(本開示に係る一態様を発明するに至った経緯)
まず、本開示に係る一態様の着眼点について説明する。
上記特許文献1では、入力画面を表示させて、ユーザに、対象機器の名前、対象機器が設置された部屋名、及び対象機器が設置されたフロア名を入力させる。そのため、操作が煩雑であった。
上記特許文献2では、上記特許文献1のように、対象機器の名前、対象機器が設置された部屋名、及び対象機器が設置されたフロア名をユーザに入力させるものではないが、新規対象機器に対応する機器アイコンを間取り図における対象機器の設置位置に移動させるという操作をユーザに要求するものである。このように、特許文献2は、ユーザによる操作を要求するため、操作が煩雑であった。例えば、ユーザに対して慣れていない操作を要求するため、対象機器に対応する機器アイコンを誤って所望の部屋と隣接する部屋に移動させた場合には、対象機器は誤った位置情報と対応付けられて登録されることになる。
以上の検討を踏まえ、本発明者らは、以下の態様に係る発明を想到するに至った。
本開示に係る一態様は、
建物内に接続された一以上の対象機器を遠隔制御しディスプレイを有する情報端末に接続されるネットワークシステムにおける情報提供方法であって、
ネットワークを介して前記情報端末から、前記情報端末の前記ディスプレイに表示される前記建物の間取り図の種別を特定可能な第1情報を受信し、
各間取り図の種別を示す第2情報を管理する第1データベースを用いて、前記第1情報によって示された間取り図の種別と同一の種別の間取り図を判断し、
前記間取り図に含まれる一以上の部屋の各々に前記一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度を示す第3情報を、間取り図の種別毎に管理する第2データベースを用いて、同一の種別と判断された前記間取り図上に表示される前記一以上の機器アイコン及び前記一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋を決定し、
前記ネットワークを介して前記情報端末に対して、前記決定された一以上の機器アイコンを示す第4情報と、前記決定された前記一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋を示す第5情報とを送信し、
前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイにおいて、前記間取り図を表した表示画面上の前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する領域内に、前記一以上の機器アイコンを表示させる。
上記態様によれば、各間取り図の種別を示す第2情報を管理する第1データベースを用いて、情報端末から受信した第1情報によって示される間取り図の種別と同一の種別の間取り図が判断される。一以上の対象機器を表した一以上の機器アイコンと、一以上の機器アイコンの各々が表示される間取り図に含まれる一以上の部屋と、一以上の部屋の各々に一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度とを対応付けた第3情報を、間取り図の種別毎に管理する第2データベースを用いて、同一の種別と判断された間取り図上に表示される一以上の機器アイコン及び一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋が決定される。これに基づいて、情報端末のディスプレイにおいて、間取り図を表した表示画面上であって一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する領域内に、一以上の機器アイコンが表示される。
これによると、情報端末のディスプレイに表示される間取り図と同一の種別の間取り図において、一以上の部屋の各々に一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度が参照される。
例えば、アパートメントにて同一の種別の間取りの部屋については、例えば、テレビ、洗濯機及び冷蔵庫などの対象機器の配置位置の選択肢は、間取りの制約によって制限される。そのため、対象機器の配置位置は類似する傾向が見られる。
これによれば、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求せずに、同一の種別の間取り図の機器アイコンの表示位置を参照して、例えば、テレビ、洗濯機及び冷蔵庫等の各々の対象機器を表した機器アイコンの表示位置が決定される。
そのため、ユーザによる設定を最小限に抑えつつ、表示される頻度の高い部屋が機器アイコンの初期表示位置として表示されるので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を軽減できる。
さらに、機器アイコンの表示位置の変更が必要であれば、ユーザの操作により、例えば、リビングルームとは別の部屋である寝室などに機器アイコンを移動させることも可能である。この場合、表示位置の変更が必要な場合に限ってユーザによる操作を要求するので、ユーザの操作の煩雑さを大幅に軽減できる。
(実施の態様)
以下本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、同じ構成要素については同じ符号が用いられている。
本実施の形態では、1台で一以上の機器を制御できるホームコントローラについて説明する。
(全体構成)
図1は、本実施の形態におけるホームコントローラが適用されたホームコントロールシステムの全体構成図である。図1に示すように、ホームコントロールシステムは、ホームコントローラ100、機器200(対象機器の一例)、及びサーバ300を備えている。
家の中には、ホームコントローラ100と一以上の機器200(例えば、機器A200、機器B200)が配置され、クラウドセンタには、サーバ300が配置されている。ホームコントローラ100、機器200及びサーバ300は、有線や無線のネットワークを介して相互に通信を行う。例えば、機器200及びホームコントローラ100は、無線や有線の宅内のネットワークを介して相互に通信可能に接続され、ホームコントローラ100、機器200、及びサーバ300はインターネット等の外部のネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。
なお、ホームコントローラ100は、必ずしも家の中に配置される必要はなく、家の外に配置されてもよい。この場合、ユーザは外出先などから一以上の機器200を制御する。
ホームコントローラ100としては、スマートフォンやタブレット端末等の携帯情報端末が採用される。但し、これは一例であり、携帯電話等のボタン式の携帯情報端末がホームコントローラ100として採用されてもよい。
図2は、ホームコントローラ100が制御する主要な機器200を示す図である。ホームコントローラ100は、エアコン201、照明機器202、203、風呂204、冷蔵庫205、洗濯機206、トイレ207、及びカーテン208などの機器200を制御する。なお、照明機器202と照明機器203というように、ホームコントローラ100が制御する機器200中には同種類の機器200が複数台あってもよい。
また、図2に示したエアコン201等の機器200は一例にすぎず、テレビやブルーレイレコーダやオーディオ機器等が機器200として採用されてもよい。すなわち、機器200としては、ホームコントローラ100と通信することができる機能を持つ電気機器であればどのような機器を採用してもよい。また、図2では、機器200として、一般家庭で使用される電気機器を示したが、本実施の形態はこれに限定されず、オフィス等で使用されるオフィス機器を採用してもよい。オフィス機器としては、例えば、プリンタ、パソコン、スキャナ、コピー機などが挙げられる。
図3は、ホームコントローラ100、機器200、及びサーバ300の構成を示すブロック図である。図3に示すように、ホームコントローラ100は、ディスプレイ101、タッチパネル制御部102、表示制御部103、蓄積部104、機器管理部105、機器制御部106、及び通信制御部107を備える。
ディスプレイ101は、例えば、タッチパネルディスプレイにより構成され、ユーザがホームコントローラ100を操作するためのユーザインタフェースなどを表示する。ユーザは、ディスプレイ101に触れることで、ホームコントローラ100に種々の操作を入力することができる。
タッチパネル制御部102は、ユーザのディスプレイ101への操作を認識すると、その操作の内容を解釈し、他の構成要素に操作内容を通知する。例えば、タッチパネル制御部102は、ユーザがタップしたディスプレイ101上の位置にオブジェクトが表示されていれば、そのオブジェクトがユーザにより選択されたと判定する。オブジェクトとしては、ボタン等のユーザの操作を受け付ける種々のGUI部品が採用される。
表示制御部103は、ホームコントローラ100のGUI(Graphical User Interface)を生成し、ディスプレイ101に表示させる。蓄積部104は、機器管理部105が管理する機器リストなど、ホームコントローラ100の動作に必要な情報を蓄積する。
機器管理部105は、蓄積部104に蓄積された機器リストを使って制御対象の機器200を管理する。また、機器管理部105は、宅内のネットワーク上に機器200が接続されると、その機器200を検出する。さらに、機器管理部105は、サーバ300から後述するホーム情報2700を取得し、取得したホーム情報2700を蓄積部104に蓄積して管理する。機器制御部106は、機器200に対して制御コマンドを発行する。通信制御部107は、ホームコントローラ100及び機器200間の通信や、ホームコントローラ100及びサーバ300間の通信を制御する。また、通信制御部107は、他のブロックから種々のデータの送信依頼を受け付けて、機器200又はサーバ300に送信すると共に、機器200又はサーバ300から送信されたデータを受信し、該当するブロックに渡す。
なお、ディスプレイ101は、タッチパネルディスプレイでなく、通常のディスプレイであってもよい。この場合、ユーザは、図示しないマウスなどの外部入力装置を用いて、ディスプレイ101上に表示されたポインタを移動させて所望のオブジェクトをクリックし、オブジェクトの選択指示を入力すればよい。すなわち、本実施の形態において、ユーザがディスプレイ101を触れることで行われる一連の操作は、マウスなどの外部入力装置を用いてポインタを移動させたり、クリックしたりする操作に置き換えることができる。
図3に示すように、機器200は、制御実行部211、状態管理部212、蓄積部214、及び通信制御部217を備える。制御実行部211は、ホームコントローラ100やサーバ300から制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドにしたがって機器200を制御する。制御実行部211による機器200の制御内容は、機器200の種類に応じて異なる。例えば、機器200が照明機器であれば、制御実行部211は、照明機器をオン・オフさせる。また、制御実行部211は、制御コマンドの実行結果や機器200の状態をホームコントローラ100やサーバ300へ送信する。
状態管理部212は、機器200の状態を管理する。状態管理部212による機器200の管理内容は、機器200の種類に応じて異なる。例えば、機器200が照明機器であれば、状態管理部212は、照明機器が、現在、オン状態であるかオフ状態であるかを管理する。蓄積部214は、状態管理部212が管理する機器200の状態に関する情報を蓄積する。通信制御部217は、機器200及びホームコントローラ100間の通信や、機器200及びサーバ300間の通信を制御する。また、通信制御部217は、他のブロックから種々のデータの送信依頼を受け付けて、ホームコントローラ100又はサーバ300に送信すると共に、ホームコントローラ100又はサーバ300から送信されたデータを受信し、該当するブロックに渡す。
図3に示すように、サーバ300は、ホーム情報管理部301、機器制御部302、蓄積部304、及び通信制御部307を備える。ホーム情報管理部301は、家ごと、もしくはユーザアカウントごとに後述するホーム情報2700を管理する。また、ホーム情報管理部301は、ホームコントローラ100からの要求に応じてホーム情報2700をホームコントローラ100へ送信する。さらに、ホーム情報管理部301は、機器200から機器200の使用履歴に関するログ情報や、機器200の状態に関する情報を取得し、取得したこれらの情報を蓄積部304に蓄積して管理する。
機器制御部302は、ホームコントローラ100からの要求に応じて機器200へ制御コマンドを送信する。蓄積部304は、ホーム情報管理部301が管理するホーム情報2700や機器200の状態に関する情報など、サーバ300の動作に必要な情報を蓄積する。通信制御部307は、通信制御部107と同様に、サーバ300及びホームコントローラ100間の通信や、サーバ300及び機器200間の通信を制御する。また、通信制御部307は、他のブロックから種々のデータの送信依頼を受け付けて、ホームコントローラ100又は機器200に送信すると共に、ホームコントローラ100又は機器200から送信されたデータを受信し、該当するブロックに渡す。
図4は、ホームコントローラ100の実装形態の構成例を示す図である。図4に示すように、ホームコントローラ100は、アプリケーション401、OS(Operating System)402、メモリ403、及び図示しないその他のハードウェアを備えている。
アプリケーション401は、携帯情報端末をホームコントローラ100として機能させるためのアプリケーションソフトウェアであり、ホームコントローラ100のプロセッサにより実行される。ホームコントローラ100は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体からアプリケーション401を読み出してアプリケーション401を実装してもよいし、ネットワークからダウンロードすることでアプリケーション401を実装してもよい。OS402は、携帯情報端末の基本ソフトウェアであり、ホームコントローラ100のプロセッサにより実行される。メモリ403は、ホームコントローラ100が備えるRAM、ROM等の記憶装置により構成され、アプリケーション401に含まれるデータ群を記憶する。ホームコントローラ100のプロセッサがアプリケーション401を実行することで、図3に示すタッチパネル制御部102、表示制御部103、蓄積部104、機器管理部105、機器制御部106、及び通信制御部107の機能が実現される。また、ホームコントローラ100のプロセッサがアプリケーション401を実行することで、メモリ403が蓄積部104として機能する。
但し、本実施の形態では、ホームコントローラ100は、アプリケーション401のみ単独で実装されてもよいし、アプリケーション401及びOS402で実装されてもよいし、アプリケーション401、OS402、及びメモリ403で実装されてもよいし、アプリケーション401、OS402、メモリ403、及びその他の図示しないハードウェアで実装されてもよい。いずれの実装形態においても本実施の形態のホームコントローラ100を実現することは可能である。なお、本実施の形態において、携帯情報端末を構成する、例えば、プロセッサ及び記憶装置によってコンピュータが構成される。プロセッサとしては、CPU、FPGA、及びASICのいずれか或いはこれらの2以上の組み合わせが採用される。記憶装置としては、例えば、ROM、RAM、及びハードディスクのいずれか、或いはこれらの2以上の組み合わせが採用される。
図5は、ホームコントローラ100の基本画面の構成を示す図である。図5に示すように、ディスプレイ101に表示されたホームコントローラ100の基本画面は、間取り図500、機器アイコン501、及び機器一覧表示変更ボタン503を備える。間取り図500は、家の各フロアを構成する一以上の部屋の配置及び形状を平面的に表した俯瞰図である。家が一以上のフロアで構成される場合、間取り図500もフロアごとに用意される。例えば、家が2つのフロアで構成される場合、図6に示すように、間取り図500は、第1フロアの間取り図601と第2フロアの間取り図602との2つがディスプレイ101に表示される。
機器アイコン501は、間取り図500上にオーバラップして表示され、機器200を表すアイコンである。タッチパネル制御部102がユーザによる機器アイコン501のタップを検知すると、表示制御部103は、後述する機器制御画面502をディスプレイ101に表示させる。これにより、ユーザは、機器制御画面502を操作して機器200を制御することができる。
機器アイコン501は、機器200ごとに用意されている。表示制御部103は、機器200の宅内での実際の配置に基づいて、間取り図500上に機器アイコン501を配置する。機器アイコン501を間取り図500のどの位置に配置するかの情報は、後述する機器リスト3100の配置3104に登録されている。ここで、配置3104には機器200の実際の配置位置に対応する間取り図500上の位置が登録されている。したがって、表示制御部103は、機器リスト3100の配置3104に登録された位置に機器アイコン501を配置することで、機器200の実際の配置位置に対応する間取り図500上の位置に機器アイコン501を配置することができる。
図5に示す間取り図500では、部屋の間仕切りを示す間仕切り線によって1フロアが複数の部屋に区切られている。そのため、ユーザはどの部屋にどのような機器200が配置されているかを一目で認識することができる。
また、図5の例では、家具の実際の配置位置に対応する間取り図500上の位置には家具の概略画像が表示されている。また、ドアの実際の配置位置に対応する間取り図500上の位置には、ドアの可動域を示す画像が表示されている。また、階段の配置位置に対応する間取り図500上の位置には階段の画像が表示されている。そのため、ユーザは、各部屋に配置されている家具の位置や、フロアにおける階段及びドアの位置も一目で認識することができる。
基本画面の右下に表示された「一覧UIへ」と記載されたボタンは、機器一覧表示変更ボタン503であり、基本画面から後述する機器一覧表示画面(図24参照)へと画面表示を切り替えるためのボタンである。タッチパネル制御部102が機器一覧表示変更ボタン503へのユーザのタップを検知すると、表示制御部103は、基本画面から機器一覧表示画面にディスプレイ101の画面表示を切り替える。但し、機器一覧表示画面を利用しないことが予めホームコントローラ100に登録されている場合、表示制御部103は、機器一覧表示変更ボタン503を非表示にしてもよい。
なお、上記説明では、一つの機器アイコン501を一つの機器200に対応させたが、本実施の形態はこれに限定されず、一つの機器アイコン501を複数の機器200に対応させ、複数の機器200に一つの機器アイコン501を共用させてもよい。例えば、リビングに2つの照明機器がある場合、これら2つの照明機器を1つの機器アイコン501で表してもよい。
この場合、これら2つの照明機器を表す機器アイコン501がユーザによりタップされると、表示制御部103は、両照明機器を同時に制御できる機器制御画面502をディスプレイ101に表示させる。これにより、ユーザは2つの照明機器を同時に制御できる。リビングのような広い部屋では複数の照明機器が配置されていることが多い。ユーザは、リビングの照明機器をオン又はオフする場合、リビングに配置された一部の照明機器をオン又はオフするのではなく、全ての照明機器をオン又はオフすることが多い。この場合、全ての照明機器を一括してオン又はオフすることができれば、ユーザによる操作数を低減できる。そこで、ユーザが同時に操作する可能性の高い複数の機器200については1つの機器アイコン501を対応付け、一つの機器制御画面502を表示させる態様を採用すればよい。
なお、機器アイコン501が複数の機器200を表す場合、表示制御部103は、いずれか一つの機器200の実際の配置位置に対応する間取り図500上の位置にその機器アイコン501を表示すればよい。或いは、表示制御部103は、複数の機器200が配置されている部屋の所定の場所に複数の機器200を表す機器アイコン501を表示してもよい。
なお、機器200の宅内の実際の配置に基づいて、機器アイコン501を間取り図500上に配置するために、ユーザは、機器アイコン501を間取り図500の適切な位置へと移動させる。ユーザは機器アイコン501を長押ししながらドラッグすることで、機器アイコン501を任意の位置へと移動させることができる。これらは、ホームコントローラ100の初回利用時や、機器200の新規購入時など、機器アイコン501が追加されたタイミングにおいて実行される。
具体的には、タッチパネル制御部102が機器アイコン501のドラッグを検知すると、機器管理部105は移動後の機器アイコン501の間取り図500上の位置を後述する機器リスト3100の配置3104に登録する。これにより、配置3104には、機器200の実際の配置位置に対応する間取り図500上の位置が登録される。
機器アイコン501の初期表示位置は、システムで事前に定めておけばよく、例えば、間取り図500の表示領域の外側の所定の位置や、間取り図500上の所定の部屋内の所定の位置を採用することができる。なお、機器200の宅内の実際の配置に基づいて、機器アイコン501を間取り図500上に配置する方法はこの限りではなく、下記に示す方法を使ってもよい。
間取り図500には、図7、図8、及び図9に示すように、機器アイコン501の配置情報を含むものも存在する。例えば、図7の間取り図500の例では、機器アイコン501を配置すべき位置に、配置すべき機器アイコン501が表す機器200の種類を示すテキストが記載されている。また、図8の間取り図500の例では、機器アイコン501を配置すべき位置に、配置すべき機器アイコン501が表す機器200の種類を示す画像が記載されている。また、図9の間取り図500の例では、機器アイコン501を配置すべき位置に、配置すべき機器アイコン501が表す機器200の種類を丸や四角などで簡略的に示した画像が記載されている。
このように、間取り図500に機器アイコン501の配置情報が含まれる場合、表示制御部103は、間取り図500に記載された配置情報に基づき、機器アイコン501を間取り図500上に自動的に配置して、図5の基本画面を生成すればよい。この場合、ユーザは間取り図500の適切な位置に機器アイコン501を移動させる操作を行う必要がなくなる。
例えば、図7の第1フロアの間取り図4401の例において、表示制御部103は、「テレビ」というテキストが記載された位置を検出し、その位置にテレビの機器アイコン501を自動的に配置すると共に、検出した位置を機器リスト3100の配置3104に登録する。
また、図8の第1フロアの間取り図4501の例において、表示制御部103は、「テレビ」の画像が記載された位置を検出し、その位置にテレビの機器アイコン501を自動的に配置すると共に、検出した位置を機器リスト3100の配置3104に登録する。また、図9の第1フロアの間取り図4601の例において、表示制御部103は、「斜線で塗りつぶされた丸」形状の画像が記載された位置を検出し、その位置にテレビの機器アイコン501を自動的に配置すると共に、検出した位置を機器リスト3100の配置3104に登録する。
なお、表示制御部103は、一般に利用されているテキスト認識技術や画像認識技術を使って、間取り図500に含まれる配置情報を認識し、配置情報の表示位置を検出することができる。
図10は、ホームコントローラ100の基本画面におけるフロア表示の切り替え方法を説明する図である。図10では、家が第1フロアと第2フロアとの2つのフロアで構成されている場合を例示している。ホームコントローラ100の基本画面に第1フロアの間取り図601が表示されている状態で、タッチパネル制御部102がユーザによる第1フロアの階段領域603のタップを検知する。すると、表示制御部103は、基本画面のフロア表示を第1フロアから第2フロアに切り替える。同様に、ホームコントローラ100の基本画面に第2フロアの間取り図602が表示されている状態で、タッチパネル制御部102がユーザによる第2フロアの階段領域604のタップを検知する。すると、表示制御部103は、基本画面のフロア表示を第2フロアから第1フロアに切り替える。
ここで、タッチパネル制御部102は、ユーザによりタップされた位置が、部屋情報2900(図32参照)の部屋タイプ2902に登録された階段の4つの頂点で取り囲まれる領域内に位置していれば、階段領域603がタップされたと判断すればよい。
さらに、フロア表示の切り替えは、階段領域603のタップだけではなく、ディスプレイ101のスワイプ操作でも切り替え可能である。ホームコントローラ100の基本画面に第1フロアの間取り図601が表示されている状態で、ユーザがディスプレイ101上で右から左へスワイプ操作を行ったことをタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、基本画面のフロア表示を第1フロアから第2フロアに切り替える。同様に、ホームコントローラ100の基本画面に第2フロアの間取り図602が表示されている状態で、ユーザがディスプレイ101上で左から右へスワイプ操作を行ったことをタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、基本画面のフロア表示を第2フロアから第1フロアに切り替える。なお、上下方向のスワイプ操作でも切り替え可能としてもよい。
図11は、ホームコントローラ100の機器制御画面502の表示状態の構成を示す図である。図5に示す基本画面において、ユーザが機器アイコン501を選択したことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502をディスプレイ101に表示する。機器制御画面502は、機器200ごとに固有であり、機器200を制御又は状態確認するための制御画面である。例えば、図11においては、エアコンの機器アイコン801がユーザにより選択された例が示されており、エアコンの機器制御画面502を用いてエアコンの温度設定や風向きが制御される。
機器制御画面502にはエアコンの画像が表示されており、ユーザはこの機器制御画面502がエアコンのものであることを速やかに認識することができ、誤操作の防止が図られている。エアコンの画像の下側には風向きを示す画像が表示され、ユーザはこの画像を例えばタップを繰り返すことで所望の風向きを選択することができる。機器制御画面502内に表示された数値は現在のエアコンの設定温度を示している。また、機器制御画面502において上向きの三角形のボタンは温度上昇ボタンであり、下向きの三角形のボタンは温度下降ボタンである。温度上昇ボタンが1回押されるとエアコンの設定温度が所定温度(例えば0.5度)上昇し、温度下降ボタンが1回押されるとエアコンの設定温度が所定温度(例えば0.5度)下降する。
機器制御画面502の表示状態における、機器アイコン501の配置方法については、以下の方法がある。
1つ目の方法は、図11に示すように機器アイコン501を機器制御画面502の表示領域外に配置する方法である。タッチパネル制御部102がユーザによりある機器アイコン501がタップされたことを検知すると、表示制御部103は、間取り図500の表示領域内であるか否かに関わらず、機器制御画面502の表示領域外であってディスプレイ101の表示領域内に全ての機器アイコン501を配置する。図11の例では、機器アイコン501は機器制御画面502を取り囲むように楕円状で配置されている。つまり、表示制御部103は、ユーザによりある機器アイコン501が選択され、その機器アイコン501に対応する機器200の機器制御画面502を表示すると、全ての機器アイコン501を機器制御画面502の表示領域外に退避させるのである。
これにより、機器制御画面502によって機器アイコン501が隠れることを防止することができる。そのため、ユーザは、現在、機器制御画面502が表示されている機器200とは別の機器200の機器制御画面502を表示させようとした場合、現在表示されている機器制御画面502を、一旦消去して、該当する機器200の機器アイコン501を探し出す作業を行う必要がなくなる。
ここで、表示制御部103は、例えば、機器制御画面502のサイズに応じて予め定められた形状を持つ楕円の外周上に各機器アイコン501の配置位置を決定し、その位置に機器アイコン501を配置すればよい。配置位置の決定方法としては、例えば、表示対象となる全ての機器アイコン501を楕円の外周上で等間隔に並べる方法を採用してもよいし、隣接する機器アイコン501と楕円の中心とのなす角度が等しくなるように機器アイコン501を配置する方法を採用してもよい。或いは、表示制御部103は、楕円の外周を機器制御画面502の上下左右の4つの領域に分け、各領域において、機器アイコン501の個数が等しく、且つ、等間隔に並ぶように機器アイコン501を配置してもよい。また、決定した配置位置には、間取り図500上で最も近い位置に配置されていた機器アイコン501を配置すればよい。
なお、上記説明では、楕円状に機器アイコン501を並べるとしたが、本実施の形態はこれに限定されず、円状に機器アイコン501を並べてもよい。この場合も、楕円状に機器アイコン501を並べた場合と同様の手法を用いて、機器アイコン501の配置位置を決定すればよい。その他、機器制御画面502の表示領域外に機器アイコン501を退避させた際の機器アイコン501の配置形状としては、三角形、四角形、五角形等の多角形を採用してもよい。
2つ目の方法は、図13に示すように機器アイコン501を、機器制御画面502と間取り図500との表示領域外であってディスプレイ101の表示領域内に1列で配置する方法である。タッチパネル制御部102がユーザによりある機器アイコン501がタップされたことを検知すると、表示制御部103は間取り図500の表示領域の左側に縦1列で全ての機器アイコン501を配置する。つまり、表示制御部103は、間取り図500の表示領域外であってディスプレイ101の表示領域内の空き領域に全ての機器アイコン501を退避させるのである。
なお、図13では、機器アイコン501は、間取り図502の左側に配置されているが、本実施の形態はこれに限定されず、間取り図502の右側に縦1列で配置されてもよいし、間取り図500の上側又は下側に横1列で配置されてもよい。
また、全ての機器アイコン501を間取り図500の左側に配置することができない場合、表示制御部103は、左側に縦1列で配置された機器アイコン501が上方向又は下方向にスワイプ操作されると、そのスワイプ操作に応じて機器アイコン501を上方向又は下方向にスクロールさせて、非表示の機器アイコン501をディスプレイ101内に表示させればよい。
これにより、非表示であった機器アイコン501がディスプレイ101内に表示され、ユーザはその機器アイコン501を選択することができる。なお、機器アイコン501が横1列に配置された場合において全ての機器アイコン501を表示できない場合、表示制御部103は、横1列に配置された機器アイコン501が左方向又は右方向にスワイプ操作されると、そのスワイプ操作に応じて機器アイコン501を左方向又は右方向にスクロールさせ、非表示の機器アイコン501をディスプレイ101内に表示させればよい。
なお、機器制御画面502の表示状態において、表示制御部103は、ユーザが選択した機器アイコン501を、選択されていない機器アイコン501とは異なる表示態様で表示してもよい。これにより、ユーザは、選択した機器アイコン501を容易に認識できる。
例えば、図11に示すように、表示制御部103は、選択された機器アイコン801を、選択されていない他の機器アイコン501とは異なる色で表示してもよい。具体的には、表示制御部103は、選択された機器アイコン501の背景部分の色を、選択されていない機器アイコン501の背景部分の色とは異なる色で表示すればよい。但し、これは一例にすぎず、表示制御部103は、選択された機器アイコン501の明るさを選択されていない機器アイコン501よりも明るくしてもよいし、選択された機器アイコン501の濃度を選択されていない機器アイコン501よりも濃くしてもよいし、選択された機器アイコン501を一定の周期で点滅させてもよい。
また、機器制御画面502の表示状態において、ユーザが選択した機器アイコン501は、選択されていない機器アイコン501と区別して配置されてもよい。これにより、ユーザは、選択した機器アイコン501を容易に認識できる。
例えば、図12に示すように、表示制御部103は、選択された機器アイコン901を楕円の外周上の最上端の位置に配置してもよい。その他にも、表示制御部103は、例えば、選択された機器アイコン501を、楕円の外周上の特定の位置(例えば、最下端、最右端、又は最左端)の位置に配置してもよい。いずれにせよ、表示制御部103は、ユーザが選択した機器アイコン501を、ユーザが視認しやすい特定の場所に配置すればよい。
その他にも例えば、図14に示すように、選択された機器アイコン1101がディスプレイ101の表示領域内に配置されるように、表示制御部103は、機器アイコン501の配列をスクロールさせてもよい。図14の例では、選択された機器アイコン1101が間取り図500の左側に縦1列で表示されたアイコン列の中心に配置されるように、機器アイコン501がスクロールされている。これにより、ユーザは選択した機器アイコン501を容易に認識できる。また、図14では、機器アイコン1101はアイコン列の中心に配置されているが、目立つ位置であればこれ以外の位置であってもよく、例えば、アイコン列の一番上やアイコン列の一番下に配置されてもよい。
なお、間取り図500の表示領域外に機器アイコン501を退避させたときの機器アイコン501の配置順序としては、例えば、ユーザが選択した機器アイコン501に対する間取り図500上での配置位置が近い機器200ほど、選択された機器アイコン501の近くに配置する順序を採用してもよい。或いは、ユーザが選択した機器200に対して同時に使用される可能性の高い機器200の機器アイコン501ほど、ユーザが選択した機器200の機器アイコン501の近くに配置する順序を採用してもよい。例えば、テレビとブルーレイレコーダとはユーザが同時に使用する可能性が高いため、ユーザによりテレビの機器アイコン501が選択されると、その横にブルーレイレコーダの機器アイコン501を表示させればよい。これを実現するために、同時に使用される可能性の高い機器200の組み合わせを示すテーブルを予め蓄積部104に蓄積させておき、このテーブルにしたがって、機器アイコン501の配置を決定すればよい。
また、機器制御画面502が表示された際の上記いずれの機器アイコン501の配置方法においても、表示制御部103は、機器アイコン501を特定の条件によってグルーピングして配置してもよい。
例えば、図15では、機器200が配置された場所に応じて機器アイコン501がグルーピングされている。リビングに配置された機器200は、機器アイコン1201としてグルーピングされ、洗面所に配置された機器200は、機器アイコン1202としてグルーピングされ、寝室に配置された機器200は、機器アイコン1203としてグルーピングされている。そして、各グループに表示順序が設定され、その表示順序にしたがって、グルーピングされた機器アイコン501が間取り図500の左側に縦1列で配置される。グループの表示順序としては、例えば、ユーザが選択した機器200が配置された部屋に対して近くに位置する部屋のグループほど、ユーザが選択した機器200が配置された部屋のグループに近くなる順序を採用すればよい。
その他にも、表示制御部103は、機器アイコン501を機器200の種類ごとにグルーピングして配置してもよい。例えば、図16では、テレビの2つの機器アイコン501が機器アイコン2301としてグルーピングされて間取り図500の左側に配置され、エアコンの2つの機器アイコン501がエアコンの機器アイコン2302としてグルーピングされて間取り図500の左側に配置されている。このように、表示制御部103は、種類が同じ機器200の機器アイコン501を連続して配置して、種類ごとに機器アイコン501をグルーピングしてもよい。
なお、表示制御部103は、機器リスト3100(図35参照)の機器タイプ3102に登録された内容にしたがって、機器200の種類を判別すればよい。
上記の説明では、種類が同じ機器200の機器アイコン501が1つのグループにグルーピングされたが、本実施の形態はこれに限定されない。例えば、表示制御部103は、機器200を種類に応じたカテゴリーで分類し、カテゴリー別に機器アイコン501をグルーピングして間取り図500の左側に配置してもよい。
例えば、図16の左下に示すように、冷蔵庫、電子レンジ、及び食器洗い乾燥機の3つの機器アイコン501は、調理機器のカテゴリーに分類されるため、これら3つの機器アイコンは、調理機器の機器アイコン2303としてグルーピングされて間取り図500の左側に配置されている。
なお、その他のカテゴリーとしては、エンターテインメント機器や空調機器がある。エンターテインメント機器のカテゴリーには、テレビ、レコーダ、プレーヤ、及びホームシアター等の機器200が含まれる。また、空調機器のカテゴリーには、エアコン、空気清浄機、加湿器、除湿器、及び住宅空気循環設備等の機器200が含まれる。
例えば、テレビ、レコーダ、エアコン、及び空気清浄機の機器アイコン501が間取り図500上に配置されており、ユーザによりテレビの機器アイコン501が選択されたとすると、エンターテインメント機器のカテゴリーに分類されるテレビ及びレコーダの機器アイコン501が1つにグルーピングされて間取り図500の左側に配置され、空調機器のカテゴリーに分類されるエアコン及び空気清浄機の機器アイコン501が1つにグルーピングされて間取り図500の左側に配置される。
なお、表示制御部103は、機器リスト3100の機器タイプ3102に登録された内容から機器200のカテゴリーを判定すればよい。この場合、機器タイプ3102に登録された内容から機器200のカテゴリーを分類するための分類テーブルを予め蓄積部104に蓄積させておき、表示制御部103はこの分類テーブルを参照して機器200のカテゴリーを判別すればよい。
なお、機器200の種類に応じた分類の仕方としては、上記のもの以外にも種々の仕方が採用でき、例えば、図24に示すように、生活家電、空調、設備に分類する仕方を採用してもよい。
なお、上記のように機器アイコン501を特定の条件に基づいてグルーピングして配置する方法は、図11に示すように、機器アイコン501を、機器制御画面502を取り囲むように退避させる表示態様にも適用可能である。
図17(A)、(B)は、機器制御画面502を表示した状態における間取り図500の表示方法を示した図である。図17(A)、(B)に示すように、間取り図500の表示方法には2種類ある。1つ目は、図17(A)に示すように、間取り図500の全体を半透明のグレーレイヤで覆われた状態(図中では網点で示す)とする表示方法である。
この場合、機器制御画面502の背後がクレー色になって機器制御画面502が強調されるため、ユーザは機器制御画面502をより明確に認識できる。また、グレーレイヤは半透明であり、間取り図500が完全に非表示状態にされないため、臨場感のある機器制御画面502の操作を実現することができる。グレーレイヤは、灰色等の明度の低い色を持ち、所定の透明度が設定された画像データである。
なお、表示制御部103は、機器制御画面502が最上位レイヤ、間取り図500が最下位レイヤとなる順序で、機器制御画面502、グレーレイヤ、及び間取り図500の表示順序を決定し、これらの画像を合成すればよい。これにより、機器制御画面502がグレーレイヤに覆われて表示されることを防止することができる。
2つ目は、図17(B)に示すように、間取り図500の中で非制御対象領域1302を半透明のグレーレイヤで覆われた状態(図中の網点領域)とし、制御対象領域1301を半透明のグレーレイヤで覆われない状態とする表示方法である。これにより、ユーザは制御対象領域1301を意識しながら、機器制御画面502を操作することができ、臨場感のある操作を実現できる。ここで、制御対象領域1301とは、ユーザが選択した機器アイコン501が表す機器200が配置された部屋の間取り図500上の領域を指し、非制御対象領域1302とは、その部屋以外の間取り図500上の領域を指す。例えば、制御対象機器がリビングに設置されたエアコンである場合、制御対象領域1301は間取り図500のリビングの領域となり、非制御対象領域1302は間取り図500のリビング以外の領域となる。
例えば、ユーザが図35に示す機器ID3101がAのエアコンの機器アイコン501を選択したとする。この場合、表示制御部103は、エアコンの配置3104に登録された内容からエアコンの位置(X10、Y100、Z1)を特定する。次に、表示制御部103は、部屋情報2900を参照し、特定した位置(X10、Y100、Z1)がどの部屋に位置しているかを決定する。ここでは、位置(X10、Y100、Z1)は、頂点IDがF、G、H、I、L、O、Nの頂点で囲まれた領域内に位置しているとする。すると、表示制御部103は、エアコンは、部屋IDがAのリビングに配置されていると判定する。そして、表示制御部103は、リビングの領域を制御対象領域1301とし、それ以外の間取り図500上の領域を非制御対象領域1302とするグレーレイヤを生成する。
次に、図18を用いて、基本画面の表示状態と機器制御画面502の表示状態との遷移について説明する。図18の左図に示す基本画面において、ユーザが制御したい機器200(ここでは、エアコン)の機器アイコン501を選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、図18の右図に示すように、選択された機器アイコン501に対応した機器制御画面502を、間取り図500上にオーバラップして表示する。これにより、基本画面の表示状態が機器制御画面502の表示状態に遷移する。
一方、図18の右図に示すように、機器制御画面502の表示状態において、機器制御画面502に対応したエアコンの機器アイコン501、又は機器制御画面502の表示領域外(例えば、機器制御画面502の表示領域外にある間取り図500の表示領域)をユーザがタップし、そのタップをタッチパネル制御部102が検知する。すると、図18の左図に示すように、表示制御部103は、機器制御画面502を消去し、機器制御画面502の表示状態から基本画面の表示状態に戻す。このとき、表示制御部103は、機器アイコン501を間取り図500上の元の配置位置に戻す。
上記のことは、基本画面で表示している間取り図500がどのフロアである場合も同じである。例えば、図19の左図に示すように、基本画面が第2フロアの間取り図602を表示している場合に、ユーザが制御したい機器200(ここでは、エアコン)の機器アイコン501をタップし、そのタップをタッチパネル制御部102が検知する。すると、図19の右図に示すように、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502を第2フロアの間取り図602上にオーバラップして表示する。
一方、図19の右図に示すように、エアコンの機器制御画面502の表示状態において、表示された機器制御画面502に対応したエアコンの機器アイコン501、又は機器制御画面502の表示領域外(例えば、機器制御画面502の表示領域外にある間取り図500の表示領域)をユーザがタップし、そのタップをタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、図19の左図に示すように、機器制御画面502を消去し、機器制御画面502の表示状態から第2フロアの間取り図602を表示した基本画面の表示状態に戻す。
次に、図20を用いて、ある機器制御画面502の表示状態から別の機器制御画面502の表示状態への切り替え方法について説明する。図20の左図に示すようにエアコンの機器制御画面502の表示状態において、エアコンの機器アイコン501とは別の機器アイコン501である洗濯機の機器アイコン501をユーザがタップし、そのタップをタッチパネル制御部102が検知する。すると、図20の右図に示すように、表示制御部103は、表示していた機器制御画面502を消去し、洗濯機の機器アイコン501に対応する機器制御画面502を間取り図500上にオーバラップして表示する。この逆も同様である。
このように、異なる機器アイコン501をユーザが連続的に選択すると、次々と、機器制御画面502が切り替えられるため、ユーザは連続的に異なる機器200の制御を行うことができる。つまり、ある機器制御画面502の表示中に別の機器制御画面502を表示させるに際して、ユーザはある機器制御画面502を消去する操作を入力する必要がなくなり、ワンタッチで機器制御画面502を切り替えることができる。
なお、機器制御画面502の表示状態において、表示中の機器制御画面502に対応した機器アイコン501をユーザがタップした場合、表示制御部103は、機器制御画面502を消去するだけに留め、基本画面に戻らなくてもよい。この画面遷移について、図21に示す。
図21の左図では、ユーザによりエアコンの機器アイコン501が選択されたため、エアコンの機器制御画面502が表示され、且つ、全ての機器アイコン501が間取り図500の左側に縦1列で表示されている。この状態において、ユーザがエアコンの機器アイコン501をタップし、そのタップをタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、図21の右図に示すように、機器アイコン501の縦1列の表示を維持した状態で、エアコンの機器制御画面502のみを消去する。この場合、機器アイコン501が間取り図500上に移動しないため、間取り図500のみを表示させたい場合のユーザの要望に応えることができる。
一方、機器制御画面502の非表示状態において、任意の機器アイコン501をユーザが選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応した機器制御画面502を表示する。例えば、図21の右図において、ユーザが間取り図500の左側に縦1列で配置された機器アイコン501の中からエアコンの機器アイコン501を選択すると、図21の左図に示すように、エアコンの機器制御画面502が表示される。
次に、図22を用いて、基本画面の表示状態から機器制御画面502の表示状態への遷移をアニメーション的に行う場合について説明する。図22の左上図に示すように、基本画面においてユーザが例えばエアコンの機器アイコン501を選択する。すると、表示制御部103は、図22の右上図→右下図→左下図の順番でエアコンの機器制御画面502の透明度を徐々に低下させ、最終的に透明度を0にする。それと同時に、表示制御部103は、全ての機器アイコン501を機器制御画面502を取り囲む楕円の外周上まで移動させる。
次に、図23を用いて、基本画面の表示状態から機器制御画面502の表示状態への遷移をアニメーション的に行う場合について説明する。図23の左上図に示すように、基本画面において、ユーザが例えばエアコンの機器200の機器アイコン501を選択する。すると、表示制御部103は、図23の右上図→右下図→左下図の順番でエアコンの機器制御画面502の透明度を徐々に減少させ、最終的に透明度を0にする。同時に、表示制御部103は、全ての機器アイコンを間取り図500の左側に移動させる。
このように画面遷移をアニメーション的に行うことで、機器アイコン501を選択してから機器制御画面502が表示されるまでの画面演出を通じて機器制御画面502を操作することへのユーザの興味を高めることができる。
図24は、機器一覧表示画面の構成を示す図である。機器一覧表示画面は、図5に示す基本画面において、ユーザが機器一覧表示変更ボタン503をタップすることで表示される。
図24に示すように機器一覧表示画面は、機器一覧2000、機器詳細アイコン2001、及び基本画面表示ボタン2003を備える。
ユーザが機器詳細アイコン2001をタップし、そのタップをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、機器制御画面502を機器一覧2000にオーバラップして表示させる。これにより、ユーザは、機器アイコン501をタップした場合と同様に機器制御画面502を表示させて機器200を操作することができる。
機器詳細アイコン2001は、機器200ごとに用意されている。機器詳細アイコン2001は、機器200を表す画像に加え、機器200のオン、オフ状態や動作状態も表す点が、機器アイコン501と異なる。例えば、図24の左上に表示された冷蔵庫の機器詳細アイコン2001では、冷蔵庫の画像に加えて、冷蔵庫が現在オンされていることを示す「ON」と、現在、製氷状態であることを示す「運転/氷」との情報が表示されている。
機器一覧2000は、機器詳細アイコン2001を、事前に定めた分類基準に基づいて分類表示される。事前に定めた分類基準としては、例えば、機器200の種類、機器200が配置された部屋、又は機器200の使用状況などが採用される。図24では、分類基準として、機器200の種類を用いた場合が例示されており、機器詳細アイコン2001は、生活家電、空調、及び設備の3つのカテゴリーに分類されている。
図24の例では、冷蔵庫、電動歯ブラシ、洗濯機、及びテレビが生活家電のカテゴリーに分類され、エアコン、及び空気清浄機が空調のカテゴリーに分類され、トイレ、照明機器、及び浴槽が設備のカテゴリーに分類されている。この場合、機器リスト3100(図35参照)の機器タイプ3102に登録された内容から、各機器200が生活家電、空調、及び設備のいずれのカテゴリーに分類されるかを定める分類テーブルを蓄積部104に予め記憶させておく。そして、表示制御部103は、この分類テーブルを参照して、各機器をカテゴリー別に分類すればよい。
図24に戻り、機器一覧2000の右下に表示された「間取りUIへ」と記載されたボタンは基本画面表示ボタン2003である。基本画面表示ボタン2003は、機器一覧表示画面から基本画面へと画面を切り替えるためのボタンである。
上記説明では、基本画面と機器一覧表示画面とを切り替え可能としたが、機器一覧表示画面を図5で示す基本画面の代わりに基本画面として利用することも可能である。この場合、基本画面表示ボタン2003は省かれてもよい。
なお、上記説明では、一つの機器詳細アイコン2001を一つの機器200に対応させたが、本実施の形態はこれに限定されず、一つの機器詳細アイコン2001に複数の機器200を対応させ、複数の機器200に一つの機器詳細アイコン2001を共用させてもよい。例えば、リビングに2つの照明機器がある場合、この2つの照明機器を1つの機器詳細アイコン2001で表してもよい。
この場合、これら2つの照明機器を表す機器詳細アイコン2001がユーザによりタップされると、表示制御部103は、両照明機器を同時に制御できる機器制御画面502をディスプレイ101に表示させる。この場合、1つの機器アイコン501を複数の機器200で共用させた場合と同じ効果が得られる。なお、1つの機器詳細アイコン2001を複数の照明機器で共用させた場合、機器詳細アイコン2001は2つの照明機器の各々のオン、オフ状態や動作状態を表示すればよい。
なお、基本画面において、機器アイコン501の代わりに機器詳細アイコン2001を用いてもよいし、機器一覧表示画面において、機器詳細アイコン2001の代わりに機器アイコン501を用いてもよい。また、機器詳細アイコン2001を選択した場合に表示される機器制御画面502と機器アイコン501を選択した場合に表示される機器制御画面502とは同一であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、機器詳細アイコン2001には機器アイコン501よりも多くの情報が含まれているため、機器詳細アイコン2001を選択した場合に表示される機器制御画面502には、機器アイコン501を選択した場合に表示される機器制御画面502よりもより多くのボタンや状態を含ませてもよい。
図25は、基本画面と機器一覧表示画面との画面遷移を示した図である。図25の左図に示す基本画面において、機器一覧表示変更ボタン503がユーザにより選択されると、図25の右図に示す機器一覧表示画面にディスプレイ101の表示が切り替えられる。一方、図25の右図に示す機器一覧表示画面において、基本画面表示ボタン2003がユーザにより選択されると、図25の左図に示す基本画面にディスプレイ101の表示が切り替えられる。
具体的には、タッチパネル制御部102が、基本画面表示ボタン2003のタップを検知すると、表示制御部103は、ディスプレイ101の表示画面を、機器一覧表示画面に示す基本画面に切り替える。一方、基本画面の表示状態において、タッチパネル制御部102が機器一覧表示変更ボタン503のタップを検知すると、表示制御部103は、ディスプレイ101の表示画面を基本画面から機器一覧表示画面に切り替える。
例えば、機器一覧表示画面が表示選択されている場合において、ユーザが目の前にあるテレビを操作しようとする場合、そのテレビが家に1台しかなければ、機器一覧表示画面にはテレビの機器詳細アイコン2001は1つしか含まれていないため、ユーザはテレビの機器詳細アイコン2001を誤操作なくダイレクトに選択し、テレビに対応する機器制御画面502を表示させることができる。
一方、機器一覧表示画面が選択されている場合、個々の機器200についての操作又は状態確認は可能であるが、機器一覧表示画面では個々の機器200に着目しているので、機器200と機器200が配置されている場所との関係が不明瞭である。そのため、例えば、エアコン又は照明機器のように、同一建物内に複数設置される機器200については、どの部屋のエアコン若しくは照明機器が制御対象となっているのか不明瞭であり、誤操作を招くおそれがある。
そこで、本実施の形態では、機器一覧表示画面に加えて基本画面を設け、基本画面及び機器一覧表示画面を選択できるようにした。
これにより、基本画面を選択した場合には、機器200と機器200が配置されている場所との関係が明確になる。そのため、例えば、エアコン又は照明機器のように、同じ建物に複数設置される同種の機器200についても、どの部屋のエアコン又は照明機器が制御対象となっているのかの判別が容易となって、所望の部屋とは異なる部屋に設置されたエアコン若しくは照明機器が誤操作されることを防止できる。
図26は、機器一覧表示画面の表示状態と機器制御画面502の表示状態との画面遷移を示した図である。図26の左図に示す機器一覧表示画面において、ユーザが制御したい機器200(ここでは、エアコン)の機器詳細アイコン2001を選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、図26の右図に示すように、選択された機器詳細アイコン2001に対応したエアコンの機器制御画面502を機器一覧表示画面上にオーバラップして表示する。これにより、機器一覧表示画面の表示状態が機器制御画面502の表示状態に遷移する。
なお、図26の右図の例では、表示制御部103は、ユーザが選択したエアコン以外の機器詳細アイコン2001を非表示にし、エアコンの機器詳細アイコン2001のみを機器制御画面502とは異なる位置に表示させている。これにより、ユーザは自身が選択した機器詳細アイコン2001を明確に認識することができる。
一方、図26の右図に示すように、機器制御画面502の表示状態において、エアコンの機器詳細アイコン2001をユーザが選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知する。すると、図26の左図に示すように、表示制御部103は、機器制御画面502を消去し、機器制御画面502の表示状態から機器一覧表示画面の表示状態に戻す。
なお、図26の右図に示す機器制御画面502の表示状態では、機器詳細アイコン2001は1つしか表示されていないが、図13などと同様、ユーザにより選択されていない他の機器詳細アイコン2001を表示してもよい。この場合、複数の機器詳細アイコン2001は、図13に示すように画面の端に一列で表示されてもよいし、図12に示すように機器制御画面502を取り囲むように表示されてもよい。
この構成によれば、ユーザは、機器制御画面502の表示状態において、連続的に機器詳細アイコン2001を選択し、他の機器制御画面502を連続的に表示させることができる。これにより、ある機器制御画面502の表示中に別の機器制御画面502を表示させるに際して、ユーザはある機器制御画面502を消去する操作を入力する必要がなくなり、ワンタッチで機器制御画面502を切り替えることができる。
図27は、基本画面に同種の機器200を表す機器アイコン501が複数存在する場合において、基本画面の表示状態と機器制御画面502の表示状態との画面遷移を示した図である。図27の左図に示すように、基本画面には、テレビの機器アイコン501が2つ存在する。ここでは、テレビAの機器アイコン501を機器アイコン2401と表し、テレビBの機器アイコン501を機器アイコン2402と表す。このとき、ユーザは、制御したい方のテレビを間取り図500上から直観的に選択し、操作することができる。
例えば、図27の右図においては、テレビAの機器アイコン2401が選択され、テレビAの機器制御画面2403が表示されている例を示している。このように、同種の機器200の機器アイコン501が複数存在していても、各機器アイコン501は実際の設置位置に対応する間取り図500上の位置に配置されている。そのため、ユーザは制御したい方の機器200の機器アイコン501を、間取り図500上の表示位置から直観的に選択することができ、誤って別の機器200の機器制御画面502を表示させてしまうことを防止できる。
図28は、機器制御画面502の表示状態において、異なる機器アイコン501が連続的に選択されて、機器制御画面502が連続的に切り替えられる場合の画面遷移を示した図である。左上図では、エアコンの機器制御画面2511の表示状態にある。この状態において、冷蔵庫の機器アイコン2501が選択されると、右上図に示すように、冷蔵庫の機器制御画面2512がディスプレイ101に表示される。また、左上図において、洗濯機の機器アイコン2502が選択されると、右下図に示すように洗濯機の機器制御画面2513が表示される。また、左上図において、空気清浄機の機器アイコン2503が選択されると、左下図に示すように空気清浄機の機器制御画面2514が表示される。これらの画面遷移は、右上図、右下図、及び左下図においても同様である。
このように、ユーザは、機器制御画面502の表示状態において、機器アイコン501を選択すると、その機器アイコン501に対応する機器制御画面502をダイレクトに表示させることができる。そのため、ある機器制御画面502の表示中に別の機器制御画面502を表示させる場合、表示中の機器制御画面502を消去する操作を入力しなくてもワンタッチで別の機器制御画面502を表示させることができる。これにより、ユーザは機器制御画面502の切り替えをスムーズに行うことができる。
図29は、基本画面において、ネットワーク上に検出できなかった通信不良の機器200の機器アイコン501の表示例を示す図である。機器管理部105は、機器リスト3100に登録されているにも関わらず、ネットワーク上に検出できなかった機器200や制御コマンドに応答しない機器200を通信不良の機器200として検出する。そして、表示制御部103は、通信不良の機器200の機器アイコン501を、通信可能な機器200の機器アイコン501とは異なる表示態様で表示する。
例えば、図29において、通信不良の機器200の機器アイコン501は機器アイコン2601として表されている。そして、機器アイコン2601は、半透明で表示されている。これにより、ユーザは、機器アイコン2601で示されている機器200は現在故障している、或いは通信障害が起こっているために制御できないことを速やかに認識することができる。
なお、図29では、機器アイコン2601を半透明で表示したが、本実施の形態はこれに限定されず、例えば、他の機器アイコン501よりも色を薄くして表示したり、暗くして表示したり、機器アイコン2601にアノテーションマークを付与したりしてもよい。
図30は、ホーム情報2700の構成を示す図である。ホーム情報2700は、サーバ300で家ごとに管理され、ホームコントローラ100は、ホーム情報2700に基づき、基本画面や機器制御画面502などの表示を制御する。図30に示すように、ホーム情報2700は、間取り図500、頂点情報2800、部屋情報2900、及びサーバが管理する機器リスト4700を備える。
間取り図500は、図6に示したように、家のフロアごとに用意され、各フロアを構成する一以上の部屋の配置及び形状を平面的に表した俯瞰図である。本実施の形態では、間取り図500は、俯瞰図を例えばビットマップ形式で表した画像データにより構成されている。
頂点情報2800は、間取り図500をホームコントローラ100が解釈できるように、間取り図500を2次元の座標軸空間に対応させるための情報である。部屋情報2900は、頂点情報2800から部屋の領域を決定するための情報である。なお、頂点情報2800、部屋情報2900、及びサーバが管理する機器リスト4700の詳細は以下で説明する。
図31は、頂点情報2800の構成を示す図である。図31に示すように、頂点情報2800は、頂点ID2801、頂点座標2802を備える。頂点ID2801は、間取り図500上の頂点を識別するための識別子である。頂点座標2802は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、間取り図500上に表れた間仕切り線等の頂点の位置を示す。例えば、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、第1フロア(1階のフロア)においてX座標が20、Y座標が0の位置を表す。
図33は、頂点情報2800に登録された各頂点と、間取り図500との対応関係を示した図である。但し、図33では、間取り図500の左上の頂点が原点(X座標とY座標が共に0)とされている。例えば、頂点IDがAの頂点は、頂点座標が(X0、Y0、Z1)であるため、原点に位置している。また、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、バスの右上の頂点に位置している。
図32は、部屋情報2900の構成を示す図である。図32に示すように、部屋情報2900は、部屋ID2901、部屋タイプ2902、及び部屋座標2903を備える。部屋ID2901は、間取り図500上の部屋を識別するための識別子である。部屋タイプ2902は、部屋の種類を示す。部屋座標2903は、頂点ID2801の組で表現され、間取り図500上の部屋の領域を決定する。例えば、部屋IDがCの部屋は、バスであり、間取り図500上で頂点IDをA、B、G、Fの順に結んでできた領域を示す。また、部屋情報2900は部屋のみならず階段の情報も含まれている。頂点IDをH、I、R、Qの順に結んでできた部屋IDがDの領域は階段を表している。
このように、頂点情報2800及び部屋情報2900を備えているため、ホームコントローラ100は、間取り図500の画像データに頂点情報2800で示される頂点をプロットし、部屋座標2903に示される頂点を繋ぐことで、間取り図500に表された部屋の領域を特定し、部屋タイプ2902から部屋のタイプを認識することができる。
なお、頂点情報2800は、システム管理者が間取り図500をパソコンのディスプレイに表示させ、表示させた間取図から頂点を検出し、検出した頂点の頂点ID及び頂点座標をパソコンに入力することで生成されればよい。また、部屋情報2900は、システム管理者がディスプレイに表示させた間取図から部屋を検出し、検出した部屋の部屋ID、部屋タイプ、及び部屋座標をパソコンに入力することで生成されればよい。或いは、頂点情報2800及び部屋情報2900は、間取り図500の元データであるCADデータを取り込むことで生成されてもよい。
図34は、サーバ300が管理する機器リスト4700の構成を示す図である。図34に示すように機器リスト4700は、機器ID4701、機器タイプ4702、型番4703、配置4704、能力情報4705、及び制御コマンド送信先4706を備える。
機器ID4701は、機器200の識別子である。機器タイプ4702は、機器200の種類を示す。型番4703は、機器200の型番を示す。配置4704は、頂点座標2802と同様に(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、機器200に対応する機器アイコン501の間取り図500上の配置を示す。
表示制御部103は、この配置4704に基づき、機器アイコン501を間取り図500上に配置し、基本画面などを表示することができる。能力情報4705は、機器200を制御できる内容や機器200から取得できる状態を示す。例えば、機器IDがAのエアコンは、温度、風向き、及び風量を制御できる。制御コマンド送信先4706は、機器200を制御する制御コマンドの送信先を示す。例えば、機器IDがAのエアコンは、制御コマンド送信先4706が機器であるため、制御コマンドはホームコントローラ100から直接機器200に送信される。一方、機器IDがCの冷蔵庫は、制御コマンド送信先4706がサーバであるため、制御コマンドはホームコントローラ100からサーバ300を介して機器200に送信される。制御コマンドは、機器200を操作したり、機器200の状態を確認したりするためのコマンドである。
なお、機器リスト4700は機器200の現在の状態を登録してもよい。これにより、ホームコントローラ100から機器200の状態確認依頼がされた場合、サーバ300は、該当する機器200の状態をホームコントローラ100に通知することができる。
なお、上述したように、機器200の宅内の実際の配置に基づいて、機器アイコン501を間取り図500上に配置するために、ユーザは、機器アイコン501を間取り図500の適切な位置へと移動させる。従って、ユーザにより間取り図500上の配置が指定されていない機器アイコン501は、配置4704の値として(0、0、0)など未設定を示す値が設定される。表示制御部103は、配置4704が未設定である機器アイコン501を、事前に定められたディスプレイ101上の位置に表示する。
なお、ホーム情報2700からサーバが管理する機器リスト4700は、省かれてもよい。この場合、ホームコントローラ100は、サーバが管理する機器リスト4700に記載された機器タイプ4702、型番4703、及び能力情報4705に対応する情報を機器200から直接取得すればよい。
図35は、ホームコントローラ100が管理する機器リスト3100の構成を示す図である。この機器リスト3100の情報に基づき、ホームコントローラ100は、基本画面の間取り図500上に機器アイコン501を配置したり、機器200を制御したりする。
機器リスト3100は、機器ID3101、機器タイプ3102、型番3103、配置3104、能力情報3105、制御コマンド送信先3106、及びIPアドレス3107を備える。機器ID3101〜制御コマンド送信先3106は、図34の同一名称の内容と同じである。
機器リスト3100において、機器タイプ3102、型番3103、配置3104、能力情報3105、制御コマンド送信先3106の内容は、機器管理部105が、サーバ300から機器リスト4700を送信させることで、取得できる。IPアドレス3107は、機器管理部105が機器200から取得する。但し、機器タイプ3102、型番3103、能力情報3105、及び制御コマンド送信先3106については、機器200から直接取得できる場合、機器管理部105は、そちらの内容を優先してもよい。
なお、制御コマンド送信先3106は、サーバ300や機器200から取得せずに、ホームコントローラシステムで事前に定めた内容を採用してもよいし、ホームコントローラ100が接続されているネットワークの状態などに基づき自動的に決定されてもよいし、ユーザにより設定されてもよい。
次に、ホームコントローラ100が機器200を制御するまでの流れを、図を用いて説明する。
図36は、ホームコントローラ100がサーバ300からホーム情報2700を取得する処理の流れを示すシーケンス図である。ホームコントローラ100は、初回利用時や起動時など任意のタイミングでサーバ300からホーム情報2700を取得し、取得したホーム情報2700に基づいて図5に示した基本画面を生成する。
まず、ホームコントローラ100の機器管理部105は、サーバ300にホーム情報要求を送信する(S3201)。ここで、ホーム情報要求には、ホームコントローラ100を利用するユーザ又は家を示すホームコントローラIDが少なくとも含まれる。ホーム情報要求を受信したサーバ300のホーム情報管理部301は、蓄積部304からホームコントローラIDに対応するホーム情報2700を検索し(S3202)、ホームコントローラ100へ送信する(S3203)。ホームコントローラ100の機器管理部105は、サーバ300から受信したホーム情報2700を蓄積部104に蓄積し、このホーム情報2700に基づいて、表示制御部103が基本画面を生成し、ディスプレイ101に表示する(S3204)。
次に、図37を用いて、ホームコントローラ100がネットワークに接続した後に、ホームコントローラ100がネットワーク上の機器200を検出する処理の流れを説明する。
図37では、ネットワーク上に図31で示す機器IDがAの機器A200と機器IDがBの機器B200とが接続されているものとして説明する。
ホームコントローラ100の初回利用時や電源オン時において、ホームコントローラ100がネットワークに接続すると(S3301)、ホームコントローラ100の機器管理部105は、ネットワーク上のすべての機器200に対して機器検索要求をブロードキャストする(S3302)。機器検索要求を受信した機器A200は、機器検索応答をホームコントローラ100に返す(S3303)。機器検索応答を受信したホームコントローラ100は、機器A200から機器情報を取得し(S3304)、表示画面を更新する(S3305)。
同様に、機器検索要求を受信した機器B200は、機器検索応答をホームコントローラ100に返す(S3306)。機器検索応答を受信したホームコントローラ100は、機器B200から機器情報を取得し(S3307)、表示画面を更新する(S3308)。ここで、機器情報とは、機器200の機器タイプ、型番、及び能力情報などを表した情報である。この機器情報に基づきホームコントローラ100の機器管理部105は機器リスト3100(図35参照)を生成する。
次に、図38を用いて、機器200がネットワークに接続した際に、ホームコントローラ100がネットワーク上の機器200を検出する処理の流れを説明する。機器A200が初回利用時や電源オン時にネットワークに接続すると(S3401)、ネットワーク接続通知をネットワーク上のすべてのホームコントローラ100にブロードキャストする(S3402)。ネットワーク接続通知を受信したホームコントローラ100は、機器管理部105が機器A200から機器情報を取得し(S3403)、表示制御部103が表示画面を更新する(S3404)。機器B200のネットワーク接続時の処理も機器A200と同様である(S3405〜S3408)。
ここで、図37及び図38におけるホームコントローラ100の表示画面の更新(S3305、S3308、S3404、S3408)について説明する。ホームコントローラ100は、機器200から機器検索応答やネットワーク接続通知を受信するまでの間、つまり機器200をネットワーク上で検出するまでの間、機器200に対応する機器アイコン501を非表示にする。そして、機器検索応答を受信したホームコントローラ100は、対応する機器200の機器アイコン501を画面に表示する。或いは、ホームコントローラ100は、機器200をネットワーク上で検出するまでの間、検出していない機器200の機器アイコン501の色を、検出した機器200の機器アイコン501と比べて薄く(例えば、半透明に)表示する。そして、機器検索応答を受信したホームコントローラ100は、検出していない機器200の機器アイコン501の色を、検出した機器200の機器アイコン501の色と同じ色に変化させる。
図39A、図39Bは、本発明の一実施の形態において、ホームコントローラ100が機器200を制御する処理の流れを示すフロー図である。
まず、タッチパネル制御部102は、基本画面において、ある機器200を表す機器アイコン501がユーザにより選択されたことを検知する(S3501)。次に、表示制御部103は、全ての機器アイコン501を機器制御画面502の表示領域外に退避させる(S3502)。この場合、図11や図13に示すように機器アイコン501は退避する。
次に、表示制御部103は退避させた機器アイコン501の表示位置を調整する(S3503)。例えば、図12や図14に示すように選択された機器アイコン501を特定の位置に表示するように調整する。
次に、表示制御部103は、ユーザにより選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502が専用画面か間取り図かを判断する(S3504)。
ここで、専用画面の機器制御画面502とは、図13に示すような、間取り図上にオーバラップ表示され、間取り図とは別に用意された機器制御画面502を指す。一方、間取り図の機器制御画面502とは、間取り図自体が機器制御画面502となっているものを指す。
例えば、照明機器においては、ユーザは照明機器が配置されている間取り図上の部屋の領域を直接タップして照明機器をオン・オフしたり、明るさを調整したりできれば、臨場感のある操作が実現される。また、ユーザはリビングにおいて複数個設置された照明機器を同時に操作しようとした場合、個々の照明機器専用の機器制御画面502を間取り図上で同時に表示させてしまうと、画面全体が照明機器専用の機器制御画面502で覆われてしまい、視認性が低下する。
そこで、以下の説明では、照明機器の機器制御画面502は間取り図になっているものとする。具体的には、基本画面において、ユーザがある部屋に設置されている照明機器の機器アイコン501を選択すると、全ての機器アイコン501が間取り図の表示領域外に退避され、間取り図がその部屋の照明機器の操作を受け付け可能な状態となる。そして、ユーザは選択した照明機器が設置されている間取り図上の部屋の領域をタップすれば、その部屋内の一以上の照明機器を同時に操作できる。
例えば、部屋の照明機器がオフの状態において、ユーザがその部屋の領域をタップすると、その部屋の一以上の照明機器が同時に点灯し、次に、ユーザがその領域をタップすると一以上の照明機器が同時に消灯する。
S3504において、機器制御画面502が間取り図である場合、機器アイコン501が配置されている部屋の領域が一定サイズ以下であれば(S3506でYES)、表示制御部103は、その部屋の領域が拡大表示された機器専用の機器制御画面502を間取り図上にオーバラップして表示させる(S3507)。ここでは、例えば、該当する部屋の間取りをフロア全体の間取り図から切り出して拡大した間取り図が、フロア全体の間取り図にオーバラップして表示される。
一方、機器アイコン501が配置されている部屋の領域が一定サイズより大きければ(S3506でNO)、表示制御部103は、間取り図を機器制御画面502として表示する(S3508)。
各機器200の機器制御画面502として専用画面を採用するか間取り図を採用するかに関する情報は予め蓄積部104に蓄積されている。したがって、表示制御部103はこの情報を参照することで、機器制御画面502が専用画面であるか間取り図であるかを判定すればよい。
また、表示制御部103は、部屋情報2900から該当する部屋の頂点を特定し、特定した頂点の座標を頂点情報2800から特定し、特定した頂点の座標によって囲まれる領域の面積を求めることで、該当する部屋のサイズを算出すればよい。そして、この部屋のサイズが予め定められた一定サイズより大きければS3506でNO、一定サイズ以下であればS3506でYESと判定すればよい。
一方、S3504において、機器制御画面502が専用画面である場合、表示制御部103は、専用画面を間取り図上にオーバラップして表示する(S3505)。
S3509において、タッチパネル制御部102がディスプレイ101への接触物(ここでは、ユーザの指)の接触が開始されたことを検知する。
次に、タッチパネル制御部102が、接触対象が機器アイコン501かどうかを判定する(S3510)。
機器アイコン501への接触であると判定すると(S3510でYES)、タッチパネル制御部102がS3501で選択された機器アイコン501と同じ機器アイコン501に接触物が接触したかどうかを判定する(S3511)。S3501で選択された機器アイコン501と同じ機器アイコン501に接触物が接触したと判定した場合(S3511でYES)、表示制御部103は、表示中の機器制御画面502を非表示にして基本画面を表示する(S3514)。
また、タッチパネル制御部102が機器アイコン501への接触でないと判定した場合(S3510でNO)、さらにタッチパネル制御部102は接触対象が機器制御画面502かどうかを判定する(S3512)。接触対象が機器制御画面502でないと判定した場合(S3512でNO)、表示制御部103は、表示中の機器制御画面502を非表示にして基本画面を表示する(S3514)。
一方、タッチパネル制御部102が機器制御画面502内のボタン等に接触物が接触したと判定すると(S3512でYES)、処理がS3513に進められ、機器固有の制御フローが実行される(S3513)。
次に、図40を用いて、S3513において実行される機器固有の制御フローの詳細について説明する。まず、機器制御部106は、接触物の接触内容に応じて機器固有の制御内容を決定する(S3601)。次に、機器制御部106は、制御内容に応じた制御コマンドを生成する(S3602)。図11に示すように、エアコンの機器制御画面502が表示されている状態において、温度を上昇させるボタンをユーザがタップし、そのことをタッチパネル制御部102が検知したとする。すると、機器制御部106はエアコンの温度を上昇させる制御コマンドを生成する。次に、機器制御部106は、処理をS3603に進め、制御コマンド送信フローを実行する。
次に、図41を用いてS3603で実行される制御コマンド送信フローの詳細について説明する。まず、機器制御部106は、ホームコントローラ100がホームネットワークに接続中であるか否かを判定し(S3701)、ホームネットワークに接続中であれば(S3701でYES)、機器リスト3100の制御コマンド送信先3106の内容にしたがって、制御コマンドの送信先をチェックする(S3702)。ここで、ホームネットワークとは、ユーザの宅内におけるネットワークである。したがって、ユーザが外出先からホームコントローラ100を操作していれば、S3701でNOと判定され、ユーザが宅内でホームコントローラ100を操作していれば、S3701でYESと判定される。
S3702において、制御コマンドの送信先が「機器」であれば、機器制御部106は、該当する機器200に制御コマンドを送信する(S3703)。一方、S3702において、制御コマンドの送信先が「サーバ」であれば、機器制御部106は、制御コマンドをサーバ300に送信する(S3704)。
例えば、機器リスト3100において、エアコンは、制御コマンド送信先3106が「機器」であるため、機器制御部106は制御コマンドをエアコンに送信する。一方、機器リスト3100において、冷蔵庫は制御コマンド送信先3106が「サーバ」であるため、機器制御部106は制御コマンドをサーバ300に送信する。
また、S3701でホームコントローラ100はホームネットワークに接続されていないと判断した場合にも(S3701でNO)、S3704の処理を実施する。
S3705において、機器制御部106は、制御結果を機器200から受信する。次に、機器制御部106は、同時に操作する機器200の全てに制御コマンドの送信が終了している場合(S3706でYES)、処理をS3707に進める。一方、同時に操作する機器200の全てに制御コマンドの送信が終了していない場合(S3706でNO)、機器制御部106は、処理をS3702に戻し、S3702以降の処理を繰り返す。
例えば、同じ部屋に2つの照明機器が設置され、これら2つの照明機器が同時に操作されるように予め設定されている場合、機器制御部106は、これら2つの照明機器のそれぞれに制御コマンドを送信する。なお、他の機器200と同時に操作されない機器200は、S3706でNOと判定されない。
次に、表示制御部103は、ディスプレイ101に表示されている画面を更新する(S3707)。例えば、エアコンの設定温度が変更されたとすると、制御コマンドによってエアコンの設定温度が変更されるまで温度表示が例えば点滅表示され、制御コマンドによってエアコンの設定温度が変更されると温度表示の点滅が終了されるように機器制御画面502が更新される。また、照明機器の例では、照明機器がオンされた場合、照明機器が設置されている部屋の間取り図上の領域が他の領域に比べて明るくなるように画面が更新される。
次に、図42を用いて、ホームコントローラ100が機器200を直接制御する処理の流れについて説明する。まず、ホームコントローラ100のタッチパネル制御部102は、機器制御画面502へのユーザの操作を検知する(S3801)。次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じた制御コマンドを生成し、機器200に送信する(S3802)。
制御コマンドを受信した機器200は、制御コマンドを実行し(S3803)、制御結果をホームコントローラ100に送信する(S3804)。制御結果を受信したホームコントローラ100の表示制御部103は、制御結果にしたがって表示画面を更新する(S3805)。
次に、図43を用いて、ホームコントローラ100がサーバ300経由で機器200を制御する処理の流れについて説明する。まず、ホームコントローラ100のタッチパネル制御部102は、機器制御画面502へのユーザの操作を検知する(S3901)。次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じた制御コマンドを生成し、サーバ300に送信する(S3902)。
制御コマンドを受信したサーバ300は、該当する制御コマンドを機器200に送信する(S3903)。制御コマンドを受信した機器200は制御コマンドを実行し(S3904)、制御結果をサーバ300に送信する(S3905)。制御結果を受信したサーバ300はその制御結果をホームコントローラ100に送信する(S3906)。その制御結果を受信したホームコントローラ100の表示制御部103は、制御結果にしたがって表示画面を更新する(S3907)。
次に、図44を用いて、ホームコントローラ100がサーバ300経由で機器200の機器状態を確認する処理の流れについて説明する。まず、機器200は、現在の機器状態をサーバ300に送信する(S4001)。ここで、機器200は、電源オン時、電源オフ時、機器状態が変化した時、或いは定期的に機器状態をサーバ300に送信し、サーバ300に機器状態を蓄積させる。なお、S4001の処理は、S4002からS4006の処理とは非同期に実行されても良い。
次に、ホームコントローラ100のタッチパネル制御部102は、機器制御画面502へのユーザの操作を検知する(S4002)。次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じた制御コマンドを生成し、サーバ300に送信する(S4003)。ここでは、機器200の機器状態を確認するための制御コマンドが生成されている。
制御コマンドを受信したサーバ300は、該当する機器200の現在の機器状態を検索し(S4004)、該当する機器200の機器状態を制御結果としてホームコントローラ100に送信する(S4005)。制御結果を受信したホームコントローラ100の表示制御部103は、制御結果にしたがって表示画面を更新する(S4006)。例えば、機器200の機器制御画面502がディスプレイ101に表示されていれば、機器200の機器制御画面502の内容が制御結果にしたがって更新される。
次に、図45を用いて、ホームコントローラ100が1回の操作で複数台の機器200を制御する場合において、ホームコントローラ100が機器200を直接制御する処理の流れを説明する。ここでは、ホームコントローラ100が機器A200と機器B200とを制御する場合を例に挙げて説明する。
まず、ホームコントローラ100のタッチパネル制御部102は、機器制御画面502へのユーザの操作を検知する(S4101)。次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じた制御コマンドを生成し、機器A200に送信する(S4102)。
制御コマンドを受信した機器A200は、制御コマンドを実行し(S4103)、制御結果をホームコントローラ100に送信する(S4104)。
次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、機器A200に送信した制御コマンドと同じ制御コマンドを機器B200に送信する(S4105)。制御コマンドを受信した機器B200は、制御コマンドを実行し(S4106)、制御結果をホームコントローラ100に送信する(S4107)。
制御結果を受信したホームコントローラ100の表示制御部103は、制御結果にしたがって表示画面を更新する(S4108)。この場合、例えば、機器A200、B200の機器制御画面502がディスプレイ101に表示されていれば、機器A200、B200の機器制御画面502の内容が制御結果にしたがって更新される。
次に、図46を用いて、ホームコントローラ100が1回の操作で複数台の機器200を制御する場合において、ホームコントローラ100がサーバ300経由で機器200を制御する処理の流れについて説明する。ここでは、ホームコントローラ100が機器A200と機器B200とを制御する場合を例に挙げて説明する。また、機器A200、B200は、1つの機器アイコン501で表され、1つの機器制御画面502で制御されているものとする。
まず、ホームコントローラ100のタッチパネル制御部102は、機器制御画面502へのユーザの操作を検知する(S4201)。
次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じた機器A200の制御コマンドを生成し、サーバ300に送信する(S4202)。
機器A200の制御コマンドを受信したサーバ300は、機器A200に制御コマンドを送信する(S4203)。制御コマンドを受信した機器A200は、制御コマンドを実行し(S4204)、制御結果をサーバ300に送信する(S4205)。制御結果を受信したサーバ300は、その制御結果をホームコントローラ100に送信する(S4206)。
同様にホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じた機器B200の制御コマンドを生成し、サーバ300に送信する(S4207)。
制御コマンドを受信したサーバ300は、機器B200に制御コマンドを送信する(S4208)。制御コマンドを受信した機器B200は、制御コマンドを実行し(S4209)、制御結果をサーバ300に送信する(S4210)。制御結果を受信したサーバ300は、その制御結果をホームコントローラ100に送信する(S4211)。
そして、ホームコントローラ100の表示制御部103は、制御結果にしたがって表示画面を更新する(S4212)。
次に、図47を用いて、ホームコントローラ100が1回の操作で複数台の機器200を制御する場合において、ホームコントローラ100がサーバ300経由で機器200を制御する処理の流れについて説明する。ここでは、ホームコントローラ100が機器A200と機器B200とを制御する場合を例に挙げて説明する。また、機器A200、B200は、1つの機器アイコン501で表され、1つの機器制御画面502で制御されているものとする。
まず、ホームコントローラ100のタッチパネル制御部102は、機器制御画面502へのユーザの操作を検知する(S4301)。
次に、ホームコントローラ100の機器制御部106は、ユーザの操作に応じて、機器A200及び機器B200の制御コマンドを生成し、サーバ300に送信する(S4302)。
制御コマンドを受信したサーバ300は、機器A200に制御コマンドを送信する(S4303)。制御コマンドを受信した機器A200は、制御コマンドを実行し(S4304)、制御結果をサーバ300に送信する(S4305)。
同様にサーバ300は、機器B200に制御コマンドを送信する(S4306)。制御コマンドを受信した機器B200は、制御コマンドを実行し(S4307)、制御結果をサーバ300に送信する(S4308)。機器A200及び機器B200の制御結果を受信したサーバ300は、その制御結果をホームコントローラ100に送信する(S4309)。
そして、ホームコントローラ100の表示制御部103は、制御結果にしたがって表示画面を更新する(S4310)。
次に、図48を用いて、ホームコントローラ100において機器アイコン501を移動させた場合の処理の流れについて説明する。ここでは、ユーザは2台のホームコントローラA100、A200を所有しているものとして説明する。
ホームコントローラA100のタッチパネル制御部102は、機器アイコン501の移動を検知すると(S4801)、表示制御部103は、表示画面を更新する(S4802)。ここでは、表示制御部103は、ユーザによる機器アイコン501のドラッグ量に応じて機器アイコン501を移動表示させる。
ホームコントローラA100の機器管理部105は、ドラッグ後の間取り図500上の座標を含む機器リスト更新通知をサーバ300に送信する(S4803)。ここで、ホームコントローラA100の機器管理部105は、ドラッグ後の座標で自身が管理する機器リスト3100の該当する機器200の配置3104の内容を更新する。
機器リスト更新通知を受信したサーバ300は、機器リスト4700を更新する(S4804)。この場合、サーバ300のホーム情報管理部301は、機器リスト4700において、該当する機器200の配置4704の内容を機器リスト更新通知に含まれる座標で更新する。
続いて、サーバ300は、機器リスト更新通知をホームコントローラB100に送信する(S4805)。機器リスト更新通知を受信したホームコントローラB100は、表示画面を更新する(S4806)。ここで、ホームコントローラB100の機器管理部105は、機器リスト更新通知に含まれる座標で、自身が管理する機器リスト3100の該当する機器200の配置3104の内容を更新する。
以上により、機器アイコン501が間取り図500上の適切な位置に配置される。ホームコントローラA100で行った機器アイコン501の配置位置の更新がサーバ300経由でホームコントローラB100に通知されるため、更新後の機器アイコン501の配置位置がホームコントローラA100、B100及びサーバ300間で共有される。そのため、ホームコントローラA100とホームコントローラB100とで機器アイコン501の配置位置が異なるといったトラブルを回避することができる。
次に、図49を用いて、ホームコントローラ100とサーバ300との機器リストを更新する処理の一例について説明する。機器200が現在の自身の状態を示す機器状態をサーバ300に送信する(S4901)。ここで、機器200は定期的に機器状態を送信してもよいし、状態が変化したときに機器状態を送信してもよい。サーバ300は、受信した機器状態の内容にしたがって機器リスト4700を更新する(S4902)。ここで、機器200の情報が機器リスト4700に存在しない場合、サーバ300は新たな機器として機器200の情報を追加する。そして、サーバ300は、機器リスト更新通知をホームコントローラ100に送信する(S4903)。ホームコントローラ100の機器管理部105は、受信した機器リスト更新通知の内容にしたがって機器リスト3100を更新する(S4904)。ここで、機器200の情報が機器リスト3100に存在しない場合、機器管理部105は新たな機器として機器200の情報を追加する。そして、ホームコントローラ100の表示制御部103は、表示画面を更新する(S4905)。
このように、機器200は状態が変化するとそのことがサーバ300に通知されるため、サーバ300は機器200の状態の変化を監視することができる。また、機器200から機器状態が送信されたサーバ300はその状態の変化をホームコントローラ100に通知するため、ホームコントローラ100は機器200の現在の状態を認識することができる。また、新たな機器200がホームネットワークに接続された場合に、サーバ300とホームコントローラ100とが新たな機器を追加することができる。よって、機器200の実際の状態と、ホームコントローラ100が認識している機器200の状態とのずれが発生することを防止することができる。
次に、図50を用いて、ホームコントローラ100とサーバ300との機器リストを更新する処理の他の例について説明する。機器200は、機器状態をホームコントローラ100に送信する(S5001)。ここで、機器200は定期的に機器状態を送信してもよいし、状態が変化したときに機器状態を送信してもよい。
ホームコントローラ100の機器管理部105は、受信した機器状態の内容にしたがって機器リスト3100を更新する(S5002)。ここで、機器200の情報が機器リスト3100に存在しない場合、機器管理部105は新たな機器として機器200の情報を追加する。そして、表示制御部103が表示画面を更新する(S5003)。そして、ホームコントローラ100の機器管理部105は、機器リスト更新通知をサーバ300に送信する(S5004)。サーバ300は、受信した機器リスト更新通知にしたがって機器リスト4700を更新する(S5005)。ここで、機器200の情報が機器リスト4700に存在しない場合、サーバ300は新たな機器として機器200の情報を追加する。
次に、図51を用いて、ホームコントローラ100とサーバ300とが機器リストを更新する処理の更に他の例について説明する。図51では、宅内のホームコントローラ100と宅外のホームコントローラ100との2台のホームコントローラ100をユーザが所有している場合を例に挙げて説明する。ここで、宅外のホームコントローラ100は、ユーザが外出先に持ち出したホームコントローラ100であり、宅内のホームコントローラ100は、ユーザが宅内に置いたままのホームコントローラ100である。
機器200は、宅内のホームコントローラ100に機器状態を送信する(S5101)。宅内のホームコントローラ100は、受信した機器状態の内容にしたがって機器リスト3100を更新する(S5102)。ここで、機器200の情報が機器リスト3100に存在しない場合、機器管理部105は新たな機器として機器200の情報を追加する。そして、表示画面を更新する(S5103)。そして、宅内のホームコントローラ100は、機器リスト更新通知をサーバ300に送信する(S5104)。
サーバ300は、受信した機器リスト更新通知の内容にしたがって、機器リスト4700を更新する(S5105)。ここで、機器200の情報が機器リスト4700に存在しない場合、サーバ300は新たな機器として機器200の情報を追加する。そして、サーバ300は、機器リスト更新通知を宅外のホームコントローラ100に送信する(S5106)。宅外のホームコントローラ100は、受信した機器リスト更新通知の内容にしたがって機器リスト3100を更新する(S5107)。ここで、機器200の情報が機器リスト3100に存在しない場合、宅外のホームコントローラ100の機器管理部105は新たな機器として機器200の情報を追加する。そして、表示画面を更新する(S5108)。
この例によれば、一方のホームコントローラ100が宅外にあり、他方のホームコントローラ100が宅内にある場合であっても、両ホームコントローラ100が認識している機器200の状態にずれが生じることを防止することができる。
なお、上記で説明したシーケンスや処理フローは一例であり、目的とする処理を実現できるのであれば、ステップの順番が入れ替わったり、一部のステップを省略してもよい。例えば、機器A200と機器B200に対する制御コマンドの送信は非同期に実現しても良い。
上記説明では、間取り図500として、各フロアを構成する部屋の位置及び形状を平面的に表した俯瞰図を間取り図として採用したが、本実施の形態はこれに限定されず、各フロアにどのような部屋が何個あるかを簡略的に示した図も間取り図として採用してもよい。
以下、間取り図の別パターンについて具体的に説明する。図52は、別パターンの間取り図5200を示した図である。間取り図5200では、1つのフロアを構成する1つの部屋が四角形の1つのブロックで表され、1つのフロアにおいて各部屋がマトリックス状に配置されている。また、各ブロックのサイズは同一であり、各ブロックには部屋の名称が記載されている。
この間取り図5200では、各フロアを構成する部屋の名称及び個数は示されているが、部屋の相対的なサイズやフロア内における位置は表れていない。本実施の形態では、このような図も間取り図5200として取り扱う。すなわち、本実施の形態では、少なくとも各フロアにどのような部屋が含まれているかを表した図であれば間取り図として取り扱う。
例えば、第1フロアの間取り図5201では、リビング、キッチン、ダイニング、バス、洗面所、トイレ、階段、及び玄関の各部屋が含まれていることが分かる。また第2フロアの間取り図5202では、主寝室、寝室1、寝室1、子供部屋、及び階段の各部屋が含まれていることが分かる。
なお、間取り図5200において、ユーザは任意の部屋をドラッグさせて移動させることで、その部屋の間取り図5200上の位置を入れ替えることができる。また、部屋内に多数の機器200が配置されており、間取り図5200において、デフォルトの部屋のサイズでは、部屋内に全ての機器アイコン501を表示しきれない場合、表示制御部103は、全ての機器アイコン501が部屋内に収まるように部屋のサイズを拡大してもよい。
図53は、間取り図5200が採用された基本画面の構成を示す図である。基本画面には間取り図5200が表示されている。また、各部屋内には実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。
例えば、リビングには、テレビ及び照明機器の機器アイコン501が表示されているため、テレビ及び照明機器が設置されていることが分かる。
