JP6460812B2 - 薬液散布機 - Google Patents

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Description

本発明は、薬液散布機に係り、例えばバッテリに蓄えられた電力を使用して圃場における走行と農作物に対する薬液の散布とを行う薬液散布機に関する。
従来、果樹園等の圃場内を走行しながら果実等の農作物に対して薬液(防除剤等の農薬や水)の散布を行う薬液散布機として、例えば、特許文献1〜4に所載のスピードスプレーヤ(SSともいう)が知られている。
このスピードスプレーヤは、車体に設置された薬液タンク内の薬液を、ポンプで車体後部に配設されたノズルに圧送し、そのノズルから外部に向けて吹き出される薬液を、車体後部に配設された送風機から外部に向けて吹き出される空気流により拡散することにより、果樹園等の圃場において走行しながら、広範囲に亘って薬液の散布作業を行うものである。
より詳しく説明すると、上記スピードスプレーヤは、通常、車体の前後に、それぞれ左右一対の前輪及び後輪が四輪操舵自在に配設されている。また、車体の前部に、運転席やステアリングハンドル等が配設された操縦部が設けられるとともに、車体の後部に、車体の前後方向に沿った軸線を有する円筒状の風胴、該風胴内にファン軸(回転軸)を前後方向へ向けて配設されたファン(動翼)、風胴内のファン前方に固定保持された整流板等からなる軸流式の送風機が配備され、風胴の前方の円弧状開口からなる吐風口に、その周方向に沿って多数の散布ノズルが配設されている。また、車体の操縦部と送風機との間に、半円筒状の薬液タンクが横置き(横向き)に搭載されるとともに、エンジンルームが設けられ、そのエンジンルーム内に、ミッション装置等を介して、前輪及び後輪を駆動する走行駆動用とファンを駆動する送風機駆動用と薬液タンク内の薬液を各散布ノズルに圧送供給する散布用ポンプ等を駆動する補機類駆動用とを兼ねる、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃エンジンが収容されている。すなわち、エンジンルーム内に収容された内燃エンジンは、スピードスプレーヤを走行駆動する走行駆動用原動機として機能するとともに、送風機のファン及び散布用ポンプ等の補機類を駆動する原動機としても機能する。
このようなスピードスプレーヤでは、前記薬液タンク内の薬液は、内燃エンジンで駆動される散布用ポンプで各散布ノズルまで圧送され、各散布ノズルから車体の上方及び左右外方へ向けて放射状に散布(噴霧)される。同時に、内燃エンジンで駆動されるファンの回転によって、車体の後方に向けて開口した吸気口から吸入されて風洞内を通過した空気は、吐風口から高速気流となって当該車体の上方及び左右外方へと放射状に吐出される。これにより、各散布ノズルから散布された噴霧状の薬液が、前記吐風口から外部に向けて放射状に吐出される空気流により、樹木の葉等に向けて、より広範囲に且つより遠方まで拡散される。したがって、作業者は、前記車体の運転席でステアリングハンドル等を操作し、果樹園等の圃場内で当該スピードスプレーヤを走行させながら、散布ノズルからの薬液散布と送風機による送風とを行うことにより、広大な圃場での薬液散布作業を効率的且つ確実に行うことができる。
また、近年では、環境負荷低減、特に都市部近郊の果樹農家向けに周辺環境に配慮した低公害(低騒音・低排ガス)を目的としたスピードスプレーヤとして、動力源に上記内燃エンジンに代えて電動モータを使用し、バッテリに蓄えられた電力を使用して当該電動モータを駆動させることで、圃場における走行と圃場内の農作物に対する薬液の散布との両方を行う電動式スピードスプレーヤの開発が検討されている。
特開2011−205983号公報 特開2007−312615号公報 特開2004−195395号公報 実開昭52−66680号公報
ところで、例えば、上記したスピードスプレーヤは、通常、果樹園等の樹木の間を走行しながら液薬散布作業を行う機械であるため、樹木等の障害物を避けて走行する必要があることから、車高が低いことや前後長が短いことが求められている。また、車庫と圃場との間の移動中や圃場内での薬液散布作業中の転倒を防止する必要があることから、重心高さが低いことも要望されている。
一方で、上記したように、内燃エンジンに代えて電動モータを使用すると、圃場における薬液散布作業を確実に行うため、特に大風量のファンと散布用ポンプとを駆動させる電動モータを所望の回転数で所望の作業時間だけ駆動させるために、一般に、大容量のバッテリが必要となり、車体に搭載されるバッテリの体格や重量が必然的に大きくなる傾向がある。
