JP6468178B2 - 車両窓用シール部材 - Google Patents
車両窓用シール部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6468178B2 JP6468178B2 JP2015246559A JP2015246559A JP6468178B2 JP 6468178 B2 JP6468178 B2 JP 6468178B2 JP 2015246559 A JP2015246559 A JP 2015246559A JP 2015246559 A JP2015246559 A JP 2015246559A JP 6468178 B2 JP6468178 B2 JP 6468178B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- coil
- window
- glass run
- sealing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
上記構成によれば、そうしたシール部材において窓部材の外縁を挟み込む部分(前記他端側の部分)の先端よりも支持部材に固定される部分(前記一端の部分)側の位置にコイル部が設けられているため、同コイル部を、シール部材よりも窓枠の内側方向に突出しない状態で配置することができる。そのため、車両窓用シール部材にコイル部が設けられるとはいえ、同コイル部によって乗員の視界が狭くなることを回避できる。そして、車両窓用シール部材に設けられたコイル部を無線給電システムの送電用コイルや充電用コイルとして用いることにより、非接触での電力供給を行うことができる。したがって上記車両窓用シール部材によれば、乗員の視界を妨げることなく、非接触での電力供給を行うことができる。
上記構成によれば、金属線を用いて、耐腐食性を有するコイル部を形成することができる。
上記車両窓用シール部材において、当該シール部材は、前記窓部材を挟み込む形状で延びる一対の挟持部と、それら挟持部を連結する連結部とを有し、前記コイル部は、前記一対の挟持部と前記連結部とによって囲まれていることが好ましい。
上記車両窓用シール部材において、前記コイル部は、前記連結部に隣接する位置に配置されていることが好ましい。
図1に示すように、車両10は送電装置20を有している。この送電装置20は、電磁界共鳴方式の無線給電システムの一部を構成するものである。送電装置20は、コンデンサ21と環状の導体からなる送電用のコイル部22とを有している。これらコンデンサ21およびコイル部22は、無線給電システムにおける送電側の共振器23を構成している。また送電装置20は、スイッチング回路を内蔵した制御部24と直流電源25とを有している。送電装置20では、制御部24を介して直流電源25と共振器23とが接続されている。制御部24は、スイッチング回路の作動制御を通じて、所定周期の台形波電圧を生成して共振器23に印加する。これにより、共振器23のコイル部22に正弦波電流が流れるようになる。
ここでは先ず、ガラスラン40の配設態様について説明する。
図3に示すように、送電用のコイル部22は、ガラスラン40の延設方向に沿ってガラスラン40の一方の端部41と他方の端部43との間を折り返して延びる略U字形状である。送電用のコイル部22は、一回巻きの環状をなしている。コイル部22におけるガラスラン40の端部41側の終端には、配線を介してコネクタ26が接続されている。このコネクタ26を介してコイル部22は制御部24に接続される。
図2に示すように、車両10の運転席のドア12には、車室内への雨水や埃の侵入を抑えるために、ガラスラン40が設けられている。本実施形態では、図5に示すように、そうしたガラスラン40の内部におけるリップ部44B,45B側の部分の先端よりも連結部46側の位置に送電用のコイル部22が一体に設けられている。これにより、コイル部22をガラスラン40よりも窓枠の内側方向(図5の右方向)に突出しない状態で配置することができるため、ガラスラン40にコイル部22が設けられるとはいえ、同コイル部22によって乗員の視界が狭くなることを回避できる。そして、ガラスラン40に設けられたコイル部22を無線給電システムの送電用コイルとして用いることにより、電子キー11への非接触での電力供給を行うことができる。したがってガラスラン40によれば、乗員の視界を妨げることなく、非接触での電力供給を行うことができる。
(1)ガラスラン40の内部におけるリップ部44B,45B側の先端よりも連結部46側の位置に送電用のコイル部22を一体に設けたため、乗員の視界を妨げることなく、非接触での電力供給を行うことができる。
・送電用のコイル部22として、複数回巻きの環状の導体からなるものを採用してもよい。
・図7に示すように、ガラスラン50の内面に、金属材料からなる環状の薄膜52Aを形成して、これをコイル部52としてもよい。なお図7では、理解を容易にするために、薄膜52Aの厚さを誇張して示している。この薄膜52Aは、鍍金処理によって形成したり、金属薄膜を貼り付けることによって形成したりすることができる。なお、こうしたガラスラン50を採用する場合には、薄膜52Aを保護するために、耐腐食性を有する材料からなる保護層によって薄膜52Aの周囲を被覆することが望ましい。
・図9に示すように、ガラスラン70の内部(挟持部44,45の基部44A,45Aと連結部46とによって囲まれた部分)に発光素子71(発光ダイオードや半導体レーザー)を一体に設けてもよい。こうしたガラスラン70によれば、同ガラスラン70を車両に取り付けた状態で発光素子71を発光させることにより、窓部材15(ガラス板)を発光させることができる。そのため、発光素子71の発光を通じて、電力供給中であることを案内したり窓部材15における電力供給が可能な箇所を案内したりする等、無線給電システムでの電力供給にかかる各種の案内表示を行うことが可能になる。
・無線給電システムの給電対象である外部機器としては、電子キー11に限らず、任意の機器を採用することができる。受電用のコイルを有する受電装置を内蔵している外部機器であれば、車両に搭載された送電装置20から電力を供給することが可能である。
Claims (7)
- 一端側の部分が車両の窓部材を支持する支持部材に固定された状態で、他端側の部分が前記窓部材の外縁を挟み込んだ状態になることにより、前記窓部材と前記支持部材との間をシールする車両窓用シール部材において、
前記他端側の部分の先端よりも前記一端側の位置に、環状の導体からなるコイル部が一体に設けられており、
前記コイル部は、前記車両から同車両の外部にある外部機器に電力を供給するための送電用のコイルであり、
前記シール部材は、前記車両の運転席のドアの窓部材に設けられるものである
ことを特徴とする車両窓用シール部材。 - 一端側の部分が車両の窓部材を支持する支持部材に固定された状態で、他端側の部分が前記窓部材の外縁を挟み込んだ状態になることにより、前記窓部材と前記支持部材との間をシールする車両窓用シール部材において、
前記他端側の部分の先端よりも前記一端側の位置に、環状の導体からなるコイル部が一体に設けられており、
当該シール部材は、電磁界共鳴方式の無線給電システムが搭載された車両に設けられるものであり、
前記コイル部は、前記無線給電システムの一部をなす
ことを特徴とする車両窓用シール部材。 - 請求項1または2に記載の車両窓用シール部材において、
前記コイル部よりも前記シール部材の外面側において同外面に沿う形状で、前記シール部材の一部をなして高透磁率磁性材料を一成分とする高透磁率磁性部を有していることを特徴とする車両窓用シール部材。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両窓用シール部材において、