機器一覧表示変更ボタン503は、基本画面から前述した機器一覧表示画面(図24参照)へと画面表示を切り替えるためのボタンである。
図54は、図52に示す間取り図5200を採用した場合において、機器制御画面502の表示状態を示す図である。図53に示す基本画面において、ユーザが機器アイコン501を選択したことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502をディスプレイ101に表示する。図54では、エアコンの機器アイコン501が選択されたため、エアコンの機器制御画面502が間取り図5200上にオーバラップして表示されている。
また、表示制御部103は、機器制御画面502を表示するに際し、間取り図5200に表示されていた機器アイコン501を機器制御画面502の表示領域外に配置させる。図54の例では、全ての機器アイコン501は、間取り図5200の左側に縦一列で配置されている。
なお、機器アイコン501を間取り図5200の左側に縦一列で配置させるに際し、表示制御部103は、機器アイコン501を特定の条件によってグルーピングしてもよい。例えば、機器アイコン501は部屋ごとにグルーピングされてもよいし、機器200の種類ごとにグルーピングされてもよいし、機器200を種類に基づくカテゴリーでグルーピングされてもよい。
図54の例では、機器アイコン501は、間取り図5200の左側に配置されているが、間取り図5200の右側に縦1列で配置されてもよいし、間取り図5200の上側又は下側に横1列で配置されてもよい。
また、全ての機器アイコン501を間取り図5200の左側に表示することができない場合、表示制御部103は、左側に1列で配置された機器アイコン501が上方向又は下方向にスワイプ操作されると、そのスワイプ操作に応じて機器アイコン501を上方向又は下方向にスクロールさせて、非表示の機器アイコン501をディスプレイ101内に表示させればよい。
また、機器アイコン501を間取り図5200の左側に縦一列で配置するに際し、表示制御部103は、ユーザが選択した機器アイコン501を、選択されていない機器アイコン501と異なる表示態様で表示してもよい。例えば、選択された機器アイコン501は、選択されていない機器アイコン501と異なる色で表示されてもよいし、選択されていない機器アイコン501よりも明るく表示されてもよいし、選択されていない機器アイコン501よりも濃い濃度で表示されてもよいし、一定の周期で点滅されてもよい。
また、ユーザにより選択された機器アイコン501がアイコン列の目立つ位置(例えば、一番上、中央、一番下)に位置するように、表示制御部103は、機器アイコン501の配列をスクロールさせてもよい。
また、機器制御画面502を表示するに際し、表示制御部103は、図12に示すように全ての機器アイコン501を楕円の外周上に配置してもよい。
次に、図55を用いて、基本画面の表示状態と機器制御画面502の表示状態との遷移について説明する。
図55の左図に示す基本画面において、ユーザが制御したい機器200(ここでは、エアコン)の機器アイコン501を選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知する。すると、表示制御部103は、図55の右図に示すように、選択された機器アイコン501に対応した機器制御画面502を、間取り図5200上にオーバラップして表示する。これにより、基本画面の表示状態が機器制御画面502の表示状態に遷移する。
一方、図55の右図に示すように、機器制御画面502の表示状態において、機器制御画面502に対応したエアコンの機器アイコン501、又は機器制御画面502の表示領域外(例えば、機器制御画面502の表示領域外にある間取り図5200の表示領域)をユーザが選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知する。すると、図55の左図に示すように、表示制御部103は、機器制御画面502を消去し、機器制御画面502の表示状態から基本画面の表示状態に戻す。
図56は、図52に示す間取り図5200において、実際の部屋のサイズに応じて各ブロックのサイズを変えた場合の間取り図5600の構成を示す図である。
図56の左図では第1フロアの間取り図5601が示され、図56の右図では第2フロアの間取り図5602が示されている。
第1フロアの間取り図5601において各部屋のサイズは、リビングが一番大きく、次に、キッチン、次に、バス及び階段である。そのため、この順に各部屋のサイズが表示されている。また、第2フロアの間取り図5602においても、実際の部屋のサイズに応じて各部屋が表されている。この場合、部屋の実際のサイズを示す情報を後述する部屋情報6800に予め登録しておき、この情報にしたがって、表示制御部103は各部屋のサイズを決定すればよい。
図57は、図56に示す間取り図5600が採用された基本画面の構成を示す図である。間取り図5600では、各部屋が実際のサイズに応じたサイズで表示されている。また、各部屋には、実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。
このように、間取り図5600において各部屋を実際の部屋のサイズに応じたサイズで表す態様を採用した場合、全ての部屋をディスプレイ101内に表示させると、各部屋が小さく表示され、ユーザの操作が困難になるおそれがある。そこで、図57では、「別の部屋を表示」と記載された部屋表示ボタン5603が設けられている。
ユーザがこの部屋表示ボタンを選択し、その選択をタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、残りの部屋を表示する間取り図5600に画面表示を切り替える。
図57の例では、間取り図5600は、第1フロアの間取り図5601と第2フロアの間取り図5602とで区切られている。そのため、部屋表示ボタン5603が選択されると、表示制御部103は、第2フロアの間取り図5602にディスプレイ101の表示を切り替える。また、この場合、第2フロアの間取り図5602にも部屋表示ボタン5603が設けられているため、この部屋表示ボタン5603が選択されると、表示制御部103は、第1フロアの間取り図5601にディスプレイ101の表示を切り替える。
なお、図57の例では、フロアごとに間取り図を分けたが本実施の形態はこれに限定されない。例えば、第1フロアの間取り図5601を同時にディスプレイ101に表示することができない場合、表示制御部103は、第1フロアの間取り図5601を分割し、ディスプレイ101に表示してもよい。この場合、部屋表示ボタン5603が選択されると、第1フロアの表示されていないほうの間取り図5601を表示するとしてもよい。
また、第1フロアの間取り図5601と第2フロアの間取り図5602とを同時にディスプレイ101に表示することができる場合、表示制御部103は、第1フロアの間取り図5601と第2フロアの間取り図5602とを同時にディスプレイ101に表示すればよい。この場合、部屋表示ボタン5603は間取り図5600から省略される。
なお、間取り図5600においては、階段がタップされた場合、表示制御部103は第1フロアの間取り図5601と第2フロアの間取り図5602とを相互に切り替えてもよい。
図58は、間取り図として図56に示す間取り図5600を採用した場合において、機器制御画面502の表示状態を示す図である。図58では、図54と同様、エアコンの機器制御画面502が表示されている。それ以外の内容は図54と同じであるため、説明を省く。
図59は、本発明の一実施の形態において、更に別パターンの間取り図5900を示した図である。図59の間取り図5900では、各部屋を同一サイズのブロックで表す点は間取り図5200と同じであるが、部屋の配置の仕方が異なっている。具体的には間取り図5900では、縦方向にフロア番号が表示され、同じフロアを構成する部屋が横一列に配列されている。図59の例では、家が第1フロア〜第3フロアの3つのフロアにより構成されているため、1行目に第3フロアを構成する部屋が配置され、2行目に第2フロアを構成する部屋が配置され、3行目に第1フロアを構成する部屋が配置されている。また、各行の左端には、1F、2F、3Fというように、フロア番号が示されている。間取り図5900では、各部屋がどのフロアに配置されているかが一目で分かる。
なお、間取り図5900においても、実際の部屋のサイズに応じて各部屋のサイズを変えてもよい。また、間取り図5900において、全部屋をディスプレイ101の表示領域内に表示することができない場合、間取り図5900を横方向にスクロールさせて、所望の部屋をディスプレイ101に表示できるようにしてもよい。
例えば、第2フロアにおいて更に別の部屋がある場合、ユーザが左から右へスワイプ操作を行ったことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、スワイプ操作した量に応じて第2フロアを構成する部屋或いは第1フロア〜第3フロアを構成する部屋を左から右へスクロールさせればよい。
図60は、図59に示す間取り図5900が採用された基本画面の構成を示す図である。基本画面には間取り図5900が表示されている。また、各部屋内には実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。機器一覧表示変更ボタン503は、基本画面から前述した機器一覧表示画面(図24参照)へと画面表示を切り替えるためのボタンである。
図61は、図59に示す間取り図5900を採用した場合において、機器制御画面502の表示状態を示す図である。図60に示す基本画面において、ユーザが機器アイコン501を選択したことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502をディスプレイ101に表示する。図61では、エアコンの機器アイコン501が選択されたため、エアコンの機器制御画面502が間取り図5900上にオーバラップして表示されている。また、表示制御部103は、機器制御画面502を表示するに際し、間取り図5900に表示されていた機器アイコン501を機器制御画面502の表示領域外に配置させる。図61の例では、全ての機器アイコン501は、間取り図5900の下側に横一列で配置されている。
なお、機器アイコン501を間取り図5900の下側に縦一列で配置させるに際し、表示制御部103は、機器アイコン501を特定の条件によってグルーピングしてもよい。例えば、機器アイコン501は部屋ごとにグルーピングされてもよいし、機器200の種類ごとにグルーピングされてもよいし、機器200の種類に基づくカテゴリーでグルーピングされてもよい。
図61の例では、機器アイコン501は、間取り図5900の下側に配置されているが、間取り図5900の上側に横1列で配置されてもよいし、間取り図5900の左側又は右側に縦1列で配置されてもよい。
また、全ての機器アイコン501を間取り図500の下側に表示することができない場合、表示制御部103は、下側に横1列で配置された機器アイコン501が左方向又は右方向にスワイプ操作されると、そのスワイプ操作に応じて機器アイコン501を左方向又は右方向にスクロールさせて、非表示の機器アイコン501をディスプレイ101内に表示させればよい。
また、機器アイコン501を間取り図5900の下側に横一列で配置するに際し、表示制御部103は、ユーザが選択した機器アイコン501を、選択されていない機器アイコン501と異なる表示態様で表示してもよい。例えば、選択された機器アイコン501は、選択されていない機器アイコン501と異なる色で表示されてもよいし、選択されていない機器アイコン501よりも明るく表示されてもよいし、選択されていない機器アイコン501よりも濃い濃度で表示されてもよいし、一定の周期で点滅されてもよい。
また、ユーザにより選択された機器アイコン501がアイコン列の目立つ位置(例えば、一番左、中央、一番右)に位置するように、表示制御部103は、機器アイコン501の配列をスクロールさせてもよい。
また、機器制御画面502を表示するに際し、表示制御部103は、図12に示すように全ての機器アイコン501を楕円の外周上に配置してもよい。
なお、間取り図5900では、全フロアの部屋がディスプレイ101に同時に表示されるため、各部屋が小さく表示され、ユーザの操作が困難になるおそれがある。そこで、表示制御部103は、ユーザの操作にしたがって、間取り図5900を拡大表示させてもよい。具体的には、ユーザが間取り図5900においてある部屋をピンチアウトする操作をし、その操作をタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、ピンチアウトした量に応じた拡大率でその部屋をディスプレイ101上に拡大表示させればよい。
図62は、間取り図5900においてある部屋が拡大表示された間取り図を示した図である。図62に示すように、表示制御部103は該当する部屋の形状を平面的に表す俯瞰図を間取り図5900にオーバラップして表示してもよい。または、俯瞰図に切り替えて表示してもよい。これにより、ユーザは、図60に示す間取り図5900において、家内の部屋の構成と各部屋に配置されている機器200とを把握し、図62に示す間取り図5900において、拡大した部屋における機器200の実際の配置位置を把握することができる。
なお、図60に示す拡大表示されていない間取り図5900において、表示制御部103は、部屋内に配置された全ての機器200の機器アイコン501を表示する必要はなく、一部の機器アイコン501のみを表示させてもよい。
この場合、表示制御部103は、ユーザが頻繁に使用する1又は複数(例えば2つ)の機器アイコン501を間取り図5900に表示すればよい。或いは、表示制御部103は、拡大表示されていない間取り図5900において、機器アイコン501を表示しなくてもよい。これにより、拡大表示されていない間取り図5900において表示される機器アイコン501の個数が増大し、間取り図5900の視認性が低下することを防止することができる。
図63は、図62に示す拡大表示された間取り図5900において、機器制御画面502の表示状態を示す図である。図63では、図54と同様、エアコンの機器制御画面502が表示されている。また、図63では、拡大表示された部屋(リビング)に配置されている機器アイコン501のみが俯瞰図の左側であって、リビングのブロック内に表示されている。図62の例では、俯瞰図内のリビングにエアコン、照明機器、及びテレビの機器アイコン501が表示されており、ユーザによりエアコンの機器アイコン501が選択されている。そのため、これらの機器アイコン501が俯瞰図の左側に縦一列で表示されている。
ある部屋が拡大表示されている場合、ユーザはその部屋内に配置されている機器200を操作する可能性が高い。また、ある部屋が拡大表示されている場合、その部屋以外の機器アイコン501はディスプレイ101に表示されていない。そのため、ユーザがある機器アイコン501を選択したとき他の部屋に配置された機器アイコン501を俯瞰図の左側に表示させるとユーザに違和感を与えてしまう。
そこで、ある部屋が拡大表示された場合、表示制御部103はその部屋に配置された機器200の機器アイコン501のみを俯瞰図の左側に縦一列に表示させている。なお、図64の例では、機器アイコン501は、俯瞰図の左側に表示されたが、俯瞰図の右側に縦一列で表示されてもよいし、俯瞰図の上側又は下側に横一列で表示されてもよい。
図64は、基本画面の表示状態から機器制御画面502の表示状態への画面遷移を示す図である。図64の左上図に示すように、拡大表示されていない間取り図5900が表示された基本画面において、ユーザにより例えばエアコンの機器アイコン501がタップされたとする。すると、表示制御部103は、図64の右上図に示すように、エアコンの機器制御画面502をこの基本画面にオーバラップさせて表示させる。一方、図64の右上図に示す画面において、ユーザにより、機器制御画面502以外の間取り図5900上の領域がタップされる、或いは、エアコンの機器アイコン501がタップされると、表示制御部103は、図64の左上図に示す基本画面に画面表示を戻す。
また、図64の左上図に示す基本画面において、ユーザによりリビングがピンチアウトされたとする。すると、表示制御部103は、図64の左下図に示すように、リビングのブロックを拡大させると同時に拡大されたブロック内に、拡大後のブロックのサイズに応じたサイズを持つリビングの俯瞰図をオーバラップして表示させる。また、図64の左下図において、ユーザによりリビングがピンチインされたとする。すると、表示制御部103は、図64の左上図に示す基本画面に画面表示を戻す。
また、図64の左下図に示す基本画面において、例えばエアコンの機器アイコン501が選択されると、表示制御部103は、図64の右下図に示すように、エアコンの機器制御画面502を俯瞰図上にオーバラップして表示させる。また、図64の右下図において、ユーザにより、機器制御画面502以外の間取り図5900上の領域、或いはエアコンの機器アイコン501がタップされると、表示制御部103は、図64の左下図に示す画面に画面表示を戻す。
図65は、図59に示す間取り図5900が採用された基本画面において、機器アイコン501を表示しない態様を採用した場合の基本画面の構成を示す図である。図65に示す態様では、各フロアを構成する部屋のみが表示され、機器アイコン501は表示が省略されている。
図66は、機器アイコン501を表示しない基本画面を採用した場合において、基本画面の表示状態から機器制御画面502の表示状態への画面遷移を示す図である。図66の左上図に示す基本画面において、ユーザが例えばリビングをピンチアウトしたとする。すると表示制御部103は、図66の左下図に示すようにリビングのブロックを拡大表示すると共に、リビングの俯瞰図を拡大表示したブロックにオーバラップして表示する。図66の左下図に示す画面において、ユーザにより例えばエアコンの機器アイコン501がタップされたとする。すると、表示制御部103は、図66の右下図に示すように、エアコンの機器制御画面502をリビングの俯瞰図にオーバラップして表示させ、リビングの機器アイコン501をリビングの俯瞰図の左側に縦一列で配置する。また、図66の右下図において、ユーザにより、機器制御画面502の表示領域外であって、間取り図5900上の領域がタップされると、表示制御部103は、図66の左下図に示す画面に表示画面を戻す。
図67は、図52に示す間取り図5200を採用した場合のホーム情報2700の構成を示す図である。図67に示すように、ホーム情報6400は、間取り図5200、部屋情報6800、及びサーバが管理する機器リスト4700を備える。間取り図5200では、部屋の表示位置が事前に決められているため、ホーム情報6400において、ホーム情報2700に設けられていた頂点情報2800が省かれている。
間取り図5200は、図52に示す間取り図5200を例えばビットマップ形式で表した画像データである。もしくは、間取り図5200を表示するための色、形状、大きさなどを規定した情報であってもよい。部屋情報6800は、間取り図5200から部屋の領域を決定するための情報である。
図68は、図67に示す部屋情報6800の構成を示す図である。図68に示すように、部屋情報6800は、部屋ID6801、部屋タイプ6802、階層6803、及び表示位置6804を備える。部屋ID6801は、間取り図5200上の部屋を識別するための識別子である。部屋タイプ6802は、部屋の種類を示す。階層6803は部屋が配置されている階層(フロア)を示す。表示位置6804は、間取り図5200上における部屋の配置位置を示す。
図69は、部屋情報6800における表示位置6804と間取り図5200との対応例を示した図である。図69に示すように、間取り図5200の各ブロックは、例えば、1行1列目のブロックが1マス目、1行2列目のブロックが2マス目、1行3列目のブロックが3マス目、2行1列目のブロックが4マス目、・・・というように順番が規定されている。
例えば、部屋ID6801がAの部屋は、表示位置6804が「1階の1マス目」である。そのため、表示制御部103は、図69に示すように、第1フロアの間取り図5201の1マス目(1行1列目)のブロックはリビングであると解釈する。
なお、図69の例では、横方向に3列でブロックが配置されているため、2行1列目が4マス目となり、3行1列目が7マス目となっている。但し、これは一例にすぎず、例えば、横方向に4列でマスが配列された場合は、2行1列目が5マス目、3行1列目が9マス目というように、横方向のブロックの個数に応じてマス目の順序とブロックの配置位置との対応関係は適宜変更される。
図70は、図52に示す間取り図5200を採用した場合のサーバ300が管理する機器リスト4700の構成を示す図である。間取り図5200は、機器200の部屋の中での配置位置を示す必要がない。そのため、図70に示す機器リスト4700では、図34とは異なり、配置4704には部屋タイプ6802が登録されている。それ以外は、図70に示す機器リスト4700は、図34に示す機器リスト4700と同じである。例えば、機器ID4701がAのエアコンは、リビングに配置されているため、配置4704には「リビング」が登録されている。なお、図70の例では、配置4704として部屋タイプ6802を採用したが、部屋が特定できれば、他の情報が登録されてもよい。例えば、配置4704として部屋ID6801が採用されてもよい。
図71は、図52に示す間取り図5200を採用した場合において、ホームコントローラ100が管理する機器リスト3100の構成を示した図である。図71の機器リスト3100も図70の機器リスト4700と同じ理由により、配置3104として、部屋タイプ6802が登録されており、その他は図35に示す機器リスト3100と同じである。なお、図71においても、配置3104として、部屋ID6801が採用されてもよい。
次に、図62に示すように、間取り図5900の基本画面においてある部屋がピンチアウトされた場合、その部屋の俯瞰図を表示する態様を採用した場合における、機器リスト3100について説明する。この場合、図68に示す部屋情報6800において、部屋の俯瞰図の項目を設ければよい。そして、部屋の俯瞰図の項目には、該当する部屋の俯瞰図の画像データが登録されればよい。また、部屋の俯瞰図は、図33に示すように、部屋の例えば左端に原点が設定され、横方向にX軸、縦方向にY軸が設定され、部屋の各位置をX、Yの座標で表すようにすればよい。
一方、図71に示す機器リスト3100の配置3104には、部屋タイプ6802に加えて、部屋における座標も登録させる。これにより、表示制御部103は、配置3104の内容から、部屋を表す俯瞰図上のどの位置に機器アイコン501を配置するべきかを判別することができる。
なお、本実施の形態において、サーバ300は必須の構成要素ではなく、サーバ300が管理する各種情報(ホーム情報2700や機器200の状態など)をホームコントローラ100で管理させてもよい。これにより、サーバ300がなくても上記の実施の形態を実現することができる。この場合、ホームコントローラ100は、すべての家の情報を管理する必要はなく、ホームコントローラ100が制御する機器200と、それら機器200が配置された家に関する情報とのみを管理すればよい。
(機器アイコン配置処理1)
次に、機器アイコンを自動的に間取り図上に配置する機器アイコン配置処理1について説明する。
図72は、ホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される基本画面の一例を示す図であり、図73は、ホームコントローラ100の機器制御画面502の表示状態の構成を示す図である。
図72に示す基本画面において、ユーザが機器アイコン501を選択したことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502をディスプレイ101に表示する。機器制御画面502は、機器200ごとに固有であり、機器200を制御又は状態確認するための制御画面である。例えば、図73においては、エアコンの機器アイコンがユーザにより選択された例が示されており、エアコンの機器制御画面502を用いてエアコンの温度設定や風向きが制御される。なお、図73において、ディスプレイ101には、機器アイコンが配置されていないが、図11〜図16に示すように、機器制御画面502の表示領域外に機器アイコンを表示してもよい。
次に、ホームコントロールシステム(情報管理システム)において機器200を新規に登録する処理の流れを、図を用いて説明する。ホームコントロールシステムは、同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、一以上の対象機器の情報を管理する。
図74は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンを間取り図上へ表示する表示処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S70301)。
図75(A)は、冷蔵庫が新規に登録される場合に送信される機器新規登録要求の一例を示す図であり、図75(B)は、テレビが新規に登録される場合に送信される機器新規登録要求の一例を示す図であり、図75(C)は、加湿器が新規に登録される場合に送信される機器新規登録要求の一例を示す図である。図75(A)〜図75(C)に示すように、機器新規登録要求は、機器200が配置される住居を識別するための住居ID70500と、機器200を識別するための機器ID70501と、機器200の種別を識別するための機器タイプ70502とを含む。
機器200の通信制御部217は、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、ホームコントローラ100に住居IDを問い合わせ、ホームコントローラ100から住居IDを取得し、機器新規登録要求を作成する。
なお、本実施の形態では、機器200の通信制御部217は、ホームコントローラ100から住居IDを取得しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200とサーバ300とが、家庭内に設置されたゲートウェイを介して接続されている場合、ゲートウェイが住居IDを付与してもよい。すなわち、機器200の通信制御部217は、機器ID70501と機器タイプ70502とを含む機器新規登録要求を送信し、ゲートウェイは、機器200からの機器新規登録要求に住居IDを含めて、機器新規登録要求をサーバ300へ送信してもよい。また、機器200は、ユーザによる住居IDの入力を受け付けてもよい。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S70302)。なお、サーバ300における初期配置決定処理については、後述する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S70303)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S70304)。
続いて、図74における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図76は、サーバ300における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
まず、機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する(S70401)。サーバ300は、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の一の対象機器から、一の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)を受信する。
ここで、機器200からの機器新規登録要求を受信していないと判断された場合(S70401でNO)、処理を終了する。
一方、機器200からの機器新規登録要求を受信したと判断された場合(S70401でYES)、機器制御部302は、登録する機器200の機器タイプに対応する部屋タイプを検索する(S70402)。ここで、サーバ300の蓄積部304は、機器タイプと部屋タイプとを対応付けた参照テーブルを予め記憶している。
図77は、機器タイプ70601と部屋タイプ70602とを対応付けた参照テーブル70600の一例を示す図である。図77に示すように、機器タイプ70601と部屋タイプ70602とが対応付けられている。蓄積部304は、1のメモリで構成され、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ70601(第1情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ70602(第2情報)とを関連付けて管理する。例えば、冷蔵庫という機器タイプには、キッチンという部屋タイプが対応付けられており、便座装置という機器タイプには、トイレという部屋タイプが対応付けられており、エアコンという機器タイプには、リビングルーム及び寝室という部屋タイプが対応付けられており、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
図77の例において、冷蔵庫及び便座装置は、1つのタプルで構成され、エアコンは、2つのタプルで構成され、テレビは、3つのタプルで構成される。なお、加湿器のように配置される部屋が特定されない機器タイプについては、部屋タイプを対応付けなくてもよい。すなわち、蓄積部304は、加湿器という機器タイプと部屋タイプとを対応付けたデータを記憶していない。
機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ70502に対応する部屋タイプを参照テーブル70600から検索する。
なお、図77では、1つのメモリが、機器タイプと部屋タイプとを対応付けて管理しているが、本発明は特にこれに限定されず、2つ以上のメモリが、機器タイプと部屋タイプとを対応付けて管理してもよい。
図78(A)〜図78(C)は、3つの参照テーブルにより機器タイプと部屋タイプとを管理する例を示す図である。図78(A)は、機器ID706011と機器タイプ名称706012とを対応付ける第1の参照テーブル706001の一例を示す図であり、図78(B)は、部屋ID706013と部屋タイプ名称706014とを対応付ける第2の参照テーブル706002の一例を示す図であり、図78(C)は、機器ID706015と部屋ID706016とを対応付ける第3の参照テーブル706003の一例を示す図である。
第1の参照テーブル706001は、機器200を識別するための機器ID706011と、機器200の種別の名称を表す機器タイプ名称706012とを対応付ける。第2の参照テーブル706002は、部屋を識別するための部屋ID706013と、部屋の属性の名称を表す部屋タイプ名称706014とを対応付ける。第3の参照テーブル706003は、機器200を識別するための機器ID706015と、部屋を識別するための部屋ID706016とを対応付ける。第1の参照テーブル706001、第2の参照テーブル706002及び第3の参照テーブル706003は、それぞれ異なるメモリに記憶されてもよい。
機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID70501に対応する部屋IDを第3の参照テーブル706003から検索し、検索した部屋IDに対応する部屋タイプ名称を第2の参照テーブル706002から検索する。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する(S70403)。
図79は、部屋情報70900の一例を示す図である。部屋情報70900は、住居ID70904、部屋ID70901、部屋タイプ70902、及び部屋座標70903を備える。住居ID70904は、住居を識別するための識別子である。部屋ID70901は、間取り図500上の部屋を識別するための識別子である。部屋タイプ70902は、部屋の種類を示す。部屋座標70903は、頂点IDの組で表現され、間取り図500上の部屋の領域を決定する。例えば、部屋IDがCの部屋は、バスであり、間取り図500上で頂点IDをA、B、G、Fの順に結んでできた領域を示す。
機器制御部302は、現在登録されている部屋情報70900の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する(S70404)。新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋は、新規に登録される機器200が設置される可能性は低い。そこで、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋は、新規に登録される機器200の設置候補から除外する。
図80は、サーバ300が管理する機器リスト70700の一例を示す図である。図80に示すように機器リスト70700は、住居ID70706、機器ID70701、機器タイプ70702、型番70703、部屋ID70704、及び配置70705を備える。
住居ID70706は、住居の識別子である。機器ID70701は、機器200の識別子である。機器タイプ70702は、機器200の種類を示す。型番70703は、機器200の型番を示す。部屋ID70704は、機器200が配置されている部屋の識別子である。配置70705は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、機器200に対応する機器アイコン501の間取り図500上の配置位置を示す。なお、機器リスト70700は、図34に示すように能力情報4705及び制御コマンド送信先4706を備えてもよい。また、機器リスト70700は、機器200が配置される部屋の属性を表す部屋タイプを備えてもよい。
機器制御部302は、機器リスト70700を参照し、新規に登録される機器200の機器タイプと同じ機器タイプに対応する部屋IDを特定し、特定した部屋IDに対応する部屋タイプを特定する。機器制御部302は、ステップS70403において検索された部屋タイプの中から、特定した部屋タイプを除外する。
次に、機器制御部302は、残った部屋タイプの数を判断する(S70405)。ここで、残った部屋タイプの数が2以上であると判断された場合(S70405で“2以上”)、機器制御部302は、残った部屋タイプの中で最も広い部屋を検索する(S70406)。このとき、機器制御部302は、残った部屋タイプの部屋IDを検索し、頂点情報70800及び部屋情報70900に基づいて、残った部屋タイプの各部屋の面積を算出する。そして、機器制御部302は、算出した残った部屋タイプの各部屋の面積の中で最も広い面積の部屋を検索する。
図81は、頂点情報70800の一例を示す図である。図81に示すように、頂点情報70800は、住居ID70803、頂点ID70801、及び頂点座標70802を備える。住居ID70803は、住居の識別子である。頂点ID70801は、間取り図500上の頂点を識別するための識別子である。頂点座標70802は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、間取り図500上に表れた間仕切り線等の頂点の位置を示す。例えば、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、第1フロア(1階のフロア)においてX座標が20、Y座標が0の位置を表す。
図82は、頂点情報70800に登録された各頂点と、間取り図500との対応関係を示した図である。但し、図82では、間取り図500の左上の頂点が原点(X座標とY座標が共に0)とされている。例えば、頂点IDがAの頂点は、頂点座標が(X0、Y0、Z1)であるため、原点に位置している。また、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、バスの右上の頂点に位置している。
サーバ300は、頂点情報70800及び部屋情報70900を備えている。そのため、機器制御部302は、間取り図500の画像データに頂点情報70800で示される頂点をプロットし、部屋情報70900の部屋座標70903に示される頂点を繋ぐことで、間取り図500に表された部屋の領域を特定し、特定した領域の面積を算出することができる。
一方、残った部屋タイプの数が0であると判断された場合(S70405で“0”)、機器制御部302は、全ての部屋の中で最も広い部屋を検索する(S70407)。ここで、機器制御部302は、頂点情報70800及び部屋情報70900に基づいて、全ての部屋の面積を算出する。そして、機器制御部302は、全ての部屋の面積の中で最も広い面積の部屋を検索する。
また、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S70405で“1”)、ステップS70406で残った部屋タイプの中で最も広い部屋が検索された場合、又はステップS70407で全ての部屋の中で最も広い部屋が検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S70408)。
なお、位置情報は、部屋座標70903と同様に、頂点ID70801の組で表現され、新規に登録される機器200に対応する機器アイコン501が表示される間取り図500上の部屋の位置を示す。また、新規に登録される機器200に対応する機器アイコン501の配置位置は、例えば、部屋の中の他の機器アイコンと重複しない位置に決定される。
残った部屋タイプの数が1であると判断された場合、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った1つの部屋タイプと、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
また、ステップS70406で残った部屋タイプの中で最も広い部屋が検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋タイプと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋IDと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
さらに、ステップS70407で全ての部屋の中で最も広い部屋が検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、部屋の中で最も広い部屋の部屋タイプと、部屋の中で最も広い部屋の部屋IDと、部屋の中で最も広い部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
なお、機器制御部302は、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の座標を表す位置情報とを機器リスト70700に記憶してもよい。
このように、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ70601(第1情報)と、住居ID(建物ID)が示す住居(建物)の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ70602(第2情報)とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、受信した機器新規登録要求(登録通知情報)に基づき、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋の属性が判断される。
そして、同一の住居IDに関連付けて管理され、間取り図500を表した表示画面をディスプレイ101に表示するホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第3情報)と、判断された部屋の属性を示した部屋タイプ(第4情報)とが送信される。機器タイプ(第3情報)及び部屋タイプ(第4情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
また、1又は2以上のメモリは、一以上の部屋の各々の間取り図上の位置情報(第5情報)をさらに管理している。位置情報(第5情報)を用いて、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋に相当する領域を示す位置情報が判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対してネットワークを介して、判断された位置情報が送信される。送信された位置情報に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101に対して、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
さらに、機器タイプ70601(第1情報)に基づき、一の対象機器を表す機器アイコンが、一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋が、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋と判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対してネットワークを介して、判断された部屋の属性を示す部屋タイプ(第4情報)が送信される。
ここで、機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図83は、新規に登録される機器が冷蔵庫である場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、冷蔵庫であり、機器リスト70700は、冷蔵庫に対応するデータを記憶していない。また、冷蔵庫という機器タイプには、キッチンという部屋タイプのみが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された冷蔵庫からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図75(A)に示す機器新規登録要求を冷蔵庫から受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ70502に対応する部屋タイプを参照テーブル70600(図77)から検索する。このとき、機器タイプ70502は冷蔵庫であるので、機器制御部302は、キッチンという部屋タイプを参照テーブル70600から抽出する。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報70900(図79)の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。このとき、検索結果の部屋タイプはキッチンであるので、機器制御部302は、部屋情報70900の中から、キッチンを選択する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、冷蔵庫は、機器リスト70700に記憶されていないので、検索結果の部屋タイプ(キッチン)のみが残る。
したがって、残った部屋タイプの数が1であると判断され、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプ(キッチン)の部屋ID(F)及び位置情報(部屋座標)を検索する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(冷蔵庫)と、残った1つの部屋タイプ(キッチン)と、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録された冷蔵庫の機器アイコン71101を間取り図500上に表示する。このとき、冷蔵庫の機器アイコン71101は、キッチンに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、冷蔵庫は、対応する部屋が一意に決まるので、冷蔵庫の機器アイコン71101は、キッチンに表示される。
このように、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ70601(第1情報)に基づき、一の対象機器を表した機器アイコンが冷蔵庫を表した冷蔵庫アイコンであると判断された場合、表示画面上のキッチンに相当する領域内に冷蔵庫アイコンが表示される。
図84は、新規に登録される機器がテレビである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、テレビであり、機器リスト70700は、既に1台のテレビが寝室に配置されていることを表すデータを記憶している。また、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置されたテレビからの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図75(B)に示す機器新規登録要求をテレビから受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ70502に対応する部屋タイプを参照テーブル70600(図77)から検索する。このとき、機器タイプ70502はテレビであるので、機器制御部302は、リビングルーム、子供部屋及び寝室という3つの部屋タイプを参照テーブル70600から抽出する。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報70900(図79)の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。このとき、検索結果の部屋タイプはリビングルーム、子供部屋及び寝室であるので、機器制御部302は、部屋情報70900の中から、リビングルーム、子供部屋及び寝室を検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、テレビは、寝室に既に配置されているので、検索結果の部屋タイプのうちのリビングルーム及び子供部屋が残る。
したがって、残った部屋タイプの数が2以上であると判断され、機器制御部302は、残った部屋タイプの部屋IDを検索し、頂点情報70800及び部屋情報70900に基づいて、残った部屋タイプの各部屋の面積を算出する。このとき、残った2つの部屋タイプは、リビングルーム及び子供部屋であるので、機器制御部302は、リビングルーム及び子供部屋の面積を算出する。
そして、機器制御部302は、算出した残った部屋タイプの各部屋の面積の中で最も広い面積の部屋を検索する。このとき、リビングルームの面積は子供部屋の面積より大きいので、機器制御部302は、残った部屋タイプの各部屋の面積の中で最も広い面積の部屋としてリビングルームを選択する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(テレビ)と、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋タイプ(リビングルーム)と、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋IDと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたテレビの機器アイコン71201を間取り図500上に表示する。このとき、テレビの機器アイコン71201は、リビングルームに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、テレビは、対応する部屋が2以上存在するので、テレビの機器アイコン71201は、2以上の部屋(リビングルーム及び子供部屋)の中の最も広い部屋であるリビングルームに表示される。
このように、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ70601(第1情報)に基づき、一の対象機器を表した機器アイコンがテレビを表したテレビアイコンであると判断された場合、表示画面上のリビングルームに相当する領域内にテレビアイコンが表示される。
図85は、新規に登録される機器が加湿器である場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、加湿器であり、機器リスト70700は、加湿器に対応するデータを記憶していない。また、加湿器という機器タイプには、部屋タイプが対応付けられていない。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された加湿器からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図75(C)に示す機器新規登録要求を加湿器から受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ70502に対応する部屋タイプを参照テーブル70600(図77)から検索する。このとき、機器タイプ70502は加湿器であるが、参照テーブル70600には、加湿器に対応する部屋タイプが存在しない。そのため、機器制御部302は、加湿器に対応する部屋タイプを抽出しない。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報70900(図79)の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。このとき、検索結果の部屋タイプは存在しないので、機器制御部302は、部屋情報70900の中から、部屋タイプを選択しない。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、加湿器は、機器リスト70700に記憶されておらず、対応する部屋タイプも存在しないので、部屋タイプは残らない。
