JP6468312B2 - 表示装置のラッチ回路、表示装置及び電子機器 - Google Patents

表示装置のラッチ回路、表示装置及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置のラッチ回路、表示装置及び電子機器等に関する。
例えば液晶や有機EL素子等の電気光学素子をマトリクス配置したマトリクス型表示装置では、シリアルインターフェースを介して順次送られてくるデータを、例えばシフトレジスターからのシフトクロックに従って、データラッチ回路にてラッチする。データラッチ回路には、表示パネルの一ライン分のデータがラッチされる。データラッチ回路に一ライン分の全データがラッチされたら、データラッチ回路からの一ライン分データを水平同期信号に基づいて同時にラインラッチ回路にてラッチする。こうして、表示パネルの一ラインデータを取得している(例えば特許文献1の図6〜図8)。
特開2004−334105号公報
先ず、一ライン分データを順次ラッチするデータラッチ回路と、一ライン分のデータを同時にラッチするラインラッチ回路とを分けて配置した従来のレイアウトでは、両ラッチ回路を結ぶ配線が長くなり、ノイズ影響を受け易いという課題がある。
近年、例えばシリコン基板上に液晶層が形成されるLCOSパネルやSi−OLED(有機発光ダイオード)パネル等の表示パネルには、ラッチ回路を内蔵するドライバーを搭載することができる。この場合、表示パネルに形成される表示画素の画素ピッチを考慮して、ラッチ回路は形成される。一画素の幅内に、その一画素に供給されるデータをラッチするラッチ素子を配置して、配線し易くするためである。
しかし、例えば電子ビューファインダー(EVF)やヘッドマウンテンディスプレイ(HMD)等に使用される超小型の表示パネルでは、画素ピッチが例えば2.5μmと小さくなる。
また、一画素の階調ビット数が多くなるほど、データラッチ回路とラインラッチ回路とを接続する配線数が増える。それにより、ラッチ回路の専有面積が増大する。
以上のような理由により、表示パネルの一画素の幅内に、その一画素に供給されるデータをラッチするラッチ素子を配置することが困難になるという新たな課題もある。
本発明の幾つかの態様は、データラッチ回路とラインラッチ回路のレイアウトを変更することで、上述した課題を解決することができる表示装置のラッチ回路、表示装置及び電子機器を提供することを目的とする。
(1)本発明の一態様は、表示パネルの一ライン上に存在するM(Mは2以上の整数)画素の各画素をN(Nは2以上の整数)ビットのデータに基づいて駆動するためにM画素分のデータを画素毎に時分割で出力する表示装置の、ラッチ回路において、
列方向に沿ってN個が配列され、行方向に沿ってM個が配列され、各々が1ビットのデータをラッチするM×N個の1ビットラッチ回路を有し、
前記M×N個の1ビットラッチ回路の各々が、前記Nビットのうちのいずれか1ビットデータを各行毎に異なるタイミングでラッチするデータラッチ単位回路と、前記データラッチ単位回路からのデータを各行で同時にラッチするラインラッチ単位回路と、前記ラインラッチ単位回路からのデータを、いずれか一列を選択するイネーブル信号に基づいて出力する出力イネーブル素子と、を含む表示装置のラッチ回路に関する。
本発明の一態様によれば、M列×N行に配置される計M×N個の1ビットラッチ回路の各々が、データラッチ単位回路とラインラッチ単位回路とを含んでいる。こうして、データラッチ単位回路とラインラッチ単位回路とを近接配置することができるので、両ラッチ単位回路間の配線を最短とすることができる。よって、データラッチ単位回路の出力のノイズ耐性が高まる。それにより、例えばラインラッチ直前にデータラッチ単位回路の出力がノイズの影響を受けて、誤データがラインラッチされることを防止できる。ラインラッチ単位回路の出力配線が長くなっても、ラインラッチ後のデータは次のラインラッチ時まで安定しているので、悪影響はない。
本発明の一態様ではさらに、一画素を駆動するためのNビットのデータは、一列N個の1ビットラッチ回路に保持される。また、M画素分の各Nビットデータは、M列の各列N個の1ビットラッチ回路に保持される。そして1ビットラッチ回路は、M列のいずれか一列を選択するイネーブル信号に基づいて、M画素分のデータを画素毎に時分割で出力することができる。
