JP6471300B1 - 油劣化度測定方法及び油劣化検出装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載された油劣化検出装置は、油中で静電容量を測定するための電極を有するセンサを備え、評価する油中での静電容量に基づいてその油の劣化度合いを算出するようになっている。
また、特許文献2に記載されたフライヤは、オイルパンの調理油に浸る位置に、電極を有するセンサを有し、オイルパン内の調理油に浸漬された状態のセンサで測定した電気情報から調理油の劣化程度を得る劣化検出機能を備えている。
また、特許文献3には、油中で一対の電極間の電圧を測定し、測定した電圧に基づいてその油の劣化度を求める技術が記載されている。
ハンディタイプの油劣化検出装置は、把持可能な本体部と、本体部の先端側に設けられたセンサ支持部と、センサ支持部に取り付けられたセンサと、センサで測定した値に基づいてTPM値を求める制御部と、を有している。
この油劣化検出装置は、センサが本体部の先端に設けられたセンサ支持部に取り付けられているため、使用者の取り扱い状況によっては、センサ支持部を鍋底やフライヤのオイルパンの壁面などにぶつけてセンサが壊れる虞が少なからずある。そのため、センサを保護する保護カバーの装着が検討されている。
そのため、測定毎に電極表面をクリーニングすることが望まれるが、保護カバーはクリーニング作業の妨げとなる虞がある。
そのため、油劣化検出装置に対し、センサが保護されて壊れにくいということと、クリーニング作業が容易であるということと、を両立させることが望まれていた。
1) IH加熱装置によって加熱又は保温されている油の劣化度を油劣化検出装置で測定する油劣化度測定方法であって、
前記油劣化検出装置として、油の電気的特性を測定するセンサ及び長手を有し前記長手の一方の端部に前記センサを有する本体部を備えたものを用い、
前記油劣化検出装置を、前記本体部に、交番磁束が生じている空間内に置いた場合に前記交番磁束を打ち消すように渦電流が生じる材料で形成したセンサカバーを、前記センサが前記センサカバーの内部に位置するように取り付けたカバー取り付け状態とし、
前記カバー取り付け状態で、前記センサを前記油に浸漬して前記電気的特性を測定することを特徴とする油劣化度測定方法である。
2) 前記センサカバーを、
前記本体部に取りつける基部、前記カバー取り付け状態において前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を有して配置された先端頭部、並びに、前記基部と前記先端頭部と連結する第1の連結柱部及び前記第1の連結柱部よりも細幅の第2の連結柱部を含む連結部を有するものにすることを特徴とする1)に記載の油劣化度測定方法である。
3) 前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢とし、
前記カバー取り付け状態を、前記センサカバーが、前記本体部に対し、前記連結部が前記センサの少なくとも一部を覆う第1の周方向位置にある状態とすることを特徴とする2)に記載の油劣化度測定方法である。
4) 前記センサカバーを、前記本体部に対し、前記第1の周方向位置と前記連結部が前記センサを完全に覆わない第2の周方向位置との間で回動可能とし、
前記センサのクリーニングを、前記センサカバーを前記第2の周方向位置にして行うことを特徴とする3)に記載の油劣化度測定方法である。
5) 油の電気的特性を測定するセンサと、
長手を有し前記長手の一方の端部に前記センサを有する本体部と、
前記本体部に取りつけられ、交番磁束が生じている空間内に置いた場合に前記交番磁束を打ち消すように渦電流が生じる材料で形成されたセンサカバーと、
を備え、
前記センサは、前記センサカバーの内部に位置している油劣化検出装置である。
6) 前記本体部は、前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢で有し、
前記センサカバーは、
先端部が前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を呈し、前記長手の方向の前記センサに対応する位置に、側面視において前記センサの幅以上の幅で開口する開口部を有していることを特徴とする5)に記載の油劣化検出装置である。
7) 前記本体部は、前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢で有し、
前記センサカバーは、
