JP6465267B2 - 横抱き用子守帯 - Google Patents

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Description

本発明は、横抱き用子守帯に関する。
従来から、乳幼児を抱っこする手段として子守帯がよく用いられているが、生後間もない乳児については未だ首がすわっていないため、子守帯は、乳児を寝かした状態、所謂横抱き状態で保持するようになっている。
例えば、特許文献1の子守帯では、その図1に示すように、乳児を寝かせた状態で保持する保持部材100と、リュックサックのベルトのように装着者の両肩に掛けられる肩ベルト210,211とを有している。
この従来の子守帯では、所謂横抱き状態にするために、以下の作業が行われる。
即ち、図1の右肩に掛けられる肩ベルト210に設けられた雌型バックル214に、保持部材100のヘッドサポート120から延びるベルト122に設けられた雄型バックル124を連結させる。
また、左肩に掛けられた肩ベルト211に設けられた雌型バックル215に、保持部材100のヘッドサポート121から延びるベルト123に設けられた雄型バックル125を連結させる。
また、乳児の股部を通過させた帯状支持部材128に接続されたベルト129の先端に設けられたフック部材130Bを、右肩に掛けられた肩ベルト210に設けられたループ218に係合させる。
また、乳児の下腹部を保護するため、腹部保持部材113に設けられたベルト115に取り付けられたフック部材117を、保持部材110に設けられたリング状部132に係合させる。このようなフック部材やリング状部は、特許文献1の図1では乳児の左側しか図示されていないが、右側にも存在し、左側と同様に係合させる。
特開2003−111647号公報
ところで、母親等の装着者の利き腕の問題や、装着者の疲れを軽減する等の理由から、乳児の頭部を母親の左腕側に配置したり、右腕側に配置したりして、乳児の配置を変えることがある。例えば、特許文献1の図1では、乳児の頭が母親の左腕側に配置する場合を示しているが、上述した各雌及び雄バックル214,215、フック部材130B,117、等を一旦取り外して、これら各雌及び雄バックル等を連結させる位置を左右逆にして同様に連結させることで、乳児の頭を母親の右腕側に配置することができる。
しかしながら、ベルトの種類や各バックル・フック部材の数が多いため、乳児の配置を変えることは決して容易ではない。そして、このことは、連結すべきバックル等の位置を間違えて、乳児の落下を招く原因ともなる。
そこで、本発明は、乳児の配置を容易に変えることができる横抱き用の子守帯を提供することを目的とする。
上記課題は、寝かせた状態の乳児の姿勢を保持する保持部材と、前記保持部材に接続されると共に、装着者の肩に斜め掛けされる肩ベルトとを備え、前記保持部材は、前記乳児の幅方向の両側に、前記肩ベルトの一方及び他方の端部が連結される連結部を有し、前記連結部は、前記乳児の身長方向に沿って延伸した帯状とされると共にその両端が前記保持部材に固定され、前記肩ベルトの前記一方及び他方の端部は、前記連結部に沿ってスライド可能である横抱き用子守帯により解決される。
上記構成によれば、寝かせた状態の乳児の姿勢を保持する保持部材と、保持部材に両端部が接続されると共に、装着者の肩に斜め掛けされる肩ベルトとを備え、保持部材は、乳児の幅方向の両側に、肩ベルトの一方及び他方の端部が連結される連結部を有している。従って、装着者は乳児を保持部材の上に寝かせて、肩ベルトを斜め掛けすれば、肩ベルトで保持部材を支持して、所謂横抱きをすることができる。
なお、上述の「肩ベルトの一方及び他方の端部」とは、肩ベルトの長手方向の両側の縁部だけを意味するものではなく、肩ベルトの長手方向の中央部を除く領域を意味する。また、「幅方向の両側」とは、幅方向について中心よりも一方側と他方側を意味するものであり、幅方向の両端部を意味するものではない。
ここで、この幅方向の両側に設けられた連結部は、乳児の身長方向に沿って延伸した帯状とされると共に、その両端が保持部材に固定されている。そして、肩ベルトの一方及び他方の端部は、この連結部に沿ってスライド可能である。従って、例えば、肩ベルトの一方の端部を乳児の頭部側に、他方の端部を乳児の臀部側にそれぞれ配置した使用状態から、乳児の頭部の位置を左右逆にしたい場合は、肩ベルトの一方の端部を乳児の頭部側から臀部側に、他方の端部を乳児の臀部側から頭部側に、それぞれスライドさせた上で、肩ベルトを斜め掛けすればよい。
かくして、多数のバックルを外したり付けたりすることなく、容易に乳児の頭部の位置を変えることができる。
また、好ましくは、前記肩ベルトと前記連結部を含む前記保持部材に接続される補助ベルトを有し、前記補助ベルトの前記保持部材に接続された部分、並びに、前記一方及び他方の端部の三点を結ぶ仮想線が三角形状とされることを特徴とする。
従って、保持部材を三点で支持して、安定した横抱き状態を保持できる。
また、好ましくは、前記連結部は、装着者が把持できる幅寸法とされていることを特徴とする。
従って、装着者は連結部を把持して保持部材を支持し、より安定した横抱き状態を保持できる。
また、好ましくは、前記連結部は、前記乳児の身長方向における中央部が前記保持部材に貼着し、位置決め可能とされてなることを特徴とする。
このため、連結部の中央部を保持部材に貼着させて、連結部を保持部材に対してより強く固定することができ、例えば、肩ベルトが接続された連結部が撚れる等の好ましくない状態を防止し、より安定した横抱き姿勢を保持できる。
また、この連結部の中央部は保持部材に対して貼着を解除することも可能であるため、連結部の中央部を保持部材から分離させて、肩ベルトの一方及び他方の端部を連結部に沿ってスライドさせることができる。

また、好ましくは、前記連結部の前記乳児の頭部側に連結された前記一方の端部または前記他方の端部は、前記連結部における前記乳児の幅方向の前記装着者側に配置されることを特徴とする。
従って、乳児の頭部側に連結された肩ベルトが乳児の幅方向の装着者側に配置されて、肩に斜め掛けされるため、例えば装着者が乳児の顔を視認する際、肩ベルトがその視認の邪魔になることはなく、乳児と装着者とのスキンシップを図ることができる。