(2)本発明の一態様では、前記M×N個の1ビットラッチ回路の各々では、前記データラッチ単位回路と前記ラインラッチ単位回路とを前記列方向に沿って配置することができる。
データラッチ単位回路とラインラッチ単位回路とが列方向に沿って配置されることで、一列N個の1ビットラッチ回路の幅を小さくすることができる。
(3)本発明の一態様では、前記M×N個の1ビットラッチ回路の各々では、前記データラッチ単位回路と前記ラインラッチ単位回路とを前記行方向に沿って配置することができる。
こうしても、データラッチ単位回路とラインラッチ単位回路とが近接配置されるので、両ラッチ単位回路間の配線を最短とすることができる。
(4)本発明の一態様では、1本の出力線が前記行に沿って配置されたM個の1ビットラッチ回路に共用され、列方向に沿って配列されたN個の1ビットラッチ回路からの計N本の出力線を、前記列方向に沿って、前記M×N個の1ビットラッチ回路が形成される領域の上層に配することができる。
こうして、M×N個の1ビットラッチ回路に対してN本の出力線で済むので、N本の出力線はM×N個の1ビットラッチ回路が形成される領域の上層にてスペースに余裕をもって配列させることができる。それにより、一列N個の1ビット回路の行方向の配列ピッチを表示パネルの一画素の配列ピッチと同等以下に設定することができる。
(5)本発明の一態様では、前記列方向の一端に、前記データラッチ単位回路に供給される第1ラッチ信号を整形する第1バッファー回路をさらに有し、前記第1バッファー回路からの出力線が、前記列方向に沿って、前記M×N個の1ビットラッチ回路が形成される領域の上層に配置することができる。
こうして、列方向にて離れた位置にある各ビットのデータラッチ単位回路に、第1バッファー回路により整形された第1ラッチ信号を供給できる。しかも、第1バッファー回路からの出力線は、M×N個の1ビットラッチ回路が形成される領域の上層にてスペースに余裕をもって配列させることができる。
(6)本発明の一態様では、前記列方向の一端に、前記ラインラッチ単位回路に供給される第2ラッチ信号を整形する第2バッファー回路をさらに有し、前記第2バッファー回路からの出力線が、前記列方向に沿って、前記M×N個の1ビットラッチ回路が形成される領域の上層に配置することができる。
こうして、列方向にて離れた位置にある各ビットのラインラッチ単位回路に、第2バッファー回路により整形された第2ラッチ信号を供給できる。しかも、第2バッファー回路からの出力線は、M×N個の1ビットラッチ回路が形成される領域の上層にてスペースに余裕をもって配列させることができる。
(7)本発明の他の態様は、上述した(1)〜(6)に記載のラッチ回路を含む表示装置を定義している。この表示装置は、画素に液晶若しくは有機EL等の電気光学素子を有するマトリクス型表示装置である。
(8)本発明の他の態様では、前記ラッチ回路が前記表示パネル上に搭載され、前記M×N個の1ビットラッチ回路の前記行方向での配列ピッチを、前記画素の前記行方向での配列ピッチ以下とすることができる。
こうして、表示パネルの行方向の幅を小型化でき、しかも表示パネル上にてラッチ回路から画素にデータを供給する配線レイアウトが容易となる。
(9)本発明のさらに他の態様は、上述した表示装置を含む電子機器を定義している。この電子機器として、例えば電子ビューファインダー(EVF)やヘッドマウントディスプレー(HMD)等を挙げることができる。
本発明の表示装置の一例を示す図である。 図1に示す画素回路の回路図である。 図1に示すデマルチプレクサ回路の一部を示す回路図である。 図1に示すデータ線駆動回路中のラッチ回路の一部を示すレイアウト図である。 図4に示すラッチ回路のRブロック内の一ビットラッチ回路のレイアウトを模式的に示す図である。 図5に対する比較例のレイアウトを模式的に示す図である。 図4に示すラッチ回路のRブロック内に配置される3個×6ビット回路を示す図である。 1ビットラッチ回路を構成するデータラッチ単位回路、ラインラッチ単位回路及び出力イネーブル素子の一例を示す回路図である。 電子機器の一例であるディジタルスチルカメラを示す図である。 電子機器の他の一例であるオーバーヘッド・ディスプレイの外観図である。 オーバーヘッド・ディスプレイの表示装置及び光学系を示す図である。 図4に示すラッチ回路のRブロック内の一ビットラッチ回路の他のレイアウトを模式的に示す図である。 図4に示すラッチ回路のRブロック内の一ビットラッチ回路のさらに他のレイアウトを模式的に示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.表示装置(電気光学装置)
