JP6466220B2 - 半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法 - Google Patents

半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法に関する。
半導体装置においては、該半導体装置を静電破壊から保護するために、該半導体装置の入力端子、出力端子等にESD(Electro−Static−Discharge)保護素子を設ける場合がある。ESD保護素子は、ダイオードを用いて構成されるのが一般的であり、該ダイオードによって、ピーク値の高いサージ電流をバイパスさせて瞬間的に半導体装置外に逃がし、半導体装置の内部回路をサージ電流から保護する。
一方、ESD保護素子、特に高耐圧用途のESD保護素子においては、該ESD保護素子に流せる許容電流量を増加させるため、あるいは耐圧を増加させるため等の目的に応じ、単位ESD保護素子(保護素子セル)を複数接続し、ひとつのESD保護素子として機能させる場合がある。このように、複数の保護素子セルを組み合わせたESD保護素子においては、流れる電流が増大する上に、各保護素子セルに対して流れる電流の大きさが一様ではなくなる場合がある。このような場合には、各保護素子セルを構成するダイオードのP型伝導層(P型拡散領域)、N型伝導層(N型拡散領域)における電流密度、P型伝導層およびN型伝導層に接続される配線層の電流密度等を考慮したレイアウト設計が重要になる。
複数のダイオード(単位ESD保護素子)を接続したESD保護素子のレイアウトに着目した従来技術として、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に開示されたESD保護素子は、複数のダイオードをカスケード接続したESD保護素子を入出力端子と電源との間に接続し、各段のダイオードのサイズを、入出力端子から電源に向かって徐々に小さくする構成となっている。特許文献1では、ESD保護素子を上記のように構成することにより、カスケード接続されたダイオードの電流容量を損なうことなくレイアウト面積を削減できるとしている。
特開2002−217374号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたESD保護素子は、CMOSプロセスにおいては各ダイオードが寄生バイポーラ構造となるので、各ダイオードに流れる電流の一部が基板電流となり、各段のダイオードに流れる電流が入出力端子から電源に向かって徐々に小さくなることを前提としたものである。したがって、ESD保護素子のレイアウト一般に適用し得るものではない。また、特許文献1では各段ごとのダイオードの個数を問題としており、各ダイオードを接続する配線の幅、あるいは配線の電流密度等には言及していない。
さらに、特許文献1に開示されたESD保護素子では、異なるサイズのダイオードをカスケード接続しているが、異なるサイズのダイオードの組み合わせでは、ESD保護素子全体としてのESD耐圧のばらつきが懸念される。また、ESD耐圧がばらつく結果、配線の電流密度も配線の領域によって変動し、特定の箇所に電流が集中して過大電流が流れ、配線、あるいはP型伝導層、N型伝導層のESDに対する耐性がばらつく可能性もある。そのため、複数のダイオードを組み合わせたESD保護素子では、同じサイズのダイオードを使用することが好ましい。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、過大電流による破壊が抑制された半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体素子は、基板と、前記基板の予め定められた方向に沿って形成された第1導電型の不純物を含む複数の第1の領域と、前記複数の第1の領域に対向して前記基板に形成された第2導電型の不純物を含む第2の領域と、前記予め定められた方向に延伸され、かつ前記複数の第1の領域を接続する第1の配線と、前記第2の領域に接続されるとともに、前記第2の領域および前記複数の第1の領域を介して前記第1の配線との間で電流が流れる第2の配線と、を備え、前記第1の配線は、前記第1の配線に流れる前記電流の電流密度が一定となるように、前記複数の第1の領域の各々の近傍で前記予め定められた方向に交差する方向の幅が変えられたものである。
また、本発明に係る他の半導体装置は、回路素子により構成された所定の機能を有する回路領域と、上記の半導体素子と、を含み、前記第1の配線および前記第2の配線の一方が前記回路領域に接続され、かつ他方が電源または接地に接続されるとともに、前記半導体素子が静電保護素子として機能するものである。