前記導体は、耐腐食性を有する部材によって表面が被覆された金属線である
ことを特徴とする車両窓用シール部材。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両窓用シール部材において、
当該シール部材は、前記窓部材を挟み込む形状で延びる一対の挟持部と、それら挟持部を連結する連結部とを有し、
前記コイル部は、前記一対の挟持部と前記連結部とによって囲まれている
ことを特徴とする車両窓用シール部材。 - 請求項5に記載の車両窓用シール部材において、
前記コイル部は、前記連結部に隣接する位置に配置されている
ことを特徴とする車両窓用シール部材。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両窓用シール部材において、
当該シール部材は、前記窓部材を挟み込む形状で延びる一対の挟持部と前記一対の挟持部を連結する連結部とを有し、前記一対の挟持部と前記連結部とによって囲まれた部分に発光素子が一体に設けられてなることを特徴とする車両窓用シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015246559A JP6468178B2 (ja) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | 車両窓用シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015246559A JP6468178B2 (ja) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | 車両窓用シール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017112770A JP2017112770A (ja) | 2017-06-22 |
JP6468178B2 true JP6468178B2 (ja) | 2019-02-13 |
Family
ID=59081670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015246559A Active JP6468178B2 (ja) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | 車両窓用シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6468178B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112576136A (zh) * | 2020-12-30 | 2021-03-30 | 福耀玻璃工业集团股份有限公司 | 一种玻璃升降结构 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09300978A (ja) * | 1996-05-13 | 1997-11-25 | Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho:Kk | ワイヤハーネスの配線構造 |
JP2002067683A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-08 | Asahi Glass Co Ltd | 車両窓用樹脂板 |
JP2006097463A (ja) * | 2005-09-22 | 2006-04-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 挟み込み防止装置 |
JP2015133826A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 矢崎総業株式会社 | 受電装置及びそれを備える給電システム |
-
2015
- 2015-12-17 JP JP2015246559A patent/JP6468178B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017112770A (ja) | 2017-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6074744B2 (ja) | 車載用充電装置とそれを装着した車両 | |
US10530037B2 (en) | Antenna device | |
US9460570B2 (en) | Door lock control system | |
US10290165B2 (en) | Vehicle entry device, and vehicle trim component equipped with such device | |
JP6468178B2 (ja) | 車両窓用シール部材 | |
JP2014082565A (ja) | 車両用アンテナカバー | |
CN104426104B (zh) | 电缆线束和止水结构 | |
JP6266277B2 (ja) | ドアハーネスの取付構造 | |
KR20140120024A (ko) | 흡음성능이 개선된 차량용 헤드라이너 | |
US20190006744A1 (en) | Antenna device | |
US10312673B2 (en) | Shield conduction path | |
US20020111131A1 (en) | Air vent for vehicles | |
JP5453944B2 (ja) | 物体検出ユニットの取付構造 | |
US9517740B2 (en) | Sound output device for vehicle | |
JP2006036016A (ja) | スライドドアのワイヤハーネス遮蔽構造 | |
US20240051609A1 (en) | Bodywork element comprising a surface for dissipating electric current | |
JP2013151214A (ja) | 車両用ドアの止水構造 | |
JP2016111572A (ja) | 化粧板 | |
CN111717133B (zh) | 车载装置 | |
US20210289674A1 (en) | Sealing arrangement and use thereof | |
CN114051473A (zh) | 车顶面板模块及车顶用模块 | |
JP7495096B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2013141363A (ja) | 車両用ドアの止水構造 | |
JP2006347282A (ja) | グロメットの固定構造 | |
CN209813889U (zh) | 一种汽车改装用的车牌锁定装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181016 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181231 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6468178 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |