JP2014031089A - タイヤ位置検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】2本のトリガアンテナを用いることを前提に、より省電力化を図ることが可能なタイヤ位置検出システムを提供すること。
【解決手段】丸数字1の送信機が取り付けられる左前輪に対応して第1のLFアンテナAが設けられ、丸数字2の送信機が取り付けられる左後輪と丸数字4の送信機が取り付けられる右後輪との中間位置に対応して小出力の第2のLFアンテナBが設けられている。第1のLFアンテナA及び第2のLFアンテナBから同時にLF発信されると、丸数字2の送信機を含む斜線部エリアでは電界強度が略ゼロとなる。第1のLFアンテナAのみからのLF発信と上記同時発信とが順に実施されると、各送信機によって、互いに異なる態様でLF電波が受信されるため、各送信機によるLF電波の受信強度を解析することで、タイヤの位置を判別することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、タイヤの位置を判別するタイヤ位置検出システムに関する。
特許文献1には、左前輪の近くに第1のLF(Low Frequency )アンテナを設置するとともに、左後輪の近くに第2のLFアンテナを設置し、各アンテナからのLF電波の受信強度(RSSI値:Receive Signal Strength Indication )を、タイヤに備えられた各送信機から送信し、この受信強度を解析することでタイヤの位置を特定する技術が開示されている。以下、この技術について説明する。
図21に示すように、左前輪タイヤの送信機を丸数字1、左後輪タイヤの送信機を丸数字2、右前輪タイヤの送信機を丸数字3、右後輪タイヤの送信機を丸数字4と規定しつつ、左前輪近くには第1のLFアンテナAが、また、左後輪近くには第2のLFアンテナBが設置されている。そして、第1のLFアンテナAのみからLF電波が発信されると、丸数字1の送信機周辺ではLF電波の強いエリアが形成されるとともに、丸数字2及び丸数字3の各送信機を含みつつLF電波の届くエリアが形成される。一方、図示はされていないが、第2のLFアンテナBのみからLF電波が発信されると、丸数字2の送信機周辺ではLF電波の強いエリアが形成されるとともに、丸数字1及び丸数字4の各送信機を含みつつLF電波の届くエリアが形成される。丸数字1〜4の各送信機は、LF電波の受信強度をタイヤ空気圧データ及び自機のIDコードと共にTPMS(Tire Pressure Monitoring System )受信機αにRF(Radio Frequency )送信する。
図22に示すように、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄のいずれかで示される。TPMS(タイヤ空気圧監視システム)の制御装置は、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を左前輪タイヤの送信機と特定する。また、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字2の送信機を左後輪タイヤの送信機と特定する。さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字4の送信機を右後輪タイヤの送信機と特定する。同様に、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答があり、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に応答のなかった丸数字3の送信機を右前輪タイヤの送信機と特定する。
これにより、4輪全てのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
特許第4175348号公報([請求項5]、[請求項6]、[請求項7])
しかしながら、LF発信に伴う電力の消費を考えると、2本のLFアンテナを用いる構成について、より省電力化の図られることが望ましい。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、2本のトリガアンテナを用いることを前提に、より省電力化を図ることが可能なタイヤ位置検出システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、図9を援用しつつ、請求項1に記載の発明は、タイヤの位置を判別するタイヤ位置検出システムにおいて、前輪2輪を1セットとしつつ、後輪2輪を別の1セットと規定したとき、いずれかの1セットを選択し当該1セットを規定する2輪の一方の車輪である第1の車輪に対応して第1のトリガアンテナが設けられ、この第1のトリガアンテナのみから発信されたトリガ信号が、前記第1の車輪の送信機によって第1の閾値以上の受信強度で受信され、且つ、前記選択した1セットでない残りの1セットを規定する2輪のうち車体を左右対称に分断する中心線に対し前記第1の車輪と同方向にオフセットされて配置されている第2の車輪の送信機及び前記選択した1セットを規定する2輪の他方の車輪である第3の車輪の送信機によって前記第1の閾値と当該第1の閾値よりも小さな第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記残りの1セットを規定する2輪のうち前記第2の車輪でない方の車輪である第4の車輪によって前記第2の閾値以下の受信強度で受信され、前記第2の車輪と前記第4の車輪との中間位置に対応して第2のトリガアンテナが設けられ、この第2のトリガアンテナのみから発信されるトリガ信号の出力が、前記第2の車輪の送信機及び前記第4の車輪の送信機によって前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記第1の車輪の送信機及び前記第3の車輪の送信機によって前記第2の閾値以下の受信強度で受信される大きさに設定され、さらに、前記第1のトリガアンテナからのトリガ信号と前記第2のトリガアンテナからのトリガ信号とが同時に発信されたとき、両トリガ信号が前記第2の車輪の送信機を含むエリアで互いに打ち消し合い、両トリガ信号による合成トリガ信号が当該第2の車輪の送信機によって前記第2の閾値以下の受信強度で受信されることをその要旨としている。
同構成によると、2本のトリガアンテナのうち第2のトリガアンテナからは第1のトリガアンテナによるトリガ信号よりも小出力のトリガ信号が発信される。このため、第2のトリガアンテナによるトリガ信号の出力レベルが第1のトリガアンテナによるトリガ信号の出力レベルと同等の構成を採用する場合よりも、トリガ信号の発信に伴う電力の消費が抑制される。したがって、2本のトリガアンテナを用いることを前提に、より省電力化を図ることができる。
