JP6469898B2 - アイウェアおよびフレキシブル要素 - Google Patents

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Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明の分野は、アイウェアの蝶番(hinge)および/またはアイウェアのテンプルを備え、医療用ガス投与(例えば、酸素療法)用の管を収容できるよう構成され得るアイウェアである。上記アイウェアは、当該アイウェアの折り畳みを可能にし、管を確実に取り付け、当該アイウェアの着用者に最大限の快適さをもたらすフレキシブル要素および/またはテンプルを備えてよい。管は、快適さおよび自由度を最大にするようなかたちで上記アイウェアと一体化される。本発明は、レンズおよびテンプルを保持するのに適した構造を備える眼鏡に関する。本発明はさらに、そのような眼鏡と、チューブを有する酸素投与手段とから成るアセンブリに関する。本発明はさらに、そのようなアセンブリを構成する方法に関する。本発明はさらに、そのような方法において用いる器具に関する。本発明は特に、酸素療法(例えば、COPD患者に投与する療法)に関する。
〔背景技術〕
多くの疾病および疾患、特に肺に影響する疾患では、患者の症状をすぐに和らげることが最優先である。医療用ガスは、治療または薬を必要としている患者にそれらをすばやく効率的に供給する方法を提供する。医療用ガスは、顔マスク、鼻プロング(prong)または鼻カニューレ、呼吸チューブ、喉頭マスク気道チューブ、気管チューブ、人工呼吸器などを通して投与できる。医療用ガス療法の例としては、調整酸素療法、ヘリウム療法、二酸化炭素療法、窒素療法、および高圧酸素療法が挙げられる。同様に、吸入麻酔薬は医療用ガス投与の他の例である。
慢性の疾病には、医療用ガス療法を継続的に施してよい。慢性肺閉塞性疾患(COPD)、気管支炎、気腫、肺癌、肺線維症、肺炎、喘息、心不全、嚢胞性線維症、睡眠時無呼吸、群発性頭痛、および他の肺疾患の患者は、空気から十分な酸素を得られないことがある。これらの患者は、ときにはできるだけ長時間、通常は管および鼻カニューレのシステムを通して投与される追加の酸素を必要とする。このシステムでは、酸素は、長い管および鼻プロングを備える酸素源(例えば、ガスタンク、液体酸素タンク(貯蔵部または携帯型キャニスタ)、据置型または携帯型の酸素濃縮器のような装置、または家庭用充填システム)から運ばれる。一般的に用いられるシステムは、2本の管を通して酸素源につながれた鼻カニューレを有する。当該2本の管は、患者の顔に沿って伸び、患者の耳の後ろへ回り、患者の顎の下へ降り、そこで合流してより大きな管となり、酸素源へとつながる。残念ながら、このシステムは不快であることがある。管が患者の両頬を圧迫し、患者の耳の後ろに痒みを与えまたは圧迫し、耳の後ろの皮膚に食い込むことすらあるからである。それに加えて、このシステムは眼鏡の着用者には利用できない。患者の耳の後ろには、眼鏡とチューブの両方を収める空間はほとんどないからである。最後に、管が患者の顔面上に見えるので、社交的な場面できまり悪くなることがある。多くの患者が、酸素管を付けているときは他人と関わりたがらないか、人前で過ごしたがらない。これは、患者の健康に影響を及ぼすことがある。患者の中には、少しのあいだ治療を控えて酸素が欠乏するリスクを犯す者、社交的な場面を避けて孤立するリスクを犯す者、あるいは家の外で軽い運動や活動をするメリットを感じられない者がいるからである。
過去数十年にわたって、酸素療法のシステムをより快適に、より目立たなくする試みがなされてきた。一つのアプローチでは、患者の顔面上の酸素管に代わる中空チャネルを有するように眼鏡を改造する。しかし、この眼鏡のフレームには、いくつか欠点がある。第一に、上記眼鏡のフレームは、蝶番、ジョイント、または中空チャネルの開口部で、漏れを生じさせやすい。ゴムのパッキンまたはシールを用いて漏れを最小限にはできるが、こうしたゴムのシールは高価であり、かつ、すぐに摩耗する。第二に、眼鏡の中には、一定の直径の中空の鼻ピースを用い、当該中空の鼻ピースが、フレーム中の中空チャネルから伸びて、酸素を患者の鼻孔へ導くものがある。残念ながら、鼻ピースは目立たないように設計されていることが多いので、鼻ピースの直径は非常に小さく、酸素の流れが制限される。その結果、酸素源からの気流はより高い強度に設定しなければならないことがあり、それにより酸素源および/または装置電源バッテリがすぐに空になりうる。第三に、中空チャネルは清潔にするのが難しいまたは不便である。そして最後に、中空チャネルは、異なるサイズのチャネルと簡単に交換することができず、眼鏡フレーム全体の交換が必要となる。
代わりのアプローチとして、酸素管を眼鏡フレームの内側表面に固定する溝またはクリップを有するように眼鏡を改造する。このアプローチはより柔軟性が増すものの、これらの既存の眼鏡フレームはどれも、酸素管の自然な動きや屈曲を収納するように設計されていない。このため、本技術分野では、柔軟かつ制御されたかたちで屈曲し、ガス療法用の標準的な管を収納するよう構成されうる眼鏡フレームが依然として必要とされている。当該眼鏡フレームは、快適で、目立たず、患者にとって便利な医療用ガスシステムの一部でありうる。
〔発明の概要〕
COPD(慢性肺閉塞性疾患)、例えば、慢性気管支炎、肺気腫、肺癌、嚢胞性線維症、または、例えば心不全または群発性頭痛の患者に、酸素療法を施すことが知られている。このために、いわゆる鼻カニューレまたは酸素眼鏡を用いうる。鼻カニューレは通常、2本の管と1個の鼻ピースを有する。当該鼻ピースは2個の短い管状ピースを有し、当該管状ピースは、使用時には、それぞれ約1センチ伸びて使用者の鼻孔に入る。それぞれの管は、第1端で酸素源(通常、酸素シリンダーまたはいわゆる酸素濃縮器)とつながり、第2端で鼻ピースとつながっている。使用時には、それぞれの管が使用者の耳を越えて伸び後ろへ回る。
鼻カニューレを付けることで、他の人々から望ましくない注目を浴びてしまう。さらに、鼻カニューレを付けると、(視力補助用の)眼鏡を着用する邪魔になる。また、顔に沿って伸びる管の一部がスライドするか、顔に跡を残すことがある。それに対する解決策として、(視力補助用の)眼鏡のフレームにチャネルを設けることが提案されてきた。当該チャネルは、テンプルの端から使用者の鼻近傍まで伸び、管と鼻ピースとをつなげる接続部を有する。先に示した諸問題は、少なくとも大部分はこれで解決できる。しかし、そのような眼鏡もまた、多数の欠点がある。チャネルは清潔に保つのが難しいか、不可能であり、標準的なチューブや鼻ピースを用いることができない。本発明は、これらの欠点のない改良された解決策を提供するものである。
本発明は、条項1に係る眼鏡、条項11に係るアセンブリ、および条項23に係る方法を提供する。収容空間に管の一部分を収容することにより、管は少なくとも部分的に見えなくなり、さらに、管の上記部分は、保持され、保護され、定位置に固定される。チューブの一部も、上記構造中にこの目的のために設けられた収容空間に収容されることが好ましい。こうして、管はさらに見えなくなり、管のさらに大きな部分が保持され、保護され、定位置に固定される。上記収容空間は開口チャネルを有することが好ましい。これにより、管の関係する箇所を取り付けるのが容易になる。上記開口チャネルの開口側は、使用時、使用者の顔の方に向いていることが好ましい。そうすると、使用時、管がますます見えにくくなる。上記チャネルの開口側は、任意で、この目的のために設けられた第1手段によって閉じることができる。このため、管のうちチャネル内にしっかりと保持された部分はもはや見えない。管の一部を収容空間にクランプすることが好ましい。これにより、管のうち影響を受ける部分はさらに好適に定位置に固定される。
上記眼鏡が上記構造とテンプルとのあいだに蝶番を備える場合、上記管の一部分が望ましい最小屈曲半径を有するよう、当該蝶番近傍で、この目的のために設けた第2手段によって上記管の上記部分を導くことができる。さらに、好ましくは、第2手段は、互いに蝶番式につながれた複数の部分(例えば、ケーブルキャリアにおけるように)を含み、当該互いに蝶番式につながれた部分の角度は、望ましい最小屈曲半径となるように制限される。これは、実際的で有効な実施形態だと思われる。上記眼鏡が上記構造とテンプルとのあいだに蝶番を備える場合、上記テンプルと上記フレームが互いに蝶番式につながれたときに上記管の一部分が縮むまたは伸びることがないよう(少なくとも実質的には縮むまたは伸びることがないよう)、当該蝶番近傍で、この目的のために設けた第2手段によって上記管の上記部分を導くことができる。したがって、上記蝶番の位置における管の望ましくないよじれ、閉塞、損傷が防がれる。それに加えて、第2手段は上記蝶番の一部であることが好ましい。それにより、互いに蝶番でつながれた部分間の複数の蝶番が、例えば合わさって、上記構造と上記テンプル間の上記蝶番をさらに形成することができる。
好ましくは、上記酸素投与手段は、使用時に使用者の鼻孔に少なくとも部分的に伸びるチューブ部を含む。さらに、当該チューブ部は、上記管の加工された端部から形成されることが好ましい。そうすることにより、上記管は中断されず、例えば別個の鼻ピースにつながる別個の連結部が不要になる。
本発明は、条項31に係る装置も提供する。当該装置は、表面上での保持に適した複数の突出部を有することが好ましい。上記眼鏡を上記装置にはめたあと、上記突出部を上記表面上に置いた状態で、上記眼鏡と上記装置全体を上記表面上に置くことができる。例えば、上記眼鏡(この場合はレンズ)は、管をはめるあいだ保護される。上記酸素投与手段が、使用時に使用者の鼻孔に少なくとも部分的に伸びるチューブ部をさらに含む場合、上記装置は、上記チューブ部と上記眼鏡とを互いに位置合わせするのに適した第3手段を備えるのが好ましい。当該第3手段、および、上記チューブ部と上記眼鏡との相互の位置合わせは、個々の使用者に合わせて調節してよい。
条項1。本開示の第1の態様は、レンズ(4、4’)およびテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)を備える眼鏡(1)であって、テンプルは管(6、6’)の部分(61、61’)を収容するのに適した収容空間(51、51’)を有する、眼鏡(1)に関する。いくつかの実施形態では、上記構造は、管(6、6’)の部分(62、62’)を収容するのに適した収容空間(31、31’)を有する。いくつかの実施形態では、上記収容空間は開口チャネルを有する。いくつかの実施形態では、上記開口チャネルの開口側は、使用時、使用者の顔の方を向く。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は、上記開口チャネルの開口側を閉じるのに適した第1手段をさらに備える。いくつかの実施形態では、上記収容空間は、上記管の上記部分をクランプするのに適している。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は上記構造と上記テンプルとのあいだに蝶番(7、7’)をさらに備え、上記眼鏡は第2手段を有し、当該第2手段は、管(6、6’)の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう、上記蝶番近傍で、当該管の当該部分を導くのに適している。いくつかの実施形態では、上記第2手段は互いに蝶番式につながれた複数の部分(8,8’)を含み、当該互いに蝶番式につながれた部分の角度は、上記管の上記部分が上記望ましい最小屈曲半径を有するように制限されている。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は上記構造と上記テンプルとのあいだに蝶番(7、7’)をさらに備え、上記眼鏡は第2手段を有し、当該第2手段は、上記テンプルおよび上記フレームが互いに蝶番でつながれたときに管(6、6’)の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう、上記蝶番近傍で、当該管の当該部分を導くのに適している。いくつかの実施形態では、上記第2手段は上記蝶番の一部を形成する。
