JP2010151723A - 表面電位計 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象物の被検出面に対して検知電極の検出面を平行に対向させつつ、表示手段の確認が可能な表面電位計を提供すること。
【解決手段】本体部11の側面11bには、ヘッドユニット14が取着されている。ヘッドユニット14は、測定対象物の帯電量を検出するための検出ヘッド15と、検出ヘッド15を本体部11に連結する連結部16とから構成されている。検出ヘッド15には検知電極17が固定されている。検出ヘッド15は、連結部16と相対回動可能に連結されている。表示手段12を視認し易いように本体部11を保持し、測定対象物に検出ヘッド15を近づける。そして、本体部11の位置を固定したまま、検出ヘッド15を回動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象物の帯電量を測定する表面電位計に関するものである。
従来、測定対象物の帯電量を測定する表面電位計が広く知られている。表面電位計の検知電極には、静電誘導によって測定対象物の帯電量に応じた電荷が誘導される。表面電位計は、この検知電極の電位を測定し、この電位から測定対象物の帯電量を算出し、その帯電量を表示する。
表面電位計においては、帯電量を表示する表示手段が設けられたケース内に検知電極を備えた所謂センサ一体型のもの(例えば、特許文献1参照)、表示手段が設けられたケースと検知電極が設けられた検出ヘッドとをケーブルにより接続した所謂ヘッド分離型のもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開平5−172886号公報 特開2007−327816号公報
表面電位計は静電誘導によって測定対象物の被検出面における帯電量を測定するため、使用者は、被検出面に対してその被検出面と検知電極とを平行にする必要がある。このため、ヘッド一体型の表面電位計では、測定対象物の形状、即ち被検出面の角度によって表面電位計を傾けなければ被検出面の帯電量を正確に測定することができないため、表面電位計の傾きによっては使用者が表示手段を確認し難くなってしまうという問題がある。一方、ヘッド分離型の表面電位計では、使用者が表示手段が設けられたケースの角度を自由に設定することができるものの、そのケースと検出ヘッドとを保持しなければならないため、測定結果を書き留める等の操作を測定と同時に行うことが難しいという問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、測定対象物の被検出面に対して検知電極の検出面を平行に対向させつつ、表示手段の確認が可能な表面電位計を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、測定対象物の表面電位により電荷が誘導される検知電極と、前記検知電極の電位に応じた検出信号を出力する検出手段と、
前記検出信号に基づいて前記測定対象物の表面電位を算出する算出手段と、前記表面電位を表示する表示手段と、前記検知電極を有する検出ヘッドと前記表示手段とを連結し、前記検知電極の検出面の向きと前記表示手段の表示面の向きとを相対的に変更するとともに、変更した前記検知電極と前記表示手段の位置を維持する連結手段と、を備えた。上記構成によれば、検知電極の検出面の向きと表示手段の表示面の向きとを相対的に変更することが可能であるため、測定対象物の被検出面に対して検知電極の検出面を平行に対向させつつ、表示手段の確認を可能とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の表面電位計において、前記連結手段は、少なくとも異なる種類の連結手段から選択される構成であって、前記検出ヘッドと前記表示手段とを分離可能に形成されてなる。上記構成によれば、検知電極の方向と表示手段の方向とを相対的に変更する連結手段を複数種類用意し、測定対象物の形状に応じた連結手段を選択して連結手段を取り替えることができる。
以上記述したように、本発明によれば、測定対象物の被検出面に対して検知電極の検出面を平行に対向させつつ、表示手段の確認が可能な表面電位計を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1(a)に示すように、表面電位計の本体部11は長方形箱状に形成され、その上面11aには、表示手段12と操作部13とが配設されている。表示手段12は、複数の文字を表示可能な表示器であり、例えばLCDである。表示手段12には、表面電位計の測定結果、即ち測定対象物の帯電量が表示される。操作部13は、本実施形態では複数の操作ボタンであり、各操作ボタンにはそれぞれ機能が設定されている。例えば、電源オンの機能を設定することにより、後述する制御部は、表示手段12の表示や後述する検出ヘッドへの電源供給を停止又は供給量を低減することで、省電力化を図ることが可能である。
