JP6471576B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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本発明は、金融機関に設置され、オペレータが入出金等の取引操作を行なう現金処理装置に関するものである。
銀行等の金融機関の営業店には、顧客に対して取引業務を行う窓口装置があり、そして、窓口装置の後方には、処理能力の大きい出納機と称する大型の現金処理装置がある。この現金処理装置は紙幣入出金機、新券支払機、紙幣補充回収機、施封小束支払機、棒金支払機、硬貨入出金機等を並べて配置した構造であり、オペレータの操作により各種の現金処理を行なう機能を有している。
このうち施封小束支払機は、施封部により紙幣を100枚毎に施封して紙幣小束とし、内部に設けた昇降部及び水平移動機構部により紙幣小束を搬送し、金種に対応した小束収納庫に収納する。また、施封小束支払機は、金融機関のオペレータから指示された金種及び数量の紙幣小束を水平移動機構部により小束収納庫から取り出し、撮像部により金種を確認して昇降部により入出金部まで搬送して出金する。
図8は従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。紙幣小束Tを載置したステージ45を昇降移動させる昇降部46と、紙幣小束Tを把持して水平移動させる水平搬送路47が交差する箇所を施封小束支払機内の右側から見た状態示す。昇降部46は施封小束支払機の前面の筐体28の後側に配置される。昇降部46と水平搬送路47とが交差する箇所において、昇降部46のステージ45に載置された紙幣小束Tが、水平搬送路47の水平移動機構部50へ受け渡される。
図8(a)は2段の紙幣小束T1及びT2がステージ45に載置され、そして、水平移動機構部50がステージ45に向かって移動し、ステージ45に到達した状態を示す。図8(b)は水平移動機構部50が、ピッカアーム57によって最上段の紙幣小束T1をスライドさせた状態を示す。そのとき、二束ストッパ73は、第2段目の紙幣小束T2が紙幣小束T1との摩擦により一緒にスライドしないように紙幣小束T2の後側の端部T2−1を押さえる。その後、クランプアーム55によって最上段の紙幣小束T1を把持し、そして、水平移動機構部50が後述する小束収納庫へ移動する。
紙幣小束T1及びT2は、長辺を施封小束支払機内の左右方向に配置され、ステージ45に載置される。水平移動機構部50には、最上段の紙幣小束T1を短辺方向、即ち後側に若干スライドさせる2本のピッカアーム57、58を有する。なお、2本のピッカアーム57、58は紙幣小束T1の左右の短辺付近に配置される。図8では右側のピッカアーム57のみ示し、左側にピッカアーム58は図示していない。
更に水平移動機構部50には、紙幣小束T1を把持する2本のクランプアーム55、56を有する。2本のクランプアーム55、56は、紙幣小束T1の左右の短辺の側面及び底面を把持する。図8では右側のクランプアーム55のみ示し、左側のクランプアーム56は図示していない。
図9は従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。昇降部46と、水平搬送路47が交差する箇所を施封小束支払機の後側から見た状態示す。図9(a)は2段の紙幣小束T1及びT2がステージ45に載置され、水平移動機構部50がステージ45に向かって移動してステージ45に到達した状態を示す。水平移動機構部50は略コ字状をなし、上面81は、左右側のクランプアーム55、56及び左右のピッカアーム57、58を支持する。水平移動機構部50の左右の足部82、83は水平移動機構部50の全体を支持する。
図9(a)に示す状態では、最上段の紙幣小束T1の上面と、水平移動機構部50のピッカアーム57、58の当接面との間が空いている。従って、ステージ45を上昇させ、最上段の紙幣小束T1の上面を水平移動機構部50のピッカアーム57、58の当接面に押し付ける必要がある。
