JP6468508B2 - 型内被覆組成物、型内被覆成形体及び塗装物品 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1、2及び3で開示されているような熱硬化型樹脂成形体用の型内被覆組成物を結晶性熱可塑性樹脂成形体に適用しても十分な付着性は得られない。(特許文献1では、ジシクロペンタジエン成形体に適用できる型内被覆組成物、特許文献2では、エポキシ樹脂含有繊維強化プラスチック成形体に適用できる型内被覆組成物、特許文献3では、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂及びビニルエステル樹脂成形体に適用できる型内被覆組成物が開示されている。)
また、特許文献4では、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)にも適用できるとされる型内被覆組成物が記載されているが、十分に満足できる付着性を有しているとはいえない。
また、特許文献5〜7では、結晶性熱可塑性樹脂成形体用の型内被覆組成物が開示されている。特許文献5及び6では、ポリオレフィン成形体に適用できる型内被覆組成物が開示されており、具体的には、特許文献5では、特定のモノマー組成を有する型内被覆組成物が開示され、特許文献6では、カルボン酸金属塩、リン酸エステル金属塩又はソルビトール誘導体を配合した型内被覆組成物が開示されている。特許文献7では、ナイロンに適用できる型内被覆組成物が開示され、アルキルスルホン酸官能性アクリレート、及びアクリル酸及び/又はメタクリル酸を特定量含むことを特徴としている。
しかしながら、特許文献5〜7の型内被覆組成物は、特定の結晶性熱可塑性樹脂成形体には良好な付着性を有するが、多種多様な結晶性熱可塑性樹脂成形体に適用することは難しい。
一方では、特許文献8〜10では、多種多様な結晶性熱可塑性樹脂成形体に適用するため、プラスチック基材中に水酸基を、型内被覆組成物中には基材の水酸基と反応するイソシアネート化合物を含有させたものが提案されている。しかし、イソシアネート化合物は型内被覆組成物中及び大気中の水分と経時的に反応するため、型内被覆組成物の粘度が経時的に上昇する。この場合、型内被覆組成物の金型内流動性が経時的に変化するため、塗装作業性に問題が生じる場合があった。また、イソシアネート化合物の反応が経時的に進むことで、優れた付着性や被覆膜外観が安定して得られにくいといった課題があった。
そこで、本発明の課題は、塗装作業性が良好で、結晶性熱可塑性樹脂(例えば、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM))及びこれらのアロイを含む成形体、又はこれらの結晶性熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊維強化成形体との付着性に優れ、且つその後に形成される着色塗膜との付着性にも優れた型内被覆組成物、更には耐湿性に優れた型内被覆成形体及びその型内被覆成形方法を提供することにある。
(B)フェノール性水酸基を有するビニルモノマーと、
(C)前記(A)及び(B)成分と共重合可能な不飽和モノマーと、
(D)有機過酸化物重合開始剤と、
を含有し、かつ、
前記(B)成分と前記(C)成分の合計に対する前記(A)成分の質量割合が、(A)/{(B)+(C)}=5/95〜80/20であり、
前記(A)成分と前記(C)成分の合計に対する前記(B)成分の質量割合が、(B)/{(A)+(C)}=3/97〜30/70であり、
前記(A)成分と前記(B)成分と前記(C)成分の合計に対する前記(D)成分の質量割合が、(D)/{(A)+(B)+(C)}=0.5/99.5〜10/90であることを特徴とする、型内被覆組成物。
前記金型のキャビティ内で樹脂を成形して、樹脂成形体を作製する工程と、
前記樹脂成形体表面と前記キャビティ面との間に前記1〜3のいずれか1つに記載の型内被覆組成物を注入し、前記樹脂成形体表面に前記型内被覆組成物を塗装する工程と、
注入した前記型内被覆組成物を硬化させて、型内被覆成形体を作製する工程と、
前記型内被覆組成物が硬化した後に前記型内被覆成形体を金型から取り出す工程、
を含む方法により製造される、前記4〜6のいずれか1つに記載の型内被覆成形体。
固定金型部と可動金型部からなる金型を型締めする工程と、
前記金型のキャビティ内で樹脂を成形して、樹脂成形体を作製する工程と、
前記樹脂成形体表面と前記キャビティ面との間に前記1〜3のいずれか1つに記載の型内被覆組成物を注入し、前記樹脂成形体表面に前記型内被覆組成物を塗装する工程と、