本体部11の側面11bには、ヘッドユニット14が取着されている。ヘッドユニット14は、測定対象物の帯電量を検出するための検出ヘッド15と、検出ヘッド15を本体部11に連結する連結手段としての連結部16とから構成されている。上記したように本体部11には、測定対象物の帯電量を表示する表示手段12が設けられている。従って、連結部16は、測定対象物の帯電量を検出する検出ヘッド15と、その帯電量を表示する表示手段とを連結する。
検出ヘッド15は中空円柱状に形成され、その内部には検知電極17が配設されている。図1(a)には検知電極17を概略的に長方形状に表示してある。図1(b)に示すように、検出ヘッド15には、長方形状の検出窓15aが開口形成されており、その検出窓15aから検知電極17が露出している。この検出窓15aから露出する面を検出面という。
連結部16は円筒状に形成され、その内部には、本体部11内の回路と検出ヘッド15内の回路とを電気的に接続する配線が収容されている。連結部16は、着脱部18により、本体部11と着脱可能に形成されている。着脱部18は、例えば、本体部11には円筒状に形成されるとともにその外周面に雄ねじが形成された受け部と、受け部に螺着可能に円筒状に形成された取付部とから構成され、取付部を受け部に螺合させることにより、本体部11に連結部16が取り付けられる。そして、本体部11と連結部16にそれぞれ形成されたソケット及びプラグによって、本体部11に内蔵された回路等と、ヘッドユニット14に内蔵された回路等とが電気的に接続される。
検出ヘッド15は、連結部16と相対回動可能に連結されている。図2は、その連結部の一例を示す斜視図である。連結部16の先端には、周方向に沿って全周に亘って延びる係止溝16aと、周方向に沿って延びる所定長さの規制溝16bとが形成されている。係止溝16aには、検出ヘッド15の外周端から内側に延びる円環状の係止板15bが挿入される。係止溝16aには、検出ヘッド15の内周面から中心方向に延びる係止片15cが挿入される。係止板15b及び係止片15cは、係止溝16a及び規制溝16bを構成する軸方向内壁と摺接するように形成されている。この構成により、検出ヘッド15と連結部16は、相対的に回動可能であるとともに、摺接する部分の摩擦力により、自由な回動が規制される、即ち検出ヘッド15と連結部16との相対的な回動位置が維持される。更に、係止片15cが係止溝16aを構成する周方向側壁と当接することにより、検出ヘッド15と連結部16の相対的な回動範囲を設定する。この回動範囲を設定することにより、検出ヘッド15が連結部16に対して多回転して連結部16内に収容された配線がねじれて断線するのを防止している。
上記したように、検出ヘッド15の外形は円柱状に形成され、連結部16と相対回動可能に連結されている。図3(a)に示すように、検出ヘッド15の外形中心(先端面が円形状であり、その円の中心)は、検出ヘッド15の回動中心と一致している。そして、図3(b)に示すように、上記の検知電極17は、検出ヘッド15内に固定されているため、検出ヘッド15の回動中心を中心として回動する。
測定対象物の帯電量を測定する場合、検知電極17を測定対象物に近づけるとともに、検知電極17の検出面を測定しようとする被検出面と平行に対向させる必要がある。本実施形態における表面電位計の使用者は、表示手段12を視認し易いように本体部11を保持し、測定対象物に検出ヘッド15を近づける。そして、本体部11の位置を固定したまま、検出ヘッド15を回動させる。すると、測定対象物の被検出面と検出ヘッド15に内蔵された検知電極17との位置関係に応じて静電誘導によってその検知電極17に誘導される電荷量が変化し、本体部11の表示手段12に表示される測定結果が変化する。この表示手段12に表示される数値が最も大きくなったときの検出ヘッド15の回動位置が、被検出面と検知電極17の検出面とが平行に対向したときである。尚、外形円柱状の検出ヘッド15が被検出面と平行になるように本体部11を保持することにより、その検出ヘッド15の回動軸方向において、被検出面と検知電極17の検出面とが平行に対向される。
そして、使用者にとって把握可能な距離は、測定対象物の被検出面と検出ヘッド15の検出面までの距離である。この距離は、測定距離として設定され、表面電位計の取扱説明書等に標記されている。作業者は、この測定距離に従って、測定対象物の被検出面に対して検出ヘッド15を配置する。検出ヘッド15の回動中心と、検出ヘッド15の外形中心とがずれている、即ち偏心していると、検出ヘッド15を回動することにより、検出ヘッド15の検出面と被検出面との間の距離が測定距離からずれる、即ち被検出面から検知電極17の検出面までの距離がずれることになる。このため、検出ヘッド15の外形中心と回動中心とを一致させることにより、作業者にとって判りやすい検出ヘッド15と被検出面との間の距離を設定することにより、検出ヘッド15に内蔵された検知電極17を容易に所望の位置に配置することができるようになる。