したがって、残った部屋タイプの数が0であると判断され、機器制御部302は、頂点情報70800及び部屋情報70900に基づいて、全ての部屋の面積を算出する。そして、機器制御部302は、全ての部屋の面積の中で最も広い面積の部屋を検索する。このとき、リビングルームの面積は他の部屋の面積より大きいので、機器制御部302は、全ての部屋の面積の中で最も広い面積の部屋としてリビングルームを選択する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(加湿器)と、全ての部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋タイプ(リビングルーム)と、全ての部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋IDと全ての部屋タイプの中で最も広い部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録された加湿器の機器アイコン71301を間取り図500上に表示する。このとき、加湿器の機器アイコン71301は、リビングルームに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、加湿器は、対応する部屋が存在しないので、加湿器の機器アイコン71301は、全ての部屋の中で最も広い部屋であるリビングルームに表示される。
続いて、図74における初期配置決定処理の他の例について説明する。
図86は、サーバ300における初期配置決定処理の他の例を説明するためのフロー図である。なお、図86において、ステップS71401〜ステップS71404の処理は、図76に示すステップS70401〜ステップS70404の処理と同じであるので、説明を省略する。
機器制御部302は、残った部屋タイプの数を判断する(S71405)。ここで、残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、すなわち残った部屋タイプの数が0又は2以上であると判断された場合(S71405で“1以外”)、機器制御部302は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報を送信する(S71406)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S71405で“1”)、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S71407)。
このように、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がある場合、同一の住居ID(建物ID)に関連付けて管理され、間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示するホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第3情報)と、判断された部屋の属性を示した部屋タイプ(第4情報)とが送信される。また、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がない場合、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第3情報)と、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報(第5情報)とが送信される。
そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、機器タイプ(第3情報)及び部屋タイプ(第4情報)に基づいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。また、機器タイプ(第3情報)及び表示領域情報(第5情報)に基づいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、所定領域に相当する表示画面上の領域内に表示される。
ここで、機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図87は、新規に登録される機器がテレビである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、テレビであり、機器リスト70700は、既に1台のテレビが寝室に配置されていることを表すデータを記憶している。また、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
なお、残った部屋タイプの数を判断するまでの処理は、図84を用いて説明した処理と同じである。
機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、テレビは、寝室に既に配置されているので、検索結果の部屋タイプのうちのリビングルーム及び子供部屋が残る。
したがって、残った部屋タイプの数が1以外であると判断され、機器制御部302は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(テレビ)と、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。なお、表示画面上の所定領域は、間取り図500の表示領域外の領域である。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたテレビの機器アイコン71201をディスプレイ101上に表示する。このとき、テレビの機器アイコン71201は、間取り図500の表示領域外の領域に表示される。このように、テレビは、対応する部屋が2以上存在するので、テレビの機器アイコン71201は、間取り図500の表示領域外の領域に表示される。
図88は、新規に登録される機器が加湿器である場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、加湿器であり、機器リスト70700は、加湿器に対応するデータを記憶していない。また、加湿器という機器タイプには、部屋タイプが対応付けられていない。
なお、残った部屋タイプの数を判断するまでの処理は、図85を用いて説明した処理と同じである。
機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、加湿器は、機器リスト70700に記憶されておらず、対応する部屋タイプも存在しないので、部屋タイプは残らない。
したがって、残った部屋タイプの数が0であると判断され、機器制御部302は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(加湿器)と、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録された加湿器の機器アイコン71601をディスプレイ101上に表示する。このとき、加湿器の機器アイコン71601は、間取り図500の表示領域外の領域に表示される。このように、加湿器は、対応する部屋が存在しないので、加湿器の機器アイコン71601は、間取り図500の表示領域外の領域に表示される。
なお、図86〜図88の説明では、残った部屋タイプの数が1以外である場合、新規に登録された機器の機器アイコンは、間取り図500の表示領域外の領域に表示されるが、本発明は特にこれに限定されず、残った部屋タイプの数が1以外である場合、新規に登録された機器の機器アイコンは、間取り図500に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域に表示されてもよい。この場合、表示結果は、図84に示す表示結果と同じとなる。
また、一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、二以上の同一種別の機器アイコンのうちの一の機器アイコンが一の機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示され、他の機器アイコンが表示画面上の所定領域に表示されてもよい。例えば、テレビの機器アイコンが2つある場合、2つの機器アイコンのうちの一の機器アイコンが一の機器アイコンに対応する寝室に相当する表示画面上の領域内に表示され、他の機器アイコンが間取り図500の表示領域外の領域に表示されてもよい。この場合、表示結果は、図87に示す表示結果と同じとなる。なお、他の機器アイコンは、間取り図500に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域に表示されてもよい。
上記説明では、間取り図500として、各フロアを構成する部屋の位置及び形状を平面的に表した俯瞰図を間取り図として採用したが、本実施の形態はこれに限定されず、各フロアにどのような部屋が何個あるかを簡略的に示した図も間取り図として採用してもよい。
以下、間取り図の別パターンについて具体的に説明する。図89は、別パターンの間取り図5200を示した図である。間取り図5200では、1つのフロアを構成する1つの部屋が四角形の1つのブロックで表され、1つのフロアにおいて各部屋がマトリックス状に配置されている。また、各ブロックのサイズは同一であり、各ブロックには部屋の名称及び面積が記載されている。
例えば、間取り図5200では、リビング、キッチン、ダイニング、バス、洗面所、トイレ、寝室、及び子供部屋の各部屋が含まれている。また、各部屋内には実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。例えば、リビングには、照明機器の機器アイコン501が表示されているため、照明機器が設置されていることが分かる。
このような間取り図5200が表示される場合であっても、上記と同様に、新規に登録される機器の機器アイコンを表示することが可能である。
図90は、別パターンの間取り図5200において、新規に登録される機器の機器アイコンを表示する例を説明するための図である。
図90に示す間取り図5200において、新規に機器が登録される際の機器アイコンの表示方法は、上記説明した間取り図500における機器アイコンの表示方法とほぼ同じである。異なる点は、各部屋の面積が、各部屋に対応付けて予め記憶されている点である。図76のステップS70406で残った部屋の中で最も広い部屋を検索する際、及びステップS70407で全ての部屋の中で最も広い部屋を検索する際に、機器制御部302は、頂点座標などから面積を算出するのではなく、予め記憶されている面積を読み出して利用する。
図90では、新規に登録されたテレビの機器アイコン71201が間取り図5200上に表示されている。新規にテレビが登録される際に、いずれの部屋にもテレビは配置されていない。そのため、新規に登録されたテレビの機器アイコン71201は、リビングルーム、寝室及び子供部屋のうちの最も広い部屋であるリビングルームに相当する領域内に表示される。
上記の説明では、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置は、サーバ300において決定されるが、本発明は特にこれに限定されず、ホームコントローラ100において決定してもよい。図91を用いて、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図91は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S70301)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S70302)。なお、ホームコントローラ100における初期配置決定処理については、後述する。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S70304)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S71901)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。また、配置情報をサーバ300へ送信しない場合、ホームコントロールシステムは、サーバ300を備えていなくてもよい。
続いて、図91における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図92は、ホームコントローラ100における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
なお、図92におけるステップS72401〜ステップS72407の処理は、図76におけるステップS70401〜ステップS70407の処理と同じであるので、説明を省略する。また、サーバ300の機器制御部302の替わりにホームコントローラ100の機器管理部105が、ステップS72401〜ステップS72407の処理を実行する。また、ホームコントローラ100は、参照テーブル70600(図77)、部屋情報70900(図79)、機器リスト70700(図80)及び頂点情報70800(図81)を記憶する。
残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S72405で“1”)、ステップS72406で残った部屋タイプの中で最も広い部屋が検索された場合、又はステップS72407で全ての部屋の中で最も広い部屋が検索された場合、機器管理部105は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを決定する(S72408)。
残った部屋タイプの数が1であると判断された場合、機器管理部105は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った1つの部屋タイプと、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを決定する。
また、ステップS72406で残った部屋タイプの中で最も広い部屋が検索された場合、機器管理部105は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋タイプと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の部屋IDと、残った部屋タイプの中で最も広い部屋の座標を表す位置情報とを決定する。
さらに、ステップS72407で全ての部屋の中で最も広い部屋が検索された場合、機器管理部105は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、部屋の中で最も広い部屋の部屋タイプと、部屋の中で最も広い部屋の部屋IDと、部屋の中で最も広い部屋の座標を表す位置情報とを決定する。
次に、表示制御部103は、決定された機器タイプと部屋タイプと部屋IDと位置情報とに基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S72409)。
なお、表示制御部103は、一以上の部屋を含む間取り図500を表した表示画面をディスプレイ101に表示させる。また、表示制御部103は、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第1情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ(第2情報)とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンの種別に応じて、一以上の機器アイコンを、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させる。
また、表示制御部103は、間取り図500に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、間取り図500を表した表示画面上に選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させる。そして、通信制御部107は、制御画面の操作に基づき、選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドをネットワークに出力させる。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)及び部屋タイプ(第2情報)を用いて、一以上の機器アイコンの種別に応じて、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、判断された部屋に相当する表示画面上の領域内に、一以上の機器アイコンの各々を表示させてもよい。
また、1又は2以上のメモリは、一以上の部屋の各々の間取り図500上の位置情報(第3情報)をさらに管理してもよい。表示制御部103は、位置情報(第3情報)を用いて一以上の部屋の各々の部屋に相当する領域を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、一以上の機器アイコンの種別に応じて、一以上の機器アイコンを、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させてもよい。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)及び部屋タイプ(第2情報)を用いて、一以上の機器アイコンの種別に応じて、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、位置情報(第3情報)を用いて一以上の部屋の各々の部屋に相当する領域を判断させてもよい。表示制御部103は、判断された部屋に相当する表示画面上の領域内に、一以上の機器アイコンの各々を表示させてもよい。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)に基づき、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが、一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋に相当する表示画面上の領域内に一の機器アイコンを表示させてもよい。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)に基づき、一の機器アイコンがテレビを表したテレビアイコンであると判断された場合、表示画面上のリビングルームに相当する領域内にテレビアイコンを表示させてもよい。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)に基づき、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンの種別が表示画面上に初めて表示される種別であり、一の機器アイコンが一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋に相当する表示画面上の領域内に一の機器アイコンを表示させてもよい。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)に基づき、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンの種別が表示画面上に初めて表示される種別であり、一の機器アイコンがテレビを表したテレビアイコンであると判断された場合、表示画面上のリビングルームに相当する領域内にテレビアイコンを表示させてもよい。
また、表示制御部103は、機器タイプ(第1情報)に基づき、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが冷蔵庫を表した冷蔵庫アイコンであると判断された場合、表示画面上のキッチンに相当する領域内に冷蔵庫アイコンを表示させてもよい。
続いて、図91における初期配置決定処理の他の例についてさらに詳細に説明する。
図93は、ホームコントローラ100における初期配置決定処理の他の例を説明するためのフロー図である。
なお、図93におけるステップS73401〜ステップS73405の処理は、図86におけるステップS71401〜ステップS71405の処理と同じであるので、説明を省略する。また、サーバ300の機器制御部302の替わりにホームコントローラ100の機器管理部105が、ステップS73401〜ステップS73405の処理を実行する。また、ホームコントローラ100は、参照テーブル70600(図77)、部屋情報70900(図79)、機器リスト70700(図80)及び頂点情報70800(図81)を記憶する。
残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、すなわち残った部屋タイプの数が0又は2以上であると判断された場合(S73405で“1以外”)、機器管理部105は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを決定する(S73406)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S73405で“1”)、機器管理部105は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを決定する(S73407)。
次に、表示制御部103は、新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S73408)。このとき、残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、表示制御部103は、機器タイプと表示領域情報とに基づいて間取り図外に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する。一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合、表示制御部103は、決定された機器タイプと部屋タイプと部屋IDと位置情報とに基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する。
なお、表示制御部103は、一以上の部屋を含む間取り図500を表した表示画面をディスプレイ101に表示させる。また、表示制御部103は、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第1情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ(第2情報)と関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンのうち機器アイコンの種別に対応する部屋がある機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させ、一以上の機器アイコンのうち機器アイコンの種別に対応する部屋がない機器アイコンを、表示画面上の所定領域に表示させる。
また、表示制御部103は、間取り図500に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、間取り図500を表した表示画面上に選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させる。そして、通信制御部107は、制御画面の操作に基づき、選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドをネットワークに出力させる。
また、一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、表示制御部103は、二以上の同一種別の機器アイコンのうちの一の機器アイコンを一の機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させ、他の機器アイコンを表示画面上の所定領域に表示させてもよい。
なお、所定領域は、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域であってもよい。また、所定領域は、間取り図500に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域であってもよい。
また、図74に示すシーケンス図では、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信し、ホームコントローラ100がサーバ300へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図94を用いて、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、サーバ300において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図94は、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をサーバ300において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S70301)。このとき、機器新規登録要求は、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の通信制御部107は、機器200によって送信された機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をサーバ300へ送信する(S72001)。このとき、機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。通信制御部107は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID及び機器タイプに住居IDを付加した機器配置要求を作成して送信する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S70302)。なお、初期配置決定処理については、既に説明した通りである。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S70303)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S70304)。
また、図91に示すシーケンス図では、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信し、サーバ300がホームコントローラ100へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図95を用いて、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図95は、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S70301)。機器新規登録要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をホームコントローラ100へ送信する(S72101)。このとき、機器制御部302は、新たに登録された機器を機器リストに記憶する。機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、サーバ300からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S70302)。なお、初期配置決定処理については、既に説明したとおりである。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S70304)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S71901)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。
(機器アイコン配置処理2)
次に、機器アイコンを自動的に間取り図上に配置する機器アイコン配置処理2について説明する。
図96は、ホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される基本画面の一例を示す図であり、図97は、ホームコントローラ100の機器制御画面502の表示状態の構成を示す図である。
図96に示す基本画面において、ユーザが機器アイコン501を選択したことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502をディスプレイ101に表示する。機器制御画面502は、機器200ごとに固有であり、機器200を制御又は状態確認するための制御画面である。例えば、図97においては、エアコンの機器アイコンがユーザにより選択された例が示されており、エアコンの機器制御画面502を用いてエアコンの温度設定や風向きが制御される。なお、図97において、ディスプレイ101には、機器アイコンが配置されていないが、図11〜図16に示すように、機器制御画面502の表示領域外に機器アイコンを表示してもよい。
次に、ホームコントロールシステム(情報管理システム)において機器200を新規に登録する処理の流れを、図を用いて説明する。ホームコントロールシステムは、同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、一以上の対象機器の情報を管理する。
図98は、新規に機器が登録される前にホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される表示画面の一例を示す図である。図98に示すように、ホームコントローラ100のディスプレイ101には、間取り図500が表示され、間取り図500上には、各部屋に配置された機器に対応する機器アイコン501が表示されている。
図99は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンを間取り図上へ表示する表示処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S90401)。
図100は、テレビが新規に登録される場合に送信される機器新規登録要求の一例を示す図である。図100に示すように、機器新規登録要求は、機器200が配置される住居を識別するための住居ID90600と、機器200を識別するための機器ID90601と、機器200の種別を識別するための機器タイプ90602と、機器200の性能を表す性能90603とを含む。なお、テレビにおける性能とは、画面サイズを表す。図100に示す性能90603は、テレビのサイズが65v型であることを示している。
機器200の通信制御部217は、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、ホームコントローラ100に住居IDを問い合わせ、ホームコントローラ100から住居IDを取得し、機器新規登録要求を作成する。
なお、本実施の形態では、機器200の通信制御部217は、ホームコントローラ100から住居IDを取得しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200とサーバ300とが、家庭内に設置されたゲートウェイを介して接続されている場合、ゲートウェイが住居IDを付与してもよい。すなわち、機器200の通信制御部217は、機器ID70501と機器タイプ70502とを含む機器新規登録要求を送信し、ゲートウェイは、機器200からの機器新規登録要求に住居IDを含めて、機器新規登録要求をサーバ300へ送信してもよい。また、機器200は、ユーザによる住居IDの入力を受け付けてもよい。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S90402)。なお、サーバ300における初期配置決定処理については、後述する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S90403)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S90404)。
続いて、図99における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図101は、サーバ300における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
まず、機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する(S90501)。サーバ300は、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の一の対象機器から、一の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)を受信する。
ここで、機器200からの機器新規登録要求を受信していないと判断された場合(S90501でNO)、処理を終了する。
一方、機器200からの機器新規登録要求を受信したと判断された場合(S90501でYES)、機器制御部302は、登録する機器200の機器タイプに対応する部屋タイプを検索する(S90502)。ここで、サーバ300の蓄積部304は、機器タイプと部屋タイプとを対応付けた参照テーブルを予め記憶している。
図102は、機器タイプ906101と部屋タイプ906102とを対応付けた参照テーブル906100の一例を示す図である。図102に示すように、機器タイプ906101と部屋タイプ906102とが対応付けられている。蓄積部304は、1のメモリで構成され、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ906101(第1情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ906102(第2情報)とを関連付けて管理する。例えば、冷蔵庫という機器タイプには、キッチンという部屋タイプが対応付けられており、便座装置という機器タイプには、トイレという部屋タイプが対応付けられており、エアコンという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられており、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
図102の例において、冷蔵庫及び便座装置は、1つのタプルで構成され、エアコンは、3つのタプルで構成され、テレビは、3つのタプルで構成される。なお、加湿器のように配置される部屋が特定されない機器タイプについては、部屋タイプを対応付けなくてもよい。すなわち、蓄積部304は、加湿器という機器タイプと部屋タイプとを対応付けたデータを記憶していない。
機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100から検索する。
なお、図102では、1つのメモリが、機器タイプと部屋タイプとを対応付けて管理しているが、本発明は特にこれに限定されず、2つ以上のメモリが、機器タイプと部屋タイプとを対応付けて管理してもよい。
図103(A)〜図103(C)は、3つの参照テーブルにより機器タイプと部屋タイプとを管理する例を示す図である。図103(A)は、機器ID906111と機器タイプ名称906112とを対応付ける第1の参照テーブル906201の一例を示す図であり、図103(B)は、部屋ID906113と部屋タイプ名称906114とを対応付ける第2の参照テーブル906202の一例を示す図であり、図103(C)は、機器ID906115と部屋ID906116とを対応付ける第3の参照テーブル906203の一例を示す図である。
第1の参照テーブル906201は、機器200を識別するための機器ID906111と、機器200の種別の名称を表す機器タイプ名称906112とを対応付ける。第2の参照テーブル906202は、部屋を識別するための部屋ID906113と、部屋の属性の名称を表す部屋タイプ名称906114とを対応付ける。第3の参照テーブル906203は、機器200を識別するための機器ID906115と、部屋を識別するための部屋ID906116とを対応付ける。第1の参照テーブル906201、第2の参照テーブル906202及び第3の参照テーブル906203は、それぞれ異なるメモリに記憶されてもよい。
機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID90601に対応する部屋IDを第3の参照テーブル906203から検索し、検索した部屋IDに対応する部屋タイプ名称を第2の参照テーブル906202から検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプから、登録する機器の性能に対応する広さの部屋タイプを検索する(S90503)。ここで、サーバ300の蓄積部304は、機器の性能と部屋の広さとを対応付けた参照テーブルを予め記憶している。
図104は、機器の性能と部屋の広さとを対応付けた参照テーブルの一例を示す図である。図104に示すように、機器の性能を識別するための性能ID90701と、機器の性能を表す性能90702と、最小の部屋の広さ90703と、最大の部屋の広さ90704とが対応付けられている。なお、図104に示す性能は、テレビの性能を表しており、画面のサイズを表している。
例えば、32v型という性能には、0m2という最小の部屋の広さと10m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、37v型という性能には、7m2という最小の部屋の広さと10m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、40v型という性能には、10m2という最小の部屋の広さと13m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、42v型という性能には、10m2という最小の部屋の広さと13m2という最大の部屋の広さとが対応付けられている。
すなわち、32v型という性能には、0〜10m2という広さ範囲が対応付けられており、37v型という性能には、7〜10m2という広さ範囲が対応付けられている。
図105は、頂点情報90800の一例を示す図である。図105に示すように、頂点情報90800は、住居ID90803、頂点ID90801、及び頂点座標90802を備える。住居ID90803は、住居の識別子である。頂点ID90801は、間取り図500上の頂点を識別するための識別子である。頂点座標90802は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、間取り図500上に表れた間仕切り線等の頂点の位置を示す。例えば、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、第1フロア(1階のフロア)においてX座標が20、Y座標が0の位置を表す。
図106は、部屋情報90900の一例を示す図である。部屋情報90900は、住居ID90904、部屋ID90901、部屋タイプ90902、及び部屋座標90903を備える。住居ID90904は、住居を識別するための識別子である。部屋ID90901は、間取り図500上の部屋を識別するための識別子である。部屋タイプ90902は、部屋の種類を示す。部屋座標90903は、頂点IDの組で表現され、間取り図500上の部屋の領域を決定する。例えば、部屋IDがCの部屋は、バスであり、間取り図500上で頂点IDをA、B、G、Fの順に結んでできた領域を示す。
なお、図106に示す部屋情報90900には、部屋の広さが記載されているが、当該部屋の広さに関する情報は、部屋情報90900に含まれない。図106では、説明の便宜上、部屋の広さを記載しているが、当該部屋の広さは、頂点座標などに基づいて算出される。
図107は、頂点情報90800に登録された各頂点と、間取り図500との対応関係を示した図である。但し、図107では、間取り図500の左上の頂点が原点(X座標とY座標が共に0)とされている。例えば、頂点IDがAの頂点は、頂点座標が(X0、Y0、Z1)であるため、原点に位置している。また、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、バスの右上の頂点に位置している。
サーバ300は、頂点情報90800及び部屋情報90900を備えている。そのため、機器制御部302は、間取り図500の画像データに頂点情報70800で示される頂点をプロットし、部屋情報70900の部屋座標70903に示される頂点を繋ぐことで、間取り図500に表された部屋の領域を特定し、特定した領域の面積を算出することができる。図106に示す広さは、機器制御部302によって算出された各部屋の面積を示している。
機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録する機器の機器タイプに対応する部屋タイプの面積を算出する。そして、機器制御部302は、登録する機器の性能に対応する部屋の広さ範囲を参照テーブル90700から検索する。そして、機器制御部302は、算出した部屋タイプの面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する(S90504)。新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋は、新規に登録される機器200が設置される可能性は低い。そこで、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋は、新規に登録される機器200の設置候補から除外する。
機器制御部302は、機器リスト70700(図80)を参照し、新規に登録される機器200の機器タイプと同じ機器タイプに対応する部屋IDを特定し、特定した部屋IDに対応する部屋タイプを特定する。機器制御部302は、ステップS90503において検索された部屋タイプの中から、特定した部屋タイプを除外する。
次に、機器制御部302は、残った部屋タイプの数を判断する(S90505)。ここで、残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、すなわち残った部屋タイプの数が0又は2以上であると判断された場合(S90505で“1以外”)、機器制御部302は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報を送信する(S90506)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S90505で“1”)、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S90507)。
このように、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第1情報)と、一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を示した性能情報(第2情報)と、同一の住居ID(建物ID)が示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ(第3情報)とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、受信した機器新規登録要求(登録通知情報)に基づき、一の対象機器を表す機器アイコンの種別及び一の対象機器の性能に対応する部屋の属性が判断される。
そして、同一の住居ID(建物ID)に関連付けて管理され、間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示するホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第4情報)と、判断された部屋の属性を示した部屋タイプ(第5情報)とが送信される。
ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、機器タイプ(第4情報)及び部屋タイプ(第5情報)に基づいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
また、1又は2以上のメモリは、一以上の部屋の各々の間取り図上の位置情報(第6情報)をさらに管理している。位置情報(第6情報)を用いて、一の対象機器を表した機器アイコンの種別及び一の対象機器の性能に対応する部屋の位置情報が判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、判断された位置情報が送信される。送信された位置情報に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101に対して、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
ここで、機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
まず、大型のテレビに対応する機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図108は、新規に登録される機器が大型のテレビである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、テレビであり、新規に登録される機器の性能(画面サイズ)は、65v型である。また、テレビが新規に配置される前には、住居内のいずれの部屋にもテレビは配置されていない。また、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された機器からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図100に示す機器新規登録要求をテレビから受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100(図102)から検索する。このとき、機器タイプ90602はテレビであるので、機器制御部302は、リビングルーム、子供部屋及び寝室という3つの部屋タイプを参照テーブル906100から抽出する。
次に、機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録するテレビに対応するリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積を算出する。例えば、リビングルームの面積は40m2であり、子供部屋の面積は14m2であり、寝室の面積は18m2である。そして、機器制御部302は、登録するテレビの性能に対応する部屋の広さ範囲を参照テーブル90700から検索する。例えば、65v型に対応する部屋の広さ範囲は、26〜99m2である。そして、機器制御部302は、算出したリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。その結果、検索した広さ範囲(26〜99m2)内に含まれる面積に対応する部屋タイプとして、リビングルーム(40m2)が抽出される。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録されるテレビと同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、テレビは、いずれの部屋にも配置されていないので、検索結果の部屋タイプであるリビングルームのみが残る。
したがって、残った部屋タイプの数が1であると判断され、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプ(リビングルーム)の部屋ID(A)及び位置情報(部屋座標)を検索する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(テレビ)と、残った1つの部屋タイプ(リビングルーム)と、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたテレビの機器アイコン91101を間取り図500上に表示する。このとき、テレビの機器アイコン91101は、リビングルームに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、テレビは、対応する部屋が一意に決まるので、テレビの機器アイコン91101は、リビングルームに表示される。