以上より、本発明によれば、乳児の配置を容易に変えることができる横抱き用の子守帯を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る子守帯であって、上面側及び頭部パッド側から視認した斜視図。 図1の子守帯の上面側及び臀部パッド側から視認した斜視図。 図3(A)は図1の子守帯の下面側を示す図であり、図3(B)は図3(A)の状態から肩ベルトをスライドさせた状態を示す図。 図1の概略A−A断面図。 図1の概略B−B断面図 図1の子守帯の臀部パッド付近の図。 図3(A)の概略C−C断面図。 図3の肩ベルトの中央部を捲った状態図。 図1の補助ベルトが連結部に接続されている状態図(図3(A)のD矢視図)。 図1の子守帯の使用方法を説明する図であり、図10(A)は保持部材に乳児を乗せた図、図10(B)は図10(A)に引き続き、乳児の腹部周りを固定させる図。 図10に引き続く使用方法の説明図であり、図11(A)は補助ベルトを取り付けている図、図11(B)は図11(A)に引き続き、肩ベルトに肩を入れて、連結部を把持する図。なお、図11(A)の一点鎖線で囲った図は、装着者の手元付近を拡大した図。 図11に引き続く使用方法の説明図であり、乳児を横抱きした状態を示す図。 図12の乳児の頭部を左右逆にして、乳児を横抱きした状態を示す図。 図1の子守帯の片付け方法を説明する図であり、図14(A)は子守帯の展開図、図14(B)は図14(A)に引き続き、肩ベルト等を臀部パッドの上にまとめた図。 図14に引き続く片付け方法の説明図であり、図15(A)は頭部パッドで肩ベルト等を覆った図、図15(B)は図15(A)に引き続き、腹保持部を固定する図。 本発明の第2の実施形態に係る子守帯であって、上面側から視認した斜視図。 図16の子守帯の下面図。 図17の連結部の部分拡大斜視図。 図16の子守帯の使用状態を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
また、以下に述べる「上面」は乳児が載置される面で、使用時における上側の面をいい、「下面」はその反対側の面で、使用時における下側の面をいう。
また、以下に述べる「幅方向」は特別な言及がない限り、子守帯に適正に仰向けに寝かせた状態の乳児の幅方向をいう。
本各実施形態に係る子守帯は、寝かせた状態の乳児の姿勢を保持しながら抱っこをする(所謂、横抱きする)ための横抱き専用の子守帯である。このような子守帯は、目安としては、新生児(0か月頃)から首がすわるまでの4か月頃まで使用される。
〔第1の実施形態〕
図1〜図8は本発明の第1の実施形態に係る子守帯10である。
なお、図1は後述する腹保持部45を展開した状態、図2は腹保持部45を閉じた状態、図6は腹保持部45の内、後述するカバー49を展開した状態を示している。
また、図1及び図3は、後述する補助ベルト65と肩ベルト50とを連結させていない状態、図2は補助ベルト65と肩ベルト50とを連結させた状態を示している。
これらの図の子守帯10は、寝かせた状態の乳児の姿勢を保持する保持部材20と、この保持部材20に接続されると共に、装着者の肩に斜め掛けされる肩ベルト50とを有している。
〔保持部材について〕
先ず、保持部材20の概要を、図1、図2、図4〜図6を用いて説明する。
保持部材20は、乳児の頭部から臀部までを連続して保持するシート状であり、図2に示すように、乳児の脚の付け根GRより先の脚部LGは保持されない。従って、乳児が足で保持部材20を蹴るようなことはなく、保持部材20上の乳児の位置ずれを防止している。
保持部材20は、乳児の頭部が載置される頭部パッド21、乳児の背中が載置される背中パッド30、乳児の臀部が載置される臀部パッド40が一体的に形成されている。
これら頭部パッド21,背中パッド30,臀部パッド40の夫々の中には、板部材22,31が配置されている。板部材22,31は、乳児の姿勢を保持し易くする部材であり、若干の可撓性を有すると共に、硬度の高い材料(例えば、合成樹脂板や金属板)が用いられている。
このような硬い板部材22,31は、各パッド21,30,40を通すように連続して設けられてはおらず、頭部パッド21と背中用パッド30との境目23には板部材は配置されていない。このため、境目23は板部材22,31が配置された部分に比べて曲がり易く、板部材31の可撓性も加わって、保持部材20に乗せられた乳児は多少丸まって寝た状態となる。従って、母親の胎内にいた際の状態を引きずり、丸まることが得意な乳児は比較的に楽な姿勢で寝ることができる。
なお、本実施形態では、背中パッド30と臀部パッド40の中には一体的に形成された板部材31が通して配置されている。
また、本実施形態の板部材22と板部材31は別部材とされているが、本発明はこれに限られず、一体的に形成されたものでもよい。その際、板部材22と板部材31との境目23を薄肉として、曲がり易くすると好ましい。
頭部パッド21は、首がすわっていない乳児の頭部を安定して保持すると共に衝撃を吸収する部材であるのが好ましい。
具体的には、図1、及び図1のA−A断面図である図4に示すように、リング状又は枠状の板部材22を、綿やスポンジ等のクッション材(より好ましくは、ウレタンフォーム等の低反発弾性フォーム)13で包み込み、そのクッション材13をさらにカバー体14,15で覆っている。なお、上面のカバー体14と下面のカバー体15とは材質が異なり、上面のカバー体14は下面のカバー体15に比べて滑り難い素材(例えば、フランネル、スエード、ベロア等の起毛素材)から形成されている。
頭部パッド21には、板部材22が幅方向Xの中央部に配置され、幅方向Xの両端部21a,21bには配置されていない。この両端部21a,21bは、使用時に乳児の側頭部を保護するように起立する部分であり、頭部を置く部分(以下、「頭部載置部」という)21cとの境目24は、上面のカバー体14と下面のカバー体15とが縫合されて、屈曲し易い屈曲可能部とされている。
頭部を置く頭部載置部21cは、図4に示すように、凹凸部を有している。この図4の凹凸部のうち凸部27は、主に、乳児の後頭部BHと側頭部SHとの境界付近を保持するための部分である。この凸部27は、図1及び図2に示すように、正面視において、凹部26を取り囲むリング状又は枠状であって、二点鎖線の部分28が山の稜線となるようにして上側に膨出している。なお、凸部27の中には板部材22が配置されている。
図4に示す凹部26は乳児の後頭部BHが位置する部分であり、板部材22は配置されておらず、これにより、後頭部BHの形状に対応して窪み易くなっている。
