JP6461645B2 - 動物用トイレ - Google Patents

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Description

本発明は、動物用トイレに関する。
従来、猫等の動物が使用するための動物用トイレが知られている。例えば、特許文献1には、動物が出入りするための開口及び排泄された尿を通過させる液通過性の底面部を備えた上部容器と、底面部を通過した尿を吸収する吸収シートを配置する配置容器と、底面部の下方に位置し上部容器を支持しつつ配置容器を収容する下部容器と、を備えた動物用トイレが開示されている。
特開2009−11181号公報
このような動物用トイレでは、上部容器に設けられた液通過性の底面部が尿等によって汚れやすいため、底面部を定期的に洗浄することが望ましい。洗浄を行う場合、底面部を洗浄剤に浸すことにより、該底面部に付着した汚れや臭いを除去する「漬け置き」が効果的である。その際、配置容器の内部に洗浄剤を満たしておき、その上に上部容器を重ねることで、上部容器の底面部を洗浄剤に浸すようにすれば、配置容器の内部と上部容器の底面部とを同時に洗浄することができるので効率的である。
しかし、動物用トイレでは、通常、配置容器と上部容器とを重ねて使用することは想定されていないため、配置容器と上部容器とを重ねる際に位置がずれやすく、配置容器内に満たされた洗浄剤に対して底面部の全体を浸すことが難しく、効率的に洗浄を行うこと困難であってあった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、尿通過部を効率的に洗浄することが可能な動物用トイレを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
前後方向、左右方向、及び高さ方向を備え、
尿が通過する尿通過部が底部に設けられた上容器と、
前記尿通過部を通過した尿を吸収する吸収体が設置可能なトレイと、
前記トレイを収容可能な下容器と、を有し、
前記上容器には、前記トレイに対する前記上容器の左右方向における相対位置を規制する左右方向規制部が設けられており、
前記トレイの側壁の最上部まで洗浄剤を貯留して、前記トレイの側壁の最上部に前記底部が接触するように、且つ、前記尿通過部の上面が前記トレイの側壁の最上部よりも低い状態で前記トレイ内の洗浄液に接触するように、前記トレイの上方に当該トレイに対して水平になるように前記上容器を重ねた第1状態において、
前記左右方向規制部は、前記トレイに接触しておらず、
前記トレイの側壁の最上部まで洗浄剤を貯留して、前記トレイの側壁の最上部に前記底部が接触するように、且つ、前記尿通過部の上面が前記トレイの側壁の最上部よりも低い状態で前記トレイ内の洗浄液に接触するように、前記トレイの上方に当該トレイに対して水平から傾くように前記上容器を重ねた、前記第1状態とは異なる第2状態において、
前記左右方向規制部は、前記トレイに接触しており、
前記上容器には、前記トレイに対する前記上容器の前記前後方向における相対位置を規制する前後方向規制部が設けられている、ことを特徴とする動物用トイレである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、尿通過部を効率的に洗浄することが可能な動物用トイレを提供することができる。
動物用トイレ1の概略斜視図である。 動物用トイレ1の分解側面図である。 上容器10の3面図である。 図3のA−A断面について説明する図である。 下容器20の3面図である。 トレイ30の3面図である。 従来の動物用トイレで尿通過部の浸け置き洗浄を行う方法について説明する図である。 浸け置き洗浄を行う際に、トレイに対する上容器の相対位置がずれた場合について説明する図である。 図9Aは、動物用トイレ1の浸け置き洗浄を行う際の第1状態について説明する図である。図9Bは、動物用トイレ1の浸け置き洗浄を行う際の第2状態について説明する図である。 規制部16の配置を変更した場合における動物用トイレ1の浸け置き洗浄について説明する図である。 トレイ30の上方に上容器10を重ねる際に、前後方向の相対位置のズレを規制する方法について説明する図である。 規制部の形状の変形例について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
前後方向、左右方向、及び高さ方向を備え、尿が通過する尿通過部が設けられた上容器と、前記尿通過部を通過した尿を吸収する吸収体が設置されるトレイと、前記トレイを収容可能な下容器と、を有し、前記上容器には、前記トレイに対する前記上容器の相対位置を規制する規制部が設けられており、前記トレイの上方に前記上容器を重ねた第1状態において、前記規制部は、前記トレイに接触しておらず、前記尿通過部の上面は、前記トレイの側壁の最上部よりも低く、前記トレイの上方に前記上容器を重ねた、前記第1状態とは異なる第2状態において、前記規制部は、前記トレイに接触しており、前記尿通過部の上面は、前記トレイの側壁の最上部よりも低い、ことを特徴とする動物用トイレ。