上記検知電極17の検出面は、測定対象物の被検出面と平行に対向される、即ち検知電極17に垂直な方向が検知電極17の検出方向である。検出ヘッド15が相対回動可能に連結された連結部16は、図1(a)に示すように、本体部11に固定されている。本体部11の上面11aには、表示手段12に文字等が表示される表示面が露出している。従って、作業者は、本体部11の上面11aと垂直な方向から表示手段12の視野角に応じた範囲が表示手段12を視認可能な方向となる。好適な視認方向は、本体部11の上面11aと垂直な軸方向である。そして、検出ヘッド15は連結部16と相対回動可能、即ち本体部11と相対回動可能である。従って、検出ヘッド15と本体部11とを相対回動可能に連結することにより、検出ヘッド15に内蔵された検知電極17の検出方向と、本体部11に配置した表示手段12の視認方向とを容易に相違させることができる。更に、連結部16に対する検出ヘッド15の相対的な回動位置が維持されている。従って、表示手段12の表示方向と検知電極17の検出方向との相対的な関係を維持することができる。そして、作業者は本体部11を把持することにより、表示手段12の表示方向と検知電極17の検出方向との相対的な関係を維持したまま、本体部11、即ち検知電極17を移動させることができる。
図4は、表面電位計の電気的構成を示すブロック回路図である。
検出ヘッド15は、検知電極17と接続された検出手段としての検出部21を有している。検出部21は、検知電極17の電荷量に応じた検出信号を出力する。例えば、検出部21は、電荷量に応じた物理量(電圧、電流)の検出信号を出力する。
本体部11には、検出部21と電気的に接続される算出手段としての電位算出部22、その電位算出部22と接続されるとともに表示部(表示手段)12及び操作部13と接続された制御部23を有している。電位算出部22は、検出部21から出力される検出信号に基づいて、測定対象物の被検出物の帯電量、即ち表面電位を算出する。例えば、電位算出部22は、所定のタイミングで検出信号のレベルをサンプリングし、そのサンプリングされた検出信号のレベルに基づいて測定対象物の表面電位を算出する。制御部23は、操作部13の出力信号に応じて、電源供給等を制御する。また、制御部23は、電位算出部22にて算出された表面電位を表示手段12に表示させる。
図5に示すように、測定対象物Wの斜面(被測定面)Waにおける表面電位を測定する場合、作業者は、本体部11を所定の姿勢(図5では上面11aを水平とする姿勢)で保持する。そして、検出ヘッド15を回動させ、検知電極17を斜面Waと平行にする。この場合、図面の上側が表示手段12の視認方向であり、一点鎖線で示す矢印が検知電極17の検出方向となる。尚、図5において、本体部11、測定対象物Wの斜面Waと検知電極17の方向を明示するために、検知電極17を実線で表している。また、測定対象物Wと検出ヘッド15との距離は、実際と異なるものである。
上記したように、ヘッドユニット14は本体部11に対して着脱可能に形成されている。従って、他の形状のヘッドユニットを用意し、本体部11に取着することで、種々な形状の測定対象物の表面電位を測定することが可能となる。
図6(a)(b)には、図1に示すヘッドユニット14と交換可能なヘッドユニットを示す。図6(a)に示すように、ヘッドユニット31の連結部32は、形状保持アームとしてのフレキシブルアームにより構成されている。連結部32は、波状に形成された金属管であり、外力を加えることにより自在に湾曲し、外力を加えないときに形状を維持する。連結部32の先端は、検出ヘッド15が回動可能に連結されている。このように表面電位計を構成することにより、本体部11の向きが自由となり、作業者にとって表示手段12に表示される文字が認識し易い方向に本体部11を保持することが可能となる。
