JP6465759B2 - 電子装置、運転支援プログラムおよび運転支援方法 - Google Patents

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本発明は、運転者の運転を支援可能な電子装置に関し、特に、信号機の灯色情報に基づき信号機を青で通過するための通過支援に関する。
一般道や高速道路等の路側帯には、渋滞情報や信号機の灯色情報等の道路交通情報を送信する光ビーコン路上機が設置されている。車両に搭載されたナビゲーション装置は、光ビーコン路上機から送信される道路交通情報を受信し、当該道路交通情報に基づき運転支援を行っている。光ビーコン路上機の高度化に伴い、進行方向に存在する1つまたは複数の信号機の灯色情報(青信号のタイミング等を把握するための信号サイクル情報)が配信さ、この灯色情報を利用し、信号機を青で通過させるための通過支援(GreenWave機能)が開発され始めている。GreenWave機能による通過支援には、例えば、推奨速度の提示や、アクセルのオン/オフの案内などが含まれる。
このような運転支援に関して、特許文献1は、分岐点の信号が青である時間に当該分岐点を通過できる走行速度計画を設定する運転支援装置を開示している。また、分岐点までに前方車両が存在する場合には、前方車両に追いつくか否かを判定し、追いつかない場合には走行速度計画をそのまま運転者に報知させ、追いつく場合には、追いつく地点の車線数に応じて基本速度計画を修正している。また、特許文献2は、地図情報に含まれる道路の勾配情報およびカーブ情報と、信号情報に含まれる信号サイクル情報に基づき推奨速度を算出し、その推奨速度を運転者に提示する運転支援装置を開示している。
特開2008−242843号公報 特開2014−52851号公報
図10(A)は、GreenWave機能の幾つかの例がテーブルに示されている。例えば、停止支援、アイドリングストップ支援、発進遅れ防止支援、発進支援、通過支援、走行支援などがある。これらの機能の効果と支援内容は、テーブルに記載の通りである。また、テーブルの真下には、GreenWaveによる運転支援があるとき(実線)と、無いとき(破線)の信号機を通過する車速を示している。運転支援がある場合には、無駄な加速や減速、あるいは急激な加速や減速が抑制され、さらに信号機での発信や停止数が削減され、その結果、円滑な運転により燃料の削減を期待することができる。
図10(A)に示すようなGreenWaveの機能は、通常、ナビゲーション装置等のディスプレイに表示され、運転者は、その表示を参考に運転を行う。例えば、信号機を青で通過できるような通過支援では、青信号で通過するための推奨速度が算出され、推奨速度がディスプレイに表示される。推奨速度の表示は、自車の速度が推奨速度以上になったときに、
自動的に非表示にされてもよい。
しかし、図10(B)に示すように、車線数が1車線(すなわち、追い越し車線がない道路)を自車Mが走行しているとき、自車Mの前方に前方車両A1が存在し、前方車両A1の走行速度が遅いとき(A2は、反対車線を走行する車両である)、自車Mは、推奨速度に到達することができない場合がある。このような状況下で、推奨速度をディスプレイに表示し続けると、ユーザーは、推奨速度の支援を煩わしく感じてしまう。他方、自車Mに前方カメラ等を取り付け、前方車両A1を検知することで、推奨速度の表示を制限する方法も考えられるが、前方カメラ等の搭載に余分のコストがかかってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、走行する道路の車線数に応じて通過支援情報の提示を制御する電子装置、運転支援プログラムおよび運転支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含む信号情報を受信する受信手段と、前記信号情報に基づき前記信号機を通過するための通過支援情報を算出する算出手段と、自車が走行する道路の車線数を識別する識別手段と、
前記通過支援情報を提示する提示手段とを有し、前記提示手段は、前記識別手段によって車線数が1車線であると識別された場合には、前記通過支援情報を非提示にする。
好ましくは前記通過支援情報は推奨速度を含み、前記提示手段は、車線数が1車線であり、かつ予め決められた期間内に自車の速度が前記推奨速度に到達しない場合に、前記通過支援情報を非提示にする。好ましくは前記提示手段は、車線数が1車線から2車線以上に遷移したとき、当該遷移に応答して前記通過支援情報を提示する。好ましくは電子装置はさらに、自車を運転する運転者の熟練度を判定する判定手段を有し、前記提示手段は、前記判定手段により熟練度が低いと判定された場合には、2車線以上であっても前記走行支援情報を非提示にする。好ましくは前記判定手段は、自車が追い越し車線を走行している場合に熟練度が高いと判定し、自車が追い越し車線以外を走行している場合に熟練度が低いと判定する。好ましくは前記判定手段は、自車が追い越し車線以外を走行している場合に、ウィンカーが操作された場合には熟練度が高いと判定する。好ましくは前記算出手段は、自車前方に位置する信号機を青で通過するための通過支援情報を算出する。
