JP6464676B2 - 表示制御プログラム、表示制御方法および情報処理装置 - Google Patents

表示制御プログラム、表示制御方法および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は表示制御プログラム、表示制御方法および情報処理装置に関する。
近年、センサを用いて把握された現実の空間を示す情報に対して、現実の空間に存在しない付加情報を追加してユーザに提示する拡張現実(AR:Augmented Reality)と呼ばれる技術が注目されている。AR技術は、センサとしての撮像装置と、撮像装置を用いて撮像された撮像画像を表示する表示装置とを備えた端末装置上に実装されることがある。AR技術の一例として、撮像画像の中に写ったオブジェクトに対応する付加情報をデータベースから検索し、検索した付加情報と撮像画像とを重ねて表示装置に表示させるものがある。これにより、現実の空間と現実の空間に存在しない仮想的なオブジェクトとを合成した仮想的な空間を、表示装置を通じてユーザに体験させることができる。
付加情報が対応付けられるオブジェクトとして、ARマーカが用いられることがある。ARマーカは、所定の画像パターンをもつ2次元コードであってもよい。2次元コードとしてのARマーカは、紙などの物体の表面に印刷しておくことができる。端末装置は、撮像画像の中からARマーカを検出すると、ARマーカの画像パターンに対応する付加情報を撮像画像と重ねて表示装置に表示させる。撮像画像の中で付加情報を重畳させる位置は、ARマーカの位置を基準にして決定されることがある。例えば、ARマーカの上、または、ARマーカから所定の方向に所定の距離だけ離れた位置(所定の相対位置)に、当該ARマーカに対応する付加情報を表示することが考えられる。
なお、紙の帳票に対して記入された手書き文字列を、コンピュータの画面上の記入欄に収まるように表示する筆記データ入力装置が提案されている。この筆記データ入力装置は、帳票に対する筆記具のストロークの座標を示す筆記データを取り込む。筆記データ入力装置は、帳票のフォーマット定義を示す帳票データを参照して、画面上の記入欄と筆記データが示す座標との間のずれを検出する。筆記データ入力装置は、手書き文字列が画面上の記入欄に収まって表示されるように、筆記データの座標を補正する。
特開2005−38077号公報
ところで、業務で使用される紙の帳票には、個人情報など重要な情報を印字する枠が設けられていることがある。重要な情報をそのまま帳票に印字してしまうと、帳票が業務担当者以外の第三者の手に渡ってしまった場合に、重要な情報が漏洩するリスクがある。一方、重要な情報を帳票に印字しない(または、マスキングする)ようにすると、業務担当者も印字されていない(または、マスキングされた)重要な情報を帳票から確認できなくなり、帳票を使用した業務に支障が生じる可能性がある。そこで、AR技術を用いて、帳票上の重要な情報を業務担当者に制限して確認できるようにする方法が考えられる。すなわち、業務担当者の端末装置において帳票を撮像すると、帳票に印字されていない付加情報を撮像画像と重ねて表示装置に表示するシステムが考えられる。
しかし、紙の帳票に対してAR技術を適用した場合、付加情報を表示する位置が問題となる。撮像装置が帳票を撮像するとき、帳票には折れや撚れなどの形状の乱れが生じていることがある。形状の乱れのある帳票の撮像画像に対して、ARマーカの位置を基準とした所定の相対位置に付加情報を重畳表示してしまうと、意図した枠から付加情報が外れてしまうおそれがある。帳票の場合、ある情報が何れの枠に印字されるかによってその情報の意味が変わってしまうことがある。そのため、付加情報が意図した枠から外れた位置に表示されると、帳票を使用した業務の利便性が低下する可能性がある。
1つの側面では、本発明は、撮像した帳票の状態に応じた適切な位置に付加情報を表示させることができる表示制御プログラム、表示制御方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
1つの態様では、コンピュータに以下の処理を実行させる表示制御プログラムが提供される。撮像装置を用いて撮像された撮像画像に、所定のマーカ画像が含まれるか判定する。撮像画像に所定のマーカ画像が含まれる場合、撮像画像に含まれる帳票画像が示す帳票に対応する、記憶装置に記憶された付加情報を取得し、撮像画像上の所定のマーカ画像の位置に応じた枠線を撮像画像から検出し、表示装置に表示された撮像画像上の枠線内の位置に、枠線の大きさに収まるサイズで付加情報を表示させる。
また、1つの態様では、コンピュータが実行する表示制御方法が提供される。
また、1つの態様では、制御部を有する情報処理装置が提供される。
1つの側面では、撮像した帳票の状態に応じた適切な位置に付加情報を表示させることができる。
第1の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。 第2の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。 第2の実施の形態の端末装置のハードウェアの例を示す図である。 第2の実施の形態のARサーバのハードウェアの例を示す図である。 第2の実施の形態の端末装置の機能の例を示すブロック図である。 第2の実施の形態のARサーバの機能の例を示すブロック図である。 第2の実施の形態の帳票座標データベースの例を示す図である。 第2の実施の形態の付加情報データベースの例を示す図である。 第2の実施の形態の帳票管理サーバの機能の例を示すブロック図である。 第2の実施の形態の識別番号データベースの例を示す図である。 第2の実施の形態のオーバレイ定義データベースの例を示す図である。 第2の実施の形態における付加情報の表示方法の例を示す図である。 第2の実施の形態における帳票の設計・登録・印刷の例を示す図である。 第2の実施の形態における付加情報のサイズ・位置調整の例を示す図である。 第2の実施の形態の付加情報の登録の処理フローを示すシーケンス図である。 第2の実施の形態の付加情報の生成の処理フローを示すフロー図である。 第2の実施の形態の付加情報の表示の処理フローを示すシーケンス図である。 第2の実施の形態の付加情報等の表示の処理フローを示すフロー図である。 第2の実施の形態の一変形例に係る付加情報の表示方法を示す図である。
以下、本実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。
第1の実施の形態の情報処理システムは、AR技術を用いて帳票の撮像画像と帳票に印字されていない付加情報とを重ねて表示し、帳票を使用した業務を支援する。第1の実施の形態で取り扱う帳票には、事務処理に用いられる各種の帳面や帳簿、伝票類が含まれ得る。付加情報には、氏名や住所を含む個人情報など、帳票に印字する枠が設けられているにもかかわらずセキュリティの観点から印字されていない(または、マスキングしている)重要な情報が含まれ得る。第1の実施の形態の情報処理システムは、情報処理装置1、撮像装置2、表示装置3および記憶装置4を有する。
