JP6465300B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入部内にライトガイドファイバ束が設けられた内視鏡に関する。
内視鏡は、医療分野及び工業用分野等において利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、挿入部を体内に挿入して観察等を行えるとともに、必要に応じて処置具を用いて各種治療処置を行えるようになっている。
図1に示すように内視鏡の挿入部100の先端部101には、硬質な先端部本体102が設けられており、先端部本体102には、撮像ユニット(不図示)、照明ユニット110、チャンネル管路120、送気送水管路(不図示)等の内視鏡内蔵物を固設するための複数の軸方向貫通孔が形成されている。
複数の軸方向貫通孔は、例えば、撮像用孔(不図示)、照明用孔111、チャンネル用孔121、送気送水用孔(不図示)等である。
送気送水用孔には送気チューブ、送水チューブが連結される送気送水用連結パイプの一端部が充填剤等によって固設され、チャンネル用孔121にはチャンネルチューブ122が連結されるチャンネル用連結パイプ123の一端部が固設され、照明用孔111には照明レンズ及びライトガイドファイバ束を備えた照明ユニット110が固設され、撮像用孔には対物レンズ、固体撮像素子及び回路基板等を備えた撮像ユニットが固設される。
ここで、撮像ユニット、チャンネル用連結パイプの一端部、及び送気送水用連結パイプの一端部は、先端部本体102の撮像用孔、チャンネル用孔121、及び送気送水用孔にそれぞれ基端側から挿通配置された後、例えば充填剤によって固設される。
これに対して、照明レンズ112が固設された鏡枠113と、ライトガイドファイバ束114が固設された口金115とが別体である照明ユニット110は、鏡枠113を先端部本体102の照明用孔111に先端面103側から挿通配置して充填剤によって固設した後、口金115を先端部本体102に固設された鏡枠113に対して基端側から挿通配置し、その後、特許文献1に示されている「口金部材27はビス31で保持部材28に固定する」技術によって、該鏡枠113に図示されていないビスでビス固定されると共に、充填剤によって固設される。
つまり、照明ユニット110の組付手順は、撮像ユニットの組付手順、チャンネル用連結パイプの一端部の組付手順、及び送気送水用連結パイプの一端部の組付手順、と異なっていた。
近年、内視鏡においては、挿入部のさらなる細径化が望まれており、そのためには先端部本体の外径を小さくする必要がある。そして、先端部本体の外径を小さくするため、上述した撮像用孔、照明用孔、チャンネル用孔、送気送水用孔等を接近させて、挿通される内蔵物をできるだけ密に配置している。
特開2001−221957号公報
しかしながら、撮像用孔、照明用孔、チャンネル用孔、送気送水用孔等を接近させる内蔵物同士が干渉して、組立作業がより難しくなる。特に、照明ユニットにおいては、口金を鏡枠に高精度に位置決めする技術、部品を破損すること無く口金を鏡枠に挿入し、位置決めし、ビス固定する技術等は熟練を要する技術であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、挿入部先端部を構成する先端部本体への内視鏡内蔵物の組付けを、部品の破損なく確実且つ容易に行える内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様による内視鏡は、挿入部に形成された先端部本体に配置可能であって、所定の内視鏡内蔵物を内部に配置するとともに、外周面に形成された螺旋状の溝を有する第1枠体と、前記第1枠体における連結部に係合可能であって、前記所定の内視鏡内蔵物とは異なる他の所定の内視鏡内蔵物を内部に配置するとともに、前記第1枠体における前記連結部に係合した際、前記螺旋状の溝に対して引掛け可能に設けられたフック部を有する第2枠体と、を具備し、前記第1枠体は、当該第1枠体と前記第2枠体とが係合し、前記フック部が前記螺旋状の溝に対して引っ掛かることで当該第1枠体と前記第2枠体とが所定の係止状態を得た状態において、前記先端部本体に配置可能とされる。
本発明によれば、挿入部先端部を構成する先端部本体への内視鏡内蔵物の組付けを、部品の破損なく確実且つ容易に行える内視鏡を実現できる。