このような動物用トイレによれば、内部に洗浄剤を貯留したトレイに上容器を重ねることで尿通過部の浸け置き洗浄を行う際に、トレイに対する上容器の相対位置がズレた場合であっても、尿通過部を洗浄剤の水面よりも低い位置に配置することができる。すなわち、尿通過部の全体を洗浄剤に浸した状態にすることができるため、尿通過部の洗浄を適切に行うことができる。
かかる動物用トイレであって、前記規制部は、前記上容器の下面側において、前記前後方向に沿って配置された板部材である、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、規制部をトレイの側壁部と当接させることにより、トレイの上方に上容器を重ねる際に、互いの前後方向を揃えやすくなる。このようにすれば、トレイに上容器を重ねる際に規制部がガイドとして機能するため、位置合わせが行いやすくなり、また、トレイに対する上容器の相対位置が左右方向に大きくズレることを抑制しやすくなる。これにより、効率的に尿通過部の洗浄を行うことができる。
かかる動物用トイレであって、前記上容器の下面側は、前記尿通過部の位置が最も低くなるように、前記上容器の外縁から前記尿通過部までの領域が前記左右方向に沿って傾斜しており、前記規制部は、前記上容器の下面側の傾斜した領域に設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、尿通過部の位置が低くなるため、トレイの上方に上容器を重ねた際に尿通過部がトレイ内の洗浄液に浸かりやすくなる。また、傾斜した領域に規制部が設けられていることにより、トレイの上方に上容器を重ねるときに、位置決めが容易になる。
かかる動物用トイレであって、前記規制部は、前記上容器の下面側の傾斜した領域で、前記尿通過部の左右方向の外側に設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイに対する上容器の左右方向の相対位置のズレを規制しつつ、尿通過部の位置をトレイの側壁1上端位置よりも低く保つことが可能となる。
かかる動物用トイレであって、前記規制部の前記高さ方向における最も高い部分の位置は、前記尿通過部の上面の位置よりも高い、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、規制部がトレイの壁部と接触した状態において、尿通過部の上面の位置が、トレイの壁部の上端部の位置よりも低くなりやすい。これにより、尿通過部の上面の位置を洗浄剤の水面の位置よりも低くすることができるので、尿通過部の洗浄を適切に行いやすくなる。
かかる動物用トイレであって、前記規制部の前記高さ方向における最も低い部分の位置は、前記尿通過部の下面の位置よりも低い、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、洗浄が終了した上容器を乾燥させる際に、規制部を接地させて上容器を地面等に置くことにより、洗浄後の尿通過部の下面側を地面等に接触させることなく、上容器を安定して据え置きながら乾燥させることができる。
かかる動物用トイレであって、前記規制部は、前記第2状態において、前記トレイの側壁の外側部分と接触する、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイの上方に上容器を重ねる際に、トレイの外側から規制部を壁部に引っ掛けるようにして上容器を重ねることができるため、外部からの視認が容易であり、また、上容器のうち洗浄の必要のない領域(規制部よりも外側の領域)を洗浄剤で濡らすことなく位置合わせをすることが可能となる。
かかる動物用トイレであって、前記上容器には、前記トレイに対する前記上容器の前記前後方向における相対位置を規制する規制部が設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイの上方に上容器を重ねる際に、トレイに対する上容器の前後方向の動きを抑制し、前後方向において相対位置のズレが発生することを抑制することができる。
かかる動物用トイレであって、前記上容器の下面側で、前記尿通過部の前記左右方向の外側かつ前記前後方向の外側の四隅には、前記トレイに対する前記上容器の前記前後方向及び前記左右方向における相対位置を規制する規制部が設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、トレイの上方に上容器を重ねる際に、前後方向の相対位置のズレ及び左右方向の相対位置のズレを一種類の規制部で規制することが可能となるため、構成がコンパクトとなり、製造コストを削減することもできる。
かかる動物用トイレであって、前記上容器の下面側には、前記尿通過部の下面側よりも前記高さ方向の下側に突出した突出部が設けられている、ことが望ましい。
このような動物用トイレによれば、洗浄が終了した上容器を乾燥させる際に、突出部を接地させて上容器を地面等に置くことにより、洗浄後の尿通過部の下面側を地面等に接触させることなく、上容器を安定して据え置きながら乾燥させることができる。
===実施形態===
<全体構成>
本実施形態にかかる動物用トイレの一例として、動物用トイレ1について説明する。図1は、動物用トイレ1の概略斜視図である。図2は、動物用トイレ1の分解側面図である。また、以下の説明では、図1に示されるように、互いに直行する3方向である「前後方向」、「左右方向」、及び「高さ方向」を定義する。前後方向は、動物用トイレ1の長手方向に沿った方向であり、動物の出入り口が設けられる側を前側とする。左右方向は、動物用トイレ1の幅方向に沿った方向である。高さ方向は、鉛直方向に沿った方向である。
動物用トイレ1は、上容器10と、下容器20と、トレイ30と、カバー40とを有し、これら4つの部材によって図1で示される使用状態の動物用トイレ1が形成される。4つの部材は図2に示されるように互いに分解・組み付けが自在である。具体的には、上容器10の下方に下容器20が重ねて組み付けられる。下容器20には、排泄された尿等を吸収する吸収体(後述する吸収体220)を設置可能なトレイ30が収容される。そして、上容器10の上方にはカバー40が組み付けられる。このように各部材が互いに分解可能であることから、清掃作業等が容易になる。
なお、上容器10、下容器20、トレイ30、及びカバー40は、それぞれポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリエチレンテレフタレート等のポリオレフィン系の熱可塑性樹脂によって形成されている。但し、各部材を形成する素材はこれに限られるものではなく、例えば、他の樹脂やステンレス鋼板やアルミニウム板等の金属板でも良い。
図3は、上容器10の3面図である。図4は、図3のA−A断面について説明する図である。上容器10は、上方が開口された略箱状の部材であり、猫等の動物は当該上容器10の上面側(すなわち箱の内側に相当)に排泄を行う。上容器10は、底部11と、縁部12と、段差部13と、傾斜部14と、規制部16と、脚部17とを有する。
底部11は、上容器10の底面を構成する部分であり、上容器10の高さ方向の最も下方に位置する(図4参照)。底部11には、動物によって排泄された尿等を高さ方向の上側から下側に通過させる尿通過部100が設けられている。尿通過部100は、高さ方向に貫通する複数の穴101を有し、排泄された尿は当該穴101を通過して上容器10の上方側から下方側へと移動する。
動物用トイレ1の使用時には、尿通過部100の上面に猫砂等の粒状物が設置され、猫等の動物は当該粒状物の上に排泄を行う。本実施形態では、粒状物として排泄物処理材210が図4に示されるようにして設置される。排泄物処理材210は、例えばゼオライトやシリカゲル等、多孔質構造を有する粒状物質であり、動物によって排泄された尿等と接触することにより、アンモニア成分を吸収して消臭する効果や、湿気を除去する効果を有する。また、尿通過部100に粒状の排泄物処理材210が設置されていることにより、動物は当該部分(尿通過部100)が排泄を行うべき場所であると認識しやすくなる。なお、排泄物処理材210の各粒が尿通過部100(底部11)の穴101から下方に落ちてしまうことを抑制するために、穴101は尿を通過させつつ排泄物処理材210は通過させない形状,大きさであることが望ましい。本実施形態において穴101は、図3に示されるように前後方向に長いスリットとする。以下、穴101をスリット101とも呼ぶ。
縁部12は、上容器10の前後方向及び左右方向の外縁を構成する部分であり、前側縁部12fと、後側縁部12bと、右側縁部12rと、左側縁部12lとを有する。この縁部12は、上容器10の上端部において外側に折り返された形状をしており、後述する下容器20の縁部22と高さ方向に重ね合わせることができる。
段差部13は、前側縁部12fと底部11との間において高低差が形成されている部分であり、前後方向の前方側の領域である前方段差部13aと前後方向の後方側の領域である後方段差部13bとを有している。前方段差部13aと後方段差部13bとでは傾斜角度が異なり、動物用トイレ1では、後方段差部13bよりも前方段差部13aの傾斜角度が緩くなっている。これにより、前方段差部13aと後方段差部13bとの間に図4に示されるような段差が形成される。
傾斜部14は、後側傾斜部14bと、右側傾斜部14rと、左側傾斜部14lとを有する。後側傾斜部14bは後側縁部12bと底部11とを繋ぐ部分であり、右側傾斜部14rは右側縁部12rと底部11とを繋ぐ部分であり、左側傾斜部14lは左側縁部12lと底部11とを繋ぐ部分である。各部は、縁部12と底部11との間にそれぞれ傾斜した部分を形成し、これにより、上容器10が図3及び図4に示されるような略箱状に形成される。
