JP6462510B2 - バックル - Google Patents

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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/26Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings
    • A44B11/263Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings with a push-button acting perpendicularly to the main plane of the buckle

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Description

本発明は、バックルに関する。
衣服、鞄、靴、包装具等の様々な用途において、紐状部材同士を連結するために、プラグ(雄部材)とソケット(雌部材)とを着脱自在に係合させるバックルが用いられている。このようなバックルでは、着脱のための操作が簡単であり、意図しないときに不用意に外れないことが要求される。このような要求に応じた製品として、ソケットの上面に設けられた操作部を押圧することで、プラグとソケットとの係合が解除されるフロントリリースバックルが用いられている。
例えば、特許第5552534号公報では、プラグが備える係合部とソケットが備える被係合部とを脱離させるための操作部をソケットの表面に備えたフロントリリースバックルの例が開示されている。
特許第5552534号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような従来のバックルは、操作部が薄肉状のヒンジ構造によってのみ、ソケットの一面に繋がれているだけであるため、操作部が何かに引っ掛かってめくれあがり、破損する場合がある。
そこで、本発明は、操作部の破損を抑制するとともに、操作部の強度を向上させることが可能なバックルを提供する。
本発明の一側面によれば、一端に紐状部材を取付可能な取付部、他端に挿脱部を備える雄部材と、雄部材を係合離脱させるための操作部を備える上壁、上壁に対向する下壁、及び上壁及び下壁をそれぞれ接続する左側壁及び右側壁を備える収容部を備え、上壁、下壁、左側壁及び右側壁によって定義された空洞内に挿脱部を差込係合可能な雌部材と、を備え、操作部の一端が、上壁に対して弾性変形可能に接続されており、操作部の他端が、連結部を介して下壁に接続されており、連結部が、操作部が弾性変形する際の支点となる支点部を、上壁と下壁の各対向面の間に備えるバックルが提供される。
本発明に係るバックルは一実施態様において、連結部が、下壁から上壁方向へと延びる第1延設部と、操作部の他端から下壁方向へと延びる第2延設部とを備え、第1延設部と第2延設部は接続部分にて繋がれ、支点部が、接続部分に形成されている。
本発明に係るバックルは別の一実施態様において、連結部が、下壁から上壁方向へと延びる第1延設部と、操作部の他端から下壁方向へと延びる第2延設部と、第1延設部と第2延設部とを繋ぐ第3延設部とを備え、支点部が、第1延設部と第3延設部との接続部分に形成されている。
本発明に係るバックルは更に別の一実施態様において、下壁の連結部と対向する領域に、連結部を受入可能な間隙部を備える。
本発明に係るバックルは更に別の一実施態様において、挿脱部が、雌部材への差込方向に延びる一対のガイド部と、一対のガイド部の間に配置された一対の脚部を備え、各脚部が、差込方向に延びる脚本体部と脚本体部の側面から外方へ突出する係合部とを備え、上壁が、操作部の左右に開口溝を介して配置された左上壁部及び右上壁部を備え、左上壁部及び右上壁部が、左上壁部及び右上壁部の裏面から下壁方向へと突出する、係合部と係合可能な被係合部を備え、操作部が、係合部を下壁方向に弾性変形させる凸部を裏面に備え、凸部が、操作部の一端から他端に向かって厚みが漸次大きくなるような傾斜面を備える。
本発明に係るバックルは更に別の一実施態様において、操作部の一端と上壁とを接続するヒンジ部に隣接する延設溝が、操作部の左右に形成された開口溝に連続して配置されていることを含む。
本発明によれば、操作部の破損を抑制するとともに、操作部の強度を向上させることが可能なバックルが提供できる。