注入した前記型内被覆組成物を硬化させて、型内被覆成形体を作製する工程と、
前記型内被覆組成物が硬化した後に前記型内被覆成形体を金型から取り出す工程、
を含む、方法。
本発明で用いられる型内被覆組成物は、(A)ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマー、エステル系(メタ)アクリレートオリゴマー及びエーテル系(メタ)アクリレートオリゴマーからなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(B)フェノール性水酸基を有するビニルモノマーと、
(C)前記(A)及び(B)成分と共重合可能な不飽和モノマーと、
(D)有機過酸化物重合開始剤と、
を含有する。
(A)成分は、ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマー、エステル系(メタ)アクリレートオリゴマー及びエーテル系(メタ)アクリレートオリゴマーからなる群から選ばれる少なくとも1種であり、中でも、ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマーがより好ましい。
これらのオリゴマーの質量平均分子量は、それぞれの種類により変動し得るが、一般に500〜20,000、好ましくは800〜10,000である。質量平均分子量が500以上であれば強靭な硬化塗膜が得られ、20000以下であれば型内流動性に優れた型内被覆組成物が得られる。
なお、質量平均分子量は、例えば、ゲル濾過クロマトグラフィーで測定することができる。また、標準物質には一般的にポリスチレンを使用する。
本発明で使用されるウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマーは、分子内にウレタン結合を有する(メタ)アクリレートオリゴマーである。
ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマーは、例えば、(1)有機ジイソシアネート化合物と、(2)有機ポリオール化合物と、(3)ヒドロキシ基含有(メタ)アクリレートとを、NCO/OH比が、例えば、0.8〜1.0、好ましくは、0.9〜1.0となるような存在比で混合し、通常の方法により製造することができる。
アルキルジオールとしては、例えば、エチレングリコールや、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコール、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−エチルブタン−1,4−ジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ジメチロールシクロヘキサン、4,8−ジヒドロキシトリシクロ〔5.2.1.02,6〕デカン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン等を代表的なものとして挙げることができる。
例えば、ホルムアルデヒドや、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラメチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等を適当な条件下でアルキルジオールに付加重合させることによって、ポリエーテルジオールが得られる。
有機ジオール化合物としてのポリエステルジオールとしては、例えば、飽和又は不飽和のジカルボン酸及び/又はそれらの酸無水物と、過剰のアルキルジオールとを反応させて得られるエステル化反応生成物、及びアルキルジオールにヒドロキシカルボン酸及び/又はその分子内エステルであるラクトン及び/又は分子間エステルであるラクチドを重合させて得られるエステル化反応生成物を用いることができる。
具体的な(2)有機ポリオール化合物としては、ポリプロピレングリコール、ポリカプロラクトンジオール、2,2−ビス(4−ギドロキシフェニル)のエチレンオキサイド付加物、ポリカーボネートジオール、2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
これらの有機ポリオール化合物は単独で用いてもよく、また、それらの2種以上を併用して使用することもできる。
これらの有機ポリオール化合物の質量平均分子量は、100〜5,000であり、好ましくは150〜3,000である。
