JP6460529B2 - クランク軸のレーザ焼入れ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、クランク軸のレーザ焼入れ方法に関し、特にクランクピンにレーザ焼入れを施すレーザ焼入れ方法に関する。
多気筒エンジン等に用いられるクランク軸、例えば4気筒エンジン用クランク軸は、軸部となるジャーナルと4つのクランクピンがカウンタウェイトを介して交互に配置され、クランクピンは回転軸芯に対して偏心した位置にあり、両端の2つのクランクピンの位相は中央側の2つのクランクピンの位相に対して180°ずれている。
この種のクランク軸のクランクピンには、高周波焼入れやレーザ焼入れ等の表面焼入れが施される。
例えば、特許文献1に開示される高周波焼入れ装置は、クランク軸を水平に支持して回転させる手段をもつ焼入れステーションを備え、焼入れステーションでは水平に支持されたクランク軸の4つのクランクピンが、各クランクピンの外面に上方から対向し、かつクランク軸の回転に伴う各クランクピンの旋回運動にそれぞれ追従する加熱コイルによって加熱する。
また、特許文献2のように、レーザビームをクランク軸のクランクピンのフィレット部に照射して焼入する際に、クランク軸に軸方向の引張力を付与し、かつフィレット部のピン裏側面となる内半周部分にレーザビームを照射するときに引張力を増加させ、ピン表側面となる外半周部分に照射するときには引張力を減少するように制御するものが知られている。
特許第3309310号公報 特公平6−19117号公報
特許文献1によると、各クランクピンを加熱コイルにより同時に焼入れすることができる。しかし、加熱コイルが常にクランクピン表面に上方から対向し、クランクピンがほぼ上方からのみ加熱されることから、クランプピンの表面に加熱の不均衡によりクランク軸が変形することが懸念される。
一方、特許文献2によると、クランク軸に軸方向の引張力を付与してクランクピンのフィレット部のみ局部的にレーザビームを照射することで、クランク軸の変形が抑制できる。しかし、クランク軸の変形に伴って順次行われるクランクピンに照射するレーザビームの照射精度が低下して、クランクピンの焼入れ品質の低下を招くことが懸念される。
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、レーザ照射による高精度のクランクピンの焼入れが可能なクランク軸のレーザ焼入れ方法を提供することにある。
前記目的を達成する請求項1に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法は、回転軸芯に対して偏芯した複数のクランクピンがカウンタウェイトを介して交互に配置されたクランク軸を前記回転軸芯廻りに回転させながら、レーザ照射手段により前記各クランクピン表面にレーザ照射して焼入れするクランク軸のレーザ焼入れ方法において、前記回転軸芯を中心に軸対称配置された各クランクピンを1ユニットとし、前記回転軸芯を中心に軸対称となる前記1ユニットの各クランクピンの表面位置を同時にレーザ照射して焼入れすることを特徴とする。
これによると、回転軸芯を中心に軸対称に配置された各クランクピンを1ユニットとし、回転軸芯を中心に軸対称となる各クランクピンの表面位置を同時にレーザ照射して加熱することで、各クランクピンの変形が互い干渉して拘束乃至相殺されて各クランクピンの変形が抑制される。この変形が抑制されることでレーザ照射手段による照射精度が確保され、レーザ照射による高精度のクランクピンの焼入れが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法において、前記1ユニットにおける各クランクピンは、互いに隣接配置されたことを特徴とする。
これによると、レーザ照射により変形するクランクピンが互いに隣接配置されることで、より確実に各クランクピンの変形が互い干渉して拘束乃至相殺されて各クランクピンの変形が抑制される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法において、前記レーザ照射手段によるレーザ照射は、クランクピンの表面に対する照射入射角度を維持するように制御されることを特徴とする。これによると、レーザ照射によるクランクピンの表面に対する入射角度を一定、すなわちレーザ照射初期の状態を維持することで、安定したレーザ照射により焼入れ品質が確保される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法において、前記レーザ照射の始点および終点となるクランクピンの表面位置は、前記各クランクピンのピン表側面にあることを特徴とする。
