、移動させる対象の挿入ワークが損傷しやすい材料で構成されるもの、例えば、砂中子の被挿入ワークへの組付作業は人手で行われていた。特許文献1に開示されるような自動化技術を用いることも考えられるが、挿入ワークを被挿入ワークに接触させたまま目標位置に移動させると、挿入ワークが被挿入ワークに干渉してしまい、挿入ワークの損傷させたくない部分がダメージを受けるおそれがある。このように、従来の自動化技術には、被挿入ワークの目標位置まで挿入ワークを挿入する場合において、挿入ワークの損傷を防止するという観点から改善の余地があった。
本発明は、挿入ワークの損傷を確実に防止しつつ、被挿入ワークの内部空間の目標位置まで挿入ワークを自動搬送できるワークの組立方法を提供することを目的とする。
本発明は、被挿入ワーク(例えば、後述のウォータージャケット中子1)の内部空間(例えば、後述の内部空間50)を通して挿入ワーク(例えば、後述の排気ポート中子10)を目標位置(例えば、後述の目標位置100)に配置するワーク組立方法であって、前記挿入ワークの一側を把持装置(例えば、後述の把持装置40)で把持する把持工程と、前記把持装置により、前記挿入ワークの他側に設けられる当接部(例えば、後述の先端側幅木部15)を前記被挿入ワークの内底部(例えば、後述の内底部55)に当接させた状態で前記挿入ワークを挿入する挿入工程と、前記内部空間における前記目標位置の手前に設定される所定位置(例えば、後述の所定位置110)で前記当接部と前記内底部の接触を解除する離間工程と、前記被挿入ワークに干渉しない状態を維持しながら前記所定位置から前記目標位置まで前記挿入ワークを移動させる配置工程と、を含むワーク組立方法に関する。
これにより、損傷させたくない部分を考慮して当接部の位置を設定し、該当接部を内底部に接触させることにより、挿入ワークにおける当接部とは別の損傷させたくない部分と被挿入ワークにおける内部空間を形成する部分との間のクリアランスを大きく確保できる。従って、挿入ワークの挿入過程における挿入ワークと被挿入ワークとの干渉によって挿入ワークの損傷させたくない部分がダメージを受ける事態を確実に防止できる。また、目標位置の手前の所定位置で挿入ワークの当接部と被挿入ワークの内底部の接触が解除されるので、所定位置から目標位置に移動する間に挿入ワークが被挿入ワークに引っ掛かる事態も防止され、目標位置まで挿入ワークをスムーズに移動させることができる。
前記挿入工程では、前記当接部による前記内底部への荷重が一定になるように、前記挿入ワークの一側を支持する力を前記把持装置によって調整する制御が行われ、前記離間工程では、前記把持装置の制御が切り替えられ、前記配置工程では、前記挿入ワークの姿勢が維持されるように前記把持装置が制御されることが好ましい。
これにより、当接部による内底部への荷重を一定にすることにより、内部空間における挿入ワークの移動を安定させることができる。また、離間工程で当該制御が切り替えられ、配置工程では挿入ワークの姿勢を維持することにより、所定位置から目標位置への移動時に挿入ワークの姿勢が変化して被挿入ワークに接触する事態を防止できる。
前記被挿入ワーク及び前記挿入ワークの何れか又は両方が鋳造で用いられる組立中子であって、前記当接部は、前記挿入ワークにおける中子としての所要寸法から突出した部分であり、前記目標位置にセットされる部分(例えば、後述の先端側幅木部15)であることが好ましい。
これにより、中子における鋳造品の形状に影響しない部分を内底部に接触する当接部とすることで、挿入ワークにおける鋳造製品の形状に影響する重要な部分の損傷を防止でき、鋳造品の品質を向上させることができる。
本発明によれば、挿入ワークの損傷を確実に防止しつつ、被挿入ワークの内部空間の目標位置まで挿入ワークを自動搬送できるワークの組立方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係るワーク組立方法で組み立てられるウォータージャケット中子及び排気ポート中子を示す斜視図である。 ウォータージャケット中子の内部を模式的に示した一部断面図である。 本実施形態のワーク組立方法を実行する組立システムを示すブロック図である。 本実施形態の組立システムが備える把持装置を示す斜視図である。 排気ポート中子の挿入開始時の様子を模式的に示す図である。 排気ポート中子を内底部に接触させる様子を模式的に示す図である。 排気ポート中子を内部空間の奥に移動させる様子を模式的に示す図である。 排気ポート中子を所定位置に移動させたところで、把持装置の制御をトルク制御から位置決め制御に切り替える様子を模式的に示す図である。 排気ポート中子を所定位置から目標位置にセットする様子を模式的に示す図である。
