JP6469604B2 - 絶縁基板及び絶縁基板を備える電力変換装置 - Google Patents

絶縁基板及び絶縁基板を備える電力変換装置 Download PDF

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Description

本明細書が開示する技術は、半導体素子と冷却器の間に設けられる絶縁基板に関する。本明細書が開示する技術はさらに、そのような絶縁基板を備える電力変換装置に関する。
例えば電気自動車は、直流電源の直流電力を走行用のモータを駆動するための交流電力に変換する電力変換装置を備える。このような電力変換装置は、冷却器及び半導体モジュールを備えており、半導体モジュール内の半導体素子で発生する熱を冷却器に効率的に伝熱するように構成されている。これにより、電力変換装置は、半導体モジュール内の半導体素子が高温になることを抑制し、半導体素子の安定動作を実現する。
電力変換装置は、半導体モジュール内の半導体素子と冷却器を電気的に絶縁するために、半導体モジュールと冷却器の間に設けられる絶縁基板を有する。絶縁基板は、高周波ノイズに対してコンデンサとして機能することから、半導体素子と冷却器の間に浮遊容量を提供する。
半導体素子は、電力変換するときに高速でスイッチングする。このため、半導体素子は、高周波ノイズの発生源となる。これにより、半導体素子がスイッチングするときに発生する高周波ノイズは、半導体素子から絶縁基板を介して冷却器に流れるコモンモード電流を生成する。
特許文献1は、このようなコモンモード電流を低下させるために、絶縁基板と冷却器の間に高インピーダンスのシート部材を介在させる技術を開示する。
特開2008−35657号公報
しかしながら、このような高インピーダンスのシート部材が絶縁基板と冷却器の間に介在すると、シート部材が熱抵抗となり、半導体素子で発生した熱が冷却器に伝熱するときの伝熱性能を悪化させる。本明細書が開示する技術は、半導体素子と冷却器の間に設けられる絶縁基板の伝熱性能の悪化を抑制しながら、その絶縁基板を介して流れるコモンモード電流を低下させる技術を提供する。
本明細書は、半導体素子と冷却器の間に設けられる絶縁基板を開示する。この絶縁基板は、絶縁層及び磁性体枠を備える。磁性体枠は、絶縁層を取り囲むように構成されている。磁性体枠が設けられている絶縁基板は、絶縁層を介して流れる高周波のコモンモード電流に対して高いインピーダンスを有することができる。このため、絶縁層を介して流れるコモンモード電流が低下する。また、磁性体枠は、絶縁層を取り囲むように構成されているので、半導体素子で発生した熱が冷却器に伝熱するときの伝熱経路を遮らない。このため、絶縁基板の伝熱性能の悪化が抑制される。上記態様の絶縁基板は、伝熱性能の悪化を抑制しながら、コモンモード電流を低下させることができる。
本明細書は、電力変換装置も開示する。電力変換装置は、冷却器、半導体素子を有する半導体モジュール及び絶縁基板を備える。絶縁基板は、半導体モジュール内の半導体素子と冷却器の間に設けられる。この絶縁基板は、絶縁層及び磁性体枠を有する。磁性体枠は、絶縁層を取り囲むように構成されている。磁性体枠が設けられている絶縁基板は、絶縁層を介して流れる高周波のコモンモード電流に対して高いインピーダンスを有することができる。このため、絶縁層を介して流れるコモンモード電流が低下する。また、磁性体枠は、絶縁層を取り囲むように構成されているので、半導体モジュール内の半導体素子で発生した熱が冷却器に伝熱するときの伝熱経路を遮らない。このため、絶縁基板の伝熱性能の悪化が抑制される。上記態様の電力変換装置の絶縁基板は、伝熱性能の悪化を抑制しながら、コモンモード電流を低下させることができる。
