JP6471394B2 - 水田および畑兼用水位調整装置 - Google Patents

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本発明は、水田および畑兼用水位調整装置に関する。
近年、洪水被害を軽減するための取り組みとして、いわゆる「田んぼダム」が提案されている。この「田んぼダム」は、水田がもともと持っている水を溜める機能を利用し、大雨が降ったときに一時的に水田に水を貯めてゆっくり排水することにより、洪水被害を軽減するものである。
従来、水田には、稲の生育状況に合わせて水位を調整するために、畦畔に水位調整用の枡が設置されているが、大雨のときには、水田に降った雨水がすぐに枡から排水路に流れてしまう。このため、大量の雨水が、排水路から一気に河川に流れ込み、洪水が発生していた。
そこで、「田んぼダム」の機能を有する水田用の水位調整装置として、排水穴を有する後壁および一対の側壁を、底板に平面視で略冂字状に立設してなる桝本体内に、高さの可変な水位調整板を設けると共に、水位調整板より背高に形成され、下部側に排水穴より小径の放水穴が設けられたダム板を、水位調整板と後壁との間に設けたものがある(例えば、特許文献1または2参照)。この水位調整装置によれば、大雨のときでも、水位調整板を越流した雨水を、ダム板により水位調整器内に貯留しつつ、放水穴から排水穴側に少しずつ排出することができ、この田んぼダム機能により洪水被害を軽減することができる。
特許第5939526号公報 特開2012−120510号公報
しかしながら、特許文献1および2に記載の水位調整装置は、水田専用であり、水田を畑に転換したときにはもはや利用することができないという課題があった。また、その際、畑の排水を調整するための装置を別途準備する必要があり、その費用が嵩むという課題もあった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、水田だけでなく、畑にも利用することができ、水田を畑に転換する際の費用を低減することができる水田および畑兼用水位調整装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置は、内部が空洞で、上部開口を有する枡本体と、前記上部開口から前記枡本体の内部に挿入して着脱可能に取り付けられた堰板とを有し、前記枡本体は、側面の下部にそれぞれ対向するよう下部排水口と排出口とを有し、前記下部排水口と同じ側の側面の、前記下部排水口より高い位置に中部排水口を有し、前記下部排水口と同じ側の側面の、前記中部排水口より高い位置に上部排水口を有し、前記堰板は、前記中部排水口を含む高さで、前記枡本体の内部を前記中部排水口側の空間とその反対側の空間とに高さ方向で仕切るとともに、前記中部排水口側の空間の下部を前記中部排水口と前記下部排水口との間で塞ぐよう設けられ、前記中部排水口よりも小さく、前記中部排水口側の空間と前記反対側の空間とを連通する排水調整孔を有していることを特徴とする。
本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置は、以下のようにして使用される。まず、水田で使用するとき、下部排水口を閉じて、下部排水口、中部排水口および上部排水口を有する側面が水田側に、排出口を有する側面が、畦畔を挟んで水田とは反対側に設けられた排水路側になるよう、畦畔に設置する。降雨がないときや通常の降雨時には、中部排水口から枡本体の内部に流入した水田の水が、堰板で仕切られた中部排水口側の空間から排水調整孔を通ってその反対側の空間に流れ、排出口から排水路に排出される。これにより、水田の水位をほぼ一定に保つことができる。
大雨により、中部排水口から流入する水が排水調整孔からの排水量よりも多くなったときには、中部排水口から流入した水が、堰板で仕切られた中部排水口側の空間に溜まり始め、水田の水位が徐々に上昇していく。このとき、排出口から排水路に排出される水量は、排水調整孔からの排水量となり、大雨のときでも少しずつ排出することができる。水田の水位が堰板の高さまで達すると、中部排水口や上部排水口から流入した水が、排水調整孔からだけでなく、堰板を越えて反対側の空間に流れ、排出口から排出される。これにより、水田に溜まった水があふれて畦畔が崩れるのを防ぐことができる。
このように、本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置は、田んぼダム機能を有し、大雨のとき、中部排水口から堰板の高さの間で水田に水を溜めておくことができ、洪水被害を軽減することができる。
また、畑で使用するときには、堰板を取り外し、下部排水口を開いて、下部排水口、中部排水口および上部排水口を有する側面が畑側に、排出口を有する側面が排水路側になるよう、畑地の脇の排水溝に設置する。これにより、排水溝から排水路に向かって排水を行うとともに、下部排水口により、排水溝の水位を一定に保つこともでき、畑の地下水位をほぼ一定に保つことができる。
