JP6466156B2 - ブレーキ摩耗警報装置 - Google Patents

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本発明は、ブレーキ摩耗警報装置に関する。
ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出して、摩擦材が基準以上に摩耗した場合に、警報表示を行うブレーキ摩耗警報装置がある(例えば、特許文献1参照)。このようなブレーキ摩耗警報装置では、運転席に設けられたメータ表示部において警報が表示される。メータ表示部を制御するメータコンピュータと、摩耗状態を検出するセンサとは、電線によって接続されている。そして、センサから発信された信号は、電線を用いて通信され、メータコンピュータで受信される。
特開平10−9309号公報
メータコンピュータなどのシャシー側の受信部には、複数の電線が束ねられたワイヤーハーネスが接続されている。また、シャシー側の受信部に接続されたワイヤーハーネスと、ブレーキに装着されたセンサとは専用のワイヤーハーネスによって接続されている。車両のアクスル(車軸)形状は車種ごとに異なるので、専用のワイヤーハーネスの配置について、車種ごとに設計及び評価が行われている。そのため、専用のワイヤーハーネスの設計及び評価のために、時間や費用がかかっていた。
そこで、センサ側の送信部とシャシー側の受信部との間の通信を、有線通信に代えて、無線通信によって行うことで、専用のワイヤーハーネスの設置を不要とすることが検討されている。しかしながら、車両には電装品が搭載されているので、電装品から発生するノイズによって、センサ側とシャシー側との間の無線通信に影響が生じるおそれがある。ノイズによる影響を抑制するために、無線通信における電波強度を上げることが考えられるが、無線通信によって消費される電力が増大する。
本発明は、無線通信における消費電力を抑えながら、センサ側の送信部とシャシー側の受信部との間において確実に無線通信を行うことが可能なブレーキ摩耗警報装置を提供することを目的とする。
本発明は、ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出する摩耗検出センサによって摩耗状態を検出し、検出された摩耗状態に関する信号をシャシー側で受信して摩耗状態を報知するブレーキ摩耗警報装置であって、車両を停止させた後に、車両を走行させない休止状態への切替えを検出する休止状態検出部と、車両が休止状態へ切替えられたことを示す信号を無線通信により送信するシャシー側送信部と、休止状態へ切替えられたことを示す信号を受信した後に、休止状態への切替えを検出した場合に、摩耗状態に関する信号を無線通信により送信するセンサ側送信部と、センサ側送信部から送信された信号を受信するシャシー側受信部と、シャシー側受信部で受信した信号に基づいて摩耗状態を報知する報知部と、を備える。
ブレーキ摩耗警報装置では、休止状態検出部によって、車両における休止状態への切替えを検出する。ブレーキ摩耗警報装置は、休止状態への切替えを検出した場合に、摩耗検出センサで検出した摩耗状態に関する信号を、センサ側送信部から無線通信により送信する。センサ側送信部から送信された信号は、シャシー側受信部で受信される。摩耗状態を報知する報知部は、シャシー側受信部で受信した信号に基づいて摩耗状態を報知する。このブレーキ摩耗警報装置によれば、車両が休止状態である場合に、無線通信を用いてセンサ側送信部からシャシー側受信部に信号を送信するので、車両に搭載された電装品から発生するノイズの影響を減少させて確実に信号を送信することができる。そのため、信号を送信する際の電波強度を上げる必要がなくなり、無線通信における消費電力を抑えることができる。
ブレーキ摩耗警報装置は、センサ側送信部を有するセンサ側ユニットと、シャシー側受信部を有するシャシー側ユニットと、を備え、センサ側ユニットは、摩耗状態が判定基準以上であるか否かを判定する摩耗状態判定部を有し、センサ側送信部は、摩耗状態判定部によって摩耗状態が判定基準以上であると判定された場合にのみ、摩耗状態に関する信号として、摩耗状態判定部による判定の結果を示す信号を送信する構成でもよい。この構成によれば、摩耗状態が判定基準以上である場合にのみ、センサ側送信部から信号を送信すればよく、信号の送信回数を削減することができる。これにより、無線通信における消費電力を一層抑えることができる。
摩耗検出センサは、摩擦材に埋め込まれた導体を有し、摩耗状態判定部は、導体が破断しているか否かを判定し、導体が破断している場合に、摩耗状態が判定基準以上であると判定してもよい。この構成によれば、導体が破断しているか否かを判定するだけで、容易に摩耗状態が判定基準以上であるか否かを判定することができる。
休止状態検出部は、車両のイグニッションスイッチにおけるOFFへの切替えを検出して、休止状態への切替えを検出する構成でもよい。これにより、イグニッションスイッチにおけるOFFへの切替えを検出したことをトリガーとして、センサ側送信部が摩耗状態に関する信号を送信することができる。
本発明によれば、無線通信における消費電力を抑えながら、センサ側の送信部とシャシー側の受信部との間において確実に無線通信を行うことが可能なブレーキ摩耗警報装置を提供することができる。