しかしながら、特許文献1〜4に所載のような従来のスピードスプレーヤでは、内燃エンジン等の原動機と薬液タンクとが前後方向に並んで搭載されている(特許文献1〜3に所載のスピードスプレーヤでは、操縦部の直後に薬液タンクが搭載され、その薬液タンクの直後に内燃エンジンが搭載されており、特許文献4に所載のスピードスプレーヤでは、操縦部の直後に原動機が搭載され、その原動機の直後に薬液タンクが搭載されている)。そのため、上記した電動式スピードスプレーヤを構成する場合において、特許文献1〜4に所載のような内燃エンジン等の原動機が配置された位置に上記のような大容量のバッテリ等を配置すると、車高や重心高さが高くなるといった問題や前後長が長くなるといった問題が発生する。
また、このようなスピードスプレーヤ等の薬液散布機では、薬液タンク内の薬液量がその散布量に応じて時々刻々と変化(減少)する。そのため、当該薬液散布機の前後長を短くすべく、例えば薬液タンクの前後長を短くしてその上下高を高くすると、薬液散布作業中に薬液タンクの重心位置が上下方向で大きく変化し、これにより、当該薬液散布機の重心位置が上下方向で大きく変化して、当該薬液散布機の走行性あるいは操作性が低くなるといった問題も発生する。また、上記のような薬液タンク内の薬液量の減少に伴い、当該薬液散布機の前後の重量変化(バランス変化)も大きくなることが懸念されている。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、バッテリに蓄えられた電力を使用して圃場における走行と圃場内の農作物に対する薬液の散布とを行う電動式薬液散布機において、車高や前後長、重心高さの増加を抑制でき、走行性あるいは操作性に優れた薬液散布装置を提供することにある。
上記する課題を解決するために、本発明に係る薬液散布機は、車体に薬液タンク及び該薬液タンクに貯留された薬液を散布する散布装置が搭載され、前記車体が走行装置により走行自在に支持されるとともに、前記散布装置の駆動源としての作業機用電動機と前記走行装置の駆動源としての走行用電動機とが装備されており、前記走行用電動機により駆動される前記走行装置によって自走可能とされ、前記作業機用電動機により駆動される前記散布装置によって前記薬液タンク内の薬液を自動的に散布するようになっている薬液散布機であって、前記作業機用電動機と前記走行用電動機とに電力を供給する一つ又は複数のバッテリは、少なくともその一部が前記薬液タンクの下側に位置するように配備されていることを特徴としている。
好ましい形態では、前記バッテリの全体が、前記薬液タンクの下側に位置している。
他の好ましい形態では、前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の少なくとも一方は、前記薬液タンクの下側に位置するように配備されている。
他の好ましい形態では、前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の少なくとも一方と前記薬液タンクとは、平面視で異なる位置に配備されている。
他の好ましい形態では、前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の少なくとも一方と前記バッテリとは、平面視で異なる位置に配備されている。
他の好ましい形態では、前記作業機用電動機と前記走行用電動機とは、平面視で異なる位置に配備されている。
他の好ましい形態では、前記走行装置は、前記車体の前後に設けられた車輪と、該車輪に前記走行用電動機の動力を伝達するための前記車体の前後方向に延びる駆動軸とを有し、前記バッテリは、少なくとも前記駆動軸の左右に分割して配備されている。
他の好ましい形態では、前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の一方が前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の他方を兼ねており、前記散布装置及び前記走行装置が同一の電動機により駆動される。
更に好ましい形態では、前記電動機の動力を油圧を利用して前記走行装置に伝達する油圧式動力伝達装置を更に備えている。
本発明によれば、作業機用電動機と走行用電動機とに電力を供給するバッテリの少なくとも一部(一部もしくは全部)が薬液タンクの下側に位置しており、比較的重量の大きなバッテリが空状態で比較的軽量の薬液タンクの下側に配置されるため、例えばバッテリと薬液タンクとを前後方向に並べて配置する場合と比較して、車高や前後長、重心高さの増加を抑えることができる。また、バッテリの上側の空間を利用して薬液タンクを配置することにより、重量変化の大きな薬液タンクを比較的扁平に(すなわち、前後長を長くしたり幅広としたりして)形成した上で重量変化がないバッテリの上側に配置できるため、薬液散布作業中の薬液タンクの重心位置の上下方向及び前後方向における変化を小さくでき、当該薬液散布機の走行性あるいは操作性を高めることができる。