このように、本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置は、水田だけでなく、畑にも利用することができる。また、水田を畑に転換するときでも、配置等を換えるだけで利用することができる。このため、新たな排水調整装置などを準備する必要がなく、費用を低減することができる。本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置は、枡本体の上部開口を開閉するための蓋を有していてもよい。
本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置で、前記堰板は、上縁が前記上部排水口の下端とほぼ同じ高さになるよう取り付けられていることが好ましい。この場合、大雨で水田の水が堰板の高さを越えるのと、水田の水が上部排水口から枡本体の内部に流入するのがほぼ同時となるため、田んぼダム機能を超えたときの排水能力を高めることができ、畦畔の崩壊を防ぐ効果を高めることができる。
本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置で、前記枡本体は、底面が塞がれ、上下方向に伸びた円筒形状を成していることが好ましい。この場合、枡本体にかかる水圧や土圧を逃がしやすく、枡本体が変形するのを抑えることができる。また、枡本体が矩形のときと比べて材料の量を減らすことができ、安価である。
本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置は、L字型の排水管を有し、前記中部排水口および前記下部排水口は、同じ大きさの円形を成し、それぞれ外側に向かって水平に突出した円筒状のフランジを有し、前記排水管は、各フランジの中心軸を中心として所望の角度で、各フランジに水密的に着脱可能に設けられていてもよい。この場合、各フランジに取り付けたときの排水管の角度により、中部排水口や下部排水口に水が流入する高さを調整することができる。このため、稲や野菜の生育状況等に合わせて、容易に水田の水位や畑の排水溝の水位を調整することができる。
本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置で、前記枡本体は、底面に灌漑用流入口を有していてもよい。この場合、地下灌漑の設備を利用して、地下水位を調整することができる。例えば、パイプなどにより、地下灌漑の暗渠の排水管から灌漑用流入口を通して枡本体の内部に灌漑水を導入することにより、地下水位を調整することができる。
本発明に係る水田および畑兼用水位調整装置で、前記堰板は、前記中部排水口側の空間の下部を水平方向で塞ぐ底板と、前記中部排水口側の空間と前記反対側の空間とを高さ方向で仕切る側板とを有し、前記排水調整孔は、前記側板の前記中部排水口に対向する位置から横方向にずれた位置で、前記中部排水口よりも低い位置に設けられていてもよい。この場合、堰板が底板と側板とに分かれているため、着脱が容易である。また、排水調整孔が中部排水口に対向する位置からずれているため、中部排水口から流入する水の勢いを一旦抑制して、水位調整孔から排出口に流すことができる。
本発明によれば、水田だけでなく、畑にも利用することができ、水田を畑に転換する際の費用を低減することができる水田および畑兼用水位調整装置を提供することができる。
本発明の実施の形態の水田および畑兼用水位調整装置を示す(a)正面図、(b)右側面図、(c)排水管および排出管を取り外した平面図である。 図1に示す水田および畑兼用水位調整装置の堰板を示す(a)側板の正面図、(b)底板の平面図である。 図1に示す水田および畑兼用水位調整装置の、(a)降雨がないとき、(b)通常の降雨時の、水田での使用状態を示す断面図である。 図1に示す水田および畑兼用水位調整装置の、(a)大雨時に水位が堰板の上縁に達したとき、(b)大雨時に水位が堰板を越えたときの、水田での使用状態を示す断面図である。 図1に示す水田および畑兼用水位調整装置の、降雨がないときまたは通常の降雨時の畑での使用状態を示す断面図である。 図1に示す水田および畑兼用水位調整装置の、地下灌漑を利用したときの(a)水田、(b)畑での使用状態を示す断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明の実施の形態の水田および畑兼用水位調整装置を示している。
図1に示すように、水田および畑兼用水位調整装置10は、枡本体11と堰板12と排水管13とを有している。
図1に示すように、枡本体11は、ポリエチレン樹脂製で、底面が塞がれ、上下方向に伸びた円筒形状を成している。枡本体11は、内部が空洞で、上部開口21を有している。また、枡本体11は、下部排水口22と中部排水口23と上部排水口24と排出口25とを有している。下部排水口22は、枡本体11の正面側の側面の下部に設けられている。中部排水口23は、枡本体11の正面側の側面の、下部排水口22より高い中部に設けられている。上部排水口24は、枡本体11の正面側の側面の、中部排水口23より高い上部に設けられている。排出口25は、枡本体11の背面側の側面の下部で、下部排水口22と対向する位置に設けられている。