また、本発明に係る半導体素子のレイアウト方法は、基板と、前記基板の予め定められた方向に沿って形成された第1導電型の不純物を含む複数の第1の領域と、前記複数の第1の領域に対向して前記基板に形成された第2導電型の不純物を含む第2の領域と、前記予め定められた方向に延伸され、かつ前記複数の第1の領域を接続する第1の配線と、前記第2の領域に接続されるとともに、前記第2の領域および前記複数の第1の領域を介して前記第1の配線との間で電流が流れる第2の配線と、を備えた半導体素子のレイアウト方法であって、前記第1の配線の前記予め定められた方向に交差する方向の幅を、前記第1の配線に流れる前記電流の電流密度が一定となるように、前記複数の第1の領域の各々の近傍で変えるものである。
本発明によれば、過大電流による破壊が抑制された半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法を提供することが可能となる。
実施の形態に係るESD保護素子のレイアウトの概念を説明するための平面図および断面図である。 実施の形態に係るESD保護素子のレイアウトの一例を示す平面図である。 実施の形態に係るESD保護素子の電圧−電流特性の一例を示すグラフである。 比較例に係るESD保護素子のレイアウトの概念を説明するための平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下に説明する本実施の形態では、本発明に係る半導体素子をESD保護素子に適用した形態を例示して説明する。また、本発明に係る半導体装置は、本実施の形態に係るESD保護素子を、当該半導体装置の内部回路に接続された入力端子あるいは出力端子に接続することにより得られる。
図1ないし図3を参照して、本実施の形態に係るESD保護素子について説明するが、その前に、本実施の形態に係るESD保護素子の理解のために、図4を参照して、比較例に係るESD保護素子について説明する。図4は、比較例に係るESD保護素子のレイアウトの概念を説明する平面図である。
図4に示すように、比較例に係るESD保護素子100は、4つの保護素子セル108a、108b、108c、および108d(図4で点線の四角で示された部分。以下、総称する場合は「保護素子セル108」)を備えている。各保護素子セル108は、各々N型伝導層(N型拡散層)102a、102b、102c、および102d(以下、総称する場合は「N型伝導層102」)を含み、各N型伝導層102は、P型伝導層(P型拡散層)104によって周囲を囲まれている。すなわち、P型伝導層104と、P型伝導層104によって囲まれた各N型伝導層102によって4つの等価的なダイオードが形成され、保護素子セル108の各々は、この4つのダイオードの各々に対応している。
そして、P型伝導層104は、コンタクト106を介して第1層電極配線120aに接続され、N型伝導層102aないし102dは、コンタクト106を介して第1層電極配線120bに接続されている。換言すると、ESD保護素子100は、第1層電極配線120aをアノード電極とし、第1層電極配線120bをカソード電極とする、4つの保護素子セル108、すなわち、ダイオードが並列接続された構成となっている。なお、以下、第1層電極配線120aと120bとを総称する場合は、「第1層電極配線120」という。
しかしながら、上記構成の比較例に係るESD保護素子100では、電流が流れる方向の下流にいくほど、すなわち、保護素子セル108dから108aに向かうほど電流が集中し、N型伝導層102、およびN型伝導層102に配置されているコンタクトが破壊されやすいという問題があった。特に、流れる電流に対して最も下流に位置するN型伝導層102a、およびN型伝導層102aに接続されているコンタクト106に電流が集中し、N型伝導層102a、およびN型伝導層102aに接続されているコンタクト106が破壊されやすいという問題があった。これは、保護素子セル108bないし108dの各々に流れる電流が、保護素子セル108aに向かって集約されるためであり、その結果、第1層電極配線120の電流密度も大きくなる。
そこで、本実施の形態に係るESD保護素子では、比較例に係るESD保護素子100と同様に保護素子セルを複数接続して構成されたESD保護素子において、保護素子セルに接続される第1層電極配線の配線幅を保護素子セルごとに変え、電流密度を均一化することによって、N型伝導層102、P型伝導層104およびコンタクト106の破壊を抑制している。
つぎに、図1ないし図3を参照して、本実施の形態に係るESD保護素子10について説明する。
図1は、本実施の形態に係るESD保護素子10のレイアウトの概念を説明する図であり、図1(a)は平面図を、図1(b)は図1(a)においてA−A’で示された部分の断面図を示している。
図1(a)に示すように、本実施の形態に係るESD保護素子10は、4つの保護素子セル18a、18b、18c、および18d(以下、総称する場合は「保護素子セル18」)を備えている。各保護素子セル18は、各々N型伝導層(N型不純物を含む拡散層)12a、12b、12c、および12d(以下、総称する場合は「N型伝導層12」)を含み、各N型伝導層12は、P型伝導層(P型不純物を含む拡散層)14によって周囲を囲まれている。