条項11。本開示のさらなる態様は、眼鏡(1)と酸素投与手段(2)とのアセンブリであって、上記眼鏡はレンズ(4、4’)および2本のテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)を備え、上記酸素投与手段は管(6、6’)を備え、上記管の部分(61、61’)は、上記テンプル中の、この目的のために設けられた収容空間(51、51’)内に収容される。いくつかの実施形態では、上記管の部分(62、62’)が、上記フレーム中の、この目的のために設けられた収容空間(31、31’)内に収容される。いくつかの実施形態では、上記収容空間は開口チャネルを有する。いくつかの実施形態では、上記開口チャネルの開口側は、使用時、使用者の顔の方を向く。いくつかの実施形態では、上記チャネルの開口側は、この目的のために設けられた第1手段によって閉じられる。いくつかの実施形態では、上記管の上記部分は上記収容空間内にクランプされる。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は、上記構造と上記テンプルとのあいだに蝶番(7,7’)をさらに備え、上記眼鏡は第2手段を有し、当該第2手段は、上記管の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう、上記蝶番近傍で、当該管の当該部分を導くのに適している。いくつかの実施形態では、上記第2手段は互いに蝶番式につながれた複数の部分(8,8’)を含み、当該互いに蝶番式につながれた部分の角度は、上記管の上記部分が上記望ましい最小屈曲半径を有するように制限されている。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は上記構造と上記テンプルとのあいだに蝶番(7、7’)をさらに備え、上記眼鏡は第2手段を有し、当該第2手段は、上記テンプルおよび上記構造が互いに蝶番でつながれたときに管(6、6’)の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう、上記蝶番近傍で、当該管の当該部分を導くのに適している。いくつかの実施形態では、上記第2手段は上記蝶番の一部を形成する。いくつかの実施形態では、上記酸素投与手段は、使用時に使用者の鼻孔に少なくとも部分的に伸びるチューブ部(91、91’)をさらに含む。いくつかの実施形態では、上記チューブ部は、上記管の加工された端部(64、64’)によって形成される。
条項23。本開示の他の態様は、眼鏡(1)と酸素投与手段(2)とのアセンブリを形成する方法であって、上記眼鏡はレンズ(4、4’)および2本のテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)を備え、上記酸素投与手段は管(6、6’)を備え、当該方法は、上記管の部分(61、61’)を、上記テンプル中の、この目的のために設けられた収容空間(51、51’)内に入れる工程を含む、方法に関する。いくつかの実施形態では、上記方法は、上記管の部分(62、62’)を、上記構造中の、この目的のために設けられた収容空間(31、31’)内に入れる工程を含む。いくつかの実施形態では、上記収容空間は開口チャネルを有し、上記方法は、チャネルの開口側を、この目的のために設けられた第1手段で閉じる工程を含む。いくつかの実施形態では、上記方法は、上記管の上記部分を上記収容空間内にクランプする工程を含む。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は上記構造と上記テンプルとのあいだに蝶番(7、7’)をさらに備え、上記方法は、上記管の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう、上記蝶番近傍で、この目的のために設けられた第2手段によって当該管の当該部分を導く工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、上記眼鏡は上記構造と上記テンプルとのあいだに蝶番(7、7’)をさらに備え、上記方法は、上記テンプルおよび上記構造が互いに蝶番でつながれたときに上記管の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう、上記蝶番近傍で、この目的のために設けられた第2手段によって当該管の当該部分を導く工程をさらに含む。いくつかの実施形態では、上記眼鏡を保持するのに適した、この目的のために設けられた装置が使用される。いくつかの実施形態では、上記方法は、この目的のために設けられた第3手段(11)によって上記チューブ部と上記眼鏡とを互いに位置合わせする工程をさらに含む。
条項31。本開示のさらに別の態様は、眼鏡(1)と酸素投与手段(2)とのアセンブリを形成する方法に用いられる装置(11)であって、上記眼鏡はレンズ(4、4’)および2本のテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)を備え、上記酸素投与手段は管(6、6’)を備え、上記方法は、上記管の部分(61、61’)を、上記眼鏡中の、この目的のために設けられた収容空間(51、51’、31、31’)内に入れる工程を含み、当該装置は上記眼鏡を保持するのに適している、装置に関する。いくつかの実施形態では、上記装置は、一方の側に、表面上での保持に適している複数の突出部(12)を有する。いくつかの実施形態では、上記酸素投与手段は、使用時に使用者の鼻孔の中へ少なくとも部分的に伸びるチューブ部(91、91’)を含み、上記器具は、上記チューブ部と上記眼鏡を互いに位置合わせするのに適した第3手段(11)を含む。
本開示の一態様は、レンズ(4、4’)およびテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)と、上記フレームとテンプルとのあいだにある蝶番(7、7)と、を備える眼鏡(1)であって、上記テンプルは管(6、6’)の部分(61、61’)を収容するのに適した収容空間(51、51’)を有し、上記眼鏡は第1手段を有し、当該第1手段は、管(6、6’)の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう上記蝶番の近傍で当該管(6、6’)の当該部分(63、63’)を導くのに適している、眼鏡(1)に関する。
本開示のさらなる態様は、レンズ(4、4’)およびテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)と、上記フレームとテンプルとのあいだにある蝶番(7、7)と、を備える眼鏡(1)であって、テンプルは管(6、6’)の部分(61、61’)を収容するのに適した収容空間(51、51’)を有し、上記眼鏡は第1手段を有し、当該第1手段は、上記テンプルおよび上記フレームが互いに蝶番でつながれたときに管(6、6’)の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう上記蝶番の近傍で当該管(6、6’)の当該部分(63、63’)を導くのに適している、眼鏡(1)に関する。
いくつかの実施形態では、上記眼鏡は第1手段を有し、当該第1手段は、管(6、6’)の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう、かつ、上記テンプルおよび上記フレームが互いに蝶番でつながれたときに上記管の上記部分が縮むまたは伸びることのないよう、上記蝶番の近傍で上記管の上記部分を導くのに適している。例えば、上記構造は、管(6、6’)の部分(62、62’)を収容するのに適した収容空間(31、31’)を有してよい。上記収容空間は開口チャネルを有してよい。上記開口チャネルの開口側は、使用時に使用者の顔の方を向いてよい。ある実施形態では、上記収容空間は上記管の上記部分をクランプするのに適している。いくつかの実施形態では、上記第1手段は蝶番式につながれた複数の部分を含む。例えば、上記第1手段は上記蝶番の少なくとも一部を形成してよい。いくつかの実施形態では、上記蝶番は1本のスパイン(spine)と複数本のリブを有するフレキシブル蝶番である。上記リブは湾曲してよい。いくつかの実施形態では、上記開口チャネルは、上記テンプルのうち上記蝶番に隣接する内側表面に設けられ、上記蝶番から遠ざかると上記テンプルの外側表面へ移る。
本開示のさらに他の態様は、管を収容するよう構成されたアイウェアであって、第1リムおよび第2リムと、上記第1リムと動作可能につなげられている第1テンプルピースと、上記第2リムと動作可能につなげられている第2テンプルピースと、を備え、上記第1テンプルピースおよび上記第2テンプルピースは、第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素によって上記第1リムおよび上記第2リムとそれぞれ動作可能につなげられており、上記第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素の各々は、1本のスパインと複数本のリブを有し、上記アイウェアは第1溝を有し、当該第1溝は、上記第1リム、上記第1フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第1テンプルピースに設けられ、当該第1リム、当該第1フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第1テンプルピースを通って伸び、当該第1溝は上記第1テンプルピースのうち上記第1フレキシブル要素に隣接する内側表面に設けられ、上記第1フレキシブル要素から遠ざかると上記第1テンプルピースの外側表面へ移り、上記アイウェアは第2溝を有し、当該第2溝は、上記第2リム、上記第2フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第2テンプルピースに設けられ、当該第2リム、当該第2フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第2テンプルピースを通って伸び、当該第2溝は上記第2テンプルピースのうち上記第2フレキシブル要素に隣接する内側表面に設けられ、上記第2フレキシブル要素から遠ざかると上記第2テンプルピースの外側表面へ移る、アイウェアに関する。いくつかの実施形態では、上記第1リムは第1鼻パッドに取り付けられ、上記第2リムは第2鼻パッドに取り付けられ、上記溝は上記第1鼻パッドおよび上記第2鼻パッドを通って伸びる。
ある実施形態では、上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素は各々、管の一部分を、当該管の当該部分用の最小屈曲半径を有する曲線状に保持するよう構成されている。上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素は各々、上記管の上記部分を、当該管の当該部分用の最小屈曲半径より大きな半径を有する曲線状に保持するよう構成されていてもよい。上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素は各々、管の一部分を、伸びないまたは縮まない固定位置で保持するよう構成されていてもよい。上記溝は、上記管の一部分を、上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素が曲げられたときに長手方向に移動しない固定位置で保持するよう構成されていてもよい。
〔図面の簡単な説明〕
以下で、本発明に係る眼鏡、アセンブリ、および装置の例示的な諸実施形態に基づいて、本発明をさらに説明する。図は以下の通りである。
図1は、従来技術に係る鼻カニューレを示す。
図2は、本発明に係る眼鏡の斜視前面図である。
図3は、本発明に係る眼鏡の底面図である。
図4は、本発明に係るアセンブリの一部の斜視背面図である。
図5は、本発明に係るアセンブリの一部の細部の斜視図である。
図6は、上記眼鏡の細部の上面図である。
図7は、管の一部(点線)を伴う上記眼鏡の細部の断面図である。
図8は、上記アセンブリの細部の前面図である。
図9は、上記眼鏡を伴う本発明に係る装置の前面図である。
図10は、上記眼鏡を伴う本発明に係る装置の背面斜視図である。
図11は、ハーフリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Aが前面図、図11Bが背面図)およびフルリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Cが前面図、図11Dが背面図)を示す。
図12は、標準的な酸素管を取り付けた上記眼鏡フレームを示す。図12Aは、当該眼鏡フレームの背面図を示す。図12Bは、当該眼鏡フレームの着用者に面している者に見えるだろう当該眼鏡フレームの前面図を示す。
図13は、上記酸素管を取り付けた、上記眼鏡フレームの背面の拡大図を示す。図13Aは、フレキシブル要素(蝶番)、リム、および鼻パッドを示し、図13Bは、フレキシブル要素(蝶番)およびテンプルを示す。上記テンプルの溝は当該テンプルの内側表面にあり、テンプル端に至ると、上記溝は当該テンプルの外側表面に位置する。
図14は、上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。
図15は、上記眼鏡フレームのフレキシブル要素(蝶番)のさまざまな図を示す。
図16は、複数のインターロックユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、アイウェアの一実施形態を示す。
図17は、複数のインターロックユニットを含み角ばった形状であるフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。
図18は、繰り返し配列された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。