図9(b)に示す状態が、最上段の紙幣小束T1の上面を水平移動機構部50のピッカアーム57、58の当接面に押し付けた状態である。この状態で水平移動機構部50のピッカアーム57、58を後側にスライドさせて、最上段の紙幣小束T1のみを後側にスライドさせる。このとき、二束ストッパ73、74は、第2段目の紙幣小束T2が紙幣小束T1との摩擦により一緒にスライドしないように紙幣小束T2の後側の端部T2−1を押さえる。最上段の紙幣小束T1のみが後側にスライドすると、後述するように左右側のクランプアーム55、56が下がって、最上段の紙幣小束T1の底面に入り込むことができる。
図9(c)に示す状態が、左右側のクランプアーム55、56が最上段の紙幣小束T1の底面に入り込んだ状態を示す。こうして紙幣小束T1がクランプアーム55、56によってクランプされているので、水平移動機構部50は紙幣小束T1を水平移動することができる。
図10は従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。図10(a)は図8(b)と同様に、水平移動機構部50が、ピッカアーム57によって最上段の紙幣小束T1をスライドした状態を示す。この状態では、水平移動機構部50のクランプアーム55は紙幣小束T1の底面に入り込むことはできないので、クランプアーム55は上がった状態である。クランプアーム55が第2段目の紙幣小束T2の後側の端部T2−1を完全に超えていないからである。他方のクランプアーム56も同様である。
図10(b)に示すように、水平移動機構部50が更に施封小束支払機内の後側へ移動し、ピッカアーム57が更に最上段の紙幣小束T1を施封小束支払機内の後側へスライドさせることによって、クランプアーム55が第2段目の紙幣小束T2の後側の端部T2−1を完全に超えていれば、クランプアーム55は下がって最上段の紙幣小束T1の底面に入り込むことができる。これにより最上段の紙幣小束T1は移動可能となる。
なお、特開2005−157759号公報(特許文献1)には、現金処理装置の障害の復旧について記載されている。特許文献1には、施封部から送り出される紙幣小束を受け取って上下方向に搬送するエレベータ部、紙幣小束を金種毎に収納する複数の小束収納庫、これらの小束収納庫の配列方向に沿って移動してエレベータ部及び小束収納庫との間で紙幣小束の授受を行う小束ハンドプッシャを有する施封小束支払機が記載されている。
特開2005−157759号公報
しかしながら、従来の紙幣小束支払機では次のような問題点があった。図10(a)に示す状態から図10(b)に示す状態へ遷移する際、クランプアーム55が紙幣小束Tをうまく把持できればよいが、図10(c)に示すように紙幣小束T1が落下してしまう場合がある。図11は従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し部の上面図である。クランプアーム55、56は紙幣小束T1の短辺の中央付近に配置され、ピッカアーム57、58は紙幣小束T1の短辺付近に配置される。ステージ45上には第2段目の紙幣小束T2が残っており、ステージ45は下方から上方へ押圧力がかかっている。スライドされた最上段の紙幣小束T1は、紙幣小束T2の上に片寄った状態で乗っていることになる。従って、クランプアーム55、56が紙幣小束T1を把持するまでは、図11に示す支点P1、P2によって、紙幣小束T1を支持していることになり、そのため、紙幣小束T1の受渡しが不安定であるという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、昇降部と水平移動機構部との紙幣小束Tの受渡しにおいて、安定した受渡しを可能にした施封小束支払機を提供することを可能とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する媒体処理装置は、媒体束を載置したステージを昇降移動させる昇降部と、前記媒体束を収納する収納部と、前記ステージ上に載置された前記媒体束をスライド手段によりスライドさせ、スライドした前記媒体束を把持手段により把持し、把持した前記媒体束を前記収納部へ移動する水平移動機構部を備える媒体処理装置において、前記スライド手段によりスライドした前記媒体束を、前記把持手段が把持するまで前記媒体束の底面を支持する落下防止部材を設け、前記落下防止部材は、前記スライド手段によってスライドした前記媒体束のスライド方向に直角でかつ前記媒体束が載置された載置面に平行な回転軸に回動自在に支持される構造であることを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、 