このような凹部26は、乳児の後頭部BHが触れたのみでは(後頭部BHの重みをかけなければ)、後頭部BHを収容しきれない大きさであり、後頭部BHが置かれると、その重みにより内周側面26aが押し広げられるようにするのが好ましい。このように、頭部HDの重みにより、凹部26の内周側面26aが後頭部BHの形状に合わせて沈みこむように(矢印Jの方向に沈みこんで、内周側面26aを押し広げるように)変形すると、頭部HDはその大小に拘わらず、頭部パッド21の当該変形した凹部26の内面全体に密着し、首が据わらない乳児の後頭部を効果的に保持することができる。
なお、凹部26には、通気性をよくするために、厚み方向に貫通した複数個の通気孔を形成してもよい。
図1に示す背中パッド30は、乳児の胴体を支持する部分であり、頭部パッド21と同様、図1のB−B断面図である図5に示すように、板部材31を弾性変形可能なクッション材13で包み込み、そのクッション材13をさらにカバー体14,15で覆って形成されている。なお、背中パッド30の板部材31は、乳児の背中が置かれる幅方向中央部の背中載置部30cのみに配置されている。
そして、背中パッド30の幅方向Xの両端部30a,30bには板部材31が配置されておらず、この両端部30a,30bと背中載置部30cとの境目34は、上面のカバー体14と下面のカバー体15とが縫合されて、屈曲し易い屈曲可能部とされている。これにより、両端部30a,30bは使用時に起立して、乳児の胴体部を包み込むように保持できる。
図1に示す臀部パッド40は、乳児の臀部を支持する部分であり、頭部パッド21や背中パッド30と同様、板部材31を弾性変形可能なクッション材で包み込み、そのクッション材をさらにカバー体で覆って形成されている。
図1の臀部パッド40における板部材31は、乳児の臀部が置かれる幅方向中央部の臀部載置部40cにのみ、背中パッド30の板部材31が延伸して配置されている。幅方向Xの両端部40a,40bには板部材31が配置されておらず、この両端部40a,40bと臀部載置部40cとの境目42は、上面のカバー体と下面のカバー体とが縫合されて、屈曲し易い屈曲可能部とされている。これにより、使用時に両端部40a,40bは起立して、乳児の臀部を包み込むように保持できる。
図2に示す臀部パッド40の幅方向の最大寸法X1は、少なくとも図1に示す背中パッド30の幅方向の最大寸法X2に比べて大きく形成され、これにより、紙おむつを穿いた乳児の大きい臀部に対応して当該臀部を保持できる。
また、図2に示すように、臀部パッド40は、乳児の脚の付け根GR付近までが載置され、それより先の脚部LGは載置されない形状とされている。
具体的には、臀部パッド40は、幅方向X1の寸法が、図1及び図2に示すように、最大寸法の位置P1から長手方向Yの先端部(背中パッド30とは反対側の先端部)40dに向かうに従って除々に小さくなっている。
なお、図1に示すように、臀部パッド40は長手方向Yの先端部40dに板部材31が配置されておらず、このため、図2に示すように先端部40dは丸め易くなっている。
この臀部パッド40の先端部40dのさらに先には、乳児の腹部を押える腹保持部45が連続して設けられている。なお、本実施形態の腹保持部45は、全体的に、クッション材を布等のカバー体で覆って形成されている。
腹保持部45は、臀部パッド40の先端部40dから延伸した乳児の股部を通る股通過部46と、乳児の腹部の上に配置される腹配置部47とを有している。
股通過部46は、図1に示す展開した状態から、図2及び臀部パッド40付近を図示した図6に示すように、臀部パッド40側に折り返され、乳児の両太腿の間を通過可能な幅寸法X3とされている。この股通過部46と臀部パッド40と腹配置部47とで画された空間から、乳児の脚部は出される。
股通過部46の幅寸法X3は、乳児が脚部を広げてM字型に開脚した状態を保持できる寸法である。即ち、幅寸法X3は、乳児のM字型の脚部を無理矢理に伸ばすことが不可能な幅寸法であるのがよく、乳児の体形にもよるが、概ね9〜14cmとするのが好ましい。これにより、乳児の脚部を無理矢理に伸ばして招く股関節脱臼を防止できる。
また、この股通過部46の縁部46aは、幅方向Xの中心に向かって凸となるように湾曲しており、これにより、使用状態において、乳児の脚の付け根GRに縁部46aが密着するようになっている。
腹配置部47は、図2及び図6に示すように、乳児の腹部の上に置かれる部分であり、当該腹部の上に配置した状態を維持できるように、背中パッド30に取り付けられたハーネス(安全ベルト)39と連結自在な接続部材37を有している。
図6に示す接続部材37は、幅方向Xに互いに背を向けるようにして並んだ2つの雌バックル37a,37aであり、背中パッド30の幅方向Xの両端部に設けられた2つのハーネス39,39の各先端部に取り付けられた雄バックル36,36と連結自在である。
このようにして、腹保持部45は、背中パッド30や臀部パッド40と協同して、乳児の臀部や腹部周りを保持し、安定した横抱き状態を保持できる。
なお、本実施形態では好ましい形態としてハーネス39を背中パッド30に取り付けているが、本発明はこれに限られず、例えば臀部パッド40にハーネス39を取り付けても構わない。
また、ハーネス39には、乳児が当接しても肌を痛めないように、クッション等の緩衝材38が巻かれている。
腹配置部47の端部(臀部パッド40と反対側の端部)47aには、接続部材37、及びこれに連結された雄バックル36,36を隠すためのカバー49が連続して設けられている。即ち、カバー49は端部47aの位置で折り返し可能であり、図6に示す展開状態から接続部材37側に(図6のR方向に)折り返して、図2に示すように、接続部材37等を隠すことができる。
図6に示すカバー49には面ファスナー12が設けられており、腹配置部47の接続部材37が取り付けられている表面の面ファスナー19と着脱可能とされている。
〔肩ベルトについて〕
次に、肩ベルト50について、図1〜図3を用いて説明する。
肩ベルト50は、装着者の肩に斜め掛けされ、保持部材20を吊るして支持するためのベルトであり(図12を参照)、図3に示すように、その一方の端部50aと他方の端部50bが、保持部材20の幅方向Xの両側20a,20bに連結されている。
本実施形態の場合、一方の端部50aが保持部材20の幅方向Xの一方側20aに、他方の端部50bが保持部材20の幅方向Xの他方側20bに、夫々接続されている。そして、図3(A)に示すように、一方の端部50aが頭部パッド21側に配置されている場合は、他方の端部50bは臀部パッド40側に配置され、図3(B)に示すように、一方の端部50aが臀部パッド40側に配置されている場合は、他方の端部50bは頭部パッド21側に配置可能とされている。このように、一方及び他方の端部50a,50bの配置を変更する構造については、後で説明する。なお、ここにいう「頭部パッド21側」と「臀部パッド40側」とは相対的な位置関係であり、必ずしも頭部パッド21及び臀部パッド40に配置されていることを意味するものではない。