図1は、本実施形態の表示装置(電気光学装置)10を示している。表示装置10は、半導体基板例えばシリコン基板1上に走査線駆動回路20、デマルチプレクサ40、レベルシフト回路30、データ線駆動回路60及び表示部100を形成している。
表示部100には、行方向(横方向)Xに沿って複数の走査線12が配置され、列方向(縦方向)Yに沿って複数のデータ線14が配置されている。複数の走査線12及び複数のデータ線14の各1本に接続される複数の画素回路110がマトリクス状に配置されている。
本実施形態では、1本の走査線12に沿って連続する3つの画素回路110は、それぞれR(赤)、G(緑)、青(B)の画素に対応し、これら3画素がカラー画像の1ドットを表現する。
画素回路110の一例について説明する。i行目の画素回路110は、図2に示すように、P型トランジスター121〜125と、OLED130と、保持容量132とを含む。画素回路110には、走査信号Gwr(i)、制御信号Gel(i)、Gcmp(i)、Gorst(i)が供給される。
駆動トランジスター121は、ソースが給電線116に接続され、ドレインはトランジスター124を介してOLED130に接続され、OLED130に流れる電流を制御する。データ線電位(階調電位)を書き込むトランジスター122は、ゲートが走査線12に接続され、ドレイン/ソースの一方がデータ線14に接続され、他方がトランジスター121のゲートに接続されている。保持容量132はトランジスター121のゲート線と給電線116との間に接続され、トランジスター121のソース・ゲート間の電圧を保持する。給電線116には、電源の高電位Velが給電される。OLEDの130のカソードは共通電極とされ、電源の低電位Vctに設定される。
トランジスター123は、ゲートに制御信号Gcmp(i)が入力され、制御信号Gcmp(i)に従ってトランジスター121のゲート・ドレイン間をショートさせる。それにより、トランジスター121はダイオード接続となる。その結果、保持容量132にトランジスター121のしきい値電圧が保持される。この期間は、トランジスター121のしきい値のばらつきを補償する補償期間と称される。よって、トランジスター122がオンされている間であって、補償期間の終了後が、トランジスター121のゲート及び保持容量132にデータ電位が書き込まれる書込み期間となる。
OLED130の点灯制御トランジスター124は、ゲートに制御信号Gel(i)が入力され、トランジスター121のドレインとOLED130のアノードとの間をオン/オフする。リセットトランジスター125は、ゲートに制御信号Gorst(i)が入力され、制御信号Gorst(i)に従ってOLED130のアノードに、給電線16の電位であるリセット電位Vorstを供給する。このリセット電位Vorstと共通電位Vctとの差がOLED130の発光しきい値を下回るように設定される。
図1に示す走査線駆動回路20は、i行目の走査線12に走査信号Gwr(i)を供給する。図1にて列方向Yに沿って延びるデータ線14と給電線16との間に誘電体を配置することで保持容量50が形成される。レベルシフト回路30は、データ線駆動回路60及びデマルチプレクサ40を介して供給されるデータ信号(階調レベル)に応じて、例えば保持容量50とレベルシフト回路30内の保持容量とを用いて容量分割方式にて、トランジスター121のしきい値電圧よりもレベルシフトさせてデータ線14に供給する。この容量分割方式は例えば特願2011−228885号に記載されているので説明を省略する。なお、本実施形態では必ずしも容量分割駆動方式を用いなくても良い。