図19は、ジグザグに構成された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。
図20は、繰り返し配列された複数の三角形ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該三角形ユニットの各々が隣接する三角形と矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。
図21は、配列された複数のU字型ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該U字型ユニットの各々が隣接するU字型ユニットと矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。
〔発明を実施するための形態〕
医療用ガス治療送達システム(例えば、従来の酸素治療用鼻カニューレシステム)は、肺が衰弱する疾病または疾患で苦しんでいる患者にとって、さらなる重荷となることが多々ある。管は不快であり、眼鏡を着用している患者には用いることができず、社交的な場面で装着するのは不愉快である。可能ならば、患者は、これらの問題を回避する代わりの医療用ガス治療システムを選ぶであろう。
一つの代替策は、従来の鼻カニューレシステムならば通常は顔や耳を横切っている管の一部を収納するか、隠すか、または取り除きさえするよう改造した眼鏡フレームである。従来の鼻カニューレ管とは異なり、上記眼鏡フレームの酸素送達システムのうち唯一目に見える部分は、テンプル端から現れる管、当該テンプル端からつながって鼻プロングから現れる管、および当該眼鏡フレームの鼻パッドから伸びる鼻プロングである。これは、多くの患者にとって目立たず快適な選択肢であり、視力矯正のために眼鏡を着用している患者にとりわけ適している。このアイウェアを用いて、酸素投与手段、特に酸素療法で用いられる管の性能や使い勝手を増すことができる。上記アイウェアは、任意の酸素源(例えば、ガスタンク、液体酸素タンク(貯蔵部または携帯型キャニスタ)、据置型または携帯型の酸素濃縮器のような装置、または家庭用充填システム)に取り付ける管とともに用いることができる。〔初期のアイウェアの設計〕
長年にわたって、さまざまな酸素送達アイウェアシステムが開発されてきた。例えば、眼鏡フレームを中空にして、酸素が、眼鏡のテンプルや、フレームや、眼鏡の鼻パッド中の中空チャネルを通って流れ、患者の鼻の側面に沿って位置する鼻チューブに流入するようにできる。US5,193,534では、眼鏡は中空シェルフレームワークを有し、酸素が当該中空シェルフレームワークを通って、二本または1本取り付けられたソースチューブからテンプルの耳ピースの端へと流れる。US6,886,562およびUS20080257343では、中空の眼鏡フレームについて詳しく述べている。これらは、眼鏡の共通のジョイント部分の変形を防ぐ折り曲げ機構を導入するもの(US6,886,562)、または蝶番のない設計をするもの(US20080257343)である。酸素送達用に眼鏡フレームを用いるのは便利だが、中空のチャネル設計は、管を用いる場合に比べていくつか欠点がある。折り曲げたり開いたりする蝶番を有するモデルにおいては、チャネル中の空気が汚染物質や病原体で汚染され、それら汚染物質や病原体が患者の鼻および肺へ直接送られる可能性がある。すべてのモデルにおいて、中空のチャネルは清潔にするのが難しく、交換するのが不便である。中空の眼鏡フレームは、チューブ部分の必要性を効果的に代替するチャネルを有しているので、それらの部分に標準的なチューブを用いることは、たとえ周知の材料、サイズ、直径、壁厚、または周知の流動性を有するチューブを選ぶのが望ましいにしても、不可能である。患者は、中空のチャネルを交換したいならば、自分の眼鏡フレームをまるごと新しいフレームと交換しなければならない。それも、中空チャネルを有するアイウェアフレームの代わりのサイズまたは材料が入手可能だと仮定しての話である。
他の設計では、標準的な酸素管を収納するように眼鏡フレームを改造する。US4,559,941は、蝶番の付いた各テンプルの裏面および内面に溝を設けてカニューレアセンブリをはめるようにした眼鏡フレームを開示している。US5,193,534の図9には、管が眼鏡フレームに固定された中空シェルフレームの代替的実施形態が示されている。WO8703704A1では、管を眼鏡フレームにクリップする。CA2125790Cの設計は、酸素鼻カニューレを収納するためにアイウェアフレームの左右のアームおよび当該アイウェアフレームのフェイス部材の後部に溝を設けるだけでなく、使用時にカニューレ溝を覆うよう構成されたフェイスプレートおよび上記アーム中のカニューレ溝を覆うアームプレートをも設けている。DE202014006155U1は、眼鏡のテンプルおよび背面に溝を設けたアイウェアフレーム設計を示している。
改造されたアイウェアフレームは、中空チャネル設計よりも高い自由度を提供しはするものの、既存のフレームはどれも、酸素管の自然な動きや屈曲を収納するよう特に設計されてはいない。管は通常、プラスチック、PVCのようなビニール、またはシリコーンから作られ、滑りやすい。管は十分に曲がりやすくなければならず、屈曲に適した壁厚を有さなければならないが、簡単に抜けたりねじれたりよじれたり折れたりして酸素の流れを妨げたり当該管を損傷してはならない。したがって、管を眼鏡フレームにクリップしたり、眼鏡フレームの溝に押し入れたりする際は、管が蝶番に挟まれたり、曲がりくねった通路に無理に沿わせたりしないことも大事である。曲がりくねった通路は、ねじれやよじれを生じさせる可能性や、管を伸ばしたり圧縮したりして損傷させる可能性がある。それに加えて、管を全方向に対してしっかりと取り付けて、管が眼鏡フレームから外れたり、管がはまっている溝またはチャネルから長手方向に伸びたりかつ/またはスライドしたりしないようにしなければならない。本技術分野では、医療用ガス治療用の標準的な管を収納するよう構成され、柔軟かつ制御されたかたちで管とともに屈曲するよう構成されたアイウェアが依然として必要とされている。そのようなアイウェアは、例えば、管がその最小屈曲半径よりも小さな半径を有する曲線を描いて曲がったりしないようにすることによって、ガスが実質的に妨げられずに流れるようにすべきである。
〔眼鏡、眼鏡と酸素投与手段とのアセンブリ、および装置の例〕
図1は、従来技術に係る鼻カニューレまたは酸素眼鏡を示す。特に、顔に沿うチューブおよび鼻ピースの現在の部品は人目を引き、厄介なほど目立つ。また、上記の部品は位置がずれたり顔に跡を残したりすることがある。特に、耳の後ろに沿って伸びる管の部品は、(視力補助用の)眼鏡の着用を妨げる。
図2、図3、図6、および図7は、本発明に係る眼鏡の実施形態(1)を示す。図4、図5、および図8は、そのような眼鏡(1)と、2本の管(6、6’)を含む酸素投与手段(2)とのアセンブリの、本発明に係る一実施形態を示す。アイウェア(1)は、通例、2枚のレンズ(4、4’)および2本の脚またはテンプル(5、5’)を保持する構造(3)を備える。各テンプル(5、5’)は、ここでは、2本の管(6、6’)のうち1本の管の部分(61、61’)を収容する収容空間(51、51’)を有している。さらに、構造(3)は2つの収容空間(31、31’)も有し、当該2つの収容空間(31、31’)のそれぞれは、2本の管のうち1本の管の部分(62、62’)を収容するのに適している。各収容空間(51、51’、31、31’)は、使用時に使用者の顔の方を向く開口側を有する開口チャネルを有する。管(6、6’)の上記部分(61、61’、62、62’)は、それぞれ関係する収容空間(51、51’、31、31’)内にクランプすることができる。
各テンプル(5、5’)は、蝶番(7、7’)によって構造(3)につながっている。各蝶番(7、7’)は、ケーブルキャリアのように、互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分(8、8’)を含む。互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分(8、8’)は、2本の管(6、6’)の部分(63、63’)を、蝶番(7、7’)近傍で導く。その際、2本の管(6、6’)の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径(この最小屈曲半径に合わせて、2本の管(6、6’)の部分(63、63’)は互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分(8、8’)に沿って走る)を有し、互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分(8、8’)同士のあいだの蝶番角度が制限されるようにする。さらに、互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分(8、8’)は、テンプル(5、5’)と構造(3)が互いに蝶番で取り付けられたときに2本の管(6、6’)の部分(63、63’)が縮んだり伸びたりしないよう(少なくとも実質的には縮んだり伸びたりしないよう)、2本の管(6、6’)の部分(63、63’)を導く。このとき、互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分(8、8’)の蝶番軸は、当該互いに蝶番式に取り付けられた複数の部分を通る2本の管(6、6’)の部分(63、63)と交差する。
図8に描かれているように、酸素投与手段は、使用時に使用者の2つの鼻孔内に伸びる2つのチューブ部分(91、91’)を有する。この場合、チューブ部分(91、91’)は、管(6、6’)の折り曲げ端部(64、64’)によって形成される。最後に、図9および図10は、眼鏡(1)をクランプした、本発明に係る装置(10)を示す。上記装置(1)は、チューブ部分(91、91’)、この場合は折り曲げ端部(64、64’)と眼鏡(1)との相互の位置を修正する第3手段を有する。当該第3手段は、ここでは、オーダーメイドされ個々の使用者に合わせて調整できる可換部分(11)である。
本発明は、酸素投与手段から伸びる管ができるだけ見えないようにすることができる。さらに、常時簡単に交換できる入手が容易な標準的なチューブが用いられる。管は簡単に眼鏡にはめることができるので、使用者は眼鏡と酸素投与手段とのアセンブリを簡単に設置できる。
本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、当業者ならば本発明の範囲内であらゆる種類の明白な変形例を実施できるであろう。本発明は、酸素以外のガスの投与にも好都合に用いることができる。
本開示の他の態様は、レンズ(4、4’)およびテンプル(5,5’)を保持するのに適した構造(3)と、上記フレームとテンプルとのあいだにある蝶番(7,7’)と、を備える眼鏡(1)であって、上記テンプルは管(6、6’)の部分(61、61’)を収容するのに適した収容空間(51、51’)を有し、上記眼鏡は第1手段を有し、当該第1手段は、管(6、6’)の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう、上記蝶番近傍で、当該管(6、6’)の当該部分(63、63’)を導くのに適している、眼鏡(1)に関する。
本開示のさらなる態様は、レンズ(4、4’)およびテンプル(5、5’)を保持するのに適した構造(3)と、上記フレームとテンプルとのあいだにある蝶番(7、7)と、を備える眼鏡(1)であって、テンプルは管(6、6’)の部分(61、61’)を収容するのに適した収容空間(51、51’)を有し、上記眼鏡は第1手段を有し、当該第1手段は、上記テンプルおよび上記フレームが互いに蝶番でつながれたときに管(6、6’)の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう、上記蝶番近傍で、当該管(6、6’)の当該部分(63、63’)を導くのに適している、眼鏡(1)に関する。
いくつかの実施形態では、上記眼鏡は、第1手段を有し、当該第1手段は、管(6、6’)の部分(63、63’)が望ましい最小屈曲半径を有するよう、かつ、上記テンプルおよび上記フレームが互いに蝶番でつながれたときに上記管(6、6’)の上記部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう、上記蝶番近傍で、上記管(6、6’)の上記部分(63、63’)を導くのに適している。
上記第1手段は、互いに相対的に動く複数の繰り返しユニットを含んでよい。上記第1手段は、互いに蝶番式につながれた複数の部分を含んでよい。ある実施形態では、上記第1手段は、上記蝶番の一部を形成する。例えば、上記第1手段は蝶番とは異なる構造でよく、または、上記第1手段は上記蝶番の少なくとも一部でよく、または、上記第1手段と上記蝶番は同じ構造でよい。