これによると、クランクピンのピン表側面にレーザ照射の始点および終点を設定することで、仮にレーザ照射の開始始位置と照射終了位置のオーバーラップ部が焼入れ品質として劣る場合でも、カウンタウェイトに連結して高い強度が要求されるピン裏側面が安定した連続する状態でレーザ照射されて、ピン裏側面の強度の低下が抑制される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のクランク軸のレーザ焼入れ法において、前記始点および終点となる表面位置は、各クランクピンのピントップであることを特徴とする。
これによると、回転軸芯から最遠部でカウンタウェイト等への熱伝導等による温度低下が小さいクランクピンのピントップに始点および終点を設定することで、レーザ照射による強度の低下に影響されることなく、安定した焼入れ品質が得られる。
本発明によると、回転軸芯を中心に軸対称配置された各クランクピンを1ユニットとし、回転軸芯を中心に軸対称位置の各クランクピンの表面位置を始点および終点として同時にレーザ照射して加熱することで、レーザ照射中の各クランクピンの変形が互いに抑制される。このクランクピンの変形抑制に伴って回転軸芯に対するクランクピンの位置ずれ乃至芯ずれが抑制されることでレーザ照射手段による照射精度が確保され、レーザ照射による高精度のクランクピンの焼入れが可能になる。
第1実施の形態に係るクランク軸の説明図である レーザビーム照射によるクランク軸の変形要因の説明図である。 レーザビーム照射によるクランク軸の変形要因の説明図である。 レーザビーム照射によるクランク軸の変形要因の説明図である。 クランク軸製造装置の概略説明図である。 クランク軸製造装置の要部説明図である。 レーザ焼入れ工程の概略を示すパターン図である。 レーザ焼入れによるクランク軸の変形を比較する図である。 第2実施の形態に係るクランク軸製造装置の概略説明図である。 レーザ焼入れ工程の概略を示すパターン図である。 V型6気筒エンジン用のクランク軸の斜視図である。 クランク軸製造装置の要部説明図である。 クランクピンの焼入れユニットの相関図である。 クランクピンの焼入れユニットの相関図である。 クランクピンの焼入れユニットの相関図である。
(第1実施の形態)
以下、本発明のクランク軸のレーザ焼入れ方法の第1実施の形態をクランク軸が水平対向4気筒エンジン用のクランク軸を例に、図1乃至図8を参照して説明する。
本実施の形態の説明に先立ち、クランク軸1の概要を図1により説明する。図1はクランク軸1の斜視図である。
クランク軸1は、軸部となる各ジャーナル2と第1〜第4クランクピン3〜6の4つクランクピンが各カウンタウェイト7を介して交互に配置される。回転軸芯Lに対し第1〜第4クランクピン3〜6の中心軸芯L1〜L4が偏心している。両端の2つの第1クランクピン3と第4クランクピン6の位相は中央側の2つの第2クランクピン4と第3クランクピン5の位相に対して周方向に180°ずれている。すなわち、両側の第1クランクピン3、第4クランクピン6と中央側の第2クランクピン4、第3クランクピン5は中心軸芯Lを中心とする軸対称に配置される。
各第1〜第4クランクピン3〜6の表面にはレーザ照射による焼入れが施される。
ここで、レーザ照射により懸念されるクランク軸1の変形要因の例を図2乃至図4を参照して説明する。
例えば、図2(a)に示すように、クランク軸1にレーザ焼入れを施すにあたり、回転するクランク軸1の第2クランクピン4にレーザ照射すると、照射中の温度上昇により第2クランクピン4が加熱される。このときピン表側面となるピントップ4top側の加熱時には(b)に示すように主にピン表側面が熱膨張し、ピン裏側面となるピンボトム4bot側の加熱時には主にピン裏側が熱膨張して(c)に示すようにカウンタウェイト7が開く方向に変形する。レーザ照射後は(d)に示すように第2クランクピン4にはカウンタウェイト7が閉じる方向の変形が残存する。
このように仮に、第2クランクピン4にのみレーザ照射して加熱すると、加熱中にクランク軸1は、図3に示すように第2クランクピン4が、第2クランクピン4の両側のカウンタウェイト7を開くように変形し、かつ第2クランクピン4が回転軸芯L側に位置ずれしてクランク軸1が全長に亘り大きく湾曲変形することが懸念される。