前記スライド手段によりスライドした前記媒体束を、前記把持手段が把持するまで前記媒体束の底面を支持する落下防止部材を設けたので、昇降部と水平移動機構部との紙幣小束の受渡しにおいて、安定した受渡しを可能にした施封小束支払機を提供することを可能とすることができる。
第1の実施の形態に関する施封小束支払機の内部構成図である。 第1の実施の形態に関する現金処理装置の外観図である。 第1の実施の形態に関する昇降部と水平移動機構部の概要を示す斜視図である。 第1の実施の形態に関する施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。 第1の実施の形態に関する落下防止ブラケットの動作を示す説明図である。 第1の実施の形態の変形例に関する落下防止ブラケットの動作を示す説明図である。 従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。 従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。 従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。 従来の施封小束支払機の紙幣小束の受渡し部の上面図である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明の第1の実施の形態について説明する。図2は第1の実施の形態に関する現金処理装置の外観図である。現金処理装置100において、紙幣入出金機1は後述するように複数金種のうちバラの紙幣の入出金を行なう機能を有し、新券支払機2は各金種の新券紙幣の出金を行なう機能を有している。また、補充回収機3は営業店の自動化コーナーに設置される自動取引装置(ATM)に対して紙幣の補充・回収を行なうために使用される一括収納庫への紙幣の装填、一括収納庫内に収納されている紙幣の自動計数を行って収納する機能を有しており、この補充回収機3には前記紙幣入出金機1からの紙幣を本実施の形態に関する施封小束支払機4へ搬送する搬送路が設けられている。
媒体処理装置としての施封小束支払機4は、後述するように紙幣入出金機1から1枚ずつ搬送されてくる紙幣を一定枚数毎に紙の帯で施封して小束にし、その紙幣小束を払出し口から放出する機能と、紙幣小束を小束収納庫に収納して入金する入金機能と、オペレータの要求により小束収納庫から紙幣小束を取出して出金口へ放出する出金機能を有している。棒金支払機5は金種毎に一定枚数の硬貨を棒状に包んだ棒金を出金する機能を有している。そして、硬貨入出金機9は、バラの硬貨の入出金を行う機能を有している。
認証プリンタ7は、紙幣入出金機1、新券支払機2、補充回収機3、施封小束支払機4、棒金支払機5及び硬貨入出金機9で入出金処理が行われた場合、その処理内容を認証して所定の帳票等に印字し、オペレータに排出するものである。
タッチパネル10は現金の処理に必要な情報を表示し、オペレータの指タッチによる操作入力を受付ける操作表示手段であり、キーボード11は現金の処理に必要な情報を入力する入力手段である。更に、主制御部6は後述する記憶部14に格納したプログラムに基づいて装置全体の制御を行なうものである。
図1は第1の実施の形態に関する施封小束支払機の内部構成図である。施封小束支払機4は、前面(図中の左側)に入出金口40が設けられている。施封小束支払機4の内部には、上側に配置された上部ユニット14及び下側に配置された下部ユニット16が設けられている。上部ユニット14には制御部20、装置間搬送部32、集積部34、紙幣クランプ移動部36、施封部38及び入出金口40が設けられている。下部ユニット16には、昇降部46、昇降機構部44のステージ45、オーバーフロー庫48、水平移動機構部50及び複数の小束収納庫18が設けられている。