本発明に係る運転支援プログラムは、路上機から道路交通情報を受信する受信手段を備えた電子装置が実行するものであって、前記受信手段を介して、自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含む信号情報を受信するステップと、前記信号情報に基づき前記信号機を通過するための通過支援情報を算出するステップと、自車が走行する道路の車線数を識別し、車線数が1車線であると識別された場合に、前記通過支援情報を非提示にし、車線数が2車線以上であると識別された場合に、前記通過支援情報を提示する。
本発明にかかる 運転支援方法は、路上機から道路交通情報を受信する受信手段を備えた電子装置におけるものであって、前記受信手段を介して、自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含む信号情報を受信するステップと、前記信号情報に基づき前記信号機を通過するための通過支援情報を算出するステップと、自車が走行する道路の車線数を識別し、車線数が1車線であると識別された場合に、前記通過支援情報を非提示にし、車線数が2車線以上であると識別された場合に、前記通過支援情報を提示する。
本発明によれば、自車が走行する道路の車線数が1車線である場合には、通過支援情報が提示されないようにしたので、前方車両等が存在する外的要因により通過支援情報に従えない状況において、ユーザーは、通過支援情報の提示による煩わしさやストレスから解放される。さらに、本発明によれば、前方車両の有無を検出するための撮像カメラ等を必要とせず、電子装置の低コスト化を図ることができる。さらには、運転者の熟練度に応じて走行支援情報を提示することで、熟練度の低い運転者は、通過支援情報の表示によるストレスから解放される。
本発明の第1の実施例に係る車載装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係る通信部と光ビーコン路側機との双方向通信を例示する図である。 本発明の第1の実施例に係る通信部によるデータ取得例を示す図である。 ナビゲーション部で利用される地図データの例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る運転支援プログラムの機能的な構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る運転支援動作のフローである。 本発明の第1の実施例に係る運転支援動作の他のフローである。 本発明の第1の実施例に係る通過支援情報の提示/非提示の具体的な例を説明する図である。 本発明の第2の実施例に係る運転支援プログラムの機能的な構成例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る運転支援動作のフローである。 本発明の第2の実施例に係る運転支援動作のフローである。 GreenWave機能を例示する図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る電子装置は、車両等の移動体内に搭載される車載装置であることができる。好ましい態様では、電子装置は、ナビゲーション機能を有するが、それ以外に、種々の機能、例えば、オーディオ・ビデオデータを再生する機能、テレビ・ラジオを受信する機能、データ通信機能などを備えることが可能である。
図1は、第1の実施例に係る車載装置の構成例を示すブロック図である。第1の実施例に係る車載装置10は、入力部100、位置情報算出部110、ナビゲーション部120、車速センサ130、表示部140、音声出力部150、通信部160、記憶部170、車両情報検出部180、および制御部190を含んで構成される。但し、ここに示す構成は一例である。
入力部100は、入力キーデバイス、音声入力認識装置、タッチパネルなどにより、ユーザーからの指示を受け取り、これを制御部180へ提供する。位置情報算出部110は、GPS衛星から送信されるGPS信号、車両に搭載されるジャイロセンサや加速センサのセンサ出力に基づき自車の現在地を算出する。ナビゲーション部120は、例えば、位置情報算出部110によって算出された現在地から目的地までの経路を算出し、算出された経路の音声案内をしたり、自車位置周辺の道路地図を表示部140に表示させたりする。車速センサ130は、自車の車速を検出し、当該検出結果を制御部190に提供する。