以下、本発明のワーク組立方法の好ましい一実施形態として、被挿入ワークとしてのウォータージャケット中子1に、挿入ワークとしての排気ポート中子10を組み付ける方法について図面を参照して説明する。
まず、組立対象となるウォータージャケット中子1及び排気ポート中子10について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るワーク組立方法で組み立てられるウォータージャケット中子1及び排気ポート中子10を示す斜視図である。図2は、ウォータージャケット中子1の内部を模式的に示した一部断面図である。なお、図2において、X方向は、水平方向であって把持装置40が排気ポート中子10を挿入する方向である。Y方向は水平方向であってX方向に直交する方向である。Z方向はX方向及びY方向に直交する上下方向を示す。
ウォータージャケット中子1は、エンジンを構成するシリンダブロックの鋳造に用いられるものであり、ウォータージャケット部分を形成するための砂中子である。ウォータージャケット中子1に排気ポートを形成するための砂中子である排気ポート中子10がセットされる。また、ウォータージャケット中子1における排気ポート中子10が差し込まれる側と反対側には、吸気ポートを形成するための砂中子である吸気ポート中子5がセットされる。排気ポート中子10及び吸気ポート中子5がセットされたウォータージャケット中子1が鋳造型の内部に設置され、鋳造が行われる。
排気ポート中子10は、複数のポート部12を有する。複数の排気ポート中子10が合流する排気ポート中子10の一側としての基端側には、基端側幅木部16が設けられる。排気ポート中子10における製品形状を鋳造するために必要とされる所要部分を基端側に延長して形成した部分である。
ポート部12の他側としての先端側の下部には先端側幅木部15が設けられる。先端側幅木部15は、排気ポート中子10における製品形状を鋳造するために必要とされる所要部分を先端側に延長して形成した部分である。なお、基端側幅木部16の下面には、後述の把持装置40によって把持されるための複数の凹部13が形成される(図5A〜図5E参照)。
図2に示すように、ウォータージャケット中子1には、排気ポート中子10がセットされる内部空間50が形成されている。内部空間50は、排気ポート中子10の挿入口となる開口部51から排気ポート中子10が設置される目標位置100まで連通しており、挿入方向に細長くなっている。この内部空間50が排気ポート中子10の挿入経路となる。
本実施形態では、図2の鎖線に示すように、組立システム20により排気ポート中子10が開口部51から内部空間50を通じて目標位置100の台部60まで自動搬送される。次に、組立システム20の概要について説明する。図3は、本実施形態のワーク組立方法を実行する組立システム20を示すブロック図である。図4は、本実施形態の組立システム20が備える把持装置40を示す斜視図である。
図3に示すように、組立システム20は、搬送装置21と、該搬送装置21に取り付けらえる把持装置40と、搬送装置21及び把持装置40の各種の制御を行う制御部90と、を備える。
搬送装置21は、先端側に排気ポート中子10を把持する把持装置40が連結され、該把持装置40を搬送する。制御部90に接続されるコントローラ22を介して搬送装置21の動きが制御され、把持装置40の位置を制御する。本実施形態の搬送装置21は、アーム型のロボットである。なお、搬送装置21は、アーム型以外のものでもよく、事情に応じて適宜変更することができる。
把持装置40について説明する。図4に示すように、把持装置40は、把持ユニット41と、サーボモータ42と、荷重センサ43と、を備える。
把持ユニット41は、排気ポート中子10の基端側幅木部16を把持するグリッパ型の直動シリンダである。図5Aから図5Eは、把持ユニット41により把持された排気ポート中子10がウォータージャケット中子1の内部空間50に挿入される様子を段階的に示す図である。
図5Aから図5Eに示すように、本実施形態の把持ユニット41は、把持ベース44と、把持ベース44に配置される複数の把持爪45と、基端側幅木部16の上面の一部に接触する上側接触部47と、を備える。