規制部16、及び脚部17については後で説明する。
図5は、下容器20の3面図である。下容器20は、上方が開口された略箱状の部材であり、動物用トイレ1の使用時には図1及び図2で示されるように上容器10の下方に重ねて組み付けられる。下容器20は、底部21と、縁部22と、側壁部23と、トレイ収容部25とを有する。底部21は、下容器20の底面を構成する部分である。縁部22は下容器20の上部において前後方向及び左右方向の外縁を構成する部分であり、前側縁部22fと、後側縁部22bと、右側縁部22rと、左側縁部22lとを有する。下容器20を上容器10と組み付ける際には、上容器10の縁部12と下容器20の縁部22とが重ねられる。側壁部23は、底部21の端縁部から上方に立設する壁部材であり、前側壁部23fと、後側壁部23bと、右側壁部23rと、左側壁部23lとを有する。
トレイ収容部25は、トレイ30を収容する部分である。図5に示されるように、前側縁部22fの下方には開口部25fが設けられ、当該開口部25fから図5の破線部で表されるトレイ収容部25に沿ってトレイ30を前後方向の後方側にスライド移動させることで、下容器20の内部にトレイ30を収容することができる。
図6は、トレイ30の3面図である。トレイ30は、尿等を吸収する吸収体が設置される底の浅い平坦な箱状容器である。トレイ30は、側壁部31と、吸収体設置部32と、と、取っ手部33とを有する。側壁部31は、トレイ30の外周を囲む側壁である。本実施形態においてトレイ30は、前後方向に対称な矩形状に形成されている。そして、側壁部31に囲まれた内側の領域に、吸収体を設置する吸収体設置部32が形成される。
図6では、吸収体設置部32に吸収体220(図の斜線部で表される)が設置された状態を示している。吸収体220は猫等の動物が排泄した尿を吸収する液吸収性のシート部材であり、パルプ繊維や高吸収性ポリマー等の液吸収性素材によって形成される。また、吸収体220に消臭マイクロカプセルや抗菌剤を含ませて、吸収した尿の匂いを封じ込めつつ、雑菌が繁殖しないようにしても良い。なお、図6では吸収体220が矩形状のシート部材として表されているが、吸収体設置部32にて保持できるのであれば、吸収体220の形状に制限は無い。
取っ手部33は、トレイ30の前後方向両端部に形成された部位であり、下容器20にトレイ30を収容したり、下容器20からトレイ30を引き出したりする際には、当該取っ手部33を握って操作することで、トレイ30を前後方向にスライド移動させることができる。なお、上述したように、本実施形態のトレイ30は前後方向において対称な形状であるため、前後方向を入れ替えて下容器20に収容することが可能となっている。
カバー40は、出入り開口部41と、側壁部42と、縁部43とを有し、上容器10及び下容器20の上方に配置される(図1参照)。出入り開口部41は、前後方向の前側に広く開口された部分であり、動物はこの出入り開口部41から動物用トイレ1に出入りすることができる。すなわち、出入り開口部41は動物用トイレ1の出入り口に相当する。側壁部42は出入り開口部41の周囲に形成され、カバー40の左右方向両側を覆う左側壁部42f及び右側壁部42rと、カバー40の前後方向後側を覆う後側壁部42bとを有する。当該側壁部42が設けられることにより、粒状の吸収体220や排泄物が動物用トイレ1(上容器10)の外部にこぼれたり飛び散ったりすることが抑制される。
また、本実施形態では、図1及び図2に示されるように、左側壁部42f及び右側壁部42rの高さが前方側ほど低くなるように形成されている。これにより、後方側において吸収体220の飛び散りを抑制しつつ、前方側においては動物の視界を広く確保してトイレ内から外部の様子を確認しやすいようにしている。排泄中でも十分な視界が確保されることにより、動物に安心して動物用トイレ1を使用させることができる。縁部43はカバー40の下方において外縁を構成する部分であり、前側縁部43fと、後側縁部43bと、左側縁部43lと、右側縁部43rとを有する。当該縁部43が下容器20の縁部22と係合することで、動物用トイレ1にカバー40を組み付けて固定することができる。
猫等の動物が排泄を行う際には、出入り開口部41から動物用トイレ1内に進入し、上容器10の上面において粒状の排泄物処理材210が配置された尿通過部100の部分に尿等を排泄する。排泄された尿は、排泄物処理材210と接触しながら尿通過部100の複数のスリット101を通過して下方に落下する。そして、尿通過部100の下方に配置されている吸収体220によって吸収され、トレイ30内に貯留される。使用者は尿を吸収した吸収体220を定期的に交換することにより、動物用トイレ1を清潔に使用することができる。