いくつかの実施形態では、上記第1手段は、1本1本がスパインの一部分につなげられている複数本のリブを含む上記蝶番の一部を構成する。上記複数本のリブは、ヒトにおいて肋骨が脊椎に接触するのに似たかたちで、中央のスパインに接触してよい。上記スパインは椎骨のような複数の部分を含んでもよいし、または上記スパインは1本の連続したピースでもよい。どちらの場合でも、上記リブの各々(または、互いに面するリブのペアの各々)は、他のリブ(または、他のリブのペア)とは独立して蝶番として動いてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1手段は、蝶番のようなフレキシブル要素である。フレキシブル要素の実施形態の例を図16〜図21に示す。上記フレキシブル要素は、互いに動作可能につながれている複数の繰り返しユニットを含んでよい。当該複数の繰り返しユニットは、図16および図17に示すように複数の別々のユニットを結び付けることによって、または上記フレキシブル要素が一つの一体化したピースの材料から構成されていることによって、互いに動作可能につながれてよい。
〔アイウェアの例――溝およびフレキシブル要素(蝶番)を備える眼鏡〕
本開示の他の態様は、蝶番のようなフレキシブル要素を備えるアイウェアに関する。アイウェアは、視力を補助するまたは目を保護するさまざまな装置のどれでもよく、その例としては、ゴーグル、眼鏡、または眼鏡のバリエーション(例えば、オペラグラス、片眼鏡、鼻眼鏡、またはサングラス)が挙げられる。上記アイウェアは、アイマスクまたはアイパッチでもよい。上記アイウェアは、単一焦点レンズ、二焦点レンズ、三焦点レンズ、または多焦点レンズである少なくとも一つの矯正レンズを有してよく、かつ/または、濃淡、色、仕上げ、またはフィルタ(例えば、偏光)のうち少なくとも一つを有してよい。アイウェアは、視力を補助しないものでもよく、または非矯正的なものでもよい。例えば、アイウェアは、使用者の目が当該アイウェアを着用しない場合に比べて視力が変わらないレンズを有してもよい。
いくつかの実施形態では、上記アイウェアは眼鏡である。眼鏡の典型的な部品としては、以下のものが挙げられる。テンプル端(イヤーピースとも呼ばれ、テンプルの端であり、眼鏡のうち、使用者の耳および/または使用者の耳近傍の頭部に接触する部分である)。テンプル(テンプルピース、脚、サイドとも呼ぶ)。蝶番またはフレキシブル要素(テンプルピースがリムに対して動くように曲がる)。リム(アイワイヤとも呼ぶ。特に、リムが薄い金属またはワイヤから成る場合)(リムは、上部リムを指してもよく、下部リムを指してもよく、上部リムおよび下部リムを集合的に指してもよく、レンズを囲む部分的リムを指してもよい)。ブリッジ(2つのリムをつなげる。または、リムレス眼鏡の場合は、ブリッジは2つのレンズを直接つなげてよい)。フレーム前面(眼鏡の前部分、例えばリムやブリッジを指すが、テンプルは含まない)。エンドピース(フレームの一部であって、レンズから伸びてテンプルに接触し、例えば蝶番をフレーム前面につなげる部分)。鼻パッド(眼鏡のうち、鼻に接触する部分)。モデルの中には、トップバー、ダブルブリッジ、脱着可能な鼻パッド(鼻パッドアームによってフレーム前面につながれる)、および/または、ネジ(眼鏡のさまざまな部品を互いに取り付ける。例えば、テンプルをエンドピースに、またはテンプルをフレーム前面に取り付ける)のような部品も有するものもある。
ある実施形態では、アイウェアは管を収容するよう構成されてよい。上記管は、医療用ガス療法に適した管(例えば、酸素療法用の管)でよい。上記管は、調整酸素療法、ヘリウム療法、二酸化炭素療法、窒素療法、高圧酸素療法、または吸入麻酔薬に適した管でよい。上記アイウェアは、慢性医療用ガス療法投与装置の一部である管を収容するよう構成されてよい。
上記アイウェアは、上記収容空間にはめ込んだ管をガスが自由に流れるようにするべきである。例えば、ガス源からのガスの少なくとも50%が使用者に到達する。ガスの少なくとも60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%が使用者に到達してよい。いくつかの実施形態では、ガスの少なくとも95%が使用者に到達する。
したがって、本開示のさらなる態様は、管を収容するよう構成されたアイウェアであって、第1リムおよび第2リムと、上記第1リムと動作可能につなげられている第1テンプルピースと、上記第2リムと動作可能につなげられている第2テンプルピースと、を備え、上記第1テンプルピースおよび上記第2テンプルピースは、第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素によって上記第1リムおよび上記第2リムとそれぞれ動作可能につなげられており、上記第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素の各々は、1本のスパインと複数本のリブを有し、上記アイウェアは第1溝を有し、当該第1溝は、上記第1リム、上記第1フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第1テンプルピースに設けられ、当該第1リム、当該第1フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第1テンプルピースを通って伸び、当該第1溝は上記第1テンプルピースのうち上記第1フレキシブル蝶番に隣接する内側表面に設けられ、上記第1フレキシブル要素から遠ざかると上記第1テンプルピースの外側表面へ移り、上記アイウェアは第2溝を有し、当該第2溝は、上記第2リム、上記第2フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第2テンプルピースに設けられ、当該第2リム、当該第2フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第2テンプルピースを通って伸び、当該第2溝は上記第2テンプルピースのうち上記第2フレキシブル蝶番に隣接する内側表面に設けられ、上記第2フレキシブル蝶番から遠ざかると上記第2テンプルピースの外側表面へ移る、アイウェアに関する。
いくつかの実施形態では、前記第1溝および第2溝はチャネル(例えば、開口チャネル)である。それらは、一方の側が開口(例えば、眼鏡の使用時に使用者の顔の方に向く側が開口)してよい。上記チャネルは、閉鎖チャネル、例えば、両端が開口しているがその全長に沿って閉じられている中空のチャネルでもよい。上記チャネルは開口チャネルであって当該開口チャネルを閉じる扉、シール、フラップを有するものでもよく、または、開口チャネルであって当該チャネルの開口側に取り付けて当該チャネルを閉じるカバーを有するものでもよい。溝(収容空間、ガター、トラック、堀、キャナル、ホルダー、ガイド、轍、くぼみ、ノッチ、谷、谷間とも称する)は、開口チャネルまたは閉鎖チャネルでよい。
本開示の一態様は、管(例えば、酸素療法用に酸素を送達する管)を収容するよう構成されている眼鏡に関する。当該眼鏡の特徴は、フレキシブル蝶番と溝である。当該フレキシブル蝶番は、眼鏡を折り畳めるように曲がるが、管がねじれたり、挟まれたり、当該管を通る酸素の流れが閉ざされたりはしないようにする。上記フレキシブル蝶番は1本のスパイン部分と複数のリブを有してよい。上記溝は上記管を収容するよう構成されている。上記溝は、テンプルの全長に沿って走るとともに、フレームのうち少なくとも上部リム(フレームの下部リムにも溝を設けることが可能である)および鼻パッド領域にも走る。上記溝は、(管を押し入れて取り付けられるようにするため)一方の側が開口してもよく、または、(管をチャネルに通すため)完全に閉じたチャネルでもよい。テンプルでは、上記溝の第1部分が当該テンプルの内側表面に沿って走り、上記溝の第2部分が外側表面に沿って走る。これにより、管を固定し、当該管が溝の長手方向にスライドして眼鏡から外れるのを防ぐ。
いくつかの実施形態では、アイウェアはフレキシブル要素を備え、当該フレキシブル要素は、互いに蝶番式につながれた複数の部分および/または複数のインターロック機構を有する構造である。当該複数の部分はジグソーパズルのように合わさることができるが、当該複数の部分同士の交点にある蝶番軸を中心に曲がることができる。図16は、例示的な実施形態を示す。ここで、上記フレキシブル要素は複数の部分を含み、当該複数の部分は、接続手段(ネジ、クリップ、ペグ、および穴を含みうるが、これらに限定されない)によって互いにつながれている。各部分は、当該部分と隣接する部分との交点によって作られる蝶番軸を中心にして蝶番式に動く。上記複数の部分は合わさってフレキシブル要素を構成し、当該フレキシブル要素は、アイウェアにおいて、眼鏡のテンプルピースが閉じられると曲がるが、管を引っ張ったり、ねじったり、よじったり、曲げたり、折ったりするほどは曲がらない。図17は、別の例示的な実施形態を示す。この実施形態では、複数のピースが、図16の実施形態よりも厚く角ばった形の隅部を有する。
ある実施形態では、フレキシブル要素は全方向で柔軟性が限定されており、それによって、テンプルピースの屈曲または折り畳みが限定されている。例えば、フレキシブル要素が45°未満しか曲がらない場合(例えば、約0°、15°、30°、45°曲がる場合)、テンプルピースはフレーム前面に向かって動くのに十分なほど折れたり曲がったりしない。同様に、テンプルとフレーム前面とのあいだにフレキシブル要素がない場合、テンプルピースはフレーム前面に対して動かない。したがって、このアイウェアに取り付けられた管がその最小屈曲半径に達することは決してない。
ある実施形態では、テンプルピースをフレーム前面から取り外すことができ、管がアイウェアにはめ込まれたときにテンプルピースをフレーム前面に対して折ったり曲げたりできる。管がフレキシブル要素として働く。
〔A.アイウェアのリム〕
1つ以上のリムを有するアイウェアモデルでは、各リムがレンズを部分的にまたは完全に取り囲む。いくつかのアイウェアモデルでは、リムと鼻パッドはひとつの連続したピースであり、当該鼻パッドが当該リムから伸びる。その反対に、他のアイウェアモデルでは、鼻パッドはリムとは別個のピースであり、通常は鼻パッドアームを介して当該リムに取り付けられる。別個の鼻パッドを有するモデルは、ワイヤリムの眼鏡、またはリムレス眼鏡であることが多いが、別個の鼻パッドを任意のモデルの眼鏡に(リムから伸びる連続した鼻パッドをすでに有しているモデルにすら)取り付けることができる。
本明細書で開示されるアイウェアのいくつかの実施形態では、アイウェアは、1つの鼻パッドが連続したピースとして取り付けられた少なくとも1つのリムを有する。どちらのリムにも鼻パッドが取り付けられている。このアイウェアは、鼻パッドに設けられた溝、例えば、鼻パッドの内側表面に設けられた溝を有する。当該溝は、管を収容するよう構成されている。
ある実施形態では、アイウェアは管を収容するよう構成された溝を有するが、当該溝は鼻パッドに沿って伸びない。鼻パッドがリムと連続しているのではなくリムに取り付けられた別個のピースであるアイウェアのモデルでは、管を鼻パッドアームおよび鼻パッドに沿って導くよう構成された溝を設けるのは困難だからである。したがって、アイウェアは、リムの中に、管が当該リムから直接伸びて患者の鼻の側面に到達できるよう構成された開口部を有してよい。アイウェアは、また、リムに取り付けられた追加のピースを有してもよい。当該追加のピースは、管に設けられた溝から伸びた管を患者の鼻の側面に沿って導くよう構成されている。上記追加のピースは、上記リムに対して、一体化された、連続した、単一のピースとして取り付けられてもよいし、あるいは上記リムに取り付けられる別個のピースであってもよい。上記追加のピースは、開いたまたは閉じた小さなチャネルでもよいし、鼻パッドのようにほぼ平面でもよい。
いくつかの実施形態では、第1リムおよび第2リムの少なくとも1つは、レンズを取り囲むフルリムである。例えば、上記リムはレンズの端部の周囲でひとつながりとなり、レンズを完全かつ全体的に取り囲んでよい。上記リムはレンズの端部の周囲でほぼひとつながりとなり、レンズの大部分を取り囲むが、レンズ全体は取り囲まないようにしてもよい。そのようなリムは、レンズの50%を超える領域を取り囲んでよい。ある実施形態では、第1リムおよび第2リムの少なくとも1つは、当該リムが保持するレンズの少なくとも半分(50%)を取り囲むハーフリムである。第1リムおよび第2リムの少なくとも1つは、レンズの50%未満を取り囲んでよい。
第1リムおよび第2リムは、フルリムの形式であろうとハーフリムの形式であろうと、管の一部を導き隠してよい。第1リムおよび第2リムはそれぞれ、当該リムに設けられ当該リムを通って伸びる第1溝および第2溝を有してよい。いくつかの実施形態では、上記第1溝および上記第2溝は各々、管を収容するよう構成されている。上記溝は第1リムおよび第2リムの内側表面に配置されて、上記溝および当該溝内にはめられる任意の管が見えないようにしてもよい。上記溝は、アイウェアの使用時、チャネルの開口側が使用者の顔に向く開口チャネルでもよい。