サーボモータ42は、把持ユニット41による排気ポート中子10の把持位置及びトルクの調整が可能なモータである。このサーボモータ42の出力軸としての回転軸46が把持ユニット41に連結されている。把持ユニット41は、回転軸46の回転によってその位置や向きが調整される。即ち、回転軸46を介して伝達されるサーボモータ42のトルクによって把持ユニット41の位置が保持され、把持ユニット41に把持される排気ポート中子10の位置が決まる。
荷重センサ43は、上下方向(Z方向)及び左右方向(Y方向)の力を検出する力覚センサである(図2参照)。荷重センサ43は、制御部90に電気的に接続されており、荷重センサ43の検出信号は制御部90に送信される。この荷重センサ43の検出信号に基づいて制御部90は、排気ポート中子10と内底部55の接触を検出する。
制御部90は、サーボモータ42及び搬送装置21の駆動を制御して排気ポート中子10の位置を調整するコントローラである。制御部90は、サーボアンプ(図示省略)を介してサーボモータ42を駆動制御するとともに、コントローラ22を介して搬送装置21を駆動制御する。
本実施形態では、制御部90により、所定のタイミングで把持装置40の制御が位置決め制御からトルク制御又はトルク制御から位置決め制御に切り替えられる。
位置決め制御は、排気ポート中子10の角度を決めるための角度制御である。この位置決め制御では、サーボモータ42の制御により、回転軸46を介して把持ユニット41で把持される排気ポート中子10の姿勢が所定の角度に調整される。
トルク制御は、挿入過程において、排気ポート中子10の先端側幅木部15による内底部55への荷重を調整するための制御である。このトルク制御では、サーボモータ42のトルク出力を調整することで、先端側幅木部15が内底部55に与える荷重が一定に調整される。
次に、図5Aから図5Eを参照し、組立システム20による排気ポート中子10のウォータージャケット中子1内部への自動組付について段階的に説明する。
図5Aは、排気ポート中子10の挿入開始時の様子を模式的に示す図である。図5Aに示すように、把持装置40によってパレット(図示省略)にセットされている排気ポート中子10をピックアップする。
複数の把持爪45が基端側幅木部16の下面に形成される複数の凹部13にそれぞれ嵌合した上で、上側接触部47が基端側幅木部16の上面に接触した状態となる。これにより、X方向、Y方向及びZ方向で排気ポート中子10が位置決めされた状態となる。
制御部90は、把持装置40の制御を位置決め制御に変更する。挿入時の位置決め制御では、排気ポート中子10の先端側が上がるように角度α(例えば、6.0度)だけ排気ポート中子10の基端側を下側に傾ける。図5Aの鎖線に示すように、排気ポート中子10と内底部55とのクリアランスd1が維持された状態で、排気ポート中子10の先端を開口部51から挿入する。挿入開始時に、排気ポート中子10の先端側を上げることで、排気ポート中子10を開口部51に接触させることなくスムーズに内部空間50に導入することができる。
図5Bは、排気ポート中子10を内底部55に接触させる様子を模式的に示す図である。図5Bに示すように、開口部51側から所定距離をあけた位置で排気ポート中子10の先端側幅木部15の下部を内底部55に接触させる。このように、本実施形態では、先端側幅木部15の下部が、排気ポート中子10の挿入過程において、内部空間50の内底部55に接触する当接部として機能する。これにより、排気ポート中子10の上部と、ウォータージャケット中子1の内部空間50を形成する上部56と、の間の隙間(例えば、図5Bのd2)を大きく確保できる。
制御部90は、荷重センサ43の検出信号に基づいて内底部55(排気ポート中子10)と内底部55の接触を検出する。接触を検出した制御部90は、把持装置40の制御を位置決め制御からトルク制御に切り換える。
本実施形態のトルク制御は、重量バランスを考慮して行われる。ここで、トルク制御の力学モデルについて説明する。図5Bに示す符号は以下の通りである。L(mm)は、支持点200から先端側幅木部15と内底部55の接触点220までの水平方向の距離を示す。Lg(mm)は、排気ポート中子10の基端側の支持点200から排気ポート中子10の重心210までの水平方向の距離を示す。Nm(N)は、把持ユニット41と排気ポート中子10で生じる荷重を示す。Nm’(N)は、重心210にかかる荷重を示す。Nw(N)は、把持装置40及び排気ポート中子10による内底部55にかけたい荷重を示す。