従来の内視鏡を説明する図であって、挿入部先端部の先端部本体と内視鏡内蔵物との関係を説明する図 内視鏡を説明する図 複数の軸方向貫通孔を有する先端部本体を説明する図 先端部本体に組み付けられる複数の内視鏡内蔵物及び先端カバーを説明する図 照明ユニットを構成する別体のライトガイド口金と鏡枠とを説明する斜視図 照明ユニットを構成する別体のライトガイド口金と鏡枠とを説明する断面図 照明ユニットを組み立てる組立手順を説明する図であって、充填剤をライトガイド口金に塗布した状態を示す図 ライトガイド口金の係入部が連結部の係止爪に当接してフック部が弾性変形した状態を示す図 ライトガイド口金の係入部の先端面が第2内孔内の段差面に当接した状態を示す図 図7CのA部の拡大図であって、鏡枠を長手軸回りに回転させてフック部が連結部の外周面より外方に反り返っている状態を解除する手順を説明する図 図7CのA部の拡大図であって、係止爪の先端が螺旋溝の谷内に予め定めた状態で配置されて、ライトガイド口金が鏡枠に対して長手軸方向に位置ずれすること無く係止配置された状態を説明する図 照明ユニットを先端部本体に組み付ける組付手順を説明する図であって、照明ユニットを先端部本体の第1軸方向貫通孔に挿入する状態を説明する図 第1軸方向貫通孔に対して予め定めた状態で配置された照明ユニットを示す図 他の構成の照明ユニットを説明する図 図9A矢印Y9B方向から照明ユニットを見た図 照明ユニットの変形例であって、鏡枠に先端部フランジを設けた照明ユニットを説明する図 照明ユニットの正面図であって、フランジの構成例を説明する図 先端部本体に設けられた軸方向溝及びフランジ用凹部を設けた第1軸方向貫通孔を説明する図 先端部フランジを鏡枠にを設けた照明ユニットを軸方向溝及びフランジ用凹部を有する第1軸方向貫通孔に挿通した状態を説明する図 照明ユニットを回転させて先端部フランジを軸方向溝からフランジ用凹部の底面上に配置する手順を説明する図 フランジの他の構成例を説明する図 フランジの別の構成例を説明する図 フランジのまた他の構成例を説明する図 フランジ基端面の構成を説明する図 傾斜したフランジ基端面を有する先端部フランジを説明する図 傾斜したフランジ基端面を有する先端部フランジとフランジ用凹部との関係を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図2に示す内視鏡1は、挿入部2と、この挿入部2の基端側に設けられた操作部3と、この操作部3の側部から延出するユニバーサルコード4とを備えて主に構成されている。
ユニバーサルコード4の基端部には内視鏡コネクタ(不図示)が設けられている。内視鏡コネクタは、光源及びカメラコントロールユニット等を備えた外部装置に電気的に接続される。
内視鏡1の挿入部2は、先端側から順に硬性の先端部5と、この先端部5を所望の方向に向けることを可能にする例えば上下左右方向に湾曲自在な湾曲部6と、可撓性を有する可撓管部7とを連設して構成されている。
内視鏡1の操作部3の側面には、湾曲部6を湾曲操作するための湾曲操作装置8として上下用ノブ9、左右ノブ10が設けられている。また、操作部3の他の面には各種操作スイッチ11、内視鏡用流体制御弁である送気送水ボタン12及び吸引ボタン13等が設けられている。
なお、符号14は処置具挿入口であり、把持鉗子等の内視鏡用処置具が挿入される。
先端部5内には図3に示すような先端部本体20が設けられている。先端部本体20は、ステンレス鋼等の金属製、或いは、硬質な樹脂製、或いは、セラミック製である。先端部本体20には、複数の軸方向貫通孔21、22、23、24、25等が設けられている。
第1軸方向貫通孔21及第2軸方向貫通孔び22は、照明用孔であって、それぞれの照明用孔には照明ユニット30A、30Bが配設される。
第3軸方向貫通孔23は、撮像用孔であって、撮像ユニット40が配設される。
第4軸方向貫通孔24は、チャンネル用孔であり、第5軸方向貫通孔25は送気送水用孔である。
なお、符号26はカバー用段部であって、カバー配設凹部26には後述する先端カバー(図4の符号27参照)が配設される。
図4に示す符号27は先端カバーである。先端カバー27は、電気絶縁性を有する例えば樹脂部材で形成される。先端カバー27は、先端部本体20の先端面側に設けられたカバー配設凹部26に固設されて先端側外周部位を被覆する。
符号27h1は、第1カバー貫通孔であり、第1照明ユニット30Aの先端部が配置される。符号27h2は、第2カバー貫通孔であり、第2照明ユニット30Bの先端部が配置される。符号27h3は、第3カバー貫通孔であり、撮像ユニット40の先端部が配置される。符号27h5は、第5カバー貫通孔であり、送気送水ノズル(不図示)が配置される。符号27h4は、第4カバー貫通孔であり、処置具チャンネルの導出口の開口を構成する。