一方、仮に、図4に示すように、中心軸芯Lを中心に軸対称に配置される第1クランクピン3と第2クランクピン4に同時にレーザ照射して加熱すると、第1クランクピン3の両側のカウンタウェイト7が開くような第1クランクピン3の変形と、第2クランクピン4の両側のカウンタウェイト7が開くような第2クランクピン4の変形が互いに干渉して拘束乃至相殺されて第1クランクピン3および第2クランクピン4が回転軸芯Lからの位置ずれ抑制される。
図5にクランク軸1の第1〜第4クランクピン3〜6にレーザ焼入れを施すクランク軸製造装置10の概要を模式的に示す。
クランク軸製造装置10は回転モータM等でクランク軸1をその回転軸芯Lの廻りに回転駆動する回転駆動装置11と、レーザ発振器12と、クランク軸1の各クランクピン3〜6にレーザビームを照射するレーザ照射手段となる第1、第2レーザヘッド13、14と、各レーザヘッド13、14の移動装置15と、これら回転駆動装置11、レーザ発振器12、移動装置15の作動を制御する制御装置(ECU)16とを有する。
第1レーザヘッド13と第2レーザヘッド14は、図6に要部を示すように、回転軸芯Lを中心に軸対称に配置され、隣接するクランクピン、例えば各第1クランクピン3と第2クランクピン4からの離反距離Hを一定に保持し、かつクランクピン表面に対する照射入力角度が一定に維持されるように、第1クランクピン3および第2クランクピン4の旋回と同期してこれら第1クランクピン3、第2クランクピン4と同じ旋回半径Rでかつレーザビーム照射方向が第1クランクピン3の回転軸芯3Lおよび第2クランクピン4の回転軸芯4L方向となるように旋回移動する。
このように構成されるクランク軸製造装置10によるクランク軸1の各クランクピン3〜6のレーザ焼入れは、回転軸芯Lを中心に軸対称位置でかつ隣接する第1クランクピン3と第2クランクピン4を1ユニットにとし、第3クランクピン5と第4クランクピン6を1ユニットとして、それぞれ第1レーザヘッド13および第2レーザヘッド14からレーザ照射することで行われる。このレーザ照射は、回転軸芯Lを中心に軸対称位置となる各同じユニットのクランク軸表面位置、例えば回転軸芯Lから最遠部でカウンタウェイト7等への熱伝導等による温度低下が小さいクランクピンのピントップ位置を始点及び終点とする。なお、レーザビーム13b、14bは各クランクピン3〜6の全幅に相当する照射幅を有する。
このように構成されたクランク軸製造装置10によるクランク軸1のレーザ焼入れ工程を図7に示すパターン図を参照して説明する。
回転駆動装置11に装着されたクランク軸1をその回転軸芯Lを中心に回転駆動するとともに、第1レーザヘッド13が第1クランクピン3と対向し、同様に第2レーザヘッド14が第2クランクピン4に対向する作動位置に移動する。
そして、図7(a)に示すように、回転するクランク軸1の第1クランクピン3のレーザ焼入れ開始位置、すなわち始点となるピントップ3topが第1レーザヘッド13と対向する回転位置で第1レーザヘッド13からそのピントップ3topへ向けてレーザビーム13bの照射を開始する。これと同時に第2クランクピン4の始点となるピントップ4topが第2レーザヘッド14と対向する回転位置で第2レーザヘッド14からピントップ4topへ向けてレーザ照射を開始する。すなわち、回転軸芯Lを中心に軸対称となる第1クランクピン3及び第2クランプピン4の表面位置を始点としてレーザ照射される。
さらに、クランク軸1が図7(b)および(c)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド13が旋回移動して平行移動するレーザビーム13bにより第1クランクピン3のピントップ3topからピン表側面3aを連続してレーザ照射する。これと同時に第2レーザヘッド14が旋回移動して平行移動するレーザビーム14bにより第2クランクピン4のピントップ4topからピン表側面4aを連続してレーザ照射する。
さらに、引き続きクランク軸1が図7(d)および(e)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド13が旋回移動してレーザビーム13bにより第1クランクピン3のピン裏側面3bをピンボトム3botに向かって連続照射する。これと同時に第2レーザヘッド14が旋回移動して平行移動するレーザビーム14bに第2クランクピン4のピン裏側面4bをピンボトム4botに向かって連続照射する。
さらに、クランク軸1が図7(f)および(g)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド13が旋回移動して平行移動するレーザビーム13bを第1クランクピン3のピンボトム3botからピン裏側面3cを連続照射する。これと同時に第2レーザヘッド14が旋回移動して平行移動するレーザビーム14bを第2クランクピン4のピンボトム4botからピン裏側面4cを連続照射する。