情報処理装置1は、後述するように付加情報の表示を制御する。情報処理装置1は、ユーザの操作する端末装置でもよいし、端末装置と通信を行うサーバ装置でもよい。前者はクライアント装置やクライアントコンピュータと呼ばれることもあり、後者はサーバコンピュータと呼ばれることもある。撮像装置2は、ユーザのもつ帳票を撮像する。撮像装置2は、例えば、デジタルスチルカメラまたはデジタルビデオカメラである。表示装置3は、撮像装置2を用いて撮像された撮像画像を表示する。表示装置3は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)である。記憶装置4は付加情報を記憶する。記憶装置4は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶装置である。
ここで、撮像装置2および表示装置3は、ユーザの操作する端末装置に含まれていてもよい。情報処理装置1は、撮像装置2および表示装置3と一体に形成されていてもよい。すなわち、情報処理装置1が端末装置であってもよい。また、情報処理装置1は、撮像装置2や表示装置3と分離しており、ネットワークを介して通信するようにしてもよい。すなわち、情報処理装置1が端末装置と通信するサーバ装置であってもよい。記憶装置4は、情報処理装置1に含まれていてもよいし、他の情報処理装置に含まれていてもよい。後者の場合、情報処理装置1は、ネットワークを介して他の情報処理装置と通信する。
情報処理装置1は、制御部1aを有する。制御部1aは、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサを含んでもよい。また、制御部1aは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの特定用途の電子回路を含んでもよい。プロセッサは、例えば、情報処理装置1が備えるRAM(Random Access Memory)やHDDなどの記憶装置に記憶された表示制御プログラムを実行する。なお、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を単に「プロセッサ」と呼ぶこともある。
制御部1aは、撮像装置2を用いて撮像画像5が撮像されると、撮像画像5にマーカ画像5bが含まれるか判定する。マーカ画像5bは、帳票に印字されたARマーカを示す。ARマーカは、例えば、帳票の中の重要な情報に対応する枠内に、重要な情報に代えて印字されている。ARマーカは、所定の画像パターンをもつ2次元コードであってもよい。その場合、所定のアルゴリズムに従って、撮像画像5の中からマーカ画像の候補が抽出され、抽出された候補の特徴量が算出されてマーカ画像5bの特徴量と比較される。情報処理装置1と撮像装置2を含む端末装置とが分離している場合、マーカ画像の候補の抽出や特徴量の算出は、端末装置で行ってもよいし制御部1aで行ってもよい。
撮像画像5にマーカ画像5bが含まれる場合、制御部1aは、記憶装置4に記憶された付加情報であって、撮像画像5に含まれる帳票画像5aが示す帳票に対応する付加情報4aを取得する。記憶装置4が他の情報処理装置によって管理されている場合、制御部1aは、他の情報処理装置に付加情報4aを要求する。記憶装置4では、マーカ画像5bと付加情報4aとが対応付けられていてもよい。また、記憶装置4では、帳票画像5aから抽出できる帳票の識別情報と付加情報4aとが対応付けられていてもよい。マーカ画像と識別情報の少なくとも一方から、撮像した帳票に対応する付加情報を特定できる。
そして、制御部1aは、表示装置3に表示された撮像画像5上に、付加情報4aを重ねて表示させる。付加情報4aを表示する位置は、撮像画像5上のマーカ画像5bの位置と撮像画像5に写った帳票のレイアウトとに基づいて決定される。例えば、マーカ画像5bの位置を基準として、撮像画像5の中からマーカ画像5bを囲む枠線を検出する。検出した枠線は、印字されなかった(または、マスキングされた)付加情報4aに対応する枠を示す。そこで、検出した枠線に収まるように付加情報4aの位置やサイズが調整される。
このとき、撮像画像5が示す帳票には、折れや撚れなど、印字時には存在しなかったレイアウトの乱れが生じていることがある。これに対し、撮像画像5上の帳票のレイアウトを検出することで、帳票のレイアウトの乱れに合わせて付加情報4aの配置を調整することができる。情報処理装置1と撮像装置2を含む端末装置とが分離している場合、付加情報4aの位置は、制御部1aが決定してもよいし端末装置が決定してもよい。また、付加情報4aの位置は、情報処理装置1と異なる他の情報処理装置が決定してもよい。
第1の実施の形態の情報処理システムによれば、撮像画像5にマーカ画像5bが含まれる場合、帳票に対応する付加情報4aが撮像画像5と重なって表示装置3に表示される。これにより、帳票を使用した業務を効率化できる。例えば、個人情報などの重要な情報を帳票に印字せず付加情報4aとして秘匿することで、重要な情報が帳票を通じて漏洩するリスクを低減できる。一方、帳票を撮像すると表示装置3には印字された情報と印字されなかった重要な情報とが合わせて表示される。よって、帳票に重要な情報を印字しなくても、帳票を使用した業務を円滑に行うことができる。
また、付加情報4aが表示される位置が、撮像画像5上のマーカ画像5bの位置と撮像画像5に写った帳票のレイアウトとに基づいて決定される。これにより、帳票に折れや撚れなどのレイアウトの乱れがあっても、適切な位置に付加情報4aを表示することが可能となる。例えば、マーカ画像5bが一の枠内に位置する場合、付加情報4aはその枠内に収まるように表示されることが期待されている可能性がある。帳票では、意図した枠と異なる他の枠に付加情報4aが表示されてしまうと、付加情報4aの意味が変わってしまうことがあり、帳票を使用した業務の利便性が低下するおそれがある。これに対し、第1の実施の形態では、撮像画像5に写った帳票のレイアウトを考慮して枠内に収まるように付加情報4aの位置が決定される。よって、帳票を使用した業務の利便性が向上する。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態の情報処理システムは、AR技術を用いて帳票の撮像画像と帳票に印字されていない付加情報とを重ねて表示し、帳票を使用した業務を支援する。第2の実施の形態で取り扱う帳票には、事務処理に用いられる各種の帳面や帳簿、伝票類が含まれ得る。付加情報には、氏名や住所を含む個人情報など、帳票に印字する枠が設けられているにもかかわらずセキュリティの観点から印字されていない(または、マスキングしている)重要な情報が含まれ得る。
(システムについて)
図2は、第2の実施の形態の情報処理システムの例を示す図である。
第2の実施の形態の情報処理システムは、端末装置100、ARサーバ200、帳票管理サーバ300、帳票登録端末400を含む。
端末装置100は、無線通信によりARサーバ200と通信できる。端末装置100は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末などのコンピュータである。端末装置100は、内蔵または外部接続したカメラによる撮像機能を有する。
ARサーバ200、帳票管理サーバ300は、サーバ装置である。帳票登録端末400は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末などのコンピュータである。