本実施形態においては、図4に示すように先端部本体20に形成されている軸方向貫通孔21−25には、挿入部2内に挿通配置される内視鏡内蔵物のうち所定部材が先端部本体20の基端面側から挿入されて固設される。
すなわち、第1照明ユニット30Aの先端部、第2照明ユニット30Bの先端部、撮像ユニット40の先端部、処置具チャンネルユニット50のチャンネル用連結パイプ51の先端部、送気送水ユニット60の送気送水用連結パイプ61の先端部62が軸方向貫通孔21−25に挿通配置される。
符号63は送気チューブであって、送気チューブ63は、第1基端部64に連結されている。符号65は送水チューブであって、送水チューブ65は、第2基端部66に連結されている。符号52はチャンネルチューブであって、チャンネルチューブ52の先端部がチャンネル用連結パイプ51の基端部に連結されている。
撮像ユニット40は、対物レンズ枠41、撮像枠42、撮像装置外装枠43、信号ケーブル44を備えて構成されている。
第1照明ユニット30Aと、第2照明ユニット30Bとは同様な構成であって、第1枠体であるライトガイド口金31と、第2枠体である鏡枠32と、を有する。第1照明ユニット30Aのライトガイド口金31及び鏡枠32と、第2照明ユニット30Bのライトガイド口金31及び鏡枠32と、は、径寸法、長さ寸法等が異なっている。このため、第1照明ユニット30Aの構成を説明して、第2照明ユニット30Bの説明は省略する。そして、第1照明ユニット30Aを照明ユニット30と記載する。
図5、図6を参照してライトガイド口金31及び鏡枠32の構成を説明する。
図5、図6に示すように鏡枠32は、枠本体33と、連結部34と、を有する。連結部34の外径は、枠本体33の外径より大径である。
符号32fは境界面である。位置決め面32fは、枠本体33と連結部34とを区分する段差面であって、枠本体33の先端面から予め定めた距離離間した位置に設けられている。位置決め面32fは、先端部本体20の基端面である第1軸方向貫通孔21の基端側平面に当接する。
枠本体33の第1内孔33h内には内視鏡内蔵物の一つの所定部材である照明レンズ系を構成する複数の光学レンズ35a等の光学部材が固設されている。一方、連結部34の第2内孔34h内にはライトガイド口金31の係入部36が配置される。
連結部34には切欠部34a、34bが形成されている。切欠部34a、34bは、外周端面から予め定めた深さで予め定めた形状の凹部であって、周方向に予め定めた間隔で設けられている。
連結部34の外周面に切欠部34a、34bを設けたことによって、該外周面には予め定めた弾性力を有する片持ち梁状フック部(以下、フック部と略記する)34cが形成される。フック部34cの内周面には中心軸方向に突出した予め定めた形状の係止爪34dが形成されている。
符号34eは段差面である。段差面34eは、第1内孔33hが第2内孔34hより小径であることによって形成される。段差面34eには係入部36の端面36aが当接する。段差面34eは、連結部34の基端面から予め定めた距離離間した位置に設けられている。
ライトガイド口金31の外周面上であって、係入部36の端面36aから予め定めた距離、離間した位置には、螺旋状の螺旋溝37が形成されている。螺旋溝37にはフック部34cの係止爪34dが係入する。そのため、係止爪34dの幅寸法と、螺旋溝37のピッチ数、間隔、及び傾き角とは係入性を考慮して適宜設定される。
本実施形態において、係止爪の34dの幅寸法は、係入部36の外径に対して略1/4に設定してある。しかし、係止爪の34dの幅寸法は、これに限定されるものでは無く、弾性力等を考慮して適宜設定される。
符号38は、フランジであって、フランジ38より基端側に保護チューブ(図4の符号39参照)の先端部が配設されるようになっている。
ライトガイド口金31の内孔31hには、内視鏡内蔵物の一つのであるライトガイドファイバ束30Lが配設されている。
ここで、図7A−図8Bを参照して先端部本体20に照明ユニット30を固設する手順を説明する。
本実施形態においては、図7A−図7Eに示す照明ユニット30を組立手順と、図8A、図8Bに示す照明ユニット30を先端部本体20の照明孔に組付手順と、に分かれている。
図7A−図7Eを参照して照明ユニット30の組立手順を説明する。
まず、作業者は、ライトガイドファイバ束30Lを有するライトガイド口金31と、光学レンズ35aが設けられた鏡枠32とを用意する。そして、図7Aに示すように組み付け作業を開始する前に、ライトガイド口金31の係入部36の外周面に充填剤70を塗布する。