なお、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域に表示された一以上の機器アイコンの各々は、対象機器の性能を示す情報を含んでもよい。すなわち、図108に示すように、テレビの機器アイコン91101の右上部分には、“65v”というテレビの画面サイズ(65v型)を表す情報が表示される。
続いて、小型のテレビに対応する機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図109は、新規に登録される機器が小型のテレビである場合における機器新規登録要求の一例を示す図であり、図110は、新規に登録される機器が小型のテレビである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、テレビであり、新規に登録される機器の性能(画面サイズ)は、46v型である。また、テレビが新規に配置される前には、住居内のいずれの部屋にもテレビは配置されていない。また、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された機器からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図109に示す機器新規登録要求をテレビから受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100(図102)から検索する。このとき、機器タイプ90602はテレビであるので、機器制御部302は、リビングルーム、子供部屋及び寝室という3つの部屋タイプを参照テーブル906100から抽出する。
次に、機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録するテレビに対応するリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積を算出する。例えば、リビングルームの面積は40m2であり、子供部屋の面積は14m2であり、寝室の面積は18m2である。そして、機器制御部302は、登録するテレビの性能に対応する部屋の広さ範囲を参照テーブル90700から検索する。例えば、46v型に対応する部屋の広さ範囲は、13〜18m2である。そして、機器制御部302は、算出したリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。その結果、検索した広さ範囲(13〜18m2)内に含まれる面積に対応する部屋タイプとして、子供部屋(14m2)及び寝室(18m2)が抽出される。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録されるテレビと同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、テレビは、いずれの部屋にも配置されていないので、検索結果の部屋タイプのうちの子供部屋及び寝室が残る。
したがって、残った部屋タイプの数が1以外であると判断され、機器制御部302は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプ(テレビ)と、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。なお、表示画面上の所定領域は、間取り図500の表示領域外の領域である。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたテレビの機器アイコン91101をディスプレイ101上に表示する。このとき、テレビの機器アイコン91101は、間取り図500の表示領域外の領域に表示される。このように、小型のテレビは、対応する部屋が2以上存在するので、テレビの機器アイコン91101は、間取り図500の表示領域外の領域に表示される。
続いて、エアコンに対応する機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図111は、新規に登録される機器がエアコンである場合における機器新規登録要求の一例を示す図であり、図112は、機器タイプがエアコンである場合における機器の性能と部屋の広さとを対応付けた参照テーブルの一例を示す図であり、図113は、新規に登録される機器がエアコンである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、エアコンであり、新規に登録される機器の性能(最大出力)は、2.2kWである。また、エアコンが新規に配置される前には、住居内のいずれの部屋にもエアコンは配置されていない。また、エアコンという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された機器からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図111に示す機器新規登録要求をエアコンから受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100(図102)から検索する。このとき、機器タイプ90602はエアコンであるので、機器制御部302は、リビングルーム、子供部屋及び寝室という3つの部屋タイプを参照テーブル906100から抽出する。
次に、機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録するエアコンに対応するリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積を算出する。例えば、リビングルームの面積は40m2であり、子供部屋の面積は14m2であり、寝室の面積は18m2である。そして、機器制御部302は、登録するエアコンの性能に対応する部屋の広さ範囲を参照テーブル91500から検索する。
図112に示すように、機器の性能を識別するための性能ID91501と、機器の性能を表す性能91502と、最小の部屋の広さ91503と、最大の部屋の広さ91504とが対応付けられている。なお、図112に示す性能は、エアコンの性能を表しており、最大出力を表している。
例えば、2.2kWという性能には、10m2という最小の部屋の広さと15m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、2.5kWという性能には、12m2という最小の部屋の広さと17m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、2.8kWという性能には、13m2という最小の部屋の広さと20m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、3.6kWという性能には、17m2という最小の部屋の広さと25m2という最大の部屋の広さとが対応付けられている。
すなわち、2.2kWという性能には、10〜15m2という広さ範囲が対応付けられており、2.5kWという性能には、12〜17m2という広さ範囲が対応付けられている。
例えば、2.2kWに対応する部屋の広さ範囲は、10〜15m2である。そして、機器制御部302は、算出したリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。その結果、検索した広さ範囲(10〜15m2)内に含まれる面積に対応する部屋タイプとして、子供部屋(14m2)が抽出される。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録されるエアコンと同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、エアコンは、いずれの部屋にも配置されていないので、検索結果の部屋タイプである子供部屋のみが残る。
したがって、残った部屋タイプの数が1であると判断され、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプ(子供部屋)の部屋ID(G)及び位置情報(部屋座標)を検索する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(エアコン)と、残った1つの部屋タイプ(子供部屋)と、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたエアコンの機器アイコン91601を間取り図500上に表示する。このとき、エアコンの機器アイコン91601は、子供部屋に相当する表示画面上の領域に表示される。このように、エアコンは、対応する部屋が一意に決まるので、エアコンの機器アイコン91101は、子供部屋に表示される。
続いて、照明機器に対応する機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図114は、新規に登録される機器が2台の照明機器である場合における機器新規登録要求の一例を示す図であり、図115は、機器タイプが照明機器である場合における機器の性能と部屋の広さとを対応付けた参照テーブルの一例を示す図であり、図116は、新規に登録される機器が2台の照明機器である場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、2台の照明機器であり、新規に登録される機器の性能(消費電力)は、それぞれ100W及び160Wである。また、2台の照明機器が新規に配置される前には、住居内のいずれの部屋にも照明機器は配置されていない。また、照明機器という機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された機器からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図114に示す2つの機器新規登録要求を2台の照明機器から受信する。
なお、機器制御部302は、同一種別の複数の機器から機器新規登録要求を受信した場合、各機器について個別に処理する。
次に、機器制御部302は、受信した各機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100から検索する。このとき、機器タイプ90602は照明機器であるので、機器制御部302は、リビングルーム、子供部屋及び寝室という3つの部屋タイプを参照テーブル906100から抽出する。
次に、機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録する照明機器に対応するリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積を算出する。例えば、リビングルームの面積は40m2であり、子供部屋の面積は14m2であり、寝室の面積は18m2である。そして、機器制御部302は、登録する照明機器の性能に対応する部屋の広さ範囲を参照テーブル917800(図115)から検索する。
図115に示すように、機器の性能を識別するための性能ID91801と、機器の性能を表す性能91802と、最小の部屋の広さ91803と、最大の部屋の広さ91804とが対応付けられている。なお、図115に示す性能は、照明機器の性能を表しており、消費電力を表している。また、本実施の形態における照明機器の性能は消費電力であるが、本発明は特にこれに限定されず、照明機器の性能は最大照度であってもよい。
例えば、40Wという性能には、0m2という最小の部屋の広さと7m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、62Wという性能には、7m2という最小の部屋の広さと10m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、72Wという性能には、10m2という最小の部屋の広さと13m2という最大の部屋の広さとが対応付けられており、100Wという性能には、13m2という最小の部屋の広さと17m2という最大の部屋の広さとが対応付けられている。
すなわち、40Wという性能には、0〜7m2という広さ範囲が対応付けられており、62Wという性能には、7〜10m2という広さ範囲が対応付けられている。
例えば、100Wに対応する部屋の広さ範囲は、13〜17m2であり、160Wに対応する部屋の広さ範囲は、17〜23m2である。そして、機器制御部302は、算出したリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。その結果、検索した100Wに対応する部屋の広さ範囲(13〜17m2)内に含まれる面積に対応する部屋タイプとして、子供部屋(14m2)が抽出され、検索した160Wに対応する部屋の広さ範囲(17〜23m2)内に含まれる面積に対応する部屋タイプとして、寝室(18m2)が抽出される。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される照明機器と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、照明機器は、いずれの部屋にも配置されていないので、100Wの照明機器については、検索結果の部屋タイプである子供部屋が残り、160Wの照明機器については、検索結果の部屋タイプである寝室が残る。
したがって、各照明機器について、残った部屋タイプの数が1であると判断され、機器制御部302は、100Wの照明機器については、残った1つの部屋タイプ(子供部屋)の部屋ID(G)及び位置情報(部屋座標)を検索する。また、機器制御部302は、160Wの照明機器については、残った1つの部屋タイプ(寝室)の部屋ID(B)及び位置情報(部屋座標)を検索する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(100Wの照明機器)と、残った1つの部屋タイプ(子供部屋)と、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む第1の配置情報と、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(160Wの照明機器)と、残った1つの部屋タイプ(寝室)と、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む第2の配置情報とをホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録された2台の照明機器の機器アイコン91901,91902を間取り図500上に表示する。このとき、一方の照明機器の機器アイコン91901は、子供部屋に相当する表示画面上の領域に表示され、他方の照明機器の機器アイコン91902は、寝室に相当する表示画面上の領域に表示される。このように、2台の照明機器は、対応する部屋がそれぞれ一意に決まるので、2台の照明機器の機器アイコン91901,91902は、それぞれ子供部屋及び寝室に表示される。
このように、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の二以上の対象機器から、二以上の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)が受信される。そして、機器タイプ(第1情報)に基づいて二以上の対象機器の各々を表す二以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、部屋タイプ(第2情報)に基づいて二以上の対象機器の各々の性能に応じて、二以上の機器アイコンの各々に対応する部屋の属性が判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、二以上の機器アイコンの各々について、二以上の機器アイコンの各々の種別を示した機器タイプ(第4情報)と、各部屋の属性を示した部屋タイプ(第5情報)とが送信される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、機器タイプ(第4情報)及び部屋タイプ(第5情報)に基づいて、二以上の機器アイコンが、二以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
続いて、同一種別の複数の機器に対応する複数の機器アイコンの配置位置を決定する初期配置決定処理について説明する。
図117は、同一種別の複数の機器に対応する複数の機器アイコンの配置位置を決定する初期配置決定処理について説明するためのフロー図である。
まず、機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する(S92001)。
ここで、機器200からの機器新規登録要求を受信していないと判断された場合(S92001でNO)、処理を終了する。
一方、機器200からの機器新規登録要求を受信したと判断された場合(S92001でYES)、機器制御部302は、登録する機器が2つ以上かつ同一種別であるか否かを判断する(S92002)。ここで、登録する機器が1つであると判断された場合、又は登録する機器が2つ以上かつ同一種別ではないと判断された場合(S92002でNO)、図101のステップS90502の処理へ移行する。その後、ステップS90502以降の処理が実行される。
一方、登録する機器が2つ以上かつ同一種別であると判断された場合(S92002でYES)、機器制御部302は、登録する2以上の機器200の機器タイプに対応する部屋タイプを検索する(S92003)。機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100から検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプから、登録する2以上の機器の性能に対応する広さの総和に合致する部屋タイプを検索する(S92004)。例えば、新たに登録される機器が、100Wの照明機器と160Wの照明機器とである場合、図115に示す参照テーブル91800が用いられる。このとき、100Wの照明機器と160Wの照明機器との性能に対応する広さの総和は、100Wに対応する最小の部屋の広さ(13m2)と160Wに対応する最小の部屋の広さ(17m2)とを合わせた広さ(30m2)と、100Wに対応する最大の部屋の広さ(17m2)と160Wに対応する最大の部屋の広さ(23m2)とを合わせた広さ(40m2)により表される。すなわち、100Wの照明機器と160Wの照明機器との性能には、30〜40m2という広さ範囲が対応付けられる。
機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録する2以上の機器の機器タイプに対応する部屋タイプの面積を算出する。そして、機器制御部302は、登録する2以上の機器の各性能に対応する最小広さの総和と最大広さの総和との間の範囲を表す広さ範囲を参照テーブルから検索する。そして、機器制御部302は、算出した部屋タイプの面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する(S92005)。
次に、機器制御部302は、残った部屋タイプの数を判断する(S92006)。ここで、残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、すなわち残った部屋タイプの数が0又は2以上であると判断された場合(S92006で“1以外”)、機器制御部302は、2以上の機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報を送信する(S90507)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S92006で“1”)、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S92008)。
このように、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の二以上の対象機器から、二以上の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)が受信される。そして、機器タイプ(第1情報)に基づいて二以上の対象機器の各々を表す二以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、第2情報に基づいて二以上の対象機器の各々の性能の総和が判断され、判断された性能の総和に対応する広さの一の部屋の属性が判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、二以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第4情報)と、一の部屋の属性を示した部屋タイプ(第5情報)とが送信される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、機器タイプ(第4情報)及び部屋タイプ(第5情報)に基づいて、二以上の機器アイコンが、一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
続いて、2以上の照明機器に対応する2以上の機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図118は、新規に登録される機器が2台の照明機器である場合における機器新規登録要求の一例を示す図であり、図119は、新規に登録される機器が2台の照明機器である場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、2台の照明機器であり、新規に登録される機器の性能(消費電力)は、それぞれ100W及び160Wである。また、2台の照明機器が新規に配置される前には、住居内のいずれの部屋にも照明機器は配置されていない。また、照明機器という機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された機器からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図118に示す機器新規登録要求を2台の照明機器のうちの1台の照明機器から受信する。2以上の機器が新規に登録される場合、2以上の機器のうちの1の機器が、全ての機器の機器タイプ及び性能などをまとめた機器新規登録要求を送信する。なお、機器新規登録要求が、機器200からホームコントローラ100を経由してサーバ300へ送信される場合、ホームコントローラ100が、2以上の機器の機器タイプ及び性能などをまとめた機器新規登録要求を送信してもよい。
次に、機器制御部302は、登録する機器が2つ以上かつ同一種別であるか否かを判断する。機器制御部302は、機器新規登録要求に含まれる機器タイプが2つ以上かつ同一種別である場合に、登録する機器が2つ以上かつ同一種別であると判断する。なお、登録する機器が2つ以上あるが、同一種別ではないと判断された場合、機器制御部302は、各機器について個別に処理する。
図118に示す機器新規登録要求は、2つの照明機器に関する情報を有しているので、機器制御部302は、登録する機器が2つ以上かつ同一種別であると判断する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ90602に対応する部屋タイプを参照テーブル906100から検索する。このとき、機器タイプ90602は照明機器であるので、機器制御部302は、リビングルーム、子供部屋及び寝室という3つの部屋タイプを参照テーブル906100から抽出する。
次に、機器制御部302は、頂点情報90800及び部屋情報90900に基づいて、登録する2つの照明機器に対応するリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積を算出する。例えば、リビングルームの面積は40m2であり、子供部屋の面積は14m2であり、寝室の面積は18m2である。そして、機器制御部302は、登録する2つの照明機器の性能に対応する広さ範囲を参照テーブル91800(図115)から検索する。
例えば、100Wに対応する広さ範囲は、13〜17m2であり、160Wに対応する広さ範囲は、17〜23m2である。そのため、100Wに対応する広さ範囲と160Wに対応する広さ範囲とを合わせた広さ範囲は、30〜40m2である。そして、機器制御部302は、算出したリビングルーム、子供部屋及び寝室の面積のうち、検索した広さ範囲内に含まれる面積に対応する部屋タイプを検索する。その結果、検索した2つの照明機器に対応する広さ範囲(30〜40m2)内に含まれる面積に対応する部屋タイプとして、リビングルーム(40m2)が抽出される。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される2つの照明機器と同じ種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを除外する。このとき、照明機器は、いずれの部屋にも配置されていないので、検索結果の部屋タイプであるリビングルームが残る。
したがって、残った部屋タイプの数が1であると判断され、機器制御部302は、残った1つの部屋タイプ(リビングルーム)の部屋ID(A)及び位置情報(部屋座標)を検索する。その後、機器制御部302は、2つの機器アイコンの種類を示す機器タイプ(100W及び160Wnoの照明機器)と、残った1つの部屋タイプ(リビングルーム)と、検索した部屋IDと、残った1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録された2台の照明機器の機器アイコン91901,91902を間取り図500上に表示する。このとき、2つの照明機器の機器アイコン91901,91902は、共にリビングルームに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、2台の照明機器は、対応する部屋がそれぞれ一意に決まるので、2台の照明機器の機器アイコン91901,91902は、それぞれリビングルームに表示される。
上記説明では、間取り図500として、各フロアを構成する部屋の位置及び形状を平面的に表した俯瞰図を間取り図として採用したが、本実施の形態はこれに限定されず、各フロアにどのような部屋が何個あるかを簡略的に示した図も間取り図として採用してもよい。
以下、間取り図の別パターンについて具体的に説明する。図120は、別パターンの間取り図5200を示した図である。間取り図5200では、1つのフロアを構成する1つの部屋が四角形の1つのブロックで表され、1つのフロアにおいて各部屋がマトリックス状に配置されている。また、各ブロックのサイズは同一であり、各ブロックには部屋の名称及び面積が記載されている。
例えば、間取り図5200では、リビング、キッチン、ダイニング、バス、洗面所、トイレ、寝室、及び子供部屋の各部屋が含まれている。また、各部屋内には実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。例えば、リビングには、照明機器の機器アイコン501が表示されているため、照明機器が設置されていることが分かる。
このような間取り図5200が表示される場合であっても、上記と同様に、新規に登録される機器の機器アイコンを表示することが可能である。
図121は、別パターンの間取り図5200において、新規に登録される機器の機器アイコンを表示する例を説明するための図である。
図121に示す間取り図5200において、新規に機器が登録される際の機器アイコンの表示方法は、上記説明した間取り図500における機器アイコンの表示方法とほぼ同じである。異なる点は、各部屋の面積が、各部屋に対応付けて予め記憶されている点である。図101のステップS90503で各部屋の広さを算出する際に、機器制御部302は、頂点座標などから面積を算出するのではなく、予め記憶されている面積を読み出して利用する。
図121では、新規に登録されたテレビの機器アイコン91101が間取り図5200上に表示されている。新規に登録されたテレビの性能は65v型である。そのため、新規に登録されたテレビの機器アイコン91101は、新規に登録されたテレビの性能に応じた広さであるリビングルームに相当する領域内に表示される。
上記の説明では、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置は、サーバ300において決定されるが、本発明は特にこれに限定されず、ホームコントローラ100において決定してもよい。図122を用いて、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図122は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S90401)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S90402)。なお、ホームコントローラ100における初期配置決定処理については、後述する。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S90404)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S92501)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。また、配置情報をサーバ300へ送信しない場合、ホームコントロールシステムは、サーバ300を備えていなくてもよい。
続いて、図122における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図123は、ホームコントローラ100における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
なお、図123におけるステップS92501〜ステップS92505の処理は、図101におけるステップS90501〜ステップS90505の処理と同じであるので、説明を省略する。また、サーバ300の機器制御部302の替わりにホームコントローラ100の機器管理部105が、ステップS92501〜ステップS92505の処理を実行する。また、ホームコントローラ100は、参照テーブル906100(図102)、参照テーブル90700(図104)、参照テーブル91500(図112)、参照テーブル91800(図115)、部屋情報90900(図106)及び頂点情報90800(図105)を記憶する。
残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、すなわち残った部屋タイプの数が0又は2以上であると判断された場合(S92505で“1以外”)、機器管理部105は、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを決定する(S92506)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合(S92505で“1”)、機器管理部105は、残った1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを決定する(S92507)。
次に、表示制御部103は、新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S92508)。このとき、残った部屋タイプの数が1以外であると判断された場合、表示制御部103は、機器タイプと表示領域情報とに基づいて間取り図外に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する。一方、残った部屋タイプの数が1であると判断された場合、表示制御部103は、決定された機器タイプと部屋タイプと部屋IDと位置情報とに基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する。
なお、表示制御部103は、一以上の部屋を含む間取り図500を表した表示画面をディスプレイ101に表示させる。また、表示制御部103は、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第1情報)と、一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を示した性能情報(第2情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ(第3情報)とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンの種別及び一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能に応じて、一以上の機器アイコンを、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させる。
また、表示制御部103は、間取り図500に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、間取り図500を表した表示画面上に選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させる。そして、通信制御部107は、制御画面の操作に基づき、選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドをネットワークに出力させる。
また、一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、表示制御部103は、性能情報(第2情報)に基づいて、二以上の同一種別の機器アイコンの各々に対応する対象機器の性能に応じて、二以上の同一種別の機器アイコンの各々を、二以上の同一種別の機器アイコンの各々に対応する対象機器の性能に対応する広さの部屋に相当する表示画面上の領域に表示させてもよい。
また、機器タイプ(第1情報)に基づいて、一以上の機器アイコンの中に二以上の同一種別の機器アイコンが存在すると判断された場合、表示制御部103は、性能情報(第2情報)及び部屋タイプ(第3情報)に基づいて、二以上の同一種別の機器アイコンの各々に対応する対象機器の性能に対応する広さの部屋を判断させ、判断された各々の部屋に相当する表示画面上の領域に、二以上の同一種別の機器アイコンの各々を表示させてもよい。
また、1又は2以上のメモリは、一以上の部屋の各々の間取り図500上の位置情報(第4情報)をさらに管理してもよい。表示制御部103は、位置情報(第4情報)を用いて一以上の部屋の各々の部屋に相当する領域を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、一以上の機器アイコンの種別及び一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能に応じて、一以上の機器アイコンを、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域に表示させてもよい。
また、一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、表示制御部103は、性能情報(第2情報)に基づいて、二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つに対応する対象機器の性能の総和を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、判断された性能の総和に応じて、二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つの各々を、算出された性能の総和に対応する広さの部屋に相当する表示画面上の領域に表示させてもよい。
また、機器タイプ(第1情報)に基づいて、一以上の機器アイコンの中に二以上の同一種別の機器アイコンが存在すると判断された場合、表示制御部103は、性能情報(第2情報)に基づいて、二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つに対応する対象機器の性能の総和を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、判断された性能の総和及び部屋タイプ(第3情報)に基づいて、二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つに対応する対象機器の性能に対応する広さの部屋を判断させてもよい。そして、表示制御部103は、判断された部屋に相当する表示画面上の領域に、二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つの各々を表示させてもよい。
また、図99に示すシーケンス図では、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信し、ホームコントローラ100がサーバ300へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図124を用いて、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、サーバ300において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図124は、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をサーバ300において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S90401)。このとき、機器新規登録要求は、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の通信制御部107は、機器200によって送信された機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をサーバ300へ送信する(S92601)。このとき、機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。通信制御部107は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID及び機器タイプに住居IDを付加した機器配置要求を作成して送信する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S90402)。なお、初期配置決定処理については、既に説明した通りである。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S90403)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S90404)。
また、図122に示すシーケンス図では、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信し、サーバ300がホームコントローラ100へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図125を用いて、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図125は、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S90401)。機器新規登録要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をホームコントローラ100へ送信する(S92701)。このとき、機器制御部302は、新たに登録された機器を機器リストに記憶する。機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、サーバ300からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S90402)。なお、初期配置決定処理については、既に説明したとおりである。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S90404)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S92501)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。
(機器アイコン配置処理3)
次に、機器アイコンを自動的に間取り図上に配置する機器アイコン配置処理3について説明する。
図126は、ホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される基本画面の一例を示す図であり、図127は、ホームコントローラ100の機器制御画面502の表示状態の構成を示す図である。
図126に示す基本画面において、ユーザが機器アイコン501を選択したことをタッチパネル制御部102が検知すると、表示制御部103は、選択された機器アイコン501に対応する機器制御画面502をディスプレイ101に表示する。機器制御画面502は、機器200ごとに固有であり、機器200を制御又は状態確認するための制御画面である。例えば、図127においては、エアコンの機器アイコンがユーザにより選択された例が示されており、エアコンの機器制御画面502を用いてエアコンの温度設定や風向きが制御される。なお、図127において、ディスプレイ101には、機器アイコンが配置されていないが、図11〜図16に示すように、機器制御画面502の表示領域外に機器アイコンを表示してもよい。
次に、ホームコントロールシステム(情報管理システム)において機器200を新規に登録する処理の流れを、図を用いて説明する。ホームコントロールシステムは、同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、一以上の対象機器の情報を管理する。
図128は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンを間取り図上へ表示する表示処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S110301)。
図129は、電子レンジが新規に登録される場合に送信される機器新規登録要求の一例を示す図である。図129に示すように、機器新規登録要求は、機器200が配置される住居を識別するための住居ID110500と、機器200を識別するための機器ID110501と、機器200の種別を識別するための機器タイプ110502とを含む。
機器200の通信制御部217は、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、ホームコントローラ100に住居IDを問い合わせ、ホームコントローラ100から住居IDを取得し、機器新規登録要求を作成する。
なお、本実施の形態では、機器200の通信制御部217は、ホームコントローラ100から住居IDを取得しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200とサーバ300とが、家庭内に設置されたゲートウェイを介して接続されている場合、ゲートウェイが住居IDを付与してもよい。すなわち、機器200の通信制御部217は、機器ID70501と機器タイプ70502とを含む機器新規登録要求を送信し、ゲートウェイは、機器200からの機器新規登録要求に住居IDを含めて、機器新規登録要求をサーバ300へ送信してもよい。また、機器200は、ユーザによる住居IDの入力を受け付けてもよい。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S110302)。なお、サーバ300における初期配置決定処理については、後述する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S110303)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S110304)。
続いて、図128における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図130は、サーバ300における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
まず、機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する(S110401)。サーバ300は、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の一の対象機器から、一の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)を受信する。
ここで、機器200からの機器新規登録要求を受信していないと判断された場合(S110401でNO)、処理を終了する。
一方、機器200からの機器新規登録要求を受信したと判断された場合(S110401でYES)、機器制御部302は、登録する機器200の機器タイプに対応する部屋タイプを検索する(S110402)。ここで、サーバ300の蓄積部304は、機器タイプと部屋タイプとを対応付けた参照テーブルを予め記憶している。
図131は、機器タイプ110601と部屋タイプ110602とを対応付けた参照テーブル110600の一例を示す図である。図131に示すように、機器タイプ110601と部屋タイプ110602とが対応付けられている。蓄積部304は、1のメモリで構成され、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ110601(第1情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ110602(第2情報)とを関連付けて管理する。例えば、冷蔵庫という機器タイプには、キッチンという部屋タイプが対応付けられており、便座装置という機器タイプには、トイレという部屋タイプが対応付けられており、エアコンという機器タイプには、リビングルーム及び寝室という部屋タイプが対応付けられており、テレビという機器タイプには、リビングルーム、子供部屋及び寝室という部屋タイプが対応付けられている。
図131の例において、冷蔵庫及び便座装置は、1つのタプルで構成され、エアコンは、2つのタプルで構成され、テレビは、3つのタプルで構成される。なお、加湿器のように配置される部屋が特定されない機器タイプについては、部屋タイプを対応付けなくてもよい。すなわち、蓄積部304は、加湿器という機器タイプと部屋タイプとを対応付けたデータを記憶していない。
機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ110502に対応する部屋タイプを参照テーブル110600から検索する。
なお、図131では、1つのメモリが、機器タイプと部屋タイプとを対応付けて管理しているが、本発明は特にこれに限定されず、2つ以上のメモリが、機器タイプと部屋タイプとを対応付けて管理してもよい。
図132(A)〜図132(C)は、3つの参照テーブルにより機器タイプと部屋タイプとを管理する例を示す図である。図132(A)は、機器ID1106011と機器タイプ名称1106012とを対応付ける第1の参照テーブル1106001の一例を示す図であり、図132(B)は、部屋ID1106013と部屋タイプ名称1106014とを対応付ける第2の参照テーブル1106002の一例を示す図であり、図132(C)は、機器ID1106015と部屋ID1106016とを対応付ける第3の参照テーブル1106003の一例を示す図である。
第1の参照テーブル1106001は、機器200を識別するための機器ID1106011と、機器200の種別の名称を表す機器タイプ名称1106012とを対応付ける。第2の参照テーブル1106002は、部屋を識別するための部屋ID1106013と、部屋の属性の名称を表す部屋タイプ名称1106014とを対応付ける。第3の参照テーブル1106003は、機器200を識別するための機器ID1106015と、部屋を識別するための部屋ID1106016とを対応付ける。第1の参照テーブル1106001、第2の参照テーブル1106002及び第3の参照テーブル1106003は、それぞれ異なるメモリに記憶されてもよい。