本実施形態の肩ベルト50は、第1〜第3の肩帯部51,52,53を連結して形成されている。即ち、肩ベルト50は、保持部材20の幅方向Xの一方側20aに連結される第1の肩帯部51、保持部材20の幅方向Xの他方側20bに連結される第2の肩帯部52、第1の肩帯部51と第2の肩帯部52とを繋ぐようにした第3の肩帯部53とを有している。
第1の肩帯部51は、その一方の端部が上述した肩ベルト50の一方の端部50aであり、その反対側の端部51bは第3の肩帯部53と着脱可能に連結されている。具体的には、第1の肩帯部51の端部51bと第3の肩帯部53とは、ベルトの長さが調整可能であって連結可能なバックル等のベルト長調整具29により連結されている。
第2の肩帯部52は、その一方の端部が上述した肩ベルト50の他方の端部50bであり、その反対側の端部52bは第3の肩帯部53と着脱可能に連結されている。具体的には、第2の肩帯部52の端部52bと第3の肩帯部53とは、ベルトの長さが調整可能であって連結可能なバックル等のベルト長調整具25により連結されている。
これら第1の肩帯部51の一方の端部(肩ベルト50の一方の端部)50a、及び第2の肩帯部52の一方の端部(肩ベルト50の他方の端部)50bは、図3に示すように、保持部材20の下面に連結されているが、使用状態では、図1及び図2に示すように、肩ベルト50は上面側に回されてから、装着者の肩に斜め掛けされる。
そうすると、使用状態において、第1の肩帯部51及び第2の肩帯部52は、頭部パッド21の端部21a,21b、臀部パッド40の端部40a,40bを起立させることができ、これにより乳児を包み込むように保持できる。
第3の肩帯部53は装着者の肩に掛けられる肩パッド部とも言え、内側にスポンジや綿等のクッション材を有し、装着者の肩にかかる負担の軽減を図っている。また、図3に示すように、第3の肩帯部53は一方向に湾曲して、肩に掛けられた際に、肩の形状に密着するようになっている。
なお、第1の肩帯部51の一方の端部50a側、及び第2の肩帯部52の一方の端部50b側には、乳児に当接しても肌を痛めないように、クッション等の緩衝材44が巻かれている。
〔保持部材と肩ベルトとの連結構造〕
次に、上述した保持部材20と肩ベルト50との連結構造について、図3、図5、及び、図3(A)の概略C−C断面図である図7、図3の連結部60の中央部を捲った状態の図8を用いて説明する。
保持部材20は、図3に示すように、幅方向Xの両側20a,20bに、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bが連結される一対の連結部60,61を有している。
この一対の連結部60,61は、載置した乳児の身長方向に沿って延伸した帯状であって、保持部材20の下面に配置されている。そして、図3、図5、及び図7に示すように、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bは、環状になって連結部60,61に巻き付いて連結されているが、連結部60,61に対して固定はされていない。これにより、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bは、連結部60,61をガイドにして、連結部60,61の長手方向(図3の略Y方向:保持部材20の略長手方向)に沿ってスライド可能となる。
以下、連結部60,61について説明するが、連結部60と連結部61とは同様の構成であるため、以下、特段の言及がない限り、連結部60を説明する。
連結部60は、図3に示すように、その両端部60a,60bが保持部材20に固定されている。
具体的には、端部60aは頭部パッド21の先端部(保持部材20の長手方向Yの頭部パッド21側の先端部)21dに、端部60bは臀部パッド40の先端部(より具体的には、図1の板部材31の長手方向Yの先)40dに、それぞれ縫合されている。
連結部60は、その縫合された部分以外は保持部材20に縫合ないし接合されてはいないが、長手方向(載置された乳児の身長方向)の中央部60cが着脱手段62により保持部材20と着脱可能とされている。本実施形態の着脱手段62は、図7及び図8に示すように、連結部60と保持部材20の本体の面の夫々に設けられた面ファスナー62a,62bである。これにより、使用時において、連結部60の中央部60cは保持部材20に貼着し、連結部60を位置決めでき、また、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bが不要にスライドすることを防止できる。なお、本発明における連結部60と保持部材20との当該着脱手段は、例えばホック・スナップ等であってもよい。
連結部60の幅寸法W1は装着者が把持できる幅寸法とされている。これにより、使用状態を示す図12及び図13に示すように、親等の装着者は連結部60,61を手で把持することで、保持部材20が持ち易くなって負担が軽減される。この際、上述のように、使用時、連結部60,61の長手方向の中央部は保持部材20に貼着しているため、装着者の手が着脱手段62のない頭部パッド21或いは頭部パッド21と背中パッド30との境界付近における連結部61を自然と把持することになり、これにより、装着者MAの腕が乳児BAの首部から頭部にかけて下支えしながら連結部60を把持するという正しい姿勢に導き、より安定した横抱き状態を保持できる。
このような連結部60,61は柔軟性を有しており、本実施形態の場合、図7に示すように、布製の袋状部95の中に綿やスポンジ等のクッション材96が収容され、把持した手が痛くなることを防止している。
さらに、図3、図5、及び図7に示す環状になって連結部60,61に巻き付いた肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bは、その内周側面50c(図5及び図7参照)の環状方向の寸法が、連結部60,61の周方向の側面寸法に比べて小さく形成されている。これにより、連結部60,61に巻き付けられた一方及び他方の端部50a,50bは、連結部60を若干絞るようにしており、無用に連結部60,61に沿ってスライドすることを防止できる。
なお、図3に示すように、連結部60と連結部61とは、互いに略平行ではあるが、臀部パッド40側で最も接近し、頭部パッド21側に向うに従って、除々に互いの間隔Wが広げられている。