いくつかの実施形態では、アイウェアの第1リムおよび第2リムはレンズの50%を超える領域を取り囲み、レンズの上端およびレンズの下端の両方を取り囲む。第1リムおよび第2リムの各々は、管を収容するよう構成された溝を、例えば、当該リムの内側表面に有しており、さらに、上記リムの各々に設けられた溝は、上記リムの上端および上記リムの下端の両方に沿って伸びる。このアイウェアでは、管は分割でき、それによって、当該管の第1半分はリムの上端に設けられた溝に沿って伸び、当該管の第2半分はリムの下端に設けられた溝に沿って伸びる。分割された管はそれから、鼻パッド近傍で、あるいはリムのうち管が当該リムから出ていく箇所近傍で、ふたたび合流して1本の管となる。このように、管のうちリムに沿って伸びる部分は、当該管のうち分割されていない部分の直径の半分の直径であればよい。そのような構成では、管の全体の容量を減らすことなしに、より細い管を用いることができる。これにより、異なる厚みを有するアイウェアリム、例えば、管全体の直径よりは細いが、分割された管の直径よりはなお太いアイウェアリムを用いる自由度が与えられる。そのようなリムでも、上記分割された管の半分ずつ2本分を隠すことができる。
上記第1リムおよび第2リムは、ブリッジ、例えば、当該第1リムおよび第2リムと一体となった単一のピースとして構成されたブリッジによってしっかりと接合されてもよく、または、固定手段、例えばロッキングクリップあるいはピン機構によって取り付けられてもよい。あるいは、接着剤、例えば効果が長く続く接着剤によって取り付けられてもよい。あるいは、リムをブリッジに接合させる接合プロセス、例えば溶接、焼結、融合によって取り付けられてもよい。ある実施形態では、上記第1リムおよび第2リムは、ブリッジにしっかりと接合されない。アイウェアの掃除または保存には、当該アイウェアを2つに分割できることが好都合でありうる。上記第1リムおよび第2リムは、ブリッジに対して、ネジ、ファスナー、ロック、接着剤、マグネット、インターロック部分によって、あるいは、ゆるめるか取り除いてリムをブリッジから離すことができる中間部を介して、取り付けることができる。ブリッジも、アイウェアの使用時は結合されるがアイウェアの不使用時は2つに分割される2つのハーフブリッジから構成されてもよい。分離可能なアイウェアは、当該アイウェアの半分が壊れたか損傷したときに好都合であり得、新しい半分と簡単に交換される。分離可能なアイウェアは、例えば、使用者の目、顔、耳、または頭部の一部が非対称であるといった理由でフレームが非対称である場合に用いてよい。
〔B.アイウェアテンプルピース〕
ある実施形態では、アイウェアは、上記第1リムおよび上記第2リムと、第1および第2フレキシブル要素(例えば蝶番)によって、それぞれ動作可能につなげられている第1テンプルピースおよび第2テンプルピースを備える。これらの部分(リム、フレキシブル要素、テンプルピース)のいずれも、複数の別個のピースとして構成され、それから動作可能につなげられて上記アイウェアを構成してよい。あるいは、複数の部分を互いに一体的に構成して、単一の、一体となったピースにしてもよい。2つ以上の部品が、一つの、単一の、一体化されたピースを構成するよう複数の部品が合わされ、当該ピースが単一の部品と動作可能につながれてもよいし、あるいは、2つ以上の部品から構成される他の一体化されたピースと動作可能につながれてもよい。
例えば、リム、フレキシブル要素、およびテンプルは、どれも、接合する必要がある別個の部品であってよい。または、これらの部品は、第1リム、第1フレキシブル要素、第1テンプル、第2リム、第2フレキシブル要素、および第2テンプルを有する、アイウェアの単一の一体化されたピースを一体的に構成してもよい。上記アイウェアは、上記アイウェアの単一の一体化されたピースの一部であるブリッジをさらに有してよい。または、上記アイウェアは、当該アイウェアの残りの部分と動作可能につながれる別個のブリッジ(または2つのハーフブリッジ)を有してよい。
第1テンプルピースは、第1フレキシブル要素と一体化された単一のピースとして一体的に形成されてよく、かつ/または、第2テンプルピースは、第2フレキシブル要素と一体化された単一のピースとして一体的に形成されてよい。単一の一体化されたピースでは、上記テンプルピースおよび上記フレキシブル要素は、1個の、連続した(solid)、または整っている(unbroken)構造物を形成する。したがって、前記複数の部品は、1個の、連続した、途切れることのない構造物を介して動作可能につながれてよい。
上記第1テンプルピースは、上記第1フレキシブル要素と別個であってもよく、かつ/または、上記第2テンプルピースは、上記第2フレキシブル要素と別個であってもよい。この場合、上記複数の部品は、ネジ、ファスナー、ロック、接着剤、マグネット、インターロック部品によって、または、一方の側はテンプルピースと他方の側はフレキシブル要素とつながれる中間部品を介して、動作可能につながれてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1フレキシブル要素は上記第1リムと単一の一体化されたピースとして一体的に形成され、かつ/または、上記第2フレキシブル要素は上記第2リムと単一の一体化されたピースとして一体的に形成される。したがって、上記第1テンプルピースおよび第2テンプルピースは各々、上記フレキシブル要素と上記リムとから形成される上記単一の一体化されたピースと一体的に形成される別個のピースであってよい。上記第1テンプルピースおよび第2テンプルピースはそれぞれ、上記第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素と、ネジ、ファスナー、ロック、接着剤、マグネット、インターロック部品によって、または、一方の側はテンプルピースと他方の側はフレキシブル蝶番とつながれる中間部品を介して、動作可能につながれてよい。
ある実施形態では、上記第1テンプルピースは第1フレキシブル要素を含み、かつ/または、上記第2テンプルピースは第2フレキシブル要素を含む。これらのフレキシブル要素は、それぞれのテンプルピースと一体化して、それによって、事実上、上記テンプルピースがフレキシブルテンプルピース、例えば蝶番式テンプルピースとなるようにする。テンプルピースが一体化された蝶番構造を有するこれらの実施形態では、フレキシブル要素を別個の構造と見なす必要はない。
〔C.溝〕
いくつかの実施形態では、アイウェアは、管を収容するよう構成されており、管を収容するよう構成された溝を有する。溝(収容空間、ガター、トラック、堀、キャナル、ホルダー、ガイド、轍、くぼみ、ノッチ、谷、谷間とも称する)は、開口チャネルまたは閉鎖チャネルでよい。上記溝は、上記アイウェアとともに用いる予定の特定の管に対応するサイズを有してよい。
上記溝は、閉鎖チャネルのように完全に閉じ、当該閉鎖チャネル内の空洞の直径が、管の直径と等しいかわずかに大きく、それによって上記管が上記チャネルにはまるようにしてよい。
上記溝は開口チャネルであり、当該開口チャネルの断面は、管の直径と等しいかわずかに大きい直径を有する半円でよい。開口チャネルの断面は、当該開口チャネルが管を収められるほど大きい限りは、任意の多面体形状でよく、または当該形状の一部(例えば、正方形の一部)でよい。チャネルの開口部は、典型的には、管の直径と同じ直径、または管の直径より小さな直径とし、それにより管が定位置にしっかりと保持されるようにすべきである。しっかりとした保持は、管に対して圧力をかけることによってなされてよく、当該圧力は、開口チャネルの両端の壁から、開口部の両端部から、および/または、チャネルの内側に設けられた、管を定位置にロックする突起部または他の幾何学的特徴から加えられてよい。開口側があるため、管を開口チャネルに簡単に押し入れることができ、それによって管が開口チャネル内にしっかりとはまる(例えば、定位置にクランプしたりカチッとはめたりしてぴったりと保持される)。開口チャネルの両端部は、角度を付けてもよく、曲げてもよく、傾斜を付けてもよく、テーパしてもよく、または、別のかたちにして、管を定位置にしっかりと留めるよう構成された形状にしてもよい。しかし、溝(または開口チャネル)は、溝が管を損傷する、または酸素の流れを妨げるほどきつく管を保持するよう構成されてはならない。さらに、溝は、管を簡単に取り除け、新しい管と交換できるように構成されてよい。
アイウェアの部品の各々は、当該部品に設けられ当該部品を貫通して伸びる溝を有してよい。アイウェアは、第1部品(例えば、第1リム、第1フレキシブル要素、および第1テンプルピース)に設けられ第1部品中を伸びる第1の溝と、第2部品(例えば、第2リム、第2フレキシブル要素、および第2テンプルピース)に設けられ第2部品中を伸びる第2の溝とを含んでよい。いくつかの実施形態では、第1鼻パッドおよび第2鼻パッドは、それらに設けられそれらの中を伸びる第1溝および第2溝も有してよい。溝を有する鼻パッドは、リムに対して、例えば連続したピースとして取り付けられてよい。
溝は、アイウェアの各部の長軸に沿ってその中心を伸びるようにし、それにより、溝の中に位置した管が、構造の内側表面および外側表面の壁に対して、構造の中心(例えば、テンプルピースまたはフレキシブル要素の中心)にほぼ位置するようにしてよい。特に、仮に管が例えばフレキシブル要素の外壁上に位置していたら、例えば、仮に管が中心の溝の中に位置していなかったら、フレキシブル蝶番を曲げると管が伸びるか長くなる可能性がある。反対に、仮に管が例えばフレキシブル要素の内壁上に直接位置していたら、例えば、仮に管が中心の溝の中に位置していなかったら、フレキシブル蝶番を曲げると管が短くなるか縮む可能性がある。どちらの場合でも、特にアイウェアのフレキシブル要素を繰り返し曲げたあとでは、管は弱くなり、損傷し、裂けてしまう可能性がある。したがって、管をアイウェアの中心位置に置く溝は、管に機械的損傷が加わるのを防ぐ助けとなる。
溝はアイウェア全体を通る連続した(例えば、中断されない)通路をたどり、それによって、アイウェア全体(各部品が別々ならば組み立てられたもの、または、アイウェアが単一の一体化されたピースならひとつながりのもの)が、テンプルを貫通して蝶番へ(または蝶番の近傍へ)さらにリムへと伸びる連続した溝を有するようにしてよい。リムに対して、例えば連続したピースとして取り付けられている鼻パッドをアイウェアが備えている場合、溝は当該鼻パッドを貫通して伸びてよい。この溝は、テンプルの遠位端からリムへ(そして任意で鼻パッドへ)と伸びる管を収容するよう構成されている。管はアイウェアを出てチューブ部に至り、当該チューブ部は使用者の鼻の側面を周って使用者の鼻孔の中へ少なくとも部分的に伸びる。例えば、チューブ部が他の酸素送達システムにも用いることができる一体型の鼻プロングの場合は、当該チューブ部は管とは別個の部材であり、管の端に取り付けられてよい。チューブ部は、個別の鼻プロングでもよく、例えば、酸素を第1の鼻孔へ導く第1の湾曲チューブピースと、酸素を第2の鼻孔へ導く第2の湾曲チューブピースでもよい。または、チューブ部は、管の端部が曲げられて、使用者の鼻孔の中に少なくとも部分的に伸びるのに適した湾曲形状となったものでもよい。
管を視界から隠すのが望ましい。したがって、いくつかの実施形態では、溝は閉鎖チャネルであり、管は当該チャネル内部に位置する。ある実施形態では、溝は開口チャネルであり、テンプル、蝶番、リムのそれぞれの内側表面に設けられ、そしてアイウェアがリムに対して例えば連続したピースとして取り付けられた鼻パッドを有する場合には、当該開口チャネルは当該鼻パッドの内側表面にも設けられる。この溝は、アイウェアが使用される際は使用者の顔の方を向く。これにより、溝の中に置かれた管が視界から隠され、閉鎖チャネルと同様の外面上の効果をもたらす。管は閉鎖チャネルに置くよりも開口チャネルに置く方が容易である。閉鎖チャネルの全長にわたって管をチャネル内に通すよりも、管を開口チャネルに開口側から押し入れる方が簡単だからである。
ある実施形態では、溝は、テンプルピースのうち蝶番に隣接した内側表面に設けられ、溝はフレキシブル蝶番から遠ざかると当該テンプルピースの外側表面へ移動する。この溝の中に置かれた管は、アイウェアの全長の大部分において視界から隠され、テンプルピースの遠位部分でのみ見えるだろう。遠位部分は、例えば、テンプルピースのうち使用者の耳に近い部分のテンプル端でありうる。溝は、そのような位置で外側表面へ移動するので、溝の中に置かれた管は、使用者の耳の後ろで部分的にまたは完全に隠される。
テンプルピースの内側表面から外側表面へ移る溝は、管を当該溝にしっかりと固定し、アイウェアの使用時に当該管がスライドしたり、短くなったり、または伸びたりするのを最小限に抑えるかなくすのに適している。管は、例えばテンプルピースが開け閉めされると、長手方向にスライドしてアイウェアのチャネルまたは溝から外れる可能性がある。しかし、テンプルピースの内側表面から外側表面へ移動する溝の中に置かれた管は、移動地点で余分なカーブを有することができ、当該カーブが安定性をもたらし、長手方向の移動を最小限に抑える。上記したように、溝は中心に位置しており、これは、管がフレキシブル要素地点で伸びたり縮んだりするのを最小限にする助けともなる。