ARサーバ200は、ネットワークNWを介して帳票管理サーバ300と通信できる。帳票管理サーバ300は、ネットワークNWを介してARサーバ200および帳票登録端末400と通信できる。ネットワークNWは、有線または無線の通信網である。
ARサーバ200、帳票管理サーバ300、帳票登録端末400の少なくとも2つを1つのコンピュータに統合してもよい。
端末装置100は、帳票を撮像し、撮像画像を画面上に表示する。このとき、端末装置100は、帳票毎に対応するARマーカを撮像画像から検出し、検出したARマーカの情報(例えば、特徴量)をARサーバ200へ送信して、ARサーバ200でARマーカの情報に対応する帳票を特定できるようにする。
端末装置100は、帳票上でARマーカが印刷された位置にある帳票項目に対応する付加情報をARサーバ200から取得する。端末装置100は、取得した付加情報を撮像画像上に重畳して表示する。
ARサーバ200は、端末装置100からARマーカの情報を受信した場合、受信したARマーカの情報に対応する付加情報を端末装置100へ送信する。
帳票管理サーバ300は、帳票の帳票様式(枠線の位置や種類、ARマーカのデザインなど)を示すオーバレイ情報を管理する。また、帳票管理サーバ300は、特定の帳票項目に記入された帳票データから付加情報を生成し、生成した付加情報をARサーバ200へ登録させる。
帳票登録端末400は、帳票様式の設計や帳票データの記入を行うユーザが操作するコンピュータである。帳票登録端末400は、帳票管理サーバ300による管理対象として、設計された帳票様式を示すオーバレイ情報、および帳票に記入された帳票データを帳票管理サーバ300に登録させる。このとき、帳票登録端末400は、ARマーカを識別するARマーカ識別番号、および帳票を識別可能な帳票識別情報が記載された帳票項目の情報をオーバレイ情報および帳票データと共に帳票管理サーバ300に登録させる。
(ARマーカについて)
ARマーカは正方形であり、内部の白領域および白領域を囲う黒枠を有し、白領域の幅と黒枠の幅との比が2:1乃至14:3になるように定められる。ARマーカの検出は黒枠で行われる。ARマーカの判別は白領域内の画像パターンから抽出される特徴量に基づいて行われる。
特徴量の抽出は、ARマーカから抽出した白領域を所定の分割数(例えば、16分割(4×4)、256分割(16×16)など)で分割し、分割領域の各々を数値化することで行われる。つまり、各分割領域に対応する数値の集合がARマーカの特徴量となる。
撮像画像からのARマーカの特徴量の抽出は、撮像画像をグレースケール化し、二値化し、白黒反転した上で、上記白領域(反転しているため、実際には黒背景の領域)を上記分割数で分割し、各分割領域の特徴を数値化することで行われる。但し、撮像画像がカラー画像でない場合にはグレースケール化が省略される。
(ハードウェアについて)
図3は、第2の実施の形態の端末装置のハードウェアの例を示す図である。
端末装置100は、通信部101、CPU102、RAM103、不揮発性メモリ104、ディスプレイ105、キーパッド106、音声信号処理部107、スピーカ107a、マイクロホン107b、カメラ108およびバス109を有する。
通信部101、CPU102、RAM103、不揮発性メモリ104、ディスプレイ105、キーパッド106、音声信号処理部107およびカメラ108は、バス109に接続されている。スピーカ107aおよびマイクロホン107bは、音声信号処理部107に接続されている。
通信部101は、無線LAN(Local Area Network)や携帯電話網の通信方式に従って無線通信を行う無線インタフェースである。
無線LANの通信方式の場合、通信部101は、CPU102からの指示に応じてアクセスポイントをスキャンし、スキャン結果をCPU102に報告する。また、通信部101は、CPU102から指示されたアクセスポイントに接続する手続きを行う。これにより、当該アクセスポイントを介したデータ通信が可能となる。携帯電話網の通信方式の場合、通信部101は、CPU102からの指示に応じて基地局に接続し、基地局を介したデータ通信が可能となる。
CPU102は、プログラムの命令を実行するプロセッサである。CPU102は、不揮発性メモリ104に記憶されたプログラムやデータの少なくとも一部をRAM103にロードし、プログラムに応じた処理を行う。なお、CPU102は複数のプロセッサコアを備えてもよく、端末装置100は複数のプロセッサを備えてもよく、以下で説明する処理を複数のプロセッサまたはプロセッサコアを用いて並列に実行してもよい。また、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を「プロセッサ」と呼んでもよい。
RAM103は、CPU102が実行するプログラムやプログラムから参照されるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。なお、端末装置100は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個のメモリを備えてもよい。
不揮発性メモリ104は、OS(Operating System)やミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどのソフトウェアのプログラム、および、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。プログラムには、通信部101による無線通信を制御する通信制御プログラムが含まれる。不揮発性メモリ104として、例えば、フラッシュメモリを用いることができる。ただし、端末装置100は、HDDなど他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
ディスプレイ105は、CPU102からの指示に応じて、Webページや静止画像・動画像などのコンテンツ、および、操作画面を表示する。ディスプレイ105としては、液晶ディスプレイや有機EL(OEL;Organic Electro-Luminescence)ディスプレイなど、様々な種類のディスプレイを使用できる。
キーパッド106は、ユーザからの入力を受け付ける入力装置である。キーパッド106は、1または2以上のキーを備え、ユーザによって押下されたキーを示す入力信号をCPU102に出力する。なお、端末装置100は、キーパッド106に代えてまたはキーパッド106と共に、タッチパネルなどの他の入力装置を有してもよい。例えば、タッチパネルは、ディスプレイ105に重ねて設置される。タッチパネルは、ディスプレイ105に対するタッチ操作を検出し、タッチ位置をCPU102に通知する。
音声信号処理部107は、CPU102からの指示に応じて音声信号を処理する。音声信号処理部107は、デジタルの音声データを取得し、アナログの音声信号に変換してスピーカ107aに出力する。また、音声信号処理部107は、マイクロホン107bからアナログの音声信号を取得し、デジタルの音声データに変換する。
スピーカ107aは、音声信号処理部107から音声信号としての電気信号を取得し、物理振動に変換して音を再生する。例えば、ユーザが通話を行っているとき、通話相手の声や背景雑音が再生される。マイクロホン107bは、音の物理振動を電気信号に変換し、音声信号としての電気信号を音声信号処理部107に出力する。例えば、ユーザが通話を行っているとき、ユーザの声や背景雑音がマイクロホン107bから入力される。