本発明で使用されるエポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマーは、例えば、エポキシ化合物と、(メタ)アクリル酸とを、エポキシ基1当量当たりのカルボキシル基当量を、例えば、0.5〜1.5となるような割合で用い、通常のエポキシ基への酸の開環付加反応によって製造させたものが挙げられる。ここで使用されるエポキシ化合物としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ、フェノール性ノボラック型エポキシ等を好適に挙げることができる。
本発明で使用されるエステル系(メタ)アクリレートオリゴマーは、主鎖にポリエステル骨格を有する(メタ)アクリレートオリゴマーである。
エステル系(メタ)アクリレートオリゴマーは、例えば、水酸基を末端に有するポリエステルポリオールと、(メタ)アクリル酸との反応によって製造することができる。このようなポリエステルポリオールは、代表的には飽和又は不飽和のジカルボン酸又はその酸無水物と、過剰量のアルキレンジオールとをエステル化反応することによって製造することができる。使用されるジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸や、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、マレイン酸等が代表的なものとして挙げられる。また、使用されるアルキレンジオールとしては、例えば、エチレングリコールや、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール等が代表的なものとして挙げることができる。
エステル系(メタ)アクリレートオリゴマーは公知であり、市場において入手することもできる。
本発明で使用されるエーテル系(メタ)アクリレートオリゴマーは、主鎖にポリエーテル骨格を有する(メタ)アクリレートオリゴマーである。
エーテル系(メタ)アクリレートオリゴマーは、例えば、ポリエチレングリコールや、ポリプロピレングリコール等のポリエーテルポリオールと、前述の(メタ)アクリル酸との反応によって製造することができる。
エーテル系(メタ)アクリレートオリゴマーは公知であり、市場において入手することもできる。
(A)成分としては、上記(A−1)〜(A−4)の(メタ)アクリレートオリゴマーを単独で使用してもよく、又は、これらの混合物として使用することができる。
本発明で使用される(B)成分は、上記(A)成分と共重合することができるフェノール性水酸基を有するビニルモノマーである。(B)成分を配合することにより、結晶性熱可塑性樹脂(例えば、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM))及びこれらのアロイを含む成形体、又はこれらの結晶性熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊維強化成形体との付着性が向上する。
(B)成分としては、上記フェノール性水酸基を有するビニルモノマーを単独で使用してもよく、又は、これらの混合物として使用することができる。
フェノール性水酸基を有するビニルモノマーは公知であり、市場において容易に入手することができるか、又は調製可能である。
本発明で使用される(C)成分は、上記(A)成分及び(B)成分と共重合することができる不飽和モノマーである。
(C)成分としては、上記不飽和モノマーを単独で使用してもよく、又は、これらの混合物として使用することができる。
上記不飽和モノマーは公知であり、市場において容易に入手することができるか、又は調製可能である。
前記(B)成分の質量割合は、(A)成分、(B)成分及び(C)成分として使用される化合物等の種類にもよるが、通常、(B)/{(A)+(C)}=3/97〜30/70であり、更に5/95〜25/75が好ましい。(B)/{(A)+(C)}が3/97以上であると、結晶性熱可塑性樹脂成形体との付着性に優れ、30/70以下であると、塗装後に得られる型内被覆成形体は耐湿性に優れる。
前記(A)成分、(B)成分及び(C)成分の質量割合はこの範囲であれば、結晶性熱可塑性樹脂成形体との付着性及び耐湿性に優れた硬化塗膜が得られる、また、被覆組成物の型内での流動性が良く、気泡の混入もなく均一な被覆が得られるため、塗装作業性にも優れる。
本発明で使用される(D)成分は、フリーラジカルを発生し、前記(A)成分、(B)成分及び(C)成分を重合させるために使用する有機過酸化物重合開始剤である。特に有機過酸化物重合開始剤としては、型内被覆組成物を金型内で硬化させる時の金型温度にもよるが、1分間半減期温度が85℃以上170℃未満のものが好ましい。1分間半減期温度とは、半減期が1分間となる温度である。半減期は、例えば、ラジカルに対して不活性な溶媒を使用して、0.1mol/L濃度の有機過酸化物溶液を調製し、窒素置換を行ったガラス管中に密封し、これを所定温度にセットした恒温槽に浸して熱分解させることにより、測定することができる。