制御部20は図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成され、図示しないROM等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、媒体束としての紙幣小束Tの施封処理等の処理を行う。また、制御部20は、内部にRAM、HDD、フラッシュメモリ等からなる記憶部を有し、この記憶部に種々の情報を記憶させる。制御部20は、図示しない各種のモータを制御し、昇降機構部44、水平移動機構部50及びクランプアーム55、56等の動作を制御する。
装置間搬送部32は、施封小束支払機4の上側後端に配置され、制御部20の制御により紙幣を集積部34へ1枚毎に搬送する。集積部34は装置間搬送部32の前方に配置され、制御部20の制御により装置間搬送部32から搬送された紙幣を金種毎に分類集計し、当該紙幣を100枚毎に集積する。
紙幣クランプ移動部36は装置間搬送部32と集積部34の間に配置され、制御部20の制御により当該集積部34に集積された100枚毎の紙幣を施封部38まで搬送する。施封部38は紙幣クランプ移動部36の前方下側に配置され、制御部20の制御により当該紙幣クランプ移動部36により搬送された100枚の紙幣の束を結束帯で紙幣小束Tとして施封し、昇降部46へ搬送する。
昇降部46は、施封小束支払機4の前面の筐体28の直ぐ後側に配置され、制御部20の制御により入出金口40付近から施封小束支払機4の下方底部付近まで昇降部46内を上下に移動する昇降機構部44からなる。入出金口40は、前面に開閉可能な図示しないシャッタを有し、昇降機構部44のステージ45が入出金口40付近にあるとき、制御部20の制御によりシャッタは開閉可能である。昇降機構部44は、ステージ45の上に媒体束としての紙幣小束Tを1束又は2束以上載置し、制御部20の制御により昇降部46内を上下に移動することにより紙幣小束Tを搬送する。
収納部としての小束収納庫18は、昇降部46のオーバーフロー庫48を挟んで後側に4個、並んで配置されている。小束収納庫18は、金種毎に設けられ、それぞれ20束を収納可能である。オーバーフロー庫48は昇降部46と小束収納庫18との間に配置される。オーバーフロー庫48は、図示しない認識部により金種を識別できなかった紙幣小束T及び小束収納庫18が満杯のときに入金された紙幣小束Tを収納する。
上部ユニット14及び小束収納庫18との間には、水平移動機構部50を前後方向に移動可能とする水平搬送路47が形成されている。水平移動機構部50は制御部20の制御により1束の紙幣小束Tを把持して、昇降機構部44と小束収納庫18との間を搬送する。また、水平移動機構部50は、制御部20の制御により昇降機構部44又は小束収納庫18からオーバーフロー庫48へも紙幣小束Tを搬送する。
図3は第1の実施の形態に関する昇降部と水平移動機構部の概要を示す斜視図である。前述のように昇降部46は、施封小束支払機4の前面の筐体28の直ぐ後側に設けられる。図3は昇降部46のステージ45上に最上段の紙幣小束T1及び第2段目の紙幣小束T2が重ねられていることを示す。最上段の紙幣小束T1は後述するようにスライド手段としてのピッカアーム57、58によって後側方向へスライドさせられる。
ステージ45の後側には第2段目の紙幣小束T2のスライドを押さえるための二束ストッパ73、74が設けられている。二束ストッパ73、74は、最上段の紙幣小束T1のみを分離するために、第2段目の紙幣小束T2の後側の端部T2−1を押さえるように、かつ間隔を置いて設けられる。二束ストッパ73、74は棒状でよく、上部が紙幣小束T2の端部T2−1に係合し、下部は図示しない軸に固定される。二束ストッパ73、74はステージ45上に複数の紙幣小束Tがあるときは、上から第2段目の紙幣小束T2を押さえる。また、ステージ45上の紙幣小束Tが1個であるときは、当該二束ストッパ73、74はステージ45の上面より下方に位置することにより、その機能を発揮しなくてよい。
