JP6463004B2 - 画像形成装置及びクリーニングブレード - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置、及び、このような画像形成装置で感光ドラム等の像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリ、及びこれらの複数の機能を有する複合機等として広く応用されている。この種の画像形成装置は、像担持体の一例である感光ドラムに形成されたトナー像を、中間転写体やシート状の記録材に転写する。
このような画像形成装置では、記録材への転写後に感光ドラム上に残留したトナーをクリーニングブレードで除去する。クリーニングブレードは、通常、感光ドラムの回転方向に対してカウンタ方向に圧接配置されている。このため、感光ドラムとクリーニングブレードの間の摩擦力が過大になるので、クリーニングブレードのエッジ部が感光ドラムの回転方向に反転して、クリーニングブレードの捲れが発生する場合がある。特に、画像形成領域外は、画像形成領域に比べてクリーニングブレードに達するトナー又は外添剤の量が少ない。トナーや外添剤はクリーニングブレードと感光ドラムの滑性を維持する効果があるため、トナーや外添剤の少ない画像形成領域外はクリーニングブレードの捲れが発生しやすい。
このような画像形成領域外でのクリーニングブレードの捲れを抑制するために、クリーニングブレードの長手方向(以下、幅方向という)の両端部に処理部を設けた技術が知られている(特許文献1参照)。このクリーニングブレードでは、イソシアネート化合物がクリーニングブレードのエッジ側の端面から含浸されることにより、端面の幅方向両端部が硬化処理されている。このクリーニングブレードによれば、トナーや外添剤の少ない画像形成領域外に当接する部分が硬化処理されているので、クリーニングブレードの捲れを抑制することができる。
一方、耐摩耗性とクリーニング性とを両立するために、クリーニングブレードを異なる材質のエッジ層及びベース層からなる二層構造とした技術が知られている(特許文献2参照)。具体的には、クリーニングブレードのエッジ層とベース層とを異なる物性のゴム材により形成し、エッジ層及びベース層のゴム硬度及び反発弾性率を異ならせている。
このクリーニングブレードによれば、感光ドラムに当接するのに適した物性のエッジ層と、エッジ層を支持するのに適した物性のベース層との機能を分離することができる。このため、互いの層が影響することなく機能を発揮させることができ、耐摩耗性とクリーニング性とを両立することができる。
特開2010−170157号公報 特開2013−109369号公報
しかしながら、上述した特許文献2の弾性ゴム部材が二層構造を有するクリーニングブレードでは、特許文献1のようにクリーニングブレードのエッジ部側の端面の幅方向の両端部に硬化処理を施した場合に、以下のような問題があった。即ち、特許文献2のクリーニングブレードはエッジ層とベース層との二層構造であるので、端面の幅方向の両端部に硬化処理を施すとエッジ層とベース層との両方が硬化される。ここで、エッジ層とベース層とではゴム材の物性が異なり硬化条件が異なるので、例えば、エッジ層に適合した条件で硬化処理を行うとベース層には必要以上に硬化処理が進んでしまうことがある。この場合、ベース層の硬化処理がなされた部位が過剰に膨潤してしまい、クリーニングブレードの硬化の処理部と非処理部との間で段差がより大きくなり、境界部でのクリーニング不良が発生してしまう虞があった。即ち、クリーニングブレードを像担持体に当接させて残留トナーを除去させた場合に、段差においてトナーがすり抜けてしまう虞があった。
本発明は、異なる材質のエッジ層及びベース層からなるクリーニングブレードを用いた構成で、硬化処理による段差の発生を抑えられる構成を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、回転する像担持体と、前記像担持体の静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、前記像担持体のトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像を転写した後の前記像担持体に当接して残留トナーを除去するクリーニングブレードと、を備え、前記クリーニングブレードは、前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部であって表面から前記ベース層に到達しない部分に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、回転する像担持体と、前記像担持体の静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、前記像担持体のトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、前記転写手段により前記トナー像を転写した後の前記像担持体に当接して残留トナーを除去するクリーニングブレードと、を備え、前記クリーニングブレードは、前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有し、前記硬化処理部の前記厚さ方向の長さは、前記エッジ層の前記厚さ方向の長さよりも短いことを特徴とする。
更に、本発明のクリーニングブレードは、像担持体に当接してトナーを除去するクリーニングブレードにおいて、前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部であって表面から前記ベース層に到達しない部分に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有することを特徴とする。
また、本発明のクリーニングブレードは、像担持体に当接してトナーを除去するクリーニングブレードにおいて、前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有し、前記硬化処理部の前記厚さ方向の長さは、前記エッジ層の前記厚さ方向の長さよりも短いことを特徴とする。