前記本体部に取りつけられた基部、前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を有して配置された先端頭部、並びに、前記基部と前記先端頭部と連結する第1の連結柱部及び前記第1の連結柱部よりも細幅の第2の連結柱部を含む連結部を有すると共に、前記本体部に対し、前記連結部が前記センサの少なくとも一部を覆う第1の周方向位置で取り付けられている5)に記載の油劣化検出装置である。
8) 前記本体部は、前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢で有し、
前記センサカバーは、
前記本体部に取りつけられた基部、前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を有して配置された先端頭部、及び前記基部と前記先端頭部とを一箇所のみで連結する連結部を有すると共に、前記本体部に対し、前記連結部が前記センサの少なくとも一部を覆う第1の周方向位置で取りつけられている5)に記載の油劣化検出装置である。
9) 前記センサカバーは、前記本体部に対し、前記第1の周方向位置と前記連結部が前記センサを完全に覆わない第2の周方向位置との間で回動可能とされていることを特徴とする7)又は8)に記載の油劣化検出装置である。
10) 前記センサカバーは、前記本体部に対し、ねじの螺合により回動及び着脱可能とされていることを特徴とする5)に記載の油劣化検出装置である。
油劣化検出装置51は、ハンディタイプである。使用者は、これを把持し、フライヤや鍋などの容器に溜められた油の中に静電容量センサを有する先端部分を浸漬して使用する。
油劣化検出装置51は、先端部分が油中に浸漬された状態で測定した静電容量に基づき、周知の方法でTPM値を求めて表示する装置である。すなわち、油劣化検出装置51は、油の劣化度合いを検出する装置である。
本体部1は、後端側から順に、把持部11,操作部12,基幹部13,中継部14,及びセンサ支持部15を有する。
把持部11及び中継部14は、筐体が金属で形成されている。金属例は、ステンレス合金である。
把持部11は使用者が手で握れる部分である。把持部11の内部には、この油劣化検出装置51の電源となる乾電池などのバッテリBTが収容される。
把持部11には、径の外方に突出してストラップを結び止めできるストラップホルダ111も備えられている。
制御部131aは、操作部12の操作に応じて、油劣化検出装置51の動作を制御すると共に、その動作状態(電池残量など)を表示部132に表示させる。
また、制御部131aは、後述するセンサ3からの検出信号に基づいてTPM値を求め、その値を表示部132に表示させる。
基幹部13は筐体が透明であるから、内部に収容された表示部132の表示を、使用者は外部から視認できる。
図2は、センサカバー2を取り外した状態のセンサ支持部15と中継部14の先端部分とが示されている。
カバー係合部151は、中継部14の外径に対し、センサカバー2の肉厚の2倍分だけ小さい外径の円筒状に形成されている。
雄ねじ部152には、カバー係合部151の外径よりもわずかに小さい外径(呼び径)の雄ねじが形成されている。
中間部153は、雄ねじ部152側の円柱形状から縮径すると共に、横断面が徐々に細長矩形化するように形成されている。
センサ支持部15は、中間部153の細長矩形化した先端に接続して板状に延び、一方の面である図2(b)の上面にセンサ3が取り付けられている。
電極部3132は、一対の櫛形電極である外櫛電極31と内櫛電極32とが、絶縁状態で互いに入り込むよう組み合わされた配線パターンの組として形成されている。
外櫛電極31に接続した配線パターンである外櫛電極線311と、内櫛電極32に接続した配線パターンである内櫛電極線321とは、不図示のリード線に接続されて配線孔内を通り、中継部14を経て基板131に接続されている。
すなわち、センサ3と制御部131aとは電気的に接続されている。
センサカバー2は、金属材料(例えばSUS316)を用い、例えばシームレスパイプ又は丸棒から切削加工で形成される。
センサカバー2は、後端側に配置された円筒状の基部21と、先端側に配置された円環状の先端頭部22と、基部21と先端頭部22とを軸方向に連結する連結部23と、を有する。
連結部23は、この例では2つの連結柱部、すなわち、連結柱部231及び連結柱部232である。
連結柱部231と連結柱部232とは、周方向に離隔して形成されており、この例においては径方向に対向して形成されている。
図4(c)に示されるように、連結柱部231の側面視における幅である幅D231は、連結柱部232の側面視における幅である幅D232よりも広く(大きく)なっている。