二本の二束ストッパ73、74の間には、本実施の形態に関する落下防止部材としての落下防止ブラケット71、72が設けられる。即ち、落下防止ブラケット71、72の先端は紙幣小束T1の後側の端部T1−1に接するようにして設けられる。落下防止ブラケット71、72は、最上段の紙幣小束T1がピッカアーム57、58によって後側方向へスライドさせられるとき、次に説明する把持手段としてのクランプアーム55、56が紙幣小束T1を把持する時まで紙幣小束T1の底面を支持する。これにより、昇降部46のステージ45から水平搬送路47の水平移動機構部50へ紙幣小束T1を受け渡す際、紙幣小束T1の落下を防止する。
落下防止ブラケット71、72は板状であり、上部が紙幣小束T1の底面に係合するため先端は低摩擦構造である。また、下部は後述する回転軸70に固定され、前記二束ストッパ73、74を固定する軸と同軸でもよい。落下防止ブラケット71、72は前記回転軸70を軸に回動するが、図示しないスプリングによって上方へ付勢されている。
水平移動機構部50は略コ字状をなし、上面81は、左右側のクランプアーム55、56及び左右のピッカアーム57、58を支持する。左右側のクランプアーム55、56は、後述するように前後方向に設けられた回転軸53、54を中心に回転可能に設けられる。そして制御部20の制御によって互いに逆方向に回転し、左右の先端が下がることにより紙幣小束T1の底面に入り込むようになっている。
水平移動機構部50の左右の足部82、83は水平移動機構部50の全体を支持する。水平移動機構部50の足部82、83は施封小束支払機4内に設けられたレール19Gに沿って移動可能である。また足部82、83はベルトの一端に固定され、ベルト19Bはローラ19R間に張架されている。よって、制御部20の制御によってローラ19Rが回転すると、水平移動機構部50は水平搬送路47を前後方向へ移動する。なお、図3では、水平移動機構部50内のクランプアーム55、56及びピッカアーム57、58の支持構造及び駆動機構については図示を省略する。
図4は第1の実施の形態に関する施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。紙幣小束Tを載置したステージ45を昇降移動させる昇降部46と、紙幣小束Tを把持して水平移動させる水平搬送路47が交差する箇所を施封小束支払機4に向かって右側から見た状態示す。昇降部46と水平搬送路47とが交差する箇所において、昇降部46のステージ45に載置された紙幣小束Tが水平搬送路47の水平移動機構部50へ受け渡される。
紙幣小束T1及びT2は、長辺を施封小束支払機4に向かって左右方向に配置され、ステージ45に載置される。水平移動機構部50には、最上段の紙幣小束T1を短辺方向に若干スライドさせる2本のピッカアーム57、58を有する。なお、2本のピッカアーム57、58は紙幣小束T1の左右の短辺付近に配置される。ピッカアーム57は前側において、下方に伸びた爪部57Pを有する。図4では右側のピッカアーム57のみ示し、左側にピッカアーム58は図示していない。
更に水平移動機構部50には、紙幣小束T1を把持する2本の把持手段としてのクランプアーム55、56を有する。2本のクランプアーム55、56は、制御部20の制御により回転軸53、54を軸に回転することにより、紙幣小束T1の左右の短辺の側面及び底面を把持する。図4では右側のクランプアーム55のみ示し、左側のクランプアーム56は図示していない。
2段の紙幣小束T1及びT2がステージ45上に載置され、そして、制御部20の制御により、水平移動機構部50がステージ45に向かって移動する。水平移動機構部50がステージ45に到達すると、制御部20の制御によりステージ45を上昇させ、最上段の紙幣小束T1の上面がピッカアーム57の当接面57Sに当接する。図4(a)はこの状態を示す。その後、図4(b)に示すように、水平移動機構部50が、制御部20の制御によりピッカアーム57の前側において下方に伸びた爪部57Pによって引っかけ、最上段の紙幣小束T1を後側にスライドさせる。