接触点に必要な力を仮想的な力をN(N)とし、把持ユニット41に要求されるトルク値をT(N・m)とする。把持ユニット41と排気ポート中子10で生じる荷重は、重心210に掛かる荷重を求めることで、Nm=Nm’×(Lg/L)により求められる。接触点220に掛けたい荷重は、N=Nm−Nwとなるので、把持ユニット41に要求されるトルク値T(N・m)は、T=(N×L)/1000によって求めることができる。
本実施形態のトルク制御では、サーボモータ42のトルク出力を一定に制御することにより、排気ポート中子10の先端側幅木部15によるウォータージャケット中子1の内底部55への接触荷重が一定になる。
図5Cは、排気ポート中子10を内部空間50の奥に移動させる様子を模式的に示す図である。図5Cに示すように、トルク制御によってウォータージャケット中子1に与える荷重が均一に維持されつつ、内底部55の奥側に設定される所定位置110まで排気ポート中子10が移動する。所定位置110は、内底部55の奥側の端部から所定距離あけた位置に設定される。なお、この排気ポート中子10の移動は、把持装置40を支持する搬送装置21によって主に行われる。
鋳造品の形状に影響しない部分である先端側幅木部15を内底部55に当接させることで、鋳造品の形状に影響するポート部12の上部とウォータージャケット中子1の間のクリアランスを大きくとることができる。
図5Dは、排気ポート中子10を所定位置110に移動させたところで、把持装置40の制御をトルク制御から位置決め制御に切り替える様子を模式的に示す図である。図5Dに示すように、排気ポート中子10が所定位置110に到達すると、制御部90により、把持装置40の制御がトルク制御から位置決め制御に切り替えられる。位置決め制御により、把持装置40に対する排気ポート中子10の姿勢を位置決めする。
図5Eは、排気ポート中子10を所定位置110から目標位置100にセットする様子を模式的に示す図である。図5Eに示すように、位置決め制御により、排気ポート中子10の姿勢を維持した状態で、内底部55から先端側幅木部15を離間させ、所定位置110から目標位置100まで排気ポート中子10を移動させる。
制御部90は、この移動において、位置決め制御により、排気ポート中子10の姿勢を維持し、ウォータージャケット中子1に接触しないように所定位置110から目標位置100まで移動させる。なお、把持装置40の移動は、サーボモータ42の軸を固定した状態で搬送装置21によって行う。
排気ポート中子10の先端側幅木部15が目標位置100に配置される台部60にセットされるとともに吸気ポート中子5がウォータージャケット中子1の所定位置110にセットされた状態で組立中子として鋳造型(図示省略)に固定される。鋳造工程を経てウォータージャケット、吸気ポート及び排気ポートが形成されたシリンダブロックが鋳造される。
以上説明した本実施形態のワーク組立方法によれば、以下のような効果を奏する。本実施形態のワーク組立方法は、排気ポート中子10の基端側を把持装置40で把持する把持工程と、把持装置40により、排気ポート中子10の先端側に設けられる当接部としての先端側幅木部15をウォータージャケット中子1の内底部55に当接させた状態で排気ポート中子10を挿入する挿入工程と、内部空間50における目標位置100の手前に設定される所定位置110で先端側幅木部15と内底部55の接触を解除する離間工程と、ウォータージャケット中子1に干渉しない状態を維持しながら所定位置110から目標位置100まで排気ポート中子10を移動させる配置工程と、を含む。
これにより、損傷させたくない部分を考慮して当接部の位置として先端側幅木部15を設定し、該先端側幅木部15を内底部55に接触させることにより、排気ポート中子10における先端側幅木部15とは別の損傷させたくない部分とウォータージャケット中子1における内部空間50を形成する上部56との間のクリアランスを大きく確保できる。従って、排気ポート中子10の挿入過程における排気ポート中子10とウォータージャケット中子1との干渉によって排気ポート中子10の損傷させたくない部分がダメージを受ける事態を確実に防止できる。また、目標位置100の手前の所定位置110で挿入ワークの先端側幅木部15とウォータージャケット中子1の内底部55の接触が解除されるので、所定位置110から目標位置100に移動する間に排気ポート中子10がウォータージャケット中子1に引っ掛かる事態も防止され、目標位置100まで排気ポート中子10をスムーズに移動させることができる。