機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID110501に対応する部屋IDを第3の参照テーブル1106003から検索し、検索した部屋IDに対応する部屋タイプ名称を第2の参照テーブル1106002から検索する。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する(S110403)。
図133は、部屋情報111000の一例を示す図である。部屋情報111000は、住居ID111004、部屋ID111001、部屋タイプ111002、及び部屋座標111003を備える。住居ID111004は、住居を識別するための識別子である。部屋ID111001は、間取り図500上の部屋を識別するための識別子である。部屋タイプ111002は、部屋の種類を示す。部屋座標111003は、頂点IDの組で表現され、間取り図500上の部屋の領域を決定する。例えば、部屋IDがCの部屋は、バスであり、間取り図500上で頂点IDをA、B、G、Fの順に結んでできた領域を示す。
図134は、頂点情報110910の一例を示す図である。図134に示すように、頂点情報110910は、住居ID110913、頂点ID110911、及び頂点座標110912を備える。住居ID110913は、住居の識別子である。頂点ID110911は、間取り図500上の頂点を識別するための識別子である。頂点座標110912は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、間取り図500上に表れた間仕切り線等の頂点の位置を示す。例えば、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、第1フロア(1階のフロア)においてX座標が20、Y座標が0の位置を表す。
図135は、頂点情報110910に登録された各頂点と、間取り図500との対応関係を示した図である。但し、図135では、間取り図500の左上の頂点が原点(X座標とY座標が共に0)とされている。例えば、頂点IDがAの頂点は、頂点座標が(X0、Y0、Z1)であるため、原点に位置している。また、頂点IDがBの頂点は、頂点座標が(X20、Y0、Z1)であるため、バスの右上の頂点に位置している。
機器制御部302は、現在登録されている部屋情報111000の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200の種別に対応付けられている種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを検索する(S110404)。
図136は、サーバが管理する機器タイプ参照テーブル110700の一例を示す図である。
図136に示す機器タイプ参照テーブル110700は、第1機器タイプ110701と、第1機器タイプの機器アイコンが表示される部屋と同一の部屋に表示される関係にある第2機器タイプ110702とを対応付ける。例えば、冷蔵庫という第1機器タイプには、電子レンジという第2機器タイプが対応付けられており、冷蔵庫という第1機器タイプには、IH調理器という第2機器タイプが対応付けられており、テレビという第1機器タイプには、コンテンツ再生機という第2機器タイプが対応付けられている。図136の例において、電子レンジ、IH調理器及びコンテンツ再生機は、1つのタプルで構成される。
電子レンジと冷蔵庫とは、同一の部屋(例えば、キッチン)に配置される可能性が高く、IH調理器と冷蔵庫とは、同一の部屋(例えば、キッチン)に配置される可能性が高く、コンテンツ再生機とテレビとは、同一の部屋(例えば、リビングルーム)に配置される可能性が高い。そのため、新たに登録される機器が電子レンジである場合、電子レンジと共に配置される可能性が高い冷蔵庫が現在配置されている部屋を特定することにより、電子レンジが配置される部屋を特定することができる。
図137は、サーバ300が管理する機器リスト110800の一例を示す図である。図137に示すように機器リスト110800は、住居ID110806、機器ID110801、機器タイプ110802、型番110803、部屋ID110804、及び配置110805を備える。
住居ID110806は、住居の識別子である。機器ID110801は、機器200の識別子である。機器タイプ110802は、機器200の種類を示す。型番110803は、機器200の型番を示す。部屋ID110804は、機器200が配置されている部屋の識別子である。配置110805は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、機器200に対応する機器アイコン501の間取り図500上の配置位置を示す。なお、機器リスト110800は、図34に示すように能力情報4705及び制御コマンド送信先4706を備えてもよい。また、機器リスト110800は、機器200が配置される部屋の属性を表す部屋タイプを備えてもよい。
機器制御部302は、機器タイプ参照テーブル110700を参照し、新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプであるか否かを判断する。新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプであると判断された場合、機器制御部302は、第2機器タイプに対応付けられている第1機器タイプを特定する。そして、機器制御部302は、機器リスト110800を参照し、特定した第1機器タイプの機器が既に設置されている部屋に対応する部屋IDを特定し、検索結果の部屋タイプの中から、特定した部屋IDに対応する部屋タイプを抽出する。なお、新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプではないと判断された場合、機器制御部302は、第1機器タイプを特定せずに、検索結果の部屋タイプの中から、部屋タイプを抽出しない。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの数を判断する(S110405)。ここで、検索結果の部屋タイプの数が2以上であると判断された場合(S110405で“2以上”)、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプを検索する(S110406)。
図138は、サーバ300が管理する使用頻度管理テーブル110900の一例を示す図である。図138に示すように使用頻度管理テーブル110900は、住居ID110905、機器ID110901、登録日110902、電源ON回数110903、及び視聴時間110904を備える。図138に示す使用頻度管理テーブル110900は、テレビの使用頻度を示している。
機器制御部302は、新規に登録される機器200の機器タイプに対応付けられている機器タイプに対応する機器の使用頻度を算出する。機器制御部302は、電源ON回数を登録されてから現在までの日数で除算することにより機器の使用頻度を算出する。そして、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、算出した使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプを検索する。
なお、機器制御部302は、視聴時間を登録されてから現在までの日数で除算することにより機器の使用頻度を算出してもよい。
一方、検索結果の部屋タイプの数が1であると判断された場合(S110405で“1”)、又はステップS110406で使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプが検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S110407)。
なお、位置情報は、部屋座標111003と同様に、頂点ID110911の組で表現され、新規に登録される機器200に対応する機器アイコン501が表示される間取り図500上の部屋の位置を示す。また、新規に登録される機器200に対応する機器アイコン501の配置位置は、例えば、部屋の中の他の機器アイコンと重複しない位置に決定される。
検索結果の部屋タイプの数が1であると判断された場合、機器制御部302は、検索結果の1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、検索結果の1つの部屋タイプと、検索した部屋IDと、検索結果の1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
また、ステップS110406で使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプが検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプと、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋の部屋IDと、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
一方、検索結果の部屋タイプの数が0であると判断された場合(S110405で“0”)、機器制御部302は、新たに登録される機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S110408)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
このように、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第1情報)と、住居ID(建物ID)が示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ(第2情報)と、一以上の機器アイコンの種別の中の第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンと同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される関係にある第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンを示す機器タイプ参照テーブル(第3情報)とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、受信した機器新規登録要求(登録通知情報)に基づき、一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであるか否かが判断される。そして、一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する部屋の属性が判断される。
そして、同一の住居ID(建物ID)に関連付けて管理され、間取り図500を表した表示画面をディスプレイ101に表示するホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、一の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第4情報)と、判断された部屋の属性を示した部屋タイプ(第5情報)とが送信される。機器タイプ(第4情報)及び部屋タイプ(第5情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、一の機器アイコンが、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
また、ホームコントローラ100(携帯情報端末)において、間取り図500に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、間取り図500を表した表示画面上に選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面が表示される。そして、制御画面の操作に基づき、選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドがネットワークに出力される。
また、1又は2以上のメモリは、一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであることを示す第6情報と、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンに対応する第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンの種別を示した第7情報とをさらに管理している。第6情報に基づいて、一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、第7情報に基づいて第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンに対応する第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが判断される。そして、第2情報に基づいて、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する部屋の属性が判断される。
また、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の2以上の対象機器から、2以上の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)が受信される。この場合、機器タイプ(第1情報)に基づいて2以上の対象機器の各々を表す2以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、機器タイプ参照テーブル(第3情報)に基づいて2以上の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであるか否かが判断される。2以上の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する部屋の属性が判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、2以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第4情報)と、判断された部屋の属性を示した部屋タイプ(第5情報)とが送信される。機器タイプ(第4情報)及び部屋タイプ(第5情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、2以上の機器アイコンが、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
また、1又は2以上のメモリは、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する対象機器の使用頻度を表す使用頻度管理テーブル(第8情報)をさらに管理している。一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンに対応する第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが判断される。そして、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンが複数の第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応している場合、複数の第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する複数の対象機器の中で使用頻度が最も高い対象機器が判断される。使用頻度が最も高いと判断された対象機器を表す第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する部屋の属性が判断される。そして、ホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、ネットワークを介して、一の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第4情報)と、使用頻度が最も高いと判断された対象機器を表す第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する部屋の属性を示した部屋タイプ(第5情報)とが送信される。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、冷蔵庫を表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、電子レンジを表す機器アイコンを含んでもよい。また、同一の部屋はキッチンであってもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、コンテンツを再生するコンテンツ再生機を表す機器アイコンを含んでもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、コンテンツを記録するコンテンツ録画機を表す機器アイコンを含んでもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、コンテンツを記録するコンテンツ録画機を表す機器アイコンを含み、同一の部屋はリビングルームであってもよい。
また、使用頻度管理テーブル(第8情報)は、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する対象機器の電源のオン又はオフを示す情報を含んでもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンに対応する対象機器はテレビであり、使用頻度管理テーブル(第8情報)は、テレビの視聴履歴を示す情報を含んでもよい。
ここで、電子レンジに対応する機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図139は、新規に登録される機器が電子レンジである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、電子レンジであり、冷蔵庫が既に配置されている。また、電子レンジという機器タイプには、キッチンという部屋タイプのみが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された電子レンジからの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図129に示す機器新規登録要求を電子レンジから受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ110502に対応する部屋タイプを参照テーブル110600(図131)から検索する。このとき、機器タイプ110502は電子レンジであるので、機器制御部302は、キッチンという部屋タイプを参照テーブル110600から抽出する。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報111000(図133)の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。このとき、検索結果の部屋タイプはキッチンであるので、機器制御部302は、部屋情報111000の中から、キッチンを選択する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、新規に登録される機器200の種別に対応付けられている種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを検索する。機器制御部302は、機器タイプ参照テーブル110700を参照し、新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプであるか否かを判断する。このとき、新規に登録される機器200の機器タイプは、電子レンジであり、電子レンジは第2機器タイプであるので、新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプであると判断される。
機器制御部302は、第2機器タイプに対応付けられている第1機器タイプを特定する。このとき、電子レンジには、冷蔵庫が対応付けられているので、機器制御部302は、冷蔵庫を第1機器タイプとして特定する。そして、機器制御部302は、機器リスト110800を参照し、特定した第1機器タイプの機器(冷蔵庫)が既に設置されている部屋(キッチン)に対応する部屋IDを特定し、検索結果の部屋タイプの中から、特定した部屋IDに対応する部屋タイプ(キッチン)を抽出する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの数を判断する。このとき、検索結果として1つの部屋タイプ(キッチン)のみが抽出されるので、検索結果の部屋タイプの数が1であると判断され、機器制御部302は、検索結果の1つの部屋タイプ(キッチン)の部屋ID(F)及び位置情報(部屋座標)を検索する。その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(電子レンジ)と、検索結果の1つの部屋タイプ(キッチン)と、検索した部屋IDと、検索結果の1つの部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録された電子レンジの機器アイコン111201を間取り図500上に表示する。このとき、電子レンジの機器アイコン111201は、キッチンに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、電子レンジは、冷蔵庫に対応付けられており、冷蔵庫が既に配置されている部屋の部屋タイプに基づいて、電子レンジの機器アイコン111201は、キッチンに表示される。
続いて、コンテンツ再生機に対応する機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図140は、新規に登録される機器がコンテンツ再生機である場合における機器新規登録要求の一例を示す図であり、図141は、新規に登録される機器がコンテンツ再生機である場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、コンテンツ再生機であり、リビングルーム及び寝室にそれぞれテレビが既に配置されている。また、リビングルームに配置されたテレビの使用頻度は、寝室に配置されたテレビの使用頻度よりも高い。また、コンテンツ再生機という機器タイプには、リビングルーム、寝室及び子供部屋という部屋タイプが対応付けられている。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置されたコンテンツ再生機からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図140に示す機器新規登録要求をコンテンツ再生機から受信する。
次に、機器制御部302は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器タイプ110502に対応する部屋タイプを参照テーブル110600(図131)から検索する。このとき、機器タイプ110502はコンテンツ再生機であるので、機器制御部302は、ビングルーム、寝室及び子供部屋という部屋タイプを参照テーブル110600から抽出する。
次に、機器制御部302は、現在登録されている部屋情報111000(図133)の中から、検索結果の部屋タイプと同じ部屋タイプを検索する。このとき、検索結果の部屋タイプはビングルーム、寝室及び子供部屋であるので、機器制御部302は、部屋情報111000の中から、ビングルーム、寝室及び子供部屋を選択する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプ(ビングルーム、寝室及び子供部屋)の中から、新規に登録される機器200の種別に対応付けられている種別の機器が既に設置されている部屋に対応する部屋タイプを検索する。機器制御部302は、機器タイプ参照テーブル110700を参照し、新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプであるか否かを判断する。このとき、新規に登録される機器200の機器タイプは、コンテンツ再生機であり、コンテンツ再生機は第2機器タイプであるので、新規に登録される機器200の機器タイプが第2機器タイプであると判断される。
機器制御部302は、第2機器タイプに対応付けられている第1機器タイプを特定する。このとき、コンテンツ再生機には、テレビが対応付けられているので、機器制御部302は、テレビを第1機器タイプとして特定する。そして、機器制御部302は、機器リスト110800を参照し、特定した第1機器タイプの機器(テレビ)が既に設置されている部屋(リビングルーム及び寝室)に対応する部屋IDを特定し、検索結果の部屋タイプの中から、特定した部屋IDに対応する部屋タイプ(リビングルーム及び寝室)を抽出する。
次に、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの数を判断する。このとき、検索結果として2つの部屋タイプ(リビングルーム及び寝室)が抽出されるので、検索結果の部屋タイプの数が2以上であると判断され、機器制御部302は、検索結果の部屋タイプの中から、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプを検索する。このとき、リビングルームに配置されているテレビの使用頻度は、寝室に配置されているテレビの使用頻度よりも高いので、使用頻度が最大となるテレビが配置されている部屋に対応する部屋タイプとしてリビングルームが抽出される。
その後、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(コンテンツ再生機)と、検索結果の部屋タイプ(リビングルーム)と、検索した部屋IDと、検索結果の部屋の座標を表す位置情報とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたコンテンツ再生機の機器アイコン111401を間取り図500上に表示する。このとき、コンテンツ再生機の機器アイコン111401は、リビングルームに相当する表示画面上の領域に表示される。このように、コンテンツ再生機は、テレビに対応付けられており、テレビは複数の部屋に配置されている。テレビが既に配置されている複数の部屋のうち、使用頻度が最大となるテレビが配置されている部屋が検索され、検索された部屋の部屋タイプに基づいて、コンテンツ再生機の機器アイコン111401は、リビングルームに表示される。
上記説明では、間取り図500として、各フロアを構成する部屋の位置及び形状を平面的に表した俯瞰図を間取り図として採用したが、本実施の形態はこれに限定されず、各フロアにどのような部屋が何個あるかを簡略的に示した図も間取り図として採用してもよい。
以下、間取り図の別パターンについて具体的に説明する。図142は、別パターンの間取り図5200を示した図である。間取り図5200では、1つのフロアを構成する1つの部屋が四角形の1つのブロックで表され、1つのフロアにおいて各部屋がマトリックス状に配置されている。また、各ブロックのサイズは同一であり、各ブロックには部屋の名称及び面積が記載されている。なお、面積は記載されていなくてもよい。
例えば、間取り図5200では、リビング、キッチン、ダイニング、バス、洗面所、トイレ、寝室、及び子供部屋の各部屋が含まれている。また、各部屋内には実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。例えば、リビングには、照明機器の機器アイコン501が表示されているため、照明機器が設置されていることが分かる。
このような間取り図5200が表示される場合であっても、上記と同様に、新規に登録される機器の機器アイコンを表示することが可能である。
図143は、別パターンの間取り図5200において、新規に登録される機器の機器アイコンを表示する例を説明するための図である。
図143に示す間取り図5200において、新規に機器が登録される際の機器アイコンの表示方法は、上記説明した間取り図500における機器アイコンの表示方法とほぼ同じである。
図143では、新規に登録された電子レンジの機器アイコン111201が間取り図5200上に表示されている。新規に登録される電子レンジは、既に登録されている冷蔵庫が対応付けられている。そのため、新規に登録された電子レンジの機器アイコン111201は、冷蔵庫が配置されている部屋と同じ部屋であるキッチンに相当する領域内に表示される。
上記の説明では、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置は、サーバ300において決定されるが、本発明は特にこれに限定されず、ホームコントローラ100において決定してもよい。図144を用いて、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図144は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S110301)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S110302)。なお、ホームコントローラ100における初期配置決定処理については、後述する。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S110304)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S111701)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。また、配置情報をサーバ300へ送信しない場合、ホームコントロールシステムは、サーバ300を備えていなくてもよい。
続いて、図144における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図145は、ホームコントローラ100における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
なお、図145におけるステップS112001〜ステップ112006の処理は、図130におけるステップS110401〜ステップS110406の処理と同じであるので、説明を省略する。また、サーバ300の機器制御部302の替わりにホームコントローラ100の機器管理部105が、ステップS112001〜ステップ112006の処理を実行する。また、ホームコントローラ100は、参照テーブル110600(図131)、部屋情報111000(図133)、機器リスト110800(図137)、頂点情報110910(図134)、機器タイプ参照テーブル(図136)、及び使用頻度管理テーブル110900(図138)を記憶する。
検索結果の部屋タイプの数が1であると判断された場合(S112005で“1”)、又はステップS112006で使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプが検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、該当する部屋の部屋タイプと、該当する部屋の部屋IDと、該当する部屋の間取り図上の位置を表す位置情報とを決定する(S112007)。
検索結果の部屋タイプの数が1であると判断された場合、機器制御部302は、検索結果の1つの部屋タイプの部屋ID及び位置情報を検索し、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、検索結果の1つの部屋タイプと、検索した部屋IDと、検索結果の1つの部屋の座標を表す位置情報とを決定する。
また、ステップS112006で使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプが検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋に対応する部屋タイプと、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋の部屋IDと、使用頻度が最大となる機器が配置されている部屋の座標を表す位置情報とを決定する。
一方、検索結果の部屋タイプの数が0であると判断された場合(S112005で“0”)、機器制御部302は、新たに登録される機器を表した機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを決定する(S112008)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
次に、表示制御部103は、新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S112009)。このとき、検索結果の部屋タイプの数が0であると判断された場合、表示制御部103は、機器タイプと表示領域情報とに基づいて間取り図外に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する。一方、残った部屋タイプの数が1又は2以上であると判断された場合、表示制御部103は、決定された機器タイプと部屋タイプと部屋IDと位置情報とに基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する。
なお、表示制御部103は、一以上の部屋を含む間取り図500を表した表示画面をディスプレイ101に表示させる。また、表示制御部103は、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した機器タイプ(第1情報)と、一以上の部屋の各々の属性を示した部屋タイプ(第2情報)とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンの種別に応じて、一以上の機器アイコンを、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させる。
また、表示制御部103は、間取り図500に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、間取り図500を表した表示画面上に選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させる。そして、通信制御部107は、制御画面の操作に基づき、選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドをネットワークに出力させる。
また、一以上の機器アイコンは、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンと、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが表示される部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される関係にある第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンとを含む。
表示制御部103は、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、一の機器アイコンを、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させる。
また、1又は2以上のメモリは、一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであることを示す第3情報と、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンに対応する第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンの種別を示した第4情報とをさらに管理している。表示制御部103は、第3情報に基づいて、一の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、第4情報に基づいて第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが表示されている部屋を判断させる。そして、表示制御部103は、一の機器アイコンを、判断された部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させる。
また、表示制御部103は、一以上の機器アイコンの中の1又は2以上の機器アイコンが第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンであると判断された場合、1又は2以上の機器アイコンを、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させてもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、冷蔵庫を表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、電子レンジを表す機器アイコンを含んでもよい。また、同一の部屋はキッチンであってもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、コンテンツを再生するコンテンツ再生機を表す機器アイコンを含んでもよい。
また、第1機器タイプ(第1種別)の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、第2機器タイプ(第2種別)の機器アイコンは、コンテンツを記録するコンテンツ録画機を表す機器アイコンを含んでもよい。また、同一の部屋はリビングルームであってもよい。
また、図128に示すシーケンス図では、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信し、ホームコントローラ100がサーバ300へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図146を用いて、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、サーバ300において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図146は、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をサーバ300において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S110301)。このとき、機器新規登録要求は、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の通信制御部107は、機器200によって送信された機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をサーバ300へ送信する(S111801)。このとき、機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。通信制御部107は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID及び機器タイプに住居IDを付加した機器配置要求を作成して送信する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S110302)。なお、初期配置決定処理については、既に説明した通りである。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S110303)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S110304)。
また、図144に示すシーケンス図では、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信し、サーバ300がホームコントローラ100へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図147を用いて、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図147は、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S110301)。機器新規登録要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をホームコントローラ100へ送信する(S111901)。このとき、機器制御部302は、新たに登録された機器を機器リストに記憶する。機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、サーバ300からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S110302)。なお、初期配置決定処理については、既に説明したとおりである。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S110304)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S111701)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。
(機器アイコン配置処理4)
次に、機器アイコンを自動的に間取り図上に配置する機器アイコン配置処理4について説明する。
図148は、第1の間取り図5001の一例を示す図であり、図149は、第2の間取り図5002の一例を示す図である。
図148に示す第1の間取り図5001と、図149に示す第2の間取り図5002とでは、部屋の配置が異なっている。
図150は、ホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される第1の住居に対応する表示画面を示す図であり、図151は、ホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される第2の住居に対応する表示画面を示す図であり、図152は、ホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される第3の住居に対応する表示画面を示す図である。
図150に示す表示画面と、図151に示す表示画面とでは、共に第1の間取り図5001が表示されており、部屋の配置位置は共通しているが、機器アイコン501の配置位置が異なっている。図152に示す表示画面では、図150及び図151とは異なる間取り図である第2の間取り図5002が表示されている。
例えば、図150に示す表示画面では、洋間1に相当する領域内にエアコンの機器アイコンが表示されており、洋間2に相当する領域内に機器アイコンが表示されていない。これに対し、図151に示す表示画面では、洋間2に相当する領域内に機器アイコンが表示されておらず、洋間2に相当する領域内にテレビ及びエアコンの機器アイコンが表示されている。このように、間取りが同じであっても、住居毎に機器の配置が異なり、表示される機器アイコンの位置も住居毎に異なる。
次に、ホームコントロールシステム(情報管理システム)において機器200を新規に登録する処理の流れを、図を用いて説明する。ホームコントロールシステムは、同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、一以上の対象機器の情報を管理する。
図153は、新規に機器が登録される前にホームコントローラ100のディスプレイ101に表示される表示画面の一例を示す図である。図153に示すように、ホームコントローラ100のディスプレイ101には、第1の間取り図5001が表示され、第1の間取り図5001上には、各部屋に配置された機器に対応する機器アイコン501が表示されている。
図154は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンを間取り図上へ表示する表示処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S120701)。
図155は、エアコンが新規に登録される場合に送信される機器新規登録要求の一例を示す図である。図155に示すように、機器新規登録要求は、機器200が配置される住居を識別するための住居ID120901と、機器200を識別するための機器ID120902と、機器200の種別を識別するための機器タイプ120903とを含む。
機器200の通信制御部217は、家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、ホームコントローラ100に住居IDを問い合わせ、ホームコントローラ100から住居IDを取得し、機器新規登録要求を作成する。
なお、本実施の形態では、機器200の通信制御部217は、ホームコントローラ100から住居IDを取得しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200とサーバ300とが、家庭内に設置されたゲートウェイを介して接続されている場合、ゲートウェイが住居IDを付与してもよい。すなわち、機器200の通信制御部217は、機器ID120902と機器タイプ120903とを含む機器新規登録要求を送信し、ゲートウェイは、機器200からの機器新規登録要求に住居IDを含めて、機器新規登録要求をサーバ300へ送信してもよい。また、機器200は、ユーザによる住居IDの入力を受け付けてもよい。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S120702)。なお、サーバ300における初期配置決定処理については、後述する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S120703)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S120704)。
続いて、図154における初期配置決定処理についてさらに詳細に説明する。
図156は、サーバ300における初期配置決定処理を説明するためのフロー図である。
まず、機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する(S120801)。サーバ300は、ネットワークを介して一以上の対象機器の中の一の対象機器から、一の対象機器がホームコントロールシステム(情報管理システム)に新規に登録されたことを表す機器新規登録要求(登録通知情報)を受信する。
ここで、機器200からの機器新規登録要求を受信していないと判断された場合(S120801でNO)、処理を終了する。
一方、機器200からの機器新規登録要求を受信したと判断された場合(S120801でYES)、機器制御部302は、新規に登録される機器200が配置される住居に対応する間取り図を判断する(S120802)。
図157は、サーバ300が管理する間取りタイプ参照テーブル121000の一例を示す図である。図157に示すように間取りタイプ参照テーブル121000は、住居ID121001と間取りタイプ121002とを対応付けている。間取りタイプ121002は、間取りの種類を表す。
機器制御部302は、間取りタイプ参照テーブル121000を参照し、機器新規登録要求に含まれる住居IDに対応付けられている間取りタイプを判断する。
次に、機器制御部302は、登録される機器が配置される部屋の候補を抽出する(S120803)。
図158は、サーバ300が管理する機器リスト121100の一例を示す図である。図158に示すように機器リスト121100は、住居ID121101、機器ID121102、機器タイプ121103、配置121104、及び設置部屋121105を備える。
住居ID121101は、住居の識別子である。機器ID121102は、機器200の識別子である。機器タイプ121103は、機器200の種類を示す。配置121104は、(X座標、Y座標、フロア番号)の形式で表される座標であり、機器200に対応する機器アイコン501の間取り図500上の配置位置を示す。設置部屋121105は、機器が設置されている部屋の名称を示す。なお、機器リスト121100は、図34に示すように能力情報4705及び制御コマンド送信先4706を備えてもよい。また、機器リスト121100は、機器200の型番を備えてもよい。