また、作業機用電動機及び走行用電動機の少なくとも一方が薬液タンクの下側に配備されていることにより、比較的重量の大きな電動機が空状態で比較的軽量の薬液タンクの下側に配置されるため、車高や前後長、重心高さの増加を更に抑えることができる。
また、作業機用電動機及び走行用電動機の少なくとも一方と薬液タンクとが平面視で異なる位置に配備されていることにより、仮に作業機用電動機や走行用電動機が大型化した場合であっても、作業機用電動機及び走行用電動機の少なくとも一方と薬液タンクとを適正に配置できるため、車高や前後長、重心高さの増加を効果的に抑えることができる。
更に、作業機用電動機及び走行用電動機の少なくとも一方とバッテリとが平面視で異なる位置に配備されていることにより、比較的重量の大きな電動機とバッテリとが上下方向で並んで配置されることがなくなるため、車高や前後長、重心高さの増加をより一層抑えることができる。
また、この種の薬液散布機では、例えば全輪駆動を実現すべく、車体の前後に設けられた車輪に走行用電動機の動力(駆動力)を伝達する駆動軸が設けられている場合がある。そのような場合には、前記バッテリが少なくとも駆動軸の左右に分割して配備されていることにより、車高や重心高さの増加を効果的に抑えることができるとともに、車体の左右のバランスを略均等に維持することができる。
また、作業機用電動機及び走行用電動機の一方が作業機用電動機及び走行用電動機の他方を兼ねており、散布装置及び走行装置が同一の電動機により駆動されることにより、車体に装備される電動機や電動機とバッテリとを接続する接続線の数を削減できるため、当該薬液散布機の部品点数や重量、製造コスト等を格段に抑えることができる。
更に、その場合、電動機の動力を油圧を利用して走行装置に伝達する油圧式動力伝達装置を更に備えることにより、例えば散布対象の樹木や散布時期等に応じて送風機の回転数を変更して薬液散布作業を行う場合等において電動機の回転数を変更しても、走行装置により駆動される車体の車速を無段階に調整でき、所望の速度を維持できるため、果樹園等の圃場内における薬液散布作業の作業性を向上させることができる。
本発明に係る薬液散布機の実施形態1の斜視図。 図1に示す薬液散布機の左側面図。 図1に示す薬液散布機の平面図。 図1に示す薬液散布機の薬液タンク及びカバー類を取り外した状態を示す分解左側面図。 図4に示す薬液散布機の分解平面図。 図4に示す薬液散布機の分解下面図。 本発明に係る薬液散布機の実施形態2を模式的に示す左側面図。 図7に示す薬液散布機の平面図。 図7に示す薬液散布機の薬液タンクを取り外した状態を示す分解平面図。 本発明に係る薬液散布機の実施形態3を模式的に示す左側面図。 図10に示す薬液散布機の平面図。 図10に示す薬液散布機の薬液タンクを取り外した状態を示す分解平面図。
以下、本発明に係る薬液散布機の実施形態を図面を参照して説明する。
なお、以下では、主に、果樹園等の圃場内で走行しながら散布ノズルからの薬液散布と送風機による送風とを行うことにより、広範囲に亘って薬液散布作業を行うスピードスプレーヤについて説明するが、本発明は、車体の進行方向に対して側方に向けて延設されるブームを備え、水田や畑などの圃場内の走行工程でブームの長手方向に沿って配備された複数の散布ノズルから薬液タンクに貯留された薬液を散布することにより、ブーム長さに対応した広範囲に亘って薬液散布作業を行うブームスプレーヤなどといった、農作物等に対して農薬や水等の薬液を散布する各種の薬液散布機に適用できることは勿論である。
また、本明細書において、「上下」、「左右」、「前後」等の位置や方向を表す表現は、説明が煩雑になるのを回避するために、車体の進行方向(走行方向)を基準として規定したものである。
[実施形態1]
図1〜図3はそれぞれ、本発明に係る薬液散布機(スピードスプレーヤ)の実施形態1の斜視図、左側面図、平面図である。また、図4〜図6はそれぞれ、図1に示す薬液散布機の薬液タンク及びカバー類を取り外した状態を示す分解左側面図、分解平面図、分解下面図である。