すなわち、P型伝導層14と、P型伝導層14によって囲まれた各N型伝導層12によって4つの等価的なダイオードが形成され、保護素子セル18の各々は、この4つのダイオードの各々に対応している。そして、4つの保護素子セル18は、P型伝導層14を隣接させて配置されている。
さらに、P型伝導層14は、コンタクト16を介して第1層電極配線20aに接続され、N型伝導層12aないし12dは、コンタクト16を介して第1層電極配線20bに接続されている。換言すると、ESD保護素子10は、第1層電極配線20aをアノード電極とし、第1層電極配線20bをカソード電極とする、4つの保護素子セル18、すなわち等価的なダイオードが並列接続された構成となっている。なお、以下、第1層電極配線20aと20bとを総称する場合は、「第1層電極配線20」という。
つぎに、図1(b)を参照して、ESD保護素子10の断面構造について説明する。ESD保護素子10は、一例として、P型の伝導体(基板)1内に形成されたNウエル(N型の拡散層)22内に、P型伝導層14およびN型伝導層12(図1(b)では、N型伝導層12cが示されている)が拡散されて構成されている。
また、P型伝導層14はコンタクト16を介して第1層電極配線20aに接続され、N型伝導層12はコンタクト16を介して第1層電極配線20bに接続されている。さらに、伝導体1の上部には、コンタクト16、第1層電極配線20を覆って、図示しない絶縁層が設けられている。
上記のような構成を有するESD保護素子10は、以下のような製造方法によって製造される。すなわち、P型の半導体基板に、フォトリソグラフィおよびエッチングを用いてN型不純物を拡散し、N型ウエル22を形成する。
つぎに、フォトリソグラフィおよびエッチングを用いて、N型ウエル22内に各々P型の不純物、N型の不純物を拡散させ、P型伝導層14およびN型伝導層12を形成する。
つぎに、半導体基板上に層間絶縁膜を堆積させ、該層間絶縁膜をP型伝導層14およびN型伝導層12まで貫通するビアを形成し、その後ビアを埋めつつ金属を堆積させ、該金属をパターニングして、第1層電極配線20を形成する。
さらに、本実施の形態に係るESD保護素子10では、図1(a)に示すように、各N型伝導層12近傍において、第1層電極配線20bの配線幅が異なるようにされている。
すなわち、N型伝導層12a近傍の第1層電極配線20bの配線幅はWaとされ、N型伝導層12b近傍の配線幅はWbとされ、N型伝導層12c近傍の配線幅はWcとされ、N型伝導層12d近傍の配線幅はWdとされている。
そして、各N型伝導層12近傍の第1層電極配線20bの配線幅は、保護素子セル18aないし18dに流れる電流に合わせて、第1層電極配線20bの図1に示す座標軸のY方向の電流密度が略一定になるように選択されている。換言すると、連続して配置された保護素子セル18の引き出し配線の電流密度が一定となるようにされている。
本実施の形態に係るESD保護素子10では、第1層電極配線20bのY方向に流れる電流密度を略一定とすることにより、各保護素子セル18に流れる電流に偏りが発生することが抑制され、その結果伝導層(N型伝導層12、P型伝導層14)、あるいはコンタクト16の破壊を抑制することができる。なお、以下で、配線幅WaないしWdを総称する場合は、「配線幅W」という。
つぎに、図2および図3を参照して、実際に作製した本実施の形態に係るESD保護素子10のレイアウト、および評価結果について説明する。
図2(a)は、ESD保護素子10のレイアウトを示す図であり、図2(b)は、図2(a)に示すレイアウトにおける、電極配線を抜き出して示す図である。図2(a)に付された符号の各々は、図1(a)に付された符号に対応している。
すなわち、図2(a)に示すように、ESD保護素子10は、4つの保護素子セル18a、18b、18c、および18dを含んで構成されている。保護素子セル18aは、N型伝導層12a、および該N型伝導層12aを囲んで形成されたP型伝導層14a(以下、総称する場合は、「P型伝導層14」)を備えている。保護素子セル18b、18c、18dも同様であり、ESD保護素子10は、これら4つの保護素子セル18が、P型伝導層14を隣接させつつ、図2(a)に示す座標軸のY方向に沿って配置されることにより構成されている。
P型伝導層14aないし14dは、コンタクト16を介して、第1層電極配線20aに接続されている。また、Y方向に並ぶN型伝導層12aないし12dは、コンタクト16を介して、Y方向に延伸された第1層電極配線20bに並列接続されている。そして、図2(b)に示すように、第1層電極配線20bは、該第1層電極配線20bに流れる電流の電流密度が略一定となるように、N型伝導層12aないし12dの近傍で配線幅が変えられている。
すなわち、N型伝導層12a近傍における第1層電極配線20bの幅をWa、N型伝導層12b近傍における第1層電極配線20bの幅をWb、N型伝導層12c近傍における第1層電極配線20bの幅をWc、N型伝導層12d近傍における第1層電極配線20bの幅をWdとすると、図2(b)に示すように、本実施の形態では、Wa>Wb>Wc>Wdとされている。