挿入工程では、先端側幅木部15による内底部55への荷重が一定になるように、排気ポート中子10の基端側を支持するトルクを把持装置40によって調整する制御が行われ、離間工程では、把持装置40の制御が切り替えられ、配置工程では、排気ポート中子10の姿勢が維持されるように把持装置40が制御される。
これにより、先端側幅木部15による内底部55への荷重を一定にすることができ、内部空間50における排気ポート中子10の移動を安定させることができる。また、離間工程で当該制御が切り替えられ、配置工程では排気ポート中子10の姿勢が維持されることにより、所定位置110から目標位置100への移動時に排気ポート中子10の姿勢が意図せず変化してウォータージャケット中子1に接触する事態を防止できる。
ウォータージャケット中子及び排気ポート中子10が鋳造で用いられる組立中子であって、当接部としての先端側幅木部15は、排気ポート中子10における中子としての所要寸法から突出した部分であり、目標位置100にセットされる部分である。
これにより、中子における鋳造品の形状に影響しない先端側幅木部15を内底部55に接触する当接部とすることで、排気ポート中子10における鋳造製品の形状に影響する重要な部分の損傷を防止でき、鋳造品の品質を向上させることができる。
また、本実施形態のウォータージャケット中子1及び排気ポート中子10は、互いに損傷しやすい砂中子である。内部空間50は細長い空間となっており、排気ポート中子10を挿入する際に排気ポート中子10がウォータージャケット中子1に接触し、欠損等が生じ易く、ウォータージャケット中子1への排気ポート中子10の組付作業を自動化することが難しいため、工数がかさむ原因となっていた。この点、本実施形態のワーク組立方法によれば、このような損傷しやすい中子の組付作業であっても、鋳造品の品質を低下させることなく自動化を実現できる。
以上、本発明のワーク組立方法の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、位置決め制御において把持装置40のサーボモータ42の軸を固定した状態で搬送装置21により排気ポート中子10を移動させているが、この構成に限定されない。把持装置40をウォータージャケット中子1に対して相対的に移動させるための他の移動装置を別途配置することもできる。また、把持装置40の構成も、上記実施形態の構成に限定されず、適宜変更することができる。
1 ウォータージャケット中子(被挿入ワーク)
10 排気ポート中子(挿入ワーク)
15 先端側幅木部(当接部)
40 把持装置
50 内部空間
55 内底部
100 目標位置
110 所定位置

Claims (2)

  1. 被挿入ワークの内部空間を通して挿入ワークを目標位置に配置する鋳造用中子組立方法であって、
    前記挿入ワークの一側を把持装置で把持する把持工程と、
    前記把持装置により、前記挿入ワークの他側の先端に形成した幅木部を前記被挿入ワークの内底部に当接させた状態で前記挿入ワークを挿入する挿入工程と、
    前記内部空間における前記目標位置の手前に設定される所定位置で前記幅木部と前記内底部の接触を解除する離間工程と、
    前記被挿入ワークに干渉しない状態を維持しながら前記所定位置から前記目標位置まで前記挿入ワークを移動させる配置工程と、
    を含む中子組立方法。
  2. 前記挿入工程では、前記幅木部による前記内底部への荷重が一定になるように、前記挿入ワークの一側を支持する力を前記把持装置によって調整する制御が行われ、
    前記離間工程では、前記把持装置の制御が切り替えられ、
    前記配置工程では、前記挿入ワークの姿勢が維持されるように前記把持装置が制御される請求項1に記載の中子組立方法。
JP2015185216A 2015-09-18 2015-09-18 ワーク組立方法 Expired - Fee Related JP6472360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015185216A JP6472360B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ワーク組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015185216A JP6472360B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ワーク組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017056484A JP2017056484A (ja) 2017-03-23