本発明の実施の形態に係るバックルの一例を示す概略斜視図である。 図1のバックルの雄部材と雌部材とを係合させた状態を表す概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係るバックルの一例を示す概略平面図である。 本発明の実施の形態に係る雄部材を雌部材の内部に収容させて係合する途中の状態を表す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る雄部材と雌部材とが係合完了した状態を表す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係る雄部材を雌部材の内部に収容して係合完了させるまでの手順を示す図3のB−B線に沿った断面側面図である。 本発明の実施の形態に係る雄部材と雌部材とを係合させた状態から係合離脱させるまでの様子を表す断面側面図であり、図7(a)及び図7(b)は図3のA−A線に沿った断面を表し、図7(c)は図7(b)の点線部分の拡大図である。 本発明の実施の形態に係るバックルの第1変形例を示す部分断面側面図である。 本発明の実施の形態に係るバックルの第2変形例を示す部分断面側面図である。 図10(a)は、本発明の実施の形態に係るバックルの第3変形例を示す部分断面側面図、図10(b)は、図10(a)のバックルの操作部を押圧した状態を示す部分断面側面図である。 本発明の実施の形態に係るバックルの第4変形例を示す概略斜視図である。 第4変形例に係る図11のバックルの雄部材と雌部材とが係合完了した状態を表す部分断面図である。 本発明の実施の形態に係るバックルの第5変形例を示す概略斜視図である。 第5変形例に係る図13のバックルの一例を示す概略部分断面平面図である。 図14のC−C線に沿った断面側面図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下に示す実施の形態はこの発明の技術的思想を具体化するための装置や使用方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は構成部品の構造、配置等を下記のものに特定するものではない。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るバックル1は、雄部材2と、雄部材2が係合される雌部材4とを備える。雄部材2は一端に紐状部材を取付可能な取付部24を含むコキ部20、他端に挿脱部30を備える。
なお、本実施形態の説明においては、雄部材2及び雌部材4の中心を通り、雄部材2の差込方向Xと平行な中心線Y(図1参照)から雄部材2及び雌部材4を構成する各部材を見た場合に、相対的に中心線Yから遠くなる方向を「外方」として説明する。また、中心線Yからみて紙面左側に位置する領域を「左」側、紙面右側に位置する領域を「右」側として説明する。更に、雄部材2及び雌部材4の図1に記載された側の雄部材2及び雌部材4の表面を「表面(又は「上面」)」として説明し、この表面に対向する側の雄部材2及び雌部材4の表面を「裏面(又は「下面」)」として説明する。即ち、以下の説明において「上下方向(表裏方向)」とは、図1に記載された雄部材2及び雌部材4の表面からこの表面に対向する雄部材2及び雌部材4の表面へ向かう方向(例えば図6(a)の紙面上下方向)を指し、「左右方向」とは、図1の紙面左右方向を指す。
コキ部20は、左右一対の縦材21と、縦材21の一端において縦材21間を延在する第1横材22と、縦材21の他端において縦材21間を延在し、第1横材22と平行に配置された第2横材23と、第1横材22と第2横材23との間に配置された取付部24を備える。取付部24には、例えばベルト、帯などの紐状部材を巻き付けることにより取付可能である。
挿脱部30は、コキ部20の他端(コキ部20の第2横材23の表面のうち、他端側)から、雄部材2の差込方向X(即ち、コキ部20の第1横材22、第2横材23及び取付部24の長手方向に対して実質的に垂直な方向を指す)へ延びる一対のガイド部31と、ガイド部31の間に配置された一対の脚部33を備える。
各ガイド部31は、雌部材4への差込方向Xに長手方向を有して延伸し、先端に向けて次第にその厚みが薄くなるように、表面側から裏面側へと次第に傾斜する傾斜面31Aを先端部に備える。ガイド部31の表裏方向の厚みはコキ部20の表裏方向の厚みよりも小さくなるように形成されている。