カメラ108は、光学系、撮像素子、ADC(Analog-to-Digital Converter)、および信号処理回路などを有する。光学系は、レンズや絞り機構などを含む導光部である。撮像素子は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの光電変換素子である。
ADCは、撮像素子から出力される電気信号をデジタル信号に変換する回路である。信号処理回路は、ADCから出力されたデジタル信号に対して画質の調整や符号化などの信号処理を施して画像データを生成する回路である。信号処理回路により生成された画像データは、不揮発性メモリ104に書き込まれる。
図4は、第2の実施の形態のARサーバのハードウェアの例を示す図である。
ARサーバ200は、CPU201、RAM202、HDD203、画像信号処理部204、入力信号処理部205、媒体リーダ206および通信インタフェース207を有する。上記のユニットは、それぞれバス208に接続されている。
CPU201は、プログラムの命令を実行する演算回路を含むプロセッサである。CPU201は、HDD203に記憶されたプログラムやデータの少なくとも一部をRAM202にロードし、プログラムを実行する。なお、CPU201は複数のプロセッサコアを備えてもよく、ARサーバ200は複数のプロセッサを備えてもよく、以下で説明する処理を複数のプロセッサまたはプロセッサコアを用いて並列に実行してもよい。また、複数のプロセッサの集合(マルチプロセッサ)を「プロセッサ」と呼んでもよい。
RAM202は、CPU201が実行するプログラムやCPU201が演算に用いるデータを一時的に記憶する揮発性の半導体メモリである。なお、ARサーバ200は、RAM以外の種類のメモリを備えてもよく、複数個のメモリを備えてもよい。
HDD203は、OSやミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどのソフトウェアのプログラム、および、データを記憶する不揮発性の記憶装置である。なお、ARサーバ200は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)などの他の種類の記憶装置を備えてもよく、複数の不揮発性の記憶装置を備えてもよい。
画像信号処理部204は、CPU201からの命令に従って、ARサーバ200に接続されたディスプレイ51に画像を出力する。ディスプレイ51としては、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP:Plasma Display Panel)、有機EL(OEL)ディスプレイなどを用いることができる。
入力信号処理部205は、ARサーバ200に接続された入力デバイス52から入力信号を取得し、CPU201に出力する。入力デバイス52としては、マウスやタッチパネルやタッチパッドやトラックボールなどのポインティングデバイス、キーボード、リモートコントローラ、ボタンスイッチなどを用いることができる。また、ARサーバ200に、複数の種類の入力デバイスが接続されていてもよい。
媒体リーダ206は、記録媒体53に記録されたプログラムやデータを読み取る読み取り装置である。記録媒体53として、例えば、フレキシブルディスク(FD:Flexible Disk)やHDDなどの磁気ディスク、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、光磁気ディスク(MO:Magneto-Optical disk)、半導体メモリなどを使用できる。媒体リーダ206は、例えば、記録媒体53から読み取ったプログラムやデータをRAM202またはHDD203に格納する。
通信インタフェース207は、スイッチなどの通信装置とケーブルで接続される有線通信インタフェースでもよいし、基地局またはアクセスポイントと無線リンクで接続される無線通信インタフェースでもよい。
例えば、通信インタフェース207は、ネットワークNWに接続され、ネットワークNWを介して他のコンピュータ(例えば、帳票管理サーバ300)と通信を行う。また、通信インタフェース207は、無線通信網を介して他のコンピュータ(例えば、端末装置100)と通信を行う。
なお、ARサーバ200は、媒体リーダ206を備えていなくてもよく、ユーザが操作する端末装置(例えば、帳票登録端末400)から制御可能である場合には画像信号処理部204や入力信号処理部205を備えていなくてもよい。また、ディスプレイ51や入力デバイス52が、ARサーバ200の筐体と一体に形成されていてもよい。帳票管理サーバ300および帳票登録端末400も、ARサーバ200と同様のハードウェア構成によって実現することができる。
(端末装置の機能について)
図5は、第2の実施の形態の端末装置の機能の例を示すブロック図である。
端末装置100は、撮像部111、マーカ検出部112、表示制御部113を有する。
撮像部111の機能は、カメラ108により実現できる。マーカ検出部112の機能は、CPU102により実現できる。表示制御部113の機能は、CPU102および通信部101の機能により実現できる。
撮像部111は、帳票を撮像し、撮像画像をマーカ検出部112および表示制御部113へ入力する。
マーカ検出部112は、撮像画像からARマーカを検出する。また、マーカ検出部112は、検出したARマーカの特徴量を抽出し、表示制御部113へ入力する。このとき、マーカ検出部112は、ARマーカの白領域を所定の分割数(例えば、256分割)で分割し、各分割領域の特徴(黒画素数など)を数値化して特徴量を計算する。
表示制御部113は、ARサーバ200へARマーカの特徴量を送信し、ARサーバ200を介して帳票管理サーバ300からARマーカに対応する帳票のオーバレイ情報を取得してもよい。オーバレイ情報を利用することで、表示制御部113は、帳票のレイアウトを把握することができ、各帳票項目を容易に特定できるようになる。
また、表示制御部113は、ARサーバ200から帳票識別情報の座標を取得する。帳票識別情報の座標を取得した表示制御部113は、帳票上で、取得した座標が示す位置にある帳票項目に印刷されている情報を帳票識別情報として読み取る。
また、表示制御部113は、読み取った帳票識別情報をARサーバ200に送信し、ARサーバ200からARマーカの特徴量(後述するARマーカ識別番号に対応)と帳票識別情報との組み合わせに対応する付加情報を取得する。そして、表示制御部113は、撮像画像と共に、取得した付加情報をディスプレイ105に表示する。
付加情報を表示する際、表示制御部113は、ARマーカが印刷された帳票項目の枠線を特定し、特定した枠内に収まるように付加情報のサイズを調整した上で、該枠内に付加情報を表示する。例えば、表示制御部113は、ARマーカの上下左右に位置する実線を検出し、検出した実線の枠内に収まるように付加情報を表示する。
(ARサーバの機能について)
図6は、第2の実施の形態のARサーバの機能の例を示すブロック図である。
ARサーバ200は、記憶部211および付加情報管理部212を有する。