図10を援用しつつ、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイヤ位置検出システムにおいて、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記第1の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第2の車輪の送信機と特定し、前記2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第3の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第4の車輪の送信機と特定することをその要旨としている。
同構成によると、2つの閾値を設定しつつ、各送信機によるトリガ信号の受信強度を解析することで、4つのタイヤの位置を判別することができる。
図11を援用しつつ、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のタイヤ位置検出システムにおいて、前記第1の車輪は左前輪である一方、前記第2の車輪は左後輪であり、また、前記第3の車輪は右前輪である一方、前記第4の車輪は右後輪であり、さらに、前記第2の車輪と前記第4の車輪との中間位置にはスペアタイヤが設けられ、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号の届くエリアに前記スペアタイヤの送信機が有る場合を第1の条件と規定し、この第1の条件下では前記スペアタイヤの送信機によって、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記合成トリガ信号が前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第2の閾値を超える受信強度で受信され、また、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号の届くエリアに前記スペアタイヤの送信機が無い場合を第2の条件と規定し、この第2の条件下では前記スペアタイヤの送信機によって、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第2の閾値以下の受信強度で受信され、且つ、前記合成トリガ信号が前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第1の閾値以上の受信強度で受信されることをその要旨としている。
同構成によると、スペアタイヤの送信機が第1の条件及び第2の条件のいずれかを満たすよう配置されることを前提に、第2のトリガアンテナのみからトリガ信号が発信される場合を追加することで、スペアタイヤを含む5つのタイヤの位置を判別することができる。
図12を援用しつつ、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のタイヤ位置検出システムにおいて、前記スペアタイヤの送信機が前記第1の条件を満たすよう配置されることを前提に、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記第1の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第2の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第4の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第3の車輪の送信機と特定し、前記2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値を超える受信強度で受信した送信機を前記スペアタイヤの送信機と特定することをその要旨としている。
同構成によると、スペアタイヤの送信機が第1の条件を満たすよう配置されることを前提に、2つの閾値を設定しつつ、各送信機によるトリガ信号の受信強度を解析することで、スペアタイヤを含む5つのタイヤの位置を判別することができる。
図13を援用しつつ、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のタイヤ位置検出システムにおいて、前記スペアタイヤの送信機が前記第2の条件を満たすよう配置されることを前提に、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記第1の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第2の車輪の送信機と特定し、前記2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第3の車輪の送信機と特定し、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した他の2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第4の車輪の送信機と特定し、前記他の2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記スペアタイヤの送信機と特定することをその要旨としている。
同構成によると、スペアタイヤの送信機が第2の条件を満たすよう配置されることを前提に、2つの閾値を設定しつつ、各送信機によるトリガ信号の受信強度を解析することで、スペアタイヤを含む5つのタイヤの位置を判別することができる。
本発明によれば、2本のトリガアンテナを用いることを前提に、より省電力化を図ることができる。
第1の実施の形態のタイヤ空気圧監視システムの構成を示すブロック図。 送信機の構成を示すブロック図。 受信機の構成を示すブロック図。 LF発信の様子を示す説明図。 4つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 スペアタイヤが搭載されつつ、LF発信の様子を示す説明図。 第1の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第2の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第2の実施の形態のタイヤ空気圧監視システムについて、LF発信の様子を示す説明図。 4つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 スペアタイヤが搭載されつつ、LF発信の様子を示す説明図。 