一対の脚部33は、表裏方向において脚部33よりも薄肉の雄部材2側のヒンジ部32を介してコキ部20に接続されており、脚部33の表裏方向に弾性変形可能になっている。左右の脚部33はそれぞれ雄部材2の中心線Yに対してそれぞれ鏡面対称となる形状を有している。脚部33の厚みはガイド部31の厚みよりも小さくなるように形成されている。
各脚部33は、差込方向Xに延びる脚本体部34と、脚本体部34と一体に形成され、脚本体部34の側面34Bに対して外方(紙面左右方向)へと突出する係合部35を備える。脚本体部34及び係合部35の先端部は、先端に近づくにつれて表裏方向の厚みが次第に薄くなるように傾斜する傾斜面34Aを備える。後述するバックル1の係合動作及び係合解除動作の説明によって明らかとなるが、これら傾斜面31A、34Aが形成されることにより、雄部材2と雌部材4との係合及び係合解除作業をより円滑に行うことができる。
雌部材4は、雄部材2の挿脱部30を収容するための収容部40と、収容部40の一端に配置された取付部50とを備える。取付部50には、例えばベルト、帯などの紐状部材を巻き付けることにより取付可能である。
収容部40は、上壁41、上壁41に対向する下壁42、及び上壁41及び下壁42をそれぞれ接続する左側壁43及び右側壁44を備える。上壁41は、雄部材2を係合離脱させるための操作部45を備える。収容部40は、上壁41、下壁42、左側壁43及び右側壁44により定義された空洞46をその内部に備え、この空洞46に挿脱部30を差し込むことにより、雄部材2との係合が可能になっている。
操作部45は、上壁41の中央部に配置されており、上壁41から下壁42の方向(上下方向)に弾性変形可能である。操作部45を下壁42方向に押圧することにより、空洞46内で係合された挿脱部30の係合状態を解除することが可能になる。操作部45の一端は、操作部45の厚みよりも表裏方向において薄肉の雌部材4側のヒンジ部420によって、上壁41に対して弾性変形可能に接続されている。操作部45の一端に対向する操作部45の他端には連結部47が設けられている。
例えば図7(a)に示すように、操作部45は、連結部47を介して下壁42に接続されている。連結部47は、図7(b)に示すように、操作部45が弾性変形する際の支点となる支点部470を、上壁41と下壁42の各対向面の間(より詳細には、上壁41の下面と、下壁42の上面の間)に備える。上壁41と下壁42との間に支点部470を備えることにより、操作部45がめくれ上がる方向に力が加わっても簡単に破損しにくく、操作部45の強度を向上させることが可能になる。
図7(a)に示すように、連結部47は、下壁42から上壁41方向へと延びる第1延設部471と、操作部45の他端から下壁42方向へと延びる第2延設部472と、第1延設部471と第2延設部472とを繋ぐ第3延設部473とを備え、支点部470が、第1延設部471と第3延設部473と接続部分に形成されている。即ち、第1延設部471、第2延設部472及び第3延設部473により、略S字形形状の連結部47が定義されている。これにより、連結部47の全体の寸法(長さ)を大きく形成でき、軽度の押圧力で操作部45を弾性変形させることができ、操作部45を押圧しやすくなる。
操作部45が弾性変形していない状態では、図7(a)に示すように、第1延設部471は下壁42の表面に対して略垂直方向に延び、第2延設部472は上壁41の表面に対して略垂直方向に延び、第3延設部473は下壁42の表面に対して略平行方向に延びている。操作部45が押圧されると、図7(b)に示すように、支点部470は動かずに、操作部45に連結された第2延設部472及び第3延設部473が下壁42方向へ押し下げられる。
図2に示すように、下壁42の連結部47と対向する領域には、連結部47を受入可能な間隙部42Aを備える。間隙部42Aは、差込方向Xに沿って下壁42を上下方向に貫通する長溝形状を有している。これにより、操作部45が押し下げられる際に、連結部47と下壁42とが接触することを抑制できるため、連結部47の破損を抑制できるとともに、操作部45の弾性変形の変位量を上下方向に大きく取ることができる。
操作部45の表面には、操作者が操作部45を押し下げやすくするための溝部45Aが形成されていてもよい。溝部45Aの形状は特に限定されず、図2に示すように、差込方向Xに対して略垂直な方向に長手方向を有する複数の溝であってもよいし、図13に示すように、マトリクス状に配置された複数の溝であってもよい。