また、幅D231は、センサ3の幅D3〔図2(a)参照〕に概ね対応した値で設定されている。例えば、側面視で、幅D231は幅D3以上の値で設定されている。また、幅D232は、幅D3よりも小さい値(細幅)で設定されている。
また、開口部24及び開口部25の側面視における開口幅D24及び開口幅D25〔図4(b)参照〕の内の大きい方は、少なくともセンサ3の幅D3以上となるように、連結柱部231,232の幅D231,D232が設定されている。
これにより、作業者がこの油劣化検出装置51をフライヤ或いは鍋の油中に差し入れた際に、先端側をフライヤ壁や鍋底などに誤ってぶつけたとしても、先端頭部22が当たりセンサ支持台154には当たらない。そのため、センサ3の電極部3132が損傷する虞はない。
また、図6(b)に示されるように、開口部24,25の中継部14側の縁部24a,25aは、センサ3の後端部3bと同じ位置かそれより後端部側(中継部14側)に位置していることが望ましい。すなわち、図6(b)に示される距離Lcが0(ゼロ)か正値であることが望ましい。
これにより、センサカバー2が後述の取り付け基準姿勢及びクリーニング姿勢にあるときに、センサ3の長手方向の全体を、開口部24或いは開口部25から臨むことができる。
そのため、開口部24,25を通して綿棒や布などで行うクリーニングにおいて、センサ3の長手方向全体に綿棒や布が届き、クリーニング作業が容易となる。
開口部24,25は、このようにクリーニング作業に利用されると共に、この油劣化検出装置51の先端側を油中に差し込んだときの空気逃げとしても機能する。
すなわち、センサカバー2は、本体部1に対して回動可能となっている。
雌ねじ部212と雄ねじ部152とは、基部21が中継部14の端部に当接するまでしっかりと螺着させたときに、センサカバー2の回動方向の姿勢が必ず所定の姿勢となるように、ねじ切り位置が管理されている。このセンサカバー2の第1の周方向位置での所定の姿勢を、取り付け基準姿勢と称する。
一方、幅の細い方の第2の連結柱部である連結柱部232は、センサ支持台154のセンサ3が取り付けられていない側の面に対向する。
そのため、油劣化検出装置51は、測定作業においてセンサ支持台154が鍋底やオイルパンの壁面などにぶつかることはなく、センサ3が壊れる虞はない。
この場合、センサカバー2が取り付け基準姿勢となったまま、開口部24又は開口部25を通して綿棒等でセンサ3の表面を側方からクリーニングできる。
このように、油劣化検出装置51は、センサカバー2を本体部1から取り外すことなくセンサ3の表面をクリーニングできるので、クリーニング作業が容易である。
これにより、綿棒や布などを用いてセンサ3の正面側から電極部3132に付着した残油などを除去するクリーニングが可能である。そのため、クリーニング作業は容易である。
これにより、センサカバー2を交番磁束が生じている空間内に置いた場合に、センサカバー2にはその交番磁束を打ち消すように渦電流が生じる。
そのため、センサカバー2の内部は、外部の交番磁束の影響を受けにくいシールド空間となる。すなわち、センサカバー2の内部空間は、外部の磁束変化に影響を受けにくい空間となる。
そのため、センサカバー2を備えた油劣化検出装置51は、フライヤ或いは鍋を交番磁束によって誘導加熱する、いわゆるIH加熱方式で加熱して収容した油を昇温させる場合であっても、センサ3が交番磁束の影響を大きく受けずに静電容量を測定でき、その測定値から油のTPM値を得て出力できる。
この連結部23Aを有するセンサカバー2Aを、変形例1として図9及び図10に示す。
図9は、センサカバー2を示した図4に対応する図であり、図10は、センサカバー2Aの斜視図である。
連結部23Aの側面視の幅D23Aは、概ねセンサ3の幅D3に対応した値で設定されている。例えば、側面視で、幅D23Aは、幅D3以上、かつセンサカバー2Aの直径以下となるように設定されている。すなわち、連結部23Aが取り得る周方向角度は、大きくても180°未満とされている。
これにより、取り付け基準姿勢で、センサ3は、正面側が連結部23Aで覆われて、他部材との衝突において良好に保護される。
センサ3の表面を正面側からクリーニングする際には、センサカバー2Aを例えば螺合を緩める方向に約90°回動させることで、センサカバー2と同様に、容易に行うことができる。
図11は、変形例2として、先端頭部22の替わりに、径方向に対向する2箇所の不連続部26,27を有する先端頭部22Bを備えたセンサカバー2Bが示されている。