1分間半減期温度が、85℃以上170℃未満の有機過酸化物重合開始剤としては、例えば、イソブチリルパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、α−クミルパーオキシネオデカノエート、ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物が代表的なものとして挙げられる。
(D)成分としては、上記の有機過酸化物を単独で使用してもよく、又は、これらの混合物として使用することができる。特に型内被覆組成物の硬化時間を短く且つポットライフ時間を長くさせるため、1分間半減期温度の低い有機過酸化物重合開始剤と1分間半減期温度の高い有機過酸化物重合開始剤を併用することが好ましい。
有機過酸化物重合開始剤は公知であり、市場において容易に入手することができる。
型内被覆組成物の(E)成分含有量が0.5質量%以上であると付着性がより向上する。一方、5質量%以下であると被覆塗膜が硬くなり、耐湿性能が向上する。
前記アルキルフェノールは、公知であり、市場において容易に入手することができる。
本発明の型内被覆組成物は、体質顔料を5〜60質量%、好ましくは10〜50質量%含有してもよい。
着色顔料は、型内被覆成形品を着色し、美観を持たせ、成形品表面の外観を改良する目的で配合する。例えば、白色系の二酸化チタン、黄色系のベンジジンエロー、チタンエロー、ハンザエロー、橙系のモリブデートオレンジ、ベンジジンオレンジ、赤系のキナクリドン、緑系のフタロシアニングリーン、クロムグリーン、青系のフタロシアニンブルー、コバルトブルー、群青、黒系のカーボンブラック、酸化鉄等の顔料を使用することができる。また、着色顔料は、粉末状やフレーク状の酸化鉄、ニッケル、アルミニウム、グラファイト、酸化チタン等で処理した雲母等の鱗片状顔料であっても良い。
硬化塗膜に導電性を付与する目的で、導電性カーボンブラックや、二酸化チタンの表面に金属酸化物をコーティングした化合物が使用できる。
本発明の型内被覆組成物は、改質樹脂を2〜20質量%、好ましくは5〜10質量%含有してもよい。
本発明の型内被覆組成物は、結晶性熱可塑性樹脂及びこれらのアロイを含む成形体、又はこれらの結晶性熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊維強化成形体に好ましく適用できる。結晶性熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタールあるいはこれらのアロイ材などが挙げられるが、特にポリアミド及びポリアミドアロイ材が好ましい。また、上記繊維強化成形体に用いられる繊維には、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維や天然繊維等が挙げられる。
尚、本発明の型内被覆組成物は、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリフェレンエーテル、ABS樹脂などの非晶性熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂のような熱硬化型樹脂の成形体にも優れた付着性を示すため、上記の結晶性熱可塑性樹脂あるいはこれらのアロイを含む成形体、又はこれらの結晶性熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊維強化成形体には、非晶性熱可塑性樹脂が混合されていても良い。
尚、本発明の型内被覆組成物は、上述した結晶性熱可塑性樹脂及びこれらのアロイを含む成形体、又はこれらの結晶性熱可塑性樹脂をマトリックスとした繊維強化成形体に好ましく適用可能であるが、その他の熱硬化性樹脂をマトリックスとした樹脂成形体にも適用することが可能である。
本発明の型内被覆組成物は、各成分を混合することにより調製することができる。
例えば、まず(A)、(B)及び(C)成分を水冷ジャケットが装備されたタンクに仕込み、高せん断ミキサー用いて緩やかに撹拌する。次いで、体質顔料及び着色顔料を含有する場合はこれらを上記タンクに仕込んだ後、高せん断ミキサーにて30分間撹拌する。さらに(D)成分を除く他の成分を更に含有する場合はそれらを上記タンクに仕込み、高せん断ミキサーにて10分間撹拌する。(D)成分は、型内被覆作業を実施する直前に添加されるのが好ましい。