<尿通過部の洗浄方法について>
一般に、動物用トイレを使用する際には定期的に清掃を行うことが望ましい。特に、上容器の底部に設けられる尿通過部(穴部)は、動物によって排泄が行われる度に尿と接触する部分であるため、動物用トイレのうち最も汚れやすい部分の一つである。しかし、尿通過部に設けられた複数の穴の各々についてブラシ等を用いて汚れを落とすことは作業が煩雑であり、また、尿通過部にこびりついた臭いを落とすことも困難である。そこで、上容器の底部を洗浄剤が貯留された容器の中に浸け込こんで、尿通過部の全体を洗浄する「浸け置き」を行うことが有効である。
動物用トイレで尿通過部の浸け置き洗浄を行う際には、吸収体を配置するための配置容器(本実施形態におけるトレイ30に相当)を洗浄剤の貯留容器として利用すると効果的である。例えば、本実施形態においてトレイ30を利用する場合、トレイ30の内側の領域(すなわち吸収体設置部32)は上容器10の底部11に設けられた尿通過部100を浸け込むのに十分な広さを有し(図2等参照)、加えて、トレイ30の内側に洗浄剤を貯留することでトレイ30自体を洗浄することもできることから、効率的に浸け置き洗浄を行うことができる。
図7は、従来の動物用トイレで尿通過部の浸け置き洗浄を行う方法について説明する図である。浸け置きを行う際には、先ず、動物用トイレを各部品に分解し、トレイの内部に洗浄剤を貯留する。このとき、トレイの側壁の高さの最も高い位置まで洗浄剤を貯留することが望ましい。トレイの内部において洗浄剤の水面位置がなるべく高くなるようにすることで、尿通過部の全体が洗浄剤に浸かりやすくなるからである。図7では、斜線部で示されるように、トレイの側壁の最も高い位置まで洗浄剤が貯留されている。
そして、洗浄剤が貯留されたトレイの上方に上容器を重ねて配置することで、上容器の底部に設けられている尿通過部が洗浄剤の中に沈んだ状態となる。図7では、尿通過部の上面側の位置が、洗浄剤(斜線部)の液面の位置、すなわちトレイの側壁の上端部の位置よりも低くなっている。これにより、尿通過部の全体を洗浄剤と接触させることができる。
しかし、上容器をトレイに重ねて配置する際に、トレイに対する上容器の相対位置が図7の状態からずれると、尿通過部の一部を洗浄剤に浸けることができなくなる場合がある。図8は、浸け置き洗浄を行う際に、トレイに対する上容器の相対位置がずれた場合について説明する図である。同図8では、洗浄剤が貯留されたトレイに対して上容器の位置が斜めにずれた状態で重ねられた場合について示している。上容器が斜めに傾いていることにより上容器底部に設けられた尿通過部も同様に斜めに傾いて配置され、その結果、尿通過部の左右方向の一方の端部領域がトレイの側壁(洗浄剤の水面位置)よりも上側に出てしまう。図8Aでは、尿通過部の左側端部の位置がトレイ左側の側壁よりも高くなっている。この場合、尿通過部のうち洗浄剤に浸かっていない左側端部領域では、汚れや臭いを除去することができなくなる。つまり、尿通過部の洗浄が不完全になる。
これに対して、本実施形態の動物用トイレ1は、トレイ30と上容器10とを重ねて浸け置き洗浄を行う際に、トレイ30に対する上容器10の相対位置がずれないように規制する規制部16が設けられている。これにより、図8のように尿通過部10の一部が洗浄剤の水面よりも上側に出てしまうことを抑制し、尿通過部10の洗浄を適切に行えるようにしている。
<動物用トイレ1の浸け置き洗浄について>
まず、上容器10に設けられている規制部16及び脚部17の構成について説明する。図3に示されるように、規制部16は前後方向に沿って伸びる縦長の板部材である。本実施形態では、容器10の下面側で尿通過部100の左右方向外側において、一対の規制部16が傾斜部14r、14lからそれぞれ高さ方向に立設して配置されている。但し、規制部16は必ずしも左右方向の両側に配置されている必要は無く、左右方向の片側のみに設置されているのであっても良い。また、規制部16が傾斜部14r(14l)から立設している根本部分(すなわち規制部16の高さ方向が最も高い部分)の高さ方向の位置は、尿通過部100の下面の位置よりも高くなっている。
脚部17は、前後方向に沿って伸びる縦長の板部材であり、容器10の下面側で尿通過部100の左右方向外側において高さ方向の下側に突出する突出部である。脚部17の下端部分の位置(すなわち脚部17の高さ方向の最下部の位置)は、尿通過部100の下面の位置よりも低くなっている。洗浄が終了した上容器10を乾燥させる際には、当該脚部17を接地させて上容器10を地面等に置くことにより、洗浄された尿通過部100の下面側を地面等に接触させることなく、上容器10を安定して据え置きながら乾燥させることができる。