また、図6(b)に示すように、ヘッドユニット41の連結部42は、第1リンク43と第2リンク44を回動可能に連結した屈曲アームにより構成されている。検出ヘッド15は、第2リンク44の先端に、回動可能に連結されている。このように表面電位計を構成することにより、本体部11の向きが自由となり、作業者にとって表示手段12に表示される文字が認識し易い方向に本体部11を保持することが可能となる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本体部11の側面11bには、ヘッドユニット14が取着されている。ヘッドユニット14は、測定対象物の帯電量を検出するための検出ヘッド15と、検出ヘッド15を本体部11に連結する連結部16とから構成されている。検出ヘッド15は、連結部16と相対回動可能に連結されている。表示手段12を視認し易いように本体部11を保持し、測定対象物に検出ヘッド15を近づける。そして、本体部11の位置を固定したまま、検出ヘッド15を回動させる。従って、検知電極17の検出面の向きと表示手段12の表示面の向きとを相対的に変更することが可能であるため、測定対象物Wの被検出面Waに対して検知電極17の検出面を平行に対向させつつ、表示手段12の確認を可能とすることができる。
(2)検出ヘッド15は、連結部16と相対回動可能に連結されている。検出ヘッド15の外形中心(先端面が円形状であり、その円の中心)は、検出ヘッド15の回動中心と一致している。検知電極17は、検出ヘッド15内に固定されているため、検出ヘッド15の回動中心を中心として回動する。表示手段12を視認し易いように本体部11を保持し、測定対象物に検出ヘッド15を近づける。そして、本体部11の位置を固定したまま、検出ヘッド15を回動させる。検出ヘッド15の外形中心と回動中心とを一致させることにより、作業者にとって判りやすい検出ヘッド15と被検出面との間の距離を設定することにより、検出ヘッド15に内蔵された検知電極17を容易に所望の位置に配置することができる。
(3)連結部16は、着脱部18により、本体部11と着脱可能に形成されている。他の形状のヘッドユニットを用意し、本体部11に取着することで、種々な形状の測定対象物の表面電位を測定することが可能となる。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、着脱部18により本体部11と連結部16とを着脱するようにしたが、着脱箇所を適宜変更してもよい。
例えば、図7(a)に示すように、検出ヘッド15と連結部16との間に着脱部18を設けるようにしてもよい。また、図7(b)に示すように、連結部16の途中に着脱部18を設けるようにしてもよい。また、図7(c)に示すように、本体部11に着脱部18を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態に対し、フレキシブルアームの構成を適宜変更してもよい。
例えば、図8(a)に示すように、連結部51はフレキシブルアームであり、フレキシブルアームは、3次元的な変形とねじれ変形が可能、且つ変形状態を保持可能に形成されている。図8(b)に示すように、連結部51は、弾性を有する円筒部材(例えばゴム)52と、外力を加えることにより塑性変形が可能で外力を加えないときに形状を維持する部材(例えば、アルミニウムやはんだの線材)(図示略)を円筒部材52の内部孔に挿入して形成されている。尚、ゴムなどの弾性部材に鉄粉などの金属粉を混入してフレキシブルアームを形成してもよい。図9に示すように、作業者は、連結部51を変形させて検出ヘッド15の検知電極17の検出面を、測定対象物の被検出面と平行に対向させる。このように、表面電位計を構成することにより、本体部11の向きが自由となり、作業者にとって表示手段12に表示される文字が認識し易い方向に本体部11を保持することが可能となる。
・上記実施形態に対し、連結部の構成を適宜変更してもよい。
例えば、図10(a)(b)に示すように、連結部61の基端は本体部11と回動可能に連結され、連結部61の先端には検出ヘッド15が回動可能に連結されている。連結部61は、第1リンク62aと第2リンク62bを回動可能に連結した屈曲アームにより構成されている。このように表面電位計を構成することにより、本体部11の向きが自由となり、作業者にとって表示手段12に表示される文字が認識し易い方向に本体部11を保持することが可能となる。
また、図11(a)(b)に示すように、連結部71は、第1筒部72aと第2筒部72bとから構成され、第1筒部72aに対して第2筒部72bが出没可能に形成されている。即ち、連結部71は、伸縮可能に形成されている。尚、第1筒部72aに対して第2筒部72bを相対回動可能とすることも可能である。
また、図12(a)に示すように、連結部81は、基部82と、その基部82と回動可能に連結された第1筒部83と、第1筒部83に対して出没可能に形成された第2筒部84とから構成されている。第1筒部83及び第2筒部84により連結部81が伸縮可能であり、第1筒部83を基部82と回動可能に連結することにより、二点鎖線で示すように第1筒部83及び第2筒部84を本体部11の側面11bに沿うように収容することで、本体部11から突出する部分が少なくなる、即ち表面電位計がコンパクトになり、持ち運びが容易になる。また、図12(b)に示すように、本体部11に収容部85を形成し、その収容部85に連結部81を収容することで、表面電位計がよりコンパクトになり、持ち運びが容易になる。