この第1クランクピン3のピン裏側面3b、3cのレーザ照射と第2クランクピン4のピン裏側面4b、4cのレーザ照射を、回転軸芯Lを中心に軸対称となるように維持しつつ同時に行うことで、第1クランクピン3の両側のカウンタウェイト7が開くような第1クランクピン3の変形と、第2クランクピン4の両側のカウンタウェイト7が開くような第2クランクピン4の変形が互い干渉して拘束乃至相殺されて第1クランクピン3および第2クランクピン4の変形が抑制されて、第1クランクピン3および第2クランクピン4の位置ずれ乃至芯ずれが抑制される。この第1クランクピン3および第2クランクピン4の位置ずれ乃至芯ずれが抑制されることで、第1レーザヘッド13、第2レーザヘッド14から第1クランクピン3、第2クランクピン4の照射位置までの照射距離およびレーザ照射入力角度が一定に維持され、初期の照射距離および照射入力角度が高精度で維持される。
さらに、引き続きクランク軸1が図7(h)および(a)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド13が旋回移動して平行移動するレーザビーム13bが第1クランクピン3のピン表側面3dからピントップ3topに向かって連続照射し、第1クランクピン3のピントップ3topをレーザ照射した後に第1レーザヘッド13からレーザ照射を停止する。これと同時に、第2レーザヘッド14が旋回移動して平行移動するレーザビーム14bを第4クランクピン4のピン表側面4cをピントップ4topに向かって連続照射し、終点となる第2クランクピン4のピントップ4topを照射した後に第2レーザヘッド14からレーザ照射を停止する。
このように回転軸芯Lを中心に軸対称に配置されて隣接する第1クランクピン3および第2クランクピン4を1ユニットとし、回転軸芯Lを中心に軸対称となる第1クランクピン3の表面位置及び第2クランプピン4の各表面位置をそれぞれ始点および終点として同時にレーザ照射することで、レーザ照射による変形が互いに拘束乃至相殺されて第1クランクピン3および第2クランクピン4の位置ずれ乃至芯ずれ等が抑制され、第1レーザヘッド13、第2レーザヘッド14から第1クランクピン3、第2クランクピン4の照射位置までの照射距離およびレーザ照射入力角度が一定となり、高精度のレーザ焼入れが確保できる。
また、第1クランクピン3、第2クランクピン4の表側面のピントップ3top、4topをレーザ照射の始点および終点とすることで、仮にレーザ照射の開始位置と照射終了位置のオーバーラップ部が焼入れ品質として劣る場合でもカウンタウェイト7と連続して強度が要求されるピン裏側面には連続する安定したレーザ照射が確保されて高強度が確保できる。
なお、レーザ照射の始点および終点はピントップの位置に限定されることなく、第1クランクピン3および第2クランクピン4における回転軸芯Lを中心とする軸対称位置に任意位置に設定することができる。この場合、比較的要求強度が低く強度に余裕がある回転軸芯Lとクランクピンの中心軸芯を結ぶ線を中心に外側90°(両側にそれぞれ45°)の範囲内に設定することが好ましい。
しかる後、他方のユニットの第3クランクピン5および第4クランクピン6をレーザ焼入れするために、第1レーザヘッド13とレーザ焼入れを施す第4クランクピン6に対向する位置に移動するとともに第2レーザヘッド14が第3クランクピン5に対向する位置に移動し、上記と同様に第3クランクピン5および第4クランクピン6にレーザ焼入れを施す。
なお、図8に、上記実施の形態と同様に、第1クランクピン3と第2クランクピン4にレーザ焼入れを施したクランク軸1A、クランク軸1の第2クランクピン4にのみレーザ焼入れを施したクランク軸1B、同位相の第2クランクピン4と第3クランクピン5にレーザ焼入れを施したクランク軸1Cの各回転軸芯Lのずれ量を示す。図8において横軸はクランク軸の長手方向の位置を示し、1P、2P、3Pおよび4Pはそれぞれ第1クランクピン3、第2クランクピン4、第3クランクピン5および第4クランクピン6の軸方向の位置を示す。縦軸は回転軸芯Lの位置ずれ量を示す。
(第2実施の形態)
第2実施の形態を図9および図10を参照して説明する。なお、第1実施の形態と対応する部位には同一符号を付することで該部の詳細な説明は省略する。
本実施の形態におけるクランク軸製造装置は、上記第1実施の形態と同様に回転駆動装置11、第1、第2レーザヘッド23、24、移動装置15および制御装置16を有する。
第1レーザヘッド23,第2レーザヘッド24は、図9に示すように、回転軸芯Lを中心に軸対称に配置される。第1レーザヘッド23は、回転されるクランク軸1の第1クランクピン3へのレーザ照射入力角度が一定になるように、例えばレーザ発射角度を第2クランクピン4の中心軸芯L2の方向となるように制御する。同様に第2レーザヘッド24は回転駆動されるクランク軸1の第2クランクピン4へのレーザ照射入力角度が一定になるように、レーザ発射角度を第2クランクピン4の中心軸芯L2の方向となるように制御する。これら第1レーザヘッド23および第2レーザヘッド24からのレーザビーム23b、24bは照射位置となる第1クランクピン3および第2クランクピン4までの距離に応じてレーザ強度(出力・ビームサイズ)を調整する。
このように構成されたクランク軸製造装置によるクランク軸1のレーザ焼入れ工程を図10に示すパターン図を参照して説明する。
回転駆動装置11に装着されたクランク軸1をその回転軸芯Lを中心に回転駆動するとともに、第1レーザヘッド23を第1クランクピン3に対向し、同様に第2レーザヘッド24を第2クランクピン4と対向する作動位置に移動する。
そして、図10(a)に示すように、回転軸芯Lを中心として軸対称位置の第1クランクピン3および第2クランクピン4を1ユニットとし、回転するクランク軸1の第1クランクピン3のレーザ照射の始点となるピントップ3topが第1レーザヘッド23と対向する回転位置で第1レーザヘッド23のレーザ発射角度を第1クランクピン3の中心軸芯3L方向に制御し、第1クランクピン3のピントップ3topへのレーザ照射を開始する。これと同時に、第2レーザヘッド24のレーザ発射角度を第2クランクピン4の中心軸芯4L方向に制御し、第2クランクピン4のピントップ4topへのレーザ照射を開始する。
さらに、クランク軸1が図10(b)および(c)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド23の照射角度を移動する第1クランクピン3の中心軸芯3Lに追従するように制御しつつ第1クランクピン3のピントップ3topからピン表側面3aを連続照射する。これと同時に第2レーザヘッド24の照射角度を移動する第2クランクピン4の中心軸芯4Lに追従するように制御しつつ第2クランクピン4のピントップ4topからピン表側面4aを連続照射する。このときの第1レーザヘッド23および第2レーザヘッド24からのレーザ強度を照射距離の増加に伴って照射熱量が一定になるようにする。
この回転軸芯Lを中心に軸対称に配置される第1クランクピン3のピン表側面3aのレーザ照射と第2クランクピン4のピン表側面4aのレーザ照射を、回転軸芯Lを中心に軸対称となるように維持しつつ同時に行うことで、第1クランクピン3の変形と、第2クランクピン4の変形が互いに干渉して拘束乃至相殺されて、第1クランクピン3および第2クランクピン4の回転軸芯Lからの位置ずれ乃至芯ずれが抑制される。これにより第1レーザヘッド23、第2レーザヘッド24から第1クランクピン3、第2クランクピン4へのレーザ照射入力角度が一定に維持される。
さらに、引き続きクランク軸1が図10(d)および(e)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って、第1レーザヘッド23の照射角度を移動する第1クランクピン3の中心軸芯3Lに追従するように制御しつつレーザビーム23bにより第1クランクピン3のピン裏側面3bをピンボトム3botに向かって連続照射する。これと同時に、第2レーザヘッド24のレーザ照射角度を移動する第2クランクピン4の中心軸芯4Lに追従するように制御しつつレーザビーム24bにより第2クランクピン4のピン裏側面4bをピンボトム4botに向かって連続照射する。このときの第1レーザヘッド23および第2レーザヘッド24のレーザ強度を照射距離の増加に伴って照射熱量が一定になるようにする。
引き続き、クランク軸1が図10(f)および(g)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド23のレーザ照射角度を移動する第1クランクピン3の中心軸芯3Lに追従するように制御しつつレーザビーム23bによりピン裏側面3cを連続照射する。これと同時に、第2レーザヘッド24のレーザ照射角度を移動する第2クランクピン4の中心軸芯4Lに追従するように制御しつつレーザビーム24bにより第2クランクピン4のピン裏側面4cを連続照射する。このときの第1レーザヘッド23および第2レーザヘッド24のレーザ強度を照射距離の減少に伴って照射熱量が一定になるようにする。