そのとき、図4には図示していない前記二束ストッパ73、74は、前述の通り第2段目の紙幣小束T2が最上段の紙幣小束T1との摩擦により一緒にスライドしないように紙幣小束T2の後側の端部T2−1を押さえる。最上段の紙幣小束T1のみが後側にスライドすると、最上段の紙幣小束T1の底面が落下防止ブラケット71、72の先端に到達する。そうすると、落下防止ブラケット71、72の先端は紙幣小束T1の底面を支持することができる。その後も、落下防止ブラケット71、72の先端は紙幣小束T1の底面を支持し続け、クランプアーム55によって最上段の紙幣小束T1を把持するまでこの状態は継続する。そして、水平移動機構部50が後述する小束収納庫18へ移動することができる。
図5は第1の実施の形態に関する施封小束支払機の紙幣小束の受渡し動作を示す説明図である。昇降部46と、水平搬送路47が交差する箇所を施封小束支払機4の後側から見た状態示す。図5(a)は2段の紙幣小束T1及びT2がステージ45に載置され、水平移動機構部50がステージ45に向かって移動してステージ45に到達した状態を示す。 図5(a)に示す状態では、最上段の紙幣小束T1の上面T1−2と、水平移動機構部50のピッカアーム57、58の当接面57S、58Sとの間が空いている。従って、制御部20の制御によりステージ45を上昇させ、紙幣小束T1の上面T1−2をピッカアーム57、58の当接面57S、58Sに押し付ける必要がある。
図5(b)に示す状態が、紙幣小束T1の上面T1−2をピッカアーム57、58の当接面57S、58Sに押し付けた状態である。この状態で制御部20の制御により水平移動機構部50のピッカアーム57、58を後側にスライドさせて、最上段の紙幣小束T1のみを後側にスライドさせる。そうすると、後述するように左右側のクランプアーム55、56が下がって、最上段の紙幣小束T1の底面T1−3に入り込むことができる。
図5(c)に示す状態が、左右側のクランプアーム55、56の先端が下がって、最上段の紙幣小束T1の底面T1−3に入り込んだ状態を示す。左右側のクランプアーム55、56は回転軸53、54を軸に回転し、その先端が下がって紙幣小束T1の底面T1−3に入り込む。こうして紙幣小束T1がクランプアーム55、56によってクランプされているので、水平移動機構部50は紙幣小束T1を水平移動することができる。
なお、紙幣小束Tを把持した水平移動機構部50は、図2に示した複数ある小束収納庫18のうち所望の金種を収納する小束収納庫18の真上に到着すると、制御部20の制御によりクランプアーム55、56を回転軸53、54を軸に逆回転させる。これにより、クランプアーム55、56の先端は上がって、把持した紙幣小束Tを落下させて小束収納庫18に収納することができる。
図6は第1の実施の形態に関する落下防止ブラケットの動作を示す説明図である。図6は施封小束支払機4の右側から紙幣小束Tの受渡しの個所を見た図である。図6(a)は最上段の紙幣小束T1が未だスライドしていない状態を示す。落下防止ブラケット71の回転軸70は第2段目の紙幣小束T2の後側の端部T2−1の後側に位置しており、先端部71−1は最上段の紙幣小束T1の後側の端部T1−1の後側に位置している。落下防止ブラケット71は図示しないスプリングによって、矢印で示す上方向に常時付勢されている。この状態から制御部20の制御に従って前記ピッカアーム57(58は図示していない)が矢印の方向に移動すると、最上段の紙幣小束T1が矢印方向にスライドされる。紙幣小束T1がスライドすると、最上段の紙幣小束T1が落下防止ブラケット71の先端部71−1を押し倒す。
その後、図6(b)に示すように、最上段の紙幣小束T1の底面T1−3が落下防止ブラケット71の先端部71−1と係合する。落下防止ブラケット71の先端部71−1は低摩擦構造からなる折れ曲がった構造である。このとき、落下防止ブラケット71は付勢力により回転軸70を中心に矢印方向に付勢されているので、紙幣小束T1は落下防止ブラケット71によって支持されている。従って、落下防止ブラケット71は、左右側のクランプアーム55、56が紙幣小束T1の底面T1−3に入り込むまでこの状態を維持するので、媒体束としての紙幣小束T1の落下を防止することができる。
(第1の実施の形態の変形例)