一実施形態のブレーキ摩耗警報装置を示すブロック図である。 ブレーキ摩耗警報装置における手順を示すフローチャートである。 ブレーキ摩耗警報装置における手順を示すフローチャートであり、イグニッションスイッチがONに切替えられた後に実行される手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示されるブレーキ摩耗警報装置1は、車両に搭載され、ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出して、摩擦材の摩耗状態(消耗量)が一定の判定基準に達した際に警報表示を行うものである。ブレーキ摩耗警報装置1は、例えば、トラック、バス等の大型車に搭載されている。なお、ブレーキ摩耗警報装置1は、小型車や中型車に搭載されていてもよい。
ブレーキは、左右の前輪及び左右の後輪にそれぞれ設けられ、車輪を制動する。ブレーキは、ドラムブレーキでもよく、ディスクブレーキでもよい。ブレーキの摩擦材には、摩擦材の摩耗状態を検出するための摩耗検出センサが設けられている。摩耗検出センサ(断線検出部)2は、摩擦材において、車輪と共に回転するドラム又はディスク等と接触する摩擦面から一定の深さ位置に埋め込まれた導線(導体)を有する。摩擦材が一定量摩耗すると、摩擦材が消耗して導線が擦り減って破断する。摩擦材に埋め込まれた導線の破断を検出することで、摩擦材の摩耗状態を検出することができる。摩耗検出センサ2は、その他の構成でもよく、摩擦材の消耗量を検出するものでもよく、摩擦材の残存する厚みを検出するものでもよい。
ブレーキ摩耗警報装置1による警報表示は、運転席に設けられたメータ表示部(報知部)3を用いて行われる。ブレーキ摩耗警報装置1において、摩擦材の摩耗状態を報知する報知部は、例えば画像表示装置などの表示部や、スピーカなどの音声出力部でもよい。
ブレーキ摩耗警報装置1は、メータ表示部3に接続されたシャシー側ユニット10と、摩耗検出センサ2に接続されたセンサ側ユニット20とを有する。ブレーキ摩耗警報装置1において、シャシー側ユニット10と、センサ側ユニット20との間の通信は、無線通信を用いて行われる。
シャシー側ユニット10は、シャシー側送信部11、シャシー側受信部12、休止状態検出部13及び制御部14を備えている。シャシー側ユニット10は、演算処理を行うCPU、記憶部となるROM及びRAM、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などを有する。シャシー側ユニット10は、メータ表示部3、電源部4及びイグニッションスイッチ5と電気的に接続されている。電源部4は、例えば車両に搭載されたバッテリであり、シャシー側ユニット10は、電源部4から電力が供給されて駆動される。
シャシー側送信部11は、無線通信により信号を送信する送信部であり、シャシー側ユニット10からセンサ側ユニット20に信号を送信する。シャシー側送信部11は、後述するように、車両における休止状態への切替えを検出した場合に、車両における休止状態への切替えを示す信号をセンサ側ユニット20に送信する。
シャシー側受信部12は、無線通信により送信された信号を受信する受信部であり、センサ側ユニット20から送信された信号を受信する。シャシー側受信部12は、具体的には、ブレーキの摩耗状態に対する判定の結果を示す信号、摩擦材の位置を識別するための信号などを受信する。
休止状態検出部13は、車両を走行させない休止状態への切替えを検出する。休止状態検出部13は、例えばイグニッションスイッチ5におけるOFFへの切替えを検出して、車両の休止状態への切替えを検出する。車両を走行させない休止状態とは、例えば、車両の駆動源であるエンジンが停止している状態である。イグニッションスイッチ5は、車両前部の運転席に設けられ、複数のスイッチ状態に切替えられる。スイッチ状態としては、OFF、ACC(アクセサリ)、ONなどがある。
制御部14は、メータ表示部3における表示制御などを行う。制御部14は、メータ表示部3に信号を送信して、メータ表示部3における警報表示を行う。
センサ側ユニット20は、センサ側受信部21、センサ側送信部22及び摩耗状態判定部23を備えている。センサ側ユニット20は、演算処理を行うCPU、記憶部となるROM及びRAM、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などを有する。センサ側ユニット20は、摩耗検出センサ2と電気的に接続されている。また、センサ側ユニット20には、例えばボタン形の電池24が搭載されている。センサ側ユニット20は、電池24から電力が供給されて駆動される。電池24は、コイン形の電池でもよく、円柱状の電池でもよく、その他の電池でもよい。
センサ側受信部21は、無線通信により送信された信号を受信する受信部であり、シャシー側ユニット10から送信された信号を受信する。具体的には、センサ側受信部21は、車両における休止状態への切替えを示す信号を受信する。
センサ側送信部22は、無線通信により信号を送信する送信部であり、センサ側ユニット20からシャシー側ユニット10に信号を送信する。センサ側送信部22は、摩耗状態判定部23による判定の結果に関する信号を送信する。センサ側送信部22は、微弱電波を信号として送信する。