センサカバー2Bは、センサカバー2の基部21及び雌ねじ部212にそれぞれ対応する基部21B及び雌ねじ部212Bを有する。また、センサカバー2Bは、連結部23とその連結柱部231,232にそれぞれ対応する連結部23Bとその連結柱部231B,232Bと、を有し、それにより開口部24,25に対応する開口部24B,25Bが形成されている。
センサカバー2Bも、センサ3の保護及びクリーニングの容易性において、センサカバー2及びセンサカバー2Aと同様の効果を奏する。
図12は、センサカバー2Cの連結部23Cの形成位置における横断面形状を示す断面図である。図12(a)は、取り付け基準姿勢での断面図であり、図12(b)はクリーニング姿勢での断面図である。
また、図12に示された例では、その(b)図で示されるクリーニング姿勢で、センサ3の幅に対応した幅の開口部25Cが得られるように、連結柱部232Cと連結柱部233Cとの周方向間隔を、連結柱部231Cと、連結柱部232及び連結柱部233Cと、のそれぞれの周方向間隔よりも小さく設定してある。
すなわち、連結柱部231C〜233Cを、それらの周方向角度ピッチがすべて同一とはならないように形成してある。
この場合、センサカバー2Cの雌ねじ部212Cと本体部1側の雄ねじ部152とのねじ切り位置を管理しなくても、センサ3の正面に対し、一方の側方又は他方の側方から開口部を通して綿棒や布等のクリーニング具61を挿入し、センサ3の表面をクリーニングすることができる。また、センサ3の正面全体を連結部23Cによって必ずしも覆う設定にはできないが、ある程度覆えるものにできる。また、センサカバー2Cの先端側には、先端頭部22が変わらず配置されるので、センサカバー2Cは、他部材との衝突の際に、センサ3をセンサカバー2A,2Bと同様に保護することができる。
センサカバー2Dは、センサカバー2の基部21に対応する基部21Dと、先端頭部22に対応する先端頭部22Dと、を有する。また、センサカバー2Dは、連結柱部231,232にそれぞれ対応する連結柱部231D,232Dを有し、それにより開口部24,25に対応する開口部24D,25Dが形成されている。
センサカバー2Dは、先端頭部22Dが、センサカバー2の軸線CL2Dに対して直交せず斜交方向に沿って形成されている。
センサカバー2Dも、センサ3の保護及びクリーニングの容易性において、センサカバー2,センサカバー2A〜2Cと同様の効果を奏する。
また、上述の変形例の内、少なくとも先端頭部が閉じた不連続部のない環状になっているセンサカバー2A,2C,2Dは、実施例のセンサカバー2と同様に、外部空間の磁束変化の影響を受けにくく、IH加熱されている容器に収容された油の静電容量を測定しTPM値(%)で表示できる。
例えば、中継部14が他の部位よりも小径に形成されていてもよい。また、本体部1は、直棒状に形成されているものに限らず、弓なりの湾曲状、或いは屈曲部を有する形状に形成されていてもよい
センサカバー2は、本体部1に対し取り外しできずに一体化されていてもよい。
その場合、取り付け基準姿勢とクリーニング姿勢との間の回動が可能になっているとよい。
センサカバーを備えずにセンサが露出した状態で使用される油劣化検出装置は、一般的に、実施例の油劣化検出装置51における中継部14が、基幹部13及びセンサ支持部15よりも細い棒状に形成された外観を呈する。
そこで、このような装置に対しては、センサカバー2,2A〜2Dのいずれかを、例えばセンサ支持部15又は中継部14に対し、周知の手法(ねじでの固定、接着剤による固着、溶接など)で着脱自在又は取り外し不能に後付けで取り付ける。
センサカバーを後付けすることで、センサの破損防止効果やクリーニング作業の容易化が図られると共に、IH加熱装置で昇温或いは保温中の油に対しても、静電容量の測定が可能となり、TPM値を得ることができる。
11 把持部、 111 ストラップホルダ、 12 操作部
12a 操作ボタン、 13 基幹部、 131 基板
131a 制御部、 132 表示部、 14 中継部
15 センサ支持部、 151 カバー係合部、 152 雄ねじ部
153 中間部、 154 センサ支持台、 154a 先端部2,2A,2B,2C,2D センサカバー
21 基部、 211 係合部、 212,212A 雌ねじ部
22,22A,22B,22D 先端頭部、 22a 端部
23,23A,23C 連結部
231,232,231C,232C,233C 連結柱部
24,25,25C 開口部、 24a,25a 縁部
26,27 不連続部
3 センサ
3a センサベース、 3b 後端部、 3c 先端部
31 外櫛電極、 311 外櫛電極線、 32 内櫛電極
321 内櫛電極線、 3132 電極部
51 油劣化検出装置
61 クリーニング具
BT バッテリ