移動する溝のもう一つの利点は、管と使用者の顔および/または耳との接触地点を最小限にできることである。テンプル端は使用者の顔および耳に接触するが、これらの接触地点において管も当該テンプル端の内側表面にはめ込まれている場合は、テンプル端の使用者の顔および耳との接触は不快感を生じさせるかもしれない。例えば、内側表面上の管は使用者の頭部および耳を圧迫するかもしれず、または使用者の髪ともつれるかもしれない。さらに、使用者の頭部および耳からのよごれまたは油が、管の内外に集まるかもしれない。したがって、管がテンプルの遠位部分(テンプル端を含む)で内側表面から離れるように導かれるように溝が構成されている場合は、眼鏡は使用者にとってより快適となり、かつ、より清潔にしやすくなりうる。管は眼鏡の内側表面で溝の中に置かれるので、管の大部分はなおも目立たぬように隠されている。管のうち、テンプルの外側表面の溝の中に見える比較的少ない部分は、使用者の耳または髪によって隠されてよい。
〔D.フレキシブル要素〕
本開示のさらなる態様は、蝶番のような、アイウェアで使用するフレキシブル要素に関する。いくつかの実施形態では、フレキシブル要素は蝶番である。フレキシブル要素はテンプルピースとフレーム前面とのあいだに位置した構造であってよく、テンプルピースがフレーム前面に対して移動したり、折り畳まれたり、曲げられたりすることを可能にする。フレキシブル要素はフレーム前面やリムと一体化されてよく、かつ/または、テンプルピースと一体化されてよい。または、フレキシブル要素は、アイウェアの別個のピースであって、他の部品と組み合わさって完全なアイウェア製品を作るものでもよい。いくつかの実施形態では、リムと一体化したフレキシブル要素はフレキシブルリムを形成し、または、テンプルピースと一体化したフレキシブル要素はフレキシブルテンプルピースを形成する。したがって、フレキシブル要素は、リムおよび/またはテンプルピースとは異なる独自の構造である必要はない。フレキシブル要素が蝶番である場合、当該蝶番はリムおよび/またはテンプルピースとは異なる独自の構造である必要はない。実際、アイウェアモデルは本技術分野で「蝶番のない」と述べられてきたが、これは、当該アイウェアモデルが、バレル蝶番やスプリング蝶番のような、ネジが用いられる標準的または伝統的な眼鏡の蝶番を備えていないからである。蝶番のない眼鏡の例は、典型的には、テンプルピースとリムとのあいだにチタニウムのフレキシブルストリップまたは曲げることの可能な構造が位置している眼鏡であり、あるいは、リムのない眼鏡の場合は、テンプルピースとレンズとのあいだにチタニウムのフレキシブルストリップまたは曲げることの可能な構造が位置している眼鏡である。このように、蝶番のようなフレキシブル要素は、フレーム前面とテンプルピースとのあいだに位置し、フレーム前面に対するテンプルピースの動きを可能にする、または媒介する任意のフレキシブル構造である。このことは、当該フレキシブル要素が当該テンプルピースまたは当該フレーム前面と一体化している場合でも、形成されるアイウェアが標準的または伝統的な眼鏡の蝶番メカニズムを有していないために「蝶番のない」と表現される場合でも、変わらない。
いくつかの実施形態では、フレキシブル要素は、互いに蝶番式につながれた複数の部分および/または複数のインターロック機構を有する構造である。当該複数の部分はジグソーパズルのように合わさることができるが、当該複数の部分同士の交点にある蝶番軸を中心にして曲がることができる。図16は、例示的な実施形態を示す。ここで、フレキシブル要素は複数の部分を含み、当該複数の部分は、接続手段(ネジ、クリップ、ペグ、および穴を含みうるが、これらに限定されない)によって互いにつながれている。各部分は、当該部分と隣接する部分との交点によって作られる蝶番軸を中心にして蝶番式に動く。上記複数の部分は合わさってフレキシブル要素を構成し、当該フレキシブル要素は、アイウェアにおいて、眼鏡のテンプルピースが閉じられると曲がるが、管を引っ張ったり、ねじったり、よじったり、曲げたり、折ったりするほどは曲がらない。図17は、別の例示的な実施形態を示す。この実施形態では、複数のピースが、図16の実施形態よりも厚く角ばった形の隅部を有する。
いくつかの実施形態では、上記フレキシブル要素は複数の繰り返しユニットを含む。当該複数の繰り返しユニットは、図16および図17に示すように複数の別々のユニットを結び付けることによって、または上記フレキシブル要素が一つの一体化されたピースの材料から構成されていること(図18〜21の例示的実施形態を参照)によって、互いに動作可能につながれている。上記複数の繰り返しユニットは、ネジ、クリップ、スナップ、または他の接続手段によって互いに動作可能につながれてよい。例示的な接続を図6に示す。これは、二つの部分をつなげるフラットスナップ機構の一例であり、当該スナップの4つの四分円のそれぞれを押すことによって締め付けられる。接続手段は、それを中心として繰り返しユニットが動く蝶番軸を形成してよい。
上記繰り返しユニットは、アイウェアの外側表面に見えるように位置させてもよいし、あるいは、使用者の顔の方を向いて部分的にしか見えないかまったく見えないように位置させてもよい。
ある実施形態では、上記フレキシブル要素はスパインを含む。例えば、上記フレキシブル要素は蝶番、またはスパインを含むフレキシブル蝶番であってよい。例示的なスパインは、その長さがその幅より長く、その厚さ(高さ)がその幅より短い長方形の構造である。他の例示的なスパインは、曲線のような細長い構造、コイル、スプリング、絡み合ったワイヤ、格子構造、または、円筒または柱のような、多面体形状の断面を有し、空洞または中身が詰まっていてもよい形状である。スパインは、動作可能につながれた個々のユニット(例えば、互いに蝶番式につながれた部分)を含んでよい。ケーブルキャリアに見られるような互いに蝶番式につながれた部分が、スパインの個々のユニットを形成してもよい。圧縮可能な物質を個々のユニット間に点在させて、当該個々のユニットを柱状に積んでもよい。例示的なスパインは、人間の椎骨のように積まれた個々のユニットを含んでもよい。ここで、管は、上記スパインの一方の側にある開口チャネル内に押し入れられた状態で、例えば脊髄のように、当該スパインの全長を通って走る。スパインの開口チャネルは、アイウェアの使用時、使用者の顔の方を向くようにすべきである。
フレキシブル要素は、1本のスパインおよび複数本のリブを有する蝶番でよい。リブは、スパインの一方の側だけから突出してもよく、あるいは、スパインの二方以上の側から突出してもよい。例えば、リブは、スパインから、その全長にわたって、半径方向に突き出してよい。スパインの一方の側から半径方向に突出するリブは、スパインに沿う直線から、同じ方向に突出してよい。さらに、リブはペアになって突出してよい。そのため、スパインから、スパインの全長の一方の側に沿って半径方向に突出する各々のリブには、当該スパインの全長の他方の側に沿って半径方向に突出する、対応するリブがある。いくつかの実施形態では、当該リブは曲がっている。曲がったリブの各々のペアは、管をはめ込むことができるC型チャネルの各部分を、スパインとともに形成してよい。いくつかの実施形態では、複数のリブが合わさって、1つの閉鎖チャネルを形成する。ある実施形態では、複数のリブは合わされず、管がはめ込まれる開口チャネルを残す。当該チャネルの開口側は使用者の顔を向くようにして、当該チャネルにはめ込まれた管が見えにくいようにすべきである。いくつかの実施形態では、リブの端部は、角度を付けるか、曲げるか、傾斜を付けるか、テーパするか、または、別のかたちにして、管を定位置にしっかりと留めるよう構成された形状にする。スパインの全長の第1の側に沿って突出するリブが、当該スパインの全長の他方の側に沿って突出するリブより屈曲の度合を低くすることも可能である。同様に、当該スパインの全長の第1の側に沿って突出するリブの長さが、当該スパインの他方の側に沿って突出するリブの長さより短くてもよい。リブの長さおよび/またはリブの屈曲は、当該リブが収納する管のサイズに対応してよい。
リブは屈曲してよい。当該屈曲は管の外側表面に対応し、それによって屈曲したリブが管を定位置に保持するようにしてよい。上記屈曲は、眼鏡の開口チャネルの半径にほぼ等しい半径を有してよい。いくつかの実施形態では、開口チャネルをテンプルのうちフレキシブル要素に隣接する内側表面に設け、開口チャネルがフレキシブル要素から遠ざかるとテンプルの外側表面へ移動するようにする。
フレキシブル要素は、第1方向の方が第2方向よりも曲がりやすくてよい。これは、例えば、当該フレキシブル要素において2つ以上の部分が互いに接触してさらなる動きを妨げるからである。例えば、1本のスパインおよび複数本のリブを有する蝶番は、第1方向の方が第2方向よりも曲がりやすくてよい。これは、例えば、蝶番が第2方向に曲げられる際、複数本のリブが互いに接触することがあるからである。そのような例では、複数本のリブの長さが、蝶番が曲がる度合に影響する。ある実施形態では、眼鏡が酸素投与手段の管とともに用いられる場合、当該眼鏡は当該管を挟んだり、ねじったり、損傷を与えたり、あるいはその他のかたちで管を通る酸素の流れを妨げてはならない。したがって、蝶番中の複数本のリブの長さは、当該蝶番がそれ以上曲がらない地点で当該複数本のリブが接触し、それにより当該蝶番近傍に位置する管の屈曲が限定されるように、設定されてよい。これにより、管が挟まれたり、引っ張られたり、ねじれたり、他の損傷を受けたりするのを防ぎ、酸素の流れが中断するのを防ぐ。このように、蝶番が互いに接触する複数本のリブを有して当該蝶番および管がさらに曲がるのを防ぐ場合、当該蝶番は自身の近傍で管(6、6’)の部分(63、63’)を導き、当該管の当該部分が望ましい最小屈曲半径を有するようにしてよい。複数本のリブが互いに接触することにより屈曲が限定され、それにより、当該管の当該部分が上記最小屈曲半径を有する。ある実施形態では、複数本のリブを有する蝶番が、テンプルおよびフレームが互いに蝶番式につながれたときに管(6、6’)の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないように、当該蝶番の近傍において当該管の当該部分を導く。
多数のパラメータが、蝶番のようなフレキシブル要素の屈曲に影響する。フレキシブル要素のサイズ(長さ、高さ、壁厚)が、当該フレキシブル要素の屈曲する能力に影響する。複数のユニットを含むフレキシブル要素の場合、ユニットの数、ユニット同士の間隔、ユニットの向き、ユニット同士の接続の種類、ユニットの形状、およびユニットのサイズ(長さ、高さ、幅)が、当該フレキシブル要素が屈曲する能力に影響する。例えば、フレキシブル要素が1本のスパインと複数本のリブを有する蝶番である場合、スパインの長さ、スパインの高さ、および壁厚、すべてが蝶番の硬さ、長さ、および柔軟性に影響する。リブの数、リブ同士の間隔、リブの方向、およびリブの長さも同様である。一般に、薄い壁は厚い壁より柔軟性が増すが、厚い壁よりも安定性に劣る。スパインの壁が薄すぎる場合、当該スパインはフレームを使用者の顔に対して安定した位置に保持せず、テンプル同士が互いにあまりに離れすぎて、そのため、テンプルはアイウェアを使用者の頭部の側面に固定できない。逆に、厚い壁は薄い壁より柔軟性に劣る。柔軟性のない厚い壁は、曲げると破損するかもしれない。
フレキシブル要素を構成するのに用いられる材料が、当該フレキシブル要素の屈曲に影響する。材料の中には、他の材料よりも柔軟性が高いものがある。フレキシブル要素用およびアイウェアのすべての部品用の材料の例としては、金属(例えば、チタニウム、アルミニウム、またはステンレススチール)、合金、記憶材料、ベリリウム銅、炭素繊維、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、ナイロン、骨、金属とポリマーの混合物(例えば、アルマイド(alumide))、ポリアミド(PA)(例えば、PA10やPA12)、および熱可塑性ウレタン(TPU)が挙げられるが、これらに限定されない。TPUのような材料はPA12より柔軟性が高いので、TPUから作られたフレキシブル要素は、PA12から作られたフレキシブル要素より柔軟性が高いであろう。
PA12から作られ、長さ15〜25mm、高さ6〜10mm、壁厚約1mm(0.5〜2.0mm)のフレキシブル要素の例は、半径約10〜12mmの曲線を描いて曲がると予想される。
したがって、壁の厚いスパインは、管(6、6’)の部分(63、63’)を蝶番近傍で導き、当該管の当該部分が望ましい最小屈曲半径を有するようにしてよい。スパインの厚い壁によって屈曲を限定することにより、当該管の当該部分が上記最小屈曲半径を有する。ある実施形態では、厚い壁を有する蝶番が、テンプルおよびフレームが互いに蝶番式につながれたときに管(6、6’)の部分(63、63’)が縮むまたは伸びることのないよう、当該蝶番の近傍で、当該管の当該部分を導く。