なお、規制部16の下端部(すなわち規制部16の高さ方向の最も低い部分)の位置が尿通過部100の下面の位置よりも低くなるように形成することによって、規制部16が脚部17の機能を兼ねるようにしても良い。この場合、上容器10を地面に置く際に規制部16の下端部が接地することによって尿通過部100の下面が地面等と接触して汚れてしまうことが抑制される。また、別途脚部17を設けなくても良くなるため、上容器10の製造が簡単になり、コストを削減することもできる。
続いて動物用トイレ1の浸け置き洗浄について具体的に説明する。図9Aは、動物用トイレ1の浸け置き洗浄を行う際の第1状態について説明する図である。同図9Aに示されるように、第1状態では、トレイ30に対して上容器10がほぼ水平になるように配置されている。すなわち、「第1状態」は、洗浄剤が満たされたトレイ30の上方に上容器10を重ねた場合において、上容器10の規制部16とトレイ30の側壁部31とが接触していない状態である。この第1状態において、トレイ30と上容器10との相対位置にはズレが生じていないものとする。
第1状態において、尿通過部100の上面の位置は、トレイ30の側壁部31の最上部の位置よりも低くなっている。したがって、尿通過部100の全体が洗浄剤に浸かった状態なり、尿通過部100の洗浄を適切に行うことができる。
図9Bは、動物用トイレ1の浸け置き洗浄を行う際の第2状態について説明する図である。同図9Bに示されるように、第2状態では、トレイ30に対して上容器10が傾いて配置され、トレイ30と上容器10との相対位置が左右方向にズレている。しかし、動物用トイレ1では、上容器10の下部に規制部16が設けられているため、トレイ30に対する上容器10の左右方向のズレが所定の範囲内に規制される。図9Bでは、左側の規制部16がトレイ30の左側の側壁部31と接触することにより、上容器10がさらに左側にズレることが抑制されている。すなわち、「第2状態」は、洗浄剤が満たされたトレイ30の上方に上容器10を重ねた場合において、上容器10の規制部16がトレイ30の側壁部31と接触している状態である。
トレイ30に対する上容器10の相対位置がズレている第2状態においても、第1状態と同様に、尿通過部100の上面の位置はトレイ30の側壁部31の最上部の位置よりも低くなっている。したがって、尿通過部100の全体が洗浄剤に浸かった状態となり、尿通過部100の洗浄を適切に行うことができる。
さらに、本実施形態では、上述したように上容器10において規制部16が傾斜部14r・14lから立設している部分(高さ方向位おいて規制部16の最も高い部分)の高さ方向の位置が、尿通過部100の上面の位置よりも高くなっている。これにより、尿通過部100の上面の位置が側壁部31の最上部の位置よりも低くなりやすい構造となっている。図9Bのように規制部16がトレイ30の側壁部31と接触した状態では、規制部16の根元部分の高さとトレイ30の側壁部31の上端部の高さがほぼ等しくなるため、尿通過部100の上面の位置がトレイ30の側壁部31の上端部の位置よりも下側になるためである。すなわち、尿通過部100の上面の位置はトレイ30に満たされた洗浄剤の水面の位置よりも低くなりやすい。
このように、動物用トイレ1では上容器10に規制部16が設けられていることによって、トレイ30に上容器10を重ねる際にトレイ30に対する上容器10の相対位置のズレが所定の範囲内に規制され、図8の場合とは異なり、尿通過部100の全体を洗浄剤に浸すことが可能となる。これにより、使用者は尿通過部100を効率的かつ適切に洗浄することができる。
なお、規制部16は前後方向に沿って配置される板部材であるため、該規制部16をトレイ30の左右の側壁部31と当接させることにより、トレイ30の上方に上容器10を重ねる際に互いの前後方向を同じ向きに揃えやすくなる。言い換えると、トレイ30に対して上容器10を重ねる方向が斜めになったり左右方向にずれて重ねられたりすることを抑制しやすくなる。つまり、規制部16がガイドとして機能して、トレイ30に上容器10を重ねる際の位置合わせが行いやすくなると共に、トレイ30に対する上容器10の相対位置が左右方向に大きくズレることを抑制しやすくなる。
また、本実施形態の上容器10は、高さ方向の最も低い位置である底部11に尿通過部100を有し、当該尿通過部100の左右には、縁部12(12l,12r)から底部11の間が左右方向に沿って傾斜した傾斜部14(14l,14r)が形成されている。このような構成により、上容器10は図3に示されるような略すり鉢状の形状となっている。そのため、トレイ30の上方に上容器10を重ねた場合に、尿通過部100が低い位置に配置されやすくなり、トレイ30内に貯留された洗浄液に浸かりやすい構造となっている。