デマルチプレクサ40の一例を図3に示す。図3は、図1の表示部100の一ライン(i行)上にあるM(例えばM=18)×3(RGB)画素(3×M=54画素)に、RGB毎に時分割でデータ電位を切り換え出力するデマルチプレクサブロック41を示している。図3に示すデマルチプレクサブロック41が、(行方向Xの全画素数)÷54に相当する個数だけ設けられる。デマルチプレクサ40の入力端子VR(1)には、データ線駆動回路60から18個のR画素のためのデータ電位が時分割で入力される。入力端子VG(1),VB(1)にも同様に、データ線駆動回路60から18個のR画素、B画素のためのデータ電位がそれぞれ時分割で入力される。入力端子VR(1),VG(1),VB(1)と54本のデータ線との間には54個のスイッチ(トランスファーゲート)34が設けられている。54個のスイッチ34は、セレクト信号SEL(1)〜SEL(18)により3個ずつ同時に順次オンされる。つまり、セレクト信号SEL(1)がアクティブであると、一ドットを構成する3画素(RGB)のデータ電位が同時に書き込まれる。
2.ラッチ回路を含むデータ線駆動回路
データ線駆動回路60を機能ブロックで表すと、図1に示すように、シフトレジスターと、シフトレジスターからのクロックに従って順次データをラッチするデータラッチ回路と、データラッチ回路からのデータを同時にラッチするラインラッチ回路と、ラインラッチ回路からのデータをデジタル−アナログ変換して、階調電圧として出力するデジタル−アナログ変換回路とを含んでいる。
本実施形態は、データ線駆動回路60のうちのデータラッチ回路とラインラッチ回路のレイアウトに特徴を有している。なお、データ線駆動回路60は半導体基板例えばシリコン基板上に多層膜を積層して形成される。図4以降にラッチ回路のレイアウトを示す。図4は、図3に示すデマルチプレクサ40の一部に供給される54画素分のNビット(例えばN=10ビット)階調データを1ビットデジタル信号としてラッチするラッチ回路中の一ブロック61を示している。
本実施形態では、N=10ビットとしたとき、列方向Yに沿ってN個のラッチブロック61−1〜61−N(61−10)が設けられている。各ラッチブロック61−1〜61−Nの各々は、M(M=18)×3(RGB)=54ビットの信号をラッチする能力がある。N=10ビットのデータを<D9:D0>とすると、ラッチブロック61−1は例えば最下位ビットD0をラッチし、ラッチブロック61−10は最上位ビットD9をラッチする。また、各ラッチブロック61−1〜61−Nの各々は、入力データを順次データラッチする機能と、全データをラインラッチする機能とを併せ持つ。この点については後述する。
各ラッチブロック61−1〜61−Nの各々からは、イネーブル信号ENB<17:0>により選択されて、18×3(RGB)画素のうちの1×3(RGB)画素毎に、各1ビットの階調データが出力される。各ラッチブロック61−1〜61−Nの各々からビットデータ出力線は、列方向Yにて下流のラッチブロックの上を通って配線される。よって、ラッチブロック61の全出力線はNビット×3(RGB)であり、R<9:0>,G<9:0>,B<9:0>が同時に出力とされる。
図4に示すように、列方向Yの一端(上流端)には、クロックCK1〜CK3(第1ラッチ信号)を整形して出力する第1バッファー回路62を有する。第1バッファー回路62は、クロックCK1〜CK3を生成するシフトレジスターを含むことができる。第1バッファー回路62からクロックCK1〜CK3を出力する出力線が、各ラッチブロック61−1〜61−Nの上層に配置され、クロックCK1〜CK3が各ラッチブロック61−1〜61−Nに供給される。
図4に示すように、列方向の一端(上流端)に、外部入力されるラッチ信号(第2ラッチ信号)LTを整形する第2バッファー回路63をさらに有することができる。なお、第1,第2バッファー回路62,63の列方向Yの位置は逆であっても良い。第2バッファー回路63は、外部入力されるイネーブル信号ENB<17:0>とリセット信号RSTとを整形することができる。第2バッファー回路63からラッチ信号LT、イネーブル信号ENB<17:0>及びリセット信号RSTを出力する出力線が、各ラッチブロック61−1〜61−Nの上層に配置され、クロックCK1〜CK3が各ラッチブロック61−1〜61−Nに供給される。