塗布後、作業者は、充填剤70が塗布されている係入部36を鏡枠32を構成する連結部34の第2内孔34h内に挿入していく。すると、図7Bに示すように連結部34に設けられている係止爪34dの先端に係入部36の外周面が当接する。すると、フック部34cが連結部34の外周面34oより外方に反り返るように弾性変形する。
ここで、作業者は、フック部34cからの弾性力に抗して係入部36を更に深部に向けて挿入していく。すると、係入部36に設けられた螺旋溝37にフック部34cの係止爪34dが載置され、該係入部36の挿入に伴って該係止爪34dが螺旋溝37上を移動していく。
そして、図7Cに示すように係入部36の端面36aが第2内孔34h内の段差面34eに当接する。この結果、ライトガイドファイバ束30Lの先端面と鏡枠32に設けられた光学レンズ35aの基端面との間に隙間が形成された所定の状態で対向配置される。
ここで、フック部34dの係止爪34dの先端が螺旋溝37の谷内37vに配置されて係止状態であるか、山上37mに配置されて非係止状態であるかを確認する。すなわち、フック部34cが弾性変形されて連結部34の外周面より外方に反り返っているか否かを確認する。
フック部34cが外方に反るように弾性変形していた場合、図7Dの矢印に示すように鏡枠32を長手軸回りに時計回り、あるいは、反時計回りに回動操作して係止爪34dの先端を螺旋溝37の谷内37vに配置させて引っ掛けて予め定めた係止状態を得る。
この結果、図7Eに示すように外方に弾性変形していたフック部34cが初期状態に戻って連結部34の外周面とフック部34cの外周面とが同一面になる。この状態において、係止爪34dが螺旋溝37内に所定の係止状態で配置されて、ライトガイド口金31が鏡枠32に対して長手軸方向に位置ずれすること無く係止配置される。
この状態で、充填剤70が硬化することによってライトガイド口金31と鏡枠32との組付けが完了する。すなわち、鏡枠32とライトガイド口金31とが一体な照明ユニット30を得られる。
図8A、図8Bを参照して照明ユニット30を先端部本体20の第1軸方向貫通孔21に組付手順を説明する。
図8Aに示すように照明ユニット30を先端部本体20の基端側から照明孔である第1軸方向貫通孔21に挿入して組み付ける。
なお、本図においては、第4軸方向貫通孔24に、チャンネル用連結パイプ51の先端部が連結されている。ここで、チャンネルチューブ52は省略してある。
組み付け作業を開始する前に、作業者は、照明ユニット30の鏡枠32の枠本体33の外周面に充填剤(不図示)を塗布する。
塗布後、作業者は、充填剤が塗布されている枠本体33を矢印Y8Aに示すように枠本体33の先端部を第1軸方向貫通孔21の基端側開口21mに向けて進め、孔内に挿入していく。
図8Bに示すように位置決め面32fが第1軸方向貫通孔21の基端側平面21fに当接する。このことによって、照明ユニット30は、枠本体33の先端側部を第1軸方向貫通孔21から予め定めた量突出した状態で、第1軸方向貫通孔21に対して予め定めた挿入配置状態になる。
この配置状態を保持して充填剤70が硬化することによって、照明ユニット30の先端部本体20への組付けが完了する。
このように、照明ユニット30を外周面に螺旋溝37を形成したライトガイド口金31と、螺旋溝37に係入する係止爪34dを有するフック部34cを備える鏡枠32と、で構成することによって、照明ユニット30を組み立てた後、他の内視鏡内蔵物と同方向から照明ユニット30を先端部本体20の照明孔に組み付けることができる。
この結果、先端部本体20への照明ユニット30の組付け作業が容易になり、高精度な位置決め、および、部品破損の低減を実現できる。
また、鏡枠32が備えるフック部34cの係止爪34dをライトガイド口金31の螺旋溝37に係入して照明ユニット30を組み立てた上で、該照明ユニット30を先端部本体20の照明孔に充填剤70によって組み付けている。
この結果、鏡枠32及びライトガイド口金31に外周面側からビス固定するための雌ネジ及び座繰り穴を不要にして照明ユニット30を細径にして、挿入部のさらになる細径化を実現できる。
また、照明ユニット組付作業前に、予め組み立てられている照明ユニット30を組み付けることによって組付作業性をより向上させることができる。
さらに、上述した実施形態においては、ライトガイド口金31の外周面上である係入部36の端面36aから予め定めた距離、離間した位置に螺旋溝37を形成するとしている。しかし、図9Aに示すように螺旋溝37をライトガイド口金31の係入部36の端面36aから形成するようにしてもよい。