本発明の型内被覆成形体は、固定金型部と可動金型部からなる金型を型締めする工程と、金型キャビティ内で樹脂を成形して、樹脂成形体を作製する工程と、樹脂成形体表面とキャビティ面との間に本発明の型内被覆組成物を注入し、前記樹脂成形体表面に前記型内被覆組成物を塗装する工程と、注入した前記型内被覆組成物を硬化させて、型内被覆成形体を作製する工程と、前記型内被覆組成物が硬化した後に前記型内被覆成形体を金型から取り出す工程、を含む方法により製造される。
以下、本発明の型内被覆成形体の製造方法について、それを実施するための成形機の構成、成形型及び被覆組成物注入装置を、図面を参照しながら具体的に説明するが、本発明の範囲はこのような具体的な成形機、成形型及び被覆組成物注入装置によって何ら限定されるものではない。
図2に示す装置において、割り型の上型14及び下型15はそれぞれ互いに対向する成形用型部材である。上型14及び下型15はそれぞれ型締め装置の可動盤16及び固定盤17に固定されており、可動盤16は型締めシリンダ18によって進退動作する構成となっている。上型14及び下型15により所要形状の割り型キャビティ19を形成できるようになっており、上型14の移動で型内成形体の型内被覆する表面方向へのキャビティの拡張が可能である。この型内被覆する表面が1面であっても、2面以上であってもよく、従って、この型内被覆する表面方向へのキャビティの拡張は1方向であっても、2方向以上であってもよい。上型14と下型15との間にスタンパブル成形材料を入れ、型締めシリンダ18を動作させ、上型14と下型15とを接近させて該成形材料をキャビティの形状に成形し、型締め圧を付加して固化させる。
ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマーは各種公知の方法で重合して作製することができる。合成例として、表1に示す量の(1)成分に、(1)〜(3)成分の合計量100質量部当たり0.02質量部となる量のジブチル錫ジラウレートを仕込み、40℃に保ちつつ、表1に示す量の(2)成分を滴下し、十分な時間反応させた後、表1に示す(3)成分に(1)〜(3)成分の合計量100質量部当たり0.1質量部となる量のハイドロキノンを溶解させたものを滴下して、更に十分な時間75℃で加熱攪拌を続け、ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマーUAC−1〜UAC−7を得た。
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:エピコート828(油化シェルエポキシ社製))1,000質量部、メタクリル酸490質量部、トリエチルアミン3質量部、ハイドロキノン0.01質量部を反応器中に入れ(エポキシ基1当量当たりのカルボキシ基当量0.98)、125℃、3時間反応させ、エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマーEAC−1(質量平均分子量800)を得た。
<エステル系(メタ)アクリレートオリゴマー>
ダイセル・オルネクス社製EBECRYL 812(ポリエステルアクリレート、質量平均分子量:800)を用いた。
<エーテル系(メタ)アクリレートオリゴマー>
ダイセル・オルネクス社製EBECRYL 80(アミン変性ポリエーテルアクリレート、質量平均分子量:1000)を用いた。
被覆成形品を取り出し後室内に2時間静置した後の目視による観察によって、被覆膜につやむら、色むら、しわ、膨れ、割れ、はがれ、はじき及びぶつ等が認められないときは“良好”、上記のいずれかが認められるときは“不良”とする。
JIS K 5600−5−6:付着性(クロスカット法)に従って初期の被覆膜付着性試験を実施した。被覆膜の付着性はJIS K 5600−5−6に記載の試験結果の分類に基づき下記の0〜5の6段階で評価した。なお、評価は各5ヶ所で行い結果を平均値で表示した。
〈6段階評価〉
0…カットの縁が完全に滑らかで、どの格子の目にも剥がれがない。
1…カットの交差点における被覆膜の小さな剥がれ。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に5%を上回ることはない。
2…被覆膜がカットの縁に沿って、及び/又は交差点において剥がれている。クロスカット部分で影響を受けるのは明確に5%を超えるが15%を上回ることはない。
3…被覆膜がカットの縁に沿って、部分的又は全面的に大剥がれを生じており、及び又は目のいろいろな部分が、部分的又は全面的に剥がれている。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に15%を超えるが35%を上回ることはない。