摩耗状態判定部23は、車両における休止状態への切替えを検出した場合に、摩擦材の摩耗状態を判定する。摩耗状態判定部23は、センサ側受信部21で、車両における休止状態への切替えを示す信号を受信した場合に、摩擦材の摩耗状態を判定する。摩耗状態判定部23は、摩耗検出センサ2の導線が断線しているか否かを判定して、ブレーキの摩耗状態が判定基準以上であるか否かを判定する。摩耗検出センサ2の導線が断線している場合には、ブレーキの摩擦材は、判定基準以上摩耗している。
センサ側送信部22は、ブレーキの摩擦材の摩耗状態が判定基準以上摩耗していると判定された場合のみに、摩耗状態判定部23による判定の結果に関する信号を送信する。
次に、ブレーキ摩耗警報装置1における動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
図2は、ブレーキ摩耗警報装置1における手順を示すフローチャートである。まず、シャシー側ユニット10の休止状態検出部13は、イグニッションスイッチ5から受信した信号に基づいて、イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられたか否かを判定する(ステップS1)。イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられた場合(ステップS1:YES)には、ステップS2に進む。
運転者は、車両の走行を終了して駐車場に車両を停止させた後に、キー操作を行う。これにより、イグニッションスイッチ5がONからOFFに切替えられる。イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられると、車両に搭載されている電装品への電力の供給が停止されて、電装品は休止状態となる。電装品が休止状態である場合には、電装品からのノイズの発生は削減されている。
イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられていない場合(ステップS1:NO)には、ここでの処理を終了する。休止状態検出部13は、イグニッションスイッチ5におけるスイッチ状態がONである場合に、イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられていないと判定する。また、休止状態検出部13は、イグニッションスイッチ5におけるスイッチ状態がACCである場合に、イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられていないと判定する。
次に、ステップS2では、シャシー側送信部11は、イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられたことを示す信号であるOFFパルス信号を送信する。シャシー側送信部11は、無線通信により、OFFパルス信号を送信する。
シャシー側送信部11によって送信されたOFFパルス信号は、センサ側受信部21で受信される(ステップS3)。
センサ側受信部21でOFFパルス信号を受信した後に、摩耗状態判定部23は、ブレーキの摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であるか否かを判定する(ステップS4)。摩耗状態判定部23は、摩耗検出センサ2における導線が断線しているか否かを判定し、導線が断線している場合に、摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であると判定する。摩耗検出センサ2において導線の通電が確認された場合には、導線は断線していないと判定し、導線の通電が確認されない場合には、導線は断線していると判定する。なお、判定基準としては、摩擦材の使用限界に対して、余裕がある状態を検出可能な基準としてもよい。
摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であると判定された場合(ステップS4:YES)には、ステップS5に進み、摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であると判定されなかった場合(ステップS4:NO)には、ここでの処理は終了する。
次に、ステップS5では、センサ側送信部22は、摩耗状態判定部23による判定の結果に関する信号として、摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であることを示す信号を、無線通信により送信する。また、摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であることを示す信号には、この摩擦材が設けられているブレーキの位置を識別するための情報が含まれている。また、センサ側送信部22から送信される信号は微弱電波である。
センサ側送信部22によって送信された信号は、シャシー側受信部12で受信される(ステップS6)。これにより、シャシー側ユニット10は、摩耗状態判定部23における判定の結果に関する信号を受信する。シャシー側受信部12で受信した信号に関する情報は、シャシー側ユニット10の記憶部に保存される。