下部排水口22および中部排水口23は、同じ大きさの円形を成し、それぞれ外側に向かって水平に突出した円筒状のフランジ22a,23aを有している。上部排水口24は、横長の矩形状を成している。排出口25は、円形を成し、下部排水口22および中部排水口23より大きい径を有し、外側に向かって水平に突出した円筒状のフランジ25aを有している。また、枡本体11は、底面に、下方に向かって突出した灌漑用流入口26を有している。灌漑用流入口26は、円形を成し、枡本体11の底面の排出口25寄りで、下部排水口22の中心と排出口25の中心とを結ぶ線から横方向にずれた位置に設けられている。
枡本体11は、下部排水口22と中部排水口23との間の正面側の側面に、右側面側から左側面側にかけて円周方向に沿って、内部に向かって突出するよう設けられた円弧状凸部27を有している。また、枡本体11は、円弧状凸部27の左右両端から上方に向かって、上部排出口25よりやや低い位置まで伸びるよう設けられた1対の垂直凸部28を有している。
図2に示すように、堰板12は、木製で、ほぼ半円状の底板29と、矩形状の側板30とを有している。底板29は、枡本体11の内部の直径と同じ直径を有している。側板30は、枡本体11の内部の直径と同じ幅を有している。また、堰板12は、側板30の下部の、一方の側縁寄りの位置に排水調整孔30aを有している。排水調整孔30aは、円形を成し、中部排水口23よりも小さい径を有している。
図1に示すように、堰板12は、上部開口21から枡本体11の内部に挿入して着脱可能に取り付けられる。堰板12は、円弧状凸部27の上に水平に底板29を設置し、底板29の上で垂直凸部28の正面側に、垂直凸部28に沿って垂直に側板30を設置して取り付けられる。これにより、堰板12は、側板30により、中部排水口23を含む高さで、枡本体11の内部を中部排水口側の空間11aとその反対側の空間11bとに高さ方向で仕切るとともに、底板29により、中部排水口側の空間11aの下部を中部排水口23と下部排水口22との間で塞ぐようになっている。また、堰板12は、側板30の上縁が、上部排水口24の下端とほぼ同じ高さになっている。また、堰板12は、排水調整孔30aが、中部排水口23に対向する位置から横方向にずれた位置で、中部排水口23よりも低い位置に配置され、中部排水口側の空間11aと反対側の空間11bとを連通するようになっている。
排水管13は、L字型を成し、下部排水口22のフランジ22aおよび中部排水口23のフランジ23aに、水密的に着脱可能になっている。排水管13は、下部排水口22のフランジ22aおよび中部排水口23のフランジ23aの中心軸を中心として、所望の角度で取付可能になっている。なお、図1に示すように、水田および畑兼用水位調整装置10は、排出口25のフランジ25aに水密的に着脱可能な排出管14を有していてもよい。
次に、作用について説明する。
水田および畑兼用水位調整装置10は、水田1で使用するとき、図3(a)に示すように、下部排水口22を栓などで閉じ、中部排水口23のフランジ23aに排水管13を取り付けて、枡本体11の正面側が水田1に、背面側が、畦畔2を挟んで水田1とは反対側に設けられた排水路3の側になるよう、畦畔2に設置する。このとき、排出口25に排出管14などを取り付けて、排出口25が排水路3に連通するようにしておく。
図3(a)に示す降雨がないときや、図3(b)に示す通常の降雨時には、中部排水口23から枡本体11の内部に流入した水田1の水が、堰板12で仕切られた中部排水口側の空間11aから排水調整孔30aを通ってその反対側の空間11bに流れ、排出口25から排出管14を通って排水路3に排出される。これにより、水田1の水位をほぼ一定に保つことができる。また、中部排水口23のフランジ23aに取り付けた排水管13の角度により、中部排水口23に水が流入する高さを調整することができる。このため、稲の生育状況等に合わせて、容易に水田1の水位を調整することができる。
大雨により、中部排水口23から流入する水が排水調整孔30aからの排水量よりも多くなったときには、図4(a)に示すように、中部排水口23から流入した水が、堰板12で仕切られた中部排水口側の空間11aに溜まり始め、水田1の水位が徐々に上昇していく。このとき、排出口25から排水路3に排出される水量は、排水調整孔30aからの排水量となり、大雨のときでも少しずつ排出することができる。水田1の水位が堰板12の高さまで達すると、図4(b)に示すように、中部排水口23だけでなく上部排水口24からも枡本体11の内部に水が流入する。枡本体11の内部に流入した水は、排水調整孔30aからだけでなく、堰板12を越えて反対側の空間に流れ、排出口25から排出される。これにより、水田1に溜まった水があふれて畦畔2が崩れるのを防ぐことができる。
このように、水田1および畑兼用水位調整装置10は、田んぼダム機能を有し、大雨のとき、中部排水口23から堰板12の高さの間で水田1に水を溜めておくことができ、洪水被害を軽減することができる。