換言すると、第1層電極配線20bは、図2(b)に示すように、4つの部分配線20b−1、20b−2、20b−3、および20b−4が連結されて一体の電極配線となっている。そして、図2(a)に示すように、部分配線20b−1の端部にN型伝導層12aが配置され、部分配線20b−2の端部にN型伝導層12bが配置され、部分配線20b−3の端部にN型伝導層12cが配置され、部分配線20b−4の端部にN型伝導層12dが配置されている。
さらに、図2(a)に示すように、本実施の形態では、第1層電極配線20bの配線幅が切り替わって形成された端部T1、すなわち部分配線20b−1と20b−2との接続位置における部分配線20b−1の端部の位置が、N型伝導層12aのY方向の端部T2の位置と略同じ位置とされている。第1層電極配線20bの配線幅が切り替わって形成された他の端部と、N型伝導層12のY方向の端部との関係も同様である。
また、N型伝導層12のX方向の長さをLxとすると、図2(a)に示すように、保護素子セル18aではWa>Lx、保護素子セル18bではWb>Lx、保護素子セル18cではWc<Lx、保護素子セル18aではWd<Lxとされている。これは、第1層電極配線20bにおいて、電流の流れる方向(N型伝導層12dから12aに向かう方向、つまりY方向)に対するN型伝導層12の寄与率を変えるためである。つまり、配線幅Wが幅Lxより大きくされたN型伝導層12a、12bの寄与率は相対的に大きくされ、配線幅Wが幅Lxより小さくされたN型伝導層12c、12dの寄与率は相対的に小さくされている。
つぎに、ESD保護素子10の具体的なレイアウト設計について説明する。本実施の形態では、N型伝導層12のサイズ、コンタクト16のサイズ等を考慮した第1層電極配線20を流れる電流のシミュレーションによって、各配線幅WaないしWdを決定している。より具体的には、配線幅WaないしWdのうち基準となる配線幅(基準配線幅)を設定し、第1層電極配線20bを流れる電流の電流密度が略一定となるように、基準配線幅に対する比率を調整して各配線幅を決定している
本実施の形態では、一例として、配線幅Wcを基準配線幅とし、上記シミュレーションによって各配線幅を求めたところ、Wa=1.6×Wc、Wb=1.3×Wc、Wd=0.7×Wcとなった。
図3に、上記で求めた配線幅を適用したESD保護素子10を試作し、実測した電圧−電流特性を示す。図3では、図4に示す第1層電極配線20bのX方向の配線幅を一定とした比較例に係るESD保護素子100の評価結果も併せて示している。図3に示すように、本実施の形態に係るESD保護素子10では、比較例に係るESD保護素子100に対して、流せる電流の最大値が20%〜30%向上していることがわかる。したがって、本実施の形態に係るESD保護素子10では、電流に対する耐性が向上している。
以上詳述したように、本実施の形態に係る半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法によれば、過大電流による破壊が抑制された半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法を提供することができる。
なお、上記実施の形態においては、並列接続される保護素子セル18の個数を4つとした場合を例示して説明したが、これに限られず、半導体装置の具体的設計条件等に応じて適宜な個数としてよい。また、上記実施の形態では、ESD保護素子10を一つ用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、複数のESD保護素子10を直列、あるいは並列に配置して、より大きなESD保護素子を形成する形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、N型伝導層12をP型伝導層14で囲む形態を例示して説明したが、これに限られず、P型伝導層14をN型伝導層12で囲む形態としてもよい。
また、P型伝導層14によって囲まれるN型伝導層12は一つである必要はなく、複数であってもよい。さらに、P型伝導層14はN型伝導層12を完全に囲む必要はなく、少なくともN型伝導層12と対向して配置されていればよい。
また、上記実施の形態では、P型伝導層14を接続する電極配線と、N型伝導層12を接続する電極配線とを同一の配線層とする形態を例示して説明したが、これに限られず、たとえばいずれか一方を第1層電極配線に接続し、他方を第2層電極配線に接続してもよい。この場合、N型伝導層12に接続された電極配線層に本実施の形態に係る配線幅を適用すればよい。
上記実施の形態では、第1層電極配線20bの配線幅を階段状に切り替える形態を例示して説明したが、これに限られず、たとえば配線幅をテーパ状に切り替える形態としてもよい。すなわち、上記実施の形態では部分配線20b−1ないし20b−4の形状が矩形である形態を例示して説明したが、これを台形とし、配線幅が連続的に切り替わる形態としてもよい。