表示部140は、液晶ディスプレイやその他の表示装置を含み、例えば、ナビゲーション部120によって生成された道路地図の画像を表示したり、ユーザー設定を行うための設定画面やメニュー画面を表示したりする。さらに表示部140は、運転者に対する運転支援情報を表示する。音声出力部150は、ナビゲーション部120によって算出された経路を案内する音声案内を出力したり、運転者に対して運転支援情報の音声案内を行ったりする。
通信部160は、種々の外部装置との間でデータの送受を可能にする。本実施例では、通信部160は、図2に示すように、一般道路や高速道路に設置された路側機、例えば光ビーコン路側機20との間で双方向通信を行う。光ビーコン路側機20は、そこを通過する車両に対して、信号機の灯色情報や渋滞情報等を含む道路交通情報を送信する。灯色情報は、例えば、前方に位置する信号機の赤信号、黄信号、青信号の変化またはサイクル情報等を含む。光ビーコン路側機20は、例えば、ネットワークNWを介して、外部のサーバ30と接続され、サーバ30から最新の道路交通情報や灯色情報を取得し、これを車載装置10へ提供する。
さらに通信部160は、例えば、図3に示すように、インターネット164に接続したり、あるいは特定のネットワーク162を介して最新の地図データを配信する地図データ配信サイト166や、道路交通情報を配信する道路交通情報配信サイト168に接続することも可能である。通信部160はまた、ここに例示しない通信規格を用いた無線または有線によるデータ通信を行うことも可能である。
記憶部170は、車載装置10が実行するアプリケーションソフトウエア、制御部190が実行するプログラム、ナビゲーション部120が必要とする地図データ等を記憶することができる。図4に地図データの一例を示す。同図に示すように、地図データ172は、リンクデータ174、ノードデータ176および施設データ178を含む。リンクデータ174は、交差点と交差点とを連結する道路に関するデータであり、道路の始点と終点の経緯度、道路の種別(国道、一般道、県道、高速道路、有料道路など)、道路の幅員、規制(例えば、一方通行)、車線数などのデータを含んでいる。ノードデータ176は、リンクとの接続関係や交差点情報を含む。施設データ178は、施設の名称、種別、属性、位置情報(緯度経度)などを含む。記憶部170はさらに、運転支援情報に含まれる各情報を表すアイコンの画像データ等を含む。
車両状態検出部180は、自車の車両に関する情報を検出し、検出結果を制御部190へ提供する。好ましくは、車両状態検出部180は、ウィンカー操作の有無、ブレーキのオン/オフ、ディマースイッチのオン/オフ、エンジンのイグニッションのオン/オフなどを検出する。好ましい態様では、車両状態検出部180は、車内バスを介して、センサ、スイッチ、他のエンジンコントロールユニット等の電子装置に接続され、そこから車両に関する情報を検出する。
制御部190は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、ROMまたはRAMは、車載装置10の各部の動作を制御するための種々のプログラムを格納することができる。本実施例では、制御部190は、運転者の運転を支援する運転支援プログラム200を実行すする。
図5は、本実施例に係る運転支援プログラム200の機能的な構成例を示す図である。運転支援プログラム200は、信号情報取得部210、通過支援情報算出部220、車線情報取得部230、車線数識別部240および通過支援情報提示部250を含んで構成される。
信号情報取得部210は、通信部160を介して路側機20から送信される道路交通情報に含まれる信号情報を取得する。信号情報は、自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含み、灯色情報は、信号機の赤、黄、青の変更サイクルを示す情報等を含む。1つの路側機からは、複数の信号機(例えば、最大で16箇所)の信号情報を得ることができる。また、信号情報は、例えば、路側機20の地点から信号機までの距離情報を含むことができる。
通過支援情報算出部220は、信号情報取得部210によって取得された信号情報に基づき信号機を青で通過するのに適切な通過支援情報を算出する。通過支援情報は、例えば、発進回数や停車回数をできるだけ低減し、信号機のある交差点または分岐点を円滑に通過できるような推奨速度、またはアクセルのオン/オフ(加速または減速)などを算出する。具体的には、信号機の灯色のサイクル情報および信号機までの距離情報に基づき、信号機までの距離をどの程度の速度で走行すれば、信号機が青の状態のときに当該信号機を通過することができるかという観点から推奨速度を算出する。推奨速度は、一定速度であっても良いし、道路の幅員や種別等に応じて変化するものであってもよい。また、推奨速度は、一定の幅(例えば、40km/h〜45km/h等)をもつものでもよい。アクセルのオン/オフは、任意であるが、例えば、推奨速度が変化するとき、あるいは自車の速度と推奨速度との差の大きさに応じてアクセルのオン/オフを算出するようにしてもよい。
車線情報取得部230は、自車の走行中の道路に関する車線情報を取得する。取得方法は、任意であるが、例えば、ナビゲーション部120で利用される地図データ172のリンクデータ174から取得する。また、これ以外にも、路側機20が車線情報を送信している場合には、そこから取得しても良いし、図3に示すような地図データ配信サイト166から取得するようにしてもよい。車線数識別部240は、車線情報取得部230で取得された車線情報に基づき自車が走行している車線の車線数、例えば、1車線または2車線などを識別する。
通過支援情報提示部250は、通過支援情報算出部220によって算出された通過支援情報を、表示部140や音声出力部150を介して提示する。通過支援情報は、例えば、推奨速度、アクセルのオン/オフなどのアイコン、メッセージ、読上げ等を含み得る。本実施例では、通過支援情報提示部250は、車線数識別部240によって識別された車線数に応じて、通過支援情報の提示または非提示を制御する。好ましくは、自車が走行している道路の車線が1車線であるとき、通過支援情報が提示されず、自車が走行している道路の車線が2車線以上であるとき、通過支援情報が提示される。これは、車線数が1車線である場合には、前方車両の挙動によっては、通過支援情報に従うことができない可能性がある。例えば、推奨速度が60Kmであるとき、前方車両の速度が40Kmのような場合である。このような状況下で、通過支援情報を表示部140等に提示し続けることは、運転者にとってストレスであり、煩わしさを与える。このため、通過支援情報を非表示または非出力にする。また、通過支援情報提示部250は、自車が走行している道路の車線数が1車線から2車線以上に遷移した場合には、当該遷移に応答して通過支援情報を提示する。これは、2車線以上であれば、仮に、前方車両が障害になるのであれば、前方車両を追い抜くことが可能であるからである。
他の好ましい態様では、通過支援情報提示部250は、車線数が1車線であり、かつ車速センサ130から提供される自車の速度が一定時間の間に推奨速度に到達しない場合には、通過支援情報の提示を中断する。自車の速度が推奨速度以上である場合には、運転者は、前方車両の速度に無関係に自車の速度を減速して推奨速度に合わせることが可能である。また、通過支援情報提示部250は、車線数が2車線以上または推奨速度以上に到達した場合には、通過支援情報の提示を再開する。
次に、本実施例の運転支援動作を説明する。図6Aおよび図6Bは、本実施例に係る運転支援動作を示すフローである。図6Aにおいて、自車が光ビーコン路側機を通過すると(S100)、信号情報取得部210は、通信部160を介して路側機から信号情報を取得する(S102)。次に、通過支援情報算出部220は、取得した信号情報に基づき、前方に存在する信号機を青で通過するための推奨速度等を含む通過支援情報を算出する(S104)。次に、車線情報取得部230は、自車が走行している道路の車線情報を取得し、車線数識別部240は、取得された車線情報に基づき車線数を識別する(S106)。この識別結果を受けて、通過支援情報提示部250は、自車が走行している道路が1車線である場合には、通過支援情報を非提示にする(S110)。つまり、表示部140および音声出力部150からは、通過支援情報は何も出力されない。一方、自車が走行している道路が2車線以上である場合には、通過支援情報を提示する(S112)。従って、表示部140には、通過支援情報が表示され、また、必要に応じて音声出力部150からは通過支援情報が音声出力される。通過支援情報として、例えば、次の信号機のある交差点を青で通過する、またはスムーズな運転のための推奨速度などが提示される。
通過支援情報の非提示または提示は、次の路側機を通過して信号情報が更新されるまでの間、動的に変化し得る(S114)。自車が走行する道路が1車線から2車線以上に遷移すれば、それに応じて、通過支援情報が非提示から提示に切り替えられ、反対に、自車が走行する道路が2車線以上から1車線に遷移すれば、それに応じて、通過支援情報が提示から非提示に切り替えられる。
図6Bに示すフローは、通過支援情報を非提示とするための条件に、自車の車速が推奨速度未満であるか否か(S109)を追加している。それ以外のフローは、図6Aと同じである。通過支援情報提示部250は、車速センサ130から提供される自車の車速情報に基づき、自車の速度が一定期間、推奨速度未満か否かを判定し(S109)、推奨速度未満である場合には、通過支援情報を非提示とする(S110)。片側1車線である場合には、前方に速度の遅い車両が存在していれば、推奨速度への加速は難しくなる。自車の速度が一定期間、推奨速度未満である場合には、そのような状況が推測されるので、通過支援情報をあえて提示せず、運転者へのストレスを緩和させる。
次に、本実施例の通過支援情報の具体的な表示例について説明する。図7(A)に示すように、自車Mが片側1車線の道路R1を走行し、その前方に車両A1が走行し、対向車線の道路R2を車両A2が走行しているものとする。図6Bに示すフローが実施された場合、自車の車速が推奨速度以上であれば、表示部130の道路地図上には、通過支援情報のアイコン132が表示される。自車が車速が一定期間(例えば、10秒間)、推奨速度未満になると、通過支援情報のアイコン132が表示部130の道路地図上から消去される。通過支援情報のアイコン132は、特に限定されないが、例えば、推奨速度を示すアイコン、加速を示すアイコン、減速を示すアイコン、速度維持を示すアイコンなどを含むことができ、通過支援情報提示部250は、通過支援情報算出部220によって算出された結果に基づき適切なアイコンを表示させる。さらに通過支援情報のアイコン132の表示と併せて、そのアイコン132の内容が音声出力させることも可能である。
図7(B)は、片側2車線の道路R3を走行する自車Mが走行する例を示している。R3は反対車線の道路、A2は、反対車線の車両A2である。図6A、図6Bに示すいずれのフローが実施された場合でも、自車の走行している車線が片側2車線であるため、表示部130の道路地図上には、通過支援情報のアイコン132が表示される。このような状況下では、例えば、前方車両A1の速度が遅く、自車の車速が推奨速度に到達できていない場合であったとしても、自車Mは、追い越し車線を利用して車両A1を追い越すことで、推奨速度に到達することができるため、通過支援情報のアイコン132が表示されていてもストレスを感じない。
このように本実施例によれば、自車が片側1車線を走行中であるとき、あるいはそのような状況下において一定期間に自車の車速が推奨速度に到達しないとき、通過支援情報を非提示とすることで、外的要因によって通過支援情報に従うことができない等の煩わしさを解消することができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例では、車線数に応じて通過支援情報の提示または非提示の切替えを行う例を示したが、運転者によっては、加速が怖くて意図的に速度を上げない、あるいは車線変更が怖くて意図的に速度を上げないという事態も想定し得る。そこで、第2の実施例では、運転者の熟練度または運転技量を判定し、熟練度に応じて通過支援情報の提示または非提示を切替える。
図8は、本発明の第2の実施例に係る運転支援プログラム200Aの機能的な構成例を示す図である。第2の実施例に係る運転支援プログラム200Aは、第1の実施例で説明した信号情報取得部210、通過支援情報算出部220、車線情報取得部230、車線数識別部240、走行支援情報提示部250に加えて、走行車線認識部260、ウィンカー操作検出部270、運転技量(熟練度)判定部280を含んで構成される。なお、第1の実施例と重複する構成、機能については説明を省略する。
走行車線認識部260は、自車が走行している車線を認識する。例えば、自車が複数車線の道路を走行しているとき、いずれの車線(走行車線、または追い越し車線等)を走行しているかを認識する。認識方法は、特に限定されるものではないが、例えば、自車にリアカメラが搭載されている場合には、リアカメラの撮像画像から走行している車線を認識することができる。また、路側機20が走行車線に関する情報を送信している場合には、その情報に基づき走行車線を認識することも可能である。走行車線認識部260は、その他、既知の技術に基づき走行車線を認識するようにしても良い。走行車線認識部260の認識結果は、運転技量判定部280に提供される。
ウィンカー操作検出部270は、車両状態検出部180を介して、運転者によるウィンカー操作の有無を検出する。ウィンカー操作検出部270の検出結果は、運転技量判定部280に提供される。
運転技量判定部280は、走行車線認識部260による認識結果および/またはウィンカー操作検出部270による検出結果に基づき、熟練度が高い「一般的なドライバー」、または熟練度が低い「未熟ドライバー」を判定する。好ましくは、運転技量判定部280は、路側機を通過したとき、自車が追い越し車線を走行している場合は「一般的なドライバー」と判定し、追い越し車線以外の車線を走行している場合には「未熟ドライバー」と判定する。また、運転技量判定部280は、ウィンカー操作が検出された場合には、車線変更の意図があるとして、「一般的なドライバー」と判定し、ウィンカー操作が検出されない場合には「未熟ドライバー」と判定する。
第2の実施例では、通過支援情報提示部250は、2車線以上の道路を走行している場合であっても、自車が追い越し車線以外を走行していると認識されたときや、ウィンカー操作が検出されないとき、すなわち運転技量判定部280によって熟練度が低い未熟ドライバーと判定されたときには、通過支援情報を非提示にする。
次に、第2の実施例に係る運転支援動作を図9Aおよび図9Bのフローを参照して説明する。自車が光ビーコン路側機20を通過したとき(S200)、走行車線認識部250によって自車が走行している車線が追い越し車線か否かが認識される(S202)。片側1車線の場合には、自動的に追い越し車線ではないと認識される。追い越し車線を走行していると認識された場合には、運転技量判定部280によって一般的なドライバーと判定されされ(S210)、追い越し車線を走行してない場合には、未熟ドライバーと判定される(S204)。
未熟ドライバーと判定された場合は、S206の判定において「Yes」が選択され、ウィンカー操作検出部270によるウィンカー操作の有無が判定される(S208)。ウィンカー操作が検出された場合、運転者は車線変更する運転技量を備えているので、運転技量判定部280は、未熟ドライバーの判定を、一般的なドライバーの判定に変更する(S210)。ウィンカー操作が検出されない場合には、運転技量判定部280は、未熟ドライバーの判定を変更しない。このような一般的なドライバーまたは未熟ドライバーの判定は、通過支援区間の走行が開始されるまでの間、繰り返し行われる。
一方、信号情報取得部210は、路側機20から信号情報を取得し(S212)、通過支援情報算出部220は、第1の実施例のときと同様に、信号情報に基づき推奨速度等を含む通過支援情報を算出する(S214)。以後、通過支援区間の走行が開始されると(S216)、通過支援情報提示部250による通過支援情報の提示制御が開始される(S218)
通過支援情報提示部250による通過支援情報の提示制御が開始される(S218)。第1の実施例のときと同様に、自車の車速が推奨速度未満か否かが判定され(S220)、推奨速度未満であれば、車線数が片側1車線か否かが判定される(S222)。車速が推奨速度未満であり(S220)、かつ片側1車線の道路を走行していると判定され(S222)、さらにその状態が一定時間経過した場合には(S224)、第1の実施例のときと同様に、通過支援情報提示部250は、通過支援情報を非提示にする(S226)。
自車が走行している道路が2車線以上であると判定された場合(S222)、さらに運転技量判定部280による未熟ドライバーか否かの判定(S228)、およびウィンカー操作検出部270によるウィンカー操作の有無の検出(S230)が行われ、走行中において随時、一般的なドライバーか未熟ドライバーかの判定が継続される。
未熟ドライバーと判定され(S228)、かつウィンカー操作が検出されなければ(S230)、通過支援情報は非提示である(S226)。これは、2車線以上の道路を走行している場合であっても、運転者の熟練度が未熟なために車線変更を行って推奨速度に到達することが困難であり、意図的に速度をあげていない状況にあると推測されるためである。他方、未熟ドライバーと判定された場合であっても(S228)、ウィンカー操作が検出された場合には(S230)、運転技量判定部280は、一般的なドライバーに判定を変更し(S232)、その結果、通過支援情報提示部250は、通過支援情報を提示する(S234)。2車線以上の道路を走行している一般的なドライバーが、自らの意思に反して走行車線から車線変更することができない場合には、通過支援情報が非提示になってしまうため、一般的なドライバーに対しては、車線変更できるタイミングをウィンカー操作を検出することで、通過支援情報を提示させる。
このような通過支援情報の提示制御は、通過支援終了条件が成立するため繰り返される(S236)。通過支援終了条件は、例えば、自車の車速が予め決められた最低の速度で走行したとき(例えば、40Kn/h未満)、通過支援の対象道路から逸脱したとき、推奨速度に到達しこのままで交差点を通過できる見込みが得られたとき、ハザードが点灯されたとき等である。通過支援終了条件が満足されると、通過支援情報の提示制御が終了される(S238)。
第2の実施例によれば、片側2車線以上の道路を走行中であっても、運転者の技量に応じて通過支援情報の提示を制御することで、運転者に適した通過支援情報の提示または非提示をすることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10:車載装置 20:路側機
30:サーバ 100:入力部
110:位置情報算出部 120:ナビゲーション部
130:車速センサ 140:表示部
150:音声出力部 160:通信部
162:ネットワーク 164:インターネット
166:地図データ配信サイト 168:道路交通情報配信サイト
170:記憶部 172:地図データ
174:リンクデータ 176:ノードデータ
178:施設データ 180:制御部
200:運転支援プログラム 210:信号情報取得部
220:通過支援情報算出部 230:車線情報取得部
240:車線数識別部 250:通過支援情報提示部
260:走行車線認識部 270:ウィンカー操作検出部
280:運転技量判定部
M:自車 NW:ネットワーク
A1:前方車両 R1、R2、R3、R4:道路

Claims (9)

  1. 自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含む信号情報を受信する受信手段と、
    前記信号情報に基づき前記信号機を通過するための通過支援情報を算出する算出手段と、
    自車が走行する道路の車線数を識別する識別手段と、
    前記通過支援情報を提示する提示手段とを有し、
    前記提示手段は、前記識別手段によって車線数が1車線であると識別された場合には、前記通過支援情報を非提示にする、電子装置。
  2. 前記通過支援情報は推奨速度を含み、前記提示手段は、車線数が1車線であり、かつ予め決められた期間内に自車の速度が前記推奨速度に到達しない場合に、前記通過支援情報を非提示にする、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記提示手段は、車線数が1車線から2車線以上に遷移したとき、当該遷移に応答して前記通過支援情報を提示する、請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 電子装置はさらに、自車を運転する運転者の熟練度を判定する判定手段を有し、前記提示手段は、前記判定手段により熟練度が低いと判定された場合には、2車線以上であっても前記通過支援情報を非提示にする、請求項1ないし3いずれか1つに記載の電子装置。
  5. 前記判定手段は、自車が追い越し車線を走行している場合に熟練度が高いと判定し、自車が追い越し車線以外を走行している場合に熟練度が低いと判定する、請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記判定手段は、自車が追い越し車線以外を走行している場合に、ウィンカーが操作された場合には熟練度が高いと判定する、請求項4または5に記載の電子装置。
  7. 前記算出手段は、自車前方に位置する信号機を青で通過するための通過支援情報を算出する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の電子装置。
  8. 路上機から道路交通情報を受信する受信手段を備えた電子装置が実行する運転支援プログラムであって、
    前記受信手段を介して、自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含む信号情報を受信するステップと、
    前記信号情報に基づき前記信号機を通過するための通過支援情報を算出するステップと、
    自車が走行する道路の車線数を識別し、車線数が1車線であると識別された場合に、前記通過支援情報を非提示にし、車線数が2車線以上であると識別された場合に、前記通過支援情報を提示する、運転支援プログラム。
  9. 路上機から道路交通情報を受信する受信手段を備えた電子装置における運転支援方法であって、
    前記受信手段を介して、自車前方に位置する少なくとも1つの信号機の灯色情報を含む信号情報を受信するステップと、
    前記信号情報に基づき前記信号機を通過するための通過支援情報を算出するステップと、
    自車が走行する道路の車線数を識別し、車線数が1車線であると識別された場合に、前記通過支援情報を非提示にし、車線数が2車線以上であると識別された場合に、前記通過支援情報を提示する、運転支援方法。
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