JP2002120030A - ブランク供給装置 - Google Patents

ブランク供給装置

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JP2002120030A
JP2002120030A JP2000311628A JP2000311628A JP2002120030A JP 2002120030 A JP2002120030 A JP 2002120030A JP 2000311628 A JP2000311628 A JP 2000311628A JP 2000311628 A JP2000311628 A JP 2000311628A JP 2002120030 A JP2002120030 A JP 2002120030A
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Japan
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section
suction
blanks
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JP2000311628A
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Hideaki Hora
秀明 洞
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Takao Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Takao Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブランク材の積載枚数の制限がなく、作業効
率が向上するブランク供給装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 薄肉部1aと厚肉部1bとから成る平板
状のブランク材1を所定枚数毎に薄肉部1aを厚肉部1
b側に向けた逆向きに積載する積載部2と、積載部2か
ら吸引して取り上げたブランク材1を同一向きに整えて
プレス部4へ移載する移載部3と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブランク供給装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、薄肉部41aと
厚肉部41bとから成る平板状のブランク材(テーラード
ブランク材)41を同一(一定)方向に積載する積載部42
と、該積載部42から吸引して取り上げたブランク材41を
プレス部へ移載する移載部43と、を備えたブランク供給
装置が公知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のブランク供給装置は、ブランク材41を同一方向に積
載しているため、複数のブランク材41…は各厚肉部41b
が相互に対応するように積載されて扇形状となり、以下
の問題を有していた。即ち、積載されるブランク材41…
の傾きにより、移載部43によるブランク材41の取り上げ
が困難(不安定)となるため、ブランク材41の積載部42
への積載枚数が制限されていた。
【0004】具体的に述べると、ブランク材41…を複数
枚(図例では3枚)積載して、その最上部にある(厚肉
部41b側が上傾した)ブランク材41の水平面に対する傾
斜角度が限界角度αとなるまでは、移載部43にてブラン
ク材41を取り上げることができるが、さらにブランク材
41…を積載して、その最上部にあるブランク材41の傾斜
角度が限界角度αよりも大きい角度βになると、移載部
43によるブランク材41の取り上げが困難(不安定)とな
る。故に、積載部42には、傾斜角度が限界角度αとなる
までの枚数しかブランク材41を積載できないため、次工
程のプレス部による作業(速度)に追従することができ
ず、作業効率の低いものとなる欠点があった。
【0005】そこで、本発明は、ブランク材の積載枚数
の制限がなく、作業効率が向上するブランク供給装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るブランク供給装置は、薄肉部と厚肉
部とから成る平板状のブランク材を所定枚数毎に薄肉部
を厚肉部側に向けた逆向きに積載する積載部と、該積載
部から吸引して取り上げたブランク材を同一向きに整え
てプレス部へ移載する移載部と、を備えたものである。
【0007】また、移載部は、吸引したブランク材の厚
みを検知する厚み検知センサを備え、該センサの検知に
基づいてブランク材を同一向きに整えるように構成され
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0009】図1は、本発明のブランク供給装置の実施
の一形態を示し、本装置は、薄肉部1aと厚肉部1bと
から成るブランク材1を所定枚数毎に薄肉部1aを厚肉
部1b側に向けた逆向きに積載する積載部2と、該積載
部2から吸引して取り上げたブランク材1を同一向きに
整えてプレス部4へ移載する移載部3と、を備えてい
る。
【0010】ブランク材1は、薄肉部1aと厚肉部1b
とから成る平板状のテーラードブランク材であり、例え
ば、(0.7mm の厚さの)薄肉板と、(1mmの厚さの)厚