また、上記実施の形態では、第1層電極配線20aの外形において、図1のX方向の幅を一定にする形態を例示して説明したが、これに限られない。たとえば、Y方向にテーパ状にされた第1層電極配線20bの外形に合わせて、第1層電極配線20aのX方向の幅をテーパ状に変えてもよい。このようにすることにより、レイアウト面積の削減が可能になるという効果がある。
1 伝導体
10 ESD保護素子
12 N型伝導層
14 P型伝導層
16 コンタクト
18 保護素子セル
20 第1層電極配線
20b−1、20b−2、20b−3、20b−4 部分配線
22 Nウエル
100 ESD保護素子
102 N型伝導層
104 P型伝導層
106 コンタクト
108 保護素子セル
120 第1層電極配線

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板の予め定められた方向に沿って形成された第1導電型の不純物を含む複数の第1の領域と、
    前記複数の第1の領域に対向して前記基板に形成された第2導電型の不純物を含む第2の領域と、
    前記予め定められた方向に延伸され、かつ前記複数の第1の領域を接続する第1の配線と、
    前記第2の領域に接続されるとともに、前記第2の領域および前記複数の第1の領域を介して前記第1の配線との間で電流が流れる第2の配線と、を備え、
    前記第1の配線は、前記第1の配線に流れる前記電流の電流密度が一定となるように、前記複数の第1の領域の各々の近傍で前記予め定められた方向に交差する方向の幅が変えられた
    半導体素子。
  2. 前記第1の配線は、前記予め定められた方向に一端および他端を有するとともに前記一端は他の素子に接続される引き出し配線とされ、前記一端から前記他端に向けて配線幅が細くなるように幅が変えられた
    請求項1に記載の半導体素子。
  3. 前記第2の配線は、前記一端以外の前記第1の配線に沿って配置されて前記第1の配線を部分的に囲んでいる
    請求項2に記載の半導体素子。
  4. 前記第1の配線は、前記複数の第1の領域の各々に接続された複数の部分配線が前記予め定められた方向に連続して配置されてなり、前記複数の部分配線の各々の前記予め定められた方向に交差する方向の幅が前記複数の第1の領域の各々の近傍で変えられた
    請求項2または請求項3に記載の半導体素子。
  5. 前記第1の配線は、前記予め定められた方向に一端および他端を有するとともに前記一端は他の素子に接続される引き出し配線とされ、前記他端に近い少なくとも1つの前記部分配線の前記予め定められた方向に交差する方向の幅は、該部分配線が接続された第1の領域の前記予め定められた方向に交差する方向の幅よりも狭くされている
    請求項4に記載の半導体素子。
  6. 前記複数の部分配線の前記予め定められた方向の端部が、前記複数の部分配線の各々に接続される第1の領域の前記予め定められた方向の端部とが同じ位置とされている
    請求項4または請求項5に記載の半導体素子。
  7. 前記複数の第1の領域は各々同じ形状であり、前記第2の領域は各々前記複数の第1の領域を囲んで形成された複数の部分領域が接続されてなる
    請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の半導体素子。
  8. 回路素子により構成された所定の機能を有する回路領域と、
    請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の半導体素子と、を含み、
    前記第1の配線および前記第2の配線の一方が前記回路領域に接続され、かつ他方が電源または接地に接続されるとともに、前記半導体素子が静電保護素子として機能する
    半導体装置。
  9. 基板と、前記基板の予め定められた方向に沿って形成された第1導電型の不純物を含む複数の第1の領域と、前記複数の第1の領域に対向して前記基板に形成された第2導電型の不純物を含む第2の領域と、前記予め定められた方向に延伸され、かつ前記複数の第1の領域を接続する第1の配線と、前記第2の領域に接続されるとともに、前記第2の領域および前記複数の第1の領域を介して前記第1の配線との間で電流が流れる第2の配線と、を備えた半導体素子のレイアウト方法であって、
    前記第1の配線の前記予め定められた方向に交差する方向の幅を、前記第1の配線に流れる前記電流の電流密度が一定となるように、前記複数の第1の領域の各々の近傍で変える
    半導体素子のレイアウト方法。
JP2015061389A 2015-03-24 2015-03-24 半導体素子、半導体装置および半導体素子のレイアウト方法 Active JP6466220B2 (ja)

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