第1の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第2の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第1の実施の形態の別例について、4つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第1の実施の形態の別例について、第1の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第1の実施の形態の別例について、第2の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第2の実施の形態の別例について、4つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第2の実施の形態の別例について、第1の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第2の実施の形態の別例について、第2の条件下で5つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。 第1の閾値及び第2の閾値の設定例を示す説明図。 従来のタイヤ空気圧監視システムについて、LF発信の様子を示す説明図。 4つのタイヤ位置を判別するロジックを示す説明図。
以下、本発明をタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)に具体化した実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、タイヤ空気圧監視システム1は4輪の車両2に搭載されるとともに、各車輪3a〜3dに1個ずつ取り付けられる送信機4と、車体5に取り付けられる受信機6と、2本のトリガアンテナ7a、7bと、車室内のうちドライバが視認可能な場所に設置される表示器8とを備えている。
図2に示すように、送信機4は、該当車輪のタイヤ内部の空気圧を検出するセンシング部41を始め、マイクロコンピュータ42、電池43、送信アンテナ44、受信アンテナ45を備えている。マイクロコンピュータ42は、制御部42aと送信部42bと受信部42cとを備え、そのうち制御部42aは図示しない不揮発性のメモリを有し、このメモリには送信機4毎に個別に設定されたIDコードが記憶されている。
制御部42aは、センシング部41による検出信号を取得すると、空気圧データと上記IDコードとを含む原信号を生成し、送信部42bに出力する。送信部42bは、上記原信号をUHF(Ultra High Frequency)帯の電波に変調しつつ、送信アンテナ44を媒体としてRF送信する。受信部42cは、トリガアンテナ7a、7bから送信されてくるLF電波が受信アンテナ45を媒体として受信されると、そのLF電波を復調しつつ、当該LF電波の受信強度(RSSI値)を示唆する情報を含む受信信号を制御部42aに出力する。制御部42aは、上記受信信号を取得すると、当該受信信号に含まれる前記情報を付加しつつ、前記原信号を生成する。したがって、この場合、空気圧データとIDコードに加え、LF電波の受信強度(RSSI値)を示唆する情報の含まれたUHF電波がRF送信されることになる。
図3に示すように、受信機6は、各送信機4からRF送信されてくるUHF電波を受信するための媒体となるアンテナ61と、そのUHF電波を処理するマイクロコンピュータ62とを備えている。マイクロコンピュータ62は、受信部62aと制御部62bとを備え、そのうち制御部62bは図示しない不揮発性のメモリを有し、このメモリには4個の送信機4の各IDコードに一致する合計4つの基準IDコードが記憶されている。
受信部62aは、アンテナ61でUHF電波が受信されると、そのUHF電波を復調しつつ、受信信号を制御部62bに出力する。制御部62bは、上記受信信号を取得すると、当該受信信号にいずれかの基準IDコードに一致するIDコードが含まれているか否かを判断する。そして、肯定判断したとき、当該受信信号に含まれている空気圧データと、当該一致した基準IDコードとを関連付けしつつ、この空気圧データが、4個の送信機4のうち、この基準IDコードに一致するIDコードが設定された送信機4によるものと特定する。したがって、この場合、制御部62bによる制御のもと、空気圧データから把握される空気圧の情報が、該当するタイヤの情報として表示器8に表示されることで、ドライバに対する報知動作が行われる。
また、制御部62bは、各送信機4が左前輪3a、左後輪3b、右前輪3c、右後輪3dのいずれの送信機4であるか特定するために、LF帯の電波によるトリガ信号をトリガアンテナ7a、7bを媒体として発信する。制御部62bは、LF電波を発信したことに伴い、各送信機4からLF電波の受信強度を示唆する情報の含まれたUHF電波がRF送信され、このUHF電波についての受信信号を受信部62aから取得すると、この受信信号を解析しつつ、各送信機4がどの車輪に装着されたタイヤに対応して設けられたものであるか判別する。
次に、タイヤ空気圧監視システム1の作用について説明する。
図4に示すように、図1による左前輪3aの送信機4を図4では丸数字1、同じく左後輪3bの送信機4を丸数字2、右前輪3cの送信機4を丸数字3、右後輪3dの送信機4を丸数字4と規定する。また、図1による左前輪3a近くに設置されているトリガアンテナ7aを図4では第1のLFアンテナA、同じく左後輪3b近くに設置されているトリガアンテナ7bを第2のLFアンテナBと規定する。
そして、第1のLFアンテナAのみからLF電波が発信されると、丸数字1の送信機周辺ではLF電波の強いエリアが形成されるとともに、丸数字2及び丸数字3の各送信機を含みつつLF電波の届くエリアが形成される。一方、図示はされていないが、第2のLFアンテナBのみからLF電波が発信されると、丸数字2の送信機を含みつつLF電波の届くエリアが形成される。すなわち、第2のLFアンテナBからは第1のLFアンテナAによるLF電波よりも小出力のLF電波が発信される。本実施の形態では、第2のLFアンテナBによるLF電波を小出力化するにあたり、第1のLFアンテナAよりも体格の小さな小型アンテナが第2のLFアンテナBとして採用されている。尚、第1のLFアンテナAと同型のアンテナを第2のLFアンテナBとして採用しつつ、当該第2のLFアンテナBによるLF電波の出力を抑えることで、小出力化が図られてもよい。
そして、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とが同時に発信されると、両LF電波が丸数字2の送信機を含む斜線部エリアで互いに打ち消し合い、この斜線部エリアでは両LF電波による合成LF電波の電界強度が略ゼロとなる。ただし、斜線部エリアよりも一回り大きなエリアのうち当該斜線部エリアを除くエリアはLF電波の届くエリアとして規定される。
図5に示すように、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄のいずれかで示される。
制御部62bは、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を図1による左前輪3aの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度について応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のなかった丸数字2の送信機を図1による左後輪3bの送信機4と特定する。尚、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に、丸数字2の送信機から応答のない理由は、斜線部エリアに丸数字2の送信機が配置されていることによる。
さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3の送信機を図1による右前輪3cの送信機4と特定する。尚、このLF発信を契機(トリガ)とすること以外に、車両2が走行開始することに伴い、各送信機4からは空気圧データとIDコードとを含むUHF電波がRF送信されてくる。したがって、このUHF電波が受信機6で受信された場合に、制御部62bは、丸数字4の送信機を図1による右後輪3dの送信機4と特定する。
これにより、4輪全てのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
図6に示すように、図1による左後輪3bと右後輪3dとの中間位置にはスペアタイヤSTが設けられ、このスペアタイヤSTの送信機4を図6では丸数字5と規定する。丸数字5の送信機は、スペアタイヤSTの設置態様によって、第1のLFアンテナAのみからのLF電波の届くエリアに有る場合と同エリアに無い場合とに分かれるも、いずれの場合であれ、第2のLFアンテナBのみからのLF電波の届くエリアに含まれつつ、斜線部エリアには含まれない。
図7に示すように、丸数字5の送信機が第1のLFアンテナAのみからのLF電波の届くエリアに有る第1の条件下にあることを前提に、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄のいずれかで示される。
制御部62bは、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を図1による左前輪3aの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度について応答があり、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のなかった丸数字2の送信機を図1による左後輪3bの送信機4と特定する。尚、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に、丸数字2の送信機から応答のない理由は、斜線部エリアに丸数字2の送信機が配置されていることによる。
さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答があり、且つ、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3、5の各送信機のうち、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に応答のなかった丸数字3の送信機を図1による右前輪3cの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答があり、且つ、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3、5の各送信機のうち、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合にも応答のあった丸数字5の送信機を図6によるスペアタイヤSTの送信機4と特定する。尚、このLF発信を契機(トリガ)とすること以外に、車両2が走行開始することに伴い、各送信機4からは空気圧データとIDコードとを含むUHF電波がRF送信されてくる。したがって、このUHF電波が受信機6で受信された場合に、制御部62bは、丸数字4の送信機を図1による右後輪3dの送信機4と特定する。
これにより、スペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
図8に示すように、丸数字5の送信機が第1のLFアンテナAのみからのLF電波の届くエリアに無い第2の条件下にあることを前提に、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄(記号×を含む)のいずれかで示される。
制御部62bは、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を図1による左前輪3aの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度について応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のなかった丸数字2の送信機を図1による左後輪3bの送信機4と特定する。尚、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に、丸数字2の送信機から応答のない理由は、斜線部エリアに丸数字2の送信機が配置されていることによる。
さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3の送信機を図1による右前輪3cの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のあった丸数字5の送信機を図6によるスペアタイヤSTの送信機4と特定する。ちなみに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答がなく、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字5の送信機を図6によるスペアタイヤSTの送信機4と特定するロジックでもよい。尚、このLF発信を契機(トリガ)とすること以外に、車両2が走行開始することに伴い、各送信機4からは空気圧データとIDコードとを含むUHF電波がRF送信されてくる。したがって、このUHF電波が受信機6で受信された場合に、制御部62bは、丸数字4の送信機を図1による右後輪3dの送信機4と特定する。