図159は、間取り図毎の機器タイプと部屋との対応関係を表す間取り管理テーブル121200の一例を示す図である。図159に示すように間取り管理テーブル121200は、間取りタイプ121201と、機器タイプ121202と、部屋121203と、設置割合121204とを対応付けている。間取りタイプ121201は、間取りの種類を示す。機器タイプ121202は、機器200の種類を示す。部屋121203は、機器200が設置される候補の部屋の名称を示す。設置割合121204は、機器タイプ121201で示される機器が部屋121203で示される部屋に設置される割合を示す。
機器制御部302は、間取り管理テーブル121200を参照し、ステップS120802において判断された間取り図において、登録される機器の機器タイプに対応する部屋の候補を抽出する。例えば、間取りタイプが“A”であり、機器タイプが“エアコン”である場合、機器制御部302は、“リビングルーム”、“洋間1”及び“洋間2”を部屋の候補として抽出する。
次に、機器制御部302は、新規に登録される機器200が配置される部屋の候補の中から、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋を除外する(S120804)。新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋は、新規に登録される機器200が設置される可能性は低い。そこで、新規に登録される機器200と同じ種別の機器が既に設置されている部屋は、新規に登録される機器200の設置候補から除外する。
機器制御部302は、機器リスト121100を参照し、ステップS120803において抽出された部屋の候補の中から、新規に登録される機器200の機器タイプと同じ機器タイプに対応する部屋を除外する。
次に、機器制御部302は、間取りタイプ毎及び部屋毎に機器タイプの設置割合を算出する(S120805)。
機器制御部302は、機器リスト121100及び間取りタイプ参照テーブル121000に基づいて、所定の間取りにおいて所定の機器が所定の部屋に設置される割合を間取りタイプ毎及び部屋毎に算出する。例えば、間取りタイプ“A”には、複数の住居IDが対応付けられている。複数の住居IDのうちの住居ID“1”には、さらに複数の機器タイプが対応付けられている。複数の機器タイプのうちの機器タイプ“エアコン”には、2つの設置部屋“リビング”及び“洋間1”が対応付けられている。このように、機器制御部302は、間取りタイプ“A”に該当する住居の数と、間取りタイプ“A”に該当するとともに、機器タイプ“エアコン”がリビングルームに設置されている住居の数とを集計する。これにより、間取りタイプ“A”において機器タイプ“エアコン”がリビングルームに設置されている割合を算出することができる。同様にして、機器制御部302は、間取りタイプ“A”において機器タイプ“エアコン”が洋間1及び洋間2に設置されている割合を算出する。
図159に示すように、間取りタイプ“A”において機器タイプ“エアコン”が“リビングルーム”に設置される割合は、例えば80%であり、間取りタイプ“A”において機器タイプ“エアコン”が“洋間1”に設置される割合は、例えば40%であり、間取りタイプ“A”において機器タイプ“エアコン”が“洋間2”に設置される割合は、例えば10%である。
なお、機器制御部302は、間取りタイプ毎及び部屋毎に算出した機器タイプの設置割合を間取り管理テーブル121200に記憶し、間取り管理テーブル121200を更新する。
次に、機器制御部302は、ステップS120804において除外して残った部屋の数を判断する(S120806)。ここで、残った部屋の数が2以上であると判断された場合(S120806で“2以上”)、機器制御部302は、残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋を検索する(S120807)。機器制御部302は、間取り管理テーブル121200を参照し、残った部屋の中から、設置割合の最も高い部屋を検索する。
一方、残った部屋の数が1であると判断された場合(S120806で“1”)、又はステップS120807で残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋が検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った1つの部屋又は設置割合の最も高い部屋の部屋タイプとを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S120808)。
残った部屋の数が1であると判断された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った1つの部屋タイプとを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
また、ステップS120807で残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋が検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋の部屋タイプとを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
また、残った部屋の数が0であると判断された場合(S120806で“0”)、機器制御部302は、機器アイコンの種別を示した機器タイプと、表示画面上の所定領域を示した表示領域情報とを含む配置情報を送信する(S120809)。
なお、表示画面上の所定領域は、例えば、表示画面の中の間取り図500の表示領域外の領域である。
なお、残った部屋の数が1又は0である場合、機器タイプの設置割合は使用されない。そのため、ステップS120804の処理の後、ステップS120805の処理を行わずにステップS120806の処理へ移行し、ステップS120806で残った部屋の数が2以上であると判断された場合に、ステップS120805の処理を行ってもよい。
このように、ネットワークを介してホームコントローラ100(携帯情報端末)から、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101に表示される住居(建物)の間取り図の種別を特定可能な住居ID(第1情報)が受信される。各間取り図の種別を示す間取りタイプ(第2情報)を管理する第1データベースを用いて、住居ID(第1情報)によって示された間取り図の種別と同一の種別の間取り図が判断される。間取り図に含まれる一以上の部屋の各々に一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度を示す設置割合(第3情報)を、間取り図の種別毎に管理する第2データベースを用いて、同一の種別と判断された間取り図上に表示される一以上の機器アイコン及び一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋が決定される。
そして、ネットワークを介してホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して、決定された一以上の機器アイコンを示す機器タイプ(第4情報)と、決定された一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋を示す部屋タイプ(第5情報)とが送信される。機器タイプ(第4情報)及び部屋タイプ(第5情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、間取り図を表した表示画面上の一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する領域内に、一以上の機器アイコンが表示される。
また、各間取り図の種別毎に各機器アイコンがどの部屋に表示されているかを示した機器リスト(第6情報)を管理する第3データベースを用いて、一以上の部屋の各々に一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度が、間取り図の種別毎に算出される。
また、ネットワークを介して、ホームコントローラ100(携帯情報端末)から、住居ID(第1情報)と、住居ID(第1情報)が示す間取り図に新規に表示する新規機器アイコンの種別を示す機器タイプ(第7情報)とが受信される。第2データベースを用いて、住居ID(第1情報)が示す種別の間取り図において機器タイプ(第7情報)が示す種別の機器アイコンが表示される候補の部屋の中から、機器タイプ(第7情報)が示す種別の機器アイコンが既に表示されている部屋が除外される。そして、複数の候補の部屋が残った場合、複数の候補の部屋の中から、機器タイプ(第7情報)が示す種別の機器アイコンが表示される頻度が最も高い部屋が決定され、決定された部屋を示す部屋タイプ(第5情報)が、ネットワークを介してホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して送信される。部屋タイプ(第5情報)及び機器タイプ(第7情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、決定された部屋に相当する表示画面上の領域内に、新規機器アイコンが表示される。
また、一つの候補の部屋が残った場合、一つの候補の部屋が、機器タイプ(第7情報)が示す種別の機器アイコンが表示される部屋として決定され、決定された部屋を示す部屋タイプ(第5情報)が、ネットワークを介してホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して送信される。部屋タイプ(第5情報)及び機器タイプ(第7情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、決定された部屋に相当する表示画面上の領域内に、新規機器アイコンが表示される。
さらに、残った候補の部屋が存在しない場合、住居ID(第1情報)が示す種別の間取り図の領域外が、機器タイプ(第7情報)が示す種別の機器アイコンが表示される領域として決定され、決定された領域を示す部屋タイプ(第5情報)が、ネットワークを介してホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して送信される。部屋タイプ(第5情報)及び機器タイプ(第7情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、間取り図の領域外に、新規機器アイコンが表示される。
ここで、機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図160は、新規に登録される機器がエアコンである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、エアコンであり、住居ID“5”に登録される。また、機器リスト121100は、既に1台のエアコンがリビングルームに配置されていることを表すデータを記憶している。
まず、機器制御部302は、住居に新たに設置された冷蔵庫からの機器新規登録要求を受信したか否かを判断する。このとき、サーバ300は、図155に示す機器新規登録要求をエアコンから受信する。
次に、機器制御部302は、間取りタイプ参照テーブル121000(図157)を参照し、機器新規登録要求に含まれる住居IDに対応付けられている間取りタイプを判断する。ここで、機器新規登録要求に含まれる住居IDは“5”であるので、間取りタイプ“A”が選択される。なお、間取りタイプ“A”は、図148に示す第1の間取り図5001に対応している。
次に、機器制御部302は、間取り管理テーブル121200(図159)を参照し、判断された間取り図において、登録される機器の機器タイプに対応する部屋の候補を抽出する。ここで、間取りタイプが“A”であり、機器タイプが“エアコン”であるので、機器制御部302は、“リビングルーム”、“洋間1”及び“洋間2”を部屋の候補として抽出する。
次に、機器制御部302は、機器リスト121100(図158)を参照し、抽出された部屋の候補の中から、新規に登録される機器200の機器タイプと同じ機器タイプに対応する部屋を除外する。このとき、機器リスト121100において、住居IDが“5”である住居には、エアコンがリビングルームに既に設置されているので、機器制御部302は、“リビングルーム”、“洋間1”及び“洋間2”の候補の中から、“リビングルーム”を除外する。その結果、“洋間1”及び“洋間2”が、新規に登録される機器が設置される部屋の候補として残る。
次に、機器制御部302は、機器リスト121100(図158)及び間取りタイプ参照テーブル121000(図157)に基づいて、所定の間取りにおいて所定の機器が所定の部屋に設置される割合を間取りタイプ毎及び部屋毎に算出する。その結果、間取りタイプが“A”である場合、エアコンがリビングルームに設置される割合は、例えば80%であり、エアコンが洋間1に設置される割合は、例えば40%であり、エアコンが洋間2に設置される割合は、例えば10%である。
次に、機器制御部302は、残った部屋の数を判断する。このとき、“洋間1”及び“洋間2”が、新規に登録される機器が設置される候補として残っているので、残った部屋の数が2以上であると判断される。
次に、機器制御部302は、間取り管理テーブル121200(図159)を参照し、残った部屋の中から、設置割合の最も高い部屋を検索する。ここで、間取りタイプが“A”である場合、“洋間1”にエアコンが設置される割合は40%であり、“洋間2”にエアコンが設置される割合は10%である。そのため、機器制御部302は、残った“洋間1”及び“洋間2”の中から、設置割合の最も高い“洋間1”を選択する。
次に、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(エアコン)と、残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋の部屋タイプ(洋間1)とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたエアコンの機器アイコン121301を第1の間取り図5001上に表示する。このとき、エアコンの機器アイコン121301は、洋間1に相当する表示画面上の領域に表示される。このように、エアコンの機器アイコン121301の表示位置は、複数の部屋の候補の中から、同一の間取り図において最も設置割合が高い部屋に決定される。
続いて、図154における初期配置決定処理の他の例について説明する。
図161は、サーバ300における初期配置決定処理の他の例を説明するためのフロー図である。なお、図161において、ステップS121401〜ステップS121407の処理は、図156に示すステップS120801〜ステップS120807の処理と同じであるので、説明を省略する。
残った部屋の数が1であると判断された場合(S121406で“1”)、又はステップS121407で残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋が検索された場合、機器制御部302は、間取り図毎及び部屋毎に各機器の機器アイコンが表示される平均配置位置を算出する(S121408)。
図162は、間取り図毎の機器タイプと部屋との対応関係を表す間取り管理テーブル121500の一例を示す図である。図162に示すように間取り管理テーブル121500は、間取りタイプ121201と、機器タイプ121202と、部屋121203と、設置割合121204と、平均配置位置121501とを対応付けている。平均配置位置121501は、機器タイプ121201で示される機器アイコンが部屋121203で示される部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される表示位置を示している。
機器制御部302は、機器リスト121100を参照し、間取りタイプが同一である全ての住居の各機器アイコンの各部屋における配置位置(配置121104)を抽出し、抽出した配置位置の平均をそれぞれ算出する。機器制御部302は、算出した平均配置位置を間取り管理テーブル121500に記憶し、間取り管理テーブル121500を更新する。
次に、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った1つの部屋又は設置割合の最も高い部屋の部屋タイプと、機器タイプ及び部屋タイプに対応する算出された平均配置位置とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S121409)。
ステップS121406において残った部屋の数が1であると判断された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った1つの部屋タイプと、算出された平均配置位置とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
また、ステップS121407において残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋が検索された場合、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプと、残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋の部屋タイプと、算出された平均配置位置とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
ステップS121410の処理は、図156に示すステップS120809の処理と同じであるので、説明を省略する。
このように、間取り管理テーブル121500(第2データベース)は、各部屋の中での機器アイコンの平均配置位置をさらに管理する。決定された部屋を示す部屋タイプ(第5情報)と、決定された部屋の中での機器アイコンの平均配置位置(第8情報)とが、ネットワークを介してホームコントローラ100(携帯情報端末)に対して送信される。そして、部屋タイプ(第5情報)、機器タイプ(第7情報)及び平均配置位置(第8情報)に基づいて、ホームコントローラ100(携帯情報端末)のディスプレイ101において、決定された部屋に相当する表示画面上の領域内における平均配置位置に、新規機器アイコンが表示される。
ここで、機器アイコンの具体的な表示処理について説明する。
図163は、新規に登録される機器がエアコンである場合におけるホームコントローラの表示画面の一例を示す図である。以下の説明において、新規に登録される機器は、エアコンであり、住居ID“5”に登録される。機器リスト121100は、既に1台のエアコンがリビングルームに配置されていることを表すデータを記憶している。
なお、機器新規登録要求を受信する処理から、残った部屋の中から設置割合の最も高い部屋を検索する処理までは、図160を用いて説明した表示処理と同じであるので、説明を省略する。
機器制御部302は、機器リスト121100(図158)を参照し、間取りタイプが同一である全ての住居の機器アイコンの配置位置(配置121104)を抽出し、抽出した配置位置の平均を算出する。機器制御部302は、例えば、間取りタイプが“A”である全ての住居のエアコンの機器アイコンの各部屋における配置位置を抽出し、抽出した配置位置の平均を部屋毎に算出する。その結果、例えば、リビングルームに配置されるエアコンの機器アイコンの平均配置位置は、(X10,Y90,Z1)となり、洋間1に配置されるエアコンの機器アイコンの平均配置位置は、(X140,Y40,Z1)となり、洋間2に配置されるエアコンの機器アイコンの平均配置位置は、(X90,Y15,Z1)となる。
次に、機器制御部302は、機器アイコンの種類を示す機器タイプ(エアコン)と、残った部屋の中で設置割合の最も高い部屋の部屋タイプ(洋間1)と、算出された平均配置位置(X140,Y40,Z1)とを含む配置情報をホームコントローラ100へ送信する。
配置情報が受信されると、ホームコントローラ100の表示制御部103は、配置情報に基づいて、新規に登録されたエアコンの機器アイコン121301を第1の間取り図5001上に表示する。このとき、エアコンの機器アイコン121301は、洋間1に相当する表示画面上の領域に表示される。また、エアコンの機器アイコン121301は、(X140,Y40,Z1)で表される位置に表示される。このように、エアコンの機器アイコン121301の表示位置は、複数の部屋の候補の中から、同一の間取り図において最も設置割合が高い部屋に決定され、かつ同一の複数の間取り図における平均配置位置に決定される。
上記説明では、第1の間取り図5001及び第2の間取り図5002として、各フロアを構成する部屋の位置及び形状を平面的に表した俯瞰図を間取り図として採用したが、本実施の形態はこれに限定されず、各フロアにどのような部屋が何個あるかを簡略的に示した図も間取り図として採用してもよい。
以下、間取り図の別パターンについて具体的に説明する。図164は、別パターンの間取り図5200を示した図である。間取り図5200では、1つのフロアを構成する1つの部屋が四角形の1つのブロックで表され、1つのフロアにおいて各部屋がマトリックス状に配置されている。また、各ブロックのサイズは同一であり、各ブロックには部屋の名称及び面積が記載されている。
例えば、間取り図5200では、リビング、キッチン、ダイニング、バス、洗面所、トイレ、寝室、及び子供部屋の各部屋が含まれている。また、各部屋内には実際に配置されている機器200の機器アイコン501が表示されている。例えば、リビングには、照明機器及びエアコンの機器アイコン501が表示されているため、照明機器及びエアコンが設置されていることが分かる。
このような間取り図5200が表示される場合であっても、上記と同様に、新規に登録される機器の機器アイコンを表示することが可能である。
図165は、別パターンの間取り図5200において、新規に登録される機器の機器アイコンを表示する例を説明するための図である。
図165に示す間取り図5200において、新規に機器が登録される際の機器アイコンの表示方法は、上記説明した間取り図500における機器アイコンの表示方法とほぼ同じである。
図165では、新規に登録されたエアコンの機器アイコン121301が間取り図5200上に表示されている。新規に登録されるエアコンの機器アイコン121301の表示位置は、複数の部屋の候補の中から、同一の間取り図において最も設置割合が高い部屋に決定される。そのため、新規に登録されたエアコンの機器アイコン121301は、既にエアコンが配置されているリビングルームを除外した複数の部屋の候補(寝室及び子供部屋)の中で、最も設置割合が高い寝室に相当する領域内に表示される。
上記の説明では、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置は、サーバ300において決定されるが、本発明は特にこれに限定されず、ホームコントローラ100において決定してもよい。図166を用いて、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図166は、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S120701)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S120702)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S120704)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S121901)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。また、配置情報をサーバ300へ送信しない場合、ホームコントロールシステムは、サーバ300を備えていなくてもよい。
また、図154に示すシーケンス図では、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信し、ホームコントローラ100がサーバ300へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図167を用いて、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、サーバ300において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図167は、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をサーバ300において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をホームコントローラ100へ送信する(S120701)。このとき、機器新規登録要求は、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の通信制御部107は、機器200によって送信された機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をサーバ300へ送信する(S122001)。このとき、機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。通信制御部107は、受信した機器新規登録要求に含まれる機器ID及び機器タイプに住居IDを付加した機器配置要求を作成して送信する。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S120702)。なお、初期配置決定処理については、既に説明した通りである。
次に、サーバ300の機器制御部302は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をホームコントローラ100へ送信する(S120703)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、サーバ300によって送信された配置情報を受信し、受信した配置情報に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S120704)。
また、図166に示すシーケンス図では、機器200がホームコントローラ100へ機器新規登録要求を送信しているが、本発明は特にこれに限定されず、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信し、サーバ300がホームコントローラ100へ、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求を送信してもよい。図168を用いて、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、ホームコントローラ100において、新規に登録される機器に対応する機器アイコンの配置位置を決定する処理について説明する。
図168は、機器200がサーバ300へ機器新規登録要求を送信する場合、新規に登録する機器に対応する機器アイコンの配置位置をホームコントローラ100において決定する処理の流れを示すシーケンス図である。
家屋内の所定の部屋に機器200が新規に配置された場合、機器200の通信制御部217は、機器新規登録要求をサーバ300へ送信する(S120701)。機器新規登録要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、サーバ300の機器制御部302は、機器200からの機器新規登録要求を受信し、新たに登録された機器に対応する機器アイコンの表示位置を決定するよう要求する機器配置要求をホームコントローラ100へ送信する(S122101)。このとき、機器制御部302は、新たに登録された機器を機器リストに記憶する。機器配置要求は、住居ID、機器ID及び機器タイプを含む。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、サーバ300からの機器配置要求を受信し、新規に登録される機器200に対応する機器アイコンの間取り図上の配置位置を決定する初期配置決定処理を行う(S120702)。
次に、ホームコントローラ100の表示制御部103は、決定された配置位置に基づいて間取り図上に新規に登録された機器200に対応する機器アイコンを表示し、表示画面を更新する(S120704)。
次に、ホームコントローラ100の機器管理部105は、初期配置決定処理によって決定された機器アイコンの配置位置を示す配置情報をサーバ300へ送信する(S121901)。サーバ300の機器制御部302は、受信した配置情報に基づいて機器リストを更新する。なお、ホームコントローラ100は、配置情報をサーバ300へ送信しなくてもよい。
以上説明したように、
本開示に係る第1の態様は、
一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、ディスプレイを有する情報端末の制御方法であって、
前記情報端末のコンピュータに対して、
一以上の部屋を含む間取り図を表した表示画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記一以上の機器アイコンの種別に応じて、前記一以上の機器アイコンを、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、
前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、
前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させる。
上記第1の態様によれば、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンの種別に応じて、一以上の機器アイコンが、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、対象機器が冷蔵庫である場合には、冷蔵庫を表した機器アイコンが、キッチンに相当する表示画面上の領域内に表示される。また、対象機器が洗浄機能付き便座装置である場合には、洗浄機能付き便座装置を表した機器アイコンが、トイレに相当する表示画面上の領域内に表示される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記第1の態様において、例えば、前記第1情報及び前記第2情報を用いて、前記一以上の機器アイコンの種別に応じて、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋を判断させ、前記判断された部屋に相当する前記表示画面上の領域内に、前記一以上の機器アイコンの各々を表示させてもよい。
上記第1の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一以上の部屋の各々の前記間取り図上の位置情報を示す第3情報をさらに管理し、前記第3情報を用いて前記一以上の部屋の各々の部屋に相当する領域を判断させ、前記一以上の機器アイコンの種別に応じて、前記一以上の機器アイコンを、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
上記第1の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一以上の部屋の各々の前記間取り図上の位置情報を示す第3情報をさらに管理し、前記第1情報及び前記第2情報を用いて、前記一以上の機器アイコンの種別に応じて、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋を判断させ、前記第3情報を用いて前記一以上の部屋の各々の部屋に相当する領域を判断させ、前記判断された部屋に相当する前記表示画面上の領域内に、前記一以上の機器アイコンの各々を表示させてもよい。
上記第1の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが、前記一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、前記対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋に相当する前記表示画面上の領域内に前記一の機器アイコンを表示させてもよい。
上記第1の態様によると、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが、一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋に相当する表示画面上の領域内に一の機器アイコンが表示される。
これによると、例えば、対象機器がテレビであり、テレビを表した機器アイコンが、例えば、リビングルーム、書斎及び寝室などの複数の部屋に対応し得る場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に機器アイコンが表示される。
そのため、例えば、テレビを表した機器アイコンは、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求せずに、例えば、リビングルームに相当する領域内に表示されるので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を軽減できる。さらに、機器アイコンの表示位置の変更が必要であれば、表示された後のユーザの操作により、例えば、リビングルームとは別の部屋である寝室などに相当する領域内に機器アイコンを移動させることも可能である。この場合、表示位置の変更が必要な場合に限ってユーザによる操作を受け付けるので、ユーザの操作の煩雑さを軽減できる。
また、機器アイコンは、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に表示されるので、機器アイコンは、最も可能性が高い表示位置に表示されることになる。換言すれば、機器アイコンは、表示位置が変更される可能性の少ない位置に表示されることになる。そのため、ユーザによる設定を介在させることなく機器アイコンを表示させることができ、機器アイコンの表示位置が変更される可能性が少ないので、ユーザによる誤操作を大幅に軽減できる。
さらに、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に機器アイコンが表示されるので、狭い領域内に、多数の機器アイコンが混在して表示されるのを防止できる。そのため、狭い領域内に多数の機器アイコンに紛れて、所望の機器アイコンがどこに表示されているかが分からないという誤認識を防止できる。
上記第1の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一の機器アイコンがテレビを表したテレビアイコンであると判断された場合、前記表示画面上のリビングルームに相当する領域内に前記テレビアイコンを表示させてもよい。
上記第1の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンの種別が前記表示画面上に初めて表示される種別であり、前記一の機器アイコンが前記一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、前記対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋に相当する前記表示画面上の領域内に前記一の機器アイコンを表示させてもよい。
上記第1の態様によると、第1情報に基づき、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンの種別が表示画面上に初めて表示される種別であり、一の機器アイコンが一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋に相当する表示画面上の領域内に一の機器アイコンが表示される。
これによると、例えば、対象機器がテレビであり、テレビを表した機器アイコンが、例えば、リビングルーム、書斎及び寝室などの複数の部屋に対応し得る場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に機器アイコンが初期表示される。
そのため、例えば、テレビを表した機器アイコンの初期表示の位置としては、ユーザの手入力による機器アイコンと対応する部屋との対応関係の設定を要求せずに、例えば、リビングルームに相当する領域内に表示させるので、機器アイコンを、対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を軽減できる。さらに、機器アイコンの表示位置の変更が必要であれば、表示された後のユーザの操作により、例えば、リビングルームとは別の部屋である寝室などに相当する領域内に機器アイコンを移動させることも可能である。この場合、表示位置の変更が必要な場合に限ってユーザによる操作を受け付けるので、ユーザの操作の煩雑さを軽減できる。
また、機器アイコンは、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に表示されるので、機器アイコンは、最も可能性が高い表示位置に初期表示されることになる。換言すれば、機器アイコンは、表示位置が変更される可能性の少ない位置に初期表示されることになる。そのため、ユーザによる設定を介在させることなく機器アイコンを表示させることができ、機器アイコンの表示位置が変更される可能性が少ないので、ユーザによる誤操作を大幅に軽減できる。
さらに、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に機器アイコンが表示されるので、狭い領域内に、多数の機器アイコンが混在して表示されるのを防止できる。そのため、狭い領域内に多数の機器アイコンに紛れて、初期表示される機器アイコンがどこに表示されているかが分からないという誤認識を防止できる。
上記第1の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンの種別が前記表示画面上に初めて表示される種別であり、前記一の機器アイコンがテレビを表したテレビアイコンであると判断された場合、前記表示画面上のリビングルームに相当する領域内に前記テレビアイコンを表示させてもよい。
上記第1の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが冷蔵庫を表した冷蔵庫アイコンであると判断された場合、前記表示画面上のキッチンに相当する領域内に前記冷蔵庫アイコンを表示させてもよい。
第1の態様の他の態様は、
同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、前記一以上の対象機器の情報を管理する情報管理システムにおける情報提供方法であって、
前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の一の対象機器から、前記一の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記受信した登録通知情報に基づき、前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋の属性を判断し、
同一の前記建物IDに関連付けて管理され、前記間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示する情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した第3情報と、前記判断された部屋の属性を示した第4情報とを送信し、
前記第3情報及び前記第4情報に基づいて、前記情報端末のディスプレイにおいて、前記一の対象機器を表した機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させる。
上記他の態様によると、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、受信した登録通知情報に基づき、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋の属性が判断される。これにより、情報端末のディスプレイにおいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これによると、例えば、対象機器が冷蔵庫である場合には、冷蔵庫を表した機器アイコンが、キッチンに相当する表示画面上の領域内に表示される。また、対象機器が洗浄機能付き便座装置である場合には、洗浄機能付き便座装置を表した機器アイコンが、トイレに相当する表示画面上の領域内に表示される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記情報端末において、前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一以上の部屋の各々の前記間取り図上の位置情報を示す第5情報をさらに管理し、前記第5情報を用いて、前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋に相当する領域を示す位置情報を判断し、前記情報端末に対して前記ネットワークを介して、前記判断された位置情報を送信し、前記送信された位置情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイに対して、前記一の対象機器を表した機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一の対象機器を表す機器アイコンが、前記一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、前記対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋を、前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋と判断し、前記情報端末に対して前記ネットワークを介して、前記判断された部屋の属性を示す情報を、前記第4情報として送信してもよい。
上記他の態様によると、一の対象機器を表す機器アイコンが、一以上の部屋の中の複数の部屋に対応し得ると判断された場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋が、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋と判断される。
これによると、例えば、対象機器がテレビであり、テレビを表した機器アイコンが、例えば、リビングルーム、書斎及び寝室などの複数の部屋に対応し得る場合、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に機器アイコンが表示される。
そのため、例えば、テレビを表した機器アイコンは、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求せずに、例えば、リビングルームに相当する領域内に表示されるので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を軽減できる。さらに、機器アイコンの表示位置の変更が必要であれば、表示された後のユーザの操作により、例えば、リビングルームとは別の部屋である寝室などに相当する領域内に機器アイコンを移動させることも可能である。この場合、表示位置の変更が必要な場合に限ってユーザによる操作を受け付けるので、ユーザの操作の煩雑さを軽減できる。
また、機器アイコンは、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に表示されるので、機器アイコンは、最も可能性が高い表示位置に表示されることになる。換言すれば、機器アイコンは、表示位置が変更される可能性の少ない位置に表示されることになる。そのため、ユーザによる設定を介在させることなく機器アイコンを表示させることができ、機器アイコンの表示位置が変更される可能性が少ないので、ユーザによる誤操作を大幅に軽減できる。
さらに、対応し得る複数の部屋の中の最も広い部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に機器アイコンが表示されるので、狭い領域内に、多数の機器アイコンが混在して表示されるのを防止できる。そのため、狭い領域内に多数の機器アイコンに紛れて、所望の機器アイコンがどこに表示されているかが分からないという誤認識を防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一の対象機器を表した機器アイコンが冷蔵庫を表した冷蔵庫アイコンであると判断された場合、前記表示画面上のキッチンに相当する領域内に前記冷蔵庫アイコンを表示させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第1情報に基づき、前記一の対象機器を表した機器アイコンがテレビを表したテレビアイコンであると判断された場合、前記表示画面上のリビングルームに相当する領域内に前記テレビアイコンを表示させてもよい。
本開示に係る第2の態様は、
一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、ディスプレイを有する情報端末の制御方法であって、
前記情報端末のコンピュータに対して、
一以上の部屋を含む間取り図を表した表示画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報と関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記一以上の機器アイコンのうち機器アイコンの種別に対応する部屋がある機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、前記一以上の機器アイコンのうち機器アイコンの種別に対応する部屋がない機器アイコンを、前記表示画面上の所定領域に表示させ、
前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、
前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させる。
上記第2の態様によれば、一以上の対象機器の各々を表した機器アイコンの種別を示した第1情報と一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンのうち機器アイコンの種別に対応する部屋がある機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させる。
これにより、例えば、対象機器の種別が冷蔵庫であり、冷蔵庫に対応する部屋がキッチンである場合には、冷蔵庫を表した機器アイコンが、キッチンに相当する表示画面上の領域に表示される。また、対象機器の種別が洗浄機能付き便座装置であり、洗浄機能付き便座装置に対応する部屋がトイレである場合には、洗浄機能付き便座装置を表した機器アイコンが、トイレに相当する表示画面上の領域に表示される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
一方、一以上の機器アイコンのうち機器アイコンの種別に対応する部屋がない機器アイコンが、表示画面上の所定領域に表示される。
これにより、例えば、対象機器が加湿器であり、加湿器に部屋が対応付けられていない場合には、加湿器を表した機器アイコンが、例えば、間取り図の表示領域の枠外の領域、又は、リンビングルームに相当する領域などの所定領域に表示される。
この場合には、機器アイコンの表示位置は変更される可能性が高いので、例えば、当該機器アイコンを認識しやすい間取り図の表示領域の枠外の領域、又は、表示領域が広く、他の機器アイコンが表示されていても、当該機器アイコンを認識できるリビングルームに相当する領域に、当該機器アイコンが表示される。これにより、表示位置が変更される可能性が高い種別の機器アイコンについては、ユーザによる表示位置の変更を想定して表示する。そのため、表示位置が変更される可能性が高い種別の機器アイコンについては、ユーザによる操作の介在を想定して表示し、ユーザによる操作の介在を抑えることで、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤操作を軽減できる。
上記第2の態様において、例えば、前記所定領域は、前記表示画面の中の前記間取り図の表示領域外の領域であってもよい。
上記第2の態様において、例えば、前記所定領域は、前記間取り図に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域であってもよい。
上記第2の態様において、例えば、前記一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、二以上の同一種別の機器アイコンのうちの一の機器アイコンを前記一の機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、他の機器アイコンを前記表示画面上の所定領域に表示させてもよい。