次に、畑4で使用するとき、図5に示すように、堰板12を取り外し、下部排水口22を開いてそのフランジ22aに排水管13を取り付け、枡本体11の正面が畑4の側に、背面が排水路3の側になるよう、あらかじめ掘り下げて形成された、畑地の脇の排水溝5に設置する。これにより、排水溝5から排水路3に向かって排水を行うとともに、下部排水口22により、排水溝5の水位を一定に保つこともでき、畑4の地下水位をほぼ一定に保つことができる。また、下部排水口22のフランジ22aに取り付けた排水管13の角度により、下部排水口22に水が流入する高さを調整することができる。このため、野菜の生育状況等に合わせて、容易に畑4の排水溝5の水位を調整することができる。
このように、水田および畑兼用水位調整装置10は、水田1だけでなく、畑4にも利用することができる。また、水田1を畑4に転換するときでも、配置等を換えるだけで利用することができる。このため、新たな排水調整装置などを準備する必要がなく、費用を低減することができる。
また、水田および畑兼用水位調整装置10は、地下灌漑の設備があるときには、その設備を利用して、地下水位を調整することができる。この場合、図6に示すように、パイプ41により、地下灌漑の暗渠の排水管13から灌漑用流入口26を通して枡本体11の内部に灌漑水を導入する。このとき、パイプ41の高さを変えることにより、地下灌漑の利用水位を調整することができる。
水田および畑兼用水位調整装置10は、枡本体11が上下方向に伸びた円筒形状を成しているため、枡本体11にかかる水圧や土圧を逃がしやすく、枡本体11が変形するのを抑えることができる。また、枡本体11がポリエチレン樹脂製であるため、耐久性、耐候性が高く、一体成型により水密性を高めることができる。また、枡本体11が矩形のときと比べて材料のポリエチレン樹脂の量を減らすことができ、安価である。
水田および畑兼用水位調整装置10は、堰板12が底板29と側板30とに分かれているため、枡本体11に対する着脱が容易である。また、排水調整孔30aが中部排水口23に対向する位置からずれているため、中部排水口23から流入する水の勢いを一旦抑制して、排水調整孔30aから排出口25に流すことができる。
1 水田
2 畦畔
3 排水路
4 畑
5 排水溝
10 水田および畑兼用水位調整装置
11 枡本体
21 上部開口
22 下部排水口
22a フランジ
23 中部排水口
23a フランジ
24 上部排水口
25 排出口
25a フランジ
26 灌漑用流入口
27 円弧状凸部
28 垂直凸部
12 堰板
29 底板
30 側板
30a 排水調整孔
13 排水管
14 排出管

Claims (6)

  1. 内部が空洞で、上部開口を有する枡本体と、
    前記上部開口から前記枡本体の内部に挿入して着脱可能に取り付けられた堰板とを有し、
    前記枡本体は、側面の下部にそれぞれ対向するよう下部排水口と排出口とを有し、前記下部排水口と同じ側の側面の、前記下部排水口より高い位置に中部排水口を有し、前記下部排水口と同じ側の側面の、前記中部排水口より高い位置に上部排水口を有し、
    前記堰板は、前記中部排水口を含む高さで、前記枡本体の内部を前記中部排水口側の空間とその反対側の空間とに高さ方向で仕切るとともに、前記中部排水口側の空間の下部を前記中部排水口と前記下部排水口との間で塞ぐよう設けられ、前記中部排水口よりも小さく、前記中部排水口側の空間と前記反対側の空間とを連通する排水調整孔を有していることを
    特徴とする水田および畑兼用水位調整装置。
  2. 前記堰板は、上縁が前記上部排水口の下端とほぼ同じ高さになるよう取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の水田および畑兼用水位調整装置。
  3. 前記枡本体は、底面が塞がれ、上下方向に伸びた円筒形状を成していることを特徴とする請求項1または2記載の水田および畑兼用水位調整装置。
  4. L字型の排水管を有し、
    前記中部排水口および前記下部排水口は、同じ大きさの円形を成し、それぞれ外側に向かって水平に突出した円筒状のフランジを有し、
    前記排水管は、各フランジの中心軸を中心として所望の角度で、各フランジに水密的に着脱可能に設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の水田および畑兼用水位調整装置。
  5. 前記枡本体は、底面に灌漑用流入口を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の水田および畑兼用水位調整装置。
  6. 前記堰板は、前記中部排水口側の空間の下部を水平方向で塞ぐ底板と、前記中部排水口側の空間と前記反対側の空間とを高さ方向で仕切る側板とを有し、
    前記排水調整孔は、前記側板の前記中部排水口に対向する位置から横方向にずれた位置で、前記中部排水口よりも低い位置に設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の水田および畑兼用水位調整装置。
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