また、図13(a)(b)に示すように、本体部91に連結部92が埋設され、その連結部92によって本体部91と検出ヘッド93とが相対回動可能に連結されている。従って、図13(c)に示すように、本体部91に対して検出ヘッド93を回動させることにより、本体部91に備えられた表示手段12の視認方向と、検出ヘッド93に形成された検出窓93aによる検知電極(図示略)の検出方向とを相対的に変更することができるとともに、表示手段12の視認方向と検知電極の検出方向との相対関係を維持することができる。
・上記実施形態では、本体部11を長方形箱状に形成したが、本体部11の形状を適宜変更してもよい。例えば、図14(a)(b)に示すように、本体部101,102を、円柱状に形成してもよい。このように本体部101,102を形成することにより、作業者が本体部101,102を保持しやすくなる。
尚、表示手段は、本体部101,102の表面に沿って形成したが、表示手段を設ける部分と、把持する部分とを別々の形状にしてもよい。例えば、図15(a)(b)に示すように、表面電位計は、表示手段12を有し長方形箱状に形成された本体部111a,112aと、本体部111a,112aに接続された円柱状の把持部111b,112bとを有している。このように表面電位計を構成することにより、表示手段12に表示された文字を認識し易く、表面電位計を容易に保持することが可能となる。
・上記実施形態において、相対回動する部分を適宜変更してもよい。例えば、図16(a)に示すように、本体部121に対して連結部122を回動可能に連結し、連結部122の先端に検出ヘッド123を固定する。また、図16(b)に示すように、本体部131に対して表示手段132を回動可能に構成し、本体部131に連結部133を接続し、その連結部133の先端に検出ヘッド134を固定する。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を奏する。尚、図16(a)(b)において、連結部122,133に対して検出ヘッド123,134を回動可能に連結してもよい。
・上記実施形態に対し、表示手段に表示される文字の配列方向を変更可能に構成してもよい。例えば、図17(a)に示す表面電位計は、本体部141に対して検出ヘッド142が図示しない連結部(図13(b)参照)によって回動可能に連結されている。そして、本体部141に設けられた表示手段12はセグメント構成であり、円盤状の回転部143に設けられている。図17(b)に示すように、この回転部143を本体部141に対して回動させることで、表示手段12の文字の配列方向を本体部141に対して任意に変更することで、表示手段12に表示された文字を読みやすくすることができる。尚、表示手段12をドットマトリックス構成の表示パネルとすることにより、縦方向と横方向とに文字配列を変更可能に構成してもよい。
・上記実施形態では、検出ヘッドを円柱状に形成したが、任意の形状に変更してもよい。例えば、図18(b)に示すように、検出ヘッド151を半円状に形成してもよい。また、検出ヘッドを先端方向から見て多角形状に形成してもよい。例えば、図18(b)に示すように、検出ヘッド152を三角形状に形成してもよい。このように検出ヘッド151,152を形成することにより、検出ヘッド151,152に形成した検出窓151a,152aの方向が認識し易くなり、検知電極の検出方向(図に示す矢印)が認識し易くなり、検出ヘッド151,152を見るだけで検知電極の検出面を測定対象物の被検出面と平行に対向させることができるようになる。また、図18(c)に示すように、検出ヘッド153を四角形状に形成してもよい。この場合、先端方向から見た形状を、正方形、長方形、台形、菱形、等、様々な形状とする。尚、半円状や多角形状の検出ヘッドに対して、検出ヘッドが連結される連結部は、検出ヘッドの形状と同一形状、相似形状、他の形状(例えば円柱状)、等の様々な形状としてもよい。
・上記実施形態に対し、図19(a)に示すように、検出ヘッド161に、検出窓161aと同方向に光を出射する識別手段としての発光部162を備えるようにしてもよい。発光部162は、このように発光部162を備えることにより、発光部162から出射された光そのもの、又は出射された光の照射箇所を確認することにより、検知電極の検出方向を確認して検知電極の検出面を測定対象物の被検出面と平行に対向させることができる。また、発光部162から出射される光の出射方向は、検出窓161aが向いている方向、即ち検知電極の検出方向であるため、測定対象物の被検出面に発光部162から出射された光が照射されるように検出ヘッド161等を回動させることで、容易に検知電極の検出面を測定対象物の被検出面と平行に対向させることができる。