図3に示すように、上壁41に形成された操作部45の左右両側面側には開口溝410が形成されている。上壁41は、開口溝410を介してそれぞれ配置された左上壁部48及び右上壁部49を備える。図6(a)の断面図に示すように、右上壁部49は、右上壁部49の裏面49Aから下壁42方向へと突出する被係合部55を備える。被係合部55は、脚部33の差込方向Xに向かってその厚み(上下寸法)が大きくなるように傾斜する傾斜面55Aと、傾斜面55Aと連続し、右上壁部49の裏面49Aから下壁42方向へ延びる被係合面55Bを備える。図示は省略するが、右上壁部49と同様に、左上壁部48も傾斜面55A及び被係合面55Bを備える。操作部45の裏面には、操作部45の一端から他端(差込方向X)に向かって厚みが漸次大きくなるような傾斜面51Aを備える凸部51が設けられている。
図6(c)に示すように、雄部材2と雌部材4との係合時においては、凸部51の傾斜面51Aが脚部33の傾斜面34Aと対向し、被係合部55の被係合面55Bが係合部35の係合面35Bと接触することにより係止される。係合離脱する場合は、操作部45が下壁42方向へ押し下げられることによって、被係合面55Bと係合面35Bとの係合が解除されて、操作者が、脚部33を差込方向Xとは逆方向に引き抜くことが可能になる。
図6(b)に示すように、下壁42の凸部51に対向する領域には、下壁42を貫通する脚部収容溝56が設けられている。図5に示すように、脚部収容溝56は、脚部33の係合部35を取り囲んで収容するように形成されている。脚部収容溝56が形成されることにより、図6(c)に示す係合状態から、操作部45を押圧して雄部材2と雌部材4との係合を解除する際に、脚部33の先端が下壁42に接触して破損することを抑制できる。
図4に示すように、連結部47は、雌部材4の中央部に延在して配置されることが好ましい。これにより、雄部材2が斜めから雌部材4内に挿入される場合に、連結部47と脚部33とが接触して連結部47が脚部33を案内する役割を果たすため、誤挿入が抑制される。
図2に示すように、雌部材4は、操作部45の左右に形成された開口溝410と連続する延設溝411を備えることが好ましい。延設溝411は、雌部材4側のヒンジ部420に隣接し、開口溝410からそれぞれ外方に向かって、雌部材4の左右方向にそれぞれ延在している。延設溝411を備えることにより、操作部45に対して斜め上方から斜め下方へとねじるような力が加わった場合でも、その力を延設溝411により吸収することができるため、操作部45の破損を防ぐとともにその強度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るバックル1の雄部材2と雌部材4とを係合させる際には、雄部材2の挿脱部30を差込方向Xに沿って雌部材4の収容部40が備える空洞46へ差し込む。この際、図4に示すように、雄部材2が雌部材4に対して斜めに差し込まれた場合であっても、連結部47に沿って脚部33を空洞46内へ案内させることができるため、挿入作業が容易になる。
挿脱部30の脚部33が空洞46に挿入されると、図6(b)に示すように、脚部33の傾斜面34Aが雌部材4の被係合部55の傾斜面55Aと接触する。更に、操作者が差込方向Xに沿って力を加えると、脚部33の傾斜面34Aが、被係合部55が有する傾斜面55Aの傾斜に沿ってスライドすることによって、脚部33の先端が下壁42方向へ弾性変形する。更に操作者が差込方向Xに沿って力を加えると、脚部33の先端が被係合部55を乗り越えて、図6(c)に示すように、操作部45の凸部51が備える傾斜面51Aと傾斜面34Aが対向し、係合部35の係合面35Bが被係合部55の被係合面55Bと係止される。これにより、雄部材2と雌部材4の係合が完了する。
本発明の実施の形態に係るバックル1の雄部材2と雌部材4との係合を解除する際には、図7(a)に示す操作部45の溝部45A周辺を操作者の指などで下壁42方向へ押圧する。操作部45が押圧されると、図7(b)に示すように、操作部45に連結された第2延設部472と第3延設部473とが、支点部470を支点として下壁42方向へ弾性変形する。その結果、図7(c)に示すように、操作部45が備える凸部51が脚部33の傾斜面34Aを下壁42方向に徐々に押し下げることにより、係合部35の係合面35Bと被係合部55の被係合面55Bとの係合が外れるため、差込方向Xと反対方向への挿脱部30の移動が可能になる。そのまま、操作者が差込方向Xと反対方向へ挿脱部30を移動させることにより、雄部材2と雌部材4の係合が解除される。