本発明によれば、エッジ部を含むエッジ層の一部であって表面からベース層に到達しない部分に硬化処理を施したので、エッジ層のみに硬化処理を施すことができる。このため、硬化処理を施した部分と施していない部分との間での段差の発生を抑えられる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のクリーニングブレードを示す概略図であり、(a)は正面側からの斜視図、(b)は側面図、(c)は側面図の一部拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置のクリーニングブレードにおける硬化処理部の形成位置を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置のクリーニングブレードを示す概略図であり、(a)は正面側からの斜視図、(b)は側面図、(c)は側面図の一部拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置のクリーニングブレードに硬化処理を施す際の状態を示す説明図である。 比較例に係るクリーニングブレードを示す概略図であり、(a)は正面側からの斜視図、(b)は側面図である。 クリーニングブレードに対する硬化処理の処理時間とクリーニングブレードの膨潤部の高さとの関係を示すグラフであり、(a)は第1の実施形態の実施例、(b)は第2の実施形態の実施例である。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、画像形成装置の一例として電子写真方式のモノクロレーザプリンタについて説明している。但し、本発明はモノクロレーザプリンタには限られず、例えば、中間転写タンデム型のフルカラープリンタ等であってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像形成装置本体(以下、装置本体10という)を備え、装置本体10は、画像形成部20と、シート給送部30と、シート搬送部40と、シート排出部50と、不図示の制御部とを備えている。
画像形成部20は、レーザスキャナ21と、プロセスカートリッジ22と、転写ローラ27と、定着装置23とを備え、画像形成を行うようになっている。プロセスカートリッジ22は、装置本体10に対して着脱自在である。
レーザスキャナ21は、後述する感光ドラム24の表面を露光して感光ドラム24の表面上に静電潜像を形成する露光手段である。レーザスキャナ21は、画像形成装置1の制御部から送られてくる画像信号に対応して変調されたレーザ光を出力する。そして、感光ドラム24の均一帯電面を走査露光(像露光)する。感光ドラム24の表面は露光箇所の電位が帯電電位に比べて低くなることによって、画像情報に応じた静電潜像が順次形成される。
プロセスカートリッジ22は、トナー画像を形成する回転する像担持体である感光ドラム24と、帯電ローラ25と、現像装置26と、クリーニング装置28とを備えている。
感光ドラム24は負帯電性の有機感光体であり、駆動用モータ(不図示)によって回転方向Cに所定の周速度で回転する。感光ドラム24は、回転時に帯電ローラ25によって負の所定電位に一様に帯電処理を受ける。帯電ローラ25は、感光ドラム24に対して従動回転する。帯電ローラ25に対しては、帯電バイアス電源(不図示)からバイアス電圧が印加され、感光ドラム24の表面を均一に帯電する。
現像手段としての現像装置26は、現像ローラ26aとトナー層厚規制部材26bとを備え、本実施形態ではジャンピング現像方式により、感光ドラム24に形成された静電潜像にトナーを供給することで現像してトナー像として顕像化する。即ち、現像バイアス電源(不図示)から現像ローラ26aに対して交流と直流を重畳した現像バイアス電圧を印加する。そして、トナー層厚規制部材26bと現像ローラ26aとの接触箇所で摩擦帯電により負極性に帯電されたトナーを、感光ドラム24の表面の静電潜像に適用して静電潜像を反転現像する。
転写手段としての転写ローラ27は、感光ドラム24に対して感光ドラム24の中心方向に押圧ばね(不図示)によって押圧されている。記録材Pが搬送されて転写工程が開始されると、転写バイアス電源(不図示)から転写ローラ27に対して正極性の転写バイアス電圧が印加され、負極性に帯電している感光ドラム24上のトナーは記録材Pに転写される。即ち、転写ローラ27は、感光ドラム24のトナー像を記録材(別の像担持体)Pに転写するようになっている。
クリーニング装置28は、クリーニング部材11を備え、記録材Pにトナーを転写した後の感光ドラム24の表面の転写後の残留トナーを掻き取って清掃し、繰り返して画像形成に供するようになっている。クリーニング部材11は、弾性ゴム製のクリーニングブレード12と、該クリーニングブレード12を支持する板金製の支持部材13とを備えている。クリーニングブレード12は、後述するエッジ部14aを一定の圧力で感光ドラム24に長手方向に沿って当接している。そして、クリーニングブレード12のエッジ部14aが、残留トナーを除去することによって感光ドラム24の表面を清掃する。クリーニングブレード12は、感光ドラム24の回転方向に対してカウンタ方向、即ちエッジ部14aを押圧する角度で当接している。即ち、クリーニングブレード12は、転写ローラ27によりトナー像を転写した後の感光ドラム24に当接して残留トナーを除去するようになっている。そして、クリーニングブレード12によるクリーニング工程の終了後、感光ドラム24の表面は再び帯電工程に入る。尚、クリーニングブレード12の詳細な構成については後述する。
定着装置23は、定着ローラ23a及び加圧ローラ23bを備えている。定着ローラ23aと加圧ローラ23bとの間を記録材Pが挟持搬送されることにより、記録材Pに転写されたトナー像は加圧加熱されて記録材Pに溶融固着されて定着されるようになっている。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置され、給紙カセット31と、ピックアップローラ32と、給送ローラ33とを備えている。そして、給紙カセット31に積載収納された用紙、OHPシート等のシート材等の記録材Pを画像形成部20に給送するようになっている。ピックアップローラ32及び給送ローラ33は、画像形成タイミングに合わせて、給紙カセット31に積載された記録材Pを最上側より1枚ずつ分離給送するようになっている。
シート搬送部40は、シート給送部30から給送された記録材Pを、レジストローラ41を介して画像形成部20を経てシート排出部50に搬送するようになっている。レジストローラ41は、記録材Pを一旦受け止めて、記録材Pが斜行している場合は真っ直ぐに直すようになっている。レジストローラ41は、記録材Pが突き当てられてループを作成することにより記録材Pの先端縁を倣わせて斜行を修正する機能を有している。また、レジストローラ41は、記録材Pへの画像形成のタイミング、即ち感光ドラム24にトナー像が担持されるタイミングに基づくタイミングで、記録材Pを感光ドラム24及び転写ローラ27の間の転写部へ搬送する機能を有している。
シート排出部50は、排出ローラ51と排出トレイ52とを備え、シート搬送部40により搬送された定着処理後の記録材Pを、排出ローラ51の駆動により排出トレイ52に排出するようになっている。
不図示の制御部は、コンピュータにより構成され、例えばCPUと、各部を制御するためのプログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMとを備えている。制御部は、画像形成部20、シート給送部30、シート搬送部40、シート排出部50に接続され、各部の動作を制御するようになっている。また、制御部は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、不図示の操作パネルの操作等により、作業者が操作や設定を可能になっている。