4…被覆膜がカットの縁に沿って、部分的又は全面的に大剥がれを生じており、及び/又は数カ所の目が部分的又は全面的に剥がれている。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に35%を超えるが65%を上回ることはない。
5…剥がれの程度が分類4を超える場合。
JIS K 5600−7−2:耐湿性(連続結露法)に従って被覆膜の長期耐久性試験(試験条件は、50±1℃、相対湿度95%以上、試験時間240時間)を実施した。評価は、試験直後及び室内2時間静置した後の観察によって、被覆膜にしわ、膨れ、割れ、さび及びはがれ等が認められず、2時間静置した後の観察でくもり、白化及び変色等がないときは“異常がない”、上記のいずれかが認められるときは“異常があり”とする。
耐湿性試験後室温で24時間静置した後、被覆膜の付着性を前記〔基材と被覆膜との付着性〕に従って試験した。
得られた上塗り塗装成形体を乾燥炉から取り出し、室内に2時間静置した後の目視による観察によって、塗膜につやむら、色むら、しわ、膨れ、割れ、はがれ、はじき及びぶつ等が認められないときは“良好”、上記のいずれかが認められるときは“不良”とする。
JIS K 5600−7−2:耐湿性(連続結露法)に従って塗膜の長期耐久性試験(試験条件は、50±1℃、相対湿度95%以上、試験時間240時間)を実施した。評価は、試験直後及び室内2時間静置した後の観察によって、塗膜にしわ、膨れ、割れ、さび及びはがれ等が認められず、2時間静置した後の観察でくもり、白化及び変色等が認められないときは“異常がない”、上記のいずれかが認められるときは“異常があり”とする。
得られた型内被覆成形体13〜15及び比較成形体10〜11の被覆膜の外観、基材と被覆膜との付着性、被覆成形体の耐湿性、耐湿性試験後の付着性及び被覆組成物の金型内での流動性を前記記載の試験方法により測定した。それらの結果を表9に示す。
さらに、得られた被覆成形体に、前記実施例7と同様上塗り塗料(商品名「プラニット#1000クリヤー」、大日本塗料社製)を乾燥膜厚30μmになるようにスプレー塗装し、80℃で20分間熱風乾燥炉で加熱し塗膜硬化させた。得られた上塗り塗装成形体について、前記実施例7と同様の試験を行った。それらの結果を表9に示す。
得られた型内被覆成形体28〜32及び比較成形体12〜13の被覆膜の外観、基材と被覆膜との付着性、被覆成形体の耐湿性、耐湿性試験後の付着性及び被覆組成物の金型内での流動性を前記記載の試験方法により測定した。それらの結果を表13に示す。
次いで、上塗り白色塗料(商品名「デリコン#1500ホワイト」大日本塗料社製)を、乾燥膜厚35μmとなるように塗装し、140℃で20分間熱風乾燥炉で加熱し塗膜硬化させた。得られた塗装成形体について、下記の試験方法により測定した。それらの結果を表13に示す。
得られた塗装成形体を乾燥炉から取り出し、室内に2時間静置した後の目視による観察によって、塗膜につやむら、色むら、しわ、膨れ、割れ、はがれ、はじき及びぶつ等が認められないときは“良好”、上記のいずれかが認められるときは“不良”とする。
JIS K 5600−7−2:耐湿性(連続結露法)に従って塗膜の長期耐久性試験(試験条件は、50±1℃、相対湿度95%以上、試験時間240時間)を実施した。評価は、試験直後及び室内2時間静置した後の観察によって、塗膜にしわ、膨れ、割れ、さび及びはがれ等が認められず、2時間静置した後の観察でくもり、白化及び変色等が認められないときは“異常がない”、上記のいずれかが認められるときは“異常があり”とする。
ガラス繊維強化PET樹脂(商品名「レマペット215」三菱エンジニアリングプラスチックス社製)
ガラス繊維強化PBT樹脂(商品名「ジュラネックス3105」ポリプラスチックス社製)
PC/PETアロイ(商品名「XENOY2230」SABIC社製)
PC/PBTアロイ(商品名「XENOY1103」SABIC社製)
さらに、得られた被覆成形体に、前記実施例28〜32と同様中塗り塗料、上塗り塗料を順次塗装し、得られた上塗り塗装成形体について、前記実施例28〜32と同様の試験を行った。それらの結果を表17に示す。
2 可動盤
3 固定金型部
4 可動金型部
5 型締めシリンダ
6 キャビティ
7 射出シリンダ
8 ノズル
9 スプルー
10 インジェクタ
10A シャットオフピン
11 計量シリンダ
11A プランジャーレギュレータ
12 貯蔵部
13 供給ポンプ
14 上型
15 下型
16 可動盤
17 固定盤
18 型締めシリンダ
19 キャビティ
20 インジェクタ
20A シャットオフピン
21 計量シリンダ
21A プランジャーレギュレータ
22 供給ポンプ