この第1クランクピン3のピン裏側面3b、3cのレーザ照射と第2クランクピン4のピン裏側面4b、4cのレーザ照射を、回転軸芯Lを中心に軸対称となるように維持しつつ同時に行うことで、第1クランクピン3の変形と、第2クランクピン4の変形が互い干渉して相殺されて第1クランクピン3および第2クランクピン4の芯ずれが抑制される。これにより、第1レーザヘッド23、第2レーザヘッド24から第1クランクピン3、第2クランクピン4へのレーザ照射入力角度が一定に維持される。
さらに、引き続きクランク軸1が図10(h)および(a)のように回転軸芯Lの廻りを回転するに従って第1レーザヘッド23のレーザ照射角度を移動する第1クランクピン3の中心軸芯3Lに追従するように制御しつつレーザビーム23bにより第1クランクピン3のピン表側面3dをピントップ3topに向かって連続照射し、第1クランクピン3のピントップ3topをレーザ照射した後に第1レーザヘッド23からレーザ照射を停止する。これと同時に、第2レーザヘッド24の照射角度を移動する第2クランクピン4の中心軸芯4Lに追従するように制御しつつレーザビーム24bにより第2クランクピン4のピン裏側面4cに連続してピン表側面4dをピントップ4topに向かって連続照射し、レーザ照射終了位置となり第2クランクピン4のピントップ4topを照射した後に第2レーザヘッド24からレーザ照射を停止する。
この回転する第1クランクピン3のピン表側面3dのレーザ照射と第2クランクピン4のピン表側面4dのレーザ照射を、回転軸芯Lを中心に軸対称となるように維持しつつ同時に行うことで、第1クランクピン3の変形と、第2クランクピン4の変形が互い干渉して拘束乃至相殺されて第1クランクピン3および第2クランクピン4の位置ずれ乃至芯ずれが抑制される。この第1クランクピン3および第2クランクピン4の位置ずれ乃至芯ずれが抑制されることで、レーザ照射入力角度が一定に維持される。
このように回転軸芯Lを中心に軸対称に配置されて隣接する第1クランクピン3および第2クランクピン4を1ユニットとし、回転軸芯Lを中心に軸対称となる第1クランクピン3の表面位置と第2クランプピン4の表面位置を始点および終点として回転軸芯Lを中心に軸対称となるように維持しつつ同時にレーザ照射することで、レーザ照射による変形が互いに拘束乃至相殺されて第1クランクピン3および第2クランクピン4の位置ずれ乃至芯ずれ等が抑制され、第1レーザヘッド23、第2レーザヘッド24から第1クランクピン3、第2クランクピン4の照射入力角度が一定になり、高精度のレーザ焼入れが確保できる。
また、第1クランクピン3、第2クランクピン4の表側面のピントップ3top、4topをレーザ照射の始点および終点とすることで、仮にレーザ照射の開始位置と照射終了位置のオーバーラップ部が焼入れ品質として劣るに場合でもカウンタウェイトと連続して強度が要求されるピン裏側面に連続するレーザ照射が確保されて安定した均一なレーザ焼入れが施される。
なお、レーザ照射の始点および終点はピントップの位置に限定されることなく、第1クランクピン3および第2クランクピン4における回転軸芯Lを中心とする軸対称位置に任意位置に設定することができる。
しかる後、他方のユニットの第3クランクピン5と第4クランクピン6にレーザ焼入れを施すために、レーザヘッド23とレーザ焼入れを施す第4クランクピン6に対向する位置に移動するとともに第2レーザヘッド24を第3クランクピン5に対向する位置に移動し、上記と同様に第3クランクピン5および第4クランクピン6にレーザ焼入れを施す。
なお、上記実施の形態では、水平対向4気筒エンジン用のクランク軸1のクランクピンをレーザ焼入れする例を説明したが、他のクランク軸のクランクピンを同等にレーザ焼入れことができる。
その一例としてV型6気筒エンジン用クランク軸を例に図11および図12を参照して説明する。図11はV型6気筒エンジン用のクランク軸の斜視図であり、図12はクランク軸製造装置の概略説明図である。
クランク軸31は、軸部となる各ジャーナル32と第1〜第6クランクピン33〜38の6つクランクピンが各カウンタウェイト39を介して交互に配置され、回転軸芯Lに対し各クランクピン33〜38の中心軸芯が偏心している。各隣接する第1クランクピン33と第2クランクピン34、第3クランクピン35と第4クランクピン36、第5クランクピン37と第6クランクピン38はそれぞれ60°の位相を有している。また、第1クランクピン33と第3クランクピン35と第5クランクピン37はそれぞれ120°の位相を有し、第2クランクピン34と第4クランクピン36と第6クランクピン38はそれぞれ120°の位相を有する。すなわち、回転軸芯Lを中心に第1クランクピン33と第3クランクピン35と第5クランクピン37、および第2クランクピン34と第4クランクピン36と第6クランクピン38は軸対称に配置される。