本明細書はさらに、積層ユニットを備える電力変換装置も開示する。積層ユニットは、複数の冷却器、各々が半導体素子を有する複数の半導体モジュール及び複数の絶縁基板を有する。冷却器と半導体モジュールが交互に積層されている。複数の絶縁基板の各々は、冷却器と半導体モジュールの間の各々に配置されているとともに、半導体モジュール内の半導体素子と冷却器の間に設けられている。複数の絶縁基板の各々は、絶縁層及び磁性体枠を有する。磁性体枠は、絶縁層を取り囲むように構成されている。磁性体枠が設けられている絶縁基板は、絶縁層を介して流れる高周波のコモンモード電流に対して高いインピーダンスを有することができる。このため、絶縁層を介して流れるコモンモード電流が低下する。また、磁性体枠は、絶縁層を取り囲むように構成されているので、半導体モジュール内の半導体素子で発生した熱が冷却器に伝熱するときの伝熱経路を遮らない。このため、絶縁基板の伝熱性能の悪化が抑制される。上記態様の電力変換装置の絶縁基板は、伝熱性能の悪化を抑制しながら、コモンモード電流を低下させることができる。
電力変換装置の回路構成の概略を示す。 電力変換装置の斜視図を模式的に示す。 半導体モジュールの要部断面図を模式的に示す。 絶縁基板の斜視図を模式的に示す。
図1に示されるように、電力変換装置1は、例えば電気自動車に搭載して用いられており、バッテリVdcの直流電力を走行用の2つのモータMG1,MG2を駆動するための交流電力に変換する。2つのモータMG1,MG2の出力は、動力分配機構(図示省略)で合成/分配されて車軸(図示省略)へと伝達される。
電力変換装置1は、コンバータ回路2及び2つのインバータ回路4,6を備える。コンバータ回路2は、バッテリVdcの電圧を昇圧して出力する。2つのインバータ回路4,6は、昇圧後の直流電力を交流電力に変換して出力する。第1インバータ回路4は第1モータMG1に交流電力を供給し、第2インバータ回路6は第2モータMG2に交流電力を供給する。
コンバータ回路2は、フィルタコンデンサC1、リアクトルL1、2つのトランジスタTr7,Tr8及び2つのダイオードDi7,Di8を有する。フィルタコンデンサC1は、入力側の高電位端子と低電位端子の間に接続されている。リアクトルL1は、一端が入力側の高電位端子に接続されており、他端が2つのトランジスタTr7,Tr8の直列回路の中点に接続されている。トランジスタTr7にはダイオードDi7が逆並列に接続されており、トランジスタTr8にはダイオードDi8が逆並列に接続されている。コンバータ回路2は、バッテリVdcの電圧を昇圧してインバータ回路4,6へ供給する動作(昇圧動作)と、インバータ回路4,6から入力される直流電力(回生電力)を降圧してバッテリVdcへ供給する動作(降圧動作)の双方を行うことができる。
インバータ回路4,6の各々は、共通した回路構成を有する。このため、第1インバータ回路4と第2インバータ回路6の間で共通した回路要素には共通の符号を付す。
インバータ回路4,6の各々は、並列に接続されている3つの直列回路PM1,PM2,PM3を有する。直列回路PM1,PM2,PM3の各々は、直列に接続された2つのトランジスタを有する。直列回路PM1,PM2,PM3の各々の高電位側のトランジスタTr1,Tr2,Tr3がコンバータ回路2の高電位側の出力端に接続されており、直列回路PM1,PM2,PM3の各々の低電位側のトランジスタTr4,Tr5,Tr6がコンバータ回路2の低電位側の出力端に接続されている。トランジスタTr1−Tr6の各々には、ダイオードDi1−Di6が逆並列に接続されている。直列回路PM1,PM2,PM3の各々の中点から交流(U相、V相、W相)が出力される。
コンバータ回路2及びインバータ回路4,6を構成するトランジスタTr1−Tr8は、この例ではIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。これに代えて、トランジスタTr1−Tr8には、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等が用いられてもよい。
図2に、電力変換装置1の斜視図を模式的に示す。電力変換装置1は、積層ユニット100を有する。積層ユニット100は、複数の冷却器10と複数の半導体モジュール20(パワーカードともいう)が交互に積層されたユニットである。なお、図2では、図示明瞭化のために、1つの冷却器10のみに符号を付し、他の冷却器の符号を省略している。同様に、1つの半導体モジュール20のみに符号を付し、他の半導体モジュールの符号を省略している。また、図2では、コンバータ回路2を構成するフィルタコンデンサC1及びリアクトルL1を省略して図示している。
複数の半導体モジュール20の各々は、2つのトランジスタと2つのダイオードが樹脂製のパッケージ21に封止されて構成されており、2in1とも称される。半導体モジュール20のパッケージ21は、平板型の形態を有する。複数の半導体モジュール20のうちの1つは、コンバータ回路2の2つのトランジスタTr7,Tr8及び2つのダイオードDi7,Di8を含む(図1参照)。また、その他の半導体モジュール20の各々は、インバータ回路4,6の直列回路PM1,PM2,PM3のうちの1つを含む(図1参照)。
半導体モジュール20の一方の主面には、2つの放熱板24a,24bが露出する。半導体モジュール20の他方の主面には、1つの放熱板24cが露出する。放熱板24aは、パッケージ21の内部で一方のトランジスタのエミッタ電極に接続されている。放熱板24bは、パッケージ21の内部で他方のトランジスタのコレクタ電極に接続されている。放熱板24cは、パッケージ21の内部で一方のトランジスタのコレクタ電極と他方のトランジスタのエミッタ電極に接続されている。即ち、3つの放熱板24a、24b、24cは、それぞれ、2つのトランジスタの直列接続の低電位側の電極、中点の電極及び高電位側の電極に接続されている。
積層ユニット100は、冷却器10と半導体モジュール20が交互に積層して構成されており、ケース18に収容されている。このため、1つの半導体モジュール20は、2つの冷却器10に挟まれており、両面から冷却される。積層ユニット100は、一対の絶縁基板22a,22bを有する。第1絶縁基板22aは、半導体モジュール20の一方の主面と一方の冷却器10の間に挟まれており、半導体モジュール20内のトランジスタと冷却器10の間及び半導体モジュール20内のダイオードと冷却器10の間を電気的に絶縁するために設けられている。第2絶縁基板22bは、半導体モジュール20の他方の主面と他方の冷却器10の間に挟まれており、半導体モジュール20内のトランジスタと冷却器10の間及び半導体モジュール20内のダイオードと冷却器10の間を電気的に絶縁するために設けられている。
積層ユニット100は、冷媒供給管12a、冷媒排出管12b及び一対の連結パイプ14a,14bを有する。複数の冷却器10は、連結パイプ14a,14bで連結されている。積層ユニット100の積層方向の一端に位置する冷却器10には、冷媒供給管12aと冷媒排出管12bが連結されている。冷媒供給管12aを通じて供給される冷媒は、連結パイプ14aを通じて全ての冷却器10に分配される。冷媒は、各冷却器10を通る間に隣接する半導体モジュール20から熱を吸収する。各冷却器10を通った冷媒は、連結パイプ14bを通り、冷媒排出管12bから排出される。冷媒は、液体であり、典型的にはLLC(Long Life Coolant)である。
積層ユニット100は、ケース18に収容される際、積層方向の他端側に板バネ16が挿入される。その板バネ16により、半導体モジュール20と絶縁基板22a、22bと冷却器10に対して、積層方向の両側から所定の荷重が加えられる。これにより、半導体モジュール20と絶縁基板22a、22bと冷却器10が密着し、半導体モジュール20から冷却器10への伝熱効率が向上する。
図3に、冷却器10に収容された状態の半導体モジュール20の要部断面図を模式的に示す。図3は、半導体モジュール20を構成する1つのトランジスタTrと1つのダイオードDiの組を横切る断面図である。トランジスタTrは、図1に示す下側のトランジスタTr4,Tr5,Tr6,Tr8のいずれかに対応し、ダイオードDiはそのトランジスタTr4,Tr5,Tr6,Tr8に逆並列に接続されるダイオードDi4,Di5,Di6,Di8に対応する。なお、図1に示す上側のトランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr7とダイオードDi1,Di2,Di3,Di4のいずれかの組を横切る断面も、同様の形態を有する。