図示するスピードスプレーヤ1は、基本的に、前後方向に長い車体2を有し、その車体2が走行装置3により走行自在に支持されている。前記走行装置3は、図6を参照すればよく理解されるように、主に、フロントアクスル6aを介して車体2の前部に取り付けられた左右一対の前輪4a、4aと、車体2のやや後ろ寄りに取り付けられた変速機(ミッション)6cと、変速機6cの後部に該変速機6cと一体的に設けられたリアアクスル6bを介して取り付けられた左右一対の後輪4b、4bと、変速機6cから前方に延びて当該変速機6cとフロントアクスル6aとを連動連結するプロペラシャフト(駆動軸)6dと、から構成されており、前輪4aは、後述する操縦部10に設けられたステアリングハンドル12からの操舵を受けて操舵自在となっている。変速機6cは、当該変速機6cの上側の車体2に装備された走行駆動源としての走行用電動モータ(電動機)5(図5参照)に連結されており、当該走行用電動モータ5の回転駆動力は、変速機6c及びリアアクスル6bを介して後輪4bに伝達されるとともに、変速機6c、プロペラシャフト6d、及びフロントアクスル6aを介して前輪4aに伝達される。これにより、当該スピードスプレーヤ1は、前輪4a及び後輪4bがともに走行用電動モータ5からの動力を受けて駆動する四輪駆動とされ、かつ、ステアリングハンドル12からの操舵を受けて車体2を進行方向に向ける四輪操舵方式とされる。なお、走行用電動モータ5、変速機6c、及びプロペラシャフト6dは、車体2(スピードスプレーヤ1)の左右略中央部に、前後方向に並んで配置されている。
上記した本実施形態の自走式スピードスプレーヤ1は、図1に示すように、基本的に、前記車体2の前部であって前記前輪4aの前側に、当該スピードスプレーヤ1を運転操作するための操縦部10が設けられ、車体2の後部であって前記後輪4bの後側に、薬液を散布(噴霧)するための散布装置30が搭載され、操縦部10と散布装置30との間の中間部であって前輪4aと後輪4bとの間の領域に、散布装置30から散布される薬液を貯留するための薬液タンク20が搭載されている。また、図3及び図5を参照すればよく理解されるように、その薬液タンク20の下側に、走行駆動源としての走行用電動モータ5、散布装置30の散布用ポンプ31や送風機33の駆動源としての作業機用モータ35、走行用電動モータ5及び作業機用電動モータ35等の電源としてのバッテリ7等が配備されている。
前記操縦部10には、運転席11やステアリングハンドル12等が配設されるとともに、その運転席11の近傍(図示例では、左手前や前方)には、各種のスイッチ(例えば、走行用電動モータ5や作業機用モータ35の起動スイッチ)、操作レバー(例えば、車体2の前後進切換レバー等)、設定ダイヤル(例えば、送風機33の送風量設定ダイヤル、薬液散布量設定ダイヤル、散布パターン設定ダイヤル等)、アクセルペダル、ブレーキペダル、当該スピードスプレーヤ1の各種状態(例えば、送風機33の送風量、薬液散布量、薬液タンク20内の薬液の残量、バッテリ7の残量等)を視認するためのモニタ等が配備されている。
また、前記車体2の後部に搭載された散布装置30は、主に、右側の後輪4bの上方に配設された散布用ポンプ31(図5参照)、複数の散布ノズル32、散布用ポンプ31と各散布ノズル32とを接続する導液管(不図示)、及び軸流式の送風機33から構成されており、前記散布用ポンプ31や導液管は、半円筒状かつ合成樹脂製のカバー34により覆われている。図5及び図6を参照すればよく理解されるように、散布用ポンプ31(の入力軸)及び送風機33(のファンのファン軸)はそれぞれ、プーリ及び該プーリに巻回された伝動ベルト36、37を介して作業機用電動モータ35(の後方に延びる動力取出軸)に連結されており、当該作業用電動モータ35の回転駆動力により散布用ポンプ31及び送風機33が駆動されて、各散布ノズル32から車体2の上方及び左右外方へ向けて放射状に薬液が自動的に散布(噴霧)されるようになっている。
なお、各散布ノズル32から散布される薬液の散布量(すなわち、散布用ポンプ31から各散布ノズル32へ送出される薬液量)や送風機33の送風量(すなわち、送風機33のファンの回転数)は、適宜の機構により調整可能となっており(例えば、特許文献2参照)、運転席11の作業者によるダイヤル操作等を受けてそれらを制御する制御装置(不図示)が、前記カバー34内に内蔵されている。
なお、この散布装置30の具体的な構成は、散布用ポンプ31と送風機33(のファン)が内燃エンジンに代えて作業機用電動モータ35で駆動される以外は従来知られた構成であるため、ここでは、その詳細な説明は割愛する(例えば、特許文献1〜4参照)。
操縦部10と散布装置30との間に設置された薬液タンク20は、基本的に、半円筒状で前後方向に長い合成樹脂製のタンク本体21と、そのタンク本体21の天井部略中央に形成された注入口に開閉自在に取り付けられた蓋体23とから構成されている。なお、タンク本体21の前面の左側部分は、操縦部10の運転席11の左側方まで延設されている。また、タンク本体21の左右両側面における前後方向中央下側には、バッテリ7を収容するための略矩形状の窪み22(右側面における窪みは不図示)が形成されている。