一方で、上容器の形状が上述のような略すり鉢状である場合、図9Aの第1状態のようにトレイ30に対して上容器10を水平に重ねることは難しい。言い換えると、トレイ30に対して上容器10の相対位置がズレないように重ねる際の位置決めをすることが難しい。しかし、本実施形態では上容器10の左右の傾斜部14r・14lに規制部16が設けられていることにより、図9Bのようにトレイ30に対する上容器10の左右方向の相対位置のズレが規制されるため、両者を重ねる際の位置決めが容易になる。さらに、規制部16が尿通過部100の左右方向の外側に設けられていることにより、図9Bのように、トレイ30に対する上容器10の左右方向の相対位置のズレを規制しつつ、尿通過部100の位置をトレイ30の側壁部31上端位置よりも低く保つことが可能となる。
<変形例>
図10は、規制部16の配置を変更した場合における動物用トイレ1の浸け置き洗浄について説明する図である。図10の例では、図9の場合と比較して、規制部16が左右方向のより外側の位置に配置されている。そして、上述の第2状態において規制部16はトレイ30の側壁部31の内側でなく、外側と接触する。
浸け置き洗浄を行う際には、まず、図10Aに示されるように一対の規制部16のうちの一方をトレイ30の側壁部31の外側に引っ掛けるようにセットする。トレイ30の外側から規制部16を引っ掛けることにより、外部からの視認が容易になり、また、上容器10のうち洗浄の必要のない規制部16よりも外側の領域を洗浄剤で濡らすことなく位置合わせをすることができる。続いて、一方の規制部16が側壁部31の外側に引っかかった状態で他方の規制部16を下方に移動させることにより、図10Bに示されるように、尿通過部100をトレイ30内に貯留された洗浄剤に浸けることができる。このとき、一対の規制部16は共にトレイ30の外側(すなわち側壁部31の左右方向外側)に配置された状態となる。このように、規制部16の左右方向の配置を変更しても良い。
また、上述の実施形態では、規制部16によって、トレイ30に対する上容器10の左右方向の相対位置のズレを規制する方法について説明したが、前後方向の相対位置のズレを規制する規制部がさらに設けられていても良い。
図11は、トレイ30の上方に上容器10を重ねる際に、前後方向の相対位置のズレを規制する方法について説明する図である。図11では、上容器10の下面側に前後方向規制部18が設けられている。同図11において、前後方向規制部18は、前後方向に沿って長く伸びた板部材であり、トレイ30の前側の側壁部31と係合する切欠き部18f、及びトレイ30の後側の側壁部31と係合する切欠き部18bとを有する。トレイ30の上方に上容器10を重ねる際には、切欠き部18a及び切欠き部18bの少なくとも一方をトレイ30前側の側壁部31若しくは後側の側壁部31と係合させることにより、トレイ30に対する上容器10の前後方向の動きを抑制し、前後方向において相対位置のズレが発生することを抑制する。なお、このような切欠き部を前後方向に複数箇所設けておき、前後方向における上容器10の設置位置を調整できるようにしても良い。また、前後方向規制部18の代わりに脚部17や規制部16に切欠き部を設けることで、前後方向の相対位置ズレを規制できるようにしても良い。
また、規制部16の形状を以下のように変形しても良い。図12は、規制部の形状の変形例について説明する図である。同図12は、上容器10を下面側から見た平面図である。本変形例では、規制部16に替えてL字型規制部19が設けられている。L字型規制部19は、尿通過部100の左右方向外側かつ前後方向外側の四隅に配置され、高さ方向に突出した板部材である。各々のL字型規制部19は、前後方向に沿って配置された左右方向規制部19sと、左右方向に沿って配置された前後方向規制部19lとを有する。
トレイ30の上方に上容器10を重ねる際には、4箇所(四隅)に配置されたL字型規制部19によって、上容器10の前後方向及び左右方向の相対位置のズレが規制される。具体的には、図12で尿通過部100の右側の2箇所に配置されている左右方向規制部19sがトレイ30の右側の側壁部31と当接する、若しくは、尿通過部100の左側の2箇所に配置されている左右方向規制部19sがトレイ30の左側の側壁部31と当接することにより、上容器10が図9Bで説明した第2状態に相当する状態となり、左右方向の相対位置のズレが規制される。同様に、尿通過部100の前側の2箇所に配置されている前後方向規制部19lがトレイ30の前側の側壁部31と当接する、若しくは、尿通過部100の後側の2箇所に配置されている前後方向規制部19lがトレイ30の後側の側壁部31と当接することにより、上容器10の前後方向の相対位置のズレが規制される。すなわち、4箇所に配置されたL字型規制部19は、上述した規制部16の機能と前後方向規制部18の機能とを併せ持つ規制部である。これにより、上容器10の下面部の構成がコンパクトとなり、製造コスト等も削減することができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、図1に示すように、動物用トイレ1はカバー40を備えていたが、何等これに限らず、カバー40は無くても良い。