記憶部211の機能は、RAM202およびHDD203により実現できる。付加情報管理部212の機能は、CPU201および通信インタフェース207などにより実現できる。
記憶部211は、帳票座標データベース211aおよび付加情報データベース211bを有する。
図7は、第2の実施の形態の帳票座標データベースの例を示す図である。
帳票座標データベース211aは、ARマーカ識別番号と、帳票識別情報の座標と、付加情報の座標とが登録されるデータベースである。
ARマーカ識別番号は、帳票に印刷されるARマーカを個々に識別するための識別情報である。例えば、帳票のレイアウトを表す帳票様式の種類毎にARマーカが設計されている場合、ARマーカ識別番号により帳票様式の種類を特定することができる。
帳票識別情報の座標は、帳票上で、帳票識別情報として利用される情報が印刷される帳票項目の位置を表す位置情報である。該座標は、例えば、帳票全体の左上端を原点とし、帳票識別情報が印刷される帳票項目の枠の左上端を示す座標に設定される。
帳票識別情報は、ARマーカ識別番号と組み合わせて、帳票データが記入された帳票各々を特定できるようにするための識別情報である。例えば、帳票記入者や帳票に名前が記入された人を特定するコードなど(会社コードや社員番号など)が帳票識別情報として利用されうる。
付加情報の座標は、付加情報を表示する位置の座標を表す。該座標は、例えば、ARマーカが印刷される帳票項目上に付加情報を重畳表示する場合、付加情報が重畳表示される帳票項目の枠の左上端を示す座標に設定される。
図8は、第2の実施の形態の付加情報データベースの例を示す図である。
付加情報データベース211bは、ARマーカ識別番号と、帳票識別情報と、付加情報とが登録されるデータベースである。
付加情報データベース211bに登録される帳票識別情報は、帳票座標データベース211aに登録された帳票識別情報の座標で特定される帳票上の帳票項目から読み出されたものである。
付加情報データベース211bに登録される付加情報は、帳票項目に記入された帳票データのうち、印刷せず、AR技術を利用してディスプレイ105上にのみ表示したい帳票データ(以下、秘匿データ)である。帳票データが記入された個々の帳票は、ARマーカ識別番号と帳票識別情報との組み合わせにより特定される。よって、付加情報は、付加情報データベース211bによって個々の帳票に対応付けられている。
再び図6を参照する。
付加情報管理部212は、帳票管理サーバ300からARマーカ識別番号、および帳票識別情報を取得する。そして、付加情報管理部212は、ARマーカ識別番号、帳票識別情報、および付加情報を対応付けて付加情報データベース211bに登録する。
また、付加情報管理部212は、帳票管理サーバ300から、ARマーカ識別番号毎に、帳票識別情報の座標、および付加情報の座標を取得する。そして、付加情報管理部212は、ARマーカ識別番号に対応付けて帳票識別情報の座標および付加情報の座標を帳票座標データベース211aに登録する。
また、付加情報管理部212は、帳票管理サーバ300からARマーカ識別番号と共にARマーカを取得し、取得したARマーカの特徴量を計算して保持する。
(帳票管理サーバの機能について)
図9は、第2の実施の形態の帳票管理サーバの機能の例を示すブロック図である。
帳票管理サーバ300は、記憶部311、帳票登録部312、帳票印刷部313、および付加情報登録部314を有する。
記憶部311の機能は、RAM202、HDD203または他のメモリなどにより実現できる。帳票登録部312、および付加情報登録部314の機能は、CPU201および通信インタフェース207などにより実現できる。帳票印刷部313の機能は、CPU201などにより実現できる。
記憶部311は、識別番号データベース311aおよびオーバレイ定義データベース311bを有する。
図10は、第2の実施の形態の識別番号データベースの例を示す図である。
識別番号データベース311aは、ARマーカ識別番号とオーバレイ識別番号とを対応付けて登録するデータベースである。オーバレイ識別番号は、オーバレイ情報を識別するための識別情報である。識別番号データベース311aによりARマーカとオーバレイ情報とが対応付けられ、ARマーカを特定することによって、帳票のレイアウトなどを示すオーバレイ情報を特定することが可能になる。
図11は、第2の実施の形態のオーバレイ定義データベースの例を示す図である。
オーバレイ定義データベース311bは、オーバレイ識別番号と、座標情報と、表示幅(縦)および表示幅(横)とを対応付けて登録するデータベースである。
オーバレイ定義データベース311bは、オーバレイ識別番号で特定される帳票のレイアウトを定義し、帳票項目の各枠を座標情報と表示幅(縦)および表示幅(横)とで規定する。枠の端点(例えば、左上端)を表す座標情報と、縦方向および横方向の表示幅とが与えられれば、帳票上で該枠を特定することができる。図11に示すように、帳票上に複数の枠がある場合には、1つのオーバレイ識別番号に対して複数の枠が登録される。
再び図9を参照する。
帳票登録部312は、ユーザが設計した帳票のレイアウトを示すオーバレイ情報を帳票登録端末400から取得し、取得したオーバレイ情報が示す各枠の座標情報および縦・横の表示幅をオーバレイ定義データベース311bに登録する。
また、帳票登録部312は、取得したオーバレイ情報のオーバレイ識別番号と、そのオーバレイ情報のレイアウトを採用する帳票に印刷されるARマーカのARマーカ識別番号とを対応付けて識別番号データベース311aに登録する。
また、帳票登録部312は、帳票項目に記入された帳票データと、秘匿データの位置を特定するために帳票上に付与される秘匿スタンプの位置情報と、帳票識別情報を含む帳票項目の位置情報とを帳票登録端末400から取得する。
帳票上に秘匿スタンプが付与されている場合、帳票登録部312は、秘匿スタンプが付与された帳票項目の位置情報を帳票印刷部313および付加情報登録部314に入力する。また、帳票識別情報を含む帳票項目が指定されている場合、帳票登録部312は、指定されている帳票項目を特定するための情報を付加情報登録部314に入力する。
帳票印刷部313は、帳票管理サーバ300に直接またはネットワークNWを介して接続されたプリンタ70を用い、オーバレイ情報および帳票データを用いて帳票を印刷する。このとき、帳票印刷部313は、秘匿データを印刷せず、代わりに、秘匿データを含む帳票項目の位置にARマーカを印刷する。ARマーカの印刷位置と、帳票項目の枠線との位置関係(例えば、枠の中心など)は予め設定されている。
付加情報登録部314は、帳票データから秘匿データを抽出し、抽出した秘匿データを付加情報としてARサーバ200に登録させる。このとき、付加情報登録部314は、ARマーカ識別番号と共に、帳票識別情報を含む帳票項目を特定するための情報をARサーバ200に送信する。
また、付加情報登録部314は、ARサーバ200からARマーカ識別番号を指定してオーバレイ情報を要求された場合、そのARマーカ識別番号に対応するオーバレイ情報をARサーバ200に提供する。
(付加情報の表示制御などについて)
図12は、第2の実施の形態における付加情報の表示方法の例を示す図である。
ここで、帳票が図12に示すような契約書HY10である場合を例に、付加情報の表示方法について、さらに説明する。
(A)の例において、契約書HY10は複数の帳票項目(枠線で囲まれた部分)を有し、そのうちの帳票項目KM11は秘匿データを含む帳票項目として指定されている。また、帳票項目KM12は、帳票識別情報を含む帳票項目として指定されている。
秘匿データを他人に見られないようにする方法としては、(B)の例に示すように、秘匿データを含む帳票項目KM11をシールなどでマスキングする方法が考えられる。しかし、この方法だと契約書HY10を利用する正当な権限があるユーザも秘匿データを参照できず、契約書HY10を利用した作業に不都合が生じるおそれがある。
第2の実施の形態は、(C)の例に示すように、秘匿データを契約書HY10に印刷せず、代わりにARマーカを付与し、(D)の例に示すように、ディスプレイ105上に秘匿データを表示するAR表示を実現する技術を提案している。この技術を利用すれば、契約書HY10を利用する正当な権限を有するユーザはAR表示により秘匿データを参照できるが、正当な権限がないユーザが秘匿データを見ることができない。
よって、秘匿データが漏洩するリスクを回避しつつ、契約書HY10を利用した作業には不都合が生じにくくなる。なお、そもそも帳票上に秘匿データが印刷されないため、マスキングの不備などにより秘匿データが漏洩するリスクをなくすことができる。
図13は、第2の実施の形態における帳票の設計・登録・印刷の例を示す図である。
図12に示した表示方法を実現するため、図13に示すような帳票の設計、登録、印刷の工程が行われる。
設計の工程において、ユーザは、(A)の例に示すように、帳票登録端末400を利用して、帳票のレイアウト(枠線など)を設定し、帳票項目に帳票データを記入する。このとき、ユーザは、秘匿データも記入する。また、ユーザは、秘匿データを含む帳票項目KM11に秘匿スタンプを付与し、帳票識別情報を含む帳票項目KM12を指定する。
登録の工程において、帳票管理サーバ300の帳票登録部312は、(B)の例に示すように、秘匿スタンプを検出し、秘匿スタンプを含む帳票項目KM11の枠を特定する。
例えば、帳票登録部312は、秘匿スタンプの左方向(a)に実線を探索し、発見した実線を帳票項目KM11の枠の一部と認識する。同様に、帳票登録部312は、秘匿スタンプの右方向(b)、上方向(c)、下方向(d)に実線を探索して帳票項目KM11の枠の一部をなす実線を発見し、帳票項目KM11の枠を特定する。
なお、(B)の例では実線を探索する方法を示したが、帳票の種類やレイアウトの設計仕様に応じて探索する線種を決めることが好ましい。例えば、太線や鎖線で帳票項目の枠が記載される場合には、太線や鎖線を探索するように上記方法は変形される。
印刷の構成において、帳票管理サーバ300の帳票印刷部313は、(C)の例に示すように、秘匿データを印刷せず、秘匿データ以外の帳票データを印刷する。また、帳票印刷部313は、(B)で特定した帳票項目KM11にARマーカを印刷する。このような工程を経ることで、図12(D)に示したようなAR表示が実現できる。
ここで、付加情報を表示する際の処理について、さらに説明する。
図14は、第2の実施の形態における付加情報のサイズ・位置調整の例を示す図である。
(A)に例示した帳票HY20は、秘匿データが記入される帳票項目KM21を含む。また、帳票項目KM21の幅はLAである。端末装置100により帳票HY20が撮像される際、(B)の例に示すように帳票HY20が捩れていると、帳票項目KM21の幅はLAより小さいLBとなる。同様に、(C)の例に示すように帳票HY20が折れていると帳票項目KM21の幅はLAより小さいLCとなる。
付加情報の幅がLBやLCより小さい場合、(B)や(C)のような場合でも付加情報が帳票項目KM21の枠内に表示される。一方、付加情報の幅がLBやLCより大きい場合、(B)や(C)のような場合に付加情報が帳票項目KM21の枠外にはみ出すことや、他の帳票項目の枠内に表示されることがある。
付加情報が正しく帳票項目に表示されないと、帳票データの視認性が低下するだけでなく、誤った意味に捉えられるおそれすらある。そこで、第2の実施の形態では、帳票HY20を撮像した撮像画像から帳票項目KM21の枠を検出し、検出した枠に収まるように付加情報のサイズや位置を調整して表示する方法を提案する。
(付加情報の登録について)
図15は、第2の実施の形態の付加情報の登録の処理フローを示すシーケンス図である。
(S101)帳票登録端末400を操作するユーザは、帳票様式の設計または予め用意された帳票様式の中から利用する帳票様式を選択する。
帳票様式を設計する場合、ユーザは、帳票様式の設計用プログラムを利用し、帳票の枠線のレイアウト、帳票データを記入するフィールドの設定、帳票項目の設定、フィールドと帳票項目との対応付けなどを行う。帳票登録端末400は、設計された帳票様式の情報(オーバレイ情報)を保持する。
帳票様式が予め用意されている場合、その帳票様式の情報は、帳票登録端末400が保持していてもよいし、帳票管理サーバ300が保持していてもよい。
帳票管理サーバ300が帳票様式の情報を保持している場合、帳票登録端末400は、帳票管理サーバ300から帳票様式の情報を取得し、取得した情報が示す帳票様式を選択可能な状態でユーザに提示する。帳票登録端末400は、選択された帳票様式の情報(オーバレイ情報)を保持する。
(S102)帳票登録端末400は、S101で設計または選択された帳票様式に従い画面(例えば、ディスプレイ51の画面)上に帳票を表示する。このとき、帳票登録端末400は、帳票に含まれる帳票項目に対しユーザが帳票データを記入可能な状態にする。ユーザは、帳票項目に帳票データを記入する。
また、ユーザは、帳票項目に記入した帳票データのうち、印刷しない秘匿データを含む帳票項目の位置に秘匿スタンプを付与する。また、ユーザは、帳票識別情報を含む帳票項目を指定する。
帳票登録端末400は、帳票様式および帳票データと共に、秘匿スタンプを付与した位置および帳票識別情報を含む帳票項目を保持する。このとき、帳票登録端末400は、どの帳票データがどの帳票項目のフィールドに記入されたかを示す情報を帳票データのデータファイルに含めて保持する。
なお、帳票のレイアウトにおける秘匿スタンプの位置および帳票識別情報の位置をオーバレイ情報の一部に含め、帳票様式の種類毎に秘匿データの位置と帳票識別情報の位置が固定されるように変形してもよい。この変形によれば、同じレイアウトの帳票を利用する場合にユーザがいちいち秘匿データの位置や帳票識別情報の位置を指定せずに済む分だけユーザの利便性が向上しうる。
(S103)帳票登録端末400は、帳票を登録するように帳票管理サーバ300へ要求する。このとき、帳票登録端末400は、オーバレイ情報、帳票データ、秘匿スタンプおよび帳票識別情報に関する帳票項目の情報を帳票管理サーバ300へ送信し、これら帳票に関する情報を登録するように要求する。
(S104)帳票の登録要求を受けた帳票管理サーバ300の帳票登録部312は、帳票登録端末400から受信した帳票に関する情報から、識別番号データベース311aおよびオーバレイ定義データベース311bへの登録情報を生成する。