バッテリ7は、略矩形状を有する左側バッテリ7aと右側バッテリ7bとからなる二分割構成とされ、各バッテリ7a、7bが、車体2に取り付けられた保持部材を介して前記窪み22a、22bの下側に収容されるように(すなわち、薬液タンク20の左右の最側部よりも張り出さないように)配備されている。各バッテリ7a、7bは、同じ重量を有すると共に、車体2の下方に設けられたプロペラシャフト6dの下方まで延設されており、そのプロペラシャフト6dを挟んで略左右対称に配設されている。すなわち、バッテリ7は、前輪4aと後輪4bとの(前後方向の)中間位置で且つ車体2の前後方向に延びる中心線に対して略左右対称に配置されており、その他の構成部品と合わせて、前後左右の車輪(前輪4a、4a及び後輪4b、4b)には略均等に負荷がかかるようになっている。
なお、前記バッテリ7(の各バッテリ7a、7b)は、不図示の接続線を介して走行用電動モータ5や作業機用電動モータ35、その走行用電動モータ5や作業機用電動モータ35の駆動状態を制御するモータコントロールユニット(不図示)に連結されている。また、前記バッテリ7(の各バッテリ7a、7b)は、詳細には、複数個のバッテリセルをモジュール化したバッテリモジュール、バッテリモジュールの電圧、電流、温度等を測定してバッテリの入出力の監視、冷却管理、高電圧安全回路の監視などを行なうバッテリコントロールユニット(BCU)、各バッテリモジュールを接続して走行用電動モータ5や作業機用電動モータ35、モータコントロールユニットに連結する配線ケーブル、バッテリの着脱時等に高電圧を遮断して安全に作業を行なえるようにするサービスプラグ等から構成され、それらが例えば樹脂製のケース内に収容されて構成されている。
ここで、本実施形態で適用し得るバッテリ7としては、例えば、一次電池、二次電池、燃料電池などが挙げられるが、特に、充電して繰り返し使用できる二次電池や燃料電池が好ましく、例えば、二次電池としては、ニカド(ニッケルカドミウム)電池、ニッケル水素電池、ニッケル亜鉛蓄電池、ニッケル鉄蓄電池、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、鉛蓄電池、アルカリ蓄電池などが挙げられる。なお、本実施形態では、当該バッテリ7を充電するために、操縦部10の運転席11の左側に、家庭用電源又は充電器と接続される充電プラグ8が配設されている。
走行用電動モータ5と作業機用電動モータ35とは、図4及び図5を参照すればよく理解されるように、薬液タンク20の後部下方であって後輪4b同士の間の位置に、左右方向に並んで配備されている。より詳細には、走行用電動モータ5は、車体2の左右中央部に、その動力取出軸(回転軸)を前方に向けて配備され、作業機用電動モータ35は、車体2の左右中央部のやや左側に偏った位置(すなわち、走行用電動モータ5の左側)であって走行用電動モータ5よりも若干高い位置に、その動力取出軸(回転軸)を後方に向けて配備されている。
このように構成されたスピードスプレーヤ1では、バッテリ7(の各バッテリ7a、7b)に蓄えられた電力を利用して走行用電動モータ5と作業機用電動モータ35とを駆動させると、走行用電動モータ5からの動力を受けて前輪4a及び後輪4bが駆動(四輪駆動)されるとともに、作業機用電動モータ35からの動力を受けて散布用ポンプ31等の補機類及び送風機33が駆動され、作業者は、果樹園等の圃場内で当該スピードスプレーヤ1を走行させながら、圃場内の農作物に対して薬液散布作業を効率的に行うことができる。また、前記バッテリ7の残量が少なくなった際には、前記充電プラグ8を介して当該バッテリ7を充電することで、再び果樹園等の圃場における走行と圃場内の農作物に対する薬液散布作業とを行うことができる。
以上の説明から分かるように、本実施形態1のスピードスプレーヤ1によれば、作業機用電動モータ35と走行用電動モータ5とに電力を供給するバッテリ7が薬液タンク20の下側に位置するように配備されており、比較的重量の大きなバッテリ7が空状態で比較的軽量の薬液タンク20の下側に配置されるため、例えばバッテリと薬液タンクとを前後方向に並べて配置する場合と比較して、車高や前後長、重心高さの増加を抑えることができる。また、バッテリ7の上側の空間を利用して薬液タンク20を配置することにより、重量変化の大きな薬液タンク20を比較的扁平に形成した上で重量変化がないバッテリ7の上側に配置できるため、薬液散布作業中の薬液タンク20の重心位置の上下方向及び前後方向における変化を小さくでき、当該スピードスプレーヤ(薬液散布機)1の走行性あるいは操作性を高めることができると共に、当該スピードスプレーヤ1の車輪にかかる負荷(すなわち、車輪圧やタイヤ圧)を均一化することもできる。