この回転軸芯1を中心に軸対称位置の第1クランクピン33、第3クランクピン35、第5クランクピン37の3つにクランクピンを1ユニットとし、第2クランクピン34、第4クランクピン36、第6クランクピン38を1ユニットとして、各ユニットをそれぞれ同時に照射焼入れされる。
一方、クランク軸製造装置は、図12に概要を示すように、回転駆動装置により回転駆動される回転駆動されるクランク軸31の回転軸芯Lの中心に周方向に等間隔で第1〜第3レーザヘッド41、42、43が配置される。すなわち、回転軸心Lを中心に第1クランクピン33と第3クランクピン35と第5クランクピン37の位相と同位相の120°に配置される。これら第1レーザヘッド41、第2レーザヘッド42、第3レーザヘッド43は、第1実施に形態或いは第2実施の形態と同様の構成を有し、それぞれクランク軸31の回転に伴い移動しつクランクピンに追従してレーザビーム41b、42b、43bが照射可能に構成される。
回転駆動装置によって回転するクランク軸31の第1クランクピン33のピントップ33top、第3クランク35のピントップ35top、第5クランクピン37のピントップ37topがそれぞれ第1レーザヘッド41、第2レーザヘッド42、第3レーザヘッド43と対向位置で、それぞれ第1レーザヘッド41、第2レーザヘッド42、第3レーザヘッド43からそれぞれ各クランクピントップ33top、35top、37topへレーザビーム41b、42b、43bを始点とし照射を開始する。さらにクランク軸31の回転に従って各クランクピンのピン表側面およびピン裏側面をレーザ照射し、ピントップ33top、35top、37topで照射を終了することで第1クランクピン33、第3クランクピン35、第5クランクピン37をレーザ焼入れする。
このレーザ焼入れにおいて、回転軸芯Lを中心に軸対称位置に配置され各第1クランクピン33、第3クランクピン35、第5クランクピン37に対して回転軸芯Lを中心に軸対称となるように維持しつつ同時にレーザ照射することで、第1クランクピン33,第3クランクピン35および第5クランクピン37の加熱による変形が互いに相殺されてクランク軸31の変形が抑制され、各第1クランクピン33、第3クランクピン35、第5クランクピン37の位置ずれの発生が抑制される。これら第1クランクピン33、第3クランクピン35、第5クランクピン37のレーザ焼入れに続いて、同様に回転駆動されるクランク軸31の第2クランクピン34、第4クランクピン36,第6クランクピン38にそれぞれ第1レーザヘッド41、第2レーザヘッド42、第3レーザヘッド43にレーザ照射により焼入れする。
各種のクランク軸にレーザ焼入れを施す際に、互いのクランクピンの変形が相殺されて変形が抑制されるクランクピンの焼入れ組み合わせ、すなわちユニットとの相関を図13、図14、図15に示す。なお、各図において♯1、♯2、♯3・・、および1、2、3・・・はそれぞれ第1クランクピン、第2クランクピン、第3クランクピン・・・を示す。
図において、No.1は、水平対向4気筒エンジン用のクランク軸であって、180°の位相を有し隣接する第1クランクピン♯1と第2クランクピン♯2を1ユニットとして同時に焼入れし、第3クランクピン♯3と第4クランクピン♯4を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.2は、水平対向6気筒エンジン用のクランク軸であって、180°の位相を有し隣接する 第1クランクピン♯1と第2クランクピン♯2、第3クランクピン♯3と第4クランクピン♯4、第5クランクピン♯5と第6クランクピン♯6をそれぞれ1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.3は直列3気筒エンジン用のクランク軸であって、互いに120°の位相を有して隣接する第1クランクピン♯1、第2クランクピン♯2、第3クランクピン♯3を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.4は、直列4気筒エンジン用のクランク軸であって、180°の位相を有し隣接する第1クランクピン♯1と第2クランクピン♯2、第3クランクピン♯3と第4クランクピン♯4をそれぞれ1