JP6472360B2 true JP6472360B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=58388882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015185216A Expired - Fee Related JP6472360B2 (ja) 2015-09-18 2015-09-18 ワーク組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6472360B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2751312B2 (ja) * 1989-02-10 1998-05-18 トヨタ自動車株式会社 中子納め方法
JPH06142833A (ja) * 1992-11-05 1994-05-24 Toyota Motor Corp 中子の着座状態検知装置
JP3012125B2 (ja) * 1993-09-29 2000-02-21 石川島芝浦機械株式会社 鋳物中子の把持制御装置
US8434546B1 (en) * 2010-03-30 2013-05-07 Honda Motor Co., Ltd. Casting mold core retention device and method
JP2012086341A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Sharp Corp 自動組付け装置、自動組付け方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017056484A (ja) 2017-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4598849B2 (ja) 嵌合の詰まり状態を修正する嵌合装置
KR101343892B1 (ko) 패러렐 메카니즘
US10005188B2 (en) Parallel link robot, hand for parallel link robot, and parallel link robot system
JP5983150B2 (ja) ロボットシステムおよびロボットハンド
EP2623270A2 (en) Parallel link robot system
TW201726524A (zh) 物品搬送裝置
JP2010513040A (ja) 部品ハンドリング装置、システム及び方法
TWI709467B (zh) 搬送系統及其運轉方法
WO2017155094A1 (ja) 電子部品実装装置および電子部品の実装方法
JP6472360B2 (ja) ワーク組立方法
JP5741392B2 (ja) 連続搬送組立装置
JP2010105081A (ja) ビンピッキング装置
JP7283881B2 (ja) 作業システム
JP2020044588A (ja) 物品移動装置およびロボットアームのエンドエフェクタ
JP6702930B2 (ja) ワーク保持治具
JP6248176B1 (ja) 移載装置
WO2018117229A1 (ja) 搬送システム及びその運転方法
JP6287803B2 (ja) ロボットシステム、ワークの姿勢調整装置及びワークの搬送方法
JP4599755B2 (ja) シリンダブロック位置決め装置
JP4633912B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2022000320A (ja) 部品組み付け装置
JP7446499B2 (ja) 部品実装機
JP3012125B2 (ja) 鋳物中子の把持制御装置
JP4527717B2 (ja) 少なくとも1つの基板において少なくとも1つの構成要素を載置する方法及びシステム
TWI724947B (zh) 機器人控制裝置、機器人及機器人控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6472360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees