JP6468632B2 - ジャーナル軸受装置及び回転機械 - Google Patents
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Description
滑り軸受には、特許文献1及び2に記載されているように、ロータを径方向に支持するジャーナル軸受と、ロータを軸方向に支持するスラスト軸受とがある。両軸受では、油等の作動流体の潤滑摺動面に接する、ホワイトメタル等で形成された軸受部材をベースメタル(ベース部材)で保持することで、ロータを軸受部材を介してベースメタルで保持する構造が一般的である。
本発明のジャーナル軸受装置は、軸受ハウジングにベース部材が保持され、前記ベース部材の表面に軸受部材が取付けられて回転軸を支持するジャーナル軸受装置であって、前記軸受ハウジングには補助軸受部材が設けられ、前記補助軸受部材は、前記軸受部材が前記回転軸に対向する支持面よりも前記回転軸から離間し、前記ベース部材よりも前記回転軸に接近した補助支持面を有し、前記軸受部材及び前記補助軸受部材は、前記回転軸の周方向に交互に並ぶように配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、軸受部材が損傷したときに回転軸は軸受部材側に移動する。このとき、回転軸は補助軸受部材の補助支持面により支持される。したがって、軸受部材が損傷しても回転軸がベース部材に直接接触するのを抑制することができる。
この発明によれば、補助軸受部材が軸受部材よりも硬いことで、回転軸を補助軸受部材でより確実に支持することができる。また、補助軸受部材が回転軸よりも柔らかいことで、回転軸が補助軸受部材に接触したときに回転軸が傷つくのを抑えることができる。
また一例として、上記の軸受装置において、前記軸受部材はホワイトメタルで形成され、前記補助軸受部材は銅合金で形成されている。
また、本発明の回転機械は、上記のいずれかに記載の軸受装置を備えることを特徴としている。
この発明によれば、回転機械が備える軸受装置について、軸受部材が損傷しても回転軸がベース部材に直接接触するのが抑制される。
図1に示すように、本実施形態の蒸気タービン1は、蒸気タービン1に流入する蒸気の量と圧力を調整する調整弁10と、圧力を保持するケーシング20と、動力を発生する動力発生部30と、動力をコンプレッサ等の機械に伝達する回転軸(ロータ)40と、回転軸40を軸線C周りに回転可能に支持する本実施形態のジャーナル軸受装置(軸受装置)50及びスラスト軸受装置(軸受装置)60とを備えている。
回転軸40は、軸線Cに沿って延びる棒状の軸本体41と、略フランジ状に形成され軸本体41の外周面に設けられたスラストカラー42とを有している。軸本体41及びスラストカラー42は、鍛鋼等の金属で一体に形成されている。
弁座13は、略円筒形状をし、その軸心は回転軸40の軸線Cと直交している。弁座13の内径は、回転軸40に向かうにしたがって徐々に拡大し、弁座13の先端部は蒸気室15に連通している。弁座13の蒸気室15に対して反対側端部の内面は、内側に凸な曲率を持つ曲面13aを形成している。
弁体12の下部形状は、球体の一部分を形成しており、弁座13の曲面13aに接離可能に設けられている。弁体12が、弁座13から離れると蒸気流路が開き、弁座13に接触すると蒸気流路が閉じられることになる。
調整弁10は、弁体12の開け閉めにより蒸気流量を制御する。さらに、複数の調整弁10の開閉タイミングを調整して蒸気タービン1の出力を制御する。
ノズル31と動翼32との1組を段落といい、本実施形態では6段落備えている。ノズル31は、蒸気通路内で蒸気を膨張させて速度エネルギーを生み、流れの向きを変えて軸の回転方向の運動量を作る作用をする。
動翼32は、ノズル31で速度エネルギーに変換された蒸気のエネルギーを回転軸40の回転エネルギーに変換する作用をする。
図2は、ジャーナル軸受装置50の軸線Cを含む平面による断面図である。ジャーナル軸受装置50はティルティングパッドタイプのものであり、筒状に形成された軸受ハウジング51の凹部51a内にベースメタル(ベース部材)52が保持されている。軸受ハウジング51の凹部51aは、軸受ハウジング51の筒孔の内周面51bに形成されている。ベースメタル52は、軸線C周りに複数設けられている。それぞれのベースメタル52の表面52aには軸受部材53が取付けられている。各軸受部材53は、回転軸40の軸本体41を支持している。
軸受ハウジング51の内周面51bには、補助軸受部材54が設けられている。
補助軸受部材54はリング状に形成されていてもよいし、軸線C周りに複数並べて配置されていてもよい。補助軸受部材54は、ベースメタル52及び軸受部材53を軸線C方向に挟むように配置されている。補助軸受部材54は、軸受部材53が摩耗したときに軸本体41を支持するものである。
補助軸受部材54を軸受ハウジング51に取付けるのにボルト等を用いてもよいし、溶接や溶射等の方法を用いてもよい。
軸受部材53の厚さL1が3mm程度と比較的薄い場合には、軸受部材53の支持面53aと補助軸受部材54の補助支持面54aとの距離L2を以下のように設定する。すなわち、距離L2を、1mm以上軸受部材53の厚さL1以下、例えば1〜2mm程度にする。補助支持面54aは、軸本体41における軸受部材53の支持面53aが対向する外面である摺動領域41aとは異なる軸本体41の外面に対向させる。
各ジャーナル軸受装置50が備える補助支持面54aが軸本体41に一度に接触する面積は、回転軸40、及び回転軸40の付属品の質量の合計を前述の面積で除した値が補助軸受部材54を形成する銅合金の強度(破壊強度)未満になるように設定する。
軸受ハウジング61の凹部61aは、軸受ハウジング61の軸線Cに直交する側面61bに形成されている。ベースメタル62の表面62aには軸受部材63が取付けられて回転軸40のスラストカラー42を支持している。
補助軸受部材64は、ベースメタル62及び軸受部材63を径方向に挟むように配置されている。
軸受部材63の厚さL3が3mm程度と比較的薄い場合には、軸受部材63の支持面63aと補助軸受部材64の補助支持面64aとの距離L4を、例えば1〜2mm程度にする。
蒸気タービン1の通常の運転時においては、図2に示すように補助軸受部材54は、軸受部材53の支持面53aよりも回転軸40の軸本体41から離間した補助支持面54aを有している。このため、軸本体41は軸受部材53で形成される油膜に支持され、軸本体41が補助軸受部材54に直接接触しない。軸本体41と軸受部材53及び補助軸受部材54との間には、図示しない油等の作動流体がある。
図4に示すように、何らかの原因でジャーナル軸受装置50の軸受部材53が損傷して流出し、軸受部材53の厚さが薄くなったとする。補助軸受部材54は補助支持面54aを有するため、回転軸40の軸本体41が径方向外側(軸受部材53側)に移動しても、軸本体41は補助軸受部材54の補助支持面54aに支持され、軸本体41がベースメタル52に直接接触しない。
補助軸受部材54の補助支持面54aが軸受機能を有するので、蒸気タービン1に大きな損傷が生じることなく、回転軸40を停止させることができる。
蒸気タービン1の通常の運転時においては、図3に示すように補助軸受部材64は、軸受部材63の支持面63aよりも回転軸40のスラストカラー42から離間した補助支持面64aを有している。このため、スラストカラー42は軸受部材63に支持され、スラストカラー42が補助軸受部材64に直接接触しない。スラストカラー42と軸受部材63及び補助軸受部材64との間には、図示しない油等の作動流体がある。
なお、スラスト軸受装置60では軸受ハウジング61とベースメタル62との間にレベラー66が設けられているため、スラストカラー42と軸受部材63が傾いた場合でも軸受部材63に作用する応力を均一化させることができる。
補助軸受部材54が軸受部材53よりも硬いことで、回転軸40の軸本体41を補助軸受部材54でより確実に支持することができる。また、補助軸受部材54が軸本体41よりも柔らかいことで、軸本体41が補助軸受部材54に接触したときに軸本体41が傷つくのを抑えることができる。補助軸受部材64についても補助軸受部材54と同様である。
例えば、前記実施形態は、図6に示すジャーナル軸受装置50Aのように、軸受部材83及び補助軸受部材84が回転軸40の周方向に交互に並ぶように配置してもよい。この場合においても、軸受部材83の支持面83aに接する仮想円C1と補助軸受部材84の補助支持面84aとの距離L5を、例えば1〜2mm程度にする。
補助軸受部材は軸受ハウジングに取付けられるとしたが、補助軸受部材を取付ける部材は特に限定されない。例えば、補助軸受部材を公知のキャリングケース等に取付けてもよい。
ジャーナル軸受装置50がティルティングパッドタイプであるとしたが、ジャーナル軸受装置はスリーブタイプでもよい。
回転機械は蒸気タービン1であるとしたが、回転機械はこれに限定されずコンプレッサ等でもよい。
40 回転軸(ロータ)
50、50A ジャーナル軸受装置(軸受装置)
51、61 軸受ハウジング
52、62 ベースメタル(ベース部材)
52a、62a 表面
53、63、83 軸受部材
53a、63a 支持面
54、64、84 補助軸受部材
54a、64a 補助支持面
60 スラスト軸受装置(軸受装置)
70 ステータ
Claims (4)
- 軸受ハウジングにベース部材が保持され、前記ベース部材の表面に軸受部材が取付けられて回転軸を支持するジャーナル軸受装置であって、
前記軸受ハウジングには補助軸受部材が設けられ、前記補助軸受部材は、前記軸受部材が前記回転軸に対向する支持面よりも前記回転軸から離間し、前記ベース部材よりも前記回転軸に接近した補助支持面を有し、
前記軸受部材及び前記補助軸受部材は、前記回転軸の周方向に交互に並ぶように配置されているジャーナル軸受装置。 - 前記補助軸受部材は、前記軸受部材よりも硬く、前記回転軸よりも柔らかい請求項1に記載のジャーナル軸受装置。
- 前記軸受部材はホワイトメタルで形成され、
前記補助軸受部材は銅合金で形成されている請求項1又は2に記載のジャーナル軸受装置。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のジャーナル軸受装置を備える回転機械。
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