次に、このように構成された画像形成装置1における画像形成動作について説明する。
図1に示すように、画像形成動作が開始されると、まず感光ドラム24が回転して表面が帯電ローラ25により帯電される。そして、レーザスキャナ21により画像情報に基づいてレーザ光が感光ドラム24に対して発光され、感光ドラム24の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置26において、適度の帯電を受けたトナーが感光ドラム24の表面上に供給されて静電潜像に付着することにより、現像されてトナー画像として可視化される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行してピックアップローラ32及び給送ローラ33が回転し、給紙カセット31の最上位の記録材Pを分離しながら給送する。そして、感光ドラム24でのトナー画像の形成にタイミングを合わせて、レジストローラ41により記録材Pが感光ドラム24と転写ローラ27との間の転写部に搬送される。更に、感光ドラム24から記録材Pに画像が転写され、記録材Pは、定着装置23の定着ローラ23a及び加圧ローラ23bにより構成される定着ニップに搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されて記録材Pの表面に定着され、排出される。
次に、クリーニング部材11について、図2を用いて詳細に説明する。尚、本実施形態では、図2等に示すように、クリーニングブレード12の方向として、板材としての厚みを表す方向を厚さ方向t、感光ドラム24の回転軸線方向と平行な方向を幅方向wとする。また、図2等に示すように、クリーニングブレード12の方向として、厚さ方向t及び幅方向wと直交し感光ドラム24を指向する方向を延設方向(高さ方向)hとする。
図1及び図2(b)に示すように、クリーニング部材11は、長板形状の金属製である支持部材13に対して、クリーニングブレード12を一体成型して形成されている。クリーニングブレード12は、図2に示すように、エッジ層14と、ベース層(バックアップ層)15との二層構造により形成されている。エッジ層14は、感光ドラム24に当接するエッジ部14aを含み、低反発弾性率のポリウレタン樹脂材料(第1の樹脂材料)により形成されている。ベース層15は、クリーニングブレード12の厚さ方向tにエッジ層14を保持するよう重ねて配置され、エッジ層14を保持している。また、ベース層15は、低反発弾性率のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である高反発弾性率のポリウレタン樹脂材料(第2の樹脂材料)により形成されている。尚、クリーニングブレード12の全体の厚みは、例えば2mmとしている。
エッジ層14に、低反発弾性率の材料を用いることで、感光ドラム24上に付着するトナーに含まれる外添剤等のフィルミングによる付着物や、トナーの感光ドラム24上への融着による付着物等の除去効果を向上することができる。これらの付着物等の除去効果を向上できる理由は、付着物にクリーニングブレード12のエッジ部14aが接触したときに、反発弾性率が低いために、エッジ部14aが変形し難いことで、付着物の除去効果が高いためである。
また、ベース層15に、高反発弾性率の材料を用いることで、クリーニングブレード12の本来の弾性効果を発揮することができる。即ち、感光ドラム24の表面の摩擦力の上昇等の当接状態の変化に対しても、安定した当接状態を保つことができ、耐久によって生じがちなクリーニングブレード12のビビリや鳴き等の発生を抑制することができる。
これらエッジ層14及びベース層15を形成する材質としては、例えば、ポリイソシアネート化合物と多官能性の活性水素化合物とすることができる。ここでのポリイソシアネート化合物としては、通常のポリイソシアネートと多官能の活性水素化合物である高分子ポリオールとを反応して得られるプレポリマーやセミプレポリマーを用いることが好ましい。プレポリマーやセミプレポリマーのイソシアネート基含有量(NCO%)としては、良好な弾性特性を実現するために、5〜20質量%が好ましい。尚、イソシアネート基含有量(NCO%)とは、ポリウレタン樹脂の原料であるプレポリマー又はセミプレポリマー中に含まれるイソシアネート官能基(NCO、分子量42)の質量%である。
プレポリマーやセミプレポリマー等を調製するために通常用いるポリイソシアネートの具体例は、以下の通りである。即ち、具体例としては、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイソシアネート(TDI)、ナフタレンジイソシアネート(NDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)等を挙げることができる。また、前記プレポリマーやセミプレポリマー等を調製するための活性水素化合物である高分子ポリオールの具体例は、以下の通りである。即ち、具体例としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、カプロラクトンエステルポリオール、ポリカーボネートエステルポリオール、シリコーンポリオール等を挙げることができる。そして、これらの重量平均分子量は、通常500〜5000が好ましい。
また、架橋剤の具体例としては、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、エチレングリコール、トリメチロールプロパン等を挙げることができる。尚、ポリイソシアネート化合物と高分子ポリオール、ポリイソシアネート及び架橋剤を反応させる際には、ポリウレタン樹脂の形成に用いられる通常の触媒を添加する場合もある。このような触媒の具体例としては、トリエチレンジアミン等を挙げることができる。
本実施形態におけるポリウレタン樹脂で形成されたクリーニングブレード12の成形方法としては、高分子ポリオール、ポリイソシアネート、架橋剤及び触媒等を一度に混合して、金型に注型して成形する。その際に、支持部材13に直接ポリウレタン樹脂からなるクリーニングブレード12を成形し、感光ドラム24との当接部を精度よく作製する為、ポリウレタン樹脂で形成したクリーニングブレード12は先端部を切断して作製される。
尚、上述したポリウレタン樹脂材料の各種成分の配合により、反発弾性率を適宜調整することができる。このため、エッジ層14及びベース層15として適した反発弾性率を有するポリウレタン樹脂材料を、適宜選択するようにする。