また、作業機用電動モータ35及び走行用電動モータ5の両方が薬液タンク20の下側に配備されていることにより、比較的重量の大きな電動モータ35、5が空状態で比較的軽量の薬液タンク20の下側に配置されるため、車高や前後長、重心高さの増加を更に抑えることができる。
更に、作業機用電動モータ35及び走行用電動モータ5の両方とバッテリ7とが平面視で前後方向に異なる位置に配備されていることにより、比較的重量の大きな電動モータ35、5とバッテリ7とが上下方向で並んで配置されることがなくなるため、車高や前後長、重心高さの増加をより一層抑えることができる。
また、バッテリ7が、車体2の前後に設けられた車輪(前輪4a及び後輪4b)に走行用電動モータ5の動力(駆動力)を伝達するプロペラシャフト6dの左右に分割して配備されていることにより、車高や重心高さの増加を効果的に抑えることができるとともに、車体2の左右のバランスを略均等に維持することができる。
[実施形態2]
図7及び図8はそれぞれ、本発明に係る薬液散布機(スピードスプレーヤ)の実施形態2の左側面図及び平面図であり、図9は、図7に示す薬液散布機1Aの薬液タンク20Aを取り外した状態を示す平面図である。
本実施形態2の薬液散布機(スピードスプレーヤ)は、上記した実施形態1の薬液散布機(スピードスプレーヤ)に対し、主に、走行装置の構成と、各構成備品の配置構成とが相違している。なお、以下では、実施形態1と同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態2のスピードスプレーヤ1Aの走行装置3Aは、主に、フロントアクスル(不図示)を介して車体2Aの前部に取り付けられた左右一対の前輪4aA、4aAと、車体2Aの中央部に取り付けられた変速機(ミッション)6cAと、リアアクスル6bAを介して車体2Aの後部に取り付けられた左右一対の後輪4bA、4bAと、変速機6cAから前後方向に延びて当該変速機6cAとフロントアクスル及びリアアクスル6bAとを連動連結するプロペラシャフト(駆動軸)6dAと、から構成されている。変速機6cAは、図8及び図9を参照すればよく理解されるように、当該変速機6cAの後側且つプロペラシャフト6dAの左側に(その動力取出軸を前方に向けて)装備された走行駆動源としての走行用電動モータ(電動機)5Aに連結されており、当該走行用電動モータ5Aの回転駆動力は、変速機6cA、プロペラシャフト6dA、及びリアアクスル6bAを介して後輪4bAに伝達されるとともに、変速機6cA、プロペラシャフト6dA、及びフロントアクスルを介して前輪4aAに伝達される。これにより、当該スピードスプレーヤ1Aは、実施形態1と同様、前輪4aA及び後輪4bAがともに走行用電動モータ5Aからの動力を受けて駆動する四輪駆動とされる。
操縦部10Aと散布装置30Aとの間に設置された薬液タンク20A(のタンク本体21A)は、実施形態1における薬液タンク20(のタンク本体21)よりも車体2Aに対して前後方向で若干短い形状を呈しており、その左側部分の下側に、車体2Aに取り付けられた保持部材を介して略矩形状のバッテリ7Aが配備されている。そして、前記バッテリ7Aよりも内側(の薬液タンク20Aの下側)に前記走行用電動モータ5Aが配備されると共に、薬液タンク20Aの後側の左右方向中央部付近に(その動力取出軸を後方に向けて)作業機用電動モータ35Aが配備されている。
このように、本実施形態2のスピードスプレーヤ1Aによれば、走行用電動モータ5Aが薬液タンク20Aの下側に位置するように配備され、作業機用電動モータ35Aと薬液タンク20Aとが平面視で前後方向に異なる位置に配備されていることにより、比較的大型となり得る作業機用電動モータ(散布装置30Aの散布用ポンプ31A等の補機類や送風機33Aを駆動させるための電動モータ)35Aを適正に配置できるため、車高や前後長、重心高さの増加を効果的に抑えることができる。また、上記した実施形態1に対して、作業機用電動モータ35Aが薬液タンク20Aから露出するように配備されるため、当該作業機用電動モータ35Aのメンテナンス性を高めることもできる。
[実施形態3]
図10及び図11はそれぞれ、本発明に係る薬液散布機(スピードスプレーヤ)の実施形態3の左側面図及び平面図であり、図12は、図10に示す薬液散布機1Bの薬液タンク20Bを取り外した状態を示す平面図である。