半導体モジュール20は、複数の導電性スペーサ23及び一対の放熱板24a,24cを有する。複数の導電性スペーサ23の各々は、トランジスタTrとダイオードDiの各々に対応して設けられている。トランジスタTrのエミッタ電極がはんだによって放熱板24aに固定されており、トランジスタTrのコレクタ電極がはんだによって導電性スペーサ23に固定されており、その導電性スペーサ23がはんだによって放熱板24cに固定されている。ダイオードDiのアノード電極がはんだによって放熱板24aに固定されており、ダイオードDiのカソード電極がはんだによって導電性スペーサ23に固定されており、その導電性スペーサ23がはんだによって放熱板24cに固定されている。導電性スペーサ23は、トランジスタTrのゲート電極に接続するボンディングワイヤ(図示省略)を配線するための空間を確保するために必要とされている。また、導電性スペーサ23は、トランジスタTrとダイオードDiの厚みの差を調整するためにも必要とされている。
第1放熱板24aは、リードフレームの一部でもあり、半導体モジュール20のパッケージ21の一方の主面(冷却器10に対向する面)に露出する(図2参照)。第1放熱板24aから伸びるリードフレームの一部は、半導体モジュール20のパッケージ21の側面(積層ユニット100の積層方向に直交する面)から突出しており、リード端子を構成する(図2参照)。第2放熱板24cも、リードフレームの一部でもあり、半導体モジュール20のパッケージ21の他方の主面(冷却器10に対向する面)に露出する(図2参照)。第2放熱板24bから伸びるリードフレームの一部は、半導体モジュール20のパッケージ21の側面(積層ユニット100の積層方向に直交する面)から突出しており、リード端子を構成する(図2参照)。
半導体モジュール20は、一対の絶縁基板22a,22bによって冷却器10から電気的に絶縁されるように冷却器10に収容されている。一対の絶縁基板22a,22bの各々は、半導体モジュール20と冷却器10の間に介在し、半導体モジュール20と冷却器10を隔てる。
一対の絶縁基板22a,22bは共通の形態を有しており、これらを以下では絶縁基板22という。図4に、絶縁基板22の斜視図を模式的に示す。絶縁基板22は、絶縁層122及び磁性体枠222を有する。絶縁層122は、平板状の形態を有する。絶縁層122は、絶縁体の単一層で構成されていてもよく、少なくとも一層の絶縁体の層を含む複数の層の積層で構成されていてもよい。絶縁層122に用いられる絶縁体の材料としては、窒化シリコン(SiN)又は窒化アルミニウム(AlN)が例示される。磁性体枠222は、絶縁層122の側面に沿って一巡しており、絶縁層122を取り囲むように構成されている。磁性体枠222の材料は、高透磁率の磁性体である。例えば、磁性体枠222の材料は、ナノ結晶軟磁性材料又はフェライト系材料であり、一例ではファインメット(登録商標)が用いられる。このような絶縁基板22は、磁性体枠222を予め形成した後に、絶縁層122をその磁性体枠222に嵌め込むようにして製造することができる。
絶縁基板22の絶縁層122は、半導体モジュール20の主面に露出する放熱板24a,24b,24cを被覆する大きさを有する。換言すると、絶縁基板22の磁性体枠222は、半導体モジュール20の主面に露出する放熱板24a,24b,24cよりも外側で絶縁層122を一巡する。
上記したように、半導体モジュール20は、2つのトランジスタと2つのダイオードが樹脂製のパッケージ21に封止されている2in1タイプである。このため、図2に示されるように、パッケージ21の一方の主面には、低電位側と高電位側の各々に対応した放熱板23a,23bが露出する。絶縁基板22の磁性体枠222は、半導体モジュール20の主面に露出する2つの放熱板24a,24bよりも外側で絶縁層122を一巡するように構成されている。この例に代えて、絶縁基板22の磁性体枠222は、半導体モジュール20の主面に露出する2つの放熱板24a,24bの各々の外側で絶縁層122を一巡するように、即ち、絶縁層122が2つの放熱板24a,24cの各々に対応して分けられており、それら2つの絶縁層122の各々を一巡するように設けられていてもよい。
上記したように、絶縁基板22は、半導体モジュール20と冷却器10の間に設けられている。絶縁基板22の絶縁層122は、高周波ノイズに対してコンデンサとして機能することから、図1に示されるように、半導体モジュール20と冷却器10の間に浮遊容量22Cを提供する。より具体的には、絶縁基板22の絶縁層122は、半導体モジュール20の主面に露出する放熱板24a,24b,24cと冷却器10の間に浮遊容量22Cを提供する。半導体モジュール20内のトランジスタTrは、電力変換するときに高速でスイッチングする。このため、トランジスタTrは、高周波ノイズの発生源となる。これにより、トランジスタTrがスイッチングするときに発生する高周波ノイズは、トランジスタTrから絶縁基板22の絶縁層122を介して冷却器10に流れるコモンモード電流(図1の矢印参照)を生成することが心配される。
しかしながら、図4に示されるように、絶縁基板22は、絶縁層122が磁性体枠222で囲まれた形態を有する。このため、絶縁基板22は、絶縁層122を介して流れる高周波のコモンモード電流に対して高いインピーダンスを有することができる。このことは、図1に示されるように、浮遊容量22Cに対してインピーダンス成分22Zが直列に挿入されることと等価である。したがって、絶縁基板22の絶縁層122を介して流れるコモンモード電流が低下する。また、磁性体枠222は、絶縁層122を取り囲むように構成されているので、半導体モジュール20内のトランジスタTr及びダイオードDiで発生した熱が冷却器10に伝熱するときの伝熱経路を遮らない。このように、絶縁基板22は、低いコモンモード電流と高い伝熱性能を両立させることができる。
上記実施形態では、2つのトランジスタと2つのダイオードが樹脂製のパッケージ21に封止されている2in1タイプの半導体モジュール20を例示した。この例に代えて、本明細書で開示される技術は、他のタイプの半導体モジュール、例えば1つのトランジスタと1つのダイオードが樹脂製のパッケージに封止されている1in1タイプの半導体モジュールにも適用できる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:電力変換装置
2:コンバータ回路
4:第1インバータ回路
6:第2インバータ回路
8:冷却器
20:半導体モジュール
21:パッケージ
22,22a,22b:絶縁基板
23:導電性スペーサ
24a,24b:放熱板
100:積層ユニット
122:絶縁層
222:磁性体枠
トランジスタ:Tr,Tr1−Tr8
ダイオード:Di,Di1−Di8

Claims (3)

  1. 半導体素子と冷却器の間に設けられる絶縁基板であって、
    絶縁層と、
    前記絶縁層を取り囲むように構成されている磁性体枠と、を備える絶縁基板。
  2. 電力変換装置であって
    冷却器と、
    半導体素子を有する半導体モジュールと、
    前記半導体モジュール内の前記半導体素子と前記冷却器の間に設けられる絶縁基板と、を備えており、
    前記絶縁基板は、
    絶縁層と、
    前記絶縁層を取り囲むように構成されている磁性体枠と、を有する、電力変換装置。
  3. 積層ユニットを備える電力変換装置であって、
    前記積層ユニットは、
    複数の冷却器と、
    各々が半導体素子を有する複数の半導体モジュールと、
    複数の絶縁基板と、を有しており、
    前記冷却器と前記半導体モジュールが交互に積層されており、
    前記複数の絶縁基板の各々は、前記冷却器と前記半導体モジュールの間の各々に配置されているとともに、前記半導体モジュール内の前記半導体素子と前記冷却器の間に設けられており、
    前記複数の絶縁基板の各々は、
    絶縁層と、
    前記絶縁層を取り囲むように構成されている磁性体枠と、を有する、電力変換装置。
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