これにより、スペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1のLFアンテナAと第2のLFアンテナBとによる2本のトリガアンテナのうち、第2のLFアンテナBからは第1のLFアンテナAによるLF電波よりも小出力のLF電波が発信される。このため、第2のLFアンテナBによるLF電波の出力レベルが第1のLFアンテナAによるLF電波の出力レベルと同等の構成を採用する場合よりも、LF電波の発信に伴う電力の消費が抑制される。したがって、2本のトリガアンテナを用いることを前提に、より省電力化を図ることができる。
(2)図5、図7、図8に記号◎で示されるLF電波の受信強度を第1の閾値以上の受信強度と規定しつつ、記号○で示されるLF電波の受信強度を第1の閾値と当該第1の閾値よりも小さな第2の閾値との間の受信強度と規定し、さらに、空欄で示されるLF電波の受信強度を第2の閾値以下の受信強度と規定したとき、次のことが言える。この場合、第1の閾値と第2の閾値とによる2つの閾値を設定しつつ、各送信機4によるLF電波の受信強度を解析することで、右後輪3dのタイヤを除く残りのタイヤの位置を判別することができる。
(3)図7、図8を参照して、スペアタイヤSTの送信機4が第1の条件及び第2の条件のいずれかを満たすよう配置されることを前提に、第2のLFアンテナBのみからLF電波が発信される場合を追加することで、スペアタイヤSTを含みつつ右後輪3dのタイヤを除く残りのタイヤの位置を判別することができる。
(4)図7を参照して、スペアタイヤSTの送信機4が第1の条件を満たすよう配置されることを前提に、2つの閾値を設定しつつ、各送信機4によるLF電波の受信強度を解析することで、スペアタイヤSTを含みつつ右後輪3dのタイヤを除く残りのタイヤの位置を判別することができる。
(5)図8を参照して、スペアタイヤSTの送信機4が第2の条件を満たすよう配置されることを前提に、2つの閾値を設定しつつ、各送信機4によるLF電波の受信強度を解析することで、スペアタイヤSTを含みつつ右後輪3dのタイヤを除く残りのタイヤの位置を判別することができる。
(6)右後輪3dのタイヤについては、走行開始に伴う丸数字4の送信機からのRF送信に基づいて、当該タイヤの位置を判別することができる。
(7)第1のLFアンテナAよりも体格の小さな小型アンテナを第2のLFアンテナBとして採用している。したがって、体格の小さな分、全体構成の小型軽量化に貢献できる。
(第2の実施の形態)
図9に示すように、第2のLFアンテナBが図1による左後輪3bと右後輪3dとの中間位置に設置されている。
そして、第1のLFアンテナAのみからLF電波が発信されると、丸数字1の送信機周辺ではLF電波の強いエリアが形成されるとともに、丸数字2及び丸数字3の各送信機を含みつつLF電波の届くエリアが形成される。一方、図示はされていないが、第2のLFアンテナBのみからLF電波が発信されると、丸数字2、4の各送信機を含みつつLF電波の届くエリアが形成される。すなわち、第2のLFアンテナBからは第1のLFアンテナAによるLF電波よりも小出力のLF電波が発信される。本実施の形態では、第2のLFアンテナBによるLF電波を小出力化するにあたり、第1のLFアンテナAよりも体格の小さな小型アンテナが第2のLFアンテナBとして採用されている。尚、第1のLFアンテナAと同型のアンテナを第2のLFアンテナBとして採用しつつ、当該第2のLFアンテナBによるLF電波の出力を抑えることで、小出力化が図られてもよい。
そして、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とが同時に発信されると、両LF電波が丸数字2の送信機を含む斜線部エリアで互いに打ち消し合い、この斜線部エリアでは両LF電波による合成LF電波の電界強度が略ゼロとなる。また、同様の斜線部エリアが丸数字2の送信機を含む上記斜線部エリアに対する対称位置にも形成される。これは第2のLFアンテナBの指向性によるものである。ただし、各斜線部エリアを共に含みつつ丸数字2、4の各送信機を含むエリアのうち当該各斜線部エリアを除くエリアはLF電波の届くエリアとして規定される。このLF電波の届くエリアには丸数字4の送信機が含まれる。
図10に示すように、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄のいずれかで示される。
制御部62bは、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を図1による左前輪3aの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度について応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のなかった丸数字2の送信機を図1による左後輪3bの送信機4と特定する。尚、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に、丸数字2の送信機から応答のない理由は、斜線部エリアに丸数字2の送信機が配置されていることによる。
さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3の送信機を図1による右前輪3cの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のあった丸数字4の送信機を図1による右後輪3dの送信機4と特定する。
これにより、LF発信を契機(トリガ)として4輪全てのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
図11に示すように、図1による左後輪3bと右後輪3dとの中間位置にはスペアタイヤSTが設けられ、このスペアタイヤSTの送信機4を図11では丸数字5と規定する。丸数字5の送信機は、スペアタイヤSTの設置態様によって、第1のLFアンテナAのみからのLF電波の届くエリアに有る場合と同エリアに無い場合とに分かれるも、いずれの場合であれ、第2のLFアンテナBのみからのLF電波の届くエリアに含まれつつ、斜線部エリアには含まれない。
図12に示すように、丸数字5の送信機が第1のLFアンテナAのみからのLF電波の届くエリアに有る第1の条件下にあることを前提に、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄のいずれかで示される。
制御部62bは、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を図1による左前輪3aの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度について応答があり、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のなかった丸数字2の送信機を図1による左後輪3bの送信機4と特定する。尚、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に、丸数字2の送信機から応答のない理由は、斜線部エリアに丸数字2の送信機が配置されていることによる。
さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のあった丸数字4の送信機を図1による右後輪3dの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答があり、且つ、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3、5の各送信機のうち、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に応答のなかった丸数字3の送信機を図1による右前輪3cの送信機4と特定する。
また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答があり、且つ、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3、5の各送信機のうち、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合にも応答のあった丸数字5の送信機を図11によるスペアタイヤSTの送信機4と特定する。ちなみに、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字5の送信機を図11によるスペアタイヤSTの送信機4と特定するロジックでもよい。これは第2のLFアンテナBを車室内のうち金属で覆われない位置に設置することを前提に、この第2のLFアンテナBによるLF電波が小出力化されていても、当該LF電波が丸数字5の送信機によって十分に強い受信強度で受信されることによる。
これにより、LF発信を契機(トリガ)としてスペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
図13に示すように、丸数字5の送信機が第1のLFアンテナAのみからのLF電波の届くエリアに無い第2の条件下にあることを前提に、LF発信の態様毎に、各送信機によるLF電波の受信強度は、記号◎、○、空欄のいずれかで示される。
制御部62bは、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字1の送信機を図1による左前輪3aの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度について応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のなかった丸数字2の送信機を図1による左後輪3bの送信機4と特定する。尚、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に、丸数字2の送信機から応答のない理由は、斜線部エリアに丸数字2の送信機が配置されていることによる。
さらに、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字2、3の各送信機のうち、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合にも応答のあった丸数字3の送信機を図1による右前輪3cの送信機4と特定する。また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、且つ、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のあった丸数字4、5の各送信機のうち、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に応答のあった丸数字4の送信機を図1による右後輪3dの送信機4と特定する。
また、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信した場合に応答がなく、且つ、第1のLFアンテナAからのLF電波と第2のLFアンテナBからのLF電波とを同時に発信した場合に応答のあった丸数字4、5の各送信機のうち、第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信した場合に、LF電波の受信強度が十分に強い丸数字5の送信機を図11によるスペアタイヤSTの送信機4と特定する。これは第2のLFアンテナBを車室内のうち金属で覆われない位置に設置することを前提に、この第2のLFアンテナBによるLF電波が小出力化されていても、当該LF電波が丸数字5の送信機によって十分に強い受信強度で受信されることによる。
これにより、LF発信を契機(トリガ)としてスペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置が判別される結果、タイヤ毎に空気圧を個別に監視できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)第1のLFアンテナAと第2のLFアンテナBとによる2本のトリガアンテナのうち、第2のLFアンテナBからは第1のLFアンテナAによるLF電波よりも小出力のLF電波が発信される。このため、第2のLFアンテナBによるLF電波の出力レベルが第1のLFアンテナAによるLF電波の出力レベルと同等の構成を採用する場合よりも、LF電波の発信に伴う電力の消費が抑制される。したがって、2本のトリガアンテナを用いることを前提に、より省電力化を図ることができる。
(2)図10、図12、図13に記号◎で示されるLF電波の受信強度を第1の閾値以上の受信強度と規定しつつ、記号○で示されるLF電波の受信強度を第1の閾値と当該第1の閾値よりも小さな第2の閾値との間の受信強度と規定し、さらに、空欄で示されるLF電波の受信強度を第2の閾値以下の受信強度と規定したとき、次のことが言える。この場合、第1の閾値と第2の閾値とによる2つの閾値を設定しつつ、各送信機4によるLF電波の受信強度を解析することで、4輪全てのタイヤの位置を判別することができる。
(3)図12、図13を参照して、スペアタイヤSTの送信機4が第1の条件及び第2の条件のいずれかを満たすよう配置されることを前提に、第2のLFアンテナBのみからLF電波が発信される場合を追加することで、スペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置を判別することができる。
(4)図12を参照して、スペアタイヤSTの送信機4が第1の条件を満たすよう配置されることを前提に、2つの閾値を設定しつつ、各送信機4によるLF電波の受信強度を解析することで、スペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置を判別することができる。