本実施形態3の薬液散布機(スピードスプレーヤ)は、上記した実施形態2の薬液散布機(スピードスプレーヤ)に対し、主に、作業機用電動モータが走行用電動モータを兼ねており(以下では、この兼用電動モータを単に電動モータと称する)、その電動モータの動力によって圃場における走行と圃場内の農作物に対する薬液散布作業との両方を行う点が相違している。なお、以下では、実施形態2と同様の構成については同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態3のスピードスプレーヤ1Bの走行装置3Bは、主に、フロントアクスル(不図示)を介して車体2Bの前部に取り付けられた左右一対の前輪4aB、4aBと、車体2Bの中央部に取り付けられた変速機(ミッション)6cBと、リアアクスル6bBを介して車体2Bの後部に取り付けられた左右一対の後輪4bB、4bBと、変速機6cBから前後方向に延びて当該変速機6cBとフロントアクスル及びリアアクスル6bBとを連動連結するプロペラシャフト(駆動軸)6dBと、変速機6cBの後部に直結された油圧式動力伝達装置としてのHST(Hydraulic Static Transmission、静油圧式無段変速機)6eBと、から構成されている。当該HST6eBよりも後方且つ薬液タンク20Bの後側の左右方向中央部付近に配備された走行駆動源と薬液散布駆動源とを兼ねる電動モータ35Bには、その前後に動力取出軸(回転軸)が突設されており、HST6eB(の入力軸)は、プーリ及び該プーリに巻回された伝動ベルト9Bを介して、電動モータ35Bの前方に向けて突設された動力取出軸に連結されており、電動モータ35Bの回転駆動力は、HST6eB、変速機6cB、プロペラシャフト6dB、及びリアアクスル6bBを介して後輪4bBに伝達されるとともに、HST6eB、変速機6cB、プロペラシャフト6dB、及びフロントアクスルを介して前輪4aBに伝達される。これにより、当該スピードスプレーヤ1Bは、実施形態1、2と同様、前輪4aB及び後輪4bBがともに電動モータ35Bからの動力を受けて駆動する四輪駆動とされる。
なお、電動モータ35Bの後方に向けて突設された動力取出軸には、実施形態2と同様、プーリ及び伝動ベルト36B、37Bを介して、当該電動モータ35Bの右側方に配置された散布用ポンプ31B(の入力軸)及び当該電動モータ35Bの後方に配置された送風機33B(のファンのファン軸)が連結されている。
このように、本実施形態3のスピードスプレーヤ1Bによれば、作業機用電動モータ及び走行用電動モータの一方が作業機用電動モータ及び走行用電動モータの他方を兼ねており(図示例では、作業機用電動モータ35Bが走行用電動モータ5Bを兼ねており)、散布装置30B及び走行装置3Bが同一の電動モータ35Bにより駆動されることにより、車体2Bに装備される電動モータや電動モータとバッテリとを接続する接続線の数を削減できるため、当該スピードスプレーヤ(薬液散布機)1Bの部品点数や重量、製造コスト等を格段に抑えることができる。
更に、その場合、電動モータ35Bの動力を油圧を利用して走行装置3Bに伝達する油圧式動力伝達装置としてのHST6eBを更に備えることにより、例えば散布対象の樹木や散布時期等に応じて送風機の回転数を変更して薬液散布作業を行う場合等において電動モータ35Bの回転数を変更しても、走行装置3Bにより駆動される車体2Bの車速を無段階に調整でき、所望の速度を維持できるため、果樹園等の圃場内における薬液散布作業の作業性を向上させることができる。
また、前記電動モータ35Bと薬液タンク20Bとが平面視で前後方向に異なる位置に配備されていることにより、比較的大型となり得る電動モータ35Bを適正に配置できるため、車高や前後長、重心高さの増加を効果的に抑えることができるととともに、当該電動モータ35Bのメンテナンス性を高めることもできる。
なお、上記した実施形態1〜3では、圃場内の不整地面や傾斜地等における走行性を確保すべく、走行装置として、前後左右に設けられた四つの車輪が電動モータの動力を受けて駆動する四輪駆動(すなわち、全輪駆動)方式を採用しているが、当該走行装置は、例えば車輪にかかる負荷(すなわち、車輪圧やタイヤ圧)が略均一になるように配置されていれば、三輪もしくは五輪以上であってもよいし、全輪駆動でなくてもよいことは勿論である。また、上記した実施形態1〜3では、四輪操舵(すなわち、全輪操舵)方式を採用しているが、例えば前輪操舵方式であってもよいことは当然である。また、車輪タイプに代えて、車体の下部に左右一対の走行クローラを張設したクローラタイプであってもよいことは言うまでも無い。
また、上記した実施形態1〜3では、車体の前部に設けられた操縦部として、オープンタイプを採用しているが、例えば、作業者の薬液被爆や樹木の枝との接触を防止するキャビンタイプであってもよいことは勿論である(例えば、特許文献3参照)。