図5に示すように、各ラッチブロック61−1〜61−Nの各々は、1ビットのデータをラッチする1ビットラッチ回路61Aの集合体である。図5に示すように、ラッチ回路61のRブロックでは、1ビットラッチ回路61Aが、列方向Yに沿ってN(N=10)個が配列され、行方向Xに沿ってM(M=18)個が配列され、計M×N(=180)個の1ビットラッチ回路61Aを有する。Gブロック及びBブロックの各々にも、M×N(=180)個の1ビットラッチ回路61Aが同様にして配置される。
M×N個の1ビットラッチ回路61Aの各々は、Nビットのうちのいずれか1ビットデータを各行毎に異なるタイミングでラッチするデータラッチ単位回路61Bと、データラッチ単位回路61Bからのデータを各行で同時にラッチするラインラッチ単位回路61Cとを含む。図5では、データラッチ単位回路61Bにハッチングが付されることで、ラインラッチ単位回路61Cと区別して示されている。このように、1ビットラッチ回路61Aは、例えば列方向にて隣接するデータラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cとで構成することができる。
図6は、図5のレイアウトに対する比較例を示している。通常は、図1のデータ駆動回路60中に示す機能ブロックと同様に、図6では列方向の上流にデータラッチ回65が、列方向の下流にラインラッチ回路66が配置される。その場合、図5と同様にしてRブロック内のデータラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cのレイアウトを示したものが図6である。図6では、最下位ビットD0をデータラッチするデータラッチ単位回路61Bが配置された行61−1Bと、その最下位ビットD0をラインラッチするライン単位回路61Cの行61−1Cとは列方向にて離れている。つまり同一ビットデータをラッチするデータラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cとの間には、列方向にて他の9ビットのデータをデータラッチするデータラッチ単位回路61Bが配置されている。
図5の本実施形態と図6の比較例とを比較すると、次のことが言える。先ず、図5の本実施形態では、1ビットラッチ回路61Aは、例えば列方向にて隣接するデータラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cとで構成することができる、よって、データラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cとは短い配線で接続できる。よって、列方向に沿って配置される10個のデータラッチ単位回路61Bでのラッチタイミングが異なっていても、データラッチ単位回路61Bからのデータは短い配線を介してラインラッチ単位回路61Cに入力されるので、他のビットデータによるノイズの影響を受けにくい。よって、ラインラッチ単位回路61Cに誤データがラッチされる虞は少ない。この点、図6では、データラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cとは長い配線で接続しなければならない。よって、図6ではデータラッチ単位回路61Bからのデータは長い配線を経由することで、他のビットデータによるノイズの影響を受け易い。このため、図6ではラインラッチ単位回路61Cに誤データがラッチされ易い。なお、図5ではラインラッチ単位回路61Cでラインラッチされたデータは、図4に示すように下位データほど長い配線を経由して出力される。しかし、ラインラッチは同時に実施され、ラインラッチ後のデータは安定するので、長配線による悪影響はない。
次に、図4及び図5ではイネーブル信号ENB<17:0>により18回に時分割してデータを転送しているので、出力線の本数はRGBの各ブロックでN本ずつ、図4に示すRGBの3ブロックでNビット×3(RGB)=3N(N=10で30本である。図6において、18回に時分割せずにデータを転送させようとすると、図6に示す配線領域67にて行方向Xに沿って配列される出力線の本数は、M(M=18)×N(N=10)=180本となる。こうなると、配線領域67にて行方向Xに沿って配列される出力線のライン&スペースにより占有されるX方向の長さが、ラッチ単位回路61B,61CをX方向に密に配列したX方向長さよりも長くなる。