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.5は、直列6気筒エンジン用のクランク軸であって、120°の位相を有し隣接する第1クランクピン♯1、第2クランクピン♯2、第3クランクピン♯3を1ユニットとして同時に焼入れし、第4クランクピン♯4、第5クランクピン♯5、第6クランクピン♯6を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.6はV型6気筒エンジン用のクランク軸でバンク角が60°の場合であって、180°の位相を有する第1クランクピン♯1と第6クランクピン♯6、第2クランクピン♯2と第3クランクピン♯3、第4クランクピン♯4と第5クランクピン♯5をそれぞれ1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.7はV型6気筒エンジン用のクランク軸でバンク角が60°より小さい場合であって、バンク角が30°より小さいときには180°の位相を有する第1クランクピン♯1と第6クランクピン♯6を1ユニットとし、第2クランクピン♯2と第3クランクピン♯3を1ユニットとし、第4クランクピン♯4と第5クランクピン♯5を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。また、バンク角が30°以上のときは第1クランクピン♯1、第3クランクピン♯3、第5クランクピン♯5を1ユニットとして同時に焼入れし、第2クランクピン♯2、第4クランクピン♯4、第6クランクピン♯6を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.8はV型8気筒シングルプレーンエンジン用のクランク軸であって、第1クランクピン♯1、第2クランクピン♯2と第3クランクピン♯3、第4クランクピン♯4を1ユニットとして同時に焼入れし、第5クランクピン♯5、第6クランクピン♯6と第7クランクピン♯7、第8クランクピン♯8を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
No.9はV型8気筒クロスプレーンエンジン用のクランク軸であって、第1クランクピン♯1、第2クランクピン♯2と第7クランクピン♯7、第8クランクピン♯8を1ユニットとして同時に焼入れし、第3クランクピン♯3、第4クランクピン♯4と第5クランクピン♯5、第6クランクピン♯6を1ユニットとして同時に焼入れすることが好ましい。
L 回転軸芯
L1〜L4 中心軸芯
1、31 クランク軸
2、32 ジャーナル
3〜6、33〜38 クランクピン
7、39 カウンタウェイト
3top〜4top ピントップ
10 クランク軸製造装置
13、14、23、24、41、42、43 レーザヘッド
13b、14b、23b、24b、41b、42b、43b レーザビーム

Claims (5)

  1. 回転軸芯に対して偏芯した複数のクランクピンがカウンタウェイトを介して交互に配置されたクランク軸を前記回転軸芯廻りに回転させながら、レーザ照射手段により前記各クランクピン表面にレーザ照射して焼入れするクランク軸のレーザ焼入れ方法において、
    前記回転軸芯を中心に軸対称配置された各クランクピンを1ユニットとし、前記回転軸芯を中心に軸対称となる前記1ユニットの各クランクピンの表面位置を同時にレーザ照射して焼入れすることを特徴とするクランク軸のレーザ焼入れ方法。
  2. 前記1ユニットにおける各クランクピンは、互いに隣接配置されたことを特徴とする請求項1に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法。
  3. 前記レーザ照射手段によるレーザ照射は、クランクピンの表面に対するレーザ照射入射角度を一定に維持するように制御されることを特徴とする請求項1または2に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法。
  4. 前記レーザ照射の始点および終点となるクランクピン表面位置は、前記クランクピンのピン表側面であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のクランク軸のレーザ焼入れ方法。
  5. 前記始点および終点となる表面位置は、前記各クランクピンのピントップであることを特徴とする請求項4に記載のクランク軸のレーザ焼入れ法。
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