いくつかの実施形態では、フレキシブル要素のサイズ、繰り返しユニットの特徴(もしあれば)、およびフレキシブル要素の材料を、その屈曲能力に基づいて選択する。本明細書に記載した眼鏡用のフレキシブル要素は、望ましい屈曲に基づいて設計される。例えば、管の最小屈曲半径(例えば、最小屈曲半径は、典型的には、管の直径の3倍である)の場合、フレキシブル要素の材料、サイズ、および他のファクターをすべて最適化して、当該管の最小屈曲半径を保証できる。
本開示のさらなる態様は、アイウェア用のフレキシブル蝶番に関する。蝶番の特徴:1本のスパイン(バックボーン)および複数本のリブ。リブはC字形状でよい。屈曲の度合は、スパインおよび/またはスパインの壁の厚みによって限定されてよい。屈曲の度合は、リブのサイズによって限定されてもよく、例えば、リブ同士が互いに接触するとさらなる屈曲が妨げられてよい。蝶番は、テンプル、リム、および/またはフレームと一体化してよく、または、取り付け可能な別個のピースでもよい。蝶番は、管を収容するよう構成された溝を有してよい。
〔アセンブリおよび器具〕
本開示の他の様相は、アイウェアおよび酸素投与手段(例えば、管)とのアセンブリ(または構築物)に関する。本開示のさらなる様相は、管を、本明細書で開示された眼鏡のようなアイウェアにはめる装置(10)に関する。いくつかの実施形態では、上記装置はその形状がアイウェアまたはアイウェアのフレームに対して相補的であり、それにより、当該アイウェアは上記装置にはめ込まれる。図9に示すように、上記装置は、テーブルやカウンタートップのような表面上での保持に適した複数の突出部(12)を有している。上記複数の保持部が上記表面に接触した状態で、眼鏡を上記装置内に置くことができる。眼鏡は上記表面には触れず、損傷から守られる。特に、眼鏡を直接表面に置いて当該眼鏡の開口チャネルに管を押し入れたとしたら、レンズにはかすり傷や引っかき傷ができるかもしれない。本明細書で開示した上記装置は、個々の使用者の眼鏡に特注で合わせてよく、したがって、オーダーメイドして個々の使用者に合わせて調節してよい。ある実施形態では、上記装置は、さまざまな異なるサイズの眼鏡に合うよう構成された汎用装置でよく、あるいは、どの眼鏡にも合う汎用の部分と、個々の使用者に特注でサイズを合わせた部分との組み合わせでもよい。本開示の他の態様は、管(例えば、管の屈曲端)の位置を定める、例えばアイウェアに対して管の端部の位置を相互に定めるのに適した手段を備える装置(10)に関する。
〔付加製造(AM)によって製造されたアイウェア〕
本開示の他の態様は、管を収容するよう構成されたアイウェアを製造する方法であって、当該方法は、アイウェアの設計を表わすデジタルファイルを入手する工程と、付加製造(AM)プロセスによって当該アイウェアを形成する工程とを含む、方法に関する。いくつかの実施形態では、管を収容するよう構成された上記アイウェアは、第1リムおよび第2リムと、上記第1リムと動作可能につなげられている第1テンプルピースと、上記第2リムと動作可能につなげられている第2テンプルピースと、を備え、上記第1テンプルピースおよび上記第2テンプルピースは、第1フレキシブル蝶番および第2フレキシブル蝶番によって上記第1リムおよび上記第2リムとそれぞれ動作可能につなげられており、上記第1フレキシブル蝶番および第2フレキシブル蝶番の各々は、1本のスパインと複数本のリブを有し、上記アイウェアは第1溝を有し、当該第1溝は、上記第1リム、上記第1フレキシブル蝶番の上記複数本のリブ、および上記第1テンプルピースに設けられ、当該第1リム、当該第1フレキシブル蝶番の当該複数本のリブ、および当該第1テンプルピースを通って伸び、当該第1溝は上記第1テンプルピースのうち上記第1フレキシブル蝶番に隣接する内側表面に設けられ、上記第1フレキシブル蝶番から遠ざかると上記第1テンプルピースの外側表面へ移り、上記アイウェアは第2溝を有し、当該第2溝は、上記第2リム、上記第2フレキシブル蝶番の上記複数本のリブ、および上記第2テンプルピースに設けられ、当該第2リム、当該第2フレキシブル蝶番の当該複数本のリブ、および当該第2テンプルピースを通って伸び、当該第2溝は上記第2テンプルピースのうち上記第2フレキシブル蝶番に隣接する内側表面に設けられ、上記第2フレキシブル蝶番から遠ざかると上記第2テンプルピースの外側表面へ移る。
デジタルファイルはCADまたはCAM設計でよく、あるいは印刷可能ファイルでよい。印刷可能ファイル(例えば、STLのようなフォーマット)は、対象の形状およびサイズに関する情報、および付加製造される対象物の能力に影響する制約(例えば、対象物の各部分の壁厚、対象物が製造される向き、対象物の全表面にまったく穴や欠けた部分がないこと(すなわち、当該眼鏡は防水性)、対象物を形成する層断面の最小厚み、角度およびオーバーハング、保持構造等)に関する情報を含む。したがって、印刷可能ファイルは、対象物が付加製造できるようにするこれらの制約の数値を含む。
例えば、アイウェアの設計が変更された場合、またはアイウェアが使用者の顔に合うよう特注された場合、印刷可能ファイルを変更してよい。印刷可能ファイルは、変更がなされたあとでも印刷可能であるべきである。いくつかの実施形態では、ファイルに施す変更は、アイウェアのブリッジまたはテンプルなど、アイウェアの特定のゾーンまたは領域(「カスタム化ゾーン」と呼ぶ)における変更に対応する。これらの変更は、ブリッジ幅を広げたりテンプル長さを縮めたりするなど、アイウェアが使用者の顔および頭部の解剖学的構造によりよく合うようにするカスタム化である。変更技術の例としては、カスタム化ゾーンにおけるモーフィング、引き伸ばし、ねじり、ある角度への折り曲げ(angling)、たわめ、および半径方向の拡大縮小が挙げられる。
アイウェアは、個々の使用者に合わせて全面的にカスタム化してもよく、または部分的にカスタム化してもよい。アイウェアは、個々の使用者に合わせてカスタム化しなくてもよく、さまざまな標準サイズの中から選べるものであってもよい。付加製造プロセスを用いて、全面的にカスタム化されたまたは部分的にカスタム化されたアイウェアを製造してよく、またはカスタム化されていない標準サイズのアイウェアを製造してもよい。
付加製造プロセス(3D印刷、ラピッドプロトタイピング(rapid prototyping)、アディティブファブリケーション(additive fabrication)、ラピッドマニュファクチャリング(rapid manufacturing)、自由形状作成(freeform fabrication)、積層製造(layered manufacturing)、ラピッドプロダクション(rapid production)、または生成的製造(generative production)とも呼ぶ)としては、ステレオリソグラフィ(SLAまたはSL)、選択的レーザ焼結(selective laser sintering)(SLSまたはLS)、選択的レーザ溶融(selective laser melting)(SLMまたはLM)、選択的堆積造形(selective deposition modeling)(SDM)、熱ステレオリソグラフィ(thermal stereolithography)(TSL)、溶融堆積造形(fused deposition modeling)(FDM)、レーザ被覆加工(laser cladding)、多相ジェット固化(multi-phase jet solidification)、弾道粒子製造(ballistic particle manufacturing)、 粒子堆積(particle deposition)、光学製造(optical fabrication)、光固化(photo-solidification)、立体造形(solid imaging)、樹脂印刷(resin printing)、US6459951に記載のレーザ技術ネットシェイプ(LENS)製造(laser engineering net shape (LENS) fabrication)、WO2014074947に記載の走査レーザエピタキシー(scanning laser epitaxy)(SLE)、US6180049に記載の選択領域レーザ堆積(selected area laser deposition)(SALD)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのプロセスのいずれを用いて、本明細書に記載したアイウェアを製造してもよい。適切な付加製造プロセスは、特に、印刷に用いる材料および印刷対象物(すなわち、アイウェア)の設計に基づいて選択してよい。
〔アイウェアの使用および使用者〕
本明細書に記載したアイウェアは、管を収容するよう構成された実施形態を有するが、管が常時存在する必要はない。本明細書に記載した特徴を有するアイウェアは、管を備えなくてもよい。上記アイウェアは、あるときは管を付けて着用され、またあるときは管を付けずに着用されてよい。いくつかの実施形態では、上記アイウェアは、収容空間または溝にはめ込まれる構造(例えば、管)を収容するよう構成されているが、当該構造は管として機能しない。例えば、上記構造は、一定の長さのポリマーまたは金属であって、上記溝にはめ込まれて、上記アイウェアに対して追加の形状、質感、構造、色、および/または装飾を与えてもよい。
上記アイウェアは、光学レンズ、例えば矯正レンズを含んでよい。上記アイウェアは、視力矯正レンズまたは目を保護するレンズを付けて用いてよいが、上記アイウェアを管またはその他の構造の保持体としてのみ用い、ダミーレンズを含んでもよい。
本開示のさらなる態様は、酸素療法のような医療用ガス療法を、それを必要とする使用者に送達するのに用いられるアイウェアに関する。使用者の中には、長期に渡るガス療法を、一日の中でできるだけ長い時間必要とする者もいる。上記使用者は患者であってよく、例えば、慢性肺閉塞性疾患(COPD)、気管支炎、気腫、肺癌、肺線維症、肺炎、喘息、心不全、嚢胞性線維症、睡眠時無呼吸、群発性頭痛、および、空気から十分な酸素を得る能力を制限する他の疾患の患者でよい。このように、酸素療法、特に長期の酸素療法を必要とする患者ならだれでも、このアイウェアを用いてよい。上記アイウェアは常時着用してよく、患者が眠っているあいだも着用してよい。
上記の快適で目立たないアイウェアの設計は、長期に渡るガス療法の使用者に適しているが、他の使用者も上記アイウェアの諸長所から恩恵を受けられる。トレーニングに酸素を用いる運動選手、あるいは高度の高い場所に挑む旅行者も、上記アイウェアを用いてよい。運転者は、酸素管を収容する溝または収容空間を有する、ゴーグルのようなアイウェアの恩恵を受けてよい。さらに、航空輸送に従事する者、例えば航空機のパイロットやフライトクルーも、酸素療法を用いてよい。上記アイウェアは、何らかの病院または工業の場面で他の種類の酸素マスクの代わりに用いてよい。または、消防士のような緊急事態に対応する者が用いてもよい。最後に、他の医療用ガスを、本明細書に記載したアイウェアを介して投与してよく、それらとしては、例えば、吸入麻酔薬、ヘリウム療法、二酸化炭素療法、および窒素療法が挙げられる。
図1は、従来技術に係る鼻カニューレを示す。 図2は、本発明に係る眼鏡の斜視前面図である。 図3は、本発明に係る眼鏡の底面図である。 図4は、本発明に係るアセンブリの一部の斜視背面図である。 図5は、本発明に係るアセンブリの一部の細部の斜視図である。 図6は、上記眼鏡の細部の上面図である。 図7は、管の一部(点線)を伴う上記眼鏡の細部の断面図である。 図8は、上記アセンブリの細部の前面図である。 図9は、上記眼鏡を伴う本発明に係る装置の前面図である。 図10は、上記眼鏡を伴う本発明に係る装置の背面斜視図である。 図11は、ハーフリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Aが前面図、図11Bが背面図)およびフルリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Cが前面図、図11Dが背面図)を示す。 図11は、ハーフリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Aが前面図、図11Bが背面図)およびフルリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Cが前面図、図11Dが背面図)を示す。 図11は、ハーフリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Aが前面図、図11Bが背面図)およびフルリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Cが前面図、図11Dが背面図)を示す。 図11は、ハーフリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Aが前面図、図11Bが背面図)およびフルリムスタイルの眼鏡フレーム(図11Cが前面図、図11Dが背面図)を示す。 図12は、標準的な酸素管を取り付けた上記眼鏡フレームを示す。図12Aは、当該眼鏡フレームの背面図を示す。図12Bは、当該眼鏡フレームの着用者に面している者に見えるだろう当該眼鏡フレームの前面図を示す。 図12は、標準的な酸素管を取り付けた上記眼鏡フレームを示す。