肉板とを、シーム溶接等でつないだものである。なお、
図面には、判りやすくするために、ブランク材1を太く
図示している。
【0011】積載部2は、受け箱5を備え、自動(又
は、手動)にて、複数枚のブランク材1…を受け箱5内
に積載する。この際、ブランク材1を所定枚数毎にその
直前に積載されたブランク材1の厚肉部1bに薄肉部1
aを対応させるように逆向きに積載する。
【0012】具体的に述べると、図2(イ)に示すよう
に、1段目として、所定枚数(図例では3枚)のブラン
ク材1…を各厚肉部1bが相互に対応するように積載し
て、その最上部にある(厚肉部1b側が上傾した)ブラ
ンク材1の水平面に対する傾斜角度が限界角度θ1 とな
ったところで、図2(ロ)に示すように、2段面とし
て、1段目のブランク材1の厚肉部1bに薄肉部1aを
対応させるように(即ち、1段目とは逆方向に)所定枚
数(図例では3枚)のブランク材1…を各厚肉部1bが
相互に対応するように積載する。さらに、図示省略する
が、3段目以降も、同様に、その1つ前の段のブランク
材1…とは逆方向に、所定枚数のブランク材1…を積載
する。
【0013】限界角度θ1 は、後述する移載部3がブラ
ンク材1を取り上げることができるブランク材1の最大
傾斜角度である。そして、この限界角度θ1 に基づい
て、ブランク材1の所定枚数(積載枚数)が決定され、
例えば、0.7mm の厚さの薄肉部1aと、1mmの厚さの厚
肉部1bとから成るブランク材1では、所定枚数は10枚
程度となる。
【0014】なお、2段目の最上部にあるブランク材1
の水平面に対する傾斜角度θ2 は、略0°(又は、1段
目のブランク材1…の沈みにより厚肉部1b側が上傾し
て微小な角度となる)となり、さらに、3段目以降の傾
斜角度も、限界角度θ1 よりも大きくなることはなく、
移載部3にてブランク材1を取り上げることができる。
【0015】移載部3は、図1に示すように、積載部2
から吸引して取り上げたブランク材1を同一向きに整え
て(揃えて)プレス部4へ移載するものであり、さら
に、吸引したブランク材1の厚みを検知する厚み検知セ
ンサ12を備え、該センサ12の検知に基づいてブランク材
1を同一向きに整えるように構成されている。
【0016】具体的に述べると、移載部3は、積載部2
からプレス部4に架設された軌道6に走行自在に取り付
けられた走行部7と、走行部7に一端が垂設されたシリ
ンダ8と、シリンダ8の他端に固着された取付板9と、
取付板9に鉛直軸心廻りに回転可能となるように枢結さ
れた吸引部10と、を備えている。故に、移載部3は、走
行部7にて積載部2とプレス部4とを往復動自在とな
り、シリンダ8にて取付板9及び吸引部10を上下動自在
とすることができ、取付板9にて吸引板10を鉛直軸心廻
りに回転自在とすることができる。
【0017】吸引部10は、収縮自在となる垂下された複
数の吸引棒11…を備えており、エア吸引(又は磁力な
ど)により、吸引棒11…にブランク材1を吸引すること
ができる。また、吸引部10には、(磁気又は超音波など
による)厚み検知センサ12が取り付けられ、ブランク材
1の(薄肉部1aと厚肉部1bの何れか一方の)端部を
吸引する吸引棒11を介して、ブランク材1のその端部の
厚みを検知することができる。
【0018】そして、吸引部10は、制御手段14にて、鉛
直軸心廻りに回転可能となるように制御されており、制
御手段14は、センサ12にて検知されたブランク材1の厚
みを判断する判定手段13に制御されている。具体的に述
べると、判定手段13は、センサ12にて検知されたブラン
ク材1の端部が薄肉部1aであるか、厚肉部1bである
かを判断して、その判断に基づいて、制御手段14に、吸
引部10を回転させるか否かの信号を送る。
【0019】次に、移載部3により、ブランク材1を積
載部2からプレス部4へ移載する方法を説明する。な
お、センサ12は、図3(イ)に示すように、一番左の吸
引棒11(端部吸引棒11a)を介して、その端部吸引棒11
aに吸着するブランク材1の部分の厚みを検知するよう
に構成されている。
【0020】即ち、図3(イ)に示すように、積載部2
の上方位置に移載部3を配置し、図3(ロ)に示すよう
に、シリンダ8を伸ばし、吸引部10(及び取付板9)を
下方に移動して吸引棒11…をブランク材1に当接させ
る。この際、吸引棒11は、収縮自在となるので、全ての
吸引棒11…が、ブランク材1に当接可能となる。
【0021】そして、吸引棒11…にブランク材1を吸着
させて、図4(イ)に示すように、シリンダ8を縮め、
ブランク材1を積載部2から取り上げる。その後、セン
サ12にて、端部吸引棒11aに吸引されるブランク材1の
部分の厚みを検知し、判定手段13にて、その検知部分が
厚肉部1bであると判断される。そして、この判定手段
13は、ブランク材1の厚肉部1bを右側に向ける(配置
する)ように設定されているため、制御手段14は、判定
手段13から、吸引部10を回転(反転)させるように命令
され、図4(ロ)に示すように、吸引部10を鉛直軸心廻
りに反転して、ブランク材1の厚肉部1bを(左側か
ら)右側へ向ける。この際、センサ部12及び端部吸引棒
11aも右側に配置される。
【0022】そして、図5(イ)に示すように、プレス
部4の上方位置に移載部3を移動し、図5(ロ)に示す
ように、シリンダ8を伸ばし、吸引部10を下方に移動し
てブランク材1をプレス部4に当接させる。