・上記実施形態に対し、図20(a)に示すように、検出ヘッド171に、検出窓171aの反対面に識別手段としてのマーク172を設けることにより、検出窓171aの方向、即ち検知電極の検出方向を確認して検知電極の検出面を測定対象物の被検出面と平行に対向させることができる。
・上記実施形態に対し、図21に示すように、本体部181と連結部182と検出ヘッド183とを一体的に形成してもよい。この表面電位計は、連結部182を3次元変形とねじれ変形が可能なフレキシブルアーム構造とすることで、全体形状を例えば円柱状とすることができる。
・上記実施形態において、検出部21が電荷量に応じたデジタル値の検出信号を出力する構成としてもよい。この場合、電位算出部22は、検出信号の値に基づいて、測定対象物の表面電位を算出する。尚、電位算出部22において、移動平均などの手法によって平均値を算出し、その平均値に応じて測定対象物の表面電位を算出するようにしてもよい。
・上記実施形態において、図4に示すように、本体部11に電位算出部22と制御部23とを備えたが、制御部23を省略し、電位算出部22に表示手段12を接続して測定結果を表示させるようにしてもよい。なお、操作部13を省略してもよい。
・上記実施形態では、本体部11又は把持部を作業者が手で把持する説明であったが、本体部11又は把持部を機械的に固定して表面電位計を使用してもよい。
・上記実施形態では、検出部21を検出ヘッド15に含む(図4参照)構成としたが、検出部21を検出ヘッド15以外の場所に配置した構成としてもよい。
上記各実施形態から把握される技術的思想を以下に記載する。
(イ)前記連結手段は、前記検出電極と前記表示手段とを回動させることにより、前記検知電極の検出面の向きと前記表示手段の表示面の向きとを異なる向きに変更するものである。
(ロ)前記連結手段は、屈曲可能に形成され、前記検知電極の検出面の向きと前記表示手段の表示面の向きとを相対的に変更するものである。
(ハ)前記連結手段は、3次元的な変形とねじれ変形とのうちの少なくとも一方の変形が可能であり、その変形により前記検知電極の検出面の向きと前記表示手段の表示面の向きとを相対的に変更するものである。
(a)は表面電位計の正面図、(b)は検出ヘッドの説明図。 回動部の説明図。 (a)(b)は検出ヘッドの詳細を示す説明図。 表面電位計の電気的構成を示すブロック回路図。 表面電位計の使用状態を示す説明図。 (a)(b)は別のヘッドユニットの説明図。 (a)〜(c)は別の表面電位計の正面図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 別の表面電位計の使用状態を示す説明図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)〜(c)は別の表面電位計の斜視図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)(b)は別の表面電位計の斜視図。 (a)〜(c)は別の検出ヘッドの形状を示す斜視図。 (a)(b)は別の検出ヘッドの形状を示す斜視図。 (a)(b)は別の検出ヘッドの形状を示す斜視図。 別の表面電位計の正面図。
符号の説明
12,132…表示手段、15,93,123,134,142,151,152,161,171,183…検出ヘッド、16,32,42,51,61,71,81,92,122,133,182…連結部、17…検知電極、W…測定対象物。

Claims (2)

  1. 測定対象物の表面電位を測定し、その測定値を表示する表面電位計であって、
    前記測定対象物の表面電位により電荷が誘導される検知電極と、
    前記検知電極の電位に応じた検出信号を出力する検出手段と、
    前記検出信号に基づいて前記測定対象物の表面電位を算出する算出手段と、
    前記表面電位を表示する表示手段と、
    前記検知電極を有する検出ヘッドと前記表示手段とを連結し、前記検知電極の検出面の向きと前記表示手段の表示面の向きとを相対的に変更するとともに、変更した前記検知電極と前記表示手段の位置を維持する連結手段と、
    を備えたことを特徴とする表面電位計。
  2. 前記連結手段は、少なくとも異なる種類の連結手段から選択される構成であって、前記検出ヘッドと前記表示手段とを分離可能に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の表面電位計。
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