図12Aは、当該眼鏡フレームの背面図を示す。図12Bは、当該眼鏡フレームの着用者に面している者に見えるだろう当該眼鏡フレームの前面図を示す。 図13は、上記酸素管を取り付けた、上記眼鏡フレームの背面の拡大図を示す。図13Aは、フレキシブル要素(蝶番)、リム、および鼻パッドを示し、図13Bは、フレキシブル要素(蝶番)およびテンプルを示す。上記テンプルの溝は当該テンプルの内側表面にあり、テンプル端に至ると、上記溝は当該テンプルの外側表面に位置する。 図13は、上記酸素管を取り付けた、上記眼鏡フレームの背面の拡大図を示す。図13Aは、フレキシブル要素(蝶番)、リム、および鼻パッドを示し、図13Bは、フレキシブル要素(蝶番)およびテンプルを示す。上記テンプルの溝は当該テンプルの内側表面にあり、テンプル端に至ると、上記溝は当該テンプルの外側表面に位置する。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記フルリム眼鏡フレームのさまざまな図を示す。 上記眼鏡フレームのフレキシブル要素(蝶番)のさまざまな図を示す。 上記眼鏡フレームのフレキシブル要素(蝶番)のさまざまな図を示す。 上記眼鏡フレームのフレキシブル要素(蝶番)のさまざまな図を示す。 上記眼鏡フレームのフレキシブル要素(蝶番)のさまざまな図を示す。 上記眼鏡フレームのフレキシブル要素(蝶番)のさまざまな図を示す。 複数のインターロックユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、アイウェアの一実施形態を示す。 複数のインターロックユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、アイウェアの一実施形態を示す。 複数のインターロックユニットを含み角ばった形状であるフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 複数のインターロックユニットを含み角ばった形状であるフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 ジグザグに構成された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 ジグザグに構成された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 ジグザグに構成された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 ジグザグに構成された複数の傾斜ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備える、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の三角形ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該三角形ユニットの各々が隣接する三角形と矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の三角形ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該三角形ユニットの各々が隣接する三角形と矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の三角形ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該三角形ユニットの各々が隣接する三角形と矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 繰り返し配列された複数の三角形ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該三角形ユニットの各々が隣接する三角形と矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 配列された複数のU字型ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該U字型ユニットの各々が隣接するU字型ユニットと矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 配列された複数のU字型ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該U字型ユニットの各々が隣接するU字型ユニットと矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 配列された複数のU字型ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該U字型ユニットの各々が隣接するU字型ユニットと矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。 配列された複数のU字型ユニットを含むフレキシブル要素(蝶番)を備え、当該U字型ユニットの各々が隣接するU字型ユニットと矩形接続部によってつながっている、上記アイウェアの一実施形態を示す。

Claims (17)

  1. 管を収容するよう構成されたアイウェアであって、
    第1リムおよび第2リムと、
    上記第1リムと動作可能につなげられている第1テンプルピースと、
    上記第2リムと動作可能につなげられている第2テンプルピースと、を備え、
    上記第1テンプルピースおよび上記第2テンプルピースは、第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素によって上記第1リムおよび上記第2リムとそれぞれ動作可能につなげられており、上記第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素の各々は、1本のスパインと複数本のリブを有し、
    上記アイウェアは第1溝を有し、当該第1溝は、上記第1リム、上記第1フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第1テンプルピースに設けられ、当該第1リム、当該第1フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第1テンプルピースを通って伸び、当該第1溝は上記第1テンプルピースのうち上記第1フレキシブル要素に隣接する内側表面に設けられ、上記第1フレキシブル要素から遠ざかると上記第1テンプルピースの外側表面へ移り、
    上記アイウェアは第2溝を有し、当該第2溝は、上記第2リム、上記第2フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第2テンプルピースに設けられ、当該第2リム、当該第2フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第2テンプルピースを通って伸び、当該第2溝は上記第2テンプルピースのうち上記第2フレキシブル要素に隣接する内側表面に設けられ、上記第2フレキシブル要素から遠ざかると上記第2テンプルピースの外側表面へ移る、アイウェア。
  2. 上記第1リムは第1鼻パッドに取り付けられ、上記第2リムは第2鼻パッドに取り付けられ、上記第1および上記第2溝の少なくとも一方は上記第1鼻パッドおよび上記第2鼻パッドを通って伸びる、請求項に記載のアイウェア。
  3. 上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素は各々、管の一部分を、当該管の当該部分用の最小屈曲半径を有する曲線状に保持するよう構成されている、請求項に記載のアイウェア。
  4. 上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素は各々、上記管の上記部分を、当該管の当該部分用の最小屈曲半径より大きな半径を有する曲線状に保持するよう構成されている、請求項に記載のアイウェア。
  5. 上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素は各々、管の一部分を、伸びないまたは縮まない固定位置で保持するよう構成されている、請求項に記載のアイウェア。
  6. 上記第1および上記第2溝の少なくとも一方は、上記管の一部分を、上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素が曲げられたときに長手方向に移動しない固定位置で保持するよう構成されている、請求項に記載のアイウェア。
  7. 上記第1リムおよび上記第2リムの少なくとも一方は、フルリムスタイルである、請求項1に記載のアイウェア。
  8. 上記第1リムおよび上記第2リムの少なくとも一方は、ハーフリムスタイルである、請求項1に記載のアイウェア。
  9. 上記第1リムおよび上記第2リムは、互いにブリッジによってしっかりと接合されている、請求項1に記載のアイウェア。
  10. 上記第1フレキシブル要素の複数のリム、または上記第2フレキシブル要素の複数のリムの少なくとも何れかは、開口チャネルを形成するように構成されている、請求項1に記載のアイウェア。
  11. 上記アイウェア使用時に、上記開口チャネルが使用者の顔の方に向くように構成されている、請求項1に記載のアイウェア。
  12. 上記第1フレキシブル要素および上記第2フレキシブル要素の少なくとも一方は、少なくとも2つの異なる地点の間で動くように構成されており、
    上記2つの異なる地点は、
    上記第1フレキシブル要素の上記複数のリブ、または上記第2フレキシブル要素の上記複数のリブ、の少なくとも一方が互いに接触しない第1の地点、および、
    上記第1フレキシブル要素の上記複数のリブ、または上記第2フレキシブル要素の上記複数のリブ、の少なくとも一方が互いに接触して、前記第1フレキシブル要素および前記第2フレキシブル要素の少なくとも一方がさらに曲がることを妨げる第2の地点である、請求項1に記載のアイウェア。
  13. 上記第1テンプルピースの上記内側表面に設けられた上記第1溝、および上記第2テンプルピースの上記内側表面に設けられた上記第2溝は両方とも、上記アイウェア使用時に、上記開口チャネルが使用者の顔の方に向くように構成されている、請求項1に記載のアイウェア。
  14. 上記第1溝および上記第2溝の各々は、上記アイウェアのテンプル端において上記第テンプルピースおよび上記第2テンプルピースの外側表面へ移る、請求項1に記載のアイウェア。
  15. 請求項1に記載の管を収容するように構成されたアイウェアの製造方法であって、
    アイウェアの設計を表わすデジタルファイルを入手する工程と、付加製造(AM)プロセスによって上記アイウェアを形成する工程とを含む、製造方法。
  16. 管を収容するよう構成されたアイウェアであって、
    第1リムおよび第2リムと、
    上記第1リムと動作可能につなげられている第1テンプルピースと、
    上記第2リムと動作可能につなげられている第2テンプルピースと、を備え、
    上記第1テンプルピースおよび上記第2テンプルピースは、第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素によって上記第1リムおよび上記第2リムとそれぞれ動作可能につなげられており、上記第1フレキシブル要素および第2フレキシブル要素の各々は、少なくとも1本のスパインと複数本のリブ備え、互いに蝶番式につながれた部分、またはインターロック機構を有する部分であり、複数の繰り返しユニットが互いに動作可能に繋がれており、
    上記アイウェアは第1溝を有し、当該第1溝は、上記第1リム、上記第1フレキシブル要素の上記複数本のリブ、および上記第1テンプルピースに設けられ、当該第1リム、当該第1フレキシブル要素、および当該第1テンプルピースを通って伸び、当該第1溝は上記第1テンプルピースのうち上記第1フレキシブル要素に隣接する内側表面に設けられ、上記第1フレキシブル要素から遠ざかると上記第1テンプルピースの外側表面へ移り、
    上記アイウェアは第2溝を有し、当該第2溝は、上記第2リム、上記第2フレキシブル要素、および上記第2テンプルピースに設けられ、当該第2リム、当該第2フレキシブル要素の当該複数本のリブ、および当該第2テンプルピースを通って伸び、当該第2溝は上記第2テンプルピースのうち上記第2フレキシブル要素に隣接する内側表面に設けられ、上記第2フレキシブル要素から遠ざかると上記第2テンプルピースの外側表面へ移る、アイウェア。
  17. 請求項16に記載の管を収容するように構成されたアイウェアの製造方法であって、
    アイウェアの設計を表わすデジタルファイルを入手する工程と、付加製造(AM)プロセスによって上記アイウェアを形成する工程とを含む、製造方法。
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