(5)図13を参照して、スペアタイヤSTの送信機4が第2の条件を満たすよう配置されることを前提に、2つの閾値を設定しつつ、各送信機4によるLF電波の受信強度を解析することで、スペアタイヤSTを含む5つのタイヤの位置を判別することができる。
(6)右後輪3dのタイヤについても、LF発信を契機(トリガ)とする丸数字4の送信機からの応答によるRF送信に基づいて、例えば走行開始前の段階で、当該タイヤの位置を判別することができる。
(7)第1のLFアンテナAよりも体格の小さな小型アンテナを第2のLFアンテナBとして採用している。したがって、体格の小さな分、全体構成の小型軽量化に貢献できる。
(8)第2のLFアンテナBを車室内のうち金属で覆われない位置に設置することで、この第2のLFアンテナBによるLF電波が小出力化されていても、当該LF電波をスペアタイヤSTの送信機4によって十分に強い受信強度で受信できるようになる。したがって、図13を参照して、丸数字4の送信機と丸数字5の送信機とを峻別することができる。
尚、上記各実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・図14に示すように、上記第1の実施の形態による効果(2)で触れた点に関連し、図5によるLF電波の受信強度について、第1の閾値以上の受信強度を記号◎で示しつつ、第1の閾値と第2の閾値との間の受信強度を記号○で示し、さらに、第2の閾値以下の受信強度を記号△で示してもよい。尚、LF電波の電界強度が略ゼロの場合のようにLF発信を契機(トリガ)とする応答のない場合に加え、LF電波の受信感度が高められつつLF電波の受信強度が弱い場合でもLF発信に対する応答を行う高感度送信機によるLF電波の受信強度が第2の閾値以下の場合には記号△で示される。
・図15に示すように、図7によるLF電波の受信強度について、第1の閾値以上の受信強度を記号◎で示しつつ、第1の閾値と第2の閾値との間の受信強度を記号○で示し、さらに、第2の閾値以下の受信強度を記号△で示してもよい。
・図16に示すように、図8によるLF電波の受信強度について、第1の閾値以上の受信強度を記号◎で示しつつ、第1の閾値と第2の閾値との間の受信強度を記号○で示し、さらに、第2の閾値以下の受信強度を記号△で示してもよい。
・図17に示すように、上記第2の実施の形態による効果(2)で触れた点に関連し、図10によるLF電波の受信強度について、第1の閾値以上の受信強度を記号◎で示しつつ、第1の閾値と第2の閾値との間の受信強度を記号○で示し、さらに、第2の閾値以下の受信強度を記号△で示してもよい。
・図18に示すように、図12によるLF電波の受信強度について、第1の閾値以上の受信強度を記号◎で示しつつ、第1の閾値と第2の閾値との間の受信強度を記号○で示し、さらに、第2の閾値以下の受信強度を記号△で示してもよい。
・図19に示すように、図13によるLF電波の受信強度について、第1の閾値以上の受信強度を記号◎で示しつつ、第1の閾値と第2の閾値との間の受信強度を記号○で示し、さらに、第2の閾値以下の受信強度を記号△で示してもよい。
・図20に示すように、第1のLFアンテナAのみからLF電波を発信する場合に着目し、設計上のバラツキを考慮しつつ、第1の閾値及び第2の閾値を設定してもよい。第1のLFアンテナAからの距離が丸数字1、3、2、4の各送信機の順に長くなることに伴い、各送信機によるLF電波の受信強度は当該順に次第に弱くなる。上記各実施の形態では、例えば図5を参照して、第1のLFアンテナAのみからのLF発信を契機(トリガ)として、丸数字1の送信機による第1グループと、丸数字2、3の各送信機による第2グループと、丸数字4の送信機による第3グループとを判別する必要がある。この場合、設計上のバラツキには、取付公差に起因する第1のLFアンテナAと各送信機との距離のバラツキ、タイヤ回転による位置変化、送信系製品による出力のバラツキ、受信系製品による感度のバラツキ、温度等の環境要因によるバラツキ、近隣車両或いは建物等の磁性体による影響等が挙げられる。これらを考慮しつつ、各送信機によるLF電波の受信強度の幅を求め、さらに、上記各グループによる受信強度の幅を求め、LF電波の受信強度について、例えば、第1グループの最小値と第2グループの最大値との中央の値を第1の閾値として選択し、第2グループの最小値と第3グループの最大値との中央の値を第2の閾値として選択する。
・第1のLFアンテナA及び第2のLFアンテナBから同時にLF電波を発信する場合に着目し、上記と同様に、設計上のバラツキを考慮しつつ、各送信機によるLF電波の受信強度の幅を求め、さらに、第1の閾値及び第2の閾値を各設定してもよい。尚、この場合の第1の閾値と上記場合の第1の閾値とを同じ値に設定してもよいし、異なる値をそれぞれの第1の閾値として設定してもよい。第2の閾値についても同様である。
・第2のLFアンテナBのみからLF電波を発信する場合に着目し、上記と同様に、設計上のバラツキを考慮しつつ、各送信機によるLF電波の受信強度の幅を求め、さらに、第1の閾値及び第2の閾値を各設定してもよい。尚、この場合の第1の閾値と上記各場合の第1の閾値とを同じ値に設定してもよいし、異なる値をそれぞれの第1の閾値として設定してもよい。第2の閾値についても同様である。
・第1のLFアンテナAによるLF電波と第2のLFアンテナBによるLF電波とが互いに打ち消し合うにあたり、第1のLFアンテナAによるLF電波が第2のLFアンテナBによるLF電波を打ち消すよう設計されてもよいし、逆に、第2のLFアンテナBによるLF電波が第1のLFアンテナAによるLF電波を打ち消すよう設計されてもよい。
・第1のLFアンテナA及び第2のLFアンテナBを1セットとして、車体5を左右対称に分断する中心線に対し、上記各実施の形態による態様とは線対称となる態様で設置してもよい。
・第1のLFアンテナA及び第2のLFアンテナBを1セットとして、車体5を前後対称に分断する中心線に対し、上記各実施の形態による態様とは線対称となる態様で設置してもよい。このようにしても、4輪の各タイヤの位置を判別することができる。また、スペアタイヤSTが車両前側位置に搭載される場合等に好適である。
1…タイヤ空気圧監視システム(タイヤ位置検出システム)、2…車両、3a…左前輪(第1の車輪)、3b…左後輪(第2の車輪)、3c…右前輪(第3の車輪)、3d…右後輪(第4の車輪)、4…送信機、5…車体、6…受信機、7a…トリガアンテナ(第1のトリガアンテナ)、7b…トリガアンテナ(第2のトリガアンテナ)、8…表示器、41…センシング部、42…マイクロコンピュータ、42a…制御部、42b…送信部、42c…受信部、43…電池、44…送信アンテナ、45…受信アンテナ、61…アンテナ、62…マイクロコンピュータ、62a…受信部、62b…制御部、ST…スペアタイヤ。