〔補助ベルトについて〕
次に、補助ベルト65について、図1〜図3、及び図3(A)のD矢視図である図9を用いて説明する。
補助ベルト65は、横抱き状態の安定性を向上させるためのベルトであり、肩ベルト50と協同して横抱き状態を保持するようになっている。
補助ベルト65は、肩ベルト50及び保持部材20(連結部60,61を含む)に接続されるようになっている。本実施形態の補助ベルト65は、肩ベルト50、及び連結部60に着脱可能とされている。
具体的には、補助ベルト65の一方の端部65aは、図9に示すように、丸め乃至折り返して環状にした状態を、スナップ等の留め具67で維持することができ、当該環状にして連結部60に巻きつけて、連結部60に連結される。このように補助ベルト65の一方の端部65aは、留め具67で着脱可能なため、連結部60のどの位置にも連結でき、例えば、図3(A)に示すように連結部60の臀部パッド40側や、図3(B)に示すように連結部61の臀部パッド40側に連結できる。
補助ベルト65の他方の端部65bは、スナップ等の留め具66により、第1の肩帯部51や第2の肩帯部52に着脱可能とされている。本実施形態の場合、図3(A)(B)に示すように、第1の肩帯部51と第2の肩帯部52の双方に留め具66の例である凹スナップ66aが設けられており、従って、留め具66の例である凸スナップ66bを有する補助ベルト65の他方の端部65bを、第1の肩帯部51や第2の肩帯部52に連結できるようになっている(図2参照)。
このようにして、図2に示すように、補助ベルト65の保持部材20に接続された一方の端部65a、肩ベルト50の一方の端部50a及び他方の端部50bの三点を結ぶ仮想線が三角形状とされ、保持部材20を三点で支持して、安定した横抱き状態を保持できるようにしている。
この点、本実施形態において、補助ベルト65の他方の端部65bは、肩ベルト50の臀部パッド40側に連結されている。
具体的には、図3(A)のように、肩ベルト50の一方の端部50aを連結部60の頭部パッド21側に、他方の端部50bを連結部61の臀部パッド40側に配置した場合、補助ベルト65の一方の端部65aを連結部60の臀部パッド40側に接続し、その他方の端部65bを、臀部パッド40側にある第2の肩帯部52に接続するのが好ましい(このように接続した状態が図2及び図12の状態である)。
また、図3(B)のように、肩ベルト50の一方の端部50aを連結部60の臀部パッド40側に、他方の端部50bを連結部61の頭部パッド21側に配置した場合、補助ベルト65の一方の端部65aを連結部61の臀部パッド40側に接続し、その他方の端部65bを、臀部パッド40側にある第1の肩帯部51に接続するのが好ましい(このように接続した状態が図13の状態である)。
なお、補助ベルト65の一方及び他方の端部65a,65bを除く領域には、乳児の肌が当接しても痛めないように、クッション等の緩衝材を巻くのが好ましい。
〔子守帯の使用方法〕
次に、上述した第1の実施形態に係る子守帯10の使用方法を、主に図10〜図12を用いて説明する。
子守帯10を使用する際は、その準備として、子守帯10を裏返し、図3(A)、又は図3(B)に示すように、肩ベルト50と補助ベルト65を連結部60,61に適正に配置するのが好ましい(以下、「使用準備段階」という)。
具体的には、肩ベルト50に装着者の右肩に斜め掛けする場合は、図3(A)に示す状態とするのが好ましい。即ち、装着時に幅方向Xの装着者側に配置される図3(A)の連結部60の頭部パッド21側に、肩ベルト50の一方の端部50aを配置する。肩ベルト50の他方の端部50bは、もう片方の連結部61の臀部パッド40側に配置する。また、補助ベルト65は、連結部60の臀部パッド40側に、肩ベルト50の他方の端部50bに対向するように連結する。
これに対して、肩ベルト50に装着者の左肩に斜め掛けする場合は、図3(B)に示す状態とするのが好ましい。即ち、図3(B)の連結部61(装着時に幅方向Xの装着者側に配置される連結部)の頭部パッド21側に、肩ベルト50の他方の端部50bを配置する。肩ベルト50の一方の端部50aは、もう片方の連結部60の臀部パッド40側に配置する。また、補助ベルト65は、連結部61の臀部パッド40側に、肩ベルト50の一方の端部50aに対向するように連結する。
このように、肩ベルト50を右肩・左肩のいずれに掛ける場合も、連結部60,61の乳児の頭部側に配置された肩ベルト50の一方の端部50a又は他方の端部50bは、連結部60,61における幅方向Xの装着者側に配置される。従って、使用時に装着者が乳児の顔を見る際、図12及び図13に示すように、肩ベルト50がその視認の邪魔になる事態を防止でき、乳児と装着者とのスキンシップを図ることができる。
なお、この準備段階では、補助ベルト65と肩ベルト50とは未だ連結させない。
その後、図10(A)に示すように、保持部材20の上面を上にし、展開してテーブル等の上に置く。なお、図10(A)は肩ベルト50を装着者の右肩に掛けて使用する場合を図示している。
そして、保持部材20の上に乳児BAを載せる。即ち、頭部パッド21の上に乳児BAの頭部を、背中パッド30の上に乳児BAの背中を、臀部パッド40の上に乳児BAの臀部を載せ、乳児BAの両足の間に股通過部46を配置する。
次いで、図10(B)に示すように、股通過部46を折り返して乳児BAの股の間を通し、腹配置部47を乳児BAの腹部の上に載せる。
そして、背中パッド30から延びるハーネス39の先端にある雄バックル36を、腹配置部47の上に付けられた雌バックル37aに接続した後、図2のようにカバー49を折り返して、当該バックル類を隠す。
次いで、図11(A)に示すように、肩ベルト50と補助ベルト65とを連結する。具体的には、肩ベルト50を右肩に掛けて使用する図11(A)の場合、連結部の臀部パッド40側に配置された第2の肩帯部52に設けられた凹スナップ66aと、補助ベルト65の先端部に設けられた凸スナップ66bとを留める。なお、このような肩ベルト50と補助ベルト65との連結手段はスナップに限られず、バックル等であってもよい。
次いで、図11(B)に示すように、肩ベルト50に装着者MAの左肩LSと頭HDを通して右肩に掛ける。この際、頭部パッド21の下面側に装着者MAの左腕LAを通して、その左手LHで幅方向Xの外側(装着者MA側ではない側)の連結部61の頭部パッド21側を把持するのが好ましい。その後、この左手LHで連結部61を把持しながら(より好ましくは、同時に右手で臀部パッドを下支えながら)、図12に示すように、寝かせた状態の乳児を抱えて、所謂横抱き状態を保持する。