CL2D 軸線
D231,D232,D3,D23A 幅、 D24,D25 開口幅
La,Lb 距離、 L22 幅
Claims (10)
- IH加熱装置によって加熱又は保温されている油の劣化度を油劣化検出装置で測定する油劣化度測定方法であって、
前記油劣化検出装置として、油の電気的特性を測定するセンサ及び長手を有し前記長手の一方の端部に前記センサを有する本体部を備えたものを用い、
前記油劣化検出装置を、前記本体部に、交番磁束が生じている空間内に置いた場合に前記交番磁束を打ち消すように渦電流が生じる材料で形成したセンサカバーを、前記センサが前記センサカバーの内部に位置するように取り付けたカバー取り付け状態とし、
前記カバー取り付け状態で、前記センサを前記油に浸漬して前記電気的特性を測定することを特徴とする油劣化度測定方法。 - 前記センサカバーを、
前記本体部に取りつける基部、前記カバー取り付け状態において前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を有して配置された先端頭部、並びに、前記基部と前記先端頭部と連結する第1の連結柱部及び前記第1の連結柱部よりも細幅の第2の連結柱部を含む連結部を有するものにすることを特徴とする請求項1記載の油劣化度測定方法。 - 前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢とし、
前記カバー取り付け状態を、前記センサカバーが、前記本体部に対し、前記連結部が前記センサの少なくとも一部を覆う第1の周方向位置にある状態とすることを特徴とする請求項2記載の油劣化度測定方法。 - 前記センサカバーを、前記本体部に対し、前記第1の周方向位置と前記連結部が前記センサを完全に覆わない第2の周方向位置との間で回動可能とし、
前記センサのクリーニングを、前記センサカバーを前記第2の周方向位置にして行うことを特徴とする請求項3記載の油劣化度測定方法。 - 油の電気的特性を測定するセンサと、
長手を有し前記長手の一方の端部に前記センサを有する本体部と、
前記本体部に取りつけられ、交番磁束が生じている空間内に置いた場合に前記交番磁束を打ち消すように渦電流が生じる材料で形成されたセンサカバーと、
を備え、
前記センサは、前記センサカバーの内部に位置している油劣化検出装置。 - 前記本体部は、前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢で有し、
前記センサカバーは、
先端部が前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を呈し、前記長手の方向の前記センサに対応する位置に、側面視において前記センサの幅以上の幅で開口する開口部を有していることを特徴とする請求項5記載の油劣化検出装置。 - 前記本体部は、前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢で有し、
前記センサカバーは、
前記本体部に取りつけられた基部、前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を有して配置された先端頭部、並びに、前記基部と前記先端頭部と連結する第1の連結柱部及び前記第1の連結柱部よりも細幅の第2の連結柱部を含む連結部を有すると共に、前記本体部に対し、前記連結部が前記センサの少なくとも一部を覆う第1の周方向位置で取り付けられている請求項5記載の油劣化検出装置。 - 前記本体部は、前記センサを前記本体部の側方を向く姿勢で有し、
前記センサカバーは、
前記本体部に取りつけられた基部、前記センサよりも先端側に突出しかつ径方向に大きい弧状形状又は環状形状を有して配置された先端頭部、及び前記基部と前記先端頭部とを一箇所のみで連結する連結部を有すると共に、前記本体部に対し、前記連結部が前記センサの少なくとも一部を覆う第1の周方向位置で取りつけられている請求項5記載の油劣化検出装置。 - 前記センサカバーは、前記本体部に対し、前記第1の周方向位置と前記連結部が前記センサを完全に覆わない第2の周方向位置との間で回動可能とされていることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の油劣化検出装置。
- 前記センサカバーは、前記本体部に対し、ねじの螺合により回動及び着脱可能とされていることを特徴とする請求項5記載の油劣化検出装置。
Priority Applications (8)
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