また、クリーニングブレード12の使用時初期においては、後述する硬化処理を施していないエッジ部14aでは感光ドラム24に対する摩擦力が大きくなっている。このため、クリーニングブレード12の捲れを抑制するために、クリーニングブレード12の幅方向wの全域に潤滑剤を塗布することが好ましい。潤滑剤としては、例えば、平均粒径3μmのフッ化黒鉛(商品名 セフボン:セントラル硝子株式会社製)を溶媒として、ハイドロフルオロエーテル(HFE)に重量比10%分散させたものを使用できる。これをクリーニングブレード12に塗布してから乾燥させることで、感光ドラム24に対する摩擦力を低減することができる。
次に、このように構成されたクリーニング部材11の製造方法について説明する。
エッジ層14とベース層15とを二層構造で一体形成する方法としては、外周に溝を形成した回転成型ドラムを利用して連続成型する方法が知られている(例えば、特開2007−30385号公報参照)。その基本製法としては、まず、使用する合成樹脂製の弾性ゴムからなるテープの幅と同一かそれよりやや大きい幅を有する合成樹脂製のシートを連続して製造し、その長尺シートを定寸にカットする。そして、金属製の支持部材13の一側縁に接合して、クリーニングブレード12に仕上げるようにする。
この製法に用いる基本的な製造手段は、外周に成形溝を設けた成形ドラムを、水平軸を中心に回転させつつ、ポリウレタン等の液状原料を頂点付近から成形溝に連続注型し、成形ドラムの回転動作中に重合させる。そして、注型箇所より前の位置で長尺シート状となったポリウレタン等の連続成型物を剥離して、成形溝から取り出し、後工程に供給するものを用いる。この製法では、長尺シート状の成型物が連続して産出されるので、後工程では、個別のクリーニングブレード12用に所定形状にカットする作業と、支持部材13とへの接合の作業を連続して実施でき、稼働に無駄が無く生産性が高い。
また、この連続成型法は、複数の注型機を利用するものである。それぞれの注型機から組成の異なるポリウレタン樹脂を成形ドラムの成形溝に連続供給することにより、反発弾性率の異なる2種類のポリウレタン樹脂層を備えたクリーニングブレード12を製造することができる。連続回転する成形ドラムの成形溝に対して、注型口を前後に配置した場合は、先に注型されたポリウレタン樹脂の上に後から注型されたポリウレタン樹脂が被覆された状態で硬化して層が形成される。先に注型するポリウレタン樹脂の位置、供給量、合成樹脂の組成や種類、成形ドラムの回転スピードなどによって、エッジ層14の位置と幅、厚さをコントロールすることができる。また、後から注型する合成樹脂は、全体を充填するのに必要な量を供給することとなりベース層15を形成することができる。尚、形成後、エッジ部14aと感光ドラム24とを精度よく当接させるため、クリーニングブレード12の先端部を切り落として作製することが好ましい。
次に、本画像形成装置1の特徴的構成であるクリーニングブレード12の硬化処理部16について詳細に説明する。
図2に示すように、クリーニングブレード12は、エッジ部14aを含むエッジ層14の一部に、エッジ層14の他の部分よりも硬度が高くなる硬化処理を施した硬化処理部16を有している。硬化処理部16は、エッジ層14の幅方向wの両端部に配置されている。
ここで、図3に示すように、感光ドラム24には、画像形成可能な画像形成領域24aが設定されている。そして、現像ローラ26aには、画像形成領域24aを現像可能にするために、画像形成領域24aを含む領域において、トナーを担持可能な現像剤担持可能領域(以下、トナーコート領域という)26cが設定されている。また、帯電ローラ25には、トナーコート領域26cでの帯電を行うために、トナーコート領域26cを含む領域において、帯電可能な帯電領域25aが設定されている。
これに対し、感光ドラム24の帯電領域25aに相当する領域の幅方向wの外側の範囲であっても、トナーが僅かであるが付着する可能性がある。このため、クリーニングブレード12は、感光ドラム24の幅方向wの全体を含む長さに設定されている。そして、硬化処理部16は、画像形成領域24aよりも幅方向wの外側で、かつトナーコート領域26cと重なる領域を幅方向wの内側端として、それよりも幅方向wの外側の全域に配置されている。
本実施形態では、各硬化処理部16は、イソシアネート化合物を含浸する硬化処理により形成されている。その具体的な処理手順は、例えば、以下の通りである。尚、本実施形態では、硬化処理としてクリーニングブレード12にイソシアネート化合物を含浸する処理方法を採用しているが、これに限られないのは勿論である。
(1)ポリウレタン樹脂で形成されたクリーニングブレード12の幅方向wの両端部にイソシアネート化合物を接触させる工程(接触工程)
(2)イソシアネート化合物をクリーニングブレード12の表面に接触させた状態で放置することにより、イソシアネート化合物をクリーニングブレード12中に含浸させる工程(含浸工程)
(3)含浸後、クリーニングブレード12の表面に残留しているイソシアネート化合物を除去する工程(除去工程)
(4)クリーニングブレード12中に含浸したイソシアネート化合物を反応させることにより、アロファネート結合を形成して、硬化処理部16を形成する工程(形成工程)
まず、接触工程及び含浸工程において、クリーニングブレード12の幅方向wの両端部にイソシアネート化合物を適当量含浸させる。クリーニングブレード12を形成するポリウレタン樹脂中には、活性水素を有するウレタン結合が存在している。
クリーニングブレード12に含浸させるイソシアネート化合物としては、分子中に1個のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物、分子中に2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物を用いることができる。分子中に1個のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物としては、オクタデシルイソシアネート(ODI)等の脂肪族モノイソシアネート、芳香族モノイソシアネート等を挙げることができる。また、クリーニングブレード12に含浸させる分子中に2個のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物としては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート等を挙げることができる。その他に、クリーニングブレード12に含浸させる分子中に2個のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物としては、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、m−フェニレンジイソシアネート等を挙げることができる。更に、クリーニングブレード12に含浸させる分子中に2個のイソシアネート基を有するイソシアネート化合物としては、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等を挙げることができる。