帳票登録部312は、帳票に付与された秘匿スタンプの有無を確認し、秘匿スタンプがある場合には帳票に印刷するARマーカを生成または選択し、そのARマーカを識別するためのARマーカ識別番号を設定する。また、帳票登録部312は、オーバレイ情報に対応付けるオーバレイ識別番号を設定し、ARマーカ識別番号と対応付けて識別番号データベース311aに登録する(図10参照)。
また、帳票登録部312は、オーバレイ情報から特定される各帳票項目の枠の位置と、帳票全体の左上端との関係を示す座標情報を生成する。例えば、帳票登録部312は、帳票全体の左上端を原点とする座標系における各帳票項目の枠の左上端の座標を座標情報とする。
また、帳票登録部312は、オーバレイ情報に基づいて各帳票項目の枠の縦方向および横方向の表示幅を特定する。そして、帳票登録部312は、オーバレイ識別番号に対応付けて、座標情報と、縦および横方向の表示幅をオーバレイ定義データベース311bに登録する(図11参照)。
(S105)帳票登録部312は、秘匿スタンプが付与された帳票項目を特定し、特定した帳票項目に記入された帳票データを付加情報に設定する。
(S106)付加情報登録部314は、S105で設定された付加情報の登録をARサーバ200へ要求する。このとき、付加情報登録部314は、S105で設定した付加情報、その付加情報に対応するARマーカの画像データ、ARマーカ識別番号、帳票識別情報、帳票識別情報の位置情報(座標)、および付加情報の位置情報(座標)をARサーバ200へ送信する。
(S107)付加情報の登録要求を受けたARサーバ200の付加情報管理部212は、帳票管理サーバ300から受信した付加情報を、ARマーカ識別番号および帳票識別情報に対応付けて付加情報データベース211bに登録する。
また、付加情報管理部212は、ARマーカ識別番号に対応付けて帳票識別情報の座標および付加情報の座標を帳票座標データベース211aに登録する。
また、付加情報管理部212は、ARマーカの画像データから特徴量を計算する。付加情報管理部212は、ARマーカから白領域を抽出し、白領域を所定の分割数(256分割など)で分割し、分割領域の各々を数値化してARマーカの特徴量を計算する。そして、付加情報管理部212は、計算した特徴量をARマーカ識別番号に対応付けて保持する。
(S108)帳票印刷部313は、オーバレイ定義データベース311bの登録情報に従い、プリンタ70を利用して、帳票登録端末400から受信した帳票データおよびARマーカを含む帳票を印刷する。このとき、帳票印刷部313は、秘匿データを印刷せず、秘匿スタンプが付与された帳票項目の位置にARマーカを印刷する。ARマーカの印刷位置は、秘匿スタンプが付与された位置でもよいし、帳票項目の枠毎に予め設定された位置でもよい。
ここで、S105に関係する処理について、さらに説明する。
図16は、第2の実施の形態の付加情報の生成の処理フローを示すフロー図である。
(S111)帳票登録部312は、帳票上に秘匿スタンプが付与されているか判定する。秘匿スタンプが付与されている場合、処理はS112へと進む。
一方、秘匿スタンプが付与されていない場合、秘匿データが存在しないため、ARマーカの印刷およびAR表示のための登録処理が不要になる。そのため、付加情報をARサーバ200へ登録するS106、S107の処理が省略され、未登録のままで図15に示した一連の処理が終了する。
(S112)帳票登録部312は、帳票識別情報が指定されているかを判定する。帳票上で帳票識別情報を含む帳票項目を指定することによって、その帳票項目の帳票データが帳票識別情報として指定されている場合、処理はS113へと進む。
一方、帳票識別情報が指定されていない場合、帳票の撮像画像から帳票識別情報を読み出せず、印刷内容(帳票データを含む帳票)を特定することができない。印刷内容は、ARマーカ識別番号と帳票識別情報との組み合わせで特定されるからである。よって、帳票識別情報が指定されていない場合には、付加情報をARサーバ200へ登録するS106、S107の処理が省略され、未登録のままで図15に示した一連の処理が終了する。
(S113)帳票登録部312は、秘匿する帳票項目の枠(以下、秘匿枠)を検出する。例えば、帳票登録部312は、秘匿スタンプの上下左右にある実線を検出し、検出した実線を組み合わせた枠を秘匿枠とする。
(S114)帳票登録部312は、秘匿データを含む帳票項目の情報として、検出した秘匿枠の情報をオーバレイ識別番号に対応付けて記憶部311に保存する。
(S115)帳票登録部312は、識別番号データベース311aを参照し、対象とする帳票のオーバレイ識別番号と付加情報の座標との組み合わせに対応するARマーカ識別番号が既に登録されているかを判定する。つまり、帳票登録部312は、帳票のレイアウトに対応するARマーカがあるかを判定する。対応するARマーカがある場合、処理はS117へと進む。一方、対応するARマーカがない場合、処理はS116へと進む。
(S116)帳票登録部312は、新たなARマーカを生成する。
(S117)帳票登録部312は、秘匿枠から付加情報を抽出する。つまり、帳票登録部312は、秘匿枠に記入された秘匿データを読み出し、読み出した秘匿データを付加情報とする。S117の処理が完了すると、処理はS106へと進む。
(付加情報の表示について)
図17は、第2の実施の形態の付加情報の表示の処理フローを示すシーケンス図である。
(S121)端末装置100の撮像部111は、帳票を撮像し、撮像画像を出力する。撮像部111が撮像する帳票は、帳票管理サーバ300の帳票印刷部313により印刷されたものである。
(S122)端末装置100のマーカ検出部112は、S121で撮像部111が出力した撮像画像からARマーカを検出する。このとき、マーカ検出部112は、撮像画像からARマーカの黒枠に基づいてARマーカの検出を行う。ARマーカが検出された場合(検出成功)、処理はS123へ進む。一方、ARマーカが検出されなかった場合(検出失敗)、図17に示した一連の処理は終了する。
(S123)マーカ検出部112は、撮像画像から検出したARマーカの白領域に含まれる画像パターンからARマーカの特徴量を計算する。
撮像画像がカラー画像である場合、マーカ検出部112は、撮像画像をグレースケール化し、二値化し、白黒反転した上で、ARマーカの白領域(反転しているため、実際には黒背景の領域)を所定の分割数で分割し、各分割領域の特徴を数値化する。これらの処理により得られた各分割領域に対応する数値の集合がARマーカの特徴量となる。
上記所定の分割数は、ARサーバ200が保持する特徴量の計算時に用いた分割数と同じである。なお、撮像画像がカラー画像でない場合にはグレースケール化の処理が省略されうる。
(S124)端末装置100の表示制御部113は、S123の処理で計算されたARマーカの特徴量をARサーバ200へ送信し、そのARマーカに対応する帳票識別情報の座標をARサーバ200へ要求する。
(S125)帳票識別情報の座標を要求されたARサーバ200の付加情報管理部212は、受信したARマーカの特徴量からARマーカ識別番号を特定する。そして、付加情報管理部212は、特定したARマーカ識別番号を用いて帳票座標データベース211aから帳票識別情報の座標を抽出し、抽出した帳票識別情報の座標を端末装置100へ送信する。
(S126)帳票識別情報の座標を受信した端末装置100の表示制御部113は、撮像画像の帳票から、受信した座標の位置にある帳票項目の帳票データを帳票識別情報として取得する。このとき、表示制御部113は、受信したオーバレイ情報を利用して帳票項目の位置を認識する。