【0023】その後、吸引部10(吸引棒11…)からブラ
ンク材1を離間させ、図6(イ)に示すように、シリン
ダ8を縮め、ブランク材1をプレス部4に移載する。そ
して、図6(ロ)に示すように、再び、移載部3を積載
部2の上方位置に移動し、吸引部10を最初と同じ向きに
戻すことで、1枚のブランク材1の移載が完了する。具
体的に述べると、制御手段14により、センサ部12及び端
部吸引棒11aを右側から左側に配置するように、吸引部
10を鉛直軸心廻りに反転させる。
【0024】そして、2段目の(厚肉部1b…が左側に
ある)ブランク材1…を全て移載した後、1段目の(厚
肉部1b…が右側にある)ブランク材1…を移載する場
合、図7(イ)に示すように、吸引棒11…にブランク材
1を吸着させて、シリンダ8を縮め、ブランク材1を積
載部2から取り上げる。その後、センサ12にて、端部吸
引棒11aに吸引されるブランク材1の部分の厚みを検知
し、判定手段13にて、その検知部分が薄肉部1aである
と判断されて、(制御手段14は判定手段13から吸引部10
を反転させるように命令されず、)吸引部10は向きを変
えずに、センサ部12及び端部吸引棒11aを左側に配置し
たまま、図7(ロ)に示すように、移載部3はプレス部
4の上方位置に移動し、ブランク材1を移載する。
【0025】このように、本装置は、積載部2にて、ブ
ランク材1を所定枚数毎に正位置(厚肉部1bが右側に
配置された位置)と逆位置(厚肉部1bが左側に配置さ
れた位置)とで交互に積載し、移載部3にて、積載部2
から取り上げたブランク材1を正位置に揃えるものであ
る、といえる。
【0026】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、正位置を厚肉部1bが左側に配置された位置と
してもよく、また、ブランク材1を3段以上積載しても
よく、また、制御手段14による吸引部10の回転は、ブラ
ンク材1をプレス部4へ移載する前ならどの位置で行っ
てもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可
能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0028】(請求項1によれば、)ブランク材1を所
定枚数毎に逆向きに積載する積載部2と、積載部2から
吸引して取り上げたブランク材1を同一向きに整えてプ
レス部4へ移載する移載部3と、を備えているため、積
載されるブランク材1…の傾きを、移載部3によるブラ
ンク材1の取り上げが可能となる程度に抑制することが
でき、(従来の)傾きによるブランク材の積載枚数限界
制限が無視でき、次工程のプレス部4による作業(速
度)に追従することができる。要するに、ブランク材1
の積載枚数の制限がなく、作業効率が向上する。
【0029】(請求項2によれば、)移載部3は、厚み
検知センサ12の検知に基づいてブランク材1を同一向き
に整えるように構成されているため、全てのブランク材
1…を、確実に、かつ、正確に同一向きに整えることが
でき、プレス部4での次工程の加工を円滑・迅速に行い
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す簡略構成説明図で
ある。
【図2】積載部の作用説明図である。
【図3】移載部の作用説明図である。
【図4】移載部の作用説明図である。
【図5】移載部の作用説明図である。
【図6】移載部の作用説明図である。
【図7】移載部の作用説明図である。
【図8】従来例を示す簡略構成説明図である。
【符号の説明】
1 ブランク材 1a 薄肉部 1b 厚肉部 2 積載部 3 移載部 4 プレス部 12 厚み検知センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉部1aと厚肉部1bとから成る平板
    状のブランク材1を所定枚数毎に薄肉部1aを厚肉部1
    b側に向けた逆向きに積載する積載部2と、該積載部2
    から吸引して取り上げたブランク材1を同一向きに整え
    てプレス部4へ移載する移載部3と、を備えたことを特
    徴とするブランク供給装置。
  2. 【請求項2】 移載部3は、吸引したブランク材1の厚
    みを検知する厚み検知センサ12を備え、該センサ12の検
    知に基づいてブランク材1を同一向きに整えるように構
    成された請求項1記載のブランク供給装置。
JP2000311628A 2000-10-12 2000-10-12 ブランク供給装置 Pending JP2002120030A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030711A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Ihi Corp シート材分離機能付き把持ハンドとこれを用いたシート材分離把持方法
CN102773817A (zh) * 2012-08-16 2012-11-14 中国科学院自动化研究所 一种圆形薄片类零件的夹持装置和方法
WO2020138937A1 (ko) * 2018-12-28 2020-07-02 엘지전자 주식회사 프레스 장치

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Effective date: 20040406