また、イソシアネート化合物の反応を促進するために、イソシアネート化合物に加え、触媒もポリウレタン樹脂に含浸させることができる。イソシアネート化合物と共に用いる触媒の例としては、第4級アンモニウム塩、カルボン酸塩等を挙げることができる。第4級アンモニウム塩としては、DABCO社製のTMR触媒等を例示することができる。カルボン酸塩としては、酢酸カリウム、オクチル酸カリウム等を例示することができる。これらの触媒は非常に粘調であったり、含浸時に固体であったりするので、予め溶剤に溶解してからイソシアネート化合物に添加し、ポリウレタン樹脂に含浸することが好ましい。
また、イソシアネート化合物のクリーニングブレード12への含浸は、例えば、繊維質状の部材や多孔質の部材にイソシアネート化合物を含浸させ、クリーニングブレード12に塗布する方法や、スプレーにより塗布する方法等によって行なうことができる。
このように、接触工程及び含浸工程では、所定時間、イソシアネート化合物をクリーニングブレード12に含浸させる。最終的に得られる硬化処理部16の硬度を、クリーニングブレード12の捲れを抑制するための効果的な範囲とするためには、イソシアネート化合物とクリーニングブレード12との接触時間は、例えば30分以上とすることが好ましい(図7参照)。また、この接触時間は、トナーのすり抜けを抑制するための効果的な範囲とするためには、例えば55分以下とすることが好ましい。更に、この接触時間は、量産性を考慮すると、例えば40分以下とすることが更に好ましい。尚、これらの接触時間は一例であり、必要とされる寸法や形状や材質等により適宜変更される。
本実施形態では、エッジ層14の厚さ方向tの長さt2としては、例えば100〜300μmが望ましく、本実施形態では、例えば200μmとしている。また、硬化処理部16の厚さ方向tの長さt1としては、例えば100μmとしている。
また、本実施形態では、エッジ層14の硬化処理部16と、硬化処理部16以外の領域17と、の各々のダイナミック硬度DHの差分であるダイナミック硬度差を、0.05mN/(μm×μm)以上、0.30mN/(μm×μm)以下としている。ダイナミック硬度差は、より好ましくは、0.07mN/(μm×μm)以上、0.27mN/(μm×μm)以下である。尚、これらの数値範囲は一例であって、条件によってはこの範囲以外でもよいのは勿論である。また、ダイナミック硬度DHの定義は、DH=α×P/Dである。ここで、P:荷重(mN)、D:圧子の試料への押し込み深さ(μm)、α:圧子形状による定数(α=3.8584)である。更に、硬度測定条件の測定は、例えば、測定器:FISCHERSCOPE HM2000LT(Fisher製)、測定圧子:HM2000 060の使用により行う。また、測定条件の一例としては、例えば、測定荷重:10mN、荷重増加時間:20秒、クリープ5秒、荷重減少時間:20秒、クリープ5秒とする。
そして、除去工程において、クリーニングブレード12の表面に残存するイソシアネート化合物を、イソシアネート化合物を溶解できる溶剤を用いて拭き取ることで取り除く。含浸後に過剰に残留しているイソシアネート化合物の除去が均一に行われないと、硬化処理部16の表面に微小な凸部が形成されてしまい、感光ドラム24の残留トナーをクリーニングする際に凸部の周りでトナーがすり抜けてしまう虞がある。そこで、イソシアネート化合物を溶解できる溶剤を用いて、クリーニングブレード12の表面に付着したイソシアネート化合物を十分に除去する工程が必要になる。ここで用いることのできる溶剤としては、例えば、トルエン、キシレン、酢酸ブチル、メチルエチルケトン等が挙げられる。また、除去する手段としては、例えば、ポリウレタン樹脂で形成されたクリーニングブレード12を傷つけない程度の硬さのスポンジ等に上記溶剤を少量含ませる。そして、クリーニングブレード12の表面に付着している過剰なイソシアネート化合物を拭き取る等の方法が挙げられる。
以上の工程を経た後、形成工程において、含浸させたイソシアネート化合物は、ウレタン樹脂と反応してアロファネート結合を形成し、あるいは空気中の水分との反応によって殆どが消費されて白色不透明な高硬度な硬化処理部16が形成される。そして、表面が平滑なクリーニングブレード12を得ることができる。また、イソシアネート化合物同士での反応による多量化反応(例えば、カルボジイミド化反応、イソシアヌレート化反応等)も同時に進行し、硬化処理部16の形成に寄与するものと考えられる。この結果、硬化処理部16の硬さは向上し、摩擦係数が低下し、クリーニングブレード12の耐久性を改良できるものと考えられる。
上述した工程により作成される硬化処理部16は、硬化処理部16がクリーニングブレード12の厚さ方向tへ膨潤する膨潤部16aを形成することがある。硬化処理部16が膨潤することで、エッジ層14の硬化処理部16以外の領域17との間で段差が生じ、段差部分からトナーがすり抜ける虞があるため、できるだけ段差を抑えた塗布条件とすることが望まれる。尚、膨潤部16aの高さΔt、即ちクリーニングブレード12の厚みの差分は、例えば、25μm以下であるとトナーのすり抜けを効果的に抑制できる。
本実施形態では、イソシアネート化合物を、クリーニングブレード12のエッジ層14の表面に塗布しており、塗布されたイソシアネート化合物はエッジ層14に対して厚さ方向tに含浸する。これにより、クリーニングブレード12の端面に塗布する場合(図6参照)に比べて、エッジ層14のみにイソシアネート化合物を含浸処理させることができるので、硬化処理部16とそれ以外の領域17との段差を小さくすることができる(図7(a)参照)。
イソシアネート化合物をクリーニングブレード12の端面に塗布する場合に段差が大きくなる理由は、エッジ層14とベース層15との物性の違いに起因する。即ち、エッジ層14には、付着物の除去能力を高めるため、低反発弾性のゴムを用いている。低反発弾性のゴムは、ベース層15で用いられる高反発弾性のゴムに比べて、イソシアネート化合物による反応に長時間を要し処理時間が多く必要になる。このため、クリーニングブレード12の端面にイソシアネート化合物を含浸処理した場合、エッジ層14とベース層15との両方がイソシアネート化合物と反応してしまう。これにより、エッジ層14に対して必要な時間(例えば、30分)の処理を施した場合、ベース層15では反応が十分に進んでしまい、ベース層15の膨潤の影響でエッジ層14での段差を大きく生じてしまう可能性が示唆される。
本実施形態では、硬化処理部16の厚さ方向tの長さt1をエッジ層14の厚さ方向tの長さt2よりも短くし、エッジ部14aを含むエッジ層14の一部であって表面からベース層15に到達しない部分に硬化処理を施している。これにより、クリーニングブレード12のベース層15に到達するまで硬化処理を施している場合(t1>t2、図6参照)に比べて、ベース層15の膨潤を抑制できる。このため、硬化処理部16とそれ以外の領域17との段差を小さくすることができ、クリーニングブレード12の捲れ防止とトナーのすり抜け防止とを両立することができる。