(S127)端末装置100の表示制御部113は、S126で取得した帳票識別情報をARマーカの特徴量と共にARサーバ200へ送信し、付加情報を要求する。
(S128)付加情報の要求を受けたARサーバ200の付加情報管理部212は、受信したARマーカの特徴量からARマーカ識別番号を特定する。そして、付加情報管理部212は、特定したARマーカ識別番号と、端末装置100から受信した帳票識別情報との組み合わせに対応する付加情報を付加情報データベース211bから抽出し、抽出した付加情報と共に端末装置100へ送信する。
(S129)付加情報を受信した端末装置100の表示制御部113は、撮像画像と共に付加情報をディスプレイ105に表示する。このとき、表示制御部113は、撮像画像の帳票から、付加情報を表示する帳票項目の枠を検出し、検出した枠内に付加情報が収まるように付加情報のサイズおよび表示位置を調整し、調整後の付加情報を表示する。
ここで、S129の処理について、さらに説明する。
図18は、第2の実施の形態の付加情報等の表示の処理フローを示すフロー図である。
(S141)表示制御部113は、付加情報を表示する帳票項目の枠(秘匿枠)を検出する。例えば、表示制御部113は、撮像画像の帳票上に印刷されたARマーカの上下左右にある実線を検出し、検出した実線がなす枠を秘匿枠と認識する。
(S142)表示制御部113は、S141で検出した枠内に付加情報が収まるかを判定する。枠内に付加情報が収まる場合、処理はS144へと進む。一方、枠内に付加情報が収まらない場合、処理はS143へと進む。
(S143)表示制御部113は、S141で検出した枠に収まる大きさに付加情報を縮小する。このとき、表示制御部113は、枠の中心付近に付加情報が表示されるように表示位置をあわせて調整してもよいし、枠のゆがみや形状にあわせて付加情報の姿勢を調整(回転など)してもよい。
(S144)表示制御部113は、撮像画像に付加情報を重畳して表示させる。つまり、表示制御部113は、撮像画像の帳票上の秘匿枠に収まるように、その帳票上に付加情報を重畳して表示させる。S144の処理が完了すると、図18に示した一連の処理は終了する。
(変形例)
ここで、第2の実施の形態の一変形例について述べる。
図19は、第2の実施の形態の一変形例に係る付加情報の表示方法を示す図である。
(A1)に示すように、帳票HY30は、帳票項目KM31、KM32を有する。また、帳票HY30にはARマーカが印刷されている。帳票項目KM31は課長の承認済みであることを示す課長印が押される領域である。帳票項目KM32は部長の承認済みであることを示す部長印が押される領域である。課長の承認は、部長の承認の前に行われる。
この変形例によれば、(A1)のように、帳票項目KM31、KM32に帳票データ(印)がない場合、ディスプレイ105には、「課長の承認が必要です」という次の処理を促すメッセージFJ31がAR表示される。また、(B1)のように、帳票項目KM31に帳票データYN31がある場合、ディスプレイ105には、「部長の承認が必要です」という次の処理を促すメッセージFJ32がAR表示される。
このように、ARマーカと帳票データとを組み合わせて帳票の状態を特定し、特定した状態に応じたメッセージを出力することで、ユーザの利便性を高めることができる。
以上、第2の実施の形態について説明した。
第2の実施の形態によれば、撮像画像にARマーカが含まれる場合に、帳票に対応する付加情報が撮像画像と重なってディスプレイ105に表示されるため、帳票を使用した業務を効率化できる。例えば、個人情報などの重要な情報を帳票に印字せず付加情報として秘匿することで、重要な情報が帳票を通じて漏洩するリスクを低減できる。
また、帳票を撮像するとディスプレイ105には印字された情報と印字されなかった重要な情報とが合わせて表示されるため、漏洩リスク低減の見地から帳票に重要な情報が印字されていなくても、帳票を使用した業務を円滑に行うことができる。
また、付加情報が表示される位置が、撮像画像上のARマーカの位置と撮像画像に写った帳票のレイアウトとに基づいて決定されるため、帳票に折れや撚れなどのレイアウトの乱れがあっても、適切な位置に付加情報が表示される。
帳票では、意図した枠と異なる枠に付加情報が表示されると、付加情報の意味が変わってしまうことがある。しかし、第2の実施の形態の技術によれば、正しく枠内に収まるように付加情報の位置が決定されるため、ユーザが正しく付加情報の意味を把握でき、帳票を使用した業務の利便性が低下するリスクを抑制することができる。
1 情報処理装置
1a 制御部
2 撮像装置
3 表示装置
4 記憶装置
4a 付加情報
5 撮像画像
5a 帳票画像
5b マーカ画像

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    撮像装置を用いて撮像された撮像画像に、所定のマーカ画像が含まれるか判定し、
    前記撮像画像に前記所定のマーカ画像が含まれる場合、前記撮像画像に含まれる帳票画像が示す帳票に対応する、記憶装置に記憶された付加情報を取得し、
    前記撮像画像上の前記所定のマーカ画像の位置に応じた枠線を前記撮像画像から検出し、表示装置に表示された前記撮像画像上の前記枠線内の位置に、前記枠線の大きさに収まるサイズで前記付加情報を表示させる、
    処理を実行させる表示制御プログラム。
  2. 前記帳票画像から、前記所定のマーカ画像を囲む前記枠線を検出する、
    請求項1記載の表示制御プログラム。
  3. 前記帳票画像から、前記帳票を識別する識別情報を検出し、
    前記識別情報に基づいて、前記帳票に対応する前記付加情報を取得する、
    請求項1または2に記載の表示制御プログラム。
  4. 前記帳票に対応する前記付加情報は、複数の付加情報の候補の中から、前記所定のマーカ画像と前記識別情報との組み合わせに基づいて選択される、
    請求項記載の表示制御プログラム。
  5. コンピュータが実行する表示制御方法であって、
    撮像装置を用いて撮像された撮像画像に、所定のマーカ画像が含まれるか判定し、
    前記撮像画像に前記所定のマーカ画像が含まれる場合、前記撮像画像に含まれる帳票画像が示す帳票に対応する、記憶装置に記憶された付加情報を取得し、前記撮像画像上の前記所定のマーカ画像の位置に応じた枠線を前記撮像画像から検出し、表示装置に表示された前記撮像画像上の前記枠線内の位置に、前記枠線の大きさに収まるサイズで前記付加情報を表示させる、
    表示制御方法。
  6. 撮像装置を用いて撮像された撮像画像に、所定のマーカ画像が含まれるか判定し、前記撮像画像に前記所定のマーカ画像が含まれる場合、前記撮像画像に含まれる帳票画像が示す帳票に対応する、記憶装置に記憶された付加情報を取得し、前記撮像画像上の前記所定のマーカ画像の位置に応じた枠線を前記撮像画像から検出し、表示装置に表示された前記撮像画像上の前記枠線内の位置に、前記枠線の大きさに収まるサイズで前記付加情報を表示させる制御部、
    を有する情報処理装置。
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