上述の実施形態では、上容器10の底部11に猫砂などの粒状物たる排泄物処理材210を設置していたが、何等これに限られず、他の粒状物が設置されていても良い。また、粒状物が設置されていなくても良い。
1 動物用トイレ、
10 上容器、
11 底部、
12 縁部、12f 前側縁部、12b 後側縁部、12r 右側縁部、12l 左側縁部、
13 段差部、13a 前方段差部、13b 後方段差部、
14 傾斜部、14b 後側傾斜部、14r 右側傾斜部、14l 左側傾斜部、
16 規制部、17 脚部、
18 前後方向規制部、18f 切欠き部、18b 切欠き部、
19 L字型規制部、19s 左右方向規制部、19l 前後方向規制部、
20 下容器、
21 底部、
22 縁部、22f 前側縁部、22b 後側縁部、22r 右側縁部、22l 左側縁部、
23 側壁部、23f 前側壁部、23b 後側壁部、23r 右側壁部、23l 左側壁部、
25 トレイ収容部、25f 開口部、
30 トレイ、
31 側壁部、32 吸収体設置部、33 取っ手部、
40 カバー、
41 出入り開口部、
42 側壁部、42f 左側壁部、42r 右側壁部、42b 後側壁部、
43 縁部、43f 前側縁部、43b 後側縁部、43r 右側縁部、43l 左側側縁部、
100 尿通過部、101 スリット(穴)、
210 排泄物処理材、
220 吸収体

Claims (8)

  1. 前後方向、左右方向、及び高さ方向を備え、
    尿が通過する尿通過部が底部に設けられた上容器と、
    前記尿通過部を通過した尿を吸収する吸収体が設置可能なトレイと、
    前記トレイを収容可能な下容器と、を有し、
    前記上容器には、前記トレイに対する前記上容器の左右方向における相対位置を規制する左右方向規制部が設けられており、
    前記トレイの側壁の最上部まで洗浄剤を貯留して、前記トレイの側壁の最上部に前記底部が接触するように、且つ、前記尿通過部の上面が前記トレイの側壁の最上部よりも低い状態で前記トレイ内の洗浄液に接触するように、前記トレイの上方に当該トレイに対して水平になるように前記上容器を重ねた第1状態において、
    前記左右方向規制部は、前記トレイに接触しておらず、
    前記トレイの側壁の最上部まで洗浄剤を貯留して、前記トレイの側壁の最上部に前記底部が接触するように、且つ、前記尿通過部の上面が前記トレイの側壁の最上部よりも低い状態で前記トレイ内の洗浄液に接触するように、前記トレイの上方に当該トレイに対して水平から傾くように前記上容器を重ねた、前記第1状態とは異なる第2状態において、
    前記左右方向規制部は、前記トレイに接触しており、
    前記上容器には、前記トレイに対する前記上容器の前記前後方向における相対位置を規制する前後方向規制部が設けられている、ことを特徴とする動物用トイレ。
  2. 請求項1に記載の動物用トイレであって、
    前記左右方向規制部は、前記上容器の下面側において、前記前後方向に沿って配置された板部材である、ことを特徴とする動物用トイレ。
  3. 請求項2に記載の動物用トイレであって、
    前記上容器の下面側は、前記尿通過部の位置が最も低くなるように、前記上容器の外縁から前記尿通過部までの領域が前記左右方向に沿って傾斜しており、
    前記左右方向規制部は、前記上容器の下面側の傾斜した領域に設けられている、ことを特徴とする動物用トイレ。
  4. 請求項3に記載の動物用トイレであって、
    前記左右方向規制部は、前記上容器の下面側の傾斜した領域で、前記尿通過部の左右方向の外側に設けられている、ことを特徴とする動物用トイレ。
  5. 請求項4に記載の動物用トイレであって、
    前記左右方向規制部の前記高さ方向における最も高い部分の位置は、
    前記尿通過部の上面の位置よりも高い、ことを特徴とする動物用トイレ。
  6. 請求項2〜5のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記左右方向規制部の前記高さ方向における最も低い部分の位置は、
    前記尿通過部の下面の位置よりも低い、ことを特徴とする動物用トイレ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記上容器の下面側で、前記尿通過部の前記左右方向の外側かつ前記前後方向の外側の四隅には、前記前後方向規制部及び前記左右方向規制部を備えたL字型規制部が設けられている、ことを特徴とする動物用トイレ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の動物用トイレであって、
    前記上容器の下面側には、前記尿通過部の下面側よりも前記高さ方向の下側に突出した突出部が設けられている、ことを特徴とする動物用トイレ。
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