上記第2の態様において、例えば、前記所定領域は、前記表示画面の中の前記間取り図の表示領域外の領域であってもよい。
上記第2の態様において、例えば、前記所定領域は、前記間取り図に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域であってもよい。
第2態様の他の態様は、
同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、前記一以上の対象機器の情報を管理する情報管理システムにおける情報提供方法であって、
前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の一の対象機器から、前記一の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記受信した登録通知情報に基づき、前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋の属性を判断し、
前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がある場合、同一の前記建物IDに関連付けて管理され、前記間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示する情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した第3情報と、前記判断された部屋の属性を示した第4情報とを送信し、前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がない場合、前記情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した第3情報と、前記表示画面上の所定領域を示した第5情報とを送信し、
前記情報端末のディスプレイにおいて、前記第3情報及び前記第4情報に基づいて、前記一の対象機器を表した機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、又は、前記第3情報及び前記第5情報に基づいて、前記一の対象機器を表した機器アイコンを、前記所定領域に相当する前記表示画面上の領域内に表示させる。
上記他の態様により、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がある場合、同一の建物IDに関連付けて管理され、間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示する情報端末に対して、ネットワークを介して、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した第3情報と、判断された部屋の属性を示した第4情報とが送信される。また、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がない場合、情報端末に対して、ネットワークを介して、一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した第3情報と、表示画面上の所定領域を示した第5情報とが送信される。これにより、情報端末のディスプレイにおいて、第3情報及び第4情報に基づいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。また、情報端末のディスプレイにおいて、第3情報及び第5情報に基づいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、所定領域に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、対象機器の種別が冷蔵庫であり、冷蔵庫に対応する部屋がキッチンである場合には、冷蔵庫を表した機器アイコンが、キッチンに相当する表示画面上の領域に表示される。また、対象機器の種別が洗浄機能付き便座装置であり、洗浄機能付き便座装置に対応する部屋がトイレである場合には、洗浄機能付き便座装置を表した機器アイコンが、トイレに相当する表示画面上の領域に表示される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
一方、一の対象機器を表す機器アイコンの種別に対応する部屋がない場合、一の対象機器を表す機器アイコンが、表示画面上の所定領域に表示される。
これにより、例えば、対象機器が加湿器であり、加湿器に部屋が対応付けられていない場合には、加湿器を表した機器アイコンが、例えば、間取り図の表示領域の枠外の領域、又は、リンビングルームに相当する領域などの所定領域に表示される。
この場合には、機器アイコンの表示位置は変更される可能性が高いので、例えば、当該機器アイコンを認識しやすい間取り図の表示領域の枠外の領域、又は、表示領域が広く、他の機器アイコンが表示されていても、当該機器アイコンを認識できるリビングルームに相当する領域に、当該機器アイコンが表示される。これにより、表示位置が変更される可能性が高い種別の機器アイコンについては、ユーザによる表示位置の変更を想定して表示する。そのため、表示位置が変更される可能性が高い種別の機器アイコンについては、ユーザによる操作の介在を想定して表示し、ユーザによる操作の介在を抑えることで、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤操作を軽減できる。
上記他の態様において、例えば、前記情報端末において、前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記所定領域は、前記表示画面の中の前記間取り図の表示領域外の領域であってもよい。
上記他の態様において、例えば、前記所定領域は、前記間取り図に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域であってもよい。
上記他の態様において、例えば前記一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、二以上の同一種別の機器アイコンのうちの一の機器アイコンを前記一の機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、他の機器アイコンを前記表示画面上の所定領域に表示させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記所定領域は、前記表示画面の中の前記間取り図の表示領域外の領域であってもよい。
上記他の態様において、例えば、前記所定領域は、前記間取り図に含まれる一以上の部屋の中の最も広い部屋に相当する領域であってもよい。
本開示に係る第3の態様は、
一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、ディスプレイを有する情報端末の制御方法であって、
前記情報端末のコンピュータに対して、
一以上の部屋を含む間取り図を表した表示画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を示した第2情報と、前記一以上の部屋の各々の属性を示した第3情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記一以上の機器アイコンの種別及び前記一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能に応じて、前記一以上の機器アイコンを、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、
前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、
前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させる。
本第3の態様によると、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を示した第2情報と、一以上の部屋の各々の属性を示した第3情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、一以上の機器アイコンの種別及び一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能に応じて、一以上の機器アイコンを、一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示させる。
これにより、例えば、対象機器がテレビである場合には、テレビの表示画面のサイズに応じて、テレビを表した機器アイコンが、例えば、リビングルーム又は寝室などに相当する表示画面上の領域に表示される。
また、対象機器がエアコンである場合には、エアコンの最大出力に応じて、エアコンを表した機器アイコンが、最大出力に対応する部屋に相当する表示画面上の領域に表示される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
また、一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を考慮して機器アイコンを表示する部屋が判断されるので、機器アイコンが表示される可能性のある属性を持つ部屋が複数ある場合であっても、機器アイコンを、機器アイコンに対応する対象機器の性能に応じた部屋に相当する表示画面上の領域に表示させることができる。
そのため、機器アイコンが表示される可能性のある属性を持つ部屋が複数ある場合であっても、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求することなく、機器アイコンを、機器アイコンに対応する対象機器の性能に合っていない部屋に相当する領域に誤って表示させる誤動作を防止できる。
上記第3の態様において、例えば、前記一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、前記第2情報に基づいて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの各々に対応する対象機器の性能に応じて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの各々を、前記二以上の同一種別の機器アイコンの各々に対応する対象機器の性能に対応する広さの部屋に相当する前記表示画面上の領域に表示させてもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記第1情報に基づいて、前記一以上の機器アイコンの中に二以上の同一種別の機器アイコンが存在すると判断された場合、前記第2情報及び前記第3情報に基づいて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの各々に対応する対象機器の性能に対応する広さの部屋を判断させ、前記判断された各々の部屋に相当する前記表示画面上の領域に、前記二以上の同一種別の機器アイコンの各々を表示させてもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一以上の部屋の各々の前記間取り図上の位置情報を示す第4情報をさらに管理し、前記第4情報を用いて前記一以上の部屋の各々の部屋に相当する領域を判断させ、前記一以上の機器アイコンの種別及び前記一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能に応じて、前記一以上の機器アイコンを、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域に表示させてもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記一以上の機器アイコンが、二以上の同一種別の機器アイコンを含む場合、前記第2情報に基づいて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つに対応する対象機器の性能の総和を判断させ、判断された性能の総和に応じて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つの各々を、前記算出された性能の総和に対応する広さの部屋に相当する前記表示画面上の領域に表示させてもよい。
上記第3の態様によると、例えば、対象機器としての照明機器が2台ある場合に、2台の照明機器の性能(例えば、消費電力)の総和に応じて、2台の照明機器の各々を表す機器アイコンを、性能の総和に対応する一つの部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域に表示させる。
これにより、例えば、リンビングルームという比較的広い部屋に、二以上の同一種別の対象機器が設置される場合において、二以上の機器アイコンの中の一部が他の部屋に相当する領域に分離して表示される誤動作を防止できる。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記第3の態様において、例えば、前記第1情報に基づいて、前記一以上の機器アイコンの中に二以上の同一種別の機器アイコンが存在すると判断された場合、前記第2情報に基づいて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つに対応する対象機器の性能の総和を判断させ、判断された性能の総和及び前記第3情報に基づいて、前記二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つに対応する対象機器の性能に対応する広さの部屋を判断させ、前記判断された部屋に相当する前記表示画面上の領域に、前記二以上の同一種別の機器アイコンの中の少なくとも2つの各々を表示させてもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記機器アイコンは、照明機器を表す照明機器アイコンを含み、前記照明機器アイコンに対応する照明機器の性能は、前記照明機器の消費電力を含んでもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記機器アイコンは、テレビを表すテレビアイコンを含み、前記テレビアイコンに対応するテレビの性能は、前記テレビの画面サイズを含んでもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記機器アイコンは、エアコンを表すエアコンアイコンを含み、前記エアコンアイコンに対応するエアコンの性能は、前記エアコンの最大出力を含んでもよい。
上記第3の態様において、例えば、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域に表示された前記一以上の機器アイコンの各々は、対象機器の性能を示す情報を含んでもよい。
第3の態様の他の態様は、
同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、前記一以上の対象機器の情報を管理する情報管理システムにおける情報提供方法であって、
前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の一の対象機器から、前記一の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を示した第2情報と、同一の前記建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第3情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記受信した登録通知情報に基づき、前記一の対象機器を表す機器アイコンの種別及び前記一の対象機器の性能に対応する部屋の属性を判断し、
同一の前記建物IDに関連付けて管理され、前記間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示する情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記一の対象機器を表した機器アイコンの種別を示した第4情報と、前記判断された部屋の属性を示した第5情報とを送信し、
前記情報端末のディスプレイにおいて、前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記一の対象機器を表した機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させる。
本他の態様によると、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、一以上の機器アイコンに対応する対象機器の性能を示した第2情報と、同一の建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第3情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、受信した登録通知情報に基づき、一の対象機器を表す機器アイコンの種別及び一の対象機器の性能に対応する部屋の属性が判断される。これにより、情報端末のディスプレイにおいて、一の対象機器を表した機器アイコンが、機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、対象機器がテレビである場合には、テレビの表示画面のサイズに応じて、テレビを表した機器アイコンが、例えば、リビングルーム又は寝室などに相当する表示画面上の領域に表示される。
また、対象機器がエアコンである場合には、エアコンの最大出力に応じて、エアコンを表した機器アイコンが、最大出力に対応する部屋に相当する表示画面上の領域に表示される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記情報端末において、前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一以上の部屋の各々の前記間取り図上の位置情報を示す第6情報をさらに管理し、前記第6情報を用いて、前記一の対象機器を表した機器アイコンの種別及び前記一の対象機器の性能に対応する部屋の位置情報を判断し、前記情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記判断された位置情報を送信し、前記送信された位置情報に基づいて、前記情報端末のディスプレイに対して、前記一の対象機器を表した機器アイコンを、前記機器アイコンに対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の二以上の対象機器から、前記二以上の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、前記第1情報に基づいて前記二以上の対象機器の各々を表す二以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、前記第2情報に基づいて前記二以上の対象機器の各々の性能に応じて、前記二以上の機器アイコンの各々に対応する部屋の属性を判断し、前記情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記二以上の機器アイコンの各々について、前記二以上の機器アイコンの各々の種別を示した前記第4情報と、各部屋の属性を示した前記第5情報とを送信し、前記情報端末のディスプレイにおいて、前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記二以上の機器アイコンを、前記二以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
本他の態様によると、第1情報に基づいて二以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、第2情報に基づいて二以上の対象機器の各々の性能に応じて、二以上の機器アイコンの各々に対応する部屋の属性が判断される。これにより、情報端末のディスプレイにおいて、二以上の機器アイコンが、二以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、二以上の機器アイコンの種別が、照明機器である場合、二以上の照明機器の各々の性能(例えば、消費電力)に応じて、例えば、二以上の照明機器のうちの一の照明機器を表す機器アイコンに対応する部屋はリビングルームであり、他の照明機器を表す機器アイコンに対応する部屋は寝室であると判断する。
そのため、二以上の機器アイコンの種別が同一である場合であっても、ユーサによる設定操作を介在させることなく、二以上の機器アイコンの各々を、二以上の対象機器の各々の性能に合っていない部屋に相当する領域に誤って表示させる誤動作を防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の二以上の対象機器から、前記二以上の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、前記第1情報に基づいて前記二以上の対象機器の各々を表す二以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、前記第2情報に基づいて前記二以上の対象機器の各々の性能の総和を判断し、判断された性能の総和に対応する広さの一の部屋の属性を判断し、前記情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記二以上の機器アイコンの種別を示した前記第4情報と、前記一の部屋の属性を示した前記第5情報とを送信し、前記情報端末のディスプレイにおいて、前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記二以上の機器アイコンを、前記一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
本他の態様によると、第1情報に基づいて二以上の対象機器の各々を表す二以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、第2情報に基づいて二以上の対象機器の各々の性能の総和に対応する広さの一の部屋の属性が判断される。これに基づいて、情報端末のディスプレイにおいて、二以上の機器アイコンが、一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、対象機器としての照明機器が2台ある場合に、2台の照明機器の性能(例えば、消費電力)の総和に応じて、2台の照明機器の各々を表す機器アイコンを、性能の総和に対応する一つの部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域に表示させる。
そのため、例えば、リンビングルームという比較的広い部屋に、二以上の同一種別の対象機器が設置される場合において、二以上の機器アイコンの中の一部が他の部屋に相当する領域に分離して表示される誤動作を防止できる。
その結果、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記機器アイコンは、照明機器を表す照明機器アイコンを含み、前記照明機器アイコンに対応する照明機器の性能は、前記照明機器の消費電力を含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記機器アイコンは、テレビを表すテレビアイコンを含み、前記テレビアイコンに対応するテレビの性能は、前記テレビの画面サイズを含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記機器アイコンは、エアコンを表すエアコンアイコンを含み、前記エアコンアイコンに対応するエアコンの性能は、前記エアコンの最大出力を含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域に表示された前記一以上の機器アイコンの各々は、対象機器の性能を示す情報を含んでもよい。
本開示に係る第4の態様は、
一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、ディスプレイを有する情報端末の制御方法であって、
前記情報端末のコンピュータに対して、
一以上の部屋を含む間取り図を表した表示画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記一以上の機器アイコンの種別に応じて、前記一以上の機器アイコンを、前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させ、
前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、
前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させ、
前記一以上の機器アイコンは、第1種別の機器アイコンと、前記第1種別の機器アイコンが表示される部屋と同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示される関係にある第2種別の機器アイコンとを含み、
前記一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記一の機器アイコンを、前記第1種別の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させる。
本第4の態様によると、一以上の機器アイコンは、第1種別の機器アイコンと、第1種別の機器アイコンが表示される部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される関係にある第2種別の機器アイコンとを含む。そして、一以上の機器アイコンの中の一の機器アイコンが第2種別の機器アイコンであると判断された場合、一の機器アイコンが、第1種別の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、第1種別の機器アイコンが、例えば、テレビを表した機器アイコンであり、第2種別の機器アイコンが、例えば、DVDプレーヤなどのコンテンツ再生機を表した機器アイコンである場合、テレビを表した機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に、コンテンツ再生機を表した機器アイコンが表示される。
このように、第2種別の機器アイコン(例えば、コンテンツ再生機を表す機器アイコン)は、第1種別の機器アイコン(例えば、テレビを表す機器アイコン)が表示される部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される関係にあることに着目して、第2種別の機器アイコンの表示位置が判断される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記第4の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであることを示す第3情報と、前記第2種別の機器アイコンに対応する前記第1種別の機器アイコンの種別を示した第4情報とをさらに管理し、前記第3情報に基づいて、前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記第4情報に基づいて前記第1種別の機器アイコンが表示されている部屋を判断させ、前記一の機器アイコンを、前記判断された部屋と同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
上記第4の態様において、例えば、前記一以上の機器アイコンの中の1又は2以上の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記1又は2以上の機器アイコンを、前記第1種別の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
上記第4の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、冷蔵庫を表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、電子レンジを表す機器アイコンを含んでもよい。
上記第4の態様において、例えば、前記同一の部屋はキッチンであってもよい。
上記第4の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、コンテンツを再生するコンテンツ再生機を表す機器アイコンを含んでもよい。
上記第4の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、コンテンツを記録するコンテンツ録画機を表す機器アイコンを含んでもよい。
上記第4の態様において、例えば、前記同一の部屋はリビングルームであってもよい。
第4の態様の他の態様は、
同一の建物IDにて関連付けて管理された一以上の対象機器を制御するネットワークに接続し、前記一以上の対象機器の情報を管理する情報管理システムにおける情報提供方法であって、
前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の一の対象機器から、前記一の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、
前記一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、前記建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報と、前記一以上の機器アイコンの種別の中の第1種別の機器アイコンと同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示される関係にある第2種別の機器アイコンを示す第3情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、前記受信した登録通知情報に基づき、前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであるか否かを判断し、
前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性を判断し、
同一の前記建物IDに関連付けて管理され、前記間取り図を表した表示画面をディスプレイに表示する情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記一の機器アイコンの種別を示した第4情報と、前記判断された部屋の属性を示した第5情報とを送信し、
前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記情報端末のディスプレイにおいて、前記一の機器アイコンを、前記第1種別の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させる。
本他の態様によると、一以上の対象機器の各々を表した一以上の機器アイコンの種別を示した第1情報と、同一の建物IDが示す建物の間取り図を表した表示画面に含まれる一以上の部屋の各々の属性を示した第2情報と、一以上の機器アイコンの種別の中の第1種別の機器アイコンと同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される関係にある第2種別の機器アイコンを示す第3情報とを関連付けて管理する1又は2以上のメモリを用いて、受信した登録通知情報に基づき、一の対象機器を表す一の機器アイコンが第2種別の機器アイコンであるか否かが判断される。一の機器アイコンが第2種別の機器アイコンであると判断された場合、第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性が判断される。これに基づいて、情報端末のディスプレイにおいて、一の機器アイコンが、第1種別の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、例えば、第1種別の機器アイコンが、例えば、テレビを表した機器アイコンであり、第2種別の機器アイコンが、例えば、DVDプレーヤなどのコンテンツ再生機を表した機器アイコンである場合、テレビを表した機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に、コンテンツ再生機を表した機器アイコンが表示される。
このように、第2種別の機器アイコン(例えば、コンテンツ再生機を表す機器アイコン)は、第1種別の機器アイコン(例えば、テレビを表す機器アイコン)が表示される部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される関係にあることに着目して、第2種別の機器アイコンの表示位置が判断される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を確実に防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記情報端末において、前記間取り図に含まれるいずれかの部屋に相当する領域において前記一以上の機器アイコンのいずれかの選択が検知されると、前記間取り図を表した表示画面上に前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御画面を表示させ、前記制御画面の操作に基づき、前記選択された機器アイコンに対応する対象機器の操作又は状態確認の少なくともいずれかのための制御コマンドを前記ネットワークに出力させてもよい。
上記他の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであることを示す第6情報と、前記第2種別の機器アイコンに対応する前記第1種別の機器アイコンの種別を示した第7情報とをさらに管理し、前記第6情報に基づいて、前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記第7情報に基づいて前記第2種別の機器アイコンに対応する第1種別の機器アイコンを判断し、前記第2情報に基づいて、前記第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性を判断してもよい。
上記他の態様において、例えば、前記ネットワークを介して前記一以上の対象機器の中の2以上の対象機器から、前記2以上の対象機器が前記情報管理システムに新規に登録されたことを表す登録通知情報を受信し、前記第1情報に基づいて前記2以上の対象機器の各々を表す2以上の機器アイコンの種別が同一であると判断された場合、前記第3情報に基づいて前記2以上の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであるか否かを判断し、前記2以上の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性を判断し、前記情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記2以上の機器アイコンの種別を示した前記第4情報と、前記判断された部屋の属性を示した前記第5情報とを送信し、前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記情報端末のディスプレイにおいて、前記2以上の機器アイコンを、前記第1種別の機器アイコンが表示されている部屋と同一の部屋に相当する前記表示画面上の領域内に表示させてもよい。
本他の態様によると、2以上の対象機器の各々を表す2以上の機器アイコンの種別が同一であり、かつ2以上の機器アイコンが第2種別の機器アイコンであると判断された場合、第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性が判断される。
これにより、2以上の機器アイコンの各々が、例えば、DVDプレーヤなどのコンテンツ再生機を表した機器アイコンであり、第2種別の機器アイコンが、例えば、コンテンツ再生機を表した機器アイコンである場合、2以上のコンテンツ再生機を表した機器アイコンが、第1種別の機器アイコン(例えば、テレビを表す機器アイコン)が表示されている部屋と同一の部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
このように、2以上の機器アイコンの各々が、第2種別の機器アイコン(例えば、コンテンツ再生機を表す機器アイコン)である場合であっても、第1種別の機器アイコン(例えば、テレビを表す機器アイコン)と第2種別の機器アイコンとの関係に着目して、第2種別の機器アイコンの表示位置が判断される。
そのため、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求しないので、2以上の機器アイコンの中の一部が、2以上の機器アイコンに対応する部屋とは異なる部屋に相当する領域に誤って表示される誤動作を確実に防止できる。
上記他の態様において、例えば、前記1又は2以上のメモリは、前記第1種別の機器アイコンに対応する対象機器の使用頻度を表す第8情報をさらに管理し、前記一の機器アイコンが前記第2種別の機器アイコンであると判断された場合、前記第2種別の機器アイコンに対応する前記第1種別の機器アイコンを判断し、前記第2種別の機器アイコンが複数の第1種別の機器アイコンに対応している場合、前記複数の第1種別の機器アイコンに対応する複数の対象機器の中で使用頻度が最も高い対象機器を判断し、前記使用頻度が最も高いと判断された対象機器を表す前記第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性を判断し、前記情報端末に対して、前記ネットワークを介して、前記一の機器アイコンの種別を示した前記第4情報と、前記使用頻度が最も高いと判断された対象機器を表す前記第1種別の機器アイコンに対応する部屋の属性を示した前記第5情報とを送信してもよい。
本他の態様によると、第2種別の機器アイコンが複数の第1種別の機器アイコンに対応している場合、複数の第1種別の機器アイコンに対応する複数の対象機器の中で使用頻度が最も高い対象機器が判断される。これに基づいて、第2種別の機器アイコンが、使用頻度が最も高いと判断された対象機器を表す第1種別の機器アイコンに対応する部屋に相当する表示画面上の領域内に表示される。
これにより、第2種別の機器アイコンが、例えば、コンテンツ再生機を表した機器アイコンであり、第1種別の機器アイコンが、例えば、テレビを表した機器アイコンであり、コンテンツ再生機を表した機器アイコンが、テレビを表した複数の機器アイコンに対応している場合、複数のテレビのうちの最も使用頻度が高いテレビが判断されて、最も使用頻度が高いテレビを表した機器アイコンに対応する部屋、例えば、リビングルームに相当する表示画面上の領域内に、第2種別の機器アイコン(例えば、コンテンツ再生機を表した機器アイコン)が表示される。
そのため、コンテンツ再生機を表した第2種別の機器アイコンが、複数のテレビを表した複数の第1種別の機器アイコンに対応する場合であっても、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求することなく、第1種別の機器アイコン(例えば、テレビを表す機器アイコン)と第2種別の機器アイコン(例えば、コンテンツ再生機を表した機器アイコン)との関係を活用しながら、表示させる可能性が高い部屋に第2種別の機器アイコンを表示させることができる。
その結果、第2種別の機器アイコンが、適切な部屋とは異なる部屋に相当する領域に誤って表示される誤動作を軽減できる。
上記他の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、冷蔵庫を表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、電子レンジを表す機器アイコンを含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記同一の部屋はキッチンであってもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、コンテンツを再生するコンテンツ再生機を表す機器アイコンを含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、コンテンツを記録するコンテンツ録画機を表す機器アイコンを含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンは、テレビを表す機器アイコンを含み、前記第2種別の機器アイコンは、コンテンツを記録するコンテンツ録画機を表す機器アイコンを含み、前記同一の部屋はリビングルームであってもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第8情報は、前記第1種別の機器アイコンに対応する対象機器の電源のオン又はオフを示す情報を含んでもよい。
上記他の態様において、例えば、前記第1種別の機器アイコンに対応する対象機器はテレビであり、前記第8情報は、前記テレビの視聴履歴を示す情報を含んでもよい。
本開示に係る第5の態様は、
建物内に接続された一以上の対象機器を遠隔制御しディスプレイを有する情報端末に接続されるネットワークシステムにおける情報提供方法であって、
ネットワークを介して前記情報端末から、前記情報端末の前記ディスプレイに表示される前記建物の間取り図の種別を特定可能な第1情報を受信し、
各間取り図の種別を示す第2情報を管理する第1データベースを用いて、前記第1情報によって示された間取り図の種別と同一の種別の間取り図を判断し、
前記間取り図に含まれる一以上の部屋の各々に前記一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度を示す第3情報を、間取り図の種別毎に管理する第2データベースを用いて、同一の種別と判断された前記間取り図上に表示される前記一以上の機器アイコン及び前記一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋を決定し、
前記ネットワークを介して前記情報端末に対して、前記決定された一以上の機器アイコンを示す第4情報と、前記決定された前記一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋を示す第5情報とを送信し、
前記第4情報及び前記第5情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイにおいて、前記間取り図を表した表示画面上の前記一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する領域内に、前記一以上の機器アイコンを表示させる。
本第5の態様によると、各間取り図の種別を示す第2情報を管理する第1データベースを用いて、情報端末から受信した第1情報によって示される間取り図の種別と同一の種別の間取り図が判断される。一以上の対象機器を表した一以上の機器アイコンと、一以上の機器アイコンの各々が表示される間取り図に含まれる一以上の部屋と、一以上の部屋の各々に一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度とを対応付けた第3情報を、間取り図の種別毎に管理する第2データベースを用いて、同一の種別と判断された間取り図上に表示される一以上の機器アイコン及び一以上の機器アイコンの各々が表示される部屋が決定される。これに基づいて、情報端末のディスプレイにおいて、間取り図を表した表示画面上であって一以上の機器アイコンの各々に対応する部屋に相当する領域内に、一以上の機器アイコンが表示される。
これによると、情報端末のディスプレイに表示される間取り図と同一の種別の間取り図において、一以上の部屋の各々に一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度が参照される。
例えば、アパートメントにて同一の種別の間取りの部屋については、例えば、テレビ、洗濯機及び冷蔵庫などの対象機器の配置位置の選択肢は、間取りの制約によって制限される。そのため、対象機器の配置位置は類似する傾向が見られる。
これによれば、機器アイコンと機器アイコンに対応する部屋との対応関係の設定をユーザに要求せずに、同一の種別の間取り図の機器アイコンの表示位置を参照して、例えば、テレビ、洗濯機及び冷蔵庫等の各々の対象機器を表した機器アイコンの表示位置が決定される。
そのため、ユーザによる設定を最小限に抑えつつ、表示される頻度の高い部屋が機器アイコンの初期表示位置として表示されるので、機器アイコンを、機器アイコンに対応する部屋に相当する領域とは別の領域に誤って表示させる誤動作を軽減できる。
さらに、機器アイコンの表示位置の変更が必要であれば、ユーザの操作により、例えば、リビングルームとは別の部屋である寝室などに機器アイコンを移動させることも可能である。この場合、表示位置の変更が必要な場合に限ってユーザによる操作を要求するので、ユーザの操作の煩雑さを大幅に軽減できる。
上記第5の態様において、例えば、各間取り図の種別毎に各機器アイコンがどの部屋に表示されているかを示した第6情報を管理する第3データベースを用いて、前記一以上の部屋の各々に前記一以上の機器アイコンの各々が表示される頻度を、間取り図の種別毎に算出してもよい。
上記第5の態様において、例えば、前記ネットワークを介して、前記情報端末から、前記第1情報と、前記第1情報が示す間取り図に新規に表示する新規機器アイコンの種別を示す第7情報とを受信し、前記第2データベースを用いて、前記第1情報が示す種別の間取り図において前記第7情報が示す種別の機器アイコンが表示される候補の部屋の中から、前記第7情報が示す種別の機器アイコンが既に表示されている部屋を除き、複数の候補の部屋が残った場合、複数の候補の部屋の中から、前記第7情報が示す種別の機器アイコンが表示される頻度が最も高い部屋を決定し、前記決定された部屋を示す情報を前記第5情報として、前記ネットワークを介して前記情報端末に対して送信し、前記第5情報及び前記第7情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイにおいて、前記決定された部屋に相当する前記表示画面上の領域内に、前記新規機器アイコンを表示させてもよい。
上記第5の態様において、例えば、前記ネットワークを介して前記情報端末から、前記第1情報と、前記第1情報が示す間取り図に新規に表示する新規機器アイコンの種別を示す第7情報とを受信し、前記第2データベースを用いて、前記第1情報が示す種別の間取り図において前記第7情報が示す種別の機器アイコンが表示される候補の部屋の中から、前記第7情報が示す種別の機器アイコンが既に表示されている部屋を除き、一つの候補の部屋が残った場合、前記一つの候補の部屋を前記第7情報が示す種別の機器アイコンが表示される部屋として決定し、前記決定された部屋を示す情報を前記第5情報として、前記ネットワークを介して前記情報端末に対して送信し、前記第5情報及び前記第7情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイにおいて、前記決定された部屋に相当する前記表示画面上の領域内に、前記新規機器アイコンを表示させてもよい。
上記第5の態様において、例えば、前記ネットワークを介して前記情報端末から、前記第1情報と、前記第1情報が示す間取り図に新規に表示する新規機器アイコンの種別を示す第7情報とを受信し、前記第2データベースを用いて、前記第1情報が示す種別の間取り図において前記第7情報が示す種別の機器アイコンが表示される候補の部屋の中から、前記第7情報が示す種別の機器アイコンが既に表示されている部屋を除き、残った候補の部屋が存在しない場合、前記第1情報が示す種別の間取り図の領域外を前記第7情報が示す種別の機器アイコンが表示される領域として決定し、前記決定された領域を示す情報を前記第5情報として、前記ネットワークを介して前記情報端末に対して送信し、前記第5情報及び前記第7情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイにおいて、前記間取り図の領域外に、前記新規機器アイコンを表示させてもよい。
上記第5の態様において、例えば、前記第2データベースは、各部屋の中での機器アイコンの平均配置位置をさらに管理し、前記決定された部屋を示す第5情報と、前記決定された部屋の中での機器アイコンの平均配置位置を示す第8情報とを、前記ネットワークを介して前記情報端末に対して送信し、前記第5情報、前記第7情報及び前記第8情報に基づいて、前記情報端末の前記ディスプレイにおいて、前記決定された部屋に相当する前記表示画面上の領域内における前記平均配置位置に、前記新規機器アイコンを表示させてもよい。