上述したように本実施形態の画像形成装置1のクリーニングブレード12によれば、エッジ部14aを含むエッジ層14の一部であって表面からベース層15に到達しない部分に硬化処理を施したので、エッジ層14のみに硬化処理を施すことができる。このため、エッジ層14からベース層15に到達する範囲で硬化処理を施す場合と異なり、エッジ層14と物性の異なるベース層15に硬化処理を施すことがないので、エッジ部14aにおける膨潤を抑制することができる。これにより、硬化処理を施した硬化処理部16と硬化処理部16以外の領域17との間での段差を小さくすることができるので、トナーのすり抜けを抑制し、クリーニングブレード12の捲れを防止とトナーのすり抜け防止とを両立することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を、図4〜図5を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、第1の実施形態と比較して、クリーニング部材111のクリーニングブレード112のエッジ層114及びベース層115の形状が異なっている。それに伴い、硬化処理部116とそれ以外の領域117との形状も異なっている。他の構成については、第1の実施形態と同様であるので、符号を同じくして詳細な説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態では、エッジ層114は、クリーニングブレード112のエッジ部114aを含む側面のうちのエッジ部114aに沿った一部にのみ形成されている。即ち、第1の実施形態のように、クリーニングブレード112のエッジ部114aを含む側面の全体には形成されていない。このため、クリーニングブレード112のエッジ部114aを含む側面には、ベース層115の一部が露出部115aとして露出している。即ち、クリーニングブレード112のエッジ部114aを含む側面において、エッジ層114とベース層115の露出部115aとは、延設方向hに隣接して配設されている。
このように、本実施形態のクリーニングブレード112では、エッジ層114をエッジ部114aの近傍のみに設けているので、エッジ層114とベース層115との機能分離をより効果的にすることができる。即ち、クリーニングブレード112は、トナーをクリーニングするエッジ層114の機能と、ブレード全体の挙動を安定化させるベース層115の機能とを有しており、各機能に最適なゴム処方をそれぞれ選択している。そして、本実施形態のクリーニングブレード112では、エッジ層114とベース層115との各領域をより限定的にすることで、機能を大きく引き出すことができるようになる。
尚、エッジ層114の延設方向hの長さh2としては、例えば2〜4mmが望ましく、本実施形態では、例えば3mmとしている。また、硬化処理部116の延設方向hの長さh1としては、例えば2.5mmとしている。尚、クリーニングブレード112の全体の延設方向hの長さは、例えば8mmとしている。
このクリーニングブレード112を形成する際は、ポリウレタン樹脂の位置、供給量、合成樹脂の組成や種類、成形ドラムの回転スピード等を変更し、エッジ層114の位置と幅、厚さを適宜調整する。また、第1の実施形態と同様に、後から注型する合成樹脂は、全体を充填するのに必要な量を供給することとなりベース層115を形成する。尚、エッジ層114及びベース層115の材質は、第1の実施形態と同様である。
上述のように作成される硬化処理部116は、第1の実施形態と同様に、硬化処理部116がクリーニングブレード112の厚さ方向tへ膨潤する膨潤部116aを形成することがある。硬化処理部116が膨潤することで、エッジ層114の硬化処理部116以外の領域117との間で段差が生じ、段差部分からトナーがすり抜ける虞があるため、できるだけ段差を抑えた塗布条件とすることが望まれる。
本実施形態では、硬化処理部116の延設方向hの長さh1をエッジ層114の延設方向hの長さh2よりも短くしている。そして、エッジ部114aを含むエッジ層114の一部であってクリーニングブレード112の端面から延設方向hに関してベース層115の露出部115aに到達しない部分に、硬化処理を施している。これにより、クリーニングブレード112の端面から延設方向hに関してベース層115の露出部115aに到達するまで硬化処理を施している場合(h1>h2)に比べて、ベース層115の膨潤を抑制できる。このため、硬化処理部116とそれ以外の領域117との段差を小さくすることができる(図7(b)参照)。このため、クリーニングブレード112の捲れ防止とトナーのすり抜け防止とを両立することができる。
尚、このクリーニングブレード112に硬化処理部116を形成する際は、図5に示すように、イソシアネート化合物を含浸するときに、クリーニングブレード112を約30°傾けて処理を行うことが望ましい。これにより、エッジ部114a側にイソシアネート化合物の溶液が溜まりやすくなり、硬化処理部116の延設方向hの長さh1をエッジ層114の延設方向hの長さh2よりも短くした硬化処理を安定して施すことができる。
上述したように本実施形態のクリーニングブレード112によっても、エッジ部114aを含むエッジ層114の一部であって表面からベース層115に到達しない部分に硬化処理を施したので、エッジ層114のみに硬化処理を施すことができる。このため、硬化処理を施した硬化処理部116と硬化処理部116以外の領域117との間での段差を小さくすることができるので、トナーのすり抜けを抑制し、クリーニングブレード112の捲れを防止とトナーのすり抜け防止とを両立することができる。
ここで、第2の実施形態では、硬化処理部116の厚さ方向tの長さについては述べていないが、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に硬化処理部116の厚さ方向tの長さt1をエッジ層114の厚さ方向tの長さt2よりも短くしている。そのため、ベース層115の膨潤を抑制できるので、硬化処理部116とそれ以外の領域117との段差を小さくすることができ、クリーニングブレード112の捲れ防止とトナーのすり抜け防止とをより高度に両立することができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、像担持体として1本の回転体である感光ドラム24を適用しているが、これには限られず、例えば、複数の回転ローラにより回転可能に支持されるベルトを像担持体として適用してもよい。この場合、幅方向wについては、像担持体が複数の回転ローラである場合は、各回転ローラの回転軸線方向と平行な方向とする。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、感光ドラム24から記録材Pにトナー像を直接転写する直接転写方式について説明した。但し、本発明は、トナー像を感光ドラムから中間転写ベルトなどの中間転写体に転写し、中間転写体から記録材にトナー像を転写する中間転写方式にも適用可能である。この場合、転写手段により像担持体のトナー像を転写される別の像担持体は、中間転写体となる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第の実施形態について詳細に説明する。本実施形態では、第2の実施形態と比較して、硬化処理部116の延設方向hの長さh1をエッジ層114の延設方向hの長さh2よりも長くする点で異なっている。