ここで、図1に示す画素回路110のX方向の配列ピッチを2.5μmとすると、画素回路110のX方向の幅も2.5μmとなる。図5のレイアウトであれば、ラッチ単位回路61B,61CのX方向の配列ピッチを2.5μm以下に設定できる。しかし、図6のレイアウトでは、出力線の形成領域の面積によりラッチ単位回路61B,61CのX方向の配列ピッチが決定され、2.5μm以下にすることはできない。
図7は、図4に示すラッチ回路のRブロックを、例えば3個の6画素ラッチ回路71,72,73で構成した例を示す。6画素ラッチ回路71では、図4の第1バッファー回路62からの第1クロックCK1(第1ラッチ信号)に同期して、6画素分のデータIN<6:1>が順次データラッチされる。6画素ラッチ回路72では、図4の第1バッファー回路62からの第2クロックCK2(第1ラッチ信号)に同期して、6画素ラッチ回路71とは異なるタイミンクで6画素分のデータIN<6:1>が順次データラッチされる。
6画素ラッチ回路73では、図4の第1バッファー回路62からの第3クロックCK3(第1ラッチ信号)に同期して、6画素ラッチ回路71,72とは異なるタイミンクで6画素分のデータIN<6:1>が順次データラッチされる。
そして、3つの6画素ラッチ回路71〜73では、図4の第2のバッファー回路63からのラッチ信号LT(第2のラッチタイミング信号)に同期して、18画素分のRデータが同時にラインラッチとされる。その後、イネーブル信号ENB<17:0>により18画素毎に時分割されて、一画素N(N=10)ビットのRデータが出力される。
図8は、データラッチ単位回路61B、ラインラッチ単位回路61C及び出力イネーブル素子61Dの一例を示す。データラッチ単位回路61Bでは、反転リセット信号XRSTがHighであるとき、クロックCKに同期して、1ビットデータINがトランスファーゲートTG1を介して、データ保持回路FF1に保持される。ラインラッチ単位回路61Cでは、反転リセット信号XRSTがHighであるとき、ラッチ信号LTに同期して、保持回路FF1からの出力である1ビットデータINが、トランスファーゲートTG2を介して、データ保持回路FF2に保持される。出力イネーブル素子61Dでは、イネーブル信号ENBがHighである時に、データ保持回路FF2からの1ビットデータがトランスファーゲートTG3を介して出力される。反転リセット信号XRSTがLowになると、データ保持回路FF1,FF2はリセットされる。
図8からも明らかなように、データラッチ単位回路61Bとラインラッチ単位回路61Cとを結ぶ配線61Eは短くできるので、上述したノイズによる悪影響を低減できる。
3.電子機器
図9は、このディジタルスチルカメラ200の構成を示す斜視図であるが、外部機器との接続についても簡易的に示すものである。ディジタルスチルカメラ200のケース202の背面には、上述した有機ELを用いた表示装置10が適用される表示装置204が設けられる。表示装置204は、CCD(Charge Coupled Device)による撮像信号に基づいて、表示を行う構成となっている。このため、表示装置204は、被写体を表示する電子ビューファインダとして機能する。ケース202の観察側(図においては裏面側)には、光学レンズやCCDなどを含んだ受光ユニット206が設けられている。
ここで、撮影者が表示装置204に表示された被写体像を確認して、シャッタボタン208を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板210のメモリに転送・格納される。
このディジタルスチルカメラ200には、ケース202の側面に、ビデオ信号出力端子212と、データ通信用の入出力端子214とが設けられている。ビデオ信号出力端子212にはテレビモニタ230が、データ通信用の入出力端子214にはパーソナルコンピュータ440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作によって、回路基板210のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ230や、パーソナルコンピュータ240に出力される。