その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
この構成においては、図9Bに示すように凹字形状溝34gを形成して係止爪34dを有するフック部34cを形成する。
この構成によれば、第2内孔34hの端面からの深さを浅く形成して、係入部36の係入距離を短くして組立性の更なる向上を図ることができる。
その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
図10A−図10Eを参照して鏡枠32の枠本体33の先端部にフランジを設けた照明ユニットの変形例を説明する。
図10Aに示すように照明ユニット30を構成する鏡枠32の枠本体33の先端面から予め定めた距離離間した位置には先端部フランジ71が設けられている。
図10Bに示すように先端部フランジ71は切欠部72によって例えば二分割された分割フランジであって、円弧71cと、該円弧71cの中央を通過する中心線71aに平行な2つの線分71bで形成している。
図10Cに示すように先端部本体20の第1軸方向貫通孔21の内周面21hには、2つの先端部フランジ71が通過可能な軸方向溝73が形成されている。
また、第1軸方向貫通孔21の先端面側には先端部フランジ71が回転して摺動可能なフランジ用凹部74が形成されている。フランジ用凹部74は、所謂、座繰り穴であり、フランジ基端面71rがフランジ用凹部74の底面74dに配置される。
この構成によれば、先端部フランジ71を軸方向溝73内に配置して、充填剤が塗布されている枠本体33を第1軸方向貫通孔21の孔内に挿入する。
そして、図10Dに示すように位置決め面32fが第1軸方向貫通孔21の基端側平面21fに当接することによって、照明ユニット30の枠本体33の先端側部が第1軸方向貫通孔21から予め定めた量突出した状態になるとともに、先端部フランジ71が軸方向溝73を通過した状態になる。
ここで、作業者は、図10Eに示すように照明ユニット30を時計回り、あるいは、反時計回りに回転させて、先端部フランジ71を軸方向溝73からフランジ用凹部74の底面74d上に配置する。
この結果、照明ユニット30は、フランジ基端面71rと位置決め面32fとによって先端部本体20に挟持されるので、第1軸方向貫通孔21から脱落すること無く、該貫通孔21に対して予め定めた挿入配置状態に保持される。
ここで、フランジ用凹部73及び軸方向溝73に充填剤を追加塗布する。充填剤及び充填剤が硬化することによって照明ユニット30の先端部本体20への組付けが完了する。
このように、照明ユニット30に先端部フランジ71を設け、第1軸方向貫通孔21を有する先端部本体20に軸方向溝73及びと底面74dを有するフランジ用凹部74を設ける。この結果、第1軸方向貫通孔21に挿入配置された照明ユニット30を治具を用いること無く保持して、充填剤を硬化させることができる。
その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、先端部フランジ71を円弧71cと、円弧71cの中央を通過する中心線71aに平行な2つの線分71bで形成するとしている。しかし、先端部フランジ71を、図11Aに示すように円弧71cと枠本体33の外周に接する中心線71aを挟んで対称な2つの接線71dとで形成されるの先端部フランジ71A、あるいは、図11Bに示すように一点Pから延出されて枠本体33の外周に接する中心線71aを挟んで対称な2つの接線71eで形成される先端部フランジ71B、あるいは、図11Cに示すように枠本体33の外周面の所定の位置にピン部材71pを配設して形成される先端部フランジ71C等であってもよい。ピン部材71pは、丸ピンが好適であるが、角ピンであってもよい。
また、本実施形態において、フランジ基端面71rは、図12Aに示すように長手軸31aに直交する平面であって、フランジ基端面71rがフランジ用凹部74の底面74dに配置された状態で摺動可能であって回転自在に構成してあった。
しかしながら、図12Bに示すようにフランジ基端面71rを長手軸31aに対して角度θが鋭角となる傾斜面71r1としてもよい。
この構成によれば、図12Cに示す紆余に照明ユニット30の枠本体33の先端側部が第1軸方向貫通孔21から予め定めた量突出すると共に、先端部フランジ71が軸方向溝73を通過した状態において照明ユニット30を時計回り、あるいは、反時計回りに回転させることによって、傾斜面71r1と外周面との交差点71pがフランジ用凹部74の底面74dをかじりながら回転移動されていく。