そして、次回、運転者が車両の運転を行う際にキー操作を行い、イグニッションスイッチ5がONとなった場合に、シャシー側ユニット10の制御部14は、摩耗状態判定部23における判定の結果に基づいて、警報表示を行うための指令信号をメータ表示部3に送信する(ステップS7)。制御部14は、イグニッションスイッチ5におけるスイッチ状態が、OFFからACCに切替えられた後に、警報表示を行うための指令信号をメータ表示部3に送信してもよい。
メータ表示部3は、制御部14から送信された指令信号に基づいて警報表示を行う。メータ表示部3は、ブレーキの摩擦材が判定基準以上摩耗していることを報知する警報表示を行う。これにより、運転者は、ブレーキの摩擦材を取り換える必要があることを認識することができる。
本実施形態のブレーキ摩耗警報装置1によれば、車両が休止状態である場合に、ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出して、摩耗状態を判定し、この判定による結果を示す信号を無線通信によって、センサ側送信部22からシャシー側受信部12に送信するので、車両に搭載された電装品から発生するノイズの影響を受けず確実に信号を送信することができる。そのため、信号を送信する際の電波強度を低く抑えることができ、センサ側ユニット20において、無線通信による消費電力を抑えることができる。ブレーキ摩耗警報装置1では、無線通信における電力を抑えながら、センサ側送信部22とシャシー側受信部12との間において確実に無線通信を行うことができ、電池24の寿命を延ばすことができる。
ブレーキ摩耗警報装置1では、ブレーキの摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であると判定された場合のみに、センサ側送信部22からシャシー側受信部12に、摩耗状態を示す信号を送信している。これにより、センサ側送信部22からシャシー側受信部12への信号の送信回数を削減することができる。そのため、センサ側ユニット20において、消費電力を一層抑えることができる。
また、ブレーキ摩耗警報装置1は、イグニッションスイッチ5におけるOFFへの切替えを検出する休止状態検出部13を備えているので、イグニッションスイッチ5におけるOFFへの切替えを検出したことをトリガーとして、摩耗状態判定部23において摩擦材の摩耗状態の判定を実行し、センサ側送信部22において摩耗状態判定部23による判定の結果を示す信号を送信することができる。
また、ブレーキ摩耗警報装置1では、無線通信により、シャシー側ユニット10とセンサ側ユニット20との間の信号を送信及び受信することができるので、従前のように専用のワイヤーハーネスを設置する必要がなくなる。そのため、専用のワイヤーハーネスの設計及び評価のための時間及び費用を削減することができる。
次に、図3を参照して、イグニッションスイッチ5がONに切替えられた後に、ブレーキ摩耗警報装置1で実行される手順について説明する。
図3は、ブレーキ摩耗警報装置1における手順を示すフローチャートであり、イグニッションスイッチ5がONに切替えられた後に実行される手順を示すフローチャートである。
ブレーキ摩耗警報装置1のシャシー側ユニット10は、イグニッションスイッチ5から送信された信号に基づいて、イグニッションスイッチ5がONに切替えられたことを検出する。シャシー側ユニット10のシャシー側送信部11は、イグニッションスイッチ5がONに切替えられたことを示す信号であるONパルス信号を送信する(ステップS11)。
次に、センサ側ユニット20のセンサ側受信部21は、ONパルス信号を受信する(ステップS12)。
ONパルス信号を受信した後、摩耗状態判定部23は、一定の周期で摩擦材の摩耗状態を判定する。摩耗状態判定部23は、摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であるか否かを判定する(ステップS13)。摩耗状態判定部23によって、摩擦材は判定基準以上摩耗していると判定された場合(ステップS13:YES)には、ステップS15に進み、摩擦材は判定基準以上摩耗していると判定されなかった場合(ステップS13:NO)には、ステップS14に進む。
ステップS14では、センサ側ユニット20によって、イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられたか否かを判定する。センサ側ユニット20は、センサ側受信部21において、OFFパルス信号を受信している場合(ステップS14:YES)に、イグニッションスイッチ5がOFFに切替えられたと判定し、ここでの処理を終了する。センサ側ユニット20は、センサ側受信部21において、OFFパルス信号を受信していない場合(ステップS14:NO)に、イグニッションスイッチ5はOFFに切替えられていないと判定し、ステップS13に進む。すなわち、イグニッションスイッチ5がONである状態において、摩擦材の摩耗状態が判定基準に達していない場合には、摩耗状態判定部23による摩耗状態の判定を一定の周期で繰り返す(ステップS13、ステップS14)。
ステップS13で、摩擦材の摩耗状態は判定基準以上であると判定された場合には、センサ側送信部22は、摩耗状態判定部23による判定の結果に関する信号を、無線通信により送信する(ステップS15)。