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態及び運用技術が明らかとなろう。
(第1変形例)
図8に示すように、第1変形例に係るバックル1aは、連結部47の第1延設部471の寸法L1(下壁42の表面に平行な方向の寸法)が、第2延設部472の寸法L2よりも大きくなるように形成されていてもよい。これにより、連結部47の強度を向上させることができる。
(第2変形例)
図9に示すように、第2変形例に係るバックル1bは、連結部47を第1延設部471と第2延設部472とで構成することもできる。即ち、第2変形例に係るバックル1bによれば、連結部47が、下壁42から上壁41方向へと延びる第1延設部471と、上壁41の操作部45の他端から下壁42方向へと延びる第2延設部472とを備え、支点部470が、第1延設部471と第2延設部472との接続部分に形成される。図9に示すバックル1bによれば、連結部47の全長が、図1又は図8のバックル1、1aに比べて短くなるため、弾性力を向上させることができる。
(第3変形例)
図10に示すように、第3変形例に係るバックル1cは、支点部470から上壁41方向へ突出する突起部470Aを更に備えても良い。突起部470Aが形成されることにより、図10(b)に示すように、操作部45が押し下げられる場合に、突起部470Aと操作部45の下面45Bが接触するため、操作部45の弾性変形の変位量を抑制することができる。
(第4変形例)
図11及び図12に示すように、第4変形例に係るバックル1dは、各係合部35の上面に、傾斜面34Aよりも薄肉の傾斜面35Cが形成されており、脚本体部34間の間隔Sが図1の脚本体部34間の間隔よりも大きく、連結部47の左右方向の寸法が図1の連結部47よりも大きく形成されている。傾斜面35Cの厚みが傾斜面34Aよりも小さいため、雄部材2を雌部材4に差し込む際に脚部33の弾性変形の変位量(上下方向)が小さくなり、差し込み易くなる。また、連結部47の左右方向の寸法が図1の連結部47よりも大きく形成されているため、連結部47の強度が向上する。
(第5変形例)
図13に示すように、第5変形例に係るバックル1eは、挿脱部30が、コキ部20から延びる1対のガイド部31と、ガイド部31の間においてコキ部20に接続された雄部材2側のヒンジ部32を介して接続された脚部33を備える。脚部33は、ガイド部31の間において左右方向に扁平な平板状を有する脚本体部34と、脚本体部34の両側面34Bから外方へと突出する係合部35を備え、係合部35の表面には、傾斜面34Aよりも厚みの小さい傾斜面35Cがそれぞれ形成されている。
雌部材4に設けられた操作部45の雌部材4側のヒンジ部420と対向する他端側には、左右一対の連結部47a、47bが設けられている。連結部47a、47bの間には、雌部材4の空洞46に収容される脚部33の傾斜面34Aを押圧するための凸部51が設けられている。図14に示すように、連結部47a、47bは、空洞46内において、差込方向Xと平行にそれぞれ延びている。図15に示すように、雄部材2と雌部材4との係合時には、脚本体部34は、上下方向において操作部45と連結部47a、47bとの間に配置される。図13〜図15に示すバックル1eによれば、雄部材2の脚部33の表面積を大きくとることができるとともに連結部47a、47bを複数箇所設けることができるため、強度を向上させることが可能なバックル1eが提供できる。
なお、本発明の実施の形態では、雄部材2がコキ部20を有するものとして説明したが、コキ部20の構成は雄部材2又は雌部材4の少なくとも一方に配置されていればよく、このコキ部20の構成を、雄部材2の代わりに雌部材4に形成してもよいことは勿論である。
このように本発明は上記の実施の形態及び変形例によって記載したが、本発明は上記の開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によって表されるものであり、実施段階においては、その要旨を逸脱しない範囲において変形し具体化し得るものである。
1、1a、1b、1c、1d、1e…バックル
2…雄部材
4…雌部材
20…コキ部
21…縦材
22…第1横材
23…第2横材
24…取付部
30…挿脱部
31…ガイド部
31A…傾斜面
32…雄部材側のヒンジ部
33…脚部