図7は第1の実施の形態の変形例に関する落下防止ブラケットの動作を示す説明図である。前記第1の実施の形態における落下防止ブラケット71の先端部71−1は低摩擦構造からなる折れ曲がった構造であるが、変形例は落下防止部材としての落下防止ブラケット91の先端部はローラ91−1からなる構造でもよい。
図7(a)は最上段の紙幣小束T1が未だスライドしていない状態を示す。落下防止ブラケット91の回転軸90は第2段目の紙幣小束T2の後側の端部T2−1の後側に位置しており、先端部91−1は最上段の紙幣小束T1の後側の端部T1−1の後側に位置している。落下防止ブラケット91は図示しないスプリングによって、矢印で示す上方向に常時付勢されている。この状態から制御部20の制御に従って前記ピッカアーム57(58は図示していない)が矢印の方向に移動すると、最上段の紙幣小束T1が矢印方向にスライドされる。紙幣小束T1がスライドすると、最上段の紙幣小束T1が落下防止ブラケット91の先端部91−1を押し倒す。
その後、図7(b)に示すように、最上段の紙幣小束T1の底面T1−3が落下防止ブラケット91の先端部のローラ91−1と係合する。落下防止ブラケット91の先端部のローラ91−1は低摩擦構造である。このとき、落下防止ブラケット91は付勢力により回転軸90を中心に矢印方向に付勢されているので、紙幣小束T1は落下防止ブラケット91によって支持されている。従って、落下防止ブラケット91は、左右側のクランプアーム55、56が紙幣小束T1の底面T1−3に入り込むまでこの状態を維持するので、紙幣小束T1の落下を防止することができる。
4 施封小束支払機
45 ステージ
46 昇降部
47 水平搬送路
50 水平移動機構部
57、58 ピッカアーム
55、56 クランプアーム
71、72 落下防止ブラケット
73、74 二束ストッパ
100 現金処理装置
T1、T2 紙幣小束

Claims (6)

  1. 媒体束を載置したステージを昇降移動させる昇降部と、
    前記媒体束を収納する収納部と、
    前記ステージ上に載置された前記媒体束をスライド手段によりスライドさせ、スライドした前記媒体束を把持手段により把持し、把持した前記媒体束を前記収納部へ移動する水平移動機構部を備える媒体処理装置において、
    前記スライド手段によりスライドした前記媒体束を、前記把持手段が把持するまで前記媒体束の底面を支持する落下防止部材を設け
    前記落下防止部材は、前記スライド手段によってスライドした前記媒体束のスライド方向に直角でかつ前記媒体束が載置された載置面に平行な回転軸に回動自在に支持される構造であることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記ステージ上に載置された前記媒体束は複数であり、前記スライド手段は前記複数の媒体束の最上の前記媒体束をスライドし、前記落下防止部材はスライドした前記最上の前記媒体束の底面を支持する構造であることを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 媒体束を載置したステージを昇降移動させる昇降部と、
    前記媒体束を収納する収納部と、
    前記ステージ上に載置された前記媒体束をスライド手段によりスライドさせ、スライドした前記媒体束を把持手段により把持し、把持した前記媒体束を前記収納部へ移動する水平移動機構部を備える媒体処理装置において、
    前記スライド手段によりスライドした前記媒体束を、前記把持手段が把持するまで前記媒体束の底面を支持する落下防止部材を設け、
    前記落下防止部材は、付勢手段により上方へ向けて付勢されることを特徴とする媒体処理装置。
  4. 前記落下防止部材は、前記回転軸を中心に回転可能とし、上方へ向けて付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項記載の媒体処理装置。
  5. 前記媒体束の底面と接する前記落下防止部材の先端は低摩擦構造であることを特徴とする請求項記載の媒体処理装置。
  6. 前記媒体束の底面と接する前記落下防止部材の先端にはローラを有することを特徴とする請求項5記載の媒体処理装置。
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