この実施形態では、硬化処理部116は、エッジ層114だけでなく、エッジ層114に対し延設方向hに隣接するベース層115の露出部115aにまで亘って生成されるようになる。このため、露出部115aの一部も膨潤し、エッジ層114との間で段差を生じてしまう。しかしながら、露出部115aはエッジ部114aからエッジ層114の延設方向の長さh2だけ十分に離れているので、露出部115aの膨潤は遠く離れたエッジ部114aに対して大きな影響を及ぼすことはない。このため、本実施形態によっても、硬化処理部116と硬化処理部以外の領域117との間での段差を小さくすることができ、トナーのすり抜けを抑制し、クリーニングブレード112の捲れを防止とトナーのすり抜け防止とを両立することができる。
また、この第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様に硬化処理部116の厚さ方向tの長さt1をエッジ層114の厚さ方向tの長さt2よりも短くしている。そのため、ベース層115の膨潤を抑制できるので、硬化処理部116とそれ以外の領域117との段差を小さくすることができ、クリーニングブレード112の捲れ防止とトナーのすり抜け防止とをより高度に両立することができる。尚、他の構成については、第1及び第2の実施形態と同様である。
各種のクリーニングブレードを用いて、感光ドラム24の残留トナーの除去を行い、20000枚のプリント後、クリーニングブレードの捲りの評価とクリーニング性の評価を行った。画像形成装置としては、上述した第1の実施形態の画像形成装置1を利用した。クリーニングブレードの捲りの評価は高温高湿環境(室温30℃、湿度80%)で行い、クリーニング性の評価は低温低湿環境(室温15℃、湿度10%)で行った。また、各クリーニングブレードのエッジ部の膨潤部の高さΔtを、光学顕微鏡により測定した。使用したクリーニングブレードのエッジ層及びベース層の特性を表1に示す。
Figure 0006463004
(実施例1)
第1の実施形態のように、エッジ層14とベース層15とが全体で重なるクリーニングブレード12に硬化処理部16を形成した(図2参照)。硬化処理としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード12のエッジ部14aを含む側面から適当量含浸させた。処理時間としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード12に接触後、40分間放置し、膨潤部16aの高さΔtは15μmであった。硬化処理部16の厚さ方向tの長さt1は100μmであり、エッジ層14の厚さ方向tの長さt2は200μmであり、t1<t2となりベース層15は硬化処理されなかった。このクリーニングブレード12を評価した結果を表2及び図7(a)に示す。表2に示すように、クリーニングブレード12の捲れは無く、トナーのすり抜けも見られなかった。
Figure 0006463004
(比較例1)
図6に示すように、エッジ層214とベース層215とが全体で重なるクリーニングブレード212に硬化処理部216を形成した。硬化処理としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード212のエッジ部214aを含む端面から適当量含浸させた。処理時間としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード212に接触後、40分間放置し、膨潤部の高さΔtは45μmであった。硬化処理部216の厚さ方向tの長さt1と、エッジ層214の厚さ方向tの長さt2との関係は、t1>t2となり、硬化処理部216はエッジ層214とベース層215との両方に形成された。このクリーニングブレード212を評価した結果を表2及び図7(a)に示す。表2に示すように、クリーニング性では3000枚でトナーすり抜けによる画像不良が発生した。
(比較例2)
図6に示すように、エッジ層214とベース層215とが全体で重なるクリーニングブレード212に硬化処理部216を形成した。硬化処理としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード212のエッジ部214aを含む端面から適当量含浸させた。処理時間としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード212に接触後、10分間放置し、膨潤部の高さΔtは25μmであった。硬化処理部216の厚さ方向tの長さt1と、エッジ層214の厚さ方向tの長さt2との関係は、t1>t2となり、硬化処理部216はエッジ層214とベース層215との両方に形成された。このクリーニングブレード212を評価した結果を表2及び図7(a)に示す。表2に示すように、3000枚でクリーニングブレード212の捲れが発生した。
図7(a)に、実施例1や他の不図示の実施例から導かれる本実施例の硬化処理部16を形成したクリーニングブレード12の特性を実線で示す。また、比較例1,2から導かれる他の硬化処理部216を形成したクリーニングブレード212の特性を破線で示す。ここで、いずれの場合でも、処理時間が長い程、硬化処理部の硬化が進んでいるので、クリーニングブレード12,212の捲れは発生し難い。また、膨潤部の高さΔtが低い程、トナーのすり抜けは発生し難い。即ち、本グラフでは右下に位置する程、クリーニングブレードの捲れ防止とトナーのすり抜け防止との両立を図ることができる。そして、本実施例の実線と比較例の破線とを比較すると、本実施例の実線の方が右下に位置することから、本実施例は比較例に比べて、クリーニングブレード12の捲れ防止とトナーのすり抜け防止との両立をより高度に実現していることが確認された。
(実施例2)
第2の実施形態のように、エッジ層114がベース層115の一部のみに重なるクリーニングブレード112に硬化処理部116を形成した(図4参照)。硬化処理としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード112のエッジ部114aを含む側面から適当量含浸させた。処理時間としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレード112に接触後、40分間放置し、膨潤部116aの高さΔtは15μmであった。硬化処理部116の延設方向hの長さh1は2.5mmであり、エッジ層114の延設方向hの長さh2は3mmであり、h1<h2となりベース層115は硬化処理されなかった。尚、実施例2においても、硬化処理部116の厚さ方向tの長さt1を、エッジ層114の厚さ方向tの長さt2よりも短くした。このクリーニングブレード112を評価した結果を表3及び図7(b)に示す。表3に示すように、クリーニングブレード112の捲れは無く、クリーニング性も良好であった。