これにより、図12に示すように、肩ベルト50を斜め掛けして、乳児BAの臀部側については、肩ベルト50の他方の端部50b及び補助ベルト65の2点、乳児BAの頭部側については、肩ベルト50の一方の端部50a(図2参照)の1点、計3点で保持部材20を支持できる。
また、左手LHで連結部61の頭部パッド21側を把持することにより、4点(乳児BAの臀部側の2点、乳児BAの頭部側の2点)で保持部材20を支持して、より安定した横抱き状態を保持できる。この際、連結部61の中央部は着脱手段62で保持部材20に貼着しているため、装着者MAの左手LHは、着脱手段62のない頭部パッド21或いは頭部パッド21と背中パッド30との境界付近における連結部61を自然に把持することになる。従って、装着者MAの腕が乳児BAの首部から頭部にかけて下支えするという好ましい姿勢に導くことができる。
さらに、このように保持部材20を支持したとしても、装着者MAは乳児BAの顔を肩ベルト50等で遮られることなく見ることができ、乳児と装着者とのスキンシップを図ることができる。
なお、乳児BAを横抱きした後、肩ベルト50の長さが不適切である場合は、ベルト長調整具25から出た第2の肩帯部52の部分を引っ張る等して、肩ベルト50の長さを調整できる。
以上は、肩ベルト50を右肩RSに斜め掛けした場合であるが、装着者の利き手の違いや疲労の緩和などの理由により、子守帯10は、肩ベルト50に左肩LSに斜め掛けすることもできる。
左右逆に肩ベルト50を掛けなおす場合は、使用準備段階において、図3(A)に示す肩ベルト50及び補助ベルト65の配置状態から、図3(B)に示す肩ベルト50及び補助ベルト50の配置状態のように左右を逆転させればよく、この際、肩ベルト50を保持部材20から取り外すことなく、図3(B)に示す状態に変化させることができる。
具体的には、図3(A)の補助ベルト65を連結部60から取外すと共に、面ファスナー62で付着している連結部60の中央部60cと保持部材20の下面とを剥がし、その後、肩ベルト50の一方の端部50aを矢印F1方向にスライドさせて、図3(B)に示すように、一方の端部50aを臀部パッド40側に配置する。この際、一方の端部50aは連結部60の周側面を囲む環状であるため、連結部60に沿ってスライドさせて、容易に臀部パッド40側に配置できる。
また、図3(A)の肩ベルト50の他方の端部50bを、連結部61に沿って矢印F2方向にスライドさせ、図3(B)に示すように、頭部パッド21側に配置する。
そして、補助ベルト65の一方の端部65aを環状にして連結部61の臀部パッド40側に巻きつけて、スナップ等の留め具67で連結部61に連結する。
その後は、図10〜図11で既に説明したステップで子守帯10を装着すれば(但し、左右方向の動作は逆)、図13に示すように、肩ベルト50を左肩LSに斜め掛けして、図12と同様の作用効果を発揮しながら、横抱き状態を保持できる。
次に、本第1の実施形態に係る子守帯10の片付け方法について、図14及び図15を用いて説明する。
使い終わった子守帯10は、図14(A)に示すように、下面10aを上にして、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50b、及び補助ベルト65の一方の端部65aを臀部パッド40の領域にスライド等させて配置する。
次いで、図14(B)に示すように、上面10bを上して、肩ベルト50及び補助ベルト65を畳む等して、保持部材20の中で最も大きな幅寸法X1を有する臀部パッド40の上に置く。
次いで、図15(A)に示すように、頭部パッド21を折り返して、肩ベルト及び補助ベルトを覆い隠すようにして、臀部パッド40の上に置く。
次いで、図15(B)に示すように、腹配置部47を折り返して、頭部パッド21の上に重ね、その後、背中パッドから出たハーネス39に設けられた雄バックル36と腹配置部47に設けられた雌バックル37aとを接続する。これにより、図15(B)に示すように、子守帯10を丸めて小さくできる。
本第1の実施形態の子守帯10は以上のように構成され、寝かせた状態の乳児の姿勢を保持する保持部材20は、幅方向Xの両側20a,20bに、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bが連結される連結部60,61を有している。ここで、連結部60,61は、乳児の身長方向に沿って延伸した帯状であり、そして、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bは、この連結部60,61に沿ってスライド可能である。従って、肩ベルト50を連結部60,61から取り外すことなく、左肩に斜め掛けする状態と、右肩に斜め掛けする状態とを、容易に切り替えることができる。
〔第2の実施形態〕
図16〜図19は本発明の第2の実施形態に係る子守帯100であり、図16はその上面側から視認した斜視図、図17は下面図、図18は連結部の部分拡大斜視図(図17のE矢視図)、図19は使用状態を示す図である。なお、図16では各ベルト50,80やハーネス92を連結して、使用状態と同様の状態にして図示しているが、図17では各ベルト50,80やハーネス92を連結せずに図示している。
これらの図で図1〜図15の実施形態で用いた符号と同一の符号を付した箇所は共通する構成であるから、重複した説明は省略し、以下、相違点を中心に説明する。
第2の実施形態の子守帯100は、第1の実施形態の子守帯10と比べて、連結部60,61と肩ベルト50との連結構造、補助ベルト80、補助ベルト80と肩ベルト50との連結構造、ハーネス92等、種々の点で異なる。
〔連結部と肩ベルトとの連結構造〕
先ず、連結部60,61と肩ベルト50との連結構造について説明する。
子守帯100は、第1の実施形態と同様、図17に示すように、幅方向Xの両側20a,20bに連結部60,61を有し、この連結部60,61の表面には、図17及び図18に示すように、その長手方向Yに沿って、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bのスライド方向を容易に案内するための帯状のガイド58が設けられている。
図のガイド58は、長手方向Yに沿った薄いシート状であって、その長手方向Yの寸法は連結部60,61と同様であるが、幅寸法X4が連結部60,61の幅寸法X5に比べて小さく形成されている。