図10及び図11は、ヘッドマウント・ディスプレイ300を示している。ヘッドマウント・ディスプレイ300は、眼鏡と同様にテンプル310、ブリッジ320、レンズ301L,301Rを有する。ブリッジ320の内側には、左眼用の表示装置10Lと右眼用の表示装置10Rとが設けられる。これら表示装置10L,10Rとして、図1に示す表示装置10を適用できる。
表示装置10L,10Rに表示される画像は、光学レンズ302L,302R及びハーフミラー303L,303Rを介して両眼に入射される。視差を伴い左眼、右眼用画像とすることで、3D表示が可能である。なお、ハーフミラー303L,303rは外光を透過するので、装着者の視野を妨げない。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より、その異なる用語に置き換えることができる。またラッチ回路、表示装置、電子機器等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
例えば、1ビットラッチ回路61Aを構成するデータラッチ単位回路61B及びラインラッチ単位回路61Cは、図5に示すように列方向Xにて隣接させるものに限らない。図12及び図13に示すように、データラッチ単位回路61B及びラインラッチ単位回路61Cは、行方向Xにて隣接させても良い。この場合、1ビットラッチ回路61Aの列方向Xでの配列ピッチは、図5よりも大きくなるが、その点以外は図5と同様の効果を奏することができる。
1 表示パネル、10 表示装置、12 走査線、14 データ線、60 データ線駆動回路、61 ラッチ回路、61A 1ビットラッチ回路、61B データラッチ単位回路、61C ラインラッチ単位回路、61D 出力イネーブル素子、62 第1のバッファー回路、63 第2のバッファー回路、100 表示部、110 画素回路、200,300 電子機器、CK1〜CK3 第1のラッチ信号、ENB イネーブル信号、LT第2ラッチ信号、N 一画素のビット数、M 同時にラインラッチされる画素数、X 行方向、Y 列方向

Claims (5)

  1. 表示パネルのM(Mは2以上の整数)画素の各画素をN(Nは2以上の整数)ビットのデータに基づいて駆動するためにM画素分のデータを出力する表示装置のラッチ回路において、
    列方向に沿ってN個が配列され、行方向に沿ってM個が配列され、各々が1ビットのデータをラッチするM×N個の1ビットラッチ回路を有し、
    前記1ビットラッチ回路の各々が、
    前記Nビットのうちのいずれか1ビットデータをラッチするデータラッチ単位回路と、
    前記データラッチ単位回路に隣接し、前記データラッチ単位回路からのデータを第1配線を介してラッチするラインラッチ単位回路と、
    を含み、
    前記1ビットラッチ回路における前記データラッチ単位回路は、平面視で、前記1ビットラッチ回路における前記ラインラッチ単位回路と他の前記1ビットラッチ回路における前記ラインラッチ単位回路との間に配置され、かつ、他の前記1ビットラッチ回路の前記第1配線と重ならないことを特徴とする表示装置のラッチ回路。
  2. 請求項1において、
    前記データラッチ単位回路は、他の前記1ビットラッチ回路における前記データラッチ単位回路でラッチしたデータを出力する第2配線と重なることを特徴とする表示装置のラッチ回路。
  3. 請求項1または2において、
    複数の前記ラインラッチ単位回路からのビットデータをアナログデータへ変換する、デジタル−アナログ変換回路を有することを特徴とする表示装置のラッチ回路。
  4. 請求項3に記載の表示装置のラッチ回路と、
    データ線を介して前記アナログデータが入力される画素回路を有することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項4に記載の表示装置を含むことを特徴とする電子機器。
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