この結果、照明ユニット30が先端部本体20に対してかじり固定されて軸方向へのガタを解消してより安定した保持状態を得ることができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…内視鏡 2…挿入部 3…操作部 4…ユニバーサルコード 5…先端部
6…湾曲部 7…可撓管部 8…湾曲操作装置 9…上下用ノブ 10…左右ノブ
11…操作スイッチ 12…送気送水ボタン 13…吸引ボタン
20…先端部本体 21…第1軸方向貫通孔 21f…基端側平面
21h…内周面 21m…基端側開口 22…第2軸方向貫通孔
23…第3軸方向貫通孔 24…第4軸方向貫通孔 25…第5軸方向貫通孔
26…カバー配設凹部 27…先端カバー 30…照明ユニット
30L…ライトガイドファイバ束 31…ライトガイド口金 31a…長手軸
31h…内孔 32…鏡枠 33…枠本体 34…連結部 34a…切欠部
34c…フック部 34d…係止爪 34d…フック部 34d…係止爪
34e…段差面 34g…凹字形状溝 34o…外周面 35a…光学レンズ
36…係入部 37…螺旋溝 37m…山上 37v…谷内 38…フランジ
40…撮像ユニット 41…対物レンズ枠 42…撮像枠 43…撮像装置外装枠
44…信号ケーブル 50…処置具チャンネルユニット
51…チャンネル用連結パイプ 52…チャンネルチューブ
60…送気送水ユニット 61…送気送水用連結パイプ 62…先端部
63…送気チューブ 64…第1基端部 65…送水チューブ 66…第2基端部
70…充填剤 71…先端部フランジ 71a…中心線 71b…線分
71c…円弧 71d、71e…接線 71p…ピン部材 71p…交差点
71r…フランジ基端面 71r1…傾斜面 72…切欠部 73…軸方向溝
73…フランジ用凹部 73…軸方向溝 74…フランジ用凹部 74d…底面

Claims (7)

  1. 挿入部に形成された先端部本体に配置可能であって、所定の内視鏡内蔵物を内部に配置するとともに、外周面に形成された螺旋状の溝を有する第1枠体と、
    前記第1枠体における連結部に係合可能であって、前記所定の内視鏡内蔵物とは異なる他の所定の内視鏡内蔵物を内部に配置するとともに、前記第1枠体における前記連結部に係合した際、前記螺旋状の溝に対して引掛け可能に設けられたフック部を有する第2枠体と、
    を具備し、
    前記第1枠体は、当該第1枠体と前記第2枠体とが係合し、前記フック部が前記螺旋状の溝に対して引っ掛かることで当該第1枠体と前記第2枠体とが所定の係止状態を得た状態において、前記先端部本体に配置可能とされる
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記フック部は、前記第2枠体の内面から中心軸方向に突出して設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記フック部の係止爪が前記螺旋状の溝の山上に配置された非係止状態において、
    前記第2枠体を該第2枠体の長手軸回りに回転させることによって、前記フック部の係止爪を前記螺旋状の谷内に配置させて前記係止状態を得る
    ことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記第1枠体の内部には前記所定の内視鏡内蔵物としてライトガイドファイバ束が配置され、
    前記第2枠体の内部には前記他の所定の内視鏡内蔵物として照明レンズが配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記連結部に充填剤が塗布されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  6. 前記フック部の係止爪の幅寸法は、前記第1枠体の外径に対して略1/4に設定した
    ことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  7. 前記第2枠体の先端面側に分割フランジを設け、
    前記先端部本体に形成された貫通孔に前記分割フランジが通過可能な軸方向溝、及び前記分割フランジが配置される底面を有するフランジ用凹部を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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