34…脚本体部
34A…傾斜面
34B…側面
35…係合部
35A…傾斜面
35B…係合面
35C…傾斜面
40…収容部
41…上壁
42…下壁
42A…間隙部
43…左側壁
44…右側壁
45…操作部
45A…溝部
45B…下面
46…空洞
47、47a、47b…連結部
48…左上壁部
49…右上壁部
49A…裏面
50…取付部
51…凸部
51A…傾斜面
55…被係合部
55A…傾斜面
55B…被係合面
56…脚部収容溝
410…開口溝
411…延設溝
420…雌部材側のヒンジ部
470…支点部
470A…突起部
471…第1延設部
472…第2延設部
473…第3延設部

Claims (6)

  1. 一端に紐状部材を取付可能な取付部(24)、他端に挿脱部(30)を備える雄部材(2)と、
    前記雄部材(2)を係合離脱させるための操作部(45)を備える上壁(41)、前記上壁(41)に対向する下壁(42)、及び前記上壁(41)及び前記下壁(42)をそれぞれ接続する左側壁(43)及び右側壁(44)を備える収容部(40)を備え、前記上壁(41)、前記下壁(42)、前記左側壁(43)及び右側壁(44)によって定義された空洞(46)内に前記挿脱部(30)を差込係合可能な雌部材(4)と
    を備え、
    前記操作部(45)の一端が、前記上壁(41)に対して弾性変形可能に接続されており、
    前記操作部(45)の他端が、連結部(47)を介して前記下壁(42)に接続されており、
    前記連結部(47)が、前記操作部(45)が弾性変形する際の支点となる支点部(470)を、前記上壁(41)と前記下壁(42)の各対向面の間に備えるバックル。
  2. 前記連結部(47)が、
    前記下壁(42)から前記上壁(41)方向へと延びる第1延設部(471)と、
    前記操作部(45)の前記他端から前記下壁(42)方向へと延びる第2延設部(472)と
    を備え、
    前記第1延設部(471)と前記第2延設部(472)は接続部分にて繋がれ、
    前記支点部(470)が、前記接続部分に形成されている請求項1に記載のバックル。
  3. 前記連結部(47)が、
    前記下壁(42)から前記上壁(41)方向へと延びる第1延設部(471)と、
    前記操作部(45)の前記他端から前記下壁(42)方向へと延びる第2延設部(472)と、
    前記第1延設部(471)と前記第2延設部(472)とを繋ぐ第3延設部(473)と
    を備え、
    前記支点部(470)が、前記第1延設部(471)と前記第3延設部(473)との接続部分に形成されている請求項1に記載のバックル。
  4. 前記下壁(42)の前記連結部(47)と対向する領域に、前記連結部(47)を受入可能な間隙部(42A)を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のバックル。
  5. 前記挿脱部(30)が、前記雌部材(4)への差込方向(X)に延びる一対のガイド部(31)と、前記一対のガイド部(31)の間に配置された一対の脚部(33)を備え、各脚部(33)が、前記差込方向(X)に延びる脚本体部(34)と前記脚本体部(34)の側面(34B)から外方へ突出する係合部(35)とを備え、
    前記上壁(41)が、前記操作部(45)の左右に開口溝(410)を介して配置された左上壁部(48)及び右上壁部(49)を備え、前記左上壁部(48)及び前記右上壁部(49)が、前記左上壁部(48)及び前記右上壁部(49)の裏面から前記下壁(42)方向へと突出する、前記係合部(35)と係合可能な被係合部(55)を備え、
    前記操作部(45)が、前記係合部(35)を前記下壁(42)方向に弾性変形させる凸部(51)を裏面に備え、前記凸部(51)が、前記操作部(45)の前記一端から前記他端に向かって厚みが漸次大きくなるような傾斜面(51A)を備える請求項1〜4のいずれか1項に記載のバックル。
  6. 前記操作部(45)の一端と前記上壁(41)とを接続するヒンジ部(420)に隣接する延設溝(411)が、前記操作部(45)の左右に形成された開口溝(410)に連続して配置されていることを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のバックル。
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