Figure 0006463004
(比較例3)
第2の実施形態のように、エッジ層がベース層の一部のみに重なるクリーニングブレードに硬化処理部を形成した(図4参照)。硬化処理としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレードのエッジ部を含む端面から適当量含浸させた。処理時間としては、イソシアネート化合物をクリーニングブレードに接触後40分間放置し、膨潤部の高さΔtは25μmであった。硬化処理部の延設方向hの長さh1は4mmであり、エッジ層の延設方向hの長さh2は3mmであり、h1>h2となり、硬化処理部はエッジ層とベース層との両方に形成された。このクリーニングブレードを評価した結果を表3及び図7(b)に示す。表3に示すように、クリーニング性では18000枚後にトナーすり抜けによる画像不良が発生した。
図7(b)に示すように、実施例2や他の不図示の実施例から導かれる本実施例の硬化処理部116を形成したクリーニングブレード112の特性を実線で示す。また、比較例3や他の不図示の比較例から導かれる他の硬化処理部を形成したクリーニングブレードの特性を破線で示す。図7(a)と同様に、グラフ上では右下に行く程、クリーニングブレードの捲れ防止とトナーのすり抜け防止との両立を図ることができる。そして、本実施例の実線と比較例の破線とを比較すると、本実施例の実線の方が右下に位置することから、本実施例は比較例に比べて、クリーニングブレードの捲れ防止とトナーのすり抜け防止との両立をより高度に実現していることが確認された。
1…画像形成装置、12,112…クリーニングブレード、14,114…エッジ層、14a,114a…エッジ部、15,115…ベース層、16,116…硬化処理部、
17,117…硬化処理部以外の領域、24…感光ドラム(像担持体)、26…現像装置(現像手段)、27…転写ローラ(転写手段)、115a…露出部、P…記録材(別の像担持体)

Claims (8)

  1. 回転する像担持体と、
    前記像担持体の静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、
    前記像担持体のトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、
    前記転写手段により前記トナー像を転写した後の前記像担持体に当接して残留トナーを除去するクリーニングブレードと、を備え、
    前記クリーニングブレードは、前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、
    前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部であって表面から前記ベース層に到達しない部分に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 回転する像担持体と、
    前記像担持体の静電潜像にトナーを供給して現像する現像手段と、
    前記像担持体のトナー像を別の像担持体に転写する転写手段と、
    前記転写手段により前記トナー像を転写した後の前記像担持体に当接して残留トナーを除去するクリーニングブレードと、を備え、
    前記クリーニングブレードは、前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するよう重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、
    前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有し、
    前記硬化処理部の前記厚さ方向の長さは、前記エッジ層の前記厚さ方向の長さよりも短い、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記クリーニングブレードの前記像担持体を指向する延設方向に関して、前記硬化処理部の長さは、前記エッジ層の長さよりも短い、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記ベース層は、前記エッジ層が設けられる側の面に露出する露出部を有し、前記エッジ層は、前記クリーニングブレードの前記像担持体を指向する延設方向に関して前記露出部に隣接して配置される、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記硬化処理は、前記像担持体の回転軸線方向と平行な前記エッジ層の幅方向の両端部に配置される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記エッジ層の反発弾性率は、前記ベース層の反発弾性率よりも低い、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 像担持体に当接してトナーを除去するクリーニングブレードにおいて、
    前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、
    前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部であって表面から前記ベース層に到達しない部分に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有する、
    ことを特徴とするクリーニングブレード。
  8. 像担持体に当接してトナーを除去するクリーニングブレードにおいて、
    前記像担持体に当接するエッジ部を含み、第1のポリウレタン樹脂材料により形成されたエッジ層と、前記クリーニングブレードの厚さ方向において前記エッジ層を保持するように重ねて配置され、前記厚さ方向の長さが前記エッジ層よりも長く、前記第1のポリウレタン樹脂材料とは異なる材質である第2のポリウレタン樹脂材料により形成されたベース層と、を有し、
    前記エッジ部を含む前記エッジ層の一部に、前記エッジ層の他の部分よりも硬度が高くなるイソシアネート化合物による硬化処理部を有し、
    前記硬化処理部の前記厚さ方向の長さは、前記エッジ層の前記厚さ方向の長さよりも短い、
    ことを特徴とするクリーニングブレード。
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