センサ側送信部22によって送信された信号は、シャシー側受信部12で受信される(ステップS16)。次に、シャシー側ユニット10の制御部14は、摩耗状態判定部23における判定の結果に基づいて、警報表示を行うための指令信号をメータ表示部3に送信する(ステップS17)。メータ表示部3は、制御部14から送信された指令信号に基づいて警報表示を行う(ステップS18)。
このように、ブレーキ摩耗警報装置1では、イグニッションスイッチ5がONである状態において、一定の周期でブレーキの摩擦材の摩耗状態を判定することができる。ブレーキ摩耗警報装置1は、摩擦材の摩耗状態が判定基準以上であると判定された場合のみに、センサ側送信部22から信号を送信するので、センサ側ユニット20における消費電力を抑えることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、ブレーキの摩擦材の摩耗状態が判定基準以上である場合にのみ、摩擦材の摩耗状態に関する信号を送信しているが、センサ側送信部22は、摩擦材の摩耗状態が判定基準に達していない場合に、摩擦材の摩耗状態に関する信号を送信してもよい。センサ側送信部22は、例えば、摩耗状態に関する信号として、摩耗検出センサ2の導線が断線していないことを示す信号を送信してもよい。
また、上記の実施形態では、車両を走行させない休止状態、及び車両の走行が可能な作動状態において、ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出しているが、車両を走行させない休止状態のみにおいて、ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出する構成でもよい。また、車両の作動状態において、摩擦材の摩耗状態について判定を行い、この判定の結果を車両の休止状態において、センサ側送信部22から送信してもよい。
また、上記の実施形態では、摩耗状態に関する信号として、摩耗状態判定部23による判定の結果を示す信号を送信しているが、摩耗検出センサ2から送信された信号をセンサ側送信部22から送信してもよい。摩耗状態判定部23は、センサ側ユニット20に設けられているが、シャシー側ユニット10に摩耗状態判定部が設けられていてもよい。
ブレーキ摩耗警報装置1が搭載される車両は、ディーゼルエンジンを搭載する車両でもよく、ガソリンエンジンを搭載する車両でもよく、その他の車両でもよい。例えば、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池自動車に、ブレーキ摩耗警報装置を搭載してもよい。
また、上記の実施形態では、イグニッションスイッチ5におけるOFFへの切替えを検出した場合に、車両における休止状態への切替えを検出しているが、休止状態検出部13はその他の情報に基づいて、休止状態への切替えを検出してもよい。ブレーキ摩耗警報装置は、例えば、エンジンの停止を検出した場合に、休止状態への切替えを検出する構成でもよい。例えば、ハイブリッド車において、エンジン及び電動モータの停止を検出した場合に、休止状態への切替えを検出するものでもよい。
1…ブレーキ摩耗警報装置、2…摩耗検出センサ、3…メータ表示部(報知部)、5…イグニッションスイッチ、12…シャシー側受信部、13…休止状態検出部、22…センサ側送信部、23…摩耗状態判定部。

Claims (4)

  1. ブレーキの摩擦材の摩耗状態を検出する摩耗検出センサによって前記摩耗状態を検出し、検出された前記摩耗状態に関する信号をシャシー側で受信して前記摩耗状態を報知するブレーキ摩耗警報装置であって、
    車両を停止させた後に、前記車両を走行させない休止状態への切替えを検出する休止状態検出部と、
    前記車両が前記休止状態へ切替えられたことを示す信号を無線通信により送信するシャシー側送信部と、
    前記休止状態へ切替えられたことを示す信号を受信した後に、前記摩耗状態に関する信号を無線通信により送信するセンサ側送信部と、
    前記センサ側送信部から送信された前記信号を受信するシャシー側受信部と、
    前記シャシー側受信部で受信した前記信号に基づいて前記摩耗状態を報知する報知部と、を備えるブレーキ摩耗警報装置。
  2. 前記センサ側送信部を有するセンサ側ユニットと、
    前記シャシー側受信部を有するシャシー側ユニットと、を備え、
    前記センサ側ユニットは、前記摩耗状態が判定基準以上であるか否かを判定する摩耗状態判定部を有し、
    前記センサ側送信部は、前記摩耗状態判定部によって摩耗状態が判定基準以上であると判定された場合にのみ、前記摩耗状態に関する信号として、前記摩耗状態判定部による判定の結果を示す信号を送信する請求項1に記載のブレーキ摩耗警報装置。
  3. 前記摩耗検出センサは、前記摩擦材に埋め込まれた導体を有し、
    前記摩耗状態判定部は、前記導体が破断しているか否かを判定し、前記導体が破断している場合に、前記摩耗状態が判定基準以上であると判定する請求項2に記載のブレーキ摩耗警報装置。
  4. 前記休止状態検出部は、前記車両のイグニッションスイッチにおけるOFFへの切替えを検出して、前記休止状態への切替えを検出する請求項1〜3の何れか一項に記載のブレーキ摩耗警報装置。
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