ガイド58の両端部58a,58bは連結部60,61に固定されているのに対して、それ以外の領域58cは連結部60,61に固定されていない。この両端部以外の領域58cは、外力を加えない限り、連結部60,61と密着しているのが好ましい。
なお、ガイド58は、少なくとも連結部60,61に比べて柔軟性が低く、高い剛性を有している(但し、厚みの薄い分、所要の可撓性を有する)。このようなガイド58の材料としては、ポリエステルからなる糸材を織ってテープ状にしたシートベルト素材などがある。
そして、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bは、連結部60,61だけではなくガイド58にも接続されている。以下、一方の端部50aの接続構造と他方の端部50bの接続構造は同様であるため、特段の事由がない限り、一方の端部50aの接続構造についてのみ説明する。
一方の端部50aは、図18に示すように、ガイド58と連結部60との間に通すようにして、連結部60に巻き付いた環状部75を有している。環状部75の表面には両端部74a,74bが固定されたテープ状部74が設けられており、このテープ状部74と環状部75でガイド58を挟んでいる(テープ状部74と環状部75の間をガイド58が通っている)。
これにより、一方の端部50aがスライドする際、連結部60よりも剛性の高いガイド58が一方の端部50aを長手方向Yに案内して、柔軟性を有する連結部60に対して食い込むことを防止しつつ、より容易にスライドさせることができる。
また、一方の端部50aは、スライドする際、連結部60との間の摩擦だけではなく、ガイドベルト58との間でも摩擦が生じるため、無用にスライドしてしまう事態も有効に防止できる。
なお、図17に示す連結部60,61は、頭部パッド21には配設されず、背中パッド30及び臀部パッド40の領域にのみ配設され、そして、背中パッド30との接続位置については、載置された乳児の首の位置周辺とされている。
〔補助ベルト〕
次に、補助ベルト80について説明する。
本第2の実施形態に係る補助ベルト80は、第1の実施形態と同様、横抱き状態の安定性を向上させるためのベルトではあるが、その構造が第1の実施形態と異なっている。
即ち、図17に示すように、補助ベルト80は1本であり、その延伸する方向を略幅方向Xの両側のいずれかに切り替えることが可能とされている。
具体的には、補助ベルト80は、頭部パッド21の下面に固定された固定部80aと、この固定部80aより先であって、頭部パッド21に固定されていない非固定部80bとを有している。
非固定部80bは、固定部80aとの境界部80cで図17のR1方向に折り返して、略幅方向Xのいずれかの方向に延伸させることができる。そして、この延伸した非固定部80bは、頭部パッド21の下面の幅方向Xの両側に設けられた位置決め手段82により位置決めされ、これにより略幅方向Xのいずれかの方向に延伸した状態が維持される。
図の位置決め手段82は、スナップ83が取付けられた自由端を有し、このスナップ83を頭部パッド21に留めて、頭部パッド21と協同してリング状を形成し、このリング状の中に非固定部80bを通すことで、非固定部80bを位置決めできる。なお、位置決め手段82は、このような手段に限られるものではなく、例えば、非固定部80b自体にスナップ等を設けて、頭部パッド21に対して着脱可能に接続するようにしてもよい。
このような非固定部80bは、所定の長さを有し、図16に示すように乳児BAが載置される上面側に回されて、その先端部付近に設けられた留め具85で、肩ベルト50に着脱可能に接続することができる。図16の留め具85は、補助ベルト80の長さを調整可能なバックル等である。従って、例えば留め具85より先の補助ベルトの先端部80cを引っ張って補助ベルト80を短くし、図の二点鎖線で示すように、頭部パッド21に所定の角度θ1を付けて、乳児の頭部を起こすことができる。この点、補助ベルト80は、頭部パッド21の幅方向Xのいずれか一方の側(図16の符号20a又は20bのいずれか一方)からのみ延伸するようになっているため、当該いずれか一方の側のみに所定の角度θ1が付けられる。従って、使用状態において、当該いずれか一方の側を装着者側ではない外側にして、補助ベルト80の長さを短くすれば、乳児BAの顔を装着者側に向かせて、例えば、装着者に包み込まれるような形態で乳児BAを抱くこともできる。
〔補助ベルトと肩ベルトとの連結構造〕
次に、この補助ベルト80と肩ベルト50との連結構造について説明する。
図16及び図17に示すように、子守帯100は、肩ベルト50に環状に巻き付くリング状部90を有している。リング状部90には留め具86が取り付けられており、この留め具86と、補助ベルト80の非固定部80bの先端部付近に設けられた留め具85とが着脱自在とされている。図の留め具85,86はバックルであるが、本発明の構成はこれに限られるものではない。
このリング状部90は、肩ベルト50に固定されておらず、肩ベルト50の長手方向に沿ってスライド可能とされ、肩ベルト50の一方の端部50a側、及び他方の端部50b側の双方に移動させることができる。なお、図の場合は、肩ベルト50は長さ調整できるように、バックル等のベルト長調整具33で連結するようにした第1の肩ベルト50−1と第2の肩ベルト50−2を有している。このため、肩ベルト50としっかり密着したリング状部90は肩ベルト50に対して着脱可能であり、第1の肩ベルト50−1と第2の肩ベルト50−2との間を移動する際は、一旦、肩ベルト50から取り外し、再度、取り付けてからスライドして移動させるようにしている。本第2の実施形態の場合、図16に示すように、より安定した支持構造とするため、リング状部90は肩ベルト50の頭部パッド21側に配置され、補助ベルト80は肩ベルト50の頭部パッド21側に連結される。そして、補助ベルト80は上述のように長さ調整でき、また、肩ベルト50への留め位置も調整できるので、水平方向(図のXY面)に対する乳児の種々の傾きを調整できるし、また、装着者及び乳児の互いの顔を視認する際の視界確保の調整ともなる。
なお、本第2の実施形態では、肩ベルト50に沿って移動可能な一つのリング状部90と補助ベルト80とを連結させているが、本発明はこのような態様に限られるものではなく、例えば、肩ベルト50に予め複数のバックル等の留め具86(例えば、第1の肩ベルト50−1と第2の肩ベルト50−2の夫々に留め具86)を設けるようにしてもよい。
〔ハーネス等〕
また、第2の実施形態の子守帯100は、ハーネス(安全ベルト)92の構造も第1の実施形態の子守帯と比べて異なっている。即ち、ハーネス92は、図16及び図17に示すように、頭部パッド21の下面に接続され、幅方向Xの両側から延伸した一対のハーネス92−1,92−2を有している。一対のハーネス92−1,92−2は、乳児BAの両肩を通って、腹配置部47に設けられたバックル等の留め具93に着脱可能に接続される。これにより、乳児BAの両肩から腹部にかけてハーネス92で押え、乳児BAの子守帯100からの脱落を有効に防止できる。
また、第2の実施形態の子守帯100は、肩ベルト50が乳児BAと接触する可能性のある領域に、柔軟性のあるパッド94を有し、これにより乳児BAの肌を保護している。
本第2の実施形態の子守帯100は以上のように構成され、第1の実施形態の子守帯10と同様に、肩ベルト50の一方の端部50aと他方の端部50bが連結部60,61に沿ってスライド可能であるため、肩ベルト50を取り外すことなく、左肩の斜め掛けと右肩の斜め掛けとを切り替えることができる。
さらに、図16及び図19に示すように、補助ベルト80は頭部パッド21に連結されているため、使用状態では乳児BAの頭部を支持することとなる。また、肩ベルト50の頭部パッド21側に配置される一方の端部50aは、図の場合、背中パッド30の領域に連結され、他方の端部50bは臀部パッド40の領域に連結される。これにより、補助ベルト80で頭部パッド21を、肩ベルト50で背中パッド30と臀部パッド40をそれぞれ支持し、かつ、この支持する三点(図17の符号50a,50b,82の部分)を結ぶ仮想線が三角形状となるため、安定した横抱き状態を保持できる。
また、授乳時には、外側(装着者とは反対側)の補助ベルト80の長さを短くして、頭部パッド21及びこれに載置された乳児BAの頭部を装着者側に近づけることができ、授乳を楽にすることもできる。
そして、補助ベルト80は、図17のようにR1方向に折り返されて、略幅方向Xの延伸する方向を切り替えることができ、かつ、リング状部90により、肩ベルト50に連結する補助ベルト80の端部を、肩ベルト50の一方の端部50a側、及び他方の端部50b側のいずれにも連結することができる。このため、肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bを連結部60,61に沿ってスライドさせて、左肩と右肩のいずれに斜め掛けしても、上述のような効果(三点支持による安定した横抱き状態、楽な授乳)を発揮することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
例えば、第1の実施形態の使用態様では、肩ベルト50の一方の端部50a或いは他方の端部50bのいずれかが頭部パッド21に配置されるが、本発明は肩ベルト50が斜め掛けできれば、これに限られるものではなく、例えば、一方の端部50aが背中パッド30に配置されてもよい。
また、第1の実施形態では、連結部60,61は柔軟性を有しているが、硬度の高い例えばアルミニウム等の部材を利用してもよい。この際、この硬度の高い連結部60,61同士をつなげて枠状又はU字状にし、その型により保持部材20の適切な形状を保持するようにしてもよい。
また、第2の実施形態の連結部60,61は、背中パッド30及び臀部パッド40の領域だけではなく、頭部パッド21の領域にも配設されてよい。
また、第2の実施形態の補助ベルト80は、図19の一点鎖線で示すように、肩ベルト50の臀部パッド40側に連結してもよく、これにより、補助ベルト80が乳児BAの顔と装着者MAの顔の間に介在することを極力回避して、スキンシップを図ることができる。
また、第1及び第2の実施形態の肩ベルト50の一方及び他方の端部50a,50bは、連結部60,61に接続されて、切断しない限り分離不可能にしているが、連結部60,61と着脱可能にしても構わない。
また、第1及び第2の実施形態の連結部60,61は保持部材20の下面に配置されているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば幅方向Xの両側面に配置されてもよい。
また、第1及び第2の実施形態の補助ベルト65,80は連結部60,61に接続するようになっているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば保持部材20の本体に接続するようになっていてもよい。
10,100・・・子守帯、20・・・保持部材、50・・・肩ベルト、50a,50b・・・一方及び他方の端部、60,61・・・連結部、65,80・・・補助ベルト、39,92・・・ハーネス(安全ベルト)

Claims (5)

  1. 寝かせた状態の乳児の姿勢を保持する保持部材と、
    前記保持部材に接続されると共に、装着者の肩に斜め掛けされる肩ベルトと
    を備え、
    前記保持部材は、前記乳児の幅方向の両側に、前記肩ベルトの一方及び他方の端部が連結される連結部を有し、
    前記連結部は、前記乳児の身長方向に沿って延伸した帯状とされると共にその両端が前記保持部材に固定され
    前記肩ベルトの前記一方及び他方の端部は、前記連結部に沿ってスライド可能である
    ことを特徴とする横抱き用子守帯。
  2. 前記肩ベルトと前記連結部を含む前記保持部材に接続される補助ベルトを有し、
    前記補助ベルトの前記保持部材に接続された部分、並びに、前記一方及び他方の端部の三点を結ぶ仮想線が三角形状とされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の横抱き用子守帯。
  3. 前記連結部は、装着者が把持できる幅寸法とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の横抱き用子守帯。
  4. 前記連結部は、前記乳児の身長方向における中央部が前記保持部材に貼着し、位置決め可能とされてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の横抱き用子守帯。
  5. 前記連結部の前記乳児の頭部側に連結された前記一方の端部または前記他方の端部は、前記連結部における前記乳児の幅方向の前記装着者側に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の横抱き用子守帯。
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