23 貯蔵部
Claims (11)
- (A)ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマー、エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマー、エステル系(メタ)アクリレートオリゴマー及びエーテル系(メタ)アクリレートオリゴマーからなる群から選ばれる少なくとも1種と、
(B)フェノール性水酸基を有するビニルモノマーと、
(C)前記(A)及び(B)成分と共重合可能な不飽和モノマーと、
(D)有機過酸化物重合開始剤と、
を含有し、かつ、
前記(B)成分と前記(C)成分の合計に対する前記(A)成分の質量割合が、(A)/{(B)+(C)}=5/95〜80/20であり、
前記(A)成分と前記(C)成分の合計に対する前記(B)成分の質量割合が、(B)/{(A)+(C)}=3/97〜30/70であり、
前記(A)成分と前記(B)成分と前記(C)成分の合計に対する前記(D)成分の質量割合が、(D)/{(A)+(B)+(C)}=0.5/99.5〜10/90であり、
前記(C)成分がスチレン又はアクリレート系化合物のモノマーであることを特徴とする、型内被覆組成物。 - さらに、(E)成分として、炭素数が1〜5のアルキル基を有するアルキルフェノールを型内被覆組成物中に0.5〜5質量%含有する、請求項1に記載の型内被覆組成物。
- 前記アルキルフェノールが、2−メチル−5−イソプロピルフェノールあるいは5−メチル−2−イソプロピルフェノールであることを特徴とする、請求項2に記載の型内被覆組成物。
- 樹脂成形体の表面に、請求項1〜3のいずれか1項に記載の型内被覆組成物を成膜させて得られる被覆膜を有していることを特徴とする、型内被覆成形体。
- 前記樹脂成形体が、ガラス繊維、カーボン繊維及び天然繊維からなる群から選ばれる少なくとも1種で強化された繊維強化樹脂を成形して得られることを特徴とする、請求項4に記載の型内被覆成形体。
- 前記樹脂成形体が、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタールからなる群から選ばれる少なくとも1種類の結晶性熱可塑性樹脂、又はこれらのアロイ、又は、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタールからなる群より選ばれる少なくとも1種類以上の結晶性熱可塑性樹脂とポリスチレン、ポリカーボネート、ポリフェレンエーテル、ABS樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種類以上の非晶性熱可塑性樹脂とを含むアロイを成形して得られることを特徴とする、請求項4又は5に記載の型内被覆成形体。
- 固定金型部と可動金型部からなる金型を型締めする工程と、
前記金型のキャビティ内で樹脂を成形して、樹脂成形体を作製する工程と、
前記樹脂成形体表面と前記キャビティ面との間に前記型内被覆組成物を注入し、前記樹脂成形体表面に前記型内被覆組成物を塗装する工程と、
注入した前記型内被覆組成物を硬化させて、型内被覆成形体を作製する工程と、
前記型内被覆組成物が硬化した後に前記型内被覆成形体を金型から取り出す工程、
を含む方法により製造される、請求項4〜6のいずれか1項に記載の型内被覆成形体。 - 前記樹脂成形体が、射出成形法、射出圧縮成形法、射出プレス成形法、圧縮成形法、反応射出成形法、RTM成形法又はスタンピング成形法を用いて樹脂を成形することにより作製される、請求項7に記載の型内被覆成形体。
- 請求項4〜8のいずれか1項に記載の該型内被覆成形体表面に、着色塗膜又はクリヤー塗膜を少なくとも1層形成することにより得られる、塗装物品。
- 型内被覆成形体の製造方法であって、
固定金型部と可動金型部からなる金型を型締めする工程と、
前記金型のキャビティ内で樹脂を成形して、樹脂成形体を作製する工程と、
前記樹脂成形体表面と前記キャビティ面との間に請求項1〜3のいずれか1項に記載の型内被覆組成物を注入し、前記樹脂成形体表面に前記型内被覆組成物を塗装する工程と、 注入した前記型内被覆組成物を硬化させて、型内被覆成形体を作製する工程と、
前記型内被覆組成物が硬化した後に前記型内被覆成形体を金型から取り出す工程、
を含む、方法。 - 前記樹脂成形体を作製する工程が、射出成形法、射出圧縮成形法、射出プレス成形法、圧縮成形法、反応射出成形法、RTM成形法又はスタンピング成形法を用いて樹脂を成形する工程を含む、請求項10に記載の方法。
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