Claims (5)

  1. タイヤの位置を判別するタイヤ位置検出システムにおいて、
    前輪2輪を1セットとしつつ、後輪2輪を別の1セットと規定したとき、いずれかの1セットを選択し当該1セットを規定する2輪の一方の車輪である第1の車輪に対応して第1のトリガアンテナが設けられ、この第1のトリガアンテナのみから発信されたトリガ信号が、前記第1の車輪の送信機によって第1の閾値以上の受信強度で受信され、且つ、前記選択した1セットでない残りの1セットを規定する2輪のうち車体を左右対称に分断する中心線に対し前記第1の車輪と同方向にオフセットされて配置されている第2の車輪の送信機及び前記選択した1セットを規定する2輪の他方の車輪である第3の車輪の送信機によって前記第1の閾値と当該第1の閾値よりも小さな第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記残りの1セットを規定する2輪のうち前記第2の車輪でない方の車輪である第4の車輪によって前記第2の閾値以下の受信強度で受信され、
    前記第2の車輪と前記第4の車輪との中間位置に対応して第2のトリガアンテナが設けられ、この第2のトリガアンテナのみから発信されるトリガ信号の出力が、前記第2の車輪の送信機及び前記第4の車輪の送信機によって前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記第1の車輪の送信機及び前記第3の車輪の送信機によって前記第2の閾値以下の受信強度で受信される大きさに設定され、
    さらに、前記第1のトリガアンテナからのトリガ信号と前記第2のトリガアンテナからのトリガ信号とが同時に発信されたとき、両トリガ信号が前記第2の車輪の送信機を含むエリアで互いに打ち消し合い、両トリガ信号による合成トリガ信号が当該第2の車輪の送信機によって前記第2の閾値以下の受信強度で受信される
    ことを特徴とするタイヤ位置検出システム。
  2. 前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記第1の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第2の車輪の送信機と特定し、
    前記2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第3の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第4の車輪の送信機と特定する
    請求項1に記載のタイヤ位置検出システム。
  3. 前記第1の車輪は左前輪である一方、前記第2の車輪は左後輪であり、また、前記第3の車輪は右前輪である一方、前記第4の車輪は右後輪であり、さらに、前記第2の車輪と前記第4の車輪との中間位置にはスペアタイヤが設けられ、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号の届くエリアに前記スペアタイヤの送信機が有る場合を第1の条件と規定し、この第1の条件下では前記スペアタイヤの送信機によって、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記合成トリガ信号が前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第2の閾値を超える受信強度で受信され、
    また、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号の届くエリアに前記スペアタイヤの送信機が無い場合を第2の条件と規定し、この第2の条件下では前記スペアタイヤの送信機によって、前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第2の閾値以下の受信強度で受信され、且つ、前記合成トリガ信号が前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信され、且つ、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号が前記第1の閾値以上の受信強度で受信される
    請求項1又は2に記載のタイヤ位置検出システム。
  4. 前記スペアタイヤの送信機が前記第1の条件を満たすよう配置されることを前提に、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記第1の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第2の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第4の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第3の車輪の送信機と特定し、
    前記2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値を超える受信強度で受信した送信機を前記スペアタイヤの送信機と特定する
    請求項3に記載のタイヤ位置検出システム。
  5. 前記スペアタイヤの送信機が前記第2の条件を満たすよう配置されることを前提に、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記第1の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信した送信機を前記第2の車輪の送信機と特定し、
    前記2つの送信機のうち、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第3の車輪の送信機と特定し、
    前記第1のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第2の閾値以下の受信強度で受信しつつ、前記合成トリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した他の2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値と前記第2の閾値との間の受信強度で受信した送信機を前記第4の車輪の送信機と特定し、
    前記他の2つの送信機のうち、前記第2のトリガアンテナのみからのトリガ信号を前記第1の閾値以上の受信強度で受信した送信機を前記スペアタイヤの送信機と特定する
    請求項3に記載のタイヤ位置検出システム。
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