また、上記した実施形態1〜3では、バッテリに蓄えられた電力を効率的に利用するために、バッテリあるいはバッテリを構成する左側バッテリ及び右側バッテリをそれぞれ走行用電動モータ及び作業機用電動モータの双方に連結しているが、例えば、装置構成を簡素化するために、走行用電動モータと作業機用電動モータとを別個のバッテリに連結し、走行装置と散布装置とをそれぞれ別個の駆動源にて駆動させてもよいことは勿論である。
さらに、上記した実施形態1〜3における、散布装置、薬液タンク、走行用電動モータ及び作業機用電動モータ等の電動モータ、バッテリ等の配置構成は一例であって、本発明の概念に逸脱することなく、その配置構成を定義に変更し得ることは言うまでも無い。
1 スピードスプレーヤ(薬液散布機)
2 車体
3 走行装置
4a 前輪(車輪)
4b 後輪(車輪)
5 走行用電動モータ(電動機)
6a フロントアクスル
6b リアアクスル
6c 変速機
6d プロペラシャフト(駆動軸)
7 バッテリ
7a 左側バッテリ
7b 右側バッテリ
8 充電プラグ
10 操縦部
11 運転席
12 ステアリングハンドル
20 薬液タンク
21 タンク本体
22 窪み
23 蓋体
30 散布装置
31 散布用ポンプ
32 散布ノズル
33 送風機
34 カバー
35 作業機用電動モータ(電動機)
36、37 伝動ベルト

Claims (9)

  1. 車体の前部に操縦部が設けられ、前記車体の後部液を散布するための送風機が設けられた散布装置が搭載され、前記車体の前記操縦部と前記散布装置との間の中間部に前記散布装置から散布される薬液を貯留するための薬液タンクが搭載され、前記車体が走行装置により走行自在に支持されるとともに、前記散布装置の駆動源としての作業機用電動機と前記走行装置の駆動源としての走行用電動機とが装備されており、前記走行用電動機により駆動される前記走行装置によって自走可能とされ、前記作業機用電動機により回転駆動される前記送風機から吐出される空気流によって前記薬液タンク内の薬液を自動的に散布するようになっている薬液散布機であって、
    前記作業機用電動機と前記走行用電動機とに電力を供給する一つ又は複数のバッテリは、少なくともその一部が前記薬液タンクの下側に位置するように配備されていることを特徴とする薬液散布機。
  2. 前記バッテリの全体が、前記薬液タンクの下側に位置していることを特徴とする請求項1に記載の薬液散布機。
  3. 前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の少なくとも一方は、前記薬液タンクの下側に位置するように配備されていることを特徴とする請求項1または2に記載の薬液散布機。
  4. 前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の少なくとも一方と前記薬液タンクとは、平面視で異なる位置に配備されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の薬液散布機。
  5. 前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の少なくとも一方と前記バッテリとは、平面視で異なる位置に配備されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の薬液散布機。
  6. 前記作業機用電動機と前記走行用電動機とは、平面視で異なる位置に配備されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の薬液散布機。
  7. 前記走行装置は、前記車体の前後に設けられた車輪と、該車輪に前記走行用電動機の動力を伝達するための前記車体の前後方向に延びる駆動軸とを有し、
    前記バッテリは、少なくとも前記駆動軸の左右に分割して配備されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の薬液散布機。
  8. 前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の一方が前記作業機用電動機及び前記走行用電動機の他方を兼ねており、前記散布装置及び前記走行装置が同一の電動機により駆動されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の薬液散布機。
  9. 前記電動機の動力を油圧を利用して前記走行装置に伝達する油圧式動力伝達装置を更に備えていることを特徴とする請求項8に記載の薬液散布機。
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